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トップ営業の気くばり 「あなたから買いたい」と言われる47の秘訣
初心者ベストセラー営業

【要約・書評】『トップ営業の気くばり 「あなたから買いたい」と言われる47の秘訣』の評判・おすすめポイント

伊庭正康|明日香出版社|2024-05-16|224ページ

4.0
(4件)

この本を一言で言うと

元リクルート全国トップ営業の著者が47の「気くばり」を解説——テクニックより人柄で選ばれる営業スタイルを確立する

この本の概要

著者の伊庭正康氏はリクルートグループで法人営業に従事し、プレイヤー部門・マネージャー部門の両部門で全国トップ表彰を何度も受けた実績を持つ。現在は研修会社を設立して年間200超のセッションを行うプロの営業コーチとして活躍している。 本書のテーマは「気くばり」だ。スキルやノウハウではなく、お客様の期待を超える一歩先の配慮こそがトップ営業を他者と差別化する要因だという主張のもと、47の具体的な行動習慣を紹介している。「信頼される力」「心をつかむ力」「売れる力」「愛される力」「頼られる力」の5つの力に分類された構成は、自分の弱点を診断してから読み始められる仕掛けになっている。 本書の独自性は、成約率やクロージング技術ではなく、長期的な関係構築とファン化に焦点を当てている点にある。「あなたから買いたい」と言われるためには、商品の良さを伝えるより先に人間として信頼されることが必要だという考え方が一貫して貫かれている。 2024年5月出版と比較的新しく、現代の営業環境(オンライン商談の普及、SNSでの情報収集が当たり前になった顧客心理など)を踏まえた内容になっている。すぐ実践できる行動変容の提案が47個並んでいるため、気になった項目から試せる使い方もできる。

数字は取れるのになぜか「また会いたい」と思われない理由がわかった

なんか、売れてるんだけど手ごたえがない。そんな感覚がずっとあった。月の数字は達成している。でも商談が終わると、なんか空虚というか。お客様に「また来てほしい」と思われているか自信がない。そういうタイミングでこの本を手に取った。 著者の伊庭さんはリクルート時代にプレイヤーとマネージャーの両部門で全国トップになった人で、その後研修会社を立ち上げて年間200回以上セッションをこなしているというキャリア。この人が「気くばり」の話を書くというのが面白い。テクニック系の本を書かずに、なぜ気くばりなのかというところから読み始めた。 本書の冒頭に「営業としての気がきく度チェック」という診断があって、5つの力(信頼される力・心をつかむ力・売れる力・愛される力・頼られる力)に分類されて自分の弱点がわかる。読み始める前に自分がどこが弱いかわかるので、全部読まなくても必要な章から読める。これは親切な設計だと思った。 「愛される力」の章が特に刺さった。お客様の期待に応えるだけでなく、「もっとこうしてほしいな」を先読みしてプラスαの提案をすること。「こうしてみたらいかがですか?」という一言が、スキルの差ではなく気くばりの差から生まれているという話は、読んで以来ずっと頭に残っている。 47という数が多く感じるかもしれないけど、1つ1つの話が短くコンパクトにまとまっていて、すらすら読める。「明日から試せる」感が強い本で、読んだ翌日の商談から何か変えてみようという気になった。 テクニックで売りたい人には物足りないかもしれない。でも「選ばれ続ける営業」を目指している人には、腑に落ちる内容が多いと思う。

営業歴5年、数字はそこそこ出るが「次の商談もあなたにお願いしたい」と言われたことがない営業担当

この本で学べること

「気がきく度」自己診断から始められる実践設計

冒頭の診断で5つの力(信頼・心理・売れる・愛される・頼られる)のどれが弱いかを把握し、自分に必要な章から優先的に読める構成。全部読まなくても即実践できる。

「期待を超える」気くばりがリピートを生む

お客様の「もっとこうしてほしいな」を先読みし、プラスαの提案や配慮を示すことで「あなたから買いたい」という感情が生まれるメカニズムを47の行動で解説している。

全国トップ営業の実体験に基づく47の行動習慣

リクルートで全国1位を複数回達成した著者の実体験から抽出された習慣集。抽象論ではなく、明日の商談から試せる具体的なアクションに落とし込まれている。

長期的なファン化を目指す関係構築型営業

単発の成約ではなく、「また会いたい」「あなたに頼みたい」と言ってもらえる関係を構築することで、紹介や継続購入が生まれる持続的な営業スタイルを提唱。

本の目次

  1. 1はじめに 営業としての気がきく度チェック
  2. 2第1章 信頼される力 ――「この人なら安心」と思わせる気くばり
  3. 3第2章 心をつかむ力 ――「話してよかった」と思わせる気くばり
  4. 4第3章 売れる力 ――「お願いしたい」と思わせる気くばり
  5. 5第4章 愛される力 ――「また会いたい」と思わせる気くばり
  6. 6第5章 頼られる力 ――「あなたに任せたい」と思わせる気くばり

良い点・気になる点

良い点

  • 元全国トップ営業が実体験から抽出した47の行動習慣で即実践できる
  • 冒頭の自己診断で自分の弱点を把握してから読み始められる便利な設計
  • スキルではなく人間関係・信頼構築にフォーカスした差別化視点
  • 1項目が短くコンパクトにまとまっており、隙間時間に読める

気になる点

  • クロージング技術や提案書の書き方など、即効的なテクニックを求める人には物足りない
  • 気くばりの具体例が感覚的な部分もあり、体系的に整理されているとは言いにくい

みんなの評判・口コミ

ゆうと

EC企業マーケター

4.5

「すぐ実践できます」という評判通りで、読んだ翌日から小さな行動変容を試せた。冒頭の診断がよくできていて、自分が「愛される力」が弱いとわかり、その章を集中して読んだ。全国トップ経験者が書いているので説得力がある。

けんじ

Web担当者

4.5

営業で数字を追うことに疲れていたとき読んだ本。「選ばれ続ける人になれ」というメッセージが刺さった。伊庭さんの本は他にも読んでいるが、今回は気くばりという切り口が新鮮。初心者だけでなくベテランにも振り返りになる内容。

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ao

フリーランスデザイナー

3.5

内容は読みやすくてよかった。ただ、47項目の気くばりの一部は「当たり前では?」と思うものもあった。営業経験が長い人には既知の内容が多いかもしれない。入門〜中級者が基礎を再確認するのに向いている一冊。

こーた

マーケター

4.0

新人研修用に複数冊購入した。「気がきく度チェック」があることで、新人自身が何を重点的に学ぶべきかを主体的に考えられる設計が気に入っている。1項目が短いので繰り返し読める。

著者について

こんな人におすすめ

数字はそこそこだが「また会いたい」と思われない営業担当

成約は取れているが、リピートや紹介が生まれない人が関係構築型の営業スタイルに転換するヒントが得られる

営業をスタートする新人・若手

テクニック以前の「人として信頼される基本行動」を47の具体的な行動習慣で学べるため、営業キャリアの土台作りに最適

部下の育成に悩む営業マネージャー

「気がきく度チェック」を活用して部下の弱点を把握し、個別指導のテキストとして使いやすい構成になっている

お客様に「選ばれ続ける」ことを目指す営業職

競合との価格競争を避け、人間関係の力でファンを作りたい人に。長期的なキャリア構築の視点で読める

よくある質問

Q. 『トップ営業の気くばり』はどんな営業レベルの人に向いていますか?
A. 営業未経験者から中堅までの幅広い人に向いています。冒頭の診断で自分の弱点がわかる仕組みなので、経験に関わらず自分に必要な部分から読み始められます。
Q. 『トップ営業の気くばり』で学べることは何ですか?
A. お客様の期待を超える「気くばり」47項目を学べます。信頼関係の構築、心をつかむコミュニケーション、長期的なファン化につながる行動習慣が具体的に解説されています。
Q. 著者の伊庭正康はどんな人ですか?
A. リクルートグループで法人営業に従事し、プレイヤー・マネージャー両部門で全国トップ表彰を複数回受けた後、研修会社を設立。年間200超のセッションを行うプロの営業コーチです。
Q. 『トップ営業の気くばり』はクロージングや提案書作成の技術も学べますか?
A. 本書のフォーカスは関係構築・信頼獲得・ファン化であり、クロージング技術や提案書の書き方といったテクニック系の内容は扱っていません。そのような即効性のあるスキルを求める場合は他書との組み合わせが効果的です。
Q. 47の気くばりすべてを一度に実践する必要がありますか?
A. その必要はありません。冒頭の診断で自分の弱点を把握し、まず2〜3項目を選んで試すことが著者も推奨しているアプローチです。
Q. BtoB営業とBtoC営業どちらに向いていますか?
A. 基本的にはどちらの営業にも応用できる内容です。「人として信頼される」という普遍的なテーマを扱っているため、業種・業態を問わず活用できます。

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