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サイコロジーセールス最強の営業心理学
中級者営業

【要約・書評】『サイコロジーセールス最強の営業心理学』の評判・おすすめポイント

大谷侑暉|フォレスト出版|2023-04-20|240ページ

4.0
(4件)

この本を一言で言うと

科学的な心理法則36個を営業プロセスに当てはめて解説——成約率を確実に引き上げる実践的メソッドを体系化した一冊

この本の概要

本書は、セールスコンサルタントでありセールスYouTuberでもある大谷侑暉氏が、社会心理学・認知心理学・行動心理学を営業実務に直接応用した実践書だ。ラポール獲得、ヒアリング、プレゼンテーション、クロージングという営業の4大プロセスに沿って、合計36の心理法則と具体的な使い方を解説している。 これまでの「心理×営業本」の多くは、営業現場を知らない研究者が書いたもので、「面白いが使えない」という評価が多かった。本書はその逆で、トップ営業としての実戦経験と心理学の理論を組み合わせることで、各テクニックが本当に機能するメカニズムまで丁寧に解説している点が大きな差別化ポイントだ。 「影響力の武器」で知られるチャルディーニの研究など、信頼性の高い心理学的エビデンスを基盤にしながら、具体的なセリフ例や状況別の使い分けも豊富に掲載。読んだその日から実践できる形に落とし込まれている。 序章で営業の本質を押さえた上で、第1章では6大心理法則を概観し、第2〜5章で各営業フェーズごとの心理テクニックを展開していく構成は、営業経験の浅い人でも自分の現在地を把握しながら読み進められる工夫がされている。

「なぜか売れる人」の正体がやっとわかった

正直、最初は半信半疑だった。「心理学で売れるようになる」って、なんかうさんくさいじゃないですか。でもこの本、ページをめくるたびに「あ、あの先輩がやってたのはこれか」という発見が続いて、結局一気に読み切ってしまった。 著者の大谷さんはセールスYouTuberとしても有名で、チャンネルは登録者数十万人規模。そのノウハウを体系的に書籍化したのがこの本というわけだ。だから動画で断片的に見ていた話が、ラポール→ヒアリング→プレゼン→クロージングという流れに整理されていて、全体像がつかみやすい。 特に刺さったのが「ヒアリングの心理法則」の章。多くの営業本は「質問しろ」と言うだけで終わるけど、この本は「なぜその質問が相手の心を開くのか」という心理学的な根拠まで解説してくれる。バックトラッキング(おうむ返し)の効果がこれだけ科学的に説明されると、実践する気になる。 「影響力の武器」のチャルディーニが提唱した返報性・社会的証明・希少性などの原則も、「理論はわかってるけど実際どう使うの?」という疑問に正面から答えてくれる。具体的なセリフ例があるのがありがたくて、商談前に読み返せる使い方もできる。 デメリットを言うとすれば、BtoB法人営業よりは個人への提案型営業を念頭に置いた内容が多い印象。それと、心理テクニックを使い方によっては「操作感」を相手に与えてしまうリスクについての言及が薄い。倫理観を持って使う必要があるのは前提として認識しておきたい。 3年目で「なんとなく売れてるけど理由がわからない」という状態から抜け出したい人には、一度読む価値がある。自分の営業スタイルを言語化・再構築するきっかけになると思う。

営業歴3年目で伸び悩み、数字は平均的だが突き抜けられない中堅営業マン

この本で学べること

4つの営業フェーズ×心理法則の体系化

ラポール獲得・ヒアリング・プレゼン・クロージングの各フェーズに対応した心理法則を合計36個提供。どの段階でどのテクニックを使うべきかが明確にわかる構成になっている。

科学的エビデンスに基づく実践手法

チャルディーニの「影響力の武器」をはじめとする信頼性の高い心理学研究を基盤にしており、「なんとなく効く気がする」ではなく「なぜ効くのか」の根拠が示されている。

営業経験者が書いた「使えるテクニック集」

著者自身が現役のセールスコンサルタントであるため、現場で実際に機能するかどうかのフィルターが効いている。理論だけで終わらず、具体的なセリフや状況別の使い分けまで解説されている。

ラポール構築の重要性と具体的手法

商談の成否は最初の信頼関係構築で大きく決まるという考えのもと、ミラーリング・バックトラッキング・ペーシングといった具体的テクニックを丁寧に解説。

クロージング恐怖症を克服する心理的アプローチ

「断られることへの恐怖」が成約を妨げる構造を心理学的に解き明かし、クロージングを自然に行うためのマインドセットと言葉の選び方を提供している。

本の目次

  1. 1序章 営業とは何か
  2. 2第1章 営業が押さえるべき6大心理法則
  3. 3第2章 ラポール獲得の心理法則
  4. 4第3章 ヒアリングの心理法則
  5. 5第4章 プレゼンテーションの心理法則
  6. 6第5章 クロージングの心理法則

良い点・気になる点

良い点

  • 心理法則と営業プロセスが体系的に紐付けられており、どの場面で何を使うかが明確
  • 具体的なセリフ例が豊富で、読んだ翌日から実践できる
  • 「なぜ効くのか」の科学的根拠が示されているため、応用力が身につく
  • 動画コンテンツも展開しているため、書籍外でも学習を継続しやすい

気になる点

  • 個人への提案型営業を前提とした内容が多く、BtoB法人営業への転用には工夫が必要
  • 心理テクニックの倫理的な使い方についての解説が薄い

みんなの評判・口コミ

ゆうと

EC企業マーケター

4.5

「影響力の武器」を読んで面白いと思っていたが、営業への具体的な使い方がわからなかった。この本でようやく実践イメージが持てた。ラポール構築のテクニックは特に即効性を感じた。36の法則は多く感じるが、プロセスごとに整理されているので迷子にならない。

けんじ

Web担当者

4.0

YouTube動画で著者の話は知っていたが、書籍化によってより体系的に学べた。クロージングの章は苦手意識があったのでありがたかった。ただ、個人向け営業のシナリオが多く、法人営業の自分には一部読み替えが必要だった。

a
ao

フリーランスデザイナー

3.5

心理学の基礎知識がある人にはやや既知の内容も多いかもしれない。ただ営業という文脈に落とし込んだ解説は丁寧で、中堅営業マンが自分の型を見直すのには使える一冊。もう少し事例のバリエーションがほしかった。

こーた

マーケター

4.0

ヒアリングパートが特に良かった。「質問しろ」と言うだけでなく、なぜその質問が相手の警戒心を解くのかまで説明してくれる本は少ない。新人の部下に読ませたくて追加購入した。

著者について

こんな人におすすめ

成約率を科学的に上げたい中堅営業

なんとなく売れているが理由がわからない、または伸び悩んでいる営業マンが自分の行動を言語化・再構築するのに最適

心理学を営業に応用したい人

「影響力の武器」など心理学の本を読んで興味を持ったが実務への応用がわからない人に、具体的な使い方を教えてくれる

クロージングに苦手意識がある営業担当

断られることへの恐怖から最後の一押しができない人に、心理学的アプローチでクロージングへの抵抗感を取り除いてくれる

個人・個人事業主向け提案営業に従事する人

対個人の提案型営業を行うセールスパーソンにとって、商談の各フェーズを強化するための実践的な武器を提供

よくある質問

Q. 『サイコロジーセールス最強の営業心理学』はどんな人に向いていますか?
A. 営業経験1〜5年目で成約率を上げたい人、心理学を実務に活かしたい人に特に向いています。完全な初心者よりも、基本はわかっているが突き抜けられない中堅層が最も恩恵を受けやすい内容です。
Q. 『サイコロジーセールス最強の営業心理学』は心理学の知識がなくても読めますか?
A. はい、読めます。各心理法則の解説からスタートするため、心理学の予備知識は不要です。ただし「影響力の武器」などを事前に読んでおくと理解がより深まります。
Q. 『サイコロジーセールス最強の営業心理学』はBtoB法人営業にも使えますか?
A. 基本的には個人向け提案営業を念頭に置いた内容が多めです。法人営業にも応用できる原則は多いですが、一部シナリオは読み替えが必要になります。
Q. 著者・大谷侑暉はどんな人ですか?
A. 大谷侑暉氏はセールスコンサルタントかつセールスYouTuberで、登録者数十万人のチャンネルを運営しています。法人・個人向け双方の営業経験を持ち、コンサルティングも行っています。
Q. 『サイコロジーセールス最強の営業心理学』の36の心理法則はすべて覚える必要がありますか?
A. すべて暗記する必要はありません。プロセス別に整理されているので、自分が苦手なフェーズの章から読み、まず2〜3個を集中的に実践する使い方が推奨されています。
Q. 他の心理学×営業本との違いは何ですか?
A. 多くの類書は心理学研究者が書いたもので実践性に欠けるのに対し、本書は現役の営業コンサルタントが書いているため、各テクニックの具体的な使い方とその場面設定まで詳しく解説されています。

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