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小さな会社の勝算 90日で売れる仕組みになるデジタルマーケティング

【要約・書評】『小さな会社の勝算 90日で売れる仕組みになるデジタルマーケティング』の評判・おすすめポイント

谷田部 敦|||0ページ

★★★★4.5
(4件)

この本を一言で言うと

約950社を支援したコンサルタントが、中小企業・個人事業主向けに——SNS・広告・顧客管理を「6マス」で整理し、90日で売れ続ける仕組みをつくるデジタルマーケティングの実践書。

この本の概要

本書の核は、著者が独自に体系化した「6マス・マーケティング」というフレームワークです。認知・獲得・信頼・メイン商品・フロント商品・リピート紹介という6つのマスで、自社のマーケティングを見える化し、どこにボトルネックがあるかを一目で把握できるようにしています。チェックシート付きなので、読みながら自社の現状を書き出していける構成です。 特徴的なのは、SNSや広告を「やること」が目的化しがちな中小企業の現実に寄り添っている点です。InstagramやYouTubeをとりあえず始めたけど効果が出ない、という悩みに対して、認知から信頼構築、購入、リピートまでの導線を設計する視点を提供します。個別のテクニックではなく、全体の仕組みとして捉え直すアプローチです。 実践面では、BtoBでも使える仕組みづくりや、顧客情報の集め方・活用法、フロント商品とメイン商品の価格設計など、中小企業が実際にぶつかるテーマを幅広くカバーしています。地方の美容院やEC、飲食店など、約950社の支援実績から抽出した事例が随所に挟まれており、自分のビジネスに置き換えやすい構成です。 全体を通じて、マーケティング初心者でも読み進められる平易な言葉で書かれています。専門用語を極力排し、図解やチェックシートで理解を補う作りなので、マーケティング担当者がいない小さな会社の経営者が一人で読んでも行動に移しやすい一冊です。

SNS迷子だった自分に90日の地図をくれた本

うちは地方で小さいECをやっていて、社員は10人もいません。私がマーケ担当を兼任しているんですが、正直ずっと手探りでした。Instagramを毎日更新して、たまにYouTubeも撮って、でも売上につながっている実感がない。やってるのに成果が出ない、あの焦りがずっとありました。 この本を手に取ったのは、タイトルの「90日」に惹かれたのが正直なところです。読んでみて一番刺さったのが「6マス・マーケティング」のチェックシートでした。認知、獲得、信頼、メイン商品、フロント商品、リピート・紹介。この6つのマスに自社の状況を当てはめてみたら、うちは「認知」と「獲得」ばかりに力を入れていて、信頼構築とリピートがスカスカだったんですよね。SNSのフォロワーは増えているのに売上が伸びない理由が、ようやく言語化できた感覚でした。 特に3章の「信頼は接触頻度で深めよう」は、自分の仕事のやり方を変えるきっかけになりました。フォロワーに対して一方的に発信するだけじゃなくて、メルマガやLINEで接点を持ち続ける設計が必要だったんです。いままでSNSの「いいね」数ばかり見ていた自分が恥ずかしくなりました。あと、5章のフロント商品の考え方も目からウロコで、いきなり利益を取ろうとせずにまず体験してもらう導線を作るという発想は、ECでもそのまま使えます。 一方で、個々のSNSの運用テクニックを深掘りする本ではないです。Instagramのアルゴリズム攻略とか、YouTube SEOみたいな話を期待すると物足りないかもしれません。あくまで全体の仕組みを整えるための本です。でも、それこそが自分に足りなかったものだと気づけたので、読んでよかったと思っています。 事例も地方の小さい会社が多くて、大企業の成功談ではない分リアルに響きます。マーケティングの教科書を読む気力はないけど、とにかく今の状態を何とかしたいという中小企業の人には、最初の一冊としてかなりいいと思います。読んで終わりにせず、チェックシートを埋めるところからやってみてほしいです。

34歳 地方の小さなEC会社のマーケ担当

この本で学べること

6マス・マーケティングで全体像を見える化できる

認知・獲得・信頼・メイン商品・フロント商品・リピート紹介の6つのマスに分解することで、自社のマーケティングのどこが弱いかを一目で把握できます。チェックシート付きなので、読みながら自己診断が可能です。

SNSや広告を「仕組み」として設計する視点が得られる

InstagramやYouTubeを単体で頑張るのではなく、認知から購入・リピートまでの導線全体を設計する考え方を提供しています。やっているのに成果が出ない状態を構造的に見直せます。

約950社の支援実績に基づく中小企業向け事例が豊富

地方の美容院、飲食店、ECなど小規模ビジネスの成功事例が随所に挿入されており、大企業向けのマーケティング本にありがちな距離感がありません。自社に置き換えやすい具体性があります。

90日で仕組みを構築するロードマップが示されている

本書は読んで終わりではなく、90日間で売れる仕組みを整えるステップを意識した構成です。各章が6マスの各要素に対応しており、順番に取り組むことで全体の仕組みが立ち上がります。

本の目次

  1. 1はじめに 中小企業ほど「売れる」可能性に満ちている
  2. 2序章 中小企業も売れる「6マス・マーケティング」とは何か
  3. 31章 〔認知〕はSNSと広告戦略で拡大する
  4. 42章 〔獲得〕は見込み客だけを集めよう
  5. 53章 〔信頼〕は接触頻度で深めよう
  6. 64章 利益を最大化する〔メイン商品〕の売り方
  7. 75章 行列ができる〔フロント商品〕の考え方
  8. 86章 売上げを増加させる〔リピート・紹介〕のノウハウ

良い点・気になる点

良い点

  • 6マス・マーケティングのフレームワークで自社の弱点を構造的に把握できる
  • 専門用語が少なく、マーケティング初心者でも読み進められる
  • 中小企業・個人事業主の事例が豊富で自分のビジネスに当てはめやすい
  • SNS・広告・顧客管理・リピート戦略まで幅広くカバーしている

気になる点

  • 各SNSの運用テクニックを深掘りする本ではない
  • 既にマーケティングを体系的に学んでいる人には既知の内容が多い
  • 具体的な数値データや分析手法の解説は薄め

みんなの評判・口コミ

ゆうと

EC企業マーケター

★★★★4.0

ECの現場で使える本を探していて手に取りました。6マス・マーケティングのチェックシートで自社の弱点が可視化できたのが一番の収穫です。認知ばかりに力を入れていてリピート施策が手薄だったことに気づけました。ただ、EC特有の施策についてはもう少し深掘りがほしかったです。全体設計の見直しには十分役立つ一冊でした。

けんじ

Web担当者

★★★★4.0

Web担当として社内のSNS運用を任されていますが、成果が出ない原因がわからず悩んでいました。この本を読んで、認知から信頼構築、リピートまでの導線が設計できていなかったことが明確になりました。フロント商品の考え方は社内提案にも使えそうです。ただ、広告運用の実務的なノウハウは別の本で補う必要があります。初心者がまず全体像を掴むには非常によい本です。

こーた

マーケター

★★★★4.5

マーケティングの全体像を中小企業向けに噛み砕いた本としては、かなり完成度が高いと感じました。6つのマスという切り口がシンプルで、経営者に説明するときにも使いやすいフレームワークです。約950社の支援実績がベースにあるので、事例のリアリティがあります。一方、上級者には物足りない部分もありますが、対象読者を考えれば十分な内容です。

のり

ソリューション営業

★★★★★5.0

営業として新規開拓をやっていますが、マーケティングとの連携がうまくいっていない感覚がずっとありました。この本のおかげで、見込み客の獲得から信頼構築、商品設計までを一つの流れとして捉えられるようになりました。難しい言葉がほとんどなく、1日で読み切れます。特にBtoBでも使える仕組みの話は参考になりました。営業担当にも読んでほしい内容です。

著者について

こんな人におすすめ

マーケティング担当者がいない中小企業の経営者

専門知識がなくても読み進められ、6マスのチェックシートで自社の現状を整理するところから始められます。

SNSを始めたが成果が出ないビジネスオーナー

個別のテクニックではなく、認知からリピートまでの全体設計を見直す視点が得られます。

デジタルマーケティングの全体像を学びたい初心者

専門用語を避けた平易な解説と豊富な事例で、マーケティングの基本フレームを無理なく理解できます。

BtoBの集客に課題を感じている営業担当者

BtoB向けの仕組みづくりにも触れており、営業とマーケティングの連携を考えるきっかけになります。

関連書籍との比較

タイトル著者レベル評価価格
戦わずして売る技術 クリック1つで市場を生み出す最強のWEBマーケティング術木下勝寿中級者★★★★★ 5.0¥1,870
たった1日で儲かる社長に生まれ変わる 非常識なマーケティング大全小山竜央初心者★★★★★ 4.5¥2,420
ハイパワー・マーケティング 「卓越」のビジネスを築く21の原則ジェイ・エイブラハム中級者★★★★★ 4.5¥2,970

よくある質問

Q. 『小さな会社の勝算』はマーケティング初心者でも読めますか?
A. 『小さな会社の勝算』は専門用語を極力排し、図解やチェックシートで理解を補う構成です。マーケティングを学んだことがない経営者や担当者でも、無理なく読み進められます。
Q. 『小さな会社の勝算』の「6マス・マーケティング」とは何ですか?
A. 『小さな会社の勝算』の6マス・マーケティングは、認知・獲得・信頼・メイン商品・フロント商品・リピート紹介の6要素でマーケティング全体を整理するフレームワークです。チェックシートに書き込むことで、自社の弱点を可視化できます。
Q. 『小さな会社の勝算』はBtoBビジネスにも使えますか?
A. 『小さな会社の勝算』はBtoC中心の事例が多いですが、BtoBでも売れ続ける仕組みづくりについて触れている章があります。見込み客の獲得や信頼構築の考え方はBtoBにも応用可能です。
Q. 『小さな会社の勝算』を読めば90日で本当に成果が出ますか?
A. 『小さな会社の勝算』は90日で仕組みを「整える」ためのロードマップを示す本です。読むだけで売上が上がるわけではなく、チェックシートを埋め、各施策を実行に移すことが前提になります。
Q. 『小さな会社の勝算』と他のSNSマーケティング本との違いは何ですか?
A. 『小さな会社の勝算』はInstagramやYouTubeの個別テクニックではなく、認知からリピートまでの全体設計を扱う本です。SNSを仕組みの一部として位置づけ、導線全体を見直す視点が特徴です。
Q. 『小さな会社の勝算』は大企業のマーケターにも役立ちますか?
A. 『小さな会社の勝算』は中小企業・個人事業主向けに書かれており、限られた予算と人手で成果を出す前提です。大企業のマーケターには基本的すぎる部分がありますが、全体像の整理や部下への教育用途には活用できます。

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