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やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学 (コロンビア大学モチベーション心理学シリーズ)

【要約・書評】『やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学 (コロンビア大学モチベーション心理学シリーズ)』の評判・おすすめポイント

ハイディ・グラント・ハルバーソン|||0ページ

★★★★4.5
(4件)

この本を一言で言うと

コロンビア大学の社会心理学者が膨大な実験データから抽出した、目標達成する人に共通する9つの思考・行動習慣——根性論ゼロ、「心理学的に正しいがんばり方」だけを120ページに凝縮した実践ガイド。

この本の概要

本書は、コロンビア大学モチベーション・サイエンス・センター副所長のハイディ・グラント・ハルバーソンが、ハーバード・ビジネス・レビュー誌で歴代最多の閲覧数を叩き出した記事をもとに書き下ろした一冊です。「成功は生まれつきの才能では決まらない」という前提に立ち、心理学の実験データに裏打ちされた目標達成の方法論を9つの習慣として体系的にまとめています。 本書の目玉は、なんといってもif-thenプランニングです。「もし○○の状況になったら、△△をする」とあらかじめセットしておくだけで、意志力に頼らず行動を自動化できるというこのテクニックは、多くの読者が「これなら自分でもできそう」と感じたと語っています。気合いや根性ではなく、脳の仕組みを味方につけて行動を変えるという発想が本書全体を貫いています。 「現実的楽観主義者になる」「成長ゴールを設定する」「やめるべきことよりやるべきことに集中する」——各習慣は一見シンプルに聞こえます。しかし本書では、それぞれがなぜ有効なのかを具体的な実験結果や数値データで裏づけているため、読み進めるうちに「なるほど、だから自分はうまくいかなかったのか」という腹落ち感が生まれます。 わずか120ページという薄さも見逃せないポイントです。読書に慣れていない人でも1〜2時間あれば読み切れるボリュームに、目標達成のエッセンスが余すところなく詰まっています。一度読んで終わりではなく、繰り返し手に取って行動に落とし込むことで真価を発揮する——デスクの横に常備しておきたいタイプの本です。

if-thenプランニング、ガチで効いた件

正直に言うと、最初は「また自己啓発本か…」って思ってました。しかも120ページって。中身スカスカなやつじゃないの? って。ところが読み始めたらむしろ逆で、無駄なページが一切ない。むしろ情報の密度がえぐい。 自分、毎年1月に目標を立てるんですけど、だいたい2月には何を書いたかすら覚えてないタイプなんですよ。「今年こそTOEIC800点」→ 参考書買って3日で本棚行き、みたいなのを何回繰り返したか。で、この本に出てくるif-thenプランニングをダメ元で試してみたんです。「電車に乗ったらDuolingoを開く」——決めたのはこれだけ。 びっくりするくらい続くんですよね、これが。「よし、やるぞ!」って気合を入れるんじゃなくて、条件と行動をあらかじめセットにしておくだけ。電車のドアが閉まった瞬間に、考えるより先に指がアプリを開いてる。本にも書いてあったけど、意志力って使えば使うほど減る有限のリソースらしくて、気合で乗り切ろうとすると絶対どこかでガス欠になる。だからこそ「仕組み」で解決するのが正解なんだなと。 あと個人的にめちゃくちゃ刺さったのが、「証明ゴール」と「成長ゴール」の違いの話。自分、仕事で「できるやつだと思われたい」っていう気持ちがめちゃくちゃ強くて、ミスるのが怖くて新しいタスクに手を挙げられないことがあったんですよ。でも「昨日の自分よりちょっとだけ前に進めればOK」って考え方に切り替えたら、失敗へのハードルがびっくりするくらい下がった。実際、ずっと苦手意識があったSQLの勉強を始められたのは完全にこの考え方のおかげです。 気になった点を挙げるとすれば、やっぱり薄い本なので各習慣の掘り下げがもうちょい欲しかったところ。「もっと事例見せてよ!」と思う章もありました。たとえば「意志力を鍛える」の章なんかは、具体的なトレーニング方法がもう2〜3個あったら嬉しかったな、と。でも裏を返せば余計な情報がないってことで、忙しくて時間がない人にはむしろベストだと思います。通勤の往復で読み切れるし。 読んで「ふーん」で終わらせたらもったいない本。実際に手を動かして初めて価値がわかるタイプです。自分は付箋だらけにして月イチで読み返してるんですけど、毎回なにかしら新しい気づきがある。目標を立てるのは得意だけど達成するのは苦手——そういう人にこそ本当に読んでほしい一冊です。

けんじ / Web担当者 / 20代

この本で学べること

if-thenプランニングで行動を自動化する

「もし○○になったら△△する」という形式で行動をあらかじめ決めておくことで、意志力に頼らず習慣を定着させられる。心理学の実験で効果が繰り返し実証されている、本書の中核をなすテクニック。

現実的楽観主義者になる

「自分ならできる」と信じつつも、目標達成までの障害を正面から直視するのが現実的楽観主義。根拠のないポジティブ思考ではなく、楽観とリアリズムを両立させることが挫折を防ぐカギになる。

証明ゴールではなく成長ゴールを設定する

「自分の能力を周囲に証明したい」という動機づけではなく、「昨日の自分よりも成長する」ことにフォーカスすると、失敗を恐れずに挑戦できるようになり、結果としてパフォーマンスも向上する。

意志力は筋肉のように鍛えられる

意志力は無限に湧いてくるものではなく、使うほど消耗する有限のリソース。ただし小さなチャレンジを積み重ねることで筋トレのように強化できる。一度にあれこれ詰め込みすぎないことが重要。

「やめること」より「やること」にフォーカスする

「甘いものを食べない」ではなく「フルーツを食べる」のように、禁止ではなく代替行動を設定するのが効果的。人は「考えるな」と言われるほどそのことを考えてしまう性質があるため、行動の置き換えが有効に機能する。

本の目次

  1. 1第1章 目標に具体性を与える
  2. 2第2章 目標達成への行動計画をつくる
  3. 3第3章 目標までの距離を意識する
  4. 4第4章 現実的楽観主義者になる
  5. 5第5章 「成長すること」に集中する
  6. 6第6章 「やり抜く力」を持つ
  7. 7第7章 筋肉を鍛えるように意志力を鍛える
  8. 8第8章 自分を追い込まない
  9. 9第9章 「やめるべきこと」より「やるべきこと」に集中する

良い点・気になる点

良い点

  • 120ページと薄く、1〜2時間で読み切れるため読書習慣がない人でも手に取りやすい
  • すべての習慣が心理学の実験データで裏づけられており、精神論に頼らない説得力がある
  • if-thenプランニングなど、読んだその日から実践できる具体的テクニックが豊富
  • 章ごとに要点がまとめられており、繰り返し読み返すリファレンスとして使いやすい

気になる点

  • 薄い本ゆえに各習慣の掘り下げが浅く、事例や詳細をもっと求める人には物足りない
  • 翻訳書特有のやや硬い表現があり、読みにくいと感じる箇所がある
  • 目標達成系の書籍を多く読んできた人には既知の内容が多い可能性がある

みんなの評判・口コミ

けんじ

Web担当者

★★★★4.5

120ページしかないのに、ここまで中身が濃い本ってなかなかない。if-thenプランニングは仕事のタスク管理にもそのまま応用できて、実際にSlackの通知が来たら即レスするルールを決めたら対応スピードが目に見えて上がった。欲を言えば、もう少し日本のビジネス現場に寄せた事例が入っていると刺さりやすかったかもしれない。

s
sho

メーカー営業

★★★3.5

営業の目標管理に活かせるかと思って手に取った。現実的楽観主義の考え方はたしかに参考になったんだけど、各章が短すぎて「え、もう終わり?もうちょっと掘り下げてよ」って場面が何度かあった。入門としてはいいが、正直これ1冊で劇的に何かが変わるかというと微妙なところ。他の本と合わせ読みするのが現実的だと思う。

m
miku

Webマーケター

★★★★4.0

目標達成系の本はそこそこ読んできたほうだけど、本書は科学的根拠がしっかりしている分、納得の深さが違った。特に「やめること」より「やること」に集中するという考え方の転換がよくて、すぐ取り入れた。ダイエット中に「お菓子を食べない」じゃなくて「ナッツを食べる」に変えたら本当にストレスが減った。薄い本だけど定期的に読み返す価値がある。

のり

ソリューション営業

★★★★★5.0

30代になって読み返したら、20代のときとは全然違う箇所が響いた。証明ゴールと成長ゴールの違いは部下の育成にそのまま使える話で、チームメンバーに「結果を出せ」ではなく「昨日の自分より一歩前へ」と伝え方を変えたら、明らかに新しいことへ挑戦する空気が出てきた。ページ数が少ないからこそ本質だけが残っている。良書。

こんな人におすすめ

目標を立てても続かない人

if-thenプランニングなど、意志力に頼らず行動を習慣化する具体的な手法が学べます。

自己啓発本に抵抗がある理系タイプ

すべての習慣が心理学の実験データに基づいており、精神論が苦手な人でも納得して取り組めます。

読書に慣れていない社会人

120ページで1〜2時間あれば読了でき、ビジネス書の入門として最適な一冊です。

チームの目標管理に悩むマネージャー

成長ゴールや現実的楽観主義の考え方は、自分だけでなくチームメンバーの育成にも応用できます。

関連書籍との比較

タイトル著者レベル評価価格
AI分析でわかった トップ5%社員の時間術越川 慎司初心者★★★★ 4.0¥1,650
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よくある質問

Q. 『やり抜く人の9つの習慣』はどんな人向けの本ですか?
A. 『やり抜く人の9つの習慣』は、目標を立てても途中で挫折しがちな人や、科学的根拠のある自己改善法を知りたいビジネスパーソンに向けた本です。120ページと薄いため、読書に慣れていない方の最初の一冊としてもおすすめです。
Q. 『やり抜く人の9つの習慣』のif-thenプランニングとは何ですか?
A. 『やり抜く人の9つの習慣』で紹介されるif-thenプランニングとは、「もし○○の状況になったら、△△をする」とあらかじめ決めておく手法です。意志力に頼らず行動を自動化できるため、習慣化の成功率が大幅に上がることが心理学の実験で実証されています。
Q. 『やり抜く人の9つの習慣』は何時間で読めますか?
A. 『やり抜く人の9つの習慣』は全120ページと非常にコンパクトなため、1〜2時間程度で読了できます。各章の最後に要点がまとめられているので、忙しい方は要約部分だけ先に目を通すことも可能です。
Q. 『やり抜く人の9つの習慣』の9つの習慣とは具体的に何ですか?
A. 『やり抜く人の9つの習慣』で紹介される9つの習慣は、目標に具体性を与える、行動計画をつくる、目標までの距離を意識する、現実的楽観主義者になる、成長することに集中する、やり抜く力を持つ、意志力を鍛える、自分を追い込まない、やるべきことに集中する、の9つです。
Q. 『やり抜く人の9つの習慣』は他の目標達成本とどう違いますか?
A. 『やり抜く人の9つの習慣』の最大の特徴は、コロンビア大学の社会心理学者である著者が、すべての内容を心理学の実験データで裏づけている点です。精神論や根性論ではなく、科学的に効果が証明された方法論だけを厳選して紹介しています。
Q. 『やり抜く人の9つの習慣』は仕事にも使えますか?
A. 『やり抜く人の9つの習慣』で紹介されるテクニックは、仕事の目標管理やタスク管理にそのまま応用できます。if-thenプランニングによる行動の自動化や、成長ゴールの設定は、ビジネスシーンで特に効果を発揮します。

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