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僕たちは、地味な起業で食っていく。 今の会社にいても、辞めても一生食いっぱぐれない最強の生存戦略
初心者副業

【要約・書評】『僕たちは、地味な起業で食っていく。 今の会社にいても、辞めても一生食いっぱぐれない最強の生存戦略』の評判・おすすめポイント

田中祐一|||0ページ

★★★★4.0
(4件)

この本を一言で言うと

「すごいスキル」も「まとまった資金」も不要——会社員として積み上げてきた地味で普通のスキルを武器に、安全に経済的自立を手に入れる方法を解説した入門書。

この本の概要

本書は「地味な起業」という独自のコンセプトを通じて、特別な才能や実績がなくても個人が経済的に自立できるルートを示す一冊だ。著者の田中祐一は元NTTデータ社員で、退職後に派手なコンサルタント起業へ踏み出したものの800万円の元手を借金に変えた経験を持つ。そこから「自分を主役にするのではなく、人の仕事を裏方として支える」発想に転換したことで収入が安定し始めたという実体験が、本書全体の土台になっている。 「地味な起業」とは何か——それは、誰もが会社員生活で自然と身につけてきたスキル(Excelでの数値管理、プレゼン資料作成、メール・LINE対応、イベント運営など)を、そのまま「困っている起業家や小規模事業者」への仕事代行として提供することだ。資格も、突出したアイデアも、カリスマ性も要らない。スマホとPCと「素直さ」があれば今日から始められる、と著者は言い切る。 本書の構成は実践重視で、スタートアップ診断(マネジメント系・クリエイティブ系・コミュニケーション系の3分類)によって自分に合った仕事の種類を特定し、クラウドソーシングや在宅業務仲介サービス、オンラインサロンを通じてビジネスパートナーを見つける具体的な手順を段階的に解説している。各章には実際に「地味な起業」で稼ぎを作った読者のコラムが収録されており、SE・プロデューサー・50代主婦など多様なバックグラウンドの事例が自分ごと化を助ける。 読者からの評価は「起業のハードルが一気に下がった」「まず動いてみようと思えた」という肯定的な声が多い一方で、「集客・受注方法の解説が薄い」という指摘もある。本書はあくまで考え方の入門書であり、最初の一歩を踏み出させることに特化した構成だ。副業・複業・独立のどこに向かうにしても、まず「地味に動く」感覚をつかむ出発点として機能する一冊である。

「自分には売れるものがない」と思い込んでいた僕が、この本を読んで考えが変わった話

正直に言うと、最初はタイトルを見て「またふわっとした自己啓発本か」と思った。でも副業について調べていると、やたらとこの本の名前が出てくる。半信半疑で手に取ってみた次第。 読み始めてすぐ気づいたのは、この本が「やりたいことを仕事にしよう」とか「情熱を持て」とか、そういうことを一切言わないということ。むしろ真逆で、「やりたいことがない人ほど稼げる時代」 というフレーズが出てきた瞬間、思わずふきだしそうになった。それ、まんま僕のことじゃないか、と。 著者の田中さん自身が、元NTTデータ社員で退職後にコンサルタントとして独立し、800万円を半年で溶かしたというなかなかヘビーな失敗を経験している。「すごい人にならなければ」「自分ブランドを確立しなければ」という焦りが空回りしていたせいで全然稼げなかった、と正直に書いてある。その呪いを解いてくれたのが「地味な起業」という発想だったらしい。 具体的に何をするかというと、「起業家や小規模事業者が面倒くさがっている雑務を代わりにやる」 というだけのことだ。Excelでリスト管理、SNSの返信対応、セミナーの集客補助、プレゼン資料の整形……。普通の会社員なら毎日やっていることばかりで、「これで起業って言うの?」という気にもなる。でも外から見ると、こういう細かい仕事を誰かに任せたい人は意外なほど多くて、それがちゃんと収益につながる、というのが本書の主張だ。 第2章には「スタートアップ診断」があって、自分がどのタイプの地味起業に向いているかを3分類で絞り込める。僕はコミュニケーション系とクリエイティブ系が混ざったタイプで、WEBページ作成やライティング代行あたりが候補に上がった。言われてみれば今の仕事でも似たようなことをやっていて、「あ、これ外でも売れるのか」という小さな気づきがあった。 ただ、気になる部分もあって。ビジネスパートナーの見つけ方として「オンラインサロンに入って、主催者の投稿にいいねする」という話が出てくるのだが、読み方によってはただのファン活動じゃないか、という感じがする。著者的には「信用を積む第一歩」として書いているようだが、そこから実際に仕事をもらうまでの橋渡しがもう少し具体的だとよかった。「やってみれば自然とうまくいく」的な記述が多めで、もう一段深いプロセスが欲しい と思う場面はそこそこある。 それでも、この本を読んで「副業=すごいスキルが要る」という思い込みはかなり緩んだ。「まず誰かの役に立てる小さな仕事を1件やってみる」という最初の一歩の解像度は十分あるし、各章に挟まれている読者コラムがリアルで、絵空事には見えなかった。副業を「雇われるか、大きなビジネスを立ち上げるか」の二択で考えていた人には、視野が広がる一冊だと思う。

34歳・事業会社のWeb担当・副業を検討中

この本で学べること

本の目次

  1. 1序章 「地味なスキル」を武器にすれば、個人の「市場価値」は最大になる
  2. 2第1章 「地味な起業」の考え方 〜一生食えて、本当に納得できる仕事の見つけ方〜
  3. 3第2章 「地味な起業」をやってみよう 〜ひとりひとりにフィットする稼ぎの小ネタ実例集〜
  4. 4第3章 あなたに「資産価値」を見出すビジネスパートナーとの出会い方
  5. 5第4章 仕事相手との信頼関係を深める神ワザコミュニケーション
  6. 6第5章 未来のキャリアが自在になる「自分軸」の作り方

良い点・気になる点

良い点

  • 「特別なスキルがなくても始められる」という具体的な事例と診断ツールが豊富で、行動の一歩を踏み出しやすい
  • 各章末のコラムに実際の受講生事例(30代SE、50代主婦など)が掲載されており、幅広い層が自分ごととして読める
  • クラウドソーシングや在宅業務仲介など、始める場所の選択肢がレベル別に整理されていてわかりやすい
  • 著者自身の失敗談(800万円が借金に)が率直に書かれており、信頼感と親近感がある

気になる点

  • 集客・受注の具体的な方法(価格設定、営業トーク、継続的な受注獲得)の説明がやや薄く、「動き始めた後」の壁に対するヒントが少ない
  • 「地味に続ければいつか信頼されてうまくいく」という記述が多く、再現性のある具体的なプロセスを求める読者には物足りない
  • 紹介されている仕事の単価イメージが低めで、副業収入を本業並みに育てるフェーズの情報はほぼない

みんなの評判・口コミ

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sho

メーカー営業

★★★★4.5

営業として10年働いていると、正直「会社の看板がなくなったら何もできない」という恐怖がある。この本を読んで、日々やっている提案書作りやスケジュール調整が外でも通用しうると気づけた。診断マップで向いていそうな仕事の種類が具体的に出てくるのも助かる。集客・受注の部分の解説がもう少し厚ければ迷わず満点をつけた。

のり

ソリューション営業

★★★3.5

30代に入って副業を真剣に考え始め、手に取った一冊。「地味な仕事が市場になる」という視点は新鮮で、なるほどと思う部分は多い。ただ、ビジネスパートナーを見つける章のアドバイスが「サロン主のSNS投稿にいいねする」というもので、それで実際に仕事につながるのかは読んでいてピンとこなかった。考え方の本として割り切って読めば、発見はある。

R
R

エンジニア

★★★★4.5

PMをやりながら「社外でも通用する自分」を作りたくて読んだ。著者の失敗談が正直すぎるくらいで、逆に信頼できた。「自分を主役にしない」という発想はプロジェクト支援の仕事と考え方が似ていて、自分に向いているかもしれないと感じた。まずクラウドソーシングで小さく試してみるつもりでいる。

りん

会社員

★★★★4.0

経理一筋でやってきたので、副業と言われても何をすればいいか本当にわからなかった。この本で、数値管理やExcel系の仕事にも需要があると知って少し気が楽になった。コラムに出てくる50代の方の事例が特に刺さった。内容は入門レベルなので、動き始めたら別の本で補完する必要は出てくると思う。

著者について

こんな人におすすめ

副業を始めたいが何から手をつければいいかわからない会社員

スタートアップ診断で自分に向いた仕事の種類を特定でき、今日から動き出す手順が具体的に書かれている。

特別なスキルや資格がないと感じている人

「普通の会社員スキルがそのまま商品になる」という視点を得ることで、自分の市場価値の見方が変わる。

転職か独立か迷っていて決断できない30代

今の会社に在籍したまま副収入を作るアプローチが中心なので、リスクを取らずに試せる選択肢として参考になる。

育児や介護などで時間が制約されている人

リモート・隙間時間で完結する仕事を中心に紹介しており、「時間の自由度が低い」状況でも始めやすい事例が多い。

会社一本足の働き方に漠然と不安を感じている人

「会社員でも辞めても食いっぱぐれない」というコンセプトが、キャリア不安を和らげる思考の枠組みを提供してくれる。

よくある質問

Q. 『地味な起業』と普通の副業は何が違うのですか?
A. 副業は「既存のプラットフォームで単発の仕事をこなす」イメージが強いですが、『僕たちは、地味な起業で食っていく。』が描く地味な起業は「特定のビジネスパートナーと継続的な信頼関係を築きながら仕事を作る」ことを目指しています。単価より関係性を重視する点が大きな違いです。
Q. 『地味な起業』を始めるのに、どのくらいの初期費用がかかりますか?
A. 『僕たちは、地味な起業で食っていく。』では「スマホとPCとちょっとの素直さだけ」と説明されており、基本的に初期費用はほぼゼロです。クラウドソーシングへの登録や在宅業務仲介サービスの利用は無料で始められます。
Q. 『スタートアップ診断』とはどんなものですか?
A. マネジメント系・クリエイティブ系・コミュニケーション系の3タイプに分けて、自分の得意や性格に合った「地味な起業」の種類を絞り込む診断です。『僕たちは、地味な起業で食っていく。』ではExcel管理、画像作成、セミナー運営など具体的な仕事の種類まで案内してくれます。
Q. 『市場価値』は実績やスキルで決まらないのですか?
A. 著者は「実績・スキルに頼るほど稼げない」と主張しています。『僕たちは、地味な起業で食っていく。』では、市場価値は「手伝ってほしい」と言われる力——つまり人間関係と信頼の積み重ねで決まるという考え方が中心に据えられています。
Q. 『ビジネスパートナー』はどこで見つければいいですか?
A. 『僕たちは、地味な起業で食っていく。』ではレベル1(起業家のブログ・メルマガへの登録)からレベル4(イベント・オンラインサロンへの参加)まで4段階のステップが紹介されています。クラウドソーシングや在宅業務仲介サービスも具体的に案内されています。
Q. 『やりたいことがない』人でも本当に稼げるようになりますか?
A. 著者は「これからはやりたいことがない人ほど稼げる時代」と主張しており、自分の好みより相手の困りごとに焦点を当てる姿勢が成功の鍵だと説明しています。『僕たちは、地味な起業で食っていく。』の中では、やりたいことが特になかった事例が複数のコラムで紹介されています。
Q. 『三種の神器』とは何ですか?
A. リモートワークで仕事を進めるために著者が推奨するツール群を指します。『僕たちは、地味な起業で食っていく。』ではZoom(オンライン会議)・Googleスプレッドシート(情報共有)・チャットワーク(連絡調整)が紹介されており、これらを組み合わせることで離れた相手ともスムーズに仕事を進められると説明されています。
Q. 『地味な起業』は会社員のまま続けられますか?
A. 『僕たちは、地味な起業で食っていく。』は会社を辞めることを推奨していません。むしろ「今の会社にいながらリスクゼロで始め、徐々に収入を作る」ことを基本スタンスにしており、副業解禁の流れにも沿った内容です。

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