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できる40代は、「これ」しかやらない 1万人の体験談から見えてきた「正しい頑張り方」 - MAIN
初心者5刷1.7万部突破経営自己啓発副業

【要約・書評】『できる40代は、「これ」しかやらない 1万人の体験談から見えてきた「正しい頑張り方」』の評判・おすすめポイント

大塚 寿|||0ページ

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この本を一言で言うと

1万人への聞き取りから浮かび上がった40代の最適解——がむしゃらに走り続けるのではなく、やるべきことを絞り込むだけで仕事も家庭も好転させる実践ガイド

この本の概要

40代は人生のゴールデンエイジと言われながら、多忙を極めた末に「結局なにもできなかった」と振り返る人が驚くほど多い。本書は1万人以上のビジネスパーソンにインタビューしてきた著者が、膨大な体験談から抽出した「40代の正しい時間の使い方」と「頑張り方の急所」を体系的にまとめた一冊である。 キャリア、会社、マネジメント、プライベート、タイムマネジメント、人脈、勉強という7つの切り口から、40代が「本当にやるべきこと」と「手放していいこと」を明快に線引きしていく。30代までの「とにかく会社のために走る」スタイルをそのまま続けると、むしろ負のスパイラルに陥ると著者は警鐘を鳴らす。 実践面で光るのは、週末を「6コマ」に分割して使い倒す方法、10分の隙間時間を最大化するテクニック、「やらなくていいリスト」の作成といった、読んだその日から試せる具体的な手法が豊富に盛り込まれている点だ。机上の空論ではなく、1万人の成功者・後悔者が語ったリアルなエピソードが裏打ちになっている。 さらに、40代は「個のスキル」から「組織のスキル」へとフォーカスを移す転換期であるという視座が全編を貫いており、プレイヤーからマネージャーへの意識の切り替え方、年上の部下との向き合い方、出世を目指すか否かの早期決断など、この年代ならではの悩みに真正面から答えている。

42歳、「がむしゃら」をやめたら少しだけ景色が変わった話

正直に言うと、最初は「またこの手の本か」と思った。40代向けの自己啓発本なんて山ほどあるし、どうせ書いてあることは似たり寄ったりだろうと。ところが読み始めて30ページあたりで、ちょっと刺さり方が違うなと感じ始めた。 なにが違うかって、著者が1万人にインタビューしてきた「生の声」がベースになっていること。偉人の名言とか海外CEOのサクセスストーリーじゃなくて、自分と同じような普通の会社員が40代をどう過ごして、何を後悔したかがそのまま書かれている。これが地味に、でも確実に効いてくる。 自分はまさにこの本が指摘する「30代の延長で走り続けている人」だった。朝7時に家を出て、帰宅は22時過ぎ。土日もなんとなくメールチェックしてしまう。部下のフォローも全部自分で拾って、プレイヤー兼マネージャーみたいな働き方。妻には「あなた、いつ家にいるの」と呆れられるし、子供の運動会も仕事で行けなかったことがある。でも「忙しいんだから仕方ないだろ」で自分を納得させていた。 読んでいて一番ハッとしたのは、「40代は自分の評価につながる仕事だけをやれ」という一文だった。字面だけ見ると身勝手に聞こえるけど、要は「全部やろうとするから全部中途半端になる。注力すべきポイントを絞れ」ということ。部下に任せられる仕事を自分で抱え込んでいたのは、任せることへの不安というか、部下を信頼しきれていない自分の問題だったんだなと思い知らされた。 週末の「6コマ分割」も実際に試した。土日を午前・午後・夜の6つに区切って、それぞれにゆるく予定を入れる。今まで「休日はソファでダラダラして終わり」が常だったのに、土曜午前は息子とサッカー、午後は自分の読書タイム、夜は妻と録りためたドラマを観るみたいに、意識的に時間を使えるようになった。大げさかもしれないけど、休日の「質」が変わった実感がある。 平日だと「水曜の午前は重要だけど緊急じゃない仕事に充てる」というのも続けている。これが地味に難しい。急ぎの案件が飛び込んでくるたびにそっちへ引っ張られるのだけど、意識して「今日の午前はこれだけ」と決めてしまうと、ずっと先延ばしにしていた企画書が1時間で片付いたりする。小さな成功体験の積み重ねが意外と大きい。 もちろん、全部がしっくり来るわけじゃない。「1日1回は子供と食事をしよう」と書いてあるけど、じゃあその食事は誰が作るんだよ、と思わずツッコんだ。時代感覚がちょっと古いなと感じる箇所は正直ある。2020年の本とはいえ、共働き家庭のリアルをもう少し踏まえてほしかった。 それと、書かれていることを全部やろうとすると、結局「やることだらけ」になるという矛盾も感じた。「これしかやらない」というタイトルなのに、章をめくるたびにけっこうな量のアドバイスが出てくる。ここは自分で取捨選択するしかないと割り切った。 それでも、この一冊のおかげで「がむしゃらに全部やる」という呪縛からちょっとだけ抜け出せた気がしている。完璧じゃなくていい、全部やらなくていい。42歳にしてようやくそれを腹落ちさせてくれたのは、1万人分の「先輩たちの声」の力だったのかもしれない。40代に入ったばかりの人にも、もうど真ん中にいる人にも、一度手に取ってみてほしい。

メーカー勤務14年目・42歳男性。中間管理職として部下8人を抱えながら、家では小学生2人の父親。最近「このままでいいのか」というモヤモヤが消えない。

この本で学べること

本の目次

  1. 1{"title":"第1章 【キャリア編】40代は「人生後半をどう生きるか」を選べる最後のチャンス"}
  2. 2{"title":"第2章 【会社編】「ダークでディープな組織」を上手に泳ぐスキルを身につけよ"}
  3. 3{"title":"第3章 【マネジメント編】「正しい任せ方」を知らないと、自分もチームも回らない"}
  4. 4{"title":"第4章 【プライベート編】ワークをいったん手放し、「ライフ」に最大限シフトせよ"}
  5. 5{"title":"第5章 【タイムマネジメント編】仕事が速い人は「これ」しかやらない"}
  6. 6{"title":"第6章 【人脈編】40代からは「誰とつながっているか」で勝負が決まる"}
  7. 7{"title":"第7章 【勉強編】限りある時間で、最大限の成果を得る「大人の学び方」"}

良い点・気になる点

良い点

  • 1万人のインタビューに基づくリアルな体験談が豊富で、抽象論に終わらない実践的なアドバイスが具体的に示されている
  • キャリア・会社・プライベート・時間術・人脈・勉強と7つのカテゴリーを網羅しており、40代の悩みを包括的にカバーしている
  • 「週末6コマ分割」「10分活用法」「やらなくていいリスト」など、読んだその日から試せる実践テクニックが多い
  • 各セクションがコンパクトにまとまっており、忙しい人でもスキマ時間に読み進められる構成になっている

気になる点

  • 「これしかやらない」というタイトルに反して実際には多くのアドバイスが並ぶため、読者自身で取捨選択する必要がある
  • 共働き家庭の現実や家事分担の視点がやや手薄で、男性中心のキャリア観が感じられる箇所がある
  • 同著者の『40代を後悔しない50のリスト』と内容が重複する部分があり、既読者には新鮮味が薄い可能性がある

著者について

こんな人におすすめ

関連書籍との比較

よくある質問

Q. 『できる40代は、「これ」しかやらない』はどんな人に向けた本ですか?
A. 『できる40代は、「これ」しかやらない』は40代のビジネスパーソンを主な対象としていますが、35歳から45歳あたりの方に広く役立つ内容です。特に「忙しいのに成果が出ない」「このままでいいのか」と悩んでいる方におすすめです。
Q. 『できる40代は、「これ」しかやらない』の著者はどんな人ですか?
A. 著者の大塚寿氏はリクルート出身で、サンダーバード国際経営大学院でMBAを取得しています。1万人以上のビジネスパーソンにインタビューを行い、企業研修を展開するエマメイコーポレーションの代表取締役を務めています。『40代を後悔しない50のリスト』はシリーズ累計28万部のベストセラーです。
Q. 『できる40代は、「これ」しかやらない』の「6コマ分割」とは何ですか?
A. 『できる40代は、「これ」しかやらない』で紹介される「6コマ分割」とは、週末の土日を午前・午後・夜の3つに分け、計6コマとして計画的に使う時間術です。漠然と過ごしがちな休日を意識的に区切ることで、趣味・家族・自己投資のすべてに時間を配分できるようになります。
Q. 『できる40代は、「これ」しかやらない』は30代でも役に立ちますか?
A. はい、『できる40代は、「これ」しかやらない』は30代後半の方にも十分役立ちます。実際のレビューでも「40代に入る前に読んでよかった」という声が多く、事前にキャリアや時間の使い方を見直すきっかけとして活用できます。
Q. 『できる40代は、「これ」しかやらない』と『40代を後悔しない50のリスト』の違いは?
A. 『40代を後悔しない50のリスト』が40代の後悔を50項目でまとめた内容であるのに対し、『できる40代は、「これ」しかやらない』はより実践的な「正しい頑張り方」にフォーカスしています。本書のほうがアクションプランが具体的で、すぐに行動に移せるテクニックが充実しています。
Q. 『できる40代は、「これ」しかやらない』で最も重要なメッセージは何ですか?
A. 『できる40代は、「これ」しかやらない』の核心は「40代になったらやるべきことをとことん絞り込め」という一点に尽きます。30代のようにがむしゃらに全部をこなそうとすると負のスパイラルに陥るため、注力ポイントを選び、それ以外は捨てるか人に任せることが成功の鍵だと説いています。
Q. 『できる40代は、「これ」しかやらない』は女性にも役立ちますか?
A. 『できる40代は、「これ」しかやらない』のキャリア戦略やタイムマネジメント、人脈構築の章は性別を問わず実践的です。ただし、プライベート編の家庭に関するアドバイスは男性目線が強い箇所があり、共働き家庭の視点がやや手薄な点は留意が必要です。

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