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15歳から、社長になれる。 ぼくらの時代の起業入門 (よりみちパン! セ) (よりみちパン!セ 60) - MAIN
初心者副業

【要約・書評】『15歳から、社長になれる。 ぼくらの時代の起業入門 (よりみちパン! セ) (よりみちパン!セ 60)』の評判・おすすめポイント

家入一真|||0ページ

★★★★4.0
(4件)

この本を一言で言うと

起業は「特別な人間がするもの」ではなく15歳からでもできる選択肢のひとつだ——引きこもり経験を持つ連続起業家・家入一真が、会社設立の仕組みから若手起業家のリアルな経験談まで、フラットな言葉で語りかける入門書。

この本の概要

「起業は命綱になりうる」という視点から書かれた本書は、資本金1円・印鑑証明取得可能年齢15歳から会社を作れる現代に、なぜ今こそ起業を「選択肢」として持つべきかを問いかけることから始まる。著者・家入一真は中学2年から高校3年まで引きこもりを経験し、深夜バイトや新聞奨学生を経て起業した異色の経歴を持つ。そのため、メッセージはきれいごとで終わらない。 第1章「会社って何だ?」では、会社設立の手順から上場・M&A・倒産リスクまでをイラストを交えて平易に解説する。「社長は従業員より偉いのか」「税金はなぜ払うのか」といった素朴な疑問にも正面から答えており、難解な法律用語を極力排した構成が中高生にも読みやすい。 第2章には5人の若手起業家インタビューが収録されている。吉田拓巳(7sense)、新垣晴太郎(Leevice)、Tehu、鶴岡裕太(BASE)、鶴田浩之(Labit)らが子ども時代や起業のきっかけを語る。華やかな成功談ではなく、動機の多様さや泥臭さがリアルに伝わる構成で、「特別な人間が起業する」という思い込みをほぐしていく。 巻末には保護者・教師向けのメッセージが付いており、「起業という選択肢を潰さないでほしい」という著者の訴えで締めくくられる。読後感は重くなく、軽やかでフラット。「起業本」というよりも働き方の選択肢を広げるための本として、手に取るハードルが低い一冊だ。

「起業なんて自分には無理」と思ってた僕が、読後に少しだけ前のめりになった話

正直に言う。この本を手に取ったのは、タイトルの「15歳から」という言葉に引っかかったからだ。20代半ばの自分が読む本じゃないかもな、と思いつつ、中古で800円台だったから買った。 Web担当者として毎日ランディングページのABテストをしながら、「このまま会社員でいいのかな」という漠然とした不安が続いていた。転職? 副業? 起業? なんとなく起業という言葉は頭の端にあったけど、「資金ゼロじゃ無理」「リスクが怖い」「特別な才能がいる」という思い込みが邪魔をして、具体的に考えたことはほぼなかった。 この本の冒頭のほうに、「印鑑証明は15歳から取れる」「資本金は1円でいい」という話が出てくる。え、そうなの?と思って読み進めると、法人設立の手続きから上場・M&Aの仕組みまで、ふわっとした概要が掴めるようになっている。難しい言葉は少なく図解もある。「なんかわかった気になってしまう」くらいのゆるい読み心地で、それがちょうどいい。 第2章の若手起業家インタビューが個人的には一番刺さった。BASE創業者の鶴岡さんが当時20代前半で、「なんとなく作ったら使ってくれる人がいた」みたいなトーンで話しているのを読んで、「あ、すごい人の話じゃないんだ」と感じた。スタートアップのピカピカした成功談じゃなくて、もっとくだらない動機やたまたまな要素が混じっているのがリアルだった。登場する起業家の誰ひとりとして、最初から完璧なビジョンを持っていなかったのが印象的だった。 ただ、「どうやって最初の1円を稼ぐか」はほとんど書いていない。ビジネスモデルの作り方とか、マーケティングの基礎とか、そういう実践的な内容は期待しないほうがいい。「起業という選択肢があるよ、怖くないよ」という背中を押すための本で、手順書ではない。 家入さん自身が中学から引きこもっていたという経歴を読んで、「この人が言うから少し信じられる」と思った。華やかなキャリアを積んだ人が「起業しなよ」と言うのとは、重みが違う。経験の種類が違う、という感じ。 読後、僕は具体的な行動は何もしていない。でも、「起業は自分と無関係なもの」という思い込みが少し薄れた気がしていて、それだけでこの本の価値はあったと思っている。次に何かを読むときの、ちょうどいい助走になった。

けんじ(Web担当者・20代)

この本で学べること

**15歳から起業できる法的根拠**を丁寧に説明

印鑑証明の取得可能年齢や資本金1円制度など、「起業の敷居が劇的に下がった」現実を具体的な法律・制度の話を通じて明確にしている。

会社設立から**上場・M&A・倒産**まで一気通貫で解説

イラスト付きで難解な経営用語を排除。起業前後に知っておくべき会社の仕組みを、「中高生でも読める」レベルに落とし込んでいる。

**5人の若手起業家インタビュー**が多様な起業スタイルを提示

BASE・Labit・7senseなど実際に事業を立ち上げた20代が登場し、動機のバラバラさや試行錯誤のリアルを語っている。

起業を「食いっぱぐれないための**命綱**」として位置づける

就活・会社勤めだけが正解ではないという著者のメッセージが通底しており、選択肢を広げるための思考の切り替えを促している。

**保護者・教師向けメッセージ**付きで環境整備を促す

子どもの「起業したい」という意思を周囲の大人が潰さないよう、巻末に保護者・教師それぞれへのメッセージを収録している。

良い点・気になる点

良い点

  • 起業の仕組みをイラスト付きで平易に解説しており、知識ゼロから読める
  • 著者自身の引きこもり経験が下敷きにあるため、メッセージに地に足がついた重みがある
  • 5人の若手起業家インタビューで「特別な人だけが起業する」という思い込みが外れやすい
  • 短時間(2〜3時間程度)で読み終えられる軽さと読みやすさ

気になる点

  • 「どうやって最初の収益を上げるか」などの実践的・具体的な方法論はほぼ書かれていない
  • 2013年刊行のため、SNSマーケティングやノーコードツールなど現代的な起業手法には触れていない
  • 起業のリスクやデメリットの説明が薄く、楽観的な印象を持ちやすい

みんなの評判・口コミ

りん

会社員

★★★☆☆3.0

経理目線で読んでみたけど、税金まわりの説明はかなり薄い。法人税が高いという話は出てくるが、節税の仕組みや社会保険コストへの言及がなく、起業を少し甘く見せすぎな印象がある。ただ中高生向けに書かれた本だと理解した上で読むなら悪くはない。気軽さを優先した入門書として割り切れれば、この評価でも納得できる。

s
sho

メーカー営業

★★★3.5

営業マネージャーとして採用や組織づくりをやっている立場からすると、起業はいいことだらけみたいなトーンが少し気になった。実際には初期メンバーの採用や離職がきつかったりするのだが、そこはほぼスルーされている。ただ、家入さんの引きこもり経験のくだりや若手起業家インタビューはリアルで面白かった。入り口として読むには十分だと思う。

R
R

エンジニア

★★★★4.0

エンジニアとしてPMもやっている身からすると、BASEやLabitの話は「こういう感じで作ったのか」と興味深かった。技術的な話は一切ないけど、プロダクトを作って世に出す動機の部分には共感できるものがあった。もっとエンジニア視点のインタビューがあればよかったけど、起業のファーストステップとしての考え方は参考になった。

m
miku

Webマーケター

★★★★4.5

Webマーケターとして独立を考えていたときに読んだ。資本金1円、15歳から印鑑証明という話は知識として知ってはいたけど、改めて整理されると本当にハードルが低いんだなと実感できた。インタビュー部分の起業家たちのゆるい動機が好きで、頑張りすぎなくていいんだなという気持ちになれた。副業から始めようと動いたのはこの本がきっかけのひとつ。

著者について

こんな人におすすめ

就活や会社員生活に違和感を覚えている20代

「このままでいいのか」と漠然と感じているが、起業という選択肢は考えたことがない人に、思考の入り口を提供する。

引きこもりや不登校経験を持ち、普通のキャリアに乗れなかった人

著者自身の経歴から、「社会のレールを外れても起業という道がある」というメッセージが特に響く。

起業の基本的な仕組み(会社設立・上場・M&A)を手軽に知りたい人

専門書を読む前の概要把握として、2時間程度で全体像を掴める入門書として機能する。

子どもや部下の「起業したい」という意思を評価したい親・上司・教師

巻末の保護者・教師向けメッセージも含め、起業という選択肢を受け入れる側の視点を養うのに役立つ。

副業・フリーランス転向を検討中の社会人1〜3年目

法人化のメリット・デメリットや若手起業家のリアルな話が、独立への心理的ハードルを下げる。

よくある質問

Q. 『15歳から、社長になれる。』は本当に15歳の人向けですか?大人が読んでも意味がありますか?
A. タイトルは「15歳でも起業できる時代だ」というメッセージを込めたもので、実際には20〜30代の読者からも「背中を押された」という感想が多く寄せられています。『15歳から、社長になれる。』は起業の基礎知識を平易に整理した本として、年齢を問わず入門書として活用できます。
Q. 『15歳から、社長になれる。』に具体的なビジネスモデルの作り方や集客方法は載っていますか?
A. 具体的なマーケティング手法や事業計画の立て方は書かれていません。『15歳から、社長になれる。』は「起業という選択肢があること」と「会社の仕組みとはどういうものか」を伝えることに特化した入門書です。実践的な方法論は別の専門書と組み合わせて学ぶことをおすすめします。
Q. 著者・家入一真とはどんな人物ですか?
A. 1978年福岡県生まれ。中学2年から高校3年まで引きこもりを経験した後、深夜バイトや新聞奨学生を経て起業。国内最大手レンタルサーバー「ロリポップ!」やクラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」、ネットショップ開設サービス「BASE」などを立ち上げた連続起業家です。2008年にはJASDAQ最年少(当時)上場を果たしています。
Q. 本書に登場する若手起業家インタビューは現在も参考になりますか?
A. 2013年刊行のため、登場する起業家の状況は変化していますが、「なぜ起業したのか」「どういう動機でサービスを作ったのか」というエッセンスは現在でも十分参考になります。『15歳から、社長になれる。』に登場するBASE(鶴岡裕太)はその後上場を果たしており、登場人物の多くが今も活躍しています。
Q. 資本金1円で会社を作れると書かれていますが、実際に1円で起業することは現実的ですか?
A. 法的には可能ですが、銀行口座の開設や取引先との信用確保において資本金が低すぎると不利になるケースがあります。『15歳から、社長になれる。』の「1円でもできる」というメッセージは「起業の敷居が劇的に下がった」ことを伝えるもので、実務的には数十万円程度の資本金を用意することが一般的です。
Q. 『15歳から、社長になれる。』はどれくらいの時間で読めますか?
A. 216ページで、テキストの密度は高くなく図やイラストも多いため、集中すれば2〜3時間で読み終えられます。通勤・通学の電車の中など隙間時間での読書にも向いています。
Q. 本書に対して批判的な意見はありますか?
A. 「起業のポジティブな面に偏りすぎている」「税金や社会保険コストの説明が薄い」という批判的なレビューもあります。『15歳から、社長になれる。』は起業のリスクや社会的責任についてほとんど触れていないため、バランスのとれた理解のためには他の書籍も合わせて読むことをおすすめします。
Q. 同じ著者の他の書籍と比べてどんな位置づけですか?
A. 家入一真の著作の中では、自身の自叙伝的な『こんな僕でも社長になれた』に比べると、読者対象を若者全般に広げた「外向き」の一冊です。『15歳から、社長になれる。』は著者の個人的な経験談よりも「若い人への起業メッセージ」と「起業の基礎知識」に重点が置かれています。

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