Shelfy
副業・複業・ひとり社長で年金に月プラス10万円を得る方法 (日経ビジネス人文庫) - MAIN
初心者2022年刊『年金にあとプラス10万円を得る方法』を50ページ超加筆・再編集して文庫化副業

【要約・書評】『副業・複業・ひとり社長で年金に月プラス10万円を得る方法 (日経ビジネス人文庫)』の評判・おすすめポイント

藤木俊明|||0ページ

★★★★4.0
(4件)

この本を一言で言うと

副業・複業・ひとり社長という段階的な選択肢で月10万円の上乗せ収入を目指す——年金だけに頼らない老後の働き方と居場所を、在職中から設計するための一冊。

この本の概要

本書は、年金だけでは老後の安心が得られない時代に、月10万円の上乗せ収入を現実的に目指すためのガイドです。2022年刊『年金にあとプラス10万円を得る方法』に50ページ超の加筆・再編集を施して文庫化されており、40代から定年前後の読者が手に取りやすい設計になっています。 全編を貫くのは、著者が繰り返す「無理をしない」「ローリスク」「複数の選択肢を持つ」という考え方です。いきなり大きく稼ごうとするのではなく、会社の外に少しずつ収入源と居場所をつくりながら、退職後に困らないための滑走路を整えていく発想が軸になっています。 具体策は幅広く、会社で培った知識や経験を活かすスキルシェア、趣味や得意分野の講座化、クラウドソーシング、遊休資産の活用、書く仕事、地方での仕事づくり、マイクロ副業などを紹介。さらにひとり社長として法人を持つ選択肢や、仕事仲介サイトでの見せ方、差別化ポイントの作り方、AIを補助的に使う発想まで扱っています。 後半では、公的支援や創業支援、事業計画書の考え方に加え、介護・老親問題・思わぬ出費といった人生後半の現実にも踏み込みます。単なる副業アイデア集ではなく、収入・健康・居場所をまとめて設計したい人のための実務寄りの入門書です。

定年後の不安をあおる本ではなく、静かに準備させる本だった

正直に言うと、この手の「老後のお金」系の本はもう何冊か読んでいて、だいたいパターンが見えていた。不安をあおって、投資か節約か、みたいな話に落ちるやつ。でも『副業・複業・ひとり社長で年金に月プラス10万円を得る方法』は違った。読み終わったあとに残ったのは焦りではなくて、「あ、これならやれそうだな」という感覚だった。 自分は54歳、メーカーの営業部長をやっている。役職定年が見えてきて、再雇用後の年収ダウンも現実味を帯びてきた。とはいえ、退職金を突っ込んで飲食店をやるとか、在庫を抱えるビジネスを始めるとか、そういう気力はもうない。この本がよかったのは、まさにそこから始まるところだ。退職金には手をつけるな無理をするなひとつに賭けるな。この3つが最初に来るから、読んでいて肩の力が抜ける。 特に刺さったのは「会社の外に滑走路をつくれ」という話。辞めてから考えるのでは遅い、在職中にお金を稼ぐ経験を社外で持っておけ、と。これは本当にそうだと思った。いま名刺を外したら自分に何が残るか。考えると正直きつい。でも本書は、会社員時代の知識や経験をスキルシェアに変える方法、趣味を小さく収益化する方法、さらには「ひとり社長」として法人を持つ段階まで、順番に見せてくれる。いきなり起業しろとは言わない。まず副業で試運転しろ、という流れが自分には合っていた。 あと、お金の話だけで終わらないのがよかった。介護、老親、予想外の出費、定年後の居場所。このあたりは50代なら誰でも頭の片隅にあるはずだけど、副業本でここまで踏み込んでいるのは珍しい。仕事仲介サイトでのプロフィールの書き方とか、差別化のポイントとか、公的支援の使い方まで地続きで書いてあるから、老後の生活設計の実務書として一本読める。 もちろん弱点もあって、個々の副業の具体的なやり方は広く浅い。始める段階では専門書や最新情報を足す必要がある。でも、何から手をつければいいかわからない50代にとっては、まずこの一冊で全体の地図を持てるのが大きい。自分は読み終えて、すぐ稼ぎ始めるというよりも、まず自分の棚卸しとプロフィールづくりから着手しようと決めた。焦らせない。でも動かせる。そういう本だった。

54歳 メーカー営業部長。役職定年と老後資金に不安があり、副業を考え始めた会社員

この本で学べること

ローリスクを徹底する

本書の出発点は心身の健康を損なわないこと退職金に手をつけないこと。大きく張るのではなく、小さく試して撤退もしやすい選択肢を積み上げる姿勢が全編を通じて一貫しています。

会社の外に滑走路をつくる

定年後に突然動き出すのではなく、在職中から会社の外でお金を稼ぐ経験を持っておくことが重要だと説きます。副業は単なる収入源ではなく、退職後の居場所づくりにもつながるという視点です。

複業で月10万円を組み立てる

ひとつの仕事に賭けるより、複数の小さな収入源を持つほうが現実的というのが著者の立場。スキルシェア、趣味の講座化、クラウドソーシング、マイクロ副業などを組み合わせて月10万円に届かせる発想が中心です。

ひとり社長で信用と自由度を広げる

副業の延長で法人を持つと、企業案件の受注や節税、信用面で有利になる可能性があります。いきなり大きな会社を作るのではなく、固定費を抑えたひとり社長として小さく運営するイメージが具体的に示されます。

支援制度と人生後半の出費まで見る

副業アイデアだけでなく、移住支援金や創業支援、事業計画書の考え方にも踏み込みます。さらに介護や老親問題など老後の支出リスクまで視野に入れており、人生後半を丸ごと設計する姿勢が実用的です。

本の目次

  1. 1「年金プラ10」生活への準備
  2. 2「副業・複業」で「年金プラ10」を無理なく実現する11の方法
  3. 3「ひとり社長」で「年金プラ10」を無理なく実現する方法
  4. 4小さく始めて確実に稼ぐ! 仕事獲得の最短ルート
  5. 5賢くトクする! 公的支援を活用しよう
  6. 6稼げる自分をつくる! 差別化ポイントと「通る事業計画書」
  7. 7誰もが直面! 「年金プラ10生活」と介護、老親問題、思わぬ出費

良い点・気になる点

良い点

  • 副業・複業・法人化までをひと続きの流れで理解できる
  • 40代以降でも始めやすい低リスクな選択肢が多い
  • 収入だけでなく居場所や生きがいの視点も入っている
  • 公的支援や事業計画書など実務の入口まで触れている

気になる点

  • 各副業の具体的な稼ぎ方は広く浅く、深掘りは少なめ
  • 税金・社会保険・制度面は実行前に最新情報の確認が必要
  • 短期間で大きく稼ぎたい読者にはやや慎重すぎる構成

みんなの評判・口コミ

のり

ソリューション営業

★★★★4.0

営業職として読んだとき、「売り込む」より「発信する」という整理がかなり腹落ちしました。副業本なのに、50代以降の働き方や居場所まで含めて設計しているのがよかったです。特にひとり社長という選択肢を、感情論ではなく信用や受注の観点から説明しているのが実務的でした。逆に言うと、個別の副業手法を深く学びたい人は別の本も必要です。全体像をつかむ一冊としてはかなり優秀だと思います。

りん

会社員

★★★★4.5

お金の本として手に取りましたが、単なる家計防衛ではなく「どう働くか」の本でした。退職金に手をつけない、複数の収入源を持つ、公的支援も使うという考え方はかなり堅実です。会計や税務の細部まで深いわけではないですが、法人化のメリットと負担をバランスよく書いている印象でした。介護や思わぬ出費まで話が広がるので、老後資金を数字だけで考えたくない人に向いています。

こーた

マーケター

★★★★4.0

副業ネタ本っぽく見えて、実際はかなり設計思想のある本でした。スキルシェアや発信、プロフィール設計など、個人で仕事を取るための基本が押さえられています。SNS一本で伸ばすような派手さはないですが、そのぶんミドルシニア向けには現実的です。趣味や経験をどう価値に変えるかの話は、若い世代が読んでも参考になると思います。地味だけど長く効く本です。

R
R

エンジニア

★★★3.5

キャリアの複線化という意味で読んでみて面白かったです。会社の外に滑走路をつくるという考え方は、年齢を問わず有効だと感じました。ひとり社長の章は特に、会社員のまま別の看板を持つイメージが湧きやすかったです。一方で、AIやデジタル活用の記述は補助的で、最新ツールの活用を期待すると少し物足りないかもしれません。ミドルシニア向けの入門書として読むなら十分満足でした。

著者について

こんな人におすすめ

定年前の準備をしたい人

会社を辞めてから慌てるのではなく、在職中に副業や複業の滑走路をつくりたい人に合います。

小さく副業を始めたい人

大きな投資や在庫リスクを避け、経験や趣味を生かしたスモールスタートを考える人向けです。

ひとり社長に興味がある人

法人化のメリットと負担をざっくり把握し、自分に合うかを見極めたい人に役立ちます。

老後の居場所も考えたい人

収入だけでなく、退職後も社会とつながる役割や日常の張り合いを持ちたい人に向いています。

家族リスクまで見ておきたい人

介護や老親、思わぬ支出まで含めて人生後半の家計と働き方を設計したい人におすすめです。

よくある質問

Q. 『副業・複業・ひとり社長で年金に月プラス10万円を得る方法』はどんな人向けですか?
A. 『副業・複業・ひとり社長で年金に月プラス10万円を得る方法』は、40代以降で定年後の収入や居場所に不安がある会社員に特に向いています。副業未経験でも、どこから準備を始めればいいかがつかみやすい構成です。
Q. 『副業・複業・ひとり社長で年金に月プラス10万円を得る方法』は、いきなり起業する本ですか?
A. いいえ。『副業・複業・ひとり社長で年金に月プラス10万円を得る方法』は、いきなり会社を辞めて起業する本ではありません。まず副業や複業で小さく試し、その延長線上にひとり社長という選択肢を置く段階的な流れです。
Q. 『副業・複業・ひとり社長で年金に月プラス10万円を得る方法』ではどんな副業が紹介されますか?
A. 『副業・複業・ひとり社長で年金に月プラス10万円を得る方法』では、スキルシェア、趣味の講座化、クラウドソーシング、書く仕事、遊休資産の活用、マイクロ副業などが紹介されています。会社員時代の経験や得意分野を活かす方向の提案が中心です。
Q. 『副業・複業・ひとり社長で年金に月プラス10万円を得る方法』は法人化や公的支援にも触れていますか?
A. はい。『副業・複業・ひとり社長で年金に月プラス10万円を得る方法』では、ひとり社長として法人を持つメリット・デメリット、公的支援や移住支援金、事業計画書の考え方にも触れています。実務の入口をつかむには十分な内容です。
Q. 『副業・複業・ひとり社長で年金に月プラス10万円を得る方法』は若い世代にも役立ちますか?
A. 『副業・複業・ひとり社長で年金に月プラス10万円を得る方法』の主な読者層はミドルシニアですが、会社の外に収入源をつくるという考え方自体は年代を問わず有効です。ただし、語り口は定年前後の悩みに寄せて書かれています。
Q. 『副業・複業・ひとり社長で年金に月プラス10万円を得る方法』だけで実践できますか?
A. 『副業・複業・ひとり社長で年金に月プラス10万円を得る方法』は全体像をつかむには十分ですが、個別の副業手法や税務の実務は別途確認したほうが安全です。最初の一冊として読み、必要に応じて専門書を足していくのが相性のよい使い方です。

副業アイデア100選

今日から始められる副業アイデア集を無料でダウンロード

※ 登録いただいたメールアドレスは資料送付にのみ使用します