この本を一言で言うと
経営学の第一人者・伊丹敬之が、顔つき・仕事・資質・育ち方・失敗・退き際という6つの視点から「よき経営者とはどのような人物か」を論じた異色の経営者論。
この本の概要
後継者育成の議論に必ず使う一冊
— 大手メーカーの人事部長・長谷川(55歳)
この本で学べること
よき経営者の顔つきには「素朴さ」「強さ」「透明感」という共通点がある
経営者の本質的な仕事は「他人に仕事をしてもらうこと」にある
経営者は若い時期に「一つの領域を任される大きな仕事」の経験で育つ
組織が経営者候補を育てるには、選ぶこと(=外すこと)ができる文化が必要
醜い退き際を避けるには、権力への執着を自覚し、自分の限界を認める謙虚さが不可欠
本の目次
- 1プロローグ 「社長ごっこ」はもうやめよう
- 2第1章 顔つき
- 3第2章 仕事
- 4第3章 資質
- 5第4章 育ち方
- 6第5章 失敗
- 7第6章 退き際
- 8エピローグ 新しい経営者世代への期待
良い点・気になる点
良い点
- ○「顔つき」「退き際」など、他の経営書では語られない視点からの経営者論
- ○経営学の第一人者が感情論に逃げず、論理的に「よき経営者」を定義しようとした希少な試み
- ○人事・組織開発の実務に直結する「経営者の育て方」の議論が充実
気になる点
- △具体的な解決策・HOWTOは少なく、思考の枠組みを与える書
- △松下幸之助・本田宗一郎など限られた著名人の事例が中心で、多様性に欠ける
みんなの評判・口コミ
示唆に富む異色の経営者論。曰く言い難い「顔つき」「退き際」という項目が極めて論理的に構成されている。公私混同などの「人格的ゆるみ」についての記述は耳が痛いが、必読の書だと思う。
経営者育成のプログラム設計で参考にした。「育ち方」の章—若い時期に一つの領域を任される経験の重要性—は、人事施策の根拠として活用している。平易な文章で読みやすい点も良い。
クライアントの経営者に勧める本。理想論と言う人もいるが、あるべき姿を知ることが向上の出発点。特に退き際の問題は日本の多くの経営者が抱える課題で、対話のきっかけに使える。
HOWTOではなく思想的な本。具体的な経営手法を学ぶよりも、経営者としての姿勢・倫理を考えるきっかけになる。ケース事例は古いものが多いが、議論の枠組みとしては今でも有効。
著者について
こんな人におすすめ
自分が経営者としてどうあるべきかを深く考えたい現職・次世代経営者
後継者育成・経営者育成に取り組む人事・組織開発担当者
経営学的観点から経営者の本質を理論的に理解したい研究者・学生
よくある質問
Q. 経営学者が書いた本ですが、理論的すぎて実務に使えませんか?▼
Q. 後継者問題や事業承継に悩む経営者にも参考になりますか?▼
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対象読者
書籍情報
- 出版社
- 発売日
- ページ数
- 200p
- ISBN
- 4532197090
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