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性格は変えられる アドラー心理学を語る1
中級者自己啓発

【要約・書評】『性格は変えられる アドラー心理学を語る1』の評判・おすすめポイント

野田俊作|創元社|2016-12-20|240ページ

4.5
(4件)

この本を一言で言うと

日本アドラー心理学会の創設者・野田俊作が、「性格(ライフスタイル)は自分で選び、自分で変えられる」というアドラーの核心をわかりやすく語りかける講義録。

この本の概要

日本にアドラー心理学を本格的に紹介した第一人者・野田俊作による「アドラー心理学を語る」シリーズの第1巻。もともと講演やワークショップでの語りをベースにしているため、学術書でありながら口語調で読みやすい。 アドラー心理学における「ライフスタイル」の概念を軸に据え、性格とは何か、それはどのように形成され、なぜ変えられるのかを丁寧に解説する。フロイトやユングとの違いにも触れつつ、アドラー心理学の独自性を明確にしている。 特筆すべきは、著者自身の臨床経験に基づく具体的な事例の豊富さ。抽象的な理論ではなく、「実際のカウンセリングでこうなった」というリアルなエピソードが散りばめられている。『嫌われる勇気』でアドラーに興味を持った読者が、より専門的な理解へステップアップするのに最適な一冊。

アドラーを「使える」レベルに引き上げてくれた本

カウンセラーの資格を取ったあと、アドラー心理学をもっと深く学びたくて手に取った。『嫌われる勇気』は読みやすいけど、あくまで入門。こちらは実践者の言葉で書かれていて、重みが違う。 野田先生の語り口がいい。学者っぽい堅さがなくて、目の前で講義を受けているような感覚。「性格は変えられる」って言葉だけ聞くと安っぽいけど、ライフスタイルの概念を丁寧に辿っていくと、腹落ちする。 カウンセリングの事例が具体的で、「この場面でアドラー心理学をどう使うか」が見える。入門書を卒業したい人におすすめ。ただし1巻だけで完結しないので、シリーズ通して読む前提で。

30代・産業カウンセラー

この本で学べること

性格(ライフスタイル)は自分で選択したもの

遺伝や環境に「決められた」のではなく、幼少期に自分が選び取った。だから自分で変えることもできる。

フロイトとの決定的な違い:過去に支配されない

フロイトが過去のトラウマを重視するのに対し、アドラーは「今ここ」での目的と選択を重視する。

ライフスタイルの4つの要素

自己概念、世界像、自己理想、対人関係パターン。この4つの組み合わせが「性格」を構成する。

性格を変えるには「勇気」が必要

今の性格には「今の生き方を維持する」メリットがある。それを手放す勇気を持つことが変化の第一歩。

本の目次

  1. 1第1章 アドラー心理学とは何か
  2. 2第2章 ライフスタイルとは何か
  3. 3第3章 ライフスタイルの形成
  4. 4第4章 ライフスタイルの分析
  5. 5第5章 ライフスタイルの変容

良い点・気になる点

良い点

  • 講義録ベースで語り口が平易
  • 臨床事例が豊富で実践的
  • ライフスタイル概念を深く掘り下げている
  • アドラー心理学と他の心理学派との違いが明確

気になる点

  • シリーズ第1巻のため単体では完結しない
  • 『嫌われる勇気』ほどのキャッチーさはない
  • 学術的な記述もあり初心者にはやや難しい箇所がある

みんなの評判・口コミ

s
shin

エンジニア

5.0

野田先生の本はどれも外れがないが、この1巻が特に好き。ライフスタイルの概念をここまで丁寧に解説した本は日本語では他にない。

s
shin

エンジニア

4.0

『嫌われる勇気』の次に読んだ。正直最初は難しかったけど、講義調なので読み進められた。自分の性格の「選んでいる」感覚が少し掴めた。

s
shin

エンジニア

3.5

アドラー心理学に興味があって読んだ。内容は良いけど、シリーズものの1巻なのでこれだけだと消化不良。2巻以降も読む覚悟がいる。

s
shin

エンジニア

4.5

野田先生の臨床知見が凝縮されている。フロイトとの比較もフェアで、精神医学の視点からも参考になる。アドラー派でなくても読む価値あり。

著者について

こんな人におすすめ

『嫌われる勇気』からステップアップしたい人

入門レベルから中級へ。ライフスタイル概念を深く理解できる

カウンセラー・臨床心理に興味がある人

臨床事例が豊富で、アドラー心理学の実践的な使い方が学べる

自分の性格パターンを客観的に理解したい人

「なぜこの性格なのか」「どう変えられるのか」を理論的に知ることができる

よくある質問

Q. 『嫌われる勇気』を読まずに本書から始められますか?
A. 読めますが、アドラー心理学の基本用語に慣れてからの方がスムーズです。先に『嫌われる勇気』か『アドラー心理学入門』を読むことをおすすめします。
Q. シリーズ全巻読む必要がありますか?
A. 本書は「ライフスタイル」に特化した1巻です。単体でも十分学びがありますが、2巻以降では対人関係論や教育論を扱うため、シリーズ通読するとより深く理解できます。
Q. 野田俊作と岸見一郎の違いは?
A. どちらも日本のアドラー心理学の権威です。岸見先生が哲学寄りのアプローチなのに対し、野田先生は臨床心理寄り。本書はより実践的・臨床的な視点が特徴です。

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