
この本を一言で言うと
「天は自ら助くる者を助く」——努力・勤勉・品性の力を偉人の実例で説く160年読み継がれた自己啓発の古典。
この本の概要
1858年にイギリスで出版されたサミュエル・スマイルズの「Self-Help」を竹内均が現代語訳した一冊。日本では明治時代に「西国立志編」として紹介され、福澤諭吉の「学問のすすめ」と並ぶ明治の大ベストセラーとなった。独立自尊の精神を核に、アダム・スミス、ニュートン、シェイクスピア、ミケランジェロ、ガリレオといった各分野の偉人たちのエピソードや言葉を豊富に引用しながら、自助・勤勉・忍耐・品性の重要性を説く。政府や他者に頼るのではなく、自分自身の意志と努力によって人生を切り拓くことができるというメッセージは、成熟した現代社会においても色あせない。304ページとコンパクトながら、完訳版より読みやすく整理されており、偉人の言葉が次々と登場するため飽きずに読み進められる。人生の指針を求める人や、やる気が落ちたときに手に取りたい一冊。
この本で学べること
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「天は自ら助くる者を助く」——自助の精神が個人と国家の力の源泉
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ニュートン、ミケランジェロ、ガリレオなど各分野の偉人の具体的エピソードで勤勉・忍耐を解説
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品性こそが人生の最悪の堕落を防ぐ聖域であり、成功の土台
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意志の力があれば人は自分が決めた目標を果たし、なりたい人間になれる
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政府や他者への依存を戒め、自立・独立の精神を育む
良い点・気になる点
良い点
- ○偉人のエピソードが豊富で飽きずに読み進められる
- ○竹内均訳により完訳版より読みやすく整理されている
- ○時代を超えて通用する普遍的なメッセージが詰まっている
- ○文庫サイズで手軽に持ち運べ、繰り返し読むのに最適
気になる点
- △完訳ではないため削除されている部分がある
- △「努力せよ」というメッセージが繰り返されるため、人によっては冗長に感じる
- △19世紀イギリスの価値観が背景にあり、現代の多様な働き方とは相いれない部分もある
著者について
こんな人におすすめ
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仕事や人生でモチベーションが落ちているビジネスパーソン
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自己啓発の原点・古典を読んでみたい読書初心者
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品性・勤勉・忍耐という価値観を見直したい人
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明治の知識人が何に影響を受けたか知りたい歴史・文化に興味のある人
よくある質問
Q. 完訳版と何が違うの?▼
A. この文庫版は竹内均による現代語訳で、完訳版にある繰り返しの多い部分を整理・省略しています。読みやすさを重視する方にはこちらがおすすめです。
Q. 西国立志編との関係は?▼
A. 西国立志編は明治時代に中村正直が翻訳した本書の旧訳版です。この文庫版はその原著(Self-Help)の現代語訳で、明治の青年たちが熱狂した内容を現代人が読みやすい形で読めます。
Q. 読んで本当に役に立つ?▼
A. すぐに行動が変わるというより、自分で動くしかないという覚悟が芽生える本です。読後にやる気スイッチが入る効果があると多くの読者が感想を述べており、落ち込んだときに繰り返し読む用として手元に置く価値があります。
