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わたしが「わたし」を助けに行こう ―自分を救う心理学―
初心者自己啓発

【要約・書評】『わたしが「わたし」を助けに行こう ―自分を救う心理学―』の評判・おすすめポイント

橋本 翔太|||0ページ

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この本を一言で言うと

「自分を救えるのは自分だけ」――心理カウンセラーが教える、傷ついた内面を自分で癒すためのセルフケア実践書。

この本の概要

橋本翔太の『わたしが「わたし」を助けに行こう』は、心理カウンセラーとして活動する著者が、自分で自分の心を救う技術をまとめた一冊だ。サブタイトルの「自分を救う心理学」が示すとおり、他人に変わってもらうのではなく、自分自身が自分の最大の理解者・味方になるというアプローチを取る。 本書の核となる概念は「インナーチャイルド」と「セルフペアレンティング」だ。幼少期の体験によって傷ついた内なる子ども(インナーチャイルド)が大人になった今も心の奥で泣いている。その子どもを、今の自分が親のように抱きしめて癒す――というプロセスを、ワーク形式で実践できるようにしている。 前半では、なぜ自分が今の状態になったのかを理解するための心理学的な背景を解説。アダルトチルドレン、愛着障害、トラウマといった概念を噛み砕いて説明し、「自分は壊れているのではなく、傷ついているだけ」というメッセージを繰り返す。 中盤以降は実践パート。自分への手紙を書くワーク、感情日記、身体感覚に意識を向けるボディワークなど、カウンセリングの現場で使われる技法を自宅でできる形に落とし込んでいる。 文体は温かく、語りかけるようなトーン。心理学の専門書ではないが、「今すぐカウンセリングに行けないけど、何かしたい」という人にとっては最初の一歩になる。著者自身もメンタルの不調を経験しており、その体験が本書の説得力を支えている。

カウンセリングに行く勇気がなかった自分に、この本が代わりになった

メンタルクリニックの予約を3回取って、3回ともキャンセルした。行ったほうがいいのはわかってるけど、知らない人に自分の内面をさらけ出すのが怖かった。そんなときに本屋で手に取ったのがこの本。 タイトルの「わたしが『わたし』を助けに行こう」に、まず泣きそうになった。助けを求めてるのは自分なのに、誰にも頼れなくて、でも自分で自分を助けに行けばいいんだ、と。 著者がインナーチャイルドについて書いている章が特に響いた。子どものころ、親に甘えられなかった記憶がある。「しっかりしなさい」と言われ続けて、弱さを見せることが悪いことだと思い込んでいた。大人になった今も、誰かに頼るのが苦手で、全部自分で抱え込んでしまう。 この本では「幼い頃の自分に、今の自分が声をかけてあげる」というワークがある。最初は正直、何やってるんだろうと思った。でもやってみると、涙が止まらなかった。「もう頑張らなくていいよ」「よくやってきたね」と自分に言うだけで、こんなに楽になるのか、と。 感情日記も続けている。「今日怒りを感じた」「今日は悲しかった」と書くだけ。それだけで感情が整理されて、引きずる時間が短くなった。 注意点としては、読んでいてつらくなる瞬間がある。自分の過去と向き合うことになるので、タイミングは選んだほうがいい。体調が最悪のときよりは、少し落ち着いてから読むのがおすすめ。 カウンセリングの完全な代替にはならないと思う。でも、カウンセリングに行くまでの「つなぎ」として、あるいは通院と並行して読む本としては、これ以上のものはなかなかないと思う。

28歳 看護師 / 幼少期のトラウマと向き合い始めたところ

この本で学べること

自分を救えるのは自分だけという前提

他人や環境が変わるのを待つのではなく、自分自身が自分の最大の味方になる。このスタンスが本書のすべてのワークの基盤。

インナーチャイルドを癒すワーク

幼少期に傷ついた内なる子どもに、大人になった今の自分が声をかけ、抱きしめるプロセス。カウンセリングで使われる技法を自宅で実践できる形にしている。

感情を言語化する技術

感情日記をつけることで、漠然とした不安やモヤモヤを具体的な言葉に変換する。言語化するだけで感情のコントロール力が上がる。

身体感覚に意識を向けるボディワーク

心の不調は身体にも現れる。呼吸法や身体の緊張に気づく練習を通じて、心身の両面からケアするアプローチ。

「壊れている」のではなく「傷ついている」

自分はおかしい、壊れていると思いがちだが、本書は「傷ついているだけ」と繰り返す。このリフレーミングが回復の出発点になる。

本の目次

  1. 1はじめに 自分を助けに行く旅
  2. 2第1章 なぜ今、あなたは苦しいのか
  3. 3第2章 インナーチャイルドに出会う
  4. 4第3章 自分を抱きしめるワーク
  5. 5第4章 感情を言葉にする技術
  6. 6第5章 身体からアプローチする
  7. 7第6章 人間関係を整理する
  8. 8第7章 わたしが「わたし」の味方になる

良い点・気になる点

良い点

  • カウンセリングの技法を自宅で試せるワークが豊富
  • 温かい語りかけの文体で読みやすい
  • 著者自身のメンタル不調経験に基づく説得力
  • インナーチャイルドの概念が丁寧に解説されている

気になる点

  • 読んでいてつらくなる瞬間があり、タイミングを選ぶ必要がある
  • 重度のトラウマがある場合は専門家の治療が必要で本書だけでは不十分
  • 心理学の専門家から見ると理論的な深さはやや不足

著者について

こんな人におすすめ

カウンセリングに行く勇気がまだない人

専門家に相談するまでの「つなぎ」として、自分でできるセルフケアの第一歩になる。

幼少期の体験が今の自分に影響していると感じる人

インナーチャイルドの概念を通じて、過去の傷と向き合うきっかけを得られる。

感情のコントロールが苦手な人

感情日記や言語化のワークで、漠然としたモヤモヤを整理する技術が身につく。

セルフケアの方法を探している人

スピリチュアルではなく心理学ベースのアプローチで、地に足のついたケアができる。

よくある質問

Q. 『わたしが「わたし」を助けに行こう』はスピリチュアル本ですか?
A. スピリチュアルではありません。心理カウンセリングの技法をベースにしたセルフケアの実践書です。インナーチャイルドも心理学の概念として扱われています。
Q. メンタルの調子が悪いときに読んでも大丈夫ですか?
A. 過去の傷と向き合う内容が含まれるため、体調が最悪のタイミングは避け、少し落ち着いてから読むことをおすすめします。つらくなったら一度本を閉じて休んでください。
Q. カウンセリングの代わりになりますか?
A. 完全な代替にはなりませんが、カウンセリングに行くまでの準備として、または通院と並行して取り組む補助教材として有用です。

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