
この本を一言で言うと
自尊心を高め、心おだやかに生きるための92のヒントを凝縮した、メンタルケアのロングセラー。
この本の概要
ジェリー・ミンチントンの『心の持ち方 完全版』は、姉妹書『うまくいっている人の考え方』とともに日本で長く読まれてきたセルフヘルプの定番だ。原書は「Maximum Self-Esteem」で、自尊心(セルフ・エスティーム)を高めるための92の項目が収録されている。
構成は『自己肯定感の磨き方』と似ており、1項目2〜3ページの短いレッスン形式。「他人の批判を気にしすぎない」「失敗を恐れて行動しないことの損失を知る」「自分のことを悪く言わない」といった項目が並ぶ。
本書のキーメッセージは、自分の心の持ちようは自分で選べるという点にある。環境や他人を変えることはできないが、出来事に対する自分の解釈や反応は変えられる。このシンプルな前提のもと、具体的にどう考え方をシフトさせるかが項目ごとに示される。
「完全版」は旧版に加筆・再編集されたもので、携書サイズで持ち歩きやすい。内容が平易なぶん読者を選ばず、10代から60代まで幅広い層に読まれている。特に心が疲れたときに開くと、当たり前だけど忘れていたことを思い出させてくれる「お守り」的な一冊。
ぶっちゃけ当たり前のことしか書いてない。でもそれがいい
タイトルだけ見ると「心の持ち方? そんなの知ってるよ」と思うかもしれない。実際、書いてあることは驚くほどシンプル。「他人の批判を気にしすぎない」「自分を悪く言わない」「失敗は学びの機会」――全部、聞いたことのある話。
でも、じゃあ実際にそれができてるかって言われると、全然できてない。それに気づかされるのがこの本のすごいところだと思う。
自分がこの本を読んだのは、転職して半年くらいのとき。新しい環境に慣れなくて、毎日「前の職場のほうが良かったんじゃないか」「自分には向いてないんじゃないか」ってぐるぐる考えてた。そんなときに、書店で目に入って衝動買いした。
読み始めてすぐ気づいたのは、自分が自分に対してすごく厳しい言葉を使っているということ。心の中で「お前はダメだ」「なんでこんなこともできないんだ」って、他人に言ったら絶対嫌われるレベルの言葉を自分に浴びせてた。「自分のことを悪く言わない」という項目を読んで、「あ、これ完全に自分のことだ」と。
この本は理論書じゃないし、科学的なエビデンスで固めるタイプでもない。でも、弱ってるときに寄り添ってくれる言葉がぎっしり詰まってる。92項目のうち、今の自分に刺さるのは10個くらいかもしれない。でもその10個が、めちゃくちゃ効く。
読了後は本棚じゃなくてベッドサイドに置いてる。寝る前にパッと開いて1〜2項目読む。それだけで次の日の気持ちの入り方が違う。700円でこれは相当コスパがいい。
— 31歳 転職半年のWebディレクター / 新環境への適応に苦戦中
この本で学べること
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心の持ち方は「選べる」
同じ出来事でも解釈次第で感情は変わる。環境を変えられなくても、自分の反応は自分で選べるという前提が全項目を貫いている。
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自分への言葉遣いを変える
心の中のセルフトークが自尊心を削っていることに気づき、自分に対して友人に接するような言葉を使う習慣をつける。
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他人の批判を真に受けすぎない
他人の批判はその人の価値観や状況から出たものであり、自分の価値を決めるものではない。この線引きが心の安定につながる。
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失敗を「データ」として扱う
失敗は人格の否定ではなく、次に活かせる情報。失敗を恐れて動かないことのほうが損失が大きいと説く。
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完璧を求めず、進歩を認める
100%を目指して自分を追い詰めるのではなく、昨日より少しでも前に進んだことを認めるマインドセットが自尊心を育てる。
本の目次
- 1第1章 自尊心を高める
- 2第2章 ニセの自尊心に気をつける
- 3第3章 自分を大事にする
- 4第4章 よりよい考え方を選ぶ
- 5第5章 自分のために行動する
- 6第6章 他人を気にしすぎない
- 7第7章 ありのままの自分を受け入れる
良い点・気になる点
良い点
- ○1項目2〜3ページで負担なく読める
- ○携書サイズで持ち歩きやすい
- ○年齢・性別を問わず読めるシンプルな文章
- ○弱っているときほど効く「お守り」的な一冊
気になる点
- △内容が平易すぎて物足りないと感じる人もいる
- △科学的なエビデンスや理論的根拠は薄い
- △姉妹書と内容が重複する部分がある
著者について
こんな人におすすめ
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心が疲れている人
今まさに落ち込んでいる人が、寝る前に1項目読むだけで少し楽になれる構成。
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自己啓発本の入門者
難しい理論がなく、読書習慣がない人でも読み切れる。
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転職・異動で環境が変わった人
新しい環境への不安や自信のなさに対するヒントが見つかる。
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10代〜60代の幅広い層
年齢に関係なく刺さる項目があり、家族で回し読みしている人も多い。
よくある質問
Q. 『心の持ち方』と『うまくいっている人の考え方』はどちらを先に読むべき?▼
A. どちらから読んでも問題ありません。『うまくいっている人の考え方』のほうがやや行動寄り、『心の持ち方』のほうが内面のケア寄りの傾向があります。
Q. 完全版と旧版の違いは?▼
A. 完全版は旧版に加筆・再編集されたもので、携書サイズに変更されています。内容のカバー範囲は完全版のほうが広くなっています。
Q. 何度も読み返す価値はありますか?▼
A. むしろ繰り返し読むことで効果が出るタイプの本です。心の状態によって刺さる項目が変わるため、定期的に読み返す読者が多くいます。
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