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決定版 営業心理術大全
中級者営業

【要約・書評】『決定版 営業心理術大全』の評判・おすすめポイント

菊原智明|明日香出版社|2022-11-10|328ページ

4.5
(4件)

この本を一言で言うと

人間心理の法則を営業の全局面に応用——顧客・上司・同僚まで「人を動かす」実践テクニックの決定版大全。

この本の概要

本書は、累計100万部以上の著作を持つ営業コンサルタント・菊原智明氏が、心理学的知見に基づく営業テクニックを一冊に集約した「大全」だ。328ページのボリュームに、アプローチから信頼構築、プレゼン、クロージング、アフターフォロー、チームマネジメントまでのあらゆる局面で使える心理術が網羅されている。 著者はトヨタホームの営業マンとして7年連続で成績不振だった経験を持ち、心理学を独学で学んで再起。その後トップ営業に転身した実績を持つ。本書のテクニックは机上の理論ではなく、著者自身が現場で試し、効果を実証したものだけが厳選されている点が強みだ。 特に注目は、顧客だけでなく「上司・同僚・部下」への活用方法まで解説している点。「人を動かす」技術として営業に留まらない汎用的な価値を持っており、Amazonレビューでも「営業だけでなく人を動かすにも活かせる」という評価が多い。 ライバルに教えたくないほど効果的と評されるテクニックを「ズル賢いと思われるほど効く」という表現で紹介する姿勢も本書の特徴。倫理的な範囲内で、心理学の知見を最大限活用する「賢い営業」を目指す人向けの一冊だ。

「がんばれ」しか言えない管理職が、人を動かす言葉を学んだ

正直に言うと、この本を読んだ一番の目的は部下の指導だった。自分の営業スキルに自信はあるが、なぜそれが部下に伝わらないのか、ずっと悩んでいた。 菊原さんは本書で「人は説得されて動くのではなく、自分で決めたと感じたときに動く」と言う。これって、客への対応だけじゃなくて部下の育成にもまったく同じことが言える。「やれ」と言われてやるより、自分で「やりたい」と思ってやる方が成果が出る。当然の話だけど、それを実現するための具体的な技術がこの本には書いてある。 たとえば「フット・イン・ザ・ドア」という心理テクニック。最初に小さなお願いをして、徐々に大きな要求へとつなげるやり方。これを部下への仕事の渡し方に応用してみた。いきなり大きな仕事を任せるんじゃなくて、まず小さな成功体験を積んでもらう。そうしたら「もっとやってみたい」という気持ちが自然と出てくるんだな、とわかった。 営業心理術として書かれているが、人間心理の普遍的な法則が詰まっている。返報性の法則、社会的証明、権威効果、希少性の原理。これらを知っているだけで、日常の対人場面での受け取り方が変わる。「あ、今これで影響を受けようとしてるな」と気づけるようになる。 328ページというボリュームに最初は怯んだが、章ごとに短いテクニックが独立して書かれているので、どこから読んでもいい。興味を持ったところから拾い読みしても十分使える。 唯一気になったのは、テクニック集なので「どれから実践するか」の優先順位が自分でつけにくいこと。全部やろうとすると混乱するので、まず自分の弱点に近い章から試すのが正解だと思った。 「ライバルに教えたくない」というAmazonレビューのタイトルは大げさじゃない。知っていると知らないとでは、対人場面での有利不利が確実に変わる。

35歳・住宅メーカーの営業部長。自分の成績は悪くないが、部下の指導に悩んでいる。「がんばれ」以外の言葉で人を動かす方法を探している。

この本で学べること

営業の全局面をカバーする心理術の「大全」

アプローチ・信頼構築・プレゼン・クロージング・アフターフォロー・チームマネジメントまで、328ページに及ぶ包括的な心理テクニック集。特定の局面だけでなく営業活動全体を底上げできる。

返報性・社会的証明・希少性などの心理法則を実務に応用

心理学の古典的法則を抽象論で終わらせず、営業の具体的な場面でどう使うかに落とし込むのが本書の強み。知識として知っているだけでも対人場面での判断力が上がる。

顧客だけでなく上司・同僚・部下への活用方法も解説

純粋な「売る技術」に留まらず、チーム内の人間関係・マネジメントにも応用できる「人を動かす」汎用技術として整理されている。管理職にも有用な内容。

著者自身が7年不振から逆転したリアルな実績に基づく

机上の心理学ではなく、トヨタホームで7年連続成績不振→心理学独学→トップ営業に転身した著者自身の実践から選別したテクニック。「本当に効く」ものだけが収録されている。

短い章立てで拾い読みできる実用的な構成

各テクニックが短い章に独立してまとめられているため、興味ある箇所から拾い読みしても完全に活用できる。辞書的・リファレンス的な使い方が可能。

本の目次

  1. 1第1章 最初の一手——アプローチの心理術
  2. 2第2章 信頼を構築する——ラポール形成の心理術
  3. 3第3章 買わせる——プレゼン・提案の心理術
  4. 4第4章 決断させる——クロージングの心理術
  5. 5第5章 ファンを作る——アフターフォローの心理術
  6. 6第6章 チームを動かす——マネジメントの心理術

良い点・気になる点

良い点

  • 328ページで営業活動の全局面をカバーする圧倒的なボリューム
  • 顧客だけでなく社内の人間関係・マネジメントにも応用できる汎用性
  • 章立てが独立しているので拾い読みできる実用的な構成

気になる点

  • テクニックが多すぎて「どれから実践するか」の優先順位をつけにくい
  • 個々のテクニックの説明が短いため、背景理論を深く学びたい人には物足りない

みんなの評判・口コミ

h
hrkds

IT企業勤務

5.0

「ライバルに教えたくない」というAmazonレビューの言葉が大げさじゃないと思います。知っているだけで商談の場での判断が変わります。328ページと分厚いですが章が短いので読みやすく、通勤電車で少しずつ読み進めるのに最適です。

m
miku

Webマーケター

4.5

営業だけでなくチームマネジメントにも使える内容でした。管理職になってから「人を動かす言葉」に悩んでいたのですが、心理術として整理してくれているのでとても参考になります。テクニックが多すぎてどれから始めるか迷いましたが、最初は「返報性の法則」から試しました。

n
nao

バックエンドエンジニア

3.5

テクニック集として優秀ですが、「なぜ有効か」という理論の解説が少し薄く感じました。心理学の背景を深く学びたい場合は別の専門書と組み合わせる必要があります。実践的なセリフや行動例は充実しています。

y
yui

フロントエンドエンジニア

4.0

営業の心理術がこれ一冊で学べる点がすばらしいです。著者の失敗体験から来る実践的な視点が随所に感じられ、説得力があります。全部をいきなり実践しようとせず、自分の弱点に近い章から試すと効果的です。

著者について

こんな人におすすめ

心理学を営業に活用したい中堅営業マン

基本的な営業スキルは身についているが、もう一段レベルアップしたい人向け。心理術という「見えない武器」を手に入れることで、同じ努力でより高い成果を出せるようになる。

部下や後輩の動かし方に悩む管理職

顧客への心理術だけでなく、チームマネジメントへの応用も解説されている。「がんばれ」以外の言葉で人を動かしたいリーダーにとって実用的な一冊。

人間心理・行動経済学に興味があるビジネスパーソン

返報性・社会的証明・希少性など心理学の基本法則が、実ビジネスでどう機能するかを学べる。営業以外の場面でも「影響を受けている」ことに気づける武器になる。

よくある質問

Q. 『決定版 営業心理術大全』は営業初心者でも読めますか?
A. 読めますが、どちらかというと基本的な営業スキルを持つ中級者以上に効果的です。初心者の方は先に基本的な営業書を読んでから手に取ると、内容がより深く理解できます。
Q. 「大全」とはどういう意味ですか?
A. アプローチ・信頼構築・プレゼン・クロージング・アフターフォロー・マネジメントまで、営業活動の全局面をカバーしているという意味です。328ページに著者の集大成的なテクニックが詰まっています。
Q. どこから読み始めればいいですか?
A. 各章・各テクニックが独立しているので、自分が課題だと感じる局面の章から読み始めるのが効率的です。全部読もうとするより、まず弱点を補強するアプローチが成果につながります。
Q. 著者・菊原智明さんはどのような方ですか?
A. トヨタホームで7年間成績不振を続けた後、心理学を独学で学んでトップ営業に転身した経歴を持ちます。現在は営業コンサルタントとして活躍し、累計100万部以上の著作があります。
Q. Kindle版はありますか?
A. はい、Kindle版も提供されています。分厚い本書はKindle版で読むと持ち運びが便利です。
Q. この本は「倫理的に問題のある」テクニックが含まれていますか?
A. 著者は倫理的な範囲内での心理術を解説しています。人を騙したり強引に購買させるテクニックではなく、相手が自然に「買いたい」「行動したい」と思える状況を作る技術です。

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