インテリアコーディネーターを独学で学べる本のおすすめ人気ランキング10選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年10月
橘ナナミ
佐藤さん、今日は「インテリアコーディネーター 独学 本」のランキングですね。私、インテリアの仕事はしたことがないし、製図も図工の時間以来で……そもそも独学で合格できるものなんですか?
佐藤メバル
いい質問だね。独学で挑む人は多いよ。この試験は一次(学科)と二次(製図・論文)の二段構えで、範囲がとにかく広い。だから「どの本で、何を、どの順番でやるか」で差がつく。書店員時代に資格の棚を作ってきた実感としても、本の選び方が結果に直結しやすい試験だと思う。
橘ナナミ
本の選び方で合否が変わっちゃうんですか……。でも書店に行くと合格テキストも問題集も用語辞典も並んでいて、どれが必要なのか全然わからなくて。
佐藤メバル
そうだよね。だから今日は「1冊目に何を買うか」より「2冊目に何を足すか」を意識して整理しよう。たとえば『インテリアコーディネーター合格テキスト 第4版』は、公式ハンドブック上・下巻の内容をこの1冊で網羅し、過去10年分を分析した問題集まで付いている。まず全体像をつかむ1冊を決めるのが出発点だよ。
橘ナナミ
なるほど……! 軸になる1冊を決めて、足りない部分を足していくイメージですね。その「足し方」の基準を教えてください!
インテリアコーディネーターを独学で学べる本の選び方
対応試験で選ぶ
佐藤メバル
まず分けるのは一次(学科)用か、二次(製図・論文)用か。全体を1冊で見渡したいなら、50講の講義形式で一次と二次の重要事項をまとめた『インテリアコーディネーター1次&2次試験受験テキスト』がある。ただし発行からの年数が経っているので、最新の出題範囲は別途確認して。
橘ナナミ
二次だけを深くやる本はあるんですか?
佐藤メバル
あるよ。製図は『はじめてのインテリア製図 合格する図面の描き方 第4版』のような製図専用の入門書で、用具の使い方から着彩まで固める。総合テキストを読んだだけでは図面は描けるようにならないから、ここは分けて考えよう。
役割で選ぶ
佐藤メバル
次はインプット用かアウトプット用か。読む本は総合テキスト、解く本は問題集と一問一答。たとえば『最新5か年 インテリアコーディネーター資格試験問題集』は過去5年分の一次試験を解説付きで追える。『インテリアコーディネーター1次試験 一問一答徹底研究 第5版』は500問を3択で回せる。役割が違うから、両方あると強い。
橘ナナミ
テキストを最後まで読んでから問題集、の順番でいいんですか?
佐藤メバル
読み終えてからだと忘れてしまうんだよね。章ごとに一問一答で確認、が現実的だよ。
レベルで選ぶ
橘ナナミ
初学者と、建築系の資格を持っている人だと選び方も変わりますか?
佐藤メバル
変わる。初学者は解説が厚い総合テキスト。要点を絞りたい人には『インテリアコーディネーター試験厳選100問とキーワード』が向く。出題頻度の高い部分に焦点を当て、関連する必須知識をキーワードとして抽出する作りだから、短時間で全体をつかめる。
橘ナナミ
じゃあ初学者がこの本から入るのはありですか?
佐藤メバル
説明が絞られている分、つまずきやすい。土台を作ってからの2冊目がちょうどいい。
紙面で選ぶ
佐藤メバル
編集の視点で言うと、用語集は紙面の設計で差が出る。『図解 インテリアコーディネーター用語辞典』は見出し用語も図表もカラーで、関連用語への参照が付いている。『まとめてわかるインテリアコーディネーターテーマ別用語辞典』は約4,200語に1,000点以上の図表、重要度も見出し語ごとに載っている。図版の量と索引の引きやすさで選ぶといい。
橘ナナミ
辞典を2冊そろえる必要は?
佐藤メバル
どちらか1冊で十分。テーマごとにまとめて覚えたいなら後者、図の色で理解したいなら前者だね。
年度で選ぶ
佐藤メバル
資格の本は版と年度が命。問題集には「2023年版」のように年号が入り、総合テキストは第4版、一問一答は第5版、製図は第4版と、改訂のたびに版数が動く。改訂では着彩の解説が新たに収録された、といった変化も起きる。
橘ナナミ
増版って、地味に中身が変わるんですね。
佐藤メバル
変わるよ。安い旧版に飛びつく前に、改訂で何が足されたかを確認して。
形態で選ぶ
佐藤メバル
紙か電子かも判断材料。ハンディサイズの一問一答集や用語辞典は、通勤・通学のスキマ時間に強い。逆に図面の本は紙が有利で、『やさしく学ぶインテリア製図 新装改訂版』は開いた状態を固定しやすい仕様にリニューアルされている。手を動かしながら見る本は、この差が大きいよ。
価格で選ぶ
橘ナナミ
1冊3,000円前後ですもんね。そろえると結構な額に……。
佐藤メバル
だから1冊ずつの値段ではなく総額で考える。総合テキスト+一問一答+製図の入門、この3本柱なら1万円台で組める。予想問題や模試は直前期に足す。最初から全部買わないのが鉄則だよ。
相性で選ぶ
佐藤メバル
最後は相性。一次と二次で出版社やシリーズを揃えると、用語の使い方や図記号のルールがぶれにくい。製図の本には「この練習帳とのセット学習を勧める」と明記されているものもある。1冊目を決めたら、2冊目はその本が示す相方を選ぶ。これが失敗しないコツだよ。
橘ナナミ
本が本を紹介してくれるんですね。心強いです!
インテリアコーディネーターを独学で学べる本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、10冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
インテリアコーディネーターを独学で学べる本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい
インテリアコーディネーター合格テキスト 第4版
町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミー 著|エクスナレッジ
¥3,520(税込)
公式ハンドブック上・下巻の内容を1冊に完全網羅した、まさに迷ったらコレの定番テキストです。過去10年間の出題内容を徹底分析した問題集を巻末に備え、13,000人以上の卒業生を輩出する町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミーが執筆。実際の業務に沿った構成なので、頭に入りやすく覚えやすいのが特徴です。SDGsと住環境、オフィス環境の変化、プレゼンテーションとリサーチの今など、二次試験や実務で使える昨今の話題も押さえています。なお、赤字シートは付属していません。
こんな人におすすめ
これから独学で1次試験の対策を始める人、教材を1冊に絞って最後まで走り切りたい人、二次試験や実務で使える最近の話題まで押さえておきたい人、巻末の問題集でアウトプットまでこなしたい人に向きます。赤シートで隠しながら暗記したい人は、シートを別途用意しましょう。
良い点
- 公式ハンドブック上下巻を1冊で網羅
- 過去10年分析の問題集を巻末に収録
- 実務の流れに沿った構成で覚えやすい
気になる点
- 赤字シートは付属していない
- 網羅性ゆえ通読はかなり大変
- 分野を絞った短期対策には不向き
出版社
エクスナレッジ
発売日
2025年02月27日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
インテリアコーディネーターの独学って、まず何から手をつければいいんでしょう。テキストを選ぼうとした時点で、もう迷っています。
佐藤メバル
いい質問だね。独学でいちばん失敗しやすいのは、テキストを何冊も並べて途中で投げ出すパターンなんだ。この『合格テキスト 第4版』は、公式ハンドブックの上・下巻の内容を1冊で完全網羅していて、過去10年間の出題内容を徹底分析した問題集も付いている。
13,000人以上の卒業生を輩出する専門学校が執筆していて、実際の業務の流れに沿った構成だから、頭に入りやすく覚えやすい。
まずはこの1冊を軸にするのがおすすめだよ。
橘ナナミ
1冊で上下巻ぶんが入っているんですか。それなら持ち歩きも楽そう……あ、でも私、用語を赤字シートで隠しながら暗記したい派なんです。
佐藤メバル
そこは注意が必要で、この本には赤字シートが付いていないんだ。用語を隠して反復したいなら、自分でシートを用意するか、一問一答形式の教材を足すといい。
逆に言うと、この1冊は「読んで理解する」パートと「問題を解いて確認する」パートが両方入っているのが強みで、移動中に読む、家で問題を解く、という独学の型が作りやすい。
二次試験や実務で使うトレンドも押さえられているから、長く使えるよ。
インテリアコーディネーター1次&2次試験受験テキスト
森谷延周 著|オーム社
¥3,190(税込)
1次試験と2次試験の対策を1冊に凝縮し、最低限おさえておきたい知識を講義形式の50講にまとめた受験テキストです。膨大な試験範囲のなかで、特に覚えるべき箇所だけに絞り込まれているので、学習時間をまとめて取れない多忙な受験者でも短時間で効率的に進められます。平面図や展開図の描き方、透視図・アイソメ図の描き方、着彩の技法、論文試験、プレゼンテーション試験まで講で扱っているのが特徴で、2次対策の見取り図をつかむ入口としても使えます。
こんな人におすすめ
仕事や家事と両立しながら資格を取りたい人、まず試験範囲の全体像をつかんでから過去問に進みたい人、2次試験の製図・論文・プレゼンテーションまで早めに見通しを立てたい人に向きます。短期間で全体を一周したい人ほど効果を実感しやすい一冊です。
良い点
- 1次と2次を1冊でカバー
- 50講の講義形式で読み進めやすい
- 製図・論文・プレゼンまで触れている
気になる点
- 刊行から年数が経ち最新傾向は要補完
- 問題演習は別の問題集で補いたい
- 説明が簡潔で初学者には物足りる場面も
出版社
オーム社
発売日
2015年08月25日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
さっきの本と迷っているんですけど、1次と2次って、テキストを分けて買うのが普通なんでしょうか。1冊で両方というのが、逆に不安で。
佐藤メバル
いい視点だね。1次と2次では問われる力が違うから、ふつうは分けて対策する。そのうえでこの本は、1次と2次の重要事項を講義形式の50講にまとめて、両方を1冊に凝縮した珍しいタイプなんだ。
膨大な範囲のなかで、最低これだけはおさえたいポイントに絞ってある。学習時間をまとめて取れない人が、短時間で全体を見渡すための本だと考えておくと使いやすいよ。
橘ナナミ
50講なら、1日1講ずつでも進められそうです。しかも2次の図面の描き方まで入っているんですね。そこはちょっと意外でした。
佐藤メバル
そう、平面図や展開図の描き方、透視図やアイソメ図の描き方、着彩の技法、論文試験やプレゼンテーション試験まで講で扱っている。
ただ、これはあくまで見通しを立てるための講義であって、製図の練習量は自分で確保する必要がある。この本で流れをつかんでから、製図専用の教材や問題集に進む。その順番が組みやすいと思うよ。
インテリアコーディネーター1次試験 一問一答徹底研究 第5版
ハウジングエージェンシー
¥1,980(税込)
出題傾向を徹底分析した全500問を分野別に収録した一問一答集です。各章のはじめには、何が出題されるのかをまとめた「POINT CHECK」があり、要点を整理してから厳選された3択式の一問一答に進む流れで学べます。重要語句は赤字表記なので、付属の赤シートを使えば穴埋め問題としても反復可能。持ち運びやすいハンディサイズで、初学者でも学びやすいようふりがなを増やした第5版です。
こんな人におすすめ
通勤・通学の移動時間を勉強に変えたい人、テキストで一通り学んだあとに知識の抜けを確認したい人、赤シートで隠しながら暗記を進めたい人に向きます。まとまった机の時間が取れない社会人とも相性がよく、1日1章ずつでも前に進めます。
良い点
- 全500問を分野別に収録
- 赤シートで穴埋め反復ができる
- ハンディサイズで持ち歩ける
気になる点
- 1次試験中心で2次対策は別途必要
- 通読型の学習には向かない
- 体系的な理解はテキストが先
出版社
ハウジングエージェンシー
発売日
2018年12月14日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
通勤中にスマホばかり見てしまうのが地味に罪悪感で……この移動の時間、何か勉強に変えられないものですかね。
佐藤メバル
それなら一問一答の出番だね。この本は出題傾向を分析した全500問を分野別に収録していて、各章のはじめに何が出題されるかをまとめた「POINT CHECK」が置いてある。
まず要点を整理して、それから3択の一問一答に進む流れだから、電車のなかで1章ぶんだけでも前に進む。ハンディサイズなのも、この使い方を想定してのことだと思うよ。
橘ナナミ
3択なら勘で当たっちゃいそうで、本当に実力がついているのか不安なんですけど、大丈夫でしょうか。あと、覚えたい用語を隠して反復したいんです。
佐藤メバル
勘で当たった問題は、解説を読んでいちいち確認すればいい。重要語句は赤字で表記されていて、付属の赤シートを使えば穴埋め問題としても取り組めるから、当たったかどうかより「説明できるか」で判定できるんだ。
第5版ではふりがなも増えて初学者が入りやすくなった。コラムの「試験に役立つアラカルト」もあって、学習の進め方がうやむやな人には、そういうところが助けになるよ。
インテリアコーディネーター資格試験 はじめてのインテリア製図 合格する図面の描き方 第4版
ハウジングエージェンシー
¥2,750(税込)
製図がまったく初めての人でも、合格レベルの図面を描けるようになることを目指した入門書です。製図用具の使い方や製図のきまりといった基礎から、平面図・展開図・天井伏図・設備図・詳細図・軸測投影図・透視図・仕上表・建具表まで、試験で出題されるあらゆる図面の描き方を扱っています。製図の課程で最初に行うプランニングの基本的な考え方も身につきます。第4版では色鉛筆による着彩方法が新たにカラーで解説され、製図練習帳とのセット学習が勧められています。
こんな人におすすめ
2次試験でいきなり図面を描くことになり不安な人、独学で製図の作法から確認したい人、色鉛筆での着彩の手順を目で見て覚えたい人に向きます。線を引く前の段階から順番に積み上げたい人にぴったりの一冊です。
良い点
- 製図用具の使い方から解説
- 試験で出る図面をひと通り網羅
- 着彩方法をカラーで収録
気になる点
- 練習量は別冊の問題集で補う前提
- 学科試験の対策は範囲外
- 着彩は色鉛筆による方法が中心
出版社
ハウジングエージェンシー
発売日
2013年03月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
製図は完全に未経験なんです。鉛筆の削り方レベルから不安で、独学で本当に描けるようになるのか疑わしいんですけど、大丈夫でしょうか。
佐藤メバル
大丈夫。この『はじめてのインテリア製図』は、まさにその入口のための本で、製図用具の使い方や製図のきまりといった基礎知識から始まる。
平面図、展開図、天井伏図、設備図、詳細図、軸測投影図や透視図、仕上表、建具表まで、出題される図面の描き方をひと通り扱っている。
製図の課程で最初に行うプランニングの考え方も身につくから、線の引き方だけで終わらないのがいいところだね。
橘ナナミ
図面だけでもこんなに種類があるんですね……。あ、色鉛筆で色をつける着彩のページがあるって書いてあります。そこが一番こわいです。
佐藤メバル
第4版の改訂で着彩方法が新たに収録されて、ポイントがカラーで解説されている。色鉛筆は濃さや重ね方で仕上がりが変わるから、文章だけより断然わかりやすい。
ただ、描く力は反復で伸びるので、同じシリーズの製図練習帳とセットで手を動かすのがおすすめだよ。読んで納得したつもりにならず、まず1枚描いてみること。そこが独学の分かれ目なんだ。
やさしく学ぶインテリア製図 新装改訂版
町田ひろ子インテリアコーディネーターアカデミー 著|エクスナレッジ
¥2,860(税込)
日本インテリア学会の製図通則に完全準拠し、インテリア図面の正しい描き方を学べる製図テキストです。建築図面とインテリア図面の違いにはじまり、色鉛筆での表現基礎、手描きによる図面やパースの描き方、プレゼンテーションボードの作成方法までをやさしく解説しています。新装改訂版では加筆修正に加え、開いた状態を固定しやすい仕様にリニューアルされ、描きながら手元に置いて使える一冊になっています。
こんな人におすすめ
インテリアをこれから学ぶ人、関連資格の製図対策をしたい人、実務のプレゼンテーションで見せる図面やボードを作りたい人に向きます。試験のためだけでなく、提案の見せ方まで視野に入れて学びたい人に合います。
良い点
- 製図通則に完全準拠している
- パース・着彩・プレゼンボードまで
- 開いたまま固定しやすい仕様
気になる点
- 製図の練習量は自分で確保が必要
- 学科のインプットは別教材が必要
- 透視図など図法の練習は反復が前提
出版社
エクスナレッジ
発売日
2023年08月07日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
製図の本がもう2冊目で……正直、どこが違うのか分からなくなってきました。こちらの本は何が違うんですか。
佐藤メバル
いいところに気づいたね。大きな違いは準拠している規準で、こちらは日本インテリア学会の製図通則に完全準拠している。
建築図面とインテリア図面の違いから始まって、色鉛筆での表現基礎、手描きの図面やパースの描き方、プレゼンテーションボードの作成方法まで、表現の流れを一冊で追える。
新装改訂版では開いた状態を固定しやすい仕様になったので、描きながら手元に置いて使える。資格試験だけでなく実務のプレゼンにも効く一冊だよ。
橘ナナミ
プレゼンボードって、試験のためだけのものかと思っていました。実際の仕事でも、ああいうのを作るんですか。
佐藤メバル
作るよ。お客様に提案するとき、図面だけでは伝わりにくいから、色や素材、暮らしのイメージを1枚にまとめる。
書店員時代も、お客様から「図面は描けるようになったけれど、どう見せるかで悩んでいる」という相談をよく受けたんだ。
この本はプレゼンボードのテクニックまで扱っているから、学びながら「見せ方」まで視野に入る。試験対策と実務の橋渡しになってくれるはずだよ。
図解 インテリアコーディネーター用語辞典
尾上孝一 著|井上書院
¥3,520(税込)
見出し用語と図表を完全カラー化し、引きやすさ・見やすさ・知る楽しさを追求した本格的な用語辞典です。インテリアコーディネーター資格試験に対応し、用語を「インテリア商品と販売」編と「インテリア計画と技術」編に整理。さらに「人名」編として、今日のインテリア界に大きな業績を残したデザイナーも収録しています。関連用語の参照ページや記号が付いているので、1語から周辺知識へ広げながら体系的に学べます。
こんな人におすすめ
テキストで出てきた用語をその場で確認したい人、色や素材の違いを図表で見て理解したい人、デザイナーの人名をまとめて押さえたい人に向きます。試験勉強の途中で「これは何だっけ」と戻る回数が多い人ほど役立ちます。
良い点
- 見出し用語と図表が完全カラー
- 関連用語への参照で体系学習
- デザイナーの人名編を収録
気になる点
- 刊行から年数が経ち最新語彙は要補完
- 辞書なので通読には向かない
- 問題演習は別途問題集が必要
出版社
井上書院
発売日
2004年07月10日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
用語辞典って、正直ネットで調べれば済む気もするんですけど……わざわざ1冊買う意味って、あるんでしょうか。
佐藤メバル
わかる気がする。ただ、この辞典は図表まで完全カラーで作り込んでいるのが強みなんだ。色彩の用語なら色そのものが、素材なら質感の違いが、写真や図で一覧できる。
ネットの検索では断片的に散らばってしまう情報を、編ごとの体系のなかで確認できる。資格試験に対応して、用語を「インテリア商品と販売」編と「インテリア計画と技術」編に整理しているのも、学ぶ側にはありがたい構成だよ。
橘ナナミ
へえ、「人名」編まであるんですね。デザイナーの名前って、そんなにたくさん覚えるものなんですか?
佐藤メバル
試験でも歴史の分野で名前は出てくるし、実務でも「あの人のあの椅子」という会話が普通に飛び交う。この辞典は、今日のインテリア界に大きな業績を残したデザイナーを人名編としてまとめている。
しかも関連用語には参照ページや記号が付いていて、1語から周辺へ広げて読めるんだ。辞書として引きながら、気づいたら体系が頭に入っている。そういう使い方ができる本だよ。
まとめてわかるインテリアコーディネーターテーマ別用語辞典
ハウジングエージェンシー
¥3,300(税込)
新試験制度後に登場したテーマ別の用語辞典で、4,200語にのぼる見出し語と1,000点以上の図表を収録しています。1語調べるごとにその周辺語句もまとめて確認できる構成で、重要度が見出し語ごとに示されているため学習の優先順位をつけやすい。巻末には五十音順の索引があり、ハンディサイズで通勤・通学のスキマ時間にも使える、2色刷りの見やすいレイアウトが特徴です。
こんな人におすすめ
過去問やテキストで出会った用語をまとめて整理したい人、重要度を見ながら優先順位をつけて暗記したい人、移動中に辞書を引くように知識を確認したい人に向きます。間違えた問題の周辺を一度に復習したい場面でも役立ちます。
良い点
- 4,200語・図表1,000点以上を収録
- テーマ別で周辺語句もまとめて確認
- 重要度表示で優先順位がつけやすい
気になる点
- オールカラーではなく2色刷り
- 辞書のため通読には向かない
- 細かい図版は大きい判型の本が有利
出版社
ハウジングエージェンシー
発売日
2015年03月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
さっきの用語辞典と、この用語辞典は何が違うんですか? どちらか1冊なら、どっちを選べばいいんでしょう。
佐藤メバル
方向性が違うんだ。こちらはテーマ別で、4,200語にのぼる見出し語と1,000点以上の図表を収めている。
最大の特徴は、1語調べるとその周辺の語句もまとめて確認できること。しかも重要度が見出し語ごとに載っているから、どこから手をつけるか迷わない。
ハンディサイズで2色刷り、巻末には五十音順の索引も付いている。持ち歩いて引く辞書として使いやすいタイプだね。
橘ナナミ
重要度が書いてあるのは助かります。全部覚えなきゃと思うと、正直心が折れそうなので。でも、ハンディサイズだと図が見にくかったりしませんか。
佐藤メバル
そこはトレードオフで、写真の迫力より引きやすさを優先したつくりだと考えていい。細かい図は大きい判型の辞典やテキストで確認して、こちらは移動中や寝る前に語句を確認する用途に向く。
用語がテーマ別に並んでいるから、間違えた問題の周りを一度に復習できるんだ。1冊を繰り返し開くほうが、記憶には効くよ。
最新5か年 インテリアコーディネーター資格試験問題集 2023年版
インテリアコーディネーター試験研究会 著|井上書院
¥2,750(税込)
資格取得を目指す初学者に向けた過去問題集で、一次試験の過去5年間分の問題と解答を収録しています。収録範囲は学科試験の各50問にわたり、設問ごとにわかりやすい解説が付き、見やすい2色刷りにまとまっています。テキストで学んだ知識を実際の出題形式で確かめたい段階に向く一冊で、本番の出題のされ方や選択肢の切り口に慣れることを目的に使うのがおすすめです。
こんな人におすすめ
テキストを一通り終えて本番形式に慣れたい人、出題のされ方を確認して弱点を洗い出したい人、解説つきで復習の時間を確保したい人に向きます。まず1年分を時間を測って解き、そこから勉強の順番を決めたい人に合います。
良い点
- 一次試験の過去5年分を収録
- 設問ごとに解説が付いている
- 2色刷りで見やすい
気になる点
- 収録は一次試験のみ
- 年度版のため新しい回は含まれない
- 分野別の整理は自分で工夫が必要
出版社
井上書院
発売日
2023年04月25日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
過去問って、古い年度のものまでやる意味あるんでしょうか。途中で傾向が変わっていたら、無駄な気もしてしまうんですけど。
佐藤メバル
無駄にはならないよ。過去問は「出題のされ方」に慣れるための教材で、選択肢の切り口や言い回しの癖は年度をまたいで似ているものなんだ。
この問題集は、資格取得を目指す初学者向けに一次試験の過去5年間分の問題と解答を収録している。学科試験の各50問が設問ごとの解説付きで、2色刷りで読みやすい。
まず1年分を時間を測って解いて、そこから復習の順番を決めるのがおすすめだよ。
橘ナナミ
まず1年分を時間を測って、ですか。いきなり全部やろうとしていました。……点数が悪かったら、けっこうへこみますね。
佐藤メバル
最初はへこむものだよ。僕も書店員時代、資格の勉強で模試の結果に落ち込んで、テキストを最初から読み直すという遠回りをした経験がある。
大事なのは点数ではなく、どの分野で落としているか。この問題集は解説付きだから、間違えた設問をテキストの該当ページに戻って確認する。
その往復だけで知識が定着していく。本番形式に慣れることを第一の目的にすればいいよ。
インテリアコーディネーター試験厳選100問とキーワード
インテリア資格試験研究会 著|彰国社
¥3,520(税込)
建築・インテリアのエキスパートが過去問題を徹底的に分析し、出題頻度の高い部分に焦点を当て、関連する必須知識をキーワードとして抽出する形でまとめた一冊です。100問という絞り込みとキーワードのセットで、試験の傾向と対策の全貌をつかみ、どこをどう勉強すればいいのかを掴みやすくしています。網羅型のテキストや新しい問題集と組み合わせ、学習の方向づけに使うのが向いています。
こんな人におすすめ
限られた時間で出題傾向だけ先に把握したい人、テキストを読む前にどこが狙われるか知りたい人、頻出キーワードを短時間で総ざらいしたい人に向きます。まず全体の地図を手に入れてから勉強を始めたい人に合います。
良い点
- 出題頻度に絞った100問
- 必須知識をキーワードで抽出
- 傾向と対策の全体像がつかめる
気になる点
- 刊行から年数が経ち最新傾向は要補完
- 100問では演習量として物足りない
- 2次試験の対策は範囲外
出版社
彰国社
発売日
1997年05月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
えっ、これ、けっこう前の本ですよね……? 資格の勉強に、さすがに古すぎるんじゃないですか。正直、手を出さなくていい気もします。
佐藤メバル
そこは正直に言っておくね。刊行から年数が経っているので、法規や制度、最新の商品知識は新しい教材で補う必要がある。
ただ、この本の作りは今読んでも面白い。建築やインテリアのエキスパートが過去問題を徹底的に分析して、出題頻度の高い部分に焦点を当て、関連する必須知識をキーワードとして抽出している。
100問で試験の傾向と対策の全貌をつかむ、という設計そのものが勉強になるんだ。
橘ナナミ
なるほど、量が少ないのが逆にいいんですね。キーワードは、どう使えばいいんでしょう。
佐藤メバル
問題を解いて、合っていても間違っていても、その周りのキーワードを一緒に押さえていく。それがこの本の基本の使い方だよ。
どこをどう勉強したらいいのか、全体の地図を先に手に入れるイメージだね。そのうえでテキストや新しい問題集に進めば、覚えるべき場所が分かっているから迷わない。
短時間で方向づけをしたい人ほど、この絞り込みが効くんだ。
インテリアコーディネーター資格試験合格必携200問
金掘一郎 著|トーソー
¥3,080(税込)
一次試験の過去10年間分500問から、重要必須問題200問を厳選して解答解説を付けた学習書です。この1冊で「販売」と「技術」の2科目の過去問題をマスターでき、一次試験の合格レベルまでの実力が身につくことを狙った編集になっています。選び抜いた問題で構成されているぶん、総量に圧倒されず繰り返し解きやすいのが持ち味。仕上げの総復習や直前の確認に向いています。
こんな人におすすめ
過去問を何周も回して定着させたい人、問題数を絞って短期間で総復習したい人、販売と技術の2科目を1冊で仕上げたい人に向きます。間違えた問題に印をつけて減らしていく使い方で、直前の確認用に育てられます。
良い点
- 500問から200問に厳選
- 販売・技術の2科目を収録
- 解答解説付きで復習しやすい
気になる点
- 収録は1次試験のみ
- 刊行から年数が経ち傾向の更新は注意
- 200問では網羅性に限界がある
出版社
トーソー
発売日
2006年05月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
問題集、これで3冊目ですよね……。もう、どれを最後にやればいいのか、正直分からなくなってきました。
佐藤メバル
順番で考えると整理しやすいよ。この『合格必携200問』は、一次試験の過去10年間分500問から重要必須問題200問を厳選して解答解説を付けた学習書で、「販売」と「技術」の2科目をこの1冊でマスターできる構成になっている。
広く浅くではなく、出やすいところを確実に、という仕上げ向きの一冊だね。
橘ナナミ
200問って、多いのか少ないのか分からないです。これだけで一次試験の合格レベルまで届くものなんでしょうか。
佐藤メバル
この本は、一次試験合格レベルまでの実力が身につくことを狙って編集されている。大事なのは量ではなく、繰り返した回数だ。
1周目で間違えた問題に印をつけて、2周目はそこだけ、3周目はさらに絞る。そうやって減らしていくと、直前の確認に使える自分だけの問題集になる。
焦って新しい本に手を広げるより、これを回し切ったほうが強いよ。
試験の全体像と「公式ハンドブックは要るのか」問題
橘ナナミ
佐藤さん、そもそも一次と二次って、本で対策する量が全然違うんですよね?
佐藤メバル
そう。一次は学科で、インテリア販売から建築関連法規、色彩、照明、住宅設備まで幅広く問われる。二次は製図と論文・プレゼンテーション。だから本も「読んで覚える本」と「手を動かして作る本」に分かれる。
橘ナナミ
公式ハンドブックは上・下巻ありますよね。あれは必ず買うものなんですか?
佐藤メバル
そこは誤解されやすい。『インテリアコーディネーター合格テキスト 第4版』のように、公式ハンドブック上・下巻の内容を1冊にまとめた総合テキストがあるので、ハンドブックと合わせて全部そろえる必要はない。公式の記述そのものを確認したい人はハンドブック、時短で全体を通したい人はまとめ型のテキスト、という選び分けでいい。
橘ナナミ
予想問題集や模擬試験はどう位置づければ?
佐藤メバル
仕上げの確認用だね。直前期に1冊で十分で、最初に買う本ではないよ。
買う順番ロードマップと予算別プラン
佐藤メバル
順番はこう。1冊目は全体像がつかめる総合テキスト。2冊目は一問一答か過去問集。3冊目でようやく二次の製図や論文の本。ここを逆にして製図から入ると、用語が分からないまま図面だけ練習することになる。
橘ナナミ
1冊目と2冊目を同時に買うのは?
佐藤メバル
ありだけど、1冊目を1周してからのほうが問題集の解説が頭に入る。予算別なら、1万円台は総合テキスト+一問一答、1.5万円台はそこに製図の入門を足す、2万円台は過去問集や用語辞典まで足して一次を固めきる、という組み方になる。
橘ナナミ
生活スタイルでも変わりますか?
佐藤メバル
変わるよ。まとまった時間が取れない人は、ハンディで持ち歩ける一問一答を軸にするのが現実的。逆に「買わなくていい本」の見分け方は、テキストと役割が重なる本は後回し、用語辞典は1冊、模試系は直前に1冊。読む本と解く本の冊数バランスを整えるほうが効く。
中古・Kindle・旧版の落とし穴
佐藤メバル
中古は書き込みが残っていることがある。とくに問題集は答えの印が入っていると学習効果が落ちる。年度版は年号を必ず確認して。
橘ナナミ
Kindle版なら安くて持ち運びも楽ですよね。
佐藤メバル
文字を読む本は快適。ただ図面や図表を「見ながら描く」本は、紙のほうが向くことが多い。同じ試験対策でも用途で使い分けるといい。
橘ナナミ
挫折しちゃうパターンってありますか?
佐藤メバル
全部を最初にそろえて、分厚い本を1冊目に開いてしまうパターンだね。まず薄いところから、が鉄則だよ。
よくある質問
インテリアコーディネーターは独学で合格できますか?
橘ナナミ
インテリアコーディネーターは独学で合格できますかについて教えてください。
佐藤メバル
独学で挑む人は多く、本だけで対策する前提のテキストや問題集がそろっています。ポイントは、範囲が広い一次と、製図・論文の二次を別物として準備すること。全体像をつかむ総合テキストを軸に、一問一答や過去問集で確認を重ねる進め方が現実的です。ただし製図は手を動かす練習が必要なので、二次対策の本は早めに1冊用意しておきましょう。
テキストは全部で何冊買えばいいですか?
橘ナナミ
テキストは全部で何冊買えばいいですかについて教えてください。
佐藤メバル
一般的なのは、総合テキスト1冊、一問一答または過去問集1冊、二次の製図本1冊の3冊から始める形です。用語辞典や予想問題集は、必要を感じた段階で足せば間に合います。最初から全部そろえるより、1冊を1周してから次を買うほうが、同じ役割の本が重ならずに済みます。
公式ハンドブックは必ず買うべきですか?
橘ナナミ
公式ハンドブックは必ず買うべきですかについて教えてください。
佐藤メバル
必ずしもそうとは限りません。公式ハンドブックの上・下巻の内容を1冊にまとめた総合テキストが刊行されているので、時短で全体を通したい人はそちらで十分です。公式の記述をそのまま確認したい、実務でも手元に置きたいという場合はハンドブックを選ぶ、という使い分けになります。
中古のテキストや問題集でも勉強に使えますか?
橘ナナミ
中古のテキストや問題集でも勉強に使えますかについて教えてください。
佐藤メバル
読むだけのテキストは選択肢になりますが、問題集は注意が必要です。書き込みや答えの印が残っていると、実力が測れません。さらに年度版は版や年号が古いと出題傾向がずれます。安さより版と書き込みの有無を確認するのが優先です。
Kindle版や電子書籍でも勉強しやすいですか?
橘ナナミ
Kindle版や電子書籍でも勉強しやすいですかについて教えてください。
佐藤メバル
文字を読む本は電子でも快適で、通勤・通学のスキマ時間に向きます。一方、製図や図表を「見ながら手を動かす」本は、紙のほうが開いて参照しやすいことが多いです。同じ試験対策でも、用途で紙と電子を使い分けるのがおすすめです。
過去問は何年分・何周すればいいですか?
橘ナナミ
過去問は何年分・何周すればいいですかについて教えてください。
佐藤メバル
5年分を収録した問題集が定番なので、まずその5年分を2〜3周するのが目安になります。1周目は解説を読み込み、2周目は間違いだけを拾い、3周目は解く時間を意識する。回数そのものより、間違えた理由を説明できる状態まで持っていくことが大切です。
何月頃に最新版を買うのがベストですか?
橘ナナミ
何月頃に最新版を買うのがベストですかについて教えてください。
佐藤メバル
資格の本は年度版が中心なので、受験する年度のものが並んだタイミングで買うのが基本です。春に新版が出ることが多く、その後は同じ版が流通します。早すぎると前の年版をつかむ可能性があるので、買う前に版と年号を必ず確認しましょう。
一次試験と二次試験で同じシリーズを揃えるべきですか? 製図が初めての人はどの本から始めればいいですか?
橘ナナミ
一次試験と二次試験で同じシリーズを揃えるべきですか? 製図が初めての人はどの本から始めればいいですかについて教えてください。
佐藤メバル
揃えられるなら揃えたほうが、用語や図記号のルールがぶれにくくなります。ただし二次は製図が中心なので、シリーズ統一より「描き方を順番に学べる本」を優先して構いません。製図が初めてなら、用具の使い方から着彩まで扱う入門書を1冊選び、練習帳とセットで進めるのが安全です。
まとめ
橘ナナミ
今日の話、すごく整理されました。軸になる総合テキストを1冊決めて、一問一答で確認、二次に進んだら製図の本を足す。買う順番が大事なんですね。
佐藤メバル
そう。そしてもう一つ、この試験は範囲が広いぶん「覚えたかどうか」より「説明できるかどうか」が問われる。テキストを読んで終わりにせず、誰かに部屋のことを説明するつもりで声に出してみると、抜けが見つかるよ。
橘ナナミ
説明する、か……。私、模試のつもりで友達に家具の話をしたら、ただの趣味の話になっちゃいそうで怖いです。
佐藤メバル
それでいいんだよ。インテリアの知識は生活と地続きだから、楽しく語れる人は強い。書店員時代、資格の棚の前で立ち読みしていた人が、いつの間にか隣の見知らぬ人とカーテンの話で盛り上がっている光景を何度も見たよ。
橘ナナミ
いい光景ですね。……なんか、独学って部屋づくりと似ている気がします。いきなり大きな家具もカーペットも照明も買い込むと、置き場所に困ってしまう。まずソファを一つ決めて、暮らしながらクッションやランプを足していく。そして最後に色をのせるように、試験直前で仕上げていくんですね。
佐藤メバル
まさにそれだよ。図面も、最後に着彩して初めて一枚になる。順番を間違えなければ、独学の部屋はちゃんと完成する。
