ルアー釣りが学べる本のおすすめ人気ランキング21選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年10月
橘ナナミ
「ルアー 釣り 本 おすすめ」で検索したら、サイトごとにまったく違う本が並んでいて……。しかもバス釣りの本と海のルアーの本が同じランキングに入っていて、どれを読めばいいのか分からなくなっちゃいました。
佐藤メバル
いいところに気づいたね。そこがこのジャンルの最初の落とし穴なんだ。ひと言で「ルアー釣り」と言っても、海のソルトルアー、バスフィッシング、渓流のトラウト、そしてアユのルアーまで、必要な知識はまるで別物。まず自分がどの水辺に立つのかを決めてから選ばないと、何冊読んでも知識がつながらないよ。
橘ナナミ
なるほど……。私、住んでいる場所からいちばん通いやすいのが堤防なんです。堤防なら、どの本から入ればいいんでしょう?
佐藤メバル
堤防なら『陸っぱり海のルアー釣りスタートBOOK』か『基礎から始める海のルアー釣り入門』が入口になるね。前者はアジング、メバリング、シーバスゲーム、エギングという“堤防から楽しめるジャンル”に絞って、写真と図解で解説している。後者はタックルの基礎、テクニック、フィールドの知識、そして40魚種のターゲット別攻略法という4章立てで、海のルアーの全体地図をつかむのに向いている。
橘ナナミ
じゃあ、いきなり一冊目を買う前に、選び方の軸そのものを教えてもらえますか?
佐藤メバル
いい質問だね。軸さえ持っておけば、書店でもネットでも迷わなくなる。ここからは軸ごとに、実際の書名を挙げながら整理していこう。
ルアー釣りが学べる本の選び方
目的別で選ぶ(完全初心者/伸び悩み中級者/特定魚を極めたい)
橘ナナミ
同じ「初心者向け」でも、読むべき本って変わるんですか?
佐藤メバル
変わる。完全な初心者なら、まず『超やさしいルアーフィッシング一番釣れるショアジギング』のような“釣り方そのものがシンプル”な一冊がいい。メタルジグを投げて引いてくるだけ、という入り口の低さが魅力で、基本を知らないとトラブルが続出するという注意点まで書いてある。船から始めたい人なら、船のルアーゲームのイロハを解説した『すぐはじめるソルトルアー』が分かりやすい。
橘ナナミ
逆に、何年かやってる人は?
佐藤メバル
伸び悩んでいる中級者には、テクニックの前に“考え方”を入れ替える本が効く。渓流なら『トラウトルアー釣り超思考法』がまさにそれで、釣果にムラがある人が、なぜ思いどおりに釣れないのかを思考のレベルからほどいていく。海なら『もっと釣れる! 海ルアーのすごい法則』。繊細なライトタックルが善とされた時代を一度外して、ミドルなタックルで大型まで狙う視点を提示してくれる。
橘ナナミ
「この魚だけは極めたい」という段階もあるんですね。
佐藤メバル
そこでは対象を絞った一冊が効く。シーバスなら『小沼正弥シーバス爆釣ルアーの選び方』、アユなら『縄張り本能を刺激する はじめてのアユルアー』。バスなら『並木敏成のThis is バスルアー』や『マーモのバスルアー完全掌握術』のように、ジャンルごとに基礎から応用まで語り下ろした本が強いよ。
対象魚・釣り方別で選ぶ(シーバス/アジ・メバル/エギング/根魚/ショアジギング)
橘ナナミ
狙いたい魚が決まっているときは、そこから選べばいいんですね。
佐藤メバル
そう。ただ、いくつもの魚をまとめて知りたいなら『海のルアー釣り入門』が便利で、シーバス、アジ、メバル、アオリイカ、ヒラメ、回遊魚、根魚、タチウオ、クロダイ、そしてオフショアの大ものまで章立てで追える。章の並びがそのまま“狙いたい魚の地図”になっているんだ。
橘ナナミ
アジングやメバリングって、他の釣りと何が違うんですか?
佐藤メバル
繊細さが面白さの中心になる釣りだね。同じ本でも「ライトゲームは繊細さが面白い」という章が立てられている。もっと踏み込みたいなら『ソルトルアー 近海ライトゲーム』のように、軽量タックルで初心者や子ども、女性でも楽しめる一方、釣果を上げるにはちょっとした知識とコツが要る、という前提で書かれた専門書が役に立つ。エギングは『海のルアー釣り入門』のアオリイカの章が入り口。根魚なら、キジハタ、アカハタ、カサゴ、アイナメといった魚種ごとに接し方を説く『もっと釣れる! 海ルアーのすごい法則』が読み応えがある。ショアジギングは『超やさしい〜』と『ルアーで始めよう堤防の釣り』で、入門から実践までほぼ埋まるよ。
フィールド別で選ぶ(堤防・漁港/磯・サーフ/オフショア/川)
橘ナナミ
同じ魚でも、立つ場所によって本は変わりますか?
佐藤メバル
変わる。堤防・漁港なら『陸っぱり海のルアー釣りスタートBOOK』が写真と図解で読みやすい。地磯やサーフまで足を伸ばすなら、釣り場の選択そのものをテーマにした『もっと釣れる! 海ルアーのすごい法則』。オフショアは『すぐはじめるソルトルアー』、地域ごとの最新トレンドも載せた『ソルトルアー 近海ライトゲーム』が向いているね。川なら、渓流は『渓流ルアー釣り 大切な基礎が1冊でわかるすごいベーシック34』が安全装備や入渓のしかたまで丁寧に押さえている。アユは捕食を誘う釣りではなく縄張り本能を刺激する釣り、という前提から始まる『はじめてのアユルアー』がいい。
情報の鮮度と形式で選ぶ(新版か恒久版か/紙か電子か)
橘ナナミ
古い本だと、道具の情報が古くなっちゃいませんか?
佐藤メバル
そこは見極めどころだね。『海のルアー釣り 完全BOOK』は、旧版をベースに更新された新版として出ている。こういう“新版に切り替わっている本”は、買うときに版を確認したい。一方で『ルアーのひみつ』のように、魚がルアーに食いつく理由を科学と経験から解く本や、『ザ・ヒストリー・オブ・ルアーフィッシング』のような歴史の本は、鮮度で古びない。紙と電子の使い分けは長くなるから、あとでまとめて話そう。
付加価値で選ぶ(図解・写真・用語集・さばき方)
橘ナナミ
内容以外で、選ぶポイントってありますか?
佐藤メバル
ある。たとえば『ルアーで始めよう堤防の釣り』は、巻末に釣り用語集と、釣った青もののさばき方が収載されている。釣って終わりにしないための付録は、初心者ほど効く。『バスルアー図鑑』のように、長期的な使用や実績ベースでルアーを網羅し、開発秘話やあまり語られていなかった使い方まで解説する“図鑑型”も、道具選びの辞書として長く使えるよ。
橘ナナミ
図鑑、眺めているだけでも楽しそう……!
佐藤メバル
それでいいんだ。読む前から何度も開く本は、それだけ現場で使われる。
ルアー釣りが学べる本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、21冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
ルアー釣りが学べる本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい
基礎から始める海のルアー釣り入門
堤防磯投げつり情報編集部 著|日東書院本社
¥1,100(税込)
海のルアー釣りの基本テクニックを、タックルの基礎知識、テクニックの基本、フィールドの基礎知識、ターゲット別攻略法という4章立てで整理した入門書。40魚種を網羅し、シーバスやメバルなど魚種別の攻略法を掲載する。タックルセッティングやワームリグの組み方、魚が釣れる時合や潮回りといった前提まで押さえられる。魚種ごとに引ける構成で辞書的に使いやすく、入門書の多いなかで網羅性の高さが光る。
こんな人におすすめ
海のルアー釣りを始めたばかりで、まず全体像をつかみたい人。釣り場で魚種を絞り込めず迷う人。タックルや潮回りといった前提から確認したい人。魚種別に引けるので、釣行前の確認用としても使え、入門書を一冊だけ選ぶならまずこの地図から。
良い点
- 40魚種を網羅した魚種別攻略
- タックルとフィールドの基礎が丁寧
- 入門書として手に取りやすい
気になる点
- 掲載情報が2010年時点
- 最新タックルには触れない
- 図版の少なさを感じる場面も
出版社
日東書院本社
発売日
2010年08月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
えっ、海のルアー釣りって40魚種もあるんですか。どこから覚えればいいのか、正直まったく見当がつかなくて……。
佐藤メバル
いい質問だね。この本は第1章から第3章でタックルの基礎知識、テクニックの基本、フィールドの基礎知識と土台を固めて、第4章でシーバスやメバルなどターゲット別の攻略法に入る構成なんだ。
全部を一度に覚える必要はなくて、魚種ごとに開けばいい。
橘ナナミ
なるほど、辞書みたいに使うんですね。釣り場で「今日は何が釣れるんだろう」ってなったときに引く、みたいな。
佐藤メバル
そう。魚種ごとに引けるのがこの本の強みだよ。ただ発売が2010年だから、タックルの記述は当時のもの。
最新の道具は別で補う前提で、基礎の地図として手元に置くのがいいと思う。
海のルアー釣り入門
新保明弘 著|つり人社
¥1,980(税込)
シーバスを筆頭に、アジ、メバル、アオリイカ、ヒラメ、回遊魚、根魚、タチウオ、クロダイ、そしてオフショアの大物までを網羅した一冊。各釣りの基本とコツを凝縮した「超バイブル」と称される。釣り物ごとに章が独立しているので、シーバス、アオリイカ・ヒラメ・マゴチ、アジング・メバリング、回遊魚と、狙いに応じて開ける。準備とキャスト、アクションの基本を2章で押さえる構成も親切だ。
こんな人におすすめ
海のルアー釣りを広く知りたい人。堤防の小物からオフショアの大物まで、夢を広げたい人。狙いを決めて章を開く読み方ができるので、すでに釣りをしていて守備範囲を広げたい人にも向く。一冊で見取り図を描きたい人へ。
良い点
- シーバスからオフショアまで網羅
- 釣り物ごとに章が独立
- 基本とコツが凝縮されている
気になる点
- 情報量が多く最初は重い
- 2014年時点の内容
- タックルの最新事情は別途必要
出版社
つり人社
発売日
2014年01月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
シーバス、アジ、メバル、アオリイカ、それにオフショアの大物まで……。一冊で欲張りすぎじゃないですか。
佐藤メバル
そこがこの本の面白さでね。1章で海のルアー釣りの世界を見せて、2章で必須の準備と基本のキャスト、アクション。
そこから先はシーバス、アオリイカ・ヒラメ・マゴチ、アジング・メバリング、回遊魚と、釣り物ごとに章が独立しているんだ。
橘ナナミ
じゃあ最初から順に読まなくても、自分が狙いたい魚の章から入っていいんですね。
佐藤メバル
もちろん。ただ2章のキャストとアクションは全ジャンルの土台だから、そこだけは先に押さえておいて。小さなターゲットから1mを超す大物まで、同じ一冊で見取り図が描けるのは気持ちがいいよ。
超やさしいルアーフィッシング一番釣れるショアジギング
ケイエス企画 著|主婦の友社
¥1,760(税込)
メタルジグを使い、堤防・地磯・サーフから狙うショアジギングの入門書。15cmほどの小さなターゲットから1mを超す大物まで狙える手軽さがある一方、基本を知らないとトラブルが続出する点も正直に書く。メタルジグの種類と使い方、対象魚別の狙い方や誘い方をたっぷり掲載し、読めばすぐ始められる構成。派手さより、最初の一歩を確実にする一冊だ。
こんな人におすすめ
ショアジギングをこれから始めたい人。堤防やサーフで、投げて巻くだけの釣りから入りたい人。道具選びで迷っている段階の人にも、ジグの種類と使い方から確認できるので向く。トラブルを先に潰しておきたい人へ。
良い点
- メタルジグの基本が丁寧
- 対象魚別の狙い方を掲載
- 読めばすぐ始められる構成
気になる点
- 内容がショアジギング限定
- 上位テクニックの記述は浅め
- 他の釣り方は別途必要
出版社
主婦の友社
発売日
2021年08月30日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「投げて引いてくるだけ」って聞くと、逆に本当に釣れるのか不安になります。
佐藤メバル
そこをこの本は丁寧に埋めてくれる。メタルジグの種類、その使い方、対象魚別の狙い方や誘い方をたっぷり載せていて、基本を知らないとトラブルが続出する、というところから正直に書いているんだ。
15cmの小物から1m超の大物まで同じジグで狙えるのがこの釣りの魅力だね。
橘ナナミ
堤防からでも、そんなに大きいのが来るんですか。
佐藤メバル
地磯やサーフも含めて、という話だね。釣り方自体はシンプルだからこそ、最初の一冊でつまずきを潰しておくのが近道だよ。
陸っぱり海のルアー釣りスタートBOOK
TSURINEWS 著|文化工房
¥1,760(税込)
毎月100万人以上が訪れるウェブマガジン『TSURINEWS』の責任編集による実用単行本。テーマは陸っぱりのソルトルアーで、アジング、メバリング、シーバスゲーム、エギングと、堤防から楽しめるジャンルに絞り込む。今さら聞けない基本の「キ」から、ちょっとマニアックなノウハウまで、豊富な写真と図解で解説する。入門者だけでなく、釣果が上がらず伸び悩むベテランにも開かれている。
こんな人におすすめ
堤防から始めたい入門者。アジングやエギングなど、狙いを絞って覚えたい人。ネットの情報を整理したい人にも、一冊にまとまっている安心感がある。手軽に楽しみたい人に向く。
良い点
- 陸っぱりに絞った構成
- 写真と図解が豊富
- 伸び悩む人にも届く
気になる点
- 船やオフショアは扱わない
- 網羅性より実践重視
- 基本の確認には物足りない場面も
出版社
文化工房
発売日
2021年12月09日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これ、ウェブマガジンの編集部が作った本なんですね。ネットの記事と何が違うんですか。
佐藤メバル
いい点に気づいたね。『TSURINEWS』責任編集の単行本で、今回は陸っぱりのソルトルアーがテーマ。
アジング、メバリング、シーバスゲーム、エギングと、堤防から楽しめるジャンルに絞っているのが潔いんだ。
今さら聞けない基本の「キ」から、ちょっとマニアックなノウハウまで写真と図解で追える。
橘ナナミ
絞ってあると、どこから手を出せばいいか分かりやすいですね。
佐藤メバル
そう。釣果が上がらず伸び悩んでいるベテランにも、と書かれているから、入門者だけの本じゃない。ネットの速さと紙の整理力、両方のいいとこ取りだと思うよ。
ルアーで始めよう堤防の釣り お手軽ショアジギング丸わかりBOOK
つり人社書籍編集部 著|つり人社
¥1,650(税込)
メタルジグで堤防から狙うライトショアジギングに絞った入門書。タックルと装備、必須のノット、キャスティング、リトリーブとジグのアクション、フッキングからランディングまでを順に追う。電車結びやFGノットといった結びの工程まで紙面で確認できるのが特徴。ツバス・ハマチ・タチウオなど魚種別の釣り方に加え、巻末には用語集と青もののさばき方まで収載する。
こんな人におすすめ
堤防からライトショアジギングを始めたい人。ラインシステムの結びを手元で確認したい人。釣った魚の扱いまで知りたい人にも、さばき方と用語集が付いてくるので向く。
良い点
- 結びの工程まで図解
- 魚種別の釣り方を収録
- さばき方と用語集付き
気になる点
- 堤防のジギング限定
- 対象が青もの中心
- 道具の最新情報は別途必要
出版社
つり人社
発売日
2018年12月28日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
堤防のショアジギングだけで一冊まるごと……そんなに書くことあるんですか。
佐藤メバル
あるんだな、これが。タックルと装備からラインの選び方、リーダー、フック、スナップ、フィッシュグリップ、ランディングネット、ライフジャケットまで。
そのうえで電車結びやPRノット、FGノットといった結びを手順で追い、キャスティングからアワセ・ファイト・ランディングまで実釣の流れをなぞる。
橘ナナミ
結びって動画で見ても覚えられなくて。手元に開いて置けるのは助かります。
佐藤メバル
しかも巻末に用語集と青もののさばき方が付いている。釣って終わりにしない構成なのがいいね。
すぐはじめるソルトルアー
ケイエス企画 著|主婦の友社
¥1,540(税込)
入門者と初心者に向けて、船のルアーゲームのイロハを分かりやすく解説する一冊。釣りが密になりにくいレジャーとして再認識され、新たに趣味として始める人が増えた流れも踏まえている。まず船のゲームの基本を押さえ、ステップアップとして大型のターゲットを相手にするゲームも紹介する。初〜中級者が必要とする情報を満載した構成だ。
こんな人におすすめ
船に乗るルアーゲームを始めたい人。陸っぱりから一歩進んで、大きな魚を狙ってみたい人。船の一日の流れを先に知っておきたい人にも向く。ステップアップの道筋を描きたい人へ。
良い点
- 船のルアーゲームの入門書
- 大型狙いまで紹介
- 初〜中級者向けに整理
気になる点
- 陸っぱりは扱わない
- 体調面の話は薄い
- 道具の細かい選定は別途必要
出版社
主婦の友社
発売日
2021年09月28日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これは船のルアーなんですね。私、船に乗る釣りってやったことがなくて、陸っぱりと何が違うのかも想像できなくて。
佐藤メバル
そこから始める人に向けた一冊だよ。船のルアーゲームのイロハを分かりやすく解説して、そのうえでステップアップとして大型のターゲットを相手にするゲームも紹介する。
初〜中級者が必要とする情報を満載、という立て付けなんだ。
橘ナナミ
釣りが密になりにくいレジャーとして見直された、という話から入っているんですね。
佐藤メバル
そう、そこが入口になっている。陸っぱりの入門書とは始まりが違うから、船に乗るところから覚えたい人はここから読むといいよ。
海のルアー釣り 完全BOOK 新版 基礎と上達がまるわかり! プロが教える最強のコツ
村越正海 著|メイツ出版
¥1,848(税込)
村越正海が、ルアーの基本的な動かし方と効果的なアクション、ターゲット別の攻略法、役立つ上達テクを図解で解説する一冊。タックルを理解する、釣れる魚を知る、フィールドを知る、ルアー選びのコツを知る、捕食を知る、道具を用意する、プロのテクニックを学ぶ、という7つの目線で基礎を固める。ルアーで狙う人気魚種16種を章立てで扱い、旧版を新版として更新した。
こんな人におすすめ
ルアー釣りを始める人、そして釣りはしていてもルアーは馴染みがない人。魚が何を食べているかから考えたい人。図解で流れをつかみたい人に向く。基礎を体系的に押さえたい人へ。
良い点
- 図解が多く理解しやすい
- 人気魚種16種を網羅
- 新版で情報を更新
気になる点
- 内容は基礎から中級まで
- 最新タックルの追補はない
- 上級者には物足りない
出版社
メイツ出版
発売日
2020年10月21日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「7つのポイント」って書いてありますけど、これは何を指しているんですか。
佐藤メバル
タックルを理解する、釣れる魚を知る、フィールドを知る、ルアー選びのコツを知る、捕食を知る、道具を用意する、プロのテクニックを学ぶ——この7つだね。
ルアーで狙う人気魚種16種を章で追いながら、それぞれの目線で基礎を固めていく。
橘ナナミ
「捕食を知る」って、魚が何を食べているかを知るってことですよね。ルアーを選ぶ前に、そこなんですね。
佐藤メバル
そこがこの本の芯だと思う。やみくもに手持ちのルアーを使っても非効率、という言葉が効くよ。図解が多いから、初めての人でも流れを追いやすい。
ソルトルアー 近海ライトゲーム
ケイエス企画 著|主婦の友社
¥1,650(税込)
オフショアのルアーフィッシング人気を後押ししたライトゲームを、人気のゲームごとにエキスパートが解説する一冊。軽量タックルで、難しいテクニックを必要としないものが多く、初心者や子ども、女性でも楽しめるところから始まる。数多くの写真とイラストで、釣果を上げるためのちょっとした知識やコツまで丁寧に紹介。各エリアの地域情報も掲載する。
こんな人におすすめ
ライトゲームを始めたい初心者。家族や友人と釣りを楽しみたい人。地域の最新トレンドを知りたい中級者にも、エリア情報が役に立つ。ステップアップを目指す人に向く。
良い点
- 写真とイラストが豊富
- 家族でも楽しめる入門向き
- エリア情報を掲載
気になる点
- 網羅性より入門重視
- 上級向けの内容は少ない
- 地域情報は発売時点のもの
出版社
主婦の友社
発売日
2022年09月28日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
ライトゲームって、聞いたことはあるんですけど、具体的に何を指すんですか。
佐藤メバル
軽量なタックルで、難しいテクニックを必要としないものが多い釣りのこと。だから初心者や子ども、女性でも楽しめるのが特徴なんだ。
この本は人気のゲームを幅広く取り上げて、エキスパートの解説を写真とイラストで丁寧に追っていく。
橘ナナミ
でも「それなりに釣果を上げようと思うと知識が必要」とも書いてあります。そこが甘くないところですね。
佐藤メバル
そう、そこを正直に書いているのがいい。エリアごとの最新トレンドや地域情報も載っているから、ステップアップを目指す中級者にも届くよ。
もっと釣れる! 海ルアーのすごい法則
LEON加来匠 著|つり人社
¥1,760(税込)
LEON加来匠による、ショアからのルアー釣りの指南書。フィネスが善とされた時代は終わり、今はシンプルかつ強度のあるタックルで、より大型化したターゲットを狙ったほうが楽しめる——というのが本書の主張だ。ライトゲームからミドルゲームへという視点で、アジ、メバル、ハタ、クロダイ、サワラ、タチウオなど身近なビッグゲームを見直していく。
こんな人におすすめ
ライトゲームに慣れて、次の段階を考えている人。地磯やサーフへ釣り場を広げたい人。常識のタガを外したい人に向く。道具の組み替えを考え始めた人にも。
良い点
- ミドルゲームという新視点
- ターゲット別に整理
- 前作の知見を更新
気になる点
- ライトゲーム入門には不向き
- タックル選びは別途必要
- 考え方の本で手順書ではない
出版社
つり人社
発売日
2022年11月26日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「ミドルゲーム」って何ですか? ライトでもなく、ヘビーでもなく……。
佐藤メバル
ライトとミドルの違い、舞台、何が変わるかを第二章で説明しているんだけど、要点はタックルをライト化ではなくミドル化すると、数もサイズも狙えるようになる、という考え方なんだ。
フィネスが善とされた時代は終わったというのが著者の主張だね。
橘ナナミ
アジやメバルの釣りが、その視点で見直されるんですね。面白いです。
佐藤メバル
終盤はキジハタ、アカハタ、カサゴ、アイナメ、マゴチ、シーバスとターゲット別に並ぶ。海の変化に合わせて前作の知見を更新した、という姿勢が誠実だと思うよ。
ルアーのひみつ 魚がヒットする、動き・色・素材・仕組みの真実
奥山文弥 著|つり人社
¥2,750(税込)
魚はなぜルアーに食いつくのか、という問いに全角度から迫る一冊。著者は釣具メーカー、釣り雑誌、釣り旅行代理店を経て、東京海洋大学で客員教授を務め「釣りの科学」を立ち上げた人物。魚が食いつく理由は2つしかないという章から、フックの話、色や形の話、ソフトルアーが世界を変えた話、ルアーの種類と進化まで、科学と経験の両輪で解き明かす。
こんな人におすすめ
釣りを「なぜ」から考えたい人。ルアーの歴史やフックの理屈に関心がある人。なんとなく釣れる理由を知りたい人に向く。読み物として釣りを味わいたい人にも。
良い点
- 科学と経験の両面から
- フックや色の解説が深い
- 近代発展史も収録
気になる点
- 即効のテクニック本ではない
- 文章量が多く読み応え重視
- 初心者にはやや難しい
出版社
つり人社
発売日
2023年06月01日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「魚がルアーに食いつく理由は2つしかない」って、断言していいんですか。
佐藤メバル
そこから始まるのが面白いところでね。著者は釣具メーカーや釣り雑誌、旅行代理店を経て、東京海洋大学で客員教授を務め「釣りの科学」を立ち上げた人。
経験と科学の両方から、偽物だからこそ釣れるルアーのひみつに迫っていくんだ。
橘ナナミ
フックの話や色の話、ソフトルアーが世界を変えた話まで。読み物としても面白そうですね。
佐藤メバル
ショートバイトはなぜ起こるのか、という誤解を解く章は、釣り場での見方が変わると思う。ミノーやプラグの来歴まで追うから、資料としても長く手元に置けるよ。
適材適所のルアーセレクト
青木大介 著|つり人社
¥1,980(税込)
青木大介が「適材適所」を軸に、フィネスからハードベイトまで全27ジャンルにわたるルアーセレクトの基礎を解説する。バス釣りを簡単にする10のアドバイスから始まり、フィネス編、スタンダードアイテム編と進み、Q&Aでサーチの思考回路まで見せる。オカッパリのタックルセレクトやブラックバスの1年、未知のフィールドでバスを探す方法も収録。ルアーそのものより選び方を教える本だ。
こんな人におすすめ
バス釣りのルアー選びで迷っている人。道具を増やす前に考え方を整えたい人。釣れる条件を整理したい人に向く。フィールドに出る前の準備を固めたい人へ。
良い点
- 27ジャンルの選び方を網羅
- 思考回路まで解説
- オカッパリ視点も収録
気になる点
- バス釣り限定の内容
- ルアー個別の図鑑ではない
- 2015年時点の情報
出版社
つり人社
発売日
2015年08月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
バスのルアーって種類が多すぎて、何を選べばいいのか分からなくなりそうです。
佐藤メバル
だからこの本はルアーそのものより「選び方」から入る。全27ジャンルにわたるセレクトの基礎を、フィネス編とスタンダードアイテム編に分けて解説しているんだ。
バス釣りを簡単にする10のアドバイスから始まるのが象徴的だね。
橘ナナミ
Q&Aで思考回路まで見せてくれるんですか。「何を選ぶか」より「どう考えて選ぶか」なんですね。
佐藤メバル
そう。オカッパリのタックルセレクトや、未知のフィールドでバスを探す方法まで入っている。道具を買い足す前に読むと、無駄が減ると思うよ。
ザ・ヒストリー・オブ・ルアーフィッシング〜ルアー&リール進化の軌跡〜
錦織則政 著|つり人社
¥3,850(税込)
ルアーフィッシングの起源と発展を、リールとルアーの登場・進化に軸足を置き、当時の文献や雑誌記事から掘り起こした本邦初の書。片軸受け、両軸受け、スピニングという三部立てで、英米の文化の衝突やフライフィッシングとの論争まで描く。新しいリールがルアーを小型化・軽量化させたという視点が貫かれ、実釣書とは別の角度から釣りを面白くする。三部作の一冊。
こんな人におすすめ
釣具の歴史に関心がある人。なぜ今の道具がこうなっているのかを知りたい人。読み物として釣りを楽しみたい人に向く。手元に置いて長く読み返したい人へ。
良い点
- 本邦初のルアー史
- 文献・雑誌から掘り起こす
- 三部作として読める
気になる点
- 実釣ノウハウはない
- 分量が多く時間が要る
- 価格は高めの部類
出版社
つり人社
発売日
2022年12月26日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これ、かなり厚みがありますね。それに「本邦初」って書いてある。
佐藤メバル
ルアーフィッシングの起源や発展を、リールとルアーの登場・進化に軸足を置いて、当時の文献や雑誌記事から掘り起こした本なんだ。
片軸受け、両軸受け、スピニングの三部立てで、新しいリールがルアーを小型化・軽量化させたという視点が貫かれている。
橘ナナミ
英米の文化の衝突とか、フライフィッシングとの論争まで出てくるんですか。釣りの本というより歴史書みたいです。
佐藤メバル
そういう本だよ。実釣の即効性はないけれど、今の道具がなぜこうなっているのかが分かると、釣りが一段深くなる。じっくり読む価値があるよ。
古今東西、私が愛したルアーたち。
センドウタカシ 著|つり人社
¥2,420(税込)
『Basser』の人気連載を書籍化し、バス、トラウト、ソルトまで幅広く活躍するセンドウタカシが、自身の人生を彩ったルアーを独断と偏見と愛で紹介する。釣れる名作も、バスバブル時代の迷作も、儚く散った仇花も同じ熱量で扱い、450のバスルアーが集合。1st LOVEから29th LOVEまで章が立ち、ポッパー愛、スピナーベイト・クロニクル、ディープクランクの真実など読みどころが続く。
こんな人におすすめ
バスルアーが好きでたまらない人。カタログではなく読み物として釣具を味わいたい人。昔のバスフィッシングを懐かしむ人に向く。釣具店の棚を眺める感覚で読みたい人へ。
良い点
- 450のルアーを紹介
- 読み物として面白い
- 連載を大幅に書籍化
気になる点
- 愛好家向けで初心者には濃い
- 現行品の網羅ではない
- 知識がないと名前が分からない
出版社
つり人社
発売日
2024年11月26日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「450のバスルアー」って、そんなに紹介しきれるものなんですか。
佐藤メバル
1st LOVEから29th LOVEまで、章のタイトルが全部「愛」なんだよ。ポッパー愛が深まる話、スピナーベイト・クロニクル、ディープクランクの真実、そして「俺の勝負ルアーを選んでいたらストレートワームだらけだった件」まで。
釣れる名作も、バスバブル時代の迷作も同じ熱量で扱うのがいい。
橘ナナミ
迷作や仇花まで入れちゃうのが、逆に信頼できる気がします。カタログじゃないんですね。
佐藤メバル
そう、独断と偏見と愛で選んだ本だからね。読めば役に立つし、青春時代のバスフィッシングの匂いまでしてくる、と紹介されている。読み物として楽しい一冊だよ。
バスルアー図鑑
望月俊典 著|つり人社
¥1,980(税込)
望月俊典が、星の数ほどあるバスルアーから現在も販売されているものを中心に、長期的な使用や取材、トーナメントで実際によく釣れたルアーを実績ベースで網羅する。釣れるルアーを選ぶ10の要素を冒頭に置き、ハードルアー編、ソフトルアー編、ジグ編、怪魚編と分類。開発秘話やあまり語られていなかった使用法も解説する。カタログではなく、実釣の記録としての図鑑だ。
こんな人におすすめ
バスルアーを実績で選びたい人。長く使える定番を探している人。怪魚狙いまで視野に入れたい人にも、分類が役に立つ。釣り場で選ぶ判断材料がほしい人へ。
良い点
- 実績ベースで選ばれている
- 開発秘話や使用法も解説
- 怪魚ルアーまで収録
気になる点
- バス向けが中心
- 全部を試すのは現実的でない
- 写真の量は好みが分かれる
出版社
つり人社
発売日
2021年07月27日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
図鑑と名乗るからには、たくさん載っているんですよね。何を基準に選んでいるんですか。
佐藤メバル
そこが肝でね。現在も販売されているものを中心に、長期的な使用や取材、トーナメントで実際によく釣れたルアーを実績ベースで網羅しているんだ。
冒頭に釣れるルアーを選ぶ10の要素を置いて、その基準でハードルアー、ソフトルアー、ジグ、怪魚と分けていく。
橘ナナミ
開発秘話や、あまり語られていなかった使用法も読めるんですか。それはカタログではないですね。
佐藤メバル
うん。眺めているだけでも楽しいけれど、釣り場で「今日はこれ」と選ぶときの判断材料にもなる。実釣の記録としての図鑑だと思っているよ。
並木敏成のThis is バスルアー
並木敏成 著|つり人社
¥1,760(税込)
日米のトーナメントで30年以上活躍し、O.S.P代表として名作ルアーを世に送り出してきた並木敏成の単行本。ルアージャンルごとに章を分け、基本の理論からフィールドでの使いこなしまで、ルアー作りと釣りの両方に精通する立場から解説する。スピナーベイトやラバージグなどのベーシックに始まり、ノーシンカー、ダウンショット、ネコリグ、スモラバというジャパニーズスキルを経て、ビッグベイトやメタル系まで届く。
こんな人におすすめ
ルアーを深く理解したいバスアングラー。ジャンルごとに学び直したい人。ルアーを作る側の視点に興味がある人にも向く。理論から入りたい人へ。
良い点
- 理論と実践の両方を解説
- ジャンル別の章立て
- 作り手の視点が入る
気になる点
- バス釣り中心の内容
- 読み込みには時間が要る
- 初心者にはやや高度
出版社
つり人社
発売日
2018年09月27日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
O.S.Pって、あのルアーのメーカーですよね。作る人が書いた本って、どんな中身なんですか。
佐藤メバル
ルアージャンルごとに章を分けて、スピナーベイト、ラバージグ、クランクベイト、テキサスリグというベーシックから、ノーシンカー、ダウンショット、ネコリグ、スモラバ、ジグヘッドリグというジャパニーズスキル、さらにトップウォーターやビッグベイトまで。
基本の理論からフィールドでの使いこなしまで一気通貫なんだ。
橘ナナミ
日米のトーナメントで30年以上、という経歴の人が、理論と実践の両方を語るんですね。
佐藤メバル
そう。ルアーを作る側と釣る側の両方を知っている人だから、言葉に重みがある。「過去の名作に学ぶ」といったコラムも挟まっていて、通して読むと筋が通るよ。
マーモのバスルアー完全掌握術
加木屋守 著|つり人社
¥2,200(税込)
加木屋守が『Basser』の連載「スタメン!」をもとに大幅な加筆を加えてまとめた一冊。星の数ほどあるバスルアーを「しっかりと使いこなす」ための内容で、テキサスリグ、ミドスト、ネコリグ、ビッグベイト、バイブレーション、ジグヘッドワッキー、ホバスト、フロッグ、パワーフィネス、バックスライド、ラバージグ、スピナーベイト、スイムベイト、ジャークベイト、ロングワーム、ヨコヨコの16ジャンルを扱う。
こんな人におすすめ
ルアーを「持っているだけ」から使いこなしたい人。ジャンルごとに整理して覚えたい人。日本のフィールド事情に合ったノウハウを求める人に向く。実釣の引き出しを増やしたい人へ。
良い点
- 16ジャンルを体系的に解説
- 日本フィールドを反映
- 連載に大幅加筆
気になる点
- バス釣り専門の内容
- 全ジャンル実践は大変
- 初心者にはやや専門的
出版社
つり人社
発売日
2025年06月03日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「掌握術」って強い言葉ですね。16ジャンルって、覚えるの大変そう……。
佐藤メバル
それぞれのジャンルをひとことで表現するところから始まるから、まず全体像がつかめる。テキサスリグ、ミドスト、ネコリグ、ビッグベイト、バイブレーション、ジグヘッドワッキー、ホバスト、フロッグ、パワーフィネス、バックスライド、ロングワーム、ヨコヨコまで。
ジャンルごとの基礎と応用に、日本のフィールド事情を反映したノウハウが重なる。
橘ナナミ
連載「スタメン!」がもとになっているんですね。読み物としても読みやすそうです。
佐藤メバル
うん、大幅に加筆しているから、連載を読んでいた人でも新しい発見があるはず。「カバー撃ち」で培った基礎、なんていうコラムも実践的だよ。
僕たちのバスフィッシングに、セオリーは必要ない。
ルアーマガジン編集部 著|内外出版社
¥1,980(税込)
バス釣りにはいつものセオリーがあり、それを学べば効率的に魚をキャッチできると言われてきた。その前提を、トーナメントプロとして活躍の舞台を本場アメリカへ移した北大祐と木村建太が問い直す。半世紀にわたり日本で積み上げられたセオリーと、ウェブ上に溢れる釣果に結びつかない情報を斬り捨て、アップデートされた現代のバスフィッシング様式を語りつくす。
こんな人におすすめ
セオリーどおりに釣れずに悩んでいる人。情報を一度疑ってみたい人。読み物としてバス釣りを楽しみたい人にも向く。考え方が硬くなったと感じる人へ。
良い点
- 対話的で読みやすい
- 固定観念を見直せる
- 現代の様式が分かる
気になる点
- 実践手順の本ではない
- 著者二人の考えが中心
- 初心者には前提知識が必要
出版社
内外出版社
発売日
2022年03月17日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「セオリーは必要ない」って、なかなか刺激的なタイトルですよね。本当に言い切っちゃうんですか。
佐藤メバル
二人ともトーナメントプロとして活躍の舞台を本場アメリカに移した人でね。半世紀にわたり日本で積み上げられたセオリーと、ウェブ上に溢れる釣果に結びつかない情報を、バッサリ斬り捨てていく。
アップデートされた現代のバスフィッシング様式を語りつくす、というのがこの本の立場なんだ。
橘ナナミ
セオリーを学ぶ本じゃなくて、セオリーを疑う本なんですね。自分の釣りを見直すことになりそうです。
佐藤メバル
そう。鵜呑みにするにしても、一度疑ってみる価値はある。読み物として痛快だし、考え方が硬くなったときに読むといいよ。
渓流ルアー釣り 大切な基礎が1冊でわかるすごいベーシック34
つり人編集部 著|つり人社
¥1,760(税込)
渓流ルアー釣りを安全に楽しむための基礎を、34の項目で整理した一冊。対象魚やシーズナルパターン、渓魚が泳ぐ流れから始まり、タックル、ウエーダーやウエーディングシューズといった装備、ミノー・スプーン・スピナーの特徴、実釣テクニック、キャストの上達法、渓流ベイトフィネスの心得まで段階を追う。知識がないと危険を伴う現場だからこそ、基礎の再確認に向く。
こんな人におすすめ
渓流ルアーを始めたい人。安全装備から確認したい人。経験者で基礎を学び直したい人にも向く。キャストを一から練習したい人へ。釣り場ガイドも収録する。
良い点
- 34項目で基礎を整理
- 安全装備の解説が厚い
- 釣り場ガイド付き
気になる点
- 渓流ルアー限定の内容
- 海やバスには触れない
- 上級テクは少なめ
出版社
つり人社
発売日
2022年07月28日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
渓流って、景色はきれいだろうなと思うんですけど、危ないこともあるんですよね。
佐藤メバル
だからこの本は「知識がないと危険を伴う」というところから始まる。まず渓流でのルアー釣りそのものを理解して、安全に楽しむための装備、ルアーの特徴、実践テクニック、キャストのコツと、34の基礎を順に並べているんだ。
ウエーダーや偏光グラスの話もきちんとある。
橘ナナミ
ミノー、スプーン、スピナーと、使うルアーも絞られるんですね。シンキングミノーの紹介も気になります。
佐藤メバル
うん、キャッチ&リリースで楽しめる釣り場ガイドも付いている。最初の一冊としても、経験者が基礎を確認するのにも使える構成だよ。
トラウトルアー釣り超思考法
飯田重祐 著|つり人社
¥1,100(税込)
渓流でトラウトのルアーフィッシングを始めて何年か経ち、道具も揃え経験も積んだのに思いどおりのゲームができない、釣果にムラがある——そんな人に贈るステップアップ教書。自然を知り糧にする、引き出しを増やす、タックル考、フィールドでのテクニック、メンタル、オフシーズンの過ごし方、未来への視点までを扱う。思考を変え、行動パターンを変えることで釣果につなげる。
こんな人におすすめ
渓流ルアーである程度経験を積んだ人。釣果のムラに悩んでいる人。実技書の次に何を読むか迷っている人に向く。自分の釣りを見つめ直したい人へ。
良い点
- 上達の壁に効く内容
- メンタル面まで言及
- 思考法から組み立てる
気になる点
- 入門書ではない
- 渓流トラウト限定
- 答えより問いが多い本
出版社
つり人社
発売日
2019年06月26日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「今ひとつ思いどおりのゲームができない」——これ、私が別のことで悩んでる感覚と同じです。
佐藤メバル
はは、それだよ。道具も揃えた、経験も積んだ、でも釣果にムラがある。そんな人に向けたステップアップ教書なんだ。
自然を知り糧にする、引き出しを増やす、タックル考、フィールドでのテクニック、メンタル、オフシーズンの過ごし方、そして未来へ。
思考を変え、行動パターンを変える構成になっている。
橘ナナミ
「釣れない時間も釣りのうち」「しょっぱいホームグラウンドを持とう」など、技術じゃないところにも触れているんですね。
佐藤メバル
そう、そこがいいところ。実技の前に、考え方の地図を渡してくれる。渓流を何年かやっている人ほど刺さると思うよ。
小沼正弥シーバス爆釣ルアーの選び方
小沼正弥 著|つり人社
¥1,540(税込)
職業釣人・小沼正弥が、シーバスを釣るための心得からルアーの選び方までを語る一冊。4つの心得に始まり、厳選必釣術ベスト5、フィールド編、テクニック編、タックル編と続く。リトリーブの基本を身体で覚える、釣れるカラーチョイス、リバーやサーフの攻め方、ロッドセレクト、バラシ軽減につながるLBDリールまで、経験から出た言葉が並ぶ。
こんな人におすすめ
シーバスを始めたい人。釣れないときに何を変えるかを知りたい人。リバーやサーフへ釣り場を広げたい人にも向く。道具選びを整理したい人へ。
良い点
- 心得から実践まで一冊
- フィールド別の攻め方
- タックル選びまで言及
気になる点
- シーバス限定の内容
- ルアーカタログではない
- 2015年時点の情報
出版社
つり人社
発売日
2015年07月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「職業釣人」って肩書き、かっこいいですね。この本は何を教えてくれるんですか。
佐藤メバル
タイトルはルアーの選び方だけれど中身は広い。シーバスを釣るための4つの心得から始まって、厳選必釣術ベスト5、フィールド編、テクニック編、タックル編と続く。
「5投以内に釣れるようになるには同じことをしない」という心得が象徴的だね。
橘ナナミ
釣れないときに同じことを繰り返しちゃうの、心当たりがあります。リバーやサーフの攻め方も載っているんですね。
佐藤メバル
そう、ロッドセレクトや、バラシ軽減につながるLBDリールの話まで。経験から出た言葉が並んでいるから、始めた人が最初に読むにも、伸び悩んだ人が戻るにもいいよ。
縄張り本能を刺激する はじめてのアユルアー
つり人編集部 著|つり人社
¥1,980(税込)
アユのルアー釣りは、魚の捕食を誘う釣り方ではない。アユの縄張り本能を刺激して追わせて掛ける釣法だ。手軽なタックルで始められ、強い引きを味わえる。この本はアユの生態から、道具立て、釣り方、料理、釣り場ガイドまでを一冊にした入門マニュアル。アユルアーの選び方や手持ちルアーのチューニング、瀬を釣る考え方、ドリフトで線から面へ、ノベザオスタイルまで収める。
こんな人におすすめ
夏の川で新しい釣りを始めたい人。エサ釣りとは違うアユ釣りに興味がある人。釣って食べるところまで楽しみたい人に向く。川の釣りに一歩踏み出したい人へ。
良い点
- 生態から料理まで一冊
- 道具と釣り方を丁寧に解説
- 釣り場ガイド付き
気になる点
- アユルアー限定の内容
- シーズンが夏に限られる
- 遊漁券など事前知識が必要
出版社
つり人社
発売日
2023年06月17日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
アユのルアー釣りって、アユをルアーで釣るってことですよね。エサじゃないんですか。
佐藤メバル
そこが面白いところで、この釣りは魚の捕食を誘う釣り方ではないんだ。アユの縄張り本能を刺激して追わせて掛ける釣法なんだよ。
手軽なタックルで始められて、強い引きも味わえる。この本は生態から道具立て、釣り方、料理、釣り場ガイドまでを一冊にしている。
橘ナナミ
料理まで載っているんですか。塩焼きの話も気になります。
佐藤メバル
締め方と保存の方法から、魚焼きグリルで美味しく仕上げる話まで載っているよ。ドリフトを加えて線から面の釣りへ、なんていう上達の話もあって、夏の川の新しい楽しみ方を教えてくれる。
結局どれを最初に買うか — 横断比較と読み順
橘ナナミ
候補が多くて、結局どれを最初に買えばいいのか分からなくなりました。
佐藤メバル
順番で考えるといい。1冊目は自分のホームを狭くカバーする入門書、2冊目は狙いたい魚の専門書、3冊目は考え方を変える上達書。堤防から始めるなら『陸っぱり海のルアー釣りスタートBOOK』→『海のルアー釣り入門』→『もっと釣れる! 海ルアーのすごい法則』で、入門・対象魚・思考法がつながる。最初から網羅性の高い一冊を選ぶより、この順番のほうが現場で使える知識になるよ。
橘ナナミ
予算を決めて買うなら、どう配分します?
佐藤メバル
入門書を一冊に絞って、残りは対象魚の専門書に回す。同じ対象魚の本を何冊も並べるより、入門と専門で役割を分けたほうが強い。価格は版や判型で変わるから、書店やオンラインで確認してね。ムックは最新のトレンドや季節の話題が速く、単行本は基礎から順に積める。まず単行本で骨格を作り、ムックで旬の情報を補うのが僕のおすすめだ。
情報の鮮度と、中古・図書館・絶版の使いこなし
橘ナナミ
中古で安く買うのはありですか?
佐藤メバル
ありだよ。ただし二種類に分けて考える。タックルやラインの常識が動く“道具系の情報”は鮮度が命だから、新版が出ている本は新版を選びたい。逆に『トラウトルアー釣り超思考法』のような思考法、『ルアーのひみつ』のような原理、『ザ・ヒストリー・オブ・ルアーフィッシング』のような歴史は、古くても価値が落ちない。中古や図書館で試してから手元に置く、という順番も賢い。
橘ナナミ
図書館で釣りの本を借りるの、ハードルが高い気がしてました。
佐藤メバル
入門書ほど図書館と相性がいい。まず借りて、何度も開いたページがある本だけを買う。これで“買って失敗した”がぐっと減る。絶版になった本も、中古で状態のいいものが見つかれば、その分野の定番として読む価値は残っているよ。
橘ナナミ
著者や出版社の信頼性って、どう見ればいいんでしょう?
佐藤メバル
その人がどのフィールドを主戦場にしているか、そして本の中で“できないこと”にも触れているかを見る。実釣の現場を知っている人ほど、うまくいかない条件を正直に書く。編集部についても、釣り専門の出版社や、現役の釣り人が関わっている本は、写真や図解の精度が違う。プロフィールと中身が一致している本を選ぼう。
読んだ内容を釣行で使う — 本×動画×釣具店のロードマップ
橘ナナミ
本を読んでも、いざ釣り場に行くと忘れてしまいそうです。
佐藤メバル
そこで“持ち込み方”を工夫する。読み終えたら、自分のホームに合わせて「使うルアー3つ」「結び方1つ」「狙う層1つ」だけをノートに書き出して、それを釣り場に持って行く。本に付箋を貼って、釣れた/釣れなかったラベルをつけていく“タグ付け”をすると、その本が自分専用の攻略ノートに変わっていくよ。
橘ナナミ
動画と本はどう役割分担するんですか?
佐藤メバル
動画は手の動きと潮の動きが一瞬で伝わる。本は、なぜそうするのかを順番に積める。だから動画で見た動作を、本で理屈に落とし込む。最後に釣具店で店員さんに自分の釣り場を伝えて、本で読んだルアーを実際に手に取って見る。この三つを回すと知識が定着する。逆に、順番を逆にして道具を先に買い込むと、使い方が分からないままタックルボックスが埋まっていくだけだからね。
よくある質問
ルアー釣り初心者が最初に読むべき本はどれ?
橘ナナミ
ルアー釣り初心者が最初に読むべき本はどれについて教えてください。
佐藤メバル
ホームが堤防なら『陸っぱり海のルアー釣りスタートBOOK』か『基礎から始める海のルアー釣り入門』が入口になります。投げて引くだけのショアジギングから始めるなら『超やさしいルアーフィッシング一番釣れるショアジギング』が取りつきやすいです。まずは自分の通う釣り場に近い一冊を選ぶのが失敗しないコツです。
シーバス・アジング・エギング別のおすすめ本は?
橘ナナミ
シーバス・アジング・エギング別のおすすめ本はについて教えてください。
佐藤メバル
シーバスは『小沼正弥シーバス爆釣ルアーの選び方』と『海のルアー釣り入門』のシーバスの章。アジング・メバリングは『海のルアー釣り入門』のライトゲームの章と『ソルトルアー 近海ライトゲーム』。エギングは『海のルアー釣り入門』のアオリイカの章が入り口です。複数の魚を一冊で見渡したいときは『海のルアー釣り入門』が効率的です。
電子書籍と紙の本はどっちを買うべき?
橘ナナミ
電子書籍と紙の本はどっちを買うべきについて教えてください。
佐藤メバル
図解や写真をじっくり眺める入門書は紙が向いています。釣り場で用語や結び方をさっと検索したいなら電子が便利です。両方使うなら、入門書は紙、辞書的に引く本は電子という分け方がおすすめです。
古い本や中古本でも役に立つ?
橘ナナミ
古い本や中古本でも役に立つについて教えてください。
佐藤メバル
思考法や原理、歴史を扱った本は古びません。『トラウトルアー釣り超思考法』『ルアーのひみつ』『ザ・ヒストリー・オブ・ルアーフィッシング』などがそのタイプです。逆にタックルやラインの常識が絡む本は新版が出ていないか確認を。中古や図書館で試してから買うと失敗が減ります。
本を読んでも釣果が伸びないときはどうする?
橘ナナミ
本を読んでも釣果が伸びないときはどうするについて教えてください。
佐藤メバル
一冊に載っている要素を全部やろうとしていないか確認してみてください。まずは「使うルアー3つ・結び方1つ・狙う層1つ」に絞って釣行し、結果を本に書き込む。それでも動かないなら、対象魚かフィールドを一段狭めた専門書に切り替えると、原因が見えやすくなります。
雑誌(ムック)と単行本はどっちを買うべき?
橘ナナミ
雑誌(ムック)と単行本はどっちを買うべきについて教えてください。
佐藤メバル
ムックは最新トレンドや季節の話題が速く、単行本は基礎から順に積めます。最初は単行本で骨格を作り、ムックで旬の情報を補うのがおすすめです。堤防のショアジギングなら、用語集やさばき方まで収めた単行本から入ると安心です。
予算5000円以内で揃えるならどれがいい?
橘ナナミ
予算5000円以内で揃えるならどれがいいについて教えてください。
佐藤メバル
入門書一冊と、狙いたい魚の専門書一冊の二冊に絞るのが現実的です。堤防なら『陸っぱり海のルアー釣りスタートBOOK』と『海のルアー釣り入門』の組み合わせが役割分担としてきれいです。同じ対象魚の本を何冊も買わず、役割を分けるのがポイント。価格は版によって変わるので購入時に確認してください。
図解や動画付きの本はどれがおすすめ?
橘ナナミ
図解や動画付きの本はどれがおすすめについて教えてください。
佐藤メバル
写真と図解が中心で読みやすいのは『陸っぱり海のルアー釣りスタートBOOK』。道具の解説が細かく、巻末に用語集や青もののさばき方まで収めた『ルアーで始めよう堤防の釣り』も実用的です。動画は本で理屈を押さえてから見ると、格段に理解が速くなります。
まとめ
橘ナナミ
今日の話を聞いて、いきなり全部そろえなくていいんだな、と思いました。
佐藤メバル
そう。本棚もタックルボックスと同じで、全部を持ち歩いたら動けなくなる。まず一冊、自分のホーム専用の一冊を決める。それを持って釣り場に行って、分からなくなったところに付箋を貼る。次に買うべき本は、その付箋が教えてくれるよ。
橘ナナミ
付箋が買い物リストになるんですね。なんだか、本が育っていく感じがします。
佐藤メバル
まさにそれだ。僕も書店員時代、売り場で何百冊と立ち読みして、結局ボロボロになるまで使った一冊が自分の先生だった。釣りの本は読んで終わりじゃなく、潮風に当てて、ページを折って、書き込みをして、はじめて“使える道具”になる。
橘ナナミ
潮風に当てる……いいですね。私も最初の一冊、堤防に持って行きます。
佐藤メバル
うん。ルアーは着水した瞬間から泳ぎ出すけど、本は開かなければ泳がない。読み込んだ一冊は、あなたのルアーボックスの中の“一軍ルアー”と同じで、迷ったときに真っ先に手が伸びる存在になっていくよ。
