麻雀の入門に役立つ本のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年10月
橘ナナミ
佐藤さん、今回のお題は「麻雀の本」です。でも書店の麻雀コーナーって、入門書も何切る本もデータ本も同じ棚に並んでいて、正直どこから手をつけていいのか分かりませんでした。
佐藤メバル
いいところに気づいたね。麻雀本の棚は、料理本でいえば「和食の基本」と「パスタの作り方」と「包丁の研ぎ方」が同じ段に並んでいる状態なんだ。だから「麻雀の本を一冊」と考えると必ず迷う。まず決めるのは、自分が今どの段階にいて、何を解決したいか。そこだよ。
橘ナナミ
段階と、解決したいこと……!
佐藤メバル
まだ牌を触ったことがないなら役とルール。打てるけど勝てないなら牌効率。勝てるけど放銃が減らないなら押し引きとベタオリ。この順番を飛ばして背伸びすると、たいてい途中で読まなくなる。書店員だった頃、評判の一冊をいきなり買っていって、翌月に「途中でやめました」と戻ってきたお客さんを何人も見たよ。
橘ナナミ
それ、すごく分かります……! 私もいきなり難しい本を買って積むタイプなので。じゃあ選び方を、軸ごとに教えてください。
麻雀の入門に役立つ本の選び方
目的別に選ぶ
橘ナナミ
まず「目的」で選ぶ場合、どう分ければいいんでしょう?
佐藤メバル
大きく4つだね。役とルールを覚えたい、和了率を上げたい、守りを固めたい、データで学びたい。ルールなら『超カンタンにわかる!麻雀入門』。オールカラーの大きな牌で役をレベル別に分け、得点計算は早見表と練習問題でフォローする構成だ。『初めてでもすぐ、よくわかる! 中田花奈の麻雀入門』はアガリ役一覧表と点数計算表が折り込みで付き、点数計算ドリルまで載っている。Mリーグから入った人なら『イラスト見るだけ! Mリーガー佐々木寿人の麻雀入門』のストーリー仕立ても読みやすい。
橘ナナミ
和了率を上げたい場合は?
佐藤メバル
そこは牌効率と何切るの領域だね。『ウザク式麻雀学習 牌効率』は考え方を解説する参考書で、『麻雀 傑作「何切る」300選』や『麻雀 定石「何切る」301選』は手を選ぶ訓練。守りなら『トッププロが教える最強の麻雀押し引き理論』、『誰でもできる!麻雀鳴き読みの定理』、『上級者だけが知っている麻雀戦術論』。データなら『「統計学」のマージャン戦術』だ。
現在のレベル別に選ぶ
橘ナナミ
レベルで選ぶとすると、線引きはどこですか?
佐藤メバル
未経験なら図解の入門書。ルールだけ知っている段階なら『白鳥翔のとにかくわかりやすい麻雀入門』や『瑞原明奈のロジカル麻雀入門』がちょうどいい。後者は配牌のカテゴライズから押し引きまで、思考の順番を追える。勝てない中級者なら『よくわかる麻雀の勝ち方』で、牌効率→牌理→状況判断という3段階の整理が効く。上級者は『渡辺太が導く新時代の麻雀ロジック 最適解』や『麻雀で勝ち続ける技術』で、迷いを一つずつ詰めていく。
橘ナナミ
『科学する麻雀』はどこに入るんですか?
佐藤メバル
どの段階でもない、と言ってもいいかもしれない。あれは「読みやツキではなく、どういう場合にどう打つか」を数理と統計で示した本で、麻雀観そのものを組み替える一冊なんだ。だから前提として普通に打てることが要る。1冊目に開くと、内容の正しさより先に心が折れる。位置づけを間違えなければ、何度も戻ってくる本だよ。
学習スタイル別に選ぶ
橘ナナミ
問題集型と読み物型だと、向き不向きがありますか?
佐藤メバル
あるね。手を動かして覚える人なら問題集型。『麻雀 傑作「何切る」300選』は打牌ごとの受け入れ枚数が数字で示されていて、「リャンメンを崩しても枚数は同じ?」といった意外な発見が積み上がる。『麻雀 定石「何切る」301選』は答えの出ている問題に絞り、優先して覚えるべきところから並べている。『麻雀IQ220の選択』は実戦で迷う場面を問題形式で解く形だ。読み物型なら『上級者だけが知っている麻雀戦術論』や『絶対負けない麻雀』、古典なら『リーチ麻雀論改革派』。図解型は『マンガでわかる! 二階堂亜樹 いちばんやさしい麻雀入門』のように、マンガとドリルで「読んで終わり」にしない作りが向いている。
プレイ環境別に選ぶ
橘ナナミ
ネット麻雀とリアルだと、選ぶ本も変わりそうですね。
佐藤メバル
変わるよ。ネット麻雀が主戦場なら牌効率と何切る、さらに『渡辺太×麻雀AI「NAGA」AIが迷う何切る80』のようにAIの判断と自分の判断を突き合わせる本が刺さる。逆にリアルで打つなら、まず点数計算。『Mリーグルールですぐわかる麻雀点数計算』は書いて覚える形式で、条件計算まで扱う。Mリーグ観戦から入る人には『Mリーグルールですぐできる麻雀入門』が公式ルールとの違いを整理してくれる。周りと楽しむ健康麻雀や、シニア・女性・子どもの入口なら、『超カンタンにわかる!麻雀入門』のように紙面が大きくオールカラーの本が圧倒的に進めやすい。
情報の新しさで選ぶ
橘ナナミ
古い本って、今読んでもいいんでしょうか?
佐藤メバル
分野で分けるといい。データやAIを扱う本は鮮度が命で、新しい前提のものから読む。逆に『科学する麻雀』や古典は、当時の前提ごと読む“古典”として価値がある。大事なのは、同じ著者のシリーズが続いているかを見ること。何切るなら300選から301選、さらに金へと積み上がっていて、新しい巻ほど前提が更新されている。版が複数あるなら、迷ったら新しいほうを選んでおけば間違いが少ない。
予算・形式で選ぶ
橘ナナミ
予算や、紙と電子の話も聞きたいです。
佐藤メバル
入門書は手に取りやすい価格帯のものが多く、最初の一冊はそこに寄せていい。何切る系は少し張るが、そのぶん長く使える。形式は用途で決めるのがおすすめだよ。何切るや点数計算は書き込みながらめくるから紙が圧倒的に有利。一方で理論書はKindleだと検索と持ち歩きが楽になる。古典や絶版は中古で探すことになるが、状態の確認は忘れずに。
麻雀の入門に役立つ本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
麻雀の入門に役立つ本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい
科学する麻雀
とつげき東北 著|講談社
¥1,100(税込)
裏スジは危険ではない、回し打ちは無意味、ベタオリには法則がある——従来の戦術書が「読み」や「ツキの操り方」として曖昧に語ってきた部分を、理論・数理・統計の根拠から明示しようとした一冊です。「リーチすべきか、ダマにすべきか」といった判断に、条件つきの答えを与えてくれる。ピンフのみのテンパイをどう扱うか、役牌が重なる確率はどれくらいか、といった問いが章立てで整理され、序章と最終章では「なぜ曖昧なのか」「麻雀の思想的側面」まで踏み込む構成も読みどころ。後のデータ系戦術書の出発点になった存在で、何切る本を読む前に触れておくと土台ができます。
こんな人におすすめ
ルールと役は覚えたけれど、「勘」や経験則に頼った打ち方から抜け出したい人。牌理や押し引きを数字で考える入口が欲しい中級者。そして、麻雀を「読みのゲーム」として語る本にどこか納得できなかった読者。麻雀観そのものを組み替えたい場面に向く一冊です。
良い点
- 判断の基準を数理で示す
- 確率の問いが章で整理
- 後の戦術論の土台になった
気になる点
- 初級者には前提知識が要る
- 数式・統計の記述が多い
- 発売から年数が経っている
出版社
講談社
発売日
2004年12月18日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
麻雀の本なのに「科学する」って、どういうことなんですか? 麻雀って読みと勘の世界だと思ってました。
佐藤メバル
いい質問だね。この本がやろうとしたのは、たとえば「裏スジは危険ではない」「回し打ちは無意味だ」といった、それまで経験則で語られていたことを、数理や統計の根拠から示し直すことなんです。
ピンフのみのテンパイをリーチすべきか、役牌が重なる確率はどれくらいか——そうした問いに一つずつ答えを出していきます。
橘ナナミ
「読み」が必要ない、とまで言い切るのは少し乱暴にも感じます。実際、読む場面はありますよね。
佐藤メバル
そこは誤解されやすいところで、本書は読みを否定しているというより、根拠のない不明確な考え方を排そうとしている。
序章は「なぜ彼らは曖昧なのか」で、最終章は麻雀の思想的側面まで踏み込みます。だから読み物としても面白い。
ただ、いきなりこれを読むと前提知識が要るので、牌効率の本を一冊挟んでからでも遅くないですよ。
麻雀 傑作「何切る」300選
G・ウザク 著|三才ブックス
¥1,760(税込)
10年かけて貯めた1000問以上から300問を厳選し、打牌ごとの受け入れ枚数を数字で表示する。同じトリックを使った問題は減らし、大事な問題は前半と後半に1問ずつ置くという吟味ぶりで、1問ごとに内容が確かめられている。5ブロック理論、2ヘッド理論、3ヘッド最弱理論、1シャンテンピーク理論などがコラムで説明され、問題を解くうちに体に入っていく仕掛けです。受け入れ枚数という共通言語で解説がコンパクトにまとまる点が、他の何切る本との違い。リャンメンを崩しても枚数が同じ、といった意外な数字が随所に出てきます。
こんな人におすすめ
牌効率の基本は知っているけれど、実戦で迷って手が止まる人。何切るを毎日少しずつ解きたい習慣派。ネット麻雀である程度打てるようになり、数字で裏づけられた答えを欲しい中級者に向く一冊です。
良い点
- 受け入れ枚数を全問表示
- 1問ごとに吟味された選定
- 最新打法のコラムつき
気になる点
- 問題数が多く時間が要る
- 牌効率の基礎知識が前提
- 持ち歩きには重い
出版社
三才ブックス
発売日
2016年08月06日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
300問って、正直多いですよね。解き切れる気がしないんですが、そこが売りなんですか?
佐藤メバル
量だけなら他にもあります。でもこの本は、10年かけて貯めた1000問以上から300問に絞っているんです。
同じトリックの問題は減らし、大事なものは前半と後半に1問ずつ置く。1問ごとに吟味されているから、解いた分だけ残ります。
受け入れ枚数を全部表示しているのも大きいですね。リャンメンを崩しても枚数は一緒、なんて数字がしょっちゅう出てきます。
橘ナナミ
なるほど! 枚数が出ていると、自分の感覚が間違っていたかどうかすぐわかりますね。
佐藤メバル
そう。5ブロック理論や3ヘッド最弱理論といった新しい打法のコラムも挟まれていて、名前は違っても同じことを言っていると説明されます。
問題を解いていくと、それが叩き込まれる仕掛けです。ただ、牌効率の前提をまったく知らないと数字の意味が取りにくいので、そこだけ注意してくださいね。
麻雀 定石「何切る」301選
G・ウザク 著|三才ブックス
¥1,760(税込)
前作から約1年後に出た第2弾で、より実戦的で洗練された301問を膨大なストックから選んでいる。特筆すべきは選定方法で、現代麻雀技術論のネマタ、天鳳位のタケオしゃん、麻雀ライターの福地誠、そして著者G・ウザクの4人の意見が一致するように調整された問題だけを掲載している。答えが出ている問題のみを集めたと明言されているので、古い定石をつかまされる心配が少ない。解説を読むたびに腑に落ちる感覚があり、300選と並べて解くと、同じ形でも状況で答えが変わる理由が体に入ってきます。
こんな人におすすめ
300選を解き終えて次の問題が欲しい人。ネットの何切るで情報が割れていて困っている中級者。複数の研究者の合意という安心感を土台に、無駄なく雀力を上げたい人に向いています。
良い点
- 4人の意見一致問題のみ
- 実戦的で洗練された301問
- 腑に落ちる解説
気になる点
- 前作未読だと物足りない
- 掲載問題に重複がある
- 上級者には易しめ
出版社
三才ブックス
発売日
2017年07月27日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
300選の続き……というだけじゃないんですよね?
佐藤メバル
選び方が違います。301問すべてを、現代麻雀技術論のネマタさん、天鳳位のタケオしゃん、ライターの福地誠さん、著者のG・ウザクさんの4人が精査して、意見が一致するように調整した問題だけを載せている。
答えが出ている問題のみと明言されているので、古い定石で混乱することが少ないんです。
橘ナナミ
4人の意見が一致した問題だけって、逆に数が少なくならないんですか?
佐藤メバル
膨大なストックがあるから成り立つわけですね。だから解説を読むたびに腑に落ちる。前作と並べて解くと、同じ形でも状況が変われば答えが変わる、という感覚が育ちます。
何切るの情報が割れていて困っている人ほど、この安心感は効きますよ。
ウザク式麻雀学習 牌効率
G・ウザク 著|三才ブックス
¥1,760(税込)
問題集スタイルの何切るシリーズに対して、参考書の立ち位置にある一冊。もっとも早くテンパイするにはどう考えるか、アガリへの効率的な考え方とは何かを、やさしく解説していく。例題をまとめてインデックス的に再掲しているので繰り返し解けるうえ、イラストが入っていて初心者でもすらすら読める。300選・301選でつまずいた問題の理由を、ここで回収できるのが強みです。問題集で分からなかった部分を説明に変えるという往復ができ、逆にこの本を先に読むと何切る本が欲しくなる、という関係性そのものが学習設計になっています。
こんな人におすすめ
何切る本を買ったけれど解説の意味が半分しかわからなかった人。牌効率という言葉は知っていても、自分の言葉で説明できない初心者から中級者。問題集と行き来しながら土台を固めたい人に向きます。
良い点
- 問題集の答えの理由がわかる
- 例題を再掲し復習できる
- イラストで読みやすい
気になる点
- 問題数は多くない
- 何切る本の併読が前提
- 上級者には物足りない
出版社
三才ブックス
発売日
2019年03月25日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
タイトルが「牌効率」ですけど、300選や301選とは何が違うんですか?
佐藤メバル
あちらは問題集で、こちらは参考書の立ち位置です。もっとも早くテンパイするにはどう考えるか、という土台の部分をやさしく説明してくれる。
イラストが入っていて、初心者でもすらすら読める作りなんです。
橘ナナミ
問題集をやってて「なんとなく正解」だった人が、ここで回収できる感じですか?
佐藤メバル
まさにそこです。例題をまとめてインデックス的に再掲しているので、繰り返し解くこともできる。問題集でつまずいた理由をここで回収するという往復ができるのが強みですね。
逆に、これを先に読むと何切る本が欲しくなる。セットで持つと効果が倍増しますよ。
ウザク式麻雀学習 何切る 金(ゴールド)
G・ウザク 著|三才ブックス
¥1,760(税込)
多くのプレーヤーの実力を底上げしてきたシリーズの最新刊。同じような手でも戦局によって切る牌がまったく変わる、という麻雀の難しさに向き合うために、比較しやすいよう似たような手の問題を並べて掲載している。これにより牌効率への理解の解像度がぐっと上がる。さらに従来の何切るにはなかった、フリテンや喰い替えといった特殊な鳴きを意識した問題や、平面では答えを出しづらい問題も収録。一問単体ではなく並べて比べるという設計が、既存の何切る本との決定的な違いになっています。
こんな人におすすめ
何切る300選・301選をすでに解いた中・上級者。鳴きの細かいルールまで絡めた判断を練習したい人。似た形の手を並べて比較して覚えたいタイプの人に向く一冊です。
良い点
- 似た手を並べ比較できる
- 特殊な鳴きの問題も収録
- 初心者から上級者まで対応
気になる点
- シリーズ既読者向けの内容
- 難易度の幅が広い
- 価格はやや高め
出版社
三才ブックス
発売日
2024年08月26日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
最新刊は、これまでの何切る本と何が違うんですか?
佐藤メバル
似たような手の問題を並べて掲載している点です。同じ手でも戦局によって切る牌が変わる、という麻雀の難しさに正面から向き合っていて、比較しやすいように配置されている。
だから牌効率への理解の解像度がぐっと上がります。
橘ナナミ
並んでいると、違いが浮き彫りになりますね。他に新しい要素はありますか?
佐藤メバル
従来の何切るにはなかった、フリテンや喰い替えといった特殊な鳴きを意識した問題、平面では答えを出しづらい問題も収録されています。
中・上級者も満足できる作りで、解いていて楽しくなる。300選や301選をやり切った人が次に開く一冊ですね。
超カンタンにわかる!麻雀入門 牌、役、アガリこれだけ覚えればバッチリ!
主婦の友社 著|主婦の友社
¥1,188(税込)
初めて麻雀に触れる人に向けて、オールカラーの牌で説明する入門書です。初心者が覚えるのに苦労する「役」をレベル別に分類し、大きな牌で図解しながらバリエーションや応用も紹介している。最も難解とされる得点計算も、計算早見表と練習問題でマスターできる構成になっています。基本のアガリ役ベスト7、負けないための上昇アガリ役ベスト7、というように覚える順番を示してくれるのが親切。麻雀ってどんなゲームかから始まり、ゲームの流れ、アガるために知っておくこと、と段階を踏むので、最初の一冊として迷いが少ない。
こんな人におすすめ
麻雀をこれから始める人。脳トレや認知症予防として始めたいシニア、女性の読者。役の名前と形をまず結びつけたい段階の人に向きます。
良い点
- オールカラーの大きな牌
- 役をレベル別に分類
- 計算早見表と練習問題
気になる点
- 戦術の深い話はない
- 中級者には物足りない
- 対局の実践感は薄い
出版社
主婦の友社
発売日
2015年04月22日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
入門書っていろいろあって選べないんですが、この本の売りは何ですか?
佐藤メバル
オールカラーの大きな牌で説明しているところですね。役は初心者がつまずくところですが、それをレベル別に分類して、図解しながらバリエーションや応用まで見せてくれる。
基本のアガリ役ベスト7、負けないための上昇アガリ役ベスト7、というように覚える順番を示してくれるんです。
橘ナナミ
点数計算も入ってるんですよね? そこが一番の関門だと思うんですが……。
佐藤メバル
そこは計算早見表と練習問題でフォローしています。読みやすい文字と大きな図なので、シニアの方や脳トレとして始める人にも向く。
麻雀ってどんなゲームか、というところから丁寧に始まるので、最初の一冊として安心して選べますよ。
初めてでもすぐ、よくわかる! 中田花奈の麻雀入門
中田花奈 著|ワニブックス
¥1,540(税込)
人気Mリーガーの中田花奈が、ゲームの進め方からアガリ役一覧まで、マスターしておきたいことを詰め込んだ入門書です。特徴的なのは、覚えた後に復習できる点数計算ドリルがついている点。読んで終わりにせず、手を動かして定着させる設計になっています。さらにアガリ役一覧表と点数計算表が折り込みの付録としてついているので、卓のそばに置いて対局中に開ける。教えてくれるのが現役のMリーガーという点も、Mリーグを観て始めた人の後押しになります。初心者にうれしい付録の充実ぶりが光ります。
こんな人におすすめ
Mリーグを観て麻雀を始めたい人。入門書を読むだけで終わらせたくない人。折り込みの一覧表を卓のそばに置きたい初心者に向く一冊です。
良い点
- 点数計算ドリルつき
- 一覧表が折り込み付録
- 現役Mリーガーが解説
気になる点
- 内容はあくまで入門
- ドリルは計算中心
- 押し引きまでは扱わない
出版社
ワニブックス
発売日
2025年01月28日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
Mリーガーの方が書いた入門書って、やっぱり違うんですか?
佐藤メバル
この本は、ゲームの進め方からアガリ役一覧までを詰め込んだうえで、覚えた後に復習できる点数計算ドリルをつけているんです。
読んで終わりにしない構成がいいですね。付録にアガリ役一覧表と点数計算表が折り込みでついているので、卓のそばに置けます。
橘ナナミ
折り込みは便利そう! Mリーグを観て始めたい人にはぴったりですね。
佐藤メバル
そうですね。教えてくれるのが現役のMリーガーというのも、観戦から入った人のモチベーションになります。
入門書は一冊目で差がつくので、ドリルまでついたこの形は心強いですよ。
マンガでわかる! 二階堂亜樹 いちばんやさしい 麻雀入門
二階堂亜樹 著|永岡書店
¥1,760(税込)
各章にマンガを収録し、ルールや対局の流れをイメージしながら学べる入門書です。さらにドリル形式で問題を解きながら進めるので、「読んで終わり」にならず知識がしっかり身につく構成になっている。巻末にはアガリ役一覧表、符計算の早見表、点数計算の早見表という三つの付録がつき、点数計算ドリルは30問収録。4ページでゲームの遊び方とおもしろさがわかるプロローグから始まるので、最初のハードルが低い。「麻雀に興味はあるけれど難しそう」という人や、昔あきらめた人が、今度こそという気持ちで開ける作りです。
こんな人におすすめ
麻雀デビューしたい人。Mリーグをきっかけに興味を持った人。昔あきらめたルールと役をやり直したい人。読み進めながら自然と覚えたい初心者に向きます。
良い点
- マンガとドリルの二段構え
- 巻末に3種の早見表
- 導入が4ページで軽い
気になる点
- 刊行時期に注意が必要
- マンガ量は章ごとに限られる
- 上級者には不要
出版社
永岡書店
発売日
2026年08月10日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
マンガでわかる、って書いてありますけど、マンガだけじゃ身につかないですよね?
佐藤メバル
そこを想定していて、各章にマンガを入れて流れをイメージさせつつ、ドリル形式で問題を解きながら進める構成なんです。
読んで終わりにならない。プロローグは4ページで、ゲームの遊び方とおもしろさがわかるようになっています。
橘ナナミ
4ページから始まるのは、ハードルが低くていいですね。
佐藤メバル
巻末にはアガリ役一覧表、符計算の早見表、点数計算の早見表がついていて、点数計算ドリルは30問。麻雀デビューしたい人も、昔あきらめた人も、今度こそという気持ちで開けます。
マンガとドリルの二段構えが、この本のやさしさですよ。
イラスト見るだけ! Mリーガー佐々木寿人の麻雀入門
佐々木寿人 著|日東書院本社
¥1,650(税込)
「ヒサト麻雀教室」を舞台にしたストーリー仕立てで、麻雀用語からルール、アガり方までをレクチャーしていく超初心者向けの入門ガイドです。イラストと会話文の誌面構成なので、用語の説明を読み飛ばしても場面が目で追える。知識ゼロでもすぐに打てることを目標に、基本知識、ルール、アガリ役、点数計算までを一冊でカバーしています。先生役のプロと生徒の会話として読めるので、文章だけの入門書で途中で止まってしまった人でも最後まで進みやすい。Mリーグを観て麻雀を知りたくなった人の入口に向いています。
こんな人におすすめ
Mリーグを観て麻雀を知りたくなった人。文章だけの入門書が苦手な人。会話とイラストで用語を覚えたい人に向く一冊です。
良い点
- 会話とイラストで読みやすい
- 教室ストーリーで没入できる
- 点数計算まで一冊でカバー
気になる点
- 戦術論はほぼ含まれない
- ストーリー好みが分かれる
- 中級者には易しい
出版社
日東書院本社
発売日
2023年09月12日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「イラスト見るだけ」って、本当に見るだけで覚えられるんでしょうか?
佐藤メバル
見るだけ、というのは気負わずに読めるという意味ですね。この本は「ヒサト麻雀教室」を舞台にしたストーリー仕立てで、用語からルール、アガり方までを会話形式でレクチャーしていく。
イラストと会話文の誌面なので、説明を読み飛ばしても場面が目で追えます。
橘ナナミ
文章が苦手な人でも最後まで行けそうですね。
佐藤メバル
知識ゼロでもすぐ打てるように、基本知識、ルール、アガリ役、点数計算まで一冊でカバーしています。Mリーグを観て麻雀を知りたくなった人が最初に開くのにちょうどいい。
教室の会話に混ざる感覚で読めるのが、他の入門書との違いです。
瑞原明奈のロジカル麻雀入門
瑞原明奈 著|マイナビ出版
¥1,694(税込)
瑞原明奈による初の戦術書で、オンライン麻雀「天鳳」で九段という実力を武器に、Mリーグの実戦譜を題材として、打ちながら何を考えているかを解説します。キーワードは「ロジカル」。刻々と変わる状況の中で、シャンテン数に応じた選択ができるようになることを目指します。配牌のカテゴライズ、手組み、安全牌の保持、方針の切り替え、テンパイ時の分岐、副露判断、押し引き、仕掛けへの対応と章が分かれ、考える順番そのものを教える構成。コラム「人生の選択」も収録されています。
こんな人におすすめ
入門を終えて次に何を読むか迷っている人。なんとなく打つのをやめて思考の手順を持ちたい中級者。実戦譜から学びたい人に向く一冊です。
良い点
- 実戦譜から思考法を解説
- シャンテン数で判断を整理
- コラムも収録
気になる点
- 入門者には難しめ
- 実戦経験が前提になる
- 打牌の暗記本ではない
出版社
マイナビ出版
発売日
2022年01月24日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「入門」ってついているのに戦術書なんですか?
佐藤メバル
瑞原プロの初の戦術書で、中身はしっかり戦術です。Mリーグの実戦譜を題材に、打ちながら何を考えているかを解説していく。
キーワードは「ロジカル」で、刻々と変わる状況の中でシャンテン数に応じた選択ができるようになるのが目標です。
橘ナナミ
天鳳九段の実力の人が、思考の順番を教えてくれるんですね。
佐藤メバル
配牌のカテゴライズから、手組み、安全牌の保持、方針の切り替え、テンパイ時の分岐、副露判断、押し引き、仕掛けへの対応まで章が分かれています。
考える順番そのものを教える構成なので、入門を終えて次に何を読むか迷っている人に向いていますよ。
コラム「人生の選択」も味わいがあります。
白鳥翔のとにかくわかりやすい麻雀入門
白鳥翔 著|ナツメ社
¥1,100(税込)
人気Mリーガーの白鳥翔がナビゲートする入門書です。座り順の決め方、親と子の関係、ツモり順といったごく基本から、役の紹介、実際のゲームの進め方、あがり方まで、これから始める人のためにとにかくわかりやすく解説しています。点数計算は、あがりの形や翻数、符の計算が複雑であることを認めたうえで、根気よく覚えて実戦で慣れていくものとして丁寧に扱う。第5章には実戦に役立つ知識も置かれ、入門書でありながら実戦の入口まで連れていってくれるのが特徴です。
こんな人におすすめ
麻雀をはじめようと思っている人。用語から対局の流れまで一冊で把握したい人。点数計算でつまずきたくない初心者に向く一冊です。
良い点
- 座り順から丁寧に解説
- 実戦知識の章を収録
- イラストで楽しく学べる
気になる点
- 戦術の深掘りはない
- 計算は実戦で慣れが必要
- 既習者には易しい
出版社
ナツメ社
発売日
2024年05月15日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「とにかくわかりやすい」って、どのくらい基礎からですか?
佐藤メバル
座り順の決め方、親と子の関係、ツモり順といったところから始まります。そこから役の紹介、実際のゲームの進め方、あがり方まで。
第5章には実戦に役立つ知識も置かれていて、入門書でありながら実戦の入口まで連れていってくれます。
橘ナナミ
点数計算はどう扱ってるんですか? 毎回そこで止まる気がするんですけど。
佐藤メバル
あがりの形や翻数、符の計算は複雑なので、根気よく覚えて実戦で慣れていく、という前提で丁寧に解説しています。
楽しいイラストも配られていて、関門を越えやすくしている。用語から対局の流れまで一冊で把握したい人に合いますよ。
Mリーグルールですぐできる麻雀入門
張敏賢 著|ART NEXT
¥1,320(税込)
Mリーグの公式ルールに完全準拠した入門書です。使う道具の違い、クイタンや後付けの扱い、リーチ一発や裏ドラ、途中流局なし、オーラスの親の和了りやめなし、ダブロンやトリプルロンなしといった差異が一目でわかるように整理されている。第三章では、Mリーグ創設以来6年間に出現したアガリのデータをもとに、役ごとの出現率が示されるのが大きな特徴です。まず覚える5つ、次に9つ、レアな役、偶然役、役満、と優先順位が明確。観戦しながら覚える人に向けて、攻めと守りの基本や麻雀用語辞典、公式ルールまで巻末に収録しています。
こんな人におすすめ
Mリーグを観戦しながら麻雀を覚えたい人。子どもや孫と麻雀を楽しみたい、覚えたい人。公式ルールの違いを押さえてから打ちたい人に向きます。
良い点
- 公式ルールに完全準拠
- 役の出現率データつき
- 用語辞典と公式ルール収録
気になる点
- 独自の戦術論は少なめ
- Mリーグ前提の内容
- 上級者には物足りない
出版社
ART NEXT
発売日
2024年12月16日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
Mリーグのルールに準拠って、普通の麻雀とそんなに違うものなんですか?
佐藤メバル
クイタンや後付けの扱い、リーチ一発や裏ドラ、途中流局なし、オーラスの親の和了りやめなし、ダブロンやトリプルロンなし、といった違いが一目でわかるように整理されています。
道具の違いも含めて、一般ルールやネット麻雀と見比べられる構成です。
橘ナナミ
役の出現率が載っているのも気になります。
佐藤メバル
そこがこの本の面白いところで、Mリーグ創設以来6年間のアガリのデータから役ごとの出現率が示される。まず覚える5つ、次に9つ、レアな役、偶然役、役満、と優先順位が明確です。
観戦しながら覚える人に向けて、攻めと守りの基本、麻雀用語辞典、公式ルールまで巻末に入っています。
Mリーグルールですぐわかる麻雀点数計算
張敏賢 著|ART NEXT
¥1,320(税込)
Mリーグ公式ルールに完全準拠した、書いて覚えるタイプの点数計算本です。一目で符の計算が必要かわかる「点数計算チャート」という新しい方式を採っているのが特徴。ツモアガリと鳴いたアガリはほぼ30符、メンゼンロンならほぼ40符という早覚えのコツから入り、1ハンの点数を覚えたらあとはほぼ倍々、という流れで無理なく進みます。ピンフとチートイツはそれぞれ早見表と練習ドリルがあり、条件計算ではオーラスの逆転条件のパターンまで扱う。練習問題は108問。手を動かして覚えたい人に応える一冊です。
こんな人におすすめ
観戦やネット麻雀はできるけれど、リアルでの点数計算が不安な初級者。符計算が必要な場面を見分けたい人。オーラスの条件計算を整理したい人に向きます。
良い点
- 書いて覚える形式
- 点数計算チャートで判断
- 練習問題は108問
気になる点
- 計算に特化した内容
- 役の解説は最小限
- 押し引きは扱わない
出版社
ART NEXT
発売日
2024年12月16日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
点数計算の本を一冊買うなら、これで大丈夫ですか?
佐藤メバル
書いて覚えるタイプで、一目で符の計算が必要かわかる点数計算チャートという方式を採っています。ツモアガリと鳴いたアガリはほぼ30符、メンゼンロンならほぼ40符、という早覚えのコツから入って、1ハンの点数を覚えたらあとはほぼ倍々。無理なく進みます。
橘ナナミ
練習問題はどのくらい入ってるんですか?
佐藤メバル
108問です。ピンフとチートイツにはそれぞれ早見表とドリルがあって、4ハンでも満貫にならない、といった引っかかりやすい点も押さえられる。
条件計算ではオーラスの逆転条件のパターンまで扱うんです。手を動かして覚えたい人に応える一冊ですよ。
トッププロが教える最強の麻雀押し引き理論
白鳥翔 著|彩図社
¥1,430(税込)
白鳥翔による初の著書で、麻雀で勝ち組になるために絶対に必要な押し引きの技術を論理的に解説します。初心者から上級者まで、どのレベルの読者にとっても上達の種になる戦術や思考が惜しみなく記されているのが特徴で、単なる「押すか引くか」の精神論に落ちない。戦術だけでなく、自身の熱戦を振り返るコラムも満載なので、判断の背景にある実戦感覚まで追える。押し引きを独立したテーマとして正面から扱う点が、牌効率の本や何切る本との大きな違いになっています。
こんな人におすすめ
牌効率は学んだけれど、リーチを受けたときの判断で毎回迷う人。放銃が多くて成績が伸びない中級者。押し引きを理屈で説明できるようにしたい人に向く一冊です。
良い点
- 押し引きを論理的に解説
- 全レベルに使える内容
- 実戦コラムが満載
気になる点
- 牌効率の基礎は別途必要
- やや抽象的な記述もある
- 発売から年数が経っている
出版社
彩図社
発売日
2018年07月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
押し引きだけを一冊まるごとって、そんなに中身があるものなんですか?
佐藤メバル
あるんです。白鳥プロの初の著書で、勝ち組になるために必要な押し引きの技術を論理的に解説しています。初心者から上級者まで、どのレベルでも上達の種になる戦術や思考が惜しみなく書かれている。
単なる精神論で終わらないのがポイントです。
橘ナナミ
実戦の話も入ってるんですか?
佐藤メバル
自身の熱戦を振り返るコラムが満載で、判断の背景にある実戦感覚も追えます。押し引きを独立したテーマとして正面から扱う本は貴重で、牌効率や何切るを読んでもリーチを受けたときの判断で迷う人には、ちょうど欠けていた部分を埋めてくれますよ。
よくわかる麻雀の勝ち方 〜牌効率から読みまで極める30の技術〜
平澤元気 著|マイナビ出版
¥1,639(税込)
麻雀の攻撃における思考経路、つまり牌効率、牌理、状況判断という3段階の考え方を整理して提示する一冊です。牌効率編は「麻雀は比較のゲーム」から始まり、ブロック数の把握、浮牌の比較、ブロック同士の比較、フォロー牌と余剰牌の比較、例外判断という順で思考ルーチンを示す。技術は30本に分かれ、それぞれに練習問題がつく。副露編ではホンイツ、トイトイ、チャンタ、タンヤオの本質を扱い、状況判断編では場況読みやルール差まで踏み込む。情報を整理して使いこなすための一冊です。
こんな人におすすめ
牌効率の本を読んでも実戦で使えないと感じている人。情報を整理して使いこなしたい中級者。副露の基準を自分で持ちたい人に向きます。
良い点
- 思考ルーチンを3段階で整理
- 技術30本に練習問題
- 副露と状況判断まで網羅
気になる点
- 情報量が多く重い
- 初級者には難しい
- 通読には時間がかかる
出版社
マイナビ出版
発売日
2016年08月25日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
牌効率・牌理・状況判断って、別々に覚えるものだと思ってました。
佐藤メバル
それを一本の思考経路として整理したのがこの本です。牌効率編は「麻雀は比較のゲーム」から始まって、ブロック数の把握、浮牌の比較、ブロック同士の比較、フォロー牌と余剰牌の比較、例外判断、という順でルーチンを示してくれます。
橘ナナミ
順番があると、実戦でも再現できそうです。
佐藤メバル
技術は30本に分かれ、それぞれに練習問題がつきます。副露編ではホンイツ、トイトイ、チャンタ、タンヤオの本質を扱い、状況判断編では場況読みやルール差まで踏み込む。
著者は「情報とは薬のようなもので、摂取するタイミングと分量が大事」と言っていて、情報を整理して使いこなすための一冊ですよ。
麻雀で勝ち続ける技術
多井隆晴 著|竹書房
¥2,200(税込)
長期にわたって勝ち続けている多井隆晴による戦術本で、テクニックを28本厳選し、Q&A方式でどこから読んでも使える形にしています。ホンイツに行く基準、役牌後付けの読み方、暗カンのタイミング、ワンチャンスの信頼度、役牌ドラの切り時といった、実戦で判断が割れる具体的な場面が並ぶ。通読して積み上げるというより、気になった問いから引ける辞書的な使い方ができるのが特徴です。順番に読む戦術書が多いなかで、対局の直前や復習の場面で開ける形になっているのが心強い。
こんな人におすすめ
実戦で迷う場面をピンポイントで解決したい人。読む順番に縛られず使いたい中級者以上。判断の基準を一つずつ増やして安定させたい人に向きます。
良い点
- Q&Aで引ける28項目
- 実戦の迷いどころを厳選
- どこからでも読める
気になる点
- 体系的な学習には不向き
- 前提知識が必要
- 刊行時期に注意が必要
出版社
竹書房
発売日
2026年10月05日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
Q&A方式って、通読しなくてもいいんですか?
佐藤メバル
どこから読んでも使えるように作られています。ホンイツに行く基準、役牌後付けの読み方、暗カンのタイミング、ワンチャンスの信頼度、役牌ドラの切り時——実戦で判断が割れる場面が28本選ばれているんです。
橘ナナミ
じゃあ、対局の前に開く使い方もできそうですね。
佐藤メバル
できますね。多くの戦術書は順番に積み上げる形ですが、これは気になった問いから引ける辞書的な使い方ができる。
長期にわたって勝ち続けている人の基準が、短い単位で並んでいるのは心強いですよ。
渡辺太が導く新時代の麻雀ロジック 最適解
渡辺太 著|竹書房
¥2,200(税込)
オンライン麻雀「天鳳」で数十万人の頂点である天鳳位を3度獲得し、麻雀プロ入り一年目にしてMリーガーとしてドラフト指名を受けた渡辺太が、Mリーグの打牌から厳選した65の一打を解説します。序盤の構想、鳴きの判断、中盤の悩みどころ、リーチ場面での選択、対リーチの対応、オーラスの攻防と、局面ごとに章が分かれ、迷いを断ち切る一打が示される。梶本琢程が構成に加わり、局面を切り取って最適解を並べる形式なので、実戦のどこで判断が分かれるのかを俯瞰できるのが強みです。
こんな人におすすめ
中級から上級に上がる壁を感じている人。局面ごとの判断を整理したい人。トッププロの選択を局面単位で追いたい読者に向く一冊です。
良い点
- 局面ごとに65の最適解
- Mリーグの打牌が題材
- 迷いを断ち切る判断を示す
気になる点
- 中級者以上が前提
- 通読向きではない
- 刊行時期に注意が必要
出版社
竹書房
発売日
2026年09月01日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「最適解」という言葉に、少し身構えてしまうんですが……。
佐藤メバル
天鳳位を3度獲得し、プロ入り一年目でMリーガーに指名された渡辺太さんが、Mリーグの打牌から厳選した65の一打を解説しています。
序盤の構想、鳴きの判断、中盤の悩みどころ、リーチ場面での選択、対リーチの対応、オーラスの攻防と、局面ごとに章が分かれている。
橘ナナミ
自分の迷いが、局面ごとに整理される感じですね。
佐藤メバル
そう。梶本琢程さんが構成に加わっていて、局面を切り取って最適解を並べる形式なので、実戦のどこで判断が分かれるのかが俯瞰できます。
中級から上級に上がる壁を感じている人ほど、読む価値がありますよ。
渡辺太×麻雀AI「NAGA」 AIが迷う何切る80
渡辺太 著|KADOKAWA
¥1,540(税込)
トリプル天鳳位・ダブル魂天で「ネット最強雀士」の異名を持つ渡辺太が、麻雀AI「NAGA」の5タイプの答えが割れた局面から、どの牌を選ぶべきか、なぜAIの選択と同じ、あるいは異なるのかを徹底解説します。チートイツで残す牌の考え方、鳴いたあとの進め方、オーラスの条件作り、勝負手で危険牌を押すか、誰に対する安全牌を残すか、といった80問を収録。第一部ではNAGAの開発責任者・小田桐優理が5タイプや一致率、類似度、悪手率、Mリーガーとの打ち筋の違いを解説する。AIの答えが一つでないところから考える、新しい形の何切る本です。
こんな人におすすめ
何切るの「正解」が一つではないと感じ始めた中級者以上。AIの判断を勉強に取り入れたい人。データと実戦の橋渡しをしたい人に向きます。
良い点
- AIが割れた局面を収録
- 5タイプの解説も収録
- 学習法のコラムも紹介
気になる点
- AI用語の予備知識が要る
- 何切る経験者向けの内容
- データ面はやや専門的
出版社
KADOKAWA
発売日
2025年03月01日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
AIが迷うって、どういう状態なんですか?
佐藤メバル
NAGAには5タイプあって、その答えが割れた局面を集めているんです。どの牌を選ぶべきか、なぜAIの選択と同じ、あるいは異なるのかを渡辺太さんが解説する。
チートイツで残す牌の考え方、鳴いたあとの進め方、オーラスの条件作り、勝負手で危険牌を押すか、誰に対する安全牌を残すか、といった80問です。
橘ナナミ
AIそのものの解説も載ってるんですか?
佐藤メバル
第一部は開発責任者の小田桐優理さんが、NAGAの5タイプや一致率、類似度、悪手率、Mリーガーとの打ち筋の違いを解説しています。
AIの答えが一つでないところから考える、新しい形の何切る本ですね。
麻雀手役大全
ZERO 著|竹書房
¥1,650(税込)
手役全38種について、データと必勝法をまとめた一冊です。「知る→使う→勝つ」の順で全手役を解説する構成で、役牌アタックと役牌を重ねる手、攻守兼備の便利役としてのホンイツ、トイトイダッシュとトイトイスキップ、狙うものではなく残すものとしてのチートイツ、6枚から狙うイッツーなど、役ごとに具体的な指針が示される。さらに麻雀番組でよく出てくる62の用語の使い方や必勝戦術も収録。手役に困ったときの辞書として使えるのが、何切る系とも入門書とも違う立ち位置です。
こんな人におすすめ
役は覚えたけれど、どの役を狙えばいいか毎回迷う人。配牌から役を設計したい中級者。番組で出てくる用語も一緒に確認したい人に向きます。
良い点
- 手役38種を網羅
- 役ごとの必勝指針つき
- 用語62語も収録
気になる点
- 通読しにくい構成
- 初心者には情報過多
- 押し引きは範囲外
出版社
竹書房
発売日
2020年12月01日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
手役「大全」って、そんなに役の種類があるんですか?
佐藤メバル
手役全38種を「知る→使う→勝つ」の順で解説しています。役牌アタックと役牌を重ねる手、攻守兼備の便利役としてのホンイツ、トイトイダッシュとトイトイスキップ、チートイツは狙うものではなく残すもの、イッツーは6枚から狙え——といった具合に、役ごとに指針が示されます。
橘ナナミ
番組で聞く用語も載ってるって本当ですか?
佐藤メバル
本当です。麻雀番組でよく出てくる62の用語の使い方や必勝戦術も収録されています。手役に困ったときの辞書として使えるのが、何切る系とも入門書とも違う立ち位置。棚に一冊あると安心できる本ですよ。
誰でもできる!麻雀鳴き読みの定理
山本悠矢 著|竹書房
¥1,760(税込)
鳴き読みを19の定理として整理した一冊です。チーテンはチー出しの周辺が最も危険、役牌バックは役牌ポン出しの周辺が最も危険、ドラによって否定される待ちが読める、といった形で、相手の鳴きから当たり牌を判断できるようにしている。鳴き読みは相手の待ちに関わる部分への確度が高いことが多く、進行や押し引き判断にも影響するため結果に寄与しやすい。考えれば通るとわかる牌を切れずにオリてしまうのはもったいない、という問題意識が全体を貫き、Mリーガーの小林剛も推薦しています。
こんな人におすすめ
押し引きでついオリ過ぎてしまう人。鳴きが入った相手への対応を整理したい人。読む技術を定理から入りたい中級者に向く一冊です。
良い点
- 19の定理として整理
- 鳴き読みの確度が高い
- 押し引き判断に直結
気になる点
- 鳴きが前提の内容
- 扱う局面が限られる
- 読む技術の基礎が要る
出版社
竹書房
発売日
2024年06月05日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
鳴き読みって、なんとなく難しそうなイメージがあるんですけど。
佐藤メバル
それを19の定理として整理したのがこの本です。チーテンはチー出しの周辺が最も危険、役牌バックは役牌ポン出しの周辺が最も危険、ドラによって否定される待ちが読める。
定理の形になっているので、覚えて使えるんです。
橘ナナミ
読めると、オリるかどうかの判断も変わりますよね。
佐藤メバル
まさにそこ。鳴き読みは相手の待ちに関わる部分への確度が高いので、進行や押し引き判断に効きます。考えれば通るとわかる牌を切れずにオリてしまうのは、非常にもったいない。
Mリーガーの小林剛さんも推薦しています。19の定理で通る牌がわかる、実戦的な一冊ですよ。
上級者だけが知っている麻雀戦術論
ヨーテル 著|マイナビ出版
¥1,804(税込)
第18代天鳳位であり、麻雀講座のYouTuberとしても活躍するヨーテルの戦術本です。冒頭で「いつも勝っているあいつはツキが違う」——違います、持っているのは運ではなく知識です、と切り出す。高打点を狙う手組み、メンツ手と順子手の複合形をどうするか、リーチをするしないの判断基準といった攻撃の戦術論を並べ、さらに安全に形式テンパイを取る方法、正しいベタオリの仕方といった守備の細かい話も章として独立させている。攻撃と守備を同じ密度で扱うのが特徴で、ルール対応の章まで含みます。
こんな人におすすめ
初級は脱したけれど思うように勝てないと感じている人。ベタオリの型をきちんと持ちたい人。攻守のバランスを見直したい中級者に向きます。
良い点
- 攻守を同じ密度で扱う
- ベタオリの手順が具体的
- ルール対応も収録
気になる点
- 初級者にはやや難しい
- 図版は多くない
- 実戦経験が前提になる
出版社
マイナビ出版
発売日
2023年10月13日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「上級者だけが知っている」って、私には早いですかね……。
佐藤メバル
冒頭がいいんですよ。「いつも勝っているあいつはツキが違う」——違います、持っているのは運じゃなくて知識です、と切り出す。
第18代天鳳位で、麻雀講座のYouTuberとしても活躍しているヨーテルさんの本です。
橘ナナミ
攻めの話だけじゃないんですよね?
佐藤メバル
高打点を狙う手組み、メンツ手と順子手の複合形の扱い、リーチをするしないの判断基準。それから安全に形式テンパイを取る方法、正しいベタオリの仕方。
攻撃と守備を同じ密度で扱うのが特徴で、ルール対応の章もあります。初級を脱したけれど勝てない、という人の悩みに効きますよ。
絶対負けない麻雀
小島武夫 著|日本文芸社
¥1,100(税込)
何となく麻雀は知っているけれど全然上達しない、もっと技術を向上させたい愛好家に向けて書かれた一冊です。麻雀のリズムをつかむところから始まり、臨機応変な打ち方の研究、確率的麻雀と実戦的麻雀、テンパイを見破る小島方程式、必勝のための格言14ヵ条、実戦的な役のつくり方と使い方、という章立てで構成されている。確率と実戦の二つを並べて論じる姿勢が印象的で、数字だけでは届かない部分をどう扱うかという問いが全体に流れています。長く読み継がれてきた戦術書の空気を味わえる一冊です。
こんな人におすすめ
戦術書を一冊じっくり読み込みたい人。古い定石と確率の関係を知りたい読者。格言や指針の形で覚えたい人に向きます。
良い点
- 確率と実戦を並べて論じる
- 格言形式で覚えやすい
- 古典としての読み応え
気になる点
- 現代のデータ本とは方向が違う
- 記述が古い
- 初級者には不向き
出版社
日本文芸社
発売日
1999年01月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
けっこう古い本ですよね。今読んでも意味がありますか?
佐藤メバル
何となく麻雀は知っているけれど上達しない、もっと技術を上げたい愛好家に向けて書かれた本です。麻雀のリズムをつかむところから始まって、臨機応変な打ち方、確率的麻雀と実戦的麻雀、テンパイを見破る小島方程式、必勝のための格言14ヵ条、実戦的な役のつくり方と使い方、という章立てになっています。
橘ナナミ
確率と実戦、両方を並べて論じているのが気になります。
佐藤メバル
そこが読みどころで、数字だけでは届かない部分をどう扱うかという問いが全体に流れています。現代のデータ系戦術書とは方向が違いますが、長く読み継がれてきた戦術書の空気を味わえますよ。
麻雀IQ220の選択
勝又健志 著|竹書房
¥1,650(税込)
MリーグでEX風林火山に所属する勝又健志の初の戦術書です。「プロが強いと思うプロ」で1位に名前が挙がるほど麻雀の知能指数が高いと言われる著者が、Mリーグの牌譜を使いながら、実戦でよく出てくる迷う場面を解説する。26の場面はそれぞれ問題形式になっていて、解きながら強くなれる作りです。七対子ど真ん中待ちでリーチするか、ふんわり暗刻にしていた牌が4枚になったら、仮テン時にリーチを受けたら、ツモ切りリーチをどう読むか、同巡2鳴きはありか、トップ目での役牌ドラの切り時は、ブラフの捨て牌の作り方は——と具体的な問いが並ぶ。牌効率の先にある実戦の迷いを扱う一冊です。
こんな人におすすめ
牌効率を一通り勉強し、次は実戦で勝てるようになりたい中級者。ある程度打てていて勝率をさらに上げたい上級者。問題形式で考え方を鍛えたい人に向きます。
良い点
- 26の場面が問題形式
- Mリーグの牌譜が題材
- 中級者から上級者向け
気になる点
- 牌効率の知識が前提
- 解説はやや簡潔
- 入門者には難しい
出版社
竹書房
発売日
2019年08月01日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
IQ220って、すごい数字ですけど……どういう意味なんですか?
佐藤メバル
著者の勝又健志さんが、100人のプロのうち28人から「プロが強いと思うプロ」1位に名前を挙げられたほど、麻雀の知能指数が高いと言われていることから来ています。
Mリーグの牌譜を使いながら、実戦でよく出てくる迷う場面を26問の問題形式で解説しています。
橘ナナミ
問題形式だと、自分がどこで間違えるかわかりますね。
佐藤メバル
七対子ど真ん中待ちはリーチするか、ふんわり暗刻にしていた牌が4枚になったらどうするか、仮テン時にリーチを受けたら、ツモ切りリーチをどう読むか、同巡2鳴きはありか——具体的な問いばかりです。
牌効率の先にある実戦の迷いを扱っているので、その次に進みたい人にちょうどいいですよ。
リーチ麻雀論改革派
天野晴夫 著|南雲堂
¥939(税込)
江戸前の切り口で著名プロのヘボぶりを暴きながら、マージャンの真理を示そうとした一冊です。今までどうしても勝てなかった人も、勢いだけで打っている人も、これが勝てるマージャンなのかとわかる究極のテクニックを満載している、と紹介される。初級者から上級者まで確実に偏差値を上げる、という強気の謳い文句が時代を感じさせる一方、既存の権威や定説に噛みつく語り口は今読んでも刺激的です。現代のデータ系戦術書とは方向が違いますが、麻雀論の系譜をたどる上で外せない一冊になっています。
こんな人におすすめ
麻雀戦術書の歴史をたどってみたい読者。定説を疑う視点が欲しい人。語りの強い本を好む人に向く一冊です。
良い点
- 定説を疑う視点が得られる
- テクニックを幅広く収録
- 麻雀論の系譜がわかる
気になる点
- 記述がかなり古い
- 語り口の好みが分かれる
- 現代戦術とは別物
出版社
南雲堂
発売日
1990年03月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「改革派」って、ずいぶん強いタイトルですね。
佐藤メバル
江戸前の切り口で著名プロのヘボぶりを暴きながら、マージャンの真理を示そうとした一冊です。今までどうしても勝てなかった人も、勢いだけで打っている人も、これが勝てるマージャンなのかとわかる究極のテクニックを満載している、と紹介されています。
橘ナナミ
権威に噛みつく感じ、今読むと逆に新鮮かも。
佐藤メバル
初級者から上級者まで偏差値を上げる、という強気の謳い文句が時代を感じさせますが、既存の定説を疑う視点は今読んでも刺激的です。
現代のデータ系戦術書とは方向が違いますが、麻雀論の系譜をたどる上で外せない一冊ですね。
「統計学」のマージャン戦術
みーにん 著|竹書房
¥1,650(税込)
史上初、3100万局の牌譜データを東大卒の麻雀研究者が徹底分析した戦術書です。カンチャンリーチのアガリ率は43%、もろ引っ掛けの危険度は8.4%、開局で2千点アガったときのトップ率は30%——といった数字が並び、体感と実際の差を突きつけてくる。数字で語られる「絶対正解」を軸にしているので、何切る本の答え合わせにも、押し引きの判断材料にもなる。感覚で打ってきた人が、自分の直感を疑いながら読み進めるタイプの一冊です。
こんな人におすすめ
体感と数字のズレを確かめたい人。データを判断材料にしたい中級者以上。カンチャンや引っ掛けの危険度を数字で知りたい人に向きます。
良い点
- 3100万局のデータ分析
- 体感とのズレがわかる
- 押し引きの材料になる
気になる点
- 数字中心で読み物性は薄い
- データの前提理解が必要
- 初級者には難解
出版社
竹書房
発売日
2017年08月12日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
43%とか8.4%とか、数字だけ並ぶと少し怖いんですけど……。
佐藤メバル
でも、そこが面白いんですよ。史上初、3100万局の牌譜データを東大卒の麻雀研究者が分析した本で、カンチャンリーチのアガリ率は43%、もろ引っ掛けの危険度は8.4%、開局で2千点アガったときのトップ率は30%——体感とのズレを突きつけてくるんです。
橘ナナミ
自分の感覚、けっこう間違ってるかも……。
佐藤メバル
その気づきがこの本の価値です。数字で語られる答えを軸にしているので、何切る本の答え合わせにも、押し引きの判断材料にもなります。
感覚で打ってきた人が、自分の直感を疑いながら読むタイプの一冊ですよ。
データ本か経験則か——著者の主張をどう見分けるか
橘ナナミ
麻雀本って、書いてあることが正しいのかどうか、素人には判断できない気がします。見分けるコツはありますか?
佐藤メバル
見るべき目印は三つある。ひとつは根拠の出どころが明示されているか。統計データなのか、実戦の牌譜なのか、それとも体感なのか。ふたつめは断定の多さ。「必ずこうなる」が並ぶ本より、条件を示して「この場合はこう」と書く本のほうが信用できる。三つめは、著者がどの土台から話しているかだね。
橘ナナミ
土台、というと?
佐藤メバル
たとえば『「統計学」のマージャン戦術』は膨大な牌譜データを分析した本で、カンチャンリーチのアガリ率や、もろ引っ掛けの危険度を数字で示していく。『渡辺太×麻雀AI「NAGA」AIが迷う何切る80』は、AIの5タイプの答えが割れた局面を題材にして、なぜ同じで、なぜ違うのかを解説する。開発者による一致率や悪手率の見方まで載っている。
橘ナナミ
逆に、経験則が主役の本もあるんですよね。
佐藤メバル
ある。『麻雀で勝ち続ける技術』や『絶対負けない麻雀』、『リーチ麻雀論改革派』は、実戦で培った知恵や格言が主役だ。どちらが上という話ではないんだよ。数字は「なぜ」を教えてくれるが、実戦の局面では経験則が先に体を動かす。両方の棚を持っておくと、判断の解像度が上がる。
挫折しない学習ロードマップとネット麻雀ランク別の対応
橘ナナミ
読む順番と期間の目安も知りたいです。何から、どれくらいで?
佐藤メバル
ざっくり三層で考えるといい。最初の数週間は入門書一冊で役と点数計算の骨格をつくる。次にひと月からふた月、牌効率の参考書と何切る問題集を並行して、毎日数問ずつ解く。ここが一番効く期間だね。そのうえで押し引きの本を足し、データやAIの本は後半に回す。順番を逆にすると、たいてい途中で止まる。
橘ナナミ
ネット麻雀のランクでいうと、どのあたりがどの本なんでしょう?
佐藤メバル
感覚値だけど、初心者から雀士くらいまでは入門書と牌効率。雀豪を狙うあたりで何切る本を一冊通す。雀聖に手が届くかどうかの段階で押し引きと鳴き読みに進む。データやAIの本は、牌効率が体に入ってから開くと吸収が段違いだよ。
橘ナナミ
逆に、1冊目に選ぶと挫折する本も教えてください。
佐藤メバル
役も覚えていない段階で『科学する麻雀』を開くのは、いちばんもったいない。あれは前提が要る本だ。ほかには、いきなりAIの何切る本から入ること、点数計算ドリルだけを最初に置くこともおすすめしない。楽しいと感じる入口から入るのが結局は最短だよ。
紙・Kindle・中古の入手戦略と、動画・アプリとの併用設計
橘ナナミ
入手の話も聞きたいです。中古で探すのはありですか?
佐藤メバル
あり。ただ、本の役割で分けたほうがいい。何切る、点数計算、ドリルは書き込んでめくるから紙。理論書はKindleだと検索が速く、持ち歩きも楽。古典や絶版は中古の一択になるけれど、線引きや書き込みの状態だけは確認してほしい。
橘ナナミ
本だけで強くなろうとしなくていい、という話もありましたよね。
佐藤メバル
そう。本で理屈を入れて、アプリやネット麻雀で試す。動画で手順を眺めて、また本に戻る。この往復が一番伸びる。Mリーグの観戦も立派な教材で、本で覚えた用語が実戦の速度で流れてくるのを見ると、理解が定着するんだ。本は単独で完結させるより、他の手段と組み合わせたほうが働いてくれる。
よくある質問
麻雀を全く知らない初心者が最初に読むべき1冊は?
橘ナナミ
麻雀を全く知らない初心者が最初に読むべき1冊はについて教えてください。
佐藤メバル
役とルール、そして対局の流れを止まらずに追える本がいいです。『超カンタンにわかる!麻雀入門』はオールカラーの大きな牌で役をレベル別に整理し、得点計算も早見表と練習問題でつないでくれます。Mリーグ観戦から入るなら、『イラスト見るだけ! Mリーガー佐々木寿人の麻雀入門』のようにストーリーとイラストで流れを追える本が向いています。最初の一冊は、楽しく最後まで読めるかどうかで選んでください。
何切る本はどれを選べばいい? ウザク本の違いは?
橘ナナミ
何切る本はどれを選べばいい? ウザク本の違いはについて教えてください。
佐藤メバル
『麻雀 傑作「何切る」300選』は打牌ごとの受け入れ枚数が数字で示され、量と情報量で選ぶ形。『麻雀 定石「何切る」301選』は答えの出ている問題に絞り、優先して覚えるべき順に並べています。『ウザク式麻雀学習 牌効率』は問題集ではなく参考書の立ち位置で、難解な問題を理解するための土台になります。『ウザク式麻雀学習 何切る 金(ゴールド)』は似た手を並べて比較し、鳴きの特殊な形も扱う最新刊。1冊目なら300選か301選、理解が浅いと感じたら牌効率、物足りなくなったら金へ進む順番がおすすめです。
ネット麻雀(雀魂・天鳳)で勝つにはどの本がいい?
橘ナナミ
ネット麻雀(雀魂・天鳳)で勝つにはどの本がいいについて教えてください。
佐藤メバル
土台は牌効率です。『ウザク式麻雀学習 牌効率』で考え方を入れ、何切る本で手を選ぶ訓練を重ねてください。一段上を目指すなら『渡辺太×麻雀AI「NAGA」AIが迷う何切る80』が効きます。AIの5タイプの答えが割れた局面を扱い、一致率や悪手率の見方にも触れているので、自分の打牌を客観的に測る目が育ちます。まず牌効率が体に入っていることが前提です。
古い麻雀本は今でも使える? 改訂版を選ぶべき?
橘ナナミ
古い麻雀本は今でも使える? 改訂版を選ぶべきについて教えてください。
佐藤メバル
分野で分けてください。データやAIを扱う本は前提が更新されていくので新しいものを選ぶのが基本です。一方で『科学する麻雀』や『リーチ麻雀論改革派』のような古典は、当時の前提ごと読む価値があります。同じ著者のシリーズが続いている場合は、新しい巻ほど前提が更新されているので、版が複数あれば新しいほうを選んでおくと迷いが少なくなります。
麻雀本は電子書籍と紙のどちらがいい?
橘ナナミ
麻雀本は電子書籍と紙のどちらがいいについて教えてください。
佐藤メバル
何切る本、点数計算本、ドリルは紙が有利です。手を動かして書き込み、めくって比較する作業が学習の中心になるからです。逆に理論書や戦術書はKindleだと検索が速く、持ち歩いて隙間時間に読み返せます。同じテーマでも、訓練用は紙、読み物は電子、という使い分けが現実的です。
本を読むだけで上級者や雀聖になれる?
橘ナナミ
本を読むだけで上級者や雀聖になれるについて教えてください。
佐藤メバル
読むだけでは足りません。本で理屈を入れ、アプリやネット麻雀で試し、動画で手順を確認して、また本に戻る。この往復が伸びます。本は答えを暗記するためではなく、迷った局面で開ける道具として使うもので、実戦の場数と組み合わせて初めて力になります。
点数計算が苦手な人におすすめの本は?
橘ナナミ
点数計算が苦手な人におすすめの本はについて教えてください。
佐藤メバル
『Mリーグルールですぐわかる麻雀点数計算』は書き込み式で、符が付くケースを3パターンに整理し、ピンフやチートイツの例外、条件計算まで練習問題つきで進めます。入門書側で済ませたいなら、折り込みの点数計算表と早見表が付いた『初めてでもすぐ、よくわかる! 中田花奈の麻雀入門』や、『超カンタンにわかる!麻雀入門』の早見表と練習問題から始めるのも手です。
予算をかけずに効率よく強くなる方法はある?
橘ナナミ
予算をかけずに効率よく強くなる方法はあるについて教えてください。
佐藤メバル
冊数を増やさず、一冊を繰り返すのが最短です。牌効率の参考書と何切る本を1冊ずつに絞り、同じ問題を形を変えながら何度も解く。古典や絶版は中古や図書館で探せますし、動画やアプリと組み合わせれば情報は十分そろいます。買う冊数を増やすより、開く回数を増やすほうが強くなります。
まとめ
橘ナナミ
今日の話でいちばん刺さったのは「順番」でした。名著をいきなり買って積む、を毎回やってしまうので……。
佐藤メバル
順番さえ守れば、麻雀本はほとんど裏切らないよ。役とルール、牌効率、押し引き。この三段階を、それぞれ一冊ずつでいいから丁寧に通す。それだけで、迷ったときの打牌が変わる。
橘ナナミ
でも、それって足りない気もします。プロは何十冊も読んでいるんですよね?
佐藤メバル
読んだ冊数と強さは比例しない。大事なのは、迷った局面でその本を開けるかどうかだ。何切るの一冊を棚から出して、同じ形を探す。押し引きで迷ったら、あの章を引き直す。そうやって使われた本だけが、自分の一部になる。
橘ナナミ
使う……! 飾るんじゃなくて、道具として使うんですね。
佐藤メバル
そう。麻雀は半荘が終わったときの着順で決まる。途中で何度アガっても、最後に沈んでいたら意味がない。本も同じで、何冊読んだかではなく、あの一打のときに開いたかどうかで効いてくる。だから最初の一冊は、いちばん背伸びしないものを選んでほしい。
橘ナナミ
なるほど……! 私、まず入門書を一冊、最後までちゃんと読んでみます。棚に積むんじゃなく、牌を選ぶときのように、必要な一冊を引きにいきます。
