麻雀のKindle本のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年10月
橘ナナミ
佐藤さん、今日のテーマは「麻雀 本 kindle」ですよね。私、麻雀は大学の友達に誘われてアプリを少し触ったくらいで……そもそも麻雀の本って、Kindleでも読めるんですか?
佐藤メバル
読めるよ。戦術書も入門書も、いまはかなり電子化が進んでいる。ただ、麻雀本は普通のビジネス書と違って牌図が命だから、そこだけは選び方が変わる。紙でしか出ていない本もあるし、逆に読み放題で読める本もある。
橘ナナミ
牌図って、あの手牌の絵ですよね。スマホの画面だと小さくなりませんか?
佐藤メバル
いい質問だね。そこが今日いちばん大事なところ。結論から言うと、ピンチ操作で拡大できるKindleは牌図と相性がいい。紙は書き込みしやすいけど持ち歩くには重い。麻雀本はページ数の多いものが珍しくないから、通勤や待ち時間に読むならKindleだね。
橘ナナミ
なるほど! じゃあ今日は、レベル別とか目的別に選び方を教えてほしいです。
佐藤メバル
もちろん。書店員時代、麻雀コーナーの棚を何年も作ってきたから、その経験も交えて話すよ。
麻雀のKindle本の選び方
目的別で選ぶ
橘ナナミ
目的別って、どう分けるんですか?
佐藤メバル
大きく四つ。「勝率を上げたい」「ラスを避けたい」「読みを鍛えたい」「点数計算を覚えたい」だね。勝率なら G・ウザク『ウザク式麻雀学習 牌効率』。これは問題集ではなく参考書の立ち位置で、受け入れ枚数の比較をイラスト付きで説明してくれる。
橘ナナミ
ラス回避と、読みは?
佐藤メバル
多井隆晴『無敵の麻雀』は「ラスを引かない打ち方」「通ったスジで待つ」など全26のテクニックが並ぶ。読みならヨーテル『麻雀・捨て牌読みの傾向と対策』で、「読みは可能性を否定するために使うもの」という立場から、トイツ落としのある河ならチートイツではないといったロジックを積み上げていく。
橘ナナミ
点数計算と、数字で裏付けたい人は?
佐藤メバル
点数計算なら井出洋介『マンガでわかる!東大式麻雀点数計算入門』。会話形式で進むから、計算だけ苦手という人の入口になる。数字なら、みーにん『「統計学」のマージャン戦術』。カンチャンリーチのアガリ率は43%、というように数字が並ぶ本だよ。
レベル別で選ぶ
橘ナナミ
ルールをまだ覚えていない段階は?
佐藤メバル
入門書から。白鳥翔『とにかくわかりやすい麻雀入門』は座り順の決め方から始まる。Mリーグから入った人なら、佐々木寿人『イラスト見るだけ! Mリーガー佐々木寿人の麻雀入門』がストーリー仕立てで読みやすい。ネット麻雀で覚えるなら『ネット麻雀天鳳で覚える麻雀入門』が全ページカラーで、天鳳のアカウント作成から始まる。
橘ナナミ
ルールは知っているけど勝てない、という段階は?
佐藤メバル
いちばん厚い層だね。平澤元気『よくわかる麻雀の勝ち方』は「牌効率→牌理→状況判断」の順で思考を積み上げる。情報は薬で、摂取のタイミングと分量が大事という著者の言葉が、そのまま本の設計になっている。この順番を飛ばして読みの本に行くと混乱するよ。
橘ナナミ
その先は?
佐藤メバル
中級なら勝又健志『麻雀IQ220の選択』。実戦で迷う26の場面が問題形式で並ぶ。上級ならヨーテル『上級者だけが知っている麻雀戦術論』で、攻撃・ベタオリ・押し引き・読み・ルール対応の5章立て。守備の記述が細かいのがいい。
形式別で選ぶ — 紙かKindleか
橘ナナミ
何切る本って、書き込みたくなりません?
佐藤メバル
そこは使い分け。『麻雀 傑作「何切る」300選』は打牌ごとの受け入れ枚数が数字で示されていて、解答ページを何度もめくる。こういう参照型はKindleが速い。ハイライトを引いておけば、間違えた問題だけ拾い直せる。
橘ナナミ
紙が向くのは?
佐藤メバル
手を動かして考えるタイプ。『麻雀技術の教科書「何切る」ドリル』には「できなかったらチェック」欄があるから、紙でチェックしながら一周する使い方が合う。『ウザク式麻雀学習 何切る 金』は似た手を並べて比較させる構成で、ページを往復するから紙が楽だね。
橘ナナミ
電子ならではの強みは?
佐藤メバル
検索だよ。用語を忘れたとき、本文検索で一発で戻れる。
到達目標から選ぶ
橘ナナミ
雀魂や天鳳の段位を目標にしたとき、目安はありますか?
佐藤メバル
あくまで目安だけど、牌効率の教科書を一冊通せば初級の壁は越える。次に『麻雀 勝者になれる「何切る」の教科書』のように、1問1問を丁寧に解説するタイプで考え方を固める。クリアレインの本は問題ごとに三段階のレベル表記があるから、自分の現在地が測れるのがいい。
橘ナナミ
その先は?
佐藤メバル
AIの視点が入る。渡辺太と小田桐優理『渡辺太×麻雀AI「NAGA」 AIが迷う何切る80』は、NAGAの5タイプの答えが割れた局面を扱う。AIと人間の判断がどこで分かれるかを見るのは、中級の上がり方として効率がいい。渡辺太の『最適解』も同じ路線で、序盤の構想からオーラスの攻防まで6章立てだね。
コスパで選ぶ
橘ナナミ
価格も気になります。
佐藤メバル
900円台から2200円くらいまで幅がある。麻雀本はページ数が多いから、単価ではなく問題数で見たほうがいい。『麻雀 定石「何切る」301選』は301問、『麻雀技術の教科書「何切る」ドリル』は200問。問題数で割ると印象が変わるよ。
橘ナナミ
読み放題で試すのは?
佐藤メバル
あり。ただし戦術書は対象外も多いから、配信状況は必ず自分で確認して。この点は後半でまとめて話そう。
麻雀のKindle本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
麻雀のKindle本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい
科学する麻雀
とつげき東北 著|講談社
¥1,100(税込)
裏スジは危険ではない、回し打ちは無意味だ——従来の戦術書が「読み」や「ツキ」で語ってきた部分に、理論・数理・統計の根拠を与えた一冊です。ピンフのみのテンパイをリーチすべきか、他家リーチに安全牌がないときどうするか。曖昧な記述を排し「どんな場合に、何を基準に、どう考えるか」を明示します。序章から最終章まで麻雀を思想のレベルまで掘り下げる構成は、後のデジタル派戦術書の出発点。データで麻雀を見る目を最初に作ってくれる本です。
こんな人におすすめ
「なんとなく」の麻雀から抜け出したい人、戦術を初めて理論から学びたい人、後のデジタル戦術書の前提を知りたい人。発売から時間が経った今でも、麻雀を数理で考える土台として読み継がれています。
良い点
- 麻雀の答えを数理と統計で示す
- 曖昧な「読み」を排した構成
- 思考の土台になる一冊
気になる点
- 古い刊行物でデータは当時基準
- 牌譜検討ツール前提の内容ではない
- 初心者には少し硬い
出版社
講談社
発売日
2004年12月18日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
麻雀の本って「ツキ」とか「流れ」の話が多いイメージだったんですけど、この本は真逆ですよね。タイトルからして硬そうで、ちょっと身構えてしまいます。
佐藤メバル
そう。序章が「なぜ彼らは曖昧なのか」ですからね。従来の戦術書は、個人の経験でしか身につかない技術を語ってきた。
それを「どんな場合に、何を基準に、どう考えるか」と明示したのがこの本です。裏スジは危険ではない、回し打ちは無意味だ——こう書かれると、最初は驚きますよ。
橘ナナミ
「読みなど必要ない」って言い切っているのも気になります。じゃあ、何を見て打てばいいんですか? 感覚を否定されたら、何が残るんでしょう。
佐藤メバル
残るのは確率と枚数です。たとえばピンフのみのテンパイをリーチすべきか、チートイツが全和了の何%を占めるか。
抽象論ではなく、具体的な答えが並びます。最終章では麻雀の思想的側面まで踏み込む。データで麻雀を見る目を最初に作ってくれる一冊です。
ウザク式麻雀学習 牌効率
G・ウザク 著|三才ブックス
¥1,760(税込)
何切るシリーズの問題集に対して、こちらは参考書の立ち位置。もっとも早くテンパイするにはどう考えるか、アガリへの効率的な考え方をやさしく解説します。例題をインデックス的にまとめて再掲するので繰り返し確認できる。イラスト入りで初心者でもすらすら読め、問題集でつまずいた人の理解を助けます。牌効率の全体像を先につかんでから問題集へ戻ると、解ける形が増えます。
こんな人におすすめ
何切る問題集を解いていて根拠が言えない人、牌効率を一度体系的に整理したい人、後輩や仲間に教える立場の人。問題集と往復しながら読むと効果が大きい一冊です。
良い点
- 問題集の理解を深める参考書
- 例題の再掲で反復しやすい
- イラスト入りで読みやすい
気になる点
- 問題数は多くない
- 押し引きの判断は別途必要
- 既に体系化済みなら物足りない
出版社
三才ブックス
発売日
2019年03月25日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
何切る本って問題をひたすら解く問題集のイメージだったんですけど、これは参考書的な立ち位置なんですよね? 何だか珍しいです。
佐藤メバル
そう、そこがポイントなんです。牌効率の考え方を先に理解しておくと、問題集の解説が「なぜそう切るのか」まで見えてくる。
逆にこの本を読んだ人は何切る本が欲しくなる。そういう循環を狙って作られています。
橘ナナミ
じゃあ、何切る本を買う前に、こちらを先に読んでおいたほうがいいんでしょうか? 順番に迷います。
佐藤メバル
どちらからでも大丈夫ですよ。ただ、問題を解いていて「なんとなく」で正解していた人は、こちらのほうが効きます。
例題がインデックス的にまとめて再掲されているので繰り返し確認できる。イラストも入っていて読みやすいです。
麻雀 定石「何切る」301選
G・ウザク 著|三才ブックス
¥1,760(税込)
「こんなクオリティの高い何切る本は見たことがない」と評された前作の第2弾。膨大なストックからより実戦的で洗練された301問を選び、現代麻雀技術論のネマタ、天鳳位のタケオしゃん、麻雀ライターの福地誠、G・ウザクの4人の意見が一致した問題だけを掲載しています。解答が腑に落ちるだけでなく、解いて解説を読むだけで確実に強くなる構成。4人の意見が一致した問題という絞り込みが信頼の源です。
こんな人におすすめ
前作を解き終えて次を探している人、複数の理論が一致する定石だけを効率的に覚えたい人、実戦的な形を多く練習したい人。無駄なく雀力アップしたい中級者向けです。
良い点
- 4人の意見が一致した問題のみ
- より実戦的な301問
- 解説の納得感が高い
気になる点
- 前作より難易度は上がり気味
- 問題数が多く時間がかかる
- 完全な初心者には不向き
出版社
三才ブックス
発売日
2017年07月27日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
前作の300選と、この301選は何が違うんでしょうか? タイトルの数字が1問しか違わないので、余計に迷ってしまいます。
佐藤メバル
コンセプトは「答えが出ている問題のみを集め、優先して覚えるべきことを中心に解説する」です。現代麻雀技術論のネマタ、天鳳位のタケオしゃん、麻雀ライターの福地誠、そしてG・ウザク。
4人が精査して、意見が一致するように調整した問題だけが載っています。
橘ナナミ
4人の意見が一致した問題だけって、かなり絞られていますね。逆に言うと、載っていない形はどうすればいいんでしょう?
佐藤メバル
理論が割れている形は実戦で迷いのもとになりますから、まず一致する定石を体に入れる。それから応用に進めばいいんです。
解答が腑に落ちるだけでなく、解いて解説を読むだけで強くなると言い切れる構成になっています。
麻雀 傑作「何切る」300選
G・ウザク 著|三才ブックス
¥1,760(税込)
何切る職人・G・ウザクが10年かけてストックした1000問以上から厳選した300問を掲載。打牌ごとの受け入れ枚数を数字で示し、オリジナルの最新理論でシンプルに解説します。5ブロック理論、2ヘッド理論、1シャンテンピーク理論などがコラムで説明され、問題を解くうちに叩き込まれる。受け入れ枚数の数字をベースにする解説は、感覚ではなく根拠で選ぶ練習になります。
こんな人におすすめ
何切るを一冊目に選びたい人、感覚ではなく枚数で打牌を選べるようになりたい人、長く使える問題集を探している人。繰り返し解く前提の一冊です。
良い点
- 1000問以上から厳選の300問
- 受け入れ枚数を数字で表示
- 理論コラムで体系も学べる
気になる点
- とにかく問題数が多い
- 初心者には解説が淡泊
- 持ち歩きには重い
出版社
三才ブックス
発売日
2016年08月06日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
10年かけて1000問以上ストックって、すごい執念ですね。そこから300問に絞る基準が気になります。もったいなくならないんでしょうか。
佐藤メバル
「はじめに」で福地誠が、G・ウザクは何切るのオタクだと書いているくらいですから。同じトリックを使った問題は減らし、大事なものは前半と後半に1問ずつ置いたりと、1問ごとに内容を吟味してあります。
橘ナナミ
解説に受け入れ枚数が全部書いてあるのも気になります。数字を見てから解説を読むんでしょうか?
佐藤メバル
そこがこの本の核です。リャンメンを崩しても枚数は一緒なのか、みたいに意外な数字がしょっちゅう出てくる。
その数字をベースに解説がコンパクトにまとまっているので、感覚ではなく根拠で選ぶ練習になります。
麻雀IQ220の選択
勝又健志 著|竹書房
¥1,650(税込)
EX風林火山に所属する勝又健志プロの初の戦術書。Mリーグの牌譜を使い、実戦でよく出てくる迷う場面を26問の問題形式で解説します。七対子ど真ん中待ちはリーチすべきか、仮テン時にリーチを受けたら、同巡2鳴きはありか、ブラフの捨て牌の作り方まで——牌効率を一通り学んだ人が次にぶつかる状況判断を扱う構成。問題を解きながら強くなれる作りです。
こんな人におすすめ
牌効率を一通り勉強して実戦で勝てるようになりたい中級者、ある程度打てているが勝率をさらに上げたい上級者、Mリーグの牌譜を追うのが好きな人。次の段階へ進みたい人向けです。
良い点
- Mリーグの牌譜で学べる
- 26の場面が問題形式
- 中級者から上級者まで対応
気になる点
- 牌効率の基礎知識が前提
- 問題数は26問と絞られている
- 初心者には難易度が高い
出版社
竹書房
発売日
2019年08月01日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「麻雀IQ220」って、その数字は何なんですか? 検索して出てくるのに意味がわからなくて、ずっと気になっていました。
佐藤メバル
タイトルにもなっている通り、麻雀における知能指数が高いと言われる著者なんですよ。「プロが強いと思うプロ」で1位に輝いたほどで、100人のプロのうち28人が名前を挙げています。
その人がMリーグの牌譜を使って、迷う場面を解説してくれるんです。
橘ナナミ
問題形式なんですね。解きながら読めるのはいいなあ。じっくり考えるタイプの問題なんでしょうか?
佐藤メバル
26の場面が問題になっています。七対子ど真ん中待ちでリーチするか、ツモ切りリーチをどう読むか、同巡2鳴きはありかなしか。
牌効率の次に来る状況判断の練習になります。ブラフの捨て牌の作り方なんて、なかなか本では見かけませんよね。
無敵の麻雀
多井隆晴 著|竹書房
¥1,870(税込)
Mリーグレギュラーシーズン4年間でトータル+1164.3ポイント、4年連続200ポイント達成という数字を残した多井隆晴の思考を26のテクニックに凝縮しています。「麻雀をやらない局」「通ったスジで待つ」「ラスを引かない打ち方」「片アガリの仕掛」「ツモ番なしリーチ」など、タイトルだけでも引き込まれる項目が並ぶ。勝ち続ける人の判断基準をテーマ単位で持ち帰れる構成です。
こんな人におすすめ
安定して勝ちたい人、ラス回避を軸にした打ち方を学びたい人、Mリーグのトップランナーの思考に触れたい人。数字を残す人の発想を知りたい中・上級者に向きます。
良い点
- 著者の成績が明確に示されている
- 26のテクニックで整理
- テーマが実戦的で具体的
気になる点
- 全項目の理解は容易でない
- 基礎がないと読み解きにくい
- 好みが分かれる打ち方もある
出版社
竹書房
発売日
2022年07月07日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「麻雀をやらない局」って、どういう意味なんですか……? 麻雀なのにやらない、という発想が不思議です。
佐藤メバル
いい質問です。麻雀には、無理に戦わないほうが長期的に得する局面があるんですよ。多井隆晴プロはレギュラーシーズン4年間でトータル+1164.3ポイント、4年連続200ポイント。
その思考が26のテクニックとして並んでいます。
橘ナナミ
「読まずに今の麻雀で満足するか、読んでさらなる上を目指すか」っていう言葉が刺さります。手強そうな本ですね。
佐藤メバル
そうですね。全てを理解できなくても、必ず学ぶべき箇所はある。通ったスジで待つ、ラスを引かない打ち方、片アガリの仕掛、ホンイツのコツ——勝ち続ける人の判断基準がテーマ単位で詰まっています。
「統計学」のマージャン戦術
みーにん 著|竹書房
¥1,650(税込)
カンチャンリーチのアガリ率は43%、もろ引っ掛けの危険度は8.4%、開局で2千点アガったときのトップ率は30%——史上初めて3100万局の牌譜データを東大卒の麻雀研究者が徹底分析した一冊です。数字で「高い」「危険」と示されると、体感で語られていた戦術の輪郭がはっきりします。体感とデータのズレを確かめる楽しさがあり、読み物としても一気に読めます。
こんな人におすすめ
自分の打ち方の根拠を数字で裏付けたい人、統計やデータに触れるのが苦でない人、用語はわかるが戦術論はまだという人。数字から入る戦術を試したい人向けです。
良い点
- 3100万局という規模のデータ
- 数値で示される具体的な指標
- 読み物としても面白い
気になる点
- 統計の前提理解があるとよい
- 数字が苦手だと読みにくい
- 個々の状況判断は自分で補う必要
出版社
竹書房
発売日
2017年08月12日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
3100万局って、もう想像できない数なんですけど……。そんなデータ、どうやって集めて分析したんでしょう?
佐藤メバル
東大卒の麻雀研究者がこの規模の牌譜を分析したのは史上初めてなんですよ。カンチャンリーチのアガリ率は43%、もろ引っ掛けの危険度は8.4%、開局で2千点アガったときのトップ率は30%。
数字で見ると「そんなに高いの?」と驚くことが多いんです。
橘ナナミ
自分の体感とどう違うのか、確かめてみたくなります。数字が並んでいるだけだと、読み物としては硬くないですか?
佐藤メバル
そこがこの本の面白さでね。体感とデータのズレを一つずつ確認していく構成なんです。戦術書というより、麻雀の実態を数字で眺める読み物として、一気に読めてしまいますよ。
渡辺太が導く新時代の麻雀ロジック 最適解
渡辺太 著|竹書房
¥2,200(税込)
天鳳位を3度獲得し、麻雀プロ入り一年目でMリーガーにドラフト指名された渡辺太が、序盤の構想、鳴きの判断、中盤の悩みどころ、リーチ場面での選択、対リーチの対応、オーラスの攻防までを6章で扱います。局面の迷いを断ち切る65の一打を厳選。トッププロが信頼を寄せるロジックを、局面ごとに順を追って身につけられる最新の戦術書です。
こんな人におすすめ
何切るだけでなく局面全体の組み立てを学びたい人、序盤からオーラスまで通しで判断を整理したい人、最新のトッププロの思考に触れたい中・上級者。局面別に学び直したい人に向きます。
良い点
- 序盤からオーラスまで6章構成
- 65問と数が絞られている
- 著者の実績が明確
気になる点
- ある程度の実力が前提
- 内容が濃く一気には読めない
- 牌効率の基礎は別途必要
出版社
竹書房
発売日
2026年09月01日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
プロ入り一年目でMリーガーに指名されたって、すごくないですか? しかも天鳳位を3度というのも、桁が違います。
佐藤メバル
全麻雀プロ約3000名の中から40名しか選ばれない枠ですからね。オンライン麻雀で数十万人の頂点に立った人が、Mリーグの打牌を素材に解説している。
第1章の序盤の構想から第6章のオーラスの攻防まで、試合の流れそのままの章立てです。
橘ナナミ
序盤からオーラスまで通しで並んでいるの、復習しやすそうですね。65問は多いほうなんですか?
佐藤メバル
一冊としてちょうどいい数だと思います。局面の迷いを断ち切る一打が65問選ばれていて、序盤はどう組み立てるか、鳴きはどう判断するか、と順に追える。
トッププロが信頼を寄せるロジックを、局面ごとに身につけられます。
渡辺太×麻雀AI「NAGA」 AIが迷う何切る80
渡辺太 著|KADOKAWA
¥1,540(税込)
トリプル天鳳位・ダブル魂天で「ネット最強雀士」と呼ばれる渡辺太が、麻雀AI「NAGA」の5タイプの答えが割れた局面を取り上げます。どの牌を選ぶべきか、なぜAIと同じ/異なるのかを徹底解説。第1部は開発責任者によるNAGAの仕組みと5タイプ、一致率や悪手率の解説、第2部が厳選80問。AIの答えが割れる局面だからこそ、人間の判断が問われます。
こんな人におすすめ
AI時代の麻雀の考え方を知りたい人、何切るを一冊終えて次の軸が欲しい人、NAGAのデータや一致率の見方を知りたい人。AIと自分の差を測りたい中・上級者向けです。
良い点
- NAGA開発責任者の解説付き
- AIの答えが割れた局面を厳選
- Mリーガー自身の判断も読める
気になる点
- NAGAの知識がないと入りにくい
- 牌効率の基礎は前提
- 80問を消化する時間が必要
出版社
KADOKAWA
発売日
2025年03月01日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
NAGAって名前は聞いたことがあるんですけど、5タイプあるのは知りませんでした。タイプで答えが変わるんですか?
佐藤メバル
そこを開発責任者の小田桐優理が第1部で解説しています。NAGAとは何か、5タイプの違い、一致率・類似度・悪手率の見方、Mリーガーとの打ち筋の違いまで。
そのうえで第2部が渡辺太の実践何切る80問です。
橘ナナミ
AIの答えが割れた局面だけを選んでいるのが、逆に面白いですね。正解がないものを考えるんですか?
佐藤メバル
そう、そこが人間の出番なんですよ。なぜAIと同じ判断をしたのか、なぜ違ったのかを言語化していく。チートイツで残す牌、鳴いたあとの進め方、オーラスの条件作り。
AIの答えが割れる局面ほど、判断の解像度が上がります。
上級者だけが知っている麻雀戦術論
ヨーテル 著|マイナビ出版
¥1,804(税込)
「あいつはツキが違う」——違います、持っているのは運ではなく知識です。第18代天鳳位で麻雀講座のYouTuberとしても活躍するヨーテルの戦術書。攻撃の戦術論、ベタオリの戦術論、押し引き、読み、ルール対応まで5章で整理しています。初級を脱したのに勝てない人に向けて、安全に形式テンパイを取る方法や正しいベタオリの仕方など、守備の細かい技術まで踏み込む構成が特徴です。
こんな人におすすめ
ルールは覚えて初級の域は脱したが勝てない人、攻撃だけでなく守備も体系的に学びたい人、押し引きの基準を言葉にしたい人。ベタオリを正面から学びたい人にも向きます。
良い点
- 攻守を5章で体系的に整理
- 天鳳位の著者による解説
- 押し引きの判断基準が得られる
気になる点
- 完全な初心者には早い
- 読みの章は練習が必要
- ルール対応の章は好みが分かれる
出版社
マイナビ出版
発売日
2023年10月13日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
麻雀講座のYouTube、私も見たことあります。この本は、動画の内容を復習するような感じなんでしょうか?
佐藤メバル
動画より整理された形で読めますね。第1章が攻撃、第2章がベタオリ、第3章が押し引き、第4章が読み、第5章がルール対応。
麻雀で大事なのは手作りだけではない、と守備にしっかり紙幅を割いているのが良いところです。
橘ナナミ
ベタオリの章があるのが意外でした。地味なテーマなのに独立した章になるんですね。そこを学びたい人は多いんでしょうか。
佐藤メバル
「安全に形式テンパイを取る方法」「正しいベタオリの仕方」なんて、意外と正面から書かれた本は少ないんですよ。
いつも勝っている人が持っているのは運ではなく知識だ、というのがこの本の主張です。
麻雀で勝ち続ける技術
多井隆晴 著|竹書房
¥2,200(税込)
長期にわたって勝ち続けているMリーガー・多井隆晴の戦術本。ホンイツに行く基準、役牌後付けの読み方、暗カンのタイミング、ワンチャンスの信頼度、役牌ドラの切り時——勝ち続けるテクニックを厳選28本、Q&A方式で収録しています。どこから読んでも使える構成なので、辞書的に引くことも、頭から通して読むこともできる。知りたい場面から開けるのが使いやすいところです。
こんな人におすすめ
特定の局面の判断だけ先に知りたい人、通読よりも辞書的に使いたい人、多井隆晴の判断基準を項目ごとに確認したい人。実戦の直前に確認する使い方にも向きます。
良い点
- Q&A方式でどこからでも読める
- 28本と項目が絞られている
- 実戦的なテーマが並ぶ
気になる点
- 体系立てて学ぶのには不向き
- 基礎がないと項目の意味が掴みにくい
- 前著と重なる話題もある
出版社
竹書房
発売日
2026年10月05日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
Q&A方式って、戦術書では珍しい気がします。頭から順に読まなくてもいいんでしょうか? 気になる項目から開いちゃっていいのかな。
佐藤メバル
いいんですよ、そこが使いやすいところでね。ホンイツに行く基準、暗カンのタイミング、ワンチャンスの信頼度——知りたい項目から開けばいい。
頭から通して読んでも、長く勝ち続けている人の判断基準が項目ごとに並んでいるので、通読する価値はあります。
橘ナナミ
「役牌ドラの切り時」は、私も実戦で毎回迷います。これも載っているんですか? 答えが知りたいです。
佐藤メバル
載っていますよ。勝ち続けるテクニックが厳選28本、Q&A方式で収録されています。知りたい場面から開ける構成なので、実戦の直前に確認する使い方もできます。
通読すると、判断の一貫性みたいなものも見えてきますよ。
麻雀手役大全
ZERO 著|竹書房
¥1,650(税込)
手役全38種のデータと必勝法を一冊にまとめた本です。知る→使う→勝つの法則で全手役を解説し、さらに麻雀番組などでよく出てくる62の麻雀用語の使い方や必勝戦術も収録。役牌アタックと役牌を重ねる手、ホンイツは攻守兼備の便利役、チートイツは狙うものではなく残すもの——といった各論が読めます。役ごとに引ける事典として手元に置けます。
こんな人におすすめ
特定の役をもっと使いこなしたい人、配牌から手役の選択肢を広げたい人、麻雀番組の用語を確認したい人。役の引き出しを増やしたい中級者に向きます。
良い点
- 手役38種を網羅
- 用語62語の解説も収録
- 役ごとに引ける構成
気になる点
- 牌効率の解説は中心ではない
- 初心者には情報量が多い
- 実戦問題は少なめ
出版社
竹書房
発売日
2020年12月01日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
手役38種って、役ってそんなにあるんですね。全部覚えられる気がしません……。覚える順番とかあるんですか?
佐藤メバル
数え方にもよりますが、主要な手役を網羅的に扱っている本は多くないんですよ。しかもそれぞれにデータが付いている。
役牌アタックと役牌を重ねる手、ホンイツは攻守兼備の便利役、チートイツは狙うものではなく残すもの、といった各論が読めます。
橘ナナミ
麻雀番組で出てくる用語の解説も入っているのが助かります。観戦しながら引けますね。これ、地味にうれしいです。
佐藤メバル
62語が収録されていますから、観戦のお供にもなりますね。手役で困ったら開く、役ごとに引ける事典として手元に置けます。
全雀士必携、という言葉が大げさに感じない作りです。
よくわかる麻雀の勝ち方 〜牌効率から読みまで極める30の技術〜
平澤元気 著|マイナビ出版
¥1,639(税込)
「牌効率→牌理→状況判断と、打ち手のレベルが上がるほど処理する情報が増える。情報は薬のようなもので、摂取するタイミングと分量が重要」——この考え方を軸に、攻撃の思考経路を3段階で整理した一冊です。牌効率編、牌理編、副露編、状況判断編、データ編の5章構成で、30の技術として提示されます。学ぶ順番を示してくれるのが、他の戦術書との大きな違いです。
こんな人におすすめ
何から学べばいいか迷っている人、牌効率の次に何を足せばいいか知りたい人、復習のたびに立ち返りたい人。自分の現在地を確認しながら読み進めたい人に向きます。
良い点
- 学ぶ順番を明示してくれる
- 30の技術として整理
- 何度も立ち返れる構成
気になる点
- 問題量は多くない
- 上級者には物足りない章も
- 練習問題は自分で補う必要
出版社
マイナビ出版
発売日
2016年08月25日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「情報とは薬のようなもので、摂取するタイミングと分量が重要」って言葉が刺さりました。学ぶ順番があるんですね。
佐藤メバル
平澤元気らしい表現ですよね。牌効率を学んでいる人にいきなり読みの話をしても情報過多で混乱するだけだ、と。
だからこの本は牌効率編から始めて、牌理、副露、状況判断、データへと段階を追う構成になっています。
橘ナナミ
30の技術って形で並んでいるのも、進み具合がわかりやすそう。練習問題もついているんですか? 解きながら進められます?
佐藤メバル
各章に練習問題が用意されています。何度も立ち返れる作りですから、ネット上に情報があふれている時代に、学ぶ順番を示してくれる本は貴重ですよ。
最後は麻雀研究者の座談会も収録されていて、データ派の空気まで味わえます。
ヒサトノート
佐々木寿人 著|竹書房
¥1,430(税込)
麻雀界最高峰と称される佐々木寿人の「激攻撃」を支えるメンタル理論に迫る一冊です。机上の戦術とは一線を画す刹那の一打、その背景にある強心臓を麻雀戦術書としてまとめています。進む道を模索する初心者、上達の壁にぶつかった中級者、打つ楽しさを忘れかけた上級者へ贈る構成。攻める人の内側を覗くという点で、他の技術書とは役割が違います。
こんな人におすすめ
思い切った打ち方を身につけたい人、上達の壁を感じている人、打つ楽しさを思い出したい人。気持ちの持ち方から麻雀を見直したい人に向きます。
良い点
- メンタル面から切り込む構成
- 「激攻撃」の背景がわかる
- 初心者から上級者まで想定
気になる点
- 技術論の網羅性は高くない
- 数値的な裏付けは中心ではない
- 好みが分かれる打ち方
出版社
竹書房
発売日
2016年08月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
麻雀の本で「メンタル理論」って、ちょっと意外でした。技術の話ではないんでしょうか? 強心臓に迫る、という言葉が気になります。
佐藤メバル
佐々木寿人プロの打ち方を技術だけで説明しようとすると、足りない部分があるんですよ。机上の戦術とは一線を画す刹那の一打、その裏にある強心臓に迫る。
だから初心者から上級者まで、それぞれの読み方ができるようになっています。
橘ナナミ
「打つ楽しさを忘れかけた上級者へ」っていう言葉が、なんだか沁みます。強くなると、効率ばかり見てしまうんでしょうか。
佐藤メバル
そうなんですよね。上達すると、どうしても損得の計算ばかりになる。この本は攻める人の内側に目を向けさせてくれます。
進む道を模索している人にも、ちょうどいい入り口になるはずです。
麻雀 勝者になれる「何切る」の教科書
クリアレイン 著|日本文芸社
¥1,430(税込)
人気麻雀YouTuber・クリアレインの初の著書となる何切る本。従来の何切る本が問題数を競っていたのに対し、こちらは1問1問を動画のように丁寧に解説し、勝つための考え方をしっかり理解して身につけることを狙っています。難易度はルールを覚えたての初級者から、仲間内やオンラインで打つとトータルでは負けがちなレベルまで。解いて数をこなすのではなく、理解するための一冊です。
こんな人におすすめ
何切る本を初めて買う人、問題数をこなしても身についた感じがしない人、解説が薄いと感じていた人。自分のレベルを確認しながら進めたい初級者に向きます。
良い点
- 1問ずつの解説が丁寧
- レベル表記で現在地がわかる
- 初級者から参加できる難易度
気になる点
- 問題数は多くない
- 上級者には易しすぎる
- 網羅性より理解重視
出版社
日本文芸社
発売日
2024年08月30日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
何切る本って、とにかく問題数が多いイメージだったんですけど、これはだいぶ雰囲気が違いますね。
佐藤メバル
この本は真逆を狙っています。1問1問を動画のように丁寧すぎるくらいに解説して、数をこなして満足するのではなく、考え方を理解して身につけるために作られています。
6つのPARTに分かれていて、問題ごとに3段階のレベル表記もついています。
橘ナナミ
レベル表記があると、自分が今どこにいるかわかっていいですね。どこから始めればいいんでしょう?
佐藤メバル
ルールを覚えたての人から、仲間内やオンラインではたまに勝つけれどトータルでは負けがち、というレベルまでを対象にしています。
基本・浮き牌選択・6ブロック・5ブロック・重要な形・待ち選択と、問題の性格ごとに並んでいるのも親切ですよ。
ウザク式麻雀学習 何切る 金(ゴールド)
G・ウザク 著|三才ブックス
¥1,760(税込)
300選・301選で多くのプレーヤーの実力を底上げしてきた何切る職人の最新刊です。今回は比較しやすいように似たような手の問題を並べて掲載し、牌効率への理解の解像度を高めます。また従来の何切るにはなかった、フリテンや喰い替えといった特殊な鳴きを意識した問題や、平面では答えを出しづらい問題も収録。似た手を並べて比べるという構成が、この本ならではの学び方です。
こんな人におすすめ
前作までを終えて次を探している人、牌効率の理解をもう一段深めたい人、特殊な鳴きの判断も押さえたい人。比較で理解したい中・上級者に向きます。
良い点
- 似た手を並べた比較構成
- フリテンや喰い替えの問題も収録
- シリーズの集大成的位置づけ
気になる点
- シリーズ未読だと意図が掴みにくい
- 中・上級者向けの難易度
- 問題数は絞られている
出版社
三才ブックス
発売日
2024年08月26日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
シリーズの最新刊なんですね。同じような手を並べるって、どういう効果があるんでしょう? 比較しやすいとは聞きましたが。
佐藤メバル
麻雀って、似た手でも戦局によって切る牌が変わるじゃないですか。それを並べて見せられると、どこで判断が分かれるのかがはっきりする。
牌効率への理解の解像度がぐっと上がるんですよ。
橘ナナミ
フリテンや喰い替えの問題って、他の何切る本にはあまりないですよね。そこも収録されているんですか?
佐藤メバル
収録されています。平面では答えを出しづらい問題も入っていて、解いていて楽しくなる作りになっています。
似た手を並べて比べるから、判断の境目が見えてくるんですね。前作までを解いた人ほど効きますよ。
麻雀技術の教科書「何切る」ドリル
井出洋介 著|池田書店
¥1,595(税込)
井出洋介と小林剛の2人が厳選した200問で、現代麻雀のセオリーが身につく問題集です。基本問題、テンパイスピード問題、5ブロック問題、手役問題、その他の問題と5章構成で、孤立牌と複合形のどちらを残すか、どのトイツを崩すか、どの手役を狙うかといった悩ましい状況を整理します。できなかったらチェック付きで解き直せる。2人の意見が一致した問題だけを載せている点が信頼の源です。
こんな人におすすめ
問題を繰り返し解いて定着させたい人、ルールを覚えたばかりで何切る本を探している人、麻雀観戦のお供に基本を押さえたい人。間違えた問題を復習したい人に便利です。
良い点
- 2人の意見が一致した問題のみ
- 復習用チェック付き
- 5章で論点が整理されている
気になる点
- 難問は意図的に省かれている
- 上級者には易しい
- 理論の深掘りは控えめ
出版社
池田書店
発売日
2021年06月11日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「悩むだけの難しい問題は掲載せず」って、思い切った方針ですね。問題集なのに難問を省いていいんでしょうか?
佐藤メバル
実戦で役立つ良問を載せる、という判断でしょうね。井出洋介と小林剛は、普段から麻雀で意見の合わないこともあるそうなんです。
その2人の意見がほぼ一致した問題だけをそろえている。説得力がありますよ。
橘ナナミ
「できなかったらチェック」付きなのは、地味にうれしいです。何度も解き直せるんですね。
佐藤メバル
何度でも解き直せますからね。基本問題、テンパイスピード、5ブロック、手役、その他と章が分かれているので、自分の弱点がどこかも見えてきます。
麻雀観戦が好きな人が基本を押さえるのにも向いていますよ。
麻雀・捨て牌読みの傾向と対策
ヨーテル 著|マイナビ出版
¥1,848(税込)
「読みは見えない何かを当てるためのものではなく、可能性を否定するために使うもの」——この考え方で手牌読み、山読み、展開読み、人読みを解説する一冊です。バラ切りした河からリーチが来て、1枚切れの西を安全牌のつもりで切ったらチートイツだった。そんな経験を踏まえ、トイツ落としがある捨て牌ならチートイツではない、という否定による安全判断を積み上げます。
こんな人におすすめ
リーチに対して危険牌を絞りたい人、読みの章でつまずいた経験がある人、捨て牌から材料を集める手順を知りたい人。上級者の思考の構造を覗きたい人向けです。
良い点
- 読みの目的を明確に定義
- 逆再生という手順が具体的
- 練習問題付き
気になる点
- ある程度の実戦経験が前提
- 読みは絶対ではないと明言
- 牌効率の話は出てこない
出版社
マイナビ出版
発売日
2024年08月20日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「読みは当てるためではなく否定のために使う」って、目から鱗でした。当てにいく本だと思っていたので、発想が逆なんですね。
佐藤メバル
中張牌をバラ切りした河からリーチが来て、1枚切れの西を安全牌のつもりで切ったらチートイツだった——そんな苦い経験を誰もが持っています。
でも、その捨て牌にトイツ落としがあれば、チートイツではないはずだと否定できる。これが否定によってわかるものです。
橘ナナミ
手牌構成をさかのぼって読む「逆再生」も気になります。上級者は頭の中でそんなことをしているんですか?
佐藤メバル
その思考の構造が見える手順として紹介されています。手牌読み、山読み、展開読み、人読みと章が分かれていて、練習問題もあります。
ただ例外もありますから、本の中でも「読みは結局、自己責任」と書かれていますよ。
マンガでわかる!東大式麻雀点数計算入門
井出洋介 著|池田書店
¥990(税込)
麻雀のルールを覚えたての人、打ち方はわかるけど点数計算だけは苦手という人に向けて、点数計算の基本と素早く簡単に計算するコツを解説します。会話形式の解説なので、詳しい人に教わっている感覚で読めるのが特徴。豊富な練習問題で確実にレベルアップでき、ネット麻雀で慣れているけれど役が覚えられない人向けにアガリ役の解説も入っています。点数計算だけを集中して克服したい人向けです。
こんな人におすすめ
点数計算が苦手で毎回ツールに頼っている人、役はなんとなくわかるが点数の仕組みが曖昧な人、会話形式で気楽に学びたい人。得点を高くする打ち方まで視野に入れたい人にも。
良い点
- 会話形式で読み進めやすい
- 練習問題が豊富
- アガリ役のおさらいも収録
気になる点
- 戦術論は中心ではない
- 紙面はやや昔のつくり
- 計算が既にできる人には不要
出版社
池田書店
発売日
2014年12月10日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
点数計算って、アプリがやってくれるから覚えなくていいかなって思ってたんですけど、やっぱり覚えたほうがいいんでしょうか?
佐藤メバル
この本はまさにそこに手を伸ばしています。自分で点数計算ができると、得点を高くする方法や、状況に応じてどんな手が必要かがわかるようになる。
つまり勝率が上がるんですよ。PART1が点数計算講座、PART2が問題集、PART3が点数計算を活かした打ち方です。
橘ナナミ
会話形式って、参考書っぽくなくて入りやすそうですね。詳しい人に教わっている感じなんですか?
佐藤メバル
その通りで、会話形式の解説なんですよ。だから読み進めやすい。アガリ役のおさらいや用語集もついていますから、役が覚えられないという人にも届きます。
点数計算だけを集中して克服したい人に向いていますよ。
超カンタンにわかる!麻雀入門 牌、役、アガリこれだけ覚えればバッチリ!
主婦の友社 著|主婦の友社
¥1,188(税込)
初めて麻雀に触れる人に向けた入門書です。オールカラーの麻雀牌で説明し、初心者が覚えるのに苦労する役をレベル別に分類。大きな牌で役を図解し、バリエーションや応用も紹介します。最も難解とされる得点計算も、計算早見表と練習問題でマスターできる構成。アガるために必要な役を、基本のアガリ役ベスト7、負けないための上級アガリ役ベスト7という形で絞っているのが特徴です。
こんな人におすすめ
麻雀をゼロから始めたい人、家族や友人に教わりながら覚えたい人、脳トレや認知症予防として始めたいシニアや女性。役の名前から覚えたい人に向きます。
良い点
- オールカラーで見やすい
- 役をレベル別に分類
- 点数計算の早見表付き
気になる点
- 戦術の解説は最小限
- 対局の流れは要点中心
- 実戦練習は別途必要
出版社
主婦の友社
発売日
2015年04月22日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
麻雀入門書っていくつか出てますけど、選ぶ基準って何なんでしょう? どれも同じに見えてしまいます。
佐藤メバル
この本は役の分類がうまいんですよ。初心者が苦労する役をレベル別にして、大きな牌で図解している。まず覚えるべきアガリ役ベスト7、次に負けないための上級アガリ役ベスト7、という順番で示しています。
橘ナナミ
オールカラーなのと、脳トレや認知症予防で始める人にも向いているという説明が気になります。シニアの方にも読みやすいんでしょうか。
佐藤メバル
文字が読みやすく作られていますからね。ページをめくるだけで牌が頭に入ってくる。最も難解な得点計算も、計算早見表と練習問題でマスターできるようになっています。
アガるために必要な役だけに絞ってあるので、最初の一冊として迷いが少ないと思います。
イラスト見るだけ! Mリーガー佐々木寿人の麻雀入門
佐々木寿人 著|日東書院本社
¥1,650(税込)
Mリーガー佐々木寿人が先生を務めるヒサト麻雀教室を舞台に、麻雀用語からルール、アガり方までをレクチャーする入門書です。イラストと会話文のわかりやすい誌面構成で、ストーリーを追いながら覚えられる。基本知識、ルール、アガリ役、点数計算まで、知識ゼロからすぐ打てるようになることを狙っています。読むというより教室に通うような感覚で学べるのが特徴です。
こんな人におすすめ
Mリーグを観て麻雀を知りたくなった人、麻雀を始めたいけれど難しそうと感じている人、イラスト中心で読み進めたい人。活字が苦手な初心者にも向きます。
良い点
- ストーリー仕立てで読みやすい
- イラストと会話文が中心
- 知識ゼロから始められる
気になる点
- 戦術には踏み込まない
- 文字情報は少なめ
- 実戦練習は別途必要
出版社
日東書院本社
発売日
2023年09月12日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「イラスト見るだけ」って、本当に見るだけで覚えられるんでしょうか? 活字を読む気力がないときでも大丈夫ですか?
佐藤メバル
そこに賭けた本ですね。ヒサト麻雀教室という舞台があって、登場人物の会話を追いながら用語とルールを覚えていく。
読むというより、教室に通う感覚です。基本知識、ルール、アガリ役、点数計算まで到達します。
橘ナナミ
Mリーグを観て始めたい人には、入り口としてちょうどよさそうですね。ストーリーがあると、頭に残りやすそう。
佐藤メバル
そうですね。活字が苦手でもストーリーで覚えられる構成になっているので、まず牌と役に親しむのに向いています。
むずかしそうと感じている人ほど試してほしい一冊です。
白鳥翔のとにかくわかりやすい麻雀入門
白鳥翔 著|ナツメ社
¥1,100(税込)
Mリーガーの白鳥翔がナビゲートする麻雀入門書です。座り順の決め方、親と子の関係、ツモり順といったごくごく基本のことから、リーチ、ピンフ、タンヤオなどの役の紹介、実際のゲームの進め方、あがり方までを丁寧に解説します。点数計算は翻数と符の仕組みから根気よく解説し、楽しいイラストを配しながら進む構成。最初の関門である役を、挫折せずに通過できるように作られています。
こんな人におすすめ
麻雀のルールをまったく知らない人、以前覚えようとして挫折した人、役から点数計算まで一冊で通したい人。対局の流れをイメージしたい初心者に向きます。
良い点
- 座り順など超基本から解説
- 役と点数計算を一冊で
- イラストで挫折しにくい
気になる点
- 戦術の内容は限られる
- 分量はやや多め
- 実戦形式の練習は少ない
出版社
ナツメ社
発売日
2024年05月15日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
座り順の決め方から書いてある入門書って、逆に貴重な気がします。そこから説明してくれるんですね。
佐藤メバル
そうなんですよ。親と子の関係やツモり順みたいな、当たり前に扱われる部分を飛ばさないのが親切です。1章がゲームの概要、2章が基本ルール、3章が役の種類、4章が点数計算、5章が実戦に役立つ知識という流れになっています。
橘ナナミ
点数計算は「根気よく覚えて、実戦で慣れていくしかない」と書いてあるのが、逆に正直でいいですね。
佐藤メバル
そこを楽しく、わかりやすく学べるようにイラストを配しています。リーチ、ピンフ、タンヤオといった役でつまずく人が多い最初の関門を、挫折せずに通過するための作りですよ。
初めてでもすぐ、よくわかる! 中田花奈の麻雀入門
中田花奈 著|ワニブックス
¥1,540(税込)
人気Mリーガー・中田花奈が初心者向けに教える麻雀入門です。ゲームの進め方、アガリ役一覧など、マスターしておきたいことが一冊にまとまっています。覚えたあとに復習できる点数計算ドリル付きで、初心者にはうれしいアガリ役一覧表と点数計算表が折り込みでついているのが特徴。覚えて、確かめて、引けるという流れが使いやすい構成です。
こんな人におすすめ
麻雀を始めたばかりで手元に表がほしい人、覚えたことをドリルで確かめたい人、中田花奈の説明で学びたい人。対局中にすぐ引ける表が欲しい人に向きます。
良い点
- 折り込みの一覧表と点数表付き
- 復習用の点数計算ドリルあり
- Mリーガー自身が解説
気になる点
- 戦術論は含まれない
- イラスト中心ではない
- 上達後の物足りなさはある
出版社
ワニブックス
発売日
2025年01月28日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
折り込みの「アガリ役一覧表」「点数計算表」って、実はすごく助かる人多いですよね。手元に置いておけるので。
佐藤メバル
そう、そこが大きいんですよ。覚えたあとに復習できる点数計算ドリルもついていますから、読んで終わりにならない。
ゲームの進め方、アガリ役一覧、マスターしておきたいことが一冊にまとまっています。
橘ナナミ
麻雀入門書も、著者によって色が出ますね。この本はどんな人に向いているんでしょう? 初心者向けと聞きましたが。
佐藤メバル
麻雀を始めたばかりで手元に表がほしい人、覚えたことをドリルで確かめたい人に向いています。覚えて、確かめて、引けるという流れがはっきりしているのが、この本の使いやすさですよ。
マンガでわかる! 二階堂亜樹 いちばんやさしい 麻雀入門
二階堂亜樹 著|永岡書店
¥1,760(税込)
プロ雀士・二階堂亜樹が麻雀の基本をやさしく教える初心者向けの入門書です。各章にマンガを収録しているので、ルールや対局の流れをイメージしながら学べ、さらにドリル形式で問題を解きながら進められるため読んで終わりになりません。ゲームの流れと基本ルール、手役、点数計算のコツ、細かいルールまでを段階的に扱い、巻末には用語集と早見表が付いています。マンガとドリルの往復で知識を定着させる構成です。
こんな人におすすめ
麻雀に興味はあるけれど難しそうと感じている人、Mリーグをきっかけに興味を持った人、昔あきらめたけれど今度こそ覚えたい人。問題を解きながら覚えたい人に向きます。
良い点
- 各章にマンガを収録
- ドリル形式で定着させる
- 早見表が巻末に3種類
気になる点
- 分量がある程度ある
- 戦術には踏み込まない
- マンガが好みに合うかは人次第
出版社
永岡書店
発売日
2026年08月10日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
マンガとドリル、両方入っているのが欲張りでいいですね。読むだけだと忘れてしまいそうなので。
佐藤メバル
しかも巻末付録が三つあってね。アガリ役一覧表、符計算の早見表、点数計算の早見表。読んで終わりにせず、解きながら身につける構成になっています。
PART1からPART5まで順に進めば、ルールと役と点数計算が一通りそろいます。
橘ナナミ
「昔あきらめたけど、今度こそ覚えたい」っていう人が対象なんですね。私の友人にもいます。
佐藤メバル
そういう人こそマンガとドリルの往復が効くんですよ。イメージで理解して、問題で確かめる。点数計算ドリルは30問ありますから、手を動かしながら覚えられます。
対局の流れを先に絵で見ておくと、ルールの説明も頭に入りやすいんです。
ネット麻雀天鳳で覚える麻雀入門
近代麻雀編集部 著|竹書房
¥1,760(税込)
麻雀をゼロから覚えたい人に向けた入門書で、全ページフルカラー。ネット麻雀から覚えるのに最適な構成で、アカウント作成、テストプレイ、アガリの形、ツモとロンの違い、リーチ、白發中のポン、タンヤオ、ドラ、ゲームの終わり方、実戦と章が進みます。まずリーチを覚えるところから始め、最後は「負けないためにオリてみよう」まで到達する、実践的な流れが特徴です。
こんな人におすすめ
対人戦ではなくまずネット麻雀で覚えたい人、画面を見ながら手順を確認したい人、フルカラーの誌面で読みたい人。遊びながら覚えたい初心者に向きます。
良い点
- 全ページフルカラー
- ネット麻雀の操作から解説
- オリる話まで到達する構成
気になる点
- 対面の作法は扱いが薄い
- 戦術論は入門レベル
- ネット麻雀を使わない人には遠回り
出版社
竹書房
発売日
2020年09月01日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
最初から「天鳳のアカウント作成」って、ずいぶん実践的ですね。普通の入門書とは構成が違います。
佐藤メバル
そこがいいところです。麻雀の本を読んでも、実際に打つ場所がなければ身につかない。テストプレイ、アガリの形、ツモとロン、リーチ、白發中のポン、タンヤオ、ドラ、と遊びながら覚える順番になっています。全ページフルカラーなのも読みやすい。
橘ナナミ
最後が「負けないためにオリてみよう」なのが、ちょっと渋くて好きです。攻める話ばかりではないんですね。
佐藤メバル
入門書なのにオリの話まで行くのは珍しいですよ。遊びながら覚えたい人にとって、最初の一冊として筋が通っています。
終盤の「天鳳いろいろ」なんて、そのサービス精神ですね。
名著の読む順番 — 依存関係を間違えると挫折する
橘ナナミ
さっき「順番は守ったほうがいい」って話がありましたが、具体的に知りたいです。
佐藤メバル
基本の一本道はこうだ。入門書で役と点数の形を覚える → 『ウザク式麻雀学習 牌効率』で受け入れ枚数の考え方 → 何切る本で反復 → 押し引き・読みの本。この順番を飛ばすと挫折しやすい。
橘ナナミ
飛ばすと、どうなるんですか?
佐藤メバル
『科学する麻雀』を最初に読む人がいるんだけど、あれは「裏スジは危険ではない」「回し打ちは無意味だ」といった従来の常識を、数理と統計の根拠で組み替えていく内容なんだ。前提となる考え方が頭に入っていないと、何を否定しているのかが分からない。名著だけど、最初の一冊ではない。読むなら牌効率を一通りやってからでいい。
橘ナナミ
名著にも順番があるんですね。
佐藤メバル
何切る本も同じだ。『麻雀 傑作「何切る」300選』は5ブロック理論や2ヘッド理論といった考え方がコラムで挟まれる。これを先に読んで、次に『麻雀 定石「何切る」301選』で実戦的な問題へ進む。同じ著者のシリーズだから用語の積み上がりが素直につながる。そのうえで『ウザク式麻雀学習 何切る 金』に行くと、似た手の比較で解像度が上がる。
Kindle Unlimitedの配信は変わる — 代替本の探し方
橘ナナミ
読み放題の話、ここで聞きたいです。麻雀本って本当に読めるんですか?
佐藤メバル
読める本はある。ただ麻雀の戦術書は出版社も力を入れているジャンルだから、対象から外れることもある。昨日読めた本が今日は読めないくらいの気持ちでいたほうがいい。
橘ナナミ
読みたい本が外れていたら、どう探せば?
佐藤メバル
コツは著者名で横に広げること。G・ウザクの本が読めなければ、同じ何切る系の井出洋介と小林剛のドリル、クリアレインの教科書がある。多井隆晴なら『無敵の麻雀』と『麻雀で勝ち続ける技術』、ヨーテルなら『上級者だけが知っている麻雀戦術論』と『麻雀・捨て牌読みの傾向と対策』というふうに、同じ著者の中で難易度違いを探せる。
橘ナナミ
なるほど、著者で横に探す。
佐藤メバル
あとレビュー数が少ない本は避けがちだけど、麻雀本は新しい良書が埋もれやすい。レビューが少なくても、目次で章立てが具体的か、解答に受け入れ枚数の数字があるかを見れば判断できる。数字が書いてある本は、だいたい誠実だよ。
失敗しない本の見極め方
橘ナナミ
本屋で立ち読みするとき、何を見れば失敗しないですか?
佐藤メバル
三つ見てほしい。図解の量、扱う範囲、そして難易度の表示だ。まず牌図が大きいか、受け入れ枚数が数字で書かれているか。次に範囲で、何切る本なら序盤だけなのか、鳴きや押し引きまで入るのか。たとえば『麻雀技術の教科書「何切る」ドリル』は基本・テンパイスピード・5ブロック・手役・その他と章が分かれていて、守備範囲が目次で見える。
橘ナナミ
難易度は?
佐藤メバル
「対象読者」が明記されている本は信用できる。勝又健志の本は中級者・上級者と書いてあるし、『麻雀 勝者になれる「何切る」の教科書』は初級者からと明記されている。天鳳位やMリーガーの名前が入っていても内容の難易度は別物だから、肩書きだけで選ばないこと。
橘ナナミ
三麻の本や、読み物系は?
佐藤メバル
今回扱ったのは四人打ちの技術書が中心だね。三麻やエンタメ寄りの本は別の棚になるから、まず四人打ちの土台を固めてからでいい。土台があれば、どのルールの本も読み替えが効く。
よくある質問
麻雀を始めたばかりの初心者は最初にどの本を読めばいい?
橘ナナミ
麻雀を始めたばかりの初心者は最初にどの本を読めばいいについて教えてください。
佐藤メバル
まず役とアガリの形、点数計算の入口を一冊で押さえるのが、遠回りに見えて最短です。白鳥翔『とにかくわかりやすい麻雀入門』や、佐々木寿人『イラスト見るだけ! Mリーガー佐々木寿人の麻雀入門』は、絵と会話でルールから入れます。役の形が頭に入っていないまま戦術書を開くと、何を学んでいるのか分からなくなりがちなので、座り順やゲームの流れの確認から始めましょう。
Kindle Unlimitedで麻雀の戦術本は本当に読める?おすすめは?
橘ナナミ
Kindle Unlimitedで麻雀の戦術本は本当に読める?おすすめはについて教えてください。
佐藤メバル
読める本はありますが、麻雀の戦術書は対象外も多く、配信状況は入れ替わります。今読めていることを前提にせず、外れる前提で計画を立てるのが安全です。外れていたら同じ著者の別の本、たとえば多井隆晴なら『無敵の麻雀』と『麻雀で勝ち続ける技術』のように、難易度違いへ切り替えてください。無料体験中に目次と相性を確かめるのがおすすめです。
麻雀本は紙とKindleどっちがいい?牌図は見やすい?
橘ナナミ
麻雀本は紙とKindleどっちがいい?牌図は見やすいについて教えてください。
佐藤メバル
牌図はピンチ操作で拡大できるので、Kindleでも十分読めます。むしろ文字が小さい牌図は拡大したほうが読みやすいこともあります。一方、チェック欄に印をつけながら一周したい本や、ページを行き来して比較する本は紙が楽です。問題を解く本は紙、参照する本はKindle、と役割で分けるのが現実的です。
読んでも強くなれないのはなぜ?おすすめの使い方は?
橘ナナミ
読んでも強くなれないのはなぜ?おすすめの使い方はについて教えてください。
佐藤メバル
答えを先に読んで「なるほど」で終わっているからです。何切る本は解く本であって、読む本ではありません。一問ごとに自分の打牌を決めてから解説を読み、実戦で似た形が出たら思い出す。この往復がないと知識が定着しません。一冊を三周するほうが、五冊を一周するより強くなります。
何切る本はどれから始めればいい?順番はある?
橘ナナミ
何切る本はどれから始めればいい?順番はあるについて教えてください。
佐藤メバル
順番があります。まず『ウザク式麻雀学習 牌効率』で受け入れ枚数の考え方を作る。次に『麻雀 傑作「何切る」300選』『麻雀 定石「何切る」301選』で反復し、『ウザク式麻雀学習 何切る 金』で似た手の比較に入る流れが素直です。牌効率の土台なしに問題集から入ると、解説の意味が腹に落ちません。
初心者におすすめのKindle Unlimited入門書は?
橘ナナミ
初心者におすすめのKindle Unlimited入門書はについて教えてください。
佐藤メバル
入門書は読み放題の対象になることもあるので、候補を絞って配信状況を確認してみてください。中田花奈『初めてでもすぐ、よくわかる! 中田花奈の麻雀入門』は点数計算ドリルと折り込みの役一覧が付いていて、覚えたあとの復習まで一冊で回せます。外れていたら、同じ入門書の白鳥翔や佐々木寿人の本に切り替えるとよいです。
押し引きやラス回避を学べる本はどれ?
橘ナナミ
押し引きやラス回避を学べる本はどれについて教えてください。
佐藤メバル
多井隆晴『無敵の麻雀』は「ラスを引かない打ち方」を軸にした一冊で、押し引きの判断を学びたい人に向きます。体系的に整理したいなら、ヨーテル『上級者だけが知っている麻雀戦術論』のベタオリと押し引きの章が参考になります。攻めの本を読んだあとに守りの本を足す順番が、成績に反映されやすいです。
麻雀の点数計算はどの本で覚えるのが早い?
橘ナナミ
麻雀の点数計算はどの本で覚えるのが早いについて教えてください。
佐藤メバル
計算だけを切り出して学ぶなら、井出洋介『マンガでわかる!東大式麻雀点数計算入門』が会話形式で進むので取りつきやすいです。役と一緒に覚えたいなら、中田花奈の入門書のように役一覧と点数表が付いている本が便利です。覚えたあとに点数状況の章へ進むと、得点を高くする打ち方までつながります。
まとめ
橘ナナミ
今日はありがとうございました。入門書からAI本まで、順番と使い分けがはっきり見えました。
佐藤メバル
よかった。最後に一つだけ。麻雀本は「強い人の答えを読む本」だと思われがちだけど、実際は自分の手牌をどう見るかを訓練する本なんだ。だから読むときは、常に自分の手を横に置いてほしい。
橘ナナミ
手を横に置く、ですか。
佐藤メバル
そう。その問題、自分なら何を切るか。先に答えを出す。それから解説を読む。この一手間があるだけで、同じ一冊の効き方がまるで変わる。
橘ナナミ
なるほど……。Kindleなら、答えを隠したまま考えやすいかもしれないですね。少しだけスクロールを戻せば、すぐ答え合わせできますし。
佐藤メバル
まさにそれ。麻雀のKindle本は、めくるたびに自分の河が一枚ずつ書き換わっていくようなものだよ。読み放題の対象は入れ替わっても、選んだ一打の積み重ねだけは誰にも外されない。まずは今日挙げた中から、自分のレベルに合う一冊を開いてみて。
