田英輔麻雀本のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年10月
橘ナナミ
「田本英輔 麻雀」で検索すると、対局DVDの話と断片的なプロフィールばかりで、打ち筋や人物像を体系的にまとめた本が見当たらないんです。これ、どう案内すればいいんでしょう?
佐藤メバル
いいところに気づいたね。まず前提を整理しよう。田本英輔さんは対局者として追う人であって、本人の著書として広く案内できるものは、今のところ見当たらない。だから読者の「知りたい」は二手に分かれる。ひとつは対局を観る、記録として手元に置くという欲求。もうひとつは、あの打ち筋に近づくために戦術を学ぶという欲求だ。この記事はその両方に橋をかける。
橘ナナミ
なるほど! 観たい人と、学びたい人で、選ぶ本が変わってくるんですね。
佐藤メバル
そう。観る側の入口が『麻雀最強戦2022 全日本プロ選手権』の上下巻だ。ここで田本さんの判断を見て「なぜその牌なのか」と思ったら、次は戦術書に進む。逆に、いきなり『科学する麻雀』のような数理から入ると、書店員時代の僕みたいに途中で心が折れる(笑)。順番が大事なんだ。
橘ナナミ
私も牌効率の本で一回挫折しました……。じゃあ、どんな順番で選べばいいんでしょう?
佐藤メバル
目的別、レベル別、形式別、予算と巻数、そして対局の舞台別。この5つの軸で分解すると迷わない。中古相場の現実も含めて、順に見ていこう。
田英輔麻雀本の選び方
目的別:観る・学ぶ・集める
橘ナナミ
目的別って、具体的にどう分けるんですか?
佐藤メバル
三つだね。「対局を観たい」人は映像が軸。「戦術を学びたい」人は、映像で見た判断を言葉に翻訳してくれる戦術書を選ぶ。読みの入口なら竹内元太さんの『勝ち組になるための麻雀教室』、鳴きの読みを掘るなら山本悠矢さんの『誰でもできる!麻雀鳴き読みの定理』。 「集めたい」人は、映像と関連書籍を並べて楽しむ形になる。
橘ナナミ
観る→読む、に分かれるんですね。ファンの人が最初に読むなら?
佐藤メバル
熱が冷めないうちに読むなら、滝沢和典さんの『ラク速 麻雀上達法』か、クリアレインさんの『初心者でも上級者に勝てる 麻雀の基本セオリー』。攻守を順番に積み上げる構成だから、映像の「なぜ切ったのか」を言語化しやすい。観る→読むの橋渡しとして現実的だよ。
レベル別:初心者・観戦中級者・ガチファン
橘ナナミ
麻雀を覚えたての人が、いきなり対局を観ても大丈夫ですか?
佐藤メバル
大丈夫。ただ全部を理解しようとすると疲れるから、入口を一冊挟む。千羽黒乃さんの『麻雀1年目の教科書』はリーチ・鳴き・守備・心構えの4章で、出てくる役を絞ってくれている。これと映像を往復すると、観戦がぐっと楽しくなる。
橘ナナミ
中級者と、ガチファンは?
佐藤メバル
中級者は「読み」の段階。ヨーテルさんの『麻雀・捨て牌読みの傾向と対策』は「読みは可能性を否定するために使う」という立場で書かれていて、観戦中の独り言の質が変わる。ガチファンは、多井隆晴さんの『麻雀で勝ち続ける技術』や勝又健志さんの『麻雀IQ220の選択』のように、問題形式で手を動かす本を映像と並べるといい。
形式別:映像・紙の書籍・電子と配信
橘ナナミ
電子版や配信で観られるものなんですか?
佐藤メバル
そこは断定しない。映像作品も書籍も、電子版や配信の有無はタイトルごとに違うから、購入前に販売ページで形式を確認する。スマホで牌譜を眺めながら読みたい人は電子、線を引いて手元に置きたい人は紙、と目的で選ぶのが失敗しないコツだ。
予算と巻数別:定価・中古・上下巻
橘ナナミ
上巻と下巻、両方買うべきですか?
佐藤メバル
まず上巻で、自分の観戦の解像度が上がるかを確かめて、面白ければ下巻へ。上下巻セットは一括で揃う利点はあるけれど、いきなり両方は要らない。
橘ナナミ
予算はどう考えます?
佐藤メバル
定価で新品を取るか、中古でコストを抑えるか。中古は相場が在庫で動くし、状態や付属品の有無でも価値が変わる。だからが現実的だよ。
収録内容別:全日本プロ選手権・雀王戦・オクタゴン最強戦
橘ナナミ
どの対局を観るか、という軸もあるんですよね?
佐藤メバル
あるよ。田本さんの名前を追うなら、麻雀最強戦2022 全日本プロ選手権のほかに、麻雀オクタゴン最強戦リーグのプロ部門優勝、雀王戦D3リーグといった舞台も押さえたい。どの舞台かで観るべき映像は変わるから、先に「どのタイトルを見たいか」を決める。最新の戦績や所属は動く情報だから、公式発信で確認する癖をつけておくと安心だ。
田英輔麻雀本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
田英輔麻雀本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい
麻雀で勝ち続ける技術
多井隆晴 著|竹書房
¥2,200(税込)
長期にわたって勝ち続けるMリーガー・多井隆晴が、実戦で使えるテクニックを厳選28本、Q&A方式で並べた一冊。ホンイツに行く基準、役牌後付けの読み方、暗カンのタイミング、ワンチャンスの信頼度、役牌ドラの切り時など、局面で手が止まるポイントに短い問いと答えで応える。同じ著者の『無敵の麻雀』が必勝テクニックを並べた本なのに対し、こちらはどこから読んでも使えるQ&Aで、辞書のように手元に置ける構成になっている。
こんな人におすすめ
何切る本を一通り読んだけど実戦で使いどころが分からない人、自分の弱点をピンポイントで埋めたい中級者、まとまった時間が取れないのでスキマ時間に一項目ずつ拾って練習したい人、実戦の直後に開いて答え合わせをしたい人。
良い点
- Q&Aで拾い読みしやすい
- 実戦の迷いどころを28本収録
- 著者の長期成績が裏付けになる
気になる点
- 体系的な入門書ではない
- 通読するとやや断片的
- 初心者には前提知識が必要
出版社
竹書房
発売日
2026年10月05日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「麻雀で勝ち続ける技術」って、タイトルからして強い人の本ですよね。Q&A方式って、どんなふうに読むんですか?
佐藤メバル
いい質問だね。たとえば「ホンイツに行く基準」とか「役牌ドラの切り時」みたいに、実戦で手が止まる場面が28本、問いと答えの形で並んでいる。
前から順に読まなくても、気になる項目から開けるのがいいところだよ。
橘ナナミ
じゃあ辞書みたいに使えるんですね。同じ多井さんの本と何が違うんですか?
佐藤メバル
『無敵の麻雀』は必勝テクニックを並べた本だけど、こちらはQ&Aで一問一答。答えを暗記するというより、自分の判断を照らし合わせる使い方が向いている。
実戦の直後に開くと、刺さり方がまったく違うよ。
麻雀が強くなるための心と技術
魚谷侑未 著|竹書房
¥1,650(税込)
ルールを覚えて打てるようになった人が、その先どう強くなるかを実戦経験から書いた一冊。技術をいくら増やしても麻雀は勝てない、不運が連続するからこそ心が揺れないことが要る、という視点が軸になっている。リードしていても打つべきリーチは打つ、チートイツのイーシャンテンでもポンする、安易にベタオリせず攻め手を残す、供託が多い時は最速のアガリを目指す、満貫ツモでも届かない時の打ち方まで、具体的な指針が並ぶ。メンタルと技術を同時に扱う珍しい構成だ。
こんな人におすすめ
牌効率はひと通り学んだけど勝ち切れない人、連敗が続くと心が折れてしまう人、押し引きの判断に迷いが出てきた中級者で、技術だけでなく心の整え方も知りたい人、実戦の揺れに強い打ち手になりたい人。
良い点
- 心と技術を一体で解説
- 実戦経験に基づく指針
- 上達期の停滞を打破する
気になる点
- 入門書としては不向き
- 体系立てた技術書ではない
- 指針の好みが分かれる
出版社
竹書房
発売日
2019年10月02日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「心と技術」って、麻雀にメンタルってそんなに大事なんですか?
佐藤メバル
魚谷さんは、技術をいくら足しても勝てない理由を不運の連続に置いている。早いリーチが何度もかかる、放銃したら裏ドラが乗る。
そういう揺さぶりに心が持っていかれないこと。そこを出発点にした本だよ。
橘ナナミ
なるほど……私、ゲームでも連敗すると投げやりになっちゃうので、ちょっと耳が痛いです。
佐藤メバル
でしょ。しかもこの本は、チートイツのイーシャンテンでもポンするとか、安易にベタオリせず攻め手を残すとか、心の話と打ち筋の話が地続きになっている。
根性論で終わらせていないのがいいところなんだ。
麻雀1年目の教科書
千羽黒乃 著|竹書房
¥1,320(税込)
麻雀を覚えて1年目の人に向けて、まず覚えるべき役はリーチ、役を全部覚える必要はないと割り切る一冊。相撲には82の決まり手があるが全部覚える必要はないのと同じで、よく出る役を覚えれば十分戦えるという考え方が貫かれている。攻撃を覚えたらベタオリを知る、細かいテクニックより攻守の基本を、と順序立てられ、リーチ編・鳴き編・守備編・心構え編の4章で構成される。学習の優先順位を最初に示してくれるのが他の入門書との違いだ。
こんな人におすすめ
ルールを覚えたばかりで何から勉強すべきか分からない人、麻雀の本を初めて買う人、仲間内で恥をかかない程度に打てるようになりたい人、覚える範囲を思い切って絞って最短で戦えるようになりたい人。
良い点
- 覚える範囲を絞ってくれる
- 攻守の基本に集中した構成
- 心構えの章まで収録
気になる点
- 上級者には物足りない
- 細かいテクニックは載らない
- 中級への橋渡しは別途必要
出版社
竹書房
発売日
2022年05月07日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「1年目の教科書」って、逆にベテランには物足りないですよね?
佐藤メバル
そう、これは上達の順番を決める本なんだ。麻雀の役は山ほどあるけど、相撲の決まり手を全部覚える人がいないのと同じで、よく出る役で十分戦える。
まずリーチ、次に鳴き、そのあと守備という順番を最初に示してくれる。
橘ナナミ
順番、大事ですよね。私も何から手をつければいいか分からずに参考書を積んじゃうタイプです。
佐藤メバル
その気持ち、よく分かる(笑)。この本は覚える範囲を思い切って絞るから、最初の一冊で無駄に迷わない。
心構えの章までついているのも、1年目の人にはありがたいと思うよ。
ラク速 麻雀上達法
滝沢和典 著|彩図社
¥1,760(税込)
Mリーグで活躍する滝沢和典が、ラクに最速で強くなるための順序を示した初中級者向けの一冊。初心者向けの教材は多いのに伸び悩むのは学ぶ順序を間違えているからだとして、攻撃(基本)→守備(基本)→攻撃(応用)→守備(応用)→攻撃(上級)→守備(上級)と、攻守を交互に積み上げていく。Mリーグの実戦譜でプロの思考を解剖し、最後はMリーグの駆け引きまで踏み込む。設計図がはっきりした上達本という点で、網羅型の戦術書とは性格が異なる。
こんな人におすすめ
独学で伸び悩んでいる初中級者、何をどの順番で学べばいいか迷っている人、プロの実戦譜から思考の流れを追いたい人、最短で強くなる道筋を一本持ちたい人、教材を選びすぎて手が止まっている人。
良い点
- 学ぶ順序が明快
- 攻守を交互に学べる
- 実戦譜で思考を追える
気になる点
- 上級者には易しい
- 順序どおり進む根気が要る
- 辞書的な用途には不向き
出版社
彩図社
発売日
2025年03月27日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「ラク速」って、楽して強くなれるっていう意味ですか?
佐藤メバル
ラクに最速で、だね。滝沢さんは、教材はたくさんあるのに伸び悩むのは学ぶ順序を間違えているからだと書いている。
攻撃の基本、守備の基本、それを交互に積むと最低限の勉強量で強くなれる、という設計なんだ。
橘ナナミ
交互に、っていうのが面白いですね。攻めだけ勉強してたら守れないままになりそう。
佐藤メバル
まさにそこ。攻めを覚えたらオリる、オリを覚えたらまた攻める。順番を変えるだけで吸収率が変わるという主張には、書店の棚を作っていた頃の私も納得させられたよ。
初心者でも上級者に勝てる 麻雀の基本セオリー
クリアレイン 著|日本文芸社
¥1,430(税込)
人気麻雀YouTuber・クリアレインが、勝つための考え方を丁寧に伝える一冊。何切るに特化した前著に対し、こちらは押し引き、リーチ判断、鳴き判断、上手な降り方といった勝敗を大きく左右するセオリーを扱う。牌効率、ベタオリ、押し引き、リーチ、鳴きの5パート構成で、巻末には今すぐ覚えるべき多面待ち23選も収録。動画の丁寧な説明をそのまま紙に落としたような読みやすさが持ち味で、上級者への階段の第一歩になる。
こんな人におすすめ
ルールを覚えたての初級者、オンライン麻雀でトータル負けがちな人、動画で麻雀を学んできた人、何切る以外の判断基準をまとめて押さえたい人、多面待ちを覚えて実戦で使いたい人。
良い点
- 説明がとにかく丁寧
- 押し引きの判断を扱う
- 巻末の多面待ちが実用的
気になる点
- 上級者には易しい
- 高度な読みには踏み込まない
- 動画と重なる部分がある
出版社
日本文芸社
発売日
2024年10月29日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
YouTuberの方が書いた本って、動画の内容と重なったりしませんか?
佐藤メバル
そこは工夫されていて、前の本が何切るに絞っていたのに対し、この本は押し引きやリーチ判断、鳴き判断、降り方といった勝敗を分ける判断を整理している。
動画の丁寧な説明がそのまま紙になっている感じだね。
橘ナナミ
巻末に多面待ちがついてるのも気になります。覚えるだけで得しそう。
佐藤メバル
そう、そこは実戦ですぐ効く。ルールを覚えたての人が上級者に食らいつくための、最初の階段としてちょうどいい一冊だよ。
絶対負けない麻雀
小島武夫 著|日本文芸社
¥1,100(税込)
何となく麻雀は知っているが上達しない、勝つ麻雀の打ち方を身につけたい愛好家に向けて書かれた一冊。麻雀のリズムをつかめ、臨機応変な打ち方を研究せよ、確率的麻雀と実戦的麻雀は違う、テンパイを見破る小島方程式、必勝のための格言14ヵ条、実戦的な役のつくり方と使い方、という構成になっている。牌効率一辺倒の現代とは違う、打ち方の型とリズムという角度から書かれている点が今読むと新鮮だ。
こんな人におすすめ
古い戦術書も読んでみたい人、データより感覚と型を重視したい人、勝負どころの組み立て方を学びたい愛好家、麻雀の歴史的な名手の考え方に触れてみたい人、格言を覚えて実戦の指針にしたい人。
良い点
- リズムという視点が独特
- 格言が覚えやすい
- 役の使い方を実戦的に扱う
気になる点
- 現代の環境とは前提が違う
- 数値的な裏付けは薄い
- 言葉が古風に感じる人も
出版社
日本文芸社
発売日
1999年01月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
表紙からして渋いというか、ずいぶん前の本ですよね。今読んでも役に立ちますか?
佐藤メバル
役に立つというより、読み物として面白いんだ。麻雀のリズムをつかめ、臨機応変に打て、確率的な麻雀と実戦的な麻雀は違う。
数字より間合いの話をしている本で、現代の牌効率一辺倒とは別の味わいがある。
橘ナナミ
「小島方程式」って名前がかっこいいです。何なんですか?
佐藤メバル
テンパイを見破るための独自の考え方だね。当たるかどうかは別として、名手がどう局面を読んでいたかの記録として貴重だよ。
格言14ヵ条は、今の打ち手が読んでも通用するものが混じっている。
勝ち組になるための麻雀教室
竹内元太 著|マイナビ出版
¥2,310(税込)
最高位を二度獲得し、Mリーガーとして活躍する竹内元太が「読み」をテーマに書いた一冊。読みには手牌構成、打点、手役、速度など複数の要素があり、絡み合うからこそ判断が深くなる。鳴き読み、打点読み、手役読み、速度読み、手牌ブロック読みと種類ごとに整理し、実戦編と条件戦編でトッププロの判断を追体験できる構成。Mリーグ優勝時のコラムや永井孝典選手との対談も収録した、読みの教科書と呼べる一冊だ。
こんな人におすすめ
牌効率の次に読みを学びたい中級者、押し引きの根拠をきちんと持ちたい人、実戦譜から判断を学ぶのが好きな人、読みを勘ではなく技術として身につけたい人、条件戦の考え方まで押さえたい人。
良い点
- 読みを種類ごとに整理
- 実戦編と条件戦編が充実
- 対談とコラムも収録
気になる点
- 入門者には重い
- 練習問題形式ではない
- 牌効率の知識は前提になる
出版社
マイナビ出版
発売日
2026年05月21日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「読み」って、なんとなく当てる勘みたいなものだと思ってました。
佐藤メバル
そこがこの本の出発点なんだ。竹内さんは読みを、手牌構成、打点、手役、速度といった要素に分けて、それぞれどう見るかを丁寧に説明している。
勘ではなく、材料を集めて判断する技術として組み立てているんだよ。
橘ナナミ
なるほど、種類ごとに章が分かれてるんですね。実戦編もあるなら、自分がどこで間違えるか分かりそうです。
佐藤メバル
そう、Mリーグの局面を追体験できるのが大きい。読みがそのまま麻雀の面白さになるというのが著者の言葉で、私もそこに一番共感したよ。
よくわかる麻雀の勝ち方 〜牌効率から読みまで極める30の技術〜
平澤元気 著|マイナビ出版
¥1,639(税込)
高度化する現代麻雀の戦術を論理的に整理した一冊。麻雀の攻撃における思考経路を牌効率→牌理→状況判断の3段階として提示し、各段階で何を処理すべきかを言語化する。情報は薬のようなもので、摂取するタイミングと分量が重要という立場から、ブロック数の把握や浮牌の比較、リーチ判断、副露の基準、場況読み、ルール差による打牌選択までを技術として並べる。巻末にはみーにん、nisiを迎えた座談会も収録。情報を使いこなす側に引き上げる構成だ。
こんな人におすすめ
ネットの戦術情報を集めたが整理しきれていない人、牌理と状況判断の橋渡しが欲しい中級者、データ的な視点も欲しい人、副露や場況の考え方までまとめて押さえたい人、長く手元に置く一冊が欲しい人。
良い点
- 思考の順序が明示される
- 副露や場況まで網羅
- 座談会の読み応えがある
気になる点
- 分量が多く通読は大変
- 初級者にはやや難しい
- 練習問題の難度は高め
出版社
マイナビ出版
発売日
2016年08月25日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「情報は薬」って、ちょっと怖い言い方ですね。
佐藤メバル
牌効率を学んでいる人にいきなり読みの話をしても、情報過多で混乱するだけだ、という意味なんだ。だからこの本は牌効率、牌理、状況判断と段階を切って、いま自分がどこを処理すべきかを整理してくれる。
摂取する順番こそが上達だという考え方だね。
橘ナナミ
積ん読の戦術書が増える理由が分かった気がします……。
佐藤メバル
はは、それだよ(笑)。巻末にはみーにんさんやnisiさんを交えた座談会もあって、データ派の空気も味わえる。長く手元に置ける一冊だと思う。
麻雀IQ220の選択
勝又健志 著|竹書房
¥1,650(税込)
実戦でよく出る迷う場面を26の問題形式で並べた戦術書。七対子ど真ん中待ちをリーチするか、ふんわり暗刻にしていた牌が4枚になったらどうするか、仮テンでリーチを受けたら、ツモ切りリーチをどう読むか、同巡2鳴きはありか、トップ目での役牌ドラの切り時は、ブラフの捨て牌の作り方は、といった生々しい局面が並ぶ。牌効率を一通り学んだ中級者、勝率をもう一段上げたい上級者に向けた、問題を解きながら強くなる作りの一冊。
こんな人におすすめ
牌効率を学び終えて次の段階に進みたい人、実戦の迷いを少しでも減らしたい中級者以上、問題形式で手を動かして学びたい人、ツモ切りリーチや同巡鳴きの扱いを整理したい人、上級者の判断基準を覗いてみたい人。
良い点
- 問題形式で実戦的
- 迷いやすい局面を厳選
- 解説で判断の根拠が分かる
気になる点
- 初心者には難易度が高い
- 体系的な入門には不向き
- 答えが一意でない局面もある
出版社
竹書房
発売日
2019年08月01日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「IQ220」って、すごい数字がタイトルに入ってますね。
佐藤メバル
麻雀の知能指数が高いと言われる勝又さんの本でね。中身は実戦で迷う場面を26問にして、それぞれ解きながら判断を学ぶ形になっている。
牌効率を一通り終えた人が次に開く本だよ。
橘ナナミ
問題集として解くんですね。ツモ切りリーチをどう読むか、みたいなのは実戦で毎回迷います。
佐藤メバル
そういうところを突いてくる。解いた数だけ実戦の迷いが減るタイプの本だから、机に向かって一問ずつ手を動かすのが向いているよ。
麻雀無敗の手筋
多井隆晴 著|竹書房
¥1,870(税込)
華々しい成績を残すトッププロ・多井隆晴が、守備を軸に22の手筋を実戦譜で紹介する一冊。ペンチャン待ちでリーチすべきか、早いリーチへの対処、配牌からオリる心構え、フリテンターツの処理、シャンポン読み、敵のリーチの利用法、役牌ドラの切りどき、地獄単騎の使い方、見逃しや山越しまで扱う。さらに8本の書き下ろしコラムで麻雀の楽しみ方も語られる。攻めの本と並べて読むと面白い守備の教科書だ。
こんな人におすすめ
放銃が多くてラスが増えている人、守備を体系的に学びたい中級者、多井さんの思考そのものを読みたいファン、押し引きの基準を守る側から作り直したい人、降り方に自信がない人。
良い点
- 守備に特化した構成
- 実戦譜で再現できる
- コラムで楽しみ方も語る
気になる点
- 攻めの技術は別途必要
- 上級者には易しい項目もある
- 前提となる牌効率は必須
出版社
竹書房
発売日
2021年06月03日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
守備の本って、地味なイメージがあるんですが、そんなに需要あるんですか?
佐藤メバル
あるんだよ。むしろラスを引く人の多くは、押し引きと降り方で損をしている。この本は配牌からオリるという判断まで踏み込んでいて、守り切ることも技術だと教えてくれる。
橘ナナミ
ペンチャン待ちでリーチすべきか、みたいな細かいところも載ってるんですね。
佐藤メバル
そう、地獄単騎の使い方や見逃し、山越しまで扱っている。書き下ろしのコラムでは多井さんの麻雀の楽しみ方も読めるから、技術書としてだけでなく読み物としても面白いよ。
麻雀・捨て牌読みの傾向と対策
ヨーテル 著|マイナビ出版
¥1,848(税込)
読みは見えない何かを当てるためではなく、可能性を否定するために使うもの、という立場から書かれた戦術書。中張牌をバラ切りした河からリーチが入ったとき、捨て牌にトイツ落としがあればチートイツではないはず、というロジックで危険度の見え方が変わる。手牌構成をさかのぼって読む「逆再生」をたびたび使い、手牌読み、山読み、展開読み、人読みを章立てで解説。練習問題も用意され、読みの材料の集め方と処理の仕方が身につく。
こんな人におすすめ
捨て牌を見ても何も読み取れない人、危険牌の判断に根拠を持ちたい中級者、読みの思考法そのものを知りたい人、押し引きの精度を一段上げたい人、練習問題で手を動かしながら学びたい人。
良い点
- 否定から読む発想が明快
- 逆再生の手順が具体的
- 練習問題つきで手を動かせる
気になる点
- 推測には例外があると明記
- 完璧な見破りは前提にしない
- 前提となる知識が要る
出版社
マイナビ出版
発売日
2024年08月20日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「読みは可能性を否定するために使う」って、逆の発想ですよね。当てるんじゃないんですか?
佐藤メバル
そこがこの本の核心だね。たとえばトイツ落としがある捨て牌なら、チートイツではないはず、と一つ可能性が消える。
消えた分だけ危険牌の判断が変わる。当てるのではなく絞り込むという考え方なんだ。
橘ナナミ
なるほど、消去法なんですね。麻雀ってそういう地味な積み重ねなんだ。
佐藤メバル
そうそう。手牌構成をさかのぼって読む逆再生という手順も出てきて、上級者が頭の中で何をしているかが見える。
読み切れない前提で書かれているのも誠実だと思うよ。
麻雀・一番やさしい牌効率の教科書
平澤元気 著|マイナビ出版
¥1,749(税込)
戦術書を読んだけど難しくてよく分からなかった人に向けた、牌効率の入門書。まず最速テンパイを目指すことを目標に、孤立牌から切る、好形を残せば受け入れ枚数が多い、これを切ればシャンテン数が上がる、といった手組みの基本から説明する。後半はブロック数に注目し、ピーク理論や3枚1ブロック理論、チートイツとの付き合い方、丸暗記すべき形まで進む。各項に練習問題があり、解きながら手作りの基本を身につける構成だ。
こんな人におすすめ
戦術書で一度挫折した初級者、手組みの基準を一本持ちたい人、問題を解きながら独学したい人、シャンテン数や受け入れの考え方を基礎からやり直したい人、用語から丁寧に教えてほしい人。
良い点
- 用語から丁寧に説明
- 各章に練習問題がある
- 丸暗記すべき形が実用的
気になる点
- 読みや押し引きは扱わない
- 上級者には易しい
- 牌効率以外は別途必要
出版社
マイナビ出版
発売日
2023年03月28日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
牌効率って、なんとなく難しそうなイメージがあるんですけど、この本はやさしいんですか?
佐藤メバル
そこを狙った本でね。「戦術本を読んだけど分からなかった」という人に向けて、まず最速テンパイを目指すところから始める。
孤立牌から切る、好形を残す、といった基本を飛ばさずに積んでくれるんだ。
橘ナナミ
孤立牌って何? から説明してくれるなら安心です。練習問題もついてるんですね。
佐藤メバル
各章についてくるから、読みっぱなしにならない。後半はブロック数やピーク理論、3枚1ブロック理論なんて言葉も出てくるけど、丸暗記すべき形まで面倒を見てくれる。最初の一冊に向いているよ。
誰でもできる!麻雀鳴き読みの定理
山本悠矢 著|竹書房
¥1,760(税込)
鳴き読みに絞り、19の定理として整理した一冊。チーテンはチー出しの周辺が最も危険、役牌バックは役牌ポン出しの周辺が最も危険、ドラによって否定される待ちが読める、といった具合に、鳴きの情報から相手の待ちに迫っていく。鳴き読みは相手の待ちに関わる部分の確度が高いことも多く、進行や押し引きの判断に効く。押せる牌が分かればオリてしまう損失も減る。通る牌が分かるという実戦直結の切り口が持ち味だ。
こんな人におすすめ
鳴きが入った途端に判断が止まってしまう人、押し引きの材料を増やしたい中級者、読みを実戦で使える形で覚えたい人、オリすぎて損をしている自覚がある人、定理として整理して暗記したい人。
良い点
- 定理として覚えやすい
- 押し引き判断に直結する
- 危険牌の判断が具体化する
気になる点
- 鳴きがない場面では使えない
- 定理の暗記がある程度必要
- 前提となる牌効率は別途
出版社
竹書房
発売日
2024年06月05日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
鳴き読みって、鳴かれたときに考えるやつですよね。19の定理って聞くと、覚えられそうで嬉しいです。
佐藤メバル
そう、定理として名前がついているから記憶に残りやすい。チーテンならチー出しの周辺が最も危険、役牌バックならポン出しの周辺、といった形で、鳴きの情報から待ちに迫るんだ。
橘ナナミ
通る牌が分かると、押せる場面が増えそうですね。オリすぎも損ですもんね。
佐藤メバル
まさにそこ。考えれば通ると分かる牌を切れずにオリてしまうのはもったいない、というのが著者の主張でね。
Mリーガーの推薦もついている、実戦的な一冊だよ。
科学する麻雀
とつげき東北 著|講談社
¥1,100(税込)
読みや総合的な判断、ツキの操り方といった一般化が難しいとされてきた領域に対して、どんな場合に何を基準にどう考えるかを明示しようとした一冊。裏スジは危険ではない、回し打ちは無意味だ、ベタオリには法則がある、読みなど必要ない、と刺激的な主張を数理的・統計的な根拠から組み立てる。ピンフのみのテンパイでリーチすべきか、役牌が持ち持ちになる確率は、といった問いに答えを与えていく。麻雀観をひっくり返す一冊だ。
こんな人におすすめ
感覚的な戦術論に疑問を持っている人、数字の裏付けが欲しい打ち手、麻雀の考え方そのものを考え直したい人、常識とされていることを一度疑ってみたい人、データ麻雀の原点に触れたい人。
良い点
- 主張と根拠が明快
- 曖昧さを排した記述
- 麻雀観を更新できる
気になる点
- 発行から時間が経っている
- 反論も多い立場
- 初心者には刺激が強い
出版社
講談社
発売日
2004年12月18日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「読みなど必要ない」って、麻雀本でそんなこと言っていいんですか……?
佐藤メバル
そこがとつげき東北さんの凄みでね。裏スジは危険ではない、回し打ちは無意味だ、ベタオリには法則がある。
曖昧なままにされてきた判断に数理で答えを出すという姿勢で、麻雀の常識を大きく揺さぶったんだ。
橘ナナミ
賛否が分かれそうですね。でも根拠があるなら読んでみたいです。
佐藤メバル
分かれるよ、実際。ただ、この本が出たことでデータで語る流れが生まれたのは間違いない。ピンフのみのテンパイでリーチすべきか、みたいな問いへの答えが並ぶから、自分の打ち方を一度疑ってみるつもりで読むといい。
「統計学」のマージャン戦術
みーにん 著|竹書房
¥1,650(税込)
3100万局の牌譜データを東大卒の麻雀研究者が分析した一冊。カンチャンリーチのアガリ率は43%で高い、もろ引っ掛けの危険度は8.4%で危険、開局で2千点アガったときのトップ率は30%で高い、といった形で、体感で語られてきた数字を実際のデータで示していく。感覚を数値で裏づけることで、押し引きやリーチ判断の基準が更新される。統計から戦術を組み立てる流れを決定的にした一冊だ。
こんな人におすすめ
数字で納得したいタイプの打ち手、押し引きの基準を体感から更新したい人、データ麻雀の入口を知りたい人、なんとなくの思い込みを検証したい人、リーチ判断の根拠を持ちたい人。
良い点
- 数字の根拠が明確
- 体感とのズレが面白い
- 押し引きの基準が変わる
気になる点
- 分析条件を踏まえる必要
- 読み物としては淡々
- 前提となる用語がある
出版社
竹書房
発売日
2017年08月12日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
3100万局って、もう想像できない量ですね。そんなに調べて何が分かるんですか?
佐藤メバル
たとえばカンチャンリーチのアガリ率は43%で高い、もろ引っ掛けの危険度は8.4%で危険、開局で2千点アガったときのトップ率は30%で高い。
体感と数字がズレる場面が次々出てくるんだ。
橘ナナミ
体感ってけっこういい加減なんだ……。でも数字を見せられると納得します。
佐藤メバル
そう、納得できるから打ち方が変わる。統計から戦術を組み立てる流れを決定的にした一冊で、読んだあとに自分の押し引きの基準が更新される感覚があるよ。
ヒサトノート
佐々木寿人 著|竹書房
¥1,430(税込)
麻雀界の最高峰とされる佐々木寿人の激しい攻撃を支えるメンタル理論に迫った一冊。机上の戦術とは一線を画す、刹那の一打に込められた判断と心の動きを扱う。進む道を模索する初心者、上達の壁にぶつかった中級者、打つ楽しさを忘れかけた上級者へ贈ると記されているとおり、技術の話というより打ち手の内面に焦点が当たる。数字やロジック偏重の戦術書に疲れたときに読むと、視界が変わる。
こんな人におすすめ
攻撃的な打ち方を学びたい人、勝負どころのメンタルを知りたい人、戦術書に少し飽きてきた中級者以上、打つ楽しさを取り戻したい人、強い人の内面を覗いてみたい人。
良い点
- 内面に踏み込む珍しい構成
- 攻撃の判断が生々しい
- 初心者から上級者まで対象
気になる点
- 数値的な根拠は少ない
- 真似するには土台が必要
- 文体の好みが分かれる
出版社
竹書房
発売日
2016年08月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
麻雀の本でメンタル理論って、珍しいですよね。技術の話じゃないんですか?
佐藤メバル
佐々木さんの攻撃を支えているのは、机上の戦術だけじゃないというのがこの本の主題なんだ。刹那の一打に込められた判断と心の動きを扱っていて、打ち手の内面に焦点が当たっている。
橘ナナミ
攻め続けるのって、体力も精神力もいりそうですもんね。
佐藤メバル
そう。だから進む道を模索する初心者から、打つ楽しさを忘れかけた上級者まで、と対象が広い。数字の本を何冊か読んだあとにこれを挟むと、麻雀って何が面白いんだっけ、というところに戻れるよ。
新次元麻雀
ASAPIN 著|マイナビ出版
¥1,639(税込)
初代天鳳位として知られる打ち手の精密な麻雀を解説した一冊。超精緻麻雀実戦編では、切れない牌を起点にどう手を組むか、放銃リスクを極限まで下げながらアガリを見るべき場面、危険牌の組み合わせの考え方などを扱う。続くケイテンの価値の章では、ケイテンを取るべき基準や、打点・受け入れと巡目による判断を示す。最終章は超実戦として新次元への挑戦を収録。一手一手の精度を言語化した点が貴重だ。
こんな人におすすめ
放銃を減らしながらアガリを狙いたい人、形テンやケイテンの判断を学びたい中級者、オンライン麻雀を打ち込んでいる人、リスクとアガリのバランスに悩んでいる人、手順を精密に組み立てたい人。
良い点
- 手順の言語化が精緻
- ケイテン判断を扱う
- 実戦局面が豊富
気になる点
- 内容はやや難解
- 上級者向けの記述が多い
- 用語の前提知識が要る
出版社
マイナビ出版
発売日
2014年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「新次元」って、ずいぶん大胆なタイトルですね。
佐藤メバル
初代天鳳位の打ち手の本でね、とにかく手順が精密なんだ。切れない牌を起点にどう組むか、放銃リスクを極限まで下げながらどうアガリを見るか。
一手一手の精度を言語化している点が貴重だよ。
橘ナナミ
ケイテンの価値、という章も気になります。形テンって取るべきか毎回迷います。
佐藤メバル
そこを巡目や打点、受け入れと絡めて基準化している。決して読みやすい本ではないけれど、オンラインで打ち込んでいる人ほど得るものが大きいと思うよ。
麻雀 至極の戦略
堀慎吾 著|KADOKAWA
¥1,870(税込)
Mリーグのトップランナーとして知られる堀慎吾が、実戦譜とともに場面ごとの思考や戦術・戦略を自ら解説した一冊。35の極意を通して最高峰の戦術に触れられる構成だ。著者は、麻雀はもっと自由度の高いゲームではないかと述べ、こう打たなければいけないという縛りから読者を解き放とうとする。自由さを伝えるという編集方針が、定石の暗記とは対極にある。実戦の流れの中で判断が語られる。
こんな人におすすめ
定石どおりに打つのに疲れてきた人、実戦の中で考える力を伸ばしたい中級者以上、Mリーグの実戦譜を読み込みたい人、正解探しから一度離れてみたい人、上級者の思考の幅を知りたい人。
良い点
- 実戦譜ベースで臨場感がある
- 思考の自由度が伝わる
- 極意35本で分量も十分
気になる点
- 体系的な入門書ではない
- 前提となる知識が必要
- 自由さゆえ指針は薄め
出版社
KADOKAWA
発売日
2022年06月23日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「こんなふうに打ってもいいんだ」っていう言葉が気になります。麻雀って自由なんですか?
佐藤メバル
著者の堀さんが一番伝えたいのはそこなんだ。麻雀を勉強すると、これを切らなきゃいけない、こんなことをしてはいけない、という縛りが生まれがちだけど、麻雀はもっと自由度の高いゲームだという立場なんだよ。
橘ナナミ
定石を覚えるほど窮屈になること、私もあります。実戦譜で語られるなら思考の流れが追いやすそう。
佐藤メバル
そう、Mリーグの実戦譜とともに35の極意が並ぶ。自分の中の正解を一度ほぐしたい人に向いているよ。
無敵の麻雀
多井隆晴 著|竹書房
¥1,870(税込)
Mリーグのレギュラーシーズンで長期的に大きなポイントを積み上げ、安定した成績を残してきた多井隆晴が、その思考を一冊に凝縮した必勝テクニック集。麻雀をやらない局、通ったスジで待つ、ラスを引かない打ち方、片アガリの仕掛、ツモ番なしリーチ、ホンイツのコツなど、全26のテクニックを収録する。すべてを理解できなくても学ぶべき箇所はあるとされるように、拾い読みでも効く密度がある。
こんな人におすすめ
勝ち続ける打ち方を知りたい中級者以上、ラス回避を重視したい人、長期成績を残す思考に触れたい人、押し引きの引き出しを増やしたい人、短い時間でも少しずつ学びたい人。
良い点
- 実績に裏づけられた内容
- 実戦的なテーマが並ぶ
- 拾い読みでも学べる
気になる点
- 前提知識がないと厳しい
- 断片的に感じる人もいる
- 入門書ではない
出版社
竹書房
発売日
2022年07月07日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「麻雀をやらない局」って、どういうことですか? 麻雀をやらないのに麻雀?
佐藤メバル
力を入れる局と流す局を分けるという発想なんだ。無理にアガリを狙わず、ラスを引かない打ち方を選ぶ。長期で勝ち続ける人は、こういう取捨選択がうまい。
勝つことより負けないことを重んじる思考だね。
橘ナナミ
通ったスジで待つ、なんてのも逆の発想ですね。
佐藤メバル
そう、そういう逆張りが全26本並ぶ。全部を理解しなくても学ぶべき箇所はある、と著者自身が書いているとおり、拾い読みでも十分効く一冊だよ。
上級者だけが知っている麻雀戦術論
ヨーテル 著|マイナビ出版
¥1,804(税込)
ルールを覚えて初級の域は脱したものの、思うように勝てない人に向けた戦術書。いつも勝つ人が持っているのは運ではなく知識だという立場から、高打点を狙う手組み、メンツ手と順子手の複合形の扱い、リーチをするしないの判断基準などを示す。攻撃だけでなく、安全に形式テンパイを取る方法や正しいベタオリの仕方にも紙幅を割く。攻撃、ベタオリ、押し引き、読み、ルール対応の5章立てで、上級者の知識を構造化してくれる。
こんな人におすすめ
勝ち負けは運だと思っている初級から中級の人、ベタオリの作法をきちんと知りたい人、ルール差による打ち分けを学びたい人、押し引きの基準を整理したい人、形式テンパイの取り方を覚えたい人。
良い点
- 攻守を偏りなく扱う
- 形式テンパイの取り方も解説
- ルール対応まで網羅
気になる点
- 突き抜けた上級者には易しい
- 読みの深掘りは控えめ
- 問題集ではない
出版社
マイナビ出版
発売日
2023年10月13日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「あいつはツイてるだけ」って、私もよく言っちゃいます。でも違うんですか?
佐藤メバル
この本はまさにそこで、いつも勝っている人が持っているのは運ではなく知識だと断じる。高打点の手組み、リーチの判断基準、安全に形式テンパイを取る方法、正しいベタオリの仕方。
勝ち組の知識を分解して見せてくれるんだ。
橘ナナミ
形式テンパイの取り方まで書いてあるの、地味にありがたいです。
佐藤メバル
そこが上手い人は本当に強いからね。攻撃、守備、押し引き、読み、ルール対応と章が分かれているから、自分の穴になっているところから読むのもいいよ。
麻雀・序盤の鉄戦略 -3人の天鳳位が出す究極の結論ー
独歩 著|マイナビ出版
¥1,694(税込)
現代麻雀の頂点に立つ3人の天鳳位が、超序盤の戦略について徹底的に語る一冊。いい配牌なら差がつきにくく、最終的には論理的に正解が出る。問題は悪い配牌のときで、アガリに向かうのか守備に重心を置くのか、どの手役を狙うのか、第一打から考えることが増える。この分野は麻雀研究でも未開拓とされ、強者と弱者の差がつく残された領域だという。進行役とまとめ役を平澤元気が務める。
こんな人におすすめ
序盤の打ち方に自信がない中級者、配牌が悪いときの指針が欲しい人、天鳳位の思考を直接知りたい人、中盤以降の本では埋まらない穴を感じている人、序盤から局面を設計したい人。
良い点
- 序盤に特化した貴重な一冊
- 天鳳位3人の思考が並ぶ
- 平澤元気の整理が明快
気になる点
- 話題が序盤に限定される
- 対談形式で好みが分かれる
- 結論が一つに定まらない
出版社
マイナビ出版
発売日
2017年08月18日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
序盤って、そんなに差がつくものなんですか? なんとなく切ってました。
佐藤メバル
いい配牌なら誰が打っても大きくは変わらない。問題は悪い配牌のときで、アガリに向かうのか守るのか、どの役を狙うのか、第一打から迷いが増える。
ここは麻雀研究でも未開拓で、実力差が最も出る領域だと著者たちは言うんだ。
橘ナナミ
麻雀の本って中盤以降の話が多いですもんね。序盤だけを掘る本は珍しい。
佐藤メバル
そこが価値でね。天鳳位が3人、平澤元気さんの進行でとことん語り合う。結論が一つにまとまらないところも含めて、考える材料として面白いよ。
渡辺太が導く新時代の麻雀ロジック 最適解
渡辺太 著|竹書房
¥2,200(税込)
天鳳位を複数回獲得し、プロ入り一年目にしてMリーガーに指名された渡辺太が、実戦の打牌から局面の迷いを断ち切る一打を65本示す一冊。序盤の構想、鳴きの判断、中盤の悩みどころ、リーチ場面での選択、対リーチの対応、オーラスの攻防と、局面を6つに分けて構成する。トッププロが信頼を寄せるロジックを、局面ごとの最適解という形で持ち帰れるようにしている。梶本琢程が構成に関わる。
こんな人におすすめ
局面ごとの判断基準を増やしたい中級者以上、押し引きの最適解を確認したい人、オーラス前後の打ち方を学びたい人、実戦で迷う場面をあらかじめ潰しておきたい人、辞書的に手元に置きたい人。
良い点
- 局面が6つに整理されている
- 65本で網羅性が高い
- 実戦的なテーマが揃う
気になる点
- 前提知識がないと重い
- 発展的な内容が多い
- 辞書的に使う人向け
出版社
竹書房
発売日
2026年09月01日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「最適解」って言い切るの、すごい自信ですよね。それだけの根拠があるんですか?
佐藤メバル
渡辺さんは天鳳の頂点を複数回獲って、プロ入り一年目でMリーガーに指名された人でね。序盤の構想から鳴きの判断、対リーチの対応、オーラスの攻防まで、局面ごとに一打を絞り込む構成になっている。
橘ナナミ
65本あるなら、自分の苦手な局面からつまめますね。
佐藤メバル
そういう使い方ができる。トッププロが信頼を寄せるロジックというだけあって、読み終わると自分の打牌の基準が一つ増えている感覚があるよ。
渡辺太×麻雀AI「NAGA」 AIが迷う何切る80
渡辺太 著|KADOKAWA
¥1,540(税込)
麻雀AI「NAGA」の5タイプで答えが割れた局面を取り上げ、どの牌を選ぶべきか、なぜAIの選択と同じか異なるのかを渡辺太が徹底解説する一冊。AIが迷う場面だからこそ、人の判断の余地が見える。第1部ではNAGAの開発責任者である小田桐優理が、NAGAとは何か、5タイプの違い、一致率や類似度、悪手率、Mリーガーとの打ち筋の違いを解説する。AIと人の判断のズレを教材にした構成が新しい。
こんな人におすすめ
AIの考え方に興味がある打ち手、何切るを大量に解きたい中級者以上、データと感覚の橋渡しを知りたい人、NAGAの数字の読み方を知りたい人、実戦の選択を検証したい人。
良い点
- AIが割れた局面は考えどころ
- 80問と問題数が多い
- 開発者による解説つき
気になる点
- 初心者には難易度が高い
- NAGAの知識が前提になる
- 解答が一意でない難しさ
出版社
KADOKAWA
発売日
2025年03月01日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
AIが迷う局面って、そもそもAIって正解を出してくれるものじゃないんですか?
佐藤メバル
そこが面白いところで、NAGAには5タイプあって、同じ局面でも答えが割れることがある。どれを選ぶか、なぜAIと自分の選択が違うのかを渡辺太さんが解説する。
AIと人の判断のズレがそのまま教材になっているんだ。
橘ナナミ
開発者の方が仕組みを説明してくれるパートもあるんですね。それは読みたいです。
佐藤メバル
一致率や類似度、悪手率の見方まで書かれているから、AIの数字を鵜呑みにするのでも無視するのでもない付き合い方が分かる。80問あるから手を動かして学べるよ。
新 科学する麻雀 実戦問題集
ホビージャパン
¥1,479(税込)
状況判断の理解度を試しながら、解くだけで正しい打ち筋が身につく実戦問題集。解答は新規に開発されたシミュレータで麻雀における状況判断の最新の基準を示した『新 科学する麻雀』に基づくとされ、必ずしも同書の知識を必要としないと明記されている点も親切だ。加えて、麻雀の基本であり状況判断を活用するために必須の技術であるベタオリについても問題形式で解説する。手を動かして判断を鍛える一冊だ。
こんな人におすすめ
状況判断を問題を解いて確認したい人、ベタオリを基本から鍛え直したい人、データ系の戦術書を読んだ後の確認をしたい人、座学より反復で覚えたい人、自分の判断のクセを見つけたい人。
良い点
- シミュレータ基準で更新
- ベタオリも問題形式
- 単体でも取り組める
気になる点
- 前提に元本の内容がある
- 通読には向かない
- 上級者には易しい問題も
出版社
ホビージャパン
発売日
2022年03月31日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
問題集って、元の本を読んでないと解けなかったりしませんか?
佐藤メバル
そこは配慮されていて、必ずしも同書の知識を必要としないと明記されている。解答は新しく開発されたシミュレータによる基準に基づいていて、解くだけで打ち筋が更新される作りなんだ。
橘ナナミ
ベタオリも問題形式で出てくるんですね。基本なのに意外と体系的に習ってなかったです。
佐藤メバル
そう、状況判断を使いこなすにはベタオリが土台になる。座学で読むより、問題を解いて自分の判断のクセを見つけるほうが向いている人には、この一冊が効くよ。
麻雀 定石「何切る」301選
G・ウザク 著|三才ブックス
¥1,760(税込)
好評だった何切る本の第二弾として、より実戦的で洗練された問題を301問選んだ一冊。現在答えが出ている問題のみを集め、優先して覚えるべきことを中心に解説する。掲載されているのは、最前線で活躍する麻雀研究者の意見が一致するように調整された問題のみ。現代麻雀技術論のネマタ、天鳳位のタケオしゃん、麻雀ライターの福地誠、そしてG・ウザクの4人が精査している。答えが割れない問題だけを集めた潔さが最大の特徴だ。
こんな人におすすめ
何切るを大量に解きたい中級者以上、正解が定まった問題だけで効率よく学びたい人、独学で判断の基準を作りたい人、テンポよく周回して手を慣らしたい人、前作を持っていてさらに問題が欲しい人。
良い点
- 301問という圧倒的な問題数
- 意見が一致した問題のみ
- 優先順位をつけて学べる
気になる点
- 解説の分量は多くない
- 初心者には難問が混じる
- 読み物としては淡々
出版社
三才ブックス
発売日
2017年07月27日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
301問って、さすがに多いですね。全部やるの、大変そう。
佐藤メバル
そこがこの本の肝でね、掲載されているのは4人の意見が一致するように調整された問題だけなんだ。無駄なく雀力が上がると言い切っている。
答えが割れない問題だけを集めた潔さがあるよ。
橘ナナミ
なるほど、悩みながら解くより、テンポよく進められそうですね。
佐藤メバル
そう。現代麻雀技術論のネマタさん、天鳳位のタケオしゃん、福地誠さん、そしてG・ウザクさんが精査している。
前作を持っている人も、より実戦的に洗練されているから解き直す価値があると思うよ。
対局を「教材」に変える観戦の作法
橘ナナミ
映像を観ても、なんとなく眺めて終わってしまう気がします。
佐藤メバル
そこが腕の見せどころだね。観るときは結果より、「その人が何を警戒して、何を捨てたか」を追う。捨て牌は、その人の考えが残る履歴だ。ヨーテルさんの『麻雀・捨て牌読みの傾向と対策』では、読みを「見えない何かを当てる」のではなく「可能性を否定する」道具として説明している。この視点で観直すと、同じ対局が別物になる。
橘ナナミ
否定する、という考え方、面白いです。じゃあ観戦の前に覚えておく順番は?
佐藤メバル
まず役と基本の攻守で、千羽黒乃さんの『麻雀1年目の教科書』。次に押し引きや牌効率で、クリアレインさんの『初心者でも上級者に勝てる 麻雀の基本セオリー』や平澤元気さんの『麻雀・一番やさしい牌効率の教科書』。そこから読みへ、という順番が無理がない。いきなり上級編に行かないことだね。
橘ナナミ
映像を観ずに、本だけで強くなることはできますか?
佐藤メバル
できるけど遠回りになる。実戦の局面は本より汚い。映像で汚い局面に触れてから本に戻ると、解説の意味が体に入る。観る麻雀と読む麻雀は、行き来するものなんだ。
上巻と下巻、どちらから手に取るか
橘ナナミ
上下巻で、収録されている対局は違うんですよね?
佐藤メバル
そう、分かれている。だから買う前に、収録対局の一覧を見て「観たい局面がどちらに入っているか」を確かめる。これが一番確実な判断材料だ。目次やケースの記載は、第〇局という番号だけのこともあるから、公式の商品情報を照らし合わせながら選ぼう。
橘ナナミ
揃える前提で買ったほうがいいんでしょうか。
佐藤メバル
いや、まず一本を通しで観る時間が取れるかを基準にしていい。長尺の対局は、観る側にも体力がいるからね。中古で探すなら、状態と付属品の有無を確認してから。のが、結果的に一番安くつく。
橘ナナミ
予算が限られている人は、どう優先すれば?
佐藤メバル
観る側を一本、読む側を一冊。この二本立てで始めるのがおすすめだよ。観る側は最強戦の上下巻のどちらか、読む側は自分のレベルに合った戦術書を一冊。それで足りなくなったら、次を足せばいい。
田本英輔から広がる「次に読む一冊」
橘ナナミ
他の麻雀プロの本と比べると、何が違うんでしょう?
佐藤メバル
大きく三つの系統に分かれる。理論で攻めるなら、とつげき東北さんの『科学する麻雀』やみーにんさんの『「統計学」のマージャン戦術』。感覚と度胸を言語化するなら、佐々木寿人さんの『ヒサトノート』。実戦譜から思考を追うなら、堀慎吾さんの『麻雀 至極の戦略』や竹内元太さんの『勝ち組になるための麻雀教室』だ。田本さんの対局を読み解くなら、この三系統を一つずつ持って照らし合わせるといい。
橘ナナミ
AIを絡めた本は、新しめの動きなんですか?
佐藤メバル
そう。渡辺太さんの『渡辺太×麻雀AI「NAGA」 AIが迷う何切る80』は、AIの答えが割れた局面を題材にしている。『渡辺太が導く新時代の麻雀ロジック 最適解』も含めて、判断の基準がどこにあるかを確かめる材料になる。ただしAIの答えを暗記しても強くはならない。あくまで自分の考えを点検する道具として読むのがいい。
橘ナナミ
田本英輔さんの人物像や経歴は、どう整理すればいいんでしょう? 体系的にまとまった情報が見つからなくて。
佐藤メバル
そこは正直に扱おう。確認できる範囲を整理して、動く情報は公式発信へ誘導する。プロフィールを推測で埋めるより、対局での振る舞いと、そこで選ばれた一手を丁寧に追うほうが、その人らしさは伝わる。2022年以降の活躍も、まずは映像と公式の中継で追いかけるのが基本だよ。
橘ナナミ
なるほど。人物像は「語られた経歴」より「打たれた牌」から読む、ということですね。
よくある質問
田本英輔さんのおすすめの対局DVDはどれですか?
橘ナナミ
田本英輔さんのおすすめの対局DVDはどれですかについて教えてください。
佐藤メバル
まずは麻雀最強戦2022 全日本プロ選手権の上下巻が入口になります。ここで見せた判断を追いかけるように、麻雀オクタゴン最強戦リーグや雀王戦の対局へ視聴の幅を広げるのが自然な流れです。購入前に収録対局の一覧を見て、観たい局面が入っているかを確かめてから選ぶと失敗しません。
麻雀最強戦2022は上巻と下巻のどちらから観るべきですか?
橘ナナミ
麻雀最強戦2022は上巻と下巻のどちらから観るべきですかについて教えてください。
佐藤メバル
収録される対局が上下で分かれているので、自分の観たい局面が入っているほうから観るのが基本です。どちらか決められなければ上巻から始めて、判断の流れが気になったら下巻へ進むと無理がありません。
田本英輔さんが書いた書籍はありますか?
橘ナナミ
田本英輔さんが書いた書籍はありますかについて教えてください。
佐藤メバル
本人の著書として広く案内できるものは、現時点で確認できていません。関連して読みたいなら、対局で使われている考え方を解説した戦術書——竹内元太さんの『勝ち組になるための麻雀教室』や山本悠矢さんの『誰でもできる!麻雀鳴き読みの定理』など——を組み合わせるのが現実的です。
田本英輔さんのプロフィールや所属団体は?
橘ナナミ
田本英輔さんのプロフィールや所属団体はについて教えてください。
佐藤メバル
断片的な情報が多く、所属や最新戦績は動く情報です。観る前に団体の公式サイトや本人の発信で確認するのが確実で、本記事でも確認できる範囲だけを扱っています。推測で埋めず、公式の一次情報を当たってください。
中古で安く買うことはできますか?
橘ナナミ
中古で安く買うことはできますかについて教えてください。
佐藤メバル
中古は選択肢になりますが、相場は在庫で動き、状態や付属品の有無でも価値が変わります。まず定価で新品を取るか、中古でコストを抑えるかを決めてから探すと迷いません。揃えるより、読みたい巻・観たい巻から買うのがおすすめです。
電子版や動画配信で観ることはできますか?
橘ナナミ
電子版や動画配信で観ることはできますかについて教えてください。
佐藤メバル
電子版や配信の有無はタイトルごとに違うため断定できません。購入前に各販売ページで形式を確認してください。両方選べる場合は、線を引いて読みたいなら紙、スマホで手軽に読みたいなら電子、という基準で選ぶとよいです。
麻雀初心者でも楽しめますか?
橘ナナミ
麻雀初心者でも楽しめますかについて教えてください。
佐藤メバル
楽しめます。役と攻守の基本を『麻雀1年目の教科書』のような一冊で押さえてから観ると、理解度がぐっと上がります。出てくる役を絞って学べる本を一冊挟むのが、いちばんの近道です。
他の麻雀プロのおすすめ本と比較するとどう違う?
橘ナナミ
他の麻雀プロのおすすめ本と比較するとどう違うについて教えてください。
佐藤メバル
理論なら『科学する麻雀』や『「統計学」のマージャン戦術』、感覚と度胸なら『ヒサトノート』、実戦譜から思考を追うなら『麻雀 至極の戦略』です。田本英輔さんの対局を読み解くなら、複数系統を一つずつ持ち、同じ局面を別の視点で照らすのがおすすめです。
まとめ
橘ナナミ
観る順番、読む順番、だいぶ見えてきました。最後に一番大事なことを聞いてもいいですか?
佐藤メバル
どうぞ。
橘ナナミ
田本英輔さんをまだよく知らない人が、最初の一歩を踏み出すなら、何から始めるのがいいんでしょう?
佐藤メバル
まず対局を一本、通しで観ること。そのうえで「なぜこの牌を切ったのか」が気になった場面を、戦術書で調べる。『麻雀1年目の教科書』でも、『ラク速 麻雀上達法』でも、『誰でもできる!麻雀鳴き読みの定理』でもいい。疑問から入った知識は、順番に読み通すよりずっと残る。
橘ナナミ
疑問から入る、いいですね。なんか麻雀の勉強って、河を掘る作業みたいだと思いました。一枚ずつ並んだ牌から、その人の考えを掘り出していく感じで。
佐藤メバル
いい例えだね。捨て牌は結果だけど、掘れば判断の跡が出てくる。田本英輔さんの対局も、最初は強そうな打ち手に見える。でも一局ずつ、本と照らし合わせて掘っていくと、「なぜその一枚だったのか」が見えてくる。その瞬間が、いちばん面白い。
橘ナナミ
じゃあ今日は、その掘る道具を選ぶ回ですね!
佐藤メバル
そう。観て、読んで、また観る。河を一枚ずつ掘り返すように田本英輔さんの一局を自分の手で読み解いていく——それがこのテーマでいちばん遠回りに見えて、いちばんの近道だよ。
