渋谷ハル麻雀本のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年10月
橘ナナミ
佐藤さん、今回のテーマは「渋谷ハル 麻雀 本」ですよね。VTuberの方が麻雀の本を出しているって、最初はちょっと意外でした。どんな一冊なんですか?
佐藤メバル
いい質問だね。書名は『VTuber×Mリーガー上達レッスン 麻雀「何切る」 攻撃の極意』。著者は渋谷ハルと、KADOKAWAサクラナイツの渋川難波プロの二人だ。神域リーグでも活躍する渋谷ハルの打牌を、Mリーガーの渋川プロが一問ずつ分析していく「何切る」問題集で、テーマは牌効率と鳴き。初中級者がアガリ率と打点力を上げることを狙っている。
橘ナナミ
二人の共著なんですね。でも「何切る」って、要はクイズですよね。それのどこがそんなに特別なんですか?
佐藤メバル
一番の特徴は正解に点数が付いていることだね。100点の正解だけを並べるのではなく、有力な別の選択肢にも渋川プロの感覚で点数が振られていて、「なぜこの打牌は90点で、こちらは40点なのか」までロジカルに説明される。「この選択はなんでだめなのか?」まで分かる作りなんだ。初心者は30点や40点の選択を減らす、すでに麻雀の勉強をしてきた人は90点と100点の違いを考える——同じ本を自分のレベルに合わせて使い分けられるのが面白いところだよ。
橘ナナミ
正解・不正解の二択じゃないの、いいですね。もくじも気になります。
佐藤メバル
1章「テンパイ何切る」、2章「1シャンテンの何切る」、3章「序盤何切る」、4章「仕掛けを極める!何鳴く問題」、5章「実践的な立体何切る」。攻撃の技術を順番に積み上げていく構成だ。渋谷ハル自身が「これまで麻雀本で勉強していて感じた『もっとこんな本が良いのに』を全部ぶつけた」と書いているように、読み手のつまずきから逆算して作られている。だから今日は、この本を軸にしながら、どう選び、どう併読するかを整理していこう。
橘ナナミ
それ気になります!
佐藤メバル
じゃあ、まずは選び方の軸から見ていこう。
渋谷ハル麻雀本の選び方
目的別に選ぶ——何切る・牌効率・鳴き・守備・読み
佐藤メバル
最初に決めるのは「何を伸ばしたいか」だ。渋谷ハル本が担当するのは牌効率と鳴き。テンパイ・1シャンテン・序盤の何切るに加えて、「何鳴く問題」という副露の章がまるごと用意されているのは、攻撃の本としては珍しい作りだね。
橘ナナミ
じゃあ、守備や読みを伸ばしたい人は別の本がいいんですか?
佐藤メバル
そう。押し引きや守備を体系的に学ぶなら、白鳥翔プロの『トッププロが教える最強の麻雀押し引き理論』が向いている。「降りる」判断を論理で説明してくれる本だ。相手の手を読む考え方を知りたければ、瑞原明奈プロの『瑞原明奈のロジカル麻雀入門』。「配牌カテゴライズ」「方針の切り替え」「押し引き判断」という章立てで、状況に応じてどう方針を変えるかを実戦譜ベースで追える。
橘ナナミ
メンタル面を鍛えたい、という選び方もありますか?
佐藤メバル
麻雀で「心構え」の章を独立して立てているのが、千羽黒乃『麻雀1年目の教科書』だね。第1章リーチ編、第2章鳴き編、第3章守備編、第4章心構え編という構成で、攻撃と守備の基本をおさえたうえで気持ちの置きどころまで触れている。役を全部覚える必要はないという立場から書かれているので、網羅型の本で疲れた人にもいい。
レベル別に選ぶ——初心者・初級者・中級者・上級者
橘ナナミ
レベルで選ぶなら、どこから読めばいいんでしょう?
佐藤メバル
知識ゼロからなら、まず入門書だ。白鳥翔プロの『白鳥翔のとにかくわかりやすい麻雀入門』は、座り順や親子の関係、ツモり順といった基本から、役、点数計算、実戦に役立つ知識まで順番に進む。同じ入門でも中田花奈プロの『初めてでもすぐ、よくわかる!中田花奈の麻雀入門』は点数計算ドリルや折り込みの役一覧表が付いていて、覚えたあとに復習する前提で作られている。イラストと会話文で読ませたいなら、佐々木寿人プロの『イラスト見るだけ! Mリーガー佐々木寿人の麻雀入門』や、二階堂亜樹プロの『マンガでわかる! 二階堂亜樹 いちばんやさしい 麻雀入門』が読みやすい。
橘ナナミ
ルールはだいたい分かる、という人は?
佐藤メバル
そこが渋谷ハル本の主戦場だ。ルールと役は分かるけれど、何を切ればいいか分からない——その層に向けて、牌効率と鳴きを問題形式で叩き込む。同じ層には宮内こずえプロの『手なりで勝つ!宮内こずえの牌効率完全マスターBOOK』があり、こちらは300問の何切るで「手なり」=牌効率を体に染み込ませる設計だ。平澤元気プロの『麻雀・一番やさしい牌効率の教科書』は「戦術本を読んだけど難しかった」人を明示的に対象にしていて、孤立牌の切り方からブロック数、完全1シャンテンへと段階を踏む。
橘ナナミ
上級者はどうですか?
佐藤メバル
平澤元気プロの『よくわかる麻雀の勝ち方〜牌効率から読みまで極める30の技術〜』は、牌効率→牌理→状況判断という三段階で思考を整理する本で、読みや場況まで一冊でつながる。G・ウザク『ウザク式麻雀学習 牌効率』は問題集ではなく参考書の位置づけで、何切る本で解けなかった形の理屈を埋めにいく使い方ができる。上級者は「解けるか」より「説明できるか」を基準に選ぶといい。
形式別に選ぶ——問題集・読み物・実戦譜・体系書
橘ナナミ
同じ「勉強になる本」でも、形式がけっこう違いますよね。
佐藤メバル
大きく4つだね。問題を解いて進む問題集、読み物として通読する入門書、実戦譜を追う戦術書、用語と理屈を体系立てて説明する体系書。渋谷ハル本は問題集だが、各問に点数と解説が付くので「問題集寄りの参考書」でもある。日本プロ麻雀連盟の『「何切る」で覚える 麻雀基本手筋コレクション』は、手筋ごとに何切るを解いてから解説を読む構成で、牌効率→打点→仕掛けの順に学べる。クリアレイン『麻雀 勝者になれる「何切る」の教科書』は一問ずつの解説を丁寧に厚く書くタイプで、数をこなすより理解してから次へ進みたい人に向く。
橘ナナミ
問題数が多い方が練習になると思っていました。
佐藤メバル
量と質は別なんだよね。二階堂亜樹プロの『誰でもすぐ上達! 二階堂亜樹のひと目の何切る』は、コース分けや安全牌の持ち方、狙いの切り替え、ベタオリ、形式テンパイ粘りといった場面ごとの考え方を、基本問題を通して教えてくれる。佐々木寿人プロと高宮まりプロの『麻雀「何切る」200人に聞きました!』は、回答者それぞれの理由と打牌別の割合が示されるので、正解は一つではないことを体感できる。自分の答えが多数派か少数派かを見る使い方ができるのは、この本ならではだね。
著者別に選ぶ——VTuber×Mリーガー・Mリーガー・理論派プロ・団体
橘ナナミ
著者で選ぶなら、どう見分ければいいんでしょう。
佐藤メバル
渋谷ハル本の強みは、VTuber側の打牌とMリーガー側の分析が同じページに並ぶこと。実戦で選びがちな手をプロが採点する、という構図そのものが教材になっている。Mリーガーの実戦感覚から入りたいなら、瑞原明奈プロのロジカル麻雀入門や、張敏賢『Mリーグルールですぐできる麻雀入門』がいい。後者はMリーグの公式ルールに準拠し、役の出現率まで示してくれるので、観る側から打つ側に移る入り口になる。
橘ナナミ
団体が出している本は、性格が違うんですか?
佐藤メバル
日本プロ麻雀連盟のように団体名で出ている本は、主張が特定の個人に寄らず、基礎を固める目的で作られていることが多い。『はじめてでも絶対わかる麻雀』は3Dイラストで牌を再現し、練習問題付き。『マンガですぐ強くなる!麻雀入門』はマンガを挟みながら、ネット麻雀でも役立つ牌効率を重点的に扱う。誰が書いているかで説明のクセや温度感が変わるから、そこも選ぶ楽しみだよ。
価格・ボリュームで選ぶ
橘ナナミ
予算が限られているときは、どう考えればいいですか?
佐藤メバル
入門書は比較的手頃な価格帯のものが多く、何切る本や牌効率の本は少し上、といった傾向がある。ただ、安さで選ぶより「一冊を何周するか」で考えたほうがいい。300問を繰り返し解ける牌効率本は、結果的に一冊の密度が濃い。逆に、まず全体像をつかみたい段階で厚い戦術書を買うと、途中で止まりやすい。
橘ナナミ
読み切れるかどうか、ですね。
佐藤メバル
そう。点数計算が苦手なら、伊達朱里紗プロの『書いて覚えて強くなる! 麻雀点数計算 魔法のドリル』のように解説→練習問題→解答をくり返すドリル形式のほうが、投資した時間がそのまま身になる。井出洋介プロの『マンガでわかる!東大式麻雀点数計算入門』は会話形式で読みやすく、点数計算を活かした打ち方まで踏み込んでいる。苦手分野を一冊で潰すという買い方も、立派な選び方だ。
媒体別に選ぶ——紙と電子の使い分け
橘ナナミ
電子版と紙、どっちがいいんでしょう?
佐藤メバル
何切る本と点数計算本は紙が向いている。手牌を眺めながら自分で考え、答えを隠して確かめる——この「隠す」「書き込む」動作が学習のリズムを作るからね。伊達朱里紗プロのドリルなどは、まさに書いて覚える前提の作りだ。一方で、通読して考え方を掴むタイプの本や、電車の中で少しずつ読み進めたい本は電子が便利。同じ本を両方そろえる必要はなく、手を動かす本は紙、読んで考える本は電子くらいの基準でいいと思う。
渋谷ハル麻雀本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
渋谷ハル麻雀本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい
VTuber×Mリーガー上達レッスン 麻雀「何切る」 攻撃の極意
渋谷ハル 著|KADOKAWA
¥2,090(税込)
渋谷ハルの麻雀をKADOKAWAサクラナイツの渋川難波プロが徹底分析する「何切る」問題集です。初中級者が学ぶべき牌効率と鳴きを軸に、テンパイ、1シャンテン、序盤、何鳴く、立体何切るの章で構成。最大の特徴は、正解の100点だけでなく有力な選択肢にも点数が振られ、「なぜこの選択がだめなのか」まで論理的に分かる点です。初心者は30点や40点の選択を減らす、勉強済みの人は90点と100点の差を考える、と使い分けられます。正解暗記ではなく理由から理解するのが他の何切る本との違いです。
こんな人におすすめ
麻雀を覚えたてで何切る問題に挑戦したい人、牌効率と鳴きをまとめて鍛えたい初中級者、VTuberや神域リーグを見て渋谷ハルの打ち方を知りたいファン、正解暗記ではなく理由から理解したい独学者に。点数付きの選択肢で自分の考えのズレを確認したい場面に向きます。
良い点
- 有力な選択肢に点数と理由がある
- 牌効率と鳴きを一冊で学べる
- VTuberとMリーガーの共著で入りやすい
気になる点
- 実戦経験が浅いと問題の意図が重い
- 内容は初中級者向けに寄っている
- 役や点数計算の基礎は別途必要
出版社
KADOKAWA
発売日
2025年03月19日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「何切る」って言葉は聞いたことがあるんですが、正解を覚えるだけのクイズみたいなものなんですか? 渋谷ハルとMリーガーの渋川難波プロが一緒に作った本というのが気になります!
佐藤メバル
この本の面白さは、正解に100点、有力な選択肢にも点数が振られているところなんだ。90点の選択と100点の選択の違いを考えていく。
渋谷ハル自身が「自分の考えがどれだけ正解に近いか知りたい」と書いていて、間違いの理由まで納得しながら進める設計になっている。
まずは30点や40点の選択を減らすところから始めると良いよ。
橘ナナミ
なるほど! じゃあ初心者でも、いきなり100点を目指さなくていいんですね。牌効率と鳴きがテーマということは、アガリ率と打点が上がるということですか?
佐藤メバル
そう、テーマは牌効率と鳴き。章もテンパイ、1シャンテン、序盤、何鳴く、立体何切ると、実戦の場面ごとに分かれている。
何を鳴くかという判断まで問題になっている本は多くないから、鳴きが苦手な人ほど効くと思うよ。
イラスト見るだけ! Mリーガー佐々木寿人の麻雀入門
佐々木寿人 著|日東書院本社
¥1,650(税込)
MリーグKONAMI麻雀格闘倶楽部の佐々木寿人プロが先生役を務める「ヒサト麻雀教室」を舞台にした、超初心者向けの入門ガイドです。イラストと会話文中心の誌面で、麻雀用語からルール、アガリ役、点数計算までを物語のように追える構成。知識ゼロでも「Mリーグを観て麻雀を知りたくなった」人が、読み進めるだけで打てるようになることを狙っています。解説書ではなく読み物として入るのが、他の入門書との大きな違いです。
こんな人におすすめ
Mリーグ観戦をきっかけに麻雀を始めたい人、文字だけの入門書で挫折した人、家族や友人と卓を囲みたい初心者、用語とルールをまず雰囲気からつかみたい人に。机に向かわず寝転んで読むような、最初の一冊として最適です。
良い点
- イラストと会話で読みやすい
- 用語から点数計算まで一冊で完結
- Mリーガーが先生役で親しみやすい
気になる点
- 問題演習の量は少なめ
- ルール既習者には易しすぎる
- 戦術の深い話は載っていない
出版社
日東書院本社
発売日
2023年09月12日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
佐々木寿人プロって、Mリーグで見るあの強そうな方ですよね。でもこの本は「イラスト見るだけ」と言い切っています。本当に見るだけで覚えられるんですか?
佐藤メバル
そこが狙いでね。この本は「ヒサト麻雀教室」という教室を舞台にした会話劇として進む。先生役の佐々木プロと生徒のやり取りを追いながら、用語やルール、アガリ役まで自然に触れていく仕組みなんだ。
読み物として入れるから、用語の壁で止まりにくい。麻雀を観る側から打つ側へ行きたい人の入口だね。
橘ナナミ
教室ものっていいですね。会話で読めるなら、点数計算みたいな難しそうなところも最後までついていけますか?
佐藤メバル
基本知識、ルール、アガリ役、点数計算と、知識ゼロから打てるようになる内容を順に扱っている。ただ演習問題を大量に解く本ではないから、計算を手で練習したい人は、別にもう一冊ドリル系を足すと良いと思うよ。
初めてでもすぐ、よくわかる! 中田花奈の麻雀入門
中田花奈 著|ワニブックス
¥1,540(税込)
人気Mリーガーの中田花奈プロが、初心者向けにゲームの進め方からアガリ役一覧までをまとめた入門書です。マスターしておきたいことを網羅しつつ、覚えたあとに復習できる点数計算ドリルを収録しているのがポイント。さらに「アガリ役一覧表」と「点数計算表」が折り込みで付いてくるので、実戦の卓でも手元に置いて確認できます。覚える、復習する、卓で確認するまでを一冊でつなぐ設計です。
こんな人におすすめ
麻雀を始めたばかりで役の名前を覚えたい人、点数計算の練習問題が欲しい人、実戦中に役や点数をすぐ確認したい人、Mリーグの中田花奈プロが好きな人に。折り込みの一覧表を鞄に入れておく使い方が向きます。
良い点
- 役一覧と点数表が折り込み付き
- 点数計算ドリルで復習できる
- ゲームの進め方から網羅している
気になる点
- 戦術や牌効率の内容は少ない
- ドリルは入門レベルに限られる
- 読み物としての物語性は薄い
出版社
ワニブックス
発売日
2025年01月28日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
中田花奈プロってMリーガーですよね。入門書なのに点数計算ドリルまでついているなんて、欲張りな一冊に見えます。
佐藤メバル
実際、入門書にドリルが入っているのはありがたい構成でね。役やルールを一通り説明したあと、覚えたかを自分で確認できる。
しかもアガリ役一覧表と点数計算表が折り込みで付いているから、実卓でも開けるのが強みなんだ。
橘ナナミ
折り込みって、切り離して使えるんですか? それなら家に戻ってから復習しなくても、その場で確認できそうですね!
佐藤メバル
そういう使い方を想定した作りだと思うよ。本を開くのではなく、横に置いて牌を見ながら確認できる。タイトルどおり「初めてでもすぐ、よくわかる」ように、つまずきを放置しない設計なんだ。
Mリーグで見た役を家で照合するのも楽しいね。
白鳥翔のとにかくわかりやすい麻雀入門
白鳥翔 著|ナツメ社
¥1,100(税込)
人気Mリーガーの白鳥翔プロがナビゲートする入門書です。座り順の決め方、親と子の関係、ツモり順といったごく基本から、リーチやピンフ、タンヤオなどの役の紹介、実際のゲーム進行、あがり方、さらに点数計算へと段階的に進みます。難しい点数計算も、翻数と符の考え方から根気よく説明し、楽しいイラストを配して学べるようにしているのが特徴。麻雀とはどんなゲームかから始める王道の一冊です。
こんな人におすすめ
まったくの未経験から麻雀を始めたい人、ネット麻雀の前に紙でルールを確認したい人、イラストで視覚的に覚えたい人、実戦に役立つ知識まで一冊で押さえたい人に。最初の関門である役をここで越えたい、最初の一冊です。
良い点
- 基本から点数計算まで順序だてて解説
- イラストが多く初学者に優しい
- 実戦に役立つ知識の章もある
気になる点
- 価格が手頃な分ページは絞りめ
- 上級者には物足りない内容
- 問題演習の量は多くない
出版社
ナツメ社
発売日
2024年05月15日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
白鳥翔プロの本、タイトルに「とにかくわかりやすい」って書いてありますね。そこまで言い切る自信、すごいです。
佐藤メバル
内容も裏切らないよ。一章でまず麻雀とはどんなゲームかを説明して、基本ルール、役の種類、点数計算、実戦の知識と順番に進む。
座り順やツモり順みたいな、当たり前に見えて説明されない部分から丁寧に拾っているのが、この本らしいところだね。
橘ナナミ
なるほど。そこって初心者だと逆に聞きにくいところです。やっぱり点数計算の章が最大の壁になるんでしょうか?
佐藤メバル
壁ではあるけれど、この本は翻数と符の計算に分けて、根気よく覚えて実戦で慣れるしかないと正面から書いている。
ごまかさずに説明する姿勢が信頼できる。一周で覚えようとせず、何度か読み返す前提で使うとちょうどいいよ。
マンガでわかる! 二階堂亜樹 いちばんやさしい 麻雀入門
二階堂亜樹 著|永岡書店
¥1,760(税込)
EX風林火山所属の二階堂亜樹プロが、麻雀の基本をやさしく教える初心者向けの入門書です。各章にマンガが収録されていて、ルールや対局の流れをイメージしながら学べるのが特徴。さらにドリル形式で問題を解きながら進むので、「読んで終わり」ではなく知識が身につく構成です。プロローグでは4ページでゲームの遊び方とおもしろさをつかめるようになっており、マンガ、解説、ドリルの流れで自然に覚えられます。
こんな人におすすめ
Mリーグをきっかけに興味を持った人、ルールや役をイチから覚えたい人、昔あきらめたけど今度こそ覚えたい人、文字だけの解説書が苦手な人に。点数計算ドリル30問まで収録されているので、計算の練習台としても使えます。
良い点
- 各章のマンガで流れをつかめる
- ドリル形式で知識が定着する
- 一覧表や早見表の付録が充実
気になる点
- マンガ重視で戦術の深掘りはない
- ドリルは基礎レベル中心
- 次に進む本を別途用意したい
出版社
永岡書店
発売日
2026年08月10日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
二階堂亜樹プロの本、マンガだけじゃなくてドリルも入っているんですね。読む、解くの往復は、覚えられそうな気がします!
佐藤メバル
そう、そこが良いところでね。マンガで対局の流れをイメージして、解説で理屈を押さえて、ドリルで手を動かす。
付録にはアガリ役一覧表、符計算の早見表、点数計算の早見表まで付いている。覚える、試す、確認するが一冊で回る構成なんだ。
橘ナナミ
点数計算ドリルが30問あるって聞いたんですが、これ、全部解けるようになったら初心者卒業って感じですか?
佐藤メバル
卒業というより、計算に慣れるための助走だね。3ハン以下の計算を中心に、まずはよく出る形を即答できるようにする。
守るべきルールやペナルティの章もあるから、卓を囲む前に知っておきたい作法もここで押さえられるよ。
瑞原明奈のロジカル麻雀入門
瑞原明奈 著|マイナビ出版
¥1,694(税込)
Mリーガー瑞原明奈プロによる初の戦術書です。オンライン麻雀「天鳳」で九段という実力を背景に、Mリーグの実戦譜を題材として、そのとき何を考えて打っていたかを解説していく内容。「ロジカル」をキーワードに、配牌の構想、手組み、安全牌の保持、方針の切り替え、テンパイ時の選択、副露判断、押し引き、仕掛けへの対応まで章立てで追えます。入門と銘打ちつつ中身は思考法という、独特な立ち位置の一冊です。
こんな人におすすめ
ルールを覚えて一歩先に進みたい人、なんとなく打つのを卒業したい人、実戦譜を見ながら自分ならどう打つか考えたい人、押し引きの判断基準を持ちたい人に。実戦譜ベースなので、読みながら手を考える使い方が向きます。
良い点
- 実戦譜ベースで臨場感がある
- 配牌から押し引きまで整理されている
- 思考の言語化に重点が置かれている
気になる点
- 牌効率の基礎練習は別途必要
- 問題集形式ではないため手を動かしにくい
- 完全な初心者にはやや高度
出版社
マイナビ出版
発売日
2022年01月24日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「ロジカル麻雀入門」って、入門とついているのに戦術書なんですね。瑞原明奈プロって天鳳で九段なんですか、それはすごい。
佐藤メバル
そこがこの本の面白さでね。Mリーグの実戦譜を題材に、彼女がその局面で何を考えていたかを順番に解説していく。
配牌カテゴライズから始まって、手組み、安全牌の保持、方針の切り替え、テンパイの分岐、副露判断、押し引きと、思考の順番どおりに章が並んでいるんだ。
橘ナナミ
考える順番が決まっていると、実戦でも迷いが減りそうですね。じゃあ、牌効率の練習はしなくていいんでしょうか?
佐藤メバル
いや、そこは役割が別でね。この本はどちらかというと「どう考えるか」を扱う本だから、何切るを大量に解く練習と組み合わせると効く。
ロジックの土台を作ってから問題集に戻ると、同じ問題の見え方が変わるよ。
Mリーグルールですぐできる麻雀入門
張敏賢 著|ART NEXT
¥1,320(税込)
Mリーグの公式ルールに完全準拠したとされる入門書です。一般のルールやネット麻雀との違いが一目でわかるように整理され、Mリーグ創設以来のアガリデータをもとに役の出現率が示されるのが特徴。リーチやメンゼンツモなど出現率の高い役から、レアな役、役満まで、覚える優先順位がつけられています。点数計算はチャートで確認する流れを採用しており、観戦しながら覚える入り口としても使える構成です。
こんな人におすすめ
Mリーグを観ながら麻雀を覚えたい人、ネット麻雀とリアルのルール差が気になる人、まず覚えるべき役を絞りたい人、家族と麻雀を楽しみたい人に。出現率という客観データで優先順位を決めたい場面に向きます。
良い点
- Mリーグ公式ルールに完全準拠
- 役の出現率データを掲載
- 用語辞典など付録が充実
気になる点
- ローカルルールの話は少なめ
- 戦術の深掘りは序盤レベル
- データ頁はやや読み込みが必要
出版社
ART NEXT
発売日
2024年12月16日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
Mリーグのルールに完全準拠って書いてありますけど、普通の麻雀のルールとそんなに違うものなんですか?
佐藤メバル
違いが一目でわかるようにまとめてあるのが、この本の親切なところだよ。赤牌や自動配牌卓の話、クイタンや後付けの扱い、リーチ一発や裏ドラ、途中流局なし、ダブロンやトリプルロンなしなど、観戦中に「あれ?」となるポイントが整理されている。
観戦の疑問がそのまま学習になるね。
橘ナナミ
役の出現率が載っているの、地味に助かります。じゃあ最初に覚えるべきは、やっぱりリーチからでいいんでしょうか?
佐藤メバル
出現率の高い役から覚えるのは合理的だね。この本はリーチ、メンゼンツモ、役牌、タンヤオ、ピンフの5つをまず、という順番を示している。
そのうえで狙いやすい役、レアな役、役満と段階を踏む。全部覚えなくていいと示してくれるのが、初心者には大きいよ。
マンガでわかる小林剛の麻雀必勝法
谷和也 著|竹書房
¥1,430(税込)
小林剛プロの戦術を、1つあたり6ページのマンガでまとめた一冊です。完全イーシャンテン、ピンフと役牌、河からツモれ、2鳴きはわがまま、5ブロック打法、ツモ切りリーチといったテーマを、どこから読んでも楽しく学べる構成にしています。マンガを読むだけで基礎知識が身につくことを狙った作りで、1テーマが短いので、すきま時間に少しずつ読み進められるのが特徴です。
こんな人におすすめ
活字の戦術書が苦手な人、通勤や休憩の合間に読みたい人、5ブロック打法やツモ切りリーチという言葉を聞いたことがある人、Mリーガーの考え方を手軽に知りたい人に。どこから読んでもいいので、気になる項目から開けます。
良い点
- 1テーマ6ページで読み切りやすい
- 実戦的な戦術テーマを厳選
- マンガで情景が頭に残る
気になる点
- 体系的な順序では学びにくい
- 問題数や演習量は多くない
- 戦術の証明は簡潔め
出版社
竹書房
発売日
2023年10月25日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
マンガで麻雀の戦術が学べるって、ほんとに身につくんでしょうか。「河からツモれ」とか、見出しがもう強そう。
佐藤メバル
この本は1つの戦術を6ページのマンガで描いて、そこから解説へ入る形なんだ。完全イーシャンテン、5ブロック打法、ツモ切りリーチなど、実戦でよく出るテーマを短く区切ってある。
どこから読んでも成立するように作られているから、苦手な章を飛ばしても大丈夫だよ。
橘ナナミ
「2鳴きはわがまま」という見出しが妙に気になります。鳴きって、がまんして使うものなんでしょうか?
佐藤メバル
そこは麻雀観が出るところでね。鳴きを重ねると手は速くなるけれど、守備が弱くなって打点も読みやすくなる。
この本はそうした損得をマンガの状況で見せてくれる。言葉だけで覚えるより、情景と一緒に入ってくるから腹に落ちやすいんだ。
超カンタンにわかる!麻雀入門 牌、役、アガリこれだけ覚えればバッチリ!
主婦の友社 著|主婦の友社
¥1,188(税込)
初めて麻雀に触れる人に向けた、オールカラーの入門書です。オールカラーの牌で説明し、初心者が苦労する「役」をレベル別に分類しているのが特徴。大きな牌の図解で役を示し、バリエーションや応用も紹介します。最も難解とされる得点計算も、計算早見表と練習問題でマスターできる構成です。アガリ、牌、役という最低限のルールと、初心者がアガるために必要なテクニックに絞っている点が他の入門書との違いです。
こんな人におすすめ
初めて麻雀に触れる人、読みやすい大きな文字と図が助かる人、脳トレとして麻雀を始めたい人、得点計算を早見表から覚えたい人に。役をレベル別に整理してあるので、全部を一度に覚えなくて済みます。
良い点
- オールカラーで牌が見やすい
- 役をレベル別に分類している
- 得点計算の早見表と問題つき
気になる点
- 刊行から時間が経っている
- 戦術の内容は基礎的
- ネット麻雀の話題は少ない
出版社
主婦の友社
発売日
2015年04月22日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
佐藤さん、オールカラーってやっぱりとっつきやすそうですね。シニアの方や、脳トレ目的にも良さそうじゃないですか?
佐藤メバル
そこは版元も意識しているようで、読みやすい文字と大きな牌の図解で、初心者から始めたい人に合わせている。
役はレベル別に分けて、まずこれだけ覚えればOKという形で見せてくれる。全部を覚えないという方針がはっきりしているのが、かえって親切なんだ。
橘ナナミ
役って、ぜんぶ覚えなきゃいけないのかと思っていました。得点計算も早見表があればなんとかなりますか?
佐藤メバル
早見表と練習問題の組み合わせで、計算の流れに慣れていく作りだね。この本は刊行から少し時間が経っているけれど、役の名前やアガリの形といった基本は今も変わらない。
古びない部分をしっかり押さえたい人に向いているよ。
マンガですぐ強くなる!麻雀入門
日本プロ麻雀連盟 著|永岡書店
¥1,078(税込)
日本プロ麻雀連盟による、初心者から初級者向けの入門書です。「麻雀を知らないけど打てるようになりたい」「触ったことはあるけどルールが曖昧」という人に向けて、ルールと楽しさを覚えてもらうことを狙っています。役やルールの基本に加えて初歩的な戦術まで踏み込み、リアルだけでなくネットやゲームの麻雀にも役立つよう、牌効率をはじめとするベーシックな戦術を重点的に解説。随所にマンガを挿し込み、手っ取り早く勝てるためのノウハウを紹介します。
こんな人におすすめ
ルールが曖昧なまま打っている人、ネット麻雀やゲームで勝ちたい人、牌効率という言葉を初めて聞く人、マンガと解説の両方で理解したい人に。基本の抜け漏れを埋めたい場面で効きます。
良い点
- プロ団体の監修で基本が堅い
- 牌効率など初歩戦術に踏み込む
- マンガがルール理解を後押しする
気になる点
- 刊行がやや古い
- 図版は現在の本ほど洗練されていない
- 続編的な上級編はない
出版社
永岡書店
発売日
2014年09月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
日本プロ麻雀連盟が監修している本なんですね。入門書なのに牌効率まで踏み込んでいるの、ちょっと意外です。
佐藤メバル
そこがこの本の性格でね。ルールと楽しさを覚えてもらう入門でありつつ、ネットやゲームの麻雀にも役立てられるように、牌効率をはじめとするベーシックな戦術を重点的に扱っている。
覚えるだけで終わらせない設計なんだ。
橘ナナミ
刊行が少し前みたいですけど、麻雀を今から始める人が読んでも大丈夫な内容なんでしょうか?
佐藤メバル
役の形やルールの骨格は変わらないから、入門として読む分には問題ないよ。ただレイアウトや図版の見やすさは新しい本が有利だから、書店で中身を見比べて、自分の目で読みやすい方を選ぶのがいちばんだと思う。
はじめてでも絶対わかる麻雀
日本プロ麻雀連盟 著|新星出版社
¥1,210(税込)
初心者にもよくわかるように作られた麻雀の基本書です。麻雀のやり方や役一覧など、マスターしておきたいことを一冊にまとめています。特徴は、麻雀牌などを3Dイラストでリアルに再現している点。覚えたあとに復習できる練習問題も付いているので、読んで確認して定着させる流れが作れます。もともと別の書名で出ていた本を再編集し、書名とデザインを変えて出し直した一冊です。牌の姿を立体的に見せる工夫が光ります。
こんな人におすすめ
牌の見た目をリアルに把握したい人、役一覧を手元に置きたい人、練習問題で復習しながら覚えたい人、はじめての一本を固めたい人に。3Dの牌は、実物の麻雀牌に触れる前の予習としても役立ちます。
良い点
- 3Dイラストで牌が把握しやすい
- 役一覧と練習問題を収録
- 基本事項を網羅した構成
気になる点
- 再編集版のため内容は定番
- 戦術の発展的な話は少ない
- デザインは以前の版のまま
出版社
新星出版社
発売日
2022年07月04日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
3Dイラストの牌って、ちょっとおもしろいですね。写真だと重いし、イラストだと平面的すぎる、その間くらいなんですか?
佐藤メバル
まさにその狙いだと思うよ。麻雀牌は彫りや色で見分けるところがあるから、立体的に見えると実物との差が縮まる。
役一覧と練習問題も入っていて、覚えて復習する流れが一冊で組めるようになっているんだ。
橘ナナミ
前に出ていた本を再編集したものらしいんですけど、それって中身が古くなっていたりしないんでしょうか?
佐藤メバル
役の名前やアガリの形といった基本は変わらないから、入門としては十分使えるよ。ただ、デザインは元の版のままの部分もあるので、最新のレイアウトを求めるなら書店で並べて見比べてみるといい。判断材料は実物が一番だからね。
ネット麻雀天鳳で覚える麻雀入門
近代麻雀編集部 著|竹書房
¥1,760(税込)
麻雀をゼロから覚えたい人に向けた、全ページフルカラーの入門書です。ネット麻雀の「天鳳」を題材にしているのが最大の特徴で、アカウント作成からテストプレイ、アガリの形、ツモとロンの違い、リーチ、役牌、タンヤオ、ドラ、ゲームの終わり方、実戦、役の一覧、トップの取り方、そして負けないためのオリまで章が順番に並びます。ネット麻雀を遊びながら覚える構成です。
こんな人におすすめ
スマホやPCで麻雀を始めたい人、いきなりリアル卓はハードルが高い人、リーチや役牌から順に覚えたい人、打ちながら学びたい人に。アカウント作成の章から始まるので、遊ぶ準備そのものが教材になります。
良い点
- ネット麻雀を題材にした入門
- 全ページフルカラーで見やすい
- オリ(降りる)まで扱っている
気になる点
- 天鳳を使わない人には遠い
- リアル卓の作法は範囲外
- 戦術は入門レベルまで
出版社
竹書房
発売日
2020年09月01日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
天鳳って名前は聞いたことがあります。この本はアカウントの作り方から始まるんですね。そこから教えてくれる入門書は珍しい気がします。
佐藤メバル
そこがいいところでね。第1章でアカウントを作って、第2章でテストプレイ。アガリの形は3・3・3・3・2、アガリはツモかロン、まずリーチを覚える、白發中をポンすればアガれる、というふうに、遊びながら一歩ずつ進める。
全ページフルカラーなのも、画面を見ながらの学習に向いているんだ。
橘ナナミ
最後の方に「負けないためにオリてみよう」って章がありますね。入門書なのに降りる話まで載っているの、地味に大事な気がします。
佐藤メバル
そこを入れてくるのがこの本の良さだね。アガることだけ覚えると、押してばかりになって勝てない。負けない技術まで入門のうちに触れておくと、後で戦術書を読んだときの吸収が全然違ってくるよ。
麻雀1年目の教科書
千羽黒乃 著|竹書房
¥1,320(税込)
麻雀を覚えて1年目の人がまず覚えるべき役はリーチだという立場から書かれた一冊です。相撲の決まり手が82あるように麻雀の役も多いけれど、全部を覚える必要はなく、よく出る役を覚えれば十分戦えるという考え方。攻撃を覚えたらベタオリ、つまり降りる技術を知る。細かいテクニックには踏み込まず、攻撃と守備の基本をしっかり押さえる構成です。章はリーチ編、鳴き編、守備編、心構え編。覚える範囲を絞るのが最大の特徴です。
こんな人におすすめ
麻雀を覚えたばかりで何から手をつけるか迷う人、役を全部覚えられないと悩む人、ベタオリという言葉を聞いたことがある人、基本に絞って学びたい人に。1年目という区切りで優先順位をつけたい場面に向きます。
良い点
- 覚える役を絞る方針が明快
- リーチ・鳴き・守備の順で整理
- たとえ話が多く読みやすい
気になる点
- 内容はかなり基礎的
- 問題演習は多くない
- 中級以上には物足りない
出版社
竹書房
発売日
2022年05月07日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「役を全部覚える必要はありません」って、入門書で言い切るのって勇気がいりませんか? でも相撲の決まり手82というたとえ、すごく分かりやすいです。
佐藤メバル
そこがこの本の芯でね。まずはリーチを覚える、次に鳴き、それから守備。細かいテクニックはいらないと割り切って、攻撃と守備の基本に絞っている。
範囲を狭める決断が読み手を助けるんだ。
橘ナナミ
ベタオリって聞いたことはあるんですけど、初心者にはまだ早いのかと思っていました。攻撃より先に知るべきものなんですか?
佐藤メバル
この本は攻撃を覚えたらベタオリ、と並べている。アガれない手のときにどう降りるかは、実は勝ち負けに直結する。
引き際を知るのは攻撃と同じくらい大事だというわけだね。心構え編まで含めて、1年目の教科書として無駄がないよ。
マンガでわかる!東大式麻雀点数計算入門
井出洋介 著|池田書店
¥990(税込)
麻雀のルールを覚えたての人、点数計算だけが苦手な人に向けた一冊です。点数計算の基本と、素早く簡単に計算するコツを会話形式で解説するので、詳しい人に教わっている感覚で読み進められます。さらに、ネット麻雀では打ち慣れているけれど役が覚えられないという人に向けて、アガリ役のおさらいも収録。豊富な練習問題で確実にレベルアップできる構成です。計算ができると勝率が上がるという立場が貫かれています。
こんな人におすすめ
点数計算が苦手で友人任せにしている人、役の名前が曖昧なまま打っている人、会話形式の解説を読みたい人、計算を活かした打ち方まで知りたい人に。練習問題を解きながら進めたい場面に向きます。
良い点
- 会話形式で読み進めやすい
- 豊富な練習問題を収録
- アガリ役のおさらいもついている
気になる点
- マンガは導入部分が中心
- 刊行が古くデザインは素朴
- 実戦の戦術書ではない
出版社
池田書店
発売日
2014年12月10日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
点数計算って、ゲームがやってくれるから覚えなくてもいいかなと思っていたんですけど、この本は「できると勝率が上がる」と言っているんですね。
佐藤メバル
そこが要点でね。自分で点数が分かると、この手をアガれば足りるのか、もっと高い手が必要なのかが見えてくる。
この本は会話形式だから、詳しい人に教わっているような感覚で読めるのが特徴。計算は勝つための道具だという立場が一貫しているよ。
橘ナナミ
役が覚えられない人向けの復習も入っているんですか。じゃあ点数計算が不安な人だけじゃなくて、役が苦手な人にも良さそうですね。
佐藤メバル
その両方をカバーしているのが助かるところだね。点数計算講座、問題集、計算を活かした打ち方、アガリ役のおさらい、用語集という並びになっている。
基礎の穴を埋めながら計算に入れる構成なんだ。
書いて覚えて強くなる! 麻雀点数計算 魔法のドリル
伊達朱里紗 著|永岡書店
¥1,320(税込)
プロ雀士の伊達朱里紗による点数計算ドリルです。点数計算早見表を覚える必要はないという立場から、実戦に即した頭の使い方を、解説、練習問題、解答の繰り返しで身につけていきます。ピンフのロンとツモ、七対子、符計算、鳴いた手、テンパイ時点での計算、さらに60符や70符のような点パネまで扱い、最後に卒業問題が待っています。切り取り式のアガリ役一覧表と点数早見表付きです。
こんな人におすすめ
点数計算をあきらめかけている人、申告に自信がない人、早見表の丸暗記が苦手な人、テンパイした時点で計算する習慣をつけたい人に。手を動かして覚えるタイプの人に向きます。
良い点
- 書いて解く形式で定着しやすい
- 切り取り式の早見表つき
- テンパイ時点の計算まで踏み込む
気になる点
- 計算以外の戦術は扱わない
- 書き込み式なので中古には不向き
- 初心者には問題量が多め
出版社
永岡書店
発売日
2023年08月10日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「点数計算早見表を覚える必要は一切なし」って、すごい言い切りですね。私、まさに表を見ても頭に入らないタイプなので気になります。
佐藤メバル
表を丸暗記するのではなく、実戦での頭の使い方から入るのがこのドリルの特色でね。解説を読んで、練習問題を解いて、解答で確認する。
ピンフや七対子、符計算、鳴いた手、点パネと段階を踏んで、最後は卒業問題。手を動かすから残るんだ。
橘ナナミ
切り取り式の一覧表がついているのもいいですね。テンパイ時点で計算しておこう、という章も入っているのが気になります。
佐藤メバル
そこが実戦的だね。アガってから計算するのではなく、テンパイした時点で見当をつけておくと、打牌の選び方まで変わってくる。
先に計算する習慣を作るのが、この本のいちばん効く部分だと思うよ。
Mリーグルールですぐわかる麻雀点数計算
張敏賢 著|ART NEXT
¥1,320(税込)
Mリーグ公式ルールに完全準拠した、書いて覚えるタイプの点数計算のマスター本です。一目で符の計算が必要かどうかわかる点数計算チャートを軸に、ツモと鳴いたアガリはほぼ30符、メンゼンロンはほぼ40符、といった早覚えのコツから入ります。ピンフ、チートイツ、符計算が必要なケース、満貫以上、そしてオーラスを意識した条件計算まで段階的に進み、練習問題も多数収録。条件計算まで踏み込むのが特徴です。
こんな人におすすめ
リアル卓デビュー前に点数計算を固めたい人、Mリーグ観戦で点差を自分で追いたい人、書いて覚えるタイプの人、オーラスの逆転条件を考えたい人に。符が必要かを一目で判断したい場面に向きます。
良い点
- 点数計算チャートで判断が速い
- 条件計算の章まで収録
- アガリ役一覧や用語解説も掲載
気になる点
- 符の話はやや簡潔
- 計算以外の戦術は範囲外
- 練習問題の量は多い
出版社
ART NEXT
発売日
2024年12月16日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
同じ著者の方が、入門と点数計算の2冊を出しているんですね。こちらは「書いて覚える」タイプなんですか?
佐藤メバル
そう、点数計算に特化した一冊でね。まずツモと鳴いたアガリはほぼ30符、メンゼンロンはほぼ40符、という感覚から入って、点数計算チャートで符が要るかどうかを判断する。
覚える順番を設計しているから、計算が苦手な人でも入りやすいんだ。
橘ナナミ
ピンフやチートイツのところも独立した章になっているんですね。あれって、特別扱いされる理由があるんですか?
佐藤メバル
ピンフは4ハンあっても満貫にならない、チートイツは5ハン以上では2ハン扱いになる、といった例外があるからだね。
最後にはオーラスの逆転条件まで扱う。点差を追う力がつくと、Mリーグ観戦も一段と面白くなるよ。
手なりで勝つ!宮内こずえの牌効率完全マスターBOOK
宮内こずえ 著|マイナビ出版
¥1,694(税込)
女流のタイトルを同時に戴冠した実力者、宮内こずえプロによる牌効率の一冊です。「手なり女王」の異名を持つ宮内プロは、麻雀は手なりで打って勝てればそれが理想で、思い通りにいかない場面で初めて戦術を学ぶ必要が出てくると説きます。つまり牌効率に沿って打てることが最も基礎的でありながら、中級クラスでも意外に身についていない部分だと指摘し、そのために300問の何切るを用意。反復して瞬時に答えが出る状態を目指します。
こんな人におすすめ
牌効率を基礎からやり直したい人、何切る問題を数多く解きたい人、中級者になって伸び悩んでいる人、手なりで打てる状態を目指したい人に。300問を繰り返し解く問題集として何周もしたい場面で力を発揮します。
良い点
- 何切る300問を収録
- 手なりの考え方を丁寧に説明
- 反復学習を前提とした構成
気になる点
- 読み物としての要素は少ない
- 問題の解説は簡潔め
- 押し引きの話は範囲外
出版社
マイナビ出版
発売日
2018年02月15日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「手なり」って言葉、聞いたことがないんですが、どういう意味なんですか? 麻雀の打法の名前なんでしょうか。
佐藤メバル
手なりというのは、特別な仕掛けを狙わず、牌効率に沿って自然に手を進めていくこと。宮内プロはそれを理想としていて、うまくいかない場面で初めて戦術が必要になると考えている。
土台になる打ち方を、300問の何切るで体に染み込ませる本なんだ。
橘ナナミ
300問って、けっこうな量ですね。でも繰り返せば「瞬時に答えが見える」ようになるって書いてあって、そこは惹かれます。
佐藤メバル
その反復を想定した作りなんだね。中級クラスでも牌効率がきちんと身についていない人は多いと宮内プロは見ている。
手が勝手に動くところまで持っていくのが目標だから、問題数が多いこと自体に意味があるよ。
ウザク式麻雀学習 牌効率
G・ウザク 著|三才ブックス
¥1,760(税込)
著者がこれまでに出した何切る本の理解を深めるための、牌効率の考え方をやさしく解説した一冊です。問題集スタイルの何切る本に対して、こちらは参考書の立ち位置。もっとも早くテンパイするにはどうするか、アガリへの効率的な考え方とは何かを軸に、難解だった問題が理解できるように導きます。例題をまとめてインデックス的に再掲しているので繰り返し解けるうえ、イラスト入りで初心者でも読み進められます。問題集と参考書の橋渡しが役割です。
こんな人におすすめ
何切る本を買ったけれど解説が飲み込めない人、牌効率の理屈から理解したい人、イラスト入りの解説で読みたい人、問題を繰り返し復習したい人に。答えの理由を知りたい場面に向きます。
良い点
- 何切る本の理解を深める参考書
- 例題をインデックス的に再掲
- イラスト入りで読みやすい
気になる点
- 新規の問題数は多くない
- 既に理解した人には重複する
- 上級の読みの話は範囲外
出版社
三才ブックス
発売日
2019年03月25日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この本、参考書的な立ち位置だと紹介されていますけど、何切るの問題集とは何が違うんでしょうか?
佐藤メバル
問題集が「どう切るか」を並べるのに対して、こちらは「なぜそう切るのか」を説明する本なんだ。もっとも早くテンパイするにはどう考えるか、という土台を先に作る。
だから何切る本と行き来しながら読むと、理解が立体的になるよ。
橘ナナミ
例題をまとめて再掲してくれているのも、復習しやすそうですね。同じ問題を何度も解く前提の本なんでしょうか?
佐藤メバル
そう、繰り返し解くことを想定している。1回で分かった気にならず、何度も戻って確認する。イラストが入っているから、文字だけの解説で止まっていた人でもとっかかりが作れる。
何切る本が手元にある人ほど効く一冊だね。
麻雀・一番やさしい牌効率の教科書
平澤元気 著|マイナビ出版
¥1,749(税込)
麻雀の戦術書を読んでみたけれど難しくてよくわからなかったという初級者に向けた、牌効率の教科書です。まず最速テンパイを目指すことを目標に、孤立牌から切る、好形を残せば受け入れ枚数が多い、切ればシャンテン数が上がるといった手組みの基本から説明します。後半はブロック数に注目し、5ブロック、完全1シャンテン、ヘッドレス、3枚1ブロック理論、チートイツとの付き合い方、丸暗記すべき形へと進み、各項に練習問題付き。やさしさを保ったまま中身は本格的です。
こんな人におすすめ
戦術書で挫折した経験がある人、牌効率を最初からやり直したい人、問題を解きながら学びたい人、孤立牌やブロックという言葉を整理したい人に。練習問題つきの教科書として通しで読む使い方が向きます。
良い点
- 初級者向けに構成が整理されている
- 各項に練習問題がついている
- ブロックの考え方まで到達できる
気になる点
- 押し引きや読みは扱わない
- 後半はやや難易度が上がる
- 網羅型の問題集ではない
出版社
マイナビ出版
発売日
2023年03月28日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「一番やさしい」って書いてあるのに、ヘッドレスとか3枚1ブロック理論とか、見出しがもう難しいんですけど…。
佐藤メバル
見出しは強そうだけれど、進め方は親切でね。まずは最速テンパイを目指すという目標を置いて、孤立牌から切る、好形を残す、シャンテン数を上げる、という基本から入る。
後半でブロック数の話に進むから、最初から全部を理解しなくても大丈夫。順番に積み上げる設計なんだ。
橘ナナミ
戦術書を読んだけど分からなかった、という人が対象なんですね。私もそのタイプかも。練習問題は各章にあるんですか?
佐藤メバル
各項に用意されているから、読みっぱなしにならないよ。ただ後半はそれなりに手ごたえがあるから、一周目は流して読むくらいの気持ちでいいと思う。
2周目で止まる場所が変わるのが、この手の本の面白さだからね。
よくわかる麻雀の勝ち方 〜牌効率から読みまで極める30の技術〜
平澤元気 著|マイナビ出版
¥1,639(税込)
牌効率、牌理、状況判断と、打ち手のレベルが上がるほど扱う情報が増えていくという考え方を、三段階の思考経路として整理した一冊です。牌効率編では比較のゲームとしての思考ルーチンを示し、牌理編ではリーチ判断や打点、シャンテン戻し、迷彩などを扱います。副露編ではホンイツ、トイトイ、チャンタ、タンヤオと副露役の本質に踏み込み、状況判断編では場況読みやルール差、点数状況と打牌選択へ。情報を整理して使いこなすことを貫いた構成です。
こんな人におすすめ
牌効率は覚えたが次に何を学ぶか迷う人、押し引きや場況読みの土台を作りたい人、副露の基準を持ちたい人、ルール差と打牌選択の関係を知りたい人に。三段階の地図が欲しい場面に向きます。
良い点
- 牌効率から状況判断まで体系化
- 副露役の本質を章立てで解説
- データ編の座談会も収録
気になる点
- 前提知識が一定量必要
- 練習問題は章末に限られる
- 初級者には情報量が多い
出版社
マイナビ出版
発売日
2016年08月25日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「情報とは薬のようなもの」という引用が載っていますね。摂取するタイミングと分量が大事、という考え方がこの本の芯なんですか?
佐藤メバル
そう、牌効率を学んでいる人にいきなり読みの話をしても情報過多になって混乱するだけだと。だから牌効率、牌理、状況判断という順番で、処理する情報を段階的に増やしていく。
順番そのものが教材になっている本なんだ。
橘ナナミ
副露の章でホンイツやトイトイの「本質」を扱うって、よくある鳴きの本とは違うんでしょうか?
佐藤メバル
よくある鳴きの手順紹介ではなく、その役を狙うときに何を優先するかという判断の話なんだ。最後は場況読みや、点数状況とルール差による打牌選択まで進む。
一段ずつ階段を上がる感覚で読める構成だよ。
「何切る」で覚える 麻雀基本手筋コレクション
日本プロ麻雀連盟 著|マイナビ出版
¥1,639(税込)
日本プロ麻雀連盟が贈る、勝つために必要な手筋を解説した一冊です。各手筋についてまず何切る問題を解き、その解説を読み進めることで次々に覚えられる構成。第1章で最も基本的な牌効率の手筋を学び、それを踏まえて第2章で打点も考慮した手筋、第3章でチーやポンといった仕掛けの手筋へと進みます。一冊を通して、自分の手のプラスをどう最大化するかが身につく内容です。問題と解説の往復が学習のリズムを作ります。
こんな人におすすめ
何切る問題を解きながら戦術を覚えたい人、牌効率の次に打点や仕掛けを学びたい人、初級から中級へ上がりたい人、手筋という言葉を整理したい人に。段階を踏んで手筋を集める場面に向きます。
良い点
- 問題を解いてから解説を読む構成
- 牌効率・打点・仕掛けの順に学べる
- プロ団体による手筋の整理
気になる点
- 収録される問題数は絞られている
- 読みの要素は少なめ
- 上級者には基礎的に映る
出版社
マイナビ出版
発売日
2017年02月23日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「手筋」って、将棋みたいな言葉ですけど、麻雀でも使うんですね。何切るで覚えるって、どういう流れなんですか?
佐藤メバル
まず問題として何を切るかを考えて、そのあと解説で手筋を確認する。この往復で覚えていく構成なんだ。1章で牌効率の手筋、2章で打点を絡めた手筋、3章でチーやポンの手筋と進むから、基礎から応用へ自然につながるよ。
橘ナナミ
打点を意識した手筋って、速度と高さのどちらを取るかという話ですよね。そこを問題形式で学べるのがいいなと思いました。
佐藤メバル
そう、そこが実戦で迷うところだね。手のプラスをどう最大化するかという視点で、牌効率だけで終わらせないのがこの本の狙い。
同じ手牌でも目的で答えが変わることが、体で分かってくるはずだよ。
誰でもすぐ上達! 二階堂亜樹のひと目の何切る
二階堂亜樹 著|マイナビ出版
¥1,694(税込)
二階堂亜樹プロによる何切る問題集です。麻雀は何切る問題の連続で、何気なく打った一打のミスが半荘の勝敗に直結することも少なくないという前提から、失敗しないための基本的な何切るを出しながら、勝つための考え方を優しく教えます。コース分け、安全牌の持ち方、狙いの切り替え、ベタオリ、形式テンパイ粘りまで扱い、序盤、中盤、終盤と変化する状況の中で自然に切るべき牌に手が行くように導きます。状況で答えが変わることを学べます。
こんな人におすすめ
何切るに苦手意識がある人、安全牌の持ち方やベタオリを学びたい人、形式テンパイ粘りという言葉を知りたい人、実戦で迷わない打ち方を身につけたい人に。序盤、中盤、終盤の区切りで整理したい場面に向きます。
良い点
- 状況別に何切るを整理している
- 安全牌やベタオリまで扱う
- 上級者への道筋を示す構成
気になる点
- 収録される問題数は多くない
- 牌効率の基礎は別途必要
- 読みの深い話は少なめ
出版社
マイナビ出版
発売日
2017年07月27日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「ひと目の何切る」って、ひと目で切れるようになるという意味ですよね。それってセンスが必要な気がするんですが…。
佐藤メバル
センスではなく、状況ごとに判断の型を持つという話なんだ。この本はコース分け、安全牌の持ち方、狙いの切り替え、ベタオリ、形式テンパイ粘りといった場面を取り上げて、序盤、中盤、終盤で自然に切るべき牌に手が行くように導く。場面の引き出しを増やす本だね。
橘ナナミ
形式テンパイ粘りという言葉、聞いたことがないんですけど、テンパイを取るだけ取っておくみたいなことですか?
佐藤メバル
近い感覚だね。アガれなくてもテンパイを維持しておくことで、流局時の罰符を避けたり、相手に圧をかけたりできる。
地味だけれど勝敗に効く技術で、何切るの答えが状況で変わる典型例なんだ。
麻雀「何切る」200人に聞きました!
佐々木寿人 著|CCCメディアハウス
¥1,430(税込)
札幌の雀荘が始めた人気コンテンツから、100問を選んでまとめた一冊です。レベルごとに10問ずつ並び、各問題には一般ユーザーだけでなく店のスタッフや麻雀プロなど、のべ800人が回答した理由が示されます。打牌別のパーセンテージを円グラフで見せるところが最大の特徴で、多数派の感覚とプロの見解を並べて比べられます。佐々木寿人プロと高宮まりプロがそれぞれ50問ずつコメントする構成です。答えが割れる問題を楽しむ本です。
こんな人におすすめ
何切るの正解だけでなく多数派の感覚を知りたい人、プロと一般プレイヤーの差を見たい人、問題を解きながら統計的に考えたい人、上級者と比べて自分の位置を知りたい人に。円グラフで答えを比べる場面に向きます。
良い点
- 打牌別の円グラフが独特
- レベル別に10問ずつで進めやすい
- 2人のプロのコメントを比較できる
気になる点
- 理論の体系的な解説は少ない
- 答えの理由は簡潔な記述
- 上級問題の数は限られる
出版社
CCCメディアハウス
発売日
2018年02月28日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「200人に聞きました」って、アンケートみたいでおもしろいですね。円グラフで打牌の割合が出るって、麻雀本では珍しい気がします。
佐藤メバル
そこがこの本の持ち味でね。同じ手牌でも一枚違うだけで人によって答えが割れる。その割合を円グラフで見せて、さらにプロのコメントが付くから、多数派と正解は同じではないことがよく分かるんだ。
橘ナナミ
佐々木寿人プロと高宮まりプロが半分ずつコメントするんですよね。プロの意見も、やっぱり分かれるものなんですか?
佐藤メバル
分かれるから面白いんだね。この企画には一般ユーザーやスタッフ、麻雀プロなど、のべ800人が回答していて、その理由も示されている。
自分の答えと円グラフを見比べるだけで、感覚のズレが分かるよ。
麻雀 勝者になれる「何切る」の教科書
クリアレイン 著|日本文芸社
¥1,430(税込)
人気麻雀YouTuberのクリアレイン氏による初の著書で、何切る本です。従来の何切る本が問題数を並べるクイズ本のように作られていたのに対して、こちらは1問1問を動画のように丁寧に解説し、数をこなして満足するのではなく、勝つための麻雀の考え方を理解して身につけることを狙っています。基本、浮き牌選択、6ブロック、5ブロック、重要な形、待ち選択という6つのパートで構成。問題ごとに三段階のレベル表記があり、自分の現在地も分かります。
こんな人におすすめ
何切るの解説をじっくり読みたい人、問題数をこなしたけれど伸びていない人、ルールを覚えたての初級者、オンラインや仲間内で勝ちたい人に。自分のレベルを確認しながら進めたい場面に向きます。
良い点
- 1問ごとの解説が丁寧
- パート分けでテーマが明確
- 問題にレベル表記がついている
気になる点
- 収録問題数は多くない
- 動画の補助的な位置づけ
- 上級者には易しめ
出版社
日本文芸社
発売日
2024年08月30日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
YouTuberの方の初めての本なんですね。問題をたくさん並べるんじゃなくて、1問ずつていねいに説明するスタイルって、動画を見ている感覚なのかな。
佐藤メバル
そこを意識して作ったと書かれているね。基本、浮き牌選択、6ブロック、5ブロック、重要な形、待ち選択と、テーマごとにパートが分かれている。
数をこなすことより、一問から何を学ぶかを大事にした構成なんだ。
橘ナナミ
三段階のレベル表記があるというのも親切ですね。自分が今どこにいるか分かると、次に何をすればいいか見えてきそうです。
佐藤メバル
そう、難易度はルールを覚えたての初級者から、たまに勝てるけれどトータルでは負けているという層までを対象にしている。
自分の現在地を知ることから始めようという設計だね。上級への階段の一段目にちょうどいいよ。
トッププロが教える最強の麻雀押し引き理論
白鳥翔 著|彩図社
¥1,430(税込)
白鳥翔プロの初の著書で、麻雀で勝ち組になるために欠かせない押し引きの技術を論理的に解説した一冊です。初心者から上級者まで、どのレベルの読者にとっても上達の種になる戦術や思考が記されています。単なる経験則ではなく、なぜ押すのか、なぜ引くのかを筋道立てて示すのが特徴。戦術だけでなく、白鳥プロが自身の熱戦を振り返るコラムも多数収められており、実戦の空気ごと押し引きを学べます。判断を言語化することに重心を置いた本です。
こんな人におすすめ
押すか引くかで毎回迷う人、オリる基準を持ちたい人、プロの実戦の振り返りを読みたい人、受けが強いと言われる打ち方を知りたい人に。根拠のある押し引きを身につけたい場面に向きます。
良い点
- 押し引きに絞って論理的に解説
- 熱戦を振り返るコラムも収録
- 初心者から上級者まで対応
気になる点
- 牌効率の基礎は別途必要
- 実戦譜の理解に前提知識が要る
- 問題形式の演習は少ない
出版社
彩図社
発売日
2018年07月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
押し引きって、結局は度胸とか勘みたいな話なのかと思っていました。それを論理的に解説するって、どういうことなんですか?
佐藤メバル
そこがこの本の価値でね。なぜ押すのか、なぜ引くのかを筋道立てて説明する。麻雀で勝ち組になるにはこの技術が欠かせないという立場から、初心者から上級者までどのレベルでも学びがあるように書かれている。
判断の理由づけを持てると、実戦での迷いがぐっと減るんだ。
橘ナナミ
コラムで白鳥プロの熱戦を振り返っているのも気になります。戦術だけだと、乾いた感じになりがちですもんね。
佐藤メバル
その組み合わせがいいんだね。理屈と実戦の場面が交互に来るから、頭で分かることが体感に変わる。
押し引きは牌効率の次の段階だから、何切る本を一冊終えたあたりで開くとちょうどいいと思うよ。
採点システムをどう使うか——何切る本の系譜に位置づける
橘ナナミ
さっきの「点数が付く」って、学習の役に立つんでしょうか?
佐藤メバル
学習科学の言葉でいえば、フィードバックの解像度が高いということだね。正解か不正解かだけだと、正解した問題から学べることが少ない。でも「あなたの選択は60点、惜しいのはここ」と段階で示されると、正解した問題にも学びが残る。渋谷ハル本は、正解の選択肢だけでなく有力な別解にも点数を振っている。これによって、30点や40点の選択を減らす段階と、90点と100点の差を詰める段階を、同じ一冊で行き来できる。
橘ナナミ
何切る本にも系譜がある、と聞きました。
佐藤メバル
大きく分けると、大量の問題を高速で回して形を覚える「問題集型」、理屈を先に説明する「参考書型」、回答者や割合を見せて多様性を知る「世論型」、そして渋谷ハル本のような「採点型」だ。ウザク式の牌効率は参考書型、宮内こずえプロの牌効率完全マスターBOOKは問題集型、『麻雀「何切る」200人に聞きました!』は世論型にあたる。型が違えば得られるものも違うから、同じ型を2冊そろえるより、違う型を1冊ずつ買うほうが伸びやすい。
挫折しない学習ロードマップと併読プラン
橘ナナミ
読む順番に正解はありますか?
佐藤メバル
週単位で組むといい。第1〜2週で入門書を一冊通して、ルールと役、点数計算の入口を押さえる。ここは白鳥翔プロか中田花奈プロの入門書、点数計算が不安なら伊達朱里紗プロのドリルを並べる。第3〜5週で牌効率の土台、平澤元気プロの『麻雀・一番やさしい牌効率の教科書』あたりを1周。第6週から渋谷ハル本に入って、1章から順に解きながら点数を記録する。ここで大事なのは、間違えた問題に印を付けて2周目を回すこと。
橘ナナミ
併読は、何と組み合わせるといいですか?
佐藤メバル
渋谷ハル本が攻撃の本なので、守備の白鳥翔プロ『トッププロが教える最強の麻雀押し引き理論』を並べると攻守のバランスが取れる。読みを足すなら瑞原明奈プロのロジカル麻雀入門。手筋を型として覚えたければ、日本プロ麻雀連盟の『「何切る」で覚える 麻雀基本手筋コレクション』が相性いい。順番としては、牌効率の土台→攻撃の何切る→守備と押し引き→読み、と進むと混乱しにくい。
読んでも強くならない人の処方箋——購入チャネルと特典も含めて
橘ナナミ
「本を読んでも強くならない」という声、よく見ます。原因は何なんですか?
佐藤メバル
三つあると思っている。ひとつは読んで解いて満足し、実際の対局で再現していないこと。ふたつめは、自分のレベルより難しい本を選んでいること。みっつめは、答えを覚えてしまって考えなくなっていること。渋谷ハル本の点数方式は、この三つめに効く。90点と100点の違いを考える作業は、答えを覚えても残るからね。実戦で意識するなら、1半荘につき1つだけテーマを決める。今週は鳴き、来週は序盤の孤立牌、という具合だ。
橘ナナミ
電子版や特典については、どう調べればいいですか?
佐藤メバル
電子版の有無や購入特典は、版元や書店ごとに扱いが変わる。一律に「これが付く」とは言えないから、購入前に版元のページと各書店の商品ページを必ず確認してほしい。特典の有無で本編の内容が変わるわけではないから、特典より本文で選ぶのが失敗しないコツだよ。
橘ナナミ
レビューを見るときの注意点はありますか?
佐藤メバル
低評価の理由が「内容が難しい」なのか「自分には簡単すぎた」なのかで、意味がまるで違う。渋谷ハル本なら、ルールを覚えたての人が読むと4章の鳴きの判断は重いかもしれない。逆に、すでに何切る本を何冊も解いてきた人には、同じ本が「90点と100点の差を詰める教材」として化ける。自分がどの層かを先に決めてからレビューを読むと、判断を誤りにくい。
よくある質問
渋谷ハルの麻雀本は初心者でも読めますか?
橘ナナミ
渋谷ハルの麻雀本は初心者でも読めますかについて教えてください。
佐藤メバル
読めますが、主な対象は「ルールと役はだいたい分かる」初中級者です。テーマが牌効率と鳴きなので、牌の種類やアガりの形があいまいなうちは、白鳥翔プロや中田花奈プロの入門書で土台を作ってから挑むと吸収が早くなります。30点や40点の選択を減らすという使い方から始めるのがおすすめです。
麻雀本は何から読めばいいですか?
橘ナナミ
麻雀本は何から読めばいいですかについて教えてください。
佐藤メバル
まずは入門書を一冊通してください。ルール・役・点数計算の入口までを一冊で覆うものを選び、読み終えたら牌効率の本へ進みます。いきなり厚い戦術書から入ると、前提となる言葉が足りずに途中で止まりやすくなります。
おすすめの何切る本はどれですか?
橘ナナミ
おすすめの何切る本はどれですかについて教えてください。
佐藤メバル
目的で変わります。牌効率と鳴きを採点形式で学ぶなら渋谷ハル×渋川難波プロの一冊、量をこなして形を覚えるなら宮内こずえプロの牌効率完全マスターBOOK、多様な答えに触れるなら『麻雀「何切る」200人に聞きました!』、一問ずつの解説をじっくり読みたいならクリアレイン『麻雀 勝者になれる「何切る」の教科書』が向いています。
麻雀本は電子版と紙どちらがいいですか?
橘ナナミ
麻雀本は電子版と紙どちらがいいですかについて教えてください。
佐藤メバル
手を動かす本は紙、読んで考える本は電子が目安です。何切る本や点数計算ドリルは、答えを隠して書き込む動作が学習のリズムを作るので紙向き。通読して考え方を掴む戦術書や、移動中に読み進めたい入門書は電子が便利です。同じ本を両方そろえる必要はありません。
麻雀本を読んでも強くならないのはなぜですか?
橘ナナミ
麻雀本を読んでも強くならないのはなぜですかについて教えてください。
佐藤メバル
読んで解いて満足し、実戦で再現していないことが最大の原因です。加えて、自分のレベルより難しい本を選んでいる、答えを覚えて考えなくなっている、という二つの落とし穴もあります。1半荘につき意識するテーマを一つだけ決め、読んだ内容をその日のうちに試すと変わります。
渋谷ハル本の購入特典はありますか?
橘ナナミ
渋谷ハル本の購入特典はありますかについて教えてください。
佐藤メバル
特典の有無や内容は版元・書店ごとに扱いが変わるため、一律にはお伝えできません。購入前に版元のページと各書店の商品ページでご確認ください。特典の有無で本編の内容が変わるわけではないので、本文の中身で選ぶのが失敗しないコツです。
麻雀本の正しい学習順を教えてください
橘ナナミ
麻雀本の正しい学習順を教えてくださいについて教えてください。
佐藤メバル
入門書でルールと役を固める、牌効率の基礎を押さえる、何切る問題集で反復する、押し引きや読みで応用する、という順番が王道です。点数計算が苦手なら並行してドリルを一冊。何切る本は1周で終わらせず、間違えた問題に印を付けて2周目を回してください。
中級者におすすめの麻雀本は何ですか?
橘ナナミ
中級者におすすめの麻雀本は何ですかについて教えてください。
佐藤メバル
牌効率と鳴きを固め直すなら渋谷ハル×渋川難波プロの何切る本、手なりの精度を上げるなら宮内こずえプロの牌効率完全マスターBOOK、考え方の整理なら平澤元気プロの『よくわかる麻雀の勝ち方』や瑞原明奈プロのロジカル麻雀入門が候補になります。解く本と読む本を1冊ずつ組み合わせるのがおすすめです。
まとめ
橘ナナミ
今日の話を聞いて、渋谷ハル本を「クイズ本」だと思っていたのが恥ずかしくなりました。
佐藤メバル
いい質問だったよ。あの本の価値は問題数じゃなくて、点数という物差しを持ち帰れることにある。何切る本は、読んだ瞬間に強くなる魔法じゃない。自分の打牌を採点できる目を、少しずつ育てるための道具なんだ。
橘ナナミ
私、ひとり暮らしで打つ相手も限られているので、まずはネット麻雀で試しながら読み進めてみようと思います。
佐藤メバル
それでいい。ネット麻雀なら、本で覚えた打牌をその日のうちに試せる。近代麻雀編集部の『ネット麻雀天鳳で覚える麻雀入門』のように、画面の流れに沿って覚える入門書から入るのも手だ。大事なのは、読んだ日と打った日を近づけること。間が空くと、せっかくの点数が記憶から抜けていく。
橘ナナミ
90点と100点の違い、私にも見えるようになりますかね?
佐藤メバル
見えるようになるよ。ただし順番があって、まず30点や40点の選択を減らす。それができてから、ようやく上位の差が気になり始める。焦って上の比較から入ると、土台が抜けたままになる。
橘ナナミ
佐藤さん、最後にひとことお願いします。
佐藤メバル
麻雀の上達は、配信のアーカイブに近いと思うんだ。生配信は一度きりで終わってしまうけれど、アーカイブを何度も見返す人は、同じ局面からいくつもの学びを拾っていく。渋谷ハル本の点数は、その「見返す」ための目印だ。正解を一発で当てるためのカンニングペーパーではなく、自分では気づけなかった一打に点数を付けて返してくれるコメント欄のようなもの。読み終えたら、また同じページに戻ってきてほしい。
