渋ハル麻雀本のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年10月
橘ナナミ
「渋ハル」こと渋谷ハルさんの麻雀本を探しているんですけど、書名で検索しても一冊しか出てこなくて。もっとあるのかと思っていました。
佐藤メバル
いい質問だね。渋谷ハルさん名義の本は、KADOKAWAから出ている『VTuber×Mリーガー上達レッスン 麻雀「何切る」 攻撃の極意』が軸になる。渋川難波さんが渋谷ハルさんの麻雀を徹底分析する構成だ。ただ、この記事で見るのは渋ハル本だけじゃない。同じシリーズの因幡はねるさん×松本吉弘さんの『VTuber×Mリーガー 上達レッスン 最速で強くなる麻雀』も含めて、「配信者×Mリーガー」の教材をどう使うかがテーマなんだ。
橘ナナミ
なるほど、シリーズで並べて読む前提なんですね。じゃあ渋ハルさんの本を一冊買えば十分ですか?
佐藤メバル
そこが肝でね。『何切る 攻撃の極意』はタイトルどおり「牌効率」と「鳴き」がメインの何切る問題集だ。ルールを覚えたての人がいきなり開くと、かえって混乱することもある。入門書で土台を作ってから進むのが現実的だよ。
橘ナナミ
土台を作ってから……。でも入門書もたくさんあって、どれを選べばいいのか迷います。
佐藤メバル
じゃあ、選び方の軸で整理していこう。
渋ハル麻雀本の選び方
現在のレベルで選ぶ
橘ナナミ
レベル別と言われても、自分がどのあたりなのかもわからなくて。
佐藤メバル
目安を挙げよう。役や基本ルールに不安があるなら、白鳥翔さんの『白鳥翔のとにかくわかりやすい麻雀入門』や、二階堂亜樹さんの『マンガでわかる!二階堂亜樹 いちばんやさしい 麻雀入門』だ。後者はマンガとドリルで、読んで終わりにならない。
橘ナナミ
ルールはだいたいわかる、という人は?
佐藤メバル
その層に渋谷ハルさんの『何切る 攻撃の極意』やクリアレインさんの『麻雀 勝者になれる「何切る」の教科書』が効く。牌効率を一通り学んで勝率を上げたいなら、勝又健志さんの『麻雀IQ220の選択』やヨーテルさんの『上級者だけが知っている麻雀戦術論』だね。
伸ばしたい能力で選ぶ
橘ナナミ
能力で選ぶって、どう分けるんですか?
佐藤メバル
牌効率なら平澤元気さんの『麻雀・一番やさしい牌効率の教科書』や、宮内こずえさんの『手なりで勝つ!宮内こずえの牌効率完全マスターBOOK』だ。後者は大量の何切るで体に染み込ませるタイプ。鳴きと押し引きは渋谷ハルさんの本が「何鳴く問題」や「立体何切る」で正面から扱っている。降り方や押し引きの理論なら、クリアレインさんの『初心者でも上級者に勝てる 麻雀の基本セオリー』が「ベタオリ」「押し引き判断」を柱にしているよ。
橘ナナミ
点数計算は?
佐藤メバル
張敏賢さんの『Mリーグルールですぐわかる麻雀点数計算』が「書いて覚える」型で手を動かせる。能力ごとに一冊ずつ持っておくと、迷ったときに戻れる土台になる。
学習スタイルで選ぶ
橘ナナミ
同じテーマでも、本の性格って違いますよね。
佐藤メバル
そう。問題集型なら渋谷ハル本や、井出洋介さん・小林剛さんの『麻雀技術の教科書「何切る」ドリル』、平澤元気さんの『牌効率が自然と身につく! 麻雀・何切らない問題』。読み物型なら瑞原明奈さんの『瑞原明奈のロジカル麻雀入門』や、とつげき東北さんの『科学する麻雀』。マンガ型なら谷和也さん・小林剛さんの『マンガでわかる小林剛の麻雀必勝法』だ。自分が「解くのが好き」か「読むのが好き」かで選ぶと挫折しにくい。
媒体で選ぶ
橘ナナミ
紙と電子、どっちがいいんでしょう?
佐藤メバル
何切る系は何度も解き直すから、書き込みできる紙が向く。一方で通勤中や配信の合間に読み返すなら電子が便利だ。点数計算のように手を動かす本は紙、読み物や戦術書は電子、という使い分けが現実的だね。
著者タイプで選ぶ
橘ナナミ
著者のタイプでも違いがあるんですか?
佐藤メバル
あるよ。Mリーガー著は実戦の感覚、理論系プロは再現性、配信者著は視聴者目線の噛み砕き方が強みだ。渋谷ハルさんの本は配信者とMリーガーの掛け算で、その中間を狙っているのが面白いところだね。
予算と併読前提で選ぶ
橘ナナミ
予算が限られているときは?
佐藤メバル
一冊で完結させるより、入門書→何切る→戦術書と役割を分けて順に足していくほうが無駄がない。渋谷ハル本は、入門書の次の一冊として置くと効果が出る。最初から全部そろえる必要はないよ。
渋ハル麻雀本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
渋ハル麻雀本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい
VTuber×Mリーガー 上達レッスン 最速で強くなる麻雀
因幡はねる 著|KADOKAWA
¥1,760(税込)
因幡はねるさんが生徒役、Mリーガー松本吉弘プロが先生役という構成の入門書です。序章の上達日記から始まり、麻雀ってどんなゲーム?という基本、相手より早くテンパイするコツ、配牌で作戦を変える考え方、鳴きの使い方、守備、ステップアップのトリビアへと進みます。押し引きの危険度比較まで入門書で扱うのが特徴で、攻めと守りを最初からセットで学べます。同じKADOKAWAのシリーズでも渋谷ハルさんの『何切る』は問題集、こちらは読みながら理解する教科書で役割がはっきり違います。
こんな人におすすめ
麻雀を始めたばかりで、まずルールとアガリ方を一通り押さえたい人。ネット麻雀が好きで、もっと勝ちたいと思い始めた初中級者。VTuberの因幡はねるさん目当てで麻雀に興味を持った人にも、読み物としてすんなり入れる構成です。
良い点
- 生徒役のVTuber視点で素朴な疑問が拾われる
- テンパイ速度から守備まで一冊でつながる
- ネット麻雀を前提にした実践的な内容
気になる点
- 問題集ではないので反復練習には不向き
- 牌効率の細かい話は他の本に譲っている
- ある程度上達した人には物足りない
出版社
KADOKAWA
発売日
2024年03月28日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
渋ハルさん目当てで来たんですけど、同じシリーズに因幡はねるさん×松本吉弘プロの入門書もあるんですね。
これ、生徒役がVTuberっていう構成なんですか?
佐藤メバル
そう。因幡はねるさんが生徒役で、Mリーガーの松本吉弘プロが教える形だね。序章の因幡はねる麻雀上達日記から始まって、麻雀ってどんなゲーム?
という基本をなぞり、相手より早くテンパイするコツ、配牌で作戦を変える考え方、鳴きの使い方、守備へと進む。
入門書なのに押し引きの危険度比較まで踏み込むのがいいところだよ。
橘ナナミ
守備まで入ってる入門書って珍しい気がします。初心者はまずアガリ方だけ覚えればいいのかと思ってました。
佐藤メバル
そこがこの本の狙いでね。麻雀は攻めだけだと放銃で失点が返ってくるから、早い段階で押し引きの感覚を入れておく。
ネット麻雀がもっと楽しくなるというコンセプトどおり、実戦で迷いやすいところに紙面を割いている。同じシリーズの渋谷ハルさんの『何切る』は問題集、こちらは読み物としての入門書で、役割が違うんだ。
VTuber×Mリーガー上達レッスン 麻雀「何切る」 攻撃の極意
渋谷ハル 著|KADOKAWA
¥2,090(税込)
神域リーグでも活躍するVTuber渋谷ハルさんの麻雀を、KADOKAWAサクラナイツの渋川難波プロが分析した何切る問題集です。テーマは牌効率と鳴き。大きな特徴は、正解の100点だけでなく、他の有力な選択肢にも渋川プロの感覚で点数がついていること。30点の選択を減らす使い方も、90点と100点の違いを考える使い方もできます。渋谷ハルさん自身が、麻雀本で感じてきた物足りなさを全部ぶつけたと書いているのが頼もしい。
こんな人におすすめ
初中級者で、何切るの答え合わせだけでなく「なぜ間違いなのか」まで納得したい人。鳴きの使いどころ、テンパイ・1シャンテン・序盤の判断を実戦目線で整理したい人に。正解の暗記で終わりたくない人に向いています。
良い点
- すべての選択肢に点数がつき理由がわかる
- 牌効率と鳴きに絞った実践的な構成
- 立体何切るなど実戦に近い出題
気になる点
- 入門書ではないので用語の前提がある
- 問題数は網羅型の本に劣る
- 感覚値の採点に好みが分かれる
出版社
KADOKAWA
発売日
2025年03月19日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これが本命の渋ハルさんの本ですね! 正解が100点なのはわかるんですけど、他の選択肢にも点数がついてるってどういうことですか?
佐藤メバル
たとえば同じ局面で、この切りは100点、こっちは70点、これは30点、というふうに渋川プロの感覚で採点されている。
だから「なぜこれはダメなのか」まで腹に落ちる。渋谷ハルさんが、ただ正解を学ぶのではなく自分の考えがどのくらい正解に近いかを知りたかった、と書いているのがこの本の出発点なんだ。
橘ナナミ
自分の考えが何点なのか、試される感じがします。最初から読んでいいんでしょうか。
佐藤メバル
むしろ初心者は30点や40点の選択を減らす使い方がいい、と本文でも言われている。すでに勉強している人は90点と100点の差を考える。
同じ本を二通りに使えるのが面白いところだね。テーマが牌効率と鳴きに絞られているから、他の何切る本より目的がはっきりしているよ。
白鳥翔のとにかくわかりやすい麻雀入門
白鳥翔 著|ナツメ社
¥1,100(税込)
人気Mリーガー白鳥翔プロがナビゲートする入門書で、とにかくわかりやすさを優先した構成です。座り順の決め方、親と子の関係、ツモり順といったごく基本から、役の紹介、ゲームの進め方、あがり方へ。点数計算は複雑で根気が要ると正直に認めたうえで、楽しく学べるよう解説しています。リーチ、ピンフ、タンヤオなどの役を最初の関門として丁寧に扱う、王道の一冊です。
こんな人におすすめ
これから麻雀をはじめる人、ルールブックを読んでも途中で挫折した人。役の紹介と点数計算という二つの関門を、順番どおりに越えていきたい初心者にぴったりです。イラストの多い誌面なので、文字だけの解説が苦手な人にも向いています。
良い点
- 座り順や親子関係など最初の一歩が丁寧
- 役の解説が楽しいイラストつき
- 点数計算の章を独立して設けている
気になる点
- 戦術面はほぼ触れていない
- 上達を目的にすると物足りない
- 押し引きの実践は別の本が必要
出版社
ナツメ社
発売日
2024年05月15日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
白鳥翔プロの本、タイトルに「とにかくわかりやすい」って書いてあるのが逆に気になります。本当にそこまでやさしいんでしょうか。
佐藤メバル
そこを最優先にしている本だね。座り順の決め方、親と子の関係、ツモる順番——ふつうの入門書がさらっと流すところから丁寧に書いてある。
役の紹介もそうだし、点数計算は根気よく覚えて実戦で慣れるしかないと正直に書いたうえで、楽しく読めるように工夫している。
橘ナナミ
難しいと正直に書いてあるほうが、逆に信頼できますね。
佐藤メバル
そう思うよ。はじめての人がつまずく順番どおりに並べてあるから、この一冊を順に読めば、ひとりで卓につけるところまでは行ける。
その先の戦術は次の段階の本に任せればいい。役の数が多いと感じている人ほど、この整理が助かるはずだよ。
マンガでわかる! 二階堂亜樹 いちばんやさしい 麻雀入門
二階堂亜樹 著|永岡書店
¥1,760(税込)
Mリーガー二階堂亜樹プロが基本をやさしく教える初心者向け入門書です。各章にマンガが入っているので、ルールや対局の流れをイメージしながら学べます。さらにドリル形式で問題を解きながら進むため、読んで終わりにならないのが強み。点数計算ドリルは30問、巻末にはアガリ役一覧表や符計算・点数計算の早見表もついていて、辞書のように引けるのも便利です。
こんな人におすすめ
Mリーグをきっかけに麻雀に興味を持った人。昔あきらめたけれど今度こそ覚えたい人。手を動かしながら覚えたい人に。マンガから入れるので、文字だけの本が苦手な人や、ルールと役をまとめて確認したい人にも向いています。
良い点
- 章ごとにマンガで流れをイメージできる
- ドリル形式で知識が定着しやすい
- 点数計算の早見表が巻末につく
気になる点
- 戦術や押し引きの内容は薄い
- マンガの量は補助的な位置づけ
- 上級者には対象外の内容
出版社
永岡書店
発売日
2026年08月10日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
二階堂亜樹プロの本はマンガつきなんですね。マンガで麻雀を覚えるって、ちゃんと身につくものなんですか?
佐藤メバル
この本は、マンガを入口にして、そのあとドリルで手を動かす構成になっている。読んで終わりにしない工夫だね。
PART5には点数計算ドリルが30問あって、巻末には符計算と点数計算の早見表もつく。マンガだけで完結させていないのがいいところだよ。
橘ナナミ
ドリル30問はけっこうありますね。最初から全部やるべきですか?
佐藤メバル
まずPART1から順に進めて、点数計算のところでドリルを回すのが素直な流れだと思う。麻雀は思った以上に簡単でおもしろい、と冒頭で書かれているとおり、ハードルを下げてくれる本だよ。
ルールと役を覚えたい人が、最初に手に取る一冊としてよくできている。
瑞原明奈のロジカル麻雀入門
瑞原明奈 著|マイナビ出版
¥1,694(税込)
Mリーガー瑞原明奈プロによる初の戦術書です。題材はMリーグの実戦譜で、彼女が何を考えて打っているかを思考法として解説します。キーワードはロジカル。シャンテン数に応じた選択を、配牌からの構想、手組み、安全牌の保持、方針の切り替え、テンパイ時の分岐、副露判断、押し引き、仕掛けへの対応という順で追っていきます。入門という名前ですが、内容は実戦の分岐を整理する一冊です。
こんな人におすすめ
ルールと役を覚えて、次の段階で何を考えればいいかわからない人。配牌からテンパイまでの判断を筋道立てて学びたい初中級者に。感覚ではなく理由が欲しい人、Mリーグの実戦譜を追いながら思考法を盗みたい人に向いています。
良い点
- 実戦譜ベースで状況が具体的
- 判断の順序が章立てで追える
- 押し引きまで一冊で扱う
気になる点
- 完全な初心者にはやや難しい
- 問題形式の反復練習は少なめ
- 麻雀用語の基礎は前提になる
出版社
マイナビ出版
発売日
2022年01月24日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
瑞原明奈プロの『ロジカル麻雀入門』って、タイトルに「入門」とありますけど、内容は入門者向けなんですか?
佐藤メバル
そこは誤解しやすいところ。役やルールの本ではなくて、実戦でどう考えるかの本だね。Mリーグの実戦譜を題材に、配牌をどう分類するか、手組みをどう選ぶか、安全牌をいつ持つか、方針をいつ切り替えるか。そういう分岐を順番に並べている。
橘ナナミ
なるほど。じゃあ、麻雀は打てるけど勝ちきれない、くらいの人が読む感じですか。
佐藤メバル
そう。刻々と変わる状況でロジカルに選べるようになる、というのが狙いだね。テンパイ時の選択や副露判断まで章が分かれているから、自分の迷いやすい場面から読むのもいい。
コラムに「人生の選択」が置かれているのも瑞原さんらしくて、読み物としても面白いよ。
初めてでもすぐ、よくわかる! 中田花奈の麻雀入門
中田花奈 著|ワニブックス
¥1,540(税込)
人気Mリーガー中田花奈さんが初心者向けに教える麻雀入門です。ゲームの進め方からアガリ役一覧まで、マスターしておきたいことを一冊に詰めています。覚えたあとに復習できる点数計算ドリルつき。さらにアガリ役一覧表と点数計算表が折り込みでついているので、卓のそばに置いてすぐ開けるのが実用的です。
こんな人におすすめ
麻雀を始めたばかりで、まずゲームの流れと役を覚えたい人。復習の手段まで欲しい人。折り込みの表を手元に置いて、実戦中や観戦中にさっと確認したい人に向いています。
良い点
- アガリ役と点数表の折り込みが実用的
- 点数計算ドリルで復習できる
- 進行の説明が初心者向けに整理
気になる点
- 戦術や押し引きの内容はない
- ページ数は入門書相応
- 上達段階では物足りない
出版社
ワニブックス
発売日
2025年01月28日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
中田花奈さんの入門書、折り込みでアガリ役一覧表と点数計算表がついてるって聞いて、地味にいいなと思ったんですけど。
佐藤メバル
そこは実用性が高いね。麻雀は卓についてから、これって何役だっけ、何点だっけとなることが多いから、すぐ開ける表があると安心できる。
本文も、ゲームの進め方からアガリ役一覧まで、覚えておきたいことを一冊にまとめてある。
橘ナナミ
点数計算ドリルもついてるんですね。これは復習用ですか?
佐藤メバル
そう、覚えたあとに手を動かして確かめるためのもの。まず流れと役を押さえて、ドリルで点数に慣れる。順番が素直で、初心者が途中で投げ出さないように組まれている本だよ。
イラスト見るだけ! Mリーガー佐々木寿人の麻雀入門
佐々木寿人 著|日東書院本社
¥1,650(税込)
Mリーガー佐々木寿人プロが先生を務める「ヒサト麻雀教室」を舞台にした超初心者向け入門書です。ストーリー仕立てで、イラストと会話文を軸にした誌面構成。麻雀用語からルール、アガり方まで、知識ゼロでもすぐに打てるようにレクチャーします。イラストを見るだけで読み進められる手軽さが最大の持ち味で、Mリーグを観て麻雀を知りたくなった人が最初に手に取る一冊です。
こんな人におすすめ
Mリーグ観戦をきっかけに麻雀を知りたくなった人。むずかしそうと感じている超初心者。活字が多い本が苦手な人でも、会話文とイラストで最後まで進めます。まず卓についてみたい人向けです。
良い点
- ストーリーと会話文で読みやすい
- 麻雀用語ゼロから始められる
- イラスト中心で負担が少ない
気になる点
- 戦術の深い話は扱わない
- 問題演習は少なめ
- 点数計算は概要レベル
出版社
日東書院本社
発売日
2023年09月12日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
佐々木寿人プロの本、教室を舞台にしたストーリー仕立てなんですね。これ、麻雀の本としては珍しいんじゃないですか?
佐藤メバル
そう、ヒサト麻雀教室という設定で、会話文とイラストで進んでいく。麻雀用語からルール、アガり方まで、知識ゼロでもすぐ打てるように作ってある。
Mリーグを観て麻雀を知りたくなった、という人をまっすぐ想定している本だね。
橘ナナミ
活字が苦手な人でも読めそうですね。
佐藤メバル
そこが狙いだと思う。まず卓についてみる、その入口に立つための本。点数計算は概要レベルだから、詳しく知りたくなったら次の一冊に進めばいい。
順番に読めば知識ゼロから打てるところまで行けるよ。
マンガでわかる小林剛の麻雀必勝法
谷和也 著|竹書房
¥1,430(税込)
マンガを読むだけで麻雀の基礎知識が身につく一冊です。それぞれの戦術が6ページずつのマンガにまとまっていて、どこから読んでも楽しく強くなれる構成。完全イーシャンテン、ピンフと役牌、河からツモれ、2鳴きはわがまま、5ブロック打法、ツモ切りリーチ。6ページ単位で区切られているので、通勤や休み時間の細切れでも読み進められます。
こんな人におすすめ
戦術書の文字量に疲れてしまった人。どこからでも読める本を探している人。小林剛プロの判断を、マンガの具体例でイメージしながら覚えたい初中級者に向いています。通勤や休み時間の細切れ読書にも向く一冊です。
良い点
- 6ページ単位で区切りがよい
- 戦術が具体的な局面で描かれる
- どこから読んでも成立する構成
気になる点
- マンガゆえ数値の裏づけは薄い
- 体系立てて学ぶには不向き
- 取り上げる戦術数は多くない
出版社
竹書房
発売日
2023年10月25日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
小林剛プロのマンガ本、戦術が6ページずつに分かれてるって力技ですね。どこから読んでもいいんです?
佐藤メバル
そう。完全イーシャンテン、ピンフと役牌、河からツモれ、2鳴きはわがまま、5ブロック打法、ツモ切りリーチ。
ひとつのテーマが6ページのマンガで完結する。だから好きなところから入れるし、繰り返し読みやすい。
橘ナナミ
5ブロック打法みたいな用語は、マンガだとどう描かれるんでしょう。
佐藤メバル
具体的な手牌の局面で、キャラクターが迷って選ぶ形で描かれるから頭に残りやすい。数値の裏づけを求めるなら別の本になるけれど、戦術の取っかかりとしては優秀だよ。
まず名前だけでも知っておくと、次の一冊がぐっと読みやすくなる。
誰でもすぐ上達! 二階堂亜樹のひと目の何切る
二階堂亜樹 著|マイナビ出版
¥1,694(税込)
二階堂亜樹プロによる何切る問題集です。麻雀は何切る問題の連続であり、何気ない一打のミスが半荘の勝敗に直結することも少なくない。だからこそ基本の問題を繰り返し、序盤・中盤・終盤で自然に切るべき牌へ手が行くようにするのが狙いです。コース分け、安全牌の持ち方、狙いの切り替え、ベタオリ、形式テンパイ粘りなど、実戦で迷う場面を優しく解説します。
こんな人におすすめ
麻雀は打てるけれど、あの一打を切らなければと後悔したことがある人。序盤・中盤・終盤で判断を切り替えたい初中級者。問題を解きながら、攻撃と守りの基本を同時に固めたい人に向いています。
良い点
- 状況別の考え方が整理される
- ベタオリや形式テンパイまで踏み込む
- 何切る形式で手を動かせる
気になる点
- 発展的な問題は少なめ
- 牌効率の網羅性は別の本に譲る
- 副露の深い話は控えめ
出版社
マイナビ出版
発売日
2017年07月27日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
二階堂亜樹プロの何切る本、タイトルに「ひと目」ってついてますね。ひと目でわかるようになるものなんですか?
佐藤メバル
そこを目指す本だね。麻雀は何切るの連続で、何気なく切った一打が半荘の勝敗に直結することも少なくない。
だから基本的な何切るを繰り返して、手が自然に動く状態を作る。コース分けや安全牌の持ち方、狙いの切り替え、ベタオリ、形式テンパイ粘りまで扱っている。
橘ナナミ
ベタオリまで入ってるのは、守りも大事ってことですよね。
佐藤メバル
そのとおり。序盤・中盤・終盤で状況が変わるから、それに合わせて切る牌も変わる。後悔した場面を思い出しながら読むと、刺さる箇所がきっとあるよ。
まずは基本の何切るを固めたい人に向いている。
手なりで勝つ!宮内こずえの牌効率完全マスターBOOK
宮内こずえ 著|マイナビ出版
¥1,694(税込)
女流桜花とプロクイーンを同時に戴冠した宮内こずえプロによる牌効率の本です。「手なり女王」の異名どおり、手なりで勝てることが理想であり、それが麻雀の最も基礎的な部分だと説きます。そのうえで300問の何切るを用意し、繰り返し解いて瞬時に答えが見えるようにする。中級クラスでも意外に身についていない、という指摘が刺さる一冊です。
こんな人におすすめ
牌効率をちゃんと体に入れたい人。何切るを反復して、考えなくても正解が見える状態にしたい人。仲間内やネット麻雀で安定して勝ちたい初中級者で、多少の根気を厭わない人に向いています。
良い点
- 300問という圧倒的な反復量
- 手なりという一貫した軸がある
- 中級者の穴を突く指摘が多い
気になる点
- 読むだけでは身につかない
- テーマは牌効率に絞られている
- やり切るには相応の根気が要る
出版社
マイナビ出版
発売日
2018年02月15日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
300問ってすごい量ですね。宮内こずえプロの本、これ一冊やりきったら牌効率は完璧になるんでしょうか。
佐藤メバル
完璧という言葉をタイトルに掲げるだけあって、量と一貫性がある。宮内プロは「手なり女王」と呼ばれていて、手なりで打てることが麻雀で勝つための最も基礎的な部分だと言う。
思い通りにいかない場面になって初めて戦術が必要になる、という整理だね。
橘ナナミ
じゃあ、まずこの本で手なりを固めるのが先なんですね。
佐藤メバル
中級クラスでも意外にここが身についていない、と本文で指摘されている。300問を繰り返して瞬時に答えが見えるようになれば、日々の麻雀が安定してくる。根気は要るけれど、価値のある反復だよ。
超カンタンにわかる!麻雀入門 牌、役、アガリこれだけ覚えればバッチリ!
主婦の友社 著|主婦の友社
¥1,188(税込)
アガリ、牌、役——これだけ覚えておけばOKという最低限に絞った初心者向け入門の決定版です。オールカラーの大きな牌で図解し、役はレベル別に分類。バリエーションや応用にも触れます。最も難解な得点計算も、計算早見表と練習問題でマスターできる構成。基本のアガリ役ベスト7、負けないための上昇アガリ役ベスト7という切り口も親切です。
こんな人におすすめ
麻雀に初めて触れる人。文字が小さくて読みにくい本で挫折した人。脳トレや認知症予防のためにはじめたいシニアや、女性の入門者にも読みやすい作りです。まず最低限だけ覚えたい人に向いています。
良い点
- オールカラーで牌が大きく見やすい
- 役をレベル別に分類している
- 得点計算に早見表と練習問題つき
気になる点
- 内容は基礎に限定される
- 戦術面はほぼ扱わない
- 現代の戦術書の代わりにはならない
出版社
主婦の友社
発売日
2015年04月22日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この本、オールカラーで牌が大きいって紹介されてますけど、そこまで親切な入門書って需要あるんですか?
佐藤メバル
あると思うよ。麻雀の本は文字が細かいものが多くて、そこで離脱する人がいる。これは大きな牌の図解で役を説明して、レベル別に分類している。
まずは基本のアガリ役ベスト7、次に上昇アガリ役ベスト7、という順番で覚えられる。
橘ナナミ
得点計算も早見表と練習問題つきなんですね。
佐藤メバル
そこが一番の関門だからね。シニアの方や、脳トレとして始めたい人にも読みやすいと紹介されている。基礎に絞った本だから、まずこれで土台を作って、物足りなくなったら戦術の本へ進むのがいい流れだよ。
Mリーグルールですぐできる麻雀入門
張敏賢 著|ART NEXT
¥1,320(税込)
Mリーグの公式ルールに完全準拠した麻雀入門書です。一般ルールやネット麻雀との違いが一目でわかる比較があり、さらにMリーグ創設以来のアガリ役の出現率をデータで示しているのが他書にない強み。攻めと守りの基本、放送で使われる麻雀用語解説、Mリーグ公式ルールまで収録しています。観戦しながら覚えたい人にぴったりの構成です。
こんな人におすすめ
Mリーグを観ながら麻雀を覚えたい人。子どもや孫と麻雀を楽しみたい、教えたい人。ネット麻雀とMリーグのルール差が気になる人、役の出現率まで知って観戦を深めたい人にも向いています。
良い点
- Mリーグ公式ルールに完全準拠
- 役の出現率がデータで見られる
- 用語解説と公式ルールを巻末に収録
気になる点
- 一般ルール中心で覚えると差が出る
- 点数計算の詳細は別の一冊の領域
- 観戦を前提にした内容が多い
出版社
ART NEXT
発売日
2024年12月16日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
Mリーグルール準拠の入門書って珍しいですね。普通のルールと何が違うのか、そこから知りたい人は多そうです。
佐藤メバル
そこを突いた本だね。赤牌やアルティマ卓、クイタンや後付け、リーチ一発に裏ドラ、途中流局なし、オーラスの親の和了りやめなし、ダブロンやトリプルロンなし。
一般ルールやネット麻雀との違いが一目でわかるように整理されている。
橘ナナミ
役の出現率まで載ってるって、観戦がもっと楽しくなりそうです。
佐藤メバル
そのデータが面白い。リーチ、メンゼンツモ、役牌、タンヤオ、ピンフをまず覚えればOKと、出現率の高い順に示してくれる。
観戦しながら覚える人にとって、覚える順番がはっきりするのは大きいよ。ゲームに勝つための考え方の章では、現物・字牌・スジといった守備の基本まで触れている。
麻雀1年目の教科書
千羽黒乃 著|竹書房
¥1,320(税込)
麻雀を覚えて1年目の人が、まず覚えるべき役はリーチだと断言する一冊です。相撲に82の決まり手があっても全部覚える必要がないのと同じで、よく出てくる役を覚えれば十分戦える、という整理が痛快。攻撃を覚えたらベタオリを知る。細かいテクニックはいらない、攻撃と守備の基本を押さえれば楽しめるし勝てる、という構成です。
こんな人におすすめ
覚えることが多すぎて何から手をつけていいかわからない人。役を全部覚えようとして挫折しかけている初心者。攻めと守りの基本だけに絞って、まず戦えるようになりたい人に向いています。
良い点
- 役を絞る判断が思い切りよい
- 守備編でベタオリを扱う
- 心構え編まで含む構成
気になる点
- 発展的な戦術は扱わない
- 問題演習は少なめ
- 牌効率の詳細は別の本に譲る
出版社
竹書房
発売日
2022年05月07日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
役は全部覚えなくていい、って言い切ってる本はじめて見ました。相撲の決まり手のたとえ、わかりやすいですね。
佐藤メバル
この割り切りが1年目の人にはありがたい。まずリーチを覚える、攻撃を覚えたらベタオリを知る。細かいテクニックはいらない。
攻撃と守備の基本をしっかり押さえれば麻雀は楽しめるし、十分勝てる、というのがこの本の立場だね。
橘ナナミ
心構え編まであるんですね。メンタルの話ですか?
佐藤メバル
そう受け取っていいと思う。1年目は覚えることが多くて、気持ちの面でも揺れる。そこまで含めて1年目の教科書としてまとめてあるのが親切だよ。
攻撃と守備の基本を、短い章で何度も往復できる構成になっている。
Mリーグルールですぐわかる麻雀点数計算
張敏賢 著|ART NEXT
¥1,320(税込)
Mリーグ公式ルールに完全準拠した、書いて覚える点数計算のマスター本です。ツモアガリと鳴いたアガリはほぼ30符、メンゼンロンならほぼ40符——という早覚えのコツから入り、30符・40符の点数を超えに出して覚え、1ハンを覚えたらあとは倍々。一目で符の計算が必要かわかるチャートと、108問の練習問題がついています。
こんな人におすすめ
観戦やネット麻雀はできるけれど、リアルで点数計算に不安がある人。書いて手を動かして覚えたい初級者。ピンフやチートイツの例外、オーラスの条件計算まで押さえたい人に。
良い点
- チャートで符計算の要否が一目でわかる
- 練習問題108問で反復できる
- オーラスの条件計算まで踏み込む
気になる点
- 点数計算に特化し戦術は扱わない
- ドリル前提なので腰を据える必要
- 入門書ではなく次の段階の一冊
出版社
ART NEXT
発売日
2024年12月16日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
点数計算だけで一冊って、そんなに内容あるんですか? 108問って聞くと、ちょっと身構えます。
佐藤メバル
そこを乗り越える工夫がしてある。まずツモと鳴いたアガリはほぼ30符、メンゼンロンならほぼ40符、という早覚えから入る。
30符・40符の点数を超えに出して覚えて、1ハン分を覚えたらあとは倍々ゲーム。チャートで符計算が必要かどうかも一目でわかる。
橘ナナミ
ピンフやチートイツは例外があるんですよね。
佐藤メバル
そう。ピンフツモは4ハンでも満貫にならない、チートイツも4ハンでは満貫にならない。5ハン以上は2ハン扱いになる。
そういう引っかかりやすいところを章で分けて解説している。オーラスの逆転条件まで扱うから、実戦で慌てないための練習になるよ。
初心者でも上級者に勝てる 麻雀の基本セオリー
クリアレイン 著|日本文芸社
¥1,430(税込)
人気麻雀YouTuberクリアレインさんが、戦術のセオリーをまとめた解説本です。何切る以外にも勝敗を大きく左右する押し引き、リーチ判断、鳴き判断、上手な降り方まで。丁寧に説明するという動画の作りがそのまま紙面にも生きています。難易度はルールを覚えたての初級者から、打つとたまに勝つけれど通算では負けている、というレベルを想定しています。
こんな人におすすめ
ルールは覚えたのに通算で負けている人。セオリーの全体像を一冊でつかみたい初級者。押し引きや降り方を、感覚ではなく考え方から学びたい人に向いています。
良い点
- 押し引きから鳴き判断まで網羅
- 初級者目線の丁寧な説明
- 多面待ち23選の付録つき
気になる点
- 上級者には物足りない
- 問題数は何切る本より少なめ
- 動画と合わせて読む想定の作り
出版社
日本文芸社
発売日
2024年10月29日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
クリアレインさんの本、動画がとにかく丁寧で人気だって紹介されてますけど、本でもその丁寧さは再現されてるんですか?
佐藤メバル
されていると思う。牌効率、ベタオリ、押し引き判断、リーチ判断、鳴き判断という順番で、勝敗に効くセオリーを並べている。
読みながら、なぜそうするのかが追える構成だね。
橘ナナミ
何切る以外も入ってるのがいいですね。何切るだけだと、実戦で迷うところが残る気がしてました。
佐藤メバル
そこがこの本の狙いだね。対象は、仲間内やネット麻雀でたまに勝つけれどトータルでは負けている、というレベル。
巻末に今すぐ覚えるべき多面待ち23選がついているのも実用的で、セオリーと暗記形の両方から押さえられるよ。
よくわかる麻雀の勝ち方 〜牌効率から読みまで極める30の技術〜
平澤元気 著|マイナビ出版
¥1,639(税込)
「絶対にラスを引かない麻雀」で知られる平澤元気プロによる戦術書です。牌効率→牌理→状況判断という三段階で攻撃の思考経路を整理し、30の技術として提示します。情報は薬のようなもので、摂取するタイミングと分量が重要——という立場が貫かれ、読みを早く詰め込んでも混乱するだけだと説きます。巻末にはデータ編として研究者を交えた座談会も収録しています。
こんな人におすすめ
ネットの情報を集めているのに雀力が上がらないと感じる人。学ぶ順番を整えたい初中級者。牌効率の次に何を学ぶべきか迷っている人、データや座談会まで含めて戦術を考えたい人に向いています。
良い点
- 思考の段階が明快に整理される
- 攻撃を牌効率から読みまで通す
- データ編の座談会が読み応えあり
気になる点
- 読み物寄りで問題数は多くない
- 初級者には抽象的に感じる箇所も
- 発行から年数が経っている
出版社
マイナビ出版
発売日
2016年08月25日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
情報は薬のようなもので、摂取するタイミングと分量が大事——この一文がすごく刺さりました。麻雀の本でも同じことが言えるんですね。
佐藤メバル
そう。牌効率を学んでいる人にいきなり読みの話をしても情報過多で混乱するだけだ、と平澤プロは言う。だから牌効率、牌理、状況判断という三段階で、処理する情報を順に増やしていく構成になっている。
橘ナナミ
30の技術って、一つひとつが独立して読めるんですか?
佐藤メバル
通して読むと思考経路がつながるけれど、必要な技術から拾うこともできる。副露編ではホンイツやトイトイ、チャンタ、タンヤオの本質を扱うし、巻末のデータ編には研究者を交えた座談会もあって、そこがまた面白いんだ。
ウザク式麻雀学習 牌効率
G・ウザク 著|三才ブックス
¥1,760(税込)
「麻雀傑作何切る300選」「麻雀定石何切る301選」の理解が深まる牌効率の解説書です。これまでの問題集スタイルに対し、こちらは参考書的な立ち位置。例題をまとめてインデックス的に再掲しているので、繰り返し解き直せます。イラストが入っていて初心者でもすらすら読める。何切る本を持っている人が、その理由を知るために開く一冊です。
こんな人におすすめ
何切る本を買ったけれど、なぜその答えになるのか腑に落ちていない人。問題と解説の橋渡しが欲しい人。牌効率を理屈から理解したい初中級者で、手元の何切る本を使い込みたい人に向いています。
良い点
- 何切るシリーズの理解を補完する
- 例題の再掲で復習しやすい
- イラストつきで読みやすい
気になる点
- 単体では問題数が限られる
- 何切る本との併用が前提
- 上級者には易しい内容
出版社
三才ブックス
発売日
2019年03月25日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これ、何切る本じゃなくて参考書の位置づけなんですね。問題集を持ってる人向けってことですか?
佐藤メバル
そう。これまで発行した何切るシリーズの理解がぐっと深まるように、牌効率の考え方をやさしく解説している。
例題をまとめてインデックス的に再掲してくれているから、繰り返し解き直せるのがいいところだね。
橘ナナミ
じゃあ、先に何切るをやって、答えは合ってるのに理由がわからない、となったらこれを読む、という順番がよさそうですね。
佐藤メバル
まさにその流れ。この本を買った人は逆に何切る本が欲しくなる、と書かれているくらいで、両方を行き来する前提の作りなんだ。
イラストが入っているから、初心者が単独で読んでもすらすら進むよ。
麻雀・一番やさしい牌効率の教科書
平澤元気 著|マイナビ出版
¥1,749(税込)
戦術本を読んだけれど難しくてわからなかった、という人のための初級者向け牌効率の教科書です。まずは最速テンパイを目指すことを目標に、孤立牌から切る、好形を残せば受け入れが広い、といった基本から説明。後半はブロック数に注目して効率のよい打ち方を紹介します。各項に練習問題がついていて、解きながら進められます。
こんな人におすすめ
戦術書で挫折した経験がある人。手作りの基本を、順番に、ゆっくり固めたい初級者。ブロック数の数え方から学びたい人や、読んでわかった気になるのが怖い人に向いています。
良い点
- 初級者向けに用語から説明する
- 全章に練習問題がつく
- ブロック数の考え方を丁寧に扱う
気になる点
- 中級者には易しすぎる
- 押し引きの話は少なめ
- 網羅性より順序立てを優先
出版社
マイナビ出版
発売日
2023年03月28日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『一番やさしい牌効率の教科書』って、どこまでやさしいんでしょう。牌効率って聞いただけで少し身構えてしまうんですけど。
佐藤メバル
そこを想定した本だね。最速テンパイを目指すところから始めて、孤立牌から切る、好形を残せば受け入れ枚数が多い、これを切ればシャンテン数が上がる、という順に進む。
手作りのNG三カ条まで書いてあるから、最初のつまずきを避けられる。
橘ナナミ
各項に練習問題があるのは助かります。読んでわかった気になるのが一番怖いので。
佐藤メバル
そのとおりで、問題を解きながら楽しく上達できるように作られている。後半のブロック数の話は、初級者こそ早めに知っておくと後が楽になる。
完全1シャンテンやヘッドレスといった形の名前も、この本で無理なく入ってくるよ。
牌効率が自然と身につく! 麻雀・何切らない問題
平澤元気 著|マイナビ出版
¥1,958(税込)
実戦ではAとBの差がわずかで好みで決まる場面が多い。ならばCやDは切らないという判断のほうが重要で、明らかな損を避けることが勝率アップの秘訣になる——という発想から生まれた問題集です。正解を示したうえで、初級者が選びがちなNGの打牌とその理由を解説。読み進めるうちに自然と形への理解が深まります。
こんな人におすすめ
何切るで正解を覚えても、実戦で判断に迷う人。損な選択を避けるという視点が欲しい初中級者。テンパイ何切るや実戦形まで、段階を追って練習したい人に向いています。
良い点
- 「切らない」という逆転の発想
- NGの理由まで丁寧に解説
- 超基本から実戦形まで7章構成
気になる点
- 正解の暗記には向かない
- 後半はある程度打てる人向け
- 牌効率の体系書ではない
出版社
マイナビ出版
発売日
2025年08月20日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
何切るじゃなくて「何切らない」問題って、逆転の発想ですね。それって答えが一つじゃないからですか?
佐藤メバル
そう。実戦では選択肢AとBの差がわずかで好みで決まる場面が多々ある。ならばCやDを切らないという判断のほうが大事で、明らかな損を避けられるかどうかが勝率に効いてくる。
だから正解を示したうえで、初級者が選びがちなNGの打牌と、その理由を並べている。
橘ナナミ
ダメな理由が書いてあると、形の理解が進みそうです。
佐藤メバル
読み進めるうちに自然と形への理解が深まる、というのが著者の狙いだね。超基本編からバランス問題編まで段階があるから、自分のレベルに合わせて進められる。
最高位戦のプロでもある平澤さんの解説だから、根拠もはっきりしているよ。
「何切る」で覚える 麻雀基本手筋コレクション
日本プロ麻雀連盟 著|マイナビ出版
¥1,639(税込)
日本最大の麻雀プロ団体、日本プロ麻雀連盟が贈る手筋の解説書です。まず手筋ごとの何切る問題を解き、その解説を読むことで次々に手筋が覚えられる構成。第1章で牌効率の手筋、第2章で打点も考慮した手筋、第3章でチーやポンといった仕掛けの手筋を学びます。通して読むと、自分の手のプラスをどう最大化するかが見えてきます。
こんな人におすすめ
初級から中級へ上がる壁を感じている人。手筋という単位で麻雀を整理したい人。牌効率だけでなく打点や仕掛けまで、一冊で押さえておきたい人に向いています。
良い点
- 団体の総力で手筋を整理している
- 牌効率から仕掛けまで段階的
- 何切る形式で手を動かせる
気になる点
- 発行から年数が経っている
- やや硬めの教科書的な文体
- 問題数は特化型の本に劣る
出版社
マイナビ出版
発売日
2017年02月23日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
日本プロ麻雀連盟が監修してる本って、ちょっと硬そうなイメージがあるんですけど、構成は読みやすいんですか?
佐藤メバル
構成は素直だよ。まず手筋ごとの何切るを解いて、そのあと解説を読む。それで次の手筋に進む。第1章が牌効率、第2章が打点も考慮した手筋、第3章がチーやポンの仕掛け。
段階を踏んで上がっていく形になっている。
橘ナナミ
手筋って、要するにパターンのことですよね。
佐藤メバル
そう捉えていい。自分の手のプラスをどう最大化するか、という視点で一冊を通して学べる。今より上のレベルを目指す初・中級者にちょうどいい難易度で、何切るを解きながら知識を足していけるのが気持ちいいよ。
麻雀技術の教科書「何切る」ドリル
井出洋介 著|池田書店
¥1,595(税込)
井出洋介プロと小林剛プロが厳選した200問でセオリーが身につく問題集です。ふたりの意見がほぼ一致した問題だけを載せているので説得力がある。不正解した問題を何度でも解けるよう「できなかったらチェック」がつき、悩むだけの難しい問題は排除して実戦で役立つ良問をそろえています。5ブロック問題や手役問題まで章が分かれています。
こんな人におすすめ
何切るを一冊やり切って、現代麻雀のセオリーを確認したい人。間違えた問題を繰り返し復習したい人。ルールを覚えたばかりでも読み進められる構成を求めている人に。
良い点
- 二人の意見が一致した問題だけを掲載
- チェック欄つきで復習しやすい
- 観戦の理解も深まる
気になる点
- 類似した問題が並ぶ箇所がある
- 上級者には易しい問題も混ざる
- 解説の分量は問題数に比例する
出版社
池田書店
発売日
2021年06月11日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
井出洋介プロと小林剛プロの共著で、意見が一致した問題だけを載せてるって、逆にすごい絞り込みですよね。
佐藤メバル
そこがこの本の説得力だね。普段は意見の合わないこともある二人が、ほぼ一致した問題だけをそろえている。
だから現代麻雀のセオリーとして安心して学べる。ルールを覚えたばかりの人でも読めるように、悩むだけの難問は外してある。
橘ナナミ
できなかったらチェック、っていう仕掛けも地味にありがたいです。
佐藤メバル
何度でも解き直せるからね。観戦のお供にもなる。基本がわかると、プロの選択がなぜ強いのかが身に染みて理解できるようになるよ。
5ブロック問題や手役問題、終盤の状況問題まで、実戦で役立つ場面が章ごとに並んでいる。
麻雀 勝者になれる「何切る」の教科書
クリアレイン 著|日本文芸社
¥1,430(税込)
人気麻雀YouTuberクリアレインさんの初の著書となる何切る本です。従来の何切る本が問題数に注力するなか、こちらは1問1問の解説を動画のように丁寧に、ときに過剰なくらいに書き込んでいます。数をこなして満足するのではなく、勝つための考え方を理解して身につけるのが目的。基本、浮き牌選択、6ブロック、5ブロック、重要な形、待ち選択と6つのPARTで構成されています。
こんな人におすすめ
何切るを大量に解いても実力が伸びないと感じている人。一問を深く考えたい初級者。問題ごとのレベル表記で、自分の現在地を確かめたい人にも向いています。
良い点
- 一問あたりの解説が非常に厚い
- 三段階のレベル表記で現在地がわかる
- 動画と同じ丁寧な語り口
気になる点
- 問題数は多くない
- 中級者以上には冗長な箇所もある
- 網羅型を求める人には不向き
出版社
日本文芸社
発売日
2024年08月30日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
クリアレインさんの何切る本、問題数より一問ずつの解説に力を入れてるって、他の何切る本と毛色が違いますね。
佐藤メバル
これまでの何切る本は、クイズ本のように問題を並べて数で勝負するものが多かった。この本は逆で、一問一問を動画のように丁寧に解説する。
数をこなして満足するのではなく、勝つための考え方を理解して身につけるのが目的なんだ。
橘ナナミ
問題ごとにレベル表記があるのも、自分の実力がわかっていいですね。
佐藤メバル
そう。基本、浮き牌選択、6ブロック、5ブロック、重要な形、待ち選択と進むから、自分のレベルに合ったところから始められる。
じっくり考える習慣をつけたい人に向いているし、同じ著者のセオリー本と並べて読むのも面白いよ。
科学する麻雀
とつげき東北 著|講談社
¥1,100(税込)
裏スジは危険ではない、回し打ちは無意味だ、ベタオリには法則がある、「読み」など必要ない——従来の戦術書が曖昧にしてきた部分に、理論・数理・統計の根拠で答えを出そうとした一冊です。ピンフのみのテンパイはリーチすべきか、役牌が持ち持ちになる確率は、チートイツは全和了の何%か。すべての答えがここにある、と掲げます。
こんな人におすすめ
「読み」や「ツキ」という言葉に納得がいかない人。数字の裏づけから麻雀を考えたい人。感覚的な戦術書に疑問を持った経験がある中級者以上に向いています。
良い点
- 数理的根拠で判断を示す
- 曖昧な記述を排した姿勢
- 麻雀観そのものを問い直す
気になる点
- 発行が古く統計は当時基準
- 文体が硬く読みにくい箇所がある
- 実践手順の解説は控えめ
出版社
講談社
発売日
2004年12月18日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『科学する麻雀』って、麻雀を科学するってどういうことですか? タイトルからして異色なんですけど。
佐藤メバル
それまでの戦術書が、読みや総合的な判断、ツキの操り方といった一般化しにくい技術で論じてきたのに対して、できるだけ曖昧な記述を排して、どんな場合に何を基準にどう考えるかを明示しようとした本なんだ。根拠は理論、数理、統計にある。
橘ナナミ
裏スジは危険ではない、回し打ちは無意味、という主張はかなり強いですね。
佐藤メバル
そういう断定が並ぶ。ピンフのみのテンパイはリーチすべきか、なんて問いにも具体的な答えを出す。麻雀の思想的側面まで章が割かれていて、読み物としても刺激的だよ。麻雀観が変わる人は多い。
麻雀IQ220の選択
勝又健志 著|竹書房
¥1,650(税込)
MリーグでEX風林火山に所属する勝又健志プロの初の戦術書です。実戦でよく出てくる迷う場面を、Mリーグの牌譜を使いながら26の場面として問題形式で解説します。七対子ど真ん中待ちはリーチ? 仮テン時にリーチを受けたら? ツモ切りリーチをどう読む? 同巡2鳴きはあり?なし? トップ目での役牌ドラの切り時は? と、判断に迷う論点が並びます。
こんな人におすすめ
牌効率を一通り勉強し、実戦でも勝てるようになりたい中級者。勝率をさらに上げたい上級者。観戦でプロの選択の理由まで踏み込みたい人や、ブラフの捨て牌作りに興味がある人にも向いています。
良い点
- Mリーグの牌譜で場面が具体的
- 26の論点が問題形式で整理
- ブラフの捨て牌作りまで扱う
気になる点
- 牌効率の基礎は前提になる
- 問題数は絞られている
- 初心者には難しめの内容
出版社
竹書房
発売日
2019年08月01日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
麻雀IQ220って、タイトルがもう強気ですね。中身もやっぱりハイレベルなんでしょうか。
佐藤メバル
牌効率を一通り勉強した人が対象だね。実戦でよく出てくる迷う場面を26取り上げて、Mリーグの牌譜を使いながら問題形式で解説している。
七対子ど真ん中待ちはリーチするのか、仮テンでリーチを受けたらどうするのか、ツモ切りリーチをどう読むのか。
橘ナナミ
同巡2鳴きはあり、なし、みたいな話も出てくるんですね。そこは意見が分かれそうです。
佐藤メバル
そういう論点を避けずに扱うのがいいところ。プロが強いと思うプロで1位に挙がるほどの人だから、選択の精度が高い。
中級者と上級者の両方が読んで得する内容だよ。
上級者だけが知っている麻雀戦術論
ヨーテル 著|マイナビ出版
¥1,804(税込)
いつも勝っている「あいつ」が持っているのは運ではなく知識だ——という一文から始まる戦術書です。第18代天鳳位であり麻雀講座のYouTuberとしても活躍するヨーテル氏が、高打点を狙う手組み、メンツ手と順子手の複合形をどうするか、リーチの判断基準などを解説。攻撃だけでなく、安全に形式テンパイを取る方法や正しいベタオリの仕方まで踏み込みます。
こんな人におすすめ
ルールを覚えて初級の域は脱したのに、思うように勝てない人。押し引きと降り方を体系的に学びたい中級者。読みの考え方やルール対応まで含めて整理したい人に向いています。
良い点
- 攻撃と守備を両輪で扱う
- 天鳳位の視点で判断基準を示す
- ルール対応の章まで備える
気になる点
- 入門者には前提が重い
- 問題演習は少なめ
- 中級者以上向けの内容
出版社
マイナビ出版
発売日
2023年10月13日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
冒頭の「あいつはツキが違う」→「違います、知識です」って対比、ぐっときますね。麻雀って結局運なのかなと思ってたので。
佐藤メバル
そこをはっきり否定するところから始まる本だね。第18代天鳳位で、麻雀講座のYouTuberとしても活躍しているヨーテル氏が、高打点を狙う手組み、メンツ手と順子手の複合形をどうするか、リーチをするしないの判断基準を整理している。
橘ナナミ
攻撃だけじゃなくてベタオリの話も入ってるんですね。そこが知りたい人は多そうです。
佐藤メバル
安全に形式テンパイを取る方法、正しいベタオリの仕方まで扱っている。これらの知識がいつか会心の一局を生む、という締め方がいいんだ。
初級を抜けた人が次に読む一冊として、押し引き、読み、ルール対応まで一冊でつながる構成になっているよ。
採点システムは「思考のズレ」を可視化する学習設計
橘ナナミ
渋谷ハルさんの本の「点数をつける」仕組みが気になっています。普通の何切る本と何が違うんですか?
佐藤メバル
いいところに気づいたね。ふつうの何切る本は正解を一つ示して終わりになりがちだ。渋谷ハル本は、正解だけでなく有力な選択肢それぞれに渋川プロの感覚で点数をつけている。100点の正解と、90点、30点、40点の選択が並ぶ。
橘ナナミ
点数があると、何が変わるんですか?
佐藤メバル
自分の思考のズレが数字で見えるんだ。初心者なら、30点や40点の選択を減らす。すでに勉強してきた人は、90点と100点の違いを考える。同じ本を、実力の違う二人が別の使い方で開ける。これは「答えを覚える」から「判断の精度を測る」への転換なんだよ。
橘ナナミ
なるほど……。だとすると、自分が何点を選んだかを記録しておくと、上達が可視化できそうですね。
佐藤メバル
まさにそう。渋谷ハルさん自身、本書の言葉として「正解を学ぶだけでなく、自分の考えがどのくらい正解に近いのかを知りたい」と書いている。学習設計としてよくできている。
レベル×目的で見る麻雀本の全体像と読む順番
橘ナナミ
本が多くて、どれとどれが同じ棚なのかわからなくなってきます。
佐藤メバル
役割で分けると整理しやすい。まず入門書、次に何切る本、その先に戦術書、そして守備や点数計算の専門書だ。入門は白鳥翔さん、二階堂亜樹さん、中田花奈さんの『初めてでもすぐ、よくわかる! 中田花奈の麻雀入門』、佐々木寿人さんの『イラスト見るだけ! Mリーガー佐々木寿人の麻雀入門』。何切るは渋谷ハル本、宮内こずえさん、井出洋介さん・小林剛さん。戦術書は瑞原明奈さん、勝又健志さん、ヨーテルさん、平澤元気さんの『よくわかる麻雀の勝ち方』だね。
橘ナナミ
読む順番は、その並びどおりでいいんですか?
佐藤メバル
基本はそう。ルール→何切るで手を動かす→戦術書で状況判断、という階段だ。ただ中級者なら、牌効率を固めたあとに『麻雀IQ220の選択』で実戦の迷い場面へ、というルートもある。目的別に見るなら、牌効率は平澤元気さんや宮内こずえさん、押し引きはクリアレインさん、守備は『麻雀1年目の教科書』、点数計算は張敏賢さんの本、という横断の地図が引ける。
橘ナナミ
中級者が次に読む一冊は?
佐藤メバル
牌効率を一通り終えた人には、勝又健志さんの『麻雀IQ220の選択』かヨーテルさんの『上級者だけが知っている麻雀戦術論』を勧めることが多い。前者はMリーグの牌譜を使った問題形式で、「牌効率を覚えた次」の実戦判断に橋をかけてくれる。
神域リーグ・配信と教材のつなぎ方、紙と電子の使い分け
橘ナナミ
渋谷ハルさんの配信や神域リーグを見ていると、「あの打牌はどういう理屈なんだろう」と思うことが増えました。
佐藤メバル
そこが教材との接続点だね。渋谷ハル本は、神域リーグでも活躍する渋谷ハルさんの麻雀を渋川プロが分析した構成になっている。だから観戦で見た場面を、本の何切るに重ねて復習できる。観る→解く→また観る、の往復が一番身につく。
橘ナナミ
紙と電子は、観戦のお供としてはどちらが?
佐藤メバル
配信を見ながら手を動かすなら紙、移動中や観戦中にすぐ引くなら電子が便利だ。点数計算のように何度も書く本と、読み物は分けるといい。Mリーガー著とVTuber著の違いも意識しておくと選びやすい。Mリーガー著は実戦の判断基準、VTuber著は視聴者と同じ目線の噛み砕きが持ち味で、渋谷ハル本はその両方を一冊に同居させている。
橘ナナミ
予算が少ないときは、どれから買えばいいんでしょう。
佐藤メバル
入門書か何切る本のどちらか一冊から始めて、足りないと感じた領域を次に足す。一気にそろえるより、併読で役割を分けたほうが定着するよ。
よくある質問
渋谷ハルの麻雀本は初心者でも読める?
橘ナナミ
渋谷ハルの麻雀本は初心者でも読めるについて教えてください。
佐藤メバル
『何切る 攻撃の極意』は初中級者向けで、テーマは牌効率と鳴きです。ルールを覚えたてでも読めますが、役や基本ルールに不安があるなら入門書を一冊挟むと理解が早まります。著者も、初心者はまず30点や40点の選択を減らす使い方を勧めており、全部を理解しようとしなくてよい構成です。
麻雀「何切る」攻撃の極意の電子版はある?
橘ナナミ
麻雀「何切る」攻撃の極意の電子版はあるについて教えてください。
佐藤メバル
電子版の有無は書誌情報としては示されていないため、購入前に各電子書店の販売ページで確認するのが確実です。何切るは書き込みながら解くと定着しやすいので基本は紙、移動中や配信の合間に読み返す用として電子を選ぶ、という併用も現実的です。
何切る本を1冊だけ買うならどれがおすすめ?
橘ナナミ
何切る本を1冊だけ買うならどれがおすすめについて教えてください。
佐藤メバル
目的で変わります。牌効率を固めたいなら宮内こずえさんの『手なりで勝つ!宮内こずえの牌効率完全マスターBOOK』、実戦での迷いを減らしたいなら渋谷ハルさんの『何切る 攻撃の極意』、基礎の手筋から入るなら井出洋介さん・小林剛さんの『麻雀技術の教科書「何切る」ドリル』が候補になります。今の自分の課題に直結する一冊を選ぶのが一番です。
麻雀本は読むだけで強くなる?
橘ナナミ
麻雀本は読むだけで強くなるについて教えてください。
佐藤メバル
読むだけでは定着しにくいです。何切るを解いて答え合わせをする、点数計算を手で書く、観戦で見た場面を本で確認する、といった往復が効きます。渋谷ハル本の点数方式のように、自分の判断と正解の差を測れる教材は、その往復に向いています。
麻雀初心者におすすめの入門書は?
橘ナナミ
麻雀初心者におすすめの入門書はについて教えてください。
佐藤メバル
白鳥翔さんの『白鳥翔のとにかくわかりやすい麻雀入門』、二階堂亜樹さんの『マンガでわかる!二階堂亜樹 いちばんやさしい 麻雀入門』、中田花奈さんの『初めてでもすぐ、よくわかる! 中田花奈の麻雀入門』、佐々木寿人さんの『イラスト見るだけ! Mリーガー佐々木寿人の麻雀入門』などがあります。イラスト・マンガ・ドリルなど、自分が読み進めやすい形式で選ぶとよいです。
中級者が次に読むべき麻雀本は?
橘ナナミ
中級者が次に読むべき麻雀本はについて教えてください。
佐藤メバル
牌効率を一通り学んだら、勝又健志さんの『麻雀IQ220の選択』やヨーテルさんの『上級者だけが知っている麻雀戦術論』が候補になります。前者はMリーグの牌譜を使った問題形式で、押し引きや読みなど「牌効率の次」の実戦判断に踏み込めます。
点数計算の本は買うべき?
橘ナナミ
点数計算の本は買うべきについて教えてください。
佐藤メバル
リアルの卓で打つなら買う価値は高いです。張敏賢さんの『Mリーグルールですぐわかる麻雀点数計算』は書いて覚える型で、練習問題を通して手を動かせます。入門書にも点数計算の章やドリル、早見表が付くものがあるので、まずは手元の一冊を確認してみるのも手です。
Mリーガーの本とVTuberの本は何が違う?
橘ナナミ
Mリーガーの本とVTuberの本は何が違うについて教えてください。
佐藤メバル
Mリーガー著は実戦の判断基準や思考の言語化が軸になり、VTuber著は視聴者と同じ目線で噛み砕いてくれる点が持ち味です。渋谷ハルさんの『何切る 攻撃の極意』は、渋谷ハルさんを渋川難波さんが分析する掛け算型で、両方の良さを一冊に同居させています。
まとめ
橘ナナミ
今日の話を聞いて、最初に買う一冊がはっきりしてきました。渋ハル本だけを探していたのが、ちょっと視野が広がった感じです。
佐藤メバル
それでいいんだよ。渋谷ハル本はゴールじゃなくて、牌効率と鳴きを鍛えるための通過点だ。入門書で土台を作り、この本で手を動かし、戦術書で状況判断を足す。その順番を守れば、遠回りしない。
橘ナナミ
でも、読んで終わりにしないのが大事なんですよね。
佐藤メバル
そう。麻雀本は答え合わせの道具だからね。本の何切るに自分の答えを書いて、点数と見比べる。その繰り返しが、配信を見ているときの「なぜこの一打なのか」を変えていく。
橘ナナミ
なんだか、本棚そのものが手牌に見えてきました。今の自分に足りない一枚を、一枚ずつ切っていく感じというか。
佐藤メバル
いい例えだね。麻雀は手牌が変われば最適な一打も変わる。本棚も同じで、成長すれば「切る本」「残す本」が入れ替わっていく。今日の一枚が、半年後のあなたの手牌を変える。それが本を選ぶということだよ。
