ゴルフを学べる本のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年10月
橘ナナミ
「畑 本 ゴルフ」で来る読者さんって、畑本太選手のスイングを見て「どうなってるの?」と調べ始めた人ですよね。なのにうちが紹介するのは本……つながりますか?
佐藤メバル
つながるよ。動画は「結果」を見せてくれるけれど、「なぜそうなるのか」は言葉にしないと残らない。畑本太選手のような上手さを、あとから自分で再現しようと思ったら、原理を説明してくれる本が要る。書店員時代、上手い人の話を聞きに行っても本人は「普通に振ってるだけ」と言うんだ。その“普通”を翻訳してくれるのが理論書なんだよね。
橘ナナミ
なるほど……! じゃあ畑本太選手のクラブセッティングを見て「この番手構成いいな」と思ったときも、本で補えるんですか?
佐藤メバル
そこは分けて考えたい。セッティングの細かい数字は本人や所属先が発信する一次情報で、しかも日々変わる。本で学ぶべきは「なぜその番手構成にするのか」という考え方のほう。たとえば『予約が取れないレッスンプロが教える ゴルフ1年生のためのスイングの教科書』は、PART1でクラブの選び方と診断法から入り、番手ごとに振り方を変える意識まで踏み込んでいる。セッティングは“正解”を写すものではなく、“自分の距離”を埋めていく設計図なんだ。
橘ナナミ
それ気になります! 「自分の距離」を把握するってことですか?
佐藤メバル
そう。同じ本に、各番手のヤード数を把握するだけでスコアに直結する、100切りも夢じゃないと書かれている。畑本太選手のセッティングを眺めるときも、「この人はこの距離をこのクラブに任せている」と読み替えると、ただの数字が急に意味を持ち始めるよ。
ゴルフを学べる本の選び方
目的別で選ぶ — スイング改善/スコアメイク/メンタル/ギア知識
橘ナナミ
一口に「ゴルフの本」と言っても、目的がバラバラですよね。
佐藤メバル
まず大きく4つに分けよう。スイングを理屈から直したいなら『ゴルフスイング物理学』や『世界標準のスイングが身につく科学的ゴルフ上達法』、スコアの作り方を知りたいなら『ゴルフには上手くなる「順番」がある』、心を整えたいなら『なぜナイスショットは練習場でしか出ないのか』や『ゴルフは「心の練習」で上手くなる』、道具を知りたいなら『予約が取れないレッスンプロが教える ゴルフ1年生のためのスイングの教科書』のPART1。この4分類を最初に決めると、本棚が散らからない。
レベル別で選ぶ — 初心者/100切り/90切り/シングル
佐藤メバル
初心者なら『いちばんわかりやすいゴルフ入門』。マナー、スコアカードの書き方、道具の選び方から、打ちっぱなしでの練習法、状況別スイングまで一冊でつながる。100切りを狙う段階なら『練習はインパクトゾーンだけでいい!』や『週1回30球で上手くなる!大人のゴルフ練習帳』のように、練習量を絞る発想が効く。90切りなら『お金をかけずに90を切るゴルフ』、シングルを見据えるなら『ゴルフ・シングルになれる人、アベレージで終わる人』で“感性”の話に入る。
形式別で選ぶ — 図解大判/文庫・新書/電子書籍
橘ナナミ
同じ内容でも、大きさで使い勝手が変わりますよね。
佐藤メバル
大判の図解は練習場に持ち込む用。『最強インパクトを作る うねりスイング』はB5判で写真が大きく、QRコードから動画も見られる。『ゴルフは基本がすべて! てらゆーのゴルフスイング大全』もB5のオールカラーだ。逆にラウンド前夜や移動中に読みたいなら『ゴルフは名言でうまくなる』のような文庫・新書。手元で検索して読み返すなら電子、写真を見比べるなら紙、と役割で分けるのがおすすめだよ。
著者別で選ぶ — プロコーチ/ツアープロ/トップアマ
佐藤メバル
プロコーチの本は手順が親切で、辻村明志さんの『ゴルフのトップコーチが教える スウィングの真髄』、内藤雄士さんの『ゴルフ 正しいスイングは「骨格」で理解する!』は体の使い方から入る。ツアープロの本は実戦目線で、藤田寛之さんの『ゴルフには上手くなる「順番」がある』や堀川未来夢さんの『日本一“練習しない”プロが教える「科学的」ゴルフ上達法30』。そして畑本太選手のような上手さを理屈で追うなら、名手が自分のスウィングを書き記した『ベン・ホーガン パワー・ゴルフ』が参照点になる。
予算別で選ぶ — 手頃な文庫から専門書まで
橘ナナミ
高い本はやっぱりいいんですか?
佐藤メバル
値段と効果は比例しないよ。『30cmのパットが確実に入れば、飛距離は必ず伸びる』や『ゴルフは名言でうまくなる』、『世界最速のゴルフ上達法クォーター理論』は手に取りやすい価格帯で、投資として軽い。逆に『ゴルフサイエンス ファンダメンタルズ』のような専門書は金額も厚みも大きいけれど、何度も読み返す前提ならむしろ安い買い物になる。
発行年・版で選ぶ — 名著の最新改訂版かどうか
佐藤メバル
編集者として一番気にしているのがここ。古典は版によって内容が違うことがある。ホーガンの『パワー・ゴルフ』は『モダン・ゴルフ』の10年前に書かれた幻の名著が蘇ったもの。だからこそ、どの版で読むかを確認したい。同じ著者でも『最強インパクトを作る うねりスイング』と『三觜喜一 スウィングの流儀』では役割が違う。版と発行年を見てから買うと、失敗がぐっと減るよ。
ゴルフを学べる本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
ゴルフを学べる本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい
ベン・ホーガン パワー・ゴルフ
ベン・ホーガン 著|筑摩書房
¥1,870(税込)
ショットメーカーとして知られるベン・ホーガンが、『モダン・ゴルフ』より10年前に、自分のスウィングがどう生まれたかを書き記していた一冊。グリップ、クラブ、スタンス、ショットに加え、コースでの実践まで踏み込み、生誕100年を機に幻の名著として復刊された。完成された結論ではなく、試行錯誤の過程が残っているのが読みどころで、原理原則を暗記する本とはひと味違う。
こんな人におすすめ
スウィングの原理原則を、答えではなく成り立ちから確かめたい人。『モダン・ゴルフ』を読んだうえで原点に戻りたい人。レッスン書を何冊読んでも腹に落ちなかった人。腰を据えて一冊を読み込みたい時期に向く。
良い点
- 原点となる思考の過程が読める
- コースでの実践まで踏み込む
- 幻の名著が読みやすい形に
気になる点
- 図版中心の本ではない
- 現代の道具前提の話ではない
- 順を追って読む覚悟が要る
出版社
筑摩書房
発売日
2012年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
ベン・ホーガンって名前だけは聞いたことがあるんです。でも『パワー・ゴルフ』は初めて知りました。どんな本なんですか?
佐藤メバル
いい質問だね。ホーガンは『モダン・ゴルフ』で知られるショットメーカーで、この本はその10年前に書かれていた幻の一冊なんだ。
生誕100年を機に復刊された。グリップやクラブ、スタンス、ショット、そしてコースでの実践まで、自分のスウィングがどう生まれたかを本人が書き記している。
形だけでなく考え方の原型が読めるのが面白いところだよ。
橘ナナミ
10年前に書いたものと後年だと、考え方が変わっているかもしれないですね。読み比べたら、悩みながら組み立てた過程が見えそうです。
佐藤メバル
まさにそこ。答えだけを読むより、試行錯誤の順番が見えるのが価値なんだ。何を疑い、何を確かめたかが残っている。
古いから読まなくていい本ではなくて、原点を確かめる本として今も効く一冊だよ。
ゴルフサイエンス ファンダメンタルズ
マツモトタスク 著|日経BP
¥4,950(税込)
元国際金融マンが米国Jacobs3D Golfで科学的なスイング理論を学び、50代半ばでティーチングプロ資格を取得。その再学習の過程を背景に、クラブの重心点に働く6種類の力とトルクを解析し、グリップ部の力学的入力データからクラブがどう力を受け取りボールへ伝えるかを体系化する。形を追うゴルフから、エネルギー伝達のシステムとして理解する一冊。
こんな人におすすめ
感覚ではなく理屈でスイングを設計したい人。動画でフォームを直しても再現性が上がらない人。仕事の思考力をゴルフで鍛え直したい人。腰を据えて読み込みたい人に向く。
良い点
- 物理と感覚の両面から解説
- 著者の転身の歩みも読める
- 再現性を言葉で説明できる
気になる点
- 前提知識ゼロには重い
- 読み込みに時間が要る
- 練習より読解が先になる
出版社
日経BP
発売日
2026年03月27日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これ、ゴルフなのに“サイエンス”ってつくんですよね。難しそうで、正直ちょっと身構えちゃうんですが、どんな本なんですか?
佐藤メバル
著者は長年欧州で働いた元国際金融マンで、Jacobs3D Golfで科学的なスイング理論を学び、50代半ばでティーチングプロ資格を取った人なんだ。
この本はクラブの重心点に働く6種類の力、ForceとTorqueを解析して、クラブがどう力を受け取りボールへ伝えるかを物理と感覚の両面から体系立てていく。
形を追うゴルフからの脱却を提案しているよ。
橘ナナミ
「Hub」とか「COM Path」って言葉が出てきますけど……それって何を指しているんですか? 頭に入ってこなくて。
佐藤メバル
Hubはクラブへの入力点として説明されている考え方で、Hub PathとCOM Pathは同じではない、原因を整えれば結果は自然に整う、というのが柱なんだ。
相対スイングプレーンという見方も出てくる。読後には「なぜ飛ぶのか」「なぜ曲がるのか」を自分の言葉で説明できるようになることを狙った一冊だよ。
世界標準のスイングが身につく科学的ゴルフ上達法
板橋繁 著|講談社
¥1,320(税込)
クラブの設計と構造を最大限に活かす世界標準のスイングを、日本の常識とされる動作と並べて反転させながら示す一冊。リストは返さない、ヘッドは走らせない、トップはつくらない、クラブは寝かせてから振る、グリップをヘッドより先行させる。思い込みの棚卸しから入りたい人に向く。
こんな人におすすめ
自己流が固まって伸び悩んでいる人。飛距離と方向の両方を安定させたい人。上達の近道を最短で知りたい人。トップアマの実感が添えられているのも安心材料だ。
良い点
- 常識と世界標準を対比して示す
- トップアマの使用感が載る
- 要点が短い言葉で整理される
気になる点
- 読むだけでは動きが変わらない
- 前提を疑う姿勢が求められる
- 自分の練習環境と突き合わせる手間
出版社
講談社
発売日
2019年04月17日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
“日本人の99%は間違ったスイングをしている”って、だいぶ強い言い方ですよね。本当なんですか?
佐藤メバル
これは著者の主張として本に書かれていることだね。逆に「リストは返さない」「ヘッドは走らせない」「トップはつくらない」といった世界標準の側と並べて、日本の常識とされる動作を一つずつ反転させていく構成なんだ。
このメソッドが初めて書籍化された一冊で、トップアマの声も収録されているよ。
橘ナナミ
「裏面ダウン」って言葉が気になりました。右手の使い方の話だそうですが、板橋さんのメソッドの肝はそこなんですか?
佐藤メバル
そこは右手の使い方として語られている部分で、著者は全米ゴルフ教師インストラクター協会日本支部の主席試験官を務め、日本体育大学大学院でトレーニング論と身体動作学を学び、ヒルズ学園高校のゴルフ部監督や豪州のアカデミーで指導してきた人なんだ。
クラブの設計や構造を最大限に活かす、という発想が全編を貫いているよ。
ゴルフスイング物理学
小澤康祐 著|実業之日本社
¥1,430(税込)
甲子園を目指して野球に打ち込み、スポーツトレーナーになった著者が24歳でゴルフに出会い、飛ぶけどOB連発の日々から「水平面上の遠心力」に気づくまでの過程が土台。まず道具があり、その前提に技術があり、最後に体がある、という順番で組み立てる。理屈から入って体を動かすタイプに向く。
こんな人におすすめ
理系の思考でスイングを納得したい人。野球など別競技からゴルフに来た人。大人になってから始めて最短でうまくなりたい人。頭で理解してから練習したい人に合う。
良い点
- 道具から逆算する独自の順番
- 初心者だった頃の失敗が具体的
- 理屈と体の両方を扱う
気になる点
- 感覚派には回りくどい
- 物理の話に抵抗がある人も
- 競技経験者寄りの前提がある
出版社
実業之日本社
発売日
2018年09月27日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
野球からゴルフに入った人向けの本……なんですか? 理系の人が書いているみたいで気になります。
佐藤メバル
著者は甲子園を目指して野球に打ち込み、スポーツトレーナーになって24歳でゴルフを始めた人なんだ。最初は飛ぶけどOB連発の典型的な野球部出身ゴルファーで、そこでフェースをスクエアにする力の方向を物理で考え始め、「水平面上の遠心力」に気づいた。
その過程がそのまま理論の土台になっているよ。
橘ナナミ
「道具、技術、カラダの順に考える」っていうのが意外でした。普通は体の使い方から入るイメージがあったので。
佐藤メバル
そこがこの本の独自性だね。まずクラブという道具があり、それを前提に技術があり、最後に身体がある。順番を逆にすると、道具に合わない動きを体で無理に作ることになる。
頭が納得すれば体は動く、という前提で組み立てられた新しい上達法なんだよ。
世界が認めた究極のシンプルスイング キープレフト理論
和田泰朗 著|日本文芸社
¥1,540(税込)
クラブを体の左サイドにキープしたまま振る、という一点に絞った理論。スイングを振り子ではなく吊り子運動として捉え、寺の鐘を棒で突く動きに近いと説明する。リストコックやアームローテーションへの意識が要らず、動きがシンプルで再現性が高い。写真を多用し、アドレスからフィニッシュまで段階を追う。引き算の発想が持ち味だ。
こんな人におすすめ
スイングに不安があり、意識することを減らしたい人。リストコックで悩んできた人。ドリルで一つずつ確かめたい人。動きをシンプルにしたい人に向く。
良い点
- 意識する点が少なく再現性が高い
- 写真で流れを追える
- マスタードリルまで用意される
気になる点
- 吊り子運動の感覚が掴みにくい人も
- 他の理論との併用は難しい
- 形の習得に練習量が要る
出版社
日本文芸社
発売日
2019年09月25日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
キープレフト……サッカーみたいな名前ですけど、クラブを体の左サイドにキープして振る、という意味なんですか?
佐藤メバル
そのとおり。グリップエンドからシャフトがもっと長く伸びていて、それがずっと体の左サイドにあるように振るイメージなんだ。
一般にスイングは振り子運動と捉えられるけれど、この理論は「吊り子運動」で考える。寺の鐘を棒で突く動きに近いと説明されていて、リストコックやアームローテーションへの意識が要らなくなるんだよ。
橘ナナミ
意識することが減るのは、再現性が上がりそうですね。でも、本当にそれで振れるのかなって不安もあります。
佐藤メバル
だから本は写真を多用して、アドレスからフィニッシュまで段階を追って見せている。著者は世界的なティーチングプロ団体WGTFで会員の1%しかいないマスター資格を取り、ティーチングプロ・トップ100にも選ばれている人だよ。
ドリルまで用意されているから、まず形を試せる。
最強インパクトを作る うねりスイング
三觜喜一 著|日本文芸社
¥3,960(税込)
スイングを4つの連続動作の局面として捉え、それを積み上げて最強のインパクトを作るという考え方を、大きな紙面と写真で示す一冊。動きを確認できる動画のQRコードつきで、「うねりドリル」「かご練」といった独自の練習も収録する。前著を補完し、骨格・筋肉図や章ごとのチェックシートを備える。確認しながら進めるタイプに向く。
こんな人におすすめ
写真で動きを確かめたい人。チェックシートで抜けを防ぎたい人。インパクトの形をゼロから作り直したい人。見ながら練習したい人に向く。
良い点
- 写真と動画の両方で確認できる
- チェックシートで抜けを防げる
- 独自ドリルが収録される
気になる点
- 大判で持ち歩きにくい
- ページ数が多く通読は重い
- 動作の分解に根気が要る
出版社
日本文芸社
発売日
2019年02月28日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
“うねりスイング”って、名前からして動きが想像できないんですけど……どんなスイングなんですか?
佐藤メバル
著者はスイングを4つの連続動作の局面として捉えていて、そこを順番に積み上げることでインパクトを作る考え方なんだ。
大きなB5判で写真が多く、動きの確認用にQRコードで動画も見られる。前著を補完する内容で、骨格・筋肉図や章ごとのチェックシートまでついて、300ページ近いボリュームになっているよ。
橘ナナミ
「うねりドリル」に「かご練」……聞き慣れない練習が出てくるんですね。これって練習場でできるものなんでしょうか?
佐藤メバル
そこは著者独自のドリルとして収録されている部分で、スイング作りに不可欠なものとして紹介されているよ。
感覚に頼らず、動作を分解して確かめながら積む。だからこそ写真と動画の両方が添えられているわけだね。エラーをアドレスで防ぐ、という章立ても実践的だよ。
三觜喜一 スウィングの流儀
三觜喜一 著|日本文芸社
¥1,100(税込)
予約が取れない人気レッスンプロの連載をMOOK化した一冊。漫画のレッスンに加え、グラビアと動画のレッスンを撮りおろし、動画チャンネルとのコラボ企画として再生回数上位10本を誌上で解説する。クラブはなぜ倒れるのか、朝イチのティーショットはなぜ曲がるのか。日常的な疑問から入れる構成だ。
こんな人におすすめ
漫画やグラビアで読みやすく学びたい人。スライスやアドレスなど具体的な悩みがある人。動画で見たテーマを文字で確かめたい人。隙間時間で読み進めたい人に。
良い点
- 漫画で流れが頭に入る
- 動画の上位テーマを誌上解説
- 飛距離の話まで踏み込む
気になる点
- 一から体系立てて学ぶ形ではない
- 雑誌の作りに慣れない人も
- 索引的に拾う使い方になる
出版社
日本文芸社
発売日
2020年12月17日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これ、本というより雑誌みたいな形ですよね。普通のレッスン本とは何が違うんですか?
佐藤メバル
MOOKという形で、漫画のレッスンに加えてグラビアと動画のレッスンを大きく撮りおろしているのが特徴だね。
動画チャンネル「MITSUHASHI TV」とのコラボ企画もあって、再生回数の上位10本が誌上で解説されている。
スウィングを集中的に扱いつつ、初心者から中級者まで届くように作られているよ。
橘ナナミ
漫画でレッスン、というのは読みやすそうですが、そのぶん内容が薄くなってしまうことはないんでしょうか。気になります。
佐藤メバル
「どうしたらクラブは倒れるのか」「朝イチのティーショットが曲がるのはなぜ?」といった、実際に多くの人がつまずくテーマが並んでいる。
飛距離アップの話も、フェースターンとアーリーリリースという形で踏み込んでいる。読みやすさと実践項目が両立しているのが、この形の強みだと思うよ。
ゴルフのトップコーチが教える スウィングの真髄
辻村明志 著|日本文芸社
¥1,210(税込)
トッププロを指導してきたコーチが、王貞治選手の一本足打法を作り上げた荒川博氏に師事した経験をゴルフの指導に取り入れた一冊。構えで勝負は決まっている、ヘソとグリップはつないでおく、クラブはスパッと鋭く振り下ろす。合氣道に通じる武道として捉える章から入り、氣という視点でスウィングを語る。
こんな人におすすめ
技術書に飽きて別の角度から考えたい人。構えや姿勢に悩んでいる人。野球とゴルフの共通点に関心がある人。言葉から動きを変えたい人に向く。
良い点
- 武道の視点が他書にない
- 名言と箴言を収録する
- 練習法まで用意されている
気になる点
- 抽象度が高く感じる人も
- 氣の感覚は言語化しにくい
- 短期の技術改善向きではない
出版社
日本文芸社
発売日
2019年12月17日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
“氣”のスウィング理論、ってあるんですけど……ゴルフと氣って、どうつながるんですか? 想像がつかなくて。
佐藤メバル
著者は上田桃子選手や小祝さくら選手、永井花奈選手らを指導してきたコーチで、王貞治選手の一本足打法を作り上げた荒川博氏に師事した人なんだ。
そのエッセンスをゴルフの指導に取り入れていて、本では「ゴルフは合氣道に通じる武道である」という章から入り、氣で打ち飛ばす考え方を説いていくよ。
橘ナナミ
「構えで勝負は決まっている」とか「ヘソとグリップはつないでおく」という言葉が並んでいて、具体的に何をすればいいのか知りたくなります。
佐藤メバル
そこは実践の指針として書かれている部分だね。荒川氏が遺した18の名言と箴言を紹介する章もあって、打撃の極意をゴルフに置き換えて読める。
メソッドを身につけるための練習法も多く載っているから、言葉だけの精神論で終わらせない作りになっているよ。
レッドベターの実戦ドリルブック
デーヴィド・レッドベター 著|ゴルフダイジェスト社
¥2,750(税込)
球筋を整える基本、実戦の応用、状況別のアプローチ、状況別のバンカー、トラブル脱出の5部構成。コースで正しいアライメントを取るには、アプローチの距離感をつかむには、ベアグラウンドからどう打つか。すべて問いの形で並ぶので、ラウンド前夜に困りごとを拾って読める。引き出しとして使う一冊だ。
こんな人におすすめ
スイングは作れてきたがコースで崩れる人。アプローチやバンカーの引き出しを増やしたい人。辞書的に使いたい人。ラウンド前日に開く使い方に向く。
良い点
- 問いの形で探しやすい
- 実戦場面を幅広くカバー
- アプローチとバンカーが厚い
気になる点
- 通読向きの構成ではない
- スイングの理論には触れない
- 前提が古めの記述もある
出版社
ゴルフダイジェスト社
発売日
2005年06月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
レッドベターって名前は聞いたことがあるんですが、この本はどんな内容なんですか? ドリルブックとついていますけど。
佐藤メバル
中身は大きく5つに分かれていて、球筋を整える基本テクニック、実戦で役立つ応用テクニック、状況別のアプローチ、状況別のバンカー、そしてトラブル脱出だね。
たとえば「コースで正しいアライメントを取るには?」「アプローチの距離感をつかむには?」「ベアグラウンドからの打ち方は?」といった具合に、すべて問いの形で並んでいる。
橘ナナミ
質問形式で並んでいると、自分が困っている場面を探しやすいですね。読み通すというより、辞書みたいに使う感じでしょうか。
佐藤メバル
そう、まさに引き出しとして使える構成なんだ。ラウンド前日に困りごとだけ拾うこともできるし、練習テーマとして一つずつ試すこともできる。
スイングの理論書を読んだあとに、「で、コースでどうするの?」を埋めてくれる一冊だよ。
ゴルフには上手くなる「順番」がある
藤田寛之 著|ベストセラーズ
¥1,100(税込)
基本の「き」からパワーフェードの打ち方まで、スピード上達する77のポイントを5つのレベルに分けて並べた一冊。スイングメカニズム、ドライバーショット、フェアウェイウッドとアイアン、ショートゲーム、実践。序章は「私が賞金王になれた理由」で、順番を守る意味から説き起こしている。
こんな人におすすめ
何から手をつけるか迷っている人。飛ばしの話に飛びついて崩れた経験がある人。段階を追って積み上げたい人。基礎から順に固めたい人に向く。
良い点
- レベル分けで現在地が分かる
- 実戦まで一本の線でつながる
- ポイントが細かく整理される
気になる点
- 派手な近道は出てこない
- 77項目を通す根気が要る
- ある程度打てる人向けの面も
出版社
ベストセラーズ
発売日
2014年06月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
“順番”って、上達する順番のことですよね? 順番を間違えると伸びない、ということなんでしょうか。
佐藤メバル
そのとおりで、基本の「き」からパワーフェードの打ち方まで、スピード上達する77のポイントが5つのレベルに分けて並んでいる。
スイングメカニズム、ドライバーショット、フェアウェイウッドとアイアン、ショートゲーム、実践。順番に積み上げる前提で書かれているから、飛ばしの話に飛びつかなくて済むんだ。
橘ナナミ
「私が賞金王になれた理由」という序章が気になります。そこから読むと、全体の意味が変わりそうですね。
佐藤メバル
著者はまずそこから入っている。なぜ順番が大事なのかを自分の経験から説いて、そのあとで各レベルに降りていく流れになっているんだ。
だから頭から読むと、目の前の一打がどの段階の話なのかが分かる。逆に、いま詰まっている章だけ拾い読みしても使えるよ。
練習はインパクトゾーンだけでいい!
栗林保雄 著|ゴルフダイジェスト社
¥1,320(税込)
時間のないアマチュアがいつも80台で回るために、ヒッティングの習得が上達への最短コースだと説く。今までのスウィング理論は「理論」ではなかった、という言葉から始まり、グリップは握らず支えるだけ、ピストンスナップの実態、フルスウィングとヒッティングの違いへ進む。一点に絞る練習を提案する一冊だ。
こんな人におすすめ
練習時間が取れない人。スイング改造の迷宮に入っている人。インパクトだけを集中して磨きたい人。限られた球数で成果を出したい人に向く。
良い点
- 練習範囲を絞る勇気をもらえる
- インパクトの捉え方が具体的
- フルとの違いも整理される
気になる点
- 他の理論と混ざると混乱しやすい
- 地味で即効感は薄い
- 言い切りが強めで好みが分かれる
出版社
ゴルフダイジェスト社
発売日
2016年02月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
“練習はインパクトゾーンだけでいい”って、かなり思い切ったことを言いますね。本当にそれだけでいいんですか?
佐藤メバル
この本の主張は、ヒッティングの習得が上達への最短コースだというものなんだ。時間のないアマチュアがいつも80台で回るための秘訣として、今までのスウィング理論は「理論」ではなかった、とまで書いている。
第1章から第5章まで、グリップの働きやスイングの中枢を順に解き明かしていく構成だよ。
橘ナナミ
「グリップは握らない」という章もあって、え、と思うんですけど……クラブを支えるだけ、という意味なんですか?
佐藤メバル
そう、クラブは握らずにただ支える、という言い方で説明されている。ピストンスナップの実態や、右手の動きを作る単純動作にも触れているよ。
フルスウィングとの違いも整理されているから、練習場で振り回す量を増やす前に、どこに意識を集めるかを決められる一冊なんだ。
30cmのパットが確実に入れば、飛距離は必ず伸びる
新井真一 著|新星出版社
¥935(税込)
パッティングのショートストロークから始めてスイングを改造する、という逆順の発想が核。魔法の30cmという考え方で、アドレスのズレや錯覚を先に整え、パターを変えたらスイングがよくなった実例を重ねる。練習場に行かなくても進められる。小さな動きから入る設計だ。
こんな人におすすめ
まとめて練習場に行けない人。家でできる練習を探している人。スイングを直しても元に戻ってしまう人。短い時間で確かめたい人に向く。
良い点
- 練習場が不要な設計
- アドレスのズレから入る順番
- 実例で変化が追える
気になる点
- 飛距離を直接扱う本ではない
- 近道を期待すると物足りない
- 地道な反復が前提になる
出版社
新星出版社
発売日
2015年07月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
パットの話なのに、飛距離が伸びるって書いてある……順番が逆な気がするんですけど、どういうことなんですか?
佐藤メバル
そこで著者が使っているのが「魔法の30cm」という考え方なんだ。パッティングのショートストロークから始めて、体幹の動きを身につけ、そこから振り幅を広げていく。
パターを変えたらスイングがよくなった実例も紹介されている。練習場に行かなくても、家やグリーン上でできる改造なんだよ。
橘ナナミ
「アドレスのズレ」という章があるんですね。スイングの前にミスが決まっている、という指摘が刺さります。
佐藤メバル
錯覚や勘違いで起こるズレを先に整える、という順番がこの本の肝だね。正しいグリップとアドレスを身につけてから、ストロークより広い振り幅の感覚へ進む。
小さな動きから入るから、体が変わったことを自覚しやすい。飛距離は結果としてついてくる、という設計なんだ。
週1回30球で上手くなる!大人のゴルフ練習帳
中井学 著|日本文芸社
¥1,100(税込)
20年アマチュアを指導してきたプロが、いちばん多い悩みである「練習しているのにスコアが上がらない」に応える一冊。原因は量ではなく、もったいない練習をしていること。週1回30球でも密度を上げれば成果が出るとして、ドライバーと9番アイアンでのスイングづくり、ボール位置、球の打ち分けへ進む。練習の質に振り切った本だ。
こんな人におすすめ
週に一度しか練習できない人。球数が多くて疲れて終わる人。自分のセンターを知りたい人。短時間で濃く練習したい人に向く。
良い点
- 少ない球数でも迷わない
- 極端を試す練習が面白い
- 目的がスコアに直結する
気になる点
- 球数を打ちたい人には物足りない
- 地味な確認作業が続く
- 仲間とわいわい練習する人には不向き
出版社
日本文芸社
発売日
2019年01月17日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
週1回で30球って、少なすぎませんか? そんな量で上手くなるなら、みんなとっくにやっている気がするんですけど。
佐藤メバル
著者は20年アマチュアを指導してきて、「一生懸命練習しているのにスコアアップできない」という声をいちばん多く聞いたというんだ。
原因は練習量ではなく、もったいない練習をしていること。だから本書は球数を絞って何を確かめるかに集中している。
ドライバーと9番アイアンでスイングを作る、といった具体例が写真つきで並んでいるよ。
橘ナナミ
「極端なことをやってみる」という章が気になりました。わざと振り切ってみる、ということなんでしょうか?
佐藤メバル
そこは自分の中の基準を掴むための練習として紹介されている部分だね。第2章では自分のセンターを把握することを勧めている。
極端を試すと、ちょうどいい場所が体で分かる。だから30球でも密度が上がる。「練習をスコアに変える」というのがこの本の狙いだよ。
お金をかけずに90を切るゴルフ
北野正之 著|WAVE出版
¥1,540(税込)
ゴルフは練習場に行かなくてもいくらでも練習できる、という前提で書かれた一冊。そんな虫のいい話があるわけない、という声を前もって拾ったうえで、発想を転換し創意工夫した練習を続ければ無駄なお金をかけずに上達し、90切りも達成できると説く。お金より工夫に振った内容だ。
こんな人におすすめ
ゴルフにかける費用を抑えたい人。平日に練習場へ行けない人。家でできる練習を探している人。費用より時間に悩む人に向く。
良い点
- お金をかけない前提が徹底
- 発想の転換を具体化する
- 90切りまで射程に入れる
気になる点
- 派手な道具の話はない
- 近道を求める人には遠い
- 工夫を続ける意志が要る
出版社
WAVE出版
発売日
2011年09月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
お金をかけずに90を切る……これ、本当にできるんでしょうか。ゴルフってお金がかかるイメージしかないです。
佐藤メバル
著者の主張は、ゴルフは練習場に行かなくてもいくらでも練習できる、というものなんだ。「そんな虫のいい話があるわけない」と思われるかもしれない、と前置きしたうえで、発想を転換したり創意工夫した練習を続けることで無駄なお金をかけずに上達し、90切りも達成できる、と書いているよ。
橘ナナミ
家や庭でもできる練習が紹介されているんでしょうか。ボールを打たずにできることって、限られそうで気になります。
佐藤メバル
その発想の転換の部分が読みどころだね。道具や環境を言い訳にしないで、何を確かめるために何をするかを決める。
派手な飛距離アップ本とは真逆で、地味だけど続けられる形に落としている。費用より時間の使い方に悩んでいる人に合う一冊だよ。
ゴルフ・シングルになれる人、アベレージで終わる人
小泉十三 著|幻冬舎
¥814(税込)
月イチゴルファーから一念発起し、レッスンを受けてシングルになった著者が、再びハンデ11と9を行き来する泥沼に落ちるところから物語が始まる。真のシングルには何が必要か、万年アベレージとの違いは何か。感性の話からスイングの違い、ショートゲーム、スコアメイク術、試合への臨み方まで、過程ごと読める教則本だ。
こんな人におすすめ
伸び悩みの正体を言語化したい人。試合やコンペで力を出せない人。ショートゲームの比重を見直したい人。上達の過程を読みたい人に向く。
良い点
- 失敗と行き来する過程が生々しい
- 感性から入る切り口が珍しい
- 試合の臨み方まで扱う
気になる点
- 手順書としての整理は薄め
- 物語の流れを追う時間が要る
- 即効の技術は限られる
出版社
幻冬舎
発売日
2012年03月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
シングルになれる人と、アベレージで終わる人の違い……技術の話なんですか? それとも心の話ですか?
佐藤メバル
これは教則本であると同時にドキュメンタリーなんだ。月イチゴルファーだった著者が一念発起してレッスンを受け、シングルの仲間入りをする。
けれど再び壁にぶつかり、ハンデ11と9を行き来する泥沼に入る。真のシングルには何が必要なのかを、プロに教えを請いながら追っていく。
橘ナナミ
目次に「感性」という言葉があって、そこが引っかかりました。技術より大切なこと、という章もあるんですね。
佐藤メバル
アマチュアが掴めていない感性の話から、スイングの違い、ショートゲーム、スコアメイク術、試合への臨み方まで進んでいく。
関東シニアへの挑戦まで描かれるから、上達の過程そのものが読める。答えだけを並べた本とは違い、行き詰まる感じまで残しているのが誠実なところだよ。
内藤雄士 ゴルフ 正しいスイングは「骨格」で理解する!
内藤雄士 著|池田書店
¥990(税込)
スイングを直す前に体を見る、という順番を骨格から説く一冊。骨や関節の動きは体型や筋力が違っても人間である以上同じだから、そこを共通点にすれば万人が採り入れられる。間違った動きの多くは代償動作でできているとし、最後はエクササイズまで用意する。体の共通言語から組み立てている。
こんな人におすすめ
いくら練習しても形が定まらない人。体の硬さや癖が気になる人。ケガなく長く続けたい人。運動の土台から見直したい人に向く。
良い点
- 骨格という共通点で語る
- 代償動作の見方が実用的
- エクササイズまで掲載される
気になる点
- 体を動かす時間が別途必要
- スイングの細部は自分で補う
- 改善まで時間がかかる
出版社
池田書店
発売日
2019年08月09日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
スイングを骨格で理解する、ってどういうことですか? 骨の動きを意識するって、体感的に想像しにくいんですけど。
佐藤メバル
人間の体は数千年前と変わらず、骨や関節の位置や役割はずっと同じだ、というのが出発点なんだ。体型や筋力、柔軟性に違いがあっても、骨と関節の動きは誰でも同じ。
だからそこを共通点にすれば、万人が採り入れられるスイングの理解につながる、という考え方だよ。
橘ナナミ
「代償動作」という言葉が出てきます。間違ったスイングの大部分はそれでできている、という指摘が怖いです。
佐藤メバル
それは、ある関節が動かないぶんを別の場所が埋め合わせる動きのこと。だからスイングを直す前に体を見直す、という順番になる。
ツアープロコーチの理論に、スポーツ科学の面からの考証が加わっていて、最後は骨格スイングに近づくためのエクササイズまで用意されているよ。
ゴルフは基本がすべて! てらゆーのゴルフスイング大全
てらゆー 著|KADOKAWA
¥1,980(税込)
スイングは「振り子」「回転」「足の動き」の3つの土台でできている、という前提で組み立てる一冊。当てたい、飛ばしたいという気持ちが回転や足の動きを止めてしまうと指摘し、勝手に当たる、力まなくても飛ぶ感覚へ導く。大判で写真が大きく全ページカラー。ポジション別、クラブ別のチェックと反復ドリルまで収録する。基本に戻るための本だ。
こんな人におすすめ
動画を見ても自分の課題が分からない人。力んでしまう癖を直したい人。基本からクセのない形を作りたい人。写真で確認しながら進めたい人に。
良い点
- 3つの土台で整理されている
- 全ページカラーで見やすい
- 反復ドリルまで収録される
気になる点
- 網羅的で最初は重い
- 動画併用が前提の面もある
- 上級者には物足りない章も
出版社
KADOKAWA
発売日
2023年03月01日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この人の動画、見たことある気がします。動画で十分な気もするんですが、本にする意味ってあるんでしょうか。
佐藤メバル
本の強みは、順番が固定されていることだね。「振り子」「回転」「足の動き」という3つの土台を、章を追って積み上げる。
動画は気になったところだけ見がちだけど、本は抜けを許さない。大判で写真が大きく、全ページカラーで176ページ。
ポジションごと、クラブごとのチェックポイントも整理されているよ。
橘ナナミ
「当てたい」「飛ばしたい」という気持ちが回転や足の動きを止めてしまう、という指摘、思い当たりすぎて少し痛いです。
佐藤メバル
そこで「勝手に当たる」「力まなくても飛ぶ」という感覚に置き換えていくのが目標なんだ。原因が分かれば直せる。
最後には弱点克服の反復ドリルが用意されているから、読んで終わりにしない作りになっているよ。
なぜナイスショットは練習場でしか出ないのか
市村操一 著|幻冬舎
¥814(税込)
池を見ると入ってしまう、バーディーのあと大叩きする、コンペになると力が出ない、残り60ヤードでシャンクする。誰もが覚えのある場面を入口に、心と体のズレを扱う一冊。最新の研究データをもとに連動のポイントを伝え、よいイメージと魔法のつぶやきでスコアが縮まるという。メンタルの実践書だ。
こんな人におすすめ
練習場では打てるのに本番で崩れる人。ミスの引きずりが長い人。プレッシャーのかかる場面が苦手な人。心の整え方を知りたい人に向く。
良い点
- あるある場面から入りやすい
- ゾーンの説明が具体的
- つぶやきという即効の手段
気になる点
- 技術的な解決は扱わない
- 研究の話に馴染みがないと重い
- ラウンド前の準備が前提になる
出版社
幻冬舎
発売日
2006年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
練習場では当たるのにコースではダメ、これ、私も本当に謎なんです。原因は技術なんですか?
佐藤メバル
この本はそこを心と体のズレとして扱うんだ。池を見ると入ってしまう、バーディーのあと大叩きする、コンペになると力が出ない、残り60ヤードでシャンクする。
最新の研究データをもとに、心と体を連動させるポイントを伝えている。技術より先に、プレッシャーの中での自分を扱う一冊だよ。
橘ナナミ
「魔法のつぶやき」という言葉がいいですね。つぶやくだけで10打縮まる、というのは本当なんでしょうか。
佐藤メバル
そこは、ミスをすぐ忘れるための言葉として紹介されている。別のことをつぶやいて雑念を振り払う、という発想だね。
ゾーンという状態の説明や、よいインストラクターの見分け方まで触れていて、300球打つよりよいイメージを、というのが全体を貫く主張になっているよ。
ゴルフは突然うまくなる
佐久間馨 著|現代書林
¥1,430(税込)
どんな言葉や感覚要素を使ってプレーすれば、その人のゴルフのあり方そのものが変わるか、という切り口で書かれた一冊。多くの人は「〜してはいけない」「〜しないとうまくいかない」という否定形でゴルフを考えてしまう。けれど上達できる構造は誰にでも潜在的に備わっている、という前提に立つ。内側の言葉を扱う本だ。
こんな人におすすめ
スイング本を読んでも変わらなかった人。本番で否定形の考えが浮かんでしまう人。言葉かけを変えたい指導者や仲間。プレーの言語を見直したい人に。
良い点
- 言葉と感覚に焦点を当てる
- 否定形の癖に気づける
- 他書と重ならない視点
気になる点
- 具体的な手順は少なめ
- 効果を測りにくい
- 響き方に個人差が大きい
出版社
現代書林
発売日
2007年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
NLPゴルフ、って書いてありますけど……NLPって心理学の言葉ですよね。それがゴルフにどう効くんでしょうか。
佐藤メバル
この本では、どんな言葉や感覚要素を使ってプレーすれば、その人のゴルフのあり方そのものが変わるか、という切り口で整理されているんだ。
多くの人は「〜してはいけない」「〜しないとうまくいかない」という否定形でゴルフを考えてしまう。けれど誰にでも上達できる構造が潜在的に備わっている、という前提に立っているよ。
橘ナナミ
否定形で考えている自覚はあります……。「入れるな」って思うほど入る、みたいな。言葉を変えるだけで本当に変わるんでしょうか。
佐藤メバル
だからこの本は、あなたの中から湧き出てくる言葉や感覚要素によってゴルフが変わっていく、という筋で書かれている。
外から正解を与えるのではなく、自分の内側の使い方を見直す。スイング本を何冊読んでも変わらなかった人が、最後に戻ってくるような一冊だよ。
日本一“練習しない”プロが教える「科学的」ゴルフ上達法30
堀川未来夢 著|KADOKAWA
¥1,760(税込)
「練習のための練習は死んでも行わない」をモットーにするトッププロが、スコアに即効する上達法を絞って示す一冊。再現性の基本、スライス知らずの体質づくり、スナイパーと称するパッティング術、シーン別の小技。読者の変化として、平均スコアが縮んだ、飛距離が伸びたという声が並ぶ。最小限の時間で最大限を狙う。
こんな人におすすめ
練習時間を増やせない人。ラウンド前の準備で差をつけたい人。パッティングで稼ぎたい人。短時間で結果を出したい人に向く。
良い点
- 即効を狙って絞られている
- パッティングの章が厚い
- 読者の変化が具体的
気になる点
- 飛距離の絶対値は伸びにくい
- 基本をおろそかに見える面も
- 効く章が人によって偏る
出版社
KADOKAWA
発売日
2022年11月04日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
“練習しない”プロ、って逆に気になります。練習しないのに、どうやって上手くなるんですか?
佐藤メバル
著者のモットーは「練習のための練習は死んでも行わない」。だから本は、スコアに即効する上達法に絞られている。
スイングの基本、スライスを防ぐ体質づくり、パッティング術、シーン別の小技。体験談として、アドレスを変えてベストスコアが103から95になった、ドライバーの平均が200から220ヤードに伸びた、といった声が並んでいるよ。
橘ナナミ
「ティーの高さを変えただけで平均スコアが5縮みました」という声が目に入りました。そういう小さな工夫の集まりなんですね。
佐藤メバル
そう、大きな改造ではなく、今日から試せる単位に刻んでいるのが特徴だね。第1章は絶不調でも100切りという切り口で、再現性の話から入る。
練習量を増やせない人が、限られた時間で何を変えるかに集中できる構成になっているよ。
世界最速のゴルフ上達法クォーター理論
桑田泉 著|日本文芸社
¥880(税込)
ボールは見るな、手打ちをしろ。従来の指導では言われないセオリー壊しの理論を、著者を主人公にしたストーリーマンガで解説する一冊。パターから始めてアプローチで基礎を固め、S1、S2、S3とフルスイングへ段階を上げる。写真でもポイントを押さえ、壁にぶつかった人の立て直しを狙う。順番を変える発想だ。
こんな人におすすめ
何を練習しても壁を越えられない人。パターやアプローチを軽く見てきた人。順番を変えてやり直したい人。漫画で読み進めたい人に向く。
良い点
- 漫画で理論の流れが追える
- 段階がS1〜S3で明快
- 写真で要点を確認できる
気になる点
- 理論の網羅性は高くない
- 漫画の作風が合わない人も
- 上級者には物足りない
出版社
日本文芸社
発売日
2016年01月29日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
“ボールは見るな”“手打ちをしろ”……え、それ逆じゃないんですか? 今まで真逆のことを言われてきた気がします。
佐藤メバル
そこがこの理論の面白さで、従来の指導ではけっして言われないセオリー壊しとして並べられているんだ。パターから始めて、アプローチで基礎を固め、S1、S2、S3と段階を上げていく。
壁にぶつかっているゴルファーを救ってきた方法として、ストーリーマンガで解説されているよ。
橘ナナミ
漫画で説明されるんですね。写真も入っているみたいですけど、理論の全体像は掴みやすいんでしょうか。
佐藤メバル
著者を主人公にした物語として進むから、なぜその順番なのかが体で追える。さらに写真でポイントを押さえているので、読みっぱなしにならない。
CHAPTER4にはスウィング全般の基礎知識と、その他の練習法までまとめられているよ。
ゴルフは「心の練習」で上手くなる
児玉光雄 著|河出書房新社
¥1,760(税込)
スイングより先に心を扱う理由から説き、どうすれば潜在能力をフルに引き出す心理状態に入れるかを、脳科学に基づく心のスキルとして示す一冊。感情を抑え込む技術、ミスで乱れた心を整理する方法、ゾーンに入る秘訣。ベストスコアを更新するための心の整え方をまとめる。状態の作り方に焦点を当てている。
こんな人におすすめ
技術は足りているのにスコアがまとまらない人。ミス後の立て直しが遅い人。本番に弱いと自覚がある人。心の練習を始めたい人に向く。
良い点
- 脳科学の視点で整理される
- ミス後の処理が具体的
- ゾーンの話まで踏み込む
気になる点
- 技術の話は出てこない
- 実践には記録や反復が要る
- 切り口の好みが分かれる
出版社
河出書房新社
発売日
2024年10月28日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
スイングより、なぜ“心”なのか……そこが知りたいです。技術の本はもう何冊も読んでいるので。
佐藤メバル
この本は、どうすれば潜在能力をフルに引き出す心理状態に持っていけるのかを、脳科学に基づいた心のスキルとして教えようとするものなんだ。
感情を抑え込む技術、ミスで乱れた心を整理する方法、ゾーンに入る秘訣。ミスショットが激減し、スコアが整う、というのが著者の狙いだよ。
橘ナナミ
「感情を抑え込む」って、逆に我慢する感じがして苦しくなりそうなんですが、そこはどうなんですか?
佐藤メバル
抑え込むというより、扱い方を覚えるという意味合いだね。ベストスコアをすぐ更新できる、とっておきの心の整え方が紹介されている。
技術の引き出しを増やす前に、その引き出しを開ける状態を作る。順番としてそこが抜けていた人に効く一冊だよ。
ゴルフは名言でうまくなる
岡上貞夫 著|幻冬舎
¥902(税込)
伝説の名手から現代の選手まで、古今東西の名言37を厳選し、その背景と解釈、独自の練習法まで添えた一冊。インパクトで左手の甲を目標に向ける、風雨の激しい日は5打多く打つ覚悟を決める、といった実践的な言葉が並ぶ。ラウンド前夜に開くための本だ。
こんな人におすすめ
プレー前夜に気持ちを整えたい人。言葉から動きのヒントを得たい人。通読より拾い読みしたい人。一語ずつ噛みしめたい人に向く。
良い点
- 名言の背景まで解説される
- 練習法が添えられている
- 短い単位で読める
気になる点
- 体系的な技術書ではない
- 名言集に飽きる人もいる
- 即効のスコア改善は狙わない
出版社
幻冬舎
発売日
2019年05月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
名言でうまくなる、というタイトルですが……気持ちの話なのか、技術のヒントなのか、どっちなんでしょう。
佐藤メバル
どちらもで、実践的な名言が37選ばれているんだ。たとえば「インパクトで左手の甲を目標に向けたら、ボールは目標へ向かって飛ぶ」というリー・トレビノの言葉、「風雨の激しい日は、あらかじめ5打多く打つ覚悟を決める」というウォルター・ヘーゲンの言葉。
背景や解釈、独自の練習法まで添えられているよ。
橘ナナミ
「プレー前夜に読む過去の名手の福音は、最高の良薬である」という一文が冒頭にあるんですね。前夜に読む本、という位置づけなんですか。
佐藤メバル
著者自身がスランプのたびに名言からインスピレーションを得てきた人で、その使い方をそのまま本にしている。
だから通読するより、ラウンド前夜に開く。1ページで一つの言葉と向き合える形になっているのが、他のレッスン書にない強みだよ。
いちばんわかりやすいゴルフ入門
西尾和也 著|成美堂出版
¥1,430(税込)
コースデビューまでのすべてが分かる入門書。マナーやスコアカードの書き方、道具の選び方といった基礎から、打ちっぱなしでの練習法、状況別のスイング、体づくりまでを網羅する。初心者が陥りやすいポイントをフォローし、用語もかみ砕いて説明する。最初の一冊として迷わない構成だ。
こんな人におすすめ
これからゴルフを始める人。初ラウンドを控えて不安な人。道具や持ち物から確認したい人。ゼロから順に学びたい人に向く。
良い点
- 基礎から実践まで一冊で完結
- 用語とマナーが丁寧
- 体づくりまで収録される
気になる点
- 上達後の内容は薄い
- 網羅ゆえ一つ一つは簡潔
- 踏み込んだ理論は扱わない
出版社
成美堂出版
発売日
2023年03月14日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
コースデビューまでの全部がわかる、とありますけど……本当にゼロから始める人でも大丈夫なんでしょうか。
佐藤メバル
マナーやスコアカードの書き方、道具の選び方といった基礎から、打ちっぱなしでの練習法、状況別のスイングまで一冊で網羅している。
初心者が陥りやすいポイントをフォローし、用語もかみ砕いて説明している。クラブの各部位の名称と役割、持ち込むクラブの決め方から始まる構成だよ。
橘ナナミ
「プレーファストの心得1〜10」という項目に安心しました。初ラウンドでいちばん怖いのは、スコアより周りに迷惑をかけないことなので。
佐藤メバル
そこを丁寧に扱っているのがこの本の良さだね。時間の管理がとても重要なスポーツだと最初に伝え、初ラウンドではスコアよりもプレーテンポが大切だと書いている。
最後には体づくりの章まであって、ラウンド前の準備まで見渡せるよ。
予約が取れないレッスンプロが教える ゴルフ1年生のためのスイングの教科書
浦大輔 著|KADOKAWA
¥1,760(税込)
170cm弱の体格で400ヤード以上飛ばすことで話題になり、予約が取れないと言われるプロによる一冊。まず自分に合ったクラブを知り、アライメントを整える。スイングは一つではなく番手ごとに振り方を変える意識が上達を速め、各番手のヤードを把握することがスコアに直結すると説く。初心者の最短ルートを示す。
こんな人におすすめ
始めたばかりで何から手をつけるか迷う人。クラブ選びで失敗したくない人。100切りを目標にしている人。番手の使い分けを学びたい人に。
良い点
- クラブ選びから始まる順番
- 番手ごとの考え方が明快
- 100切りまで導く構成
気になる点
- 中上級者には基本すぎる
- 飛距離の参考値は本人ゆえの面も
- 練習量は別途必要になる
出版社
KADOKAWA
発売日
2024年10月02日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
170cm弱で400ヤード以上飛ばす、というのがまず信じられないんですけど……予約が取れない理由が気になります。
佐藤メバル
その飛距離で話題になり、レッスン予約が殺到して日本一取れないと言われるプロなんだ。この本は、初心者がまずやるべきことは自分に合ったクラブを知ることとアライメント調整だと説く。
クラブ選びの診断法から始まって、スイング作りの基本の基、ドライバーの打ち方、ユーティリティ、アプローチとパターへと進む。
橘ナナミ
「スイングは一つではない」という考え方が新鮮でした。番手ごとに振り方を変える意識を持つだけで上達が速くなる、とあるんですね。
佐藤メバル
そう、各番手で自分のヤード数を把握することがスコアに直結する、と書いている。100切りも夢じゃない、という言い方で、非現実的な飛距離の話ではなく、初心者が最短で進む道筋に絞っている。
最後のパートまで、読んだ順に試せる形になっているよ。
上達段階で迷わないための「読む順番」
橘ナナミ
本が多すぎて、どれから読めばいいか分からなくなりそうです。
佐藤メバル
順番で悩むなら、まずコースデビュー前は『いちばんわかりやすいゴルフ入門』一冊に絞る。用語とマナーと道具が一冊でつながるから、他の本を読む土台になる。次にスイングの“型”を作る段階で、てらゆーの『ゴルフは基本がすべて!』か板橋繁さんの『世界標準のスイングが身につく科学的ゴルフ上達法』。どちらも振り子や回転といった再現性の土台から入る。
橘ナナミ
100切りが見えてきたら?
佐藤メバル
練習の質を変える段階だね。『週1回30球で上手くなる!大人のゴルフ練習帳』や『練習はインパクトゾーンだけでいい!』で打数を絞り、『30cmのパットが確実に入れば、飛距離は必ず伸びる』でショートストロークから作り直す。ここで『ゴルフには上手くなる「順番」がある』を挟むと、レベル1からレベル5へ段階を追う構成そのものがロードマップになる。
橘ナナミ
90切り、シングルとなると、だいぶ様相が変わりますね。
佐藤メバル
ここからは技術不足ではなく、再現性と判断の勝負。『お金をかけずに90を切るゴルフ』、『ゴルフ・シングルになれる人、アベレージで終わる人』、『ゴルフは「心の練習」で上手くなる』を並べる。理屈を深掘りしたくなったら『ゴルフサイエンス ファンダメンタルズ』や『ゴルフスイング物理学』、『世界が認めた究極のシンプルスイング キープレフト理論』のように“スイングをどう捉えるか”を変える一冊へ進むと、伸び悩みの壁が別の顔に見えてくるよ。
スイング理論・メンタル・練習法・ギアは、別の棚に分ける
橘ナナミ
同じ「上達本」でも、中身の種類が違う気がします。
佐藤メバル
混ぜないほうがいい。スイング理論の棚には『ベン・ホーガン パワー・ゴルフ』、『ゴルフスイング物理学』、『世界標準のスイングが身につく科学的ゴルフ上達法』、『キープレフト理論』、『最強インパクトを作る うねりスイング』、『三觜喜一 スウィングの流儀』、『ゴルフのトップコーチが教える スウィングの真髄』、『ゴルフ 正しいスイングは「骨格」で理解する!』。
橘ナナミ
けっこうありますね……!
佐藤メバル
ここは理論の系統が違うだけで、優劣ではないんだ。吊り子運動で捉える『キープレフト理論』、連続する4つの動作として捉える『うねりスイング』、氣や武道の感覚で捉える『スウィングの真髄』、物理学で捉える『ゴルフスイング物理学』、クラブ設計やR&Aルールにまで降りる『ゴルフサイエンス ファンダメンタルズ』。自分にしっくりくる比喩は人によって違うから、2冊並べて読んで腹に落ちるほうを選ぶのが現実的だよ。
橘ナナミ
メンタルの棚はどう分けますか?
佐藤メバル
『なぜナイスショットは練習場でしか出ないのか』はプレッシャーと雑念の扱い、『ゴルフは「心の練習」で上手くなる』は脳科学寄りの心のスキル、『ゴルフは突然うまくなる』は言葉と感覚の使い方、『ゴルフは名言でうまくなる』は名選手の言葉から入る。コースでの実戦なら『レッドベターの実戦ドリルブック』の球筋・状況別テクニック、練習法なら『週1回30球で上手くなる!』や『練習はインパクトゾーンだけでいい!』。用途が違うから、一冊ずつ担当を決めるイメージだね。
版・中古・電子書籍、そして体の本
橘ナナミ
絶版になっている本もあるんですか?
佐藤メバル
ある。『レッドベターの実戦ドリルブック』のように発行年が古い本は、店頭で見かけないことが多い。古書店やオンラインの中古、図書館も選択肢に入る。書き込んで使うドリル集なら、中古はむしろ相性がいい。逆に新版が出ている本は図版やデータが更新されていることがあるから、まず最新かを確認する。これが編集者的にはいちばん大事なチェックポイントなんだ。
橘ナナミ
電子書籍はどう使い分けます?
佐藤メバル
検索して読み返す用途——名言、用語、練習メニューの確認——なら電子が強い。一方、写真と図を並べて見比べる本、たとえば大判の図解本やドリル集は紙が向く。ラウンド前夜はスマホで文庫、練習場には大判を一冊だけ、という“場所で分ける”のが実際に続く方法だよ。
橘ナナミ
50代以降で、飛距離が落ちてきた人には?
佐藤メバル
そこは振り方より体の棚。『ゴルフ 正しいスイングは「骨格」で理解する!』は、骨や関節の動きは誰でも同じという前提から、代償動作とエクササイズを扱っている。『週1回30球で上手くなる!大人のゴルフ練習帳』も量を追わない設計。『ゴルフサイエンス ファンダメンタルズ』は著者が50代半ばでティーチングプロ資格を取得したと紹介されているように、学び直しの視点そのものが読みどころだ。体力を言い訳にしない本の選び方があるんだよ。
よくある質問
ゴルフ初心者におすすめの本は?
橘ナナミ
ゴルフ初心者におすすめの本はについて教えてください。
佐藤メバル
まずは『いちばんわかりやすいゴルフ入門』です。マナーやスコアカードの書き方、道具の選び方といった基礎から、打ちっぱなしでの練習法、状況別スイング、体づくりまでが一冊でつながります。コースデビューまでの流れを1冊で見渡せるので、他の本を読む前の土台としても向いています。
100切りできるようになる本は?
橘ナナミ
100切りできるようになる本はについて教えてください。
佐藤メバル
練習の質を変える本が効きます。『週1回30球で上手くなる!大人のゴルフ練習帳』や『練習はインパクトゾーンだけでいい!』は打数を絞る発想、『お金をかけずに90を切るゴルフ』は工夫で練習を代替する考え方、『日本一“練習しない”プロが教える「科学的」ゴルフ上達法30』は再現性の基本に絞った構成です。
畑本太選手のクラブセッティングが載っている本は?
橘ナナミ
畑本太選手のクラブセッティングが載っている本はについて教えてください。
佐藤メバル
選手本人の最新セッティングは、本人や所属先の発信が一次情報です。書籍で学ぶなら『予約が取れないレッスンプロが教える ゴルフ1年生のためのスイングの教科書』のPART1で、クラブの選び方と診断法、番手ごとに振り方を変える考え方を扱っています。数字そのものより“番手に何を任せるか”を読み取るのがおすすめです。
ゴルフの名著・ベストセラーは?
橘ナナミ
ゴルフの名著・ベストセラーはについて教えてください。
佐藤メバル
『ベン・ホーガン パワー・ゴルフ』は、ショットメーカーが自分のスウィングの成り立ちを書き記した名著です。『世界標準のスイングが身につく科学的ゴルフ上達法』はシリーズ累計10万部突破、YouTube総再生回数7000万回突破と紹介されています。実戦ドリルなら『レッドベターの実戦ドリルブック』が定番です。
電子書籍と紙のどっちがいい?
橘ナナミ
電子書籍と紙のどっちがいいについて教えてください。
佐藤メバル
検索して読み返す用途なら電子、図や写真を見比べる用途なら紙です。名言や用語、練習メニューの確認はスマホが便利ですが、大判の図解本や状況別ドリル集は紙のほうが動きを追いやすい。ラウンド前夜は電子、練習場には紙、という場所による分け方が現実的です。
スイング理論のおすすめ本は?
橘ナナミ
スイング理論のおすすめ本はについて教えてください。
佐藤メバル
捉え方の系統で選ぶと迷いません。物理学なら『ゴルフスイング物理学』や『ゴルフサイエンス ファンダメンタルズ』、吊り子運動なら『世界が認めた究極のシンプルスイング キープレフト理論』、連続動作なら『最強インパクトを作る うねりスイング』、感覚や氣なら『ゴルフのトップコーチが教える スウィングの真髄』、体の構造からなら『ゴルフ 正しいスイングは「骨格」で理解する!』です。
メンタル強化のゴルフ本は?
橘ナナミ
メンタル強化のゴルフ本はについて教えてください。
佐藤メバル
『なぜナイスショットは練習場でしか出ないのか』はプレッシャーや雑念の扱いを研究データから説きます。『ゴルフは「心の練習」で上手くなる』は脳科学に基づく心のスキル、『ゴルフは突然うまくなる』は言葉と感覚の使い方、『ゴルフは名言でうまくなる』は名選手の言葉を入口にした一冊です。
お金をかけずに上達したいときは?
橘ナナミ
お金をかけずに上達したいときはについて教えてください。
佐藤メバル
『お金をかけずに90を切るゴルフ』は練習場に行かなくてもできる練習を提案しています。『30cmのパットが確実に入れば、飛距離は必ず伸びる』はパターからスイングを整える発想、『世界最速のゴルフ上達法クォーター理論』も手に取りやすい価格帯。お金より順番を変えるのが近道です。
まとめ
橘ナナミ
今日の話をまとめると、畑本太選手のスイングを「すごい」で終わらせないために本がある、という感じでした。
佐藤メバル
そう。動画は“今”を映すけれど、本は“なぜ”を残す。クラブセッティングも番手の数字を写すだけでは自分のゴルフにはならない。その数字の裏にある「この距離はこのクラブに任せる」という判断を読むから、動画の見え方まで変わるんだ。
橘ナナミ
逆に、本だけ読んで満足しちゃうのも危ないですよね。
佐藤メバル
それも正しい。書店員時代、理論書を何冊も買って練習場に行かない常連さんがいたよ……人のことは言えないけどね。読んだら1つだけ試す。『週1回30球で上手くなる!大人のゴルフ練習帳』というタイトルは、その姿勢をそのまま表していると思う。
橘ナナミ
じゃあ最初の一冊は、目的で選べばいいんですね。
佐藤メバル
目的と、自分のレベルと、読みたい形式。この3つが決まれば、あとは絞られる。畑本太選手のスイングを眺めながら、自分の「なぜ」を埋める一冊を選んでみてほしい。
橘ナナミ
ゴルフって、ティーグラウンドに立つ前に、もう18ホール分の判断が積み上がっているんですね。
佐藤メバル
いい締めだね。畑だって、種をまく前に土を耕すだろう。畑本太選手のような上手さは、収穫された結果だけを見ているとなかなか真似できない。本を読むのは、その土の下で何が起きているかを知る作業なんだよ。まずは一冊、自分の畑に鋤を入れてみてほしい。
