天山ゴルフコース本のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年10月
橘ナナミ
佐藤さん、今回のテーマは「天山 ゴルフ 本 コース」ですよね。……正直、最初は少し混乱しちゃいました。「天山」も「本コース」も、山の名前と本のランキングが頭の中で混ざってて。
佐藤メバル
いい引っかかり方だね。ここでいう「天山」は佐賀の天山カントリークラブ、「本コース」はその18ホールのメインコースのこと。で、私たちが並べるのは“本”の方——天山の本コースを回る前に読むと効くゴルフ本を、コース攻略と上達の両方から横断して選んでいく記事なんだ。
橘ナナミ
なるほど、コースの「本」と読む「本」が重なってたんですね! でも、コース紹介なら分かるんですけど、なぜ“本”を選ぶんですか?
佐藤メバル
天山カントリークラブの本コースは18ホール、6,845ヤード、パー72。設計は小笹昭三でね。数字だけ見ると手応え十分のコースなんだけど、実際はティーショットの置きどころと、グリーン周りの寄せでスコアが決まる。当日の勘より“前日にどれだけ作戦を読んでおくか”で差がつくタイプなんだ。
橘ナナミ
読み込みでスコアが変わる……! それ、論文の前に先行研究を読み込むのに少し似てますね。じゃあ、どんな本から選べばいいんでしょう?
佐藤メバル
そこを今日は軸ごとに整理しよう。大きくは「目的」「レベル」「形式」「予算と版」の4つ。まずは目的からいこう。
天山ゴルフコース本の選び方
目的別に選ぶ
橘ナナミ
目的別って、たとえばどんな分け方ですか?
佐藤メバル
コース攻略、スイング改善、メンタル強化、読み物・紀行の4つだね。天山の本コース攻略に直結させたいなら『タケ小山のゴルフ超上達ノート』。ティーイングエリアや傾斜地での判断の作り方を、コース上のマネジメントとして整理している。
橘ナナミ
マネジメントって、頭で考える方の本なんですね。
佐藤メバル
そう。設計図を引きたいなら『目澤メソッド』がいい。松山英樹の専属コーチを務めた目澤秀憲が、バーディを狙うことより「スコアを出すとは何か」から説き起こしている。本番で手が震えるタイプなら『なぜナイスショットは練習場でしか出ないのか』。心理と体のズレを扱った一冊で、ラウンド前夜に向く。
橘ナナミ
紀行や読み物だと?
佐藤メバル
『ゴルフは名言でうまくなる』は、名手たちの言葉とその背景、練習法を添えた本。移動中や風呂上がりに1ページずつ読める。天山の帰り道にちょうどいい。
レベル別に選ぶ
橘ナナミ
初心者と、100切りを狙う人と、シングル志望だと入口が違いますよね。
佐藤メバル
ぜんぜん違う。初心者はスコアより“寄せ”から。『練習なしでも10打よくなる!アプローチ・パター』は50ヤード以内の基本とバンカー、パッティングまで1冊でおさえられる。フォームの土台なら『コースで会心のショットが百発百中になる完全なゴルフスイング』で、練習場とコースの差を4つの対策から解説している。
橘ナナミ
100切り挑戦なら?
佐藤メバル
王道は『必ず100を切る!ゴルフPDCA超上達法』。現状把握→実行→評価→改善で練習を回す考え方が、仕事の進め方と地続きで面白い。生活の立て直しから入るなら『ゴルフが上達する自律神経72の整え方』が異色で、前日の過ごし方や食事まで踏み込む。
橘ナナミ
シングル志向になると、また別ですか?
佐藤メバル
別だね。『ゴルフ・シングルになれる人、アベレージで終わる人』は、月イチゴルファーがシングルを目指す過程を追ったドキュメンタリー形式の教則本。感性やスコアメイク術の違いに迫っている。70台狙いなら『サラリーマンが週1回50球の練習でスコア70台を出した上達法』も、限られた練習量で何を優先するかの指針になる。
形式別に選ぶ
橘ナナミ
活字が苦手な友人には、どのあたりがいいですか?
佐藤メバル
マンガや図解を選べばいい。『マンガで身につく! 普通のビジネスマンがゴルフ歴たった1年でスコア70台を出したメソッド。』はスイング理論をマンガ化したもの。『三觜喜一 スウィングの流儀』は漫画レッスンにグラビアと動画解説を足したMOOKで、動画と紙を行き来できる。
橘ナナミ
逆に、理論からじっくり入りたい人は?
佐藤メバル
『世界標準のスイングが身につく科学的ゴルフ上達法』は、クラブの設計や身体の使い方から組み立てるタイプで、通勤電車での読み込みに向く。持ち歩きやすさなら電子書籍、書き込みながら練習したいなら紙、と使い分けるといいよ。
予算と版の新旧で選ぶ
橘ナナミ
予算があまりないんですけど……。
佐藤メバル
1,000円を切る本もちゃんとある。『横田真一の「脱力ゴルフ」講座』は心理編と物理編で考え方を切り替える内容、『ゴルフメンタル強化の極意』は「自分のパー」を持つ話。メンタルの古典なら『ゴルフのメンタルトレーニング』や『ゴルフ頭脳革命』のように、古くても読み継がれている本を選ぶ手もある。
橘ナナミ
新版が出ているかも見た方がいいですか?
佐藤メバル
見た方がいい。改訂で図が増えたり、データが更新されていたりする。同じ著者でも版で内容が変わることがあるんだ。
天山ゴルフコース本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
天山ゴルフコース本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい
なぜナイスショットは練習場でしか出ないのか
市村操一 著|幻冬舎
¥814(税込)
「池を見ると入ってしまう」「バーディーのあと大叩きする」「コンペになると実力が発揮できない」。本書はこの“わかっているのに出るミス”を、最新の研究データをもとに心と体のズレという切り口で解き明かします。1日300球打つより、よいイメージと魔法のつぶやきでスコアは10打縮まる——その言葉どおり、雑念を止める方法やゾーンの中でプレーする章が並びます。技術書の前に読むメンタルの土台づくりとして出色です。
こんな人におすすめ
練習場では当たるのにコースで崩れる人、コンペや初対面の組で力が出ない人、スイング改造の前に心の土台を整えたい人。1日300球の練習に疲れた読者ほど、読む順番を早めたくなります。
良い点
- ミスの原因を心理面から具体的に説明
- つぶやきなど即実行できる対処が豊富
- ゾーンや素振りの意味まで踏み込む
気になる点
- スイング技術の解説は最小限
- ゴルフ未経験者には前提がやや多い
- 研究データの出典には触れない
出版社
幻冬舎
発売日
2006年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
タイトルがもう刺さります。「練習場ではナイスショットなのにコースでは出ない」。私、打ちっぱなしに数回行っただけなんですけど、それでもこの感覚は想像できてしまうんですよ。
佐藤メバル
いいところに目をつけたね。著者の市村操一さんはスポーツ心理学の立場から、池を見ると入ってしまう、バーディーのあと大叩きする、コンペで力が出ない、残り60ヤードでシャンクする——こうした一番大事な時に出るミスを研究データで解きほぐしていきます。
心と体をズレなく連動させる、というのが全体のテーマですね。
橘ナナミ
「よいイメージと魔法のつぶやき」で10打縮まるって、正直ちょっと大げさに聞こえるんですけど、そこはどうなんですか?
佐藤メバル
そこが本書のいちばん面白いところで、「全く別のことをつぶやき、悪魔の雑念を振り払え」という章まであります。
1日300球打つ代わりに、イメージと言葉を整える。素振りがなぜ有効か、よいインストラクターの見分け方まで書かれていて、練習量ではなく向き合い方を変える本なんですよ。
頭がいいゴルファー悪いゴルファー
ライフ・エキスパート 著|河出書房新社
¥748(税込)
ショットや攻め方を「賢い考え方」に置き換えるだけで、スコアがまとまり出す——本書の主張はとてもシンプルです。練習の組み立てからラウンド中のショット、パッティング、メンタル、道具の選び方まで、判断の質を高める方向からスコアアップを狙います。100を切れずにいる人もアベレージゴルファーも、読むだけで景色が変わるとされる、経験者ほど「言われてみれば」が多い一冊です。
こんな人におすすめ
技術より段取りでつまずいている人、練習はしているのにスコアがまとまらないアベレージ層、ラウンド中の判断ミスを減らしたい人。100切りの壁の前に立っている読者に向きます。
良い点
- 判断と段取りの改善に焦点を絞る
- 練習から道具まで守備範囲が広い
- 読みやすく短時間で通読できる
気になる点
- スイングの詳細解説は期待できない
- 内容がやや抽象的で好みが分かれる
- 上級者が読むと物足りない
出版社
河出書房新社
発売日
2010年08月03日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「頭がいい」「悪い」って、ずいぶん言い切りますね。ゴルフって結局スイングの上手さじゃないんですか?
佐藤メバル
そこなんですよ。本書が扱うのはスイングの巧拙ではなく、練習の組み立て、ラウンド中の攻め方、パッティングの読み、道具の選び方——つまり判断の質です。
同じ腕前でも考え方ひとつで結果が変わると、その部分を突き詰めています。
橘ナナミ
なるほど。100を切れない人にも効くって書いてありますけど、そういう人って技術不足だと思い込んでる気がします。
佐藤メバル
まさにそこが狙い目で、どうしても100を切れない人もアベレージも、読むだけで“奇跡が起きる”と言われるように、足し算の技術より引き算の考え方を変える本です。
道具やメンタルまで含めて、一度自分の判断を棚卸ししたい人に向いています。
ゴルフ頭脳革命
アラン・ファイン 著|大修館書店
¥1,540(税込)
タイトルのとおり、脳がスイングもパットも心の状態もコントロールしているという前提から組み立てられた一冊です。「100時間の練習よりこの1冊」という言葉どおり、脳の働かせ方を変えれば技術もメンタルも伸びる、という主張が軸。著者のアラン・ファインは『インナーゲーム』のティモシー・ガルウェイに直接師事した人物で、インナーゲームの理論をゴルフのメンタルトレーニングに応用しています。
こんな人におすすめ
メンタル面を体系立てて学びたい人、インナーゲーム理論に関心がある読者、技術練習の前に思考の枠組みを入れ替えたい人。長く効く土台が欲しい人に向きます。
良い点
- インナーゲーム理論をゴルフに翻訳
- 技術とメンタルを脳から統合して解説
- 刊行から時間が経っても色あせない
気になる点
- 文体や図版はやや硬め
- 具体的な練習ドリルは少なめ
- 初心者には抽象的すぎる面も
出版社
大修館書店
発売日
1996年05月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「インナーゲーム」って言葉を聞いたことがあるんですけど、ちゃんと意味を知らなくて。あれって何なんですか?
佐藤メバル
心の中の「自分1」と「自分2」——批評する側と実行する側を分けて考える考え方ですね。本書の著者アラン・ファインは、その提唱者ティモシー・ガルウェイに直接師事した人で、その理論をゴルフのメンタルトレーニングとして組み直しています。
白石豊さんの訳・構成で、脳の働かせ方からスイングとパットを見直す内容です。
橘ナナミ
「100時間の練習よりこの1冊」って、だいぶ強いことを言いますね。
佐藤メバル
強いですが、意味はわかります。脳が行動もスイングも心の状態も全部コントロールしているのだから、そこを効果的に働かせれば技術面もメンタル面も驚くほど向上する、という理屈です。
派手なドリル集ではないぶん、思考の土台を据えたい人に長く効きますよ。
コースで会心のショットが百発百中になる完全なゴルフスイング
安藤秀 著|現代書林
¥1,650(税込)
「練習場ではナイスショットなのに、コースに出るとミスばかり」——この現象を4つの理由に分解し、それぞれに対策を割り当てた構成が明快です。アドレスの変化、顔の向き、右腕のスイング、そしてコースで上手く打つ対策。豊富な写真とイラストで原因と対策が一対一で対応しているので、思い当たる節から逆引きして読めます。メンタル本が多いテーマの中で、身体の使い方から攻めた実践書です。
こんな人におすすめ
練習場とラウンドのギャップに悩む人、自分のミスの原因を特定できない中級者、レッスン書を写真で確認しながら読みたい人。自宅での復習にも向きます。
良い点
- 練習場とコースの差を4つに整理
- 写真とイラストが豊富で追いやすい
- 原因から対策へ逆引きできる構成
気になる点
- 上級者には基本寄りに映る
- メンタル面の記述は少なめ
- ラウンド前の短期対策には不向き
出版社
現代書林
発売日
2020年02月19日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これ、ゴルフあるあるのど真ん中ですよね。でも「なぜ」を4つに分けてくれる本って、意外と少ない気がします。
佐藤メバル
そう、そこが本書の強みです。第1章で練習場とコースの差を4つの理由として挙げて、続く章でアドレスの変化、顔の向き、右腕のスイング、そしてコースで上手く打つ対策と、一対一で対応させている。
写真とイラストも豊富なので、自分の心当たりから逆引きできます。
橘ナナミ
逆引きできるの、いいですね。私はまだラウンド経験が浅いんですけど、それでも読めますか?
佐藤メバル
読めますよ。ただ、どちらかというと「練習場では打てるのに」と感じ始めた人ほど刺さります。メンタルの本が多いこのテーマで、身体の使い方から差を埋めにいく実践書なので、ラウンドの前後に手元に置いて確認する使い方が向いています。
【バーゲン本】必ず100を切る!ゴルフPDCA超上達法
ゴルフスコアアップ研究会 著|マイナビ
¥539(税込)
ビジネスでおなじみのPDCA——現状を知って改善プランを立て、実行し、評価し、改善策を施す——を、そのままゴルフの100切りに持ち込んだ一冊です。練習法と思考法の両方をこのサイクルで整理するので、なんとなく球を打つ練習から抜け出したい人に向きます。上達は才能ではなく手順だと腹をくくれる点が、他のスコアアップ本とひと味違うところです。
こんな人におすすめ
仕事でPDCAに慣れている社会人ゴルファー、練習の記録と振り返りを仕組み化したい人、100切りを目標に掲げる初心者から中級者。独学で伸び悩む人に届きます。
良い点
- 上達を手順として言語化している
- 現状把握から改善まで一貫した型
- ビジネス経験をそのまま転用できる
気になる点
- スイングの実技解説は少なめ
- 記録をつける手間が前提になる
- 感覚派には窮屈に感じられる
出版社
マイナビ
発売日
詳細情報なし
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
PDCAって、大学の研究でも耳が痛いやつです……。ゴルフに持ってくるのは発想として面白いですね。
佐藤メバル
面白いでしょう。自分の現状を知って改善プランを立てる、実行する、評価する、改善策を施す。この4ステップを確実に、そして継続的に回すことが上達の秘訣だ、というのが本書の主張です。
練習の質を管理するという発想なんですね。
橘ナナミ
ただ、記録を続けるのって、正直めんどくさがりな私には続く気がしなくて……。
佐藤メバル
そこは正直、手間はかかります。でも「なんとなく球を打つ」を卒業したい人には効きますよ。100切りという具体的な目標があるから、振り返る項目も自然と絞られる。
仕事でPDCAを回している人なら、むしろ要領よく使えるはずです。
練習なしでも10打よくなる!アプローチ・パター
ゴルフ上達アカデミー 著|永岡書店
¥968(税込)
プロや上級者がそろって重視するアプローチとパターに絞った、ハンディサイズの実用書です。30ヤードのピッチ&ラン、50ヤード以内のザックリとトップの撲滅、距離感の作り方、シーン別の応用、バンカーから寄せる方法、そしてパッティングの基本とラインの読み方まで。寄せワンが取れるかどうかがスコアの分かれ目だという視点で、技術と情報と練習法を一冊にまとめています。
こんな人におすすめ
ショットはそこそこなのにスコアがまとまらない人、バンカーや寄せに苦手意識がある人、練習時間が取れない平日ゴルファー。ラウンド前に確認したい人にも向きます。
良い点
- アプローチとパターに完全特化
- 手に取りやすいハンディサイズ
- シーン別・ライ別の応用が豊富
気になる点
- ティショットの改善には触れない
- 基本の反復が中心で上級者向けでない
- 飛距離を伸ばしたい人には不向き
出版社
永岡書店
発売日
2021年05月31日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「練習なしでも10打よくなる」って、さすがに言い過ぎでは……?と思いつつ、気になってしまいました。
佐藤メバル
うん、でも理由はちゃんとあるんですよ。スコアアップの鍵は寄せワンが取れるかどうか。つまりアプローチとパターなんですね。
ここは練習量より、距離感の作り方や打ち方の引き出しで変わるところで、30ヤードのピッチ&ランをおさらいする章から始まります。
橘ナナミ
ザックリとかトップって、まさに私がやらかしそうなやつです。バンカーの章もあるんですか?
佐藤メバル
ありますよ。砂の状態別、シチュエーション別にピタッと寄せる方法がまとまっていて、パッティングの基本とラインの読み方まで入っています。
ハンディサイズなので、ラウンド前にパラパラめくって確認する使い方がいちばん向いていますね。
ゴルフ・シングルになれる人、アベレージで終わる人
小泉十三 著|幻冬舎
¥814(税込)
月イチゴルファーから一念発起し、伊藤正治プロのレッスンでシングルの仲間入りをした小泉十三さん。ところが悪い壁が再び現れ、ハンデ11と9を行き来する泥沼にはまり、関東シニア出場を目指す——その過程を追ったドキュメンタリー教則本です。アマチュアが掴めていない“感性”の話からスイングの違い、スコアメイク術、試合への臨み方まで、シングルの常識が物語として入ってきます。
こんな人におすすめ
90台から抜けたいアベレージゴルファー、教則本を読んでも実感が湧かなかった人、ハンデを本気で削りたい人。主人公の泥沼に共感できる人ほど刺さります。
良い点
- 上達の過程を物語として追える
- 技術とスコアメイクの両方に触れる
- つまずきと停滞が正直に描かれる
気になる点
- 体系的な教科書ではない
- 読み物としての長さがある
- すぐ使える即効テクは少なめ
出版社
幻冬舎
発売日
2012年03月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これ、教則本なのに「泥沼」とか「悪壁」とか、小説みたいな言葉が出てきて気になります。
佐藤メバル
そこがこの本の持ち味でね。著者の小泉さん自身が月イチゴルファーから一念発起して、伊藤プロのレッスンでシングルになった。
でもそこで終わらず、ハンデ11と9を行き来する泥沼にはまるところまで書いているんです。真のシングルには何が必要か、万年アベレージとの違いは何かを追いかけるドキュメンタリーになっています。
橘ナナミ
うまくいった話だけじゃないんですね。それなら、途中で伸び悩んでいる人の方がむしろ読みたくなるかも。
佐藤メバル
そう思います。アマチュアが掴めていない感性の話から、スイングの違い、ショートゲーム、スコアメイク術、試合への臨み方まで入っています。
ハンデを本気で削りにいく人ほど、他人の停滞を他人事と思えなくなるはずですよ。
タケ小山のゴルフ超上達ノート
タケ小山 著|日本文芸社
¥1,210(税込)
上手くなる条件は「他の人のプレーをよく見ること」——この一言が本書の背骨です。ナイスショットを打つためのスイング技術ではなく、いかに人のプレーから情報を集め、集めた情報を使いこなすか。その具体策を、ショット、アプローチ、パッティング、マネジメント、スコアアップの5章で示します。アプローチの確率が劇的に上がる考え方など、コース上で効く知恵が中心です。
こんな人におすすめ
練習量を増やせないけど上達したい人、ラウンド中の観察眼を鍛えたい人、スコアメイクの引き出しを増やしたいアベレージ。コンペで一緒に回る人から学びたい人にも。
良い点
- 観察と情報活用という独自の切り口
- マネジメント章が実戦的
- 読み物としても軽快で読みやすい
気になる点
- スイングの体系解説は薄い
- 自習型の練習法は少なめ
- 初心者には前提知識が要る
出版社
日本文芸社
発売日
2019年11月19日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「他の人のプレーをよく見ること」が上達の条件って、ちょっと意外です。自分が打つ練習より大事なんですか?
佐藤メバル
本書はそう言い切ります。ただ、これは手抜きの話ではなくて、人のプレーから情報を集めて使いこなすことが上達の近道だという主張なんです。
ティーイングエリア、バンカー、傾斜地での賢明な打ち方まで、具体例で示していきます。
橘ナナミ
なるほど。ひとりで練習場にこもるより、ラウンドで学べってことですね。でも、観察って何を見ればいいんでしょう。
佐藤メバル
そこを第1章から順に具体化しているのが親切なところです。例えばアプローチの確率が劇的に上がる方法など、スコアに直結する考え方を並べています。
5章まで通して読むと、コース上での「見る目」そのものが変わる。コンペが多い人ほど得るものが大きいと思いますよ。
ゴルフは突然うまくなる
佐久間馨 著|現代書林
¥1,430(税込)
キーワードは「NLPゴルフ」。どんな言葉や感覚要素を使ってプレーすれば、その人のゴルフのあり方そのものが変わるか——という問いから組み立てられています。多くのゴルファーが「〜してはいけない」「〜しないとうまくいかない」という否定的な考え方をしている。でも誰にでも上達できるストラクチャーが潜在的に備わっている。内側から湧いてくる言葉と感覚に注目させる、珍しい切り口です。
こんな人におすすめ
自分を責めながらラウンドする癖がある人、コースでの言葉かけを変えてみたい人、メンタル本を何冊か読んでもしっくりこなかった人。自己否定が癖の人に届きます。
良い点
- 言葉と感覚に焦点を当てた独自性
- 否定形の思考から抜け出す視点
- 読みながら自分の内側を観察できる
気になる点
- NLPに馴染みがないと取っつきにくい
- 技術ドリルの記述は少なめ
- 効果を実感するまで時間がかかる
出版社
現代書林
発売日
2007年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
タイトルの「突然うまくなる」が気になって。NLPって、聞いたことはあるんですけど何なんですか?
佐藤メバル
簡単に言えば、人の思考や感覚のパターンを扱う考え方ですね。本書はそれをゴルフに当てはめて、どんな言葉や感覚要素を使えばプレーのあり方そのものが変わるかを掘り下げています。
多くの人が「〜してはいけない」「〜しないとうまくいかない」と否定形でコースに立っている、という指摘が刺さります。
橘ナナミ
あ、それ私もやりがちです。池を見て「入れるな」って思うやつ。
佐藤メバル
まさにその典型です。本書は、誰にでも上達できるストラクチャーが潜在的に備わっているという立場で、内側から湧いてくる言葉や感覚を活かそうとします。
技術ドリルを足す前に、自分にかける言葉のほうを変えてみたい人に向いていますよ。
マンガで身につく! 普通のビジネスマンがゴルフ歴たった1年でスコア70台を出したメソッド。
大塚友広 著|幻冬舎
¥1,540(税込)
スコア90台から110前後を抜け出す鍵を、インパクトの前後30cmに置いた一冊。体格や運動能力に特別な優位がない“フツーのビジネスマン”が、1年で70台前半に到達した実話をもとにしています。既存のレッスンやスイング理論では無理だと解釈し、いかに効率よく最短でカップに沈めるかを考え抜いた独自の理論を、マンガで追えるのが特徴。一軸スイングや目線軸、スモールスイングの徹底まで、実践の順番が見えます。
こんな人におすすめ
マンガで要点をつかみたい人、スイング理論が多すぎて迷子になっている中級者、限られた時間で最短ルートを取りたい人。理屈と実践の橋渡しが欲しい人に。
良い点
- マンガで理論の流れを追いやすい
- インパクト前後30cmに絞った明快さ
- 河川敷コース活用など実践的
気になる点
- マンガが好みに合わない人もいる
- 上級者には基礎的すぎる場面も
- あくまで著者の実例が前提
出版社
幻冬舎
発売日
2020年06月25日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「インパクトの前後30センチ」って、ずいぶん狭い範囲に絞りますね。スイング全体を語る本の真逆というか。
佐藤メバル
そこが狙いです。90台から110前後を行き来している人が抜け出すには、フルスイングを磨くより、インパクトの前後30cmを最適化するほうが早い。
運動能力に特別な優位がない人が1年で70台前半に到達した実話がベースなので、説得力があります。
橘ナナミ
マンガで身につくっていうのも、正直ありがたいです。活字の理論書だと途中で心が折れるので……。
佐藤メバル
そのためのマンガ化ですね。一軸スイング、目線を軸に据える、河川敷コースで積極的に回る、スモールスイングを徹底する。
理屈と実践の順番が絵で追えるので、スイング理論が多すぎて迷子になっている人ほど入りやすい構成です。
サラリーマンが週1回50球の練習でスコア70台を出した上達法
坂元龍斗 著|日本文芸社
¥1,650(税込)
関西テレビの現役アナウンサーであり、アマチュアゴルフの動画も発信する著者による初の著書です。コンセプトは「無駄な球を打たず動画を撮ってプロとガンガン比べろ」。限られた時間とお金の中で、練習内容をどう効率化し効果を最大化するか。70台を出すための10箇条に始まり、プロと自分の比較を徹底するパートまで、アマチュア目線の実体験が随所に散りばめられています。
こんな人におすすめ
週1回しか練習時間が取れない会社員、動画を撮って自己分析したい人、独学で伸び悩んでいるアマチュア。練習の無駄を削りたい人に。
良い点
- 練習量が限られる人の設計図になる
- プロとの比較という具体的な方法
- アナウンサーらしく説明が明快
気になる点
- 動画撮影の手間が前提になる
- 上級者向けの理論的深掘りは少なめ
- 人によっては内容が既知かも
出版社
日本文芸社
発売日
2022年10月28日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
週1回、50球。これって、ラウンドの前にちょっと打つくらいの量ですよね。それで70台って本当に可能なんでしょうか。
佐藤メバル
本書の主張は、そこを疑うことから始まっています。無駄な球を打たず、動画を撮ってプロとガンガン比べる。
1球ごとに目的を持たせることで、練習量を濃くする発想なんです。アナウンサーだけあって説明が明快で、70台を出すための10箇条も読みやすい。
橘ナナミ
動画を撮るの、恥ずかしいんですけど……でも比べる相手がいるほうが、確かに上達しそうです。
佐藤メバル
そう思います。後半ではプロと自分の比較を徹底するパートが置かれていて、人気コンテンツでもあったプロとアマの違いが取り入れられています。
時間とお金が限られている人ほど、この練習設計の考え方は効きますよ。
ゴルフメンタル強化の極意
角田陽一 著|実業之日本社
¥682(税込)
「ゴルフも人間の生き方も、自分にかける言葉で変わる」——この立場から、どこにどう打つかを“宣言”することを勧める一冊です。スコアカードに印刷されたパーではなく自分のパーを基準にする、という視点が随所に効いてきます。ボール代が節約できる練習法という聞きなれない項目も含め、10打縮めるための心のトレーニングを、構えずに始められる形で並べています。
こんな人におすすめ
メンタル本の入門として何か一冊欲しい人、ラウンド中に迷いが消えない人、目標の置き方を変えてみたい人。言葉かけの実践を今日から試したい人に。
良い点
- 短く実用的で読み切りやすい
- 宣言する・自分のパーなど即実践的
- 価格帯も手に取りやすい
気になる点
- 理論的な掘り下げは浅め
- スイングの話はほぼ出てこない
- メンタル本を読み慣れた人には物足りない
出版社
実業之日本社
発売日
2015年07月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「ボール代が節約できる練習法」って、メンタルの本なのに妙に生活感があって気になります。
佐藤メバル
そこがこの本らしくてね。無駄に球を打つのをやめましょう、というのはメンタル強化の話と地続きなんです。
本題は、どこにどう打つかを宣言すること。そしてスコアカードのパーより「自分のパー」を基準にする。この二つが軸になっています。
橘ナナミ
自分のパーを持つ、いいですね。人のパーと比べて落ち込む癖があるので。
佐藤メバル
まさにそういう人のための本です。ゴルフも生き方も自分にかける言葉で変わる、という立場で、10打縮める心のトレーニングを並べています。
メンタル本を初めて手に取る人でも、今日から試せる形になっているのが強みですね。
ゴルフのメンタルトレーニング
デーヴィト・グレーアム 著|大修館書店
¥1,980(税込)
精神力の強さが安定したスイングを生む——その前提で書かれていますが、版元が「メンタル強化書というより、これはもうゴルフ哲学書」と評するように、単なるノウハウ集ではありません。序章の新時代のゴルフ、回想、ゾーンの威力、心の総合力、そしてメンタル・タフネス度のチェックまで、偉大なプレーヤーはどこが違うのかを丁寧に掘り下げます。古いからこそ骨格が太い一冊です。
こんな人におすすめ
メンタルを長い目で鍛えたい人、自己啓発的にゴルフを捉えたい人、古典的な名著に触れておきたい読者。ゾーンという概念をきちんと知りたい人に向きます。
良い点
- ゾーンやタフネスを体系的に扱う
- チェックリストで自分を測れる
- 読み物として骨太で味わい深い
気になる点
- 文体が古めで読むのに体力が要る
- 即効のスコアアップ策は少ない
- 実践ドリルはほぼない
出版社
大修館書店
発売日
1992年03月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「ゾーン」って、よく聞くんですけど、結局何なのか説明できる気がしなくて。この本ならわかりますか?
佐藤メバル
わかりますよ。第4章で「ゾーンの威力——不思議な心の状態」として一章を割いています。ただ、この本はノウハウ集というよりゴルフ哲学書でね。
新時代のゴルフ、著者の回想、ゴルフがなぜ難しいのか、メンタル・タフネスの要素、そして最後に自分のタフネス度を測るチェックまで並びます。
橘ナナミ
チェックがあるのは嬉しいです。偉大なプレーヤーはどこが違うのか、って誰でも知りたいですし。
佐藤メバル
そこを著者は「心の総合力」という言葉で捉えています。刊行から時間は経っていますが、骨格が太いので、メンタルを長い目で鍛えたい人には今でも十分に効きますよ。
ゴルフが上達する自律神経72の整え方
小林弘幸 著|株式会社法研
¥1,650(税込)
自律神経研究の第一人者で大のゴルフ愛好家でもある順天堂大学医学部の小林弘幸教授が、研究と自身のゴルフ経験を踏まえて、スコアアップにつながる整え方を72のポイントにまとめました。前日の過ごし方、1番での入り方、4つのタイプ別の対処、天候や待ち時間、ストレスと迷い。ミスのほとんどは打つ前に理由があるという指摘が全編を貫きます。
こんな人におすすめ
スイング改造をしても結果が出ない人、生活習慣からパフォーマンスを上げたい人、ラウンド中の流れの崩れをどうにかしたい人。準備と体調管理を整えたい人に向きます。
良い点
- 72項目で辞書的に引ける
- 前日準備から当日まで網羅
- 医学の裏付けがある安心感
気になる点
- 読む順番に迷いやすい
- スイングの実技は対象外
- 理論より実践の反復が要る
出版社
株式会社法研
発売日
2022年12月16日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
72個って、すごい数ですね。しかも自律神経って、体調の話ですよね。ゴルフとどうつながるんでしょう。
佐藤メバル
ラウンド中の自律神経の乱れは、スイングの巧拙よりも前に、スコアにはっきり表れると著者は言います。乱れる理由はほとんどが「プレーに余裕がない」「判断に迷いがある」「欲をかいた」「人前で見栄を張る」「ボールの状況が悪い」のどれか。
だからミスは打つ前に決まっている、というわけです。
橘ナナミ
前日の過ごし方、食事、車の運転まで書いてあるんですね。ちょっと意外でした。
佐藤メバル
そこが面白いところで、寝る直前の熱い湯船はよくない、スピード運転は大叩きの元、といった具合に生活レベルで具体化されています。
自分のタイプを診断する章もあって、辞書的に引く使い方が向いていますよ。
ゴルフは名言でうまくなる
岡上貞夫 著|幻冬舎
¥902(税込)
伝説の名手ベン・ホーガンの「プレー前夜に読む過去の名手の福音は、私にとって心のレッスン書、最高の良薬である」という言葉から始まる一冊。上達のヒントは古今東西の名選手の一言に隠れているという立場で、実践的名言37を厳選し、その背景や解釈、独自の練習法まで添えています。リー・トレビノのインパクト論、ウォルター・ヘーゲンの悪天候の心得など、読み物としても味わい深い。
こんな人におすすめ
名言や格言から入るのが好きな人、読書としてゴルフを楽しみたい人、スランプ時に言葉の支えが欲しい人。ラウンド前夜の一冊として置きたい人に。
良い点
- 37の名言に背景解説が付く
- 短く区切られて拾い読みに向く
- 独自の練習法まで紹介される
気になる点
- 体系的な上達論ではない
- 技術書を求める人には不向き
- 名言の意味は読む人次第
出版社
幻冬舎
発売日
2019年05月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
名言から入るの、いいですね。小説を読むときも、心に残った一行をあとから拾い読みするのが好きなんです。
佐藤メバル
それに近い読み方ができます。本書は実践的な名言を37選んで、背景や解釈、さらに著者自身がインスピレーションを得た練習法まで添えています。
スランプのたびに名言に助けられてきたという著者の姿勢が、全体から伝わってきますね。
橘ナナミ
リー・トレビノのインパクトの話とか、名前を聞くだけでわくわくします。技術書としても使えるんですか?
佐藤メバル
そこは期待しすぎないほうがいいかな。体系的な上達論ではなく、あくまで言葉を入口にしています。ただ「風雨の激しい日は、あらかじめ5打多く打つ覚悟を決める」みたいな心得は、そのままラウンド前夜に効きますよ。
理想のゴルフ
村瀬雅宣 著|幻冬舎
¥1,210(税込)
「なぜ練習場では出来ていたことが、ゴルフ場では出来ないのか?」——この疑問に正面から答える一冊です。巷のスコアアップ法とは違い、ビジネスマネジメント的な思考と心理学を融合させた村瀬流の新思考が軸。技術の足し算ではなく、プレーの設計と心の扱いを同時に組み直す発想で、練習場と本番のギャップに別の角度から光を当てています。
こんな人におすすめ
スイング本を何冊読んでも解決しなかった人、プレーの組み立て方を見直したい人、心理と理論の両輪で学びたい人。仕事の思考法をゴルフに活かしたい人に向きます。
良い点
- マネジメントと心理を融合した切り口
- 練習場と本番のギャップに正面から答える
- 他書と重ならない視点を持つ
気になる点
- やや抽象度が高く感じられる
- 具体的なスイング解説は少ない
- 効果を測りにくい面がある
出版社
幻冬舎
発売日
2019年03月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「なぜ練習場では出来ていたことが、ゴルフ場では出来ないのか?」。これ、前にも別の本で見た問いですけど、答えの出し方が違うんですか?
佐藤メバル
そこが大事なところでね。本書は技術の話ではなく、ビジネスマネジメント的な思考と心理学を融合させた新思考として答えようとします。
スイングを足し算で直すのではなく、プレーの設計と心の扱いを同時に組み替える発想なんです。
橘ナナミ
なるほど。設計と心、両方いっぺんに。だとすると、技術書を何冊読んでも解決しなかった人向けかもしれませんね。
佐藤メバル
まさにその層に届く本だと思います。具体的なスイングの手順は期待しないほうがいいですが、同じ問いに対して他の本とは違う角度から答えを出してくる。
仕事の考え方をゴルフに持ち込みたい人ほど、しっくりくるはずです。
横田真一の「脱力ゴルフ」講座
横田真一 著|実業之日本社
¥616(税込)
「このティショットはスライスしそう」「このロングパットは入る気がする」——意外なほどゴルファーの予想は当たる。ならばその予想を信じて活かせばスコアは良くなる、というのが本書の出発点です。形や細かい動きを気にする頭でっかちなゴルフを卒業し、心理と物理の両面からプレーを捉え直す。心理編に始まり、想念編、物理編、戦術編と4つの角度から迫ります。
こんな人におすすめ
スイングの細部に縛られて窮屈になっている人、自分の直感を活かしきれていない人、発想を一度リセットしたい中級者。頭でっかちを卒業したい人に。
良い点
- 予想や直感を活かす独自の視点
- 心理と物理を分けて整理している
- 戦術編の攻め方が実戦的
気になる点
- 理論の厳密さより発想の面白さ重視
- 初心者にはやや飛躍がある
- 体系的な練習法は少なめ
出版社
実業之日本社
発売日
2015年09月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「このパットは入る気がする」って、根拠のない願望だと思ってました。でも確かに当たるとき、ありますよね。
佐藤メバル
そこを突いた本です。意外なほどゴルファーの予想は当たる。ならそれを活かせばいい、というのが横田さんの立場で、頭でっかちなゴルフを卒業しようと誘ってきます。
心理編、想念編、物理編、戦術編の4つに分けて、予想と結果の関係を考えていく構成です。
橘ナナミ
物理編まであるんですね。クラブの話とかですか?
佐藤メバル
そう、フックフェースのクラブで打ったら自分はどちらに曲がるのか、といった話が出てきます。心理と物理を切り分けながら、無謀に見える攻め方の裏に確率の高い計算があると説く戦術編も面白い。
発想を一度リセットしたい人に向いていますよ。
世界標準のスイングが身につく科学的ゴルフ上達法
板橋繁 著|講談社
¥1,320(税込)
「日本人の99%は間違ったスイングをしている」とまで言い切る一冊です。リストを返す、ヘッドを走らせる、トップをつくる——日本のレッスンでよく言われる項目を並べたうえで、世界標準は逆だと示します。リストは返さない、ヘッドは走らせない、クラブは寝かせてから振る。クラブの設計と構造を最大限に活かすという物理の側から組み立て直しており、著者は日体大での指導や豪州でのコーチ経験を持つ人物です。
こんな人におすすめ
レッスンで習った動きに違和感がある人、飛距離と再現性を同時に求めたい人、理論から納得したいタイプのゴルファー。スイングの常識を疑いたい人に。
良い点
- 従来の常識を対比で示して明快
- クラブの構造から裏付ける理論
- 著者の指導現場の経験が厚い
気になる点
- 既存のレッスンと衝突し戸惑う人も
- 実践には反復練習が必須
- 中級者以上向けの内容
出版社
講談社
発売日
2019年04月17日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「日本人の99%は間違っている」って、さすがに盛りすぎでは……と思ったんですけど、読み進めると対比がはっきりしていて引き込まれました。
佐藤メバル
リストを返す、ヘッドを走らせる、トップをつくる、インパクトでアドレスを再現する——これが日本の常識とされる側。
世界標準はその逆で、リストは返さない、ヘッドは走らせない、トップはつくらない、クラブは寝かせてから振る。
クラブの設計と構造を活かすという物理の話なんですよ。
橘ナナミ
今まで習ってきたことと真逆だと、頭がこんがらがりそうで怖いです。
佐藤メバル
そこは覚悟が要ります。ただ著者は日体大ゴルフ部のコーチや監督を務め、豪州でも指導してきた人で、現場の裏付けがある。
理論から納得して動きを入れ替えたいタイプほど、この本は効きますよ。
三觜喜一 スウィングの流儀
三觜喜一 著|日本文芸社
¥1,100(税込)
予約が取れないという人気レッスンプロ・三觜喜一さんの連載をMOOK化した一冊です。漫画でのレッスンに加えて、グラビアレッスンや動画レッスンを大幅に撮りおろし、登録者数の多い動画チャンネルの再生回数上位を誌上で解説。スウィングの基本を集中レッスンという構成で、飛距離アップの考え方から寄せワンのアプローチまで、初心者から中級者まで幅広くカバーします。
こんな人におすすめ
漫画と写真で要点をつかみたい人、動画で見たテーマを誌面で復習したい人、ドライバーからアプローチまで一冊で押さえたい初心者から中級者。レッスンの予習復習に。
良い点
- 漫画・グラビア・動画で多層的に学べる
- 再生回数上位のテーマを誌上解説
- 初心者から中級者まで対応
気になる点
- MOOKのため体系的な教科書ではない
- 動画視聴が前提の箇所がある
- 上級者には物足りないかも
出版社
日本文芸社
発売日
2020年12月17日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
あ、この人、動画で見たことあります。「MITSUHASHI TV」ですよね。本にもなってるんだ。
佐藤メバル
そう、登録者数も多いチャンネルでね。本書は予約の取れないと言われるレッスンプロ、三觜さんの連載をMOOK化したもので、再生回数上位のテーマを誌上で解説する企画が入っています。
クラブはどうしたら倒れるのか、バンカーショットの考え方、朝イチのティショットが曲がる理由など、動画で人気の話題が並びます。
橘ナナミ
漫画のレッスンもあるんですね。活字だと動きがイメージしづらいので、それは助かります。
佐藤メバル
そこが狙いで、漫画に加えてグラビアも動画も撮りおろしています。スウィングを集中レッスンする構成なので、飛距離アップから寄せワンまで一冊で押さえたい人に向いていますよ。
目澤メソッド
目澤秀憲 著|実業之日本社
¥1,650(税込)
日本人初のマスターズチャンピオンに輝いた松山英樹が、初めて専属コーチ契約を結んだ相手として知られる目澤秀憲さん。河本結、有村智恵らも指導するコーチが、アマチュア向けにスコアアップ法を初めて記したのが本書です。「いいスコアを出すとは、バーディを獲りにいくことではない」という鉄則のもと、スイング以前に取り組むべきテーマとしてゲームの本質、スコアメイク、アドレスとスイングのマッチングを順に扱います。
こんな人におすすめ
スイングをいじる前にやるべきことを知りたい人、ティショットのOBを減らしたい人、スコアメイクを体系立てて学びたいアベレージ。順番を間違えたくない人に向きます。
良い点
- スコアメイクの順序立てが明快
- DECADEなど実践的な考え方を紹介
- トッププロを指導する視点が入る
気になる点
- スイングの詳細には深入りしない
- 読み物としてやや硬めの記述
- 即席の裏技は期待できない
出版社
実業之日本社
発売日
2022年03月17日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
松山英樹選手のチームにいたコーチの方ですよね。そういう人がアマチュア向けに書いた本って、何が違うんでしょう。
佐藤メバル
一番違うのは順番を教えてくれることですね。目澤さんは「いいスコアを出すとは、バーディを獲りにいくことではない」と言い切ります。
アマチュアのほとんどにはスイング以前に取り組むべきテーマがあるとして、ゲームの本質、スコアメイク、アドレスとスイングのマッチングを先に置くんです。
橘ナナミ
スイングは後回し、と。でもそれって、今まで習ってきたことと逆な気がします。
佐藤メバル
だから刺さるんですよ。後半でスキルアップやティショットの立て直し、アプローチ、パットへと進みますが、土台の章を飛ばすと意味が薄れる構成です。
スイングをいじる前に読むべき本と言っていいと思いますよ。
世界最速のゴルフ上達法クォーター理論
桑田泉 著|日本文芸社
¥880(税込)
「ボールは見るな」「手打ちをしろ」——従来の指導では決して言われない言葉を並べる“セオリー壊し”の理論です。パターから始めて、アプローチで基礎を固め、S1・S2・S3と段階を上げていく構成が画期的で、さまざまな練習をしてきたのに上達しないというアマチュアを救ってきたとされます。著者を主人公にしたストーリーマンガで流れを追い、写真でも要点を確認できる作りです。
こんな人におすすめ
練習しても伸びずに壁に当たっている人、パターやアプローチから順に固めたい初心者、常識に縛られず試したい人。段階を踏んで学び直したい人に。
良い点
- パターから始める段階的な設計
- マンガと写真の二段構え
- 型破りな理論が記憶に残る
気になる点
- 従来の理論と矛盾し混乱する人も
- マンガの好みが分かれる
- 上級者には入門的に映る
出版社
日本文芸社
発売日
2016年01月29日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「ボールは見るな」「手打ちをしろ」って、ゴルフをかじった人ほど耳を疑いますよね。私でもそう思います。
佐藤メバル
そこがクォーター理論の面白さで、要はセオリーを壊すところから入るんです。そしてパターから始めて、アプローチで基礎を固めて、S1・S2・S3と段階を上げていく。順番を大切にする理論なんですよ。
橘ナナミ
パターから、というのは意外と納得できます。短い動きのほうが再現しやすいですもんね。
佐藤メバル
そういうこと。これまでいろいろな練習をしてきたのに伸びない、というアマチュアを数多く救ってきたとされていて、マンガで流れを追い、写真で要点を確認できます。
壁にぶつかっている人ほど試す価値がありますよ。
坂本龍楠 一挙両得 飛距離アップ&スコアアップ
日本文芸社
¥880(税込)
体に負荷のかからない体幹軸を利用したスウィングプログラムで、飛距離・距離感・コントロールをすべてマスターできると提唱する一冊です。オーストラリアの名門ゴルフスクールでスポーツ生理学に基づくスウィング理論やコースマネジメントを習得した著者が、即効性と再現性を重視して組み立てています。コース攻略に注目したコミックと、飛距離アップを特集したグラビアという二本立ての構成も特徴です。
こんな人におすすめ
飛距離とスコアを別々に悩んでいる人、体に負担の少ないスウィングを探している人、コミックと写真で要点をつかみたい人。一挙両得を狙いたい人に。
良い点
- 飛距離とスコアを一つの軸で扱う
- コミックとグラビアの二本立て
- 体幹軸という一貫した理論
気になる点
- やや独自用語が多い
- ラウンド実践の反復が前提
- 上級者には易しく感じられる
出版社
日本文芸社
発売日
2022年08月25日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「一挙両得」って、飛距離とスコアって普通は別々に悩むものじゃないですか。同時に狙えるものなんですか?
佐藤メバル
そこを一つにまとめようというのが坂本プロの理論でね。体幹軸を使ったスウィングプログラムなら、飛距離も距離感もコントロールも、まとめて身につくという立場です。
体に負荷をかけないことを大事にしていて、即効性と再現性を両方重視しています。
橘ナナミ
オーストラリアの名門スクールで学んだ方なんですね。コミックとグラビアの二本立てっていうのも気になります。
佐藤メバル
コース攻略をコミックで追い、飛距離アップをグラビアで特集する構成です。オーストラリアでスポーツ生理学に基づく理論やコースマネジメントを習得した人なので、理屈と実践のバランスが取れています。
飛距離とスコアを別々に悩んでいる人にちょうどいいですね。
【バーゲン本】ゴルフ練習ノートー1人でこっそり上手くなる!
ゴルフスコアアップ研究会 著|マイナビ
¥759(税込)
ただ球を打つだけの練習は下手を固めるだけ——という厳しい一言から始まる一冊です。自己流で覚えた人ほどその傾向が強いとして、自分のプレーとスイングを客観的に見て改善点を見つける方法を提案します。手軽に動画が撮れるスマホを使い、正しい撮影方法からチェックポイント、修正方法までをやさしく解説。独学ゴルファーのための実践的な手引きです。
こんな人におすすめ
独学でゴルフを覚えた人、レッスンに通う時間が取れない人、動画を撮っても見方がわからない人。ひとりで練習する時間が多い人に向きます。
良い点
- 撮影方法から修正まで一貫
- スマホ一台で始められる手軽さ
- 独学のクセを自覚できる
気になる点
- 動画を見返す手間が要る
- スイング理論の深掘りは少ない
- 上級者には基礎的に映る
出版社
マイナビ
発売日
詳細情報なし
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「ただ球を打つだけの練習は下手を固める」……耳が痛いというか、心当たりがありすぎて。私、動画を撮ったこともないんです。
佐藤メバル
そこから始めようという本ですね。スマホを使った正しいスイングの撮影方法、動画のチェックポイント、そして修正方法まで、順にやさしく解説しています。
自分のプレーを客観的に見るという一手間が、自己流のクセをほどく鍵なんです。
橘ナナミ
撮るのは恥ずかしいけど、確かに見たことのない自分のスイングって想像つかないですね。
佐藤メバル
想像つかないでしょう。だから独学で覚えた人ほど効果があります。ただ、撮って終わりではなく見返す手間は必要ですし、理論の深掘りは少なめです。
ひとりで練習する時間が多い人に向いていますよ。
日本一“練習しない”プロが教える「科学的」ゴルフ上達法30
堀川未来夢 著|KADOKAWA
¥1,760(税込)
「練習のための練習、は死んでも行わない」がモットーだというトッププロが、スコアに即効の上達法を伝えます。再現性の鬼と化すスイングの基本、スライス知らずの体質になるショットの解決法、地味にスコアを縮めるパッティング術、そしてシーン別に使える小技集まで4章構成。最小限のお金と時間で最大限のスコアアップを狙う、実利的な一冊です。
こんな人におすすめ
練習に割ける時間が短い社会人、ラウンドで崩れる原因を減らしたい人、小技の引き出しを増やしたい中級者。効率よく結果を出したい人に向きます。
良い点
- 即効性を重視した構成
- ショットからパットまで網羅
- シーン別の小技集が実戦的
気になる点
- 理論の体系性は薄め
- 基本の反復が前提になる
- 練習好きには物足りないかも
出版社
KADOKAWA
発売日
2022年11月04日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「練習のための練習、は死んでも行わない」。この言い切り、ちょっと清々しいですね。
佐藤メバル
そこがこの本の芯でね。トッププロでありながら、最小限のお金と時間で最大限のスコアアップを約束すると言い切っています。
第1章は再現性の鬼と化すスイングの基本、第2章はスライス知らずの体質になるショットの解決法。結果から逆算する構成なんです。
橘ナナミ
スナイパーパッティング術って名前も気になります。地味にスコアを縮めるって、まさに私が欲しいやつです。
佐藤メバル
その通りで、パットの章が真ん中に置かれているのが象徴的です。最後はシーン別にプロがこっそり使う小技集。
効率よく結果を出したい人に向いていますし、練習量が限られている社会人ほど読む価値がありますよ。
誰でもスコアアップできる! クラブ選び&セッティング術
鹿又芳典 著|実業之日本社
¥1,078(税込)
飛距離はクラブで手に入る。しかしスコアアップにはセッティングを整えることが不可欠——本書はこの二つを分けて考えます。クラブのせいで生じていた余計なミスをなくし、ストロークの平均点を上げる。そのために自分のプレースタイルやスイング、ミスの傾向に合ったクラブを選び、14本のセッティングを組む重要性を説きます。技術ではなく道具の側からスコアに迫る一冊です。
こんな人におすすめ
自己流でクラブを買い足してきた人、ミスの傾向と道具が噛み合っていない人、スコアが伸び悩んで装備を見直したい中級者。買い替え前の確認に向きます。
良い点
- 道具側からスコアを考える視点
- 飛距離とスコアを分けて整理
- 14本の組み方まで踏み込む
気になる点
- 買い替え前提の記述が増える
- スイング技術の話は対象外
- クラブの基礎知識が多少必要
出版社
実業之日本社
発売日
2021年03月18日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「飛距離はクラブで、スコアはセッティングで」って、この区別が最初よくわからなかったんです。同じことじゃないんですか?
佐藤メバル
そこなんですよ。個々のショットの結果にはクラブの性能が効くけれど、スコアという結果には14本のセッティングが効く。
個々のパフォーマンスだけ上がっても、それだけではスコアアップにつながらない、という整理なんですね。
橘ナナミ
なるほど。クラブを一本新しくしたのにスコアが変わらない、みたいな話、聞いたことがあります。
佐藤メバル
まさにその典型です。著者はアマチュアのほぼ全員がクラブを見直すことでスコアアップが図れるとまで言います。
ミスの傾向に合った道具を選び、余計なミスを減らして平均点を上げる。買い替えを考えている人は、その前に読むといいですよ。
天山カントリークラブ本コースの基本情報と北コースとの違い
橘ナナミ
ここで一度、コースそのものを整理させてください。本コースと北コースは何が違うんですか?
佐藤メバル
天山カントリークラブは、本コースが18ホール、北コースが9ホール。本コースは6,845ヤード、パー72で、設計は小笹昭三氏。18ホールをフルに回る前提の距離と広がりを持っている。北コースは9ホールなので、短時間で回る追加ラウンドや、寄せの練習がてらのラウンドに向く。
橘ナナミ
使い分けの目安は?
佐藤メバル
初めてなら本コースを1回しっかり。時間が取れないときは北コース。北コースはホール数が少ないぶん、アプローチとパッティングの練習場として読む——そんな捉え方もできる。だから本選びも、本コース用に1冊、寄せの1冊、という組み合わせが効くんだ。
橘ナナミ
アクセスや周辺はどうですか?
佐藤メバル
長崎自動車道の多久ICが最寄り。佐賀の多久エリアだから、ラウンド後に温泉や宿へ寄るプランも立てやすい。佐賀には嬉野温泉や武雄温泉といった湯どころがあるので、帰りの楽しみまで含めて計画しておくといい。料金や予約、クーポン、キャンセル規定は曜日や時期で変わるから、予約サイトと施設の案内で必ず確認してね。クチコミも同じで、鵜呑みにするより、本を選ぶときと同じで“自分のプレースタイルに効くか”で読むのが大事だよ。
ホール別の攻め方と、読書の組み合わせ方
橘ナナミ
ホールごとに攻め方が違うなら、本もホールに紐付けて読めそうですね。
佐藤メバル
そこがこの記事の狙い。スタートのOUTは、ティーショットの置きどころで流れが決まる。序盤は『サラリーマンが週1回50球の練習でスコア70台を出した上達法』の十箇条や、『ゴルフが上達する自律神経72の整え方』の「1番で流れが決まる」章を前日に読み返すと、入り方が変わる。
橘ナナミ
中盤のロングホールは?
佐藤メバル
『目澤メソッド』のパー5の組み立て、あるいは『タケ小山のゴルフ超上達ノート』のマネジメントの章。欲をかかずに刻む判断は、『なぜナイスショットは練習場でしか出ないのか』の“雑念を止める”話とセットで読むと腹に落ちる。
橘ナナミ
上がりやグリーン周りは?
佐藤メバル
『練習なしでも10打よくなる!アプローチ・パター』の30ヤードのピッチ&ラン、バンカー、パッティングの章を、INの前にめくる。寄せワンを1つ取るだけで流れが戻るからね。
橘ナナミ
途中で「アンジュレーション」って言葉が出てきたんですけど……。
佐藤メバル
グリーンやフェアウェイの起伏、うねりのこと。同じ面に見えても微妙に傾いている、という意味で使う。もう一つ、九州の昔ながらの設計に多いのが“2グリーン”。1つのホールに2つグリーンがあって、日によって使う方を変える仕組みだ。どちらに乗るかで距離感とラインが変わるから、読み分けを頭に入れておくと当日の迷いが減る。
橘ナナミ
ドラコンやニアピンの推奨ホールも、事前に決めておくと盛り上がりそう。
佐藤メバル
そう。コンペなら、飛距離勝負のホールと寄せ勝負のホールを分けておく。狙うホールに効く章を1つだけ全員で共有すると、ラウンド後の会話まで変わるよ。
橘ナナミ
女性やシニア、初心者の目線でも何かありますか?
佐藤メバル
使うティーを前もって選んでおくこと。無理に後ろから打つと、ラウンドそのものが苦しくなる。『誰でもスコアアップできる! クラブ選び&セッティング術』は、飛距離はクラブで、スコアはセッティングで、と教えてくれる。季節なら、夏は脱水、冬は冷えがスコアを乱す。『ゴルフが上達する自律神経72の整え方』は天候の章でそこを突っ込んでいる。
読み物としてのゴルフ本——“本コース”を歩く前の一冊
橘ナナミ
攻略から離れて、純粋に読んで面白い本も知りたいです。
佐藤メバル
『ゴルフは名言でうまくなる』はまさにそれ。名手の言葉を軸に、著者自身がスランプで得た解釈と練習法を足している。『なぜナイスショットは練習場でしか出ないのか』や『ゴルフ頭脳革命』も、読み物として通読できるメンタル本だ。
橘ナナミ
佐賀や九州のローカルゴルフ本って、あるんですか?
佐藤メバル
数は多くない。だからこそ、地元のクラブ史や設計者の仕事を扱った資料は貴重で、見つけたら手元に置く価値がある。天山の本コースも小笹昭三氏の仕事の一部だから、設計の考え方を知るとホールの見え方が変わる。書店の郷土資料の棚や施設で配られる資料も、立派な“参考書”だよ。
橘ナナミ
なるほど……本を1冊選ぶことが、コースの読み方そのものを変えるんですね。
佐藤メバル
そう。だからまずは1冊でいい。天山の本コースを歩く前に、自分のペースで読み込める本を選んでみてほしい。
よくある質問
天山カントリークラブの本コースと北コースの違いは?
橘ナナミ
天山カントリークラブの本コースと北コースの違いはについて教えてください。
佐藤メバル
本コースは18ホール・6,845ヤード・パー72で、設計は小笹昭三氏。北コースは9ホールで、短時間の追加ラウンドや寄せの練習向きです。フルラウンドで作戦を試すなら本コース、手軽に回るなら北コースと使い分けるとよいでしょう。
天山 ゴルフ 本コースは初心者でも回れますか?
橘ナナミ
天山 ゴルフ 本コースは初心者でも回れますかについて教えてください。
佐藤メバル
距離があるぶん、無理のないティーを選ぶことが鍵になります。『練習なしでも10打よくなる!アプローチ・パター』など寄せの1冊を先に読んでおくと、大叩きを防ぎやすくなります。料金や規定は施設の案内で確認してください。
ゴルフ初心者におすすめの本は?
橘ナナミ
ゴルフ初心者におすすめの本はについて教えてください。
佐藤メバル
『練習なしでも10打よくなる!アプローチ・パター』と『コースで会心のショットが百発百中になる完全なゴルフスイング』。前者は50ヤード以内の基本、後者は練習場とコースの差を4つの対策で説明しています。
100切りに効くゴルフ本はどれですか?
橘ナナミ
100切りに効くゴルフ本はどれですかについて教えてください。
佐藤メバル
王道は『必ず100を切る!ゴルフPDCA超上達法』。生活面から整えたいなら『ゴルフが上達する自律神経72の整え方』が向きます。100切りはボギー基準で考える、という視点も役立ちます。
コース攻略本は実際のラウンドで役立ちますか?
橘ナナミ
コース攻略本は実際のラウンドで役立ちますかについて教えてください。
佐藤メバル
役立ちます。ただし全部を持ち込む必要はなく、狙うホールの章を1つに絞るのがコツ。序盤は入り方、終盤は寄せ、というように直前の章だけ読み返すと迷いが減ります。
電子書籍と紙の本、どちらがおすすめですか?
橘ナナミ
電子書籍と紙の本、どちらがおすすめですかについて教えてください。
佐藤メバル
通勤や移動中に読み込むなら電子、書き込みながら練習するなら紙が向きます。マンガやMOOKは紙の見やすさが生きるので、用途で分けるとよいでしょう。
予算1,000円台でおすすめのゴルフ本は?
橘ナナミ
予算1,000円台でおすすめのゴルフ本はについて教えてください。
佐藤メバル
『横田真一の「脱力ゴルフ」講座』や『ゴルフメンタル強化の極意』など、1,000円を切る本もあります。古くても読み継がれている定番を選ぶのも一つの手です。
天山CCのアクセスと周辺温泉・宿、佐賀のゴルフ場を扱った本は?
橘ナナミ
天山CCのアクセスと周辺温泉・宿、佐賀のゴルフ場を扱った本はについて教えてください。
佐藤メバル
長崎自動車道・多久ICが最寄り。佐賀には嬉野温泉や武雄温泉などの湯どころがあり、ラウンド後の立ち寄り先として計画しやすいです。佐賀のゴルフ場を扱った本は流通量が多くないため、郷土資料や施設の資料、設計者に関する資料も参考になります。
まとめ
橘ナナミ
佐藤さん、今日の話を聞いて、天山の本コースを「本を片手に回る」イメージができるようになりました。
佐藤メバル
それでいいんだよ。攻略本は地図、メンタル本は道しるべ、名言本は道中の一句。全部を一度に持ち込む必要はない。今の自分にいちばん必要な1冊を選べばいい。
橘ナナミ
私だったら、まず『練習なしでも10打よくなる!アプローチ・パター』から始めてみます。寄せワンが取れれば、18ホールがちょっと楽しくなりそうなので。
佐藤メバル
いい入口だね。書店員だったころ、初心者の方に「飛ばす本」より「寄せる本」を先に渡すと、次のラウンドで戻ってきてくれる確率が違った。スコアは、派手な1打より地味な1打で縮まるんだ。
橘ナナミ
天山って、名前からすると“山の上”のイメージでしたけど、実際は読み込みと段取りのコースなんですね。
佐藤メバル
そう。本コースという名前のとおり、18ホールは長い目次のついた一冊の本のようなもの。ティーイングエリアで1ページ目を開き、グリーンで1章を閉じる。読むほどに、自分の物語が書き込まれていく。1冊選んで、天山の本コースという長い目次に、自分の一打を書き込みにいっておいで。
