ゴルフ7競技本のおすすめ人気ランキング23選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年10月
橘ナナミ
佐藤さん、今回のテーマは「ゴルフ 7本 競技」なんですけど……正直、7本って聞いてびっくりしました。普通は14本まで入れられますよね? そんなに減らして、ちゃんとラウンドできるものなんですか?
佐藤メバル
いい質問だね、ナナミさん。まず前提として、ゴルフ規則では1ラウンドで使えるクラブは14本まで、と決まっている。これは上限であって「14本持たなければいけない」わけじゃないんだ。で、7本競技というのは、その上限よりさらに絞って、7本だけで18ホールを回る形式のこと。書店員時代、ミニマムセッティングで回る常連さんがいてね、その人は「迷うクラブがないから逆にスコアがまとまる」と言っていたよ。
橘ナナミ
なるほど……! クラブを減らすと迷いも減る、と。でも、それって本で勉強できるものなんですか?
佐藤メバル
できる。というより、7本に絞る作業は14本セッティングの延長線上なんだ。たとえば鹿又芳典さんの『誰でもスコアアップできる! クラブ選び&セッティング術』は、飛距離はクラブで手に入るけれどスコアはセッティングで決まる、という考え方で14本の組み方を説いている。7本を組むときも、この「何を残して何を抜くか」という引き算の思考がそのまま使える。
橘ナナミ
引き算! それ、苦手なクラブを抜くってことですか?
佐藤メバル
そう。浦大輔さんの『Golf ゴルフはクラブが7割』は、上達のカギはスイング9割・クラブ1割という思い込みを覆して、自分に合ったクラブを選ぶことこそ最短の上達ロードマップだと述べている。7本に絞るなら、なおさら「自分に合っている1本」の精度が効いてくる。まずは選書の軸を一緒に整理していこう。
ゴルフ7競技本の選び方
競技志向か娯楽志向か
橘ナナミ
7本で回るって、スコアを狙うのか、それとも楽しむのか、どっちなんですか?
佐藤メバル
そこを最初に決めるのが大事。ガチでスコアを詰めたいなら、てらゆーさんの『上達の早さは逆算思考で決まる! てらゆーのゴルフスコアメイク大全』がいい。ゴルフはスイングの美しさや飛距離を競うのではなく、いかに少ないスコアで上がるかを競うスポーツだと明言していて、マネジメントとメンタルの両面から逆算で組み立てる。7本という制約は、この本が説く「マネジメント力」の練習台になるんだ。
橘ナナミ
なるほど……。じゃあ「とにかく楽しく回りたい」なら?
佐藤メバル
その場合は西尾和也さんの『いちばんわかりやすいゴルフ入門』が土台になる。この本は「飛距離に穴ができないように持ち込むクラブを決めましょう」という項目を立てて、コースデビューに必要な本数の考え方をやさしく説明している。娯楽志向の人ほど、この基礎から入るのが近道だよ。
ロフト間隔と「距離の階段」で選ぶ
橘ナナミ
番手を減らすと、飛距離の間が空いちゃいませんか?
佐藤メバル
そこが7本の最大の論点だね。森守洋さんの『ゴルフクラブの原理原則』は、クラブが主・体は従という立場で、クラブの特性やグリップの内圧変化まで掘り下げている。「ロフトがこう並べば飛距離がこう階段状につながる」という見方は、7本を組むときに直接役に立つ。
橘ナナミ
階段、ですか。一個飛ばしにすると20ヤード以上空いちゃうイメージです。
佐藤メバル
まさにそれを埋めるのが7本競技の技術。番手間ギャップはハーフショットの打ち分けで埋める。ギャップの理論を突き詰めたいなら、小澤康祐さんの『「物理学」×「クラブの構造」で解き明かす ゴルフスイングの新事実』が面白い。フェースの向きやロフトがなぜそう動くかを構造から説いてくれるから、「なぜその番手でその距離が出るのか」が腑に落ちる。
ヘッドスピードに合うシャフト・ヘッド形状で選ぶ
橘ナナミ
本数が少ないと、1本にかかる責任が増えますよね。シャフトの硬さとかも気にしたほうが。
佐藤メバル
するべきだね。宮本大輔さんの『クラブ特性 インパクト 操作法 ゴルフスイング解析図鑑』は、クラブの正しい使い方を学んで自分に合った体の動かし方を身につける、という構成。クラブ特性とインパクトの原理原則をイラスト図解で追えるから、自分のヘッドスピードにどの硬さ・重量が合うかを考える土台になる。
橘ナナミ
ヘッド形状は?
佐藤メバル
やさしい重心の大型ヘッドはミスに強い。7本に絞ると、1本1本の許容範囲を広く取りたい場面が増える。その判断は、さっき挙げた『誰でもスコアアップできる!』の「ミスの傾向に合致したクラブを選ぶ」という視点とつながるよ。
苦手クラブを抜く「引き算」で選ぶ
橘ナナミ
7本って、自然と引き算になりますよね。
佐藤メバル
そう。7本運用は「何を足すか」より「何を抜くか」で決まる。ゴルフ上達アカデミーと伊丹大介さんの『練習なしでも10打よくなる! アプローチ・パター』は、スコアアップの秘訣は寄せワンが取れるかどうかにあるとして、アプローチとパターを徹底的に掘る。7本でもパターとウェッジは外せないから、残す番手の優先順位を考えるのに効く。
橘ナナミ
苦手なアイアンを抜いて、得意なユーティリティを残す、みたいな?
佐藤メバル
そういう発想でいい。深堀圭一郎さんの『40歳から劇的にスコアを伸ばすゴルフの組み立て方』は、フェアウェイウッドとユーティリティの上手な組み立て方を独立した章で扱っている。どの番手を残すかを考える材料になるよ。
買い足し前提か完成形前提か
橘ナナミ
最初から7本ちょうどを買うべきですか?
佐藤メバル
いや、いきなり完成形を目指さなくていい。『誰でもスコアアップできる!』も『Golf ゴルフはクラブが7割』も、まず自分のクラブを見直して、合っていないものから替えていくという順番を勧めている。7本は完成形というより、買い足しながら寄せていくもの。予算に応じて、まずはパターとウェッジ、次にユーティリティ……と段階を踏めばいい。
橘ナナミ
なるほど、ロードマップですね!
コースや季節で入れ替える前提で選ぶ
橘ナナミ
同じ7本でずっと回るんですか?
佐藤メバル
そこは柔軟に。短いコースならロングアイアンを抜いてウェッジを増やす、風の強い季節なら低い弾道の番手を入れる、という調整が要る。てらゆーさんの本はシチュエーション別のメンタル術やラインの読み方まで扱っているから、コースに合わせて番手を組み替える発想の参考になる。深堀圭一郎さんの本も、ウエッジやドライバーを章ごとに「組み立てる」と表現していて、状況に応じて構成を変える前提で書かれているんだ。
ゴルフ7競技本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、23冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
ゴルフ7競技本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい
誰でもスコアアップできる! クラブ選び&セッティング術
鹿又芳典 著|実業之日本社
¥1,078(税込)
飛距離はクラブで、スコアはセッティングで——この割り切りが本書の核。クラブのせいで生じていた余計なミスをなくし、ストロークの平均点を上げるという考え方で、プレースタイルやスイング、ミスの傾向に合ったクラブ選びと14本の組み方を説く。著者はクラブを見直せばアマチュアのほぼ全員がスコアアップできると感じていると述べ、実際にクラブを換えて大幅にスコアを伸ばした客の例にも触れる。飛距離はクラブで、スコアはセッティングでという整理が、最新クラブを買ってもスコアが動かない人への答えになる。
こんな人におすすめ
ドライバーは新しくしたのにスコアが変わらない人、14本の内訳をなんとなくで決めている人、買い替えの前に一度立ち止まりたい人。道具の側からスコアを立て直したい初〜中級者に向く。
良い点
- 14本の組み方という視点が新しい
- ミスの傾向から逆算する選び方が具体的
- 買い替え前の判断材料になる
気になる点
- スイング技術の解説は期待できない
- 特定メーカーの話は少なめ
- すでにセッティング済みの人には物足りない
出版社
実業之日本社
発売日
2021年03月18日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
ゴルフって、クラブを買えばうまくなるものなんですか? 私、道具でそんなに変わるのかなって思ってたんですけど。
佐藤メバル
いい質問だね。本書の著者は、アマチュアのほぼ全員がクラブを見直せばスコアアップが図れると感じていると書いています。
ただ面白いのは、飛距離はクラブで手に入るけれど、スコアは14本のセッティングで決まる、と分けている点なんです。
個々のクラブの性能が上がっても、組み方が合っていなければスコアにはつながらない。そこを丁寧に説明しています。
橘ナナミ
じゃあ、いいクラブを1本だけ買うより、いま持っているクラブの組み合わせを考えるほうが先なんですね。順番を間違えていました。
佐藤メバル
そう、順番が大事なんです。クラブのせいで生じていた余計なミスをなくして、ストロークの平均点を上げる——これが本書の狙い。
自分のプレースタイルやスイング、ミスの傾向に合致したクラブを選ぶところから始めます。クラブを換えて大幅にスコアを伸ばした人の例も紹介されていて、買い替えを考えている人の背中を押してくれますよ。
Golf ゴルフはクラブが7割
浦大輔 著|エクシア出版
¥1,760(税込)
上達のカギはスイングが9割、クラブは1割——著者はこの思い込みを古くからの誤解だと指摘し、クラブの重要度は最低でも7割、時にはそれ以上だと位置づける。最大の特徴は、従来のようなスイングレッスンを一切行わないこと。体やクラブをどう動かすかではなく、その手前の「そもそもどんなクラブを選ぶべきか」に焦点を当てる。クラブを正しく選ぶだけでスイング自体も自然と良くなっていくという逆転のサイクルを提案し、自分のクラブは自分に合っていないかもしれないという事実を受け入れ、専門家とともに見直す道筋を示す。
こんな人におすすめ
スイング練習に伸び悩みを感じている人、レッスンに通ってもスコアが動かない人、自分のクラブを疑ったことがない人。上達の順番を組み替えたい中級者に。
良い点
- クラブ最優先という逆転の発想
- スイング指導をしない潔さ
- 見直しの手順が明確
気になる点
- スイング改善を求める人には不向き
- 合うクラブを探す手間は残る
- 上級者には物足りない可能性
出版社
エクシア出版
発売日
2026年09月30日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
スイングが9割、クラブは1割って、私もなんとなくそう思ってました。それがクラブが7割って言い切られると、逆に気になってきます。
佐藤メバル
そこが本書の出発点なんだよね。ボールを打っているのはクラブそのものだから、自分に合っているかどうかで結果は大きく変わると著者は言います。
そして一番おもしろいのは、スイングレッスンを一切やらないこと。体の動かし方ではなく、その手前のクラブ選びに絞っている。
スイング練習で行き詰まっている人ほど、視点が変わると思います。
橘ナナミ
クラブを変えたらスイングも良くなるって、順番が逆な気がするんですけど、そこはどういう理屈なんですか?
佐藤メバル
そこは本書の言い分を読んでほしいところで、無理に体を動かそうとしなくても、自分に合ったクラブなら自然に振れるようになるという考え方です。
自分のクラブは合っていないかもしれない——まずその事実を受け入れて、専門家とともに見直すことこそ最短の上達ロードマップだと著者は語っています。
独学で決めきれない人にとって、相談する前提を整えてくれる一冊ですね。
ゴルフクラブの原理原則
森守洋 著|主婦の友社
¥2,970(税込)
人気の「ゴルフスイングの原理原則」に続くシリーズ第2弾で、主役を体からクラブに移した一冊。正しいクラブの動きを知ることが、いいスイングの習得につながるという立場を貫く。序章ではなぜクラブが主で体が従でなければいけないのかを説き、クラブの特性、グリップの内圧変化、クラブ目線で見たスイングの全貌、クラブがリードする感覚、ラウンドでの実践、そしてクラブの基礎知識まで段階を追って進む。スイングを磨いてもスコアが良くならない理由に踏み込んでいる点が、単なる理論書で終わらない証拠。
こんな人におすすめ
スイングを一生懸命直しているのにスコアが動かない人、理屈から納得したい人、前作を読んで次の段階に進みたい人。クラブ目線でラウンドを見直したい中〜上級者に。
良い点
- シリーズ第2弾としての深掘り
- 目次どおり体系的で迷わない
- ラウンド目線の章がある
気になる点
- 図や理論が多く読みごたえ重視
- 初心者にはやや難しい
- クラブ購入の具体論ではない
出版社
主婦の友社
発売日
2025年03月28日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『クラブが主、体は従』って、前から気になっていた言葉です。体を動かす練習ばかりしてきたので、真逆ですよね。
佐藤メバル
とてもいいところに目をつけたね。本書は人気だった「ゴルフスイングの原理原則」の続編で、今度はクラブの側からスイングを組み立て直す内容です。
序章でなぜクラブが主で体が従なのかを説明し、グリップの内圧変化やクラブ目線で見たスイングの全貌へ進んでいく。
スイングを磨いてもスコアが良くならない理由まで踏み込んでいるのが、単なる理論書で終わらないところです。
橘ナナミ
クラブ目線でラウンドする、という章があるのが意外でした。コースに出ても同じ考え方でいいんですか?
佐藤メバル
そこが本書の面白さで、練習場の話で終わらせず、コースでどう活かすかまで書かれています。クラブの基礎知識やクラブにまつわるあれこれも章として用意されているので、理論と実用の両方を一冊で押さえられる。
前作を読んだ人が次の段階として手に取るのがいちばん自然だと思いますよ。
クラブ特性 インパクト 操作法 ゴルフスイング解析図鑑
宮本大輔 著|イースト・プレス
¥1,760(税込)
クラブの操作には1つだけ正解があるが、それに合わせた体の動かし方は人それぞれ違う——この整理が本書の核。ゴルフレッスンプロの著者が、クラブの特性、インパクトの原理原則、クラブの操作概念をイラスト図解で解説し、自分にとって最適のスイングの手に入れ方まで導く。クラブを知る、インパクト、操作概念、習得方法、ドリル、ミスショットの分析と改善という順番で進み、おすすめの練習方法も多く紹介されている。図解でつまずきを潰す構成が頼もしい。
こんな人におすすめ
文章だけの理論書で挫折した人、ミスショットの原因を自分で切り分けたい人、ドリル形式で手を動かして覚えたい人。独学の中級者に向く。
良い点
- イラスト図解で理解しやすい
- ミス分析と改善の章がある
- 練習ドリルが豊富
気になる点
- 図版中心で文章量は多くない
- 初心者には操作概念が難しい
- 動画との併用が前提の印象
出版社
イースト・プレス
発売日
2023年07月07日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『解析図鑑』ってついていると、つい手に取りたくなります。ゴルフの本で図鑑というのは珍しい気がするんですけど。
佐藤メバル
そう、ここは見た目どおり、イラスト図解で徹底解説する本です。著者はクラブの操作には1つだけ正解があるけれど、それに合わせた体の動かし方は人それぞれ違うはずだ、という立場なんですね。
だからクラブの特性やインパクトの原理原則を先に固めて、そのうえで自分に合った体の動かし方を探す。順番が明快なんです。
橘ナナミ
正解はクラブ側にあって、体のほうは人それぞれ、というのが面白いです。ミスショットの分析の章もあるんですね。
佐藤メバル
そこが実用的で、最後にミスショットの分析と改善法が置かれているので、うまくいかないときに辞書のように開けます。
おすすめの練習方法もたくさん紹介されていて、読むだけで終わらせない構成です。理論書を読んでもピンとこなかった人が、絵で納得し直すのに向いていますよ。
「物理学」×「クラブの構造」で解き明かす ゴルフスイングの新事実
小澤康祐 著|KADOKAWA
¥1,650(税込)
運動学と物理学の視点からスイング改善を研究する著者が、クラブという道具の構造からスイングのあり方を組み直す一冊。クラブには面があり、その面は上を向いている、先端は折れ曲がっている、芯から打点がぶれるとボールは曲がる——まず形状の理由と意味を理解するところから始め、インパクトの物理学、クラブの動かし方、体の使い方へと進む。フェースを返さない、テコを使わないという最新の考え方を示し、ツアープロの例も分析。クラブが味方か敵かと問う切り口が効いている。
こんな人におすすめ
感覚的な指導に納得できず理屈から知りたい人、飛距離の出る打ち方を構造から理解したい人、スイングの流行を整理したい中〜上級者。
良い点
- 構造から考える一貫した視点
- トッププロの実例で裏づけ
- 誤解されがちな俗説を整理
気になる点
- 物理の記述はやや硬い
- すぐ実践できる手順は少なめ
- 初心者には前提知識が必要
出版社
KADOKAWA
発売日
2021年02月26日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
物理学って聞くと身構えちゃうんですが、クラブの構造から考えると聞くと、ちょっと読んでみたくなります。
佐藤メバル
身構えなくて大丈夫。順番が親切で、まずクラブには面があって、その面は上を向いている、先端は折れ曲がっている——といった形の理由から始まります。
シャフトの加速と減速でフェースが開閉してしまう、遠心力がフェースを閉じロフトを大きくしてくれる、といった話も、道具の形が前提にあるから腑に落ちるんですよ。
フェースを返さない、テコを使わないという最新の考え方が、なぜそうなのかまで書かれています。
橘ナナミ
グリップを引っ張り続ける、というのも聞いたことがあります。野球から学べという話まで出てくるんですね。
佐藤メバル
そう、クラブ操作の基本は円錐振り子だという話や、野球のスイングではスライスするという誤解の整理まで踏み込んでいます。
最後はツアープロのスイングを分析する章になっていて、体の個性や感覚に合ったスイングをどう完成させているかの例が見られる。
理論と実例の往復ができるのが、この本の気持ちよさです。
練習なしでも10打よくなる!アプローチ・パター
ゴルフ上達アカデミー 著|永岡書店
¥968(税込)
プロや上級者が重視するのはアプローチとパターだ——なぜならスコアアップの秘訣は寄せワンが取れるかどうかにかかっているから。本書はそのための技術、情報、練習法をハンディな一冊にまとめた実用書。まず30ヤードのピッチ&ランをおさらいし、50ヤード以内のザックリやトップの撲滅、距離感の作り方、ライ別や季節別の応用、バンカーから寄せる方法、そして1回で決めるパッティング技術へと進む。寄せワンという一点に絞った構成が強み。
こんな人におすすめ
100切り目前で寄せとパットに悩む人、ラウンド前に要点だけ確認したい人、持ち歩ける実用書を探している初〜中級者。
良い点
- 寄せワンという絞り込みが明確
- 持ち歩けるハンディサイズ
- バンカーとパットまで一冊で完結
気になる点
- フルスイングの解説はない
- 上級者には基礎的に感じる
- 練習なしという題名ほど魔法はない
出版社
永岡書店
発売日
2021年05月31日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
練習なしでも10打よくなる、ってすごい題名です。アプローチとパターだけでそんなに変わるものなんですか?
佐藤メバル
ここは題名の勢いより中身が堅実で、プロや上級者がアプローチとパターを重視するのは、寄せワンが取れるかどうかでスコアが決まるからだと説明しています。
まず30ヤードのピッチ&ランをおさらいし、50ヤード以内のザックリやトップをなくして距離感を作る。寄せワンという一点に絞った構成が、この本の強さです。
橘ナナミ
ザックリもトップも、名前だけは聞いたことがあります。そこから直す順番が書いてあるのは助かりますね。
佐藤メバル
しかもライ別、シチュエーション別、季節ごとの違いまで応用が並んでいて、バンカーからピタッと寄せる方法、ラインの読み方まで収録されています。
ハンディブックなのでキャディバッグに入れておける。迷ったときに開ける辞書として使えるのが、この本のいちばんいい使い方ですね。
40歳から劇的にスコアを伸ばすゴルフの組み立て方
深堀圭一郎 著|ベストセラーズ
¥1,155(税込)
飛距離をあきらめず、小技を極める——これまで取り組んできたゴルフの組み立て方を少し変えるだけで驚きのスコアアップにつながる、というのが本書の主張。序章で組み立て直す前に知っておきたいことを押さえ、グリップとアドレス、スコアを作るアイアン、飛ばなくなった人に役立つドライバー、フェアウェイウッドとユーティリティ、スコアメイクの鍵を握るウェッジ、2パットが普通になるパターへと続く。クラブごとに組み立て方を一章ずつ割り当てた構成が読みやすい。
こんな人におすすめ
若い頃より飛ばなくなったと感じる人、クラブごとの役割を組み立て直したい人、アイアンとウェッジでスコアを作りたい40代以降のゴルファー。
良い点
- 年代を起点にした構成が明確
- クラブ別に章が分かれている
- 飛距離を諦めない姿勢
気になる点
- 若い読者には響きにくい
- スイング理論書ではない
- 出版からの時間が経っている
出版社
ベストセラーズ
発売日
2017年05月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
40歳から、という区切りがはっきりしていますね。私にはまだ先の話ですが、父がゴルフをやっているので気になります。
佐藤メバル
その区切りが本書の読みやすさで、飛距離をあきらめずに小技を極めようというのが全体を貫く立場です。グリップとアドレス、アイアン、ドライバー、フェアウェイウッドとユーティリティ、ウェッジ、パターと、クラブごとに組み立て方を一章ずつ割り当てている。
順番に読めば、自分のゴルフの設計図が書き換わります。
橘ナナミ
飛ばなくなった人に役立つドライバーの組み立て、という章が気になります。飛距離って歳とともに戻らないものだと思ってました。
佐藤メバル
そこに希望を置いているのが本書で、飛距離を捨てずに、小技と組み立てで取り返すという発想なんです。ウェッジの章はスコアメイクの鍵を握るとされていて、パターは2パットが普通になる組み立て方に踏み込んでいます。
同じクラブでも目的が変わるという視点が、長くプレーしている人には刺さるはずですよ。
上達の早さは逆算思考で決まる! てらゆーのゴルフスコアメイク大全
てらゆー 著|KADOKAWA
¥2,200(税込)
ゴルフはスイングの美しさや飛距離を競うスポーツではなく、いかに少ないスコアで上がるかを競うスポーツ——この一行が本書の立場を決めている。スコアをよくする特効薬はマネジメントとメンタルだとして、アベレージで100を切れる人と切れない人のコースマネジメントの違い、ショートゲームのマスター術、シチュエーション別のメンタル術、ラインの読み方、打ち分ける上達法をまとめている。どのクラブでどこに運ぶかという視点が全編を貫く。
こんな人におすすめ
スイング練習ばかりでスコアが動かない人、ラウンド中の判断に迷いがちな人、100切りの壁を越えたいアベレージゴルファー。
良い点
- マネジメントとメンタルに特化
- 場面別の実践的な構成
- ラウンド前の練習法も収録
気になる点
- スイング指導は中心ではない
- 読み物としての派手さはない
- 上級者には既知の内容もある
出版社
KADOKAWA
発売日
2024年02月15日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
スイング、マネジメント、メンタルの3つを同時に、というのが気になります。ふつうはスイングだけを鍛えがちですよね。
佐藤メバル
そこを突いている本で、著者はスコアをよくする特効薬はマネジメントとメンタル術だと明言しています。アベレージで100を切れる人と切れない人のコースマネジメントの違いから入り、ティーショット、セカンド、アプローチ、バンカー、パッティングと場面ごとに並んでいく。
どのクラブでどこに運ぶかという視点が全編を貫いています。
橘ナナミ
ラインの読み方や打ち分ける上達法まで入っているんですね。ラウンド前の練習ドリルの章があるのが意外でした。
佐藤メバル
そこが実戦的で、コースに出る前に何をやるかまで書いてあるのは親切です。ショートゲームのマスター術やシチュエーション別のメンタル術は、スコアの作り方を先に決めてから練習するという順番を教えてくれますよ。日々の練習の意味づけが変わる一冊です。
【バーゲン本】世界最速のゴルフ上達法クォーター理論ー実戦ラウンドで90を切る!
桑田泉 著|(株)日本文芸社
¥440(税込)
ボールを見るな、ダフれ——従来のゴルフスイングのセオリーを覆すクォーター理論を、ストーリーマンガでわかりやすく解説する一冊。実戦ラウンドで90を切ることを狙い、スコアアップにつながるメソッドを物語として追えるので、理論書が苦手な人でも読み進めやすい。レッスン書は図解と箇条書きが主流だが、登場人物の悩みと解決が重なる分、頭に入る形がまったく違う。常識を疑うところから始まるタイプの一冊。
こんな人におすすめ
レッスン書を何冊読んでも変わらなかった人、マンガなら最後まで読める人、定石を一度疑ってみたい初〜中級者。
良い点
- マンガで読み進めやすい
- 定石を覆す発想が刺激的
- 90切りというゴールが明確
気になる点
- 理論の体系性は薄め
- 絵柄の好みが分かれる
- セオリーを崩すので混乱する人も
出版社
(株)日本文芸社
発売日
詳細情報なし
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
ストーリーマンガで解説って、レッスン本では珍しいですよね。ボールを見るな、ダフれ、って……逆すぎませんか?
佐藤メバル
そこがこの本の売りで、従来のセオリーを覆すクォーター理論を物語として追っていきます。実戦ラウンドで90を切ることを狙った内容で、主人公の悩みと解決が重なるから、理屈だけの本より頭に残りやすい。
常識を疑うところから始まるタイプの一冊ですね。
橘ナナミ
でも、いきなり『ダフれ』と言われても、体が混乱しそうじゃないですか。他の本と真逆ですし。
佐藤メバル
だからマンガ形式なんだと思いますよ。筋書きの中で、なぜそうなるのかが順を追って示されるので、単体で言葉だけ見るより飲み込みやすい。
レッスン書を何冊読んでも変わらなかった人が、発想を一回ひっくり返すために読むのが向いています。気軽に読めるのも強みですね。
上達速度を爆上げする! ズルいゴルフ技大全
小宮拓郎 著|宝島社
¥1,375(税込)
シミュレーションゴルフの普及でカジュアルな趣味としても楽しまれるようになったゴルフで、そろそろコースに出てみたいという中級者に向けた新しい教科書。基本フォームのおさらい、自宅や練習場でできる効果的な練習法、そしてコースでスコアを縮めるためのクラブ別の上達ワザをまとめ、最短でスコアアップを狙う方法をわかりやすく解説する。遠回りを省くという意味でのズルさが並ぶのが特徴で、真面目な総合書に疲れた人の目を覚ましてくれる。
こんな人におすすめ
練習時間が思うように取れない人、自宅や練習場で効率よく準備したい人、シミュレーションからコースデビューを考えている中級者。
良い点
- 自宅でできる練習法がある
- クラブ別のワザが整理されている
- 最短ルートを優先する姿勢
気になる点
- 基本から積み上げたい人には不向き
- タイトルの印象はやや軽い
- 上級者には物足りない
出版社
宝島社
発売日
2026年09月09日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『ズルい』って言葉、ゴルフの本ではなかなか見ないですよね。もちろん本当にずるをするわけではないんですよね?
佐藤メバル
もちろん、反則の話ではありません。遠回りを省くという意味でのズルさで、シミュレーションゴルフの普及でカジュアルに楽しむ人が増えたことを踏まえた新しい教科書なんです。
基本フォームのおさらい、自宅や練習場でできる効果的な練習法、クラブ別の上達ワザという順番で、最短でスコアアップを狙う方法を解説しています。
橘ナナミ
自宅でできる練習法があるのはうれしいですね。ひとり暮らしの狭い部屋でもできそうな内容なんでしょうか。
佐藤メバル
そこは実際の内容を見てもらうのがいちばんですが、練習場に行けない日を前提にしているのが助かるところです。
クラブ別にワザが整理されているので、自分の苦手なクラブから拾い読みする使い方もできますよ。基本を一からではなく、近道から入りたい人の本です。
なぜナイスショットは練習場でしか出ないのか
市村操一 著|幻冬舎
¥814(税込)
池を見ると入ってしまう、バーディーのあと大叩きする、コンペになると実力が発揮できない、残り60ヤードでシャンクする——一番大切なときに、わかっていてもミスが出るのはなぜなのか。最新の研究データをもとに、心と体をズレなく連動させるポイントを伝える。1日300球打つより、よいイメージと魔法のつぶやきでスコアは縮まるという立場で、プレッシャーの原因、雑念の止め方、ゾーンに入る感覚、練習場との差、技術習得のヒントを順に扱う。
こんな人におすすめ
練習では打てるのに本番で崩れる人、コンペや初対面のラウンドで固くなる人、メンタル面を技術より先に整えたい練習場シングル。
良い点
- 練習場と本番の差を正面から扱う
- 研究データに基づく説明
- つぶやきなど即効性のある方法
気になる点
- スイング技術の解説はない
- 文体や事例はやや古い
- 劇的な上達を求める人には物足りない
出版社
幻冬舎
発売日
2006年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これ、題名が刺さります。練習ではうまくいくのに本番でできない、ってよく聞きますし、私も発表のときそうでした。
佐藤メバル
それを研究データから説明してくれるのが本書です。池を見ると入ってしまう、バーディーのあと大叩きする、残り60ヤードでシャンクする——そういう現象の裏側を、心と体のズレという言葉で整理しています。
1日300球打つより、よいイメージとつぶやきでスコアは縮まるという主張が軸ですね。
橘ナナミ
魔法のつぶやき、という言葉が気になります。雑念を払うために、ラウンド中に何か唱えるんでしょうか。
佐藤メバル
そこが具体的で、ミスをすぐに忘れるための言葉や、まったく別のことをつぶやいて雑念を振り払う方法が出てきます。
ゾーンという精神状態の話、練習場のように打てない理由、よいインストラクターの見分け方まで入っている。
技術より先に心を整える順番を教えてくれる一冊です。
ゴルフ頭脳革命
アラン・ファイン 著|大修館書店
¥1,540(税込)
100時間の練習よりこの1冊——その言葉どおり、脳が行動もスイングもパットも心の状態もすべてコントロールしているという立場から、脳を効果的に働かせればメンタル面も技術面も驚くほど向上すると説く。著者はインナーゲームの著者ティモシー・ガルウェイに直接師事した人物で、いわゆるインナーゲームセオリーをゴルフのメンタルトレーニングに応用している。練習時間を増やす前に読むタイプの一冊で、今読んでも古びない。
こんな人におすすめ
メンタル本の原点を押さえたい人、脳と体の関係からプレーを見直したい人、自己啓発的なスポーツ書を好む中〜上級者。
良い点
- インナーゲーム系の原型が読める
- 技術とメンタルを脳でつなぐ
- 時代を超えて通用する内容
気になる点
- 具体的な練習法は少なめ
- 翻訳もののため文体に癖がある
- 初心者には抽象的に感じる
出版社
大修館書店
発売日
1996年05月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
インナーゲーム、という言葉だけは聞いたことがあります。この本はその系譜にあると考えていいんでしょうか。
佐藤メバル
まさにその系譜で、著者はガルウェイに直接師事した人なんです。脳が行動もスイングもパットも心の状態もコントロールしているという前提から、脳を効果的に働かせれば技術もメンタルも驚くほど向上すると説いています。
練習時間を増やす前に読むタイプの本ですね。
橘ナナミ
100時間の練習よりこの1冊、という言葉が強いです。脳から考えると、練習の意味も変わりそうですね。
佐藤メバル
そこなんですよ。ただ、具体的なドリルが並ぶ本ではなく、考え方の土台を据える本だと思ってください。ゴルフのメンタル本が今こんなに多いのは、この流れがあるからで、源流を押さえておくと他の本の位置づけも見えてきます。長く手元に置ける一冊です。
頭がいいゴルファー悪いゴルファー
ライフ・エキスパート 著|河出書房新社
¥748(税込)
この賢い考え方を身につけるだけで、ショットや攻め方が見違えるほど変わり、スコアがまとまる——そう位置づけられた一冊。どうしても100を切れない人も、すでにアベレージで回っている人も、読むだけで奇跡が起きる本とうたわれる。練習からラウンドでのショット、パッティング、メンタル面、道具にいたるまで、日常の判断を一つずつ見直す構成で、技術の追加ではなく考え方の交換を狙っている。手軽な厚さながら、ラウンド中の選択に効く。
こんな人におすすめ
100切りの壁を越えられずにいる人、技術より判断を疑いたい人、短時間で読み切れる一冊を探しているアベレージゴルファー。
良い点
- 考え方に焦点を当てている
- 練習から道具まで範囲が広い
- 短時間で読み切れる分量
気になる点
- 具体的な手順は少なめ
- 図解や写真は期待できない
- 上達の即効性は保証されない
出版社
河出書房新社
発売日
2010年08月03日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
頭がいい、悪い、って言い切る題名がちょっと怖いですけど、読むだけでスコアがまとまるなら気になります。
佐藤メバル
断言調の題名ですが、中身は考え方の交換の話です。賢い考え方を身につければショットや攻め方が見違えるように変わるとしていて、練習、ラウンドでのショット、パッティング、メンタル面、道具にいたるまで、日常の判断を一つずつ点検していく構成になっています。
橘ナナミ
道具の話まで入っているんですね。技術の本というより、ラウンド中の選択を変える本だと考えていいですか?
佐藤メバル
そのとおりで、どうしても100を切れない人も、アベレージ・ゴルファーも対象にしていると書かれています。
新しい技術を足すのではなく、いまの判断を疑うという方向の一冊。短時間で読み切れるので、ラウンド前夜にさっと読むのも向いていますよ。
ゴルフメンタル強化の極意
角田陽一 著|実業之日本社
¥682(税込)
ゴルフも人間の生き方も自分にかける言葉で変わる——その立場から、どこにどう打つかを宣言しようと勧める。さらにスコアカードに印刷されたパーより自分のパーを基準にしようと提案し、ボール代が節約できる練習法まで紹介する。ズバリ10打縮めるための心のトレーニング方法を教えると銘打ち、メンタルを精神論で終わらせず、ラウンド中の具体的な行動に落とし込む。スコアカードのパーではなく自分のパーという発想が、他のメンタル本と違うところ。
こんな人におすすめ
プレーの前に迷いが出る人、自分の基準でラウンドを組み立てたい人、練習量を増やさずにスコアを縮めたいゴルファー。
良い点
- 宣言という行動に落とし込む
- 自分のパーという新しい基準
- 練習法も紹介されている
気になる点
- 技術的な内容は含まれない
- 分量はコンパクト
- 精神論に感じる人もいる
出版社
実業之日本社
発売日
2015年07月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『宣言しよう』というのが気になります。打つ前にどこへ打つか口に出すだけで、そんなに変わるんでしょうか。
佐藤メバル
本書はそこを出発点にしています。ゴルフも人間の生き方も自分にかける言葉で変わるという考えで、どこにどう打つかを宣言する。
さらにスコアカードのパーではなく自分のパーを基準にしようと提案しています。パーを自分の実力に合わせて置き直すと、無理な攻めが減るんです。
橘ナナミ
自分のパー、という考え方は聞いたことがありませんでした。ボール代が節約できる練習法というのも気になります。
佐藤メバル
そこが実用的で、ズバリ10打縮めるための心のトレーニング方法を教えると銘打った本なので、精神論で終わらせず行動に落とし込んでいます。
言葉の使い方を変えるところから入るのが、他のメンタル本との違いですね。読み終えたあとに、自分のパーを書き出してみたくなりますよ。
ゴルフが上達する自律神経72の整え方
小林弘幸 著|株式会社法研
¥1,650(税込)
100を切りたい、10ヤードでも飛ばしたい、シングルを目指したい——そんな願いを叶えるのが自律神経を整えることだと説く一冊。自律神経研究の第一人者で大のゴルフ愛好家でもある大学医学部の教授が、研究と自身のプレーを踏まえ、整え方を72のポイントにまとめた。前日の過ごし方、寝る前の入浴、食事の時間、ゴルフ場到着のタイミング、ラウンド中の迷いや欲、天候への備え、同伴者との関係まで、スコアの外側を扱う。ほとんどのミスは打つ前に理由があるという整理が軸。
こんな人におすすめ
ラウンド中に流れが崩れると立て直せない人、前日からの準備を見直したい人、体力や体調に不安を感じ始めたゴルファー。
良い点
- 前日からの準備まで踏み込む
- 医学の立場からの説明
- ポイントが細かく実践的
気になる点
- スイングの話は出てこない
- 項目が多く通読は疲れる
- 健康書に近い印象
出版社
株式会社法研
発売日
2022年12月16日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
自律神経って、寝不足とか体調の話だと思っていました。それがゴルフのスコアに直結するんでしょうか。
佐藤メバル
そこをつないでくれるのが本書で、自律神経研究の第一人者で大のゴルフ愛好家でもある大学医学部の教授が、研究と自分のプレーを踏まえて整え方をまとめています。
ミスをするのはスイングが悪いわけでも技術不足でもなく、ほとんどのミスは打つ前に理由があるという整理が印象的です。
橘ナナミ
打つ前に理由がある、という言い方が刺さります。ゴルフの本なのに、前日の過ごし方から書かれているのが意外でした。
佐藤メバル
雨や風、寒さ暑さ、車の運転、食事のとり方まで、自分では気づきにくいところが並びます。ラウンド中に乱れる理由は、プレーに余裕がない、判断に迷いがある、欲をかいた、人前で見栄を張った、ボールの状況が悪い——のどれかだと整理されている。
技術より先に整える順番が腑に落ちますよ。
慶應大学法学部卒女子プロが教える ゴルフ「脳内整理」メキメキ上達術
永野千秋 著|財界展望新社
¥1,430(税込)
レッスンは進化し教え方も多様化した結果、一時的に思い描いたゴルフができても元の木阿弥になる人が少なくない——そこから本書は始まる。今さら他人には聞けない基本を丁寧に説明し直し、スコアメイクの要所であるショートゲームの攻略法を伝える。大学時代にクラブを握り、遠回りしながら女子プロに上り詰めた著者の取り組み方が土台にあり、スイングづくりをパッティングから始める順番や、コースでは100%を望まないという姿勢が、情報過多で迷う人を整理してくれる。
こんな人におすすめ
レッスン動画や本をたくさん見て混乱している人、基本をいったん整理し直したい人、ショートゲームから立て直したい初〜中級者。
良い点
- 情報の取捨選択を助けてくれる
- 基本を丁寧に説明し直す
- ショートゲーム重視の構成
気になる点
- 新しい理論を求める人には不向き
- パッティングから始める順番は好みが分かれる
- 上級者には基礎的に感じる
出版社
財界展望新社
発売日
2020年03月30日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『脳内整理』という言葉、研究をしている身としては他人事に思えません。レッスン情報がありすぎて迷う、という話ですか?
佐藤メバル
そう、まさに情報過多の整理です。レッスンが進化して教え方も多様になった結果、一時的にうまくいっても元に戻ってしまう人が少なくないと指摘しています。
今さら他人には聞けない基本を丁寧に説明し直すところから入るのが、この本の誠実さです。
橘ナナミ
スイングづくりはパッティングから、というのは意外でした。普通はドライバーから練習するイメージですよね。
佐藤メバル
そこが著者の経験から来る順番で、大学時代にクラブを握り、遠回りしながら女子プロに上り詰めた人の取り組み方が土台になっています。
ショートゲームを磨いてスイングの基本を学ぼうという章があり、最後はコースでは100%を望まないという構えに着地する。
力の配分を先に決める考え方が身につきますよ。
ゴルフ上達の早道
長谷部道明 著|メトロポリタンプレス
¥880(税込)
日本プロゴルフ協会のティーチングプロとして、プロ入会から長年初心者に教えてきた著者が、本当に役立つ練習方法を伝える一冊。初心者から悩める中級者までを対象に、わかりやすく親切丁寧に教えることを重視している。ゴルフを愛する人のスコアメイクに役立つことを狙った内容で、派手な新理論ではなく、教える現場で積み上げられた練習の選び方が並ぶ。本当に役立つ練習方法に絞った、立ち返りの一冊。
こんな人におすすめ
練習メニューが決まらず何となく球を打っている人、教わる前に基礎を整理したい初心者、伸び悩んでいる中級者。
良い点
- 教える現場からの練習法
- 初心者向けに丁寧な説明
- 分量が手頃で読みやすい
気になる点
- 目新しい理論はない
- 上級者には物足りない
- 最新のギア情報は扱わない
出版社
メトロポリタンプレス
発売日
2015年02月18日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
上達の早道、という題名は、いわゆる近道ということですよね。何か裏技のような方法が載っているんでしょうか。
佐藤メバル
いや、そこは逆で、本当に役立つ練習方法を教えるという意味での早道です。著者は日本プロゴルフ協会のティーチングプロとして、長年初心者に教えてきた人。
派手な新理論ではなく、教える現場で積み上げられた練習の選び方が並びます。
橘ナナミ
なるほど、遠回りしないための練習の選び方なんですね。初心者から中級者まで、と書いてあるのが助かります。
佐藤メバル
そういう本です。初心者から悩める中級者まで、わかりやすく親切丁寧に教えると明記されていて、何を練習すればいいかわからなくなったときに立ち返る先になります。
スコアメイクに必ずや役立つと著者が言い切っているところも、安心して読める理由ですね。
世界標準のスイングが身につく科学的ゴルフ上達法
板橋繁 著|講談社
¥1,320(税込)
日本人の99%は間違ったスイングをしている——この強い一文から始まる一冊。日本人ゴルファーの常識としてリストを返す、ヘッドを走らせる、トップをつくる、クラブを立てて使う、インパクトでアドレスを再現するを挙げ、いずれも間違いだとし、世界標準としてリストは返さない、ヘッドは走らせない、トップはつくらない、クラブは寝かせてから振る、グリップをヘッドより先行させるを対置する。クラブの設計と構造を最大限に活かす発想が軸。
こんな人におすすめ
自己流のスイングに限界を感じている人、常識を一度解体して組み直したい人、飛距離と方向の両方を欲張りたい中〜上級者。
良い点
- 常識と世界標準を対比して見せてくれる
- クラブ構造を前提にしている
- トップアマの声が収録されている
気になる点
- 従来の教えと衝突する
- 独学で進めるには勇気が要る
- 映像がないとイメージしにくい
出版社
講談社
発売日
2019年04月17日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
日本人の99%は間違ったスイングをしている、ってすごい言い切りです。しかもリストを返すな、ヘッドを走らせるな、って、全部逆ですよね。
佐藤メバル
そう、そこが本書の主張で、クラブの設計や構造を最大限に活かすのが世界標準のスイングだとしています。リストは返さない、ヘッドは走らせない、トップはつくらない、クラブは寝かせてから振る、グリップをヘッドより先行させる——日本の常識とされる動きを一つずつ反転させていく構成です。
橘ナナミ
クラブって、立てて使うものだと思っていました。寝かせてから振る、という感覚が想像つかないんですが、大丈夫でしょうか。
佐藤メバル
そこは練習法と合わせて説明されるので、いきなり振るのではなく段階を踏めます。著者は日本体育大学で身体動作学を学び、海外でジュニアやトップチームを指導してきた人で、なぜその動きになるのかの裏づけが丁寧なんです。
飛距離と方向を同時に狙いたい人ほど、読む価値がありますよ。
2027年度版 すぐに役立つゴルフルール
沼沢聖一 著|池田書店
¥1,045(税込)
最新のルール改定に対応し、日本ゴルフ協会が制定したゴルフ規則に準拠した内容を詳しくわかりやすく解説する年度版の一冊。ポケットやミニバッグ、キャディバッグに入るハンディなサイズで、身近に手軽に使えることを重視している。ストロークプレーの個人戦ルールを基本に、実際のラウンドでよく起こりそうな状況を数多く選んで詳述し、巻末にはハンディキャップの算出法やベットのいろいろ、ヤードとメートルの換算表なども収録。手元に置いて引くための実用書だ。
こんな人におすすめ
ラウンド中の判断に迷ったときすぐ確認したい人、ルール改定についていけていない人、コンペを運営する立場の人。
良い点
- 最新のルール改定に対応した年度版
- 持ち歩けるハンディサイズ
- 主な罰打の早見表が便利
気になる点
- 読み物として通読はしにくい
- 年度が変われば見直しが必要
- すべてのケースを網羅するものではない
出版社
池田書店
発売日
2027年01月19日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
ルールの本って、通して読むものというより調べるものですよね。しかも年度版ということは、更新されるんですね。
佐藤メバル
そう、手元に置いて引くための実用書です。日本ゴルフ協会が制定したゴルフ規則の最新ルールに準拠し、ポケットやキャディバッグに入るハンディなサイズにまとめています。
ストロークプレーの個人戦ルールを基本に、実際のラウンドでよく起こりそうな状況を数多く選んで詳述しています。
橘ナナミ
巻末にハンディキャップの算出法やベットのいろいろまで入っているのが意外でした。拾い読みするだけでも楽しそうです。
佐藤メバル
そう、実用一辺倒ではなく、ヤードとメートルの換算表なども入っていて、手持ちの情報として助かるものが多い。
主な罰打の早見表が冒頭にあるので、トラブルのときにまずそこを見て、必要なら該当箇所へ進む使い方ができますよ。
SHINSEI Health and Sports ゴルフルールBOOK 改訂第3版
新星出版社編集部 著|新星出版社
¥1,045(税込)
ルールの簡略化とプレーのスピード化を目的に大きく改訂されたゴルフルールを、状況別にひと目でわかるイラストと簡潔な解説で示す一冊。救済の受け方、ペナルティエリア内のプレー、グリーン上のプレー、名称の変更など、古いルールのまま恥をかくプレーヤーが見られるという問題意識から作られている。見やすさとわかりやすさを重視した作りで、その後のマイナー改訂にも対応。見やすさとわかりやすさを最優先にした構成。
こんな人におすすめ
イラストで直感的に覚えたい人、古いルールのまま指摘されたくない人、仲間内のラウンドでさっと確認したい人。
良い点
- イラストで状況がつかめる
- 状況別に引ける構成
- 携帯できるハンディサイズ
気になる点
- 細かい条文の確認には不向き
- 読み込むタイプの本ではない
- 競技の特殊なケースは別途必要
出版社
新星出版社
発売日
2023年04月06日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
ひとつ前のルール本とは、また性格が違うんですね。こちらは状況別のイラストが売りなんですか?
佐藤メバル
そう、こちらは見やすさとわかりやすさを優先した作りです。救済の受け方、ペナルティエリア内のプレー、グリーン上のプレー、名称の変更など、古いルールのままだと恥をかく場面があるという問題意識から作られていて、状況別にひと目でわかるイラストと簡潔な解説が並びます。
橘ナナミ
恥をかく、という言葉は身が引き締まります。ルールを間違えたままラウンドしている人って、多いんでしょうね。
佐藤メバル
それが作った人たちの問題意識で、ルールの簡略化とプレーのスピード化を目的にした大きな改訂があったのに、まだ古い感覚のままの人が見られると書かれています。
知らないうちに損をしているケースを減らすのが目的なんですね。見た目どおり、開いてすぐ使える一冊です。
ゴルフルール早わかり集2025-2026
阿蘇紀子 著|ゴルフダイジェスト社
¥880(税込)
あなたはゴルフルールを正しく理解してプレーに臨んでいるか——この問いから始まり、この際の処置はどうするのか、どこにドロップすればいいのか、何罰打なのか、といったラウンドで迷う場面をQ&A形式で解説する。イラストや図解を加え、知りたい答えにすぐたどり着ける構成。ドロップの基本と応用、間違えやすい規則の変更点、スタート前の準備からバンカー、グリーン、旗竿、救済エリアまで項目が細かい。その場で答えを探すならQ&A型の一冊。
こんな人におすすめ
ラウンド中に答えを探すことが多い人、ドロップの手順に自信がない人、競技にも出るので細かい確認をしたいゴルファー。
良い点
- Q&Aで引きやすい
- ドロップを基礎から応用まで扱う
- 五輪やメジャー経験者による監修
気になる点
- 通読向きではない
- 年度が変われば見直しが必要
- 初心者には項目が細かすぎる
出版社
ゴルフダイジェスト社
発売日
2025年02月27日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これもルール本ですが、Q&A形式なんですね。三冊も並ぶと、どれを選べばいいのか迷ってしまいます。
佐藤メバル
分け方ははっきりしていて、その場で答えを探すならQ&A型です。この本は、この際の処置はどうするのか、どこにドロップすればいいのか、何罰打なのか、といった迷いを一つずつ質問の形で拾っていきます。
イラストや図解があるので、知りたい答えにすぐたどり着けます。
橘ナナミ
ドロップの基本編と応用編があるのが気になります。ドロップって、それほど間違えやすいところなんでしょうか。
佐藤メバル
ここが実は落とし穴で、ドロップの方法自体が変わっていると本書は指摘しています。キャディバッグに入りやすいサイズで、スタート前の準備、キャディー、練習、打順、バンカー、グリーン、旗竿、救済エリアと項目が細かい。
五輪やメジャーの舞台でレフェリーを務めた人による監修なので、競技の現場感覚も入っていますよ。
いちばんわかりやすいゴルフ入門
西尾和也 著|成美堂出版
¥1,430(税込)
ゴルフコースデビューまでのすべてがわかる一冊。マナーやスコアカードの書き方、道具の選び方といった基礎知識から、打ちっぱなしでの練習法、状況別スイングといった実践までを網羅する。初心者が陥りやすいポイントを完全にフォローし、用語もわかりやすく説明するので、分からないまま進んでしまう不安を減らしてくれる。スイングドリルと弱点克服、コースでのマナー、体づくりまで含めた構成が、最初の一冊にちょうどいい。
こんな人におすすめ
これからゴルフを始める人、誘われて初ラウンドの予定がある人、用語やマナーから順番に押さえたい人。
良い点
- 基礎から初ラウンドまで一冊
- ドリルと弱点克服が付いている
- 体づくりの章まで収録
気になる点
- 上達してからは物足りない
- 内容は幅広く浅め
- スイングの深掘りはしない
出版社
成美堂出版
発売日
2023年03月14日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これ、私みたいにこれから始める人間にはありがたいです。コースデビューまでのすべてがわかる、と書いてあります。
佐藤メバル
そこが狙いの本で、マナーやスコアカードの書き方、道具の選び方といった基礎知識から、打ちっぱなしでの練習法、状況別のスイングまでをひととおり網羅しています。
初心者が陥りやすいポイントをフォローし、用語もかみ砕いて説明してくれるので、分からないまま進む不安が減りますよ。
橘ナナミ
スイングドリルと弱点克服の章があるんですね。入門書なのに体づくりまで踏み込んでいるのが意外でした。
佐藤メバル
そう、そこが親切で、体幹や下半身の使い方まで扱っています。ゴルフ場は歩いて回るとかなりの距離になるといった基礎知識から始まるので、初ラウンドの前に知っておきたい順番で並んでいるんですよ。最初の一冊として安心して渡せます。
これだけできれば大丈夫! 初心者女子のためのゴルフBOOK
中村香織 著|日本文芸社
¥990(税込)
元ツアープロで、現在は二児のママでもある著者が、女性の悩みに寄り添うレッスンをする一冊。ウェア選びの楽しさ、基本的なルール、パワーがなくても飛ばす方法など、初心者女子なら知っておきたい内容をまとめている。レッスンではモデルが初心者女子役を務め、著者に教わる形で進むので、読者はその場にいるように学べる。スマホで見られるレッスン動画も用意され、女性の悩みが解決できる構成になっている。
こんな人におすすめ
力に頼らず飛ばしたい女性、ウェアや持ち物から知りたい人、動画と合わせて学びたいゴルフ初心者。
良い点
- 女性目線の内容が中心
- レッスン動画と連動している
- ウェアやルールもカバー
気になる点
- 男性読者には対象外
- 上達後の内容は少ない
- スイングの網羅性は高くない
出版社
日本文芸社
発売日
2018年12月10日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
女性向け、と明確に打ち出しているのはいいですね。パワーがなくても飛ばす方法、というのが気になります。
佐藤メバル
そこが女性読者に支持される理由で、著者は元ツアープロでありながら二児のママでもある人。女性の悩みが解決できるわかりやすいレッスンが評価されています。
ウェア選びの楽しさ、基本的なルール、パワーがなくても飛ばす方法と、初心者女子なら絶対に知っておきたい内容が並びます。
橘ナナミ
モデルさんが初心者女子役で、プロに教わる形で進むんですね。動画もあるなら、練習の前に見返せそうです。
佐藤メバル
そう、20本のレッスン動画をスマホで簡単に見られるようになっていて、文字で読んでから映像で確認する流れが作れる。
読んで終わりにしない作りになっているのが、この本のいちばんの強みだと思いますよ。
7本競技のルールと「14本ルール」の関係
橘ナナミ
そもそも7本競技って、公式に決まった競技なんですか?
佐藤メバル
まず14本ルールの基本から。ゴルフ規則では1ラウンドで携帯できるクラブは14本まで、と定められている。これは「上限」で、超えれば違反になる。7本競技はその上限より少なく、7本だけで回る形式。ローカルルールやコンペの企画として採用されることが多く、運営側が「使用クラブは7本まで」と定める形だね。だから探すときは、コンペ募集要項や倶楽部のイベント告知に「何本縛り」と書かれていないかをチェックする。
橘ナナミ
なるほど。探し方はコンペ告知を見る、と。
佐藤メバル
そう。定例の7本コンペをやっている倶楽部もあるし、仲間内で「今日は7本で回ろう」と決めるだけでも成立する。ルール面が不安なら、沼沢聖一さんとマイク青木さんの『すぐに役立つゴルフルール』や新星出版社編集部の『ゴルフルールBOOK』、阿蘇紀子さん・中崎典子さんの『ゴルフルール早わかり集』といったハンディなルール本をキャディバッグに入れておくと、現場で迷わない。
7本でスコアを作る——内訳設計とギャップの埋め方
橘ナナミ
7本の内訳って、どう考えればいいんですか?
佐藤メバル
ドライバーとパターは必須として、残り5本をどう配るか。飛距離の階段が途切れないように、ロフト間隔を見ながら決める。ここで効くのが『ゴルフクラブの原理原則』の「クラブが主」という視点。ロフトと弾道の関係を理解しておくと、番手を間引いても階段がつながる。
橘ナナミ
フェアウェイウッドとユーティリティは、どっちを入れるべきですか?
佐藤メバル
基準はシンプルで、芝から上がって距離を出せるかどうか。『40歳から劇的にスコアを伸ばすゴルフの組み立て方』は、FWとUTの上手な組み立て方を章で扱っている。UTのほうが球が上がりやすい人が多いけれど、FWは低く強い球でティーショットにも使える。両方の特性を理解して、コースに合うほうを残すといい。
橘ナナミ
アイアンは、ミドルとショートをどう選びます?
佐藤メバル
7本ならアイアンは数本に絞られる。ロフトの間隔が空くから、間はハーフショットで埋める。『練習なしでも10打よくなる! アプローチ・パター』は30ヤードのピッチ&ランや50ヤード以内の距離感の作り方を扱っていて、この「間を埋める技術」の教科書になる。番手を減らすほど、打ち分けの技術が問われるんだ。
属性別の7本設計と、少ない本数が上達に効く理由
橘ナナミ
男性・女性・シニア・初心者で、7本の最適解は変わりますか?
佐藤メバル
変わる。女性なら中村香織さんの『これだけできれば大丈夫! 初心者女子のためのゴルフBOOK』が参考になる。パワーがなくても飛ばす方法を扱っているから、番手を減らしてもしっかり距離を稼ぐ発想が学べる。40代以降やシニアは『40歳から劇的にスコアを伸ばすゴルフの組み立て方』の、飛距離をあきらめず小技を極めるという考え方が軸になる。
橘ナナミ
初心者は?
佐藤メバル
『いちばんわかりやすいゴルフ入門』で基礎を固めつつ、最初はドライバー・ユーティリティ・アイアン数本・ウェッジ・パターという7本から始めるのが無理がない。少ない本数で回ると、クラブを選ぶ判断そのものが練習になる。
橘ナナミ
少ないほうが上達にいい、って本当ですか?
佐藤メバル
そう思う。『クラブ特性 インパクト 操作法 ゴルフスイング解析図鑑』には、クラブ操作が身につくドリルやミスショットの分析&改善法が収録されている。番手が少ないと、1本1本で距離も弾道も打ち分けなければならない。結果として、クラブの操作そのものを覚える。これが7本が上達に効く理由だね。
橘ナナミ
メンタル面は、少ない本数だとどうなりますか?
佐藤メバル
実はメンタルにも効く。市村操一さんの『なぜナイスショットは練習場でしか出ないのか』は、プレッシャー下でなぜミスが出るのかを研究データをもとに扱っている。クラブ選択の迷いが減ると、打つ前の雑念も減る。これは予想外の副産物だけど、7本の大きなメリットだと思う。
実戦の準備と練習ドリル、装備の最適化
橘ナナミ
7本で回る前に、何を練習すればいいですか?
佐藤メバル
ハーフショットの距離感づくり。番手間のギャップを埋める練習が最優先だね。あとはラウンド前の準備で、てらゆーさんの本にはラウンド前にやるべきオススメの練習ドリルが収録されている。市村操一さんの本が説く「よいイメージ」の作り方も、少ない本数で臨むときこそ効いてくる。
橘ナナミ
クラブ以外で、気をつけることは?
佐藤メバル
ボールとグローブ、グリップは地味だけど大事。7本だと1本の精度が上がる分、ボールやグリップのマッチングも結果に出やすい。ルール面の確認も含めて、装備を最適化してから臨むといい。準備が整えば、少ない本数でもコースマネジメントに集中できるからね。
よくある質問
ゴルフの7本競技とはどんなルールですか?
橘ナナミ
ゴルフの7本競技とはどんなルールですかについて教えてください。
佐藤メバル
ゴルフ規則では1ラウンドで携帯できるクラブは14本までと定められていますが、これは上限です。7本競技はその上限よりさらに少ない7本だけで18ホールを回る形式で、コンペや倶楽部のローカルな企画として採用されることが多いルールです。運営側が「使用クラブは7本まで」と明示する形が一般的なので、参加前には募集要項やイベント告知で本数縛りの有無を確認しておくと安心です。
7本競技で最低限必要なクラブは何ですか?
橘ナナミ
7本競技で最低限必要なクラブは何ですかについて教えてください。
佐藤メバル
ドライバーとパターは多くの場合で必須と考えられています。残りの枠をフェアウェイウッドやユーティリティ、アイアン、ウェッジにどう配るかが設計のしどころです。『いちばんわかりやすいゴルフ入門』も、飛距離に穴ができないように持ち込むクラブを決めることを勧めています。
7本で100切りは本当に可能ですか?
橘ナナミ
7本で100切りは本当に可能ですかについて教えてください。
佐藤メバル
スコアは飛距離を競うものではなく、いかに少ない打数で上がるかを競うものだと『てらゆーのゴルフスコアメイク大全』は説いています。マネジメント力とメンタルの強さがスコアに及ぼす影響は大きいとされ、本数を絞ってクラブ選択の迷いを減らすことが、結果的にスコアをまとめる方向に働くと考えられています。
7本セッティングの内訳はどう選べばいいですか?
橘ナナミ
7本セッティングの内訳はどう選べばいいですかについて教えてください。
佐藤メバル
飛距離の階段が途切れないように、ロフト間隔を見ながら決めるのが基本です。番手が減るほど番手間のギャップが空くので、その間はハーフショットで埋める前提で組みます。『ゴルフクラブの原理原則』にあるように、ロフトと弾道の関係を理解しておくと番手を間引いても階段がつながります。
フェアウェイウッドとユーティリティはどちらを入れればいいですか?
橘ナナミ
フェアウェイウッドとユーティリティはどちらを入れればいいですかについて教えてください。
佐藤メバル
基準は、芝から上がって距離を出せるかどうかです。UTのほうが球が上がりやすい人が多い一方、FWは低く強い球でティーショットにも使えます。『40歳から劇的にスコアを伸ばすゴルフの組み立て方』でもFWとUTの上手な組み立て方を扱っているので、両者の特性を理解したうえでコースに合うほうを残すといいでしょう。
7本競技は初心者でも参加できますか?
橘ナナミ
7本競技は初心者でも参加できますかについて教えてください。
佐藤メバル
参加できます。むしろ本数が少ないほうが、どのクラブで打つかの判断がシンプルになり、初心者には取り組みやすい面もあります。まずは『いちばんわかりやすいゴルフ入門』のような基礎書でコースデビューに必要な本数の考え方を押さえ、ドライバー・ユーティリティ・アイアン・ウェッジ・パターから始めるのが無理のない入り口です。
7本で足りない距離はどう打てばいいですか?
橘ナナミ
7本で足りない距離はどう打てばいいですかについて教えてください。
佐藤メバル
ハーフショットの打ち分けで埋めます。『練習なしでも10打よくなる! アプローチ・パター』は30ヤードのピッチ&ランや50ヤード以内のアプローチの基本、距離感の作り方を扱っており、番手間のギャップを埋める技術の土台になります。番手を減らすほど、この打ち分けの精度がそのままスコアに反映されます。
7本セッティングを組むときの予算と買い足し順は?
橘ナナミ
7本セッティングを組むときの予算と買い足し順はについて教えてください。
佐藤メバル
最初から7本ちょうどを揃える必要はなく、買い足し前提で考えて構いません。『誰でもスコアアップできる! クラブ選び&セッティング術』や『Golf ゴルフはクラブが7割』も、まず自分のクラブを見直し、合っていないものから替えていく順番を勧めています。予算に応じて、パターやウェッジから優先的に整え、次にユーティリティ、という段階を踏むと組み立てやすくなります。
まとめ
橘ナナミ
佐藤さん、今日の話で、7本って「減らすほど難しい」んじゃなくて「減らすほど考えどころが増える」んだなって思いました。
佐藤メバル
そうだね。番手を絞るというのは、失うことじゃなくて、選ぶことを研ぎ澄ます作業なんだ。14本あると、つい「このクラブで打てるから」と逃げられる。7本だと、その逃げ道がない。
橘ナナミ
逃げ道がないぶん、1本を深く知ることになる。それが結局、14本に戻ったときにも生きるんですね。
佐藤メバル
その通り。『Golf ゴルフはクラブが7割』というタイトルが象徴的で、合ったクラブを選ぶだけでスイングも自然と良くなる、というサイクルがある。7本は、その「1本と向き合う」時間を濃くしてくれる。
橘ナナミ
なんだか、7本って引き算のセッティングじゃなくて、足し算の練習帳みたいに感じます。
佐藤メバル
いい表現だね。キャディバッグに空いた7つのスペースは、欠けた穴じゃなくて、あなたが何を大切にするかを映す余白なんだ。その余白に、自分に合った1本を1本ずつ埋めていく。何を残すかを選ぶ時間そのものが、7本競技のいちばん面白いところだよ。
