漫画キングダム本のおすすめ人気ランキング23選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年10月
橘ナナミ
佐藤さん、今日のテーマは「キングダム」ですよね。でも書店の棚を見てきたら、マンガだけじゃなくて学習まんがや歴史の本まで一緒に並んでいて、ちょっと混乱しました。これ、どこから見ればいいんでしょう。
佐藤メバル
いいところに気づいたね。『キングダム』は紀元前の中国、まだ一度も統一されたことのない大陸が500年も戦い続けた時代を舞台にした物語だ。読み終えると「史実はどうだったんだろう」という気持ちが残る。だからこの棚は、物語の余韻を引き受けてくれる本まで含めて並べているんだよ。
橘ナナミ
なるほど! 私、1巻だけ読んだんですけど、苛烈な戦乱の世に生きる少年・信が、自分の腕で天下に名を成すと宣言するところで心を持っていかれました。これは続きを買うしかないと思ってます。
佐藤メバル
その掴みは強いよね。ただ気をつけたいのは、「キングダム好き」を一括りにしないこと。バトルを浴びたい人、知将の駆け引きを味わいたい人、史実に足を踏み入れた人。刺さっている場所が違うから、同じ作品でも次に手に取るべき本は変わってくる。
橘ナナミ
それ気になります! じゃあ、選び方の軸から教えてもらえますか。
佐藤メバル
順番は、目的→形式→レベル→予算→併読。この順で絞ると迷わないよ。
漫画キングダム本の選び方
目的別:歴史教養・バトル・戦略のどれを深めたいか
橘ナナミ
まず目的なんですね。私はどちらかというと史実のほうに興味が湧いてます。
佐藤メバル
それなら『講談社 学習まんが 日本の歴史(9)応仁の乱』のように、乱の当事者に焦点を当てた巻から入るのも手だね。キングダムが描く中国とは時代も国も違うけれど、「なぜ乱が起き、誰が生き延びたのか」という見方が身につく。日野富子という当事者を通して戦乱の世を見る構成は、同じ「乱」を別の角度から眺める練習になる。
橘ナナミ
バトル重視の人は?
佐藤メバル
松井優征さんの『逃げ上手の若君』や、安田剛士さんの『青のミブロー新選組編ー』のように、少年誌の勢いで戦を描く作品が合う。逆に「策」を楽しみたい人には、岩明均さんの『ヒストリエ』。マケドニア王フィリッポスに見初められ、のちのアレクサンダー大王の書記官となるエウメネスの生涯を描く物語で、政治と駆け引きの密度が濃い。
形式別:紙・電子・アプリの使い分け
橘ナナミ
形式も選べるんですね。私、試し読みは電子でやりました。
佐藤メバル
それが現実的だよ。まず電子やアプリで試読して、手元に置きたい巻だけ紙にする。長期シリーズはこの順番が無理がない。学習まんがなら『角川まんが学習シリーズ 日本の歴史』のセットのように、家に置いて家族で開く前提のものもある。持ち歩くか、家で開くかで選ぶといい。
レベル別:入門者・再読派・史実派
橘ナナミ
レベルって、何で測るんでしょう。
佐藤メバル
入門者は物語の勢いがあるものを。『ゴールデンカムイ』は、暗号が解けて鶴見・土方・杉元・ソフィアが函館・五稜郭に集結していく巻など、争奪戦の緊張感だけで引っ張れる。再読派は『火の鳥(6)』のように「帰郷編」を収めた巻で、人間の営みそのものを考え直すのもいい。史実派は『改訂版 大学入試 マンガで世界史が面白いほどわかる本』のように、国別・主人公中心で読める本が向いている。
予算別:試読からセット購入まで
橘ナナミ
全巻そろえるとなると、かなりの金額ですよね……。
佐藤メバル
だから段階を踏む。無料の試読で第1巻の空気を確かめ、続きは配信で読み、本当に手元に置きたいものだけ買う。学習まんがのセットは最初に身構えるけれど、長く使う前提で考えれば判断しやすい。価格は改定されることもあるから、買う前に必ず最新の表示を確認してね。
併読軸:キングダムが刺さった人の好みで選ぶ
橘ナナミ
最後の軸、併読ですか。
佐藤メバル
好みを三つに分けよう。勢いと成長が好きなら『逃げ上手の若君』、権謀術数なら『ヒストリエ』、史実の重みなら『戦国人物伝 島津義弘』のように「鬼」と呼ばれた武将の生涯を追う本。ヤマザキマリさんの『続テルマエ・ロマエ 1』のように、時代の空気を笑いで味わう入口もある。紀元158年のローマで、浴場設計技師ルシウスが還暦を前に腰痛と家族の問題を抱え、解決のカギが日本の温泉にある、という愉しさだね。
漫画キングダム本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、23冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
漫画キングダム本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい
キングダム 1
原泰久 著|集英社
¥715(税込)
時は紀元前、いまだ一度も統一されたことのない中国大陸は500年の大戦争時代。苛烈な戦乱の世に生きる少年・信が、自らの腕で天下に名を成すことを目指す第1巻です。第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した大河の入口で、史実と創作を織り交ぜたスケールが持ち味。日本の戦国武将ものを扱う作品とは違い、春秋戦国から秦の統一へと向かう大陸規模の物語を、少年漫画の王道としてまっすぐ読めます。
こんな人におすすめ
中国史の予備知識がなくても、少年が自分の腕で天下に名を成そうとする王道の成り上がりを読みたい人。長期連載にこれから乗ってみたい人、日本史とは違うスケールの歴史マンガを探している人、手塚治虫文化賞を受賞した作品に触れてみたい人に。
良い点
- 受賞歴のある大河の第1巻
- 少年が成り上がる王道の熱さ
- 中国史のスケールを体感できる
気になる点
- 巻数が多く入口で迷いやすい
- 史実知識ゼロだと人物が多い
- 戦の描写が濃く好みが分かれる
出版社
集英社
発売日
2006年05月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
キングダムって名前は知ってるんですが、1巻から今読んでも大丈夫なんですか? 中国史はほとんど分からなくて、ちょっと不安です。
佐藤メバル
いい質問だね。舞台は紀元前、500年続いた大戦争時代の中国大陸。そこで信という少年が、自分の腕ひとつで天下に名を成そうとする。
前提知識は要らない、少年漫画の王道として読めるのが強みだよ。第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞も受けている作品で、1巻はその長い物語の入口だね。
橘ナナミ
500年って、日本史でいうとどのくらいの長さなんですか? 戦国時代より長いんですよね、きっと。
佐藤メバル
日本の戦国時代がおよそ100年だから、その5倍近い長さになる。登場人物も多いけれど、1巻は信という少年の視点から始まるから、ついていけるよ。
書店員時代、中国史が苦手だというお客さんにも、まず1巻だけ読んでごらんと渡していたんだ。
ヒストリエ(5)
岩明均 著|講談社
¥869(税込)
『寄生獣』で世を震撼させた岩明均が、漫画家としてデビューする前から温めていたという物語の第5巻。紀元前、後にアレクサンドロス大王の書記官となるエウメネスの波乱の生涯を描く歴史大作です。蛮族スキタイの出身と知らずにギリシア人養父母に育てられ、養父の死を機に奴隷へ落ちた男が、マケドニア王フィリッポスに見初められ、王子アレクサンドロスと出会う。故郷カルディア編の後半から王子登場まで、歴史の転換点が詰まっています。
こんな人におすすめ
史実の人物の生涯を、事件の羅列ではなく人間関係から追いたい人。アレクサンドロス大王の周辺に興味がある人、紀元前のギリシア世界の空気を味わいたい人、作者が長年温めてきた構想の厚みを感じたい人に。
良い点
- 実在の人物の生涯を丁寧に描く
- 作者が温め続けた構想の厚み
- 紀元前ギリシア世界の空気
気になる点
- 巻の途中で始まるので入口に注意
- 事件より人間関係が中心になる
- 史実背景の予習があると安心
出版社
講談社
発売日
2009年02月23日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
ヒストリエって、タイトルだけ聞くとすごく難しそうなんですけど、5巻から読んでも大丈夫ですか?
佐藤メバル
これは『寄生獣』の岩明均さんが、デビュー前から温めていた物語でね。主人公は、のちにアレクサンドロス大王の書記官になるエウメネスという実在の人物なんだ。
第5巻は故郷カルディア編の後半から、王子たちと出会うところ。主人公が何者なのかが分かってくる面白いところだよ。
橘ナナミ
書記官っていうと、戦う人ではないんですよね? 歴史マンガなのに武力の主人公じゃないのが不思議です。
佐藤メバル
そう、武力の英雄ではないんだ。奴隷に落ちた男が、教養を武器に這い上がっていく。戦記ではなく、記録する側の目で歴史を見るのがこの作品の独自さだね。
だから普通の合戦マンガとは読後感がまったく違うんだよ。
逃げ上手の若君 2
松井優征 著|集英社
¥484(税込)
北条家の生き残りを捜す信濃守護・小笠原貞宗が、諏訪大社の催し「犬追物」に乱入し、半ば強引に弓矢勝負を仕掛けてくる第2巻です。直接対決に挑むことになった時行に対し、貞宗の弓術は達人級。容赦ない猛攻を躱しながら、時行が反撃の術を編み出せるのかが読みどころになります。逃げることを武器にした主人公という発想が、強さを競う武将ものを描く作品とひと味違うところです。
こんな人におすすめ
歴史上の勝者ではなく、生き延びる側から時代を見たい人。鎌倉幕府が滅んだ後の南北朝という珍しい舞台に興味がある人、テンポのよい対決描写を楽しみたい人、主人公が最強ではない歴史マンガを探している人に。
良い点
- 「逃げ」を武器にした独自の主人公
- 対決シーンのテンポがよい
- 南北朝という珍しい舞台
気になる点
- 1巻から読むのが前提になる
- 史実の登場人物が多く混乱しがち
- 戦の絵柄に好みが分かれる
出版社
集英社
発売日
2021年08月04日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「逃げ上手」って、逃げるのが得意ってことですよね。主人公なのに逃げてばかりで、話として成り立つんですか?
佐藤メバル
そこがこの作品の面白さなんだ。第2巻では、諏訪大社の犬追物に信濃守護の小笠原貞宗が乱入して、弓矢勝負を仕掛けられる。
貞宗は達人級でね、正面から受けて立つのは無理。逃げて生き延びることが反撃になるという構図が痛快なんだよ。
橘ナナミ
なるほど、主人公の弱さがそのまま武器になるんですね。なんか新鮮です。
佐藤メバル
そう。日本の歴史ものだと武将の強さに焦点が当たりがちだけど、これは生き残る技術の話なんだ。鎌倉幕府が滅びた後の時代だから、背景を知るとまた違って見える。
とはいえ、まずは1巻から素直に読むのがいちばんだと思うよ。
ゴールデンカムイ 29
野田サトル 著|集英社
¥792(税込)
暗号が解け、鶴見、土方、杉元、ソフィアと、すべての勢力が一斉に集結する第29巻です。舞台は函館の五稜郭へ移り、金塊争奪戦が終わりへ向かって動き出します。「これでやっと終わるのですね」という声に「いやいや…本番はこれからだ」と返ってくる構成そのものが、終わりが始まる巻という性格をそのまま表しています。主要な勢力が一堂に会する緊張感は、中盤までとは別物です。
こんな人におすすめ
既刊を追いかけてきた読者が、終盤の畳みかけを一気に味わうための一冊。北海道を舞台にした冒険譚が好きな人、主要な勢力が一堂に会する群像劇の緊張感を楽しみたい人、史実とフィクションが重なる瞬間を味わいたい人に。
良い点
- 主要勢力が一堂に会する展開
- 函館・五稜郭という舞台の魅力
- 終盤の緊張感が濃い
気になる点
- 途中から読むと人間関係が不明
- 残酷な描写が苦手な人には不向き
- 既刊を読んでいる前提の内容
出版社
集英社
発売日
2022年04月19日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
29巻って、もう終盤ですよね。ここから読み始めるのは、さすがに無理がありますか?
佐藤メバル
うん、これは全勢力が集まってくる巻だから、頭から読んでいる人向けだね。暗号が解けて、舞台は函館の五稜郭へ。
鶴見、土方、杉元、ソフィアが一斉にそろう。終わりが始まる第29巻という位置づけそのままの内容なんだ。
橘ナナミ
五稜郭って、日本史の授業で出てきた場所ですよね。ちゃんと史実の舞台なんだ、となんだか嬉しくなります。
佐藤メバル
そこがこの作品の面白さでもある。アイヌの文化や明治初期の北海道を丁寧に取材しながら、フィクションの金塊争奪戦が重なっていく。
書店員の頃は、この巻が出た日に既刊をまとめて買っていくお客さんが何人もいたよ。
青のミブロー新選組編ー(12)
安田剛士 著|講談社
¥594(税込)
まゆの死をきっかけに、「京の人々を守る」という約束を伊東が反故にし、土方は覚悟を決める第12巻です。大吉を失った御陵衛士もまた深い悲しみに包まれ、太郎の憎しみは新選組へと向かっていく。近藤に呼び出された伊東が一人で赴き、かつて同じ志を誓った仲間たちが、ついに互いへ刃を向け合う——新選組史上最大の悲劇とされる油小路事件が動き出します。
こんな人におすすめ
新選組を、隊士たちの人間関係から読んでみたい人。幕末の事件を史実と創作の両方から追いたい人、かつて同志だった者同士の対立を描いた物語に惹かれる人、油小路事件の名前だけは知っているという人に。
良い点
- 新選組最大の事件を描く
- 人物の感情の描き込みが濃い
- 史実と創作のバランスがよい
気になる点
- 前巻までの人間関係が前提
- 題材が重く気軽には読めない
- 史実を知っていると展開が読める
出版社
講談社
発売日
2026年09月16日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
新選組ものってたくさんありますけど、この作品の違いはどこなんですか?
佐藤メバル
近藤や土方の側だけでなく、時代に向き合う若い視点から描いているところが特徴だね。この第12巻は油小路事件、新選組史上最大の悲劇と言われる出来事が始まる巻。
まゆの死をきっかけに伊東が約束を反故にしたことで、土方が覚悟を決める。仲間だった者同士が刃を向け合う、その重さが主題なんだ。
橘ナナミ
油小路事件って、名前は聞いたことがあります。予習してから読んだほうがいいんでしょうか?
佐藤メバル
名前だけ知っていれば十分だよ。むしろ史実を知らずに読むほうが、この巻の緊張感は伝わるかもしれないね。
読み終わったあとに自分で調べると、余韻がもっと深くなる。書店では、そういう読者を何人も見てきたよ。
火の鳥(6)
手塚治虫 著|講談社コミッククリエイト
¥1,023(税込)
宇宙への開拓と地球への帰郷を描いた第6巻です。エデン17という辺境の星で開拓に燃えるロミとジョージの若い夫婦を軸に、ジョージ亡き後に新たなイヴとして生きるロミを描く大河物語「帰郷編」を収録しています。手塚治虫が生涯をかけて描いたテーマの中でも、命の再生がまっすぐ出る巻。歴史学習まんがや戦記ものとは質がまったく違い、読後に考える時間が生まれます。
こんな人におすすめ
生命や再生といった大きなテーマにじっくり浸りたい人。手塚治虫の代表作にまだ触れていない人、宇宙と地球をめぐる想像力を味わいたい人、シリーズの1冊から火の鳥に入ってみたい人に。
良い点
- 生命と再生という普遍テーマ
- 「帰郷編」が1冊で読める
- 手塚治虫の画力と構成力
気になる点
- 考えさせる重い内容である
- シリーズ全体の中の1巻にあたる
- 絵柄に好みが分かれる
出版社
講談社コミッククリエイト
発売日
2011年12月09日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
火の鳥って名前は知ってるんですけど、6巻の「帰郷編」ってどんな話なんですか?
佐藤メバル
宇宙への開拓と、地球への帰郷がテーマの巻だね。エデン17という辺境の星で開拓に燃えていたロミとジョージ。
ジョージを亡くした後、ロミは新たなイヴとして生きていく。命がつながっていくという、手塚さんが生涯をかけて描いた大きなテーマがまっすぐ出ている巻なんだ。
橘ナナミ
イヴって、聖書の名前ですよね。SFなのに、そんな名前が出てくるのが不思議です。
佐藤メバル
そこが火の鳥の面白さでね。時代も場所も飛び越えながら、結局は同じ問いに戻ってくる。歴史まんがを読んでいる人が次に触れると、視野がぐっと広がる一冊だと思うよ。
続テルマエ・ロマエ 1
ヤマザキマリ 著|集英社
¥792(税込)
紀元158年、ローマ帝国はアントニヌス・ピウス帝の統治下20年目。浴場設計技師ルシウスは還暦を控えて腰痛持ち、妻さつきは謎の失踪、息子マリウスとは親子不和。さらに彼を悩ませるのはローマの風呂の仕事で、解決のカギは日本の「温泉」にありました——という続編の第1巻です。前作のタイムスリップ喜劇から、人生の後半戦を描く物語へ重心が動いているのが新しい読みどころです。
こんな人におすすめ
前作を読んだことがある人、人生の後半戦や家族との関係をテーマにした物語を読みたい人、お風呂と歴史の掛け合わせという発想を楽しみたい人、古代ローマの暮らしに触れてみたい人に。
良い点
- 前作から続く安定の面白さ
- ローマと日本の風呂文化の対比
- 還暦前の主人公という新味
気になる点
- 前作未読だと人物関係が薄い
- 史実より喜劇のノリが強い
- 下ネタ寄りの部分がある
出版社
集英社
発売日
2024年04月04日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
テルマエ・ロマエって、完結したイメージがあったんですが、続編が出てるんですね。知らなかったです。
佐藤メバル
そう、これが続編の第1巻。時代は紀元158年、アントニヌス・ピウス帝の統治下20年目になる。主人公のルシウスは還暦を控えて、腰痛持ち、妻は失踪、息子とは不和。
前作よりも主人公の人生に寄り添う内容になっているんだ。
橘ナナミ
なるほど、ローマの話なのに家族の悩みがすごく身近に感じます。風呂の話なのに、しんみりしそうですね。
佐藤メバル
そこがこの作品の巧さでね。風呂という共通点だけで、古代ローマと日本がつながってしまう。歴史の知識がなくても笑えて、少ししんみりもできる。
書店では、続編を待っていたお客さんが真っ先に手に取っていくのを見たよ。
戦国人物伝 徳川秀忠
加来耕三 著|ポプラ社
¥1,320(税込)
徳川家康の三男として戦国の世に生まれた秀忠は、長兄・信康の非業の死と、次兄の秀康が結城家の養子となったことから、家康の後継者として育てられます。関ヶ原の合戦に間に合わなかった武将として語られがちな人物を、260年続く江戸幕府の礎を整えた二代目として新たな視点で描く学習まんがです。まんが本編に加えて解説、豆知識、年表の記事ページがあり、人物への理解が深まります。
こんな人におすすめ
江戸幕府の成立過程を、二代将軍ひとりの生涯から知りたい人。中学受験の基礎を作りたい小学生、学校の授業やテスト対策をしたい人、地味と言われる人物の実像に興味がある人、親子で読んで会話したい家庭に。
良い点
- 地味とされる人物を再評価
- 解説や豆知識のページが充実
- 年表つきで流れがつかめる
気になる点
- 主役の派手な活躍は少なめ
- 学習まんがなので物語性は控えめ
- 秀忠に興味がないと動機が薄い
出版社
ポプラ社
発売日
2023年03月15日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
徳川秀忠って、正直あんまり印象がなくて。なぜ一冊まるごと描かれるんですか?
佐藤メバル
そこが面白いところなんだ。秀忠は長兄の信康が非業の死を遂げ、次兄の秀康が結城家の養子に出たことで、家康の後継者として育てられた。
関ヶ原に遅れた武将として知られるけれど、江戸幕府を260年続く仕組みにしたのは彼なんだよ。
橘ナナミ
なるほど、派手じゃないけど土台を作った人なんですね。そう言われると読んでみたくなります。
佐藤メバル
そう。家康の死後は、血縁や近臣であっても幕府を揺るがす者には大鉈を振るって、仕組みを整えていった。学習まんがだから読みやすく、解説や年表で確認しながら追える。
学校の勉強と物語の両方に使えるのがいいところだね。
戦国人物伝 島津義弘
加来耕三 著|ポプラ社
¥1,320(税込)
南九州の守護大名・島津家に四兄弟の次男として生まれた義弘が、兄や弟たちとともに薩摩・大隅・日向の三州統一、さらに九州制覇を目指す物語です。鬼と呼ばれるほどの強さで戦国の世を戦い抜き、関ヶ原の合戦の敵中突破で有名な武将の生涯を描きます。九州という別の戦国を主役に据えている点が、中央の武将伝と大きく違うところです。
こんな人におすすめ
九州から見た戦国時代に触れてみたい人。関ヶ原の合戦の敵中突破という逸話から武将に興味を持った人、中央の武将伝とは違う視点を味わいたい人、島津四兄弟の関係を知りたい人に。
良い点
- 九州勢の視点で戦国を描く
- 敵中突破など有名な逸話を収録
- 学習まんがで読みやすい構成
気になる点
- 中央の武将と比べ知名度は低い
- 物語より事実の説明が中心
- 地域の予備知識があると安心
出版社
ポプラ社
発売日
2013年09月30日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
島津義弘って、関ヶ原で敵中突破した人ですよね。それ以外はあまり知らないんですが、大丈夫でしょうか。
佐藤メバル
そこから入るのがいいと思うよ。この巻は、南九州の守護大名・島津家に四兄弟の次男として生まれたところから始まる。
兄や弟とともに三州統一、九州制覇を目指していく。中央とは違う戦国がここにあるんだ。
橘ナナミ
なるほど、九州から見た戦国時代なんですね。知らない話ばかりで、逆にわくわくします。
佐藤メバル
西日本の読者に聞くと、島津家の話は小学生でもよく知っているんだよ。関ヶ原で敵中突破したところなんか、語り継がれている。
学習まんがなので、名前だけ知っていた武将の実像を追いやすいね。
戦国人物伝 龍造寺隆信
加来耕三 著|ポプラ社
¥1,320(税込)
肥前の一土豪から戦国大名へと成長した龍造寺家。その最盛期に登場した隆信は、九州という激戦区で薩摩の島津氏や豊後の大友氏と争い、北九州に覇を唱えて「五州二島の太守」と謳われました。腹心の鍋島直茂の活躍も見どころで、武士の心得を記した『葉隠』が示した理想の武士こそ隆信と直茂だとされます。強さと弱さの両方を、ダイナミックなタッチで描いた学習まんがです。
こんな人におすすめ
九州の戦国大名の実像を知りたい人。鍋島直茂という名脇役の働きに興味がある人、武士道の思想背景に触れてみたい人、ダイナミックな画風の学習まんがを読みたい人、『葉隠』という言葉を聞いたことがある人に。
良い点
- 『葉隠』と武士道の背景がわかる
- 鍋島直茂という名脇役が光る
- ダイナミックな画風が特徴
気になる点
- 知名度が低く動機づけが必要
- 隆信は評価の難しい人物
- 九州史の予備知識があるとよい
出版社
ポプラ社
発売日
2019年06月24日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
龍造寺隆信って全然知らないんですけど、『葉隠』って聞くと急に身近に感じます。武士道の本ですよね。
佐藤メバル
いいところに気づいたね。『葉隠』は武士の心得を記した書物で、「武士道とは死ぬことと見つけたり」という言葉で有名だ。
そこで示された理想の武士こそが、龍造寺隆信と腹心の鍋島直茂だと言われている。強さと弱さの両方を持つ人物として描かれているんだ。
橘ナナミ
「五州二島の太守」って、聞いただけで大きい勢力だったんだなと伝わってきます。
佐藤メバル
九州の激戦区で島津や大友と渡り合ったのだから、相当なものだよ。腹心の鍋島直茂が、のちに佐賀藩の藩祖になるという流れも見どころだね。
角川まんが学習シリーズ 日本の歴史 全16巻定番セット
山本博文 著|KADOKAWA
¥17,600(税込)
2016年から「学習まんが 日本の歴史」ジャンルで7年連続売上No.1とされるシリーズの全16巻定番セットです。第16巻は2022年の出来事まで収録し、コロナ禍や東京五輪はもちろん、岸田内閣の成立や安倍元首相銃撃事件までカバーしています。本編の前に時代の流れをつかむイラストページと4コマまんがが入る構成が独自で、大きな流れを踏まえてからまんがに入れるのが強みです。
こんな人におすすめ
中学受験の基礎を作りたい小学生とその家族。学校の授業やテスト対策をしたい人、社会人になってから歴史を学び直したい大人、コロナ禍や東京五輪まで学習まんがで押さえたい人に。
良い点
- 最新の出来事まで収録されている
- 流れをつかむ独自の構成
- カバー絵と本編の絵が親しみやすい
気になる点
- 価格はまとまった金額になる
- 16巻すべて読むには時間がかかる
- 好みの絵柄かは確認したいところ
出版社
KADOKAWA
発売日
2022年11月17日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
学習まんがって各社から出ていますけど、このセットの強みはどこなんですか?
佐藤メバル
第16巻が2022年の出来事まで入っているのがまず大きいね。コロナ禍や東京五輪、岸田内閣の成立、安倍元首相銃撃事件まで載っている。
本編の前に時代の流れをつかむページが入っていて、4コマで移り変わりを確認してからまんがに入るのが、他社にはない構成なんだ。
橘ナナミ
なるほど、いきなりまんがだと流れを見失いがちですもんね。それは助かります。
佐藤メバル
そこなんだよ。書店員の頃、歴史が苦手という子に勧める時は、まずこの流れのページだけ読ませていた。それだけで見通しが立つからね。
中学受験の基礎作りにも使いやすいセットだと思うよ。
角川まんが学習シリーズ 世界の歴史 3大特典つき全20巻+別巻2冊セット
羽田正 著|KADOKAWA
¥27,280(税込)
世界の横のつながりに注目する、歴史学習の最先端「グローバル・ヒストリー」を採用した初めてのまんがとされるシリーズの、3大特典つき全20巻+別巻2冊セットです。全20巻を年代で区切り、本編まんがは4160ページの最大ボリューム。近現代史重視でアジアやアフリカの歴史も丁寧に描き、歴史総合の学習にも向く構成。別巻の地域史と266人の人物事典で縦の流れも補完します。
こんな人におすすめ
世界史を体系的に学び直したい大人、共通テストの歴史総合に備えたい高校生、中学受験を考えている小学生の家庭。横のつながりと縦の流れの両方を押さえたい人に。
良い点
- 横のつながりで世界史を理解できる
- アジア・アフリカも丁寧に収録
- 別巻2冊で縦の流れも補完
気になる点
- セット価格はかなり高めになる
- 20巻分の置き場所が必要
- 特典は数量限定で時期に注意
出版社
KADOKAWA
発売日
2024年11月07日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
世界史って、カタカナが多くて人名が覚えられないんですよ。このセットは何が違うんですか?
佐藤メバル
そこを意識して作られたのがこのシリーズでね。世界の横のつながりに注目する「グローバル・ヒストリー」という考え方を採用した、初めてのまんがとされている。
同じ時代にどこで何が起きたかを見ていく構成なんだ。
橘ナナミ
なるほど、縦に覚えるんじゃなくて横で見ていくんですね。それなら私でも整理できそうです。
佐藤メバル
そう。年代で区切っていて、アジアやアフリカの歴史も丁寧に描いているから、国際情勢の背景もつかみやすい。
別巻には地域史と266人の人物事典が付くので、人物から入るのもいい。大人の学び直しにも向いているよ。
集英社 学習まんが 世界の歴史 12 アヘン戦争と辛亥革命 清後期から中華民国
臼井ともみ 著|集英社
¥1,100(税込)
高校の新科目「世界史探究」導入以降、初めてとなる世界史学習まんがの第12巻です。繁栄をほこった清がアヘン戦争でイギリスに敗れ、欧米に有利な条約を結ばされ、近代化で打開しようとするものの、辛亥革命をきっかけに南京に中華民国が成立し、清が滅亡するまでを描きます。一つの王朝が終わる過程を追える構成で、四六判のコンパクトサイズだから気軽にくり返し読めます。
こんな人におすすめ
中国近現代史を学び直したい人、世界史探究の授業対策をしたい高校生、アヘン戦争から辛亥革命までを1冊で押さえたい人、持ち歩きやすいコンパクトな学習まんがを探している人に。
良い点
- コンパクトで繰り返し読みやすい
- アヘン戦争から辛亥革命まで一冊
- カバーイラストが印象的
気になる点
- 単独では世界史全体の流れが薄い
- 近現代史は情報量が多い
- 世界史の予習があると理解しやすい
出版社
集英社
発売日
2024年10月04日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
アヘン戦争と辛亥革命って、授業で名前だけ出てきた気がします。この巻だけで理解できますか?
佐藤メバル
そこが狙いの巻だね。繁栄をほこった清がアヘン戦争でイギリスに敗れ、欧米に有利な条約を結ばされていく。
近代化で打開しようとするけれど、辛亥革命をきっかけに南京に中華民国が成立して清は滅亡する。一つの王朝の終わりが丁寧に追えるんだ。
橘ナナミ
なるほど、清の滅亡が主役なんですね。コンパクトなサイズなのも持ち歩きやすくてよさそうです。
佐藤メバル
四六判のソフトカバーで、気軽にくり返し読めるのがこのシリーズの良さだよ。カバーは『ROOKIES』の森田まさのりさんが描いている。
書店では、中国史の入口として勧めることが多かった一冊だね。
改訂版 大学入試 マンガで世界史が面白いほどわかる本
佐藤幸夫 著|KADOKAWA
¥2,090(税込)
その国の歴史を変えた人物をドラマチックなカラーマンガで紹介し、歴史の大きな流れを講義で解説する入門書です。世界史で混乱しがちな「どこの国」「いつの時代」を国別に整理できるのが持ち味で、国別・主人公・カラーマンガの3点セットが最大の特徴。通史の順番どおりではないぶん、単元別の学習ではなく人物から流れをつかむ使い方に向いています。
こんな人におすすめ
世界史の人名と国名が混ざってしまう受験生、カタカナに苦手意識のある初学者、社会人になって学び直したい人。年号順ではなく、人物から歴史の流れをつかみたい人に。
良い点
- 国ごとに整理して学べる
- フルカラーのマンガで記憶に残る
- 近現代の日本史も追加収録
気になる点
- 教科書の順番とは一致しない
- 通史の網羅には別の教材が必要
- 入試直前期の総復習には不向き
出版社
KADOKAWA
発売日
2025年10月17日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
世界史の勉強って、年号とカタカナが混ざって本当に混乱するんですよ。これ一冊で解決しますか?
佐藤メバル
解決というより、整理する道具だね。その国の歴史を変えた人物をカラーマンガで紹介して、流れを講義で押さえる。
国別、主人公、カラーマンガの3点セットで、どこの国のいつの人かを見失わないようにできているんだ。
橘ナナミ
なるほど、年号順じゃないんですね。それって、逆に使いにくかったりしないんですか?
佐藤メバル
そこは目的次第だよ。通史の順番どおりではないから、単元別の学習には向かない。でも、人名が覚えられない人が人物から入り直すには強い。
大学入試の「歴史総合」導入に合わせて近現代の日本史も追加されているからね。
小学館版学習まんが 日本の歴史 9 江戸幕府誕生
山川出版社 著|小学館
¥968(税込)
豊臣秀吉亡き後の政権を狙った徳川家康が、征夷大将軍として江戸に幕府を開き、孫の家光が3代将軍として「鎖国」体制を整えるまでの江戸時代初期を描く第9巻です。関ヶ原の戦い、大坂の陣、島原の乱を経て、秀忠、家光へと将軍権力が受け継がれていく過程を追います。将軍権力の継承を軸にしているのが、事件を並べるだけの構成との違いです。
こんな人におすすめ
江戸時代の始まりを、家康から家光までの流れで丁寧に知りたい人。中学受験の基礎を固めたい小学生、旧版の学習まんがで育った大人、関ヶ原から鎖国までの道筋を押さえたい人に。
良い点
- 家康から家光までの流れが一本
- 監修者と作画の画力に定評
- 旧版のイラストも記事に掲載
気になる点
- 1冊だけでは全体像をつかみにくい
- 20巻セット前提の部分がある
- 特典の閲覧期間は事前に確認を
出版社
小学館
発売日
2022年12月01日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
江戸時代の勉強って、どこから始めればいいんでしょう? 範囲が広すぎて、正直お手上げです。
佐藤メバル
そこはこの第9巻がいい入口になるね。関ヶ原の戦い、大坂の陣、島原の乱を経て、家康、秀忠、家光と将軍権力が受け継がれていく。
三代の治世を軸に置いているから、点ではなく線でつながるんだ。
橘ナナミ
なるほど、家康だけじゃなくて秀忠と家光まで一冊なんですね。それなら流れが追いやすそうです。
佐藤メバル
そう。監修は東京大学の牧原成征先生で、作画も細密な画で定評がある。それと、40年以上前の旧版のイラストが記事ページのどこかに載っているから、親の世代は懐かしさを感じるはずだよ。
講談社 学習まんが 日本の歴史(9) 応仁の乱
飛鳥あると 著|講談社
¥935(税込)
応仁・文明の乱の当事者であり、乱の終結の功労者でもあった日野富子を軸に、戦乱の世をどう生きたかを描く第9巻です。徳政一揆と嘉吉の変、応仁・文明の乱の前後編、明応の政変、戦国大名の登場、東山文化までを収録。11年におよぶ内乱が京の町を焼き、幕府の力が衰えていく過程を追いながら、室町文化が中国の影響を受けて生まれた点にも触れています。
こんな人におすすめ
応仁の乱を人物から理解したい人、室町文化と暮らしの成り立ちに興味がある人、戦国時代の前段を押さえたい人、畳や障子、和食のルーツを知りたい人に。
良い点
- 応仁の乱を日野富子から描く
- 文化と暮らしの起源に触れる
- 監修者のことばが巻末に収録
気になる点
- 乱の構図は複雑で混乱しやすい
- 主役の知名度は高くない
- 20巻シリーズのうちの1冊
出版社
講談社
発売日
2020年07月03日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
応仁の乱って、名前は聞くんですけど、何がどうなったのか全然説明できないんですよ。
佐藤メバル
それでいいんだよ、正直に言えばとても複雑な乱なんだ。この巻は乱の当事者で、終結の功労者でもある日野富子を軸にしている。
11年におよぶ内乱が京の町を焼き、幕府の力を衰えさせていく過程が追える。応仁の乱を人物から見るのがこの巻のやり方だね。
橘ナナミ
なるほど。あ、でも東山文化も入ってるんですか? それなら文化史の勉強にもなりそうですね。
佐藤メバル
そう、そこが面白いところでね。畳や障子、床の間のある和室、しょう油や砂糖を使う和食、そういう暮らしの形がこの時代に生まれている。
雪舟が中国に渡って水墨画を学んだように、室町文化も中国文化の影響を強く受けていたんだ。
集英社 コンパクト版 学習まんが 日本の歴史 15 第一次世界大戦と日本
吉田健二 著|集英社
¥825(税込)
1914年にヨーロッパで第一次世界大戦が起こり、日本が日英同盟をもとにドイツへ宣戦を布告し、中国山東省の青島を攻略するまでを描く第15巻です。人類がはじめて経験する世界をまきこんだ戦争をきっかけに、日本は列強の中心をしめる国のひとつになり、国内では本格的な政党内閣ができ、普通選挙を求める運動が広がる。大正デモクラシーの空気がつかめます。
こんな人におすすめ
近代史の流れを押さえたい受験生、大正時代の空気を知りたい人、第一次世界大戦と日本の関わりを整理したい人、ハードカバー版より持ち歩きやすい形を求める人に。
良い点
- 大戦と日本の関わりがわかる
- 政党内閣や普通選挙運動も収録
- コンパクト版で持ち歩きやすい
気になる点
- 近代史は登場人物が多い
- 1巻だけでは前後の流れが薄い
- 版によって収録内容に差がある
出版社
集英社
発売日
2021年06月15日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
第一次世界大戦と日本って、正直ピンとこないんです。日本は戦場になったわけじゃないですよね?
佐藤メバル
そう、そこがポイントなんだ。1914年にヨーロッパで戦争が始まり、日本は日英同盟をもとにドイツに宣戦して、中国山東省の青島を攻略する。
戦わずして列強のひとつになっていくのが、この時期の日本なんだよ。
橘ナナミ
なるほど、戦場じゃないのに影響が大きいんですね。普通選挙の運動もこの流れなんですか?
佐藤メバル
そのとおり。国内では本格的な政党内閣ができて、普通選挙を求める運動が広がる。これが大正デモクラシーだね。
この巻はコンパクト版で、新しく「重要人物」やQ&Aのコラムも入っているから、確認しながら読み進めやすいよ。
るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!日本の歴史
伊藤賀一 著|JTBパブリッシング
¥1,430(税込)
旧石器時代から令和までを1冊でつかめる、オールカラーの歴史入門書です。るるぶ情報版の編集ノウハウを活かした地図や図解がわかりやすく、時代ごとのクイズで復習できます。壁に貼れる大判ポスターは、表が「歴史の舞台MAP」、裏が「小学生のための歴史年表」で、旅行の計画にも使えるのが観光ガイド由来ならではの特徴。すべての漢字にふりがなが付いています。
こんな人におすすめ
はじめて日本の歴史に触れる小学生、親子でクイズを出し合いたい家庭、旅行と一緒に史跡を楽しみたい人、オールカラーの図解で流れをつかみたい人に。
良い点
- オールカラーで図解が豊富
- クイズで復習できる構成
- 大判ポスター付きで旅行にも使える
気になる点
- 詳しい人物像までは踏み込まない
- 1冊で通史を追うため情報は絞られる
- 中学受験の本格対策には不足
出版社
JTBパブリッシング
発売日
2021年10月29日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
るるぶって旅行ガイドのイメージなんですけど、歴史の本も出してるんですね。意外です。
佐藤メバル
そう、そこが面白いところでね。るるぶの編集ノウハウを活かした地図や図解がわかりやすい。旧石器時代から令和までを1冊でつかめるオールカラーの入門書なんだ。
クイズで復習できるから、家族で出し合うのも楽しいよ。
橘ナナミ
ポスターが付いてるのも、子どもにはうれしいですね。壁に貼ったら毎日目に入りそうです。
佐藤メバル
表が歴史の舞台MAPで、裏が小学生のための歴史年表だね。るるぶらしく、史跡を写真付きで紹介しているから「見てみたい」「行ってみたい」につながる。
すべての漢字にふりがな付きで、旅行の計画にも使えるのが強みだよ。
日本史探偵コナン 1 縄文時代
青山剛昌 著|小学館
¥1,078(税込)
名探偵コナンがナビゲートする歴史まんがシリーズの第1巻です。過去の時代へ飛ばされた少年少女=タイムドリフターが、コナンの助けを借りて現代へ戻れるのかという物語を通して、縄文時代を学べます。全12巻でもっともコンパクトにまとまったシリーズで、目にやさしい紙とふりがな付き。時代ごとに1巻で完結しますが、12巻を通して読むとさらに楽しいストーリーになる構成です。
こんな人におすすめ
小学校入学前後の子ども、歴史にまだ触れていない子、コナンが好きで読書の入口を探している子、全12巻を1巻ずつ無理なく進めたい家庭に。
良い点
- コナンという入口の強さ
- 読みやすい紙とふりがな付き
- 1巻完結で通しても楽しい構成
気になる点
- 内容はやさしく物足りない年齢も
- 史実の深掘りは控えめ
- 全12巻そろうと置き場所を取る
出版社
小学館
発売日
2017年11月27日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
コナンの歴史まんがって、子ども向けですよね? 大人が読んでも意味はあるんでしょうか。
佐藤メバル
縄文時代の入り口としては十分面白いよ。過去の時代へ飛ばされた少年少女が、コナンの助けを借りて現代に戻れるのか——という物語で、歴史の事実に触れていく。
全12巻で最もコンパクトにまとまっていて、時代ごとに1巻で完結するんだ。
橘ナナミ
なるほど、1巻ずつ読めるのは子どもにはありがたいですね。全部そろえなくても大丈夫なんですね。
佐藤メバル
そう。目にやさしい紙にふりがなが付いていて、小学校入学と同時に始められる難易度にしてある。コラムページも多いから、楽しく読んでいるうちに詳しくなる。
書店でも、歴史の最初の一冊として勧めることが多かったね。
マンガでわかる!中学入試に役立つ教養 歴史160
旺文社 著|旺文社
¥1,430(税込)
中学入試で出題された、教科書や授業ではほとんど扱わない用語をマンガで紹介する一冊です。一つの用語につき1〜2ページのマンガなので、スキマ時間の学習に適しています。氷河期や月と星、縄文のビーナス、甲斐の虎、入り鉄砲と出女、赤穂事件、文明開化七つ道具、三種の神器など、知っているかどうかで差がつく用語を章ごとに並べ、教養や興味を深めたい人にも向きます。
こんな人におすすめ
中学入試に向けて勉強中の小学生、教養を深めたい人、中学入試を検討し始めた家庭、塾のテキストで出てきた知らない用語を確認したい人、スキマ時間を学習に使いたい人に。
良い点
- 1用語1〜2ページで進めやすい
- 入試で出た用語に絞っている
- スキマ時間の学習に向く
気になる点
- 通史の流れは別途必要になる
- 用語の暗記が中心になる
- ページ数が多くないぶん物足りない
出版社
旺文社
発売日
2022年09月21日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
中学入試の歴史って、教科書に載っていない用語が出るって本当ですか?
佐藤メバル
本当でね、そこで差がつく。この本は、中学入試で実際に出題された用語をマンガで紹介している。甲斐の虎、入り鉄砲と出女、赤穂事件、文明開化七つ道具なんかを、1用語1〜2ページで読めるようにしてあるんだ。
橘ナナミ
なるほど、すきま時間に進められるのがいいですね。移動中の電車でも読めそうです。
佐藤メバル
そう、通史の流れは別の教材で押さえて、これは用語の詰めに使う。書店では、塾のテキストで出てきた知らない言葉をここで確認する、という使い方をしていた子が多かったよ。
戦国時代から天下統一へ
大石学 著|学研プラス
¥1,430(税込)
まんがで歴史の大きな流れをつかみ、DVDでポイントをより深く理解することができる、DVD付きの歴史学習まんがです。戦国時代から、豊臣秀吉による天下統一までを扱い、秀吉の政策や南蛮文化、安土桃山文化なども描きます。映像とまんがの両方から入れる構成は文字を読むのが苦手な子にも届きやすく、文化まで含めて一冊で押さえられるのが特徴です。
こんな人におすすめ
映像から歴史に入りたい子ども、戦国時代から安土桃山までを一冊で押さえたい人、家庭学習の素材を探している家庭、文字を読むのが少し苦手な子に。
良い点
- DVD付きで映像から入れる
- 戦国から天下統一まで一冊
- 文化の解説も収録されている
気になる点
- DVDの再生環境が必要になる
- 1冊で扱う範囲が広い
- 細かい人物関係は追いにくい
出版社
学研プラス
発売日
2021年02月18日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
DVD付きの歴史まんがって、珍しいですね。映像だと何が違うんでしょう?
佐藤メバル
活字が苦手な子でも入っていけるのが大きいね。まんがで大きな流れをつかんで、DVDでポイントを深く理解する。
この巻は戦国時代から豊臣秀吉の天下統一までを扱っていて、秀吉の政策や安土桃山文化まで描いているんだ。
橘ナナミ
なるほど、文化まで入ってるのはいいですね。でも、家にDVDを再生する機械がないと使えませんよね?
佐藤メバル
そう、そこは確認してほしいところ。まんがだけでも読めるけれど、映像があると理解の助けになる。書店員の頃、まず映像を見せてから本を開く子がいて、そういう入口もありだなと思っていたよ。
江戸幕府の確立
大石学 著|学研プラス
¥1,430(税込)
まんがで歴史の大きな流れをつかみ、DVDでポイントをより深く理解することができる、DVD付きの歴史学習まんがです。徳川家康による江戸幕府の開始から、徳川家光による幕藩体制の確立、キリスト教の禁止と鎖国、徳川綱吉の生類憐みの令、元禄文化までを描きます。幕府が固まっていく過程を、初代から五代までの将軍の治世で一気にたどれるのが持ち味です。
こんな人におすすめ
江戸時代初期を一気に押さえたい人、将軍ごとの治世の違いを整理したい人、映像から入りたい子ども、鎖国と元禄文化までをまとめて知りたい人に。
良い点
- 家康から綱吉までを一冊で
- DVDでポイントを確認できる
- 鎖国と元禄文化まで収録
気になる点
- DVDの再生環境が必要になる
- 範囲が広く各将軍は簡潔
- より深い人物像は他書が必要
出版社
学研プラス
発売日
2021年02月18日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
江戸幕府の確立って、具体的に誰の時代までを指すんでしょうか?
佐藤メバル
この巻だと家康から綱吉までだね。幕府の開始から、家光による幕藩体制の確立、キリスト教の禁止と鎖国、そして綱吉の生類憐みの令や元禄文化まで。
幕府が固まっていく過程を一冊で追えるようになっている。
橘ナナミ
綱吉まで入っているのは意外です。生類憐みの令って、評価が難しいですよね。
佐藤メバル
そう、そこも含めて扱っているから、将軍ごとの違いを整理しやすい。まんがで流れをつかんでDVDで深める構成は、この学研のシリーズ共通のやり方だよ。映像から入る子には特に向いているね。
室町幕府と立ち上がる民衆
大石学 著|学研プラス
¥1,430(税込)
まんがで歴史の大きな流れをつかみ、DVDでポイントをより深く理解することができる、DVD付きの歴史学習まんがです。南北朝の分裂、室町幕府の成立、乱れた世の中に一揆をおこして立ち上がる民衆の姿を描き、北山文化、東山文化なども扱います。民衆の側に光を当てているのが特徴で、将軍や武士の動きだけでは見えない、下から時代を動かす力が見えてきます。
こんな人におすすめ
室町時代の全体像をつかみたい人、一揆や民衆の動きに興味がある人、北山文化と東山文化を対で覚えたい人、南北朝の分裂で混乱しがちな人、映像で時代の空気をつかみたい人に。
良い点
- 民衆の視点が入っている
- 南北朝から室町まで一冊
- 二つの文化を対で押さえられる
気になる点
- DVDの再生環境が必要になる
- 人名と勢力が多く混乱しがち
- 南北朝の細部は簡潔にまとまる
出版社
学研プラス
発売日
2021年02月18日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
室町時代って、南北朝の分裂とか一揆とか、ごちゃごちゃしていて苦手なんですよ。
佐藤メバル
そこを整理するのに向いているのがこの巻だね。南北朝の分裂、室町幕府の成立、そして乱れた世に一揆をおこして立ち上がる民衆の姿を描いている。
民衆の側に光を当てているのがポイントで、武将の動きだけでは見えない力が見えてくるんだ。
橘ナナミ
なるほど、その視点は他の学習まんがだと薄いかもしれないですね。 culture…あ、文化も一緒に覚えられるのが助かります。
佐藤メバル
北山文化と東山文化を一緒に扱っているから、違いも対で覚えられる。まんがで流れをつかんでDVDで深める形だから、室町が苦手な子にも入りやすいと思うよ。
キングダムを深く読むための3つの軸と、史実との距離
橘ナナミ
名場面の話になると、つい「泣ける」で終わっちゃうんですけど、佐藤さんはどう読んでるんですか。
佐藤メバル
場面を三つの軸に分けて見るようにしている。一つは戦術。誰がどこで相手の裏をかいたか。二つ目は人間ドラマ。誰が誰のために動いたか。三つ目は史実。この出来事は実際の記録にどう残っているか。同じコマでも、軸を変えると意味が変わるんだよ。
橘ナナミ
史実の軸、いちばん弱いです……。ドラマとして読んでるだけでもいいんでしょうか。
佐藤メバル
もちろん。ただ、物語の土台には歴史の記録がある。『戦国人物伝 徳川秀忠』のように武将の生涯を追う本を一冊挟むと、フィクションが「作り話」ではなく「こう書いた理由のある創作」に見え始める。秀忠は天下分け目の関ヶ原に間に合わなかった人物として知られるけれど、家康の天下統一を支え、江戸の街をつくり、家康の死後は幕府をゆるがす存在に大鉈を振るって、260年続く江戸幕府の礎を完成させた。地味な二代目という見方が反転するところが面白い。
橘ナナミ
なるほど! 史実を知ると、創作者がどこでドラマを足したのかが見えるんですね。
佐藤メバル
そう。『ヒストリエ』も同じ読み方ができる。エウメネスは蛮族スキタイの出身でありながらそれを知らずに育ち、養父を殺されて奴隷の身分に落ちる。記録に残る人物の輪郭に、物語が肉をつけていく過程を味わえる。さらに『火の鳥(6)』の「帰郷編」のように、宇宙への開拓と地球への帰郷を描く物語に触れると、時代や国の枠が一段外れる。史実と創作を突き合わせる視点は、歴史教養としての価値も高い。なお連載や刊行の状況は動き続けるから、巻数や最新刊は購入前に書店・配信サイトで確認するのが確実だね。
挫折しない読み方と、紙・電子・アプリの現実的な使い分け
橘ナナミ
正直に言うと、序盤の人物の多さと絵柄で、ちょっと止まりかけた友人がいるんです。
佐藤メバル
よく聞く話だよ。対策は三つ。一つ、冒頭は人物名を覚えようとしない。顔と立場だけ追う。二つ、章の切れ目でいったん止める。巻の終わりで「誰が何を得たか」を一文だけメモする。三つ、どうしても進まない日は読む順番を変える。『戦国時代から天下統一へ』のように映像が付いた学習まんがで流れをつかんでから戻るのも手だよ。
橘ナナミ
順番を変えていいんですね。安心しました。
佐藤メバル
それと入手手段。紙は何度もめくれるし、学習まんがのセットは家族で共有しやすい。電子は検索と持ち運びが強く、試読にも向く。アプリは話単位で読めるので、通勤や休憩のすきまに向いている。『日本史探偵コナン 1 縄文時代』のように時代ごとに1巻で完結する構成なら、気になる時代から拾い読みしても迷わない。全部を同じ形式で揃える必要はないよ。
キングダムの先へ──似た作品と学習まんがの地図
橘ナナミ
読み終えたあと、次は何を読めばいいんでしょう。
佐藤メバル
三つの方向を用意しよう。バトルなら『ゴールデンカムイ』や『青のミブロー新選組編ー』。策略なら『ヒストリエ』。史実の厚みなら『戦国人物伝 龍造寺隆信』のように、肥前の一土豪から戦国大名へ成長し、島津氏や大友氏と争って「五州二島の太守」と謳われた人物を追う本。腹心の鍋島直茂の活躍も描かれていて、組織論としても読める。
橘ナナミ
組織論! それは仕事で悩んでる人にも刺さりそうです。
佐藤メバル
そういう読み方も歓迎だね。世界史に視野を広げたいなら『角川まんが学習シリーズ 世界の歴史』のセット、中国の近現代まで視界を伸ばすなら『集英社 学習まんが 世界の歴史 12 アヘン戦争と辛亥革命』。『るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ!日本の歴史』のように、クイズと大きなポスターで流れをつかむ入口もある。自分がどの入口なら止まらずに進めるか、まず一冊で試してみるといい。
よくある質問
キングダムは何巻から読むのがおすすめですか?
橘ナナミ
キングダムは何巻から読むのがおすすめですかについて教えてください。
佐藤メバル
基本は第1巻からです。苛烈な戦乱の世に生きる少年・信が、自らの腕で天下に名を成すことを目指す出発点がここにあり、飛ばすと人間関係の前提が分からなくなります。ただし冒頭で止まりそうなら、学習まんがで時代の流れを先につかんでから戻る読み方も有効です。
キングダムは全部で何巻・完結していますか?
橘ナナミ
キングダムは全部で何巻・完結していますかについて教えてください。
佐藤メバル
巻数や連載状況は更新され続けるため、この記事で数字を断定はしません。第1巻は2006年5月に集英社から刊行され、第17回(2013年)手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞した長期シリーズです。最新の刊行状況は書店や配信サイトで確認してください。
キングダムを無料で読む方法はありますか?
橘ナナミ
キングダムを無料で読む方法はありますかについて教えてください。
佐藤メバル
電子書店や漫画アプリの試し読み、各サービスのキャンペーン、図書館の蔵書などが現実的な入口です。配信状況は時期で変わるので、複数のサービスを見比べて、まず第1巻の空気を確かめてから購入を判断するのがおすすめです。
キングダムが苦手・挫折した人はどうすればいい?
橘ナナミ
キングダムが苦手・挫折した人はどうすればいいについて教えてください。
佐藤メバル
人物名を覚えようとせず、顔と立場だけを追うのがコツです。章の切れ目で止めて、巻末で「誰が何を得たか」を一文メモする。それでも進まなければ『戦国時代から天下統一へ』のような学習まんがで流れをつかんでから戻ると、同じ場面の意味が変わって見えます。
キングダムの原作と史実(史記)はどう違いますか?
橘ナナミ
キングダムの原作と史実(史記)はどう違いますかについて教えてください。
佐藤メバル
本作は歴史の記録を土台にした創作です。戦術・人間ドラマ・史実の3軸で場面を読み分けると、どこが記録でどこが脚色かが見えてきます。史実側を確かめたい人は『戦国人物伝 徳川秀忠』や『ヒストリエ』のように、実在の人物の生涯を追う作品を併読すると理解が深まります。
キングダム好きにおすすめの類似漫画は?
橘ナナミ
キングダム好きにおすすめの類似漫画はについて教えてください。
佐藤メバル
勢いと成長なら『逃げ上手の若君』や『青のミブロー新選組編ー』、権謀術数なら『ヒストリエ』、争奪戦の緊張感なら『ゴールデンカムイ』、時代の空気を笑いで味わうなら『続テルマエ・ロマエ』。史実の重みを求めるなら『戦国人物伝 島津義弘』が好相性です。
アニメ・映画と原作漫画はどちらから見るべき?
橘ナナミ
アニメ・映画と原作漫画はどちらから見るべきについて教えてください。
佐藤メバル
先に原作で人物関係をつかんでおくと、映像で省略された部分を自分で補えます。逆に映像から入って気になった場面を原作で確認する順番も、挫折しにくいという意味で理にかなっています。どちらでも構いませんが、途中で投げ出さない順番を選ぶのがいちばんです。
キングダムは紙と電子書籍どちらで買うべき?
橘ナナミ
キングダムは紙と電子書籍どちらで買うべきについて教えてください。
佐藤メバル
試読と持ち歩きは電子、繰り返しめくって手元に残したい巻は紙、すきま時間はアプリ、という使い分けが現実的です。学習まんがのセットは家族で共有しやすいので紙が向きます。全巻を同じ形式で揃える必要はありません。
まとめ
橘ナナミ
今日は「キングダムの周りに何を並べるか」で、こんなに景色が変わるとは思いませんでした。
佐藤メバル
物語は一冊で完結するけれど、その周りには史実という地面がある。地面を知ると、物語の足場が急に頑丈になるんだよ。
橘ナナミ
私、まず1巻を最後まで読んで、それから時代の地図のほうを開いてみます。人名でつまずいたら、学習まんがに逃げます。
佐藤メバル
それでいい。逃げ道を用意しておくのは、読み切るための立派な戦術だよ。
橘ナナミ
戦術! じゃあ私も、自分の読み方を“軍議”してみます。
佐藤メバル
いいね。天下を取るまでの道のりと一緒で、一気に進む必要はない。今日読んだ一冊が、次に読む一冊の援軍になる。そうやって自分の本棚に城を築いていけば、振り返ったときには読書の領土がしっかり広がっているはずだよ。
