子育てが辛いときに読む本のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年10月
橘ナナミ
佐藤さん、今日のテーマは「子育て 辛い 本」なんですけど……私、子どもがいないので、どこから手をつけていいか分からなくて。
佐藤メバル
いい質問だね。その前提が大事なんだ。深夜に検索している人の多くは、活字を追う体力が残っていない。だから読む体力がゼロでも届く一冊を入口に置いて、そこから段階を設計する。それが編集の仕事なんだよ。
橘ナナミ
でも書店には「もっと頑張ろう」という本も多いじゃないですか。逆にしんどくなりそうで。
佐藤メバル
書店員だった頃、育児書の棚を「背中を押す本」と「そっと隣に座る本」に分けて並べ替えたことがある。棚が変わると、お客さんの立ち止まり方も変わった。今必要なのは励ましなのか、休息なのか。それで選ぶべき一冊はまったく違う。
橘ナナミ
その見分け方、教えてください!
子育てが辛いときに読む本の選び方
つらさのタイプ別に選ぶ
橘ナナミ
「辛い」も、疲労なのか孤独なのか罪悪感なのかで中身が違いますよね。
佐藤メバル
そこを分けないと効かないんだ。体力が削られているなら、ねこまま『子育てはしんどい だからラクをしよう』。睡眠・食事・病院・買い物と場面ごとにラクするポイントが置かれている。孤独なら心康太郎『ワンオペ育児の日々がしんどいあなたへの本』。罪悪感ならJoe『「私、子育て向いてないかも」がラクになる本』で、たった3秒のコミュニケーションという視点が効く。怒りが止まらないなら柳川由美子『子育ての不安と孤独をほぐす心理学』だね。
読む体力・時間別に選ぶ
橘ナナミ
活字が無理な日って、ありますよね。
佐藤メバル
ある。だから無理をさせない。漫画ならハヤミユリ『心理士母ちゃんでも育児は辛い』、詩ならRikaK『育児に疲れたママたちへ。ママ、ちょっとひと休み』が123ページで、寝る前に一篇だけ開ける。畑中伸枝『子育てがしんどい。でも「最後まで聞く力」で親子関係が変わる』は、3児の母であり薬剤師の著者が聞く技術を家庭に持ち込んだ記録だ。読む量を減らすのも選書のうちだよ。
著者の立場とエビデンスで選ぶ
橘ナナミ
著者が専門家か当事者かでも、読後感が変わりそうです。
佐藤メバル
大きく違う。枠組みから入るなら寺崎しのぶ『子育てがつらいと思うあなたへ』。マインドフルネスとヨガの指導者で、指導した子どもはのべ4000人以上、288ページにワークを収めている。黒川伊保子『子育てのトリセツ』は脳科学の立場から「失敗を怒らない」といった実践を裏づける新書だ。月猫『子育てがつらい…。そんな時の乗り越え方』やずぼらーまめ子『HSPママの「しんどい子育て」をラクにする本』は当事者の記録。同じ「大丈夫」でも根拠の質は違う。
子どもの年齢別に選ぶ
橘ナナミ
うちの姉がイヤイヤ期で参っていて……年齢でも変わりますよね。
佐藤メバル
乳幼児期なら、やまがたてるえ『産後、つらくなったら読む本』。134ページで「手を抜く」「人に頼る」が苦手な人に向く。3〜6歳のイヤイヤ期なら、つかさ『なぜ「子育てがしんどい…」と感じてしまうのか?』が「何度言っても聞いてくれない」「気づけば怒鳴ってしまった」を丁寧にほどく。小学生なら同じ著者の『小学生の子育てが「しんどい」「疲れた」と感じるお母さんの悩みや負担を軽減するコツ!』、思春期から子離れまでは黒川伊保子の一冊が妊娠期から見渡せるよ。
目的別に選ぶ
橘ナナミ
共感がほしいのか、解決策がほしいのかでも違いますよね。
佐藤メバル
共感なら原田莉緒『子育て「疲れた」と感じたときに読む本』。保育士でも「子どもと離れたい」と思ったことがあると書いている。具体策なら南未怜『しんどい子育てが楽になる5つの習慣』や、ぷにこ『子育てのルールを作るコツ』で家族オリジナルのルールを決めてしまう。過去と向き合うなら文月あさひ『子育てをつらいままにしないで』、松尾直子『私、母親向いていない』それでも子育てを諦めたくない。社会の仕組みとして見たいなら石田光規『「ふつう」の子育てがしんどい』だ。
属性別に選ぶ
橘ナナミ
パパや共働きの人は、どこから入ればいいんでしょう。
佐藤メバル
ゆき先生『子育てがしんどいと思った時に読む本』は、しんどさの多くは頑張りすぎが原因で「60〜80%でいい」と捉え直す本。ママさんパパさんに向けて書かれている。共働きならゆうママ『「子育て疲れた...」からの脱出ガイド』——仕事・家事・育児のトリプルパンチを綴ったエッセイだ。核家族で「弧育て」になりがちな人には、みく『子育てをつらいと思ったときに読む本』が寄り添ってくれる。
子育てが辛いときに読む本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
子育てが辛いときに読む本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい

子育てをつらいと思ったときに読む本: 子育てがつらいのはあなただけじゃない (ヒカリノ文庫)
みく 著
核家族化で「子育て」が「弧育て」になってしまった現代。本書は子育てを真っ暗闇の長いトンネルとたとえ、先が見えない不安や自分をダメだと責める気持ちにそっと寄り添います。100点満点のお母さんだと繰り返し伝え、ゆっくり息をする方法を示す構成が特徴。ノウハウ本ではなく、まず心を休めることを優先する一冊です。
こんな人におすすめ
誰にも相談できず、自分だけがうまくいかないと感じているお母さん。夜にひとりで検索してしまうような場面。ノウハウより先に心を落ち着けたいとき。自分の頑張りを認めてほしい人に向きます。
良い点
- 「弧育て」という視点が刺さる
- 責めない語り口が徹底
- 呼吸を整える具体策がある
気になる点
- 具体ノウハウは少なめ
- 既存の体験談に近い構成
- やさしさ重視で物足りない人も
出版社
詳細情報なし
発売日
2024年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「子育て 辛い 本」で調べると本当にたくさん出てきますよね。この本はタイトルからして、まず気持ちを受け止めてくれそうだなと思いました。
佐藤メバル
そうだね。この本の核は「子育て」が「弧育て」になっている、という指摘です。核家族が増えて、頼れる人がすぐそばにいない。
その孤独がつらさの正体だと丁寧に言語化してくれる。あなたは100点満点のお母さんだと繰り返し伝えて、ゆっくり息をする方法へ導いてくれます。
橘ナナミ
「弧」という字、一人ぼっちの「孤」ではなくて、点がない「弧」なんですね。なんか、はっとしました。
佐藤メバル
いいところに気づいたね。点がない、つまりつながりが切れかけている状態。そこに点を打ち直すのがこの本の役割です。
ノウハウを詰め込むより、まず心を休めることを優先している。だから読後は少し息ができる感覚が残ります。

子育てがしんどいと思った時に読む本: 子育てを楽しむためにやるべきこと (くまの出版)
ゆき先生 著
なぜ「しんどい」のかを、独身生活から結婚・妊娠・出産という変化の過程を含めて解析する一冊。原因の多くは頑張りすぎだと指摘し、60〜80%でいいと思えるようになると楽になると説きます。事例と対処法がセットで示され、初めての子育て前の人にも向く点が、体験談中心の本との違いです。
こんな人におすすめ
これから初めての子育てを迎える人、妊娠中で不安な人。すでに子育て中で、しんどさの原因を知りたい人。頑張りすぎを自覚して、力を抜くきっかけがほしいときに。
良い点
- 変化の過程を丁寧に解析
- 対処法が具体的で実用的
- 出産前から読める構成
気になる点
- 体験談ベースで主観的
- 目新しさはやや少ない
- 環境差で響かない例もある
出版社
詳細情報なし
発売日
2023年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「しんどい」って、漠然としているようで、でも原因があるんでしょうか。この本はそこを解析してくれるんですよね。
佐藤メバル
そう、そこがポイント。独身から結婚、妊娠、出産と、生活が段階的に変わるたびに何が起きるかを追いかけています。
原因の多くは「頑張りすぎ」。60〜80%でいいと思えるようになると楽になる、というのが著者の結論です。
橘ナナミ
60%って、最初は「そんなの手抜きでは」と感じそうで。でも、しんどい人の多くが100%を目指しているんですね。
佐藤メバル
そうだね。この本の良さは、事例と対処法がセットになっていること。しかも出産前の人にも読める構成だから、始まる前に心の準備ができる。
体験談だけの本より、原因と対策の橋渡しがはっきりしています。

子育てはしんどい だからラクをしよう: 頑張りすぎない育児 (ヒカリノ文庫)
ねこまま 著
年子を育ててきた著者が、しんどいと感じたシーンごとに経験談と「ラクするポイント」を並べた一冊。睡眠、体力不足、食事、病院、買い物、公園といった具体的な場面が並び、今日から真似できる実用性が持ち味です。応援の言葉と実践テクが同居する点が、読み物寄りの本と違います。
こんな人におすすめ
小さな子を育て中の、とにかく今すぐラクになりたいお母さん。睡眠不足で頭が回らない時期。買い物や公園など日常の外出が負担な人。育児書を読む余裕がない人に向きます。
良い点
- 場面が細かく具体的
- すぐ真似できるヒント
- 読む負担が軽い
気になる点
- 内容はやや浅め
- 年子前提の例が多い
- 体系的な解説は少ない
出版社
詳細情報なし
発売日
2024年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
睡眠、食事、病院、買い物、公園——って、本当に細かいですよね。こういう「日常のここがしんどい」って、育児書では飛ばされがちな気がします。
佐藤メバル
まさにそこがこの本の強み。年子の子育てをしてきた著者が、しんどかった場面を一つずつ拾って、ラクするポイントを添えています。
応援の言葉だけじゃなく、次の買い物で使える知恵が入っている。
橘ナナミ
お母さんたちって、まとまった本を読む時間もないですもんね。短くても使えるものが欲しい。
佐藤メバル
そう。だから読む負担が軽いのがいい。ただ、あくまで体験ベースだから、年子でない家庭にはそのまま当てはまらない例もある。
そこは割り切って、自分に合うものだけ拾えば十分です。

子育てがつらい…。そんな時の乗り越え方: 育児ノイローゼを経験した母の体験談 (エナガ出版)
月猫 著
年子ワンオペ育児で、気づかないうちに育児ノイローゼになっていた著者が、どう乗り越えたかを綴る体験の書。毎日「もう無理だ」と自己嫌悪し、「助けて」と言うほどでもないと追い込まれる心情が克明に描かれます。同じように悩む人がいると気づける点が、方法論中心の本と違う救いです。
こんな人におすすめ
頑張っているのに自分を責めてしまうお母さん。誰かに「助けて」と言えない立場の人。夜な夜な検索してしまう人。ひとりで抱えている人が、そっと手に取るのに向きます。
良い点
- 心情の描写がリアル
- 自分だけじゃないと感じられる
- 乗り越え方が具体的
気になる点
- 体験談中心で一般化しにくい
- 陰鬱な章もある
- 万能な解決策は限定的
出版社
詳細情報なし
発売日
2024年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「助けて欲しいけど、誰かに助けてと言うほどでもない」——この一文がすごく刺さりました。そういう人のほうが多いんじゃないかって。
佐藤メバル
深いところを見ているね。著者は年子のワンオペ育児で、気づかないうちに育児ノイローゼになっていた。その過程と、どう乗り越えたかが詰まっています。
悩んでいるのは私だけじゃないと思えることが、この本の一番の効き目です。
橘ナナミ
相談窓口に行くほどではない、でもつらい。その中間の人が置き去りにされている感じ、します。
佐藤メバル
そうなんだよね。この本はその中間に届くように書かれている。手順書というより、一緒に歩いてくれる人の記録です。
ただ、体験が中心だから、すべての家庭に当てはまるわけではない。それでも読むとホッとする一冊です。

ワンオペ育児の日々がしんどいあなたへの本: 一人で抱え込んだときの処方箋 心ラクシリーズ
心康太郎 著
ワンオペ育児で静かに心を削られていく人に向け、心の処方箋を並べた一冊。あなたのしんどさは甘えじゃないと繰り返し伝え、心が折れそうな瞬間の救い方、自分を責める癖との向き合い方、頼るのが苦手な人のための小さな練習まで扱います。正解を押し付けない姿勢が、育児書との違いです。
こんな人におすすめ
家事も育児もひとりで背負い、涙も見せられない人。ひとりになりたい自分を責めてしまう人。人に頼るのが苦手で、小さく始めたい人。夜にひとりで気持ちを整えたい場面に向きます。
良い点
- 言葉があたたかい
- 頼る練習が具体的
- 責めない姿勢が徹底
気になる点
- やや長めの構成
- 重複表現が多め
- 即効の解決策は少ない
出版社
詳細情報なし
発売日
2025年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「ひとりで泣けないあなた」って表現に、ぎゅっとなりました。泣けるならまだいい、泣く余裕もないっていう状態ですよね。
佐藤メバル
そう、そこを掴んでいる本です。ごはん、片付け、洗濯、寝かしつけ——目を閉じても明日の予定が回り続ける。
その状態をあなたのしんどさは甘えじゃないとまっすぐ認めてくれます。
橘ナナミ
心が折れそうな瞬間の救い方から、頼るのが苦手な人向けの練習まで。優しいだけじゃなくて、具体的なんですね。
佐藤メバル
そう。育児書のような正解は出さない代わりに、あなたの気持ちをまるごと受け止める言葉を置いている。ただ、繰り返しが多くて長めなので、しんどいときは拾い読みでいいと思います。

子育てがつらいと思うあなたへ――こころとヨガとマインドフルネスのお話
寺崎しのぶ 著|clover出版
のべ4000人以上の子どもを指導してきたマインドフルネスの専門家が、悩めるママに向けて書いた一冊。ヨガとマインドフルネスのプログラム付きで、ちいさなあなた自身(インナーチャイルド)を丸ごと愛することが始まりだと説きます。罪悪感を手放すワークが中心で、読んで終わらない点が特徴です。
こんな人におすすめ
子どもを好きになれない自分に罪悪感を抱える人。毎晩寝顔を見ては落ち込む人。体を動かしながら心を整えたい人。ワークを実際に試してみたい人に向きます。
良い点
- ワークが具体的で豊富
- ヨガと心を結ぶ視点
- 専門家の経験に基づく説得力
気になる点
- 実践しないと効果は薄い
- 宗教的と感じる人もいる
- 即効性は低め
出版社
clover出版
発売日
2022年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
ヨガとマインドフルネスで子育てのつらさに向き合うって、ちょっと意外でした。体から変えていくアプローチなんですね。
佐藤メバル
そう。著者はのべ4000人以上の子どもを指導してきた専門家で、心と体はつながっているという立場なんです。
ちいさなあなた自身(インナーチャイルド)を探して、丸ごと愛してあげる。そこから始めよう、と。
橘ナナミ
インナーチャイルドってよく聞きますけど、育児とどうつながるんでしょう。
佐藤メバル
「今ここ」にいる子どもと過ごす幸せに気づくには、過去の傷を抱えたままの自分をまず癒やす必要がある、という考え方です。
目次も「100点満点になれない理由」から始まってワークが続く。手を動かさないと効果は薄いので、実践する覚悟がある人向けですね。

「私、子育て向いてないかも」がラクになる本
Joe 著|日本実業出版社
¥1,540(税込)
「読み聞かせなきゃ」「時間をつくらなきゃ」と思いながら家事に追われ、寝かしつけのときに罪悪感を抱えるお母さんに向けた一冊。たった3秒のコミュニケーションで子どもの心は満たせる、という視点が核です。膨大な時間を求める育児論と違い、忙しさを前提に組み立てられているのが特徴です。
こんな人におすすめ
仕事や家事で子どもと向き合う時間が取れないと悩む人。完璧な育児に疲れた人。短い関わりから始めたい人。寝かしつけの罪悪感を軽くしたい場面に向きます。
良い点
- ハードルが低い
- すぐ実践できる
- 罪悪感を減らせる
気になる点
- 物足りないと感じる人も
- 深い理論は少なめ
- 全体にコンパクト
出版社
日本実業出版社
発売日
2021年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「読み聞かせしなきゃ」って、しなきゃ、がどんどん増えていくんですよね。で、できなくて罪悪感。この本はそこを軽くしてくれるんでしょうか。
佐藤メバル
そう。たった3秒のコミュニケーションで子どもの心は満たせる、というのがこの本の核です。ちょっとした行動を変えるだけで、勝手に伸びる「心が豊かな子」が育つ、と。忙しさを前提にしているのがいいところ。
橘ナナミ
3秒って、思わず「え、それだけ?」って言いたくなります。でも、時間の長さじゃないんですよね。
佐藤メバル
そうなんだ。長時間より、毎日の短いやり取りの積み重ね。家事の合間にできる具体策が並んでいます。ただ、コンパクトなので、もっと理論から知りたい人には物足りないかも。まず気持ちを軽くしたい人に向きます。

子育ての不安と孤独をほぐす心理学: がんばり過ぎる親の心を休ませる (「シリーズ 子育てのうしろだて」)
柳川由美子 著|実務教育出版
¥1,650(税込)
1万人以上の相談に乗ってきた不安専門カウンセラーが、心と身体の両面からアプローチする一冊。子育ての怒りやイライラを鎮めることを目的に、心理学の視点で不安と孤独をほぐします。「シリーズ 子育てのうしろだて」として、寄り添いを軸に構成されている点が特徴です。
こんな人におすすめ
イライラが止まらない自分に悩む人。孤独感を抱える人。心と体の両方から整えたい人。カウンセリング的な視点を求める人。怒りが自分でも持て余せないときに。
良い点
- 相談実績に基づく具体性
- 怒りへの対処が中心
- 読みやすい構成
気になる点
- 事例の詳細は控えめ
- 実践の負荷はやや高め
- 経験者には物足りない
出版社
実務教育出版
発売日
2026年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
1万人以上の相談に乗ってきた方の本なんですね。不安の専門家、という肩書きも珍しい気がします。
佐藤メバル
そう、不安に特化したカウンセラーです。この本は、子育ての怒りやイライラを鎮めることに焦点を当てて、心と身体の両側からアプローチしています。不安と孤独をほぐすのが柱です。
橘ナナミ
怒りって、二次的な感情って言いますよね。奥に不安や孤独があると。だから不安の専門家が書く意味があるんですね。
佐藤メバル
よく知っているね。まさにその構造を扱っている本です。シリーズで「うしろだて」と名乗っているのも、寄り添いが軸だから。
ただ、実践は少し手間がかかるので、読むだけより試しながら進めたい人に向きます。

「私、母親向いていない」それでも子育てを諦めたくない。
松尾直子 著|セルバ出版
¥1,870(税込)
ママの心を土台から整える実践プログラムを全公開した一冊。ありのままの子どもを受け入れるには、まず自分から——という順序を丁寧に説き、もっと早く気づいていればと後悔する人を減らしたいという願いで書かれています。内面の整え方を体系的に扱う点が、エッセイ本と異なります。
こんな人におすすめ
自分を後回しにしてきたお母さん。子どもを受け入れられない自分に悩む人。心の土台から作り直したい人。じっくり体系的に学びたい人が、腰を据えて読む場面に向きます。
良い点
- 実践プログラムが体系的
- 順序立てて明快
- 著者の願いがまっすぐ伝わる
気になる点
- 内容が濃く時間が要る
- 実行の負荷が高め
- 即効性は低い
出版社
セルバ出版
発売日
2024年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「もっと早くに気づいていれば」と後悔する人を減らしたい、という言葉が重いです。この本、方法論なんですね。
佐藤メバル
そう、エッセイではなく実践プログラムです。ありのままの子どもを受け入れるには、まず自分から。ママの心を土台から整えるという順序を、丁寧に組み立てています。
橘ナナミ
「母親向いていない」と「それでも諦めたくない」が両立しているタイトル、絶妙ですよね。開き直りでも、根性論でもない。
佐藤メバル
その絶妙さが内容にも出ています。ただ、プログラムとして濃いので、少しずつ進める覚悟がいる。すぐ楽になりたい人より、じっくり自分の土台を作りたい人に向く一冊です。

子育てのトリセツ 母であることに、ときどき疲れるあなたへ (ポプラ新書 271)
黒川伊保子 著|ポプラ社
¥990(税込)
人工知能や脳科学の専門家が、妊娠から子離れまでのあらゆる段階の母親に向けて書いた一冊。失敗を怒らない、対等に付き合うなど、自ら実践した子育てを脳科学的な裏づけで説明します。2017年刊行の「母脳」を大幅に加筆修正したもので、一般的な育児の常識をくつがえす点が特徴です。
こんな人におすすめ
育児の常識に息苦しさを感じる人。妊娠中から子離れまで見通したい人。脳科学の根拠を知りたい人。長く手元に置いて参照したい人が向きます。
良い点
- 脳科学の裏づけがある
- 全段階をカバー
- 著者実体験と理論の両輪
気になる点
- 断定が強めに感じる人も
- 新書で分量は限られる
- 実践は本人次第
出版社
ポプラ社
発売日
2025年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
人工知能や脳科学の専門家が子育て本を書くって、珍しいですよね。「トリセツ」という言葉も。
佐藤メバル
それが面白いところで、失敗を怒らない、対等に付き合うといった著者自身の実践を、脳科学の裏づけで説明してくれる。
妊娠から子離れまでを一冊で見渡せるのが強みです。
橘ナナミ
2017年の「母脳」を加筆修正したものなんですね。それだけ読み継がれてきたということか。
佐藤メバル
そう。これまでの育児の常識をくつがえす視点が随所にあって、読むと「そうだったのか」と肩の力が抜けます。
ただ、断定が強く感じる人もいるので、全部を鵜呑みにせず、自分の家庭に合うところを拾うのがいいですよ。

子育てに疲れたときに読む本: 親のためのコーチング
菅原裕子 著|学研プラス
親自身の自立を後押しし、親の成長を支えるコーチングの考え方を紹介する一冊。「良い子に育てたい」という思いが、かえって親を苦しくさせるという問題意識が根底にあります。親の自立という視点から子育てを見直す点が、子ども中心の育児書と異なります。
こんな人におすすめ
子どもに手をかけすぎていると感じる人。自分を見失いがちな親。親自身の成長を考えたい人。コーチングに関心があり、理論から入りたい人に向きます。
良い点
- 親視点の切り口が新しい
- コーチング入門として読める
- 短く読みやすい
気になる点
- 翻訳調で読みにくい箇所
- 具体例は少なめ
- 古さを感じる部分も
出版社
学研プラス
発売日
2011年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
冒頭が英語で書かれているんですね。これは原著があるんでしょうか。
佐藤メバル
そこは翻訳の名残で、読むときに少し引っかかるかもしれません。ただ内容は、親自身の自立を後押しするコーチングの考え方。
良い子に育てたいという思いが、かえって親を苦しくする、という指摘が根底にあります。
橘ナナミ
子ども中心じゃなくて、親の成長を支える。その視点、他の本にはあまりない気がします。
佐藤メバル
そう、そこがこの本の立ち位置です。コーチングの入門としても読める。ただ、具体例は少なめなので、理論からしっくり来る人に向きますね。

「子育て疲れた...」からの脱出ガイド: 育児の「しんどい」が「楽しい」に変わる!ゆうママのヒント集
ゆうママ 著
仕事・家事・育児のトリプルパンチにさらされるワーママに向け、同じ立場の著者が自身の経験を綴ったエッセイ。時に笑えて、時に泣けるエピソードを通して、私だけじゃないと感じられる構成です。悩みの解消から夫婦関係、仕事との両立まで触れる幅広さが、実用書との違いです。
こんな人におすすめ
仕事と育児を両立するワーママ。家事分担でモヤモヤする人。共感してほしいときに。笑いながら気を楽にしたい人が、寝る前や移動中に開くのに向きます。
良い点
- 共感度が高い
- 読み口が軽い
- ワーママ目線が徹底
気になる点
- 解決策は少なめ
- 体験談中心の構成
- 専業家庭には響きにくい
出版社
詳細情報なし
発売日
2024年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「仕事、家事、育児のトリプルパンチ」って表現、ワーママのリアルが一言で出ていますね。
佐藤メバル
そう。同じように奮闘してきた著者が、時に笑えて時に泣けるエピソードを重ねていく。共感すること間違いなし、という触れ込みどおりの内容です。
夫婦関係や仕事との両立まで触れています。
橘ナナミ
解決策を求めるより、まず「私だけじゃない」が欲しい夜ってありますよね。
佐藤メバル
そういうときに効く本です。ただ、体験談が中心だから、具体的な方法論は多くない。専業で家にいる人には、少し響きにくい部分もあるかもしれません。笑って気を楽にしたい人向きですね。

子育てに疲れ果てたときに読む本: 心が軽くなる「完璧じゃなくて大丈夫」の処方箋 サクッと読めるシリーズ (オヤセン出版)
AIで検証してみた部 著
SNSにあふれる完璧な親と自分を比べて自己嫌悪に沈む人へ向け、あなたは弱いのではなく、頑張りすぎてきただけだと伝える一冊。心理的なメカニズムをやさしく解説し、完璧じゃなくても大丈夫というマインドセットを提案します。サクッと読める構成が、じっくり系の本との違いです。
こんな人におすすめ
完璧主義で自分を追い込む人。SNSを見て落ち込む人。短時間で気持ちを切り替えたい人。寝る前に数ページだけ読みたい場面に向く一冊です。
良い点
- 短時間で読める
- 完璧主義の分解が明快
- 心理の説明がやさしい
気になる点
- 深掘りは少なめ
- 内容がやや表面的
- 既視感のある話も
出版社
詳細情報なし
発売日
2025年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
著者が「AIで検証してみた部」って、ちょっと変わった名前ですよね。どういう本なんだろう。
佐藤メバル
名前のとおり、AIを使って検証しながらまとめた編集の本です。あなたは弱いのではなく、頑張りすぎてきただけ——そのメッセージが軸。
完璧主義を手放すヒントを、心理の仕組みとセットで紹介しています。
橘ナナミ
SNSの完璧な親と比べて落ち込む、って今すごくわかる気がします。私も研究で周りと比べてへこみますから。
佐藤メバル
その感覚、多くの読者も同じです。サクッと読めるシリーズなので、寝る前に数ページ、という使い方が合う。
ただ内容は浅めなので、もっと深く知りたい人には物足りないかもしれません。

子育て「疲れた」と感じたときに読む本: 3つの心掛けで毎日をHAPPYに
原田莉緒 著
現役保育士の著者が、子どもと離れたいと思ったこともあると明かす一冊。子育てはアドバイスよりも「共感」だと唱え、専門職でも必死なのだと語る点が特徴です。隣の芝生は青く見えるという読者の感覚に寄り添い、気持ちを吐き出すことを促します。
こんな人におすすめ
みんなうまくやっているように見えると感じる人。子どもと離れたい自分を責める人。共感を求めているとき。保育の現場の声も知りたい人に向きます。
良い点
- 保育士目線が新鮮
- 共感重視で気が楽
- 短く読みやすい
気になる点
- 解決策はほぼない
- エッセイ色が強い
- 物足りない人もいる
出版社
詳細情報なし
発売日
2022年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
保育士さんでも「子どもと離れたい」と思うことがある、という告白から始まるんですね。これ、けっこう救われる人が多いんじゃないかな。
佐藤メバル
そうでしょうね。子育てはアドバイスよりも「共感」——これがこの本の一貫した姿勢です。プロでも必死なんだと知ると、肩の力が抜ける。
ママも一人の人間だ、という当たり前のことをまっすぐ伝えています。
橘ナナミ
私も研究で「周りはできているのに」と思うことがあって。隣の芝生は青い、って本当にそうですよね。
佐藤メバル
その感覚、まさにこの本が扱っているもの。ただ、解決策を求める人には物足りないかもしれない。とにかく自分だけじゃない、を欲しいときに開く一冊です。

「ふつう」の子育てがしんどい
石田光規 著|晃洋書房
現代の子育てが社会から孤立しがちな実態を、社会学の視点で明らかにする一冊。自力で頑張ることが「ふつう」とされる子育てを、過酷なサバイバルゲームだと位置づけ、ひとりで苦労を抱え込まない仕組みを考えます。個人の工夫でなく社会構造に目を向ける点が、体験談本と大きく異なります。
こんな人におすすめ
なぜこんなにしんどいのか構造から知りたい人。孤立を感じている人。社会の側の仕組みを考えたい人。学術的な視点を求める人が、腰を据えて読む場面に向きます。
良い点
- 社会学的視点が新しい
- 構造から考えられる
- 問題提起が鋭い
気になる点
- 端末によっては読みにくい仕様
- 実用の解決策は少ない
- 学術的で硬め
出版社
晃洋書房
発売日
2023年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これまでの本は体験談や実践が中心でしたけど、この本は社会学の立場から書かれているんですね。がらっと毛色が違う。
佐藤メバル
そう。現代の子育てが社会から孤立しがちな実態を明らかにして、自力で頑張ることが「ふつう」とされる子育てを過酷なサバイバルゲームだと位置づけています。
個人の努力ではなく、仕組みを問う一冊です。
橘ナナミ
自分を責めるより、環境のせいだと考えたほうが楽になれること、ありますよね。構造がわかると救われる。
佐藤メバル
まさにその効き目がある。ただ、タブレットなどで読むと文字拡大や引用がしにくい仕様なので、そこは注意。
実用的なハウツーを求める人より、なぜ苦しいのかを考えたい人に向きます。

しんどい子育てが楽になる5つの習慣: 育てるから一緒に成長する!! (Sugi Books)
南未怜 著
完璧な育児をしないといけないという思い込みが心身を疲れさせると指摘し、育てる側から一緒に成長する側へ、という転換を提案する一冊。子どもの良いところ探しや、自分一人の時間を5分だけ確保するなど、すぐできる方法が並びます。行動を一つ変えることで改善を狙う点が特徴です。
こんな人におすすめ
完璧主義で疲れている人。子どもとの関係を見直したい人。小さな一歩から始めたい人。習慣を変えたい人が、気軽に取り組む入り口として向きます。
良い点
- 5つの習慣で整理
- すぐできる内容
- 前向きになれる
気になる点
- 目新しさは少ない
- 深掘りは浅め
- 実行しないと意味が薄い
出版社
詳細情報なし
発売日
2025年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「育てるから一緒に成長する」という副題がいいですね。上から目線じゃない感じがします。
佐藤メバル
そう、そこがこの本の核です。完璧な育児をしないといけない、という思い込みが身体も心も疲れさせると指摘して、子どもの良いところ探しや5分の一人時間など、すぐできる習慣を5つに整理しています。
橘ナナミ
5分だけ確保する、ってハードルが低くていいです。1時間ください、だと無理でも、5分なら。
佐藤メバル
その現実的なところがいいんだよね。行動を一つ変えるだけで改善する、という立場です。ただ、内容はシンプルなので、もっと深く知りたい人には物足りない。まず動き出したい人向きです。

子育てのルールを作るコツ~「しんどい」「つらい」「イライラ」子育てに終止符~: 楽しい子育てで自己肯定感をグングン高めよう!失敗しないエッセイ本
ぷにこ 著
しんどい、つらい、イライラを減らすために、無理をしない家庭オリジナルの子育てルールを作る方法を紹介するエッセイ。楽しいこともあれば泣くこともある子育てを前提に、自分たちに合ったルールでストレスを減らし、自己肯定感を高める道筋を示します。一般論を押し付けない点が特徴です。
こんな人におすすめ
家庭ごとに方針を決めたいパパ・ママ。イライラを減らしたい人。エッセイを軽く読みたい人。家族のルール作りに悩む人が、夫婦で話し合うきっかけとしても向きます。
良い点
- 家庭に合わせて作れる
- 読みやすいエッセイ
- パパも対象に含む
気になる点
- 具体例は限られる
- 読者次第な面が大きい
- 目新しさは少なめ
出版社
詳細情報なし
発売日
2024年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
子育てに「ルール」って、ちょっと硬い印象でした。でも「無理をしないルール」と聞くと、ぐっと身近になります。
佐藤メバル
そう。楽しいこともあれば泣いてしまうこともある、という前提に立って、家庭オリジナルの子育てルールを作ろう、というのがこの本の主旨です。
一般論を押し付けず、自分たちに合ったものを、と。
橘ナナミ
パパ・ママ両方が対象なのもいいですね。片方だけがルールを決めると、たぶんうまくいかないですもんね。
佐藤メバル
そのとおり。家族の時間を楽しみたい、という願いが土台にあります。ただ、どこまで行くかは読者次第なところもあるので、ヒントとして拾いながら、自分の家の形に落とし込むのがいいですよ。

子育てをつらいままにしないで: 子供を愛せる母になるためにすべきこと
文月あさひ 著
我が子なのに愛情が持てないと感じる人に向けた一冊。二人目の妊娠・出産で喜びを感じられず、重い産後鬱を経て、わずか9歳の子どもが「死にたい」と言い始めたという体験が綴られます。愛情が問題ではなく、苦しさを抱えたまま育てることが問題だと説く点が核心です。
こんな人におすすめ
子どもに愛情を持てないと悩む人。その感情から解放されたい人。産後の変化に戸惑う人。カウンセリングを考えている人に向きます。しんどさの渦中を抜けてから読むのがおすすめです。
良い点
- 問題の本質を突く
- 実体験に基づく説得力
- 行動を促す力がある
気になる点
- 内容が重い
- 読む覚悟がいる
- 明るい話は少ない
出版社
詳細情報なし
発売日
2023年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「わずか9歳で『死にたい』と言い始めた」——この一文だけで、覚悟がいる本だとわかりました。軽い気持ちでは開けないですね。
佐藤メバル
そう、重い内容です。でも、目を背けてはいけないテーマでもある。著者は、子どもが可愛いと思えないことが問題なのではなく、愛情を感じられないほどの苦しさを心に抱えていることが問題なんだ、とまっすぐ書いています。
橘ナナミ
「逃げる子育て」という言葉も出てきますね。逃げるって言い切ることで、責められる立場から距離を取っている気がします。
佐藤メバル
そこが誠実なところです。心理カウンセリングが有効だった、という実感も語られる。ただ、読む覚悟がいる本なので、今しんどさの真っただ中という人は、落ち着いてから手に取るのがいいかもしれません。

心理士母ちゃんでも育児は辛い
ハヤミユリ 著
心理士としての自分と母親としての自分、二人の視点で子どもの謎な行動を考える一冊。子どもの行動の理由を漫画で紹介し、水で遊ぶ理由や何でもいじる理由、1歳からのゆるいトイトレ、感触遊びなどを扱います。専門知識を笑いにくるんで届ける点が、他の育児本と異なります。
こんな人におすすめ
育児のしんどさを笑いに変えたい人。漫画で気軽に読みたい人。幼児の謎行動に悩む人。トイトレに悩む人が、肩の力を抜いて読みたい場面に向きます。
良い点
- 漫画で読みやすい
- 心理の視点が入る
- 笑いで気が楽になる
気になる点
- 深い解決策は少ない
- 体験の範囲が限定的
- 1歳前後が中心
出版社
詳細情報なし
発売日
2021年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「心理士の私」と「母親の私」って、同じ人が二人いるみたいで面白いですね。しかも心理士のほうが「マッチョ」って。
佐藤メバル
そこがこの本の持ち味。子どもの謎な行動の理由を、心理の視点と母親の実感の両方から考えて、漫画で紹介しています。
水で遊ぶ理由、何でもいじる理由、1歳からのゆるいトイトレなど、具体的です。
橘ナナミ
「生き延びる」という言葉が選ばれているのが、逆に救いというか。大げさじゃなくて、そういう日もあるって。
佐藤メバル
そう、深刻になりすぎず、笑いながら読める。ただ、対象は幼児期が中心で、深い解決策は多くない。気軽に気を晴らしたいときに向く一冊です。

産後、つらくなったら読む本: ママの心と体が楽になる安心産後ケア
やまがたてるえ 著|合同出版
¥1,496(税込)
産後のママに起こる気持ちの変化を、やさしく解説する一冊。手を抜く、人に頼ることが苦手で頑張りすぎる人へ向け、自分を責めすぎないでと伝えます。助産の視点から心と体がふんわり軽くなる方法を示し、七田厚氏の推薦も付く点が特徴です。
こんな人におすすめ
産後の気分の揺れに戸惑う人。赤ちゃんをかわいく思えない瞬間がある人。人に頼るのが苦手な人。自分のための時間を持ちたい人。産前後に手元に置くのに向きます。
良い点
- 産後に特化した内容
- 心と体の両面をケア
- やさしい語り口
気になる点
- 産後限定の内容
- 分量は控えめ
- 育児期全体には届かない
出版社
合同出版
発売日
2014年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「いのちを生み出したあなた。本当にがんばりましたね」——この書き出しだけで、泣けてきます。
佐藤メバル
そうでしょう。この本は産後に焦点を絞って、自分を責めすぎないでと伝えています。赤ちゃんがかわいく思えない瞬間があっても、それは気持ちの変化として起こること。
手を抜く、人に頼ることが苦手な人へ、と。
橘ナナミ
産後って、体も心も揺れるのに、周りはお祝いムード。そのギャップもつらいんですよね、きっと。
佐藤メバル
そこに寄り添う本です。七田厚氏の推薦も付いています。ただ、産後に特化しているので、その時期を過ぎた人には的が絞られすぎるかも。産前後に手元に置くのが一番効きますね。

HSPママの「しんどい子育て」をラクにする本
ずぼらーまめ子 著
HSS型HSPという気質の著者が、自らの子育ての葛藤からたどり着いたヒントをまとめた一冊。刺激を求める好奇心と、人一倍疲れやすい繊細さを併せ持つゆえの二重のしんどさを言語化し、怒らない自分より怒らなくていい環境を作る方法を説きます。気質に寄り添う視点が独自です。
こんな人におすすめ
音や泣き声に疲れてしまう人。HSPの気質に思い当たる人。外では明るくふるまい、助けてもらえないと感じる人。自分を取り戻したい人が向きます。
良い点
- 気質の言語化が刺さる
- 環境づくりに目を向ける
- 当事者目線で具体的
気になる点
- HSPでない人には響きにくい
- 用語がやや専門的
- 解決は環境次第
出版社
詳細情報なし
発売日
2025年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
HSS型HSPって、聞き慣れない言葉です。刺激を求めるのに繊細、って、矛盾しているようで。
佐藤メバル
そこが面白いところで、好奇心旺盛さと疲れやすさの両方を持つ気質なんです。だから二重のしんどさを抱えやすい。
外では明るいお母さんに見られて、助けてもらえない、という悩みも扱っています。
橘ナナミ
「怒らない自分」じゃなくて「怒らなくていい環境」をつくる、という言い方、すごくいいですね。私も自分の部屋の環境を整えると捗るので、わかる気がします。
佐藤メバル
自己改善より環境調整、という発想がこの本の真骨頂です。ただ、HSPの気質に思い当たる人向けなので、そうでない人には響きにくいかも。
繊細さで疲れている人には、強く刺さります。

子育てがしんどい。でも「最後まで聞く力」で親子関係が変わる: 子どもの本音からはじめる育児 心が軽くなる聞く力
畑中伸枝 著
3児の母でありフルタイムで働く薬剤師の著者が、アクティブリスニングを日々の子育てに取り入れて変化した体験を綴る一冊。徹底的に聞く姿勢を子育てに応用し、イライラが減り、子どもが自分から話すようになった実感を共有します。聞く力に絞った点が類書と異なります。
こんな人におすすめ
イライラして怒鳴ってしまう人。子どもが話してくれないと悩む人。聞く力を育てたい人。親子関係にやさしい変化を起こしたい人が、実践しながら読むのに向きます。
良い点
- 手法がひとつに絞られ明快
- 実践者の実感が豊富
- ワーママの共感も
気になる点
- シリーズ第1巻で入門的
- 効果は個人差がある
- 実践の継続が必要
出版社
詳細情報なし
発売日
2025年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
薬剤師で3児の母でフルタイム。そのうえで聞く力を軸にした本を書くなんて、すごいエネルギーです。
佐藤メバル
そこが説得力につながっています。赤羽雄二さんの徹底的に聞くという姿勢を、日々の子育てに応用したのがこの本。
アクティブリスニングひとつで、イライラが減り、子どもが自分から話すようになった、という変化が語られます。
橘ナナミ
「よかれと思って」の一言がやめられない、というのも刺さります。私もつい先回りして言ってしまうことがあります。
佐藤メバル
その気持ち、よくわかる。シリーズの第1巻として、聞く力の入り口を丁寧に紹介しています。ただ入門的なので、もっと深く学びたい人は続巻を待つか、他の本と組み合わせるといいですね。

育児に疲れたママたちへ。ママ、ちょっとひと休み ~心が軽くなる“50”の言葉~
RikaK 著
ワンオペ育児や子育てストレスで心が押しつぶされそうなママへ、ふっと気持ちが軽くなる50の言葉を集めた詩集。寝る前に読むだけで心が落ち着く構成で、育児がしんどい夜の支えを目指します。読み物や実用書ではなく、詩として寄り添う点が他の一冊と異なります。
こんな人におすすめ
寝る前に少し心を落ち着けたい人。言葉に癒やされたい人。まとまった本を読む余裕がない人。ワンオペで疲れている人が、枕元に置いて少しずつ読むのに向きます。
良い点
- 短くて読みやすい
- 寝る前にぴったり
- 癒やしに特化
気になる点
- 解決策は提示しない
- 実用性は低い
- 好みが分かれる詩形
出版社
詳細情報なし
発売日
2025年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
育児本ではなく詩集なんですね。50の言葉、という括り方もいいなあ。1ページずつ読める。
佐藤メバル
そう、そこが狙いでしょうね。ワンオペや育児ストレスで押しつぶされそうなとき、長い文章は読めない。ふっと気持ちが軽くなる言葉を、寝る前に少しずつ、という設計です。
橘ナナミ
「今日は無理せず、ちょっとひと休み」って、こういう言葉が一番効く時間帯ってありますもんね。布団の中とか。
佐藤メバル
まさにその時間のための一冊。解決策は求めていないから、実用書と並べるより、枕元に置いておくのが合います。
詩の好みは分かれるところなので、そういう形が心地よい人に。

なぜ「子育てがしんどい…」と感じてしまうのか?: 悪循環から抜け出し、心を楽に軽くする秘訣 (キノコ書房)
つかさ 著
子どもを愛しているのに「しんどい」と感じ、その自分に自己嫌悪する——という悪循環から抜け出すための一冊。何度言っても聞いてくれない、気づけば怒鳴ってしまったといったあるあるの瞬間を丁寧に振り返り、なぜしんどさを感じるのかを解きほぐします。原因の分解に重きを置く点が特徴です。
こんな人におすすめ
怒っては落ち込むを繰り返す人。なぜしんどいのか言葉にしたい人。完璧じゃなくていいと聞きたい人。短く読めるものを求める人に向きます。
良い点
- あるあるが具体的
- 悪循環の構造がわかる
- すぐ使えるコツがある
気になる点
- 内容はコンパクト
- 深掘りは控えめ
- 目新しさは少ない
出版社
詳細情報なし
発売日
2025年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「怒鳴ってしまった後に自己嫌悪して、また落ち込む」——まさに負のループですよね。これを抜けるには、まず構造を知るのが大事なんでしょうか。
佐藤メバル
そう、この本はそこを丁寧に解きほぐします。何度言っても聞いてくれない、ご飯を食べてくれない、気づけば怒鳴ってしまった——あるあるの瞬間を拾いながら、なぜしんどさを感じるのかを分解していく。
橘ナナミ
「子育てはマラソンだから焦らなくて大丈夫」という視点も、走っている最中だと見えなくなりがちです。
佐藤メバル
そう、その視点を思い出させてくれる。心の軽くし方や考え方のコツも入っていて、すぐ使えます。ただ、分量はコンパクトなので、深く掘り下げたい人には物足りないかも。まず灯りがほしい人向けですね。

小学生の子育てが「しんどい」「疲れた」と感じるお母さんの悩みや負担を軽減するコツ!: 親子関係を円満に!子どもに接する時の大事な注意点4つ (キノコ書房)
つかさ 著
幼稚園時代とは異なる小学生の子育てに焦点を当て、子どもに接する時の大事な注意点4つを軸に負担を軽減するコツを紹介する一冊。成長とともに任せようという気持ちが生む、良い面と悪い面の両方に触れます。幼児期の本が多い中、小学生期に踏み込む点が際立ちます。
こんな人におすすめ
小学生の子育てで戸惑うお母さん。幼稚園との違いに悩む人。負担を減らしたい人。親子関係を円満に保ちたい人が、経験談を参考にしながら読むのに向きます。
良い点
- 小学生期に特化
- 4つの注意点で整理
- 経験談が具体的
気になる点
- 対象が限定的
- 内容はコンパクト
- 幼児期の話は少ない
出版社
詳細情報なし
発売日
2024年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
子育て本って幼児期のものが多い気がするんですけど、これは小学生に絞っているんですね。そこが珍しい。
佐藤メバル
そう、幼稚園時代とはいろいろ変わってくる時期を扱っています。子どもが成長して、親も任せようという気持ちが出てくる。
それで良いことも悪いこともある、というのが小学生の子育ての実情だと。
橘ナナミ
「任せる」って、自立を促すようでいて、置いていく感じにもなりうる。さじ加減が難しいんでしょうね。
佐藤メバル
まさにその難しさが、子どもに接する時の大事な注意点4つとして整理されています。実践して効果のあったことや続けていることも紹介されていて、同じ悩みの人には助けになる。
ただ対象が限定的なので、幼児期の親には別の一冊がいいですね。
深刻度で選ぶ——育児ノイローゼや産後うつが心配なとき
橘ナナミ
「つらい」がずっと続いている人には、どの本を選べばいいんでしょう。
佐藤メバル
まず深刻度で分けよう。月猫『子育てがつらい…。そんな時の乗り越え方』は、年子ワンオペ育児のなかで気づかないうちに育児ノイローゼになっていた著者が、どう乗り越えたかを書いた本だ。「助けてと言うほどでもない」と自分を追い込む段階の人に向いている。産後の時期なら、やまがたてるえ『産後、つらくなったら読む本』。赤ちゃんがかわいく思えない瞬間があっても自分を責めすぎないで、というところから始まっている。
橘ナナミ
本を読んでも解決しないことって、ありますよね……。
佐藤メバル
そこは編集として明言しておきたい。本は安全網の入口であって、出口ではない。読んでいて気持ちが沈む一方なら、お住まいの自治体の保健センターや子育て世代包括支援センター、産後ケアの窓口に連絡してほしい。具体的な連絡先は自治体ごとに違うから、本の奥付や自治体のサイトで確かめてね。本と相談先をセットで示すのが、この記事の役割だと思っているよ。
形式・価格・読了目安で選ぶ——読むハードルを下げる工夫
橘ナナミ
値段やページ数も、選ぶときの判断材料になりますか。
佐藤メバル
なる。黒川伊保子『子育てのトリセツ』は255ページの新書で990円、やまがたてるえ『産後、つらくなったら読む本』は134ページで1496円、Joe『「私、子育て向いてないかも」がラクになる本』は232ページで1540円、柳川由美子『子育ての不安と孤独をほぐす心理学』は208ページで1650円、松尾直子『私、母親向いていない』は208ページで1870円、菅原裕子『子育てに疲れたときに読む本』は191ページ。価格や頁数は版によって動くので、購入前に最新の表示を確認してね。
橘ナナミ
読了の目安も知りたいです。
佐藤メバル
活字が1分に500字くらいなら200ページ前後で2〜3時間。ただ育児中にまとまった2時間は取れないから、1日5分×数週間でいいと考える。だから123ページの詩集や漫画は強い。図書館で借りる、電子の試し読みで相性を確かめる、要約で当たりをつけてから本文に入る——この順番でもいいんだよ。
読むと余計つらくなる本の見分け方と、段階ガイド
橘ナナミ
逆に、読むと悪化する本ってありますか。
佐藤メバル
ある。見分け方は3つ。ひとつは「こうすべき」が主語になっている本。次に、発達や成果を数値で競わせる本。最後に、著者の体験談が「私にもできたのだから」という圧に変わっている本だ。さっき挙げた本が安全なのは、みく『子育てをつらいと思ったときに読む本』が「100点満点のお母さんです」と書いているように、あなたの側に立つ言葉が先に来るからなんだ。
橘ナナミ
段階をつけるなら、どう読めばいいですか。
佐藤メバル
最初の1冊は、今の感情にいちばん近いもの。疲労ならねこまま、孤独なら心康太郎『ワンオペ育児の日々がしんどいあなたへの本』、罪悪感ならJoe、産後ならやまがたてるえ。少し楽になったら2冊目に、つかさ『なぜ「子育てがしんどい…」と感じてしまうのか?』のような仕組みを説明してくれる本。3冊目に黒川伊保子や石田光規『「ふつう」の子育てがしんどい』のように視点を変える本。共感で体力を戻してから具体策に入る、この順番がいい。
よくある質問
子育てが辛いとき、まず読むべき1冊は?
橘ナナミ
子育てが辛いとき、まず読むべき1冊はについて教えてください。
佐藤メバル
まずは「読む体力」で決めてください。活字が重いなら、みく『子育てをつらいと思ったときに読む本』のように、100点満点のお母さんですと語りかけてくれる短い一冊から。読む気力がないときに分厚い育児書を開くのが、いちばんつらいので、ページ数の少ない本を入口にするのがおすすめです。
読書の時間がない人はどう読めばいい?
橘ナナミ
読書の時間がない人はどう読めばいいについて教えてください。
佐藤メバル
通して読まなくて構いません。RikaK『育児に疲れたママたちへ。ママ、ちょっとひと休み』は123ページの詩集で、寝る前に一篇だけ開けます。音声で聞く、図書館で借りる、要約で当たりをつけてから本文に入る、という順番でも大丈夫です。
漫画やイラスト中心で読みやすい育児本はある?
橘ナナミ
漫画やイラスト中心で読みやすい育児本はあるについて教えてください。
佐藤メバル
ハヤミユリ『心理士母ちゃんでも育児は辛い』は、心理士としての視点と母としての自分を行き来しながら、子どもの謎な行動やトイトレ、感触遊びを漫画で描いています。活字の量が負担になっている時期の入口に向いています。
育児書を読むと余計つらくなることはある?
橘ナナミ
育児書を読むと余計つらくなることはあるについて教えてください。
佐藤メバル
あります。「こうすべき」が主語の本、発達や成果を数値で競わせる本、著者の体験談が「私にもできたのだから」という圧に変わる本は、今の状態では毒になりえます。読んで沈むなら一度閉じて、あなたの側に立つ言葉から始まる本に切り替えてください。
パパや共働きでも読みやすい本は?
橘ナナミ
パパや共働きでも読みやすい本はについて教えてください。
佐藤メバル
ゆき先生『子育てがしんどいと思った時に読む本』は、しんどさの多くは頑張りすぎが原因だとし、「60〜80%でいい」と捉え直す内容で、ママさんパパさんに向けて書かれています。共働きなら、仕事・家事・育児のトリプルパンチを綴ったゆうママ『「子育て疲れた...」からの脱出ガイド』が読みやすいです。
産後うつ・育児ノイローゼが心配なときの本と相談先は?
橘ナナミ
産後うつ・育児ノイローゼが心配なときの本と相談先はについて教えてください。
佐藤メバル
やまがたてるえ『産後、つらくなったら読む本』や、育児ノイローゼを経験した月猫『子育てがつらい…。そんな時の乗り越え方』が寄り添います。ただし本は安全網の入口です。気持ちが沈み続けるなら、お住まいの自治体の保健センターや子育て世代包括支援センター、産後ケアの窓口など、地域の相談先も合わせて確認してください。
イヤイヤ期・反抗期に効く本はどれ?
橘ナナミ
イヤイヤ期・反抗期に効く本はどれについて教えてください。
佐藤メバル
3〜6歳のイヤイヤ期なら、つかさ『なぜ「子育てがしんどい…」と感じてしまうのか?』が「何度言っても聞いてくれない」「気づけば怒鳴ってしまった」という場面を丁寧にほどきます。思春期や反抗期から子離れまでは、黒川伊保子『子育てのトリセツ』が妊娠期から先までを見渡せます。
育児書は無料やお得に読む方法はある?
橘ナナミ
育児書は無料やお得に読む方法はあるについて教えてください。
佐藤メバル
図書館で借りる、電子書籍の試し読みで相性を確かめる、要約で当たりをつけてから本文を買う、という順番が現実的です。価格は黒川伊保子の新書で990円、やまがたてるえの本で1496円、Joeの本で1540円などと幅があるので、まず試し読みで自分に合うかを確かめてから選ぶと失敗が减ります。
まとめ
橘ナナミ
今日のお話、けっこう胸に来ました。育児書って「頑張れ」の道具だと思っていたので。
佐藤メバル
順番が大事なんだよね。まず「あなたは一人じゃない」で息をして、それから仕組みや具体策に進む。焦って2冊目に行かなくていい。
橘ナナミ
本そのものが、夜中の灯りになる感じがします。すぐには助けを呼べない時間にも、開けるだけで。
佐藤メバル
そう。子育てのつらさは、明かりのない道を歩いている感覚に近い。でも、少し先の角ごとに、先を歩いた誰かが置いていった小さな灯りが点いている。今日並べた一冊ずつが、その灯りだ。読み終えたら本を閉じて、深呼吸を一回だけしてみてほしい。
