子育て365日本のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年10月
橘ナナミ
「子育て 365 日 本」で検索したら、同じようなタイトルの本が次々出てきて、どれを選べばいいのか分からなくなってしまいました。私には子どもがいないので、余計に基準がつかめなくて……。
佐藤メバル
いいところに気づいたね。まず知っておいてほしいのは、同じ「365日」でも中身はまったく別ものだということ。親野智可等さんの『子育て365日 親の不安がスーッと消える言葉集』は、小学校教師として20年以上、親と向き合ってきた人が、親の心に届く言葉を1年分まとめたもの。いわば心に効く本だね。一方、『初めてママ&パパのための365日の離乳食カレンダー』は離乳食の献立をカレンダー形式で並べた実用書で、読む本というより毎日開く道具に近い。
橘ナナミ
なるほど! タイトルが似ているから同じ棚の本だと思っていました。じゃあ、まず自分の困りごとを決めてから探すんですね。
佐藤メバル
そう。もうひとつ大事なのが「誰が読むか」だ。ママなのか、パパなのか、祖父母なのか、共働きで時間がない人なのか。書店員時代、同じ1冊を「泣けた」と持ち帰る人と、「具体的な方法が足りない」と棚に戻す人がいた。差は本の出来ではなく、その人が何を求めていたかだったよ。
子育て365日本の選び方
悩みのタイプ別
橘ナナミ
悩み別だと、どんな分け方になるんですか?
佐藤メバル
大きく5つ。イライラや声かけ、生活習慣やしつけ、離乳食や食事、発達や健康、そして思春期・反抗期だね。たとえば声かけに効くのは、島村華子さんの『自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方』や、ふじこせんせいさんの『元保育士のグズらない声かけ145 イヤイヤ期のトリセツ』。離乳食なら『まねしてラクラク迷わない! 365日のフリージング幼児食』のように、献立をそのまま真似できる本が向いている。悩みが違えば、正解の棚も違うんだ。
子どもの年齢・発達段階別
橘ナナミ
年齢でも変わるんですね。
佐藤メバル
0〜3歳なら『はじめてママ&パパのしつけと育脳』や『最新! 初めての育児新百科』のように月齢別に引ける本、3〜6歳ならイヤイヤ期や声かけの本、小学生なら『子育てベスト100』や『世界標準の子育て』のように学習・遊び・習い事まで視野に入る本、思春期なら『子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本』のように距離感を扱う本が候補になる。1冊で全部をまかなおうとすると、たいてい途中で合わなくなるよ。
形式別——通読型・辞書引き型・日めくり型
橘ナナミ
形式って、紙か電子かの話ですか?
佐藤メバル
それも含むけど、もっと大事なのは読み方の設計だ。『子育て365日』は1ページ完結で、気になる言葉を開く辞書引き型。『誕生から365日まで。ママと赤ちゃんの子育て安心ダイアリー』は365日ダイアリー形式で、その日の項目を読む日めくり型。『子どもに伝わるスゴ技大全』は状況別に引ける事典型だね。通読するのか、引くのか、めくるのかで、続くかどうかが決まる。
読み手別——ママ・パパ・共働き・祖父母
橘ナナミ
パパや祖父母に読んでほしいときは?
佐藤メバル
パパには、結論が短く出ている本が向く。『子どもに伝わるスゴ技大全』は「こう言ってみる」が並ぶので取りかかりやすい。祖父母には、否定から入らない言葉集——『子育ての魔法365日』のような短い一言集——が渡しやすいね。共働きやワンオペなら、読む時間が細切れになるから、1ページで完結する本か、カレンダー式の本が現実的だよ。
情報の性質別——エビデンス・経験則・イラスト
橘ナナミ
「エビデンスがある本」って、どう見分ければいいんでしょう。
佐藤メバル
中室牧子さんの『科学的根拠で子育て 教育経済学の最前線』や、成田奈緒子さんの『子育てを変えれば脳が変わる』のように、根拠となる研究や発達の順序を本文で示している本は、判断の土台にしやすい。逆に『元保育士のグズらない声かけ145』やてぃ先生の本は現場の経験則で、今日すぐ使える具体策が強い。土台をエビデンスで、日々の実践を経験則で、と役割を分けて持つのがおすすめだよ。
使う場面・続けやすさ別
橘ナナミ
置き場所で変わるものですか?
佐藤メバル
変わるよ。枕元に置くなら1ページ完結、キッチンなら離乳食や幼児食のカレンダー、リビングなら家族でめくれる育児日記。持ち歩くなら電子、という具合だ。読むタイミングを先に決めてから本を選ぶと、買ったのに開かないがぐっと減る。
子育て365日本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
子育て365日本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい

子育て365日 親の不安がスーッと消える言葉集
親野智可等 著|ダイヤモンド社
¥1,650(税込)
小学校教師を20年以上、親と向き合って40年以上という著者による言葉集です。384ページに、癒される言葉から子育ての役に立つ言葉までを収め、愛情が不安によって裏目に出てしまう構造をやさしく説きます。ドキッとする言葉もあえて載せたと著者自身が告白しているのが誠実。「しつけよう、直そう」より一人の人間同士として楽しく付き合おう、が全体の核で、同じ一日一言形式の中でも読者の不安そのものに寄り添う角度が違います。
こんな人におすすめ
毎日いっぱいいっぱいで、わが子にきつく当たってしまう自分に落ち込んでいる人。寝る前に1ページだけ開きたい人、出産前後の不安が強い人にも。数年かけて読み返す座右の書として使いたい家庭に向きます。
良い点
- 1ページ単位で読み進めやすい
- 愛情が裏目に出る理由を説明
- 長期の座右の書になる
気になる点
- 具体的な手順の記載は少なめ
- ドキッとする言葉も含まれる
- 384ページで持ち歩きは重い
出版社
ダイヤモンド社
発売日
2022年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「子育て365日」で検索すると似たタイトルの本がいくつも出てきて迷うんです。これは言葉集なんですか、ノウハウ本なんですか?
佐藤メバル
言葉集だね。著者の親野智可等は小学校教師を20年以上、親と向き合って40年以上という人で、384ページに言葉が並ぶ。
「ドキッとする言葉や、厳しいと感じる言葉もあるかもしれません」と著者自身が書いているのが誠実で、私はそこを信頼している。
橘ナナミ
励ましだけじゃないんですね。でも、不安でいっぱいのときに読んで大丈夫なんでしょうか。
佐藤メバル
大丈夫。核心は「不安のため、愛情ゆえに、あれこれ心配して、結果的につらくあたってしまう」という指摘。
だから「しつけよう、直そう」より一人の人間同士として付き合おうと促す。同じ一日一言でも、読者の不安に寄り添う角度が違う。寝る前の1ページに向くよ。

子育ての魔法365日
ドロシーローノルト 著|PHP研究所
『子どもが育つ魔法の言葉』で知られるドロシー・ローノルトによる一日一言集です。146ページと短く、「ありのままのあなたが好きなんだよ」と子どもに伝えて、と語りかけます。子どもは親を喜ばせたいと思っている、いつでも味方だと知らせる、ときには王様のように大切にする——こうした前提を毎日ひとつ思い出す作り。同じ365日形式でも、こちらは子どもへの眼差しを作り直す側に振った一冊です。
こんな人におすすめ
育児書を何冊も買ったのに読み切れない人。朝や夜に、短い言葉で気持ちを切り替えたい人。長い解説を読む余裕がないときの一冊です。出産祝いとして贈るのにも向きます。
良い点
- 1日一言で無理なく続く
- 語りかける調子で読みやすい
- 146ページで手に取りやすい
気になる点
- 具体的な方法論は少ない
- 物足りなさを感じる人もいる
- 悩み別に引く索引はない
出版社
PHP研究所
発売日
2002年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
タイトルに「魔法」って入っていますけど、何が魔法なんだろうと思って。あと「一日一言」形式って、飽きずに続けられるのかなとも思うんですけど。
佐藤メバル
著者のドロシー・ローノルトは『子どもが育つ魔法の言葉』で知られる人で、これは146ページの一日一言集。
たとえば「どんな子どもでも、親を喜ばせたいと思っています」——こういう前提を毎日ひとつ思い出すだけで、声のかけ方が変わる。それが魔法と呼ばれる所以だろうね。
橘ナナミ
なるほど。じゃあ、さっきの言葉集と何が違うんですか? 同じ365日ですよね。
佐藤メバル
前者は不安そのものをほどく本、こちらは子どもへの眼差しを作り直す本。親がどんなときでも味方だと知らせてあげてください、ときには王様のように大切に、と語りかける。
読み終える本ではなく毎日ちょっと開く本だと考えて、気分で選ぶといいよ。

初めての育児365日 (講談社の初めての赤ちゃん)
講談社
講談社の「初めての赤ちゃん」シリーズの一冊で、初めての育児を365日という単位で見通すガイドです。202ページ。シリーズ名と書名から、出産前後の一年を月齢の流れに沿って追う構成であることが読み取れます。紹介文が公開されていない分、書店で実物を開き、月齢の並びやページ割りを確かめて選ぶのが確実。悩んだときに引く辞書型ではなく、最初の一年の流れを頭に入れるための一冊です。
こんな人におすすめ
初めての出産を控え、一年の見通しを一冊でつかみたい人。同じシリーズで揃えたい人、産院や実家に置いて家族で共有したい人にも。通販の紹介文だけでは決めきれないので、実物を見られる書店が向きます。
良い点
- 202ページで見通しやすい
- シリーズで揃えやすい
- 初めて向けの平易な作り
気になる点
- 内容紹介が少なく比較しにくい
- 価格表示がない販路もある
- 姉妹本との選び分けが必要
出版社
講談社
発売日
1989年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この本、紹介文がすごく短くて。私、どう紹介したらいいんでしょう。
佐藤メバル
正直にいこう。わかっているのは、講談社の「初めての赤ちゃん」シリーズの一冊で、初めての育児を365日として見通す作り、202ページということ。
そこから先は実物で確かめるしかない。書店で月齢の並びを開いてみるのがいちばんだよ。
橘ナナミ
曖昧に書くより、確かなことだけ書くほうがいいんですね。読者は何を基準に選べばいいんでしょう?
佐藤メバル
同じ初めて向けでも、一年の流れを見通したいのか、悩んだときに引く辞書がほしいのかで選び方が変わる。これは前者。
出産前に全体像を入れておくと、産後の「これで合ってるのかな」が減る。202ページなら通読も現実的だね。

誕生から365日まで。ママと赤ちゃんの子育て安心ダイアリー
森泰二朗 著|宝島社
「行列のできる小児科医」として紹介される森泰二朗が監修した安心子育てマニュアルです。誕生から生後1年まで、乳児の体と心の変化、気になる病気を365日ダイアリー形式でワンポイント解説します。身近に相談できる人がいないママ1年生に向けて書かれた191ページで、医学事典のように構えるのではなく、一日一項目を読み進める日記型の設計になっています。
こんな人におすすめ
初めての育児で、赤ちゃんの変化に不安を感じやすい人。身近に相談相手がおらず、夜中に調べたくなる人。毎日少しずつ読んで安心を蓄えたい人や、出産前の予習として読みたい人に向きます。
良い点
- 365日形式で毎日読める
- 体と心の変化を追える
- 病気の解説もある安心感
気になる点
- 医学的な詳細は専門書に劣る
- 191ページで各項目は簡潔
- 改訂状況は購入時に確認を
出版社
宝島社
発売日
2011年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「行列のできる小児科医」って聞くと、なんだか安心しますね。これ、辞書みたいに使う本なんですか?
佐藤メバル
監修は森泰二朗で、森こどもクリニックの医院長。誕生から生後1年までの体と心の変化、気になる病気を365日ダイアリー形式でワンポイント解説する。
辞書というより、一日一項目を読み進める日記型だね。191ページだから無理なく続く。
橘ナナミ
日記みたいに読めるなら、毎日ちょっとずつでいいんですね。相談相手がいない人に向いてそうです。
佐藤メバル
そこが狙い。紹介文にも「身近に相談にのってくれる人もいないし」とある。ママ1年生の不安を、毎日の一項目で薄めていく作り。
ただし医学的な深い判断は診察に譲るので、治療の可否は病院で、と線を引いて使うのがいいよ。

はじめての365日|ママとパパの育児日記: ベビーダイアリー|B5サイズ|100ページ|忙しいママでも書きやすい1年育児記録帳|出産祝いにぴったりのプレゼント|新生児成長ノート|0歳から1歳までの思い出を残す成長ログ|誕生日ギフト|家族の思い出メモリアルブック|毎日の体重・身長・授乳・睡眠・体温記録|育児初心者のママとパパにおすすめの記録帳|喜びや悩みを自由に書けるママパパ手帳|かわいい赤ちゃんの
菜澄凛 著|Independently published
¥1,499(税込)
赤ちゃんの誕生から1歳の誕生日までの毎日を、ママとパパが一緒に残せる記録帳です。授乳・睡眠・体温・体重・身長といった基本記録に加え、日々の出来事や喜び、悩みまで自由に書き込める100ページ。数分で記録できるシンプル設計で、出産祝いや誕生日ギフトにも向くとされる、読む本ではなく書く本。育児書と並べて選ぶと迷いやすいので、目的をはっきりさせてから手に取るのがおすすめです。
こんな人におすすめ
育児の記録を形に残したい新米ママ・パパ。夫婦で同じ一冊に書き込みたい人。出産祝いや1歳の誕生日プレゼントを探している人。大きくなってから一緒に振り返りたい家庭に向きます。
良い点
- 100ページで続けやすい
- 授乳や睡眠も記録できる
- 贈り物として使いやすい
気になる点
- 読んで学ぶタイプの本ではない
- 記入欄の使い方は好みが分かれる
- 販路によりサイズ表記が揺れる
出版社
Independently published
発売日
2025年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これ、本というよりノートですよね? こういうのが紹介記事に入るのって意外だなと思いました。
佐藤メバル
記録帳だけど、立派に「読む前に買う」一冊だよ。授乳・睡眠・体温・体重・身長を記録しつつ、日々の出来事や喜び、悩みまで自由に書ける。
100ページで数分で書ける設計だから、忙しいママ・パパでも続きやすい。
橘ナナミ
なるほど。友達が出産したら、こういうのを贈るのもありかな。予算も見やすいですし。
佐藤メバル
いいと思う。出産祝いや誕生日ギフトに向く作りだし、大きくなったときに一緒に振り返る前提の商品だね。ひとつ注意してほしいのは、販売ページによってサイズ表記が揺れていること。贈る前に確認しておくと安心だよ。

図解生まれ月別育て方365日: 四季の育児カレンダー
北山徹 著|主婦と生活社
書名のとおり、生まれ月別に育て方を図解した四季の育児カレンダーです。北山徹の著で159ページ。同じ月齢でも季節が違えば服も外出も変わる——月齢で語られる育児情報と、実際の季節とのズレを埋める切り口が特徴です。通年の育児書をすでに一冊持っている人が、季節の実務を足す二冊目として選ぶと効果を発揮します。
こんな人におすすめ
春夏秋冬で何が違うのか具体的に知りたい人。月齢別の一般書に物足りなさを感じた人。季節の行事や体調管理を暦で確認したい人、図解中心で文字量が少ない本を好む人にも。
良い点
- 生まれ月という切り口が独自
- 図解中心で引きやすい
- 季節の実務を補える
気になる点
- 紹介文が少なく中身が見えにくい
- 通年タイプの育児書と併用前提
- 159ページで網羅性は限定的
出版社
主婦と生活社
発売日
1980年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「生まれ月別」って、そこが売りなんですか? 月齢で考えれば十分な気もするんですけど。
佐藤メバル
いいところに気づいたね。同じ生後6カ月でも、4月生まれと10月生まれでは季節が真逆。月齢だけでは季節の実務が抜け落ちる。
それを生まれ月から四季のカレンダーに落とし込んだのがこの本で、北山徹の著、159ページだ。
橘ナナミ
たしかに、服も寝具も外遊びも季節で変わりますもんね。図解中心なんですか?
佐藤メバル
タイトルに「図解」とあるから、視覚的に引きながら使う作りだろうね。ただ紹介文が少ないので、通年の育児書をすでに持っている人が、季節の部分を足す二冊目として選ぶのが現実的。
最初の一冊にするなら実物を見てから決めよう。

365日のふれあいと育児日記: 0歳~1歳
グループこんぺいと 著|平凡社
0歳から1歳までのふれあいと育児を綴る日記形式の一冊です。編者はグループこんぺいと、平凡社、60ページ。薄さが持ち味で、毎日びっしり埋めるためではなく、ふれあいの記録として気軽に使う作りになっています。100ページ級の記録帳と比べると書ける量は限られますが、その軽さこそが続けられる理由になるタイプです。
こんな人におすすめ
記録帳が続かなかった経験がある人。ふれあいの時間そのものを残したい人。60ページという短さから、まず一冊試してみたい人や、第二子以降で上の子と一緒に書き込みたい家庭にも向きます。
良い点
- 60ページで気軽に始められる
- ふれあい視点がやさしい
- 第二子の記録にも使える
気になる点
- 書ける量は限られる
- 数値の成長管理には不足
- 商品情報が少なめ
出版社
平凡社
発売日
1994年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
60ページって、育児書としてはかなり薄いですね。ふれあいと育児日記、って何を書くんでしょう。
佐藤メバル
書名のとおり、0歳から1歳までのふれあいを綴る日記形式の一冊で、編者はグループこんぺいと、平凡社。薄さが持ち味で、びっしり埋めるためではなく、ふれあいの記録として気軽に使う作りだね。
橘ナナミ
記録が続かなかった人でも、これなら始められるかもしれません。
佐藤メバル
まさにそういう人向け。100ページ級の記録帳と比べると書ける量は限られるから、成長の数値管理というより、ふれあいの一言を残す方向に振った本。
第二子以降で上のお子さんと一緒に書き込む、という使い方も面白いと思うよ。

初めてママ&パパのための365日の離乳食カレンダー (ベネッセ・ムック たまひよブックス)
ベネッセコーポレーション 著|ベネッセコーポレーション
¥1,320(税込)
離乳食の基本知識や作り方、献立をカレンダー式にまとめた一冊です。離乳食開始の5、6カ月ごろから1才〜1才6カ月ごろまでの約365日、毎日の献立をマネするだけで栄養バランスが整う構成。二次元コードから動画で作り方を確認でき、とじ込み付録に「月齢別 かたさ、大きさの目安シート」と「食べていいもの・ダメなもの一覧表」が付きます。
こんな人におすすめ
離乳食デビュー前後で、毎日の献立を考えるのに疲れている人。固さや量の目安に不安がある人。動画で手順を確かめたい人や、1才半ごろまでを一冊で見通したい人に向きます。
良い点
- 365日分の献立が組まれている
- 動画で作り方を確認できる
- 食べていい物の一覧が便利
気になる点
- アレルギー対応は個別判断が必要
- AB判で置き場所を取る
- スマホを使う前提の紙面
出版社
ベネッセコーポレーション
発売日
2019年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
離乳食カレンダー、毎日の献立を考えるのってそんなに大変なんですか? 私はまだ経験がなくて。
佐藤メバル
当事者じゃないと想像しにくいよね。量、固さ、栄養バランス、アレルギーの有無——毎日その判断をしながら作るのが離乳食。
この本は5、6カ月ごろから1才〜1才6カ月ごろまでの約365日をカレンダー式にしていて、マネするだけで献立が決まるのが強み。
橘ナナミ
365日分となると、じっくり考えなくていいんですね。付録も付いてるんですか?
佐藤メバル
とじ込みで「月齢別 かたさ、大きさの目安シート」と「食べていいもの・ダメなもの一覧表」。さらに二次元コードから動画で作り方を確認できる。
ただしAB判で置き場所を取るので、キッチンに定位置を決めてから買うと使いやすいよ。

まねしてラクラク迷わない! 365日のフリージング幼児食
母子栄養協会 著|西東社
¥1,485(税込)
母子栄養協会が提案する、1歳半から5歳までの夕食献立をフリージングで作り置きするレシピ集です。幼児期に必要な栄養や食べやすさを踏まえた構成で、アレルギーや好き嫌いの対処、食べさせ方、調理のしかた、衛生面、フリージングの基本まで解説。朝ごはん、おやつ、お弁当のレシピも収録した144ページです。
こんな人におすすめ
仕事と食事づくりを両立させたい人。毎日ゼロから作るのに疲れた人。1歳半から5歳までと対象が長いので、数年使いたい家庭や、栄養バランスを専門家の設計で整えたい人にも向きます。
良い点
- 夕食の作り置きが前提でラク
- 対象年齢が広く長く使える
- おやつや弁当も収録
気になる点
- 冷凍庫の容量が必要
- 作りたて志向の人には不向き
- 下ごしらえの手間は残る
出版社
西東社
発売日
2023年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
フリージングって、要は冷凍ですよね。冷凍した幼児食って、おいしいんでしょうか。
佐藤メバル
そこは作り方次第で、この本は母子栄養協会が監修しているから、栄養と食べやすさを踏まえた設計になっている。
1歳半から5歳までの夕食献立を、作り置きを前提に組んでいるのが特徴だね。アレルギーや好き嫌いの対処、衛生面、フリージングの基本まで書かれている。
橘ナナミ
朝ごはんやおやつ、お弁当も載ってるんですね。対象が長いのも助かります。
佐藤メバル
1歳半から5歳までだから数年使える。ただし冷凍庫の容量は必要だし、作りたてにこだわりたい人には向かない。
あと食べさせ方や調理のしかたの基本も押さえているので、幼児食に切り替わるタイミングで一冊持っておくと安心だよ。

こどもとおでかけ365日 2026-2027 首都圏版 (ぴあMOOK)
ぴあ 著|ぴあ
¥1,300(税込)
「こどもとおでかけ365日」の2026-2027首都圏版です。164ページ、ぴあのMOOK。一年を通して使える首都圏のおでかけ情報を一冊にまとめた年度版で、季節ごとの行き先を探すときに強いのが特徴。内容が版ごとに入れ替わるタイプなので、手元にある古い年版と混同しないよう、発行年を確かめて選びたいところです。
こんな人におすすめ
首都圏で週末の行き先に困っている家庭。年間を通して何度も開く一冊がほしい人。年度替わりに買い替える習慣がある人や、季節ごとに計画を立てたい人に向きます。
良い点
- 首都圏に絞った情報量
- 164ページで持ち歩ける
- 季節ごとの計画に使える
気になる点
- 掲載内容は版ごとに入れ替わる
- 首都圏以外では使いにくい
- 詳細な紹介文が公開されていない
出版社
ぴあ
発売日
2026年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
2026-2027って、ちょっと先の話ですよね。もう買っていいんでしょうか。
佐藤メバル
これは年度版のMOOKで、ぴあが出している「こどもとおでかけ365日」の首都圏版、164ページ。一年を通して使う前提の作りだから、年度が替わるタイミングで新しくなる。
手元の年版と発行年を見比べて買うのが基本だね。
橘ナナミ
なるほど。おでかけ本は情報が古くなるから、年版を選ぶのが大事なんですね。
佐藤メバル
そう。中身の詳細な紹介文が公開されていない分、書店で開いて、行きたいジャンルのページがあるかを見るのが確実。
首都圏に住んでいるか、通える範囲かも判断の分かれ目になるよ。

365日 無料・格安 子どもとおでかけ (ウォーカームック)
ファミリーウォーカー首都圏版編集部 著|KADOKAWA
首都圏の無料・格安スポットを集めたファミリーウォーカーのMOOKです。公園、アスレチック、ミュージアム、体験、乗りもの、工場見学、バーベキュー、水族館、動物園まで、お金をかけずに一日遊べる場所をジャンル別に紹介。入園無料の公園を37スポット集めた特集や、1都3県のエリアMAPも付いています。
こんな人におすすめ
出費を抑えつつ子どもを思いきり遊ばせたい人。雨の日の室内候補を探している人。工場見学や体験ものなど、遊具以外の選択肢を増やしたい人や、電車で行ける範囲で探したい家庭にも向きます。
良い点
- 無料・格安スポットに特化
- ジャンル別で探しやすい
- エリアMAP付き
気になる点
- 掲載情報は紙版発行時のもの
- 電子版はクーポン等が非収録
- 年版が古く最新情報は要確認
出版社
KADOKAWA
発売日
2015年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「無料・格安」って言葉、すごく惹かれます。子どもと出かけると、意外とお金かかりますもんね。
佐藤メバル
この本は首都圏の無料・格安スポットを集めたファミリーウォーカーのMOOKで、公園、アスレチック、ミュージアム、体験、乗りもの、工場見学、バーベキュー、水族館、動物園までジャンル別。
入園無料の公園だけで37スポットを紹介している回もある。
橘ナナミ
工場見学とか、涼しくて安く済む選択肢があるのいいですね。電子版でも同じですか?
佐藤メバル
そこは注意。巻末に「クーポン・応募券は電子版に収録しておりません」「掲載情報は紙版発行時のもの」と明記されている。
あと年版が古いので、行き先を決めたら施設に直接確認してから出かけるのが安全だよ。

子育てベスト100──「最先端の新常識×子どもに一番大事なこと」が1冊で全部丸わかり
加藤紀子 著|ダイヤモンド社
¥1,230(税込)
教育学、生理学、心理学、脳科学など200以上の資料と膨大な取材から「本当にためになる」内容を厳選した一冊です。ベスト100の方法に加え、すぐできる421の超具体策を収録。家庭学習、遊び、習い事、ほめ方・叱り方、読書、スマホ、ゲーム、食事、睡眠、運動まで、子育てのあらゆるテーマを横断します。
こんな人におすすめ
情報が多すぎて何を信じればいいかわからない人。一冊で全体像をつかみたい人。テーマ別に辞書的に引きたい人や、夫婦で子育て方針をそろえるための共通の土台がほしい家庭にも向きます。
良い点
- 200以上の資料が裏付け
- 421の具体策つき
- テーマの網羅性が高い
気になる点
- 344ページで通読は重い
- 個別の悩みには深掘り不足
- 対象年齢が上がると物足りない
出版社
ダイヤモンド社
発売日
2020年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
ベスト100に、さらに421の具体策って。多すぎて、逆にどう使えばいいかわからなくなりそうです。
佐藤メバル
全部を一度にやる本じゃないよ。教育学、生理学、心理学、脳科学など200以上の資料と取材から厳選した100項目に、すぐできる具体策が付いている。
辞書として引く前提で使うのが現実的だね。家庭学習、遊び、習い事、読書、スマホ、食事、睡眠、運動まで覆う。
橘ナナミ
テーマが広いと、夫婦で同じページを開いて話し合うのもよさそうです。
佐藤メバル
それがいい使い方。344ページあるから通読は重いけれど、気になる章から入って、具体策をひとつだけ試す。
体験談と学術研究の裏付けの両方を確認してまとめているので、SNSの断片情報に疲れたときの土台になるよ。

子育て本ベストセラー100冊の「これスゴイ」を1冊にまとめた本 - 「AERA with Kids」 元編集長が選ぶ -
江口祐子 著|ワニブックス
¥1,360(税込)
子育て雑誌「AERA with Kids」元編集長の江口祐子が、幼児・小学生を持つ親向けのベストセラーや名作から100冊を厳選し、23のキーワードで要点をまとめた本です。「✖️こうしがち/○こう考える」という対比の形で、自己決定力や自己肯定感の育て方が頭に入ります。224ページで、次の一冊を選ぶ入口として使える構成です。
こんな人におすすめ
子育て本を何冊も読む時間がない人。まず全体の地図がほしい人。「甘えを許すとわがままになる」といった思い込みを見直したい人や、幼児・小学生の子を持つ親に向きます。
良い点
- 100冊分の要点を時短で得られる
- ✖️○の対比で記憶に残る
- 章立てが読みやすい
気になる点
- 各テーマの深掘りは浅め
- 原典を読む前提の作り
- 幼児・小学生向けに寄っている
出版社
ワニブックス
発売日
2022年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
本をまとめた本、って二重構造ですよね。それって読む意味があるんでしょうか。
佐藤メバル
あるよ、特に最初の一冊としてね。「AERA with Kids」元編集長の江口祐子が、幼児・小学生を持つ親向けのベストセラーや名作から100冊を選んで、23のキーワードで要点をまとめている。
「✖️こうしがち/○こう考える」の対比で読めるから、自分の思い込みに気づきやすい。
橘ナナミ
たとえば「甘えを許すとわがままになる」が✖️になってるの、ドキッとします。
佐藤メバル
そういう引っかかりが狙い。224ページで100冊分の地図が手に入るから、ここから気になった原典に進む流れが自然。
深掘りは原典に譲る作りなので、一冊で完結させようとせず、次の本を選ぶ入口として使うといいよ。

子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本
フィリッパ・ペリー 著|日経BP 日本経済新聞出版
¥2,420(税込)
英国の心理療法士フィリッパ・ペリーが、長年向き合ってきた親子関係の実例をもとに、絆を深める考え方をまとめた一冊です。子どもへのいらだちの原因は目の前の子ではなく、自分が子どもだったころの親との関係にあるのでは、と問いかけます。妊娠・出産期の悩みから思春期の距離感まで、356ページで丁寧に扱う実践の書です。
こんな人におすすめ
わが子への怒りに自分で驚くことがある人。自分の親との関係を引きずっている自覚がある人。妊娠中から心の準備をしたい人や、夫婦や職場の人間関係にも応用したい人に向きます。
良い点
- 感情の扱いを深く扱う
- 妊娠期から思春期まで網羅
- 心理療法士の実例が豊富
気になる点
- 単純なハウツーは期待できない
- 読み進めるのに体力がいる
- 価格は高めの部類
出版社
日経BP 日本経済新聞出版
発売日
2023年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「自分の親に読んでほしかった本」って、タイトルが重いですね。子育ての本なのに、親の話から始まるんですか?
佐藤メバル
そこが核心。英国の心理療法士フィリッパ・ペリーが、長年向き合ってきた親子の実例をもとに書いた本で、子どもへのいらだちの原因は目の前の子ではなく、自分が子どもだったころの親との関係にあるのでは、と問いかける。
橘ナナミ
自分の育ち方を持ち込んでしまう、ということですか。読むのが少し怖い気もします。
佐藤メバル
まえがきに「あなたは動揺し、怒りを覚えることもあるかもしれません。けれども同時に、より良い親になれる可能性もあります」と書かれている。
単純なマニュアルではないと本人が断っている通り、妊娠期から思春期までを356ページで扱う、時間をかけて読む本だよ。

モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くした オックスフォード児童発達学博士が語る 自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方 3歳 〜 12歳 の子ども対象
島村華子 著|ディスカヴァー・トゥエンティワン
¥1,760(税込)
モンテッソーリとレッジョ・エミリアを知り尽くしたオックスフォード児童発達学博士、島村華子による声かけの本です。対象は3〜12歳。条件付き子育てのデメリットや3種類のほめ方の違い、罰を与える叱り方がNGな理由を、エビデンスを踏まえて整理します。子どもとつながる聞く習慣や場面別のQ&Aまで、193ページに収めています。
こんな人におすすめ
「すごい!」「よくできたね!」しか出てこないと感じている人。しつけの罰に迷いがある人。3歳から12歳と長く使える指針がほしい人や、叱る以外の選択肢を増やしたい人に向きます。
良い点
- エビデンスに基づく整理
- ほめる叱るを分けて解説
- Q&Aで場面を拾える
気になる点
- 教育学の用語がやや多い
- 0〜2歳は対象外
- 実践には反復が必要
出版社
ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日
2020年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
ほめ方に3種類あるって、どういうことですか? 「すごい」だけじゃダメなんですか?
佐藤メバル
島村華子はオックスフォードの児童発達学博士で、モンテッソーリとレッジョ・エミリアを知り尽くした人。その本で、安易な「ほめて伸ばす」に注意を促している。
条件付き子育て——できたらほめる、できなければ認めない——のデメリットが丁寧に説明されるよ。対象は3〜12歳。
橘ナナミ
叱り方も、罰を与えるのがNGな理由が4つあるんですよね。理由まで書いてあると納得できそうです。
佐藤メバル
そこがエビデンスに基づく強み。褒美と罰の落とし穴、子どもとつながる聞く習慣、場面別のQ&Aまで193ページに収めている。
0〜2歳は対象外だからそこは別の本で補うとして、長く手元に置ける一冊だよ。

世界標準の子育て
船津徹 著|ダイヤモンド社
¥1,210(税込)
日米で20年以上教育現場に携わり、4000名以上の育成に関わった船津徹が、各国の教育の実情と理論を体系化した一冊です。前半でアメリカ、イギリス、北欧、シンガポール、インド、中国、韓国などの教育を並べ、日本人の子育ての思い込みを指摘。後半は実践編として、社交性、絵本の読み聞かせ方、しつけのタイミング、習い事、男女の育て方の違い、思春期の向き合い方まで整理します。
こんな人におすすめ
子育ての方針を一本に決めたい人。海外の教育事情を比較材料にしたい人。絵本の読み聞かせや習い事の具体的な手順を知りたい人や、環境の変化に負けない子を育てたい人に向きます。
良い点
- 国別の教育事情が比較できる
- 実践編が段階別で使いやすい
- 304ページで網羅的
気になる点
- 文化の違いを割り引く必要
- 断定調が合わない人もいる
- 日本独自の事情は薄め
出版社
ダイヤモンド社
発売日
2017年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「世界標準」って言い切るの、強気ですね。日本とそんなに違うんでしょうか。
佐藤メバル
著者の船津徹は日米で20年以上教育現場に携わり、4000名以上の育成に関わってきた人。前半でアメリカ、イギリス、北欧、シンガポール、インド、中国、韓国などの教育の実情を並べ、日本人の子育ての思い込みを指摘していく。
後半は実践編で、読み聞かせ方や習い事、思春期の向き合い方まで段階ごとに整理している。
橘ナナミ
エリートを育てるための本なんですか? だとしたら自分には遠い気がします。
佐藤メバル
本人はそうではないと明言していて、地頭の良さ、あきらめない心、社交性を育て、どんな環境の変化にも負けない子を育てるための方法だと位置づけている。
304ページ。文化の違いを割り引いて読む必要はあるけれど、方針を一本に決めたい人には骨になる一冊だよ。

「自分でできる子」に育つスゴい習慣 スタンフォード大学博士が教える最新脳科学×子育てメソッド
キム・ボギョン 著|U-CAN
¥1,760(税込)
スタンフォード大学で博士号を取得した脳科学研究者が、最新の脳科学と実践メソッドを融合させた一冊です。片づけない、宿題をしない、スマホばかり見る——それは意志が弱いからではなく、日々の小さな行動のくり返しで脳を変えられるという立場に立ちます。3〜10歳の時期に何を習慣にするかを、360ページで整理しています。
こんな人におすすめ
何度言っても変わらないと感じている人。ごほうびシールがうまくいかなかった経験がある人。叱る以外の手を知りたい人や、脳の仕組みから納得して動きたい人に向きます。
良い点
- 脳科学の裏付けがある
- 習慣づくりの手順が具体的
- 自身の育児経験も交える
気になる点
- 360ページで読みごたえがある
- 効果が出るまで時間がかかる
- 即効性は期待しにくい
出版社
U-CAN
発売日
2025年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「ごほうびシール作戦が失敗する理由」って、うちの姉の家まさにそれです。シール、貼らなくなったって言ってました。
佐藤メバル
キム・ボギョンはスタンフォード大学で博士号を取得した脳科学研究者で、シリコンバレー在住。子どもが動かないのは意志が弱いからではなく、日々の小さな行動のくり返し=習慣で脳を変えられる、というのが主張だね。3〜10歳が対象。
橘ナナミ
「悪い子はいない。悪い習慣があるだけ」って言葉、刺さりますね。
佐藤メバル
そこが核。100回言っても子どもが変わらない理由、否定的なレッテルのはがし方、集中・勉強・幸せの脳をつくる習慣まで360ページで整理している。
韓国では10刷のロングセラーと紹介されている。ただし即効性はないので、数カ月単位で試す覚悟で読む本だよ。

科学的根拠(エビデンス)で子育て 教育経済学の最前線
中室牧子 著|ダイヤモンド社
¥1,980(税込)
教育経済学者の中室牧子が、世界的な学術論文誌から信頼性の高いエビデンスを厳選してまとめた一冊です。成績や受験ではなく、学校を卒業した後の人生の本番で役に立つ教育は何かを問い、非認知能力、スポーツ、時間投資、早生まれ、別学と共学、男女差、教育政策まで扱います。312ページ、判断材料として持ちたい本です。
こんな人におすすめ
体験談よりデータで納得したい人。習い事や教育費の優先順位を決めたい人。第1志望のビリと第2志望の1位のような問いに興味がある人や、教員・指導者の立場で読む人にも向きます。
良い点
- 出典が明示されたエビデンス
- 教育投資の判断材料になる
- 政策の章まで踏み込む
気になる点
- 数値が多く読み応えがある
- 個別の家庭事情には踏み込まない
- 結論が直感に反する箇所も
出版社
ダイヤモンド社
発売日
2024年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
エビデンスで子育て、って。データで子育てが決められるものなんですか?
佐藤メバル
中室牧子は教育経済学の立場から、世界的な学術論文誌の中の信頼性が高いエビデンスを厳選している。将来の収入を上げるために子どもの頃にやっておくこと、学力テストでは測れない非認知能力、時間投資の効果、早生まれ、別学と共学、男女差まで。
学校を卒業した後の人生の本番で役に立つ教育は何か、が軸だね。
橘ナナミ
「第1志望のビリと第2志望の1位、どちらが有利か」なんて章があるんですね。そこ気になります。
佐藤メバル
そういう、直感とぶつかる問いをデータで見ていく本。312ページで読みごたえはあるし、個別の家庭事情までは踏み込まない。
だから結論をそのまま当てはめるのではなく、判断材料として持っておく。教員や指導者にも有益な知見が詰まっているよ。

子育てを変えれば脳が変わる こうすれば脳は健康に発達する (PHP新書)
成田奈緒子 著|PHP研究所
¥1,100(税込)
子どもの脳の発達を長年研究してきた成田奈緒子による新書です。脳を「からだの脳」「おりこうさんの脳」「こころの脳」の三つに分け、育つ順番に沿って子育てすればうまくいくと説きます。5歳までに早寝早起きの習慣を、早いうちからの習い事は必要ない、正論は前頭葉の成長を妨げる、正しい脳の育て方ならお金も手間もかからないと語る176ページです。
こんな人におすすめ
生活リズムの乱れを立て直したい人。習い事を増やすか迷っている人。新書の分量で手軽に学びたい人や、深夜まで寝かせてしまう自分を変えたいと考えている家庭に向きます。
良い点
- 三つの脳で整理され覚えやすい
- 新書で読み切りやすい
- 生活習慣に直結する助言
気になる点
- 176ページで詳細は限られる
- 理論寄りで実践例は少なめ
- 年長児への記述は少なめ
出版社
PHP研究所
発売日
2024年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「脳には3種類ある」って、どういうことですか? からだの脳、おりこうさんの脳、こころの脳、って。
佐藤メバル
成田奈緒子は子どもの脳の発達を長年研究してきた小児科医で発達脳科学者。この本では脳をその三つに分けて、育つ順番に沿って子育てすればうまくいくと説く。
176ページの新書で、5歳までに早寝早起きの習慣をつけられればあとがラク、早いうちからの習い事は必要ない、正論は前頭葉の成長を妨げる、と踏み込む。
橘ナナミ
「脳育ては何歳からでもやり直せる」って書いてあるの、救いですね。
佐藤メバル
そこが大事なメッセージ。今、健康な発達を阻害する子育てが増えていると警告しつつ、順番に沿えばお金も手間もかからないと語る。
生活への落とし込みは実用版に譲るとして、まず考え方をつかむのに向く一冊だよ。

はじめてママ&パパのしつけと育脳 ― 0-3才までに絶対しておきたい「脳育て」のコツがよくわかる! (実用No.1シリーズ)
成田奈緒子 著|主婦の友社
¥1,980(税込)
同じ著者による実用版で、0〜3才までに親ができることをまとめた保存版です。累計25万部を超える「はじめてママ&パパ」シリーズの一冊で、巻頭に0〜5才までの発達カレンダー、実例の一日の過ごし方、時期別の脳育てのコツ、しつけの方法、頭のいい子が育つ食事、親子遊び、習い事までを漫画やイラスト、図解で整理しています。
こんな人におすすめ
新書で全体像をつかんだあと、手元に置く実用書がほしい人。0〜3才の子の生活としつけを同時に整えたい人。イラストや図解で家族と共有したい人や、しつけの方法を具体的に知りたい人に向きます。
良い点
- 図解と漫画で読みやすい
- 発達カレンダーが便利
- しつけと食事まで広く覆う
気になる点
- 0〜3才までが対象
- 192ページで各項目は簡潔
- 実用書としては価格は高め
出版社
主婦の友社
発売日
2017年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
さっきの成田先生の新書と、この本は何が違うんですか? 同じ著者ですよね。
佐藤メバル
同じ成田奈緒子の監修だけど役割が違う。新書が理屈の芯なら、こちらは0〜3才でできることをまとめた実用版。
累計25万部を超える「はじめてママ&パパ」シリーズの一冊で、巻頭に0〜5才までの発達カレンダー、実例の一日の過ごし方、時期別のコツ、しつけ、食事、親子遊び、習い事まで図解で整理している。
橘ナナミ
イラストだと、家族で見ながら話せそうですね。192ページなら手元にも置けます。
佐藤メバル
そう。専門用語をなるべく使わず、児童精神科医や花まる学習会、コーチングの専門家のインタビューも入っている。
日常で開いて参照する本だから、新書で納得してからこちらを手元に、という順番がおすすめだよ。

最新! 初めての育児新百科 (ベネッセ・ムック たまひよブックス たまひよ新百科シリーズ)
ベネッセコーポレーション 著|ベネッセコーポレーション
¥1,540(税込)
新生児から3才まで、月齢別に赤ちゃんの成長の様子と、その時期に親ができることを紹介する育児百科です。毎日のお世話を基本から丁寧に解説し、ワンオペのおふろの手順など具体的な「困った」にも触れます。予防接種、乳幼児健診、事故やけがの予防、病気の受診の目安まで、231ページに整理しています。
こんな人におすすめ
出産前に一冊目の辞書を決めておきたい人。新生児期のお世話を写真で確認したい人。予防接種や受診の目安をすぐ引きたい人や、発育・発達見通し表を壁に貼って家族で共有したい家庭にも向きます。
良い点
- 月齢別で引きやすい
- お世話の基本を写真で確認
- 受診の目安まで載る
気になる点
- 231ページで持ち歩きにくい
- 3才以降は対象外
- 情報の更新は版による
出版社
ベネッセコーポレーション
発売日
2020年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
育児百科って、分厚い辞書みたいなイメージです。231ページだと持ち歩きは難しそうですね。
佐藤メバル
家庭に一冊置いておくタイプだね。新生児から3才まで月齢別に、赤ちゃんの成長の様子とその時期に親ができることを紹介している。
毎日のお世話を基本から丁寧に解説していて、ワンオペのおふろの手順のような具体的な困りごとにも触れているのが実用的。
橘ナナミ
予防接種や健診、病気の受診の目安まで入ってるんですね。夜中に不安になったとき助かりそうです。
佐藤メバル
そのための百科だよ。切り取って使える「月齢別 発育・発達見通し表」が付くのも、壁に貼って家族で共有できる点でありがたい。
写真でお世話の手順を確認できるので、出産前に一冊目を決めておくなら候補に入れていいと思う。

子どもの見ている世界 誕生から6歳までの「子育て・親育ち」
内田伸子 著|春秋社
¥1,760(税込)
内田伸子が発達心理学の立場から、身体・心・言葉・個性・知能といった切り口で子どもの認知世界を紹介し、誕生から6歳までの接し方の要点をまとめた一冊です。232ページ。大人の価値観を押しつけないという姿勢が貫かれ、目先のしつけの手順ではなく、子どもが何を見てどう感じているのかという前提から考え直す読み物になっています。
こんな人におすすめ
わが子が世界をどう見ているのかを知りたい人。しつけの前に発達の筋道を押さえたい人。保育や教育に携わる人や、目先のテクニックより考え方を学びたい人に向きます。
良い点
- 発達心理学の視点が軸
- 認知世界の描写が具体的
- 6歳までを一冊で見る
気になる点
- 即効のハウツーは少ない
- 専門的な記述もある
- 実践例は控えめ
出版社
春秋社
発売日
2017年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「子どもの見ている世界」って、タイトルが詩的ですね。ハウツー本とは違うんでしょうか。
佐藤メバル
内田伸子が発達心理学の立場から書いた本で、身体・心・言葉・個性・知能という切り口で子どもの認知世界を紹介し、誕生から6歳までの接し方の要点をまとめている。
232ページ。大人の価値観の押しつけではない、真に「子どものため」の育児を考える、というのが通底する姿勢だね。
橘ナナミ
目先のテクニックより、考え方を教えてくれる本なんですね。読むのに時間がかかりそう。
佐藤メバル
かかると思う。でも、なぜこの時期にこう接するのかという筋道が入っていると、他のハウツー本の意味が後からつながってくる。
保育や教育に携わる人にも向く。即効性を求める日には別の本を、落ち着いた夜にこれを、と使い分けるといいよ。

子どもの気持ちがわかる本 子どももママもハッピーになる子育て
イザベル・フィリオザ 著|かんき出版
¥1,650(税込)
最新の神経生物学や生理学に基づき、子どもの困った行動を「子どもの言い分」と科学の両面から分析し、対応法を示す育児書です。16カ国以上で翻訳され、フランスで25万部を突破したと紹介されています。泣く、ダダをこねる、イヤイヤといった場面を1歳から5歳ごろまで年齢別の章立てで追い、イラストでわかりやすく示します。
こんな人におすすめ
イヤイヤ期の行動には理由があると知りたい人。文字量の多い本が苦手な人。年齢別に絵でパッと引きたい人や、プレママとして先に場面を知っておきたい人にも向きます。
良い点
- 行動の動機から解説する
- イラストで引きやすい
- 年齢別の章立て
気になる点
- 科学的な細部は簡略化
- 日本の事情と合わない箇所も
- 208ページで各項目は簡潔
出版社
かんき出版
発売日
2019年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
イラストでわかるの、正直ありがたいです。育児中って長い文章を読む余裕がないので。
佐藤メバル
それがこの本の狙いだろうね。イザベル・フィリオザの本で、16カ国以上で翻訳され、フランスでは25万部を突破したと紹介されている。
最新の神経生物学や生理学に基づいて、子どもの行動の裏にある動機を分析し、対応法を示す。泣く、ダダをこねる、イヤイヤといった場面を年齢別の章で追う構成だ。
橘ナナミ
「ただ泣いているのではなく、子どもは実はこんなことを考えていたんだ」って、目からウロコですね。
佐藤メバル
まさにそこ。科学的な細部は簡略化されているし、日本の生活習慣と合わない箇所もあるから、そのまま真似するより考え方を受け取る読み方がいい。
208ページで、困ったときに開ける一冊として持っておく価値があるよ。

元保育士のグズらない声かけ145 イヤイヤ期のトリセツ
ふじこせんせい 著|講談社
¥1,760(税込)
元保育士のふじこせんせいが、イヤイヤ期の会話でそのまま使える声かけ145をシーン別にまとめた一冊です。ご飯、お着替え、お出かけ、マナー、トイレ、お風呂、ねんねと場面で引ける構成で、なぜイヤイヤが起きるのかを子どもの脳や身体の発達からも解説。一部はQRコードから動画で声のトーンを確認できます。
こんな人におすすめ
外出先や食事のたびに困っている人。今日すぐ使えるフレーズがほしい人。親のイライラを減らしたい人や、育児漫画とイラストで疲れていても開ける本を探している人に向きます。
良い点
- 145の声かけを場面別に掲載
- 動画でトーンを確認できる
- イラストと漫画で読みやすい
気になる点
- 根本的な解決は別途必要
- 子どものタイプで効果に差
- 情報量が多く最初は戸惑う
出版社
講談社
発売日
2024年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
声かけが145も! しかも「イヤイヤ期のトリセツ」って。そこまで体系立てられるものなんですね。
佐藤メバル
元保育士のふじこせんせいが、ご飯、お着替え、お出かけ、マナー、トイレ、お風呂、ねんねと場面ごとに分けて、そのまま使える声かけを並べている。
しかもなぜイヤイヤが起きるのかを、子どもの脳や身体の発達から解説しているのが保育士の視点だね。
橘ナナミ
QRコードから実際の声のトーンが見られるのもいいですね。文字だけだと、言い方の強さがわからなくて。
佐藤メバル
そこは大きい。同じ言葉でもトーンで逆効果になるからね。育児漫画やイラストも多く、疲れている日でも開ける作りになっている。
ただし子どものタイプで効き方は違うし、根本的な解決は別に要る。今日使える一手を増やす本だと考えて選ぶといいよ。

子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!
てぃ先生 著|ダイヤモンド社
¥1,320(税込)
現役保育士のてぃ先生が、状況別に伝え方をまとめた一冊です。おしたく、お片づけ、お食事など困りがちな場面を網羅し、子どもが自分から動いてくれるようにするという一点で共通させています。あえて「何歳児向け」と表記せず、自動改札機ごっこや、動物に変身する写真アプリでにんじんを食べさせる技などを紹介する192ページです。
こんな人におすすめ
「早くして」と言い続けて疲れている人。効果のあった伝え方をすぐ試したい人。年齢を問わず使える手を増やしたい人や、保育の現場の視点を家庭に持ち込みたい人に向きます。
良い点
- 状況別に引ける事典型
- 年齢表記なしで使いやすい
- SNS発の実例が豊富
気になる点
- 192ページで網羅は限定的
- 遊びに変える手間はかかる
- 毎日は実践できない前提の作り
出版社
ダイヤモンド社
発売日
2020年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
てぃ先生、SNSで見たことあります! 現役の保育士なんですよね。この本、対象年齢が書いてないんですか?
佐藤メバル
あえて「何歳児向け」と表記していないのが特徴だね。おしたく、お片づけ、お食事など状況別に、実際に試して効果のあった伝え方をまとめている。
貫かれているのは子どもが自分から動いてくれるようにするという一点。自動改札機ごっこ、動物に変身できる写真アプリでにんじんを食べさせる、といった具体技が並ぶ。
橘ナナミ
遊びに変えるって発想、自分ではなかなか出てこないです。めんどうくさい気もしますが。
佐藤メバル
著者自身が「いつもこうしなくちゃいけないわけではありません。余裕があるときだけで十分」と書いている。
困ったときに引き出しを開ける事典として、192ページを持っておく感じだね。育児書で異例の10万部突破と紹介されているのも、その使いやすさの裏付けだと思うよ。
口コミの「わが子には響かなかった」をどう読むか
橘ナナミ
レビューを見ると「逆に落ち込んだ」という声もあって……。そういう本は避けたほうがいいんでしょうか。
佐藤メバル
避ける必要はないけど、理由を分解して読むことが大事だね。『子育て365日』のような言葉集にありがちな不満は「具体的な方法が書かれていない」。でもそれは欠点というより設計で、この本は解決策を渡す本ではなく、親の不安をほどく本なんだ。逆に『科学的根拠で子育て』のような研究ベースの本に「データが多くて読みづらい」という声がつくのも同じ構造。期待と設計がずれているだけのことが多い。
橘ナナミ
なるほど。じゃあ落ち込みやすい人が読むときの注意はありますか?
佐藤メバル
あるよ。気分が沈んでいる時期に、理想論や「こうすべき」が強い本を読むと、比較して自分を責めてしまう。そういうときは『子育ての魔法365日』のように1日ひとことの短い本を選んで、読む量をあらかじめ決めておくといい。読書が追い打ちにならないようにするのも、選び方のうちなんだ。
併読レシピと、紙・電子・日めくり・アプリの比較
橘ナナミ
1冊じゃ足りない気がするんですが、何冊くらいが目安ですか?
佐藤メバル
僕が勧めているのは3冊セット。心のケア系を1冊(たとえば『子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本』)、今日使える実践系を1冊(『子どもに伝わるスゴ技大全』や『元保育士のグズらない声かけ145』)、そして年齢に合った実用系を1冊(『最新! 初めての育児新百科』や離乳食カレンダー)。読む順番は、実用系で目の前の困りごとを片づけ、ケア系を夜に少しずつが現実的だよ。
橘ナナミ
電子と紙はどっちがいいんでしょう。日めくりカレンダーやアプリと比べると?
佐藤メバル
紙は付箋と書き込み、電子は検索と持ち歩きだね。離乳食のようにキッチンで開く本は紙が強い。『365日 無料・格安 子どもとおでかけ』は大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適した電子書籍として出ているから、外出先でスマホから見たいならこの形が合う。日めくりカレンダーは「毎日1つ」の強制力がある代わりに、内容の厚みは本に劣る。アプリは記録と通知が得意だけど、読んで考える部分は本に軍配が上がる。用途で選び分けていい。
予算・入手性・情報の鮮度、そして家族で読む設計
橘ナナミ
価格帯もばらつきがありますよね。
佐藤メバル
そう。千円台の新書判から二千円台の単行本まで幅がある。まずは1冊を手元に置く前提で、千円台の言葉集か実践本から入り、必要になったら実用系を買い足す——この順番なら無駄が出にくい。中古や電子のセールを待つ手もあるけど、育児日記のように書き込む本は新品が前提だよ。
橘ナナミ
古い本だと情報が古くなっていませんか?
佐藤メバル
そこは見極めどころだね。離乳食や予防接種、病気の受診の目安のように制度や推奨が更新される分野は、なるべく新しい版を選ぶ。逆に『子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本』や『子どもの見ている世界』のように、関係性や発達を扱う本は古くなりにくい。鮮度が要る分野と、古びない分野を分けて考えるといい。版や刷次が違うときは、まえがきや目次で改訂の有無を確認してね。
橘ナナミ
家族で共有するコツはありますか?
佐藤メバル
全員に同じ本を読ませるより、パパには短い実践本、祖父母には言葉集、と渡す本を変えるほうが伝わる。そしてリビングに1冊だけ置いて、読んだページを開いたまま置いておく——これが意外と効くんだ。会話のきっかけになるからね。
よくある質問
『子育て365日』はどんな人に向いていて、何歳ごろまで役立ちますか?
橘ナナミ
『子育て365日』はどんな人に向いていて、何歳ごろまで役立ちますかについて教えてください。
佐藤メバル
親野智可等さんの『子育て365日 親の不安がスーッと消える言葉集』は、子どもへの接し方に不安を感じている時期の親に向いた言葉集です。著者は「しつけよう、直そう」より子どもと一人の人間同士として楽しく付き合おうと語っていて、特定の年齢に縛られない内容なので、乳幼児期から思春期まで長く手元に置けます。ただし離乳食や発達の手順を調べたいなら、実用系の本を別に用意してください。
子育て本は何冊くらい持つべきで、どの順番で読めばいいですか?
橘ナナミ
子育て本は何冊くらい持つべきで、どの順番で読めばいいですかについて教えてください。
佐藤メバル
目安は3冊です。心のケア系を1冊、今日使える実践系を1冊、年齢に合った実用系を1冊。順番は、実用系で目の前の困りごとを片づけてから、ケア系を夜に少しずつが続けやすいです。逆にすると、方法が分からないまま不安だけが残りやすくなります。
イライラして子どもに怒ってしまう親におすすめの本はありますか?
橘ナナミ
イライラして子どもに怒ってしまう親におすすめの本はありますかについて教えてください。
佐藤メバル
即効性を求めるなら『元保育士のグズらない声かけ145 イヤイヤ期のトリセツ』のように、シーン別に声かけの実例が並ぶ本が役立ちます。根本から見直したいなら『子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本』が、怒りの背景に自分が育った環境との関係があると問いかけてくれます。前者は今日のため、後者はこれからのための1冊です。
子育て本を読んでも実践できない、逆に落ち込んでしまうことはありますか?
橘ナナミ
子育て本を読んでも実践できない、逆に落ち込んでしまうことはありますかについて教えてください。
佐藤メバル
あります。理想論や「こうすべき」が強い本は、心に余裕がない時期に読むと自分を責める材料になってしまいます。そういうときは『子育ての魔法365日』のように1日ひとことの短い本に切り替え、読む量を先に決めておくのが安全です。読書が追い打ちにならないようにするのも、本の選び方のうちです。
パパ(父親)や祖父母におすすめの子育て本はありますか?
橘ナナミ
パパ(父親)や祖父母におすすめの子育て本はありますかについて教えてください。
佐藤メバル
パパには、結論が短く出ている本が向きます。『子どもに伝わるスゴ技大全』は「こう言ってみる」という具体策が並ぶので取りかかりやすいです。祖父母には、否定から入らない短い言葉集——『子育ての魔法365日』のような1日一言の形式——が渡しやすいです。全員に同じ本を読ませるより、渡す本を変えるほうが伝わります。
電子版と紙版はどちらがよく、音声対応の本はありますか?
橘ナナミ
電子版と紙版はどちらがよく、音声対応の本はありますかについて教えてください。
佐藤メバル
付箋を貼って書き込み、キッチンで開くなら紙、検索と持ち歩きなら電子が向いています。『365日 無料・格安 子どもとおでかけ』は大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適した電子書籍として出ています。音声版の有無は本ごとに異なるため、購入前に出版社の商品ページで確認するのが確実です。
離乳食・発達など実用系と、心のケア系はどちらを先に読むべきですか?
橘ナナミ
離乳食・発達など実用系と、心のケア系はどちらを先に読むべきですかについて教えてください。
佐藤メバル
実用系を先にしてください。目の前の困りごとが片づくと心に余裕が生まれ、そのあとでケア系の言葉がすっと入ってきます。順番を逆にすると、方法が分からないまま不安だけが残りやすいので、まずは『初めてママ&パパのための365日の離乳食カレンダー』のような手順が明確な本で足場を作るのがおすすめです。
子育て本はいつから(妊娠中から)読むべきですか?
橘ナナミ
子育て本はいつから(妊娠中から)読むべきですかについて教えてください。
佐藤メバル
妊娠中から読めます。『子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本』は、妊娠・出産期の悩みへの対処にも触れられ、産後だけでなく妊娠中に読みたかったという読者の声も紹介されています。実用系は必要になった時点で十分間に合うので、まずは読みたいと思った1冊から始めてかまいません。
まとめ
橘ナナミ
今日は「365日」というタイトルの本が、実はぜんぜん違う顔を持っていると分かって、目からウロコでした。
佐藤メバル
そうだね。言葉集、ダイアリー、離乳食カレンダー、おでかけガイド。同じ言葉でも、読む人の隣に立つ本と、台所に立つ本では役割が違うんだ。
橘ナナミ
私はまだ読者側の当事者にはなれないですけど、周りの友だちが「何を読めばいいか分からない」と言っていたので、困りごとと年齢を聞いてから薦めてみます。
佐藤メバル
それが一番いい。本は多いほうがいいわけじゃない。1冊が今のその人に届けば、それで十分だよ。
橘ナナミ
あ、『子育てベスト100』や『子育て本ベストセラー100冊の「これスゴイ」を1冊にまとめた本』みたいに、最初からまとめてくれている本もあるんですね。
佐藤メバル
そう。索引として使うならそれも手だ。ただ、まとめを読んで終わりにしないで、気になった1冊を実際に開いてほしい。365日というタイトルは、毎日全部を埋めなさいという宿題じゃない。子育ては1年365日休みがないから、その日ひらいた1ページが効けばいい。給水所のようなものだと思ってくれていいよ。全部の給水所に立ち寄らなくても、喉が渇いた日に一口飲めれば、その日はちゃんと走り切れるんだ。
