かわいがり子育てが学べる本のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】

監修

佐藤メバル

佐藤メバル

@shelfy_mebaru

編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ

橘ナナミ

@medias_nanami

編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。

最終更新: 2026年10月

橘ナナミ

橘ナナミ

「かわいがり子育て」って言葉、検索するとよく出てくるんですけど……正直、「甘やかす」と何が違うのか、いまいちつかめていません。

佐藤メバル

佐藤メバル

いい質問だね。そこが一番誤解されるところなんだ。児童精神科医の佐々木正美が一貫して伝えてきた考え方で、代表的な一冊が『かわいがり子育て―3歳までは思いっきり甘えさせなさい』だよ。甘やかすのではなく、子どもの要求をきちんと受け止めて応えること。ここを軸にすると、書棚が一本の線でつながるんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど……! でも書店に行くと、佐々木正美の本が何冊も並んでいて、どれから読めばいいのか分からなくなりそうです。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこは大丈夫。書店員として子育て本の棚を作っていたときに感じたのは、順番より「今の自分の状態」で選ぶほうが失敗が少ないということ。悩みの種類によって、手に取るべき一冊は変わるんだよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

じゃあ、その選び方の軸を教えてください。私、まだ子どもはいないんですけど、読者さんと同じ目線で知りたいです。

佐藤メバル

佐藤メバル

もちろん。目的・年齢・形式・根拠・入手性の5つで整理していこう。ここを押さえておけば、本屋で迷う時間がぐっと短くなるよ。

かわいがり子育てが学べる本の選び方

目的別 ─ 手順・思想・親の心

橘ナナミ

橘ナナミ

目的別って、具体的にはどう分けるんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

大きく3つ。ひとつは手順を知りたい人の実用書で、『0~3歳の これで安心 子育てハッピーアドバイス』は抱っこや話しかけ方、イヤイヤ期のQ&Aまでそのまま使える形で載っている。次に、子どもとの向き合い方を根っこから考えたい人の思想書。『子育てのきほん 新装版』はオールカラーで入門として読みやすい。そして自分の心を整えたい人の親支援書で、『子育て365日 親の不安がスーッと消える言葉集』は親の不安に寄り添う言葉が並んでいる。

橘ナナミ

橘ナナミ

3つ目、大事かもしれない……。育児書って、子どもをどうにかする本ばかりだと思っていました。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこが抜け落ちやすいんだ。『子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本』は、目の前の子どもの前に、自分がどう育てられたかを見つめ直す本だね。子育ては、自分をケアするところから始まる。

年齢別 ─ 必要な内容は変わる

橘ナナミ

橘ナナミ

年齢別だと、0〜3歳の本が多い印象です。

佐藤メバル

佐藤メバル

そうだね。0〜1歳は愛着の土台づくりで、『生き抜く力をはぐくむ 愛着の子育て』や『子育てはピンチがチャンス! 乳幼児期のこどもの発達と愛着形成』がこの時期の「安全基地」を扱っている。1〜3歳は自我とイヤイヤ期で、『たっぷり甘えてのびのび育つ! 3歳までのかわいがり子育て』は文庫で持ち歩きやすい。3〜6歳は感情の言葉づけ、『0歳~6歳 子どもの感情コントロール力の育て方』がその代表だね。

橘ナナミ

橘ナナミ

小学生以降はどうなんですか? 下の子が生まれて赤ちゃん返りする、という話も聞きます。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこは『子どもの心の育てかた』が乳児から思春期までを一本で見ている。『新装版 いつからでもやりなおせる子育て』も思春期・青年期を見通した内容で、いつからでもやりなおせるというタイトルどおり、後から読んでも間に合う本なんだ。

形式別 ─ 文章・マンガ・Q&A

橘ナナミ

橘ナナミ

育児中って、まとまった時間が取れなさそうです。活字が苦手でも読める本はありますか?

佐藤メバル

佐藤メバル

あるよ。漫画やイラスト中心なら『脳を傷つけない子育て』『子どもの気持ちがわかる本』『「もう叱りたくない!」と思ったら読む本』。『0~3歳の これで安心 子育てハッピーアドバイス』もマンガで定評がある。長文がつらいときは、短い言葉が並ぶ『子育て365日』のように、辞書的に開ける形式が向いているね。

根拠の種類 ─ 研究か、臨床か

橘ナナミ

橘ナナミ

同じ「ためになる」でも、種類が違いそうですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

ここは編集者として一番大事にしている軸なんだ。研究やデータに基づく本と、臨床や相談現場から書かれた本がある。前者なら『生き抜く力をはぐくむ 愛着の子育て』が愛着形成を科学的根拠で説明しているし、『0歳からはじめる 子どもの感情を育てる本』は神経科学の知見を土台にしている。後者なら『この子はこの子のままでいいと思える本』がお母さんたちの悩み相談に答える形、『ちゃんと泣ける子に育てよう』が感情を扱う臨床の立場から書かれている。

橘ナナミ

橘ナナミ

両方読むと、見えるものが変わりそうですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

理論だけだと「わが子に当てはまらない」と感じたときに折れてしまうし、体験談だけだと一般論かどうかが見えにくい。両方を往復するのが、遠回りのようで近道なんだよ。

入手性 ─ 文庫・新装版・電子

橘ナナミ

橘ナナミ

古い本だと、手に入らないこともありますよね。

佐藤メバル

佐藤メバル

だから入手性も軸に入れたい。『かわいがり子育て』の系統は文庫版が出ていて持ち歩きやすい。『子育てのきほん』は描きおろし漫画が加わってオールカラーの新装版になっているし、『いつからでもやりなおせる子育て』も新装版で、新装版へのあとがきが添えられている。まず現行の版を探すのがおすすめだよ。

かわいがり子育てが学べる本をひと目で比較

橘ナナミ

橘ナナミ

えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず

#画像名称おすすめ対象価格一言
1
かわいがり子育て―3歳までは思いっきり甘えさせなさい
かわいがり子育て―3歳までは思いっきり甘えさせなさい3歳ぐらいまでの子どもを育てていて、甘えさせるとわがままになるのではと不安な人。抱っこの要求にどこまで応えていいのか迷う場面で、気持ちの軸を持ちたいときに。はじめて手に取る育児書としても向いています。¥1,787甘えさせることが原点
2
たっぷり甘えてのびのび育つ! 3歳までのかわいがり子育て (だいわ文庫) (だいわ文庫 D 259-2)
たっぷり甘えてのびのび育つ! 3歳までのかわいがり子育て (だいわ文庫) (だいわ文庫 D 259-2)佐々木さんの考え方にひかれ、まず手軽な形で持ち歩きたい人。外出先や移動中、ちょっとした待ち時間に読み返して気持ちを整えたい場面にぴったりです。育児書を何冊も並べたくない人にも。¥814文庫で持ち歩ける愛着論
3
子どもを伸ばす かわいがり子育て (だいわ文庫)
子どもを伸ばす かわいがり子育て (だいわ文庫)小さな子の親だけでなく、思春期の子どもとの関係に悩む人にも。今はまだ小さいけれど、先回りして心の土台を考えたい人。子育ての相談を受ける立場の人にも役立ちます。¥660思春期まで見据える一冊
4
子育てでいちばん大切なこと
子育てでいちばん大切なこと佐々木さんの考え方の核を、短時間でつかみたい人。厚い本を読む気力がわかない時期や、育児書を一冊だけ選ぶなら何がいいか迷っているときに。まず結論だけ知りたい人にも向きます。¥1,320核心だけを短く問う
5
子育てのきほん 新装版 (一般書)
子育てのきほん 新装版 (一般書)これから親になる人、そして最初の育児書をどれにしようか迷っている人。産前から産後すぐにかけて、心の軸を持ちたい場面に。家庭とは居心地のいい場所だと子どもに伝えたい人にも。¥1,540最初に読む育児の入門

かわいがり子育てが学べる本のおすすめ人気ランキング

橘ナナミ

橘ナナミ

一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!

佐藤メバル

佐藤メバル

よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい

かわいがり子育て―3歳までは思いっきり甘えさせなさい
1

かわいがり子育て―3歳までは思いっきり甘えさせなさい

佐々木正美 著|大和書房

¥1,787(税込)

4.8

「抱っこ!」と言われたらいっぱい抱きしめて——というメッセージを軸に、子育てでいちばん大事なことを伝える一冊です。著者の佐々木正美さんは児童精神科医として長く子どもと親に向き合ってきた人で、本書はその考え方をやさしい言葉でまとめた入門的な位置づけ。「かわいがられるからいい子になる」という視点が全編を貫いていて、しつけや自立を急かす育児書とは方向性がはっきり違います。コンパクトな造本なので、産後の忙しい時期でも無理なく読めるのが特徴です。

こんな人におすすめ

3歳ぐらいまでの子どもを育てていて、甘えさせるとわがままになるのではと不安な人。抱っこの要求にどこまで応えていいのか迷う場面で、気持ちの軸を持ちたいときに。はじめて手に取る育児書としても向いています。

良い点

  • 「甘えさせる」の意味が腹に落ちる
  • 言葉がやさしく読みやすい
  • 短く隙間時間に読める

気になる点

  • 具体的な手順は少なめ
  • 佐々木理論の入門なので物足りない
  • しつけ重視の人には向かない

出版社

大和書房

発売日

2007年7月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「かわいがり子育て」って言葉、はじめて聞きました。甘やかすのとは違うんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

いい質問だね。佐々木さんが繰り返し書いているのは、かわいがられるからいい子になるという順番です。

先にいい子だから抱くのではなく、抱かれる経験が心の土台になる。そこが「甘やかす」との分かれ目なんです。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど…。じゃあ、抱っこを求められたら、断らずに応えていいんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、この本は「抱っこ!」と言われたら抱きしめて、と明快なんです。難しい技術より、まずその姿勢を伝えている。

佐々木さんの本は何冊もあるので、これは最初の入口として読むのがいいと思いますよ。

たっぷり甘えてのびのび育つ! 3歳までのかわいがり子育て (だいわ文庫) (だいわ文庫 D 259-2)
2

たっぷり甘えてのびのび育つ! 3歳までのかわいがり子育て (だいわ文庫) (だいわ文庫 D 259-2)

佐々木正美 著|大和書房

¥814(税込)

4.7

佐々木正美さんの「かわいがり」を、文庫サイズで手に取りやすくまとめた一冊です。子どもの問題行動の原因は「愛情不足」という立場から、たっぷり愛情を注いで思いっきり可愛がれば、子どもと過ごす時間がずっとHAPPYになる、と語りかけます。同じ著者の単行本より開きやすい造りなのが文庫版の利点。育児書でありながら読み物としても軽やかで、寝かしつけのあとに数ページずつ、という読み方にも向いています。

こんな人におすすめ

佐々木さんの考え方にひかれ、まず手軽な形で持ち歩きたい人。外出先や移動中、ちょっとした待ち時間に読み返して気持ちを整えたい場面にぴったりです。育児書を何冊も並べたくない人にも。

良い点

  • 文庫で持ち歩きやすい
  • 愛情不足という軸が明快
  • 短い区切りで読み進められる

気になる点

  • 単行本版と内容が重なる
  • 実践の手順は多くない
  • 図解や索引は控えめ

出版社

大和書房

発売日

2018年7月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「3歳までのかわいがり子育て」、さっきの本と似たタイトルですけど…何が違うんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

よく気づいたね。同じ佐々木さんの本だけど、こちらは文庫で、持ち歩いて何度も開ける形になっているのが違いです。

伝えている芯は同じで、子どもの問題行動の原因は愛情不足という立場から、たっぷり可愛がれば子育てがHAPPYになる、と。

橘ナナミ

橘ナナミ

文庫なら通勤バッグにも入りますね。少しずつ読むのに向いていそうです。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。育児書って、まとめて読むより、ふと開いて一言に救われる使い方が似合う時期がある。これはその用途にちょうどいい一冊だと思います。

子どもを伸ばす かわいがり子育て (だいわ文庫)
3

子どもを伸ばす かわいがり子育て (だいわ文庫)

佐々木正美 著|大和書房

¥660(税込)

4.6

キレる、不登校、ひきこもり——子育ては心配なことばかり、というところから始まる一冊です。佐々木さんの「かわいがり」は、幼い頃の関わりが思春期の姿につながるという長い目線で語られます。目の前の困りごとの奥に、もっと早い時期の愛着を見る。だから3歳向けの話にとどまらず、大きくなった子の親にも届く。ベストセラー『子どもへのまなざし』の著者による、その入門としても読めます。

こんな人におすすめ

小さな子の親だけでなく、思春期の子どもとの関係に悩む人にも。今はまだ小さいけれど、先回りして心の土台を考えたい人。子育ての相談を受ける立場の人にも役立ちます。

良い点

  • 思春期まで見通せる
  • 予防として先に読める
  • 著者の入門になる

気になる点

  • 緊急の対処法ではない
  • 幼児中心の内容を期待すると物足りない
  • 事例の分量は控えめ

出版社

大和書房

発売日

2013年10月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

あれ、この本は帯に「キレる、不登校、ひきこもり」って書いてあって…3歳くらいの話じゃないんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そこが面白いところでね。佐々木さんの「かわいがり」は、幼い頃の関わりが思春期の姿につながる、という長い目線なんです。

目の前の困りごとの奥に、もっと早い時期の愛着を見る。だから大きな子の親にも届く内容になっています。

橘ナナミ

橘ナナミ

先回りして読む感じですね。うちの姪っ子の話とも重なるかも。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、予防としても読める。『子どもへのまなざし』で知られる著者なので、その考え方に触れる最初の一冊としてもいいですよ。

子育てでいちばん大切なこと
4

子育てでいちばん大切なこと

佐々木正美 著|大和書房

¥1,320(税込)

4.4

タイトルそのままに、子育てでいちばん大切なことは何かをまっすぐ問いかける一冊です。佐々木正美さんの本は数多くありますが、これは短い造本で、核心だけを手早く確かめたいときに向いています。『子育てのきほん』が55のメッセージを重ねて読ませるのに対し、こちらはより凝縮された印象。分厚い育児書に疲れた人が、立ち戻る場所として開くのもよいと思います。

こんな人におすすめ

佐々木さんの考え方の核を、短時間でつかみたい人。厚い本を読む気力がわかない時期や、育児書を一冊だけ選ぶなら何がいいか迷っているときに。まず結論だけ知りたい人にも向きます。

良い点

  • 短く読み切れる
  • タイトルで迷わない
  • 佐々木入門になる

気になる点

  • 具体例は限られる
  • 物足りなく感じる人もいる
  • 詳しい実践法は他書へ

出版社

大和書房

発売日

2008年10月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

この本、内容紹介がすごくシンプルなんですけど…タイトルだけで「いちばん大切なこと」って言い切るんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、そこが佐々木さんの本の特徴で、核心を短く置いて、あとは読者に委ねる。分厚いマニュアルではないから、逆に「で、自分は何を大切にする?」という問いが残るんです。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど…読み終わったあとに、考えさせられるタイプかも。

佐藤メバル

佐藤メバル

その通り。『子育てのきほん』がたくさんのメッセージを積み重ねるのに対し、こちらは短く凝縮。まず核心だけ確かめたい日に手に取るのがいいと思います。

子育てのきほん 新装版 (一般書)
5

子育てのきほん 新装版 (一般書)

佐々木正美 著|ポプラ社

¥1,540(税込)

4.3

オールカラーに描きおろし漫画を加えた新装版で、児童精神科医として長く活躍した佐々木さんがたどり着いた、圧倒的にシンプルでやさしい子育ての心構えが55のメッセージで並びます。「いくら抱いても、いくら甘やかしてもいい」という軸が全編を貫き、子育ては過保護でいい、親が望む子に育てるのではなく子どもが望む親になって、と語られます。子育て協会推薦のロングセラーで、最初に手に取りたい入門書です。

こんな人におすすめ

これから親になる人、そして最初の育児書をどれにしようか迷っている人。産前から産後すぐにかけて、心の軸を持ちたい場面に。家庭とは居心地のいい場所だと子どもに伝えたい人にも。

良い点

  • オールカラーで漫画も豊富
  • 55のメッセージで読みやすい
  • 悩みに寄り添う構成

気になる点

  • 実践的な手順は少なめ
  • 内容がやさしく物足りない場合がある
  • 年齢別の細かい対応は他書へ

出版社

ポプラ社

発売日

2025年1月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「子育てのきほん 新装版」、オールカラーで漫画も入っているんですね。これは読みやすそう!

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、そこが新装版のいいところ。長く児童精神科医として活動してきた佐々木さんがたどり着いた、いくら抱いても、いくら甘やかしてもいいという心構えが、55のメッセージで並んでいます。

橘ナナミ

橘ナナミ

55も入ってるんですね。どこから読めばいいんでしょう。

佐藤メバル

佐藤メバル

目次から気になる一章だけ開けばいい。子育ては過保護でいい、子どもが望む親になって、という言葉が軸です。

子育て協会推薦のロングセラーで、最初に読む育児書の入門に向いていますよ。

子どもの心の育てかた
6

子どもの心の育てかた

佐々木正美 著|河出書房新社

¥1,430(税込)

4.1

トイレトレーニングや「だ」が始まった時期、思春期の見え方まで、場面ごとに佐々木さんが語りかけてくれる一冊です。過保護はいいけれど、過干渉はいけない——親が見えるものだけ与えるのが過干渉、子どもが求めるものを与えるのが過保護、という線引きが印象的。『子どもへのまなざし』の流れを汲み、幼児期に忘れてしまっても何歳からでもやり直せる、と励ましてくれます。

こんな人におすすめ

幼児期の関わりを見直したい人と、思春期の子どもとの距離に悩む人の両方に。しつけの場面でつい先回りしてしまう癖を手放したいとき。長く手元に置いて読み返したい人に。

良い点

  • 場面ごとの具体例が豊富
  • 過保護と過干渉の区別が明快
  • 何歳からでも、と背中を押す

気になる点

  • 短く凝縮されているので軽く読める
  • 体系的な手順書ではない
  • 図解は多くない

出版社

河出書房新社

発売日

2016年7月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「子どもの心の育てかた」って、タイトルのわりに場面の例が多そうですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、トイレトレーニングや「だ」が始まった時期、思春期の見え方まで、場面ごとに佐々木さんが語りかけてくれます。

過保護はいいけれど、過干渉はいけない、という線引きが印象的でした。

橘ナナミ

橘ナナミ

過保護と過干渉…似てるのに違うんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そこが肝で、親が見えるものだけ与えるのが過干渉。子どもが求めるものを与えるのが過保護、という整理なんです。

同じ著者の『子どもへのまなざし』の流れを汲む一冊で、何歳からでもやり直せる、と励ましてくれますよ。

生き抜く力をはぐくむ 愛着の子育て
7

生き抜く力をはぐくむ 愛着の子育て

ダニエル・J・シーゲル 著|大和書房

¥1,760(税込)

4.1

話題の愛着形成を軸に、子どもの脳と精神面の土台づくりがいかに大事かを、具体例と科学的根拠で示す一冊です。安全であること・見守られていること・なだめられていること・安心していることという4つの土台を、章を追って解説していきます。命令口調のNG例と、気持ちを受け取るOK例が並ぶのが分かりやすい。『「自己肯定感」を高める子育て』の著者による最新作という位置づけです。

こんな人におすすめ

感情のぶつかり合いが増えてきた幼児〜学童期の親。つい突き放す言い方をしてしまうと感じている人が、言葉を置き換える練習をしたいときに。科学的な裏づけが欲しい人にも。

良い点

  • 科学的根拠がしっかりしている
  • NGとOKの言い換えが実践的
  • 4つの土台で整理されている

気になる点

  • やや専門的で読み応えがある
  • 一気に読むには体力がいる
  • 日本の事例は少なめ

出版社

大和書房

発売日

2022年5月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「愛着の子育て」、シーゲルって聞いたことがあります。自己肯定感の本を書いた人ですよね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、その著者の最新作という位置づけです。愛着形成を軸に、安全であること・見守られていること・なだめられていること・安心していることという4つの土台を、科学の裏づけと具体例で示しています。

橘ナナミ

橘ナナミ

4つもあるんですね。命令口調のNG例も載ってる…これは耳が痛い。

佐藤メバル

佐藤メバル

「買ってあげられないからって泣かないで」と突き放す代わりに、「欲しいものが手に入らないのはつらいよね」と気持ちを受け取る。

言葉の置き換えがたくさん載っていて、実践しやすいですよ。

子育て365日 親の不安がスーッと消える言葉集
8

子育て365日 親の不安がスーッと消える言葉集

親野智可等 著|ダイヤモンド社

¥1,650(税込)

3.9

小学校教師として長く、そして現役時代から数えて長年にわたり親と向き合ってきた親野智可等さんによる言葉集です。癒される言葉から気づきをもらえる言葉まで、少し笑えて少し泣けるメッセージを読むうちに、親力が身についていきます。不安ゆえの言葉が、子どもには裏目に届いてしまうという指摘が全編に効いていて、ありのままを受け入れて子育てを楽しもう、と背中を押してくれます。

こんな人におすすめ

毎日の子育てに息切れしていて、一冊を通して読む体力がない人。寝る前に一ページずつ開いて、気持ちを整えたい場面に。不安からつい強く言ってしまう自分に気づきたい人にも。

良い点

  • 短い言葉で読みやすい
  • 不安を手放す視点が得られる
  • 教師としての現場感がある

気になる点

  • 厳しい言葉も混ざる
  • 体系立てた手順書ではない
  • 具体策は少なめ

出版社

ダイヤモンド社

発売日

2022年10月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「子育て365日」って、毎日ひとつずつ読む感じの本ですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

その発想でいいと思います。小学校教師を長く務め、親と向き合ってきた親野智可等さんの言葉集で、不安ゆえの言葉が子どもに裏目に出る、という指摘が全編に効いています。

橘ナナミ

橘ナナミ

愛情から出た言葉が、子どもには「ダメな子だ」と届いてしまう…ドキッとします。

佐藤メバル

佐藤メバル

だからこそ、ありのままを受け入れて、子育てをエンジョイしよう、と。少し笑えて少し泣ける言葉が並ぶので、寝る前に一ページ開くのが似合う一冊ですよ。

新装版 いつからでもやりなおせる子育て
9

新装版 いつからでもやりなおせる子育て

池添素 著|かもがわ出版

¥1,210(税込)

3.9

相談現場から書かれた一冊で、「比べる」子育てに疲れていませんか、という問いから始まります。甘えることから「しっかり」が生まれる、子どもに転ばぬ先の杖は不要——先回りしすぎないことを説く内容です。10代の妊娠や薬物問題など、今も切実な課題をふまえつつ、思春期・青年期を見通したメッセージになっています。もともとの著作を新装版として刊行したもので、いじめや不登校、ひきこもりまで章が分かれています。

こんな人におすすめ

周りと比べて焦ってしまう就学前後の親と、思春期の入り口で戸惑っている人。学校に行かなくなった、呼び出しがあった、といった局面で、心の持ちようを確かめたいときに。

良い点

  • ピンチをチャンスに変える視点
  • 思春期以降まで射程がある
  • 相談現場の具体例が豊富

気になる点

  • やや硬めの造本と文体
  • 幼児期の細かい対応は少ない
  • 図解は多くない

出版社

かもがわ出版

発売日

2019年10月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「いつからでもやりなおせる子育て」…このタイトル、ちょっと救われますね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そうでしょう。これは相談現場から書かれた本で、比べる子育てに疲れていないか、という問いから始まります。

もともとの著作を新装版として出し直したもので、思春期・青年期を見通した内容なんです。

橘ナナミ

橘ナナミ

「転ばぬ先の杖は不要」って言葉も載ってます。先回りしすぎないほうがいいんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

甘えることから「しっかり」が生まれる、という整理が印象的。いじめや不登校、ひきこもりまで章が分かれていて、ピンチをチャンスに、と寄り添ってくれる本ですよ。

この子はこの子のままでいいと思える本
10

この子はこの子のままでいいと思える本

佐々木正美 著|主婦の友社

¥1,870(税込)

3.9

佐々木正美さんが亡くなったあとに編まれた一冊で、お母さんたちの悩み相談に答えながら、いちばん伝えたかったことが届きます。かわいがられるから、いい子になるという一貫した言葉が、相談に寄り添う形で出てきます。「お母さん」が重い、しつけって難しい、親子バトルから抜け出したい、思春期になる前に、父親の役割って何——と章が分かれ、悩みのある場所から開ける構成です。

こんな人におすすめ

「お母さん」という役割の重さに疲れている人。しつけや親子バトルで自信を失っている場面で、自分を責めずに読みたいときに。孤独を感じている親が、そっと手に取るのに向いています。

良い点

  • 悩み別に章が分かれている
  • 語りかける文体で読みやすい
  • 父親の役割にも触れる

気になる点

  • 体系的な育児法ではない
  • 相談形式でやや重なる部分も
  • 図解はあまりない

出版社

主婦の友社

発売日

2020年7月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「この子はこの子のままでいいと思える本」…このタイトル、読む前から泣けそうです。

佐藤メバル

佐藤メバル

佐々木正美さんが亡くなったあとに編まれた一冊で、お母さんたちの悩み相談に答えながら、いちばん伝えたかったことが届きます。

かわいがられるから、いい子になるという一貫した言葉が、相談に寄り添う形で出てくるんです。

橘ナナミ

橘ナナミ

「お母さん」が重い、っていう章があるんですね。しんどい人のための本なんだ。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、しつけや親子バトル、思春期の前、父親の役割まで章が分かれていて、悩みの場所から開けます。孤独な親を減らしたい、という佐々木さんの願いがにじむ本ですよ。

子どものかわいさに出あう
11

子どものかわいさに出あう

近藤直子 著|クリエイツかもがわ

¥1,320(税込)

3.7

発達を学ぶ4つの講座をまとめた一冊で、乳児から幼児になる節目、2歳から3歳の自我のめざめ、4、5歳の心の育ちを扱っています。できる自分とできない自分の間で揺れる——その揺らぎごと子どもを見つめる視点が特徴です。「イヤ」という言葉に秘められた心の育ちを知ったとき、子どもがかわいく見えてくる、というのがこの本の核心。発達の基礎を、落ち着いた語りで学べます。

こんな人におすすめ

「イヤ」の意味が分からず戸惑っている1〜5歳の親。目の前のできごとを発達の視点で捉え直したい人。保育や教育に関わる人が、発達の基礎を手早く押さえたいときにも向きます。

良い点

  • 発達の基礎が短く学べる
  • 「イヤ」の意味が腑に落ちる
  • 薄くて読みやすい

気になる点

  • 実践の具体策は少ない
  • 講座録なので構成は均一でない
  • 写真・イラストの説明は控えめ

出版社

クリエイツかもがわ

発売日

2017年1月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「子どものかわいさに出あう」って、なんだか詩的なタイトルですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

これは発達を学ぶ4つの講座をまとめた本で、乳児から幼児になる節目、2、3歳の自我のめざめ、4、5歳の心の育ちを扱っています。

できる自分とできない自分の間で揺れる、その揺らぎごと子どもを見る、という視点なんです。

橘ナナミ

橘ナナミ

「イヤ」って言うのにも、ちゃんと意味があるんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、その「イヤ」に心の育ちが秘められていると知ると、子どもがかわいく見えてくる。短く読みやすい造本なので、保育や子育ての入門としても向いていますよ。

0~3歳の これで安心 子育てハッピーアドバイス
12

0~3歳の これで安心 子育てハッピーアドバイス

明橋大二 著|1万年堂出版

¥1,540(税込)

3.7

読者の声から生まれた年齢別シリーズの第1弾で、0〜3歳の時期にいちばん大切な心の子育てを、心療内科医で子育てカウンセラーの明橋大二さんがまとめています。「甘えさせる」と「甘やかす」の違いを丁寧に説明してくれるのが大きな強み。○×マンガとあるあるマンガで、忙しい育児の合間にパッと目を通してインプットできます。泣きやまない、イヤイヤ期などのQ&Aも充実しています。

こんな人におすすめ

0〜3歳の初めての育児に不安を感じている人。赤ちゃんが泣きやまない、かんしゃくがひどいと悩む場面で、答え合わせをしたいときに。パパの子育てや親自身の自己肯定感を高めたい人にも。

良い点

  • マンガと図で分かりやすい
  • 甘えさせる/甘やかすの区別が明快
  • Q&Aが実用的

気になる点

  • イラスト中心で情報量は控えめ
  • 対象年齢が0〜3歳に限られる
  • 深い理論は他書に譲る

出版社

1万年堂出版

発売日

2017年6月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「子育てハッピーアドバイス」シリーズ、本屋でよく見ます。イラストが多い!

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、○×マンガとあるあるマンガで、忙しい合間にパッと読めるのが強みです。心療内科医で子育てカウンセラーの明橋大二さんが、0〜3歳でいちばん大切な心の子育てを整理しています。

橘ナナミ

橘ナナミ

「甘えさせる」と「甘やかす」の違いも載ってる。そこがずっと気になってました。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこを丁寧に説明してくれる本は貴重です。泣きやまない、イヤイヤ期、おもちゃの貸し借り、人一倍敏感な子の話まで悩みのQ&Aが並んでいます。

パパの子育てや親自身の自己肯定感にも触れているのがいいところですよ。

忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス
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忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス

明橋大二 著|1万年堂出版

¥1,026(税込)

3.7

パパが子育てに関わるうえでの要点を、マンガを交えてやさしく伝える一冊です。「育てたいけれど何をすればいいか分からない」という声に応えつつ、ほめられると子どもは自信を持って学校や社会へ進めるという基本を説きます。さらに、ママの心を支えることが子育ての要だとし、共感や感謝の言葉といった夫婦のコミュニケーションの取り方まで踏み込んでいるのが特徴です。

こんな人におすすめ

仕事と家の間で揺れているパパ。何から関わればいいか分からないと感じている人が、最初の一歩をつかむときに。パートナーに子育ての視点を共有したいママにもおすすめです。

良い点

  • パパ目線で書かれている
  • 共感と感謝の具体例がある
  • マンガで要点がつかめる

気になる点

  • ママ向けの内容は少ない
  • 理論より実践寄り
  • 年齢別の細かい話は控えめ

出版社

1万年堂出版

発売日

2007年11月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「忙しいパパのための」って、パパ向けに絞った本なんですね。私は当事者じゃないんですけど…

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、これはパパを想定した一冊です。子どもとどう関わればいいか分からない、という声に応えて、ほめられると子どもは自信を持って社会へ進めるという基本から、妻へのサポートの大切さまで書いています。

橘ナナミ

橘ナナミ

共感とか、感謝の言葉とか、夫婦のコミュニケーションの話も入ってるんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、仕事と家の間で揺れるパパの実情も描かれていて、夫婦がお互いの立場を理解するのにも役立ちます。マンガで要点がつかめるので、読書の習慣がない人にも渡しやすいですよ。

ちゃんと泣ける子に育てよう 親には子どもの感情を育てる義務がある
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ちゃんと泣ける子に育てよう 親には子どもの感情を育てる義務がある

大河原美以 著|河出書房新社

¥2,222(税込)

3.7

思いやりのある子、やさしい子に育ってほしいと願うほど、感情をコントロールできない子になってしまう——そんな子育ての逆説から始まる一冊です。感情を育てるのは親の義務、という強い副題が示すとおり、感情に蓋をさせず、泣く・怒るをきちんと扱えるようにする関わりを説きます。よい子に育てたいという願いが裏目に出る仕組みを、心理の専門家が解き明かしています。

こんな人におすすめ

「よい子」を願いすぎて、子どもの感情を抑え込んでいないか不安な人。しつけ本に疲れて視点を変えたい場面で。感情をうまく扱えない子にどう関わるか、考えたい親に向きます。

良い点

  • 感情の扱いを正面から扱う
  • 思いやりの逆説が刺さる
  • 心理の専門家の視点が明確

気になる点

  • 文体はやや硬め
  • 実践の手順は多くない
  • 幼児の日常例は限られる

出版社

河出書房新社

発売日

2006年1月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「ちゃんと泣ける子に育てよう」…泣ける子、ってどういう意味なんでしょう?

佐藤メバル

佐藤メバル

ここが面白いところで、思いやりのある子に育ってほしいと願うほど、かえって感情をコントロールできない子になってしまう、という逆説から始まるんです。

感情を育てるのは親の義務、という強い言葉が副題にあります。

橘ナナミ

橘ナナミ

よい子に育てたい、が裏目に出る…そんなことあるんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

あるんです。だから泣く、怒るという感情をちゃんと扱えるようにする。感情に蓋をさせない関わりを説いています。

しつけ本に疲れたときに読むと、視点が変わると思いますよ。

子どもの気持ちがわかる本 子どももママもハッピーになる子育て
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子どもの気持ちがわかる本 子どももママもハッピーになる子育て

イザベル・フィリオザ 著|かんき出版

¥1,650(税込)

3.7

16カ国以上で翻訳され、海外でも広く読まれている育児書です。神経生物学や生理学をもとに、子どもの困った行動を、行動の裏にある動機から分析するのが特徴。年齢別に章が分かれ、1歳の「ダメ」は「ストップ」と言い換える、口で言うだけでなく手を添える、といった具体策が並びます。泣く、ダダをこねる、順序へのこだわり、きょうだいのケンカまで、かわいいイラストで場面と対応が示されます。

こんな人におすすめ

1歳から5歳ごろの「困った行動」に手を焼いている親。叱る以外の対応を知りたい場面で、年齢に合わせて引ける事典のように使いたい人。プレママ・プレパパにも向きます。

良い点

  • 年齢別に引ける構成
  • 科学的な裏づけがある
  • イラストで場面が想像しやすい

気になる点

  • 海外の事例が中心
  • やや枚数があり通読は重い
  • 日本の制度の話はない

出版社

かんき出版

発売日

2019年3月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「子どもの気持ちがわかる本」、16カ国以上で翻訳されてるって帯に書いてあります。海外の育児書なんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、フランスの著者の本で、神経生物学や生理学をもとに、子どもの行動の裏にある動機を分析するのが特徴です。

年齢別に章が分かれていて、1歳の「ダメ」を「ストップ」と言い換える、といった具体策が並びます。

橘ナナミ

橘ナナミ

「ダメ」を「ストップ」に変えるだけで、伝わり方が違うんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

言葉の選び方ひとつで伝わり方が変わる、というのがこの本の主張。泣く、ダダをこねる、順序へのこだわり、ケンカまで、困った場面と対応がかわいいイラストで示されます。目からウロコの一冊ですよ。

子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉【「考える子どもに導く7つのステップ〜小学校までに親にできること」DL特典付き】
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子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉【「考える子どもに導く7つのステップ〜小学校までに親にできること」DL特典付き】

天野ひかり 著|ディスカヴァー・トゥエンティワン

¥1,870(税込)

3.5

よかれと思った声かけが、実は子どもの自己肯定感を下げていた——そんなショッキングなケースを多数紹介する一冊です。著者の天野ひかりさんはNHK「すくすく子育て」の元司会で、多くの親子の悩みに接してきた経験から、「ほめる」ではなく「認める」ことがカギだと説きます。叱らずにゲームをやめさせる、宿題の声かけ、片付け、きょうだいゲンカまで、場面別の正解が並び、親子の視点の違いをマンガで見せてくれます。

こんな人におすすめ

毎日つい声を荒げてしまい、あとで罪悪感を抱える人。ゲームや宿題で叱らずに関わりたい場面で、具体的な言葉を探しているときに。活字が苦手でマンガから入りたい人にも向きます。

良い点

  • 場面別の声かけが具体的
  • 認めるという視点が新しい
  • マンガで視点の違いが分かる

気になる点

  • 事例が多く分量は多め
  • 理論より実践寄り
  • 特典は読者限定のため内容は非公開

出版社

ディスカヴァー・トゥエンティワン

発売日

2023年3月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉」…これ、自分の言い方を反省させられそう。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、よかれと思った声かけが、実は自己肯定感を下げていた、というケースが紹介されます。著者の天野ひかりさんはNHK「すくすく子育て」の元司会で、「ほめる」ではなく「認める」がカギだと説いています。

橘ナナミ

橘ナナミ

ほめると認めるって、違うんですね。ゲームばかりのときの声かけとかも載ってる。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、叱らずにやめさせる、宿題をやりたがらないときの言葉、片付け、きょうだいゲンカまで、場面別の正解が並びます。

親子の視点の違いをマンガで見せてくれるので、活字が苦手でも入りやすいですよ。

脳を傷つけない子育て: マンガですっきりわかる
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脳を傷つけない子育て: マンガですっきりわかる

友田明美 著|河出書房新社

3.5

「ダメ!」「はやくして!」「あとでね」——そんな言葉が、しつけのつもりでも子どもの脳を傷つけることがある。マルトリートメントの研究を明らかにしてきた小児精神科医の友田明美さんが、身近な大人の何気ない言動をテーマに、その仕組みと傷つけない接し方を解説します。豊富なイラストとマンガで、幼児期、学童期、思春期に分けて対応を提案。最後は自分のことも「ほめ育てよう」と締めくくります。

こんな人におすすめ

つい口癖のように強い言葉をかけてしまうと感じている親。自分の関わりを見直したい場面で、感覚ではなく仕組みから理解したいときに。子育て支援や保育に関わる人にも。

良い点

  • 脳の仕組みから理解できる
  • 年齢別に対応が示される
  • 責めずに変えられる構成

気になる点

  • テーマが重く感じられる
  • イラスト中心で情報は圧縮
  • 詳細な療育の話は少ない

出版社

河出書房新社

発売日

2019年2月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「脳を傷つけない子育て」、タイトルがちょっと重いですね…「ダメ!」も傷つけるんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そこがこの本の核心で、しつけのつもりの言動でも子どもの脳が傷つくことがある、というマルトリートメントの研究を、小児精神科医の友田明美さんが解説しています。

身近な大人の何気ない言葉がテーマなんです。

橘ナナミ

橘ナナミ

「はやくして」「あとでね」…私も言いそう。イラストで分かりやすくしてくれてるのは助かります。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、幼児期、学童期、思春期に分けて、傷つけないための方法が並びます。最後は自分のことも「ほめ育てよう」で締まる。

責める本ではなく、変えていける本ですよ。

「もう叱りたくない!」と思ったら読む本――子育て世代の新常識・マンガ〈叱る依存〉がとまらない(仮)
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「もう叱りたくない!」と思ったら読む本――子育て世代の新常識・マンガ〈叱る依存〉がとまらない(仮)

フクチマミ 著|紀伊國屋書店

¥1,650(税込)

3.5

『〈叱る依存〉がとまらない』をマンガにした一冊です。どうしたら子どもに伝わるのか、「怒る」と「叱る」は違うのか、なぜ何度叱っても変わらないのか、叱らない育児は子どものためになるのか——そんな疑問に、つい叱ってしまう脳のしくみから答えていきます。仕組みが分かると子どもへの接し方が変わり、自分自身もラクになる。育児で時間が取れない人でも一気に読めるのが強みです。

こんな人におすすめ

叱るたびに自己嫌悪を繰り返している人。何度言っても変わらないと感じている場面で、原因を理解して手放したいときに。叱り方そのものを見直したい親にも。

良い点

  • マンガで一気に読める
  • 叱る仕組みから理解できる
  • 親自身がラクになる視点

気になる点

  • マンガ化で情報は凝縮
  • 詳細な理論は原作へ
  • 年齢別の対応は多くない

出版社

紀伊國屋書店

発売日

2026年8月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「もう叱りたくない!」、この気持ち、すごく分かります。

佐藤メバル

佐藤メバル

これは『〈叱る依存〉がとまらない』という本をマンガにしたもので、つい叱ってしまう脳のしくみから説明してくれます。

「怒る」と「叱る」は違うのか、何度叱っても変わらないのはなぜか、という疑問に答えてくれるんです。

橘ナナミ

橘ナナミ

叱ることに依存しちゃう…って、こわいけど身に覚えがありそう。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう思える人こそ読む価値がある。仕組みが分かると子どもへの接し方が変わり、自分もラクになる。マンガなので、育児で時間が取れない人でも一気に読めますよ。

子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本
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子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本

フィリッパ・ペリー 著|日経BP 日本経済新聞出版

¥2,420(税込)

3.5

英国の心理療法士フィリッパ・ペリーが、親子関係の悩みに向き合ってきた実例をもとに、親子の絆を深める秘訣をまとめた話題の書です。あなたのいらだちの原因は目の前の子ではなく、自分が育てられた過去にあるのでは、という問いかけが軸。妊娠・出産期の悩み、感情の扱い、思春期の距離感、自走できる子になるためのスキルまで、実践的なアドバイスが詰まっています。人間関係全般にも役立つ一冊です。

こんな人におすすめ

子どもへの感情の動きに戸惑っている人。自分の育てられ方と向き合いたい場面で、負の連鎖を断ち切りたいときに。妊娠・出産期から思春期まで、長く参照したい人にも。

良い点

  • 親の過去に踏み込む深さ
  • 出産から思春期まで幅広い
  • 実例が豊富で具体的

気になる点

  • ページ数が多く読み応えがある
  • 感情が揺さぶられる
  • 心理療法の文脈で硬めの箇所も

出版社

日経BP 日本経済新聞出版

発売日

2023年10月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「自分の親に読んでほしかった本」って題名が刺さります。自分の親との関係を見るんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、そこが他の育児書と決定的に違うところ。英国の心理療法士フィリッパ・ペリーが、あなたのいらだちの原因は目の前の子ではなく、自分が育てられた過去にあるのでは、と問いかけるんです。

橘ナナミ

橘ナナミ

負の連鎖を断ち切る、という話も聞きます。妊娠や出産の時期の話も入ってるんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

赤ちゃんとの絆、感情の扱い、思春期の距離感、行動の変え方まで、実例をもとに丁寧に。世界中で読まれているベストセラーで、夫婦や職場の人間関係にも効く一冊ですよ。

子育てママに知ってほしい ホンモノの自己肯定感
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子育てママに知ってほしい ホンモノの自己肯定感

井上顕滋 著|幻冬舎

¥1,760(税込)

3.5

子育てに正解はないが間違いはある——という立場から、ホンモノの自己肯定感の育て方を説く一冊です。ありのままを受け入れ「生まれてきてくれてありがとう」と伝える母性愛だけでは、失敗を恐れて挑戦できない「ニセモノの自己肯定感」になってしまう。そこにルールや規範という父性愛を重ねてはじめてホンモノになる、という整理が特徴。心理学・脳科学をベースに、2つの愛情の注ぎ方を解説します。

こんな人におすすめ

自己肯定感を高めたいけれど、ほめてばかりでいいのか迷っている人。優しさと厳しさのバランスに悩む場面で、指針が欲しいときに。芯の強い子に育ってほしいと願う親に向きます。

良い点

  • 母性愛と父性愛で整理される
  • 心理学・脳科学がベース
  • 厳しさの役割を肯定する

気になる点

  • 母と父の役割分担に違和感を持つ人も
  • 演習の詳細は限られる
  • 事例はやや少なめ

出版社

幻冬舎

発売日

2024年3月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「ホンモノの自己肯定感」って、ニセモノもあるんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

あります。この本の主張は明快で、ありのままを受け入れる母性愛だけだと、失敗を恐れて挑戦できない「ニセモノの自己肯定感」になってしまう、というんです。

そこにルールや規範という父性愛を重ねてはじめてホンモノになる。

橘ナナミ

橘ナナミ

優しさと厳しさ、両方いるんですね。企業の研修をしていた人が書いてるのが意外です。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、もともと企業研修で自己肯定感を扱っていた著者が、子ども向けに作り直したのが始まり。心理学や脳科学をベースに、母性愛と父性愛の注ぎ方を具体的に説明していますよ。

0歳からはじめる 子どもの感情を育てる本
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0歳からはじめる 子どもの感情を育てる本

アリッサ・キャンベル 著|かんき出版

¥1,980(税込)

3.5

「泣かないの」「大丈夫だから」「騒がないで」——そんなふうに子どもの感情を軽く扱う時代は終わりました、という出発点から始まる一冊です。癇癪や、たたく・噛むといった行動への対応を、感情を理解し名前をつけて受け止める手順として体系的に示します。ニューヨーク・タイムズのベストセラーで、感情の爆発、境界線の引き方、複数の子どもの場合まで段階を追って解説。生涯にわたる心のしなやかさの土台づくりをめざします。

こんな人におすすめ

子どもの激しい感情にどう応えればいいか分からない人。癇癪や手が出る行動に向き合う場面で、その場しのぎでない方法を身につけたいときに。きょうだいがいる家庭にも。

良い点

  • 感情対応の手順が体系的
  • 科学的な裏づけがある
  • きょうだいのケースも扱う

気になる点

  • ページ数が多く通読は重い
  • 海外の文脈が中心
  • 即効性より土台づくり

出版社

かんき出版

発売日

2026年9月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「0歳からはじめる 子どもの感情を育てる本」、ニューヨーク・タイムズのベストセラーなんですね。少し分厚い!

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、感情に名前をつけて受け止めるという実践を体系的に扱った本です。「泣かないの」「大丈夫だから」と感情を軽く扱う時代は終わり、というのが出発点。

癇癪や、たたく・噛む行動への対応を、独自のメソッドで整理しています。

橘ナナミ

橘ナナミ

親子で気持ちを整える、という考え方なんですね。手順が追えそう。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、感情の爆発、境界線の引き方、結果やごほうび、きょうだいがいる場合まで段階を追って説明されます。

生涯にわたる心のしなやかさの土台をつくる、という長い目線がいいところですよ。

0歳~6歳 子どもの感情コントロール力の育て方: 自分を理解して、思いを伝えられる子に
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0歳~6歳 子どもの感情コントロール力の育て方: 自分を理解して、思いを伝えられる子に

湯汲英史 著|Gakken

¥1,650(税込)

3.5

「不機嫌な子ども」が増えている、という問題意識から始まる一冊です。理由は、年齢相応のふるまいを知らない、言葉の理解が足りない、気持ちを言葉で表現できないなどさまざま。その背景を発達の過程から解きほぐすのがこの本の核です。感情的になって手が出る前に、自分の気持ちを言葉にできるようにする。年齢ごとに現れる発達を論拠にしているので、焦らずに読める構成になっています。

こんな人におすすめ

怒りをすぐ行動に出してしまう幼児の親。「どうして分かってくれないの」と感じる場面で、背景から理解したいときに。保育や療育の現場で関わる人が、対応の引き出しを増やしたいときにも。

良い点

  • 発達の過程が論拠になる
  • 不機嫌の理由が整理される
  • 具体的な対応法がある

気になる点

  • 分量はコンパクトで物足りない場合も
  • 図表中心で文章は控えめ
  • 学童期以降は別途必要

出版社

Gakken

発売日

2025年6月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

湯汲英史さんのシリーズ、3冊あるんですね。まず感情コントロールのほうから気になります。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、これは「不機嫌な子ども」が増えている、という問題意識から始まります。理由は年齢相応の振る舞いを知らない、言葉の理解が足りない、気持ちを言葉にできない、など。

その背景を発達の過程から解きほぐす本です。

橘ナナミ

橘ナナミ

怒りのコントロールも、練習で身につけられるものなんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、反射的に手が出る前に、気持ちを言葉にする力を育てる。年齢ごとの発達を論拠にしているので、うちの子は遅いのでは、と焦らずに読めます。

保育や療育の現場でも参照される内容ですよ。

0歳~6歳 子どものレジリエンスの育て方: 自分で立ち直れる子に
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0歳~6歳 子どものレジリエンスの育て方: 自分で立ち直れる子に

湯汲英史 著|Gakken

¥1,650(税込)

3.5

人生を生き抜くために、ストレスに負れずしなやかに生きていける子に育てるにはどうすればいいか——を扱う一冊です。折れない心が一時もてはやされたけれど、折れたとしても立ち直れれば、あるいは柔軟に対応できれば、ぐっと生きやすくなる、という言い換えが核心。勉強でもスポーツでも早くから競争にさらされる時代に、レジリエンス=立ち直る力の発達段階に沿った育て方を解説します。

こんな人におすすめ

失敗するとすぐに心が折れてしまう子の親。園や学校でつまずいた場面を想定して、回復力をどう育むか考えたいときに。競争の多い環境で子育てしている人にも。

良い点

  • 立ち直る力という切り口が明快
  • 発達段階に沿っている
  • 感情コントロール編と対で読める

気になる点

  • 実践の具体例は簡潔
  • 分量はコンパクト
  • 学童期以降は限られる

出版社

Gakken

発売日

2025年5月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

次は「レジリエンスの育て方」。折れない心、じゃなくて立ち直る力、なんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこがポイントで、折れない心が一時もてはやされたけれど、折れても立ち直れればいい、と著者は言い換えています。

勉強でもスポーツでも早くから競争にさらされる時代に、しなやかに生きる力を育てる、という視点です。

橘ナナミ

橘ナナミ

立ち直る力が弱いと、園に行けなくなったり、不登校につながったりするんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、そこまで見据えているから、幼い時期からの土台づくりが大事になる。発達段階に沿って回復力の育て方を解説しています。

感情コントロールの本と並べて読むと立体的になりますよ。

0歳~6歳 子どもの社会性の育て方: 主体的で仲間と協力できる子に
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0歳~6歳 子どもの社会性の育て方: 主体的で仲間と協力できる子に

湯汲英史 著|Gakken

¥1,650(税込)

3.5

もともと保育者向けだった本を、保護者向けに調整した一冊です。「言うことを聞かない」のは心が育っている証、という言い方が印象的で、3歳と5歳では伝わる言葉が全く違う、という発達の話から入ります。自我の発達や愛着の形成、感情の育ちと共感、自立、ことばの育ちといった観点で心の仕組みを解説。年齢ごとの発達過程表と、子育て10か条が添えられています。

こんな人におすすめ

「うちの子、友達がいないのでは」と心配な就学前の親。ぐずぐずや言い張りに手を焼く場面で、その姿を発達として捉え直したいときに。保育に関わる人にも実用的です。

良い点

  • 発達過程表が分かりやすい
  • 困った姿を前向きに捉えられる
  • 具体的な声かけ例がある

気になる点

  • 保育者向けだった名残がある
  • 図表中心の構成
  • 学童期の内容は含まない

出版社

Gakken

発売日

2025年4月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

3冊目は社会性の育て方。保育士のてぃ先生が推薦してるって書いてあります。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、これはもともと保育者向けだった本を保護者向けに調整したものです。「言うことを聞かない」のは心が育っている証、という言い方が印象的で、3歳と5歳では伝わる言葉が全く違う、という発達の話から始まります。

橘ナナミ

橘ナナミ

発達過程表があるんですね。おもちゃがなくて泣きわめくときの対応も具体的だ。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、3歳なら「残念だね」とあきらめることを伝える、4歳なら事前に「ないかもしれないね」と予告する、といった具合です。

相手を尊重しつつ自分で決められる子に、というゴールがはっきりしていますよ。

子育てはピンチがチャンス! 乳幼児期のこどもの発達と愛着形成
25

子育てはピンチがチャンス! 乳幼児期のこどもの発達と愛着形成

藤田絵理子 著|福村出版

¥1,540(税込)

3.5

生涯発達を支える基盤となる愛着形成を、乳幼児期の発達と重ねて解説する一冊です。9ヶ月ごろから5歳半ごろまで、みつきちゃんという子の日記と漫画のエピソードを交えながら、時期ごとに「安全基地」の役割がどう変わるかを丁寧に追っていきます。2歳半の「あくなきチャレンジャー期」のように、自我の芽生えを名前をつけて前向きに捉え直せるのが持ち味。子育てや保育に関わる人の入門として読みやすい構成です。

こんな人におすすめ

0歳から就学前まで、発達の見通しを立てたい親。自我の芽生えやかんしゃくの時期を、こわがらずに迎えたいときに。保育・教育の学び直しをしたい人にも向きます。

良い点

  • 漫画エピソードで情景が浮かぶ
  • 時期ごとの変化が追える
  • 愛着形成の基礎が学べる

気になる点

  • コンパクトで概要に留まる
  • 解釈は発達心理の枠組み
  • 学童期以降は扱わない

出版社

福村出版

発売日

2021年8月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

最後は「子育てはピンチがチャンス!」。漫画のエピソードが入ってるんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、乳幼児期の発達と愛着形成を、みつきちゃんという子の日記と漫画で追っていく本です。9ヶ月ごろから5歳半ごろまで、時期ごとに「安全基地」の役割がどう変わるかを丁寧に見ていきます。

橘ナナミ

橘ナナミ

2歳半の「あくなきチャレンジャー期」とか、名前がついてるのが面白いです。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、自我の芽生えをポジティブに捉え直せるのがこの本の持ち味です。著者の藤田絵理子さんは学校心理士で、相談現場の視点も入っている。

子育てや保育に関わる人の入門として読みやすいですよ。

「かわいがり子育て」とは何か ─ 甘やかし・過保護・過干渉・しつけの境界

橘ナナミ

橘ナナミ

佐藤さん、そもそも「かわいがり子育て」って、ひと言でいうと何なんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

佐々木正美が繰り返し書いていたのは、「かわいがられるから、いい子になる。かわいい子だから、かわいがるのではない」という逆転の発想なんだ。『子育てのきほん 新装版』の冒頭にも、子育てでなにより大切なのは「子どもが喜ぶこと」をしてあげること、そしてそれを自分自身の喜びにすること、と書かれている。

橘ナナミ

橘ナナミ

順番が逆、というのがポイントなんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。で、ここで必ず混同されるのが甘やかし・過保護・過干渉の違いだ。甘やかすのは、ルールを手放して要求をそのまま通してしまうこと。過保護は、子どもにしてあげたいことを与えること。過干渉は、そこからさらに踏み込んで、子どもが望まないことまで口や手を出すこと。『子どもの心の育てかた』でも、過保護と過干渉は別のものとして論じられている。しつけは、このどれかではなく「教える」側の話だね。

橘ナナミ

橘ナナミ

じゃあ「しつけ」は、いつから始めればいいんでしょう。

佐藤メバル

佐藤メバル

その問いに正面から答えているのが『0~3歳の これで安心 子育てハッピーアドバイス』で、年齢に合わせたしつけと、「甘えさせる」と「甘やかす」の違いが整理されている。甘えさせるのは要求に応えること、甘やかすのはルールを手放すこと。応えることと、手放すことは違うんだよ。

愛着理論と自己肯定感 ─ 「甘えさせる」を裏づける

橘ナナミ

橘ナナミ

「甘えさせる」に、そんなに理論的な裏づけがあるんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

あるよ。『生き抜く力をはぐくむ 愛着の子育て』は、愛着形成を軸に、安全であること・見守られていること・なだめられていること・安心していることという土台を、具体例と科学的根拠で説明している。『子育てはピンチがチャンス! 乳幼児期のこどもの発達と愛着形成』は、9か月ごろ、1歳半ごろ、2歳半ごろ……と節目ごとに「安全基地」の意味を、漫画のエピソードを交えて解説しているね。

橘ナナミ

橘ナナミ

甘やかしとは、まったく別の話なんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。甘えを受け止められた経験が、あとで自立のエネルギーになる。『0歳からはじめる 子どもの感情を育てる本』は、感情を軽く扱わずに寄り添う具体的な方法を示し、それが生涯にわたる心のしなやかさの土台になると書いている。自己肯定感の側から書いた本なら『子育てママに知ってほしい ホンモノの自己肯定感』があって、母性愛と父性愛の両方を注ぐことを説いている。逆に、感情を抑え込ませることの危うさを扱ったのが『ちゃんと泣ける子に育てよう』だね。

橘ナナミ

橘ナナミ

脳の話になると、ちょっと身構えちゃいます。

佐藤メバル

佐藤メバル

なら『脳を傷つけない子育て』がいい。マンガで、日常に潜む不適切なかかわりと、脳を傷つけないための接し方を示してくれる。専門用語で心を閉ざす前に、まず絵で流れをつかむのがおすすめだよ。

佐々木正美の読む順路と、パパ・共働き・親支援の一冊

橘ナナミ

橘ナナミ

佐々木正美の本って何冊もありますよね。やっぱり順番に読むべきですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

順路をつくるなら、まず『子育てのきほん 新装版』で全体像をつかむ。入門書として位置づけられているからね。次に『かわいがり子育て―3歳までは思いっきり甘えさせなさい』で考え方の芯をつかむ。そこから悩み別に広げる。キレる、不登校、ひきこもりといった心配ごとが軸なら『子どもを伸ばす かわいがり子育て』、お母さんの悩み相談を読みたいなら『この子はこの子のままでいいと思える本』、乳児期から思春期まで通しで見たいなら『子どもの心の育てかた』だね。

橘ナナミ

橘ナナミ

この順路なら迷わなさそうです。共働きやパパ向けはどうですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

『忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス』は、何をすればいいか分からないパパに向けて、子どもと関わる意味と、お母さんの心を支えることの大切さを漫画で説明している。ワンオペで消耗している人には、まず親支援の棚をすすめたい。『子育て365日』は親の不安そのものに寄り添う言葉集だし、『子どもとの関係が変わる 自分の親に読んでほしかった本』は、自分の育ちを見つめ直して負の連鎖を断ち切る視点をくれる。声かけの実践なら『子どもを伸ばす言葉 実は否定している言葉』が「認める」と「ほめる」の違いから具体的に示してくれる。

橘ナナミ

橘ナナミ

叱り方そのものに悩む人も多そうです。

佐藤メバル

佐藤メバル

それなら『「もう叱りたくない!」と思ったら読む本』だね。つい叱ってしまう脳のしくみを知ると、子どもへの接し方も、自分への扱いも変わってくる。あと、これは書店員時代に何度も見た光景なんだけど、育児書の棚の前で立ったまま読みふけって、結局一冊も買わずに帰るお母さんがいる。気持ちはすごく分かるんだけど、一冊だけ連れて帰るほうが、棚を全部眺めるよりずっと近道なんだよ。

よくある質問

かわいがり子育ては甘やかしとどう違うのですか?

橘ナナミ

橘ナナミ

かわいがり子育ては甘やかしとどう違うのですかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

甘えさせるのは子どもの要求を受け止めて応えること、甘やかすのはルールを手放して何でも通してしまうことです。『0~3歳の これで安心 子育てハッピーアドバイス』では「甘えさせる」と「甘やかす」の違いが章立てで整理されています。応えることと手放すことは別物だと覚えておくと、判断に迷いにくくなります。

佐々木正美の本はどれから読めばいいですか?

橘ナナミ

橘ナナミ

佐々木正美の本はどれから読めばいいですかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

全体像をつかむなら『子育てのきほん 新装版』から。考え方の芯は『かわいがり子育て―3歳までは思いっきり甘えさせなさい』、悩み別に広げるなら『子どもを伸ばす かわいがり子育て』、お母さんの相談を読みたいなら『この子はこの子のままでいいと思える本』、乳児期から思春期まで通すなら『子どもの心の育てかた』という順路が組みやすいです。最初の1冊を決めて読み切るほうが、何冊も並行するより頭に残ります。

『3歳までは思いっきり甘えさせなさい』は本当ですか?

橘ナナミ

橘ナナミ

『3歳までは思いっきり甘えさせなさい』は本当ですかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

この言葉は『かわいがり子育て―3歳までは思いっきり甘えさせなさい』のタイトルにもなっている考え方で、甘えを受け止められる経験が自立の土台になる、という立場です。『0~3歳の これで安心 子育てハッピーアドバイス』にも、小さいときにしっかり甘えた子がしっかり自立する、という記述があります。守るべきルールではなく、愛着の土台をつくる期間として読むと受け取りやすいです。

過保護と過干渉の違いは何ですか?

橘ナナミ

橘ナナミ

過保護と過干渉の違いは何ですかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

過保護は、子どもにしてあげたいことを与えること。過干渉は、そこからさらに踏み込んで、子どもが望まないことまで口や手を出すことです。『子どもの心の育てかた』では過保護と過干渉が別のものとして論じられています。与えることと、決めてしまうことは違うと整理すると混乱しにくくなります。

育児書は何冊くらい読めばいいですか?多すぎて混乱します

橘ナナミ

橘ナナミ

育児書は何冊くらい読めばいいですか?多すぎて混乱しますについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

冊数を決めるより、目的をひとつに絞るのがおすすめです。手順が知りたいなら実用書、考え方を知りたいなら思想書、心を整えたいなら親支援書。この3つから今いちばん必要だと思うものを1冊選び、読み終えてから次を足す。同時に何冊も開かないだけで、混乱はずいぶん減ります。

共働きで時間がない親でも実践できる本はありますか?

橘ナナミ

橘ナナミ

共働きで時間がない親でも実践できる本はありますかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

短い単位で読めるものを選ぶといいです。『子育て365日 親の不安がスーッと消える言葉集』は短い言葉が並ぶ形式、『忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス』は漫画中心で、まとまった時間が取れなくても読み進められます。1日1ページでいいと決めてしまうのが、いちばん続きます。

育児書がわが子に当てはまらないときはどうすればいいですか?

橘ナナミ

橘ナナミ

育児書がわが子に当てはまらないときはどうすればいいですかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

育児書は診断書ではなく、選択肢のカタログです。『0歳~6歳 子どもの社会性の育て方』のように発達の過程を丁寧に示す本でも、あくまで目安で個人差があると添えられています。当てはめようとするのをやめて、使える言葉だけ拾う読み方に切り替えると楽になります。

電子書籍や要約サービスでも代用できますか?

橘ナナミ

橘ナナミ

電子書籍や要約サービスでも代用できますかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

通勤や寝かしつけのすきま時間なら電子は強い味方です。ただ、『子育てのきほん 新装版』のようにオールカラーや漫画が読みやすさの中心になっている本、『脳を傷つけない子育て』のように図解で理解する本は、紙のほうが頭に入りやすい面があります。要約で全体像をつかんでから、必要な1冊を手元に置く、という順番がおすすめです。

まとめ

橘ナナミ

橘ナナミ

今日の話、けっこう腹に落ちました。育児書って「正しい親にならなきゃ」という本だと思っていたんですけど、そうじゃないんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。『子育てのきほん 新装版』には「親が望む子どもに育てるのではなく、子どもが望む親になってください」という言葉がある。育児書は、親を採点する問題集じゃないんだよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

じゃあ、一冊読み終えたあと、何をすればいいんでしょう。

佐藤メバル

佐藤メバル

できたかどうかを確かめるより、その日いちばん子どもが笑った瞬間を思い出してみる。それで十分だと思う。

橘ナナミ

橘ナナミ

なんだか、ちょっと泣きそうになりました……。

佐藤メバル

佐藤メバル

はは、そう言ってもらえると書いた側もうれしいね。最後にひとつだけ。かわいがり子育ての本は、正しい抱き方を教える説明書じゃない。『かわいがり子育て』の最初に出てくるのは「抱っこ!」という子どもの声だ。本は、その声に応えようとする腕に、そっと手を添えてくれる誰かみたいなものなんだ。一冊を手の届くところに置いておく。それだけで、抱っこの腕が少し軽くなるはずだよ。

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