経済教室本のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】

監修

佐藤メバル

佐藤メバル

@shelfy_mebaru

編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ

橘ナナミ

@medias_nanami

編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。

最終更新: 2026年10月

橘ナナミ

橘ナナミ

佐藤さん、「経済 教室」って言葉で検索したら、同じようなタイトルの本がぞくぞく出てきて、どれから読めばいいのか分からなくなっちゃいました。

佐藤メバル

佐藤メバル

いい質問だね。書店員だった頃、経済の棚を作るときに僕も同じ壁にぶつかったよ。「教室」と名乗る本は、対象も難易度もまるで違う。だからまずその教室が誰に向けて開かれているかを見るんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

誰に向けてか……たとえばどんな違いがあるんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

「高校生のための経済学入門」は、高校生が経済ニュースを自分の頭で読めるようにする本で、需要と供給から金融政策、貿易まで全体像を一冊で描く。いっぽう「世界最高峰の経済学教室」は、ノーベル賞クラスの経済学者たちのインタビューを読む教養の本だ。同じ「教室」でも入り口がまったく違う。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど!じゃあ「自分がどの教室の生徒になりたいか」を先に決めるんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。それからもう一つ、いきなり分厚い教科書から入らないこと。経済書で挫折する人の多くは、本が難しすぎたんじゃなくて読む順番を間違えているんだよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

順番……!それ、いちばん知りたいです。

佐藤メバル

佐藤メバル

じゃあ、選び方の軸から順に整理していこうか。

経済教室本の選び方

目的別

橘ナナミ

橘ナナミ

最初に決めるのは、やっぱり目的ですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

うん。教養として仕組みを知りたいなら「池上彰の経済学入門」。物の値段の決まり方から銀行の信用創造、資本主義と新自由主義の流れまで、身近な例で一本につながる。仕事の前提知識なら「アメリカの高校生が学んでいる経済の教室」で、機会費用や比較優位、需要と供給、為替、インフレを順に押さえられる。

橘ナナミ

橘ナナミ

ニュースの論調を疑いたい、資格のため、という目的だと?

佐藤メバル

佐藤メバル

論調を疑うなら「目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】」。ただし主張が強いので、別の立場の本と突き合わせるのが前提だね。試験対策なら「ガブッ!とわかる 世界一やさしいマクロ経済学の教室」が向くとされ、金融実務の基礎なら「やさしい金融経済教室」がある。投資の前提を考えたい人には「おカネの教室」が、投資は何のためにあるのかを物語の中で問いかけてくれるよ。

形式別

橘ナナミ

橘ナナミ

形式の違いも知りたいです。小説や対話形式だと入りやすい気がします。

佐藤メバル

佐藤メバル

物語なら「おカネの教室」。中学生の隼人と乙女が「そろばん勘定クラブ」でお金の仕組みを学ぶ青春経済小説で、解説は池上彰が書いている。対話形式なら「経済ってなんだ? 世界一たのしい経済の教科書」、図解中心なら「ガブッ!とわかる 世界一やさしいマクロ経済学の教室」だね。

橘ナナミ

橘ナナミ

新書・文庫と、大学の教科書はどう使い分けますか?

佐藤メバル

佐藤メバル

「池上彰の経済学入門」はちくまプリマー新書、「高校生のための経済学入門[新版]」はちくま新書、「おカネの教室」は新潮文庫で、通勤かばんに入る。マンキュー「入門経済学」や伊藤元重「入門経済学」、塩澤修平「経済学・入門」は章末に演習問題を備えた教科書で、ひと通り読んだ後の段階だと思っておくといい。

難易度別

橘ナナミ

橘ナナミ

数式が出てくると無理、という読者も多いと思います。

佐藤メバル

佐藤メバル

数式なしで読める本はちゃんとあるよ。「経済ってこうなってるんだ教室」は小学校の算数と国語の力で読めるように書かれていて、金利と国債の関係、為替のメカニズム、付加価値や生産の意味から、最後は金融政策まで届く。「今までで一番やさしい経済の教科書[最新版]」も、為替・物価・貿易・国債・税金・投資をやさしい言葉で整理している。

橘ナナミ

橘ナナミ

理論の土台を作るとしたら?

佐藤メバル

佐藤メバル

マンキュー「入門経済学」の「経済学の10原則」で考え方の骨組みを作ってから、伊藤元重「入門経済学」や塩澤修平「経済学・入門」へ進む。ここがミクロ・マクロの定番で、中級への入口になる。

読了時間別

橘ナナミ

橘ナナミ

何日で読めるかのめやすも欲しいです。

佐藤メバル

佐藤メバル

目安として、100ページ台は数時間から一日、200〜300ページ台は数日、500ページ級の教科書は数週間の精読だね。「こども経済教室」や「公民が苦手だった人のための現代経済入門教室」は100ページ台だから、最初の一冊に向く。

橘ナナミ

橘ナナミ

分厚い本を買って積んでしまうのは避けたいです。

佐藤メバル

佐藤メバル

一冊読み切った経験が次の燃料になる。薄い本から入って、物足りなくなったら厚い本へ移る。この順番が、結果的にいちばん遠くまで連れていってくれるんだ。

入手性別

橘ナナミ

橘ナナミ

電子書籍やオーディオブックで読みたい場合は?

佐藤メバル

佐藤メバル

対応は本ごとに違うから、買う前に各ストアで確認するのが確実だね。対話形式や物語形式の本は耳で追いやすい。図書館も味方で、新書・文庫や息の長い入門書は入っていることが多い。重版されていない本は、先に中古や電子の有無を確かめておくと空振りが少ないよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

版の違いはどう見分けますか?

佐藤メバル

佐藤メバル

「新版」「最新版」「第3版」といった表記は内容が更新されたサインだ。「高校生のための経済学入門」は[新版]が出ているし、「池上彰の経済学入門」は旧『「見えざる手」が経済を動かす』をリニューアルしたもの。マンキュー「入門経済学」も版ごとに内容が見直される。訳書は訳者と版で読み味が変わるから、書誌を確認して選ぼう。

経済教室本をひと目で比較

橘ナナミ

橘ナナミ

えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず

#画像名称おすすめ対象価格一言
1
目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】
目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】「財政破綻」「消費増税」「デフレ」のニュースに、どこか納得がいかない人。学校で習った経済学の説明に違和感を覚えた大学生や社会人。テレビや新聞の解説を鵜呑みにせず、通説を一度疑ってみたい読者に最適。読み終えると経済の見え方が変わる。¥1,300経済常識が180度変わる
2
スティグリッツ教授の経済教室―グローバル経済のトピックスを読み解く
スティグリッツ教授の経済教室―グローバル経済のトピックスを読み解く海外経済や国際貿易のニュースを、経済学の言葉で理解したい人。入門書を一冊読み終えて、次のステップに進みたい読者。グローバルな視点を持ちたいビジネスパーソンや学生に。352ページをじっくり読む時間があると安心だ。¥1,870グローバル経済を読み解く教室
3
父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。
父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。経済の本を何度読んでも頭に入らなかった人。物語のように読み進められる入門書を探している高校生や大学生。格差や金融の仕組みを、社会の仕組みそのものとして考えたい大人にも向く。¥1,358経済を物語として味わう一冊
4
アメリカの高校生が学んでいる経済の教室
アメリカの高校生が学んでいる経済の教室学校で経済をきちんと習わなかった社会人。お金の流れと仕組みを、用語から体系立てて学び直したい大学生。金融教育をわが子に伝えたい親が、まず自分自身の学びとして手に取るのにも向く。¥1,650アメリカ流・経済のきほん
5
経済ってこうなってるんだ教室 ―小学校の算数と国語の力があればわかる、経済・金融の超入門書!
経済ってこうなってるんだ教室 ―小学校の算数と国語の力があればわかる、経済・金融の超入門書!新聞やニュースを読んでも内容が頭に残らない人。用語の手前でつまずいて経済書を何冊も途中で閉じてきた読者。短時間で金融政策までたどり着きたい社会人。通勤時間などのすきま時間の読書にも向く。¥1,470新聞が読めるようになる超入門

経済教室本のおすすめ人気ランキング

橘ナナミ

橘ナナミ

一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!

佐藤メバル

佐藤メバル

よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい

目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】
1

目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】

中野剛志 著|ベストセラーズ

¥1,300(税込)

4.8

中野剛志が、デフレや財政赤字、税金、仮想通貨までを「合成の誤謬」などのキーワードで読み解く基礎知識編。日本経済が成長しなくなった理由から説き起こし、貨幣とは負債であること、銀行が貨幣を創造できることまで、通念を一つずつ反転させていく。後半は経済学者の主張がなぜ間違うのかを追い、経済学はもはや宗教であるとまで踏み込む。賛否はあっても、財政や金融のニュースを別の角度から考えたい人には強烈な一冊。

こんな人におすすめ

「財政破綻」「消費増税」「デフレ」のニュースに、どこか納得がいかない人。学校で習った経済学の説明に違和感を覚えた大学生や社会人。テレビや新聞の解説を鵜呑みにせず、通説を一度疑ってみたい読者に最適。読み終えると経済の見え方が変わる。

良い点

  • 貨幣や税金の仕組みを根本から説明
  • 経済学者批判まで踏み込む徹底ぶり
  • 論点が整理されていて読み進めやすい

気になる点

  • 著者の主張に偏りを感じる人もいる
  • 経済学の教科書的な網羅性はない
  • 賛否が分かれるテーマを扱っている

出版社

ベストセラーズ

発売日

2019年4月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

佐藤さん、この『奇跡の経済教室』って、タイトルからしてもう怪しいというか……本当に読んで大丈夫な本なんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

いい質問だね。怪しいというより、通説を正面から疑う本なんだ。たとえば「貨幣とは負債の一種」という説明から始まって、銀行が貨幣を創造できる仕組み、税は財源確保の手段ではないという話まで、順番に積み上げていく。

読むと経済ニュースの前提がひっくり返る感覚があるよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

税は財源確保の手段ではない、って……。え、じゃあ税金って何のためにあるんですか? そこだけでもすごく気になります。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこが終盤の核心だね。著者は税を政策手段として捉え直している。ただ、これは賛否が分かれる主張だから、鵜呑みにせず他の本と読み比べるのがいい。

後半は経済学者たちの主張を検証していて、そちらも読みどころだよ。

スティグリッツ教授の経済教室―グローバル経済のトピックスを読み解く
2

スティグリッツ教授の経済教室―グローバル経済のトピックスを読み解く

ジョセフ・E・スティグリッツ 著|ダイヤモンド社

¥1,870(税込)

4.7

スティグリッツ教授が、グローバル経済のトピックスを読み解く一冊。世界で起きている経済の出来事を題材に、経済教室と名づけた形で論じていく。352ページと読み応えがあり、ニュースの背景を理論で裏づけたい人に向く。日本の入門書より視点が外側を向いていて、国際経済や貿易の論点を深掘りしたいときの候補になる。読み終えれば、海外経済のニュースの見方が少し変わるはずだ。

こんな人におすすめ

海外経済や国際貿易のニュースを、経済学の言葉で理解したい人。入門書を一冊読み終えて、次のステップに進みたい読者。グローバルな視点を持ちたいビジネスパーソンや学生に。352ページをじっくり読む時間があると安心だ。

良い点

  • グローバルな論点をまとめて学べる
  • スティグリッツ教授の視点に触れられる
  • 352ページの読み応えある構成

気になる点

  • 内容の詳細は事前に確認したい
  • 価格はやや高めの設定
  • 352ページで通読に時間がかかる

出版社

ダイヤモンド社

発売日

2007年10月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

スティグリッツ教授って名前は聞いたことがあるんですけど、この本は日本の入門書とどう違うんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

タイトルに「グローバル経済のトピックスを読み解く」とあるように、世界で起きている出来事を題材にした教室なんだ。

日本の入門書は国内の制度やニュースを軸にしがちだけど、こちらは視点が外側を向いている。352ページと厚めだから、入門を一冊終えたあとの二冊目に向いているよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど……。じゃあ、税金や年金みたいな国内の話を期待して開くと、ちょっとズレちゃいますか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そこは正直に言っておくと、テーマは国際寄りだと思う。ただ、ニュースの背景を理論で裏づける練習にはなる。

読む前に目次で扱う論点を確かめて、自分の関心と重なるかを判断するといい。国際経済に興味を持ったら、まずこの一冊だね。

父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。
3

父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。

ヤニス・バルファキス 著|ダイヤモンド社

¥1,358(税込)

4.6

元財務大臣の父が十代の娘に語りかける形式で、「資本」「資本主義」という言葉を使わずに経済の本質を説く一冊。格差はなぜ生まれるのか、すべての富は借金から生まれるのか、「終わりの予感」が経済を崩壊させるとは何か。ギリシャ神話や小説、映画まで動員した語り口で、ページをめくる手が止まらないと評される。仮想通貨や公的債務、環境問題まで一冊で網羅する文明論でもある。

こんな人におすすめ

経済の本を何度読んでも頭に入らなかった人。物語のように読み進められる入門書を探している高校生や大学生。格差や金融の仕組みを、社会の仕組みそのものとして考えたい大人にも向く。

良い点

  • 「資本」を使わず経済を語る構成
  • 神話や小説を交えた物語的な語り
  • 仮想通貨から環境問題まで幅広い

気になる点

  • 比喩が多く論理の厳密さは控えめ
  • 経済学の用語は網羅されていない
  • 著者の主張の色が濃い部分がある

出版社

ダイヤモンド社

発売日

2019年3月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

この本、タイトルが長くてずっと気になってたんです。「父が娘に語る」って、つまり家庭の会話なんですよね?

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。元財務大臣の父が、十代の娘に向けて語りかける形で進むんだ。すごいのは「資本」や「資本主義」という言葉を一切使わずに経済を説明していること。

なのに格差や金融の仕組み、仮想通貨や公的債務、環境問題まで一冊で触れていく。読み終えた瞬間、世界が180度変わって見えると評された所以だね。

橘ナナミ

橘ナナミ

言葉を使わないって、逆に難しくなったりしませんか? 「利子」も「資本」も出てこないんですよね?

佐藤メバル

佐藤メバル

そこが腕の見せどころで、ギリシャ神話や小説、映画を総動員して説明していく。だから経済の本なのに一気に読めると言われるんだ。

ただ比喩が中心だから、用語の厳密な定義を覚えたい人には物足りないかもしれない。まず世界観から入りたい人向けだよ。

アメリカの高校生が学んでいる経済の教室
4

アメリカの高校生が学んでいる経済の教室

デーヴィッド・A・メイヤー 著|SBクリエイティブ

¥1,650(税込)

4.4

金融教育の先進国アメリカで、高校生が実際に学んでいる経済のきほんを一冊に凝縮。希少性やトレードオフ、比較優位、需要と供給、独占と寡占、ゲーム理論、為替レート、インフレと失業のトレードオフまで、原書は全20章で構成されている。日本の学校では教えてくれないお金の流れと世の中の仕組みを、順を追って体系的に学べるのが強みだ。

こんな人におすすめ

学校で経済をきちんと習わなかった社会人。お金の流れと仕組みを、用語から体系立てて学び直したい大学生。金融教育をわが子に伝えたい親が、まず自分自身の学びとして手に取るのにも向く。

良い点

  • アメリカの高校の授業内容を一冊で
  • 希少性から為替まで体系的な構成
  • 全20章で積み上げ式に学べる

気になる点

  • 教科書調で物語的な面白さはない
  • 416ページと分量が多い
  • アメリカの事例が中心になる

出版社

SBクリエイティブ

発売日

2022年2月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

アメリカの高校生が学んでいるって、日本の高校の公民と何がそんなに違うんですか? 金融教育が盛んだとは聞きますけど。

佐藤メバル

佐藤メバル

向こうでは、お金の流れと世の中の仕組みを高校の段階できちんと扱うんだ。この本も希少性やトレードオフといった入口から始まって、比較優位、需要と供給、独占と寡占、ゲーム理論、為替レート、インフレと失業のトレードオフまで積み上げていく。

日本の学校では教えてくれないと言われる所以だね。

橘ナナミ

橘ナナミ

ゲーム理論まで高校生が……。じゃあ大人が読んでも、けっこう歯ごたえがありそうですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

あるよ。原書は全20章で416ページだし、教科書的に淡々と進む。物語のような面白さはないけれど、用語を順番に埋めていける構成は貴重だ。

焦らず章ごとに区切って読むのがおすすめ。学び直しの人ほど効果が出るよ。

経済ってこうなってるんだ教室 ―小学校の算数と国語の力があればわかる、経済・金融の超入門書!
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経済ってこうなってるんだ教室 ―小学校の算数と国語の力があればわかる、経済・金融の超入門書!

海老原嗣生 著|プレジデント社

¥1,470(税込)

4.3

日経新聞を毎日読んでいるのに、実はよくわかっていない——そんな人のための超入門書。金利と国債の関係、為替のメカニズム、付加価値や生産の意味といった「基礎の基礎」から説き起こし、最後には金融政策がわかる構成になっている。小学校の算数と国語の力で読めるという触れ込みどおり、184ページと薄く、無理なく最後まで到達できるのが最大の魅力だ。

こんな人におすすめ

新聞やニュースを読んでも内容が頭に残らない人。用語の手前でつまずいて経済書を何冊も途中で閉じてきた読者。短時間で金融政策までたどり着きたい社会人。通勤時間などのすきま時間の読書にも向く。

良い点

  • 184ページで最後まで読み切れる
  • 金利・国債・為替から金融政策まで
  • 算数と国語の力で読める設計

気になる点

  • 内容は基礎の基礎に絞られている
  • 応用や論争には踏み込まない
  • 新聞の最新情報は別途必要

出版社

プレジデント社

発売日

2017年5月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「小学校の算数と国語の力があればわかる」って……さすがに盛りすぎじゃないですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そこは私も最初は疑ったんだけど、184ページなんだよ。しかも扱うのは金利と国債の関係、為替のメカニズム、付加価値や生産の意味といった基礎の基礎から始めて、最後は金融政策にたどり着く。

無理なく読めるように設計されているから、この薄さは伊達じゃない。

橘ナナミ

橘ナナミ

184ページで金融政策まで行くんですか。逆に、物足りなく感じる人もいそうですけど。

佐藤メバル

佐藤メバル

そのとおりで、応用や論争には踏み込まない。でも、日経新聞を毎日読んでいるのに実はよくわかっていない、という人の最初の一冊としては理想的だよ。

まず全体の地図を手に入れてから、厚い本に進めばいい。

公民が苦手だった人のための現代経済入門教室
6

公民が苦手だった人のための現代経済入門教室

高橋勉 著|三恵社

¥2,090(税込)

4.1

タイトルどおり、公民が苦手だった人に向けて書かれた現代経済の入門教室。120ページと薄く、まとまった時間が取れない人でも手を出しやすい分量に収まっている。公民の授業でつまずいた記憶が残っている読者にとって、最初の一冊として選びやすい。価格はやや高めなので、図書館で確認してから手元に置くかを決めるのもいい。

こんな人におすすめ

中学や高校の公民で経済分野が苦手だった人。社会人になって学び直しの最初の一冊を探している人。用語の暗記ではなく、苦手意識をほどくことを目的にしたいときに。短い分量で全体に触れたい読者に向く。

良い点

  • 120ページの短さで取り組みやすい
  • 公民が苦手な人向けの入口設計
  • 現代経済の導入として使える

気になる点

  • 価格はやや高めの設定
  • 内容の詳細は事前に確認したい
  • 網羅的な辞書代わりにはならない

出版社

三恵社

発売日

2018年2月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「公民が苦手だった人のための」って、ずいぶんストレートなタイトルですよね。120ページというのも思い切りがいいというか。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこが売りなんだと思う。公民の授業でつまずいた記憶のある人に向けて、短い分量で現代経済の入口を用意している。

三恵社から出ていて、価格はやや高めだから、まず図書館や書店で中身を確かめて、自分に合うかを判断するといい。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど。苦手だった人が一番最初に開く本だから、やさしさの設計が大事なんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。ただ、詳細な内容紹介が少ない本でもあるから、目次やレビューを確認してから決めるのがおすすめだよ。

分厚い入門書を何度も挫折してきた人が、短い一冊で成功体験を作る。そういう使い方が向いているね。

おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密 (新潮文庫 た 136-1)
7

おカネの教室 僕らがおかしなクラブで学んだ秘密 (新潮文庫 た 136-1)

高井浩章 著|新潮社

¥693(税込)

4.1

「そろばん勘定クラブ」に入部した中学生の隼人と乙女、顧問の江守先生の対話で進む青春経済小説。お金を手に入れる6つの方法、正しい借金の仕方、投資は何のためにあるのか、低金利の真犯人、貧富の格差はなぜ広がるのか。お金の生きた知識が物語に溶け込んでいて、解説は池上彰。田内学さんや糸井重里さんら、多くの推薦が寄せられている。

こんな人におすすめ

経済書の固い語り口が苦手な人。物語として読みながらお金の仕組みを学びたい中高生とその親。投資や借金、格差の考え方を、小説の面白さと一緒に手に入れたい読者に。

良い点

  • 青春小説として普通に面白い
  • 借金や投資を物語で理解できる
  • 文庫で手に取りやすい価格

気になる点

  • 網羅的な入門書ではない
  • 中学生向けの語彙が中心
  • 体系立てた理論は学びにくい

出版社

新潮社

発売日

2024年3月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

これ、小説なんですよね? 経済のコーナーに置いていいのか迷うタイトルというか。

佐藤メバル

佐藤メバル

いいんだよ。「そろばん勘定クラブ」に入部した中学生の隼人と乙女、顧問の江守先生の対話で進む青春経済小説で、お金を手に入れる6つの方法、正しい借金の仕方、投資は何のためにあるのか、低金利の真犯人、格差が広がる理由まで扱う。

物語として普通に面白いから、経済の本が苦手な人ほど刺さる。

橘ナナミ

橘ナナミ

借金の正しい借り方とか、普通の小説では出てこないですもんね。解説が池上彰なのも安心です。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、そこも大きい。文庫で手に取りやすい価格だし、田内学さんや糸井重里さんら多くの推薦が寄せられている。

ただし体系的な入門書ではないから、網羅的に学びたい人は別の一冊と組み合わせるといいよ。

世界一わかりやすい 経済の教室 (中経の文庫)
8

世界一わかりやすい 経済の教室 (中経の文庫)

飯田泰之 著|KADOKAWA

3.9

経済を動かす最もシンプルな仕組みを「損得(ソントク)」に置いた入門書。人は損するより得するほうが好き——その一点を軸に据えることで、難解に見えた経済の世界がすとんと腹に落ちる。テレビでも人気のエコノミスト飯田先生と、生徒役のラビくんの掛け合いで進む。経済ニュースの理解が一段深まり、生活やビジネスの見方まで変わっていく。

こんな人におすすめ

経済ニュースを読んでも、自分ごととして捉えられない人。損得という切り口で頭を整理したいビジネスパーソン。会話形式の軽い入門書を探している読者。すきま時間に少しずつ読み進めたい人にも向く。

良い点

  • 「損得」という一貫した軸がある
  • 先生と生徒の会話で読みやすい
  • ニュースの見方が変わる実用性

気になる点

  • 扱う範囲は基礎に限定される
  • 理論の細部には踏み込まない
  • 著者の損得史観に依存する面

出版社

KADOKAWA

発売日

2014年7月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「損得」の一言だけで経済を説明するって、ちょっと乱暴な気もするんですけど……。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこが逆に強いんだ。人は損するより得するほうが好き——その一点を軸に据えると、難解に見えていた話がすとんと腹に落ちる。

テレビでも人気のエコノミスト飯田先生と、生徒役のラビくんの掛け合いで進むから、会話のリズムで読み進められるよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

掛け合いなら、わからないところで止まりにくそうですね。文庫なので持ち歩きもできそうです。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、そこは利点だね。ただ軸を一点に絞っているぶん、理論の細部や体系的な整理は控えめだと思う。ニュースの理解を一段深めたい、という目的にはとても合う一冊だよ。

今さら聞けない経済教室
9

今さら聞けない経済教室

池田信夫 著|東洋経済新報社

¥940(税込)

3.9

「マイナス金利って何?」「TPPで日本は成長できる?」「なぜ消費税を上げる?」——今さら聞けない経済の基本の基本を、Q&A方式で一気に解説する超入門書。60の疑問とポイントが巻末の特別付録にまとめられ、ひと目で振り返れるようになっている。読みやすい問いの形で進むので、辞書的に拾い読みするのも向いている。

こんな人におすすめ

日経新聞がイマイチよくわからない人。新入社員からベテランまで、基本の基本を一度整理したいビジネスパーソン。経済学をきちんと勉強せずに来た人に。気になる問いから一つずつ読む使い方も合う。

良い点

  • Q&A方式で拾い読みしやすい
  • 60の疑問とポイントの付録付き
  • 200ページで負担が少ない

気になる点

  • 書かれた時点の話題が中心になる
  • 体系立てた理論は学びにくい
  • 深い議論には向かない

出版社

東洋経済新報社

発売日

2016年4月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「今さら聞けない」って、まさに私のことです。マイナス金利とか、聞かれると固まっちゃいます。

佐藤メバル

佐藤メバル

それでいいんだよ。この本はQ&A方式で、マイナス金利って何、TPPで日本は成長できるのか、なぜ消費税を上げるのか、円安で景気はよくなるのか、といった疑問に順番に答えていく。

60の疑問とポイントが巻末にまとめてあって、ひと目で振り返れるのが便利だね。

橘ナナミ

橘ナナミ

巻末にまとめがあると、あとから探しやすいですね。200ページなら通読もできそうです。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこも魅力だね。一つずつ拾い読みしてもいいし、通読すれば基本の地図ができる。ただし書かれた時点の話題が中心だから、その後の動きは別途ニュースで補うといいよ。

やさしい経済教室 (新潮文庫 た 24-7)
10

やさしい経済教室 (新潮文庫 た 24-7)

竹内宏 著|新潮社

¥4,192(税込)

3.9

「やさしい経済教室」と題された新潮文庫の経済入門。302ページと文庫としてはしっかりした分量で、経済の基本をやさしく説くことを狙った一冊だ。肩肘を張らずに読めるタイトルどおりの姿勢が持ち味で、通読にも拾い読みにも向く。価格は高めの設定なので、まずは図書館で確かめてから手元に置くかを決めるのもいい。

こんな人におすすめ

文庫サイズで経済の基本を押さえたい人。長く手元に置いて読み返したい読者。まずは図書館で試してから購入を決めたい人や、著者の語り口が自分に合うかを確かめたい人にも向く。

良い点

  • 「やさしい」を掲げた入門の体裁
  • 302ページのしっかりした分量
  • 文庫で持ち歩きやすい

気になる点

  • 価格は高めの設定
  • 内容の詳細は事前に確認したい
  • 最新の論点は別途補う必要

出版社

新潮社

発売日

1987年5月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

『やさしい経済教室』って、タイトルだけだと内容が想像しにくいですね。302ページの文庫って、けっこうしっかりしてますね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そうなんだ。新潮文庫から出ている経済入門で、肩肘を張らずに読めることを狙ったタイトルになっている。

文庫サイズだから持ち歩きやすく、読み返しにも向く。ただ価格は高めの設定なので、まず図書館で確かめてから手元に置くかを決めるのが現実的だよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど。いきなり買う前に、自分との相性を確かめたほうがよさそうですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そのほうがいい。内容の詳細が事前に掴みにくい本でもあるから、目次と冒頭を読んで、語り口が自分に合うかを確かめてみて。

読めそうだと思えたら、手元に置いて繰り返し開く一冊になるよ。

こども経済教室 世の中のお金の動き・社会の仕組みがわかる本
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こども経済教室 世の中のお金の動き・社会の仕組みがわかる本

田中久稔 著|カンゼン

¥1,540(税込)

3.7

小学校高学年を主な対象に、経済のしくみを身近な事例で説明する一冊。ゲーム機の値段が上がったら誰がどう思うか、という問いから始まり、GDPや三面等価の原則、インフレとデフレ、円高と円安、経済格差までを扱う。少しだけ高い視点から眺めると全体像が見えてくる、というのが通底するメッセージだ。

こんな人におすすめ

小学校高学年の子どもに経済を伝えたい親。今さら聞けない基本を大人も一緒に学び直したい人。物価高や円安のニュースを家庭で話題にしたい読者。読書体験が支援につながる仕組みも用意されている。

良い点

  • 小学校高学年向けに読みやすく構成
  • GDP・インフレ・為替まで扱う
  • 立場を変えて考える視点が身につく

気になる点

  • 子ども向けで大人には物足りない面
  • 128ページで内容は圧縮されている
  • 高度な政策論までは踏み込まない

出版社

カンゼン

発売日

2023年3月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

これ、小学校高学年向けですよね? 大人の私が読んでも意味があるんでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

あるよ。物価高、賃金格差、円高・円安といった話を、ゲーム機の値段が上がったら誰がどう思うか、という問いから始めている。

GDPや三面等価の原則、インフレとデフレ、経済格差まで扱うから、少しだけ高い視点から見る練習になるんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

立場を変えて考える、というのがポイントなんですね。子どもに説明する前提で読むと、自分の理解も試せそうです。

佐藤メバル

佐藤メバル

まさにそれ。128ページと短いから、大人には物足りない部分もあるけれど、そのぶん家族で話題にする入口になる。

売上の一部がこども食堂支援に使われる仕組みになっているのも、この本らしいところだね。

池上彰の経済学入門 (ちくまプリマー新書, 481)
12

池上彰の経済学入門 (ちくまプリマー新書, 481)

池上彰 著|筑摩書房

¥880(税込)

3.7

「物の値段はどう決まる?」「お金はどうして価値がある?」「景気って何?」——素朴な疑問から経済学のキホンを説く一冊。市場、貨幣、景気、資本主義、株式会社と、章を追うごとに世の中の仕組みが見えてくる。社会主義の失敗や新自由主義の誕生まで辿る構成で、買い物は投票行動だという結びが印象的だ。

こんな人におすすめ

経済学の教科書に挫折したことのある人。値段や金利の決まり方を、身近な例から理解したい高校生や大学生。経済の歴史的な流れも一緒に押さえたい社会人に。160ページと短く、まず一冊読んでみたいときにも向く。

良い点

  • 身近な問いから始まる構成
  • 市場から株式会社まで一通り
  • 160ページで読み切りやすい

気になる点

  • 入門ゆえ細部は割り切っている
  • 数式やグラフはほとんど出ない
  • 最新の論点は別途補いたい

出版社

筑摩書房

発売日

2025年2月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

池上彰の経済入門、以前の本をリニューアルしたものなんですね。物の値段の決まり方から始まるのが意外です。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこがいいんだ。「コーヒー1杯2000円を超えたら?」という身近な例から需要と供給に入って、お金の価値、景気、資本主義、株式会社まで進んでいく。

買い物は投票行動だという結びの言葉も印象的だよ。160ページで読み切りやすい。

橘ナナミ

橘ナナミ

社会主義の失敗や新自由主義の話まで入っているんですね。歴史の流れと一緒に覚えられそうです。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、そこが他の入門書との違いだね。市場の話だけで終わらず、経済の思想史までなぞれる。ただ入門だから細部は割り切っているし、数式はほとんど出てこない。まず流れを掴みたい人に向いているよ。

日経・経済教室セレクション: 論点のすべてがわかる (1)
13

日経・経済教室セレクション: 論点のすべてがわかる (1)

日本経済新聞社 著|日本経済新聞出版

¥110(税込)

3.7

日本経済新聞の看板コラム「経済教室」から論点を選りすぐった一冊。タイトルどおり、論点のすべてがわかることを狙った構成で、416ページという厚さに議論の蓄積が詰まっている。新聞の連載をまとめて読む形なので、気になる論点から拾い読みできるのも利点。価格が非常に手頃なのも嬉しい。

こんな人におすすめ

新聞の経済面を、論点ごとに整理して読みたい人。複数の立場の意見を並べて比較したい読者。まず安価に経済論争へ触れてみたい学生や社会人。気になるテーマから拾い読みしたいときにも向く。

良い点

  • 論点が整理された構成
  • 416ページの情報量
  • 価格が非常に手頃

気になる点

  • 掲載時点の議論が中心になる
  • 解説の平易さは記事次第
  • 入門としての体系性は薄い

出版社

日本経済新聞出版

発売日

2008年12月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

日本経済新聞の「経済教室」をまとめた本ですか。416ページって、さすがに気合いが要りますね。

佐藤メバル

佐藤メバル

厚いけれど、新聞の連載をまとめた形だから、気になる論点から拾い読みできるのが強みだよ。タイトルに「論点のすべてがわかる」とあるように、議論の整理を目的にした構成になっている。価格がとても手頃なのもありがたいね。

橘ナナミ

橘ナナミ

それだけ安いと試しやすいですね。でも、連載の集まりだと、入門の体系性はなさそうですけど。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこは正直に言っておこう。体系立てて一から学ぶ本ではなく、論点ごとに複数の立場の意見に触れる本だと考えたほうがいい。

入門書を一冊読んだあとに、議論の現場へ近づくための一冊だね。

世界最高峰の経済学教室
14

世界最高峰の経済学教室

広野彩子 著|日経BP 日本経済新聞出版

¥1,980(税込)

3.7

ベッカー、セイラー、アリエリー、ミルグロム、ロス、リスト、ヘックマン、バナジー、アセモグル、スティグリッツ、ロドリック、ラジャン——そうそうたる経済学者へのインタビューを一冊にまとめた教養書。人的資本論、行動経済学、マーケット・デザイン、開発経済学、グローバル経済まで、経済学の最前線が研究者自身の言葉で語られる。研究の背景まで解説され、人間ドラマとしても読める。

こんな人におすすめ

経済学の最先端が何を問題にしているのか知りたい人。研究者の人間ドラマを読み物として楽しみたい読者。入門書の次の一冊を探している大学生や社会人に。448ページをじっくり読む時間があると安心だ。

良い点

  • 第一級の経済学者の言葉が読める
  • 研究の背景まで丁寧に解説
  • 行動経済学から開発経済学まで

気になる点

  • 448ページで通読は骨が折れる
  • インタビュー中心で体系性は薄い
  • 価格はやや高めの設定

出版社

日経BP 日本経済新聞出版

発売日

2023年7月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

この顔ぶれ、名前だけは聞いたことがある人が並んでますね。ベッカーにセイラーにアリエリー……。

佐藤メバル

佐藤メバル

そうそう。人的資本論、行動経済学、マーケット・デザイン、教育、開発経済学、グローバル経済と、分野を代表する経済学者へのインタビューが並ぶ。

研究の背景まで解説されているから、経済学の最前線で何が問題になっているのかが掴めるんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

インタビューって、人間ドラマとしても読めそうですね。448ページは覚悟が要りますけど。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこは気合いが必要だね。ただ、「経済? なにそれ?」という人にこそ読んでほしいと推薦の言葉が寄せられている本でもある。

一人ずつ区切って読めば、章ごとに違う世界が広がるよ。

50のキーワードで読み解く 経済学教室
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50のキーワードで読み解く 経済学教室

青木正直 著|東京図書

3.7

「ソシオフィジクス(社会物理学)」「エコノフィジクス(経済物理学)」をテーマに掲げた異色の経済学教室。数学・物理学・経済学を中心に、多岐にわたる分野から30名の研究者が専門の立場で執筆し、50のキーワードから社会と経済の現状を読み解いていく。経済と物理のシナジーという切り口は他に類がなく、既存の入門書に飽きた人ほど刺激になる。

こんな人におすすめ

経済物理学や社会物理学という新しい切り口に関心がある人。理系の素養があり、数理的なアプローチを学びたい読者。既存の入門書では物足りない大学院生や研究者に。50項目から興味のあるところをつまめる。

良い点

  • 経済と物理を横断する独自の視点
  • 30名の研究者による50項目
  • 448ページの情報量

気になる点

  • 数式への抵抗があると厳しい
  • 初学者には難度が高め
  • 体系的入門には向かない

出版社

東京図書

発売日

2011年5月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「ソシオフィジクス」に「エコノフィジクス」……。経済の本なのに物理が出てくるんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、そこがこの本の面白さだね。社会物理学と経済物理学をテーマに掲げて、数学・物理学・経済学を中心に、多岐にわたる分野から30名の研究者がそれぞれの立場で書いている。

50のキーワードから社会と経済を読み解く構成で、経済と物理のシナジーという切り口は他にないよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

50項目なら、興味のあるところから読めますね。でも数式はけっこう出てきそうです。

佐藤メバル

佐藤メバル

その通りで、そこは覚悟が必要だ。初学者向けの体系的な入門というより、新しい経済科学への招待状だと考えてほしい。

理系の素養があって、普通の入門書では物足りない人ほど刺激になる一冊だね。

やさしい金融経済教室 (CAB BOOKS)
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やさしい金融経済教室 (CAB BOOKS)

経済法令研究会 著|経済法令研究会

3.5

金融と経済の関係を、やさしく整理することを狙った一冊。タイトルに「金融経済」とあるように、お金の流れと経済の動きをセットで押さえたい人に向く。265ページと中量の分量に収まっているので、通読にも辞書的な参照にも使いやすい。経済法令研究会の編によるもので、金融の用語や制度から固めたい読者の入口になる。

こんな人におすすめ

金融の基本を先に固めたい人。銀行や保険など、お金を扱う仕事に就いたばかりの社会人。経済と金融をまとめて学びたい読者に向く。用語を確認しながら、自分のペースで読み進めたい人にも。

良い点

  • 金融と経済をまとめて扱う
  • 265ページの中量で扱いやすい
  • 実務団体の編による一冊

気になる点

  • 内容の詳細は事前に確認したい
  • 価格や版の情報が乏しい
  • 最新の金融情勢は別途補いたい

出版社

経済法令研究会

発売日

1985年7月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「金融経済教室」って、金融と経済ってセットで考えるものなんですか? なんとなく別物のイメージでした。

佐藤メバル

佐藤メバル

いい質問だね。お金の流れと経済の動きは切り離せないから、まとめて扱う本は多いんだ。これは経済法令研究会の編による一冊で、265ページと中量の分量に収まっている。

まず金融の用語や制度を固めてから、経済全体に進みたいときの入口になるよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど。銀行や保険の仕事に就いたばかりの人が読むイメージでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

そういう場面が想像しやすいね。ただ、内容の詳細が事前に掴みにくい本でもあるから、書店で目次を確かめてから決めるといい。

最新の金融情勢は別の本やニュースで補う前提で読むのが現実的だよ。

最新版・わかりやすい経済学教室 ニッポン経済の「ここ」が危ない
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最新版・わかりやすい経済学教室 ニッポン経済の「ここ」が危ない

竹中平蔵 著|文藝春秋

3.5

日本経済が抱える現代の問題点を、ソフトな語り口で厳しく指摘する対談集。今まで経済が苦手だった人こそはまると謳われるとおり、堅い論述ではなく、対話のリズムで論点が立ち上がっていく。189ページと短く、著者の問題意識に一気に触れられるのが持ち味だ。

こんな人におすすめ

ニュースで見かける日本経済の論点を、まず俯瞰したい人。対談形式で読みやすく時事問題に入りたい読者。短時間で著者の主張に触れたい社会人に。経済が苦手という自覚がある人ほど入口にしやすい。

良い点

  • 対談形式で読み進めやすい
  • 189ページで短時間で読める
  • 現代の論点を幅広く扱う

気になる点

  • 著者の立場に偏る面がある
  • 体系的な教科書ではない
  • 出版時点の話題が中心

出版社

文藝春秋

発売日

2008年2月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

竹中平蔵の対談集なんですね。「今まで経済が苦手だった人こそはまる」って、本当なんでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

その触れ込みは伊達じゃないと思う。日本経済が抱える問題点を、ソフトな語り口で厳しく指摘していく対談集で、189ページと短いんだ。

対話のリズムで論点が立ち上がるから、堅い論述が苦手な人でも入りやすい。

橘ナナミ

橘ナナミ

でも、対談って著者の立場の色が強く出ますよね。そこは気をつけたほうがいいですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

いいところに気づいたね。そこは注意が必要で、体系的な教科書ではなく、一つの立場からの問題提起として読むのが正しい。

気になった論点を別の本で確かめれば、ぐっと理解が深まるよ。

ガブッ!とわかる 世界一やさしいマクロ経済学の教室
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ガブッ!とわかる 世界一やさしいマクロ経済学の教室

山岡道男 著|アスペクト

¥2,251(税込)

3.5

財政政策、金融政策、為替レートが私たちの生活にどう影響するのかを、必要なところだけ抜き出し、豊富な図解で解説するマクロ経済学の入門書。全体像を「ガブッ!」とつかめるというコンセプトどおり、論点を絞り込んだ構成で、試験対策にも向くとされている。マクロの用語が苦手な人ほど効果が大きい。

こんな人におすすめ

マクロ経済学の全体像を短期間でつかみたい人。資格試験や学校の試験対策を控えた学習者。財政・金融政策と生活の関係を知りたい社会人に。図解から入って言葉を覚えていきたい人にも向く。

良い点

  • 図解中心で全体像をつかめる
  • 財政・金融・為替に絞った構成
  • 試験対策にも使えるとされる

気になる点

  • 価格はやや高めの設定
  • ミクロ経済学は扱わない
  • 図解が中心で文章は簡潔

出版社

アスペクト

発売日

2011年2月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

『ガブッ!とわかる』って、タイトルが思い切りいいですね。マクロ経済学って、そもそも何を扱うんでしたっけ。

佐藤メバル

佐藤メバル

財政政策、金融政策、為替レートが私たちの生活にどう影響するかを、必要なところだけ抜き出して解説する本なんだ。

豊富な図解で全体像を「ガブッ!」とつかめるようにしてあって、試験対策にも向くとされているよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

図解が多いのは助かります。マクロの全体像って、なかなか掴めないまま来たので。

佐藤メバル

佐藤メバル

その感覚なら合うと思う。ただし扱うのはマクロが中心で、ミクロ経済学は別の本が必要になる。あと価格はやや高めだから、図解の相性を書店で確かめてから決めるといいよ。

新国際経済教室 (有斐閣選書 498)
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新国際経済教室 (有斐閣選書 498)

渡部福太郎 著|有斐閣

3.5

「新国際経済教室」と題された有斐閣選書の一冊。タイトルからもわかるように、国際経済を主題に据えた教室形式の本で、335ページというしっかりした分量で論じられている。貿易や為替など、国境をまたぐ経済の論点を腰を据えて学びたいときの候補になる。まず書店で中身を確かめ、自分の関心と合うかを判断したい。

こんな人におすすめ

国際経済に関心があり、まとまった分量で学びたい人。貿易や為替の論点を、入門より一歩踏み込んで押さえたい大学生。有斐閣のテキストを好む読者や、大学の講義と並べて使いたい人に向く。

良い点

  • 国際経済を主題にした構成
  • 335ページのしっかりした分量
  • 選書としての位置づけが明確

気になる点

  • 内容の詳細は事前に確認したい
  • 初学者にはやや難しめの可能性
  • 国内の入門書とは趣が異なる

出版社

有斐閣

発売日

1992年9月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

『新国際経済教室』って、有斐閣の選書なんですね。335ページってことは、けっこう本格的なんでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

タイトルどおり国際経済を主題に据えた一冊で、335ページというしっかりした分量で論じられている。

貿易や為替など、国境をまたぐ論点を腰を据えて学びたいときの候補になるね。有斐閣の選書は、大学のテキストとしても使われてきた系統だよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど。入門書を一冊読んだあとくらいに開くのがちょうどよさそうですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう思う。ただ内容の詳細が事前に掴みにくいから、まず書店で目次を見て、自分の関心と重なるかを確かめてほしい。

初学者がいきなり開くと手強いかもしれない、という点も頭に置いておこう。

高校生のための経済学入門[新版] (ちくま新書 1779)
20

高校生のための経済学入門[新版] (ちくま新書 1779)

小塩隆士 著|筑摩書房

¥1,012(税込)

3.5

需要と供給、市場メカニズム、金利、格差、景気、物価、GDP、金融政策、財政、社会保障、円高と円安、比較優位まで——経済学の全体像を一気につかむための入門書。キーワード索引が付き、検索性が高められているのが新版の売りだ。高校生向けとしながら、ビジネスパーソンの学び直しにも合うとされている。

こんな人におすすめ

経済ニュースの見方を、用語の理解から固めたい高校生。学び直しをしたいビジネスパーソンや大学生。索引を使って辞書的に引きたい読者にも。GDPデフレーターなど、説明できないまま使っていた言葉を整理できる。

良い点

  • 経済学の全体像を一冊で
  • キーワード索引で検索性が高い
  • 学び直しにも使える設計

気になる点

  • 入門ゆえ数式は少なめ
  • 高度な理論には踏み込まない
  • 索引頼みだと通読が後回しに

出版社

筑摩書房

発売日

2024年2月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

『高校生のための』って書いてありますけど、社会人の学び直しにもいいって本当ですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

本当だよ。需要と供給、市場メカニズム、金利、格差、物価、GDP、金融政策、財政、社会保障、円高と円安、比較優位まで、経済学の全体像を一気につかめる構成になっている。

新版ではキーワード索引が付いて検索性が上がったから、辞書的に引くのも楽になった。

橘ナナミ

橘ナナミ

索引があると、ニュースでわからない言葉が出たときに助かりますね。GDPデフレーターとか、ずっと曖昧なままでした。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこを埋めるのがこの本の役割だね。知っているようで説明できない用語が、順番に整理されていく。ただ入門だから数式は少なめで、高度な理論には踏み込まない。まず全体像、という人に向いているよ。

経済ってなんだ? 世界一たのしい経済の教科書
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経済ってなんだ? 世界一たのしい経済の教科書

山本御稔 著|SBクリエイティブ

¥1,551(税込)

3.5

小学3年生の領太と、亡きおじいちゃんの再会から始まる対話形式の経済入門。大学で経済学を教えていたおじいちゃんが、孫に経済の知識を優しく注ぎ込んでいく物語で、円高・円安、貿易、銀行、日銀、景気、インフレ・デフレ、税金、保険、年金、資産運用、仮想通貨、環境経済まで扱う。ラスト10ページは涙なしでは読めないと評されるヒューマンドラマでもある。

こんな人におすすめ

物語として経済を読みたい人。経済の言葉を、小学生にも伝わるやさしさで理解したい大人。わが子に経済を教えたいと考えている親にも向く。「歯がなくても噛めるほど柔らかく煮込んだシチュー」のような読み心地を求める人に。

良い点

  • 対話形式で最後まで読みやすい
  • 仮想通貨から環境経済まで扱う
  • 物語としても泣けると評判

気になる点

  • 物語優先で理論の整理は控えめ
  • 子ども向けの語りが中心
  • 経済用語の厳密さは割り切っている

出版社

SBクリエイティブ

発売日

2021年8月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

小学3年生の男の子と、亡くなったおじいちゃんの物語なんですか? 経済の本なのに泣けるって書いてある……。

佐藤メバル

佐藤メバル

そうなんだ。大学で経済学を教えていたおじいちゃんが、孫の領太に経済の知識を優しく注ぎ込んでいく。円高・円安、貿易、銀行、日銀、景気、インフレ・デフレ、税金、保険、年金、資産運用、仮想通貨、環境経済まで扱うんだけど、ラスト10ページは涙なしでは読めないと言われているんだよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

仮想通貨や環境経済まで入ってるんですか。物語として読めて知識も残るなら、入りやすいですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこが狙いだろうね。著者いわく「歯がなくても噛めるほど柔らかく煮込んだシチュー」のような読み心地らしい。

ただ物語が優先だから、理論を厳密に整理したい人には物足りない。まず経済に親しみたいときの一冊だね。

今までで一番やさしい経済の教科書[最新版]
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今までで一番やさしい経済の教科書[最新版]

木暮太一 著|ダイヤモンド社

¥1,430(税込)

3.5

学生から主婦まで幅広い読者に支持され、10万部を突破した経済入門書の全面リニューアル版。為替、物価、貿易、国債、税金、投資といった社会人として最低限知っておきたい基本を、一冊で押さえられるようにしている。金融政策や消費増税、円安、年金・社会保障、格差問題も追加され、「なぜ景気は回復しないのか」を自分の頭で考える土台をつくる。

こんな人におすすめ

経済をちゃんと勉強してこなかった自覚がある人。今さら人に聞けないと思っている社会人。ニュースの意味を自分で考えられるようになりたい読者に。10万部突破という実績も、選ぶ際の目安になる。

良い点

  • 10万部突破の入門書の最新版
  • 為替から年金まで基本を網羅
  • ニュースを自分で考える土台になる

気になる点

  • やさしさ優先で深掘りは控えめ
  • 数式や理論の厳密さは薄い
  • 話題は発行時点のものが中心

出版社

ダイヤモンド社

発売日

2015年3月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

10万部突破の本の最新版なんですね。金融政策とか消費増税とか、けっこう今っぽい話題も入ってる。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。為替、物価、貿易、国債、税金、投資という基本を押さえつつ、金融政策や円安、年金・社会保障、格差問題まで追加されている。

「なぜ景気は回復しないのか」「なぜ給料は上がらないのか」を自分の頭で考えるための土台をつくる本だよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

答えを教えるというより、考え方を渡す感じなんですね。それなら長く使えそうです。

佐藤メバル

佐藤メバル

そのとおり。やさしさを優先しているぶん、数式や理論の厳密さは薄いけれど、ニュースを自分の言葉で説明できるようになる効果は大きい。

経済をちゃんと勉強してこなかった、という人ほど読む価値があるよ。

マンキュー入門経済学(第4版)
23

マンキュー入門経済学(第4版)

N・グレゴリー・マンキュー 著|発行元:センゲージ・ラーニング株式会社 発売元:TKDラーニング/東京化学同人

¥3,960(税込)

3.5

経済学の10原則から、需要と供給、消費者・生産者・市場の効率性、生産コスト、国民所得の計測、貨幣システム、総需要と総供給、開放経済のマクロ経済学までを扱う定番テキスト。第Ⅰ部イントロダクション、第Ⅱ部ミクロ、第Ⅲ部マクロという構成で、経済学者らしく考えようという章を最初に置いているのが特徴だ。弾力性や租税のコスト、消費者選択の理論といった付論も付く。

こんな人におすすめ

大学の講義や独学で経済学をきちんと学びたい人。ミクロとマクロを一冊で通したい学生。用語と理論を体系的に押さえたい社会人に。504ページと本格的な分量で、腰を据えて取り組む覚悟がある人向け。

良い点

  • ミクロとマクロを一冊で通せる
  • 付論まで含めた充実の構成
  • 定番テキストとしての安心感

気になる点

  • 504ページで通読は大変
  • 価格は高めの設定
  • 独学には解説の補助が必要

出版社

発行元:センゲージ・ラーニング株式会社 発売元:TKDラーニング/東京化学同人

発売日

2025年2月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

マンキューって、大学の教科書で見た記憶があります。504ページ……けっこうな厚さですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

定番テキストだね。最初に経済学者らしく考えようという章を置いて、経済学の10原則から入る。需要と供給、市場の効率性、生産コスト、国民所得の計測、貨幣システム、総需要と総供給、開放経済のマクロ経済学まで、ミクロとマクロを一冊で通せる構成だよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

弾力性とか租税のコストとか、付論もついてるんですね。独学だと、そこが助かりそうです。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、付論まで含めて手厚い。ただ分量は本格的で価格も高めだから、独学で進めるなら解説の補助があると安心だね。

大学の講義と並べて使う人、腰を据えて取り組みたい人に向いているよ。

入門経済学[第4版]
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入門経済学[第4版]

伊藤元重 著|日本評論社

¥3,300(税込)

3.5

現実の経済問題を豊富に取り上げ、初学者が経済学を具体的に理解できるよう工夫された入門書。ミクロでは需要と供給からゲームの理論入門まで、マクロでは有効需要と乗数メカニズム、貨幣の機能、インフレ・デフレと失業、高齢社会の財政運営、経済成長、国際経済学までを扱う。章末の演習問題には丁寧な解答付きで、3色刷の紙面も見やすい。

こんな人におすすめ

大学の経済学の授業についていきたい1年生。独学で演習を解きながら進めたい人。ミクロとマクロを現実の話題と結びつけて学びたい読者に。528ページの本格的な分量で、腰を据えて取り組む人向け。

良い点

  • 章末演習に丁寧な解答付き
  • 現実の経済問題を豊富に扱う
  • ミクロ・マクロを幅広く収録

気になる点

  • 528ページと分量が多い
  • 価格は高めの設定
  • 初学者には伴走者が必要

出版社

日本評論社

発売日

2015年2月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

伊藤元重の入門書、528ページで演習の解答付きなんですね。独学でも進められそうですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そこが売りで、章末の演習問題には丁寧な解答が付いている。需要と供給からゲームの理論入門までのミクロ、有効需要と乗数メカニズム、貨幣の機能、インフレ・デフレと失業、高齢社会の財政運営、経済成長、国際経済学までのマクロを扱う。

現実の経済問題も豊富で、3色刷の紙面も見やすいよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

現実の経済問題と結びついているなら、新聞を読むときにも効きそうですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そういう使い方ができる。ただし分量も価格もそれなりだから、まずは書店で紙面の見やすさを確かめるといい。

初学者が一人で完走するのは大変なので、講義や動画と組み合わせるのが現実的だね。

経済学・入門 第3版 (有斐閣アルマ)
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経済学・入門 第3版 (有斐閣アルマ)

塩澤修平 著|有斐閣

¥2,530(税込)

3.5

きめ細かな図解と身近な例で、経済を見る目を養うことを狙った定番の入門書。日本経済を戦後の復興・成長からバブル、リーマン・ショック後まで通観したうえで、ミクロ・マクロ経済学の基礎を学び、それを踏まえてグローバル化時代の現実問題を考えるヒントを示す。歴史から理論、そして現代へという流れが特徴だ。

こんな人におすすめ

戦後日本経済の流れと経済学の基礎を、行き来しながら学びたい人。図解が多いテキストを好む大学生。グローバル化の論点まで視野に入れたい社会人に。458ページを長く手元に置いて参照する使い方も合う。

良い点

  • 図解と身近な例がきめ細かい
  • 戦後から現代までの流れを通観
  • ミクロ・マクロの基礎を収録

気になる点

  • 458ページで通読は重い
  • 価格はやや高め
  • 最新の情勢は別途補いたい

出版社

有斐閣

発売日

2013年5月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

有斐閣アルマの定番テキストですか。戦後経済の話から入るのが、他とちょっと違いますね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、そこが特徴なんだ。戦後の復興・成長からバブル、リーマン・ショック後まで日本経済を通観したうえで、ミクロとマクロの基礎を学び、それを踏まえてグローバル化時代の現実問題を考える。

歴史から理論、そして現代へという流れで、きめ細かな図解と身近な例が添えられているよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

歴史から入ると、理論がなぜ必要かがわかりやすそうですね。458ページは覚悟が要りますけど。

佐藤メバル

佐藤メバル

その覚悟は必要だね。価格もやや高めだから、まず図書館で試すのも手だよ。経済を見る目を養う、という目的がはっきりしている本だから、通読できれば土台がしっかりする。

長く手元に置いて参照する使い方も合うね。

「経済学」と「経済ニュース」の本は別物——こども向けと名著の位置づけ

橘ナナミ

橘ナナミ

書店に並んでいる経済本って、「経済学の本」と「経済ニュースの本」がごちゃ混ぜに見えるんですけど、別物なんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

別物だね。経済学は資源をどう配分すれば社会のみんなが豊かになるかを考える学問で、池上彰の入門書もそこから話が始まる。いっぽう時事の本は、いま起きていることを読み解くための道具だ。

橘ナナミ

橘ナナミ

時事のほうは、どんな本がありますか?

佐藤メバル

佐藤メバル

「今さら聞けない経済教室」はQ&A方式で、マイナス金利、TPP、消費税、円安、財政といった聞きにくい疑問を60ほど並べている。巻末にポイントの総まとめが付いているから、ニュースを見ながら辞書のように引ける。「最新版・わかりやすい経済学教室 ニッポン経済の「ここ」が危ない」は、日本経済が抱える問題点を対談で読み解く構成だね。

橘ナナミ

橘ナナミ

「日経・経済教室セレクション」は新聞の連載が元なんですよね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。新聞の論点をまとめて読むタイプの本で、複数の論者が同じテーマを論じる。賛成と反対が並んでいるのを読むと、ひとつの問題に答えがいくつもあると体で分かる。経済学の基礎をなぞってから読むと、ぐっと面白くなるよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

こども向けの本は、大人が読んでも役に立ちますか?

佐藤メバル

佐藤メバル

立つよ。「こども経済教室」は小学校高学年を対象に、物価高や賃金格差、円高・円安、GDP、インフレとデフレ、少子高齢化まで、立場の違う人の目で見る練習をする。売上の一部がこども食堂支援機構に使われる仕組みになっているのも特徴だね。大人が「知っているつもり」を点検するのにちょうどいい。

橘ナナミ

橘ナナミ

名著や古典は、何から読めばいいんでしょう?

佐藤メバル

佐藤メバル

いきなり原典に行かなくていい。まずは「父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。」。資本や資本主義という言葉を使わずに経済を語る試みで、格差や借金、金融の仕組み、環境問題まで届く。「世界最高峰の経済学教室」は、ベッカー、セイラー、アリエリー、スティグリッツといった経済学者たちのインタビューを読む本で、複数の立場を並べて眺められる。この2冊を橋渡しにしてから古典へ向かうと、挫折しにくいよ。

挫折しない読む順番ロードマップ——難易度と学習期間のめやす

橘ナナミ

橘ナナミ

さっき「順番が大事」とおっしゃっていましたが、具体的にどう組めばいいんでしょう。

佐藤メバル

佐藤メバル

3つの段階で考えるといい。第1段階は「ことばに慣れる」時期で、100〜200ページ台の対話・図解系——「経済ってこうなってるんだ教室」「こども経済教室」「今までで一番やさしい経済の教科書[最新版]」あたり。1ヶ月もあれば読める。

橘ナナミ

橘ナナミ

第2段階は?

佐藤メバル

佐藤メバル

全体像をつかむ段階だね。「池上彰の経済学入門」や「高校生のための経済学入門[新版]」で、需要と供給、市場、金利、GDP、金融政策、財政、貿易という骨格を一本につなげる。1〜3ヶ月を目安に、用語を自分の言葉で説明できるか確かめながら進む。

橘ナナミ

橘ナナミ

じゃあ時事の本はその次ですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

うん。3〜6ヶ月目くらいに「今さら聞けない経済教室」や「最新版・わかりやすい経済学教室」で、学んだ道具を現実に当てはめる。円安、インフレ、賃上げといった話題を、自分の頭で組み立てられるか試す時期だね。

橘ナナミ

橘ナナミ

その先は教科書、ということですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。6ヶ月目以降にマンキュー「入門経済学」、伊藤元重「入門経済学」、塩澤修平「経済学・入門」へ進む。章末の演習問題を手で解くと、読んだつもりが消えて、身についた分だけが残る。ページ数が多い本は数週間かけて、1日1章でもいいから止まらないことだね。

橘ナナミ

橘ナナミ

途中で寄り道してもいいんでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

むしろ寄り道を推すよ。「おカネの教室」や「経済ってなんだ? 世界一たのしい経済の教科書」を挟むと、用語が物語と結びついて忘れにくくなる。疲れたときは薄い本に戻る。これがロードマップを守るコツだね。

誤読しやすい本との付き合い方、版・訳書・資格への接続

橘ナナミ

橘ナナミ

「誤読しやすい」本ってあるんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

あるよ。主張がはっきりしている本——たとえば「目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】」は、読むと経済学者や官僚が困ると銘打たれているくらい立場が鮮明で、財政や税について通説を反転させる。面白いけれど、それが唯一の見方だと思い込むと危うい。同じテーマを別の立場から書いた本と突き合わせるか、「世界最高峰の経済学教室」のように複数の経済学者の考えを並べて読める本を挟むといい。

橘ナナミ

橘ナナミ

版の違いで損をしない方法はありますか?

佐藤メバル

佐藤メバル

買う前に「新版」「最新版」「第○版」の有無を確認すること。同じ書名でも内容が更新されていることがある。「高校生のための経済学入門」の[新版]、「経済学・入門」の第3版、「入門経済学」の第4版はその例だね。訳書なら訳者も一緒に見ておくと安心だ。

橘ナナミ

橘ナナミ

経済学の勉強が資格や検定につながる道も知りたいです。

佐藤メバル

佐藤メバル

「ガブッ!とわかる 世界一やさしいマクロ経済学の教室」は試験対策にも向くとされているし、「やさしい金融経済教室」は金融実務の基礎を固める流れにつながる。資格を目標にすると、独学でも進み具合が測りやすいという利点があるよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど。目標があると、読む順番も決めやすいですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。逆に言えば、目標のない独学は順番を失いやすい。だからこそ、最初に「どの教室の生徒になるか」を決めるんだ。

よくある質問

経済学を独学で学ぶにはどの本から読めばいいですか?

橘ナナミ

橘ナナミ

経済学を独学で学ぶにはどの本から読めばいいですかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

まずは100〜200ページ台のやさしい入門書でことばに慣れるのが近道です。「経済ってこうなってるんだ教室」や「こども経済教室」のような本で負担を軽くし、次に「池上彰の経済学入門」「高校生のための経済学入門[新版]」で全体像をつかみ、その後に時事の本、最後にマンキュー「入門経済学」などの教科書へ進む順番が組みやすいです。一冊読み切ってから次へ移ることが、いちばんの挫折防止になります。

経済の本は難しくて挫折します。初心者向けの一冊はありますか?

橘ナナミ

橘ナナミ

経済の本は難しくて挫折します。初心者向けの一冊はありますかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

「経済ってこうなってるんだ教室」は、小学校の算数と国語の力があればわかるように書かれた超入門書で、金利と国債の関係、為替のメカニズム、付加価値や生産の意味から、最後は金融政策まで届きます。ページ数も多くないので、最初の一冊として負担が軽いです。対話や物語で読みたい人には「おカネの教室」や「経済ってなんだ? 世界一たのしい経済の教科書」も向いています。

「経済学」の本と「経済(時事)」の本は、どちらを選ぶべきですか?

橘ナナミ

橘ナナミ

「経済学」の本と「経済(時事)」の本は、どちらを選ぶべきですかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

目的で決めてください。仕組みそのものを理解したいなら経済学の入門書、「今さら聞けない経済教室」のようにマイナス金利や消費税、円安といった素朴な疑問に答える本は、ニュースを読み解く道具になります。順番としては経済学の基礎を軽くなぞってから時事の本に入ると、用語が自分の中に定着しやすくなります。

行動経済学の入門書は何がおすすめですか?

橘ナナミ

橘ナナミ

行動経済学の入門書は何がおすすめですかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

「世界最高峰の経済学教室」には、セイラーやアリエリーといった行動経済学に関わる経済学者のインタビューと研究の背景解説が収録されています。入門書というより読み物ですが、人がなぜ損得だけで動かないのか、という分野の問題意識を人物と研究からつかめます。まずは関心のある章から拾い読みするのもよい方法です。

大人が学び直すのに最適な経済本はどれですか?

橘ナナミ

橘ナナミ

大人が学び直すのに最適な経済本はどれですかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

「高校生のための経済学入門[新版]」は、ビジネスパーソンや大学生の学び直しにもぴったりと書かれた一冊です。需要と供給、金利、格差、GDP、金融政策、税金と財政、円高と円安、比較優位まで、キーワードを押さえながら全体像をつかめます。キーワード索引があるので、ニュースで出てきた言葉から引けるのも助かります。

経済の本は電子書籍やオーディオブックでも読めますか?

橘ナナミ

橘ナナミ

経済の本は電子書籍やオーディオブックでも読めますかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

対応状況は本ごとに異なるため、購入前に各ストアで確認するのが確実です。新書や文庫は電子でも見つけやすい一方、大学の教科書や古い入門書は紙のみのこともあります。オーディオブックは対話形式や物語形式の本のほうが耳で追いやすく、図版が多い図解本は紙のほうが読みやすい傾向があります。

こども向けの経済本は、大人の学び直しにも役立ちますか?

橘ナナミ

橘ナナミ

こども向けの経済本は、大人の学び直しにも役立ちますかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

十分に役立ちます。「こども経済教室」は小学校高学年を主な対象に、物価高や賃金格差、円高・円安、GDP、インフレとデフレ、少子高齢化を扱い、消費者だけでなく会社や政府の立場からも見る練習をさせてくれます。大人が「知っているつもり」でいた部分を点検するのにとても向いています。

経済学の名著や古典は何から読めばいいですか?

橘ナナミ

橘ナナミ

経済学の名著や古典は何から読めばいいですかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

いきなり原典から入らず、橋渡しになる本を挟むのがおすすめです。「父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。」は資本という言葉を使わずに経済の本質を語り、「世界最高峰の経済学教室」は現代を代表する経済学者たちの考えを並べて読めます。グローバル経済の論点を知りたいなら「スティグリッツ教授の経済教室」も入口になります。

まとめ

橘ナナミ

橘ナナミ

今日のお話を聞いて、経済本って「どれが正解」ではなくて「どの順番で読むか」なんだなと感じました。

佐藤メバル

佐藤メバル

そうだね。同じ「教室」でも、対象も難易度も、そして向いている人も違う。

橘ナナミ

橘ナナミ

私だったら、まずは100ページ台の対話形式から入って、それから「池上彰の経済学入門」で全体像、そのあとにニュースの本、という順番にしてみようと思います。

佐藤メバル

佐藤メバル

いい順番だ。読み終えたら、次に何が分からなかったかをメモしておくといい。経済の本は、分からないところが増えるほど面白くなる。

橘ナナミ

橘ナナミ

えっ、分からないところが増えるんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

増えるよ。最初は「円安って何」で止まっていたのが、次は「円安が家計にどう効くのか」が気になりはじめる。問いが一つ深くなるたびに、ぴったりの一冊が変わる。だからこの記事で紹介している本も、全部を今読む必要はないんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

教室の席は、自分の歩幅で選んでいいんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。経済の教室には入学式も留年もない。扉を開ける順番を自分で決めれば、どこからでも入れ。最初の教室を出たとき、前より少しだけニュースの文字が読めるようになっている——それがこのジャンルで得られる、いちばんうれしい変化なんだよ。

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Editorial Team

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