酒サッカー本のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年10月
橘ナナミ
佐藤さん、今回のテーマなんですけど……「酒 本 サッカー」って、検索した人がいったい何を知りたいのか、正直わからなくて。お酒の本? サッカーの本? それとも全部ですか?
佐藤メバル
いい質問だね。この三語、実は二通りに読める。ひとつは「酒」「本」「サッカー」——晩酌の肴になる酒の本と、サッカーを深く味わう本。もうひとつは「酒本(さかもと)」、Jリーグのピッチで右サイドを担った選手の名前として。検索する人の頭には、たぶん両方が混ざっている。
橘ナナミ
人名だったんですね! じゃあ、選手について調べたい人と、日曜の夜にビール片手に試合を見たい人が、同じキーワードに流れ着いている。
佐藤メバル
そう。だから酒の本とサッカーの本を別々の棚に並べるだけでは足りない。晩酌のテーブルに戦術書が一冊乗っている——その風景を前提に組んでいくよ。書店員時代、スポーツ書の棚の隣が酒と料理の棚でね。両方抱えてレジに来るお客さんが必ずいた。
橘ナナミ
なるほど……! じゃあ選び方も、二つの棚をまたぐ感じでお願いします。
酒サッカー本の選び方
目的別:戦術理解/指導/観戦入門/ビジネス教養/純粋な娯楽
橘ナナミ
まず「何のために読むか」ですよね。戦術を知りたいなら?
佐藤メバル
入口は小澤一郎『知ればもっと楽しめる! サッカー戦術用語ガイド』。実況や解説で飛び交う言葉を、初級者にもわかる言葉で丁寧にほどいてくれる。一段深く行くなら同じ著者の『サッカー戦術の教科書 プレーモデルが試合を決める』で、攻撃・守備・ふたつのトランジションという4局面を体系立てて追える。岩政大樹『サッカーシステム大全』は、基本形と派生形から現代のシステムを見渡す地図になる。
橘ナナミ
ビジネス教養として読むなら?
佐藤メバル
イアン・グラハム『サッカーはデータが10割』。移籍市場で選手がどう数値評価されるかという話は、人を見立てる仕事にも刺さる。純粋な娯楽なら、後半で触れる酒のエッセイや図鑑を観戦のお供にどうぞ。
レベル別:にわかファン/年間観戦派/指導者・審判/育成年代の保護者
橘ナナミ
私、にわかファン側なんですけど、いきなりシステム大全は重いですよね。
佐藤メバル
うん。観戦を始めたばかりなら用語ガイド、週に何試合も見る年間観戦派なら西部謙司『教養としてのサッカーと戦術』。戦術の進化史をたどることで、流行に惑わされない見識が身につく。指導者や育成年代の保護者には『サッカーシステム大全』が効く。Jリーグの各クラブがどのシステムを採用しているかまで書いてあるから、相手の特徴やメリット・デメリットを踏まえて戦い方を考える材料になる。
著者属性別:現役・OB選手/監督・コーチ/ジャーナリスト/研究者
橘ナナミ
著者が誰かでも、読み味は変わりますか?
佐藤メバル
変わる。元選手の本はピッチに立っていた人の実感が土台にある。ジャーナリストは取材と観戦の蓄積で時代を俯瞰する。酒の本も同じで、分子生物学者が書き下ろした『お酒を120%楽しむ!』は、種類や製法、味わいの秘密を科学の目で語りつつ、随所の小ネタが酒好きの目線で選ばれている。著者の立場が、そのまま読み味になる。
形式別:紙の単行本/図解・イラスト中心/電子書籍/オーディオブック
橘ナナミ
電子と紙、どちらがいいんでしょう。
佐藤メバル
図鑑や手帳型は紙が強い。『日本酒手帳』は香味がひと目でわかる4タイプ分類とマトリックス表示で、出張先や旅行先で地酒を選ぶ参考書になる。持ち歩いて引く用途は紙か、スマホの電子が向く。イラストで世界80銘酒をめぐる『新装版 世界お酒MAPS』のような本は、ページをめくる体験そのものが楽しいから紙で手元に置きたい。通勤や家事のながら聴きならオーディオブック、という住み分けでいい。
予算別:〜1,500円の文庫・新書/2,000円前後の単行本/3,000円超の専門書・写真集
橘ナナミ
予算で選ぶなら、どう考えます?
佐藤メバル
まず試したいなら文庫・新書。宮崎正勝『知っておきたい「酒」の世界史』は、蒸留器アランビクから始まる酒の来歴を世界史の流れで追える。坂口謹一郎『日本の酒』のような岩波文庫も、長く残る一冊として棚に置きたい。2,000円前後は入門の単行本が充実していて、3,000円を超える帯は、写真集や図鑑など「眺める価値」に振った本を選ぶと満足度が高い。
読了難易度別:3時間で読める/じっくり精読/辞書的に使う
橘ナナミ
読み切れるかどうかも、正直大事です。
佐藤メバル
3時間で読めるのは動画発の入門書。日本酒専門チャンネルが書籍化した『日本酒を好きになる』、ウイスキー専門チャンネルの解説による『ウイスキーを趣味にする』は、本と動画を行き来しながら軽く読める。じっくり精読するなら『最新 日本酒の科学』のような新書。辞書的に使うなら『最新版 日本酒完全バイブル』や『ウイスキー初心者が飲むべきボトル100選』で、飲みたい一本を引く辞典として棚に置く。
酒サッカー本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
酒サッカー本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい

お酒を120%楽しむ!
田村隆明 著|東京化学同人
¥1,540(税込)
分子生物学者でお酒好きの著者が、清酒・焼酎・ワイン・ビール・ウイスキー・ブランデー・スピリッツと主要なお酒の種類・製法・味わいの秘密を一冊で横断します。健康への影響や「一生楽しく飲むには」まで踏み込み、科学ネタは科学者の目線で、それ以外は酒好きの目線で書かれている。目次を眺めるだけで酒棚を旅する気分になり、随所の小ネタも豊富です。
こんな人におすすめ
種類を問わず酒が好きで、理屈から味わいを深めたい人。家飲みの前に少しずつ読み進めたい人。科学は苦手だが酒の知識は欲しい人。ビールや日本酒の「なぜ」を言葉にしたい読者に向きます。
良い点
- 定番の酒を一冊で横断できる
- 科学と酒好き目線の二段構え
- 小ネタが会話のネタになる
気になる点
- 特定の酒の深掘りは薄め
- 銘柄ガイドやレシピはない
- 情報量が多く通読は重い
出版社
東京化学同人
発売日
2020年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
佐藤さん、お酒の本っていろいろありますけど、「科学」って聞くと身構えちゃうんです。これも難しいやつですか?
佐藤メバル
著者は分子生物学者で、しかも相当なお酒好きなんです。だから科学の話は科学者の目線で、それ以外は酒好きの目線で書かれている。
目次を見ても、清酒、焼酎、ワイン、ビール、ウイスキー、ブランデー、スピリッツと並んで、最後に「お酒を一生楽しく飲むには」が来る。硬い本じゃないですよ。
橘ナナミ
「お酒と健康の間の不都合な真実」って項目が気になります…飲み会続きの身としては、そこだけでも先に読んでおきたいです。
佐藤メバル
そこなんですよね。飲酒の「べからず」集や、お酒を百薬の長にする話まで入っている。楽しむためには体の話を避けられない、という順番がとても誠実だと思います。
しかも随所に小ネタが挟まっているので、読み物としても退屈しないですよ。

決定版 お酒のおいしい選びかた ワイン・日本酒・ビールの超入門
JUNERAY 著|朝日新聞出版
¥1,980(税込)
ワイン・日本酒・ビールという身近なお酒に絞り、味や香りを言語化できるようにする超入門です。ぶどう品種やビアスタイルといった基礎が身につくので、店頭や飲み会で好みを選んで注文できるようになる。オモコロライターJUNERAYの初著書で、厚みがありながら入口はとてもやさしい。「好き」を説明できるようになるのがゴールです。
こんな人におすすめ
飲み会で毎回同じものを頼んでしまう人。ワインや日本酒の棚の前で固まる人。家飲みを少しずつ格上げしていきたい社会人。まず自分の好みの輪郭をつかみたい読者に向きます。
良い点
- 三種の酒をまとめて入門できる
- 味の言語化に特化している
- 基礎用語が自然に身につく
気になる点
- ウイスキーなどは範囲外
- 上級者には物足りない
- 厚みがあり通読は覚悟が要る
出版社
朝日新聞出版
発売日
2026年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
自分の好みが分からなすぎて、飲み会でいつも同じものを頼んじゃうんです。そういう人向けの本ってありますか?
佐藤メバル
あります。これ、ワイン・日本酒・ビールの身近なお酒に絞って、味や香りを言語化できるようにする超入門なんです。
ぶどう品種やビアスタイルといった基礎が身につくと、棚の前で選べるようになる。オモコロライターのJUNERAYさんによる初めての著書で、厚みはあるのに入口はやさしいです。
橘ナナミ
言語化、ですか。私、おいしいって言うだけで終わっちゃうんですよね。そこができるようになる本なんですね。
佐藤メバル
そう、そこを言葉にするのが目標の本です。好みを選んで注文できる、というのがゴールなので、読み終わったあとには注文の仕方が変わっているはずですよ。
逆に、香りの細かいデータや上級者向けの話は入っていないので、まず入口を作る一冊だと考えてください。

匠が教える 酒のすべて: 世界を旅するように酒を楽しむ! (単行本)
大越智華子 著|三笠書房
¥1,980(税込)
5000人以上の受講生が「目からウロコ」と評した人気講師であり、本物にこだわる名物酒屋の著者が、ビールからフォーティファイドワインまで一冊で案内します。おちょこやグラスで味が変わる酒、ボトルの「シャトー」「ドメーヌ」、RONとRUMとRHUMの違い、テキーラはメキシコ以外で造れない話。読めば誰かに話したくなる知識が写真とイラストで入ってきます。
こんな人におすすめ
飲みながら知識を増やしたい人。旅行気分でお酒の世界を眺めたい人。銘柄名や製法の由来が気になる人。飲み会の話題の引き出しを増やしたい読者に向きます。
良い点
- 酒屋の視点が生々しい
- 雑学が会話のネタになる
- 写真とイラストが豊富
気になる点
- 体系的な理論書ではない
- 産地別銘柄リストではない
- 情報量が多く通読は重い
出版社
三笠書房
発売日
2021年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「酒のすべて」ってタイトル、強気ですよね。本当に全部入ってるんですか? 逆に浅そうで心配なんですけど。
佐藤メバル
ビール、ワイン、スパークリングワイン、日本酒、焼酎、ウイスキー、ブランデー、スピリッツ、リキュール、フォーティファイドワインまで扱っています。
著者は本物にこだわる名物酒屋であり人気講師で、5000人以上の受講生が目からウロコと絶賛したとか。テキーラがメキシコ以外で造れない理由なんて、読んだら誰かに言いたくなりますよ。
橘ナナミ
読めば誰かに話したくなる知識、いいですね。飲み会の席でちょっと使えそうですし、旅行の予習にもなりそう。
佐藤メバル
写真とイラストつきで、まるで現地にいるような気分で読めるところが強みです。ひと目でわかるチャートも付いているので、まずそこから入ってもいい。
ただ、体系立てて理論を学ぶ本ではないので、深掘りしたいテーマが見つかったら別の一冊に進むのがいいと思いますよ。

知っておきたい「酒」の世界史 (角川ソフィア文庫)
宮崎正勝 著|KADOKAWA
¥880(税込)
ウォッカやテキーラ、日本の焼酎まで、世界中の蒸留酒が9世紀イスラームの錬金術用蒸留器「アランビク」から始まったという大きな見取り図が効く一冊です。「液体のパン」ビール、ペストの恐怖が育てたウイスキーとブランデー、飲料水代わりだった大航海時代のワイン、冬の寒さが生んだシャンパン。酒の来歴が世界史と重なって見える面白さがあります。
こんな人におすすめ
歴史の流れの中で酒を理解したい人。世界史や旅行の話題が好きな人。文庫サイズで通勤中に少しずつ読みたい人。雑学から入りたい読者にも向きます。
良い点
- 酒と世界史を同時に追える
- 蒸留器から始まる見取り図
- 文庫でコンパクトに読める
気になる点
- 味わいの話は少なめ
- 図版は多くない
- 現代の銘柄情報はない
出版社
KADOKAWA
発売日
2007年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
お酒の歴史の本って、日本酒の話ですか? それともワインの話ですか? 世界史と聞くと、ちょっと身構えてしまうんですけど。
佐藤メバル
世界史としてまとめてあります。効くのは、ウォッカもテキーラも日本の焼酎も、世界中の蒸留酒の出発点が9世紀イスラームの錬金術用蒸留器「アランビク」だという見取り図。
ビールはメソポタミアから来た「液体のパン」で、ペストの恐怖がウイスキーとブランデーを育てた。飲料水代わりだった大航海時代のワイン、冬の寒さが生んだシャンパンも出てきます。
橘ナナミ
ビールで酔うと後ろに倒れる、って宣伝文句も聞いたことがあって。それもこの本に出てくるんですか? 気になってました。
佐藤メバル
ええ、そういう雑学のつかみから入って、ちゃんと歴史の流れに入っていけます。文庫なので、通勤の合間に少しずつ読むのが向いていますよ。
逆に、テイスティングの話や銘柄の紹介を期待すると方向が違うので、そこは別の一冊に任せましょう。

新装版 世界お酒MAPS イラストでめぐる80杯の図鑑
ジュール・ゴベール=テュルパン 著|グラフィック社
¥3,080(税込)
世界80銘酒の歴史・文化・製造法・楽しみ方を、小粋なイラストと地図で旅するように図解したお酒図鑑です。東欧、北ヨーロッパ、フランス、イベリア半島、イタリア、アフリカ、アジア、オセアニア、ラテンアメリカ、北アメリカと地域順にめくっていく構成。地図と本棚の橋渡しになる、眺めても読んでも楽しい一冊です。
こんな人におすすめ
イラストやデザインが好きな人。旅先で飲んだ一杯を思い出したい人。棚に置いて眺めていたい人。贈り物や部屋のインテリアとしても成立する読者に向きます。
良い点
- イラストと地図で頭に入る
- 地域別で旅気分を味わえる
- 図鑑として眺めても楽しい
気になる点
- 文章量は多くない
- 大判で持ち歩きにくい
- 日本の酒の比重は軽め
出版社
グラフィック社
発売日
2026年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これ、絵がかわいい。地図とイラストでお酒をめぐるって、読む本というより眺める本ですか? それともちゃんと読み込む感じですか?
佐藤メバル
眺めるだけでも十分楽しいですが、中身はきちんとしています。世界80銘酒の歴史、文化、製造法、楽しみ方を、東欧、北ヨーロッパ、フランス、イベリア半島、イタリア、アフリカ、アジア、オセアニア、ラテンアメリカ、北アメリカと地域ごとに図解しているんです。
旅先で飲んだ一杯を思い出しながらめくるのが、いちばん幸せな使い方だと思います。
橘ナナミ
なるほど、旅の予習にも復習にもよさそうですね。前に旅行した国のページを探して開きたくなりました。
佐藤メバル
そうそう。ただ大判なので、持ち歩きには向かない。家の棚に置いて、旅の前後に開く本です。行った先の酒を思い出しながらページをめくると、旅が二度楽しめますよ。
図鑑としても読み物としても使える、いい意味で欲張りな一冊です。

別冊 酒と人類 (Newton別冊)
ニュートンプレス 著|ニュートンプレス
¥1,980(税込)
酒を考古学・人類学・遺伝学・醸造科学・体質科学の五方向から眺めるムックです。最古の酒、ワインとビールの歴史、蒸留のしくみ、アルコール発酵、酒に強い弱いが遺伝的に五タイプに分かれる話、依存症や減酒の研究、飲酒運転や飲酒寿命まで扱う。酒は人類最古のバイオテクノロジーという視点が腹に落ちます。
こんな人におすすめ
理系の話題が好きな学生や社会人。なぜ酒に強い人と弱い人がいるのかを知りたい人。図解から入りたい読者。中高生でも楽しめるとされる間口の広さも魅力です。
良い点
- 考古学から体質まで横断する
- 図解で前提知識が不要
- 負の側面もきちんと扱う
気になる点
- 銘柄の紹介はない
- ムックで保存性は並
- 読み物としてはやや硬め
出版社
ニュートンプレス
発売日
2025年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
Newtonの酒の別冊って、どんな本なんですか? 科学の雑誌ですよね。難しそうなイメージがあるんですけど。
佐藤メバル
酒を五方向から見ているんです。考古学で酒の起源、人類学と遺伝学で「なぜヒトは酒を飲むようになったのか」、醸造科学で発酵と蒸留のしくみ、体質科学で酒に強い弱いが遺伝的に五タイプに分かれる話。
依存症や減酒の研究、飲酒運転や飲酒寿命まで扱っていて、いい話だけに寄せていないのが誠実です。
橘ナナミ
酒に強いか弱いかの五タイプ、自分がどれか知りたいです。そんなにきれいに分かれるものなんですか?
佐藤メバル
そこは読んでいて面白いところですね。図解が中心なので前提知識がなくても読めます。中学生でも十分に楽しめる内容だそうで、間口の広さも魅力ですよ。
ただ、おいしい酒の紹介や選び方のガイドではないので、そちらは別の一冊で補ってください。

日本の酒 (岩波文庫 青 945-1)
坂口謹一郎 著|岩波書店
¥935(税込)
岩波文庫のラインに並ぶ、タイトルそのまま『日本の酒』です。著者は坂口謹一郎。日本酒というテーマを正面から扱った一冊で、文庫サイズなので手元に置いて少しずつ読み進められます。銘柄ガイドでもレシピでもなく、酒というものをじっくり考えたいときの本。うちの酒棚では真ん中に置いている一冊です。
こんな人におすすめ
日本酒を軸に酒の読み物を読みたい人。文庫で手軽に持ち歩きたい人。ハウツーより論考を好む読者。他の酒の本と並べて行き来しながら読むのが好きな人に向きます。
良い点
- 文庫で手に取りやすい
- 日本酒を正面から扱う
- 読み返せる厚みがある
気になる点
- 図版は期待できない
- 現代の銘柄情報はない
- 入門ハウツーではない
出版社
岩波書店
発売日
2007年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
岩波文庫にお酒の本があるんですね。タイトルがそのまま『日本の酒』。でも文庫で酒の本って、いったい何を語るんでしょう。
佐藤メバル
坂口謹一郎の本です。うちの酒棚ではこれを真ん中に置いています。銘柄ガイドでもレシピでもなく、酒というものをじっくり考えたいときの一冊。
文庫サイズなので、手元に置いて少しずつ読めるのがいいところです。
橘ナナミ
ハウツーじゃないんですね。読むのに体力がいりそうで、ちょっと身構えちゃいます。積読になりませんか?
佐藤メバル
一気に読む本ではないですね。他の酒の本と並べて、行き来しながら読む。ほかの入門書の位置づけが見えてくる、そういう役割の本だと思っています。
味や香りの指南を求めて開くと拍子抜けするので、そこは期待せずに手に取ってください。

最新 日本酒の科学 水・米・麹の伝統の技 (ブルーバックス)
和田美代子 著|講談社
¥1,320(税込)
「國酒」として親しまれ、いまやSAKEとして世界に広がる日本酒を、米・水・麹というシンプルな原料から解き明かす一冊です。味わいの奥にある微生物の繊細な働き、日本の伝統、自然の恵み、緻密な醸造技術までを追う。「甘口か辛口か」では語れない魅力に届くのが、味わいガイドとの決定的な違いです。
こんな人におすすめ
日本酒の味の理由を知りたい人。ブルーバックスの科学読み物が好きな人。蔵元の技術や微生物の働きに関心がある人。味の言葉を自分の中に作りたい読者に向きます。
良い点
- 原料から味を説明してくれる
- 微生物の話が具体的
- ブルーバックスの読みやすさ
気になる点
- 銘柄選びの指南はない
- 純粋な入門書ではない
- 図鑑的な使い方はしない
出版社
講談社
発売日
2025年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
日本酒って、結局お米と水と麹だけでしょ? それなのにあんなに味が違うの、ずっと不思議なんです。
佐藤メバル
まさにそこを解き明かす本です。國酒として親しまれ、いまやSAKEとして世界に広がる日本酒を、米・水・麹というシンプルな原料から説明していく。
味わいの陰にある微生物の繊細な働き、日本の伝統、自然の恵み、緻密な醸造技術まで踏み込みます。
橘ナナミ
微生物の話、地味に面白そうですね。ブルーバックスってことは、専門知識なしでも読めるんですよね?
佐藤メバル
科学読み物としての読みやすさは折り紙つきです。ただ、銘柄を選ぶためのガイドは期待しないでください。これは味の理由を知る本です。
逆に言えば、この本を読んでから店に行くと、ラベルの言葉の意味が変わって見えますよ。

最新版 日本酒完全バイブル
八田信江 著|ナツメ社
¥1,650(税込)
日本酒を普段あまり飲まない人、軽くたしなむ程度の人に向けて、基礎知識から味わい方・楽しみ方までを図と写真を多く使って解説する一冊です。産地別の銘柄紹介では、味わいの特徴やおすすめの飲み方をアイコンで表示してくれるので、好みの一本を探す導線がはっきりしています。
こんな人におすすめ
日本酒を飲み始めたばかりの人。贈り物や手土産の日本酒を選びたい人。居酒屋でメニューに迷う人。まず全体像をつかんでから一本を選びたい読者に向きます。
良い点
- 図や写真が多く分かりやすい
- 産地別で銘柄を探せる
- アイコンで飲み方が分かる
気になる点
- 醸造の科学の深掘りはない
- 上級者には易しめ
- 味の言語化は限定的
出版社
ナツメ社
発売日
2021年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
日本酒、飲み始めたいんですけど居酒屋のメニューで固まっちゃって。初心者向けの本ってありますか?
佐藤メバル
これがまさにそれです。普段あまり飲まない人、軽くたしなむ程度の人に向けて、基礎知識から味わい方・楽しみ方まで、図や写真を多く使って解説しています。
産地別の銘柄紹介では、味わいの特徴とおすすめの飲み方がアイコンで示されているので、好みの一本を探す導線がはっきりしているんです。
橘ナナミ
アイコンで味の特徴が分かるの、いいですね。手土産を選ぶときにも使えそうです。
佐藤メバル
手土産や贈り物の相談にも十分使えますよ。逆に、醸造の科学や微生物の話まで踏み込む本ではないので、そこは別の一冊に任せましょう。
まずは自分がどのあたりの味を好むのか、地図を手に入れる感覚で読むといいです。

日本酒を好きになる~人気YouTuberが教える日本酒新時代~
サケラボトーキョー・甲斐勇樹 著|マイナビ出版
¥11(税込)
日本酒専門YouTubeチャンネル「サケラボちゃんねる」の書籍化です。チャンネルの動画をもとに、初心者の疑問と日本酒好きが喜ぶ情報を整理。本を読んでから動画を見る、動画を見てから本を読む、どちらの順番でも楽しめる作りで、軽妙なトークを聞いているような解説がそのまま紙面に乗っています。
こんな人におすすめ
日本酒系YouTuberのファン。動画と本を行き来したい人。活字だけだと途中で止まってしまう初心者。まず楽しみながら入口を作りたい読者に向きます。
良い点
- 動画と連動して学べる
- トーク調で読みやすい
- 初心者の疑問に寄り添う
気になる点
- 網羅的な事典ではない
- 映像前提の内容がある
- 薄めで物足りない人も
出版社
マイナビ出版
発売日
2022年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
サケラボちゃんねる、私も動画を見たことあります。本にもなってるんですね。動画の内容がそのまま入ってるんですか?
佐藤メバル
チャンネルの動画をもとに、初心者の疑問と日本酒好きが喜ぶ情報をまとめた一冊です。いいのは、本を読んでから動画を見ても、動画を見てから本を読んでもいいという作り。
チャンネルの軽妙なトークを聞いているかのような解説が、そのまま紙面に乗っています。
橘ナナミ
動画と本を行き来するの、続けられそうですね。私、活字だけだと途中で止まっちゃうタイプなので。
佐藤メバル
活字だけだと止まってしまう人には向いています。ただ、網羅的な事典ではないので、辞書的に引く使い方はしないほうがいいですよ。
動画で見た銘柄を文字で確認する、その往復のための本だと考えてください。

日本酒手帳
SSI 著|東京書籍
¥1,870(税込)
手帳型のポータブル日本酒図鑑です。都道府県別に有名銘柄の特長と主なラインナップを紹介し、香味がひと目でわかる4タイプ分類に加えて、吟醸香・原料香・コク・キレのマトリックス表示を搭載。産地マップや味わいから選ぶマトリックスもあるので、あらゆる角度から検索できる造りになっています。
こんな人におすすめ
旅先や出張先で地酒を選びたい人。店頭で迷わず一本を決めたい人。日本酒の基本を手元で確認したい人。持ち歩いて使う前提の読者に向きます。
良い点
- 持ち歩けるサイズ感
- マトリックスで検索できる
- 都道府県別で探しやすい
気になる点
- 読み物としては淡々と進む
- 写真中心の本ではない
- 深い論考は含まれない
出版社
東京書籍
発売日
2010年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
手帳型って書いてありますけど、これって持ち歩く用なんですか? 家で読むには小さいですかね。
佐藤メバル
そう、ポータブル日本酒図鑑です。都道府県別に有名銘柄の特長と主なラインナップを紹介していて、香味がひと目でわかる4タイプ分類、吟醸香・原料香・コク・キレのマトリックス表示が付いている。
味わいから銘柄を選ぶマトリックスや産地マップもあるので、あらゆる角度から探せます。
橘ナナミ
出張先で地酒を選ぶときに開く感じですかね。産地マップがあるのは心強いです。
佐藤メバル
まさにそれ。読み物として通読するより、旅先や店先で開く本です。だから持ち歩きやすさを重視した造りになっているんですね。
逆に、じっくり読み込むエッセイを期待すると物足りないので、用途を分けて考えるといいですよ。

酒蔵最前線 日本酒、米づくりから始める
世古一穂 著|七つ森書館
¥2,673(税込)
酒蔵が自ら米を作る時代が来ている——米の旨みを目いっぱい引き出す日本酒造りをめざす蔵が増えてきたことを、先駆的な6蔵の取り組みから描きます。田んぼと蔵を往復する現場の話は、ラベルの先にある「誰がどう作ったか」に目を開かせてくれる。作り手側から見た日本酒の現在地です。
こんな人におすすめ
酒蔵の現場に関心がある人。作り手の顔が見える酒を選びたい人。食と農業のつながりを考えたい人。味の好みとは別の軸で選びたい読者に向きます。
良い点
- 6蔵の事例が具体的
- 米づくりから追いかけられる
- 作り手の声が読める
気になる点
- 銘柄カタログではない
- 写真は多くない
- 専門的でやや硬め
出版社
七つ森書館
発売日
2018年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「酒蔵が米を作る」って、そんなことあるんですか? 酒造りって蔵の中の話だと思ってました。
佐藤メバル
増えてきているんです。米の旨みを目いっぱい引き出す日本酒造りをめざす蔵が少しずつ出てきて、この本は米づくりから酒造りを始めた先駆的な6蔵の取り組みを追っています。
田んぼと蔵を往復する話を読むと、ラベルの先に誰がどう作ったかが見えてくるんですよ。
橘ナナミ
作り手の話かあ。味の好みで選ぶより、応援したくなるタイプの選び方ですね。そういう選び方、いいなと思いました。
佐藤メバル
そういう読み方でいいと思います。銘柄カタログではないので、そこは期待しないでください。硬めの本ですが、現場の実感がありますよ。
ラベルを見る目が一段変わる、そういう一冊です。

ウイスキーは楽しい! 【増補改訂版】
ミカエル・ギド 著|パイ インターナショナル
¥2,750(税込)
イラストで学べるウイスキーの教科書の増補改訂版です。テロワールの考え方、アメリカやアジアのウイスキー事情、市場に出れば争奪戦になる「夢のウイスキー」といった最新事情が加わり、前作より約16頁増えて知識が深まる作りに。絵で読む教本という立ち位置が独特で、頭に残りやすい。
こんな人におすすめ
ウイスキーの全体像をつかみたい人。イラストやデザインで学びたい人。世界のウイスキー事情まで知りたい愛好家。入門の次に進みたい読者に向きます。
良い点
- イラストで理解しやすい
- 最新事情が追記された
- 世界のウイスキーを俯瞰できる
気になる点
- 日本の銘柄索引は弱い
- 文章量は多くない
- テイスティング記録向きではない
出版社
パイ インターナショナル
発売日
2023年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
ウイスキーの本でイラストのやつ、かわいいですね。これ、眺めて楽しいだけの入門書ですか?
佐藤メバル
教科書です。増補改訂版で、テロワールの考え方、アメリカやアジアのウイスキー事情、市場に出れば争奪戦になる「夢のウイスキー」の話が加わった。
絵で読むウイスキー教本という立ち位置が独特で、文字だけの入門書より頭に残りやすいんですよ。
橘ナナミ
テロワールって、ワインだけの話かと思ってました。ウイスキーにもあるんですね。
佐藤メバル
そこが面白いところ。ウイスキーにもその考え方がある、というのが追記されたテーマのひとつです。ただ、日本の銘柄を探す索引としては弱いので、それは別の本で補うといい。
世界を眺める本と、一本を選ぶ本は、役割が違うんですよ。

ウイスキーを趣味にする~人気YouTuberが教えるウイスキーの楽しみ方
CROSSROADLAB 著|マイナビ出版
¥1,980(税込)
登録者12万人のウイスキー専門YouTubeチャンネル「CROSSROAD LAB」が解説を担当した入門書です。定義や種類、ラベルの見方から始まり、ハイボールに最適なボトル、家飲み道具、透明氷の作り方、世界各国のウイスキー、カスクストレングス、着色の真実や偽造ウイスキーまで。BARのマスターの軽妙なトークのような解説です。
こんな人におすすめ
家でウイスキーを始めたい人。ハイボールや氷からこだわりたい人。飲み比べの最初の一歩が欲しい人。動画と本を往復したい読者に向きます。
良い点
- 家飲みの実践情報が濃い
- 動画と連動している
- 基礎から飲み比べまで届く
気になる点
- 蒸留所の深掘りは少ない
- 図版中心ではない
- 上級者には易しい
出版社
マイナビ出版
発売日
2021年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
家でウイスキーを飲んでみたいんですけど、何を買えばいいか分からなくて、お店で固まっちゃうんです。
佐藤メバル
まずこの本がいいです。登録者12万人の専門チャンネルが解説を担当していて、定義や種類、ラベルの見方から始まって、ハイボールに最適なウイスキー、家飲み道具、透明氷の作り方まで。
世界のウイスキー、カスクストレングス、着色の真実や偽造ウイスキーの話まで入っています。
橘ナナミ
透明氷、作ってみたくなりますね。動画と連動してるなら、見ながら読み進められそうです。
佐藤メバル
はい、動画と連動しています。ただ本だけでも大丈夫な作りです。飲み比べたい銘柄の章もあるので、最初の一本を決めるのにも向いていますよ。
蒸留所の歴史を深く知る本ではないので、そこは別の一冊に任せましょう。

いちばんよくわかる ウイスキーの教室
山下大知 著|彩図社
¥1,650(税込)
「一冊を通して体系的にウイスキーの味わいを知る」をコンセプトに、製造工程のどこからその風味が生まれるかを解説する一冊です。よくある「上品な甘みと華やかな香り」で終わらせず、応用の効く知識にたどり着けるのが最大の違い。紹介されるボトルは典型的な味わいで、バーで比較的見つかりやすいものに絞られています。
こんな人におすすめ
香りや味の理由を言葉にしたい人。バーで飲み比べながら読みたい人。ウイスキーを趣味にしたい人。味の感想から一歩先へ進みたい読者に向きます。
良い点
- 製造と風味を結びつける
- 体系的な構成になっている
- 飲みながら学べる作り
気になる点
- やや難しい記述もある
- 銘柄の網羅性は高くない
- 写真中心の本ではない
出版社
彩図社
発売日
2020年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「上品な甘み」とか言われても、それで終わっちゃうんですよね。ウイスキーの本でも同じことが起きるんですか?
佐藤メバル
そこに不満を持った人のための本です。製造のどの工程からその風味が生まれるかを解説していて、いったん理解すると応用が効く。
典型的な味わいのもの、バーに行けば比較的見つかりやすいボトルを選んでいるので、実際に飲みながら読み進められます。
橘ナナミ
飲みながら読む前提の本、いいですね。でも、けっこう難しかったりしませんか?
佐藤メバル
多少難しい内容もあります。でも、味と知識を照らし合わせる作業が楽しいんですよ。嗜好品としての楽しみ方を教えてくれる一冊で、読み終えるころには自分の言葉で味を説明できるようになります。

ウイスキー初心者が飲むべきボトル100選: 基本のウイスキー100本をプロバーテンダーが詳細にテイスティング
ShotBARウイスキー研究所代表落合治佳 著
大阪難波のショットバー「ウイスキー研究所」のマスターが、店でよく紹介するウイスキー100本を詳細にテイスティングした一冊です。テイスティングだけでなく、基礎知識や考え方も併せて書かれているので、これ一冊でウイスキーの基本が網羅できる。何を飲めばいいか分からない、という入口の不安に応えます。
こんな人におすすめ
何を飲めばいいか分からない初心者。バーで注文に迷わないようになりたい人。ボトルを買う基準がほしい人。最初の一本を選びたい読者に向きます。
良い点
- 100本のテイスティングが具体的
- 基礎知識も併せて載っている
- 店の実感が伝わってくる
気になる点
- 産地の歴史は深掘りしない
- 上級者の新規開拓向きではない
- 文章中心で図版は控えめ
出版社
詳細情報なし
発売日
2024年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「100選」って、選びきれないほどあるってことですよね。逆に読む前から迷いそうなんですけど。
佐藤メバル
でも、何を飲んだらいいか分からない人に向けて書かれた本です。大阪難波のショットバー「ウイスキー研究所」のマスターが、店でよく紹介する100本を詳細にテイスティングしている。
テイスティングだけでなく基礎知識と考え方も併せて書かれているので、これ一冊で基本が網羅できます。
橘ナナミ
バーの人が実際にお店で出すもの、というのが信頼できそうですね。基礎も入ってるなら安心です。
佐藤メバル
そこが強みです。産地の歴史を深掘りする本ではないので、そこは別の一冊で補うといいと思いますよ。まず一本を決める、という目的に絞れば、これ以上に実用的な入門はなかなかありません。

世界のワイン図鑑 第8版
ヒュー・ジョンソン 著|ガイアブックス
¥14,300(税込)
精密で洗練された地図によってワイン産地と最新の傾向を表現してきた、地理からワインの本質を考察する指南書の第8版です。15カ国語に翻訳され、これまでに470万部を売り上げたとされる一冊。気候変動の影響、持続可能なワイン造り、新しい技術まで更新され、各産地の緯度や気象データ、葡萄品種も表でまとまっています。
こんな人におすすめ
産地からワインを学びたい人。地図や旅行が好きな読者。長く使える一冊を棚に置きたい人。ラベルの地名を自分で調べたくなる人に向きます。
良い点
- 地図とデータが圧倒的
- 最新動向まで更新された
- 長く参照できる作り
気になる点
- 造本が大きく持ち歩けない
- 味わい入門の代わりにはならない
- 産地が多く読み通しは重い
出版社
ガイアブックス
発売日
2021年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
ワインの図鑑、すごく高いんですけど…何がそんなにすごいんですか? 買う勇気が出なくて迷ってます。
佐藤メバル
初版から半世紀にわたり、産地と最新の傾向を精密な地図で表現してきた本で、15カ国語に翻訳され、470万部売れているとされます。
第8版では気候変動の影響、持続可能なワイン造り、新しい技術、ワインスタイルの志向まで更新されて、各産地の緯度や気象データ、葡萄品種が表でまとめられている。
橘ナナミ
地図が200枚以上も入ってるって聞くと、確かに別格ですね。棚に置いておきたくなります。
佐藤メバル
土壌の分布図や、要注目の生産者の注釈まで付いています。造本が大きいので持ち歩きには向かない。長く棚に置いて引く本です。
味の感想を言葉にする入門書ではないので、そこは別の一冊と組み合わせるといいですよ。

プロ飲兵衛が考えた一番酒に合うレシピ (TJMOOK)
入江豪 著|宝島社
¥1,628(税込)
SNS総フォロワー20万人超の「プロ飲兵衛」入江豪が考えた、酒飲みによる酒飲みのためのペアリングレシピ集です。レシピだけでなく、著者のペアリング論、こだわりの調理道具、おつまみづくりに欠かせない調味料、ワインショップでワインを選ぶコツまで読み物も充実。この世で一番酒が旨くなるというコンセプトが家飲みを変えます。
こんな人におすすめ
家飲みのつまみに毎回困る人。ワインや日本酒に合わせたい人。料理と酒をセットで考えたい人。買い物の前に開きたい読者に向きます。
良い点
- レシピと読み物の両方が濃い
- 道具と調味料まで解説
- 酒の選び方のコツがある
気になる点
- ボリュームは軽め
- レシピ数は多くない
- 専門的な料理書ではない
出版社
宝島社
発売日
2025年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
家飲みのつまみ、いつも適当になっちゃうんですよ。レシピ本っていっぱいあるじゃないですか。
佐藤メバル
これは酒飲みによる酒飲みのためのペアリング本です。SNS総フォロワー20万人超のプロ飲兵衛・入江豪が、酒が一番旨くなる組み合わせを考えている。
レシピだけでなく、著者のペアリング論、こだわりの調理道具、欠かせない調味料、ワインショップでワインを選ぶコツまで読み物が充実しています。
橘ナナミ
ワインの選び方まで書いてあるの、ありがたいです。買いに行く前に読み返したくなりますね。
佐藤メバル
そこがレシピ本との違いですね。料理をがんばる本というより、酒を軸に献立を考える本です。逆に、がっつりした料理の技術書を期待すると方向が違うので、そこは分けて考えてください。

お酒で失敗しない48の技術
太もも太し 著|アメージング出版
¥1,320(税込)
酔うと失禁する祖父、スーパーを全力で走る父、頭の中で和太鼓が鳴る著者——3世代にわたる悪酔いと、二日酔いで会社のトイレで涙を流した経験から編み出された48の技術をまとめた一冊です。飲み会前の準備で失敗の7割は防げる、飲み会を制する者は人生を制す、飲み会後の行動、特殊な環境下のスキルという構成。笑いながら実用的という珍しいバランスです。
こんな人におすすめ
飲み会の後に反省を繰り返している人。二日酔い対策を真面目に知りたい人。幹事や会食の多い社会人。同じ失敗をやめたい読者に向きます。
良い点
- 失敗の予防に特化している
- 体験談が笑える
- 章立てが実践的
気になる点
- 酒の知識本ではない
- 文体はややラフ
- 図解は期待できない
出版社
アメージング出版
発売日
2024年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「お酒で失敗しない48の技術」…タイトルが刺さります。私、先週やらかしたばかりなんです。
佐藤メバル
著者も相当やらかしてきた人ですよ。酔うと失禁する祖父、スーパーを全力で走る父、頭の中で和太鼓が鳴る著者。
3世代の悪酔いと、二日酔いで何度も会社のトイレで涙を流した経験から編み出した技術が48個あって、飲み会前の準備で失敗の7割は防げるというのが第一章なんです。
橘ナナミ
7割! 準備だけで防げるなら、それは聞きたいです。笑えるのに実用的って珍しいですね。
佐藤メバル
飲み会を制する者は人生を制す、飲み会後の行動で運命が変わる、特殊な環境下では特殊なスキルが必要、と章が続きます。
笑いながら読めるのに中身は実践的。同じ失敗を繰り返している人に、いちばん効く本だと思いますよ。

サッカーはデータが10割
イアン・グラハム 著|飛鳥新社
ケンブリッジ大で物理学の博士号を持つデータ分析家が、くすぶっていた名門チームをどう補強し立て直したかを追う一冊です。移籍市場で選手がどう数値評価され、どう補強されるのか、メッシとロナウドはどちらがすごいのか。サッカー界の常識を変えたデータ理論の全貌に迫ります。日本版向けに遠藤航と南野拓実の論評も加筆。
こんな人におすすめ
数字でサッカーを見たい人。移籍市場や戦力分析が好きなファン。『マネーボール』が好きだった読者。補強の裏側を知りたい人に向きます。
良い点
- データ分析の実例が豊富
- 日本代表の論評が付く
- 移籍市場の裏側が見える
気になる点
- 戦術の図解本ではない
- 数字が苦手だと重い
- 観戦入門ではない
出版社
飛鳥新社
発売日
2025年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
サッカーをデータで見る本、ですか。数字が苦手な私でも読めますかね? 移籍の話は気になります。
佐藤メバル
ケンブリッジ大で物理学の博士号を持つデータ分析家が、くすぶっていた名門チームをどう補強して立て直したかを追う本です。
移籍市場で選手がどう数値評価されるのか、メッシとロナウドはどちらがすごいのか。サッカー界の常識を変えたデータ理論の全貌です。
橘ナナミ
メッシとロナウド、そんなことまで数字で決めるんですか。それは読んでみたいです。
佐藤メバル
そこが読みどころです。日本版向けに、遠藤航と南野拓実についての論評が特別に加筆されているのも見逃せません。
ただ、戦術の図解を求める本ではないので、そこは分けて考えるといいですよ。補強と評価の話として読むと、とても刺激的です。

教養としてのサッカーと戦術
西部謙司 著|エクスナレッジ
¥1,760(税込)
サッカーをより深く味わうための教養として、戦術の歴史とサイクルを紐解く一冊です。戦術の最先端、攻防史、プレス対ビルドアップの源流、ゾーナル・プレッシングの革新、「偽9番」の系譜、ポジション進化論までを扱い、戦術を知ることはサッカーの本質に迫る近道だという立場から観戦力を引き上げます。
こんな人におすすめ
観戦をもう一段深くしたい人。戦術の流行を整理したい人。2026年W杯を見据えて予習したい人。欧州サッカーの話題を追う読者に向きます。
良い点
- 戦術史を体系的に追える
- 流行に惑わされない視点
- 著者の取材経験が背景にある
気になる点
- 入門書ではない
- 用語の予備知識が要る
- 特定チームの分析本ではない
出版社
エクスナレッジ
発売日
2026年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
サッカー観戦、なんとなく見てるんですけど、戦術の話になると完全に置いていかれます。
佐藤メバル
それなら西部謙司のこの本です。戦術の最先端、攻防史、プレスとビルドアップの源流、ゾーナル・プレッシングの革新、「偽9番」の系譜、ポジション進化論と、歴史とサイクルで整理してくれる。流行に惑わされない見識が手に入ります。
橘ナナミ
偽9番、聞いたことはあるけど説明できないです…そういう言葉が系譜で並ぶと腹に落ちるんですね。
佐藤メバル
そういうことです。著者はフランスに住んで欧州サッカーを取材してきた人で、2026年W杯を見据える視点もあります。
ただ入門書ではないので、用語に少し慣れてから読むと効きますよ。観戦の前に一度通しておくと、見える景色が変わります。

アナリシス・アイ ~サッカーの面白い戦術分析の方法、教えます~(小学館新書)
らいかーると 著|小学館
得点したら喜び、失点したらだんまり、勝てばすべて良しで負ければ監督交代——そんな見方では現代サッカーに取り残される、という問題提起から始まる一冊です。プロの監督から一ファンまで戦術的な分析が広がるなか、SNSで活動する「戦術クラスタ」の最古参である著者が、新しくて面白い分析眼の習得法を提示します。
こんな人におすすめ
SNSで戦術の話題を追っている人。自分の分析眼を鍛えたい人。新書サイズで持ち歩きたいサッカーファン。試合の見方を変えたい読者に向きます。
良い点
- 分析の作法が学べる
- 著者の実践に基づいている
- 新書で読みやすい
気になる点
- 図版は多くない
- 特定チームの戦術史ではない
- 実況解説の入門ではない
出版社
小学館
発売日
2019年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「ながら見ができなくなる本」ってキャッチコピーが気になります。どういう意味なんですか?
佐藤メバル
得点したら喜び、失点したらだんまり、勝てばすべて良しで負けたら監督交代。そういう見方では現代サッカーに取り残される、という問題提起から始まります。
プロの監督から一ファンまで戦術的な分析が広がるなか、SNSで活動する戦術クラスタの最古参である著者が、分析眼の習得法を提示するんです。
橘ナナミ
分析眼って、才能じゃなくて習得できるものなんですね。試合を見る前に読むべきですか、後ですか?
佐藤メバル
そこを方法として書いているのが新しいところです。日本代表の未来も見据えているので、試合の前後に読むと効きますよ。
新書なので持ち歩きやすい。ちなみに、特定チームの戦術史を読む本ではないので、そこは別の一冊に任せましょう。

知ればもっと楽しめる! サッカー戦術用語ガイド
小澤一郎 著|ホビージャパン
¥2,145(税込)
スペインリーグの試合解説で人気のジャーナリスト小澤一郎が、実況解説や現場で用いられる戦術用語を初級者にもわかる言葉で丁寧に解説する一冊です。用語の意味が分かるとプレーの意図や戦術の狙いがクリアになり、観戦が一段深くなる。子どもから指導者までを想定した間口の広さが心地よい。
こんな人におすすめ
実況の用語が追えない人。サッカー観戦を始めたばかりのファン。子どものサッカーを見る保護者。選手にどう伝えるかを考える指導者に向きます。
良い点
- 用語の説明が丁寧
- 解説者本人による著書
- 想定読者の間口が広い
気になる点
- 体系的な戦術史ではない
- 図解の量は限られる
- 上級者には易しい
出版社
ホビージャパン
発売日
2026年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
実況で「ライン間」とか「バイタル」とか言われても、正直ピンとこないんですよ。私だけですかね。
佐藤メバル
そういう人のための用語ガイドです。スペインリーグの試合解説で人気の小澤一郎が、実況や現場で使われる戦術用語を初級者にもわかる言葉で説明しています。
用語の意味が分かると、プレーの意図や狙いがクリアになって、観戦が一段深くなるんですよ。
橘ナナミ
子どもにも読めるって書いてありますね。幅広い人に向けて書かれてるのが伝わってきます。
佐藤メバル
サッカーIQを高めたい保護者、選手にどう伝えるかを考える指導者まで、想定読者がとても広いんです。ただ、体系的な戦術史ではないので、そこは別の一冊に任せましょう。
まず言葉の意味を揃える、その用途に絞れば心強い一冊です。

サッカー戦術の教科書 プレーモデルが試合を決める
小澤一郎 著|マイナビ出版
¥1,804(税込)
ピッチ上でうまくいかないことが起きたとき、それを処理する手段が戦術である——という定義から始まる一冊です。攻撃・ネガティブトランジション・守備・ポジティブトランジションの4局面を、チーム戦術・グループ戦術・個人戦術に区別して解説し、各チームが設定するプレーモデルの考え方に迫ります。動画解説と連動する構成も魅力です。
こんな人におすすめ
戦術を体系的に学びたい人。プレーモデルという言葉を理解したい人。指導者やプレーする選手。試合を見ながら解説を照合したい読者に向きます。
良い点
- 4局面で整理されている
- 動画解説と連動する
- 試合実況の解説も収録
気になる点
- 用語の辞書ではない
- 用語の予備知識が要る
- 入門にはやや硬い
出版社
マイナビ出版
発売日
2024年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「プレーモデル」って、よく聞くけど説明できない言葉です。この本を読めば分かるようになりますか?
佐藤メバル
ピッチ上でうまくいかない問題が起きたとき、それを処理する手段が戦術だ、という定義から始まります。攻撃・ネガティブトランジション・守備・ポジティブトランジションの4局面を、チーム戦術・グループ戦術・個人戦術に分けて解説し、各チームが設定するプレーモデルの考え方に迫るんです。
橘ナナミ
QRコードから動画で解説も見られるんですね。本と映像の往復、私には合ってそうです。
佐藤メバル
巻末には2010-11シーズンのクラシコの戦術解説も収録されています。試合を見て、解説ページを読んで、動画を見る。
その順番で追いかけると、戦術的に試合を見る楽しさが分かるはずですよ。用語集ではないので、そこは別の一冊で補ってください。

サッカーシステム大全
岩政大樹 著|マイナビ出版
¥1,694(税込)
現代サッカーに見られるあらゆるシステムを、4つの基本形とその派生形として整理した一冊です。固定システムだけでなく、アシンメトリーな形や攻守で異なる可変システムまで、基本を押さえれば複雑なものがぐっと理解しやすくなる。ボールから目を離したときに見えるものが変わる。Jリーグ各クラブの採用システムも随所に記載されています。
こんな人におすすめ
システムの違いを理解したい人。ボールの動きだけでなく全体を見たいファン。指導者やプレーする選手。自分の贔屓クラブの形から読み始めたい人に向きます。
良い点
- 4つの基本形で整理
- 可変システムまで扱う
- Jリーグの実例が付く
気になる点
- 戦術史の深掘りは少ない
- 用語解説は別途必要
- ページ数は多くない
出版社
マイナビ出版
発売日
2021年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
システムって、4-4-2とかの数字のことですよね? それだけで一冊になるのが不思議です。
佐藤メバル
そこが入口です。現代サッカーに見られるあらゆるシステムを、4つの基本形とその派生形として整理している。
固定システムだけでなく、アシンメトリーな形や、攻撃と守備で異なる可変システムまで扱う。基本を押さえれば、複雑に見えるものがぐっと理解しやすくなります。
橘ナナミ
ボールを追うだけで精一杯なんですけど、見方が変わりそうですね。贔屓のクラブから読んでみます。
佐藤メバル
ボールに関係ない選手がどのポジションを取っているか、どんな攻撃と守備をしようとしているか。そこが見えると観戦の楽しさは何倍にもなります。
Jリーグ各クラブの採用システムも随所に書かれているので、自分のひいきのチームから読み始めるのもいいですよ。
晩酌のテーブルにサッカーの本を——「酒×観戦」の読み方
橘ナナミ
競合の記事だと、酒の本とサッカーの本が最後まで別々の棚なんですよね。でも実際は、日曜の夜にビールを開けながら試合を見ているわけで。
佐藤メバル
そこが一番おいしいところだね。『プロ飲兵衛が考えた一番酒に合うレシピ』は、SNS総フォロワー20万人超の著者が「酒飲みによる、酒飲みのための」つまみとペアリング論をまとめた本。ハーフタイムに冷蔵庫を開ける時間が、そのまま読書の時間になる。
橘ナナミ
逆に、試合の前に仕込んでおくなら?
佐藤メバル
『別冊 酒と人類』は、酒の起源、人類学、醸造のサイエンス、体質の科学を4章で見渡す。ワインの酒器が時代とともに変わった話、和食に日本酒が合う理由の解説まで入っていて、中継の合間に読むと翌週の晩酌が変わる。『匠が教える 酒のすべて』もいい。おちょこやグラスで味が変わる酒の話、シャトーとドメーヌの違い、テキーラがメキシコ以外で造れない理由——誰かに話したくなる知識が並んでいる。試合の感想戦が、酒の蘊蓄で延長戦になる。
橘ナナミ
いい…! 観戦エッセイ枠、確かにどの競合にもなかったです。
サッカーの本を「育成」と「ビジネス」で読む
橘ナナミ
指導者や保護者向け、そして仕事に効かせる読み方も知りたいです。
佐藤メバル
育成年代の保護者には『知ればもっと楽しめる! サッカー戦術用語ガイド』を勧める。子どもがピッチで何を狙っているか、言葉がわかると親の声かけが変わる。指導者なら『サッカー戦術の教科書』。4局面をチーム戦術・グループ戦術・個人戦術に分けて解説していて、「どう伝えるか」を考える材料になる。QRコードから動画で補えるのも現場向きだね。
橘ナナミ
ビジネス側は?
佐藤メバル
『サッカーはデータが10割』。ケンブリッジ大で物理学の博士号を持つデータ分析家が、くすぶっていた名門をどう立て直したかという筋立てが、そのまま組織論になる。日本版向けに遠藤航、南野拓実についての論評が加筆されているのも、日本人読者にはうれしいところ。
橘ナナミ
あと、酒本憲幸本人の著書や愛読書って、あるんでしょうか。
佐藤メバル
そこは正直に言っておくね。こちらで確認できた範囲では、今回のラインナップに酒本憲幸本人の著書や評伝は入っていない。セレッソ大阪や関西サッカー、鹿児島ユナイテッドFCに絞った書籍も、確定情報としては手元にない。だから推測で経歴を書いたり、それらしい「おすすめ本」をでっち上げたりはしない。名前からたどり着いた人には、右サイドを担った選手の視点を思い浮かべながら、戦術書やデータ本を読んでもらえたらいい。
橘ナナミ
そういう誠実さ、逆に信頼できます。
読了後の次の一歩と、買い方・贈り方
橘ナナミ
読み終わったあと、どう動けばいいですか。
佐藤メバル
まず試合を見る。『アナリシス・アイ』は「サッカーがながら見できなくなる本」で、戦術分析を続けてきた著者が分析眼の習得法を示してくれる。動画と本を行き来するのもいい。『日本酒を好きになる』や『ウイスキーを趣味にする』は、もともと動画チャンネルの解説を軸にした本だから、本から動画へ、動画から本へ、どちらでも入れる。気づいたことをブログやノートに書き留めると、次の観戦がもっと濃くなる。
橘ナナミ
ギフトにも使いたいです。
佐藤メバル
相手が酒好きなら『いちばんよくわかる ウイスキーの教室』のような「飲みながら読む」前提の本、サッカー好きなら戦術用語ガイドが無難。予算が読めないときは文庫・新書から選ぶ。書店員時代、酒の本を一冊と言って来た常連さんが、結局スポーツ書も抱えて帰っていったのを覚えてる。あの人は今ごろ、ハーフタイムにページをめくっているはずだ。
よくある質問
サッカー初心者におすすめの本は?
橘ナナミ
サッカー初心者におすすめの本はについて教えてください。
佐藤メバル
まずは『知ればもっと楽しめる! サッカー戦術用語ガイド』。実況や解説で使われる戦術用語を初級者にもわかる言葉で説明してくれるので、試合を見ながら「いま何が起きたのか」を追えるようになります。ボールを追うだけでは見えない意図が読めると、観戦の解像度が一段上がります。物足りなくなったら『教養としてのサッカーと戦術』へ進むとよいでしょう。
戦術がわかるようになる本は?
橘ナナミ
戦術がわかるようになる本はについて教えてください。
佐藤メバル
4局面から入るなら『サッカー戦術の教科書 プレーモデルが試合を決める』、システムから入るなら『サッカーシステム大全』、流行の移り変わりをつかむなら『教養としてのサッカーと戦術』。『アナリシス・アイ』は分析の方法そのものを扱うので、自分で試合を読み解く練習をしたい人に向きます。
子ども(育成年代)に読ませたいサッカーの本は?
橘ナナミ
子ども(育成年代)に読ませたいサッカーの本はについて教えてください。
佐藤メバル
『知ればもっと楽しめる! サッカー戦術用語ガイド』は、子どもや保護者、指導者を想定した作りになっていて、家庭でも開きやすい一冊です。指導する側なら『サッカー戦術の教科書』が4局面を整理してくれるので、言葉で伝える練習になります。飲酒に関する記述のある本は成年向けなので、年齢に応じて選んでください。
酒本憲幸に関する本は出版されている?
橘ナナミ
酒本憲幸に関する本は出版されているについて教えてください。
佐藤メバル
今回のラインナップを確認した範囲では、本人の著書や評伝は含まれていません。無理に推測で書くより、右サイドを担った選手の視点を想像しながら戦術書やデータ本を読むほうが、この名前に行き着いた人の期待に応えられると思っています。
セレコ大阪や鹿児島ユナイテッドFCの本はある?
橘ナナミ
セレコ大阪や鹿児島ユナイテッドFCの本はあるについて教えてください。
佐藤メバル
確定情報として確認できたものがないため、この記事では紹介していません。クラブ史や選手名鑑は刊行状況が変わりやすいので、書店や図書館で最新の在庫を確かめるのが確実です。推測で書名を挙げないことを編集方針にしています。
サッカー観戦を楽しむために読むべき本は?
橘ナナミ
サッカー観戦を楽しむために読むべき本はについて教えてください。
佐藤メバル
入門は用語ガイド、中級は『教養としてのサッカーと戦術』や『サッカーシステム大全』、試合の中身を自分で分析したいなら『アナリシス・アイ』。数値から見たいなら『サッカーはデータが10割』です。観戦の翌日に読むと、印象が鮮やかなうちに理解が定着します。
電子書籍と紙、どちらで読むべき?
橘ナナミ
電子書籍と紙、どちらで読むべきについて教えてください。
佐藤メバル
手帳型や図鑑は紙、検索しながら参照する本は電子が便利です。『日本酒手帳』や『世界のワイン図鑑 第8版』のような地図・マップ系は、紙の版面そのものが情報なので紙を選ぶ価値があります。通勤や家事のすきま時間にはオーディオブックが向きます。
サッカー本はどこで買うのがお得?
橘ナナミ
サッカー本はどこで買うのがお得について教えてください。
佐藤メバル
新刊は書店でもオンラインでも価格がそろっているので、差が出るのは在庫と送料です。文庫・新書は電子版のほうが安いこともあります。古書は状態と版の確認が前提。急ぎでなければ図書館で試し読みしてから買うと、失敗が減ります。
まとめ
橘ナナミ
佐藤さん、今日の話を聞いて、棚の見え方が変わりました。酒の本とサッカーの本って、隣に置いてもいいんですね。
佐藤メバル
むしろ隣に置いたほうがいい。片方は味の話、片方はプレーの話だけど、どちらも「言葉にできないものを言葉にする」ための本だからね。
橘ナナミ
缶ビールを開けて、ハーフタイムに1章。それくらいの気軽さがちょうどよさそうです。
佐藤メバル
それがいい。全部読もうとしなくていい。日本酒なら『最新版 日本酒完全バイブル』を辞書にして、気になった銘柄のページだけ開く。ウイスキーなら『ウイスキー初心者が飲むべきボトル100選』から一本選んで、実際に飲みながら照らし合わせる。読む量より、グラスの数と試合数が増えるほうが豊かだ。
橘ナナミ
読むほど、飲みたくなるし、見たくなる。いい循環ですね。
佐藤メバル
そう。90分の試合にアディショナルタイムがあるでしょう。あの数分が、実はいちばん記憶に残る。本を読む時間も同じで、試合と晩酌のあいだに挟まった数ページが、あとからじわっと効いてくるんだよ。
