メッシについて学べるサッカーの本のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年10月
橘ナナミ
佐藤さん、今回のお題は「サッカー 本 メッシ」です。でもメッシの本って評伝もあれば写真集もあって、どこから見ればいいのか分からなくなります。
佐藤メバル
いい質問だね。まず押さえたいのは、メッシ本は「同じ人物の本」なのに中身の種類がまったく違うということ。272ページの評伝もあれば、81ページのムックもある。だから「どれが一番すごいか」で並べるより、自分は何を知りたいのかから逆算するほうが失敗が少ないんだ。
橘ナナミ
何を知りたいのか、ですか。
佐藤メバル
たとえば『リオネル・メッシ(MESSIGRAPHICA)』は、写真とデータ、そしてペップ・グアルディオラやルイス・エンリケ、アーセン・ヴェンゲルの証言で積み上げていく通史だ。一方『メッシは2歩で敵を抜く』は、西部謙司が「連続ドリブルは出足の2歩で決まっている」と読み解く技術の本。同じ選手を扱っていても、読後に残るものがまるで違う。
橘ナナミ
なるほど……。じゃあ選ぶときの軸を、順番に教えてください。
佐藤メバル
目的、著者、レベル、形式、入手性と年代。この5つを見ていけば、だいたいの迷いは晴れるよ。
メッシについて学べるサッカーの本の選び方
目的別で選ぶ
橘ナナミ
いちばん大事な軸はどれですか。
佐藤メバル
目的別だね。人生を知りたいなら『メッシ評伝 情熱を秘めて』か『メッシ 169センチの、本気!』。プレーを学びたいなら『メッシは2歩で敵を抜く』。W杯という軸で追うなら『メッシとW杯 ワールドカップ歴史大全』。写真で楽しむなら学研の『完全保存版 メッシ 伝説のテクニック』。子どもに読ませるならポプラポケット文庫の『メッシ: ハンデをのりこえた小さなヒーロー』。この五つに分けると、まず棚が整理できる。
橘ナナミ
同じ「メッシを知りたい」でも、欲しいものが違うんですね。
著者別で選ぶ——本人著・公認・第三者の違い
橘ナナミ
著者で信頼性が変わるというのは、どういうことですか。
佐藤メバル
『メッシ日記』はリオネル・メッシ本人の名義で、マラドーナが“後継者”に選んだ公認本として出ている。2008年11月からのブログをまとめ、ベストゴール10を図解し、人物像を探る「A to Z」も収録した一次情報に最も近い一冊だ。対して『メッシ評伝 情熱を秘めて』は、レオナルド・ファチオが小学校教師、幼馴染み、二人の兄、妹、祖父母、元チームメイトまで取材して組み立てた第三者による評伝になる。
橘ナナミ
第三者の本が劣る、ということではないんですよね。
佐藤メバル
そう。本人が語らないことを外から拾っている。役割が違うんだ。『メッシ 169センチの、本気!』も、料理上手の母親や名づけの叔母など関係者に取材し、出生の逸話や成長ホルモン欠乏症の話まで踏み込んでいる。
レベル別で選ぶ
橘ナナミ
サッカーを始めたばかりの子に、いきなり評伝は重いですよね。
佐藤メバル
だから入口を分ける。低学年なら『読めばメキメキうまくなる サッカー入門』や『ドラえもんのスポーツおもしろ攻略 サッカーが楽しくできる』で基礎を作ってからメッシ本に戻る。プレー経験者は『サッカー止める蹴る解剖図鑑』のメッシ解剖の章、指導者なら『日本のメッシの育て方』のように、「自ら考える子ども」をどう育てるかという視点の本が刺さるよ。
橘ナナミ
指導者向けの本があるのは意外でした。
形式別で選ぶ
橘ナナミ
紙と電子書籍、洋書だと何が違いますか。
佐藤メバル
写真や連続写真を眺める本は紙が向いている。『完全保存版 メッシ 伝説のテクニック』のように「連続写真で完全分析」とうたう本は、ページを開いたまま見比べたいからね。逆に文字中心の評伝は電子でも読みやすい。洋書は原書で読みたい人向けだけど、まず日本語で骨格をつかんでから挑むのがおすすめだよ。
入手性と年代で選ぶ
橘ナナミ
古い本は、いま買えるんでしょうか。
佐藤メバル
『メッシ 169センチの、本気!』は2009年のクラブワールドカップあたりまでの情報で、2010年夏のW杯優勝を目指す——という当時の視点で書かれている。つまり後の歴史を知っている私たちが読むと、この時点ではまだ何も決まっていなかったという臨場感が手に入る。年代を追うなら、サッカー研究家KIの『メッシとW杯』『続 ワールドカップ歴史大全』で一気に補正する。古い本で空気、新しい本で答え合わせだ。
メッシについて学べるサッカーの本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
メッシについて学べるサッカーの本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい

リオネル・メッシ(MESSIGRAPHICA)
サンジーヴシェティ 著|東洋館出版社
¥2,090(税込)
幼少期からブレイク、宿敵との戦い、代表での苦悩、そして円熟までを、写真とデータ、そして数々の証言で多角的に組み立てた一冊です。目次を追うだけでも「沈みゆく船上での研鑽」「メッシであること」といった章が並び、単なる記録集ではなく一人の人間の物語として読めます。グアルディオラやエンリケ、ヴェンゲルら当代の名将たちの言葉が随所に置かれ、プレーの凄みを言葉で裏づけてくれるのが他の評伝との決定的な違いです。
こんな人におすすめ
「記録は知っているけれど、なぜ史上最高と呼ばれるのかを言葉で理解したい」という人に。写真が多く、海外サッカーに詳しくない読者でも眺めて楽しい。試合前に開いて予習する使い方もおすすめです。
良い点
- 写真とデータと証言をまとめて味わえる
- 名将たちの言葉で凄みを裏づけ
- 章立てが物語として読みやすい
気になる点
- プレーの細かい分析は少なめ
- 通読には少し根気がいる
- 文章より写真が中心
出版社
東洋館出版社
発売日
2017年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
佐藤さん、この『リオネル・メッシ』って、表紙がすごくきれいですね。写真集みたいに見えるんですけど、中身はどんなふうになっているんですか?
佐藤メバル
いいところに目をつけたね。これは写真とデータ、それにたくさんの証言を組み合わせて、メッシという選手を多角的に描いた一冊なんだ。
目次を見ると幼少期から始まって、ペップとの出会い、エル・クラシコ、アルゼンチン代表の苦悩、そして『メッシであること』という章まで続いていく。
選手の記録ではなく、一人の人間の物語として読めるのが特徴だよ。
橘ナナミ
なるほど、写真が多いと入りやすいですね。グアルディオラの言葉も載っているんですか?
佐藤メバル
載っているよ。『メッシはこれまで見た中で最高の選手』という言葉をはじめ、名将たちの証言が随所に置かれている。
プレーの凄さを自分の目だけでなく、現場を見てきた人たちの言葉で裏づけてもらえるんだ。海外サッカーをあまり見ない人でも、眺めているうちに引き込まれるつくりだね。

メッシ評伝 情熱を秘めて
レオナルドファチオ 著|東邦出版
同じ評伝でも、こちらは狙いがまったく違います。小学校教師、幼馴染み、二人の兄、妹、祖父母、元チームメイトまで、ピッチの外の人たちに何人も話を聞いてつくられているのです。試合中継では絶対に見えない姿、たとえば桁外れに長い睡眠時間や人々の視線が苦手だという話まで出てくる。内気で負けず嫌いという素顔が浮かび上がり、記録や戦術より「人は何に突き動かされるのか」を知りたい人に刺さります。
こんな人におすすめ
選手の内面や家族、日常に関心がある人に。試合中の姿しか知らない状態から一歩踏み込みたいとき、人となりから入りたいときに向きます。記録や数字より、人間らしさを読みたい読者に。
良い点
- 関係者インタビューがとにかく豊富
- 試合では見えない素顔がわかる
- 三部構成で時代を追いやすい
気になる点
- 戦術・技術の分析は少ない
- 時系列が行き来して混乱しやすい
- 扱う時期が限られている
出版社
東邦出版
発売日
2012年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『メッシ評伝 情熱を秘めて』……これ、さっきのとどう違うんですか? 同じ評伝ですよね?
佐藤メバル
名前は同じでも狙いがまるで違うんだ。こちらは小学校教師や幼馴染み、兄、妹、祖父母、元チームメイトといった、ピッチの外の人たちに何人も話を聞いてつくられている。
だから試合中継では見えない姿が出てくる。桁外れに長い睡眠時間の話や、人々の視線が苦手だという話。内気で負けず嫌いという素顔が浮かび上がってくる一冊だよ。
橘ナナミ
え、睡眠時間の話まで!? それは知りたいです。でも、プレーの分析は少ないんですか?
佐藤メバル
そこは正直に言っておくと、戦術や技術の分析が中心ではない。2009年から2011年までの時期を三部構成で追いながら、家族や日常を丁寧に描くタイプの評伝なんだ。
数字より、人が何に突き動かされて強くなるのかを知りたい人に向いているよ。

メッシ 神と呼ばれる男 (スポーツノンフィクション サッカー)
マイク・ペレス 著|KADOKAWA
少年時代からスペインの名門バルセロナでの活躍、そしてアルゼンチン代表として臨んだワールドカップでの戦いまでを、一冊にまとめた入門編です。長いサッカーの歴史のなかでもメッシほどの選手はほとんどいない、という書き出しから読みやすく、ページ数も多くないのでまず全体像をつかみたい人にちょうどいい。細部を深掘りする本ではありませんが、最初の一冊として迷子になりにくい構成です。
こんな人におすすめ
まずメッシという選手の全体像をつかみたい人に。サッカーを観始めたばかりの読者や、子どもに伝える前に自分が整理したい親にも向きます。短時間で流れを知りたいときに、読書が久しぶりの人にも。
良い点
- 全体像を短時間でつかめる
- 少年時代からW杯まで一冊
- ページ数が少なく読みやすい
気になる点
- 細かいエピソードは少なめ
- 写真中心で文章量は多くない
- すでに詳しい人には物足りない
出版社
KADOKAWA
発売日
2018年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『メッシ 神と呼ばれる男』って、KADOKAWAのスポーツノンフィクションなんですね。これも評伝ですか?
佐藤メバル
これは少年時代からバルセロナでの活躍、そしてアルゼンチン代表として臨んだワールドカップまでを一冊にまとめた、入門編のような本だよ。
ページ数も多くないから、まず全体像をつかみたい人にはちょうどいい。長いサッカーの歴史のなかでもメッシほどの選手はほとんどいない、という書き出しから読みやすいんだ。
橘ナナミ
じゃあ、細かいエピソードをじっくり読むというより、流れを知るための本なんですね。
佐藤メバル
そうそう。だからこそ最初の一冊に向いている。いきなり分厚い評伝に挑むと途中で迷子になりがちだからね。
書店員をしていた頃も、こういう全体像の本を先に渡してから厚い本へ進んでもらう流れが多かったよ。

メッシ日記
リオネル・メッシ 著|ベースボール・マガジン社
著者名がリオネル・メッシ本人になっている、珍しい一冊です。2008年11月からスタートし、日本だけでの配信で世界中から話題を集めたブログをまとめたもので、他の評伝と違って本人の言葉そのものが読めます。さらにベストゴール10を図解付きで解説し、人物像を探る「A to Z」の企画や特別メッセージも収録。マラドーナが後継者に選んだ「神の子」の公認本という位置づけもあり、当時の熱気ごと味わえます。
こんな人におすすめ
本人の言葉でメッシを感じたい人に。ブログという形式に惹かれる読者や、ベストゴールを図解で味わいたい人に向きます。当時の熱気ごと楽しみたいとき、記念として手元に置きたい人にも。
良い点
- 本人の言葉で読める貴重さ
- ベストゴール10が図解付き
- A to Zで人物像を多角的に
気になる点
- ブログ由来で文体はラフ
- 記録集としての網羅性は低い
- 扱う時期が当時に限られる
出版社
ベースボール・マガジン社
発売日
2010年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『メッシ日記』……え、これってメッシ本人が書いているんですか?
佐藤メバル
著者名がリオネル・メッシ本人になっているね。2008年11月からスタートして、日本だけで配信され世界中で話題になったブログをまとめたものなんだ。
だから他の評伝と違って、本人の言葉そのものが読める。しかもベストゴール10が図解付きで解説されていて、人物像を探る『A to Z』の企画や特別メッセージも入っている。
橘ナナミ
ブログ!? しかも日本だけの配信だったんですか。それはちょっと貴重な感じがします。
佐藤メバル
そう、そこが面白いところだよね。マラドーナが後継者に選んだ『神の子』の公認本という位置づけもあって、当時の空気ごと味わえる。
ゴールの図解は見ているだけでも楽しいから、読み物としても資料としても使える一冊だよ。

メッシ 169センチの、本気!
ルーカカイオーリ 著|東邦出版
¥2,343(税込)
タイトルに込められた核が強い一冊です。成長ホルモン欠乏症というハンデを抱えていたこと、そして169センチという体格で頂点に立ったことが、この数字に凝縮されています。著者はイタリアのジャーナリストで、本人はもちろん、料理上手の母親や名づけをした叔母にも取材し、出生の逸話まで拾っている。母親がマラドーナの熱狂的ファンで「いつか息子を指導してほしい」と伝えた話から、時を超えてW杯へ挑むところまでつながります。
こんな人におすすめ
体格やハンデを越えた物語に関心がある人に。家族の支えを軸に読むと刺さります。出生からW杯への道のりを追いたい読者や、長めの評伝をじっくり読みたいときに。
良い点
- 出生の逸話から最新情報まで網羅
- 母親や叔母への取材が生きている
- ハンデと体格の話が軸になる
気になる点
- 扱う時期が2009年ごろまで
- 文章量が多く軽い読書向きでない
- 図版は少なめ
出版社
東邦出版
発売日
2010年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『メッシ 169センチの、本気!』って、タイトルがいいですね。身長が入っているのが気になります。
佐藤メバル
そこがこの本の核なんだ。成長ホルモン欠乏症というハンデを抱えていたこと、そして169センチという体格で頂点に立ったことが、タイトルに込められている。
著者はイタリアのジャーナリストで、本人はもちろん、料理上手の母親や名づけをした叔母にも取材している。
出生の逸話まで入っているのは、この本ならではだよ。
橘ナナミ
お母さんがマラドーナのファンだった、という話も聞いたことがあります。それも載っていますか?
佐藤メバル
載っているよ。『いつか息子が選手になったら監督として指導してほしい』と伝えたという逸話から、時を超えてマラドーナ監督のもとでW杯に挑むところまでつながっていく。
家族の願いと本人の努力が重なる構成で、読み物としてとても強いんだ。

メッシ本!!: ヒストリ-からテクニックまで、すべてがこの1冊に!! (GAKKEN SPORTS MOOK)
学研プラス
タイトル通り、ヒストリーからテクニックまでを一冊にまとめていると謳うムックです。付属資料としてポスターが一枚付いてくるのが特徴で、ページ数も多くないため、じっくり読み込むというより開いて眺めるタイプの一冊といえます。評伝としての深さを求める本ではありませんが、写真をながめたり壁に貼ったりと、手元に置いて楽しむ役割がはっきりしている点が魅力です。
こんな人におすすめ
ポスターを部屋に飾りたい人、メッシの写真を手元に置きたい人に。開いて眺める時間を楽しみたいときに向きます。読み物としては短めなので、入門のついでに、贈り物としても軽くて選びやすい一冊です。
良い点
- ポスター付きで飾って楽しい
- 手軽に開けるページ数
- ヒストリーとテクニックを一冊で
気になる点
- 内容の詳細は書店で確認を
- 読み込むタイプの本ではない
- 評伝としての深さは限定的
出版社
学研プラス
発売日
2012年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これは……タイトルがそのまま『メッシ本!!』なんですね。ちょっと笑ってしまいました。
佐藤メバル
そう、ヒストリーからテクニックまで一冊にまとめていると謳っているムックなんだ。そしてポスターが一枚付いてくる。
ページ数は多くないから、じっくり読み込むというより、開いて眺めるタイプの一冊だね。
橘ナナミ
ポスター付きっていうのが雑誌っぽくていいですね。読み物としての深さはどうなんですか?
佐藤メバル
そこは期待しすぎないほうがいいかな。評伝としての深さより、写真とページをめくる楽しさが中心だと思う。
書店でも、こういう本は棚の顔になるんだ。じっくり読む本と、眺める本は役割が違うから、両方あっていいんだよ。

メッシとW杯 ワールドカップ歴史大全: 天才が20年かけて掴んだもの
サッカー研究家KI 著
ワールドカップという一本の軸だけで、メッシの20年を描ききった評伝です。2006年のベンチから見た敗戦、2010年の無得点、2014年に手を伸ばせば届く距離にあったトロフィー、外したPKと代表引退宣言、そして2022年に掲げた黄金。6大会を時系列でたどる構成で、序章は治療費が払えず紙ナプキンに契約が書かれた話から始まります。マラドーナとの対話や技術ガイドなど特別編も収録されています。
こんな人におすすめ
4年に一度の大会でメッシを追いかけてきた人に。20年の重みを通しで知りたい読者や、あの決勝を観て背景を知りたくなった人、サッカーに詳しくないがひとりの人間の物語として読みたい人に向きます。
良い点
- W杯6大会を時系列で追える
- 紙ナプキンの逸話から始まる
- 技術や人物の特別編も収録
気になる点
- 情報量が多く通読は大変
- W杯以外の活躍は描かれない
- 読み手を選ぶ密度の高さ
出版社
詳細情報なし
発売日
2026年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『メッシとW杯』……これ、ワールドカップの話だけで一冊なんですか?
佐藤メバル
そう、ワールドカップという軸だけでメッシの20年を描いている。2006年のベンチから見た敗戦、2010年の無得点、2014年のトロフィー、外したPKと引退宣言、そして2022年につかんだ優勝。
6大会を時系列でたどる評伝として読めるんだ。序章は治療費が払えず、紙ナプキンに契約が書かれた話から入る。
橘ナナミ
紙ナプキンの話、聞いたことあります! その後の大会ごとの記録も、Q&Aや技術ガイドも入っているんですね。読み応えがありそうです。
佐藤メバル
特別編でマラドーナとの対話や、物語を動かした人物についても触れている。20年の重みを一気に追体験できる構成だよ。
ただ情報量が多いから、最初から通読しようとすると疲れるかもしれない。気になる大会から開いていく読み方もおすすめだね。

続 ワールドカップ歴史大全 1930-2026: メッシ最後の挑戦、96年間の全記録
サッカー研究家KI 著
メッシ一人ではなく、ワールドカップという大会そのものの96年をまとめた一冊です。船で2週間かけて大西洋を渡った13カ国から始まった話、マラカナンの悲劇、17歳のペレ、神の手、ミネイロンの惨劇、ロストフの14秒、ドーハの歓喜。全23大会を時代背景と人間ドラマごと収録し、記録編や日本代表の全史まで付いています。次の大会まで手元に置ける資料的な性格も持つ本です。
こんな人におすすめ
W杯の歴史を体系的に知りたい人に。大会をきっかけに関心を持った読者や、家族に「あの試合」を語りたい人、次の大会まで手元に置く一冊を探している人に向きます。
良い点
- 全23大会を一冊で体系的に
- 記録編と日本代表史も収録
- 手元に置いて長く使える
気になる点
- メッシ中心の本ではない
- 非常に分厚く持ち歩きにくい
- 細部まで覚えるのは難しい
出版社
詳細情報なし
発売日
2026年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
同じ著者の『続 ワールドカップ歴史大全』。こちらは1930年から全23大会……!? すごい量ですね。
佐藤メバル
メッシ一人ではなく、ワールドカップという大会そのものの96年をまとめた本だね。船で2週間かけて大西洋を渡った13カ国から始まった話、マラカナンの悲劇、17歳のペレ、神の手、ロストフの14秒、ドーハの歓喜。
時代背景と人間ドラマごと一冊に入れている。記録編や日本代表の全史まで付いているよ。
橘ナナミ
これはもう資料集ですね。手元に置いておきたくなります。
佐藤メバル
そうだね、次の大会まで手元に置いておけるタイプの本だ。家族と『あの試合』の話をするときにも使える。決勝の内容や個人賞まで収録されているから、話題を追いかけている人にもちょうどいいよ。

完全保存版 メッシ 伝説のテクニック: 世界一の足ワザを連続写真で完全分析
学研ムック編集部 著|Gakken
世界一の足ワザを連続写真で追いかける構成のムックです。文章で読むより、動きをコマ送りで見るほうがよっぽど伝わる場面は多く、テレビの実況では絶対に見えない細かい足の運びが止まった絵で確認できます。ページ数は多くありませんが、繰り返し開くうちに新しい発見があるタイプの一冊。技術を真似したい選手にとって、この形式は非常に効率のいい学び方になります。
こんな人におすすめ
写真で足技をじっくり見たい人に。技術を真似したい選手や、眺めて発見したいファンに向きます。文章を読む時間が取れないときに開いて確認する使い方も、指導者が動きを示す資料としても。
良い点
- 連続写真で足技を確認できる
- 見るだけでも楽しめる構成
- 繰り返し開いて発見がある
気になる点
- 文章としての読み物ではない
- ページ数は多くない
- 技術の背景説明は限られる
出版社
Gakken
発売日
2023年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『完全保存版 メッシ 伝説のテクニック』。連続写真で分析、というのが気になります。
佐藤メバル
タイトル通り、世界一の足ワザを連続写真で追いかける構成のムックだね。動きをコマ送りで見るというのは、文章で読むよりよっぽど伝わる。
テレビの実況では絶対に見えない細かい足の運びが、止まった絵で確認できるんだ。技術を真似したい人には、この形式が効く。
橘ナナミ
たしかに、動画を止めるのとは違う感じがします。じっくり見られますよね。
佐藤メバル
そう、写真は自分のペースで見られるからね。ページ数は多くないけれど、繰り返し開くうちに発見がある。書店でも技術系の本は眺めて買われることが多いんだ。
読む本というより、見る本として手元に置いてほしいな。

メッシは2歩で敵を抜く: サッカースター スーパープレーのカラクリ
西部謙司 著|学研プラス
メッシの連続ドリブルは出足の2歩で決まっている、という分析から始まる一冊です。派手なテクニックより前の段階に勝負の核心があるという視点が新鮮で、しかもメッシだけでなく、クリスティアーノ・ロナウド、ネイマール、本田圭佑など、サッカー界を席巻するスーパースター18人のテクニックを並べて分析しています。スーパープレーの何がすごいのかが理解でき、語れるようになり、試合を観るのがもっと楽しくなる構成です。
こんな人におすすめ
試合を見ながら「今の何がすごいの?」と考える人に。誰かに語れるようになりたい読者や、複数選手の技術を横並びで知りたい人、観戦仲間との会話を楽しみたい人に向きます。
良い点
- メッシ以外の18人も学べる
- スーパープレーが語れるようになる
- 試合観戦がより楽しくなる
気になる点
- 感動的な物語は期待しない
- 技術の練習法が中心ではない
- 初心者には少し難しい
出版社
学研プラス
発売日
2013年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『メッシは2歩で敵を抜く』……2歩!? どういうことですか?
佐藤メバル
著者は西部謙司氏で、メッシの連続ドリブルは出足の2歩で決まっていると分析している。派手なテクニックより前の段階に勝負の核心がある、という見方だね。
しかもメッシだけでなく、クリスティアーノ・ロナウド、ネイマール、本田圭佑など、スーパースター18人を取り上げている。
橘ナナミ
18人も!? じゃあ、メッシの本というよりサッカー観察の本なんですね。
佐藤メバル
そう捉えてもいい。スーパープレーの何がすごいのかが理解できて、人に語れるようになる。一緒に試合を見ている人との会話も弾むよ。
ただし分析の本だから、感動的な物語を期待すると方向が違う。そこは用途で選んでほしいね。

Who is the Best? メッシ、ロナウド、ネイマール。最高は誰だ?
ルーカ・カイオーリ 著|プレジデント社
メッシ、クリスティアーノ・ロナウド、ネイマールという世界最高とされる3人を、欧州サッカージャーナリストの第一人者が徹底比較した一冊です。プレースタイルや生まれたときの話、クラブと代表での活躍、初めてボールに触れた瞬間、父親や家族との物語に加え、ブランディング、妻やガールフレンド、収入、ソーシャルメディアまであらゆる角度から3人を並べています。著名監督のインタビューも収録された豪華な構成です。
こんな人におすすめ
推し選手の強みを比べたい人に。ファン同士の議論が好きな読者や、3人の生い立ちや家族の話まで知りたい人、写真を眺めながら語りたい人に向きます。結論より比較の材料がほしいときに。
良い点
- 3人を多角的に比較できる
- 著名監督のインタビュー収録
- 写真が豊富で眺めても楽しい
気になる点
- 一人を深く知る本ではない
- 結論を出してはくれない
- 情報が分散しがち
出版社
プレジデント社
発売日
2014年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『Who is the Best?』……メッシ、ロナウド、ネイマールの3人を比べる本ですか。これはもう、ファン同士の議論がそのまま本になった感じですね。
佐藤メバル
まさにそう。プレースタイルや生まれたときの話、クラブと代表での活躍、初めてボールに触れた瞬間、父親や家族との物語、さらにブランディングや収入、ソーシャルメディアまで、あらゆる角度から3人を並べている。
豊富な写真と共に読み比べられる構成だよ。
橘ナナミ
スペイン代表監督のデル・ボスケと、元ブラジル代表監督スコラーリのインタビューも入っているって書いてあります。それは読みたい!
佐藤メバル
著者の人脈があってこその豪華さだね。3人のファンそれぞれが『うちの選手が一番』と思いながら読める。答えを決める本ではなく、比べる材料をくれる本だと思って読むと楽しいよ。

メッシ、アザール、モドリッチは知っている サッカーセンスを磨く80項目
下田哲朗 著|東邦出版
¥2,638(税込)
この本の軸は「プレッシャーを制する者がサッカーを制する」という視点です。メッシ、アザール、モドリッチのように、相手に詰められても崩れない選手が何を見て、何を判断しているのかを、80の項目に分けて解説しています。ひとつずつが短く区切られているので、読みながら自分のプレーを振り返りやすい。技術の練習法ではなく、試合中の判断と心の持ち方に焦点を当てた、珍しい切り口の一冊です。
こんな人におすすめ
実際にボールを蹴っていて、プレッシャーの中で力を出したい人に。判断の基準を持ちたい選手や、80項目で少しずつ学びたい人、指導者にも向きます。練習の合間に開く使い方も。
良い点
- 80項目で区切りが細かい
- プレッシャーという視点が明確
- 自分のプレーを振り返れる
気になる点
- 観る専門の人には物足りない
- 実践者向けの色彩が強い
- 図解や写真は多くない
出版社
東邦出版
発売日
2018年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『メッシ、アザール、モドリッチは知っている サッカーセンスを磨く80項目』……このタイトル、3人に共通点があるんですか?
佐藤メバル
この本の核は、プレッシャーを制する者がサッカーを制する、という視点なんだ。メッシやアザール、モドリッチのように、相手に詰められても崩れない選手が何を判断しているのかを、80の項目に分けて解説している。
読みながら自分のプレーを振り返れるつくりだね。
橘ナナミ
80項目って、ひとつずつが短いんですか? 読書が苦手でも大丈夫ですか?
佐藤メバル
そこは読みやすいように区切られていると思うよ。ひとつずつ確認していく形式だから、練習の合間に開くのもいい。
ただ実際にボールを蹴る人向けの色彩が強いから、観る専門の人には少し物足りないかもしれないね。

メッシ: ハンデをのりこえた小さなヒーロー (ポプラポケット文庫 811-1)
マイケルパート 著|ポプラ社
サッカープレーヤー・メッシの少年時代を描くノンフィクションです。背が伸びない病気を克服し、バルセロナに入団するまでの物語を、伝記として子どもが読める形に整えています。難しい言葉が少ないので、サッカーを始めたばかりの子が自分で読み進められる。プレーの分析や記録ではなく、困難を越えていく過程そのものを描いている点が、他のメッシ本と大きく違うところです。
こんな人におすすめ
小学生の子どもに伝記を読ませたい人に。サッカーを始めた子や、ハンデを越える物語を必要としている子、その保護者に向きます。読み聞かせと一人読みの両方に使え、持ち歩ける文庫サイズもうれしい。
良い点
- 子どもが自分で読める伝記
- ハンデ克服の物語として強い
- 文庫サイズで持ち歩ける
気になる点
- 大人には物足りない分量
- プレーの分析はほぼない
- 図版は多くない
出版社
ポプラ社
発売日
2015年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
ポプラポケット文庫の『メッシ: ハンデをのりこえた小さなヒーロー』。これは児童向けの文庫ですね。
佐藤メバル
そう、少年時代を描いたノンフィクションで、背が伸びない病気を克服してバルセロナに入団するまでの物語だよ。
伝記として子どもが読める形に整えられている。難しい言葉が少ないから、サッカーを始めたばかりの子が自分で読めるんだ。
橘ナナミ
なるほど。じゃあ、うちの姪っ子に……あ、私まだ子どもいないんで想像ですけど、プレゼントにもよさそうです。
佐藤メバル
そういう選び方でいいんだよ。物語として読めるから、サッカーに興味がない子でも『ハンデを越える』という部分に引き込まれる。
文庫サイズで持ち歩けるのも、移動中の読書に向いているね。

日本のメッシの育て方
上野山信行 著|経済界
¥700(税込)
世界で活躍する日本人選手を育てるためにJリーグは何をしているのか、という問いから始まる育成の本です。鍵になるのは「サッカーには答えがない」という言葉。だからこそ、自ら考える子どもを育てることを重く見て、なぜそうしたのかを問いかけるところから指導を始めます。どんなにハードな練習でも目的がなく楽しく取り組めなければ上達しない、という立場から、優れた選手を育てることは人間性を育むことだという主張までつながります。
こんな人におすすめ
子どもを指導する立場の人、これから教える人に。自ら考える子を育てたい親やコーチ、Jリーグの育成に関心のある読者に向きます。練習メニューより考え方を知りたいときに。
良い点
- 育成の考え方が具体的
- 指導者や親の視点で読める
- 人間性の話まで踏み込む
気になる点
- 戦術書ではない
- メッシ本人の話は少ない
- 実践には現場が必要
出版社
経済界
発売日
2012年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『日本のメッシの育て方』……これ、メッシ本人の本ではないですよね?
佐藤メバル
うん、これは育成の本だね。Jリーグが世界で活躍する選手を育てるために何をしているのか、という問いから始まる。
キーワードは『サッカーには答えがない』。だからこそ自ら考える子どもを育てることを重く見ている。なぜそうしたのかを問いかけるところから指導が始まるんだ。
橘ナナミ
教え込むんじゃなくて、考えさせるんですね。練習をきつくすればいいわけじゃない、という話も書いてあります。
佐藤メバル
そう。どんなにハードな練習でも、目的がなく楽しく取り組めなければ上達しない、という立場だよ。優れた選手を育てることは人間性を育むことだ、という主張までつながっていく。
指導者や親だけでなく、人に教える立場になったことのある人に読んでほしいね。

カンプノウの灯火 メッシになれなかった少年たち
豊福晋 著|洋泉社
¥2,255(税込)
メッシとともに、かつて名門FCバルセロナの下部組織でプレーした少年たちを追いかけたルポルタージュです。将来を嘱望されながら道半ばでクラブを去った彼らが、いまどこで何をしているのか。成功者の物語の裏側を丁寧に描いています。彼は、それぞれの人生を歩んでいた——という視点が全編を貫き、華やかな記録やプレー分析を求めて読むと、まったく別の読後感に包まれる一冊です。
こんな人におすすめ
うまくいかなかった人たちの話を読みたい人に。人生の分岐点を考えたい読者や、下部組織の現実を知りたい人、静かなルポルタージュを好む人に向きます。メッシ本を何冊か読んだあとの一冊としても。
良い点
- 成功の裏側を丁寧に描く
- 選手のその後を追える構成
- 人生を考えさせる読み物
気になる点
- 華やかな記録は出てこない
- メッシは脇役の位置づけ
- 重い読後感になる
出版社
洋泉社
発売日
2016年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『カンプノウの灯火 メッシになれなかった少年たち』……タイトルが切ないです。
佐藤メバル
この本は、メッシと同時期にバルセロナの下部組織でプレーしていた少年たちを追いかけたルポルタージュなんだ。
将来を嘱望されながら道半ばでクラブを去った彼らが、いまどこで何をしているのか。成功者の物語の裏側を丁寧に描いている。
橘ナナミ
メッシの話というより、その周りにいた人たちの話なんですね。読む前と後で、見方が変わりそうです。
佐藤メバル
そう、そこがこの本の値打ちだよ。華やかな記録の本とはまったく毛色が違う。書店員だった頃、こういう本は『サッカーが好き』という人より、『人生について考えたい』という人に売れてたな。しみる一冊だよ。

ゆうとはメッシになりたい: 子どもむけのサッカーと学びの本
タニア・プレミンジャー 著|Independently published
¥1,594(税込)
想像力豊かな少年ゆうとが、偉大なスーパースター、リオネル・メッシのようになりたいと思い、その目標に向かって努力する姿を描いたサッカー絵本です。毎日のように恐怖やいじめっ子や宿題や寝る時間と戦う様子が描かれ、夢に向かう途中の大変さまで書いているから、単なる応援絵本で終わりません。読み手が自分と置き換えやすいつくりで、美しい挿絵が添えられています。
こんな人におすすめ
5歳から10歳くらいの子にサッカーと夢の話を届けたい人に。寝る前の読み聞かせにちょうどいい長さです。保育や教育の場で使いたい人、シリーズで揃えたい人にも向きます。
良い点
- 夢と努力を絵本で伝える
- 読み聞かせにちょうどいい長さ
- シリーズとして続いていく
気になる点
- 文字量は少なめ
- 大人向けの内容ではない
- サッカーの技術は学べない
出版社
Independently published
発売日
2023年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『ゆうとはメッシになりたい』……絵本なんですね。かわいい。
佐藤メバル
サッカー絵本だね。想像力豊かな少年ゆうとが、メッシのようになりたいと思って、恐怖やいじめっ子や宿題や寝る時間と戦いながら努力する姿が描かれる。
夢に向かう途中の大変さまで書いているから、ただの応援絵本で終わらない。読み手が自分と置き換えやすいつくりなんだ。
橘ナナミ
寝る時間と戦う、ってところがすごくリアルで笑ってしまいました。対象は何歳くらいですか?
佐藤メバル
5歳から10歳くらい、読み聞かせにもちょうどいい年齢向けとされているよ。本文ではメッシ本人の言葉も引かれている。
シリーズとして続いていく形だから、気に入ったら次も楽しめる。海外の賞をとった作品だという紹介もされているね。

ワールドサッカーヒーロー
repicbook 著|repicbook
¥1,595(税込)
サッカー界で日本を代表する選手から、メッシやクリスティアーノ・ロナウドをはじめ世界で活躍するスター選手たちまで、その偉業と感動のストーリーを収録した一冊です。紹介文には児童向けの自己啓発本とあり、ヒーローの歩みから何かを学ぼうという設計になっています。日本代表選手と海外のスターを同じ紙面で並べて読めるため、名前だけは知っていた選手の背景に一気に触れられます。
こんな人におすすめ
子どもに選手の物語を読ませたい人に。努力や挑戦の意味を伝えたい親や先生、サッカーに興味を持ち始めた子に向きます。日本代表から世界の選手まで一度に触れたいときに。
良い点
- 日本代表から世界の選手まで
- 子ども向けに読みやすく構成
- 努力や続ける意味が伝わる
気になる点
- 大人には物足りない
- 情報の深さは限定的
- 写真中心で文章は少なめ
出版社
repicbook
発売日
2026年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『ワールドサッカーヒーロー』。日本代表からメッシ、ロナウドまで載っているんですか?
佐藤メバル
そう、日本を代表する選手から世界で活躍するスターまで、その偉業と感動のストーリーを集めた一冊だよ。紹介文には児童向けの自己啓発本とある。
ヒーローの言葉から何かを学ぼうという設計になっているんだね。
橘ナナミ
自己啓発、というと大人向けのイメージでしたけど、子ども向けなんですね。
佐藤メバル
そこが面白いところ。選手の歩みを追ううちに、努力や続けることの意味が伝わるようにできている。読み終えた子が『自分も』と思うかどうか、そこを狙っている本だね。
写真や紙面で読ませるタイプだから、活字が苦手な子にも手に取りやすいよ。

豪快! 最強! サッカーヒーロー超百科 世界編 (これマジ?ひみつの超百科 13)
オグマナオト&サッカーヒーロー研究会 著|ポプラ社
好評だった日本編に対する世界編としてつくられた一冊です。メッシ、クリスティアーノ・ロナウド、ネイマールなど現役最高峰の選手から、ペレ、マラドーナなどのレジェンドまで、世界のサッカー史上に輝く超人たちをキャラクター化して紹介します。選手ひとりひとりを親しみやすいイラストと、能力パラメータ・打ち立てた記録・知られざるエピソードで徹底解剖する、図鑑のように眺めて楽しいつくりです。
こんな人におすすめ
海外サッカーに興味を持ち始めた子に。キャラクターで覚えたい読者や、名前は知っている選手を整理したい人、試合観戦の入り口がほしい人、大人の復習にも向きます。めくって楽しむ使い方も。
良い点
- イラストで親しみやすい
- 能力パラメータで比べられる
- 海外サッカーの入り口になる
気になる点
- 細かい記録は追いにくい
- 読み物としての深さはない
- 対象年齢は低め
出版社
ポプラ社
発売日
2018年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『豪快! 最強! サッカーヒーロー超百科 世界編』。これ、日本編の続きなんですね。選手がキャラクター化されているって書いてあります。
佐藤メバル
そう、メッシ、ロナウド、ネイマールといった現役の頂点から、ペレやマラドーナといったレジェンドまで、超人たちをキャラクターとして紹介している。
能力をパラメータにして、打ち立てた記録や知られざるエピソードを並べる。図鑑のように眺めて楽しいつくりなんだよ。
橘ナナミ
パラメータ! ゲームみたいで、子どもは絶対好きそうですね。大人が読んでも楽しいですか?
佐藤メバル
想像よりずっと楽しいよ。海外サッカー観戦の入り口として作られているから、名前は知っているけど実はよく知らない、という選手の整理にもなる。
イラストだから細かい数字が苦手な子にもいい。読むというよりめくる本だね。

杉山茂樹の史上最大サッカーランキング
杉山茂樹 著|廣済堂出版
タイトル通り、史上最大という視点でサッカーをランキング形式で論じていく一冊です。順位を入り口に議論を立てるタイプの本で、ページ数もたっぷりあるため読み物としての分量はしっかり。著者の視点で選び、並べ、理由を語る構成になっており、同意できるところと、絶対に違うと思うところが必ず出てきます。読み終えたあとに自分なりのランキングを作りたくなる、議論を楽しむための本です。
こんな人におすすめ
サッカーの議論が好きな人に。自分なりの序列を考えたい読者や、ランキング本を読み比べたい人、ページ数たっぷり読書したい人に向きます。書店で中身を確かめてから選びたい一冊。
良い点
- ページ数たっぷりの読み応え
- ランキングで議論が弾む
- 自分の序列を作りたくなる
気になる点
- 内容は書店で確認したい
- 好みがはっきり分かれる
- データ本ではない
出版社
廣済堂出版
発売日
2007年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『杉山茂樹の史上最大サッカーランキング』。ページ数がすごいですね。どんなランキングなんですか?
佐藤メバル
タイトル通り、史上最大という視点でサッカーをランキング形式で論じていく本だね。順位を入り口に議論を立てるタイプの一冊で、分量もたっぷりある。
著者の視点で選んで、並べて、理由を語る。同意できるところと、絶対に違うと思うところが必ず出てくるんだ。
橘ナナミ
読んでて反論したくなりそうですね。それも含めて楽しそう。
佐藤メバル
まさにそこが醍醐味でね。読み終えると自分なりのランキングを作りたくなる。ただ細かい中身までは僕も断定できないから、書店で目次を確かめて、引っかかった項目から読むのがおすすめだよ。

わかりやすいサッカーのルール (スポーツシリーズ)
岡田正義 著|成美堂出版
¥770(税込)
解釈を誤りやすいオフサイドを中心に、フリーキックやペナルティーキックからゲームの進行まで、サッカーのルールを正確なイラストと図版で解説した一冊です。競技のフィールドと用具もていねいに扱い、ルール改正にも対応しています。観ていて「今のは何?」が減るだけでも試合の楽しさは変わり、初級から中級の観戦者、そして審判員をめざす人までを想定した構成になっています。
こんな人におすすめ
試合を観ていてルールに迷う人に。オフサイドをきちんと理解したい観戦者や、審判を目指す人、子どもに教える立場の親に向きます。手元に置いて確認する使い方にも向く実用の一冊です。
良い点
- オフサイドの理解が深まる
- イラストと図版が正確
- ルール改正にも対応
気になる点
- 物語性はまったくない
- 読むには目的が要る
- 観戦だけなら後回しでも
出版社
成美堂出版
発売日
2020年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『わかりやすいサッカーのルール』。これ、観る側にも必要ですか?
佐藤メバル
必要だと思うよ。オフサイドは解釈を誤りやすいから、そこを中心にフリーキックやペナルティーキック、ゲームの進行まで、正確なイラストと図版で解説している。
観ていて「今のは何?」が減るだけでも、試合の楽しさは変わってくる。ルール改正にも対応しているね。
橘ナナミ
審判員をめざす人も必読、と書いてあります。そこまで踏み込んでいるんですか。
佐藤メバル
フィールドと用具の説明も丁寧だし、初級から中級の人、そして審判を目指す人まで想定されている。メッシのプレーを語る本を読んだあとに、これでルールを確認すると理解が一段深くなるよ。地味だけど、長く使える一冊だね。

読めばメキメキうまくなる サッカー入門 (ジュニアレッスンシリーズ)
戸田智史 著|実業之日本社
¥1,540(税込)
サッカーを始めたい子に向けた入門書の決定版です。著者の戸田智史監督は、FIFA公認のU-12世界一を決める国際大会で日本勢初の優勝にチームを導いた人物で、実際に子どもたちに指導している内容がそのまま詰め込まれています。キック、コントロール、ドリブル、ヘディングの基本を順に学べ、良い例だけでなくよくやりがちな悪い例も紹介するので、なぜうまくできないのかがすぐにわかる構成です。
こんな人におすすめ
サッカーを始めたばかりの子と、支える大人に。悪い例から学びたい選手や、教え方に悩むコーチ、練習メニューを探している人に向きます。子どもが自分で読んで理解できるように作られています。
良い点
- 悪い例まで写真で示す
- 漫画と写真で子が読みやすい
- 世界一を経験した監督の内容
気になる点
- 上級者には易しすぎる
- 戦術の話は少なめ
- 子ども向けの構成
出版社
実業之日本社
発売日
2017年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『読めばメキメキうまくなる サッカー入門』。これは子ども向けですか?
佐藤メバル
そう、これからサッカーを始めたい子に向けた入門書だね。著者の戸田智史監督は、FIFA公認のU-12世界一を決める国際大会で、日本勢初の優勝にチームを導いたんだ。
実際に教えている内容がそのまま詰め込まれている。キック、コントロール、ドリブル、ヘディングの4つを順に学べるよ。
橘ナナミ
良い例だけじゃなく、よくやりがちな悪い例も載っているんですね。それ、うれしいです。
佐藤メバル
そこが大事なところでね。どうすればうまくできるのか、なぜできないのかがすぐわかるように作られている。
各パートの冒頭に漫画が入って、解説ページは写真が大きい。子どもが自分で読んで理解できる工夫だね。コラムではメッシやネイマールも取り上げられているよ。

ドラえもんのスポーツおもしろ攻略 サッカーが楽しくできる (ドラえもんの学習シリーズ)
藤子・F・不二雄 著|小学館
¥935(税込)
人気の学習まんがシリーズにサッカー入門が加わった一冊です。監修に日本サッカー協会を迎え、ドラえもんとのび太たちが初歩からサッカーを楽しく学んでいきます。学習まんがと詳細な図解イラストを駆使した構成で、まんがで入って図解で理解するというこのシリーズの型がサッカーにもそのまま効いています。小学生にとっての恰好の入門書になるよう作られた、最初の一冊にうってつけの本です。
こんな人におすすめ
小学生にサッカーを好きになってもらいたい人に。まんがから入りたい子や、ドラえもんが好きでサッカーにも触れたい子、教える立場の大人に向きます。最初の一冊として選びやすい。
良い点
- 日本サッカー協会の監修
- まんがと図解で理解しやすい
- 入門の第一歩にちょうどいい
気になる点
- 技術の深い話は少ない
- 対象は小学生中心
- 大人には物足りない
出版社
小学館
発売日
2013年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『ドラえもんの学習シリーズ』にサッカーが入っているんですか!?
佐藤メバル
入っているよ。監修に日本サッカー協会を迎えて、ドラえもんとのび太たちが初歩からサッカーを学んでいく。
まんがで入って、図解で理解するというこのシリーズの型が、サッカーにもそのまま効いているんだ。
橘ナナミ
日本サッカー協会が監修って、ちょっとすごくないですか。内容は本格的ですか?
佐藤メバル
入門書として本格的だよ。学習まんがと詳細な図解イラストを組み合わせて、小学生にとっての恰好の入門書になるように作られている。
遊びの延長で読めるから、まずサッカーを好きになってほしい年齢の子にいい。大人が読んでも、教えるときの言葉選びの参考になるね。

マンガでたのしく学ぶ! ジュニアサッカー 世界一わかりやすいポジションの授業
西部謙司 著|カンゼン
¥1,430(税込)
サッカーのポジションごとの役割を、漫画で読み解いていく一冊です。ゴールキーパー、センターフォワード、センターハーフ、センターバック、サイドバック、ウイング、ボランチと順に紹介し、西部謙司氏の書き下ろし解説も収録。人気連載の書籍化で全11話構成、さらに「蹴る・止める・運ぶ」という基本技術の回も用意されています。ポジションがわかると試合の見え方が本当に変わる、ジュニア年代の上達バイブルです。
こんな人におすすめ
ポジションの意味がわからず観ている人に。役割から試合を読みたい読者や、ジュニア年代で戦術を学び始めた子、教える立場の大人に向きます。漫画から入りたいときにも。
良い点
- ポジションの役割が漫画でわかる
- 西部謙司氏の書き下ろし解説
- 伝説的選手のコラムも収録
気になる点
- 戦術の深掘りは限定的
- 漫画が中心の構成
- 上級者には物足りない
出版社
カンゼン
発売日
2017年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『マンガでたのしく学ぶ! ジュニアサッカー ポジションの授業』。ポジションって、そんなに大事なんですか?
佐藤メバル
とても大事だね。この本は、ゴールキーパー、センターフォワード、センターハーフ、センターバック、サイドバック、ウイング、ボランチと、ポジションごとの役割を漫画で解説していく。
人気連載の書籍化で、西部謙司氏の書き下ろし解説も入っている。全11話構成だよ。
橘ナナミ
キーパーから順番に……って、サッカーをあまり知らない子でも読めますか?
佐藤メバル
漫画で読むから大人も子どももわかりやすい。しかも『蹴る・止める・運ぶ』という基本技術の回まで用意されているのが親切だね。
コラムではベッケンバウアーやグアルディオラといった伝説的な選手も紹介されている。ポジションが分かると、試合の見え方が本当に変わるよ。

サッカードリブル解剖図鑑
三笘薫 著|エクスナレッジ
¥1,540(税込)
サッカー日本代表の三笘薫が、自分のドリブル技術を徹底解剖した一冊です。「僕のドリブルには抜ける理屈がある」という立場で、本人の解説と豊富なイラストによって抜ける原理を図解しています。速さだけで勝負していないことが手に取るようにわかる構成で、読めば彼のプレーを見る目が変わり、サッカーの奥深さに触れられます。子どもから大人まで、指導者やファンまで対象にした探究の書です。
こんな人におすすめ
ドリブルの原理を知りたい人に。観る目を変えたいファンや、実際に抜く技術を学びたい選手、指導者、そして本人の言葉を読みたい人に向きます。子どもから大人まで楽しめます。
良い点
- 三笘本人が技術を解説
- イラストで原理が追える
- 観る目が変わる一冊
気になる点
- メッシの話は出てこない
- 練習での再現には工夫が要る
- ページ数は多くない
出版社
エクスナレッジ
発売日
2025年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『サッカードリブル解剖図鑑』……著者が三笘薫選手!? 本人が書いているんですか?
佐藤メバル
そう、本人が自分のドリブル技術を徹底解剖している。『僕のドリブルには抜ける理屈がある』という立場で、速さだけで勝負していないことを図解していくんだ。
本人の解説と豊富なイラストで抜ける原理を解剖している。日本代表としてワールドカップに出場した選手が、自分の技術をここまで開いてくれる本は珍しいよ。
橘ナナミ
メッシのドリブルと比べたりもできるんですか?
佐藤メバル
それぞれ別の本だから、並べて読むと面白いね。こちらは筑波大学を経てプロに入り、プレミアリーグでプレーする選手の視点。
日々うまくなろうと頑張っている子や現役の選手、指導者やファンまで対象にしていると書かれている。読んだあと、試合でその選手を見る目が変わるタイプの一冊だよ。

サッカー止める蹴る解剖図鑑
風間八宏 著|エクスナレッジ
¥1,430(税込)
元日本代表の風間八宏が、サッカーで最も大事な要素である止める・蹴るの技術を徹底的に可視化した一冊です。川崎フロンターレや名古屋グランパスでプロ選手の技術を伸ばしてきた人物が、足のどの部分でボールのどこを触れば正確に扱えるのかを解説します。裸足の絵で描くという試みによって感覚が伝わるのが画期的で、最後にはメッシの止める・運ぶ・パス・シュートを解剖する章まで用意されています。
こんな人におすすめ
止める・蹴るを基礎から見直したい選手や指導者に。メッシの技術を言葉で理解したい読者にも向きます。技術の可視化に関心がある人、練習の意味を考えたい人に。
良い点
- 裸足の絵で感覚が伝わる
- メッシの技術まで解剖
- 指導者にも選手にも使える
気になる点
- 絵の意図を読み取る必要
- 文字だけでは伝わりにくい
- 上級者向けの内容も
出版社
エクスナレッジ
発売日
2020年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『サッカー止める蹴る解剖図鑑』。さっきのドリブル解剖図鑑と、同じ出版社のシリーズみたいですね。
佐藤メバル
そう、こちらは元日本代表の風間八宏が、止める・蹴るという最も基本の技術を可視化した本だね。川崎フロンターレや名古屋グランパスで選手の技術を伸ばしてきた人が、足のどこでボールのどこを触るのかを徹底的に解剖している。
裸足の絵で描くという試みが画期的で、それで感覚が伝わるんだ。
橘ナナミ
メッシの解剖の章もあるって書いてあります。基本の本なのに、そこまで行くんですね。
佐藤メバル
最後の章がメッシ解剖図鑑になっていて、止める・運ぶ・パス・シュートを分解している。つまり基本を積み上げた先にメッシがいる、という構成なんだよ。
子どもにも指導者にも読める。メッシの凄さを語る本を何冊か読んだあとにこれを読むと、あの凄さが技術の言葉で説明できるようになるよ。
メッシ本は5つのタイプに分けて眺める
橘ナナミ
本全体を眺めたとき、分類するとしたらどうなりますか。
佐藤メバル
僕は五つに分けている。評伝(『メッシ評伝 情熱を秘めて』『メッシ 169センチの、本気!』『リオネル・メッシ(MESSIGRAPHICA)』)、本人著・公認(『メッシ日記』)、技術分析(『メッシは2歩で敵を抜く』)、ビジュアル・データ(『完全保存版 メッシ 伝説のテクニック』『メッシ本!!』)、児童・教育(『メッシ: ハンデをのりこえた小さなヒーロー』『ゆうとはメッシになりたい』『ワールドサッカーヒーロー』)。この分類を知らないと、全部「メッシの本」でひとくくりにしてしまう。
橘ナナミ
たしかに、そうなっていました。
佐藤メバル
あと忘れちゃいけないのが、メッシを「軸の一部」として扱う本だ。『Who is the Best? メッシ、ロナウド、ネイマール。最高は誰だ?』は欧州サッカージャーナリストの第一人者が3人を徹底比較し、プレースタイルから家族、ブランディング、収入まで並べている。『カンプノウの灯火 メッシになれなかった少年たち』は、バルサの下部組織でプレーした少年たちのその後を追うノンフィクション。メッシを鏡にして別の問いを読む本も、この棚にはあるんだ。
橘ナナミ
幅が広いですね。
戦術とプレーに接続して読む
橘ナナミ
メッシ本を読むと、実際にプレーがうまくなったり、戦術が分かったりするんでしょうか。
佐藤メバル
技術の本は、そこを狙っている。『メッシは2歩で敵を抜く』はメッシの連続ドリブルだけでなく、C・ロナウド、ネイマール、本田圭佑などスーパースター18人のテクニックを分析していて、「何がすごいのか」を言葉にできるようになる。『サッカー止める蹴る解剖図鑑』には「メッシ解剖図鑑」の章があり、止める・運ぶ・パス・シュートを分解している。ここで技術の言葉を覚えてから試合を見ると、見え方が変わるよ。
橘ナナミ
技術の言葉を持ってから観戦する、という順番ですね。
佐藤メバル
そう。戦術の側はW杯の歴史で補う。『続 ワールドカップ歴史大全 1930-2026』にはルールと技術の進化を扱う特別編がある。プレーと戦術、両方の語彙がそろうと、同じ試合がまったく別物に見えてくる。
入手ルートと、次の一冊
橘ナナミ
電子書籍や中古の話も気になります。買い方はどう選べばいいですか。
佐藤メバル
まず、刊行から年数が経った評伝のなかには、新品では見つけにくくなっているものがある。中古で状態を見ながら探すか、図書館で読んでから判断するのが現実的だ。いま新品で手に入れやすいのは学研ムックの『メッシ本!!』『完全保存版 メッシ 伝説のテクニック』のような定番ムックで、電子版の有無も含めて書店で確認しやすい。洋書に挑むのは、日本語で骨格をつかんだあとで十分だと思う。
橘ナナミ
子ども向けは、どこまでメッシ本なんですか。
佐藤メバル
『メッシ: ハンデをのりこえた小さなヒーロー』は、背がのびない病気を克服してバルセロナに入団するまでの少年時代を描くノンフィクション。『ゆうとはメッシになりたい』は「一夜の成功を収めるのに、ぼくには17年と114日かかったよ」というメッシの言葉を引いた絵本で、5〜10歳向けとされている。『豪快! 最強! サッカーヒーロー超百科 世界編』は選手をキャラクター化して能力を並べる作りなので、活字が苦手な子の入口にもいい。親子で読むなら、写真の多い本から入ると失敗しないよ。
橘ナナミ
最後に、棚を広げるコツはありますか。
佐藤メバル
メッシだけで閉じないこと。『サッカードリブル解剖図鑑』のように、別の選手が自分の技術を解剖した本と並べると、メッシの凄さが相対化されて見えてくる。一人の選手を深く読むほど、サッカー全体が立体的になる——それがこのジャンルの面白さだよ。
よくある質問
メッシの自伝・本人が書いた本はありますか?
橘ナナミ
メッシの自伝・本人が書いた本はありますかについて教えてください。
佐藤メバル
あります。『メッシ日記』はリオネル・メッシ本人の名義で刊行された公認本で、2008年11月から日本向けに配信されたブログをまとめた一冊です。これまでのベストゴール10を図解入りで解説し、人物像を探る「A to Z」の企画も収録しています。一次情報に最も近いという意味で、まず手に取る価値のある本です。
子ども向けのメッシ本はどれがおすすめですか?
橘ナナミ
子ども向けのメッシ本はどれがおすすめですかについて教えてください。
佐藤メバル
低学年なら、背がのびない病気を克服してバルセロナに入団するまでを描く『メッシ: ハンデをのりこえた小さなヒーロー』が読みやすいです。絵本なら『ゆうとはメッシになりたい』が5〜10歳向けとされています。活字が苦手なら『豪快! 最強! サッカーヒーロー超百科 世界編』のように選手をキャラクター化した本が入口になります。どれも技術より物語を入口にしているので、最初の一冊に向いています。
メッシ本は全部で何冊くらい出版されていますか?
橘ナナミ
メッシ本は全部で何冊くらい出版されていますかについて教えてください。
佐藤メバル
日本語で読めるものだけでも、評伝、本人著、技術分析、ムック、児童書、絵本と、タイプの違う本が多数刊行されています。数を数えるより、評伝・本人著・技術分析・ビジュアル・児童と5つのタイプに分けて自分の目的を決めるほうが、選ぶのも探すのも現実的です。
メッシ本は電子書籍で読めますか?
橘ナナミ
メッシ本は電子書籍で読めますかについて教えてください。
佐藤メバル
文字中心の評伝は電子でも読みやすいですが、連続写真や図版で分析する本は紙が向いています。『完全保存版 メッシ 伝説のテクニック』のように写真を見比べる本や、ポスターが付く『メッシ本!!』のようなムックは、紙でこそ持ち味が出ます。電子版の有無は購入前に各ストアで確認してください。
日本語版と英語版(洋書)はどちらがおすすめですか?
橘ナナミ
日本語版と英語版(洋書)はどちらがおすすめですかについて教えてください。
佐藤メバル
まずは日本語版をおすすめします。評伝は関係者への取材や時代背景の理解が読みどころなので、骨格を日本語でつかんでから原書に挑むほうが内容が入ります。『リオネル・メッシ(MESSIGRAPHICA)』のように写真とデータ中心の本は、言語の壁も低めです。
絶版・入手困難なメッシ本はありますか?中古で買える?
橘ナナミ
絶版・入手困難なメッシ本はありますか?中古で買えるについて教えてください。
佐藤メバル
刊行から年数が経った評伝や、版元の規模が小さい単行本は、新品での入手が難しくなっているものがあります。中古市場や図書館を併用するのが現実的です。状態と価格を見てから決めるくらいの気持ちで探すと、失敗が少ないですよ。
メッシ本はサッカーの戦術やプレーの勉強になりますか?
橘ナナミ
メッシ本はサッカーの戦術やプレーの勉強になりますかについて教えてください。
佐藤メバル
なります。『メッシは2歩で敵を抜く』はメッシを含むスーパースター18人のテクニックを分析し、『サッカー止める蹴る解剖図鑑』には「メッシ解剖図鑑」の章があります。戦術側は『続 ワールドカップ歴史大全 1930-2026』のルールと技術の進化の編で補うと、観戦とプレーの両方に接続できます。
初めて読むならどのメッシ本から読めばいいですか?
橘ナナミ
初めて読むならどのメッシ本から読めばいいですかについて教えてください。
佐藤メバル
人物から入るなら『メッシ評伝 情熱を秘めて』、プレーから入るなら『メッシは2歩で敵を抜く』。迷ったら前者をおすすめします。最初の一冊は目的で選ぶ——これだけ守れば、あとの本は自然につながっていきます。
まとめ
橘ナナミ
今日は頭の整理ができました。メッシ本は「ランキングで上を探す」より「自分の目的から逆算する」なんですね。
佐藤メバル
そう。それに、メッシという選手は時期によって問いが変わる。13歳で治療のために海を渡った少年の話、バルセロナで頂点に立った話、アルゼンチン代表で苦しんだ話、そして最後のW杯の話。同じ本棚でも、どの時代に光を当てるかで意味が変わってくるんだ。
橘ナナミ
私だったら、まず『メッシ評伝 情熱を秘めて』から入って、そのあと『メッシは2歩で敵を抜く』を読みたいです。人物像を知ってから、プレーの中身を覗きたくて。
佐藤メバル
いい順番だと思うよ。人物から入ると、技術の説明が「あの人の選択」として読める。逆に技術から入って人物に戻る読み方も、発見が多い。どちらでもいいけれど、最初の一冊だけは、勢いではなく目的で選んでほしい。
橘ナナミ
目的で選ぶ。ちゃんと覚えて帰ります。
佐藤メバル
うん。もし迷ったら思い出してほしいのは、メッシのドリブルの話だ。彼は派手なフェイントを何十回も重ねているわけじゃない。出足の2歩で勝負が決まっている。本を選ぶのも同じで、最初の一歩をどこに置くかで、そのあと全部が変わってくる。焦って何冊も抱えるより、一冊を自分の文脈に置く。それがいちばん遠くまで運んでくれるよ。
