サッカー内田篤人本のおすすめ人気ランキング17選【2026年版】

監修

佐藤メバル

佐藤メバル

@shelfy_mebaru

編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ

橘ナナミ

@medias_nanami

編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。

最終更新: 2026年10月

橘ナナミ

橘ナナミ

佐藤さん、今回のお題は「サッカー 内田篤人 本 おすすめ」なんですけど、調べはじめてすぐ戸惑いました。出てくる本がエッセイだったり写真集だったり漫画だったりして、同じ人の本なのに棚がばらばらなんです。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこが面白いところだね。書店員だった頃、内田さんの本は置き場所に毎回迷ったよ。自伝エッセイ、メンタルの実用書、写真集、漫画や児童向け、それに雑誌の保存版。まず「何を読みたいか」で棚を分けると、驚くほど迷わなくなる。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど……! あと、検索すると同じ「内田」でも『BLANK PAGE 空っぽを満たす旅』みたいな別の本が混ざって出てきて、余計に混乱しました。

佐藤メバル

佐藤メバル

いいところに気づいたね。あれは内田也哉子さんの本で、喪失をめぐる対話集。篤人さんの本とは別物だよ。同じように、同世代のアスリートの本も一緒に並んで出てくる。まず著者名で見分けるのが第一歩だね。

橘ナナミ

橘ナナミ

じゃあ篤人さんの本だけに絞ったら、何から読めばいいんでしょう?

佐藤メバル

佐藤メバル

「何を知りたいか」で決めるのがいちばん早い。内面をじっくり知りたいのか、メンタルの技術が欲しいのか、写真を眺めたいのか、子どもに読ませたいのか。その軸で選べば外さないよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

それ気になります! 軸ごとに教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

いいよ。順番に見ていこう。

サッカー内田篤人本の選び方

目的別 — 内面か、メンタル術か、写真か、子ども向けか

橘ナナミ

橘ナナミ

目的別だと、どう振り分けますか?

佐藤メバル

佐藤メバル

内面をじっくりなら『僕は自分が見たことしか信じない 文庫改訂版』。レギュラー陥落やケガ、ブラジルW杯への思いを、本人がはじめて素直に綴ったとされる一冊だよ。技術として使いたいなら『ウチダメンタル 心の幹を太くする術』。眺めて楽しむなら写真集『2 ATSUTO UCHIDA FROM 29.06.2010』。子ども向けなら漫画化された『まんが NHKアスリートの魂 サッカー内田篤人 野球上原浩治 チアリーディング日本代表女子チーム 強い心で』がある。

形式別 — 単行本・文庫・電子・写真集のどれで読むか

橘ナナミ

橘ナナミ

同じ本でも形式で迷います。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこは大きな分かれ道だね。『僕は自分が見たことしか信じない』は元が写真中心のフォトエッセイで、文庫改訂版は写真が冒頭8ページだけになり、本文が大幅に加筆されて文章主体に再構成されている。読み物として濃いのは文庫改訂版。写真集はフルカラーで350ページ超、カットは本人がすべて目を通したと紹介されている。雑誌の保存版は電子版が出ているものもあり、紙と収録内容が一部異なる場合があると明記されているよ。

読者レベル別 — 熱狂ファン、ライトファン、ビジネス書読者

橘ナナミ

橘ナナミ

ファンの熱量で選ぶなら?

佐藤メバル

佐藤メバル

深く追ってきた人なら、8年半を新証言で描いたノンフィクション『内田篤人 悲痛と希望の3144日』や、証言と対談で「なぜ愛されるのか」を掘る『フットボールサミット第10回 内田篤人が愛される理由。』が刺さる。ライトに楽しむなら写真の多いムック。サッカーに詳しくないビジネス書の読者なら『ウチダメンタル』が入口になる。中田英寿さん、岡田武史さん、佐藤可士和さんとの対談や、長谷部誠さん、川島永嗣さんらの証言が並ぶから、試合の文脈を知らなくても読めるよ。

入手性別 — 新刊で買える、中古のみ、電子あり

橘ナナミ

橘ナナミ

絶版の本もあるんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

あるよ。雑誌の引退特集号やムックは流通が限られるから、見かけたら早めに押さえたほうがいい。一方で『僕は自分が見たことしか信じない』は文庫改訂版で手に入りやすく、『ウチダメンタル』や『内田篤人 悲痛と希望の3144日』も新刊で買える。電子版があるタイトルは電子で在庫を確認して、紙がなければ中古を探す。この順番が現実的だね。

分量・読了時間別 — さくっと読めるか、じっくり読むか

橘ナナミ

橘ナナミ

読了時間の目安も知りたいです。

佐藤メバル

佐藤メバル

さくっとなら、130ページ前後の『THE LEGEND 内田篤人 2006-2020』『Thank you Atsuto!』『フットボール・バル-内田篤人完全特集号-』など、写真中心のムック。じっくりなら、400ページ超の文庫改訂版、350ページ超の写真集、300ページ超の『ウチダメンタル』、240ページ前後の『内田篤人 悲痛と希望の3144日』。厚い本が重く感じるなら、薄いものから入って戻ってくる読み方でいい。

記録する時期別 — 鹿島・シャルケ期の本、引退後の本

橘ナナミ

橘ナナミ

「いつ出た本か」も選ぶ材料になりますか?

佐藤メバル

佐藤メバル

なるよ。切り取っている時期が違うからね。鹿島入団からブラジルW杯までを追うなら、2014年大会の3試合フル出場を現地取材と一問一答で描いた『淡々黙々。』や、恩師や同級生の証言から歩みをたどる『【内田篤人】夢をかなえる能力』。引退後に出たものなら、2006年から2020年までを振り返る『THE LEGEND』や、引退会見とキャリア年表を収めた『内田篤人引退特集号』がその役割を担う。年表と刊行時期を重ねると、いま読んでいるのがどの内田なのかがはっきりするよ。

サッカー内田篤人本をひと目で比較

橘ナナミ

橘ナナミ

えっ、17冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず

#画像名称おすすめ対象価格一言
1
淡々黙々。
淡々黙々。試合の裏側や選手の生の言葉を追いたい人、あの大会の空気を内側から知りたい人、リハビリと葛藤の日々をじっくり読みたい読者。¥2,100ブラジルW杯の完全戦記
2
僕は自分が見たことしか信じない 文庫改訂版 (幻冬舎文庫)
僕は自分が見たことしか信じない 文庫改訂版 (幻冬舎文庫)内田篤人の内面をじっくり読みたい人、エッセイとして味わいたい人、シャルケ時代の日々を知りたい読者。¥825本人が内面を綴る改訂版
3
BLANK PAGE 空っぽを満たす旅
BLANK PAGE 空っぽを満たす旅大切な人を失った後の時間を過ごす人、対話から力をもらいたい人、誰かと話すきっかけがほしい読者。¥1,316喪失後の対話の旅
4
内田篤人 悲痛と希望の3144日
内田篤人 悲痛と希望の3144日客観的な証言で人物像を知りたい人、引退前後の流れを時系列で整理したい人、ノンフィクションで読みたい読者。¥1,9808年半を追うノンフィクション
5
ウチダメンタル 心の幹を太くする術
ウチダメンタル 心の幹を太くする術プレッシャーと向き合いたい人、心を一定に保ちたい人、仕事や部活動に活かしたい読者。¥1,336心を整える実用の一冊

サッカー内田篤人本のおすすめ人気ランキング

橘ナナミ

橘ナナミ

一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!

佐藤メバル

佐藤メバル

よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい

淡々黙々。
1

淡々黙々。

内田篤人 著|幻冬舎

¥2,100(税込)

4.8

2014年ブラジルW杯へ向かう内田篤人を、ドイツ在住ライター三村祐輔が密着取材で描いた戦記。ハノーファー戦の大怪我、日本とドイツでのリハビリ、代表合宿を経て本大会3試合フル出場に至る過程を丁寧に追う。前回大会で1秒も出られなかった舞台に立つまでの苦境との向き合い方が軸。ミックスゾーンでの一問一答も完全収録し、本人と編集部が厳選した写真も収めた記録性の高い一冊。

こんな人におすすめ

試合の裏側や選手の生の言葉を追いたい人、あの大会の空気を内側から知りたい人、リハビリと葛藤の日々をじっくり読みたい読者。

良い点

  • 一問一答を完全収録
  • 密着取材で過程が丁寧
  • 本人選定の写真も収録

気になる点

  • 気軽な読み物ではない
  • W杯前後の期間に限定
  • 写真集ほどの物量はない

出版社

幻冬舎

発売日

2014年12月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

内田選手の本っていろいろあって、まず何から読めばいいのか分からなくなってきました。全部買うわけにもいかないですし…。

佐藤メバル

佐藤メバル

いい質問だね。これは試合と言葉の記録です。2014年のブラジルW杯へ向かう日々を、ドイツ在住のライター三村祐輔さんが密着して描いている。

大きな怪我からリハビリ、代表合宿を経て本大会3試合フル出場に至るまでの過程が丁寧に追えます。ミックスゾーンでの一問一答も完全収録されていて、本人の生の言葉が残っているのが大きい。

橘ナナミ

橘ナナミ

一問一答がそのまま入っているの、いいですね。あの大会の写真も見られるんでしょうか? それとも文章が中心ですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

本人と編集部が厳選した写真も載っています。ただ主役はあくまで言葉と過程。ビジュアルをたっぷり味わいたいなら写真集のほうが向いている。

4年前に1秒も出られなかった舞台でどう走ったのかを、内側から知りたい人にこそ開いてほしい一冊です。

僕は自分が見たことしか信じない 文庫改訂版 (幻冬舎文庫)
2

僕は自分が見たことしか信じない 文庫改訂版 (幻冬舎文庫)

内田篤人 著|幻冬舎

¥825(税込)

4.7

フォトエッセイとして異例の15万部を売り上げた一冊を、大幅に加筆して文庫化した改訂版。写真は冒頭のみで、ほかはすべて文章で再構成されている。レギュラー陥落やベンチ外、度重なる怪我の恐怖、ブラジルW杯への思い、そして愛してやまないシャルケ04での日々が本人の言葉で綴られる。飄々とした印象の裏の本心を、初めて自分からさらけ出した貴重な自叙。

こんな人におすすめ

内田篤人の内面をじっくり読みたい人、エッセイとして味わいたい人、シャルケ時代の日々を知りたい読者。

良い点

  • 本人の言葉で内面を綴る
  • 大幅加筆で読み応えがある
  • シャルケでの日々が詳しい

気になる点

  • 写真は冒頭のみ
  • 文章量が多く重め
  • 試合の詳細記録ではない

出版社

幻冬舎

発売日

2013年6月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

これ、前に出たフォトエッセイの文庫版ですよね。タイトルは同じだけど、何が変わったんでしょうか?

佐藤メバル

佐藤メバル

大幅に加筆された改訂版なんだ。写真は冒頭だけで、あとはすべて文章で再構成されている。レギュラーから陥落してベンチ入りもままならなかった時期、度重なる怪我の恐怖、ブラジルW杯への思い、そして愛してやまないシャルケ04での日々が本人の言葉で綴られます。

飄々とした印象の裏の本心が、初めて自分からさらけ出された一冊です。

橘ナナミ

橘ナナミ

ポーカーフェイスって言われる人ですもんね。そういう人が自分から内面を話すのって、けっこう貴重かもしれない。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、そこがこの本の価値なんだよ。壁を作って自分の仕事に集中してきた人が、その壁を外して書いている。

試合の細かい記録を求めるなら物足りないけれど、選手の内面をじっくり読みたい人には長く残る一冊。写真は冒頭だけなので、そこは期待しすぎないでね。

BLANK PAGE 空っぽを満たす旅
3

BLANK PAGE 空っぽを満たす旅

内田也哉子 著|文藝春秋

¥1,316(税込)

4.6

サッカーの内田篤人ではなく、内田也哉子による対話集。人生の核心的登場人物を失い空っぽになった著者が、人と出会いたいと願いながら、谷川俊太郎、中野信子、養老孟司、坂本龍一、是枝裕和、マツコ・デラックスら15人と一対一で語り合う。虚しさや放心状態を抱えながら一歩を踏み出すための、静かな伴走者になる一冊。

こんな人におすすめ

大切な人を失った後の時間を過ごす人、対話から力をもらいたい人、誰かと話すきっかけがほしい読者。

良い点

  • 15人との対話が読み応え十分
  • 喪失後の感情に寄り添う
  • 肩の力を抜いて読める

気になる点

  • サッカーの本ではない
  • エッセイと対話が中心
  • 内田篤人の情報はない

出版社

文藝春秋

発売日

2023年12月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

あれ、これ…内田篤人選手の本じゃないですよね? 同じ『内田』だけど、表紙の雰囲気が全然違います。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、内田也哉子さんの本です。探していると名前で混ざって出てくるのだけど、これはこれで並べておきたい一冊なんだ。

人生の核心的登場人物を失って空っぽになった著者が、人と出会いたいと願いながら、谷川俊太郎さん、養老孟司さん、坂本龍一さん、是枝裕和さん、マツコ・デラックスさんら15人と一対一で対話していく。

橘ナナミ

橘ナナミ

15人と一対一って、すごいですね。虚しさとか放心状態って言葉が紹介文にもあって、読むのにはちょっと勇気がいります。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう感じる人は多いと思う。でも、誰かに話を聞いてもらうように読み進められるのがこの本のいいところ。大切な人を失った後の時間を過ごしている人や、誰かと話すきっかけがほしい人に、そっと手渡したい。

サッカーの情報は一切ないけれど、棚に並べる意味はあると私は思っています。

内田篤人 悲痛と希望の3144日
4

内田篤人 悲痛と希望の3144日

了戒美子 著|講談社

¥1,980(税込)

4.4

ドイツ、ブラジル、日本と舞台を移した内田篤人の8年半を、了戒美子が新証言とともに描くノンフィクション。チームメイトやスタッフ、代理人、そして妻といった周囲の目線を交え、渡独から鹿島への復帰、主将就任までの日々を追う。本人の著書とは違い、他者の証言から人物像を組み直すところが最大の持ち味。

こんな人におすすめ

客観的な証言で人物像を知りたい人、引退前後の流れを時系列で整理したい人、ノンフィクションで読みたい読者。

良い点

  • 周囲の証言が豊富
  • 8年半を時系列で追える
  • 人物像を多角的に描く

気になる点

  • 本人の著書ではない
  • 怪我の記述が重い
  • 写真中心の本ではない

出版社

講談社

発売日

2019年3月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

この本は内田選手本人が書いたわけではないんですよね? 周りの人が証言しているタイプの本ですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

その通り、了戒美子さんによるノンフィクションです。ドイツ、ブラジル、日本と舞台を移した8年半を、チームメイトやスタッフ、代理人、そして妻といった周囲の目線を交えて描いている。

渡独から鹿島への復帰、主将就任までの日々を追うんだけど、本人の著書とは違って他者の証言から人物像を組み直すところが最大の持ち味なんです。

橘ナナミ

橘ナナミ

本人じゃなくて周りの証言で描くって、同じ選手でも見え方がかなり変わりそうですね。新しい発見がありそう。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこが面白いところ。怪我の記述は重いから、軽い読み物を求めていると疲れるかもしれない。でも、彩られた栄光だけでなく、もがいて苦しんだ時間まで含めて知りたい人にはとても正直な一冊です。

読み終えると人物の見え方が一度変わりますよ。

ウチダメンタル 心の幹を太くする術
5

ウチダメンタル 心の幹を太くする術

内田篤人 著|幻冬舎

¥1,336(税込)

4.3

重圧や怪我と長年向き合ってきた内田篤人が、実践し続けてきたメンタル統制の方法を公開する。逆境編と日常編に分かれ、心のメーターを一定に保つ考え方が整理されていく。中田英寿、岡田武史、佐藤可士和との対談、代理人・秋山氏へのQ&A、長谷部誠ら仲間の証言も収録。自叙でも戦記でもない実用書として読めるのが違い。

こんな人におすすめ

プレッシャーと向き合いたい人、心を一定に保ちたい人、仕事や部活動に活かしたい読者。

良い点

  • 逆境と日常に分けて解説
  • 豪華な対談と証言を収録
  • 読み物としても実用的

気になる点

  • 精神論が苦手な人には不向き
  • 試合の記録は少なめ
  • 具体策は本人の範囲に限る

出版社

幻冬舎

発売日

2021年8月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

これは…自己啓発っぽい雰囲気がありますね。これまでのインタビュー本とは、何が違うんでしょうか?

佐藤メバル

佐藤メバル

うん、読み物というより実用書に近い。重圧や怪我と長年向き合ってきた内田さんが、実践し続けてきたメンタル統制の方法を整理している。

逆境編と日常編に分かれていて、心のメーターを一定に保つ考え方が見えてくる。中田英寿さん、岡田武史さん、佐藤可士和さんとの対談や、代理人・秋山氏へのQ&A、長谷部誠さんたち仲間の証言も入っています。

橘ナナミ

橘ナナミ

心のメーターを一定にって、たしかに今のほうが需要がありそうです。私も研究で落ち込んだり浮かれたりしやすいので、刺さるかも。

佐藤メバル

佐藤メバル

それなら日常編から読むといいよ。サッカーの話だけじゃなく、ふだんの生活に置き換えて読みやすい構成になっている。

ただ、精神論が苦手な人には少し合わないかもしれない。試合の記録を期待して開くと、そこは違う本なので気をつけて。

「楽しい」から強くなれる プロサッカー選手になるために僕が大切にしてきたこと
6

「楽しい」から強くなれる プロサッカー選手になるために僕が大切にしてきたこと

遠藤航 著|ハーパーコリンズ・ジャパン

4.1

内田篤人の本ではないが、並べて読みたい一冊。ドイツ・ブンデスリーガでデュエル勝利数1位を獲得した遠藤航が、初の書き下ろしで歩みと思考法を明かす。「好き」を見つける、人と比べない、目標をブレイクダウンする、より厳しい環境を求める——当たり負けしない考え方が段階ごとに整理され、読み比べると面白い。

こんな人におすすめ

夢や目標の立て方に悩む人、サッカーを続ける子どもとその家族、若手のキャリア設計を知りたい読者。

良い点

  • 思考法がステップで整理
  • 本人の書き下ろし
  • 子どもにも読みやすい

気になる点

  • 内田篤人の本ではない
  • 内田の話は出てこない
  • 自叙伝的な要素は少なめ

出版社

ハーパーコリンズ・ジャパン

発売日

2021年9月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

あれ、これ内田篤人選手じゃなくて、遠藤航選手の本ですよね。なんでこの棚に一緒に入っているんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

いいところに気づいたね。これは並べて読んでほしいから置いている一冊。ドイツ・ブンデスリーガでデュエル勝利数1位を獲得した遠藤航さんが、初の書き下ろしで歩みと思考法を明かしている。

「好き」を見つける、人と比べない、目標をブレイクダウンする、より厳しい環境を求める——当たり負けしない考え方が段階ごとに整理されていて、読み比べると面白い。

橘ナナミ

橘ナナミ

同じドイツで戦った選手だから、どこか通じるものがあるかもしれないですね。子どもが読んでも大丈夫なんでしょうか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そこを想定して書かれているよ。本文には、サッカーが大好きな子どもたちに読んでほしいという言葉も入っている。

育成やキャリア設計の視点で読めるから、選手の伝記を読んで物足りない人にもちょうどいい。内田さんの話は出てこないので、そのつもりでどうぞ。

Number PLUS 完全保存版 内田篤人 2006-2020 Unbroken Spirit (Sports Graphic Number PLUS(スポーツ・グラフィック ナンバープラス)) (文春e-book)
7

Number PLUS 完全保存版 内田篤人 2006-2020 Unbroken Spirit (Sports Graphic Number PLUS(スポーツ・グラフィック ナンバープラス)) (文春e-book)

文藝春秋 著|文藝春秋

4.1

鹿島、シャルケ、日本代表をめぐる年月を、特選写真とインタビューで振り返る完全保存版。引退記念インタビューや年表、渡独1年目から古巣復帰までのナンバー傑作選に加え、吉田麻也、小笠原満男、長谷部誠、岡田武史らからのメッセージも収録。写真と語りを一緒に眺められる、総集編的な一冊。

こんな人におすすめ

キャリア全体を写真で振り返りたい人、関係者の証言をまとめて読みたい人、手元に置いて眺めたい読者。

良い点

  • 写真とインタビューを網羅
  • 関係者のメッセージが充実
  • 保存版として持ちやすい

気になる点

  • 電子版は紙と内容が異なる場合
  • 文章は再録が中心
  • 新規の描き下ろしは限定的

出版社

文藝春秋

発売日

2020年9月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

これは写真が多そうですね。さっきの公式写真集とは、何が違うんでしょうか? 情報量で選ぶ感じですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

これは特選写真とインタビューを並べた総集編。鹿島、シャルケ、日本代表をめぐる年月を、引退記念インタビューや年表、渡独1年目から古巣復帰までのナンバー傑作選で振り返る。

吉田麻也さん、小笠原満男さん、長谷部誠さん、岡田武史さんたちからのメッセージも収録されていて、写真と語りを一緒に眺められるのが強み。

キャリア全体を一冊で、という人向けです。

橘ナナミ

橘ナナミ

関係者のメッセージが入っているの、いいですね。電子版だと紙と違うこともあるって書いてあるけど、そこは注意なんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、そこは気をつけてほしいところ。紙の雑誌と内容が一部異なったり、掲載されないページがある場合があると明記されている。

手元に置いて何度も眺めたいなら紙、気軽に読みたいなら電子、と選ぶといい。文章は再録が中心なので、新規の書き下ろしを期待しすぎないでね。

THE LEGEND 内田篤人 2006-2020 (サンエイムック エルゴラッソ総集編)
8

THE LEGEND 内田篤人 2006-2020 (サンエイムック エルゴラッソ総集編)

三栄書房

3.9

サッカー専門紙エルゴラッソの総集編として、2006年の鮮烈な登場から渡欧、W杯、苦闘、そして2020年までの歩みを年代で追う一冊。インタビュー「それが僕のサッカー人生」も収録。同じ総集編でも、写真と語り中心のものと違い、こちらは現場記者の蓄積を年代ごとにたどる構成で、ページ数は多くないが密度が濃い。

こんな人におすすめ

年代ごとに出来事を確認したい人、専門紙の記録を手元に置きたい人、コンパクトにまとめたい読者。

良い点

  • 年代別に整理されている
  • 専門紙ならではの記録
  • 読み切りやすい分量

気になる点

  • ページ数は多くない
  • 写真集ほどの物量はない
  • 収録できる範囲は限られる

出版社

三栄書房

発売日

2021年8月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

これも総集編ですよね。さっきのナンバープラスと何が違うのか、正直ぱっと見ただけでは分からないです。

佐藤メバル

佐藤メバル

同じ総集編でも編集元が違う。こちらはサッカー専門紙エルゴラッソの総集編で、2006年の鮮烈な登場から渡欧、W杯、苦闘、そして2020年までの歩みを年代で追っている。

インタビュー「それが僕のサッカー人生」も入っている。現場記者の蓄積を年代ごとにたどる構成で、ページ数は多くないけど密度は濃いです。

橘ナナミ

橘ナナミ

エルゴラッソって、サッカー好きには馴染みのある媒体ですよね。ページ数が多くなくて密度が濃いっていいなあ。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、読み切りやすいのがいいところ。年代別に整理されているから、出来事を確認したいときに開きやすい。

ただし収録できる範囲は限られるので、じっくり長く読みたい人には物足りないかもしれない。手元に置くというより、手に取って確認する一冊です。

内田篤人引退特集号 2020年 10/18 号 [雑誌]
9

内田篤人引退特集号 2020年 10/18 号 [雑誌]

日本スポーツ企画出版社

3.9

引退特集号として、14年半のプロキャリアを完全プレーバックする増刊。最後の試合、引退会見をまとめたページ、鹿島・日本代表・シャルケとウニオン編のギャラリーと内田語録、キャリア年表、特別寄稿まで収録。写真と語録を編年的に追えるので、引退までの全体像をつかむ入口として便利な一冊。

こんな人におすすめ

引退までの流れを一冊で知りたい人、内田語録をまとめて味わいたい人、雑誌形式で気軽に読みたい読者。

良い点

  • 引退会見の要約を収録
  • ギャラリーと語録が充実
  • キャリア年表で整理できる

気になる点

  • 雑誌の増刊号
  • 引退時点までの内容
  • 記事は再録が多い

出版社

日本スポーツ企画出版社

発売日

2020年9月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

これは雑誌なんですね。単行本と何が違うのか、買うときの選び方が分からないです。

佐藤メバル

佐藤メバル

雑誌の増刊号で、引退特集として14年半のプロキャリアを完全プレーバックする内容。最後の試合、引退会見をまとめたページ、鹿島・日本代表・シャルケとウニオン編のギャラリーと内田語録、キャリア年表、特別寄稿まで入っている。

写真と語録を編年的に追えるので、全体像をつかむ入口として便利です。

橘ナナミ

橘ナナミ

引退会見って、ちゃんと読んだことがなかったです。要約が入っているなら読みやすいかもしれません。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこはありがたいところだね。ただ雑誌なので、記事は再録が多く、保存性は単行本ほど高くない。引退時点までの内容だと割り切って、内田語録をまとめて味わいたい人に向いています。

電子でも読めるので、場所を取らずに持っておくのも手です。

フットボール・バル-内田篤人完全特集号- (双葉社スーパームック)
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フットボール・バル-内田篤人完全特集号- (双葉社スーパームック)

双葉社

¥1,012(税込)

3.9

内田篤人の完全特集に、2万字の独占インタビューを収録したムック。W杯、チャンピオンズリーグ、ブンデスをめぐる4年間、ネイマールとのやり取り、試してみたいポジション、シャルケで感じた日本人の可能性まで本人が語る。大迫勇也や城彰二のロングインタビュー、代理人・秋山氏の話も収録。まとまった長さで本人の言葉が読める点が他の特集号と違う。

こんな人におすすめ

長い分量で本人の話を読みたい人、W杯とCLの舞台裏を知りたい人、ムックで気軽に手に取りたい読者。

良い点

  • 2万字インタビューが目玉
  • 多様なインタビューを収録
  • 写真も充実している

気になる点

  • 雑誌ムックで保存性は控えめ
  • 内容は当時時点
  • 他選手の記事も多い

出版社

双葉社

発売日

2014年6月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

2万字インタビューってすごいですね。日本語で2万字って、本にするとどれくらいの分量なんでしょう?

佐藤メバル

佐藤メバル

まあ、単行本の一章がまるごと会話で埋まるくらいの量だと思えばいい。このムックの目玉で、W杯、チャンピオンズリーグ、ブンデスをめぐる4年間を本人が語っている。

ネイマールとのやり取り、試してみたいポジション、シャルケで感じた日本人の可能性まで話が及ぶ。まとまった長さで本人の言葉が読めるのが、他の特集号との違いです。

橘ナナミ

橘ナナミ

小笠原満男さんの話も出てくるんですね。大迫選手や城さん、代理人の方のインタビューもあって盛りだくさんです。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、インタビューがたくさん入っている。内田さんだけを読みたい人には他選手の記事が多く感じられるかもしれないけど、そこはムックのいいところでもある。

当時の空気ごと味わいたい人に向いている。気軽に手に取れる値段なのも助かります。

Thank you Atsuto! (月刊アントラーズフリークス別冊 内田篤人)
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Thank you Atsuto! (月刊アントラーズフリークス別冊 内田篤人)

鹿島アントラーズエフ・シー 著|ベースボール・マガジン社

3.7

鹿島アントラーズの球団オフィシャルブックとして、内田篤人へ「ありがとう」の意を込めて作られた引退特別号。引退セレモニー、2006年から2020年までの歩み、小笠原満男とのスペシャル対談、連載のプレイバック、土居聖真や大岩剛の視点も収録。クラブ側から見た内田篤人が軸になっている一冊。

こんな人におすすめ

鹿島アントラーズのファン、クラブとの関係をじっくり知りたい人、連載をまとめて読み返したい読者。

良い点

  • 球団オフィシャルならでは
  • 小笠原満男との対談
  • 鹿島時代が中心

気になる点

  • シャルケや代表の比重は低い
  • クラブ視点に限定
  • 一般的な評伝ではない

出版社

ベースボール・マガジン社

発売日

2020年11月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

球団オフィシャルブックって書いてありますね。クラブが作った本だから、内容も鹿島寄りなんでしょうか?

佐藤メバル

佐藤メバル

その通り、鹿島アントラーズの球団オフィシャルブックで、内田篤人へ「ありがとう」の意を込めた引退特別号です。

引退セレモニー、2006年から2020年までの歩み、小笠原満男さんとのスペシャル対談、連載のプレイバック、土居聖真さんや大岩剛さんの視点も収録されている。

クラブ側から見た内田篤人が軸になっている一冊です。

橘ナナミ

橘ナナミ

小笠原さんとの対談、鹿島ファンにはたまらないですね。鹿島での日々をもう一度振り返りたい人向けなんでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

そうだね、鹿島を軸に読む本です。だからこそ、シャルケや日本代表の比重は低め。クラブの視点に限定されているぶん、一般的な評伝とは役割が違う。

ファンなら買って損はないけれど、全体をバランスよく知りたい人は、まずノンフィクションのほうから入るといいよ。

フットボールサミット第10回 内田篤人が愛される理由。
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フットボールサミット第10回 内田篤人が愛される理由。

『フットボールサミット』議会 著|カンゼン

3.7

複数の論客が「内田篤人が愛される理由」を多角的に掘り下げる一冊。密着レポート、吉田麻也や川島永嗣の証言、シャルケでどう見られているか、ブラジル人監督に重用された理由、サイドバック戦術進化論、高校時代の飛躍、心理学からの分析、ファン座談会まで収録。評論の集合体で、視点の引き出しが増える。

こんな人におすすめ

なぜ評価されるのか分析的に知りたい人、戦術や心理から読み解きたい人、周囲の証言を集めたい読者。

良い点

  • 多角的な論考が並ぶ
  • 戦術や心理の視点がある
  • ファン座談会も収録

気になる点

  • 読み物としては硬め
  • 当時の論考で古さがある
  • 本人の肉声は少なめ

出版社

カンゼン

発売日

2014年2月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

これは…インタビューというより、評論みたいな本ですか? 「愛される理由」って、答えを探す本なんでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、複数の論客が「内田篤人が愛される理由」を多角的に掘り下げる一冊。密着レポート、吉田麻也さんや川島永嗣さんの証言、シャルケでどう見られているか、ブラジル人監督に重用された理由、サイドバック戦術進化論、心理学からの分析、ファン座談会まで入っている。

評論の集合体なので、視点の引き出しが増えます。

橘ナナミ

橘ナナミ

心理学の人が分析しているの、面白そうですね。でも、読み物としてはちょっと硬そうで、身構えてしまいます。

佐藤メバル

佐藤メバル

正直、読み物としては硬めです。それに当時の論考なので、古さを感じる部分もある。でも、なぜ評価されるのかを立ち止まって考えたい人や、戦術や心理から読み解きたい人にはたまらない。

本人の肉声は少ないので、そこは期待しないでくださいね。

【内田篤人】夢をかなえる能力
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【内田篤人】夢をかなえる能力

黄慈権 著|ぱる出版

3.7

無名だった中学時代を知る指導者や、長谷部誠と内田篤人を知る静岡県選抜の恩師、同級生の証言から、「夢をかなえる能力」を探る評論。小学・中学・高校時代の成長の軌跡をていねいに取材し、鹿島在籍4年間や世代別代表を経てフル代表までの歩みを追う。天才ではないと言われる選手がどう伸びたかに焦点を当てた点が独自。

こんな人におすすめ

育成や教育に関心がある人、恩師や同級生の証言を読みたい人、少年期から知りたい読者。

良い点

  • 少年期の取材が中心
  • 指導者や同級生の証言
  • 育成の視点で読める

気になる点

  • 発行時点の内容に限られる
  • 本人の著書ではない
  • 評論色が強い

出版社

ぱる出版

発売日

2010年4月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

著者の方が内田選手じゃないんですね。しかも漢字の名前の書き手で、どんな視点から書いているんでしょう?

佐藤メバル

佐藤メバル

これは評論の一冊で、無名だった中学時代を知る指導者や、長谷部誠さんと内田さんを知る静岡県選抜の恩師、同級生の証言から「夢をかなえる能力」を探っている。

小学・中学・高校時代の成長の軌跡をていねいに取材し、鹿島在籍4年間や世代別代表を経てフル代表までの歩みを追う。

天才ではないと言われる選手がどう伸びたかに焦点を当てたのが独自です。

橘ナナミ

橘ナナミ

『小野伸二には誰もなれない。けど、内田篤人にはなれるかもしれない』って言葉、すごく刺さります。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこがこの本の核だね。無名の時期を支えた人たちの証言から入るから、育成や教育に関心がある人にも読みごたえがある。

ただ、発行時点の内容で止まっているので、その後のキャリアは他の本で補ってほしい。本人の著書ではない点も、頭に置いておいてね。

2 ATSUTO UCHIDA FROM 29.06.2010 Photographs selected by 内田篤人
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2 ATSUTO UCHIDA FROM 29.06.2010 Photographs selected by 内田篤人

内田篤人 著|幻冬舎

¥2,251(税込)

3.7

南アフリカW杯で味わった絶望の日から約4年、欧州でもがき続けた内田篤人の戦いを、フルカラーで収めた公式写真集。シャルケ04と日本代表、主にピッチ上の写真を中心に構成し、全カットを本人が自分の目でチェックしている。タイトルは日本代表がベスト16で敗れた日付に由来。写真そのものが語る記録としての一冊。

こんな人におすすめ

ピッチ上の姿をじっくり見たい人、写真集として手元に置きたい人、シャルケ時代を追いたい読者。

良い点

  • フルカラーの大ボリューム
  • 本人が全カットをチェック
  • 代表とシャルケが中心

気になる点

  • 文章は限られる
  • 価格帯は高め
  • 内容は特定の期間に集中

出版社

幻冬舎

発売日

2014年6月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

タイトルの『2』と日付、これは何を指しているんでしょう? 写真集のタイトルにしては変わってますね。

佐藤メバル

佐藤メバル

その日付は、日本代表がベスト16でパラグアイに敗れた日なんだ。内田さんは南アフリカW杯で絶望を味わい、その日から約4年間、欧州でもがき続けた。

この写真集はフルカラーで、シャルケ04と日本代表、主にピッチ上の写真を中心に構成され、全カットを本人が自分の目でチェックしている。写真そのものが語る記録です。

橘ナナミ

橘ナナミ

本人が全部の写真をチェックしているの、こだわりを感じますね。タイトルの意味を知ると見方も変わりそうです。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、一枚ずつに意味が乗ってくる。文章は限られているので、読み物を期待すると物足りない。価格帯は高めだから、ピッチ上の姿をじっくり眺めたい人や、手元に置いてときどき開きたい人向け。

代表とシャルケの時期に集中している点も覚えておいて。

Number(ナンバー)862号 内田篤人と本田圭佑に問う。日本代表の理想と現実 (Sports Graphic Number)
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Number(ナンバー)862号 内田篤人と本田圭佑に問う。日本代表の理想と現実 (Sports Graphic Number)

文藝春秋

3.7

全く異なる方法論に辿り着いた内田篤人と本田圭佑という2人に、日本代表の理想と現実を問う特集号。内田の独占ロングインタビュー「世界一は“なる”ものじゃない」と、本田への独占直撃が軸。森重真人や高橋秀人の証言、2人の10代の軌跡からも素顔を読み解く。比較の視点が手に入るのが持ち味。

こんな人におすすめ

日本代表を考える材料がほしい人、2人の思考の違いを読みたい人、雑誌で気軽に読みたい読者。

良い点

  • 2人のロングインタビュー
  • 対照的な思考を比較できる
  • 証言や分析も収録

気になる点

  • 内田だけの特集ではない
  • 雑誌のため保存性は控えめ
  • 当時の代表事情が前提

出版社

文藝春秋

発売日

2014年10月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

内田選手と本田選手を一緒に扱っている号なんですね。たしかに二人って対照的なタイプだと言われますよね。

佐藤メバル

佐藤メバル

まさにそこを突いた特集で、全く異なる方法論に辿り着いた2人に、日本代表の理想と現実を問いかけている。

内田さんの独占ロングインタビュー「世界一は“なる”ものじゃない」と、本田さんへの独占直撃が軸。森重真人さんや高橋秀人さんの証言、2人の10代の軌跡からも素顔を読み解いていく。

比較の視点が手に入るのが持ち味です。

橘ナナミ

橘ナナミ

同じ代表でも、ここまで考え方が違うんですね。サッカーに詳しくない私でも、読みやすいんでしょうか?

佐藤メバル

佐藤メバル

当時の代表事情を知っているとより面白いけど、思考の違いを追うだけでも読めるよ。ただ、内田さんだけの特集ではないし、雑誌なので保存性は控えめ。

手元に置くというより、そのとき読んで考えたいタイプ。図書館で見かけたら、まず開いてみて。

まんが NHKアスリートの魂 サッカー内田篤人 野球上原浩治 チアリーディング日本代表女子チーム 強い心で
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まんが NHKアスリートの魂 サッカー内田篤人 野球上原浩治 チアリーディング日本代表女子チーム 強い心で

春野まこと 著|学研プラス

3.5

NHKの番組「アスリートの魂」を漫画化した一冊。「強い心で」をテーマに、サッカー・内田篤人、野球・上原浩治、チアリーディング日本代表女子チームの戦いを描く。文章の評伝や写真集が多い中で、漫画で読みやすく、努力や葛藤に迫る入り口になる。三つの競技を並べて読めるのも面白いところ。

こんな人におすすめ

活字が苦手な人、子どもと一緒に読みたい人、サッカー以外の競技も知りたい読者。

良い点

  • 漫画で読みやすい
  • 三つの競技を収録
  • 入門として最適

気になる点

  • 内田の分量は一部
  • 細かい記録は載らない
  • 大人には物足りない場合

出版社

学研プラス

発売日

2017年12月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

これは漫画なんですね。しかも内田選手だけでなく、上原選手とチアリーディングまで入っているんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、NHKの番組「アスリートの魂」を漫画化した一冊で、「強い心で」をテーマに、サッカー・内田篤人、野球・上原浩治、チアリーディング日本代表女子チームの戦いを描いている。

文章の評伝や写真集が多い中で、漫画で読みやすく、努力や葛藤に迫る入り口になる。三つの競技を並べて読めるのも面白いところです。

橘ナナミ

橘ナナミ

活字が苦手な子にもよさそうですね。図書館で子どもに勧めるなら、こういう入り口がいいのかもしれない。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう思うよ。ただ、内田さんの分量は一冊の一部だから、彼だけをじっくり知りたい人には物足りない。細かい記録も載らない。

だからこれは、入門の一枚として、そのあと評伝や写真集へ進むステップだと考えてほしいな。

内田篤人 (蒼きSAMURAIワールドカップをめざせ!)
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内田篤人 (蒼きSAMURAIワールドカップをめざせ!)

本郷陽二 著|汐文社

3.5

「蒼きSAMURAI ワールドカップをめざせ!」シリーズの一冊として、内田篤人という選手を紹介する子ども向けの伝記。ページ数は多くないが、W杯という目標へ向かう姿を追いかけていく。写真集や本人の著書、大人向けのノンフィクションとは違い、はじめてサッカー選手の伝記を読む子に向けた作り。シリーズで他の選手も揃えられる。

こんな人におすすめ

小学生のサッカー好き、伝記をはじめて読む子、図書館や教室で紹介したい人。

良い点

  • 子ども向けで読みやすい
  • W杯を目標に描く
  • シリーズで揃えられる

気になる点

  • 内容は入門レベル
  • 大人には物足りない
  • 最新情報は限られる

出版社

汐文社

発売日

2013年11月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

これ、シリーズものなんですね。『ワールドカップをめざせ!』って、子ども向けの本なんでしょうか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、子ども向けの伝記シリーズの一冊で、内田篤人という選手を紹介する本。ページ数は多くないけれど、W杯という目標へ向かう姿を追いかけていく。

写真集や本人の著書、大人向けのノンフィクションとは違い、はじめてサッカー選手の伝記を読む子に向けた作りになっている。

シリーズで他の選手も揃えられるのもいいところです。

橘ナナミ

橘ナナミ

うちの甥っ子がサッカー好きなので、こういうのを渡すと喜びそう。でも大人が読むと物足りないですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

大人がじっくり読みたいなら物足りないと思う。内容は入門レベルだし、最新の情報も限られる。でも、選手の名前を覚えたての子が最初に手に取るにはちょうどいい。

図書館や教室で紹介する一冊として、棚に置いておくと誰かが手に取ってくれますよ。

内田篤人本は「5つの棚」で引くと迷わない

橘ナナミ

橘ナナミ

さっき「5つの棚」っておっしゃいましたよね。具体的にどう分けるんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

一つめが自伝エッセイ。『僕は自分が見たことしか信じない 文庫改訂版』が代表で、鹿島からシャルケ、日本代表までの内面が軸になる。二つめがメンタル実用で『ウチダメンタル 心の幹を太くする術』。三つめが写真集・ビジュアルで『2 ATSUTO UCHIDA FROM 29.06.2010』。四つめが漫画・児童向けで『まんが NHKアスリートの魂』と『内田篤人 (蒼きSAMURAIワールドカップをめざせ!)』。五つめが雑誌・ムックで、引退特集号や『THE LEGEND』『Thank you Atsuto!』『フットボール・バル』などがここに入る。

橘ナナミ

橘ナナミ

棚が違うと、読む目的も全然違いますね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。あと、検索すると絵本や翻訳絵本、カレンダーやポスターの類まで一緒に出てくる。あれは「内田篤人」の名前で拾われた周辺アイテムで、本人の言葉や記録を読みたいなら、まず上の5つの棚から選ぶのが近道だよ。子どもに読ませたいなら、漫画版か児童向けの伝記から入るのが確実だね。

キャリア年表と刊行時期を重ねて読む

橘ナナミ

橘ナナミ

年表と本を重ねると、何が見えてきますか?

佐藤メバル

佐藤メバル

内田さんは1988年に静岡県で生まれ、2006年に清水東高校から鹿島アントラーズへ入団、19歳で日本代表に選ばれた。2010年夏にシャルケへ移籍し、1年目で日本人初のチャンピオンズリーグ・ベスト4進出。2014年ブラジルW杯は3試合フル出場。その後はケガと向き合いながらシャルケで7年、ウニオン・ベルリンで半年プレーし、2018年に鹿島へ復帰、2019年から主将を務めて2020年に引退している。

橘ナナミ

橘ナナミ

ずいぶん長い道のりなんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

だから本も時期ごとに役割が分かれている。鹿島から渡独、ブラジルW杯までなら『淡々黙々。』と『【内田篤人】夢をかなえる能力』。ドイツでの8年半の栄光と苦闘なら『内田篤人 悲痛と希望の3144日』。全キャリアの総括なら『THE LEGEND 内田篤人 2006-2020』や引退特集号。写真で追うなら、2010年6月29日のパラグアイ戦敗退の日から約4年間の欧州での戦いを収めた『2 ATSUTO UCHIDA FROM 29.06.2010』だね。読む順番に迷ったら、薄いムック→自伝エッセイ→ノンフィクションと進むと入りやすいよ。

本人の言葉か、周囲の証言か — 関与の度合いで選ぶ

橘ナナミ

橘ナナミ

著者名が内田さんじゃない本も多いですよね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこは大事な見分けどころだね。『淡々黙々。』は、ドイツを拠点に取材を続けるライターの三村祐輔さんが描いた戦記で、まえがきとあとがきは本人のテキストになっている。『内田篤人 悲痛と希望の3144日』は了戒美子さんがチームメイトや代理人、家族の証言を交えて書いたノンフィクション。『【内田篤人】夢をかなえる能力』は黄慈権さんによる評論で、恩師や同級生の言葉が軸になる。本人の一人称で読みたいのか、周囲の目から見た像を知りたいのかで、選ぶ本が変わるよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど。似た世代の選手の本と比べると、どう違うんでしょう?

佐藤メバル

佐藤メバル

いい質問だね。同じ「アスリートが思考を語る本」でも、遠藤航選手の『「楽しい」から強くなれる』は「好きな気持ちは力になる」という前向きな動機づけが軸になっている。内田さんの『ウチダメンタル』は、重圧やケガと向き合ってきた本人が、心のメーターを一定に保つための具体策を章立てで並べ、特別対談や証言集を添える構成。熱量の向きが違うから、読み比べると面白いよ。

よくある質問

内田篤人の本で一番おすすめはどれ?

橘ナナミ

橘ナナミ

内田篤人の本で一番おすすめはどれについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

一冊だけ挙げるなら『僕は自分が見たことしか信じない 文庫改訂版』。レギュラー陥落やケガ、ブラジルW杯への思いまで、本人の言葉で通しで読めるからです。ただし内面より実用なら『ウチダメンタル』、写真なら『2 ATSUTO UCHIDA FROM 29.06.2010』と、目的で答えは変わります。

内田篤人の本は初めてならどれから読むべき?

橘ナナミ

橘ナナミ

内田篤人の本は初めてならどれから読むべきについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

サッカーに詳しくないなら、重圧やケガとの向き合い方を整理した『ウチダメンタル 心の幹を太くする術』が入りやすいです。内面から知りたいなら『僕は自分が見たことしか信じない 文庫改訂版』、短時間で全体像をつかむなら写真中心のムックから始めるのがおすすめです。

『僕は自分が見たことしか信じない』の単行本と文庫改訂版は何が違う?

橘ナナミ

橘ナナミ

『僕は自分が見たことしか信じない』の単行本と文庫改訂版は何が違うについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

元は写真中心のフォトエッセイでしたが、文庫改訂版は写真が冒頭8ページのみになり、大幅に加筆された文章で再構成されています。シャルケでの日々やケガ、ブラジルW杯への思いが文章で読めるので、読み物としての密度は文庫改訂版が上です。

『ウチダメンタル』はビジネス書として役立つ?

橘ナナミ

橘ナナミ

『ウチダメンタル』はビジネス書として役立つについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

自己啓発書として読めます。重圧やケガと向き合ってきた人が、心のメーターを一定に保つ方法を章立てで整理しており、中田英寿さん、岡田武史さん、佐藤可士和さんとの対談や、代理人へのQ&A、長谷部誠さんら選手の証言も収録されています。サッカーの文脈が前提の部分は飛ばして要点だけ拾う読み方も可能です。

内田篤人の本は電子書籍で読める?

橘ナナミ

橘ナナミ

内田篤人の本は電子書籍で読めるについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

読めるものがあります。『Number PLUS 完全保存版 内田篤人 2006-2020 Unbroken Spirit』は文春e-bookとして電子版が用意され、紙の雑誌と収録内容が一部異なる場合があると明記されています。漫画版もタブレット向けに配信されていますが、全タイトルに電子版があるわけではないので購入前に確認を。

絶版の本はどこで買える?中古の相場は?

橘ナナミ

橘ナナミ

絶版の本はどこで買える?中古の相場はについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

雑誌の引退特集号やムックは流通が限られるため、古書店や中古通販を併用するのが現実的です。相場は状態や時期で動くので、価格だけでなくカバーや付録の有無も見比べてください。電子版があるタイトルは、先にそちらを確認するのが早いです。

子どもが読める内田篤人の本はある?

橘ナナミ

橘ナナミ

子どもが読める内田篤人の本はあるについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

あります。『まんが NHKアスリートの魂 サッカー内田篤人 野球上原浩治 チアリーディング日本代表女子チーム 強い心で』は漫画化された一冊で、『内田篤人 (蒼きSAMURAIワールドカップをめざせ!)』は155ページの児童向け伝記です。まずは漫画版から手渡すのが入りやすいです。

内田篤人の本は全部で何冊出ている?

橘ナナミ

橘ナナミ

内田篤人の本は全部で何冊出ているについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

本記事で扱っているのは17冊です。これに雑誌のバックナンバーや周辺アイテムが加わります。同じ内容でも文庫版や電子版があるため、「タイトル数」で数えるか「形」で数えるかによって見え方が変わります。まずは5つの棚に分けて眺めてみてください。

まとめ

橘ナナミ

橘ナナミ

ここまで聞いて、私は『ウチダメンタル』から読んでみたくなりました。実用書として手に取りやすい気がして。

佐藤メバル

佐藤メバル

いい選択だと思うよ。ただ、もし「なぜこの人はこんなに落ち着いているんだろう」というところから入りたいなら、先に文庫改訂版の『僕は自分が見たことしか信じない』を開く手もある。メンタル術の前に、その技術が必要だった理由が書かれているからね。

橘ナナミ

橘ナナミ

順番で印象が変わるんですね。逆に、写真集から入るのはどうですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

それもありだよ。写真集は言葉を介さずに、ピッチ上の彼だけを追える。文章で読んだあとに写真集を開くと、同じ表情の意味が変わって見える。行き来するのがいちばん贅沢だね。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど……。じゃあ、最後にひとつだけ。冊数が多いと、どれか一冊に絞れない人のほうが多そうです。

佐藤メバル

佐藤メバル

それでいいんだと思う。内田さんの本は、置かれた場所で役割が違う。自伝は本人の声、ノンフィクションは外から見た輪郭、写真集は音のない記録、メンタル本は持ち歩ける道具、漫画や児童向けは次の世代へのパスだね。

橘ナナミ

橘ナナミ

パス……! たしかに、読んで終わりじゃない感じがします。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。全部を一冊で代替しようとしなくていい。まず自分の現在地に近い一冊を選んで、そこから縦に読んでいく。それが、右サイドを上下動し続けた15年を、いちばん遠くまで運んでくれる読み方だよ。

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Editorial Team

編集に関わる専門家