サッカーのドリブル技術を学べる本のおすすめ人気ランキング21選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年10月
橘ナナミ
佐藤さん、ドリブルの本って書店に並べるとどれも同じに見えるんです。「結局どれを読めばいいの?」と棚の前で止まってしまって。
佐藤メバル
いい質問だね。書店員時代、サッカーの技術書はひとつの棚にまとめて置かれがちで、それが迷わせる原因だった。ドリブル本は大きく2系統あって、ひとつは相手を抜く理屈を説く本、もうひとつはボールタッチを固めるドリル集。前者の代表が岡部将和さんの『ドリブルデザイン』、後者がREGATEドリブル塾の『1対1で勝つ! 突破のドリブルテクニック50』だね。
橘ナナミ
なるほど! 理屈か、ドリルか。じゃあ三笘薫選手の『サッカードリブル解剖図鑑』はどちらなんですか?
佐藤メバル
理屈のほうだけど、少し毛色が違う。本人が「僕のドリブルには抜ける理屈がある」と語り、解説と豊富なイラストで原理を解剖した本で、速さだけで勝負していないことが分かる。ただ読み物としての色が濃いから、「今すぐ技を覚えたい」という子には物足りないかもしれない。そこでタッチ系のドリルを1冊足す——これが基本の組み方なんだ。
橘ナナミ
組み合わせで考える、誰も教えてくれませんでした。順番を間違えると積読になりそうですね。
佐藤メバル
そう。だから選ぶ軸を先に決めてから棚を見るといい。軸ごとに整理していこう。
サッカーのドリブル技術を学べる本の選び方
目的別——「抜く理屈」「基礎タッチ」「実戦判断」
橘ナナミ
最初に分けるなら、やっぱり目的ですか?
佐藤メバル
そう。抜く理屈を学ぶなら『ドリブルデザイン』や『サッカードリブル解剖図鑑』。基礎タッチを固めるなら『1対1で勝つ! 突破のドリブルテクニック50』や『サッカー ドリブルテクニック超入門』。実戦判断まで一冊で見たいなら、『試合で即使える! ドリブル&シュート神レッスン』は一週間トレーニングプログラムまで公開している。スペイン式に「運ぶドリブル」と「抜くドリブル」を分けて考えるなら『スペイン流2大テクニック』が独特だね。
レベル別——未就学〜小4/高学年〜中学生/高校生・大人/指導者
橘ナナミ
年齢やレベルで変わる部分はありますか?
佐藤メバル
低学年なら『マンガでよくわかる! 99%抜けるドリブル理論』。ベストセラー『ドリブルデザイン』をオリジナルストーリーで漫画化したもので、サッカーキッズに打ってつけだよ。高学年〜中学生は『1対1で勝つ! 突破のドリブルテクニック50』や『サッカー ドリブルテクニック超入門』、高校生・大人は『スペイン流2大テクニック』。指導者なら『サッカー個を強くするドリブル練習』のように練習設計まで踏み込んだ本が向く。
形式別——図解/動画・DVD/漫画/理論書
佐藤メバル
形式も大事だ。イラスト図解中心は『サッカードリブル解剖図鑑』。QRコードから動画を見られるのはREGATEドリブル塾やレガテドリブル塾、リゼムの本。DVD付きなら松井大輔さんの『変幻ドリブル完全マスター』や広山晴士さんの『ドリブルで1対1に勝つ!!』がある。ただ、DVDは再生環境が減っているから、今から買うなら動画配信型のほうが現実的だね。文字中心の理論書なら『サッカー ドリブル 懐理論』で、連続写真と動画で解説する電子向けの作りになっている。
著者別——現役選手/育成の専門家/分析系
橘ナナミ
著者で見分けることもできますか?
佐藤メバル
できる。現役トップ選手の視点なら三笘薫選手。育成の専門家なら岡部将和さん、川島和彦さん、REGATEドリブル塾やレガテドリブル塾のような指導者集団。分析系なら『サッカー ドリブル 懐理論』を書いたfootballhackのように、プレーを理屈で分解する書き手だ。誰が書いたかで、語られる内容の種類が変わる。
媒体別——紙で書き込み/電子で持ち歩き/中古で入手
佐藤メバル
紙は図解を見開きで見ながら書き込める。電子は持ち歩けて、動画リンクとの相性もいい。中古は、『サッカークリニック2018年12月号 特集「ドリブル強化書」』のようなバックナンバーや、『500円でどんどん上達! サッカー ドリブル』のような廉価なムックを探すのに向く。電子版はタブレットでの閲覧を前提にした商品もあるから、購入前に確認しておくといい。
併用前提——1冊で完結か、動画と組むか
橘ナナミ
動画が前提の本は、逆にハードルが高い気もします。
佐藤メバル
そう、そこは正直に言っておきたい。REGATEやレガテ、リゼムの本は全メニューを動画で確認できる作りだから、スマホで動画を見られる環境が前提になる。逆に『サッカードリブル解剖図鑑』や『ドリブルデザイン』は紙だけで読み切れる。独学なら「本で理屈→動画で確認」の順が頭に入りやすいよ。
サッカーのドリブル技術を学べる本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、21冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
サッカーのドリブル技術を学べる本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい

ドリブルデザイン 日本サッカーを変える「99%抜けるドリブル理論」
岡部将和 著|東洋館出版社
¥1,000(税込)
ドリブルデザイナー岡部将和が、相手を抜くためのロジックを体系化した一冊。第1章で「なぜ抜けるのか」の理論を示し、第2章で「タッチと距離」「ササクレタッチ」など独自テクニックへ展開。第3章ではムバッペ、ネイマール、メッシら超一流の動きを独自視点で分析する。単なる技の羅列ではなく、抜ける理屈から入る構成が最大の特徴で、感覚頼みだったドリブルを言葉で捉え直せる。
こんな人におすすめ
ドリブルが「なんとなく」になってしまい、相手を抜ける理屈を言葉で理解したい中高生以上の選手。プロのドリブルを分析的に観たいファンや指導者にも。夢ノートの章は、目標設定に悩む人にも響くはずだ。
良い点
- 抜ける論理を体系立てて解説
- 一流選手の分析が独自視点
- 夢ノートの章で目標設定も学べる
気になる点
- 動画がないと技の再現が難しい
- 初心者には理論がやや難解
- 実践には反復練習が不可欠
出版社
東洋館出版社
発売日
2019年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
ドリブル本って山ほどありますけど、最初に読むならどれがいいんでしょう?「99%抜ける」って、さすがに言い過ぎな気もするんですが…。
佐藤メバル
いいところに目をつけたね。この本は「なぜ抜けるのか」という理由から入るのが特徴で、岡部さん自身がドリブルデザイナーとしてプロや子どもたちを指導してきた内容がベースなんだ。
第3章ではムバッペやメッシの動きを独自視点で分析していて、技の名前だけを覚える本とは一線を画すよ。
橘ナナミ
なるほど、理屈から入るタイプなんですね。メッシの分析、それは気になります!どんなふうに見ているんでしょう。
佐藤メバル
そう。第4章では夢を叶えるために実践してきた「夢ノート」の話もあって、技術書でありながら目標の立て方まで触れている。
まず理屈を知りたい人に最初に渡したい一冊だよ。

サッカードリブル解剖図鑑
三笘薫 著|エクスナレッジ
¥1,540(税込)
日本代表・三笘薫が自身のドリブル技術と理論を徹底図解した一冊。「僕のドリブルには抜ける理屈がある」という言葉どおり、豊富なイラストで抜ける原理を解剖する。速さだけに頼らないことが見えてくる構成で、本人の解説がそのまま載っているのが最大の価値。読めば三笘のプレーを見る目が変わり、技術を伝えたい指導者やファンにも届く内容だ。
こんな人におすすめ
ドリブルを言葉と図で理解したい小中学生から大人のプレーヤーまで。三笘薫のプレーをより深く観たいファン、指導者、サッカーを愛するすべての人。親子で読むのにも向く、間口の広い一冊。
良い点
- 三笘本人が技術と理論を解説
- 豊富なイラストで原理がわかる
- ファンも指導者も楽しめる
気になる点
- ページ数がやや少なめ
- 実践には別途練習が必要
- 上級者には物足りない面も
出版社
エクスナレッジ
発売日
2025年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
え、三笘選手が自分のドリブルを本で解説してるんですか?しかも「図鑑」って名前も気になります。中身はどうなってるんだろう。
佐藤メバル
そうなんだ。この本は三笘選手本人が「僕のドリブルには抜ける理屈がある」と語って、その技術と理論をイラストで徹底的に解剖している。
速さだけで勝負しているわけじゃないってことが、図で見えてくるのが面白いところだよ。
橘ナナミ
実際にプレーする人だけじゃなくて、見る側の目も変わりそうですね。サッカーファンにもいいんでしょうか。
佐藤メバル
まさに。読んだ日から三笘選手のプレーを見る目が変わるって紹介にもある。技術であれば日本のサッカーに貢献できる、という本人の思いが込められた一冊なんだ。

1対1で勝つ! 突破のドリブルテクニック50
REGATEドリブル塾 著|鉄人社
¥1,650(税込)
大人気YouTubeチャンネル「REGATEドリブル塾」の書籍化。初級から上級、カミワザまで50のドリブルテクニックを、写真と動画で解説する。本書限定の動画をQRコードから見られるのが強みで、シザースやエラシコといった定番から、ソンブレロフリックのような高等技まで一気に学べる。ネイマール、メッシ、久保建英のドリブルの秘密を掘るコラムも収録している。
こんな人におすすめ
かっこいいフェイントで相手を抜きたいキッズから中高生、大人の選手まで幅広く。技の名前と動きを動画で確認しながら覚えたい人、一冊に技をまとめて手元に置きたい指導者にも向く。
良い点
- 初級〜カミワザまで50技収録
- 限定動画で動きを確認できる
- 有名選手の秘密コラム付き
気になる点
- 動画前提で紙面だけだと物足りない
- 技が多く絞り込みに迷う
- 高度な技は習得に時間がかかる
出版社
鉄人社
発売日
2021年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
レガテ…あ、REGATEドリブル塾って、あのYouTubeの人気チャンネルですよね?本にも動画が付くんですか?
佐藤メバル
そう、この本は限定動画で全メニューを解説しているのが売りなんだ。初級編のシザースやダブルタッチから、カミワザのレインボーフリックまで50技。
技名だけでは動きが分からないから、動画とセットなのは大きいね。
橘ナナミ
50個もあったら、どれから練習すればいいか悩みそうです…。全部覚えるのはやっぱり大変じゃないですか?
佐藤メバル
そこは初級・中級・上級と段階が分かれているから安心だよ。コラムでネイマールやメッシ、久保建英のドリブルの秘密も読めるから、技を覚えながら「なぜ効くのか」もつかめる。

マンガでよくわかる! 99%抜けるドリブル理論 (TOYOKAN BOOKS)
岡部将和 著|東洋館出版社
¥1,320(税込)
ベストセラー『ドリブルデザイン』をオリジナルストーリーで完全マンガ化した一冊。「軸足リード」「ドリブル速度の限界値」「臨戦タッチ」など理論の要点を、物語を追いながら掴める。文字だけでは難しかった概念が、少年が成長する展開に乗って自然と頭に入るのが強み。ドリブルがうまくなりたいキッズや、活字が苦手な子の入り口としても最適だ。
こんな人におすすめ
理論書は難しそうだと感じる小学生・中学生のサッカーキッズ。プロを目指したい子や、子どもにドリブルを教えたい保護者、活字を読むのが苦手な選手にも手に取りやすい一冊。
良い点
- マンガで理論が頭に入る
- オリジナルストーリーで読みやすい
- キッズの入門に最適
気になる点
- 詳細な技術解説は本体に劣る
- 大人には物足りない可能性
- 技の再現は別途練習が必要
出版社
東洋館出版社
発売日
2021年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
さっきの『ドリブルデザイン』、同じ岡部さんの本がもう一冊あるんですね。しかもマンガ化までされてるんですか?
佐藤メバル
そう、こちらはベストセラーになった『ドリブルデザイン』をオリジナルストーリーで完全マンガ化したものなんだ。
「軸足リード」や「ドリブル速度の限界値」といった理論が、少年の成長物語に乗って出てくるから、活字だと難しく感じる子でもスッと入っていくよ。
橘ナナミ
じゃあ、うちの弟みたいな小学生にはこっちのほうが良さそうですね。活字が苦手な子でも大丈夫ですか?
佐藤メバル
まさにそういう子に向いている。内容は本格派だから、マンガで入ってから元の理論書に戻る、という読み方もできるんだよ。

スペイン流2大テクニック 運ぶドリブル&抜くドリブルをマスターする本 新版
川島和彦 著|マイナビ出版
¥1,595(税込)
スペインではドリブルを目的で二つに分けて考える。空いた空間へボールを動かす「運ぶドリブル」と、対峙した相手を抜く「抜くドリブル」だ。本書はその違いと実践法・練習法を、育成の最新トピックとともに詳しく解説する。体格の近い日本人が見習うべきエッセンスが詰まっており、つなぐサッカーやポゼッションを支える技術の土台が理解できる。
こんな人におすすめ
ドリブルを「抜く」ためだけの技術と捉えていた選手・指導者。スペインの育成に関心のある人、ボールを運ぶ力を伸ばしたいジュニア年代のコーチや保護者にも、ぜひ読んでほしい一冊。
良い点
- 運ぶ/抜くの違いが明確
- スペイン育成の考え方がわかる
- 実践法と練習法がセット
気になる点
- 戦術理解がないと難しく感じる
- 新版で情報が整理されている
- 個人技の網羅性は低め
出版社
マイナビ出版
発売日
2016年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「運ぶドリブル」と「抜くドリブル」って、分けて考えるものなんですか?ドリブルはドリブルだと思ってました。
佐藤メバル
いい着眼点だね。スペインではそこを明確に分けるんだ。空いた空間にボールを動かすのが「運ぶドリブル」、フェイントで目の前の相手を抜くのが「抜くドリブル」。
この本はその違いと使い方を、練習法まで含めて解説している。
橘ナナミ
日本人が見習うべき理由も気になります。体格の違いが関係しているんでしょうか。何か理由があるんですよね?
佐藤メバル
体格が近いからこそ、スペインの育成の考え方は参考になるんだよ。つなぐサッカーを支える技術の土台がここにある。
指導者にもじっくり読んでほしい一冊だね。

サッカー個を強くするドリブル練習: 差がつく練習法
川島和彦 著|ベースボール・マガジン社
¥1,650(税込)
川島和彦による、個人の力を伸ばすことに焦点を当てたドリブル練習書。タイトルどおり「個を強くする」ための、差がつく練習法をまとめている。同じ著者のスペイン流テクニック本が技術の考え方を扱うのに対し、こちらは練習の組み立てに重心を置いた一冊。ドリブルを武器にしたい選手が、日々のメニューを見直すきっかけになる。
こんな人におすすめ
チーム練習だけでなく個人で差をつけたい選手。自分専用の練習メニューを組みたい中高生や、選手を伸ばしたい指導者にも。日々の練習内容を見直して、限られた時間の質を高めたい人、自主練の組み立てに悩む人に向く。
良い点
- 個人の力を伸ばす視点
- 練習法に重心を置いた構成
- スペイン流と合わせて読める
気になる点
- 特定の技の図解は少なめ
- 技術論は姉妹本が中心
- 通読には時間がかかる
出版社
ベースボール・マガジン社
発売日
2015年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
さっきの川島さんの本と、同じ著者の本がもう一冊。「個を強くする」って、チームじゃなくて個人ってことですよね?
佐藤メバル
そうだね。スペイン流の本が技術の考え方を整理したものだとすると、こちらは「個を強くする」ための練習法に重心を置いている。
タイトルにもある通り、差がつく練習法をまとめた一冊なんだ。
橘ナナミ
チーム練習だけじゃ足りない、ってことですか?それとも個人で差をつけるための練習が別に必要なんですか?
佐藤メバル
個人で何を積み上げるかは大きいよ。書店員時代、伸びる子は自分なりの練習を持っている子が多かった。この本はその材料になる。
技術書と合わせて読むと立体的に見えてくるよ。

サッカー ドリブルテクニック超入門
レガテドリブル塾 著|エクシア出版
¥1,650(税込)
SNS総フォロワー数123万人の「レガテドリブル塾」タクヤ&しょうちゃんが、基本となるドリブル技と練習法をまとめた入門書。2人が子どもの頃から練習してきた基本ワザが中心で、すべてのドリルに動画のQRコードが付く。基本がやがてスーパープレーにつながる、という構成で、技の数を追うより土台を固めたい人に向く一冊だ。
こんな人におすすめ
これからドリブルを覚える初心者やキッズ。技の土台を固めたい選手、動画で動きを確かめながら練習したい人にぴったり。基本を焦らず積み上げたい人、これから独学で始める人にも向く一冊。
良い点
- 基本ワザに絞った入門書
- 全ドリルに動画QR付き
- 未経験でも取り組みやすい
気になる点
- 高度な技は載っていない
- 物足りなさを感じる上級者も
- 動画視聴環境が必要
出版社
エクシア出版
発売日
2022年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
またレガテドリブル塾さんの本ですか? さっきの50技を集めた本と、どう使い分ければいいんでしょう?
佐藤メバル
さっきは初級からカミワザまで幅広く網羅していたけど、こちらは「超入門」。タクヤさんとしょうちゃんが子どもの頃から練習してきた基本ワザと練習法に絞っているのが特徴なんだ。
橘ナナミ
なるほど、土台づくりに寄せた一冊なんですね。基本を固めるのって、やっぱり遠回りに見えて大事なんですか?
佐藤メバル
そう。しかもすべてのドリルに動画のQRコードが付いているから、基本の動きを目で確かめながら反復できる。
基本はやがてスーパープレーにつながるから、焦らず固めたい人にちょうどいいよ。

サッカー教本-ドリブル編
サッカー技研 著|サッカー技研
サッカーを始める人に向けて、ドリブルを軸にボールコントロール、1対1、フェイント、守備対応、駆け引きまでを図を多く使って解説した一冊。「抜き方を考える」「獲りに行く」など、攻守両面からドリブルを捉えているのが特徴で、無回転の蹴り方にまで触れるなど射程が広い。始めたばかりの人が全体像をつかむのに向く。
こんな人におすすめ
これからサッカーを始める人、ドリブルを基礎から整理したい初心者。攻守両面を一冊で見渡したい人、文字より図で理解したいタイプの選手にも向いている入門書だ。
良い点
- 図が多く初心者に優しい
- 攻守両面を扱う構成
- 駆け引きまで踏み込む
気になる点
- 自主制作色が強く流通は限定的
- プロ向けの内容ではない
- デザインは素朴
出版社
サッカー技研
発売日
2013年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これ、出版社が「サッカー技研」になってますね。個人で作られた本なんでしょうか?珍しいですよね。
佐藤メバル
そういう自主制作に近い一冊だね。サッカーを始める人に向けて、ドリブルからボールコントロール、1対1、フェイント、守備対応まで、図を多く使って書いている。
攻守の両面からドリブルを捉えているのが面白いところだよ。
橘ナナミ
「獲りに行く」「ディフェンス」なんかも目次にあるんですね。攻める側だけじゃないのが意外で、面白いです。
佐藤メバル
抜く側だけ考えると駆け引きは片手落ちになるからね。無回転の蹴り方まで触れているのは射程の広さだよ。図で全体像をつかみたい初心者にいい。

佐々木博和試合で使えるサッカードリブル・テク
佐々木博和 著|ベースボール・マガジン社
¥2,488(税込)
佐々木博和による、試合での実践を想定したドリブル技術の解説書。「試合で使える」というタイトルどおり、練習のための技ではなく、実戦の場面で機能するテクニックに焦点を当てている。同じベースボール・マガジン社の松井大輔の一冊が変幻自在さを前面に出すのに対し、こちらは使える技の引き出しを増やしたい選手に向く。
こんな人におすすめ
練習で覚えた技を試合で出せないと悩む選手。実戦での一対一に自信をつけたい中高生や大人のプレーヤー、指導者にも読んでほしい。技を「使える引き出し」に変えたい人に向く。
良い点
- 試合での実践を想定
- 使える技に焦点を絞る
- ベースボール社で信頼感
気になる点
- 動画は付属しない
- 内容紹介が少なく概要不明
- 価格はやや高め
出版社
ベースボール・マガジン社
発売日
2007年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「試合で使える」って、地味に大事な言葉ですよね。練習ではできても本番で出せない人、多そうです。
佐藤メバル
そう、そこに焦点を当てたのがこの一冊。著者の佐々木博和さんが、実戦の場面で機能するドリブル技術をまとめているんだ。
技を眺めるだけの本とは違って、使える引き出しを増やせる。
橘ナナミ
同じベースボール・マガジン社から、松井大輔さんの本も出ていますよね。あれとはどう違うんでしょうか?
佐藤メバル
松井さんの「変幻」に対して、こちらは「試合で使える」に軸を置いている。華やかさより実用を選びたい人の一冊だね。

変幻ドリブル完全マスター: ドリブルの極意 (サッカー極意シリーズ)
松井大輔 著|ベースボール・マガジン社
元日本代表でドリブラーとして知られる松井大輔が、変幻自在のドリブルを完全マスターするための極意をまとめた一冊。付属のDVDビデオに動きを収録しており、文字だけでは伝わりにくい間合いやフェイントの質感を映像で確かめられる。ページ数は多くないが、ドリブラーの感性に触れたい人には貴重な内容だ。
こんな人におすすめ
変幻自在なドリブルに憧れる選手。映像で学びたい人、松井大輔のプレーが好きなファン、フェイントの質を高めたい中級者以上に向く。短時間でエッセンスを掴みたい人にも。
良い点
- 松井大輔本人の技を収録
- DVDで動きを確認できる
- コンパクトにまとまる
気になる点
- ページ数が少なめ
- 紙面だけでは物足りない
- DVD再生環境が必要
出版社
ベースボール・マガジン社
発売日
2015年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
松井大輔さんの本! DVD付きって、やっぱり映像で見られるのは大きいんですか?写真だけだと限界ありますよね。
佐藤メバル
大きいね。間合いやフェイントの緩急って、紙の連続写真だけだと掴みにくいんだ。この本はコンパクトだけど、付属のDVDビデオに本人の動きが収まっている。
「変幻」というタイトルどおり、自在さに触れられるのが価値だよ。
橘ナナミ
ページ数が少ないのは、逆に焦点が絞られていて読みやすそうですね。サクッと読み切れるんでしょうか?
佐藤メバル
そう、ドリブラーの感性に触れる一冊として読むといい。全部を教わるというより、松井さんの「らしさ」を映像で確かめる感覚だね。

中学サッカー小僧テクニカル メッシのドリブル大攻略 (白夜ムック)
中学サッカー小僧編集部 著|白夜書房
中学サッカー小僧編集部による、メッシのドリブルを攻略テーマに据えた一冊。シャビ、イニエスタ、ロッベン、C・ロナウド、カカ、ルーニーら世界の名手から、松井大輔、遠藤保仁、田中マルクス闘莉王といった国内選手まで多数が登場し、多角的な視点でドリブルを掘り下げる。雑誌ムックならではの情報量で、中高生が読みやすい。
こんな人におすすめ
メッシのドリブルを深く知りたい中高生の選手。世界の名手をまるごと味わいたいファン、雑誌感覚で気軽に読みたい人にもぴったり。まずは読み物として楽しみたい人に向く一冊。
良い点
- 世界的名手が多数登場
- メッシという切り口が明快
- 中高生が読みやすい構成
気になる点
- ムックのため最新情報ではない
- 体系的教科書ではない
- 中古流通が中心
出版社
白夜書房
発売日
2010年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
メッシのドリブル大攻略、ってタイトルに引かれますね。シャビやイニエスタまで載っているのが意外でした。
佐藤メバル
そう、これは「中学サッカー小僧」のムックで、メッシを軸に据えつつ世界の名手を多数取り上げているんだ。
ロッベンやC・ロナウド、カカ、ルーニー、それに松井大輔、遠藤保仁、闘莉王も出てくる。視点が多彩で読み物として面白い。
橘ナナミ
教科書というより、読み物に近い感じですか?サッカー雑誌をめくる感覚で気軽に読めるとうれしいんですけど。
佐藤メバル
うん、気軽な雑誌感覚で世界の名手をまるごと味わえる。体系立てて覚えたいなら別の本、でも楽しく読みたい中高生にはこれだね。

ドリブルで1対1に勝つ!!: フットサル&サッカーで使える超絶テクニック30 エスポルチ藤沢・広山晴士の
広山晴士 著|マイナビ出版(MCプレス)
¥2,379(税込)
エスポルチ藤沢の広山晴士による、フットサルとサッカーの両方で使える超絶テクニックをまとめた一冊。1対1で勝つための技に絞り、付属のDVDビデオで動きを収録している。フットサル由来の狭い局面の技術はサッカーでも応用が効くのが強みで、間合いの詰まった場面で差をつけたい選手に向く。
こんな人におすすめ
フットサルとサッカーの両方で活躍したい選手。1対1の駆け引きを強くしたい人、狭い局面での技術を磨きたい中級者以上に向く。短い紙面で要点をつかみたい人にも。
良い点
- フットサル由来の技も学べる
- 1対1に絞った構成
- DVDで動きを確認できる
気になる点
- ページ数が少なく網羅性は限定的
- DVD再生環境が必要
- 内容紹介が簡素
出版社
マイナビ出版(MCプレス)
発売日
2004年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
フットサルとサッカー両方で使えるって、どういうことなんですか? コートの広さが全然違いますよね。
佐藤メバル
そこが面白くてね。フットサルは狭い局面での技術が発達している。間合いの詰まった状態で相手を外す動きは、サッカーの1対1でも大いに活きるんだ。
この本は広山晴士さんの超絶テクニックを、DVD付きで30紹介している。
橘ナナミ
1対1に絞ってるのが逆にいいですね。絞ったほうが身につきそうです。欲張らないほうが上達するんでしょうか。
佐藤メバル
そう。フットサルをやっている人にも、サッカー一本の人にも、駆け引きの引き出しを増やす一冊になるよ。

【特別版】REGATEドリブル塾が教える サッカースーパースター神ワザドリブルテクニック50(特典:イラストレーターJERRYが描く世界のスーパースター・REGATE スマホ壁紙4種 データ配信)
REGATEドリブル塾 著|徳間書店
¥1,980(税込)
REGATEドリブル塾代表のTAKUYAが、世界のスーパースターから選んだ神ワザを10選手×5技の計50紹介する一冊。メッシ、C・ロナウド、ネイマール、ロナウジーニョ、ヤマル、三笘、エムバペ、ヴィニシウスらが並ぶ。全スキルにQRコードが付き、動画と連動して習得できる。スターの特徴解説と練習法も収録した決定版だ。
こんな人におすすめ
スター選手の技を真似して試合で使いたい小中高生。動画と照らし合わせながら学びたい人、選手ごとの特徴も知りたいファンにも。推しの技から入りたい人に向く。
良い点
- 10選手×5技を収録
- 全スキルQRコード付き
- 練習法も掲載
気になる点
- スター中心で基礎は薄い
- 特別版のため価格は高め
- 網羅より魅力重視
出版社
徳間書店
発売日
2025年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
さっきの50技とはまた違う、スター選手の技を集めた本なんですね。メッシにヤマル、三笘選手も載ってる!
佐藤メバル
そう。こちらはTAKUYAさんが世界のスーパースターから「神ワザ」を選んで、10選手×5技の計50にまとめたものなんだ。
メッシ、C・ロナウド、ネイマール、ロナウジーニョ、アザール、イニエスタ、ヤマル、三笘、エムバペ、ヴィニシウスと、顔ぶれも豪華だよ。
橘ナナミ
選手ごとに技を覚えられるのが、ファン心に刺さりますね。好きな選手のページから読んでもいいんでしょうか。
佐藤メバル
しかも全スキルにQRコードが付いて動画と連動する。各選手の特徴や練習法まで載っているから、憧れを実践に変えたい人にぴったりだね。

試合で即使える! ドリブル&シュート神レッスン
LISEM 著|KADOKAWA
¥1,760(税込)
登録者数30万人超えの「リゼム LISEM CHANNEL」による初の著書。メンバーはプロユース出身者やU18日本代表経験者らで、テーマは「試合で即使える」。ドリブルとシュートに特化し、1週間トレーニングプログラムまで公開するのが特徴。パスやボールの受け方、駆け引き、判断力にも触れ、テクニックだけで終わらせない。
こんな人におすすめ
練習の成果を試合で出したい選手。短い期間で伸びを実感したい人、判断力まで含めて学びたい中高生以上のプレーヤーに向く。何から手をつけるか迷っている人にもいい。
良い点
- 試合で使えるに特化
- 1週間プログラム付き
- 判断力の解説も収録
気になる点
- ドリブル単体の網羅性は劣る
- シュートと二本立て
- YouTube前提の読者向け
出版社
KADOKAWA
発売日
2026年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「試合で即使える」、これまた刺さる言葉ですね。しかもYouTubeチャンネル30万人のリゼムさんなんですね。
佐藤メバル
そう、リゼム初の著書だよ。メンバー全員がプロのユース出身で、プロ経験者やU18日本代表、ソサイチ日本代表の経験者もいる。
ドリブルとシュートに特化して、基本から応用までの練習法と、1週間のトレーニングプログラムを公開しているんだ。
橘ナナミ
1週間プログラム、具体的でいいですね。何をやればいいか迷わなそうですし、続けられそうじゃないですか。
佐藤メバル
そこが強みだね。パスの出し方やボールの受け方、ディフェンスを惑わす駆け引き、判断力まで触れている。技だけでなく「考えて動く」ところまで行きたい人に向くよ。

サッカーシュート&ドリブル上達BOOK
成美堂出版
成美堂出版による、シュートとドリブルをまとめて上達させることを狙った一冊。ドリブル単体ではなく、点を取るところまでを見据えて技術を並べているのが特徴で、ゴール前で使うという目的がはっきりしている。同じ「シュート&ドリブル」系の一冊と比べても、出版社のガイド本らしく構成が整っていて入りやすい。
こんな人におすすめ
ドリブルからシュートまでを一続きで練習したい選手。点に結びつける技術を意識したい小中学生、チーム指導の参考にしたいコーチにも。目的を見失わず練習したい人に向く。
良い点
- シュートとドリブルを一冊で
- 目的がゴールに明確
- 入門ガイドとして整う
気になる点
- 個別技術の深掘りは控えめ
- 著者情報が表記なし
- 上級者には物足りない
出版社
成美堂出版
発売日
2006年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これもシュート&ドリブルですか。ドリブルだけを扱った本と比べたときに、どんな違いがあるんでしょうか?
佐藤メバル
ドリブルは最終的に点につながらないと意味が薄れるからね。この本はドリブルとシュートをセットで扱って、ゴールまでの流れを意識させる構成なんだ。
出版社のガイド本らしく整っていて入りやすい。
橘ナナミ
「ゴール前で使う」って視点、確かに大事かも。技を覚えるだけで満足しちゃいけないと、改めて思います。
佐藤メバル
そう、技のための技にならない。小中学生が目的を見失わずに練習するのにいい。コーチがチーム練習の参考にするにも使いやすい一冊だよ。

身になる練習法 サッカー ボールを運ぶ力を鍛えるトレーニング
浅野智久 著|ベースボール・マガジン社
¥1,650(税込)
浅野智久による、ボールを運ぶ力を鍛えるトレーニングをまとめた一冊。「抜く」ではなく「運ぶ」に焦点を当てているのが特徴で、ドリブルを突破の道具としてだけでなく、前進する技術として捉え直せる。同じベースボール・マガジン社の川島和彦の一冊が理論寄りなのに対し、こちらは練習法そのものに重心がある。
こんな人におすすめ
相手を抜くより、運んで前進する力を伸ばしたい選手。練習メニューを増やしたい指導者、攻撃の組み立てに関わる中盤の選手にも向く。チーム練習の引き出しを増やしたい人にも。
良い点
- 運ぶ力に特化した練習集
- 理論と練習の橋渡しになる
- 指導者のメニュー作りの参考に
気になる点
- 抜く技術の解説は少ない
- 内容紹介が簡素
- 個人向けというより組織向け
出版社
ベースボール・マガジン社
発売日
2017年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「ボールを運ぶ力」って、また抜く技とは違うんですね。同じドリブルでも、目指すものが違うんでしょうか?
佐藤メバル
抜くのは目の前の相手を外す技術、運ぶのは前にボールを進める技術だよ。現代サッカーでは運ぶ力の重要度が上がっていて、この本はそのためのトレーニングをまとめている。
橘ナナミ
練習法に重心があるから、指導者さんが読んでも役立ちそうですね。すぐチーム練習に取り入れやすいんでしょうか?
佐藤メバル
そう、そこが川島さんの理論書との違いだね。チームのメニューに取り入れやすい。個人で前進力を伸ばしたい中盤の選手にもいいよ。

ジュニアサッカークリニック2025春・夏(エースになれる ドリブル&フィニッシュ) (B.B.MOOK)
サッカークリニック編集部 著|ベースボール・マガジン社
¥1,350(税込)
サッカークリニック編集部のムック。「2024年度の全日本U-12サッカー選手権大会に出場した8チーム」への取材を通して、「エースになれる ドリブル&フィニッシュ」を特集する。全国の強豪の実例が並ぶのが雑誌ならではで、一般論ではなく現場の声から学べる。子どもを伸ばしたい大人の参考にもなる一冊だ。
こんな人におすすめ
ジュニア年代でエースを目指す小学生とその保護者。全国の強豪チームの考え方を知りたいコーチ、育成に関心のある指導者にも読んでほしい。現場の声に触れたい人に向く。
良い点
- U-12全国出場チームの声
- ドリブルとフィニッシュの特集
- 保護者・指導者にも有益
気になる点
- ムックのため情報が特定期
- 時季限定の内容
- 体系書ではない
出版社
ベースボール・マガジン社
発売日
2025年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これだけ雑誌のムックですね。全国の強豪チームに取材してるのが気になります。生の声が読めるんですか?
佐藤メバル
そう、2024年度の全日本U-12選手権に出場した8チームに聞いた「エースになれる ドリブル&フィニッシュ」が特集なんだ。
一般論じゃなく、現場でどう教えているかの声が集まっている。
橘ナナミ
ジュニアの親御さんが読むと参考になりそう。うちは子どもいないんですけど、そういう立場の人にいいんですね。
佐藤メバル
まさに。指導者や保護者が、全国の強豪の考え方に触れられる。ドリブル本を選ぶときに、こういう現場の生の声を混ぜるのがおすすめだよ。

サッカークリニック2018年12月号 特集「ドリブル強化書」
サッカークリニック編集部 著|ベースボール・マガジン社
サッカークリニック2018年12月号の特集「ドリブル強化書」。ドリブルは魅力的だが、場所やタイミングを考えずに使うと「使えない選手」と見られる厄介さも持つ。諸刃の剣としてのドリブルを正面から扱い、効果的なドリブルを身につけて武器にする方法を考える。技術だけでなく使いどころを問う視点が貴重だ。
こんな人におすすめ
ドリブルを武器にしたいが独りよがりが不安な選手。使いどころを考えたい中高生、選手にドリブルを指導するコーチにも向く。上手さと賢さを両立させたい人に読んでほしい。
良い点
- ドリブルの功罪を正面から扱う
- 使いどころを問う視点
- 指導者にも示唆が大きい
気になる点
- バックナンバーで入手しづらい
- 号単位で他記事も混在
- 体系書ではない
出版社
ベースボール・マガジン社
発売日
2018年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「ドリブルはうまいけどサッカーはへた」って、けっこうキツい言葉ですね…。そういう選手、本当にいるんですか?
佐藤メバル
でも、サッカーの歴史では実際にそういう選手がいて、表舞台から消えていった。だからこの特集は、ドリブルを諸刃の剣として正面から扱っているんだ。
うまくなるだけじゃなく、いつ・どこで使うかを考えよう、というのがテーマだね。
橘ナナミ
技術だけ学んで満足しちゃダメなんですね。使いどころを考えること、すごく大事なんだなと実感しました。
佐藤メバル
そこに気づける人は強いよ。バックナンバーだから手に入りにくいのは難点だけど、内容は今読んでも古びない。指導者にも読んでほしい。

500円でどんどん上達! サッカー ドリブル (学研スポーツムックサッカーシリーズ)
ストライカーDX編集部 著|学研プラス
ストライカーDX編集部による、手軽に詳しくサッカーテクニックを学べる一冊。プレーヤーが最も身につけたい「ドリブル」に焦点を当て、ここ数年のサッカーシーンで見られた基本ワザや流行ワザを、デモンストレーターの連続写真でレッスンする。価格を抑えたムックで、気軽に技を眺めて覚えたい人の入り口になる。
こんな人におすすめ
費用を抑えて手軽にドリブル技を眺めたい初心者。流行のワザを連続写真で確認したいキッズや中高生、電子版で気軽に読みたい人にも。まずは一冊試して技の引き出しをざっと増やしたい人、気になるワザの動きを写真で追いたい人に向く。
良い点
- 価格を抑えたムック
- 連続写真で動きを追える
- 流行ワザを押さえられる
気になる点
- 電子版向けの作り
- ハイライト・検索が使えない
- 網羅性は限定的
出版社
学研プラス
発売日
2016年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
500円でどんどん上達! って、価格を前面に出した本は珍しいですね。電子版なのは、そういうことなんでしょうか。
佐藤メバル
そう、これは電子版を想定した手軽なムックで、ドリブルに焦点を当てている。ここ数年の基本ワザや流行ワザを、デモンストレーターの連続写真で追える構成なんだ。
文字列のハイライトや検索が使えないといった制約もあるけど、そのぶん手に取りやすい。
橘ナナミ
まず手軽に一冊、技の引き出しを覗きたい人向けですね。ドリブルの入り口としては、すごく良さそうに思います。
佐藤メバル
そういうこと。気軽な入り口として使って、本格的に学びたくなったら別の本へ、という流れでいいと思うよ。

500円で必ずうまくなるサッカ-ドリブル: すぐ使えるフェイント (GAKKEN SPORTS MOOK)
菊原志郎 著|学研プラス
菊原志郎による、すぐ使えるフェイントに焦点を当てた一冊。価格を掲げたシリーズの一冊で、手を出しやすいのが魅力。フェイントに絞っているため、シザースやボディフェイントなど「相手を外す動き」をまとめて確認したい選手に向く。同じシリーズのドリブル編と並べて、技の整理に使えるのがいいところだ。
こんな人におすすめ
まずはフェイントを覚えたい初心者。安く一冊試したい小中学生、フェイントだけを手早く整理したい大人の選手にも向く。技を絞って一度まとめて覚えたい人にちょうどいい。
良い点
- フェイントに特化した構成
- 手に取りやすい価格のシリーズ
- すぐ使える技に絞る
気になる点
- 内容は限定的
- 著者情報以外の紹介が少ない
- 上級者には物足りない
出版社
学研プラス
発売日
2009年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これも500円シリーズですね。さっきのはドリブル全般で、こちらは「フェイント」に絞ってあるんですね。
佐藤メバル
そう、菊原志郎さんの本で、すぐ使えるフェイントに特化している。同じシリーズだけど切り口が違うから、技をまとめて確認したいときに使い分けるといい。
橘ナナミ
フェイントって奥が深いですから、絞ったほうが覚えやすいのかもしれません。あれもこれもだと混乱しそうです。
佐藤メバル
そうだね。まずはフェイントだけ、と決めて一冊試すのは合理的だよ。安価だからこそ、気軽に手を出せるのがこのシリーズの良さなんだ。

サッカー ドリブル 懐理論
footballhack 著
footballhackによる、ドリブルを理論から捉え直す一冊。ドリブルの技術を「リズム変化」「角度変化」「姿勢変化」「フィジカルコンタクト」「浮き玉の駆け引き」の5要素で定義し、その組み合わせで相手を騙す仕組みを解く。50年前から存在し50年後も続く普遍的なルールとして提示し、連続写真と動画で解説。マラドーナの5人抜きなど具体的な場面も収録する。
こんな人におすすめ
ドリブルを感覚でなく論理で理解したい選手・指導者。子どもに教えたい保護者、伸び悩みを感じる中級者以上にも向く。試合観戦や分析がもっと楽しくなりたい人に読んでほしい。
良い点
- 5要素でドリブルを定義
- 連続写真と動画で解説
- 名場面の分析も収録
気になる点
- ボリュームが大きく通読が重い
- 動画前提の面がある
- 独特の用語に慣れが必要
出版社
詳細情報なし
発売日
2018年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「懐理論」…って何でしょう? ラグビーでもないし、サッカーの言葉なんでしょうか?聞いたことがないです。
佐藤メバル
これはfootballhackさんが唱えた考え方で、ドリブルの「懐」に注目したものなんだ。ドリブルの技術を、リズム変化・角度変化・姿勢変化・フィジカルコンタクト・浮き玉の駆け引きの5要素で定義して、その組み合わせで相手を騙す仕組みを解いている。
独特の用語も「謎の言葉シリーズ」として論理的に説明してくれるよ。
橘ナナミ
マラドーナの5人抜きとか、メッシ対ボアテングまで載ってるんですね。読み物としても面白そうじゃないですか。
佐藤メバル
そう、名場面を具体例に据えているから理解しやすい。50年後も続く普遍的なルールとして書かれているのがこの本の立ち位置だね。
感覚じゃなく論理で知りたい人に届けたい一冊だよ。
主要なドリブル本は「何が重なるか」で整理する
橘ナナミ
同じ系統の本を2冊買ってしまうのが怖いんです。重なりの整理はできますか?
佐藤メバル
できる。まず岡部将和さんの2冊。『ドリブルデザイン』は第1章でロジック、第2章で基本的なテクニック、第3章でメッシやムバッペ、ネイマール、アザール、C・ロナウドらのドリブルを独自の視点で分析し、第4章で「夢ノート」と挑戦の大切さを語る。マンガ版『マンガでよくわかる! 99%抜けるドリブル理論』はそれをオリジナルストーリーで漫画化したもので、骨格は重なる。理屈を読み込むなら前者、物語として入るなら後者で、両方揃える必要は基本的にない。
橘ナナミ
なるほど! じゃあ「技の網羅」系はどうですか?
佐藤メバル
REGATEドリブル塾の『1対1で勝つ! 突破のドリブルテクニック50』は初級・中級・上級・カミワザと段階を追って50技を並べ、最後にネイマール、メッシ、久保建英のドリブルの秘密をコラムで扱う。特別版の『サッカースーパースター神ワザドリブルテクニック50』は10選手×5技という形でスター選手の技を並べ替えた作りで、最終章にコーンドリブルやリフティングなどの練習法が入る。技を練習メニューとして並べたいか、スター選手の引き出しとして眺めたいかで選ぶといい。レガテドリブル塾の『サッカー ドリブルテクニック超入門』は、二人が子どもの頃から練習してきた基本技と練習法をまとめた入門寄りだから、ここも役割が分かれている。
橘ナナミ
川島和彦さんの本は?
佐藤メバル
『スペイン流2大テクニック』は「運ぶドリブル」と「抜くドリブル」を目的別に分けて解説するのが核。もう一冊の『サッカー個を強くするドリブル練習』は練習法に軸足がある。浅野智久さんの『身になる練習法 サッカー ボールを運ぶ力を鍛えるトレーニング』もタイトル通り「運ぶ力」に寄った一冊だから、この3冊はテーマが近く、重ねて買う必要は薄い。
橘ナナミ
特化か総合か、の見極めも知りたいです。
佐藤メバル
目次に「ドリブル」以外の項目がどれだけ並ぶかで見ればいい。『試合で即使える! ドリブル&シュート神レッスン』はキックとシュートまで含む総合型、『サッカーシュート&ドリブル上達BOOK』もタイトルに両方が入る。最初の1冊をドリブルに絞るなら特化型、長く使うなら総合型と覚えておいて。
読む順番ロードマップと、練習への落とし込み
橘ナナミ
ロードマップを決めるなら、どう並べますか?
佐藤メバル
小1〜小4なら漫画版『99%抜けるドリブル理論』か『サッカー ドリブルテクニック超入門』で1冊目。高学年〜中学生は『1対1で勝つ! 突破のドリブルテクニック50』で技の引き出しを作り、2冊目に『ドリブルデザイン』か『サッカードリブル解剖図鑑』で理屈を足す。高校生・大人の初心者は『スペイン流2大テクニック』で「運ぶ」と「抜く」の区別から入り、必要なら『サッカー ドリブル 懐理論』へ。ただし懐理論はリズム変化・角度変化・姿勢変化・競り合い・浮き球という5要素で整理する本格派だから、最初の1冊にすると重いかもしれない。
橘ナナミ
読んだあと、実際の練習にどう落とすかが一番悩みます。
佐藤メバル
一週間で組み替えるのがおすすめだよ。週のはじめにコーンドリブルでタッチを確認、中盤は本で読んだ技を1つだけ選んで反復、週末の試合で1回使ってみる。「5つ覚えて0回使う」より「1つ覚えて1回使う」ほうが確実に残る。『試合で即使える! ドリブル&シュート神レッスン』は一週間トレーニングプログラムをそのまま公開しているから、組み方の見本にしやすい。
保護者・指導者のための選び方と、買い方の現実的な話
橘ナナミ
子どものために買う保護者の立場だと、何を気にすべきですか?
佐藤メバル
まず、その子が自分で読めるかどうか。低学年なら漫画形式や、『500円でどんどん上達! サッカー ドリブル』『500円で必ずうまくなるサッカードリブル』のような廉価なものから試すと失敗しにくい。指導者なら『サッカークリニック2018年12月号 特集「ドリブル強化書」』が扱う「ドリブルは諸刃の剣」——うまいのに使えない選手が生まれる問題——まで読んでおくと、指導の言葉が変わる。『ジュニアサッカークリニック2025春・夏』のような年代別特集のムックも現場目線の材料になる。
橘ナナミ
中古や絶版の話も聞きたいです。
佐藤メバル
雑誌ムックは流通が限られるから、中古で探す前提で動くといい。古い号は技術そのものが古びなくても、練習環境の前提は今と違うと心得ておく。『サッカー教本-ドリブル編』のように個人が作った教本はそもそも出回りが少ない。見つからなければ役割の近い本で代替するほうが早い。1冊を探し続けるより、役割の近い本で始めるのが現実的だね。
橘ナナミ
最後に、向き不向きを教えてください。
佐藤メバル
『ドリブルデザイン』は理屈を言葉で追いたい人、漫画版は物語で入りたい人、『サッカードリブル解剖図鑑』はトップ選手の思考に触れたい人、REGATE・レガテ・リゼムは動画で真似したい人、懐理論は論理で完全に理解したい人。動画は「できる形」を見せるのが得意で、「なぜ抜けるか」を言語化するのは本の役割。本で理屈、動画で再現、ここを分けて考えると独学の穴が埋まるよ。
よくある質問
ドリブルが上手くなる本はどれが一番おすすめですか?
橘ナナミ
ドリブルが上手くなる本はどれが一番おすすめですかについて教えてください。
佐藤メバル
目的で分かれます。相手を抜く理屈を学ぶなら岡部将和『ドリブルデザイン』や三笘薫『サッカードリブル解剖図鑑』、技の段階を追うならREGATEドリブル塾『1対1で勝つ! 突破のドリブルテクニック50』。理屈と実践を1冊で押さえたいなら『ドリブルデザイン』が起点になります。
小学生(低学年)でも読めるドリブルの本はありますか?
橘ナナミ
小学生(低学年)でも読めるドリブルの本はありますかについて教えてください。
佐藤メバル
『マンガでよくわかる! 99%抜けるドリブル理論』はベストセラー『ドリブルデザイン』をオリジナルストーリーで漫画化したもので、サッカーキッズに打ってつけの一冊です。『500円でどんどん上達! サッカー ドリブル』のような廉価なムックも導入に向きます。まずは漫画形式か廉価版から試すと失敗しにくいです。
三笘薫のドリブル本とドリブルデザインは何が違うのですか?
橘ナナミ
三笘薫のドリブル本とドリブルデザインは何が違うのですかについて教えてください。
佐藤メバル
『サッカードリブル解剖図鑑』は三笘薫選手本人が「抜ける理屈」をイラストと解説で解剖した本。『ドリブルデザイン』は岡部将和さんがロジック→基礎テクニック→超一流選手の分析という順で整理した本です。選手自身の視点か、指導者の視点かが大きな違いで、内容の重複は多くありません。
ドリブル本は紙とKindleどちらで買うべきですか?
橘ナナミ
ドリブル本は紙とKindleどちらで買うべきですかについて教えてください。
佐藤メバル
図解を見開きで眺めたり書き込んだりしたいなら紙。持ち歩きや動画リンクとの相性なら電子が便利です。『サッカー ドリブル 懐理論』は連続写真と動画で解説する電子向けの作りで、廉価ムックにもタブレット前提の商品があります。購入前に読み方の前提を確認しておきましょう。
1冊だけ選ぶなら初心者向けはどれですか?
橘ナナミ
1冊だけ選ぶなら初心者向けはどれですかについて教えてください。
佐藤メバル
技の種類を広く知りたいなら『サッカー ドリブルテクニック超入門』、理屈から入りたいなら『マンガでよくわかる! 99%抜けるドリブル理論』が読みやすいです。最初の1冊は「読み切れるか」で選ぶのが失敗しないコツです。
ドリブル本を読むだけで本当に上手くなりますか?
橘ナナミ
ドリブル本を読むだけで本当に上手くなりますかについて教えてください。
佐藤メバル
読むだけでは変わらない、が正直なところです。本は理屈と選択肢を与えますが、タッチは反復でしか身につきません。本で1つ選び、その週に練習して試合で1回使う。読む→試す→戻るの往復が最短ルートです。
大人から始めた初心者にも役立つドリブル本はありますか?
橘ナナミ
大人から始めた初心者にも役立つドリブル本はありますかについて教えてください。
佐藤メバル
『スペイン流2大テクニック』は「運ぶドリブル」と「抜くドリブル」を目的別に分けて解説しており、大人のフットサルや草サッカーでも使える考え方です。REGATEドリブル塾の本もキッズから中高生、大人まで参考になるとされています。「抜く」より「運ぶ」から始めるのがおすすめです。
ドリブル練習は本と動画どちらで学ぶべきですか?
橘ナナミ
ドリブル練習は本と動画どちらで学ぶべきですかについて教えてください。
佐藤メバル
役割が違います。動画は動きの再現に強く、本は「なぜ抜けるか」を言葉で整理するのに向きます。REGATEドリブル塾やレガテドリブル塾、リゼムの本はQRコードで全メニューを動画確認できる構成。本で理屈→動画で再現の順が頭に入りやすいです。
まとめ
橘ナナミ
今日の話、けっこう目から鱗でした。私はずっと「どれが一番か」で選ぼうとしていました。
佐藤メバル
一番を決める必要はないんだよ。書店員時代、売れ筋だけを並べた棚を作って、あとで自分で見直したことがある。同じ顔の本が並んで、どれも「これを読めばうまくなる」と言っているようで、選ぶ側の立場を置き去りにしていた。その子の今の目的に効く1冊を置くほうが、結局は遠回りにならない。
橘ナナミ
その基準、覚えておきます。まず1冊、動画つきのものを選んで、理屈の本を2冊目に置く——この順番でいこうと思います。
佐藤メバル
それでいい。読み終わったら、練習のときに1つだけ試してみて。うまくいかなければ本に戻ればいい。何度も往復するうちに書き込みが増えていく。それは、その子の成長の記録みたいなものになるんだ。
橘ナナミ
素敵ですね。ドリブルの本って、自分専用のコーンのようなものなのかもしれません。置いておくだけで、次にどこへ運べばいいかを教えてくれる。
佐藤メバル
いいまとめだね。コーンは自分では動かないけれど、置き方ひとつでドリブルの角度が変わる。本も同じで、読む順番と置き方しだいで、抜ける道筋が見えてくるよ。
