サッカーのテクニックが学べる本のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年10月
橘ナナミ
佐藤さん、サッカーのテクニック本を調べてるんですけど、書店の棚を見ても数が多すぎて、どれから手を出せばいいのか全然わからないです……。
佐藤メバル
いい質問だね。書店員時代、サッカーの棚はいちばん混線しやすい棚だったよ。「うまくなりたい人」と「子どもに読ませたい親御さん」が同じ場所に集まるからね。だから僕はいつも、自分はどの局面を伸ばしたいのかから聞くようにしているんだ。
橘ナナミ
局面、ですか?
佐藤メバル
うん。サッカーの技術は「止める・蹴る・運ぶ・外す・受ける」に分けられる。風間八宏の『技術解体新書 サッカーの技術を言葉で再定義する』は、まさにその言葉で技術を整理し直した本で、指導者の人たちがこぞって読む一冊なんだ。ここを起点にすると、必要な本がぐっと絞れる。
橘ナナミ
なるほど……!「なんとなくうまくなりたい」で選んでいたのが、そもそも失敗だったんですね。
佐藤メバル
そう、そこなんだよ。じゃあ選び方の軸を、順番に見ていこうか。
サッカーのテクニックが学べる本の選び方
目的別で選ぶ
橘ナナミ
目的別って、たとえばどんな分かれ方をするんですか?
佐藤メバル
ドリブルなら『ドリブルデザイン 日本サッカーを変える「99%抜けるドリブル理論」』や、三笘薫が自身の技術を図解した『サッカードリブル解剖図鑑』。キックやシュートなら中西哲生の『サッカー 世界標準のキックスキル』で、「軸足抜き蹴り足着地」という考え方を軸に蹴り方を6カテゴリーに分けている。トラップなら土屋慶太の『ファーストタッチ』——タイトルどおり、止めてから次のアクションにつなぐところまでを扱っているよ。
橘ナナミ
守備や、ボールを持っていないときの動きは?
佐藤メバル
そこは意外と薄い。守備やオフザボールは技術本というより戦術本の守備範囲になりやすい。だから「攻撃の技術を1冊、守備は戦術書で補う」という買い方が現実的だね。
レベル別で選ぶ
橘ナナミ
小学生と大人だと、同じ本でいいんでしょうか。
佐藤メバル
分けたほうがいい。小学生なら『マンガでよくわかる! プロ選手が教えるサッカーテクニック』や『サッカーテクニックまんが ちょいテク』のように、マンガで入れる本が強い。文章だけの技術書を低学年に渡しても、まず読まれないからね。中高生なら『サッカー足ワザ大事典』のように連続写真で細かい動きを追える本、大人の再入門なら『個人技で魅せる! サッカー 究極のテクニック』のように基礎からスゴ技まで写真と図解で整理された本が入りやすい。
橘ナナミ
身体の発達に合わせる、という話も聞いたことがあります。
佐藤メバル
そう。小学生に大人向けの筋出力前提のキック理論を渡しても再現できない。年齢ではなく「今できる身体の動き」に合う本を選ぶのがコツだよ。
形式別で選ぶ
橘ナナミ
図解か動画か、ということですよね。
佐藤メバル
連続写真で追うなら『サッカー足ワザ大事典』や『超絶スキルアップ! サッカー足ワザ』。動画と連動させたいなら、レガテドリブル塾の『サッカー ドリブルテクニック超入門』や『1対1で勝つ! 突破のドリブルテクニック50』で、QRコードから全メニューの動画を確認できる。DVD付きなら『フットサル&サッカー超実践足技×抜き技トリックテクニック』があるね。
橘ナナミ
動画があると、フォームの誤解が減りそうです。
佐藤メバル
まさにそこ。紙は「なぜその動きが効くのか」を理解するのに向いていて、動画は「どう動いているか」を目で確かめるのに向いている。両方そろっている本は、上達のスピードが違うよ。
ポジション別で選ぶ
橘ナナミ
GKやDFでも、同じテクニック本を読んでいいんでしょうか。
佐藤メバル
フィールドプレーヤー向けが多いから、GKは『サッカーのテクニック』のように、ゴールキーパーの技術まで章立てで押さえている本を選ぶといい。中西哲生がトッププレーヤーの技とあわせて解説している本だね。DFは対人守備が要るから、ドリブル本で「抜かれない側の理屈」を読むのが意外に効く。FWは『サッカー 世界標準のキックスキル』のように、フィニッシュまで一直線につながる本が向いている。
媒体別で選ぶ
橘ナナミ
紙と電子書籍、どっちがいいんでしょう?
佐藤メバル
練習に持ち込むなら紙が強い。電子版しか無い、あるいは電子版に注意書きがある本もあって、たとえば『レアル・マドリード スター軍団のテクニック』は電子版が本誌のみでDVD映像が付かない。映像が付くのは紙だけ、というケースがあるので購入前に確認すること。読み放題サービスの対象かどうかは時期で変わるから、気になった時点で自分で確かめるのが確実だよ。
予算別で選ぶ
橘ナナミ
予算の目安も知りたいです。
佐藤メバル
1冊目は、手に取りやすい価格帯の入門〜中級書で十分。2冊目は「軸を変える」のがおすすめで、ドリブルを1冊読んだなら次はキック、キックを読んだなら次はトラップ。同じジャンルを2冊並べても、学びはあまり増えないからね。
サッカーのテクニックが学べる本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
サッカーのテクニックが学べる本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい

ドリブルデザイン 日本サッカーを変える「99%抜けるドリブル理論」
岡部将和 著|東洋館出版社
¥1,000(税込)
「なぜ抜けるのか」を技の前に言葉で説明してくれる一冊です。第1章でロジックを示し、第2章ではタッチと距離の考え方やササクレタッチなど独自の基本技術へ。第3章はムバッペ、ネイマール、アザール、C・ロナウド、アルトゥール、メッシのドリブルを細かい視点で分析し、第4章では夢ノートと挑戦の大切さを語ります。技のカタログではなく原理から入る構成で、独学で伸び悩む人の土台を作り直せます。
こんな人におすすめ
ドリブル練習をしているのに試合で抜けない中高生から大人の選手、そして選手に伝える言葉を探している指導者。動画で知って、考え方を文字で整理したい人にも。技より先に理屈を知りたい場面に向きます。
良い点
- 抜ける理由をロジックから解説
- 世界のスター6人の分析を収録
- 夢ノートで考え方も学べる
気になる点
- 実技の動画は付属しない
- 技数は絞られている
- 理論パートはやや硬め
出版社
東洋館出版社
発売日
2019年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「99%抜ける」って、ずいぶん思い切った言い切りですよね。本当にそんなに抜けるものなのか、正直気になります。
佐藤メバル
いいところに引っかかりましたね。著者の岡部将和はドリブルデザイナーとして、プロ選手や子どもたちにドリブル指導をしてきた人です。
この本の面白さは、技の説明より先に第1章でロジックを置いていること。相手を抜くための考え方を言葉にしてから、第2章でタッチと距離の考え方やササクレタッチといった独自の技術へ進みます。
数字の真偽より、理屈で説明してくれる点が貴重なんです。
橘ナナミ
ササクレタッチ、名前だけでもう気になります。ほかの章も気になってきました。
佐藤メバル
第3章は世界の舞台で活躍する選手の分析、第4章は夢ノートとチャレンジの話です。技を丸暗記するのではなく、考え方を手に入れる本として読んでほしいですね。
読み終わると、試合中の選手の動きの見え方まで変わりますよ。

技術解体新書 サッカーの技術を言葉で再定義する
風間八宏 著|カンゼン
川崎フロンターレや名古屋グランパスでの指導で知られる風間八宏の技術論を、戦術ライティングの書き手が徹底取材し、図解を交えて解説した一冊です。「止める」「蹴る」「運ぶ」「受ける」「外す」「打つ」「守る」という独特の言葉でサッカーの本質を追究します。技名ではなく概念から入るのが特徴で、同じプレーでも見え方が変わります。
こんな人におすすめ
うまくならない理由を体のせいにしてきた選手、そして指導者。日本代表選手やプロのベテランでも伸びるという風間理論を、自分のプレーに当てはめて考えたい人。プレーを言葉で捉え直したい場面に向きます。
良い点
- 独特の言葉で技術を再定義
- 図解つきで読みやすい
- 観る・教える視点も得られる
気になる点
- 技の手順書ではない
- 実践メニューは少なめ
- 考え方の好みが分かれる
出版社
カンゼン
発売日
2017年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「外す」って、サッカーの技術の名前としてはあまり聞いたことがありません。パスを外す、とは違うんですよね?
佐藤メバル
そこが風間理論の面白さです。この本は「止める」「蹴る」「運ぶ」「外す」「受ける」「打つ」「守る」という独特の言葉で、サッカーの技術を定義し直しています。
川崎フロンターレや名古屋グランパスでの指導で知られる考え方を、戦術ライティングの書き手が徹底取材して図解つきでまとめた一冊。
技の名前を覚えるのではなく、プレーを言葉で捉え直すのが狙いです。
橘ナナミ
言葉にすると、自分のプレーのどこがズレているのか見えてきそうですね。
佐藤メバル
まさにそこです。第5章では風間理論とサッカーの本質まで踏み込んでいます。うまくならないのは体の問題ではなく、認識の問題かもしれない——そう気づかせてくれます。
観る側も教える側も、一度は通っておきたい一冊ですね。

サッカー足ワザ大事典 (GAKKEN SPORTS BOOKS)
ストライカーDX編集部 著|学研プラス
¥1,650(税込)
ドリブル、コントロール、パス、シュートの4ジャンルに分けて、あらゆる足ワザを200プレー紹介するテクニック集の決定版です。ジャンル内はシザーズ、ルーレットといったカテゴリー別に整理され、たとえばシザーズだけで10種類。各プレーは連続写真とポイント写真でレッスンします。引いて使える辞典型で、226ページのボリュームを辞書として活用できます。
こんな人におすすめ
技の名前と形を一致させたい小中学生から大人の選手、そしてメニューを組み立てる指導者。練習前に該当ページを開き、自分がやっている技の名前を確認したい場面に向きます。
良い点
- 200プレーと網羅性が高い
- 連続写真で流れが追える
- ジャンル別で探しやすい
気になる点
- 通読には向かない
- 動画教材ではない
- 持ち歩くには厚め
出版社
学研プラス
発売日
2015年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
200プレーって、もう辞典ですよね。全部覚えるのは無理そうですが……。
佐藤メバル
辞典として使うのが正解です。ドリブル、コントロール、パス、シュートの4ジャンルに分かれていて、たとえばシザーズだけでも10種類。
連続写真とポイント写真で動きの流れを追えるので、辞書的に引いて練習メニューを拾う使い方が向いています。
橘ナナミ
シザーズだけで10種類あると、自分がやっていたのはどれなんだろうって確認したくなります。
佐藤メバル
そうやって名前と形を一致させていくと、試合中の引き出しが増えます。世界のサッカーシーンで繰り出されている足ワザが載っている、という安心感も大きいですね。

【特別版】REGATEドリブル塾が教える サッカースーパースター神ワザドリブルテクニック50(特典:イラストレーターJERRYが描く世界のスーパースター・REGATE スマホ壁紙4種 データ配信)
REGATEドリブル塾 著|徳間書店
¥1,980(税込)
REGATEドリブル塾が、世界のスーパースター10選手×5技、計50のドリブルとフェイントを紹介する一冊です。メッシ、C・ロナウド、ネイマールに加え、ロナウジーニョ、アザール、イニエスタ、ラミン・ヤマル、三笘薫、エムバペ、ヴィニシウスが並びます。各スキルにQRコードが付き、写真と動画を往復して覚えられるのが強み。特別版にはスター選手のスマホ壁紙データの特典も付きます。
こんな人におすすめ
好きな選手の技を真似したい小中学生、そして短い時間で効率よく技を増やしたい選手。憧れの選手の動きを動画で確認しながら練習したい場面や、少人数で技を教え合う練習に向きます。
良い点
- 10選手×5技と選びやすい
- QRコードで動画と連動
- 練習法も掲載されている
気になる点
- 技の網羅性は絞られる
- 動画視聴が前提になる
- 特典はデータ配信のみ
出版社
徳間書店
発売日
2025年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これ、特典でスマホ壁紙のデータが付くんですね。ドリブル本で壁紙って、ちょっと意外です。
佐藤メバル
特別版ならではの遊び心ですね。中身はREGATEドリブル塾が選んだ、世界のスーパースター10選手×5技の計50技。
メッシ、C・ロナウド、ネイマールから、ロナウジーニョ、アザール、イニエスタ、ラミン・ヤマル、三笘薫、エムバペ、ヴィニシウスまで並びます。
各スキルにQRコードが付いていて、写真と動画を往復しながら覚えられる構成です。
橘ナナミ
動画があると、写真だけでは分からないタイミングまでつかめそうです。
佐藤メバル
第4章ではコーンドリブルやリフティングなど、その技を実現するための練習法も紹介されています。技を見て終わらないのがいいところですね。

1対1で勝つ! 突破のドリブルテクニック50
REGATEドリブル塾 著|鉄人社
REGATEドリブル塾のTAKUYAとしょうちゃんによる、ドリブルテクニックの教科書です。初級・中級・上級、そして二人それぞれのカミワザ編まで、合計50の技を紹介。すべてのメニューがQRコードの限定動画で確認できます。巻末にはネイマール、メッシ、久保建英のドリブルの秘密を読むコラムも。難易度の階段を順に上がっていける構成です。
こんな人におすすめ
初歩の技から順番に身につけたいキッズ年代、そして大人になってからドリブルを学び直したい人。自分がどの段階にいるかを確かめながら練習したい場面や、技の名前を覚えて仲間と共有したいときに。
良い点
- 初級からカミワザまで50技
- QRコードの限定動画つき
- スター選手のコラムも収録
気になる点
- 電子版は機能が制限される
- 紙と動画の併用が前提
- 技の背景理論は少なめ
出版社
鉄人社
発売日
2021年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
電子版の注意書きが細かい……文字の拡大ができないんですね。だったら紙のほうがよさそうですか?
佐藤メバル
スマホで読むなら紙が無難かもしれません。内容は初級・中級・上級、そしてTAKUYA編としょうちゃん編のカミワザまで、50のドリブルテクニックを難易度順に並べた教科書です。
QRコードから限定動画に飛べるので、レベルの階段を一段ずつ上がっていけます。コラムではネイマール、メッシ、久保建英のドリブルの秘密も読めますよ。
橘ナナミ
カミワザの章、名前だけでもう惹かれます。マジックパナとかサムライとか。
佐藤メバル
名前を覚えるだけでも楽しいですが、まずは初級編から。文章、写真、動画の三点で確認できるのがこの本の強みです。

スペイン流2大テクニック 運ぶドリブル&抜くドリブルをマスターする本 新版
川島和彦 著|マイナビ出版
¥1,595(税込)
スペインでは、空いた空間にボールを動かす「運ぶドリブル」と、対峙した相手の裏を突く「抜くドリブル」を分けて考えます。世界を制したつなぐサッカーや圧倒的なボールポゼッションを支える技術であり、体格の近い日本人が見習うべき要素が詰まっています。目的から逆算して技術を選ぶ視点が得られる新版で、実践法と練習法を160ページに整理しています。
こんな人におすすめ
ドリブル=抜くことだと思っている選手、そして育成年代の指導者。スペインの育成環境に関心がある人や、ポゼッションのなかでボールを運ぶ力を伸ばしたい場面に向きます。
良い点
- 運ぶと抜くを分けて解説
- 体格差を前提にした内容
- 育成の最新トピックに触れる
気になる点
- 派手な技集ではない
- スペイン流に寄った視点
- 実践には場の工夫が要る
出版社
マイナビ出版
発売日
2016年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
スペインでは「ドリブル」を2つに分けて呼ぶんですか? 日本だと一括りにしていますよね。
佐藤メバル
そこがこの本の核です。スペインでは、空いた空間にボールを運ぶ「運ぶドリブル」と、対峙した相手の裏を突く「抜くドリブル」を分けて考えます。
世界を制したつなぐサッカーや圧倒的なボールポゼッションを支える技術で、体格の近い日本人が見習うべき要素が詰まっていると著者の川島和彦は説きます。
目的から逆算して技術を選ぶ視点が得られますよ。
橘ナナミ
なるほど、抜くことだけがドリブルじゃないんですね。
佐藤メバル
新版として160ページにまとまり、ジュニア年代からスペインの強豪クラブに入団する選手が増えている背景にも触れています。育成の現場にも刺さる一冊です。

サッカードリブル解剖図鑑
三笘薫 著|エクスナレッジ
¥1,540(税込)
三笘薫が自身のドリブル技術と理論を、本人の解説と豊富なイラストで徹底図解した一冊です。「僕のドリブルには抜ける理屈がある」という言葉どおり、速さだけではない原理を解剖しています。筑波大学を経て川崎フロンターレ、ブライトンへ。カタール大会のスペイン戦では「三笘の1ミリ」として話題になったアシストもありました。本人の言葉で技術を読める貴重な一冊です。
こんな人におすすめ
三笘薫のプレーを見る目を変えたいファン、そして子どもから大人までの現役選手と指導者。技術で日本のサッカーに貢献したいという本人の思いに触れ、サッカー探究の入り口に立ちたい場面に向きます。
良い点
- 本人の解説と豊富なイラスト
- 128ページで読みやすい
- ファンも選手も楽しめる
気になる点
- 技の網羅本ではない
- 写真より図解が中心
- 一人の選手の技術に絞られる
出版社
エクスナレッジ
発売日
2025年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
三笘薫選手本人が解説している本なんですね。「僕のドリブルには抜ける理屈がある」という言葉が気になります。
佐藤メバル
本人の解説と豊富なイラストで、抜ける原理を解剖した128ページです。速さだけで勝負しているわけではないと分かる。
筑波大学を経て川崎フロンターレ、ブライトンへ進み、カタール大会のスペイン戦ではゴールラインぎりぎりのアシストが「三笘の1ミリ」として話題になりました。
技術で日本のサッカーに貢献したいという思いで書かれた一冊です。
橘ナナミ
子ども向けというより、大人が読んでも深そうですね。
佐藤メバル
日々うまくなろうとしている子、現役のプレーヤー、指導者、ファンまで、と本人が語っています。読んだあと、試合の見え方が変わりますよ。

サッカー 世界標準のキックスキル ~日本では誰も教えてこなかったシュートが決まるフォーム~
中西哲生 著|マイナビ出版
¥1,694(税込)
中西哲生が「日本が世界で戦うための課題はキックだ」と説く一冊です。鍵は「軸足抜き蹴り足着地」。蹴ったあとに軸足を浮かせ、蹴った足で着地する蹴り方で、世界のトッププレイヤーや海外で活躍する日本人が無意識に実践しているとされます。ストレート、アウトカーブ、インカーブ、ストレートインカーブ、スワイプインサイド、ループの6カテゴリーで解説し、ボールの状態別の思考まで踏み込みます。
こんな人におすすめ
シュートやパスの精度に伸び悩んでいる中高生以上の選手、そして指導者。蹴り方の常識を一度疑ってみたい人や、観戦時に選手のキックを見分けたい場面に向きます。
良い点
- 6カテゴリーで蹴り方を整理
- ボールの状態別に解説
- アメフト界との鼎談を収録
気になる点
- 感覚の修正に時間がかかる
- 実践には反復が必要
- 独学だと確認が難しい
出版社
マイナビ出版
発売日
2022年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「軸足抜き蹴り足着地」……軸足を固定するのが基本だと思っていたので、けっこう驚きました。
佐藤メバル
そこを覆すのが中西哲生の主張です。軸足を地面に固定して蹴り足を振り抜く従来の蹴り方では世界と戦えない。
蹴ったあとに軸足を浮かせ、蹴った足で着地する。実は世界のトッププレイヤーが無意識にやっていると説きます。
ストレート、アウトカーブなど6カテゴリーに分けて解説し、ボールの状態別の考え方まで踏み込んでいます。
橘ナナミ
離れていくボール、近づいてくるボールで蹴り方も変わるんですね。
佐藤メバル
巻末にはアメリカンフットボール界で活躍する選手とコーチとの鼎談も収録されています。キックをとことん突き詰めて考える会話は読み応えがありますよ。

ファ-ストタッチ: ボ-ルコントロ-ルから次のアクションへ (シリーズサッカー実戦力を極める 1)
土屋慶太 著|ベースボール・マガジン社
¥1,870(税込)
シリーズ「サッカー実戦力を極める」の第1巻にあたる一冊で、タイトルのとおりファーストタッチ=ボールコントロールから次のアクションへ、という流れを扱います。ボールを止めること自体ではなく、その先に何をするかまで含めて最初の触り方を考える。実戦のなかで生きるタッチをテーマに、199ページで丁寧に掘り下げています。
こんな人におすすめ
トラップしたあとに詰まってしまう選手、そして土台から作り直したい中高生以上。派手な技より基本を固めたい場面や、ボールコントロールの練習を組み立てたいときに。
良い点
- ファーストタッチに特化
- 199ページと内容が厚い
- 次のプレーまで視野に入る
気になる点
- 技の派手さはない
- ドリブル専門書ではない
- 上級者には物足りないかも
出版社
ベースボール・マガジン社
発売日
2016年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「ファーストタッチ」って、ボールを止めることだと思っていました。副題に「次のアクションへ」とあって、ちょっと違うんですね。
佐藤メバル
そう、そこがポイントです。止めるためではなく、次に何をするかまで見据えた最初の触り方。シリーズ名が「サッカー実戦力を極める」で、その第1巻にあたります。
199ページと厚めの一冊で、ボールコントロールの先にある判断まで視野に入れて練習を見直せます。
橘ナナミ
トラップが下手だと次が詰まる、というのは自分もすごく分かります。
佐藤メバル
派手な技の本とは方向性が違いますが、土台を固めたい人ほど効く内容です。地味だと思ったら、一度自分の試合を思い出しながら読んでみてください。

個人技で魅せる! サッカー 究極のテクニック (コツがわかる本!)
藤田俊哉 著|メイツ出版
日本代表で10年にわたり活躍した藤田俊哉が、パス・シュート・ドリブルの基本のコツから、マルセイユルーレットやエラシコといったスゴ技まで、写真と図解で紹介する一冊です。「とめる」「蹴る」の精度、シチュエーション別のシュート、パス精度、個人技、実戦テクニック、練習法の6パート構成。試合で使える手札を増やすという視点で貫かれています。
こんな人におすすめ
基本を一通り押さえつつ個人技も欲しい小中学生から大人の選手。番号の振られたコツを一つずつ試したい場面や、練習メニューの引き出しを増やしたいときに。
良い点
- 基本からスゴ技まで一冊
- コツ番号で整理されている
- 練習法まで収録
気になる点
- 128ページで駆け足になる
- 一つひとつの分量は多くない
- 深掘りは専門書が必要
出版社
メイツ出版
発売日
2013年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
日本代表で10年活躍した藤田俊哉の本ですか。コツが番号で整理されているんですね。
佐藤メバル
「コツがわかる本!」シリーズらしく、一つずつ番号が振られています。「とめる」「蹴る」の精度から始まり、シュート、パス、個人技、実戦的なテクニック、そして練習法まで。
マルセイユルーレットやエラシコといった技も写真と図解で載っています。試合で使える手札を増やすという視点で貫かれているのが特徴です。
橘ナナミ
技術があっても、試合で出せなければ意味がないですもんね。
佐藤メバル
本人が「ゆっくりプレーできる状況なら誰でも正確にできる」と書いているのが印象的で、速い展開の中で出せるかどうかが勝負だと。
128ページと軽いので、最初の一冊にも向きます。

サッカーのテクニック (世界のサッカー大百科 3)
中西哲生 著|岩崎書店
キック、トラップ、ドリブル、シュート、セットプレー、ディフェンス、ゴールキーパーと、サッカーの技術を一冊で俯瞰する構成です。トッププレーヤーの技とあわせて紹介し、中西哲生流のテクニックも収録しています。47ページという短さなので、用語とプレーの地図を先に手に入れるための入門として優れています。
こんな人におすすめ
これからサッカーを見始める人、そして子どもと一緒に学びたい大人。分厚い専門書の前の一冊として、あるいは指導の言葉をそろえる場面に向きます。
良い点
- 技術全体を短時間で把握
- トップ選手の技も紹介
- 子どもにも手に取りやすい
気になる点
- 47ページで物足りない
- 詳しい手順までは踏み込まない
- 上級者には易しすぎる
出版社
岩崎書店
発売日
2010年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
47ページという薄さにびっくりしました。これでキックからゴールキーパーまで載るんですか?
佐藤メバル
載っています。キック、トラップ、ドリブル、シュート、セットプレー、ディフェンス、ゴールキーパーと、技術を一通り俯瞰する構成です。
トッププレーヤーの技とあわせて紹介し、中西哲生流のテクニックも入っています。全体像を短時間でつかむための入り口として優秀ですね。
橘ナナミ
図鑑みたいな感覚で、子どもと一緒にも読めそうです。
佐藤メバル
そういう使い方が向いています。分厚い専門書の前に、まず用語とプレーの地図を持っておくと、後の理解がぐっと速くなりますよ。

レアル・マドリード スター軍団のテクニック (学研スポーツムックサッカーシリーズ)
ストライカーDX編集部 著|学研プラス
世界トップクラスのスター軍団、レアル・マドリードの各選手のテクニックを徹底分析した一冊です。連続写真とポイント写真を追うことで、攻撃から守備までレベルアップできる構成。あこがれのスター選手たちの足ワザを自分のものにしていく、という狙いで作られています。一流の動きを写真で分解して見るのが特徴です。電子版は本誌のみで映像は付きません。
こんな人におすすめ
レアル・マドリードの選手に憧れる小中学生から大人のファン。連続写真で動きの流れを確認したい場面や、守備の技術まで目を向けたいときに。映像を見たい人は書籍版を選ぶと安心です。
良い点
- 攻撃から守備まで分析
- 連続写真で流れが追える
- スター選手の技が対象
気になる点
- 電子版は映像が付かない
- 特定クラブに内容が寄る
- 文章量は多くない
出版社
学研プラス
発売日
2016年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
レアル・マドリードの選手の技を分析した本ですか。電子版はDVDが付かないんですね。
佐藤メバル
そこは注意点です。電子版は本誌のみで映像は付属しません。書籍版には映像が付くので、動きを繰り返し見たい人はそちらを。
内容は連続写真とポイント写真で、スター軍団のテクニックを攻撃から守備まで分析しています。世界トップクラブの選手の足ワザを、自分の練習に置き換えて見ることができる構成です。
橘ナナミ
あこがれの選手の技ができるようになる、というのは確かにわくわくします。
佐藤メバル
写真を追いながら「どこで相手の重心が動くか」を見るだけでも勉強になりますよ。

STREET SOCCER: ブラジルテクニックコレクション
下田哲朗 著|東邦出版
¥2,251(税込)
下田哲朗による、ブラジルのテクニックを集めたコレクションです。東邦出版から189ページで刊行されています。整った練習環境ではなく、路上で育った発想の技に触れられるのがこの本の持ち味。日本の育成本とは違う匂いを持った一冊で、技の引き出しを増やしたい人に向きます。
こんな人におすすめ
型にはまった練習に飽きてきた選手、そしてブラジル流の自由な発想に触れたい人。ストリートサッカーの空気を感じたい場面や、遊びの延長で技を試したいときに。
良い点
- ブラジル由来の技を収録
- 189ページと読み応えあり
- 他書と毛色が違う
気になる点
- 技の体系的な整理は薄め
- 練習手順は誌面で確認を
- 初心者には難所があるかも
出版社
東邦出版
発売日
2004年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「ストリートサッカー」って、ブラジルの街中でやっているサッカーから生まれた技のことですか?
佐藤メバル
タイトルのとおり、ブラジルのテクニックを集めたコレクションです。東邦出版から189ページで出ている一冊で、練習場ではなく路上で磨かれた発想に触れられるのが面白いところ。日本の育成本とは匂いが違います。
橘ナナミ
整った環境じゃなくても上手くなる、というのがなんだか励みになります。
佐藤メバル
そうですね。技の名前や呼び方が日本と違うものもあるので、書店で手に取って、自分のレベルに合うか確かめてから選ぶと安心ですよ。

フットサル&サッカー超実践足技×抜き技トリックテクニック
岩本昌樹 著|永岡書店
岩本昌樹による、足技と抜き技を「トリックテクニック」としてまとめた一冊です。フットサルとサッカーの両方を扱い、付属のDVDで実際の動きを確認できます。135ページとコンパクトにまとまり、競技をまたいで技を共有する発想が特徴です。狭い局面で使う細かいタッチは、サッカーでも生きてきます。
こんな人におすすめ
フットサルとサッカーの両方を楽しむ選手、そして少人数の練習で技を試したい人。DVDを見ながら真似したい場面や、ボール一個で始められるメニューを探すときに。
良い点
- フットサルと両方に対応
- DVD付きで動きが分かる
- 135ページで軽い
気になる点
- DVD再生環境が必要
- 網羅性は高くない
- 理論面の説明は限られる
出版社
永岡書店
発売日
2005年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
フットサルとサッカーの両方を扱っているんですね。DVD付きなのが助かります。
佐藤メバル
足技と抜き技を「トリックテクニック」としてまとめた一冊で、付属のDVDで動きを確認できます。フットサルで使う細かいタッチは、サッカーの狭い局面でも生きる。
競技をまたいで技を共有する発想が特徴です。135ページでコンパクトにまとまっています。
橘ナナミ
フットサルをやっている友達と一緒に練習できそうです。
佐藤メバル
いいですね。ボール一個あれば始められる技が多いので、遊びの延長で試せるのも強みです。

サッカー個を強くするドリブル練習: 差がつく練習法
川島和彦 著|ベースボール・マガジン社
¥1,650(税込)
川島和彦による、ドリブルを鍛える練習法に焦点を当てた一冊です。「個を強くする」「差がつく練習法」という言葉どおり、個人の技術を伸ばすメニューを175ページにまとめています。スペイン流の考え方を扱った同じ著者の理論書と並べると、学んだ理屈を練習に落とし込む流れが作りやすくなります。
こんな人におすすめ
チーム練習とは別に個人で伸びたい選手、そして練習メニューを組む指導者。ドリブルだけを集中して鍛えたい場面や、家や公園での自主練の設計に。
良い点
- ドリブル練習に特化
- 175ページとメニューが豊富
- 同著者の理論書と併用できる
気になる点
- 理論の説明は少なめ
- 指導者の併走があると効果的
- 技の派手さは控えめ
出版社
ベースボール・マガジン社
発売日
2015年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
さっきのスペイン流の本と同じ著者なんですね。こちらは練習法が中心ですか?
佐藤メバル
はい、川島和彦による練習メニュー集です。「個を強くする」「差がつく練習法」という言葉どおり、ドリブルをどう鍛えるかに焦点を当てています。
理論を学んだあとに、実際のメニューを組むための一冊として並べて使うと効果的です。練習の設計図を持ちたい人に向きます。
橘ナナミ
本を2冊並べるの、なんだか贅沢でいいですね。
佐藤メバル
理論と練習はセットですからね。175ページあるので、机の上に置いておいて、その日のテーマで開く使い方が合いますよ。

サッカーシュート&ドリブル上達BOOK
成美堂出版
成美堂出版による、シュートとドリブルを軸にした上達本です。159ページで基本のポイントをまとめており、特定の選手や流派に寄らず基本を広く押さえるタイプ。まず全体像をつかんでから、伸ばしたい分野の専門書に進む、という順番に向いています。著者個人の名前が出ていないぶん、編集の視点で整理されているのも特徴です。
こんな人におすすめ
どの本から読めばいいか迷っている初心者、そして短い時間で要点だけ押さえたい人。最初の一冊として全体像を知りたい場面や、練習テーマを決める前に。
良い点
- シュートとドリブルを一冊で
- 編集目線で整理されている
- 159ページで読み切りやすい
気になる点
- 著者の視点は薄い
- 深い理論までは踏み込まない
- 課題が明確な人には物足りない
出版社
成美堂出版
発売日
2006年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
著者名が見当たらないんですね。出版社が出している上達本、ということですか。
佐藤メバル
そう、成美堂出版の編集による一冊です。タイトルのとおりシュートとドリブルを軸に、159ページで上達のポイントをまとめています。
特定の選手や流派に寄らず、基本を広く押さえるタイプ。最初に全体像をつかんでから、自分の伸ばしたい分野の専門書に進む使い方が合います。
橘ナナミ
じゃあ、どれを買えばいいか迷っている人の最初の一冊に向いていそうですね。
佐藤メバル
ええ。逆に、すでにテーマが決まっている人には物足りないかもしれません。自分の立ち位置を確かめてから選ぶのが大切です。

超絶スキルアップ! サッカー足ワザ (学研スポーツムック)
ストライカーDX編集部 著|学研プラス
ストライカーDX編集部が、C・ロナウド、ネイマール、メッシ、グリーズマンなど、日々進化するスーパースターの最新テクニック50ワザを連続写真で紹介する一冊です。ポイントを写真で覚えて自分のものにする、という構成。同じ編集部の足ワザ大事典が網羅の辞典なら、こちらは旬のスターに絞った実践編という位置づけです。
こんな人におすすめ
最新の技を早く覚えたい中高生、そして友達と技を教え合いたい小中学生。連続写真でポイントを確認したい場面や、話題の選手の技を練習に取り入れたいときに。
良い点
- 最新テクニック50ワザ
- 連続写真で覚えやすい
- スター選手が題材でやる気が出る
気になる点
- 電子版はDVD映像なし
- 網羅性は大事典に劣る
- 技の背景説明は少なめ
出版社
学研プラス
発売日
2017年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
さっきの足ワザ大事典と同じ編集部ですよね。こちらは50ワザと絞られているんですか?
佐藤メバル
そう、ストライカーDX編集部による一冊です。C・ロナウド、ネイマール、メッシ、グリーズマンなど、日々進化するスーパースターの最新テクニックを50ワザ、連続写真で追います。
大事典が網羅の辞典なら、こちらは旬のスターの技に絞った実践編。電子版にはDVD映像が付かない点は覚えておいてください。
橘ナナミ
最新の技が載っていると、友達との練習でも話題になりそうです。
佐藤メバル
連続写真でポイントを覚えて、自分のものにする。まず写真をじっと見るところから始めるのがコツですよ。

サッカー・スーパーテクニック 3
偕成社
偕成社から出ている、31ページの薄い一冊です。内容紹介にあるとおりテーマは「攻撃レベルアップ」。短い紙面で一つのテーマに絞る構成なので、文字が多い本が苦手な子でも最後までたどり着けます。シリーズの3巻目にあたり、まず攻撃から、という区切りが分かりやすいのも利点です。
こんな人におすすめ
サッカーを始めたばかりの小学生、そして活字が苦手な子に一冊目を渡したい保護者。攻撃のプレーだけを短時間で眺めたい場面に向きます。
良い点
- 31ページで挫折しにくい
- テーマが攻撃に絞られる
- 子どもが手に取りやすい
気になる点
- 情報量はかなり少ない
- 守備やGKは扱わない
- すぐ次を探すことになる
出版社
偕成社
発売日
2001年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
31ページ、偕成社。これはもう児童書ですよね。副題に「攻撃レベルアップ」とあります。
佐藤メバル
そう、薄い絵本サイズの一冊で、テーマは攻撃。シリーズの3巻目にあたります。短い紙面で一つのテーマに絞る構成なので、文字が多い本が苦手な子でも最後までたどり着けます。
橘ナナミ
うちの弟にちょうどよさそう。まず攻撃から、という区切りも分かりやすいです。
佐藤メバル
そうやって段階を踏ませるのは大事です。ただ、物足りなくなったら次の一冊が必要になる。その先を探す前提で選ぶといいですね。

サッカー ドリブルテクニック超入門
レガテドリブル塾 著|エクシア出版
¥1,650(税込)
SNS総フォロワー数123万人の「レガテドリブル塾」のタクヤとしょうちゃんが、ドリブルテクニックを伝授する入門書です。二人が子どもの頃から練習してきた基本ワザと、これまで実践してきた練習方法を収録。すべてのドリルがQRコードの動画で確認できます。基本ワザがスーパープレーにつながるという前提で組まれています。
こんな人におすすめ
ドリブルを一から始めたい小中学生、そして何から練習すればいいか分からない大人。動画を見ながら真似したい場面や、基礎を抜けなく積みたいときに。
良い点
- 全ドリルが動画で確認できる
- 基本に絞った構成
- 144ページで取り組みやすい
気になる点
- 難度の高い技は少ない
- 動画視聴が前提になる
- 理論の説明は控えめ
出版社
エクシア出版
発売日
2022年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
SNS総フォロワー123万人って、すごい数ですね。タクヤとしょうちゃんの本ですか。
佐藤メバル
レガテドリブル塾の二人による入門書です。二人が子どもの頃から練習してきた基本のドリブルと、これまで実践してきた練習方法をまとめています。
基本ワザがやがてスーパープレーにつながる、というのがこの本の主張。全ドリルがQRコードの動画で確認できるので、入門者がつまずきにくい設計です。
橘ナナミ
「超入門」と付いていると、始めるハードルが下がりますね。
佐藤メバル
144ページで、まず何からやればいいか分からない人に向いています。同じ塾の本でも、50技を難易度別に並べた本とは役割が違いますよ。

マンガでよくわかる! プロ選手が教えるサッカーテクニック
能田達規 著|学研プラス
元・現日本代表の選手たちが、ドリブル、シュート、トラップ、フリーキック、ヘディング、ディフェンスと、それぞれの得意ワザを伝授する一冊です。マンガで楽しく、わかりやすく学べて実践できる、という作りが特徴。動きの前後関係を物語でつかめるので、文章だけではイメージしにくい読者にも届きます。
こんな人におすすめ
活字の技術書で挫折した小中学生、そして子どもと一緒に学びたい大人。マンガから入って技術に興味を持ちたい場面や、苦手分野を洗い出すときに。
良い点
- マンガで読みやすい
- 幅広い技術をカバー
- 元・現代表選手のワザが題材
気になる点
- フォームの細部は追いにくい
- 写真教材と併用したい
- 上級者には易しい
出版社
学研プラス
発売日
2016年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
マンガでテクニックを学ぶ、というのはどうなんですか? 読み物として終わってしまいませんか?
佐藤メバル
そこが意外と違います。元・現日本代表の選手たちが、ドリブル、シュート、トラップ、フリーキック、ヘディング、ディフェンスと、それぞれの得意ワザを伝授する形になっています。
技術の説明をマンガの流れの中で見せるので、動きの前後関係が頭に残りやすいんです。
橘ナナミ
文章だけだとイメージしにくい子でも、すっと入っていけそうです。
佐藤メバル
そういう読者にこそ効きます。逆に、写真でフォームを細かく確認したい人には別の本が向きますね。

サッカー教室 テクニック編 (マンガでマスター)
名波浩 著|ポプラ社
ポプラ社の「マンガでマスター」シリーズのテクニック編で、名波浩の名前が著者に置かれています。205ページと読み応えがあり、物語を追いながら技術の要点をつかむ作りです。読むことと練習を往復するタイプの一冊で、練習前に該当の章を開く使い方が合います。
こんな人におすすめ
文字中心の技術書が苦手な小中学生、そして体の動かし方を物語でイメージしたい人。必要な章だけを開いて練習前に確認したい場面に向きます。
良い点
- 205ページと読み応えがある
- 物語で動きをイメージできる
- 練習の導入に使いやすい
気になる点
- 索引的に引きにくい
- 写真での確認はできない
- 網羅的な技集ではない
出版社
ポプラ社
発売日
2016年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「マンガでマスター」シリーズで、著者に名波浩の名前があるんですね。205ページと読み応えもありそうです。
佐藤メバル
ポプラ社のこのシリーズは、物語を追いながら技術の要点をつかむ作りです。205ページあるので、一気に読むより、練習の前に該当の章を開く使い方が合います。
読むことと練習を往復するタイプの一冊ですね。
橘ナナミ
勉強の参考書みたいに、必要なところだけ開く感じですか。
佐藤メバル
まさに。名前を覚えるというより、体の動かし方を物語でつかむ。文字が苦手な子の入り口にもなりますよ。

サッカーテクニックまんが ちょいテク 超一流プレーヤーから学ぶちょっとスペシャルなワザ
戸田邦和 著|カンゼン
¥1,320(税込)
「ジュニアサッカーを応援しよう!」の人気連載マンガ「ちょいテク」を書籍化した一冊です。メッシ、C・ロナウド、香川真司、遠藤保仁、長友佑都、シャビ、イブラヒモビッチ、ファン・ペルシー、FCバルセロナが登場し、連載に加えて西部謙司の書き下ろし解説とうまくなるちょいコツ講座を収録。スーパープレーではなく“ちょっとした工夫”に焦点を当てています。
こんな人におすすめ
一流選手の小さな工夫を真似したい小中学生、そして親子で同じ本を読みたい家庭。難しくない技から試したい場面や、戦術の話にも触れたいときに。
良い点
- ちょいテクという切り口が新鮮
- マンガで子どもも読みやすい
- 書き下ろし解説とコツ講座つき
気になる点
- 技の手順を細かく追う本ではない
- 掲載選手が限られる
- 上級者には易しい
出版社
カンゼン
発売日
2012年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「ちょいテク」って、ちょっとしたコツのことですか? メッシやC・ロナウド、香川真司、遠藤保仁、長友佑都まで出てくるんですね。
佐藤メバル
もともと「ジュニアサッカーを応援しよう!」の連載マンガだったものを書籍化した一冊です。連載に加えて西部謙司の書き下ろし解説と、サッカーがうまくなるちょいコツ講座が収録されています。
一流の選手の“ちょっとした工夫”に焦点を当てるのがこの本ならでは。シャビ、イブラヒモビッチ、ファン・ペルシー、FCバルセロナも登場します。
橘ナナミ
スーパープレーじゃなくて、ちょいテクなのがいいですね。真似できそうで。
佐藤メバル
192ページ、手に取りやすい厚みです。マンガなので、子どもも大人も同じ本で楽しめますよ。

サッカー (できる! スポーツテクニック )
宇野勝 著|ポプラ社
小学高学年から中学生向けのスポーツハウツーシリーズのサッカー編です。シュートやドリブル、パス、コントロールといった攻撃のプレーに加え、タックルやゴールキーピングなどの守備も扱います。たくさんの連続写真で細かい動きが分かるのが特徴で、これから始める子ともっとうまくなりたい子の両方に届く作りです。
こんな人におすすめ
サッカーを始めた小学高学年から中学生、そしてわが子に一冊渡したい保護者。守備も含めて実戦的な技術を知りたい場面や、スター選手のプレーを参考にしたいときに。
良い点
- 対象年齢がはっきりしている
- 連続写真で動きが分かる
- 守備やGKも収録
気になる点
- 大人の上級者には易しい
- 160ページで情報量は標準
- 戦術の話は少なめ
出版社
ポプラ社
発売日
2010年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
小学高学年から中学生向け、とありますね。連続写真で細かい動きが分かるらしいです。
佐藤メバル
そう、このシリーズは対象がはっきりしています。シュートやドリブル、パス、コントロールといった攻撃のプレーに加えて、タックルやゴールキーピングまで。
守備も含めて実戦的な技術を、たくさんの連続写真で解説します。これから始める子と、もっとうまくなりたい子の両方に届く作りです。
橘ナナミ
現在活躍するスーパースターのプレーも紹介されているんですね。
佐藤メバル
ええ、そこがモチベーションになります。160ページあるので、順番に読み進めるより、練習テーマごとに開くのがおすすめです。

サッカー: 基本練習もテクニックもこれ1冊でOK (わくわくチャレンジブックス 3)
フレーベル館
フレーベル館の「わくわくチャレンジブックス」の一冊で、151ページ。タイトルのとおり、基本の練習とテクニックを一冊にまとめるコンセプトで作られています。あれこれ買う前に全体を見渡すための入り口として使いやすく、自分に足りない部分を探すのにも向いています。
こんな人におすすめ
どの本を買えばいいか決めきれない初心者、そして図書館でまず試したい人。一冊で全体像を押さえたい場面や、練習テーマを選ぶ前に。
良い点
- 基本とテクニックを一冊で
- 初心者にやさしい構成
- テーマ選びの地図になる
気になる点
- 各項目の深掘りは浅い
- 上達後は物足りない
- 専門書の併用が前提
出版社
フレーベル館
発売日
1997年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「基本練習もテクニックもこれ1冊でOK」って、タイトルからして頼もしいですね。
佐藤メバル
フレーベル館の「わくわくチャレンジブックス」の一冊で、151ページ。基本の練習とテクニックを一冊にまとめる、というコンセプトそのままの作りです。
あれこれ買う前に、まず全体を一冊で見てみるという選び方に向いています。
橘ナナミ
図書館で借りて、自分に足りないところを見つけるのに使えそうです。
佐藤メバル
そうですね。絞り込みたい人には物足りないでしょうから、入り口としてどうぞ。

ザ・サッカー イラスト版: 初心者のための基本テクニックと練習法 (プレイスポーツ)
日本文芸社
日本文芸社から出ている158ページの一冊で、初心者に向けて基本テクニックと練習法を紹介します。写真ではなくイラストで解説するタイプなので、体の使い方を図でつかむのに向いています。動きの途中が写真では分かりにくい、という人には助かる作りです。
こんな人におすすめ
サッカーを始めたばかりの子どもとその保護者、そして写真教材が頭に入りにくい人。まず基本の形を図で確認したい場面や、練習の順番を知りたいときに。
良い点
- イラストで動きが追いやすい
- 初心者向けに整理されている
- 158ページで一通り学べる
気になる点
- 細かいフォームは分かりにくい
- 上級テクニックは扱わない
- 動画教材と併用したい
出版社
日本文芸社
発売日
1986年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
イラスト版、しかも「初心者のための」とあるので、写真の本よりとっつきやすそうですね。
佐藤メバル
日本文芸社から出ている158ページの一冊で、基本テクニックと練習法を紹介しています。写真だと動きの途中が分かりにくい、という人にはイラストのほうが助かることも多い。
体の使い方を図でつかむタイプの本ですね。
橘ナナミ
初心者向けだと、そもそも何を練習すればいいか分からないところから助かります。
佐藤メバル
そこです。うまくなってきたら、連続写真や動画付きの本へ進む。その最初の段階として置いておくといい一冊です。
名著・定番本はなぜ今も読み継がれるのか
橘ナナミ
昔からある定番の本って、新しい本が出ても読まれ続けている気がします。なぜですか?
佐藤メバル
いいところに気づいたね。理由はシンプルで、技術の原理は流行で変わらないからなんだ。風間八宏の『技術解体新書 サッカーの技術を言葉で再定義する』は、「止める」「蹴る」「運ぶ」「外す」「受ける」という言葉で技術を整理し直した本で、川崎フロンターレや名古屋グランパスでの指導を取材してまとめられている。観る側・プレーする側・教える側の三方向に効くから、古びないんだよ。
橘ナナミ
なるほど。藤田俊哉さんの『個人技で魅せる! サッカー 究極のテクニック』も、日本代表で10年に渡って活躍した人の言葉だから重みがありますよね。
佐藤メバル
そう。あの本は「とめる」「蹴る」の精度から、シュート、パス、ドリブル、セットプレー、ディフェンス、そして練習法へと章が続いていく。現役時代に培ったものをそのまま並べている構成だから、読者は「誰の、どんな場面に効くか」を自分で選べる。これが定番の強さだね。
読む順番でつくる上達ロードマップ
橘ナナミ
何冊か買うなら、順番ってありますか?
佐藤メバル
あるよ。1冊目は「型」を覚える本がいい。『サッカー ドリブルテクニック超入門』のように、基本のドリブルと練習法がQRコードの動画つきで並んでいる本は最初の一冊に向いている。2冊目で「勝負の場面」に進む。『1対1で勝つ! 突破のドリブルテクニック50』は初級・中級・上級と難易度で章が分かれているから、自分の位置が測れるんだ。
橘ナナミ
3冊目は?
佐藤メバル
「理屈」に戻る。『ドリブルデザイン 日本サッカーを変える「99%抜けるドリブル理論」』や三笘薫の『サッカードリブル解剖図鑑』は、なぜ抜けるのかを言葉と図で説明してくれる。技を覚えたあとに理屈を入れると、応用が利くようになる。書店員だった頃、「技→勝負→理屈」の順で売ると、同じお客さんが3冊とも読み切ってくれたのは今でも覚えているよ。
橘ナナミ
練習への落とし込みも気になります。読んだあと、何をすればいいんでしょう?
佐藤メバル
練習メニューまで載っている本を選ぶのが近道だね。川島和彦の『サッカー個を強くするドリブル練習』は練習法そのものが主題だし、『スペイン流2大テクニック 運ぶドリブル&抜くドリブルをマスターする本 新版』は「運ぶ」「抜く」を分けて練習法まで踏み込んでいる。レガテドリブル塾の本も、コーンドリブルやリフティング、ターンといった練習が章になっているよ。
技術本と戦術本は役割が違う
橘ナナミ
技術本と戦術本は、どう使い分けるんでしょう。
佐藤メバル
技術本は「自分とボールの関係」、戦術本は「自分と味方と相手の関係」。『サッカーのテクニック』はキック、トラップ、ドリブル、シュート、セットプレー、ディフェンス、ゴールキーパーまで章立てで押さえているけれど、これはあくまで個人の技術の話。オフザボールの動きやチームの約束事は戦術本の担当なんだ。
橘ナナミ
選び方で失敗しがちなパターンも知りたいです。
佐藤メバル
よくあるのは3つ。ひとつは、いきなりカミワザ集から入ること。『超絶スキルアップ! サッカー足ワザ』のような本は魅力的だけど、基本が抜けていると試合では使えない。ふたつめは、年齢や身体に合わない理論を選ぶこと。みっつめは、動画だけ見て理屈を飛ばしてしまうこと。QRコード付きの本は便利だけど、本に書かれたポイントを読んでから動画を見ると、吸収がまったく違うよ。
よくある質問
サッカー初心者が最初に読むべきテクニック本はどれ?
橘ナナミ
サッカー初心者が最初に読むべきテクニック本はどれについて教えてください。
佐藤メバル
『サッカー ドリブルテクニック超入門』や『サッカー: 基本練習もテクニックもこれ1冊でOK』のように、基本と練習法がセットで並んでいる本が向いています。いきなり難易度の高い技だけを集めた本から入ると、試合で使えないまま終わりやすいです。「型を覚える」目的で選ぶのが最初の一冊のコツです。
小学生・子ども向けのサッカー技術本のおすすめは?
橘ナナミ
小学生・子ども向けのサッカー技術本のおすすめはについて教えてください。
佐藤メバル
『マンガでよくわかる! プロ選手が教えるサッカーテクニック』や『サッカーテクニックまんが ちょいテク 超一流プレーヤーから学ぶちょっとスペシャルなワザ』のように、マンガで入れる本が向いています。活字だけの技術書は低学年だと読み切れません。『サッカー (できる! スポーツテクニック)』は小学高学年から中学生向けに作られているので、学年の目安としても参考になります。
ドリブルが上手くなる本はどれがいい?
橘ナナミ
ドリブルが上手くなる本はどれがいいについて教えてください。
佐藤メバル
理屈から入るなら『ドリブルデザイン 日本サッカーを変える「99%抜けるドリブル理論」』、自分の技術を解剖したいなら三笘薫の『サッカードリブル解剖図鑑』、動画と一緒に覚えたいなら『1対1で勝つ! 突破のドリブルテクニック50』が候補になります。何を「抜ける」と定義するかが本ごとに違うので、目次を比べてみるといいですよ。
キック・シュート精度を上げたい時に読む本は?
橘ナナミ
キック・シュート精度を上げたい時に読む本はについて教えてください。
佐藤メバル
中西哲生の『サッカー 世界標準のキックスキル』が第一候補です。「軸足抜き蹴り足着地」という考え方を軸に、蹴り方を6つのカテゴリーに分けて解説しています。ボールの状態別の思考まで書かれているので、シュートだけでなくパスの精度も見直せます。
大人からサッカーを始める人に向く技術本は?
橘ナナミ
大人からサッカーを始める人に向く技術本はについて教えてください。
佐藤メバル
『個人技で魅せる! サッカー 究極のテクニック』や『スペイン流2大テクニック 運ぶドリブル&抜くドリブルをマスターする本 新版』が入りやすいです。前者は基礎からスゴ技まで写真と図解で整理されていて、後者は「運ぶ」「抜く」という目的別に技術が分かれています。大人から始める人は、まず理屈から入るほうが遠回りに見えて近道です。
技術本は紙と電子書籍どちらで買うべき?
橘ナナミ
技術本は紙と電子書籍どちらで買うべきについて教えてください。
佐藤メバル
練習に持ち込むなら紙がおすすめです。電子版に注意書きがある本もあって、たとえば『レアル・マドリード スター軍団のテクニック』は電子版が本誌のみでDVD映像が付きません。動画連動の本はQRコードをスマホで読むので電子でも困りませんが、映像が付くのは紙だけというケースがあるため、購入前に確認してください。
本を読むだけで本当にサッカーは上手くなる?
橘ナナミ
本を読むだけで本当にサッカーは上手くなるについて教えてください。
佐藤メバル
残念ながら、読むだけでは上手くなりません。ただし、理屈を知っていると練習の質が変わります。『ドリブルデザイン』には、著者が夢を実現するために実践してきた「夢ノート」の話も収録されていて、技術だけでなく向き合い方まで扱っています。読んで終わりにせず、練習メニューのある本と組み合わせるのが現実的です。
1冊だけ選ぶならどのテクニック本がいい?
橘ナナミ
1冊だけ選ぶならどのテクニック本がいいについて教えてください。
佐藤メバル
横断的に技術を整理したいなら、風間八宏の『技術解体新書 サッカーの技術を言葉で再定義する』が軸になります。「止める」「蹴る」「運ぶ」「外す」「受ける」「打つ」「守る」と章が分かれているので、自分の弱点がどこかを特定しやすい。1冊で全部を賄おうとせず、1冊で「地図」を持つつもりで選ぶといいです。
まとめ
橘ナナミ
今日はたくさん教えてもらって、棚の見え方が変わりました。目的で選ぶ、レベルで選ぶ、形式で選ぶ……順番まで決まると、もう迷わない気がします。
佐藤メバル
それなら何よりだよ。最後にひとつだけ。本を読んだだけでうまくなる人はいない。でも、読んで理屈を知っている人は、同じ練習量でも伸び方が違う。そこだけ覚えて帰ってくれたらいい。
橘ナナミ
それ気になります! 具体的には、どう違うんですか?
佐藤メバル
たとえば失敗したときに「なぜ外したか」を自分で説明できるかどうか。ただ蹴って外した人と、軸足の向きを疑える人では、次の一本が変わる。技術書は、その「疑う目」をくれる道具なんだ。
橘ナナミ
なるほど……本は答えというより、問いの作り方を教えてくれるんですね。
佐藤メバル
うまいこと言うね。そう、テクニック本は、ボールを蹴る前の軸足みたいなものだよ。地味で、派手な技の陰に隠れがちだけど、軸足がずれていたら、どんなに強く振り抜いてもボールは狙ったところへ飛んでいかない。まず軸足を決めてから、蹴り足を選んでいこう。
