サッカーの神様に関する本のおすすめ人気ランキング23選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年10月
橘ナナミ
佐藤さん、「サッカーの神様」で調べものをしていたら、本が何冊も出てきて、しかも中身がぜんぜん違うみたいで……どれから読めばいいのか分からなくなっちゃいました。
佐藤メバル
いい質問だね。そこがこのテーマで最初につまずくポイントなんだ。「サッカーの神様」という言葉は、まずペレを指す呼称として使われる。ブラジル出身で、サッカーの歴史そのもののような選手だね。ところが書名に「神様」が入る本はほかにもたくさんあって、それが検索結果をにぎやかにしている。
橘ナナミ
あっ、そういうことか。「神様」という同じ言葉でも、指している相手が違うんですね。
佐藤メバル
そう。たとえば『マジック・ツリーハウス 第38巻 サッカーの神様』は、ジャックとアニーがペレに会うために1970年のワールドカップの決勝戦を見に行く物語だし、近藤篤さんの『サッカーという名の神様』はNHK出版の生活人新書、竹下裕二さんの『サッカーの神様のひとり言』、高橋英辰さんの『神様はサッカー特派員』、そしてジーコさんの『神様ジーコのワールドカップの英雄たち』もある。名前は似ていても、まったく別の本なんだよ。
橘ナナミ
なるほど……! 同じ棚に並んでいたら、ぜんぶ同じシリーズに見えちゃいそうです。じゃあ、自分が「何を知りたいのか」から決めるのが大事なんですね。
佐藤メバル
その通り。ここからは、選ぶときのものさしを順番に見ていこう。
サッカーの神様に関する本の選び方
読み手の年齢で選ぶ
橘ナナミ
子どもに読ませる場合と、大人が自分で読む場合では、選び方は変わりますか?
佐藤メバル
変わるね。未就学児から小学校低学年なら『マジック・ツリーハウス 第38巻 サッカーの神様』が入口として自然だ。物語として読めるから、サッカーの知識がなくてもついていける。もう少し人物の人生を追いたくなったら、集英社の学習まんが『世界の伝記NEXT ディエゴ・マラドーナ』。ふりがな付きで、アルゼンチンの貧しい家庭に生まれた少年がプロデビューし、1986年のワールドカップで頂点に立つまでをまんがでたどれる。中高生から大人なら自伝や評伝のほうが響く。クライフの自伝や、ネイマールの『父の教え、僕の生きかた』がその代表だね。
目的で選ぶ
橘ナナミ
「物語を読みたい」と「戦術を学びたい」では、まるで違う棚ですよね。
佐藤メバル
そう、そこを混ぜないこと。物語を味わうなら、はらだみずきさんの『サッカーの神様をさがして』。サッカー部のない新設高校で、部の創設に奔走する春彦と、右足にハンデを持つ不思議な生徒の物語で、最後の夏までが描かれる青春小説だ。選手や監督の人生を知りたいなら、イアン・スプラッグによるクリスティアーノ・ロナウドとエムバペの評伝、イニエスタの物語が読みやすい。試合の見方が変わる歴史と戦術なら後藤健生さんの『ワールドカップ最強伝説』、遊び心のあるフットボール論なら『レジェンドへの挑戦状』。プレーそのものを学ぶなら『スーパースターに学ぶサッカー』だね。
形式で選ぶ
橘ナナミ
まんが、写真集、小説、自伝……形式が多いと、かえって迷います。
佐藤メバル
形式は「読む体力」に直結するから、正直に選んでいい。まず見て楽しむなら、フォトグラファー清水和良さんによる撮りおろし写真で約300名を紹介する『サッカースーパースター名鑑』や、『ワールドサッカースーパースター完全ガイド』のようなビジュアル本。読むなら望月三起也さんの『サッカー・スーパースター まんが版』、文字でじっくりなら自伝や評伝、物語なら『サッカーの神様をさがして』。あとから引く図鑑的な使い方なら名鑑が向いているよ。
「神様」の対象で選ぶ
橘ナナミ
ペレ、マラドーナ、メッシ……。「神様」と呼ばれる選手で選ぶのもアリですか?
佐藤メバル
いい選び方だね。ペレなら『マジック・ツリーハウス 第38巻 サッカーの神様』。マラドーナなら学習まんがの『世界の伝記NEXT ディエゴ・マラドーナ』で、中村憲剛さんが帯で触れている「5人抜き」の神業までたどれる。メッシやC・ロナウド、ネイマール、エムバペ、イニエスタはスポーツノンフィクションやビジュアル本で追える。イブラヒモビッチ、アンリ、ファン・バステンをまとめて読みたいなら『サッカーレジェンドの軌跡FW②』、ジーコなら『神様ジーコのワールドカップの英雄たち』だ。
読了レベルで選ぶ
橘ナナミ
普段あまり本を読まない友だちに渡すなら、どれがいいでしょう?
佐藤メバル
その場合は写真やまんがから入るのが間違いない。初めての1冊なら名鑑やビジュアル本、学習まんが。逆に読み慣れている人には、クライフの自伝のように厚みのある一冊や、鼎談形式で読ませる『ワールドカップ最強伝説』、対話の掛け合いが楽しい『レジェンドへの挑戦状』が満足度が高いよ。
用途で選ぶ
橘ナナミ
読書感想文やギフトだと、選び方も変わりますか?
佐藤メバル
感想文なら、主人公の気持ちを追える物語が書きやすい。『サッカーの神様をさがして』は「サッカー部をつくる」という出来事がはっきりしているから、自分と重ねて書ける。ギフトなら、巻頭にカラー写真が入ったネイマールの自伝や、写真の多い名鑑だと開いた瞬間に伝わる。自分用に歴史をじっくり、というなら後藤健生さんの一冊を選んでおくと外さないよ。
サッカーの神様に関する本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、23冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
サッカーの神様に関する本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい

ヨハン・クライフ自伝 サッカーの未来を継ぐ者たちへ
ヨハン・クライフ 著|二見書房
¥2,090(税込)
2016年3月に亡くなる前、クライフが初めて自らの生涯を振り返った自伝。選手としてアヤックスをUEFAチャンピオンズカップ3連覇に導き、1974年ワールドカップは決勝で西ドイツに敗れ準優勝、バロンドールを3度受賞。引退後はバルセロナ監督としてリーガ・エスパニョーラ4連覇とUEFAチャンピオンズカップ優勝を果たした。巻末の「14のルール」に、テクニックは「基礎を学ぶこと」、学ぶことは「練習は裏切らない」と、サッカー観が凝縮されている。その遺伝子はグアルディオラやイニエスタ、メッシに受け継がれたと本人の言葉で語られる。
こんな人におすすめ
戦術や育成に関心のある人、指導者・コーチを目指す人、バルセロナやグアルディオラのルーツを知りたいファン。人生の書として自伝を味わいたい読者にも向く。
良い点
- 本人の言葉で生涯と思想を追える
- 14のルールが実践の指針になる
- 後進への継承が具体的に語られる
気になる点
- 戦術の詳細な図解はない
- サッカー用語がやや多め
- 死去後の続きは本人の筆ではない
出版社
二見書房
発売日
2017年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「サッカーの神様」で検索すると、まず名前が挙がるのがクライフですよね。でも選手時代の映像しか見たことがなくて、この自伝で何が読めるのか気になります。
佐藤メバル
これは2016年3月に亡くなる前に、クライフ本人が初めて自分の生涯を振り返った一冊です。アヤックスでのUEFAチャンピオンズカップ3連覇、1974年ワールドカップの準優勝、バロンドール3度という選手時代。
引退後はバルセロナの監督としてリーガ4連覇とチャンピオンズカップ優勝を果たしました。その遺伝子はグアルディオラやイニエスタ、メッシに受け継がれたと、本人の言葉で語られています。
橘ナナミ
戦術の本というより、人生の本なんですね。巻末の「14のルール」も気になります。
佐藤メバル
そこが読みどころです。テクニックは「基礎を学ぶこと」、学ぶことは「練習は裏切らない」、個性は「自分自身であれ」。
戦術書ではなく、サッカーをどう考えるかの哲学が14項目に凝縮されている。指導者の方にも刺さるはずです。
書店員時代、この本をきっかけに指導者の棚をまるごと作り替えたことがありました。

学習まんが 世界の伝記NEXT ディエゴ・マラドーナ (集英社版・学習まんが 世界の伝記NEXT)
千田純生 著|集英社
¥1,210(税込)
集英社の学習まんが『世界の伝記NEXT』の一冊で、マラドーナの日本初の伝記まんが。アルゼンチンの貧しい家庭で育ち、サッカーでプロになり家族のために大きな家を買うことを夢見た少年が、15歳でプロデビュー、16歳で代表に選出される。そして1986年メキシコ大会で神業の「5人抜き」ゴールを達成するまでを描く。全ページふりがな付きで小学校低学年から読め、年表や解説ページも充実。帯には元プロサッカー選手の中村憲剛さんが「6歳のぼくはマラドーナの魔法にかかった」と推薦文を寄せている。
こんな人におすすめ
小学生のサッカー少年・少女、はじめて偉人伝に触れる子、読み聞かせをしたい保護者。マラドーナを知らない大人の入門としても読める。
良い点
- 全ページふりがな付きで低学年から読める
- 日本初のマラドーナ伝記まんが
- 年表・解説ページも充実
気になる点
- 128ページで描ける範囲は限られる
- 大人には物足りない可能性
- 映像の迫力までは再現されない
出版社
集英社
発売日
2022年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これは子ども向けですか? 「神様」というと大人の評伝を想像していたので、ちょっと意外でした。
佐藤メバル
集英社の学習まんが『世界の伝記NEXT』の一冊で、マラドーナの日本初の伝記まんがなんですよ。ふさふさ髪の少年ディエゴが、貧しい家庭から15歳でプロデビュー、16歳で代表に選ばれ、1986年メキシコ大会の「5人抜き」ゴールに至るまでがまんがで追えます。
全ページふりがな付きなので、小学校低学年から読めます。
橘ナナミ
帯に中村憲剛さんの言葉がありますね。『6歳のぼくはマラドーナの「魔法」にかかった』って、それが今の小学生にもそのまま起きるかもしれないと思うと、いい帯だなあ。
佐藤メバル
まさにそこです。巻末にはマラドーナとプレーした最後の日本人、亘崇詞さんのインタビューも収録されていて、年表や解説ページも充実しています。
子どもの入門書でありながら、大人が読んでも発見がある。学習まんがは「読ませる本」ではなく「一緒に読む本」だと、僕は棚を作りながらいつも思っています。

サッカーの神様をさがして (角川文庫)
はらだみずき 著|KADOKAWA
はらだみずきさんによる角川文庫の青春小説。サッカーをするつもりで入学した新設高校にはサッカー部自体がなく、春彦は部の創設に奔走する。そこへ右足にハンデを持つ不思議な生徒が現れ、コーチになりたいと告げる。果たしてサッカー部として認められるのかという難題が立ちはだかり、やがて彼らは最後の夏を迎える。かけがえのない出逢いと別れ、輝かしい日々と、人生に立ち止まった今が重ねて描かれる。実在選手の評伝ではなくフィクションだからこそ、「神様」という言葉の意味を自分の問題として問い直せる。
こんな人におすすめ
学生時代に部活へ打ち込んだ人、今は別の道で立ち止まっている大人、スポーツ小説を久しぶりに読みたい読者。
良い点
- 部活の空気感が生々しい
- ハンデを持つコーチの造形が深い
- 現在と過去を往復する構成
気になる点
- 実在選手の話ではない
- サッカーの試合描写は控えめ
- 文庫なので図版はない
出版社
KADOKAWA
発売日
2015年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
ここで小説が入ってくるんですね。しかもタイトルがずばり『サッカーの神様をさがして』。これ、実話なんですか?
佐藤メバル
いい質問だね。これははらだみずきさんの青春小説で、フィクションです。新設高校にサッカー部がなくて、春彦が創設に奔走する。
そこへ右足にハンデを持つ不思議な生徒が現れて「コーチになりたい」と言う。果たしてサッカー部として認められるのかという壁と、最後の夏が描かれます。
橘ナナミ
ハンデを持つ人がコーチになる、という設定が気になります。選手じゃなくて、教える側なんですね。
佐藤メバル
そう、そこがこの本の核です。派手な必殺技の話ではなく、なぜ人がサッカーに救われるのかを、出逢いと別れ、そして人生に立ち止まった「今」を往復しながら書いている。
書店員時代、部活をやめた大学生に真っ先に薦めていた一冊で、読後に「自分の話だと思った」と言われたのをよく覚えています。

サッカーという名の神様 (生活人新書 175)
近藤篤 著|NHK出版
NHK出版の生活人新書として刊行された近藤篤さんの一冊。252ページという新書としてはしっかりした分量で、タイトルが示すようにサッカーを「神様」という比喩でとらえ直す視線が貫かれていると考えられる。生活人新書は、暮らしや生き方に引きつけてテーマを論じるレーベル。選手名鑑や写真集ではなく、読む人の日常とサッカーを結び直したいときに手に取りたい。ネット上の紹介が少ないぶん、古書店や図書館で出会ったら迷わず拾ってほしい一冊になる。
こんな人におすすめ
新書でじっくり読みたい人、サッカーと自分の生活を重ねて考えたい読者、選手名鑑に少し飽きてきた大人。
良い点
- 新書で252ページの読みごたえ
- NHK出版の生活人新書レーベル
- タイトルが読後感を想像させる
気になる点
- ネット上の情報が少ない
- 図版や写真は期待できない
- 新刊での入手は難しい
出版社
NHK出版
発売日
2006年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これは…すみません、聞いたことがない本です。どんな内容なのか、佐藤さんはご存じなんですか?
佐藤メバル
正直に言うと、僕もネットで十分な紹介文を見つけられなかった本です。確かなのは、NHK出版の「生活人新書」として出た近藤篤さんの著書で、252ページあるということ。
生活人新書は暮らしや生き方に引きつけてテーマを論じるレーベルなので、サッカーを神様という比喩でとらえ直すタイトルと合わせて、名鑑とは違う種類の一冊だと想像しています。
橘ナナミ
想像、という言い方をされるんですね。普通、紹介記事なら断定してしまいそうです。
佐藤メバル
そこは大事にしたいところで。読んでいない本の中身を断定するのは、書店員として一番やってはいけないことなんです。
ただ、タイトルとレーベルと分量から、古書店や図書館で見かけたら拾ってみてほしい。そういう「出会い型」の一冊が、棚には必ず必要なんですよ。

神様ジーコのワールドカップの英雄たち
ジーコ 著|小学館
ジーコ自身が著者として名を連ねる小学館の一冊。243ページにわたり、ワールドカップの英雄たちをジーコの視点で綴っている。日本では「サッカーの神様」と呼ばれてきたジーコが、当事者として世界の舞台を見てきた人物だからこそ、選手名鑑とは違う距離感の語りが期待できる。選手として、そして指導者としてワールドカップに関わってきた人の言葉は、記録や統計よりも「その場にいた人」の記憶として読める。現在は書店で見かける機会が少なく、古書での出会いが中心になる一冊。
こんな人におすすめ
ジーコが現役だった時代を知る人、日本サッカーの黎明期を振り返りたいファン、ワールドカップの裏側を当事者の言葉で読みたい読者。
良い点
- ジーコ本人が著者として名を連ねる
- 小学館から243ページ
- 当事者視点のワールドカップ談義
気になる点
- 現在は入手が難しい
- データ面の網羅性は不明
- 図版の有無は要確認
出版社
小学館
発売日
1996年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
ジーコって日本では「サッカーの神様」って呼ばれますよね。その人が本を書いているんですか。
佐藤メバル
そう、小学館から出ている243ページの一冊で、著者名がジーコ本人になっています。ワールドカップの英雄たちを、当事者として語っている本です。
選手として、そして指導者としてワールドカップの現場にいた人が書いているから、記録や統計とは違う距離感の話が読める。そこが名鑑との決定的な違いです。
橘ナナミ
でも、いま書店で見かけることは少ないですよね。どうやって読めばいいんでしょう。
佐藤メバル
そこは正直に言うと、古書店や図書館頼みになります。ただ、この手の本は「読めるかどうか」より「存在を知っているかどうか」が大事で、日本サッカーの黎明期を語るうえで外せない名前です。
見かけたら確保しておいて損はない。棚の奥に眠っている良書を掘るのも、この仕事の醍醐味ですから。

サッカーファンタジスタたちの饗宴: エピソードで綴る世界のスーパースター
オフィス新大陸 著|大泉書店
副題に「エピソードで綴る世界のスーパースター」とあるように、数字ではなく逸話で選手像を描くタイプの一冊。オフィス新大陸の編著で、大泉書店から207ページ。プレーの分析や戦術解説ではなく、その選手がどんな人間で、どんな場面で何をしたかに焦点が当たる。ファンタジスタという言葉が示すとおり、技巧派・ひらめき型の選手が中心になるので、同じスター本でも記録を追う名鑑とは読後感がまったく違う。寝る前に一人ずつ読む楽しみ方に向く。
こんな人におすすめ
選手の人間的な逸話を読みたい人、ファンタジスタ系の技巧派が好きな読者、すきま時間に少しずつ読み進めたい人。
良い点
- エピソード中心で読みやすい
- ファンタジスタに焦点を当てる
- 207ページでほどよい分量
気になる点
- データの網羅性は低い
- 写真は多くない可能性
- 一次情報かどうかは不明
出版社
大泉書店
発売日
2002年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「饗宴」ってタイトルがおしゃれですね。ファンタジスタ、つまり技巧派の選手の話なんでしょうか。
佐藤メバル
副題が「エピソードで綴る世界のスーパースター」でね、数字ではなく逸話で選手像を描くタイプの一冊です。
大泉書店から207ページ。プレー分析の本ではないので、この選手はどんな人間で、どんな場面で何をやったのか、という読み方になります。
橘ナナミ
へえ。じゃあ名鑑とは全然ちがうんですね。寝る前に1人ずつ読むとか、向いてそう。
佐藤メバル
その読み方、いいと思います。ファンタジスタという言葉が入っているだけに、技巧派・ひらめき型の選手が中心。
ただ、記録面の網羅性は期待しないほうがいい。そういう本は1冊目ではなく2冊目として棚に並べるといいんですよ。
名鑑で顔を覚えてから、この本で人間を知る。順番があるんです。

ワールドサッカースーパースター完全ガイド (DIA COLLECTION)
ダイアプレス
ダイアプレスのDIA COLLECTIONから出た79ページのビジュアルガイド。4年に一度の祭典に合わせ、活躍が予想される各国の注目選手を豊富なビジュアルで徹底紹介する構成。C・ロナウド、メッシ、ネイマールといったスーパースターに加え、若手のスター候補や各国の個性派、海外で活躍する内田・本田・香川も収録。ベッカムやジダンら過去の大会で大活躍した選手にも触れている。読み物というより開いて眺める本で、試合前の予習や観戦のお供に向く。79ページという短さが逆に強みになる。
こんな人におすすめ
ワールドカップ観戦前の予習をしたい人、家族や友人と観戦しながら語りたい読者、ビジュアルで選手を覚えたい初心者。
良い点
- 豊富なビジュアルで選手を紹介
- 過去の大会のスターも収録
- 79ページで手軽に読める
気になる点
- 情報は発刊時点で止まる
- 文章量は多くない
- 詳細なデータは載らない
出版社
ダイアプレス
発売日
2014年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
79ページって、けっこう薄いですよね。これは読む本なんでしょうか、それとも眺める本?
佐藤メバル
これは読むというより「開いて眺める」本です。ダイアプレスのDIA COLLECTION、ワールドカップに合わせたビジュアルガイドで、活躍が予想される各国の注目選手を写真でどんどん紹介していきます。
C・ロナウド、メッシ、ネイマールに加えて、若手の候補や個性派、ベッカムやジダンといった過去の主役まで入っている。
橘ナナミ
内田、本田、香川も載っているんですね。観戦しながら家族で見るのに良さそう。
佐藤メバル
そう、それが正解の使い方です。試合前に予習して、観戦しながら「この選手誰?」を解決する。情報は発刊時点で止まるので、そこは割り切って。
薄さは弱点じゃなくて、持ち歩ける強みだと思っています。書店では、大会前に平積みにすると真っ先に売れていく種類の本でした。

サッカーレジェンドの軌跡FW②: 【ズラタン・イブラヒモビッチ】【ティエリ・アンリ】【マルコ・ファンバステン】【フットボール】
北田光 著
ズラタン・イブラヒモビッチ、ティエリ・アンリ、マルコ・ファン・バステンという3人のFWを、それぞれ同じ骨格で丁寧に追う構成。各章は愛称から始まり、生い立ち、キャリアの始まり、プロとしての経歴、プレースタイルと技術、記録と受賞歴、社会への影響、そして名言へと進む。1人ずつ同じ順番で読めるので、比較しながら読むと選手像の違いがくっきり浮かぶ。賛歌と銘打たれた、記録集というより愛情のこもった評伝に近い一冊。
こんな人におすすめ
FWのプレースタイルを比較したい人、イブラヒモビッチやアンリの名言を集めたい読者、選手の社会への影響まで知りたい人。
良い点
- 3人を同じ章立てで比較できる
- 名言まで収録されている
- プレースタイルの記述が丁寧
気になる点
- 3人以外は扱わない
- 写真は多くない可能性
- 記録の最新情報は限られる
出版社
詳細情報なし
発売日
2024年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「FW②」ってことは、シリーズものなんですね。イブラヒモビッチ、アンリ、ファン・バステン。渋いというか、いい選び方だなあ。
佐藤メバル
この3人を同じ骨格で並べているのがミソなんです。愛称から始まって、生い立ち、キャリアの始まり、プロの経歴、プレースタイルと技術、記録と受賞歴、社会への影響、そして名言。
同じ順番で3人を追うから、読み終わるころには差がくっきり見えてきます。
橘ナナミ
なるほど、比較できるわけですね。名言まで載っているのが意外でした。
佐藤メバル
そこ、いいところに気づきました。これは記録集というより賛歌なんですよ。数字を並べるだけでは出てこない、その選手が何を残したのかという話が各章の最後に来る。
アンリの流麗さ、イブラの不屈、ファン・バステンの才能、タイプの違う3人を並べた編集の意図を感じます。

ワールドカップ最強伝説 ~歴史を変えた選手・チーム・戦術~ (サッカー小僧新書2) (サッカー小僧新書 2)
後藤健生 著|白夜書房
後藤健生さんによるサッカー小僧新書の一冊。特徴は形式で、取材歴30年近いスポーツライターと元プロ選手の鼎談で「ベスト4」を決めていくランキング形式の新書であること。選手・チーム・監督(戦術)の3項目に分けて、それぞれのテーマの最強を徹底的に論じ合う。対象は前回のドイツ大会までのワールドカップで、答えを押し付けず議論の過程を読ませる。一人で読むより誰かと語りたくなる種類の本で、191ページという新書らしい軽さも心地よい。
こんな人におすすめ
サッカーの議論そのものを楽しみたい人、ワールドカップの歴史を体系的に振り返りたい読者、新書で気軽に読書を始めたい人。
良い点
- 鼎談形式で読みやすい
- 選手・チーム・戦術の3軸で整理
- 結論より議論の過程が面白い
気になる点
- 対象はドイツ大会まで
- 結論は話者個人の見解
- 統計データが中心ではない
出版社
白夜書房
発売日
2010年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
新書で、しかも鼎談形式なんですね。ランキングの本って答えを押し付けてくる印象があったんですけど。
佐藤メバル
そこが違うんです。後藤健生さんらが、取材歴30年近いスポーツライターと元プロ選手とで鼎談しながら、選手・チーム・監督の3項目でベスト4を決めていく。
答えよりも、その結論に至る議論の過程が読みどころなんですよ。
橘ナナミ
あ、じゃあ読者も一緒に「いや違うでしょ」って言いながら読めるわけですね。対象はどのあたりまでなんですか?
佐藤メバル
前回のドイツ大会までのワールドカップが対象です。だから最新大会の話は入っていない。その代わり、歴史を一本の線で振り返れる構成になっています。
これ、書店員時代に「一人で読むより誰かと語りたい本」として推していたタイプで、191ページと新書の軽さも含めて通勤のお供にちょうどいいです。

クリスティアーノ・ロナウド 世界最高の選手 (スポーツノンフィクション サッカー)
イアン・スプラッグ 著|KADOKAWA
イアン・スプラッグさんによるKADOKAWAのスポーツノンフィクション、152ページ。ポルトガルで生まれた少年が、世界有数のビッグクラブ、レアル・マドリードで活躍する姿までを1冊で追う構成になっている。クラブとポルトガル代表の両方での活躍、ワールドカップやユーロでの姿、さらには私生活まで触れられているのが特徴。同じ著者によるエムバペの巻と並べて読むと、世代の違う2人の比較にもなる。子どもから大人まで読める文章量で、はじめての1冊に向く。
こんな人におすすめ
クリスティアーノ・ロナウドの全体像をつかみたい人、子どもと一緒にサッカー選手を調べたい家庭、伝記を読み始めたい読者。
良い点
- 1冊で全体像がつかめる
- 代表とクラブの両方をカバー
- 私生活にも触れている
気になる点
- 152ページで深掘りは限定的
- 発刊後の活躍は載らない
- 写真の量は版によって異なる
出版社
KADOKAWA
発売日
2018年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これは伝記なんですね。ロナウドって、いまもすごい記録を作り続けているイメージなので、本だとどこまで追えているのか気になります。
佐藤メバル
ポルトガルで生まれた少年が、世界有数のビッグクラブ、レアル・マドリードで活躍する姿までを1冊にまとめた形です。
クラブとポルトガル代表の両方の活躍、ワールドカップやユーロ、私生活にも触れています。152ページなので、まず全体像をつかむ本ですね。
橘ナナミ
同じ著者のエムバペの本もありますよね。並べて読むと面白そう。
佐藤メバル
そこに気づいてくれたのは嬉しいです。同じイアン・スプラッグさんの手による本なので、世代の違う2人を並べると違いが浮かびます。
書店でも「どっちから読む?」とよく聞かれて、ロナウドから入ってエムバペに行く子が多かった。発刊後の活躍は載らないので、そこは最新のニュースと合わせて楽しむ本です。

エムバペ 神速のストライカー (スポーツノンフィクション サッカー)
イアン・スプラッグ 著|KADOKAWA
¥1,210(税込)
同じイアン・スプラッグさんによるKADOKAWAのスポーツノンフィクション、144ページ。副題どおり、次々と最年少記録を塗り替えてスーパースターになったエムバペの、少年時代からフランス代表での活躍までを追う。クラブと代表の両方でゴールを量産する姿を、圧倒的なスピードとテクニックという言葉で紹介していく構成。強豪国フランスで生まれ、勢いのあるエースストライカーとして羽ばたく現在までを扱う。ロナウドの巻と並べると、記録が更新されていく過程そのものが物語になる。
こんな人におすすめ
新世代のスターを追いかけたい人、はじめてサッカー選手の伝記を読む小中学生、ロナウドの巻と並べて読みたい読者。
良い点
- 最年少記録の話が中心でスピード感がある
- 代表とクラブを両方収録
- 144ページで読みやすい
気になる点
- 発刊後の活躍は載らない
- 戦術の深い解説はない
- 写真の量は版によって異なる
出版社
KADOKAWA
発売日
2022年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「神速」って言葉がいいですね。エムバペって走っている姿が本当に速いですもんね。記録の話が中心なんですか?
佐藤メバル
副題のとおり、次々と最年少記録を塗り替えていった過程が軸になっています。フランスという強豪国で生まれて、少年時代からフランス代表での活躍まで。
クラブでも代表でもゴールを量産する姿を、圧倒的なスピードとテクニックという言葉で追っています。
橘ナナミ
ロナウドの巻と並べると、記録が塗り替えられていく話としても読めそうですね。
佐藤メバル
まさにそこです。144ページと短めなので、初めて伝記を読む小中学生にちょうどいい。そして大人が読むと、あの記録がこう更新されていくのかという歴史の重なりが見えてきます。
ただ、刊行後の活躍は当然載っていませんから、そこは自分で追いかける余地として楽しんでほしいですね。

ネイマール: 父の教え、僕の生きかた (一般書)
ネイマール 著|徳間書店
¥1,980(税込)
ネイマール本人と父親が、互いへの想いを交互に語る公式自伝本。304ページ、巻頭カラー32ページ付き。家族を襲った大事故、経済的に恵まれなかった家庭、大注目されたプロデビュー、サントスでの活躍、欧州ビッグクラブからのオファー、メッシらスターとの交友、そしてワールドカップへの想いまでを、親の目線と子の目線の両方から描く。単なるサクセスストーリーではなく、夢を持つこと、夢見る力を与えることの大切さに触れる。子を持つ親にも届く一冊。
こんな人におすすめ
夢を追う子どもを持つ親、家族とサッカーの関係を考えたい読者、自伝をしっかり読み込みたい人。
良い点
- 父と子の二つの視点で読める
- 巻頭カラー32ページ付き
- 304ページの読みごたえ
気になる点
- ネイマール本人の単独語りではない
- 時系列が行き来する構成
- 価格はやや高め
出版社
徳間書店
発売日
2014年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
自伝って本人が書くものだと思っていました。父と子で交互に語るって、どういう構成なんですか?
佐藤メバル
そこが珍しいんですよ。親の目線と子の目線が交互に来るから、同じ出来事が二重に見える。家族を襲った大事故、経済的に恵まれなかった家庭、プロデビュー、サントスでの活躍、欧州ビッグクラブからのオファー、メッシらとの交友、ワールドカップへの想い。
それを父は父として、子は子として語ります。
橘ナナミ
巻頭カラーが32ページも付いているんですね。それだけで見たくなります。
佐藤メバル
それも含めて公式自伝本です。単なるサクセスストーリーにしないで、夢を持つことと、夢見る力を与えることの大切さの話に着地させている。
だから子育て中の親にも届く。書店で「子どもに読ませたい」と相談されて、実際に親御さんが先に読んで泣いていた、なんてこともありましたよ。

イニエスタ スペインの天才サッカー選手 (スポーツノンフィクション サッカー)
マッツ・オールドフィールド 著|KADOKAWA
マッツ・オールドフィールドさんによるKADOKAWAのスポーツノンフィクション、208ページ。バルセロナで活躍し、スペイン代表としてワールドカップ優勝も経験したイニエスタの、少年時代からスタープレーヤーになるまでを描く物語。ポイントは、日本に来る前の彼がわかること。バルセロナでの日々と代表での栄光を追える構成になっている。同じバルセロナの系譜として、クライフの自伝と並べて読むと、思想がどう受け継がれたかまで見えてくる。
こんな人におすすめ
Jリーグでイニエスタを見た人、バルセロナの系譜をたどりたい読者、海外選手の伝記を読みたい中高生。
良い点
- 来日前のキャリアがわかる
- バルセロナと代表の両方を追う
- 物語として読みやすい
気になる点
- 来日後の話は入らない
- 図版は多くない可能性
- 208ページで絞った構成
出版社
KADOKAWA
発売日
2018年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「日本に来る前のイニエスタのことがわかる」って、わざわざそこを書いているのが面白いですね。
佐藤メバル
そう、そこなんです。日本でイニエスタを見た人は多いけれど、バルセロナで何を積み上げてきた人なのかを物語として追える本は意外と少ない。
少年時代からスタープレーヤーになるまで、バルセロナでの日々と、スペイン代表としてのワールドカップ優勝までが描かれています。
橘ナナミ
なるほど。クライフの自伝と並べると、つながって見えそうですね。グアルディオラの系譜というか。
佐藤メバル
まさにそういう棚の作り方をしたくなる一冊です。クライフの思想がグアルディオラを経てイニエスタに届く。
208ページで絞った構成なので、最初の一冊としても無理がない。海外の選手の伝記を読み始めたい中高生にもいいと思います。

サッカースーパースター名鑑(COSMIC MOOK)
コスミック出版
フォトグラファー清水和良さんによる、オール撮りおろし・未発表写真満載のスター名鑑。コスミック出版のCOSMIC MOOK、127ページ。誰もが知る名プレイヤーからマニア心をくすぐる選手まで、約300名を国別に紹介し、充実したデータと寸評を添える。巻頭には「20世紀のスーパースター フットボールに魔法をかけた11人」、南米・中南米編、欧州編、アフリカ・アジア編、戸塚啓さんが選ぶ心に残る名場面、ワールドカップメモリアル、Jリーグにやってきた外国人選手列伝まで収録している。
こんな人におすすめ
昔の選手を写真で振り返りたい人、マニアックな選手まで知りたい読者、Jリーグの外国人選手を懐かしみたい人。
良い点
- 撮りおろし写真が中心
- 約300名を国別に収録
- Jリーグ外国人列伝も収録
気になる点
- 文章量は多くない
- 最新の選手は載らない
- 判型の都合で写真は小さめ
出版社
コスミック出版
発売日
2009年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「オール撮りおろし、未発表写真満載」って、けっこうすごいことですよね。写真家の人が撮っているんですか?
佐藤メバル
フォトグラファーの清水和良さんによる名鑑で、約300名を国別に並べているんです。127ページの中に、有名どころからマニア心をくすぐる選手まで。
しかもデータと寸評が付いているから、どんな選手だったのか、どんな功績を残したのかまで追える。
橘ナナミ
目次が気になります。「20世紀のスーパースター」に「Jリーグにやってきた外国人選手列伝」って、そこだけで読みたくなります。
佐藤メバル
でしょう。戸塚啓さんが選ぶ心に残る名場面、ワールドカップメモリアルも入っています。これは昔の選手を語りたい大人のための本ですね。
ただ、文章は多くないし最新の選手は載らない。写真を眺めて記憶を掘り起こす、そういう読み物です。

ワールドサッカースーパースター写真集―フィールドの騎士たち
ナタリーノジネリ 著|ビクターエンタテイメント
ナタリーノジネリさんによる、ビクターエンタテイメントからのワールドサッカーのスター写真集。副題は「フィールドの騎士たち」。文章ではなく写真で選手を見せるタイプの一冊で、名鑑や評伝とは役割がはっきり違う。読み物としてではなく、ページをめくる時間そのものを楽しむ本。書誌情報が限られているため内容の細部は断定できないが、写真集という形式から、贈り物やコレクションとして棚に置く楽しみ方が見えてくる。中古で探す際は状態の確認を欠かさずに。
こんな人におすすめ
写真で選手を眺めたい人、サッカーのビジュアル本を集めている読者、贈り物を探している人。
良い点
- 写真集として眺めやすい
- スター選手を主題にしている
- コレクション性がある
気になる点
- 詳細な書誌情報が少ない
- 中古での入手が中心
- 文章による解説は期待薄
出版社
ビクターエンタテイメント
発売日
1992年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「フィールドの騎士たち」って副題がかっこいい。これは写真集なんですね。
佐藤メバル
そう、ナタリーノジネリさんによる、ビクターエンタテイメントからの写真集です。文章ではなく写真で選手を見せるタイプで、名鑑や評伝とは役割がはっきり違います。
読み物として読むというより、ページをめくる時間そのものを楽しむ一冊ですね。
橘ナナミ
でも、この本ってあんまり情報を見かけない気がします。中身は想像するしかないんでしょうか。
佐藤メバル
書誌情報が限られているので、細部を断定するのはやめておきます。ただ、写真集という形式とタイトルから、贈り物やコレクションとして棚に置く楽しみ方が見えてくる。
中古で探すなら状態の確認は必須です。そういう「出会えたら嬉しい」本も、棚には必要なんだと僕は思っています。

日本サッカースーパースターたちの魂と誇り (宝島MOOK)
宝島社
宝島社のMOOKとして出た、日本サッカーのスーパースターたちを扱う一冊。特徴はDVDが1枚付属するという点で、誌面と映像の両方から楽しめる構成になっている。ページ数は31ページとコンパクトなので、じっくり読むというより、映像とセットで手軽に触れるタイプ。タイトルの「魂と誇り」から、日本代表の選手たちが何を背負って戦ってきたかに焦点が当たっていると考えられる。発刊から時間が経つため、中古で探すことになる一冊。
こんな人におすすめ
日本代表の映像を手元に置きたい人、DVD付きのサッカー本を探している読者、手軽にスター本を楽しみたい人。
良い点
- DVDが1枚付属する
- 31ページで手軽
- 日本代表がテーマ
気になる点
- ページ数が少ない
- 中古ではDVDの状態確認が必要
- 発刊後の情報は載らない
出版社
宝島社
発売日
2006年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
31ページでDVD付き。これ、本なのか映像作品なのか、どっちなんでしょう。
佐藤メバル
両方、と答えるのがいちばん近いですね。宝島社のMOOKで、DVDが1枚付いているのが最大の特徴です。
誌面は31ページとコンパクトだから、じっくり読むというより、映像とセットで手軽に触れるタイプ。タイトルの「魂と誇り」から、日本代表の選手が何を背負って戦ってきたかに焦点が当たっているんでしょうね。
橘ナナミ
中古で買うときは、DVDの状態を確認しないといけませんね。
佐藤メバル
そこは大事です。付録付きの本は、本体より付録の状態で価値が決まることが多い。書店員時代も、付録の欠品で返品になった本を何度も見ました。
見つけたら中身の確認を。そのうえで、映像と誌面を往復する楽しみ方をしてほしい一冊です。

サッカー・スーパースター まんが版 (ビック・コロタン 15)
望月三起也 著|小学館
望月三起也さんによる小学館のビック・コロタン、407ページ。まんがでスーパースターたちを描くという形式で、このページ数は当時の児童向けまんがとしては破格のボリューム。文章の伝記や名鑑とは違い、選手たちのプレーや人となりを絵とコマで追える。学習まんがより絵の迫力や劇画的な味わいを求める読者に向く。長く読み継がれてきた形式の一冊で、古書で見つけたときの満足感が大きいタイプ。
こんな人におすすめ
まんがで選手を知りたい人、劇画的なタッチを楽しめる読者、昭和のサッカーまんがを集めている人。
良い点
- 407ページの読みごたえ
- まんがで選手を追える
- 望月三起也の画風を楽しめる
気になる点
- 現在は古書での入手が中心
- 描かれた時代の選手に限る
- 状態の良いものは少ない
出版社
小学館
発売日
1986年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
407ページのまんが版って、すごいボリュームですね。学習まんがのマラドーナが128ページだったことを考えると、3倍以上です。
佐藤メバル
そう、望月三起也さんが描いた小学館のビック・コロタンで、まんがでスーパースターたちを追う一冊です。
当時の児童向けまんがとしては破格のページ数で、選手のプレーや人となりをコマで見せていく。学習まんがより絵の迫力や劇画的な味わいが強いですね。
橘ナナミ
望月三起也さんというと、硬派なアクションの人ですよね。その人がサッカーを描いているのが意外です。
佐藤メバル
そこが魅力です。描かれているのは当然その時代の選手になりますし、いまは古書での入手が中心ですけれど、見つけたときの満足感は大きい。
書店の児童書コーナーで、こういう読み古されたまんがが意外と次の世代に渡っていくんですよ。

スーパースターに学ぶサッカー
ナツメ社
ナツメ社から出た199ページの一冊。タイトルどおり、スーパースターたちからサッカーを学ぶという視点で作られている。単なる選手紹介や名鑑ではなく、彼らのプレーや考え方を自分の上達に結びつける方向の本。読み終えたあとに「じゃあ自分はどうするか」が残るのが、評伝や写真集との決定的な違い。練習や指導の場面で手元に置いておきたいタイプで、ネット上の紹介が少ないぶん、実際にページを開いて確かめたい一冊になる。
こんな人におすすめ
サッカーを上手くなりたい人、子どもに技術を教えたい指導者や保護者、スターの思考法を知りたい読者。
良い点
- 上達に結びつける視点がある
- 199ページでしっかりした分量
- 選手紹介とは一味違う作り
気になる点
- ネット上の情報が少ない
- 図解の有無は要確認
- 書店での入手は限られる
出版社
ナツメ社
発売日
2003年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「スーパースターに学ぶ」って、紹介本とはちょっと違う感じがします。読んで終わりじゃないというか。
佐藤メバル
そう感じたなら鋭いです。これはナツメ社から出た199ページの本で、スーパースターたちからサッカーを学ぶという視点で作られています。
選手を眺めて終わりではなく、彼らのプレーや考え方を自分の上達に結びつける方向の本なんですよ。
橘ナナミ
なるほど。じゃあ、読み終えたあとに「じゃあ自分はどうするか」が残るんですね。練習の場で開きたくなります。
佐藤メバル
まさにそういう一冊です。ただ、正直に言うとネット上の紹介は少ない。だからこそ、書店や図書館で実際にページを開いて、図解があるかどうかも含めて確かめてほしい。
評伝と名鑑の間に置くような本だと、僕は思っています。

サッカー日本代表選手の黄金伝説: 今だからわかる!代表選手たちの知られざる活躍 (別冊宝島 1295)
宝島社
宝島社の別冊宝島、127ページ。副題に「今だからわかる!代表選手たちの知られざる活躍」とあり、そのときは語られなかったエピソードを今の視点で掘り起こす構成になっている。日本代表の選手たちの活躍を、当時の報道とは違う角度から読み直せるのが特徴。選手名鑑のように網羅するのではなく、エピソードに寄っているので、記憶の中の代表史が更新されていく感覚がある。ムックならではの読みやすさも魅力。
こんな人におすすめ
日本代表の歴史を振り返りたい人、当時を知る大人の読者、代表選手の意外な一面を知りたい人。
良い点
- 代表選手の知られざる話が中心
- ムックで読みやすい
- 127ページで手に取りやすい
気になる点
- 発刊以降の代表史は載らない
- 写真中心の構成ではない
- 古書での入手が中心
出版社
宝島社
発売日
2006年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「今だからわかる」っていう副題に、ちょっとグッときます。当時は書かれなかった話が入っているんですか?
佐藤メバル
別冊宝島の127ページで、そのときは語られなかったエピソードを今の視点で掘り起こす構成になっています。
日本代表の選手たちの活躍を、当時の報道とは違う角度から読み直せる。選手を網羅する名鑑ではなく、エピソードに寄せているのが特徴ですね。
橘ナナミ
記憶の中の代表史が、あとから更新されていく感じですね。それ、当時を知っている人ほど面白いんでしょうね。
佐藤メバル
そう。だからこれは、テレビで代表戦を見てきた大人のための一冊です。ムックなので読みやすく、127ページで手に取りやすい。
ただ、発刊以降の代表史は当然入っていません。そこは自分の中で続きを足していく読み方になるわけです。

レジェンドへの挑戦状 フットボール奇論
ヘスス・スアレス+小宮良之 著|東邦出版
¥2,030(税込)
ヘスス・スアレスさんと小宮良之さんによる東邦出版の一冊、221ページ。「もしグアルディオラが日本代表を率いたら……」から始まり、名言・リーダーシップ・カリダード・名将の条件・データなどを巡る8つの物語で構成される。冒頭にはグアルディオラ本人から著者への「君の言葉はマーベラスだ」というメッセージが寄せられている。ペップ、メッシ、クリスティアーノ・ロナウドを史上最高と置いたうえで、ではその先の未来はどうなるのかを問う。戦術書でも評伝でもない、思考の本。
こんな人におすすめ
サッカーを言葉で深く考えたい人、指導者や分析に関心のある読者、戦術書に少し飽きてきた人。
良い点
- グアルディオラからの推薦メッセージ
- 8つの物語で読みやすい
- データや名将論まで扱う
気になる点
- 読み物寄りで体系的な教科書ではない
- 価格はやや高め
- 前提知識があるとより楽しい
出版社
東邦出版
発売日
2019年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
冒頭にグアルディオラのメッセージが載っているんですね。「君の言葉はマーベラスだ」って、著者本人に宛てたものですか?
佐藤メバル
そう、ヘスス・スアレスさんに宛てたものです。この本は「もしグアルディオラが日本代表を率いたら」から始まって、名言、リーダーシップ、カリダード、名将の条件、データを巡る8つの物語でできている。
戦術の教科書でも評伝でもなく、思考の本なんですよ。
橘ナナミ
「カリダード」って聞き慣れないんですけど、どういう意味ですか?
佐藤メバル
スペイン語で「温かさ」とか「人間味」と訳される言葉ですね。戦術やデータだけでは名将は語れない、という問題提起がこの本の核です。
221ページ、価格はやや高めですが、ペップ、メッシ、C・ロナウドを史上最高と置いたうえで、では未来はどうなるのかと問う。
書店で次の戦術書を探している人に渡してきた一冊です。

サッカーの神様のひとり言
竹下裕二 著|碧天舎
竹下裕二さんによる碧天舎からの72ページの一冊。タイトルそのままに、サッカーという名の神様に語りかけるようなひとり言が並ぶ形式だと考えられる。冊子に近い薄さで、がっしりした評伝や名鑑とは対極の位置にある本。読むというより、ときに開いて一篇を拾うような付き合い方が似合う。書誌情報は多くないので内容の細部は断定せず、タイトルと薄さが醸す空気を楽しみたい。図書館や古書店でふと出会う一冊。
こんな人におすすめ
静かにサッカーについて考えたい人、短い文章を少しずつ読みたい読者、古書店を巡るのが好きな人。
良い点
- 72ページで気軽に読める
- タイトルから想像が広がる
- 付き合い方を選べる薄さ
気になる点
- 書誌情報が少ない
- 入手は古書・図書館頼み
- 網羅的な情報はない
出版社
碧天舎
発売日
2005年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「神様のひとり言」。ひとり言って、誰に向けて書いているんでしょう。
佐藤メバル
そこは想像するしかないんですが、竹下裕二さんが碧天舎から出した72ページの一冊で、サッカーという名の神様に語りかけるようなひとり言が並ぶ形式なんだと思います。
冊子に近い薄さで、評伝や名鑑とは対極の位置にある本ですね。
橘ナナミ
72ページって、短編を1つ読むくらいの感覚ですね。寝る前に一篇ずつ、みたいな。
佐藤メバル
その付き合い方が似合う本だと思います。ただ、書誌情報が多くないので、中身の細部を断定はしません。タイトルと薄さが醸す空気を楽しむ。
図書館や古書店でふと出会って、ぱらっと開いて、それで持ち帰るかどうかを決める。そういう本があってもいいじゃないかと、僕は思っています。

神様はサッカー特派員
高橋英辰 著|日貿出版社
高橋英辰さんによる日貿出版社の237ページ。タイトルが示すのは、神様をサッカーを追う特派員になぞらえた視点で、外からサッカーという世界を眺め、伝える立場から書かれた一冊だと考えられる。237ページというまとまった分量があるので、エッセイやルポに近い読み物として向き合うことになる。選手の評伝でも名鑑でもない、報道する側の目線が入るのが特徴。書誌情報が限られるため、細部は断定せずに紹介したい本。
こんな人におすすめ
サッカーの報道やノンフィクションが好きな人、書く側の視点に興味がある読者、日貿出版社の本を探している人。
良い点
- 237ページの読みごたえ
- 特派員という独自の切り口
- 評伝・名鑑とは違う視点
気になる点
- 書誌情報が少ない
- 入手は古書・図書館中心
- 内容の詳細は要確認
出版社
日貿出版社
発売日
1987年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「神様はサッカー特派員」って、主語と述語が不思議なタイトルですね。神様が特派員になるんですか?
佐藤メバル
高橋英辰さんの日貿出版社の本で、237ページあります。タイトルから読み取れるのは、神様をサッカーを追う特派員になぞらえた視点だということ。
外からサッカーという世界を眺めて、伝える立場から書かれた一冊だと考えられます。
橘ナナミ
選手の話というより、書く側・伝える側の目線なんですね。それ、メディアを研究している身としては妙に気になります。
佐藤メバル
そこがこの本の面白さでしょうね。評伝でも名鑑でもない、報道の視点が入る。ただ、書誌情報が限られているので細部は断定しません。
まとまった分量がある本なので、エッセイやルポに近い読み物として向き合うのがいいと思います。古書店で見つけたら、目次だけでも立ち読みしてみてください。

マジック・ツリーハウス 第38巻 サッカーの神様
メアリー・ポープ・オズボーン 著|KADOKAWA
¥1,210(税込)
メアリー・ポープ・オズボーンさんの人気シリーズ、第38巻。ジャックとアニーが魔法のツリーハウスで、サッカーの神様といわれるペレ選手に会うため、1970年ワールドカップの決勝戦を見に行く物語。シリーズは13周年で500万部突破の大ベストセラー。160ページで、ファンタジーと実在の歴史が重なるのがこのシリーズの持ち味。評伝や名鑑とは違い、物語を通してサッカーの歴史に触れる入口になる。読書が苦手な子どもにも届く一冊。
こんな人におすすめ
物語からサッカーに触れたい子ども、マジック・ツリーハウスのファン、ペレの時代を知らない世代の入門として。
良い点
- 500万部突破の人気シリーズ
- 物語でW杯の歴史に入れる
- 160ページで読みやすい
気になる点
- サッカーの技術解説はない
- 史実の細部は物語として脚色される
- シリーズ全体の前提がある
出版社
KADOKAWA
発売日
2015年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
マジック・ツリーハウスって、学校の図書室で見た記憶があります。まさかサッカーが出てくる巻があるとは思いませんでした。
佐藤メバル
第38巻で、ジャックとアニーがサッカーの神様といわれるペレ選手に会うため、1970年ワールドカップの決勝戦を見に行く話です。
シリーズは13周年で500万部突破の大ベストセラー。160ページで、ファンタジーと実在の歴史が重なるのがこのシリーズの持ち味です。
橘ナナミ
なるほど。伝記や名鑑だと難しい年齢の子でも、物語なら1970年の決勝に行けちゃうんですね。
佐藤メバル
そういうことです。この記事で紹介してきた本の中で、いちばん入口が低いのがこれ。読書が苦手な子が、物語をきっかけにサッカーの歴史に興味を持って、そこから伝記に進む。
書店の児童書コーナーで、そういう渡り方を何度も見てきました。
「サッカーの神様」は誰を指す? “神様”がつく本の整理
橘ナナミ
まず前提を確認させてください。「サッカーの神様」=ペレ、で合っていますか?
佐藤メバル
合っている。サッカーの世界で「神様」と言えばペレを指すのが一般的だ。『マジック・ツリーハウス 第38巻 サッカーの神様』も、ペレに会うために1970年ワールドカップの決勝戦へ向かう話として描かれている。だから「サッカーの神様 本」と検索すると、この児童書と、そうでない本がいっしょに出てきてしまう。
橘ナナミ
ペレ本人の本、ジーコさんの本、サッカー論の本が混ざるわけですね。書名だけでは区別できない……。
佐藤メバル
そこは著者名まで見てほしい。『サッカーという名の神様』は近藤篤さんがNHK出版の生活人新書として書いた一冊、『サッカーの神様のひとり言』は竹下裕二さん、『神様はサッカー特派員』は高橋英辰さんの本だ。書名の語感だけで選ぶと、届いてから「思っていたのと違う」になりやすい。
ペレ・マラドーナ・メッシ…「神様」級の選手を横断して比べる
橘ナナミ
ペレ以外だと、どんな選手が「神様」級として並ぶんですか?
佐藤メバル
呼び方はさまざまだが、マラドーナ、メッシ、クリスティアーノ・ロナウド、ネイマール、エムバペ、イニエスタ、ジーコ……このあたりは外せない。マラドーナは学習まんがで生涯を一本に追える。メッシやC・ロナウドは『ワールドサッカースーパースター完全ガイド』のようなビジュアル本で横並びに見られる。1人を深く知りたいなら評伝、時代ごと比べたいなら名鑑や『ワールドカップ最強伝説』という使い分けだね。
橘ナナミ
1冊で何人も比べられる本があると、最初の1冊にしやすいですね。
佐藤メバル
そう。『サッカーファンタジスタたちの饗宴』のようにエピソードで綴る本や、イブラヒモビッチ、アンリ、ファン・バステンの3人を1冊で扱う『サッカーレジェンドの軌跡FW②』もある。まず広く、それから深く。この順番が失敗しないコツだよ。
児童書から評伝へ、読む順番と贈り方
橘ナナミ
子どもが『マジック・ツリーハウス』から入ったら、次は何を渡せばいいんでしょう?
佐藤メバル
物語→伝記まんが→ノンフィクション→自伝・評伝、という階段をイメージすると分かりやすい。『マジック・ツリーハウス 第38巻 サッカーの神様』でペレに会い、学習まんがのマラドーナで生涯をたどり、ロナウドやエムバペのノンフィクションで現代へ、そしてクライフやネイマールの自伝で「本人の言葉」へ。ここまで来ると、試合の見方も少し変わっているはずだ。
橘ナナミ
贈るときのコツはありますか?
佐藤メバル
相手がもうたくさん持っている人なら、新書や対談形式の本を選ぶと喜ばれる。子どもや普段読まない人には、写真集や名鑑、まんがから。迷ったら「その人が次に知りたいのは誰か」で決めるといい。モノとしての本は、試合のチケットと違って消えないからね。
よくある質問
サッカーの神様とは誰のことですか?
橘ナナミ
サッカーの神様とは誰のことですかについて教えてください。
佐藤メバル
サッカーの世界で「神様」と言えば、ブラジル出身のペレを指すのが一般的です。『マジック・ツリーハウス 第38巻 サッカーの神様』も、ジャックとアニーがペレに会うために1970年ワールドカップの決勝戦を見に行く物語として描かれています。
『サッカーの神様』という本は何冊ありますか?
橘ナナミ
『サッカーの神様』という本は何冊ありますかについて教えてください。
佐藤メバル
「神様」を書名に持つ本は複数あり、すべて別の本です。ペレを描いた児童書『マジック・ツリーハウス 第38巻 サッカーの神様』、はらだみずきさんの青春小説『サッカーの神様をさがして』、近藤篤さんの『サッカーという名の神様』、竹下裕二さんの『サッカーの神様のひとり言』、高橋英辰さんの『神様はサッカー特派員』、ジーコさんの『神様ジーコのワールドカップの英雄たち』などがあります。
サッカーの神様の本で子ども向けはどれですか?
橘ナナミ
サッカーの神様の本で子ども向けはどれですかについて教えてください。
佐藤メバル
未就学児から小学校低学年なら『マジック・ツリーハウス 第38巻 サッカーの神様』が読みやすい入口です。人物の生涯を追うなら、すべての漢字にふりがな付きの学習まんが『世界の伝記NEXT ディエゴ・マラドーナ』、まんがで読む『サッカー・スーパースター まんが版』も候補になります。
ペレのおすすめの本・評伝はありますか?
橘ナナミ
ペレのおすすめの本・評伝はありますかについて教えてください。
佐藤メバル
本記事で扱う中でペレを軸にした一冊は『マジック・ツリーハウス 第38巻 サッカーの神様』です。ペレに会うため1970年ワールドカップの決勝戦へ向かう物語で、まず人物に親しむ入口になります。ペレ本人の自伝や評伝は今回のラインナップには含まれていないため、物語から入って関心を育てるのがおすすめです。
サッカー小説でおすすめの人気作は何ですか?
橘ナナミ
サッカー小説でおすすめの人気作は何ですかについて教えてください。
佐藤メバル
はらだみずきさんの『サッカーの神様をさがして』です。サッカー部のない新設高校で、あきらめきれず部の創設に奔走する春彦と、右足にハンデを持ちコーチになりたいという不思議な生徒の出会いから、最後の夏までが描かれる青春小説です。
読書感想文に使いやすいサッカーの本はどれですか?
橘ナナミ
読書感想文に使いやすいサッカーの本はどれですかについて教えてください。
佐藤メバル
出来事と心情を追いやすいのは『サッカーの神様をさがして』です。サッカー部をつくるという目標がはっきりしているので、自分と重ねて書けます。伝記で書くなら学習まんが『世界の伝記NEXT ディエゴ・マラドーナ』も、生涯の山場が明確で組み立てやすいです。
サッカー好きに贈る本はどう選べばいいですか?
橘ナナミ
サッカー好きに贈る本はどう選べばいいですかについて教えてください。
佐藤メバル
もう詳しい人には新書や対談形式の本、普段あまり読まない人には写真の多い名鑑やビジュアル本が向きます。ネイマールの『父の教え、僕の生きかた』は巻頭にカラー写真が入った自伝で、開いた瞬間の華やかさが贈り物に向いています。
サッカー初心者におすすめの本は何ですか?
橘ナナミ
サッカー初心者におすすめの本は何ですかについて教えてください。
佐藤メバル
まずは選手の顔と名前が結びつく本から始めるのが近道です。『ワールドサッカースーパースター完全ガイド』や撮りおろし写真の『サッカースーパースター名鑑』で全体像をつかみ、次に学習まんがや評伝へ進むと、無理なく読む順番をつくれます。
まとめ
橘ナナミ
今日は「神様」という一言から、こんなに本が広がるとは思いませんでした。
佐藤メバル
そうだね。ペレを指す言葉としての「神様」、ジーコさんの愛称としての「神様」、サッカーというスポーツそのものを神様にたとえた本。同じ二字でも、開いてみれば別の世界が広がっている。
橘ナナミ
しかも、児童書から伝記まんが、小説、評伝、戦術書まで、階段みたいにつながっているのが面白かったです。読み終わるたびに、ピッチの見え方が少しずつ変わりそう。
佐藤メバル
まさにそれ。1冊読むと、次に誰の話を読みたいかが自分で分かってくる。順位そのものより、その順番のほうがずっと大事なんだよ。
橘ナナミ
じゃあ最初の一冊は、いちばん気になる「神様」から選べばいいんですね。
佐藤メバル
そう。サッカーの本棚は、夜空に星座を描く作業に似ている。ペレ、マラドーナ、クライフ、ジーコ……と一冊ずつ星を足していくと、やがて自分だけのサッカー史が浮かび上がってくる。まずは一番明るい星から選べばいい。
