営業部長の仕事に役立つ本のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】

監修

佐藤メバル

佐藤メバル

@shelfy_mebaru

編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ

橘ナナミ

@medias_nanami

編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。

最終更新: 2026年10月

橘ナナミ

橘ナナミ

佐藤さん、「営業 本 部長 仕事」で検索していて気づいたんですけど、おすすめ本の記事って「営業部長」と「営業本部長」がごちゃ混ぜになっていて……私、そもそも何から読めばいいのか分からなくなってきました。

佐藤メバル

佐藤メバル

いいところに気づいたね。本部長と部長は、扱う時間軸が違うんだ。部長は今期の数字をどう積むか、本部長は来期以降の仕組みをどう作るか。だから同じ「営業マネジメント本」でも、効く一冊が変わってくる。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど……じゃあ、部長になったばかりの人と、複数の課を見る本部長とでは、選ぶ本が違うんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。しかも本部長は、商談現場と経営会議の翻訳者になる仕事だからね。現場の言葉を経営の言葉に、経営の数字を現場の行動に置き換える。その往復に効く本を選ぶのが大事なんだ。書店員時代、ビジネス書の棚を「経営」「マネジメント」「営業」で分けていたけど、本部長に本当に必要なのはこの3つが重なる場所にある本なんだよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

それ気になります! じゃあ、その選び方から教えてください。

営業部長の仕事に役立つ本の選び方

目的別で選ぶ——立ち上げる/数字を伸ばす/経営参画を狙う

橘ナナミ

橘ナナミ

目的別って、具体的にどう分ければいいんでしょう?

佐藤メバル

佐藤メバル

新任で組織を立ち上げる段階なら、帆足貴宏さんの『4 営業マネジメント』。個人のスキルに頼らず、営業の使命から経営課題の総点検、事業展開領域の設定と組織構造設計まで順に扱っている。現任で数字を伸ばす段階なら、乾哲也さんの『6ヶ月で売上に貢献しない指示待ち社員を売れる営業マンに変貌させる「営業の成約達人」を生み出す仕組みの作り方』。経営参画を狙うなら、ハロルド・ジェニーンの『プロフェッショナルマネジャー』のように、マネジャーという職そのものを考えさせる本を一冊挟むといい。

レベル別で選ぶ——昇格直後/複数課の統括/事業部・本部長クラス

橘ナナミ

橘ナナミ

レベル別だと、どこで線を引くんでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

昇格直後は遠藤慎太郎さんの『最強組織マネジメント』。営業課長として8年連続で売上を伸ばしながら、残業をやめて定時に帰る——ムダの削減と部下への役割付与という2つのマストを、当事者の言葉で書いている。複数課を統括する段階では浅井清司さんの『絶対に予算達成するルート営業の仕組み化』。サントリー一筋43年で学んだことを、精神論ではなく誰もが再現できる「型」として整理している。本部長クラスなら、エドガー・H・シャインの『組織文化とリーダーシップ』で文化とリーダーの関係に触れておく。

形式別で選ぶ——実務ハウツー/経営戦略論/物語型/図解型

橘ナナミ

橘ナナミ

活字が苦手なメンバーには、どのあたりが入りやすいですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

物語型なら杉山大二郎さんの『ザ・マネジメント』。大手IT機器メーカーの販売代理店で部長を務める四十歳の主人公が、業績が悪化した中小企業へ出向し、「ビジョンの共有」「仕組みの構築」「情報の活用」「教育の強化」の4つの視点から改革していく小説だね。図解型なら野田稔さんの『ひと目でわかるマネジメントのしくみとはたらき図鑑』。見開き2ページで古典から最新理論まで簡潔にまとまっている。戦略の上流を押さえるなら、佐藤義典さんの『ドリルを売るには穴を売れ』。ベネフィット、ターゲティング、差別化、4Pという流れを、閉店寸前のレストランを立て直す物語と並行して読ませてくれる。

著者属性別で選ぶ——現場上がり/コンサルタント/研究者

橘ナナミ

橘ナナミ

著者の経歴って、やっぱり見たほうがいいんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

見たほうがいい。現場上がりの実務家なら、浅井清司さん、食品業界25年以上・200社超を支援してきた近藤崇司さん、菊原智明さんのように15,000人以上を指導してきた人。コンサルタントなら、20年以上・300社超に関わった乾哲也さん、帆足貴宏さん、HRInstitute。研究者・理論家ならシャイン、野田稔さん、加藤洋平さん。自分が欲しい「型」が現場の経験から来ているのか、理論から来ているのかで選ぶと迷わないよ。

読みやすさ・読後のアクション粒度で選ぶ

橘ナナミ

橘ナナミ

忙しくて時間がないときは、どうすれば……。

佐藤メバル

佐藤メバル

菊原智明さんの『営業1年目の教科書』は105点のイラスト付きで、2時間ほどで読み切れる。本部長自身が読むというより、部下に渡す前提で読むと強い。逆に「考え方を変えたい」なら斉藤徹さんの『だから僕たちは、組織を変えていける』。結果よりも関係性に向き合う、という視点が軸になっている。明日やることが明確になる本と、ものの見方が変わる本は、役割が違うと分けておくといい。

営業部長の仕事に役立つ本をひと目で比較

橘ナナミ

橘ナナミ

えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず

#画像名称おすすめ対象価格一言
1
4 営業マネジメント (経営コンサルティング・ノウハウ)
4 営業マネジメント (経営コンサルティング・ノウハウ)営業部長・課長として組織の設計図を引き直したい人、営業の属人化に悩む経営者、営業改革を支援するコンサルタント。部門全体の構造から考えたい場面や、施策を足す前に一度立ち止まりたいときに手に取る本です。¥3,102営業組織を設計から見直す一冊
2
営業マネジャーのためのプロセスマネジメントの考え方・進め方
営業マネジャーのためのプロセスマネジメントの考え方・進め方営業課長・部長として部下のやり方を安定させたい人。進捗管理に手応えがなく、結果主義に行き詰まりを感じている管理職。新しい施策を打つ前に、自チームの工程を書き出して見直す場面に向きます。¥2,710営業の進め方を仕組みで見る
3
最強組織マネジメント なぜあの営業課長は売上右肩上がりなのに定時で帰れるのか
最強組織マネジメント なぜあの営業課長は売上右肩上がりなのに定時で帰れるのか残業を減らしたいが売上も落としたくない営業課長。部下に任せることに罪悪感がある管理職。朝活など自分の時間を取り戻したい人が、明日からの動きを決める場面に向きます。-定時帰りと売上を両立する
4
営業を仕組み化し、部下のやる気を最大化する、最強のチーム創り ザ・マネジメント (幻冬舎単行本)
営業を仕組み化し、部下のやる気を最大化する、最強のチーム創り ザ・マネジメント (幻冬舎単行本)マネジメント本の用語に疲れた営業部長。数字だけでなく物語から改革の流れをつかみたい人。部下と衝突しながらチームを変える覚悟を固めたい場面や、改革の空気を社内で共有したいときに。-物語で辿る営業改革の全過程
5
3日で営業組織が劇的に変わる行動科学マネジメント
3日で営業組織が劇的に変わる行動科学マネジメント部下ごとに指導がバラつく営業課長。できている人の行動を型として共有したいチーム。チェックリストや日報をそのまま試しながら、明日の会議で使い方を決める場面に向きます。¥2,251営業を科学で動かす一冊

営業部長の仕事に役立つ本のおすすめ人気ランキング

橘ナナミ

橘ナナミ

一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!

佐藤メバル

佐藤メバル

よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい

4 営業マネジメント (経営コンサルティング・ノウハウ)
1

4 営業マネジメント (経営コンサルティング・ノウハウ)

帆足貴宏 著|中央経済社

¥3,102(税込)

4.8

経営コンサルタントが実践で使うツールを公開するシリーズの第4巻で、舞台は企業組織の最前線である営業部門。個人のスキル頼みではなく、企業の使命を果たすための組織設計とマネジメントのあり方を、営業の果たすべき使命、経営課題の総点検、事業展開領域の設定と組織構造設計、そして実践へと順に積み上げます。属人営業の脱却を根性論ではなく設計図として捉えたい人に向く、コンサル実務の道具箱のような一冊です。

こんな人におすすめ

営業部長・課長として組織の設計図を引き直したい人、営業の属人化に悩む経営者、営業改革を支援するコンサルタント。部門全体の構造から考えたい場面や、施策を足す前に一度立ち止まりたいときに手に取る本です。

良い点

  • 使命から組織設計まで順序立つ
  • 実務で使うツールが具体的
  • 組織論として汎用性が高い

気になる点

  • 事例より理論寄りの構成
  • 即効の話法ノウハウは薄い
  • 読み込みにやや時間が要る

出版社

中央経済社

発売日

2014年9月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

佐藤さん、営業マネジメントの本を探すとノウハウ本が多すぎて、どれが本当に上司向けなのか分からなくなるんです。今日は何から見ていけばいいんでしょう。

佐藤メバル

佐藤メバル

いい質問だね。この本は営業の現場テクニックではなく、営業部門という組織をどう設計するかに焦点を当てている点が珍しい。

個人のスキルに頼らず、企業の使命を果たすための組織構造を、経営課題の総点検から組み立てていく。営業が何を担うかから始まるので、部長や経営者の視点で読みやすいよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど、じゃあ売れる話術を覚える前に、まずうちの営業部は何のためにあるのかを考える本なんですね。順番として腑に落ちます。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。第1章で営業の果たすべき使命を置いているのが肝で、そこが曖昧なまま施策を足すと組織はバラバラになる。

事業展開領域を決めて組織構造を設計してから実践に入る、という流れ自体が、属人営業から抜けたい人の道筋になる。

設計図をじっくり引きたいときに合う一冊だよ。

営業マネジャーのためのプロセスマネジメントの考え方・進め方
2

営業マネジャーのためのプロセスマネジメントの考え方・進め方

内藤和美 著|ジェイ・インターナショナル

¥2,710(税込)

4.7

書名どおり、営業マネジャーがプロセスマネジメントをどう考え、どう進めるかに絞った一冊。結果だけで部下を評価するのではなく、商談に至るまでの工程を管理するという視点を、247ページにわたって丁寧に扱っています。売上という数字の手前に、誰がやっても再現できる段取りを置きたい人に向く。過程を設計するという発想に触れたいとき、最初に手に取りやすい落ち着いた構成です。スキル本や話法の本を読む前に、一度立ち止まりたい場面で効きます。

こんな人におすすめ

営業課長・部長として部下のやり方を安定させたい人。進捗管理に手応えがなく、結果主義に行き詰まりを感じている管理職。新しい施策を打つ前に、自チームの工程を書き出して見直す場面に向きます。

良い点

  • プロセス管理に絞った一冊
  • マネジャー目線で軸がぶれない
  • 厚すぎず通読しやすい

気になる点

  • 会話術や商談論は対象外
  • 理論寄りで前提知識が要る
  • 読み手によっては物足りない

出版社

ジェイ・インターナショナル

発売日

2005年5月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

プロセスマネジメントって言葉は聞くんですけど、要するに何を管理するんですか? 売上とか進捗とか、そういうことでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

簡単に言えば、結果ではなく、結果に至るまでの工程を管理することだね。この本は、それを営業マネジャーの立場でどう考え、どう進めるかに絞って書かれている。

売上という数字の手前に、誰がやっても再現できる段取りを置く発想だよ。担当者の才能に依存しない見方をしたい人に向いている。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど、結果だけ見てなぜ売れないんだと問い詰めるのを、まずやめるということですね。工程が揃っていれば原因も見えそうです。

佐藤メバル

佐藤メバル

そういうこと。工程が揃っていれば、うまくいかない理由も特定しやすくなる。247ページと厚すぎないので、まず自チームの商談までの流れを書き出しながら読み進めると、どこが抜けているかに気づきやすい。施策を足す前に読むと効く一冊だよ。

最強組織マネジメント なぜあの営業課長は売上右肩上がりなのに定時で帰れるのか
3

最強組織マネジメント なぜあの営業課長は売上右肩上がりなのに定時で帰れるのか

遠藤慎太郎 著|まんがびと

4.6

営業課長として8年連続で売上を右肩上がりに伸ばしながら、1日平均2時間あった残業をやめて毎日定時で帰る。著者自身の実践から導いた2つのマスト、ムダを徹底的に削減すること、部下に役割を与えて動かすことを軸にした組織マネジメント本です。売上を維持ではなく伸ばしながら時間を取り戻す考え方が中心で、根性論の営業本とは立ち位置がはっきり違います。時間と数字の両取りを狙う人向けです。

こんな人におすすめ

残業を減らしたいが売上も落としたくない営業課長。部下に任せることに罪悪感がある管理職。朝活など自分の時間を取り戻したい人が、明日からの動きを決める場面に向きます。

良い点

  • 著者自身の実践が核になる
  • 2つのマストで行動が絞れる
  • 体験談ベースで即実践できる

気になる点

  • 電子出版で入手が限られる
  • 理論より体験談の比率が高い
  • 業種によっては応用に工夫が要る

出版社

まんがびと

発売日

2020年9月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

売上右肩上がりなのに定時で帰れるって、タイトルが強すぎませんか。普通は売上と定時って両立しない気がします。実際どうなんですか。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこは著者自身の体験が裏づけになっている。営業課長として8年連続で売上を伸ばし続けながら、1日平均2時間あった残業をやめた、と本人が書いている。

鍵はムダの徹底的な削減と、部下に役割を与えて動かすことの2つ。時間を売上と交換した話ではないんだよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

じゃあムダを削るだけで、売上が落ちないどころか、チームの力まで上がることもあるんですか。にわかには信じがたいです。

佐藤メバル

佐藤メバル

本書の主張は、その2つが売上を維持するだけでなく、もっとチーム力を高めるプラス要素を含む、というもの。

月40時間の残業をどう割り振るかを突き詰めた結果として定時帰りがある。単なる時短術ではなく、営業組織の設計の話として読むと腹に落ちるよ。

営業を仕組み化し、部下のやる気を最大化する、最強のチーム創り ザ・マネジメント (幻冬舎単行本)
4

営業を仕組み化し、部下のやる気を最大化する、最強のチーム創り ザ・マネジメント (幻冬舎単行本)

杉山大二郎 著|幻冬舎

4.4

大手IT機器メーカーの販売代理店でエースとして会社を牽引する四十歳の部長が、業績が急激に悪化した従業員50人ほどの中小企業へ出向し、社員とぶつかりながらビジョンの共有、仕組みの構築、情報の活用、教育の強化という4つの視点で立て直していく小説形式のマネジメント書。倒産の危機を免れたかと思ったところに最大の危機が来る展開まで含めて、理論と現場を一人の主人公の変化で追えます。

こんな人におすすめ

マネジメント本の用語に疲れた営業部長。数字だけでなく物語から改革の流れをつかみたい人。部下と衝突しながらチームを変える覚悟を固めたい場面や、改革の空気を社内で共有したいときに。

良い点

  • 物語形式で読み進めやすい
  • 4つの視点で整理される
  • 実行アイデアが随所に散る

気になる点

  • 理論の体系書ではない
  • 小説なので要約がしにくい
  • 主人公の環境は一例にすぎない

出版社

幻冬舎

発売日

2016年4月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

マネジメントの本を小説で読むって、ちゃんと身になるんでしょうか。物語だと、つい話の続きが気になってしまいそうです。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこが狙いでもあるんだよね。この本は、大手IT機器メーカーの販売代理店でエースだった四十歳の部長が、業績が急激に悪化した五十人ほどの会社へ出向するところから始まる。

社員とぶつかりながら、ビジョンの共有、仕組みの構築、情報の活用、教育の強化という4つの視点で立て直していく。

理論が人の変化として見えるのが強みだよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

倒産の危機を免れたと思ったら、さらに最大の危機が来る、という紹介も気になります。改革って一直線ではないんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、そこが実務的で、改革は一直線には進まないという現実を物語が引き受けてくれる。役職に関係なく異なる考えを排除する組織では改革は成し得ない、といった言葉も随所に出てくる。

理論書の前に、改革の空気を体で知りたい人に向いているよ。

3日で営業組織が劇的に変わる行動科学マネジメント
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3日で営業組織が劇的に変わる行動科学マネジメント

石田淳 著|インフォレスト

¥2,251(税込)

4.3

やる気でも経験でも根性でもなく、成果につながる望む行動を増やし、望まない行動を減らす。行動科学マネジメントを営業組織に応用した一冊です。できる営業の行動を組織全体で共有し、人の能力に左右されない指導を目指します。導入事例やチェックリスト、日報のテンプレートまで載っているのが実務的。属人性の高い営業ほど効くという逆説が核で、精神論の営業書とは方向が真逆です。

こんな人におすすめ

部下ごとに指導がバラつく営業課長。できている人の行動を型として共有したいチーム。チェックリストや日報をそのまま試しながら、明日の会議で使い方を決める場面に向きます。

良い点

  • 行動科学の枠組みが明快
  • 日報テンプレートが実務直結
  • 能力差を前提に設計されている

気になる点

  • 効果の実感には時間がかかる
  • 感情面の扱いは薄め
  • 組織全体の合意が前提になる

出版社

インフォレスト

発売日

2010年7月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

3日で劇的に変わるって、さすがに言い過ぎな気がして身構えてしまいます。行動科学って、営業に本当に効くんでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

宣伝文句は大げさに見えるけど、中身はかなり堅実だよ。営業に必要なのはやる気でも経験でも根性でもないとして、できる営業の行動を組織全体で共有し、望む行動を増やし望まない行動を減らす。

人の能力に左右されない指導という発想が軸で、世界の一流企業で導入されてきた手法を営業に応用している。

橘ナナミ

橘ナナミ

根性を否定する営業本って、逆に珍しい気がします。日報のテンプレートまで載っているなら、明日から試せそうですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

属人的だと思われてきた営業ほど、この手法が有効だと著者は言う。チェックリストや日報のテンプレートまで載っているので、読んだその日に試せるのがいいところ。

ただし行動が定着するまでには時間がかかるから、3日という言葉に期待を寄せすぎないほうがいいよ。

絶対に予算達成するルート営業の仕組み化 サントリー一筋43年で学んだ自律自走チームのつくり方
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絶対に予算達成するルート営業の仕組み化 サントリー一筋43年で学んだ自律自走チームのつくり方

浅井清司 著|セルバ出版

¥1,980(税込)

4.1

サントリー一筋43年で培ったルート営業の知恵を、精神論や偶然の成功体験ではない、誰もが再現できる型として整理し直した一冊。予算達成を個人の頑張りに委ねず、自律自走するチームのつくり方としてまとめているのが要点です。経営者やマネジャーが自分の組織に置き換えながら読むことを著者自身が想定していて、長年の経験を型に変える作業が全体を貫いています。

こんな人におすすめ

ルート営業のチームで予算達成が続かない課長。長年の経験を後輩に渡せる形にしたいベテラン。毎日の回り方を自組織に置き換えながら、定着する仕組みを探す場面に向きます。

良い点

  • 長期の実務に裏打ちされる
  • 再現できる型として整理
  • 自組織への置き換えを想定

気になる点

  • 業種特性の差は意識が必要
  • 理論書ではなく実践の記録
  • 自社流への翻訳が要る

出版社

セルバ出版

発売日

2025年12月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

ルート営業って、毎日の積み重ねの仕事ですよね。そんな地味な仕事を、仕組み化できるんでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこに挑んだ本だよ。サントリー一筋43年で培った知恵を、精神論や偶然の成功体験ではなく、誰もが再現できる型として整理し直している。

予算達成を個人の頑張りに委ねず、自律自走するチームのつくり方としてまとめているのが要点。長年の経験を型に変えるという作業を惜しみなくやっている一冊だね。

橘ナナミ

橘ナナミ

自分の会社に置き換えながら読む前提なんですね。ということは、そのまま真似する感じではなさそうです。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、経営者やマネジャーが自分の組織ならどうだろうと考えながら読むことを、著者自身が想定している。だから他社事例の丸写しではなく、自チームの日々の回り方を書き出しながら読むと効く。

地味だけど、ルート営業の予算達成を支える土台の話だよ。

6ヶ月で売上に貢献しない指示待ち社員を売れる営業マンに変貌させる「営業の成約達人」を生み出す仕組みの作り方(改訂版): 仕組で売れる体制づくりと全営業スタッフ成約達人の具体策 (経営コンサルタント)
7

6ヶ月で売上に貢献しない指示待ち社員を売れる営業マンに変貌させる「営業の成約達人」を生み出す仕組みの作り方(改訂版): 仕組で売れる体制づくりと全営業スタッフ成約達人の具体策 (経営コンサルタント)

乾哲也 著

4.1

20年以上、300社超の指導実績を持つ営業コンサルタントが、研修に投資しても現場が変わらない理由をやり方ではなく順序の問題と断じ、知っている、分かっている、できているの3段階で組織を自走させるロードマップを示します。改訂版では図解が13点追加され、製造業と建設業の成功事例も新たに収録。9割が失敗する理由から説き起こす構成が独特です。

こんな人におすすめ

研修を何度打っても現場が定着しない営業部長。一人のエース頼みから抜けたい経営者。6ヶ月という区切りで、仕組み化の順序を組み直したい場面に向きます。

良い点

  • 失敗要因から語る構成
  • 改訂で図解と事例を増補
  • 実行プランが5つに絞られる

気になる点

  • 網羅的で読み通しは長い
  • 事例は製造・建設が中心
  • 全体像の把握に時間が要る

出版社

詳細情報なし

発売日

2026年5月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

9割の企業が仕組み化に失敗するって、なんだか脅されている気分になります。なぜそんなに失敗するんですか。

佐藤メバル

佐藤メバル

著者はそこを、やり方ではなく順序の問題だと見る。知っている、分かっている、できているの3段階があり、研修で知っている状態まで行っても現場は変わらない。

20年以上、300社超を指導してきた人が、その溝を埋めるロードマップを示している。順序を間違えると努力が空回りするという指摘が刺さるよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

うちも研修に投資したのに現場が変わらなかったので、心当たりがありすぎます。順序のどこでつまずくんでしょう。

佐藤メバル

佐藤メバル

その悩みの本質は第1章で扱われている。改訂版では図解が13点追加され、製造業と建設業の成功事例も新しく入った。

エース一人に頼る状態から抜けたいなら、あの人が辞めたら終わりという状況をどう脱したかの事例が参考になる。

6ヶ月という区切りで計画を立てやすい構成だよ。

営業計画&目標管理の立て方・進め方 (実務担当者のための問題解決BOOK)
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営業計画&目標管理の立て方・進め方 (実務担当者のための問題解決BOOK)

HRInstitute 著|かんき出版

¥1,980(税込)

3.9

営業計画とは本来、戦略のアクション化であり役割分担化である。その立場から、営業戦略、営業計画、目標管理のブレークダウンを、全社から部門・エリア・チーム・個人までツリーでつなぐ考え方をまとめた実務書です。組織もチームも個人もバラバラにしない統合がキーワードで、掛け声だけの目標管理に効く処方箋になります。営業を科学する核をここに置いた一冊です。

こんな人におすすめ

計画と現場が噛み合わない営業部長。個人目標が戦略からずれていると感じるミドル。年度の計画づくりをやり直すタイミングで、自社のツリーがつながっているか確認する場面に向きます。

良い点

  • ブレークダウンの流れが明快
  • 戦略と現場を接続する視点
  • 実務担当者向けの構成

気になる点

  • 抽象度はやや高め
  • 小規模組織には過剰かも
  • 読み込みに時間が要る

出版社

かんき出版

発売日

1999年4月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

営業計画と目標管理って、毎年同じ作業を繰り返している気がして、正直テンプレートの更新みたいに感じてしまいます。

佐藤メバル

佐藤メバル

その感覚はよく分かる。この本は、営業計画とは本来、戦略のアクション化であり役割分担化だと定義し直すところから始まる。

戦略、計画、目標管理を、全社から部門・エリア・チーム・個人へツリーでつないで、掛け声だけの計画を脱しようという構成だよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど、計画を立てること自体が目的になっていたんですね。ツリーでつながっているか、確認したことがありませんでした。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこが一番の落とし穴で、戦略の切れ味が計画におりなければ組織はバラバラになる。逆に統合されていれば、個人の目標が戦略とつながる。

年度の計画づくりをやり直すタイミングで、まず自社のツリーが一本につながっているかを確かめながら読むと効果的だよ。

変えるのは営業だ ~さらば個人プレー やるぞ、組織営業~
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変えるのは営業だ ~さらば個人プレー やるぞ、組織営業~

工藤龍矢 著|さくらパブリッシング

¥599(税込)

3.9

企業は経営者の生き写しであり、トップが変われば社員も変わる。その立場から、人が伸びる組織の条件を論じる一冊です。営業の効率化がまだ未開拓だという問題意識のもと、旧来型営業を検証し、営業プロセスマネジメントや組織的営業、営業の科学的アプローチの仕組みと効果を示します。最終章は販売のしくみづくり。営業改革を聖域にしないという主張が軸です。

こんな人におすすめ

トップの交代や改革を契機に営業を見直す経営者。プロセス思考を組織に入れたい営業責任者。方針転換の最初の一冊を探し、社内で共有する場面に向きます。

良い点

  • 課題から改革まで一直線
  • 経営視点で書かれている
  • 手に取りやすい価格帯

気になる点

  • 理論書としては軽め
  • 事例の深掘りは限定的
  • 実践手順は別途補う必要

出版社

さくらパブリッシング

発売日

2006年1月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

変えるのは営業だって、ずいぶん強いタイトルです。営業だけが悪者みたいにも読めますよね。どういう意図なんでしょう。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこは逆で、まだ手がついていないから伸びしろが大きい、という前向きな意味だよ。企業は経営者の生き写しで、トップが変われば社員も変わるという立場から、旧来型営業を検証し、営業プロセスマネジメントや組織的営業、科学的アプローチの仕組みと効果を示している。

営業改革を聖域にしないという宣言の本だね。

橘ナナミ

橘ナナミ

208ページでこの価格なら、まず読んでみるハードルは低いですね。社内で回覧するのにも向いていそうです。

佐藤メバル

佐藤メバル

手に取りやすさは確かに魅力だよ。第一章で人が伸びる組織に触れ、第二章で停滞する組織と旧来型営業の問題点、第三章でプロセスマネジメント、最終章で販売のしくみづくりへ進む流れなので、改革の方針を社内で共有する最初の一冊として使いやすい。

得意先から相談される営業の育て方: その営業スタイルが得意先との距離を広げている
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得意先から相談される営業の育て方: その営業スタイルが得意先との距離を広げている

近藤崇司 著|Independently published

¥1,320(税込)

3.9

バイヤーが求めているのは新商品の情報でも特売の提案でもなく、自分たちや売場の課題を一緒に考えてくれる相手。その前提から、相談されない営業には共通のパターンがあると指摘し、分岐点を一つずつ乗り越える方法を示します。食品業界25年以上、200社超の支援経験から、頼られる人材の育て方、提案のつくり方、次の相談が生まれる検証の回し方まで体系化。各章にAIプロンプト例も収録しています。

こんな人におすすめ

提案しても検討されないと悩む担当者の育成に悩む営業課長。得意先との距離を縮めたい食品・消費財の営業。提案書の型と検証の回し方を作り直す場面に向きます。

良い点

  • 課題の原因から整理される
  • AIプロンプト例が実用的
  • 育成する側の視点で書かれる

気になる点

  • 食品業界の文脈が強い
  • 価格交渉術は主対象でない
  • 事例は体系化が中心

出版社

Independently published

発売日

2026年3月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

バイヤーの本音って、営業の側からはなかなか見えないですよね。この本はそこから始まるんでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、バイヤーは今日もまた来たかと思っている、という一文から始まる。求められているのは新商品の情報でも特売の提案でもなく、売場の課題を一緒に考えてくれる相手だという前提に立つ。

そして相談されない営業には共通のパターンがあると指摘し、その分岐点を一つずつ乗り越える方法を示していく。

橘ナナミ

橘ナナミ

提案書を作っても商品説明が大部分、というのは耳が痛いです。AIプロンプト例も入っているんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

情報収集から提案準備、商談シミュレーションまで、そのまま使える形で各章に入っている。食品業界25年以上、200社超の支援経験から体系化されているので、食品メーカーの課長が部下にどう教えるかを具体化したいときにちょうどいい。

提案を出しっぱなしにせず、次の相談が生まれる検証の回し方まで書かれているよ。

データ分析営業 仮説×データで売上を効率的に上げよ(SalesZine Digital First)
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データ分析営業 仮説×データで売上を効率的に上げよ(SalesZine Digital First)

中島佑悟 著|翔泳社

3.7

営業のデータ分析における考え方と実例を紹介した人気連載に、実践で起こりがちな勘違いや障壁をたっぷり加筆した一冊。第1章ではデータ分析によって営業の仕事が再定義されるとし、目指す状態を、自社の受注要因を少ない変数で100%説明できることに置きます。BtoB商品の実例、自分で分析するための5ステップ、良い結果だけ記録していないかといった落とし穴まで。分析の勘違いに自覚的になれる構成です。

こんな人におすすめ

感覚ではなく根拠で営業を語りたいマネージャー。データはあるのに結果と要因が結びつかないと悩む企画・マーケティング担当。自分で手を動かして分析を始める場面に向きます。

良い点

  • 5ステップで手順が明快
  • 失敗パターンの指摘が鋭い
  • BtoBの実例つきで具体的

気になる点

  • 分析の前提知識が要る
  • 営業の話法は対象外
  • 電子書籍中心の提供形態

出版社

翔泳社

発売日

2020年9月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

データ分析って、営業の現場だと数字が苦手だから無理、で終わりがちなんですよね。なんとかならないものでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

その思い込みも本書は扱っている。営業のデータ分析の基軸は売れるメカニズムを考えることで、目指すのは自社の受注要因を少ない変数で100%説明できる状態。

難しい手法より、課題設定、仮説、データ準備、集計と解釈、応用という5ステップが示されている。勘違いに自覚的になれるのが価値だよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

良い結果だけ記録してしまう、みたいな落とし穴も書かれているんですか? それは心当たりがあります。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、良い結果だけしか見ない、関係を示したデータではないのに因果を主張する、トップ営業が分析を嫌う、といった障壁が具体的に並んでいる。

逆に言えば、そういう現場の抵抗を先に知っておける。BtoBの実例から施策展開まで触れているので、企画やマーケティングの担当者にも使いやすいよ。

仮説起点の営業論 セールス・スキルを磨くたった1つの方法
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仮説起点の営業論 セールス・スキルを磨くたった1つの方法

鈴木眞理 著|KADOKAWA

¥2,200(税込)

3.7

キーエンスで学び、freeeで磨いた仮説ドリブンの営業論。仮説は間違えてもいい、完璧でなくていいとしつつ、事実のように言い切ってはいけないという線引きも示します。ゴールから見る、遠くから引いて見る、分解して見る、反対から見る、端を見るという5つの視点でアイデアを生み、論理的に組み立てて検証し、交渉へつなげる。仮説を立てる技術をここまで体系化した本は多くありません。

こんな人におすすめ

顧客に聞いてから考える癖が抜けない営業担当者。介在価値を出したい中堅・ベテラン。初回提案前の仮説づくりを鍛え、交渉の入り口をつくる場面に向きます。

良い点

  • 仮説構築が5視点で整理
  • 検証から交渉まで一貫
  • フレームワークが併記される

気になる点

  • 320ページで読み応え重視
  • 実践には反復が必要
  • 初心者にはやや難解

出版社

KADOKAWA

発売日

2023年7月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

仮説って、外れたら意味がないんじゃないかと思ってしまうんですけど、この本はどう捉えているんでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこを間違えてもいい、完璧でなくていいと最初に言い切るのが本書らしいところ。ただし、仮説を事実のように言い切ってはいけないという線引きもされている。

ゴールから見る、遠くから引いて見る、分解して見る、反対から見る、端を見るという5つの視点で仮説のアイデアを生み出すんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

5つの視点って、意識しないと使わなそうです。あと、顧客に聞いたほうが早いというのは私も思っていました。

佐藤メバル

佐藤メバル

その疑問自体が第1章で取り上げられている。聞いてから考えるのではなく、仮説を持って臨むから変化への対応が速くなる、という理屈だね。

キーエンスで学びfreeeで磨いた方法論として、検証や交渉まで一冊でつながっている。320ページあるので、初回提案前の仮説づくりの章から読むのも手だよ。

セールス・イズ 科学的に「成果をコントロールする」営業術
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セールス・イズ 科学的に「成果をコントロールする」営業術

今井晶也 著|扶桑社

¥1,760(税込)

3.7

勘や偶然、根性ではなく理論で売る。営業支援のトップランナーが、23年の歴史で積み重ねた膨大な営業データから、トップセールスが共通して持つマインド、新規顧客に会いづらい時代でもアポを獲得する方法、営業プロセスを7分割して否定材料を逐一なくす方法などをまとめた一冊です。本来顧客向けに提供してきたノウハウを一般読者向けにかみ砕いています。成果をコントロールするという言い切りが特徴です。

こんな人におすすめ

新人からベテランまで、再現性のある型を持ちたい営業パーソン。アポが取れないと悩む個人。商談の進め方を分解して見直し、自分用の営業の虎の巻をつくる場面に向きます。

良い点

  • データに基づくメソッド
  • 基礎から応用まで幅広い
  • 具体的ノウハウが豊富

気になる点

  • 自社商材の色が残る
  • 誰にでも同じ効果とは限らない
  • 網羅的でやや長い

出版社

扶桑社

発売日

2021年8月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

成果をコントロールするって言い切られると、逆に本当なのかなって疑ってしまいます。根拠があるんですか。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこには23年分の営業データが背景にある。トップセールスが共通して持つマインド、アポを獲得する方法、営業プロセスを7分割して否定材料を逐一なくす方法など、データから見えた共通項をメソッドとしてまとめている。

理論で売るというのが全体の合言葉だね。

橘ナナミ

橘ナナミ

1100社、12000商品で実績を上げた会社のノウハウなんですね。新人でも使いこなせるんでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

マインドセットから商談で差をつける技術まで段階があるので、新人からベテランまで読める作りになっている。

ただ、商材や顧客層が変われば効き方も変わるから、全部を真似るより、自社で試して残ったものを使うつもりで読むといいよ。

ドリルを売るには穴を売れ
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ドリルを売るには穴を売れ

佐藤義典 著|青春出版社

¥1,815(税込)

3.7

ドリルを売るには穴を売れ、つまり商品を売るには顧客にとっての価値から考えよ、という一文から始まり、ベネフィット、ターゲティング、差別化、4Pへとマーケティングの主要理論をスッキリ解説します。並行して新人社員が閉店寸前のレストランを復活させるサブストーリーが進むので、楽しく読みながら実戦での使い方が見えてくる。価値から逆算する思考が身につく入門書です。

こんな人におすすめ

売る前に価値を言葉にしたい若手営業。売れる理由を組み立てたい個人事業主。顧客視点に切り替える最初の一冊を探し、理論の全体像をつかむ場面に向きます。

良い点

  • 物語と理論を同時に学べる
  • 12万部突破のロングセラー
  • 入門書として読みやすい

気になる点

  • 営業の話法本ではない
  • 理論は基礎レベルにとどまる
  • 新装版と旧版が混在する

出版社

青春出版社

発売日

2006年12月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

ドリルを売るには穴を売れって、有名な言葉ですよね。この本は何を教えてくれるんでしょうか。マーケティングの本なんですか。

佐藤メバル

佐藤メバル

商品ではなく顧客にとっての価値から考えよ、という意味だね。そのベネフィットを出発点に、誰に売るかのターゲティング、競合より高い価値を出す差別化、価値を届ける手段の4Pへと、主要理論が順に並ぶ。

価値から逆算するという順番が身につく入門書だよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

理論だけだと眠くなりそうですが、レストランを復活させる話が並行して進むんですよね。その二つを行き来する感じですか。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、新人社員が閉店寸前のレストランを立て直すサブストーリーが同時に進むので、理論が実戦でどう効くかが見える。

12万部突破のロングセラーの新装版で、内容は従来のものと同じ。売り方の前に、自分は何を売っているのかを考え直したい人に向いているよ。

トップセールスが使いこなす! 〝基本にして最高の営業術″総まとめ 営業1年目の教科書
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トップセールスが使いこなす! 〝基本にして最高の営業術″総まとめ 営業1年目の教科書

菊原智明 著|大和書房

¥1,650(税込)

3.7

トヨタホームで7年間どん底の営業時代を過ごした著者が、4年連続でトップ営業になれたのは基本を見直したから、とする一冊。名刺交換で名前と特徴を覚える、小物へのこだわり、顔全体を見て話す、プレゼンでポイントは3つですを使うなど、73の基本を105点のイラストとともに収録します。2時間ほどで読み切れる設計で、基本にして最高の営業術を総まとめしています。

こんな人におすすめ

営業1〜3年目の若手。基本が抜けていると感じるベテラン。部下への指導に困るリーダーが、教える材料を手元に置いて渡す場面に向きます。

良い点

  • 73項目で網羅的に確認
  • イラスト105点で読みやすい
  • 職場関係や習慣まで含む

気になる点

  • 上級の戦略論は扱わない
  • 項目ごとの深さは控えめ
  • 網羅ゆえ一つ一つは短い

出版社

大和書房

発売日

2018年2月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

営業1年目の教科書って書いてありますけど、本を読むのが苦手な私でも、本当に使いこなせるんでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

105点のイラスト付きで、2時間ほどで読み切れるように作られているから、構えなくていいよ。名刺交換で名前と特徴を覚える、小物へのこだわり、顔全体を見て話す、といった73の基本が並ぶ。

著者はトヨタホームで7年間どん底の営業時代を過ごし、基本の見直しで4年連続トップ営業になった人だよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

トップ営業になった理由が基本っていうのが、ちょっと意外で励みになります。読むだけで営業がうまくなるんでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこがこの本の主張で、派手なテクニックではなく、心得、身だしなみ、トーク、商談、営業ツール、職場関係、モチベーション、習慣、しないこと、と範囲が広い。

指導に困っているリーダーが、部下に渡す教材としても使いやすい構成だよ。

プロフェッショナルマネジャー
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プロフェッショナルマネジャー

ハロルド・ジェニーン 著|プレジデント社

¥1,466(税込)

3.5

書名どおり、プロフェッショナルなマネジャーとは何かを正面から問うた古典として、長く読み継がれてきた一冊。339ページと厚みがあり、経営者や管理職が自分の役割を根底から見直すための土台になります。個別の営業ノウハウではなく、マネジャーという職務そのものを考える本。部下の動かし方や数字の作り方といった実務ノウハウに物足りなさを感じ始めた人が、立ち返る場所として選びたい古典です。

こんな人におすすめ

役職は上がったが自分の役割が曖昧な新任部長。古典から基礎を組み直したい管理職。年度初めや異動のタイミングで、自分の仕事を定義し直す場面に向きます。

良い点

  • 長く読まれる古典としての安定
  • マネジャー論の土台になる
  • 価格帯は比較的手頃

気になる点

  • 時代背景の差は意識が必要
  • 即効のノウハウではない
  • 文章量は多めで骨が折れる

出版社

プレジデント社

発売日

2004年5月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

古典って、いま読んでも古くないんでしょうか。時代が違う気がして、つい後回しにしてしまいそうです。

佐藤メバル

佐藤メバル

書名どおり、プロフェッショナルなマネジャーとは何かを正面から問う本で、長く読み継がれてきた。339ページと厚いけれど、営業のハウツーではなくマネジャーという職務そのものを考える土台になる。

役職は上がったけれど自分の役割が曖昧だと感じている人ほど、戻ってくる価値があるよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど、テクニック本に物足りなさを感じ始めたら、ということですね。じゃあ新入社員が読むには早いですか。

佐藤メバル

佐藤メバル

そうだね、まずは現場で数字の作り方を覚えてからでいい。個別のノウハウは現場でいくらでも集められるけれど、その使い手である自分の軸は別に要る。

年度の初めや異動のタイミングで、自分の仕事を定義し直すために読むと、普段の判断の基準がはっきりしてくるよ。

ひと目でわかるマネジメントのしくみとはたらき図鑑 (イラスト授業シリーズ)
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ひと目でわかるマネジメントのしくみとはたらき図鑑 (イラスト授業シリーズ)

野田稔 著|創元社

¥3,300(税込)

3.5

古典から最新のマネジメント論までを、見開き2ページ単位のイラスト図解で整理した図鑑です。マネジメントの基礎、組織の管理、人材管理、コミュニケーション、セルフマネジメントという章立てで横断し、各テーマは導入と概要図解にコラムを組み合わせた構成なので、長い文章を読まずに興味のある場所から拾えます。理論の地図として手元に置ける一冊です。

こんな人におすすめ

理論の名前は知っているが中身が曖昧な新任管理職。学生や若手のキャリア学習。辞書的に引いて全体像をつかみ、気になった理論の専門書へ進む場面に向きます。

良い点

  • 見開き完結で引きやすい
  • 古典から最新までを網羅
  • 学生にも使える設計

気になる点

  • 各論の深さは控えめ
  • 通読より参照に向く構成
  • 価格は高めの部類に入る

出版社

創元社

発売日

2022年2月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

図鑑って、生き物や鉱物の子ども向けのイメージがあったんですけど、ビジネス書にもあるんですね。どんな構成なんでしょう。

佐藤メバル

佐藤メバル

見開き2ページ単位でテーマが完結していて、古典から最新の理論までイラストで整理されている。マネジメントの基礎、組織の管理、人材管理、コミュニケーション、セルフマネジメントという章立てで、長い文章を読まずに興味のあるところから拾える。

理論の地図として手元に置く使い方だね。

橘ナナミ

橘ナナミ

名前だけ聞いたことがある理論が、組織のどこに位置するのか分かるのは助かりそうです。辞書みたいに使っていいんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

まさにそこが価値で、経営者からチームリーダー、フリーランサーまで、立場ごとに必要な論点へ入りやすい。

学生や若手のキャリア学習にも使えると想定されている。ただし各論の深さは控えめだから、気になった理論は専門書に進む入口として使うといいよ。

アドバイスしてはいけない 部下も組織も劇的にうまくいくコーチングの技術
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アドバイスしてはいけない 部下も組織も劇的にうまくいくコーチングの技術

マイケル・バンゲイ・スタニエ 著|ディスカヴァー・トゥエンティワン

3.5

部下のためによかれと思って出す答えが、実は自分は優れていると示す行為になっていないか。アドバイス・モンスターという強い言葉で、リーダーが陥りがちな自己正当化を突く一冊です。自分が話す時間を減らし関心を持って問いかけを増やす手法を土台に、真の課題を見つけ、逃げ道を封じ、習慣として根づかせるまでを3部構成で示します。質問を投げるリーダーへの転換を促します。

こんな人におすすめ

つい答えを渡してしまう上司。1on1が説教じみてしまうマネジャー。部下やチームの自発性を引き出したい人が、日々の関わり方を変える場面に向きます。

良い点

  • コーチングの実践段階まで踏む
  • 具体的な問いの使い方を示す
  • 前著の手法を引き継ぐ構成

気になる点

  • 文化的な違いを感じる箇所
  • 日本の事例は少なめ
  • 質問の反復練習が前提になる

出版社

ディスカヴァー・トゥエンティワン

発売日

2024年11月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

アドバイスしてはいけないって、部下を助けたい上司ほど混乱しそうなタイトルです。どういう意味なんでしょう。

佐藤メバル

佐藤メバル

その違和感が入口になる。よかれと思って出す答えが、自分はこの人たちより優れていると示す行為になっていないか、という問いが全体を貫く。

アドバイス・モンスターという強い言葉で、リーダーの自己正当化を突いてくる。自分が話す時間を減らし、問いかけを増やす方向へ舵を切る本だよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

問いかけるだけで、本当に部下が動くんでしょうか。黙っているだけの上司にならないか心配です。そこは大丈夫ですか。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこは3部構成で丁寧に進む。相手に関心を持ち続け、真の課題を見つけ、出口を封じ、習慣として根づかせる、という段階があるから、単に黙る話ではない。

著者は全米ベストセラーの前著でも同じ手法を説いていて、今回はリーダーがテーマ。1on1が説教じみてしまう人に効くよ。

新版「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方
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新版「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方

岩田松雄 著|サンマーク出版

¥1,650(税込)

3.5

書名どおり、ついていきたいと思われるリーダーになるための51の考え方をまとめた一冊。272ページにわたり、指示や権限で人を動かすのではなく、人から選ばれるリーダー像を一つずつ積み上げる構成です。マネジメントの技術論というより、リーダーの在り方に軸を置いており、立場を得る前に読んでおきたい人にも向きます。新版として、いま手に取りやすい形にまとまっています。

こんな人におすすめ

立場はできたが慕われている実感がない新任リーダー。人から選ばれるとはどういうことかを考えたい人。就任前後に通読し、苦手な項目を拾い読みする場面に向きます。

良い点

  • 51項目で区切りが明快
  • 在り方から問う構成
  • 就任前後にも読みやすい

気になる点

  • 技術論は中心ではない
  • 既視感のある項目もある
  • 新版と旧版の混同に注意

出版社

サンマーク出版

発売日

2025年11月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

ついていきたいって、能力の高さとはまた別の話ですよね。それで51個も考え方があるんですか。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、指示や権限で動かすのではなく、人から選ばれるリーダー像を51の項目で一つずつ積み上げる構成だ。

272ページにわたって、マネジメントの技術というよりリーダーの在り方に軸を置いている。立場ができたばかりで、慕われている実感がない人に向いている。

橘ナナミ

橘ナナミ

肩書きで動いてもらっている感じがする、というのはよく聞く悩みです。51項目なら拾い読みもできそうですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

その感覚を一段深く考えたいときに合う。就任前後に通読してもいいし、苦手だと思う項目だけ拾い読みしてもいい。

技術は現場で覚えられるけれど、人から選ばれる理由は意識しないと身につかない、というのがこの本の立場だね。

「人の器」の磨き方 リーダーシップ・コーチングと成人発達理論による人間力の変容プロセス
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「人の器」の磨き方 リーダーシップ・コーチングと成人発達理論による人間力の変容プロセス

加藤洋平 著|日本能率協会マネジメントセンター

¥2,090(税込)

3.5

成果やスキルでできる人を測ってきた近代社会を振り返り、AIが進化する時代こそ人間力が問われるとする一冊。ダイナミックスキル理論や成人発達理論を用いて、器は静的なものではなく、金継ぎのように修復し再構築できると説きます。逆境や越境体験、異質性との出会い、内省と自己開示、組織としての器まで論じる。器は壊して直せるという比喩が全体を貫いています。

こんな人におすすめ

スキル習得に疲れ、自分の在り方を見直したい管理職。若手の成長を長い目で支えたい人事。コーチングの土台を理論から固めたい場面に向きます。

良い点

  • 理論と実践を橋渡しする
  • 器という切り口が独自
  • 組織の器まで視野に入る

気になる点

  • 312ページで読み込みが重い
  • 理論用語が多めに出てくる
  • 即効の処方は少なめ

出版社

日本能率協会マネジメントセンター

発売日

2025年12月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

人の器って、評価するときに便利に使われる言葉だけど、実体がよく分からないんですよね。定義できるものなんでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

本書はそこを曖昧なままにしない。ダイナミックスキル理論や成人発達理論を使って器を定義し、静的なものではなく、金継ぎのように修復して進化させられると説く。

器は壊して直せるという比喩が全体を貫いていて、欠けた部分を隠す話ではないのがいいところだよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

スキルではなく器と言われると、努力の方向が変わりそうで、ちょっと身構えてしまいます。何から読めばいいんでしょう。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこは順序立てて説明されている。逆境や越境体験が成長の契機になること、異質な他者と出会うこと、内省と自己開示が効くこと、さらに組織にも器があることまで論じられる。

312ページは重いけれど、スキル習得に疲れた管理職や、若手を長い目で見たい人事に合うよ。

一目置かれるリーダーの戦略的話し方: アナウンサーが教える言葉を相手に届ける技術 (単行本)
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一目置かれるリーダーの戦略的話し方: アナウンサーが教える言葉を相手に届ける技術 (単行本)

阿部恵 著|三笠書房

¥1,980(税込)

3.5

あの人の話を聞くと行動したくなる、期待に応えたくなる。その差は話の内容の優劣ではなく、言葉を届ける力の差だとし、マインド、声と表現、話の構成、伝え方の4要素から本質に迫る一冊です。スピーチ上手は才能ではなく準備の賜物とし、初頭効果と自己開示、話の型の使い分け、印象のマネジメント、メディア対応やリスク管理まで扱います。準備で伝わるようになるのが核です。

こんな人におすすめ

会議や式辞で話す機会が増えた管理職。声や話し方を直したい営業責任者。自分の話を録音してから、人前で話す準備の型を手に入れる場面に向きます。

良い点

  • アナウンサー視点の具体性
  • 4要素で整理されている
  • メディア対応まで含む範囲

気になる点

  • 320ページで通読は重め
  • 話す内容の作り方は薄め
  • 練習が前提の内容

出版社

三笠書房

発売日

2026年7月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

人前で話すのが苦手で、会議の前は毎回、準備が足りないのかなと落ち込んでいます。話し方って練習で変わるものでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

その感覚はこの本の主張と合っている。スピーチ上手は才能ではなく準備の賜物だとして、マインド、声と表現、話の構成、伝え方の4要素に分けて迫る。

初頭効果と自己開示で会場を味方に変える、見た目や表情もメッセージになる、といった具体策が並ぶ。準備で伝わるようになるのが核だよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

アナウンサーの方が書いているんですね。声や話し方って、そんなに差が出るものなんでしょうか。自分では気づけなさそうです。

佐藤メバル

佐藤メバル

伝わらないのは内容ではなく、声と話し方に原因があるという指摘から入る。話の型の使い分け、印象のマネジメント、メディア対応やリスク管理まで範囲が広い。

320ページあるので、まずは自分の話を録音してから読むと、どこを直すべきかがはっきりするよ。

組織文化とリーダーシップ【原著第5版】
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組織文化とリーダーシップ【原著第5版】

E.H.シャイン 著|白桃書房

¥4,500(税込)

3.5

組織心理学という分野を切りひらいたシャインが、組織における文化とリーダーシップのダイナミズムを描いた集大成です。文化の構造を捉える視点から始まり、マクロカルチャーが組織に与える影響、成長段階ごとの文化の進化、そして文化の変革の実践へと進みます。第5版ではグローバル化やDXに伴う変化、ミレニアル世代以降の価値観、測定ツールの検討、各章の問いかけが加わりました。文化が分かれば組織が読める一冊です。

こんな人におすすめ

風土改革がうまくいかない経営者や人事。組織文化を理論から理解したいマネジャー。長期的な組織設計や、改革の前提を固めたい場面に向きます。

良い点

  • 第5版で現代的論点を追加
  • 4部構成で道筋が明確
  • 各章に読者への問いかけ

気になる点

  • 424ページで覚悟が要る
  • 価格は高めの部類
  • 学術書寄りの文体

出版社

白桃書房

発売日

2025年4月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

組織文化の本って、読んでも現場で何が変わるのか想像しにくいんです。理論だけの話ではないんでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこに応えるのが本書の構成だね。文化の構造を捉える視点から始まり、マクロカルチャーが組織に与える影響、成長段階ごとの文化の進化、そして変革の実践へと進む。

世界有数の企業のコンサルティング経験から描かれていて、文化が分かれば組織が読めるという実感を与えてくれるよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

第5版で現代的な話も足されているんですか。424ページは、なかなか覚悟がいりますね。読む順番はありますか。

佐藤メバル

佐藤メバル

うん、近年のグローバル化やDXに伴う変化、ミレニアル世代以降の価値観、文化を測るツールの検討などが加わり、各章に読者への問いかけも入った。

まず第1部で文化の構造をつかんでから進むと迷いにくい。風土改革がうまくいかない経営者や人事が、じっくり腰を据えて読む一冊だね。

現場でよくある課題への処方箋 人と組織の行動科学
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現場でよくある課題への処方箋 人と組織の行動科学

伊達洋駆 著|すばる舎

¥3,520(税込)

3.5

採用、マネジャー、評価と上司部下のコミュニケーション、育成と自律性、組織・文化・人事制度、働き方。人と組織をめぐる44項目の課題を並べ、組織行動論の研究知見から対策を解説する一冊です。実務に有益なエビデンスがひととおり揃う構成で、うちの悩みはこれ、と目次から引ける辞書的な使い方ができます。根拠のある打ち手を選びたい人に向いています。

こんな人におすすめ

施策を打つ前に研究知見を確認したい人事担当者。部下のやる気や定着に悩む管理職。会議の前に該当項目だけを開いて、打ち手を選ぶ場面に向きます。

良い点

  • 44項目で引ける構成
  • 組織行動論の知見が豊富
  • 採用から働き方まで網羅

気になる点

  • 352ページと厚い
  • 価格は高めの部類
  • 通読より参照に向く

出版社

すばる舎

発売日

2022年2月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

44項目の課題って、逆に多すぎて、自分の悩みがどこにあるか探すのが大変そうですね。目次から引く使い方でいいんでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこは目次がそのまま相談先になる設計だよ。採用にまつわるもの、マネジャー、評価とコミュニケーション、育成と自律性、組織・文化・人事制度、働き方と章が分かれている。

会社における人の心理や行動を探求する組織行動論の知見から対策が語られる。根拠のある打ち手を選びたいときに強いよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

やる気を高めたい、とか、定着を促したい、みたいに悩みの言葉で引けるのが助かります。全部読まなくてもいいんですよね。

佐藤メバル

佐藤メバル

まさにその使い方を想定している。352ページと厚いけれど、通読するより、いま困っている項目から開いて周辺を読む辞書的な使い方が現実的だね。

施策を打つ前に研究知見を確認する習慣をつけたい人事や管理職に向いているよ。

組織の成果を最大化する ルールのデザイン
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組織の成果を最大化する ルールのデザイン

安斎勇樹 著|ディスカヴァー・トゥエンティワン

3.5

ルールを増やすと組織がガチガチになり、自由にしすぎると統制が取れない。その思い込みを外し、いい制約は部下を自由にし自分も楽にするという発想で、統制のルールと創造のルールのバランスを体系化した一冊です。シンプルで機能的なルールが大きな成果につながった実例を多数収録し、チェックシートやフレームワークも用意。制約を味方にする新時代のマネジメント論です。

こんな人におすすめ

謎の社内ルールで組織が硬直していると感じる経営者。心理的安全性を気合ではなく仕組みでつくりたい組織開発担当。制度やマニュアルを見直す場面に向きます。

良い点

  • 設計思想と実践ツールを両立
  • 実例が豊富で具体的
  • チェックシートと型が付く

気になる点

  • 法務の論点はやや専門的
  • 自社への翻訳が必要
  • 網羅的で読み応え重視

出版社

ディスカヴァー・トゥエンティワン

発売日

2026年7月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

社内の謎ルールには毎年モヤモヤしているんですけど、ルールそのものをデザインするって発想がありませんでした。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこが本書の出発点だね。ルールを増やすと組織がガチガチになり、自由にしすぎると統制が取れない、という思い込みを外すところから始まる。

いい制約は部下を自由にし自分も楽にする、という立場で、統制のルールと創造のルールのバランスを体系化している。

制約を味方にするマネジメント論だよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

実例がたくさん入っているんですね。チェックシートもあるなら、自社で試せそうです。会議のルールから見直してもいいんでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

もちろん、むしろ会議や1on1のような身近なところから始めるのが現実的だよ。ソニーやGoogle、Netflixなど、シンプルで機能的なルールが成果につながった例が並ぶ。

心理的安全性を気合ではなく仕組みで運用するのが狙いで、形骸化した社内制度をリセットしたい人に向いている。

だから僕たちは、組織を変えていける ――やる気に満ちた「やさしいチーム」のつくりかた【ビジネス書グランプリ2023「マネジメント部門賞」受賞!】
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だから僕たちは、組織を変えていける ――やる気に満ちた「やさしいチーム」のつくりかた【ビジネス書グランプリ2023「マネジメント部門賞」受賞!】

斉藤徹 著|クロスメディア・パブリッシング(インプレス)

3.5

読者が選ぶビジネス書グランプリ2023のマネジメント部門で第1位を獲得した一冊です。なぜ厳しい職場ほどミスが多いのか、なぜ数字を追うと結果から遠ざかるのか、という問いから始まり、統制から自走へ、強がりの仮面を外して関係の質を変える、北極星を見つけて意味を共有する、アメとムチを捨て好奇心を解き放つ、という順で綴ります。たったひとりから始められるのが核です。

こんな人におすすめ

現状に違和感を持ちながら立場が弱い現場の一社員。心理的安全性を育てたいリーダー。チームのやる気を正面から扱う最初の一冊を探す場面に向きます。

良い点

  • 受賞と読者の支持が裏づけ
  • 図解と実践メソッドが揃う
  • 現場の一員から始められる

気になる点

  • 理念寄りと感じる人もいる
  • 深い理論は別途補う必要
  • 実践は継続が前提になる

出版社

クロスメディア・パブリッシング(インプレス)

発売日

2021年11月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

組織を変えていけるって、立場の弱い一社員が読んでも大丈夫なんでしょうか。偉い人向けの本に見えます。

佐藤メバル

佐藤メバル

むしろそこが狙いで、たったひとりから影響の輪を広げるというのが結論になっている。なぜ厳しい職場ほどミスが多いのか、なぜ数字を追うと結果から遠ざかるのか、という問いから始まり、統制から自走へ、強がりの仮面を外して関係の質を変える、という順に進む。

やさしいチームのつくりかたが主題だよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

心理的安全性って言葉、最近よく聞きますけど、落とし穴もあるんですよね。そこも書かれているんですか。

佐藤メバル

佐藤メバル

本書はそこも章を割いて扱っている。北極星を見つけて意味を共有し、アメとムチを捨てて自律性・有能性・関係性を満たしていく、という流れだね。

受賞と読者の支持という後押しもあるので、現状に違和感を持つ人が最初に読む一冊として選びやすいよ。

「何から読むか」を決める読書ロードマップ

橘ナナミ

橘ナナミ

本が多すぎて、順番で迷ってしまいます。上から読めばいいんでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

三つの段階で考えるといい。まず昇格直後は、自分の頭の整理が目的だ。遠藤慎太郎さんの『最強組織マネジメント』で「ムダを削る」「部下に役割を与える」という2つを押さえ、石田淳さんの『3日で営業組織が劇的に変わる行動科学マネジメント』で、成果につながる行動を増やし、望まない行動を減らすという考え方に触れる。ここで「根性ではなく行動を変える」という土台を作るんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

その次は、仕組み化の段階ですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。複数課を統括し始めたら仕組み化に進む。浅井清司さんの『絶対に予算達成するルート営業の仕組み化』、乾哲也さんの「成約達人」の仕組みづくり、内藤和美さんの『営業マネジャーのためのプロセスマネジメントの考え方・進め方』。そしてHRInstituteの『営業計画&目標管理の立て方・進め方』は、営業戦略→営業計画→目標管理を、全社→部門→チーム→個人へブレークダウンする考え方を扱っている。KPIや事業計画で悩んだら、帆足貴宏さんの『4 営業マネジメント』と合わせてこのあたりが芯になる。

橘ナナミ

橘ナナミ

本部長として経営に近づいたら、何を読めばいいんでしょう。

佐藤メバル

佐藤メバル

組織と文化だね。シャインの『組織文化とリーダーシップ』は、文化の構造、文化の進化、文化の変革の実践という流れで、リーダーが文化にどう影響するかを扱っている。安斎勇樹さんと水野祐さんの『組織の成果を最大化する ルールのデザイン』は、統制のルールと創造のルールのバランスを、ソニーやGoogleなどの実例とフレームワークで考える。現場の翻訳者から、組織の設計者へ一歩進む段階の本だよ。

読んで終わらせない——1on1と読書会で組織の再現性に変える

橘ナナミ

橘ナナミ

本を読んでも、現場が変わらない気がするんです。読んだだけで終わってしまうというか。

佐藤メバル

佐藤メバル

それはよくある失敗だね。僕も書店員時代、売れるからと積んだ本が全然動かなくて、棚の作り方を変えたら急に動いたことがある。読む側も同じで、一冊につき自分のアクションは一つに絞るといい。たとえば『最強組織マネジメント』を読んだら「明日の朝会で、自分の仕事を一つ手放して誰かに渡す」まで決める。

橘ナナミ

橘ナナミ

チームで読むなら、読書会がいいんでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

読書会は、知識を組織の再現性に変える装置になる。やり方は簡単で、章ごとに一人一つ「明日から変えること」を出すだけ。進行に困ったら伊達洋駆さんの『現場でよくある課題への処方箋 人と組織の行動科学』が便利だよ。採用、マネジャー、評価とコミュニケーション、育成と自律性など44項目の課題が並んでいて、組織行動論の知見をもとにした対策が書かれている。議題づくりの辞書として使える。

橘ナナミ

橘ナナミ

1on1に使うなら、どの本がいいですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

マイケル・バンゲイ・スタニエの『アドバイスしてはいけない』だね。リーダーが「答え」を渡してしまうことの弊害と、質問を通して相手の自発的な行動を引き出す関わり方がテーマ。読んだその週の1on1で、アドバイスを一度飲み込んで質問に置き換えてみる。それだけで体感が変わるはずだよ。

上層営業とAI時代、そして「やってはいけない」の避け方

橘ナナミ

橘ナナミ

ハイタッチ営業やアカウント営業みたいな、上流の営業はどの本で学ぶんでしょう。

佐藤メバル

佐藤メバル

近藤崇司さんの『得意先から相談される営業の育て方』がいい。バイヤーは「また来たか…」と思っている、という問題提起から始まって、情報収集、仮説づくり、提案書への落とし込み、そして次の相談が生まれる検証までを体系化している。各章にそのまま使えるAIプロンプト例が入っているのも実務的だね。個人の提案スキルではなく、育て方の設計として書かれているから、本部長の仕事に直結する。

橘ナナミ

橘ナナミ

AIやデータの話は、やっぱり避けて通れないですよね。

佐藤メバル

佐藤メバル

中島佑悟さんの『データ分析営業』は、受注要因を少ない変数で説明できる状態を目指す、というゴールの置き方が明快だ。課題設定から仮説、データ準備、集計と解釈、売上への応用までのフレームワークと、現場でよくある勘違いまで書かれている。仮説の立て方そのものを磨くなら鈴木眞理さんの『仮説起点の営業論』、成果をコントロールする考え方を部下と共有するなら今井晶也さんの『セールス・イズ』も選択肢に入る。

橘ナナミ

橘ナナミ

逆に、やってはいけない読み方ってありますか?

佐藤メバル

佐藤メバル

三つある。一つは順番を飛ばすこと。仕組みが整う前にマインド本だけを読むと、現場の熱が空回りする。二つ目は、実践ゼロで次の本へ行くこと。乾哲也さんが「9割の企業が仕組み化に失敗する本当の理由」を書いているように、原因は「やり方」より「順序」にあることが多い。三つ目は、大企業の事例をそのまま自社に当てはめること。図解の多さや改訂版かどうかも、選ぶときの判断材料にしていい。

よくある質問

営業部長・本部長におすすめの本はどれですか?

橘ナナミ

橘ナナミ

営業部長・本部長におすすめの本はどれですかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

役割の広さで選ぶといいでしょう。組織を立ち上げる段階なら帆足貴宏『4 営業マネジメント』、仕組みと数字を両立させたいなら浅井清司『絶対に予算達成するルート営業の仕組み化』、組織と文化まで視野を広げるならシャイン『組織文化とリーダーシップ』が候補になります。現場の翻訳者と経営の設計者、両方の視点を持つことが本部長の仕事の核心です。

新任の営業部長が最初に読むべき本は?

橘ナナミ

橘ナナミ

新任の営業部長が最初に読むべき本はについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

まずは遠藤慎太郎『最強組織マネジメント』で、ムダの削減と部下への役割付与という二つの基本を押さえるのがおすすめです。次に石田淳『3日で営業組織が劇的に変わる行動科学マネジメント』で、根性ではなく行動を変えるという考え方に触れると、指導の軸がぶれにくくなります。

本部長と部長の違いがわかる本はありますか?

橘ナナミ

橘ナナミ

本部長と部長の違いがわかる本はありますかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

職位の呼称や権限は会社ごとに異なるため、断定して書いた本は多くありません。代わりに、HRInstitute『営業計画&目標管理の立て方・進め方』が扱う、全社→部門→チーム→個人へのブレークダウンを読むと、どこから上が経営の範囲かが見えてきます。

営業マネジメントの名著・ロングセラーは?

橘ナナミ

橘ナナミ

営業マネジメントの名著・ロングセラーはについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

佐藤義典『ドリルを売るには穴を売れ』は12万部を突破したロングセラーの新装版で、ベネフィットから4Pまでを物語と並行して学べます。理論の土台としては、古典から最新論までを見開きで整理した野田稔『ひと目でわかるマネジメントのしくみとはたらき図鑑』も手元に置いておきたい一冊です。

部下育成やコーチングでおすすめの本は?

橘ナナミ

橘ナナミ

部下育成やコーチングでおすすめの本はについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

マイケル・バンゲイ・スタニエ『アドバイスしてはいけない』が実践的です。答えを与えるのではなく質問で引き出す関わり方が軸になっているので、読んだ週の1on1から試せます。育成の制度設計まで踏み込むなら伊達洋駆『現場でよくある課題への処方箋 人と組織の行動科学』が課題別に引けます。

営業戦略・KPI設計を学べる本はどれですか?

橘ナナミ

橘ナナミ

営業戦略・KPI設計を学べる本はどれですかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

帆足貴宏『4 営業マネジメント』は、営業の使命から経営課題の総点検、事業展開領域の設定と組織構造設計までを扱っています。計画への落とし込みはHRInstitute『営業計画&目標管理の立て方・進め方』、進め方の型は内藤和美『営業マネジャーのためのプロセスマネジメントの考え方・進め方』が参考になります。

本を読んでも実践できないときはどうすればいい?

橘ナナミ

橘ナナミ

本を読んでも実践できないときはどうすればいいについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

一冊につき自分のアクションを一つだけ決めるのがコツです。たとえば朝会で自分の仕事を一つ手放す、1on1でアドバイスを一度飲み込む、といった粒度で構いません。チームで読むなら章ごとに「明日から変えること」を一人一つ出し合う読書会にすると、知識が組織の動きに変わります。

AI時代に営業マネージャーが読むべき本は?

橘ナナミ

橘ナナミ

AI時代に営業マネージャーが読むべき本はについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

中島佑悟『データ分析営業』は、受注要因を少ない変数で説明できる状態を目指すという考え方と、現場でよくある勘違いを扱っています。上流の提案力まで伸ばすなら近藤崇司『得意先から相談される営業の育て方』が、各章にAIプロンプト例を収録していて実務的です。

まとめ

橘ナナミ

橘ナナミ

今日は、本部長と部長で読む本が違うという話から、読む順番、読書会の使い方まで聞いてしまいました。

佐藤メバル

佐藤メバル

全部を一度に読む必要はないよ。まず目の前の課題を一つ決めて、それに効く一冊を選ぶ。それが一番早い。

橘ナナミ

橘ナナミ

でも、本部長って商談現場と経営会議の両方を見なきゃいけないんですよね。片方だけ読んでいると、視界が狭くなりそうです。

佐藤メバル

佐藤メバル

だからこそ、現場の解像度を上げる本と、経営の視座を上げる本を交互に読むといい。遠藤慎太郎さんの本で現場の解像度を上げたら、シャインの組織文化論で一段引いて見る。その往復そのものが、本部長の仕事の筋トレになる。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど……読み終わったあとに、何か一つだけ変えてみる。それなら私にもできそうです。

佐藤メバル

佐藤メバル

そうだね。営業本部長の仕事は、走っている列車の前方に線路を敷いていく作業に似ている。今期の数字という車輪を回しながら、来期の枕木を一本ずつ置いていく。本は、その枕木の寸法を確かめる定規なんだ。読んで終わりではなく、一冊ごとに枕木を一本。それが一年後、チームが揺れずに走れる線路になる。

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Editorial Team

編集に関わる専門家