営業の基礎が学べる本のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】

監修

佐藤メバル

佐藤メバル

@shelfy_mebaru

編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ

橘ナナミ

@medias_nanami

編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。

最終更新: 2026年10月

橘ナナミ

橘ナナミ

佐藤さん、今日は「営業の基礎」の本ですよね。でも書店に並んでいたのは『営業の基本』『営業の超基本』『営業1年目の教科書』……タイトルだけ見ても、どれが自分に必要かさっぱりわからなかったんです。

佐藤メバル

佐藤メバル

いいところに気づいたね。営業本はタイトルから中身のレベルが読み取りにくいジャンルなんだ。たとえば『この1冊ですべてわかる 営業の基本』は、営業コンサルタントの横山信弘が「考え方とスキル」を一冊に整理した本で、新人が最初に読むにも、マネジャーが自分のスタイルを見直すにも使える。一方『営業1年目の教科書』は、菊原智明が営業歴1〜3年目の若手に向けて73の基本を105点のイラスト付きで並べた本。同じ「基本」でも想定読者ははっきり違うんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど! 「基本」という言葉が同じでも、入り口が別なんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。書店員だったころ、いちばん多かった失敗が「いきなり分厚い理論書を買って三日で積む」パターンだった。だから今日は、順番より先に選び方の軸を整理しておこう。

橘ナナミ

橘ナナミ

はい、お願いします!

営業の基礎が学べる本の選び方

営業経験年数で選ぶ

橘ナナミ

橘ナナミ

まずは経験年数ですよね。未経験と、2〜3年やってきた人では違いますか?

佐藤メバル

佐藤メバル

まったく違うよ。未経験〜1年目なら『知識ゼロからの営業入門』や『最高の営業デビュー』のように「現場に出る前にこれだけは」という不安を先に消してくれる本が効く。『絵でわかる配属1年目でも目標達成できる営業の教科書』は、文字を最小限にして絵で流れを示した本で、通勤中にさらっと読める。2〜5年目は「なぜ売れないのか」を仕組みで見たい時期だから、データで裏づけた『営業の科学』や『セールス・イズ』へ。チームを持つ立場なら『営業の一流、二流、三流』や『営業の鬼100則』のように、行動の基準そのものを問い直す本が合う。

身につけたい工程で選ぶ

橘ナナミ

橘ナナミ

アポ取りだけ苦手、クロージングだけ苦手、みたいな逆引きもできますか?

佐藤メバル

佐藤メバル

できるよ。アポなら『誰も教えてくれなかった営業の超基本! 「アポの5原則」』と『営業はアポイント力が9割』。ヒアリングはSPINを扱った『営業の「聴く技術」』と、青木毅の質問型営業。提案とクロージングは『営業の「超」基本! 50』が準備の側から、『3万5000人を指導してわかった 質問型営業でトップセールスになる絶対法則』が場面別の側から迫る。身だしなみや言葉づかいなら『本当に超基本・超常識の営業マナー』だね。

本の形式で選ぶ

橘ナナミ

橘ナナミ

活字が苦手な後輩には、どの形式がいいですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

まずはマンガから。『マンガで学ぶ! 営業の超基本』はダメなチームが育つ過程を追う形だから通しで読める。図解なら『イラストと図解で速攻理解! 営業の超基本』、流れをつかむなら『絵でわかる配属1年目でも目標達成できる営業の教科書』。腰を据えたい人には文庫の『新入社員のための営業マン入門』のような、薄くて密度の濃い一冊が向いている。

エビデンスの裏付けで選ぶ

橘ナナミ

橘ナナミ

「この人の体験談」か「データ」か、って見分けられますか?

佐藤メバル

佐藤メバル

見分けられるよ。『営業の科学』は営業1万人とお客様1万人、合わせて2万人の調査を土台にしていると明記されている。『セールス・イズ』は1100社・12000商品の実績から生まれたメソッドだ。逆に『営業の鬼100則』のように、30年の現場経験から鉄則をまとめた体験型もある。どちらが上ではなく、自分が納得して動けるタイプを見極めるのが大事なんだ。

業種・商材との相性で選ぶ

橘ナナミ

橘ナナミ

保険とBtoBの商材とでは、合う本が違いますか?

佐藤メバル

佐藤メバル

違うね。『アポの5原則』は27年間の保険営業の現場から生まれた原則で、対面で信頼を積む商材と相性がいい。無形商材のクロージングに悩むなら質問型営業が効きやすい。組織の分業設計まで考えるなら、組織論やインサイドセールスの領域に足を伸ばすといい。

発行年で選ぶ

橘ナナミ

橘ナナミ

古い本は避けたほうがいいんでしょうか?

佐藤メバル

佐藤メバル

テーマで分けよう。『「営業の基本」がしっかり身につく本』は1997年刊行の同名書の新装版で、20年読み継がれてきたと紹介されている。こうした普遍の部分は古くても価値が落ちない。一方でSNSやオンライン商談のように変化の速いテーマは、新しい本から入るのが安全だよ。

営業の基礎が学べる本をひと目で比較

橘ナナミ

橘ナナミ

えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず

#画像名称おすすめ対象価格一言
1
この1冊ですべてわかる 営業の基本
この1冊ですべてわかる 営業の基本初めて営業に配属された新人、営業へ急に異動になった人、そして部下の指導に迷うマネジャー。最初の一冊として通しで読み、売り方の前に営業という仕事の捉え方を整えたい場面に向きます。読み終えたら、日々の判断に迷ったときの戻り先にもなります。¥1,760全営業パーソンの基準書
2
「営業の基本」がしっかり身につく本
「営業の基本」がしっかり身につく本基本の技術を一冊にまとめて長く手元に置きたい人、営業という仕事への向き合い方から整えたい新人、そして数字が伸びずに迷っている中堅。考え方の土台を固めたい時期に向く一冊です。読み返すたびに、刺さる箇所が変わるタイプの本でもあります。¥1,28020年読み継がれた営業のバイブル
3
いちばん役立つ!結果が出る!営業の基本
いちばん役立つ!結果が出る!営業の基本配属されたばかりで何から覚えればいいかわからない新人、独学で営業の型を整えたい人、そして後輩に何を教えるか整理したい先輩。現場でそのまま使える言葉を探している場面に向きます。通読して、手元に残しておく使い方が合います。-現場目線の超基本を網羅
4
一生使える「営業の基本」が身につく本
一生使える「営業の基本」が身につく本基本は知っているつもりなのに結果が安定しない人、営業の流れを一度きちんと整理したい新人、そして自分の弱点がどの工程にあるか見極めたい中堅。手順の抜け漏れを確認したい場面に向きます。商談のあとに読み返すと、効き方が変わります。¥1,078プロセスの基本を事例で学ぶ
5
マンガで学ぶ! 営業の超基本
マンガで学ぶ! 営業の超基本活字の入門書で途中で止まってしまった人、営業に配属されて不安な新人、そしてチームで基本を共有したいリーダー。肩の力を抜いて営業の流れをつかみたい場面に向きます。まず物語として読み、そのあと自分の現場に置き換えてみてください。¥1,760マンガで追うチーム成長物語

営業の基礎が学べる本のおすすめ人気ランキング

橘ナナミ

橘ナナミ

一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!

佐藤メバル

佐藤メバル

よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい

この1冊ですべてわかる 営業の基本
1

この1冊ですべてわかる 営業の基本

横山信弘 著|日本実業出版社

¥1,760(税込)

4.8

営業は考え方とスキル次第で成果が大きく変わる——そう説く著者が、2万人を変えてきた経験から「これだけは知っておきたい基本と原則」をまとめた一冊です。新人の最初の一冊としてはもちろん、マネジャーが自分のスタイルを振り返る場面や、急に営業へ異動になった人のケースまで想定されているのが特徴。心構えとスキルを往復できる構成で、トーク例だけを並べた実践本とは役割がはっきり違います。

こんな人におすすめ

初めて営業に配属された新人、営業へ急に異動になった人、そして部下の指導に迷うマネジャー。最初の一冊として通しで読み、売り方の前に営業という仕事の捉え方を整えたい場面に向きます。読み終えたら、日々の判断に迷ったときの戻り先にもなります。

良い点

  • 考え方とスキルを一冊で網羅
  • 新人からマネジャーまで想定
  • 著者のコンサル経験が土台

気になる点

  • 細かなトーク例は多くない
  • 通読向きで逆引きは弱め
  • 実践の型は自分で補う必要

出版社

日本実業出版社

発売日

2019年4月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

佐藤さん、営業の本って棚に並べるとすごい数ですよね。最初の一冊を選ぼうにも、タイトルがどれも同じに見えてしまうんです。

この本は『すべてわかる』と名乗っていますけど、本当に一冊で足りるんでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

いいところに目をつけたね。横山さんは営業コンサルタントとして2万人を変えてきた人で、この本は基本と原則をはじめて解説した一冊なんだ。

新人が最初に読むのに向くだけでなく、マネジャーが自分のスタイルを見直すときや、急に営業へ異動になった人のケースまで想定している。守備範囲の広さが売りだよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

ケースが広いぶん、逆に一つひとつが薄くなっていないか心配です。私みたいに、明日からすぐ実践で使いたい人だと物足りないですか。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこは正直に言うと、細かいトークの型を丸暗記したい人には別の本が向く。でもね、書店員だった頃、営業一年目の人がまず手に取るのはこういう一冊だった。

売り方の前に、営業という仕事をどう捉えるかを整えておくと、あとで覚える技術がちゃんと使える形になるんだよ。

「営業の基本」がしっかり身につく本
2

「営業の基本」がしっかり身につく本

岩泉拓哉 著|かんき出版

¥1,280(税込)

4.7

1997年に刊行された同名書の新装版で、20年読み継がれてきた営業本の定番です。「話を聞いてもらえない」「数字が上がらない」「何をやっていいかわからない」——そんな悩みを抱える10万人の営業マンを支えてきたとされ、時代が変わっても求められる資質は変わらないことを実感させられます。テクニック集というより、著者の営業という仕事観からにじむ潔い考え方や生き方に触れられる名著です。

こんな人におすすめ

基本の技術を一冊にまとめて長く手元に置きたい人、営業という仕事への向き合い方から整えたい新人、そして数字が伸びずに迷っている中堅。考え方の土台を固めたい時期に向く一冊です。読み返すたびに、刺さる箇所が変わるタイプの本でもあります。

良い点

  • 20年読み継がれた定番の内容
  • 仕事観まで踏み込む潔さ
  • 悩み別に基本を整理

気になる点

  • 図解やイラストは少なめ
  • 最新の商談ツールの話は薄い
  • 著者流の色が強い

出版社

かんき出版

発売日

2013年12月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

この本、1997年の本の新装版なんですよね。20年以上前の内容が、いまの営業でも通用するんでしょうか。スマホもSNSもなかった時代ですよね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこが面白いところでね。扱っているのは道具の話ではなく、人と人との間で起きることなんだ。著者は営業という仕事観から、潔い考え方や生き方まで書いている。

時代が変わっても求められる資質は変わらないと感じさせてくれる、不朽のバイブルと評される一冊だよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど……道具は変わっても、人が動く理由は変わらない、ということですか。なんだか営業の外側の話にも見えてきました。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、そこがこの本の核。ただ、いまのオンライン商談やSNS前提の動き方は別の本で補う必要がある。書店員時代、この本を何度も買い直す常連さんがいてね、『読み返すと自分の立ち位置が変わる』と言っていたのを覚えているよ。

いちばん役立つ!結果が出る!営業の基本
3

いちばん役立つ!結果が出る!営業の基本

新星出版社編集部 著|新星出版社

4.6

第一線で活躍する営業マンへの取材をもとに、営業の仕事に必要な超基本的なスキルと、さらにレベルアップするためのコツを現場目線で伝える一冊です。マナーやコミュニケーションの基本、知っておきたい知識とスキル、セールストークの原則まで、「誰でもできるけれど、ちょっとした積み重ねで差がつく」部分を丁寧に拾っています。先輩にも聞きづらいセールストークの実例が充実しているのが、類書との大きな違いです。

こんな人におすすめ

配属されたばかりで何から覚えればいいかわからない新人、独学で営業の型を整えたい人、そして後輩に何を教えるか整理したい先輩。現場でそのまま使える言葉を探している場面に向きます。通読して、手元に残しておく使い方が合います。

良い点

  • 現場取材ベースの具体例が豊富
  • マナーからトークまで一冊
  • トーク実例が充実

気になる点

  • 電子版は検索・引用が不可
  • 編集体裁で著者の声は薄い
  • 応用的な商談論は少なめ

出版社

新星出版社

発売日

2016年5月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

これ、出版社の編集部が作っている本なんですよね。著者が一人じゃない営業本って、逆に内容が薄くなったりしないんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

いい視点だね。これは第一線の営業マンへの取材をもとに作られていて、現場の生の声が土台になっている。

マナーやコミュニケーションの基本から、セールストークの原則まで、誰でもできるけれど差がつく積み重ねを拾っているんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

じゃあ、いちばん助かるのはどんな人ですか?やっぱり配属されたばかりの新人で、先輩に聞きづらいことを知りたいときでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

まさにそこ。先輩に聞きづらいセールストークの実例が充実しているからね。ただし、タブレットなど大きい画面向けに作られていて、文字のハイライトや検索が使えない点は覚えておいて。

通読して手元に残す使い方が合っているよ。

一生使える「営業の基本」が身につく本
4

一生使える「営業の基本」が身につく本

山本幸美 著|大和出版

¥1,078(税込)

4.4

売れる営業は基本がきちんとできている——その前提に立ち、営業のプロセスごとに「これだけは押さえておきたい」スキルを事例とともに詳しく述べた一冊です。章が営業の流れに沿って並ぶので、自分のどこが弱いのかを照らし合わせやすい。プロセス単位で基本を点検できる構成が、心構えを説く入門書や場面別のトーク集との違いです。

こんな人におすすめ

基本は知っているつもりなのに結果が安定しない人、営業の流れを一度きちんと整理したい新人、そして自分の弱点がどの工程にあるか見極めたい中堅。手順の抜け漏れを確認したい場面に向きます。商談のあとに読み返すと、効き方が変わります。

良い点

  • プロセス別に基本を整理
  • 事例つきで具体的
  • 営業の流れ全体を俯瞰

気になる点

  • 図版は多くない
  • トークの丸暗記には不向き
  • 紙のページ数はやや少なめ

出版社

大和出版

発売日

2014年4月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

『一生使える』って言葉に惹かれました。でも基本って、一度覚えたら終わりじゃないんですか?ずっと使えるものなんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そこが要点でね。この本は営業のプロセスごとに、これだけは押さえたいスキルを事例つきで並べている。流れの中のどこでつまずくかは人によって違うから、手順として基本を持っていると、何年目でも戻って確認できるんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど、道具じゃなくて手順なんですね。私はつい、話し方や声の出し方だけを直そうとしてしまうんですけど、順番のほうが大事なんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、順番が大事。だからこの本は、心構えを説く入門書とも、場面ごとのトーク集とも役割が違う。自分の商談を思い返しながら読むと、どの工程が弱いのかが見えてくる。

事例とセットで書かれているから、読みながら自分の現場を重ねやすいんだ。

マンガで学ぶ! 営業の超基本
5

マンガで学ぶ! 営業の超基本

小松麻美 著|フローラル出版

¥1,760(税込)

4.3

営業の基礎をマンガで学べる決定版とされる一冊で、ダメチームがプロ集団に育っていく過程を追いながら基本が頭に入ります。用語の説明を覚えるのではなく、人が変わっていく物語として営業の型を追体験できるのが持ち味。文字中心の入門書で挫折した人が、まず全体像をつかむ入口として使うのに向いています。

こんな人におすすめ

活字の入門書で途中で止まってしまった人、営業に配属されて不安な新人、そしてチームで基本を共有したいリーダー。肩の力を抜いて営業の流れをつかみたい場面に向きます。まず物語として読み、そのあと自分の現場に置き換えてみてください。

良い点

  • マンガで全体像をつかめる
  • チームの成長を追える構成
  • 初学者でも挫折しにくい

気になる点

  • 細かい数値や理論は少なめ
  • マンガ部分は読み返しづらい
  • 実務の型は別途補完が必要

出版社

フローラル出版

発売日

2022年2月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

マンガで営業の基本って、正直ちょっと楽をしている気がしてしまうんです。ちゃんと身につきますかね?

佐藤メバル

佐藤メバル

いい質問だね。この本は、ダメチームがプロ集団に育っていく過程を描いている。人の変化を追うから、基本が頭だけでなく場面とセットで残るんだ。

活字の入門書で途中で止まった人が、まず流れをつかむ入口としてはとてもいい。

橘ナナミ

橘ナナミ

たしかに、私も用語の説明だけを読んでいると眠くなります……。逆に、マンガだからこそ物足りない部分はどこですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

細かい数字や理論、実際のツールの使い方は文字の本で補う必要がある。でもね、書店員時代、売り場で一番長く立ち読みされていた営業本はマンガ形式だったよ。入口としての力は本物だと思う。

イラストと図解で速攻理解! 営業の超基本
6

イラストと図解で速攻理解! 営業の超基本

齋藤裕信 著|イースト・プレス

¥1,650(税込)

4.1

営業職に必要な知識を図解でまとめた一冊で、現役のベテラン営業マンが何を考え、何をしているのかを徹底的に解説しています。全労働者の一割以上を占めるとされる営業職が、就活生や初心者には具体的に何をするのか見えにくい——その不安を解消するのが狙い。営業の種類・思考法・実践・テクニック・未来まで章立てで追えるので、見取り図を作るのに向いています。

こんな人におすすめ

営業職を志望する就活生、営業に配属されて不安な初心者、そして営業の全体像を短時間で把握したい人。図から入って言葉を確認する読み方をしたい場面に向きます。面接や配属前の予習にも使いやすい一冊です。

良い点

  • 図解で全体像を速く把握
  • 営業の種類から未来まで網羅
  • 初心者の不安に寄り添う

気になる点

  • 立ち止まって考える深さは控えめ
  • 実践の細部は別の本で補う
  • 図が主で文章は簡潔

出版社

イースト・プレス

発売日

2023年11月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

私、就活で営業職を志望している友だちがいるんですけど、面接で『具体的に何をするのか』を聞かれて詰まったと言っていました。この本はそこを埋めてくれますか?

佐藤メバル

佐藤メバル

まさにその用途だね。営業職は働く人の一割以上を占めるとされるのに、何をするのかは外から見えにくい。この本はベテラン営業が何を考え、何をしているのかを図で示して、種類から思考法、実践、テクニック、未来まで並べている。

橘ナナミ

橘ナナミ

章が5つに分かれているんですね。図解なら、気になるところから拾い読みしても大丈夫でしょうか?

佐藤メバル

佐藤メバル

それで大丈夫。むしろ図から入って、気になった言葉を本文で確認する読み方が合っている。ただ、細かい実践の技術は別の本で補ってほしい。

見取り図を作る本と、手足を動かす本は分けて考えよう。

営業の「超」基本! 50
7

営業の「超」基本! 50

松田友一 著|すばる舎

4.1

アポ取りからクロージングまで確実に決まる「準備の秘訣」と、9つの「最強トーク」を紹介する一冊です。わずかな準備で驚くほど確実に売れるようになったという著者のノウハウが体系化され、成果につながる基本に絞って示されます。気合いや根性ではなく、事前に何を整えておくかに賭けている点が、精神論寄りの入門書との違いです。

こんな人におすすめ

商談のたびに手応えがばらつく人、アポ取りからクロージングまでを一本の流れで整えたい新人、そして準備の型を持ちたい中堅。商談前日の過ごし方を見直したい場面に向きます。読み終えたら、自分の手順表を作ってみるのがおすすめです。

良い点

  • 準備とトークを体系化
  • アポからクロージングまで一冊
  • 実践に直結しやすい

気になる点

  • 固定レイアウトで検索・引用不可
  • 著者独自の型が中心
  • 理論面の説明は少なめ

出版社

すばる舎

発売日

2014年7月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

『わずかな準備で驚くほど売れる』って、なんだか魔法みたいに聞こえます。準備って、そこまで効くものなんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

これが意外と効くんだよ。この本はアポ取りからクロージングまで、確実に決まる準備の秘訣と、9つの最強トークを体系化している。

気合いではなく段取りで結果を安定させる発想が核で、精神論の入門書とは狙いが違う。

橘ナナミ

橘ナナミ

準備の話なら、当日の心構えより前日の動きのほうが大事なんですね。でも固定レイアウトと聞くと、少し使いにくそうで……。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこは注意点で、タブレットなど大きい画面向けの作りだから、文字のハイライトや検索はできない。通読して自分の型に落とし込む使い方が合う。

商談前夜に開く一冊として、棚に置いておくといいよ。夜に開いて、翌朝の流れを頭の中で一度通すんだ。

営業の基礎と入門: 新人でもわかる営業戦略
8

営業の基礎と入門: 新人でもわかる営業戦略

大空靖彦 著

3.9

ダメダメ営業マンからトップ営業に輝いたという著者が、自ら編み出した営業戦略を「体技心」という切り口で紹介する入門書です。これから営業を始める人、成績が思わしくない人に向けて、大丈夫、自分も最初は売れなかったと語りかける。読み手と同じ地点から始まる体験談が土台で、成功者の高尚な方法論についていけないと感じる人に向いています。

こんな人におすすめ

営業を始めたばかりで結果が出ず焦っている人、研修や上司の話が遠く感じられる新人、そしてもう一度基本から立て直したい人。背中を押してほしい場面に向きます。まず気持ちを整えてから、次の一冊に進む順番が合います。

良い点

  • 売れなかった体験から語る
  • 体技心の切り口が独特
  • 新人への語りかけが温かい

気になる点

  • 体系的な理論書ではない
  • 著者個人の体験に依存
  • 網羅性は高くない

出版社

詳細情報なし

発売日

2021年3月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

著者さんが『私も初めは売れなかった』と書いているの、なんだか救われます。でも、体験談だけだと再現できるのかなという不安もあって。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこは分けて考えよう。これは理論書ではなく、ダメな営業マンからトップ営業になった人が、自分の戦略を体技心という切り口で渡してくれる本なんだ。

売れなかった地点から書かれているから、いま苦しい人には距離が近い。

橘ナナミ

橘ナナミ

体技心って、聞き慣れない言葉です。体と技と心で、なんだかスポーツの練習メニューみたいですね。順番に鍛えるイメージでしょうか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そう受け取ってもらっていいと思う。営業を一度、体と技と心に分けて眺めるわけだ。ただし体系的な理論書ではないから、網羅性を求めるなら別の本と組み合わせて。

最初の一歩を踏み出す勇気が欲しいときに効くよ。

知識ゼロからの営業入門
9

知識ゼロからの営業入門

川田修 著|幻冬舎

¥1,430(税込)

3.9

営業はものを売る仕事ではない——その一言から始まる入門書です。新人が絶対にしてはいけない失敗、アポ取りの電話が憂鬱でたまらないとき、お客様から罵倒されたりガチャ切りされたりしたときの向き合い方まで踏み込む。お客様とあなたとの間に起きることを丁寧に見つめ、チェックリストで今の自分の営業力も測れる構成が、技術解説中心の類書と一線を画します。

こんな人におすすめ

電話でのアポ取りに苦手意識がある新人、断られて気持ちが折れやすい人、そして営業を長く楽しみたいと考えている人。心が消耗した日に開きたい場面に向きます。ページ数も多くないので、疲れているときでも手に取りやすいはずです。

良い点

  • アポ取りの心理に踏み込む
  • チェックリストで現在地がわかる
  • 薄めで読み切りやすい

気になる点

  • 戦略論や分析は少なめ
  • ケースは著者の経験が中心
  • 高度な商談術は扱わない

出版社

幻冬舎

発売日

2012年1月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

佐藤さん、『営業はもの売る仕事ではない』って、タイトルからして意外でした。売る仕事なのに、売らないんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そこがこの本の入口なんだ。営業の成長は、すべてお客様とあなたとの間にある——著者はそう捉えている。新人が絶対にしてはいけない失敗や、罵倒されたりガチャ切りされたりしたときの向き合い方まで書いてあって、心の持ちようから営業を立て直す本なんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

アポ取りの電話が憂鬱なときの話まで載っているんですね。私、そういう心の話こそ読者はいちばん欲しい気がします。

佐藤メバル

佐藤メバル

そうだね。しかもチェックリストで今の自分の営業力がわかるようになっている。ページ数も多くないから、落ち込んだ日にさっと開いて、また明日電話しようと思える。

戦略分析を求める人には物足りないけれど、長く楽しむための一冊だよ。

トップセールスが使いこなす! 〝基本にして最高の営業術″総まとめ 営業1年目の教科書
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トップセールスが使いこなす! 〝基本にして最高の営業術″総まとめ 営業1年目の教科書

菊原智明 著|大和書房

¥1,650(税込)

3.9

営業の基本を網羅し、いちばんやさしくていちばん使えると評される一冊です。新人からリーダーまで1万5000人以上を指導し、大学で営業の授業も教える著者が、73の基本を105点のイラストとともに伝えます。前職で7年間どん底の営業時代を過ごし、その後4年連続でトップ営業になったという経歴が土台。2時間ほどで読み切れる設計ながら、心得から身だしなみ、商談、営業ツール、職場関係、習慣、そして「しないこと」まで章が並びます。

こんな人におすすめ

営業歴1〜3年目の若手、これから営業になる人、営業を志望している学生。通読して全体像をつかみ、指導に困る先輩や基本を見直したいベテランが手に取る場面にも向きます。研修の前後に配ると、会話の共通言語にもなります。

良い点

  • 73の基本をイラストで整理
  • 2時間ほどで読める構成
  • しないことまで章立て

気になる点

  • 深掘りの理論は少なめ
  • 特典は購入者限定の案内
  • ベテランには物足りない面も

出版社

大和書房

発売日

2018年2月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

105点もイラストが入っているって、けっこう珍しいですよね。読みやすいのは助かりますけど、絵が多いと内容が薄い印象もあって……。

佐藤メバル

佐藤メバル

その心配はもっともだけど、この本は著者が新人からリーダーまで1万5000人以上を指導し、大学で営業の授業も教えてきた人が、73の基本に絞って書いたものなんだ。

2時間ほどで読み切れるけれど、心得から商談、職場関係、習慣、しないことまで章はしっかり並んでいる。

橘ナナミ

橘ナナミ

しないこと、という章があるのが気になります。成功例より、先輩たちの失敗の話のほうが刺さることもありますし。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこは先輩たちの大失敗に学べる章だね。それに、著者自身が7年間どん底の営業時代を過ごして、基本を見直したことで4年連続トップ営業になったという経歴の持ち主。

購入者限定の特典も用意されているから、読み終えたあとも学びを続けられるよ。

営業職入門 良い営業社員50の作法と35のルール
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営業職入門 良い営業社員50の作法と35のルール

大和修 著|梓書院

¥1,572(税込)

3.7

営業職とは何か、営業社員は何を売るのか、やりがいはどこにあるのか——そこから始まる入門書です。中小企業を中心に多くの企業の経営を支援してきた著者が、自らの経験と現場から得た実体験をまとめ、作法50と心得35という形で整理しています。現場のケーススタディで悩みを解消しながら、上級の営業社員になるための秘訣まで届く、初心者から管理職まで使える教科書です。

こんな人におすすめ

営業職に就いたばかりで不安や悩みを抱える新人、後輩の悩みに答える立場の先輩、そして営業職の意味を考え直したい管理職。ケースで悩みを解く読み方をしたい場面に向きます。読む時期によって、刺さるケースが変わる本です。

良い点

  • 作法と心得の二部構成
  • 現場のケーススタディが豊富
  • 初心者から管理職まで対応

気になる点

  • 中小企業の文脈が中心
  • 図解やイラストは少なめ
  • 最新の商談手法は扱わない

出版社

梓書院

発売日

2012年5月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

『営業職は毛嫌いされる傾向にある』という一文に、ちょっとドキッとしました。実際、周りでも営業だけは避けたいと言う人が多くて。

佐藤メバル

佐藤メバル

この本はまさにそこから始まる。営業職とは何か、営業社員は何を売るのか、やりがいはどこにあるのか。中小企業を中心に経営支援をしてきた著者が、現場で実際に起きる悩みをケーススタディで解いていく構成なんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

作法が50、心得が35、合わせて85項目ですか。多いですね……。全部覚えないと意味がないでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

覚えるというより、自分の現場に照らして拾う本だと思う。営業初心者から管理職まで役立つとされているから、読む時期によって刺さる項目が変わる。

ただし中小企業の文脈が中心だから、大規模な組織の事情とは重ならない部分もあるよ。

新入社員のための営業マン入門 (日経文庫 415)
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新入社員のための営業マン入門 (日経文庫 415)

山口裕 著|日本経済新聞出版

3.7

日経文庫の一冊として、新入社員のための営業入門という役割をはっきり掲げた本です。コンパクトな判型で194ページという分量は、通勤や研修の合間に無理なく読み進められる設計。シリーズの定番フォーマットに沿って、営業マンとしての入口を筋道立てて押さえたい人向けに作られています。イラストやマンガで雰囲気から入る本とは対照的に、まず言葉できちんと理解したい人に手に取ってほしい一冊です。

こんな人におすすめ

研修と並行して基礎を言葉で固めたい新入社員、配属前に予習しておきたい学生、そして後輩に渡す一冊を探している先輩。最初の座学として落ち着いて読みたい場面に向きます。持ち歩いて、何度も開ける体裁も助けになります。

良い点

  • 新入社員向けに絞った構成
  • コンパクトで持ち歩きやすい
  • シリーズの安定した体裁

気になる点

  • 図解やマンガは使わない
  • 実践の細部は別途補完が必要
  • 応用編は想定されていない

出版社

日本経済新聞出版

発売日

1989年8月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

日経文庫って、大学の講義で指定されるイメージがあります。営業の入門でも、そういう堅い本から入るのがいいんでしょうか?

佐藤メバル

佐藤メバル

堅いというより、落ち着いて読める形だね。これは新入社員のための営業入門として編まれた一冊で、筋道立てて言葉から理解するタイプの本なんだ。

判型もページ数も手頃だから、研修の合間に読み進めやすく、持ち歩きにも向いているよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

じゃあ、マンガや図解でパッと流れをつかんじゃう本と、この本は最初から使い分けて読む感じなんでしょうか?

佐藤メバル

佐藤メバル

それでいいと思う。この本は実践の細かい技術を詰めるより、営業マンとしての入口を整える役割に徹している。

図解が欲しいなら別の本を隣に置いて、こちらは言葉で土台を作る。順番としては、先にこちらを読むほうが腰が据わるよ。

最高の営業デビュー
13

最高の営業デビュー

佐藤昌弘 著|日本実業出版社

¥1,820(税込)

3.7

「とりあえず現場に行け」と言われても、何がわからないかさえわからない——そんな新人の声から生まれた一冊です。3000件以上のコンサルティングと営業研修で知られる著者が、新しいお客様に会う前に知っておくべきスキルに絞り込みました。メンタル面の改善に始まり、営業がすべき5つの仕事、好印象の与え方、購買心理プロセス、セールストークの順番と合意のとり方まで4つのスキルで整理。断られたときのQ&Aも収めています。

こんな人におすすめ

営業になったばかりで不安が大きい人、結果が出ずに辞めたくなっている人、そしてスーパー営業マンの高い本についていけないと感じた人。デビュー前夜に手に取りたい一冊です。研修の合間に読んで、翌日の訪問に備える使い方も向きます。

良い点

  • メンタル面から丁寧に扱う
  • 4つのスキルに絞った構成
  • 疑問に答えるQ&Aつき

気になる点

  • 価格はやや高め
  • 図解は多くない
  • 上級者向けの内容ではない

出版社

日本実業出版社

発売日

2015年4月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

『何がわからないかさえわからない』という一文が、まさに今の自分です。営業研修で『とりあえず行け』と言われるたびに、固まってしまって。

佐藤メバル

佐藤メバル

その気持ちを出発点にした本だよ。著者は3000件以上のコンサルティングと研修で知られる人で、不安、自信のなさ、辞めたくなったときといったメンタル面から始めて、4つの営業スキルに絞ってくれている。

橘ナナミ

橘ナナミ

メンタルの話から入る営業本って、珍しい気がします。技術より先に心を整えてから、現場に出る順番なんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そういう順番だね。しかも、断られたときやお客さんが忙しそうなとき、言ってはいけない言葉といった、意外と誰にも聞けない疑問がQ&Aで拾われている。

スーパー営業マンの高いハードルの話ではなく、普通の営業マンが今日から使える内容だよ。

本当に超基本・超常識の営業マナー
14

本当に超基本・超常識の営業マナー

菊原智明 著|ダイヤモンド社

3.7

身だしなみ、電話の取り方、名刺の渡し方、敬語の使い方、雑談にふさわしい話題は何か——新人営業が最低限知っておくべきことを厳選した一冊です。できていないと気づけない種類の常識を、一つずつ確認できる構成。商談術やクロージングの話は扱わず、現場に出る前の足元を固めることに徹している点が、営業術を扱う本との違いです。

こんな人におすすめ

初めて客先に出る前に作法を確認したい新人、マナーに自信がないまま訪問を重ねている人、そして後輩に何を教えるか整理したい先輩。訪問前日に見返す使い方に向きます。かばんに入れておける実用書としても便利です。

良い点

  • 最低限の常識に絞っている
  • 現場で即使える項目が中心
  • 持ち歩きやすい実用書

気になる点

  • 営業戦略の話はない
  • 図解は多くない
  • 経験者には物足りない

出版社

ダイヤモンド社

発売日

2011年2月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

名刺の渡し方とか敬語とか、正直『そんなの社会人なら当然でしょ』と思っていました。でも先日、名刺を出す順番で焦ってしまって……。

佐藤メバル

佐藤メバル

そういうものなんだよ。この本は、身だしなみ、電話の取り方、名刺の渡し方、敬語、雑談の話題まで、新人営業が最低限知っておくべきことを厳選している。

できていないと自分では気づけない種類の常識を、一つずつ確認できるんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

確かに、指摘されないと気づけないですよね。商談の組み立て方のような話は載っていないんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そこは意図的に外している。ここは現場に出る前の足元を固める一冊で、商談術は別の本に任せているんだ。基本と常識が身につけば、新人でも自信を持って現場に立てる。

訪問の前日にさっと見返す使い方がいちばん効くよ。

営業の4つの基礎技術~1年目に身につけて天職にしよう!~: 話し方・理解力・トーク力・レスポンス力を習得して売れる営業マンになる方法 (キノコ書房)
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営業の4つの基礎技術~1年目に身につけて天職にしよう!~: 話し方・理解力・トーク力・レスポンス力を習得して売れる営業マンになる方法 (キノコ書房)

えりか 著

3.7

営業が苦手でも、基礎技術を身につければ好きになり天職に変えられる——その前提のもとに書かれた一冊です。話し方・理解力・トーク力・レスポンス力という4つに絞り、それぞれの習得法を伝えます。技術を4つに分解することで、自分がどこでつまずいているのかを特定しやすいのが強み。心構えや戦略の話が中心の入門書とは、焦点の当て方がはっきり違います。

こんな人におすすめ

営業に苦手意識があり、向いていないと感じている人、独学で技術を身につけたい人、そして自分の弱点を分解して確認したい人。苦手の正体を特定したい場面に向きます。ひとつずつ練習して、変化を確かめながら進められます。

良い点

  • 4つの技術に絞って解説
  • 独学しやすい構成
  • 苦手意識に寄り添う

気になる点

  • 商談設計の話は少なめ
  • 実践事例は多くない
  • 中級者には物足りない

出版社

詳細情報なし

発売日

2023年6月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

話し方・理解力・トーク力・レスポンス力。4つと言われると、自分はどれが足りないのか、ちょっと考え込んでしまいました。たぶん理解力です……。

佐藤メバル

佐藤メバル

それでいいんだよ。技術を4つに分けると、苦手の正体が見えてくる。この本は、営業は今は苦手でも基礎技術を身につければ天職に変えられると言い切っていて、その4つの習得法を丁寧に伝えている。

橘ナナミ

橘ナナミ

レスポンス力って、返事の速さのことですか?それとも、断られたときの切り返しみたいなものでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこは本書を読みながら自分の言葉に置き換えて確かめてほしいところだね。大事なのは、4つがそれぞれ独立した練習対象になっていること。

商談の組み立て方を学ぶ本ではないから、そこは別で補う。独学で手を動かしながら読むのに向いているよ。

絵でわかる配属1年目でも目標達成できる営業の教科書
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絵でわかる配属1年目でも目標達成できる営業の教科書

岡哲也 著|プレジデント社

¥1,650(税込)

3.5

精神論や根性論はもう古い——わかりやすいたとえで、みんなにセールスを好きになってもらいたい。その思いから作られた、もっとも文字の少ないセールスの本だとされます。人がモノを買う理由、セールスパーソンとして大切なこと、人間関係のキホン、トップセラーの共通点から、準備、見つける、オンライン営業、不満発見、提案、クロージングまで章が並びます。絵で見て、すぐ動ける構成が持ち味です。

こんな人におすすめ

読むより動くほうが性に合っている配属1年目、文字の多い研修資料で止まってしまった人、そしてオンライン営業をこれから整えたい人。短時間で全体像をつかみたい場面に向きます。まず好きになる、次に深くする順番で読んでほしい一冊です。

良い点

  • とにかく文字が少ない
  • オンライン営業の章がある
  • 章立てが行動の順に対応

気になる点

  • 深い理論の説明はない
  • 絵が中心で引けない箇所も
  • ベテランには基礎的すぎる

出版社

プレジデント社

発売日

2022年4月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

これ、『もっとも文字の少ないセールスの本』を目指して作られたんですよね。そこまで割り切ってしまうと、内容が薄くならないんでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

その問いは的を射ているね。でも、なにをやればいいか、やってはいけないかが絵でわかるから、チャレンジして、行動できる。

行動に移る速さを優先した本なんだ。人がモノを買う理由から、オンライン営業の極め方、クロージングまで章は一通りそろっている。

橘ナナミ

橘ナナミ

オンライン営業の章があるのは、今っぽいですね。配属1年目でも目標達成できる、というタイトルも背中を押されます。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこがこの本の狙いだね。著者は、わかりやすいたとえでセールスを好きになってほしいと書いている。ただ、深い理論を求めるなら物足りないから、そこは別の本と組み合わせて。

まず好きになる、次に深くする順番がおすすめだよ。

誰も教えてくれなかった営業の超基本! 「アポの5原則」
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誰も教えてくれなかった営業の超基本! 「アポの5原則」

藤島幸恵 著|東洋経済新報社

3.5

成約できないのはアポが取れないから——その一点に絞った一冊です。27年間保険営業の現場に携わり、トップセールスの実績を挙げ続けてきた著者が、実体験をもとにアポの原則をメソッド化しました。スケジュール帳に書き込む姿を見せながらアポをもらう、日時と場所を設定する、用件を確認しながら伝える、アポカードを渡す、確認の電話をすると伝える——5つの手順を自分の営業スタイルに落とし込むためのQ&Aも収めています。

こんな人におすすめ

アポが取れずに商談の入口で止まっている人、電話や訪問の約束づくりが苦手な新人、そして自分のアポの取り方を一度点検したい中堅。入口を固めたい場面に向きます。手順を自分の言葉に置き換えるつもりで読むと効果的です。

良い点

  • アポに特化した内容
  • 27年の現場発のメソッド
  • Q&Aで応用を確認できる

気になる点

  • アポ以降の商談術は扱わない
  • 保険営業の文脈が背景にある
  • 手順を自分で工夫する前提

出版社

東洋経済新報社

発売日

2018年6月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

アポが取れないと、そもそも成約できない。当たり前に見えて、そこに1冊使うのが意外です。アポって、そんなに奥が深いものなんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

深いどころか、そこがすべての入口なんだ。著者は27年間、保険営業の現場に携わってトップセールスを続けてきた人で、藤島流のアポの5原則を完全にメソッド化している。

スケジュール帳を見せながら書き込む、アポカードを渡す、確認の電話を伝える、といった具体的な手順だよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど。でも、その手順を機械的にこなしているだけでは、お客様に嫌われてしまいませんか?

佐藤メバル

佐藤メバル

だからこの本は『人の気持ちを前提にアポを取るスキル』を大切にしている。原則を理解して自分の営業スタイルに工夫するためのQ&Aも用意されている。

ただし、アポ以降の商談術は扱っていないから、そこは次の一冊に任せよう。

営業はアポイント力が9割: 営業の基礎だからこそ、最も営業で大切なことが詰まっている のりおの営業シリーズ
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営業はアポイント力が9割: 営業の基礎だからこそ、最も営業で大切なことが詰まっている のりおの営業シリーズ

norio 著

3.5

どんなにいいものがあっても、営業がしっかりしていなければ誰も買わないし、いいものだと気づきもしない。そう捉えたうえで、営業の基本であり核心でもある「アポ」に焦点を当てた一冊です。アポの大事さと取り方、考え方をまとめ、起承転結の意識、第一印象の上げ方、興味の引き出し方、共感、語尾の使い方といったスキル単位の工夫まで並びます。

こんな人におすすめ

営業を始めて日が浅く、契約までたどり着けない人、アポの段階で止まりがちな人、そしてアポインターとして働きながら学びたい人。アポの質を見直したい場面に向きます。短い時間で読み切れるので、通勤のお供にも向きます。

良い点

  • アポに絞った実践的な内容
  • 会話の技術を細かく分解
  • シリーズで続けて学べる

気になる点

  • 体系的な理論書ではない
  • 著者独自の視点が中心
  • アポ以降は範囲外

出版社

詳細情報なし

発売日

2024年4月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

タイトルに『9割』とあると、さすがに盛りすぎでは?と思ってしまうんですけど……。そこまでアポが大事なんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

この著者は、いいものがあっても営業がしっかりしていなければ誰も気づかない、というところから始めている。

だからアポで契約が決まるという感覚なんだ。アポは基本であり核心という立場で、起承転結の意識や第一印象の上げ方、共感の作り方まで、会話の技術を細かく分解している。

橘ナナミ

橘ナナミ

起承転結って、話の構成のことですよね。そんなに長く話すわけでもない営業の電話でも、意識するものなんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

短いやり取りほど構成が効く、というのがこの本の立場だね。ただ体系的な理論書ではなく、著者自身の視点でまとめた一冊だから、他の入門書と読み比べながら自分の型にしていくといい。

アポ以降の商談は範囲外だと割り切って読もう。

営業の「聴く技術」: SPIN「4つの質問」「3つの説明」
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営業の「聴く技術」: SPIN「4つの質問」「3つの説明」

ケンブリッジ・リサーチ研究所 著|株式会社ダイヤモンド・ビジネス企画

¥1,980(税込)

3.5

SPINには『聞く・聴く・質く』というキャッチフレーズがあります。質問を通じてお客様の経営課題を明らかにし、相手もその質問を通じて自らのニーズを顕在化させて確信していく——その場をソリューションプロセスのなかに幾度も作り出せるのが醍醐味だと説く一冊です。質問で課題を立ち上げるという発想は、話し方やトークの磨き方とはまったく別の角度から営業を見せてくれます。

こんな人におすすめ

説明が長くなりがちで、お客様に話をさせられない人、提案の前に課題を整理したい中堅、そしてソリューション営業の土台を作りたい人。問いの設計から見直したい場面に向きます。商談の前後に、質問を書き出して準備する使い方も効きます。

良い点

  • SPINの考え方を一冊で
  • 質問の設計に踏み込む
  • 提案前の工程を厚く扱う

気になる点

  • 会話例の分量は控えめ
  • 価格はやや高め
  • BtoBの文脈が前提

出版社

株式会社ダイヤモンド・ビジネス企画

発売日

2025年6月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

SPINって、研修で名前だけ聞いたことがあります。『聞く・聴く・質く』って、同じ読みの言葉を並べているのが面白いですね。どう違うんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

いいところに気づいたね。質問を通じてお客様の経営課題を明らかにしていくのと同時に、相手もその質問を通じて自分のニーズを顕在化させて確信していく。

その場をソリューションプロセスのなかに何度も作り出せることがSPINの醍醐味だと、この本は言っている。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど、質問する側だけが得をするんじゃないんですね。でも、実際の会話例はたくさん載っているんでしょうか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そこは期待しすぎないほうがいい。これは会話集というより、質問の設計と提案の考え方を厚く扱う本だ。価格も少し張るから、BtoBの商談で課題設定に悩んでいる人が、じっくり腰を据えて読む一冊だと思ってほしい。

なぜ、「質問」だけで売れるのか?: 気づけば成約に至っている「質問型営業」入門
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なぜ、「質問」だけで売れるのか?: 気づけば成約に至っている「質問型営業」入門

青木毅 著|日本実業出版社

¥1,760(税込)

3.5

専門アドバイザーとして絶大な信頼を得て売れる——その「質問型営業」のノウハウを講義形式で教える一冊です。売り込むのではなく問いかけることで、お客様自身に気づいてもらい、成約に至る。講義形式なので、読みながら自分の商談を思い返しやすいのが持ち味です。同じ著者の実践編に進む前の、考え方の土台として読むのに向いています。

こんな人におすすめ

押しの強い営業が苦手な人、話しすぎてしまう自覚がある人、そして質問型営業をまず考え方から理解したい人。売り込まない営業を学びたい場面に向きます。読み終えたら、実際の商談で使った問いを振り返ってみてください。

良い点

  • 講義形式で読み進めやすい
  • 質問型営業の考え方を網羅
  • 実践編への入口になる

気になる点

  • 具体的な台本例は控えめ
  • ページ数はやや多め
  • 業種を選ぶ面がある

出版社

日本実業出版社

発売日

2026年2月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

『質問だけで売れる』って、にわかには信じがたいです。こちらから何も言わなくても、お客様がほうから買ってくれるんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そこを丁寧に解いていくのがこの本だね。専門アドバイザーとして信頼を得て売れる質問型営業のノウハウを、講義を聞くように学べる構成になっている。

読みながら、自分の商談だったらどう問いかけるかを考えやすいんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

講義形式なら、大学の授業みたいで私でも入りやすそうです。具体的なフレーズ集みたいなものは載っていますか?

佐藤メバル

佐藤メバル

フレーズを丸ごと覚える本ではないから、そこは同じ著者の実践編に進むといい。まずこの本で、なぜ問いかけるだけで売れるのかという理屈を腹に落とす。

順番としてはこちらが先で、考え方が入っていれば実践の言葉が生きてくるよ。

3万5000人を指導してわかった 質問型営業でトップセールスになる絶対法則 新人でも3か月で1年の予算を達成できる!
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3万5000人を指導してわかった 質問型営業でトップセールスになる絶対法則 新人でも3か月で1年の予算を達成できる!

青木毅 著|ダイヤモンド社

¥1,540(税込)

3.5

3万5000人を指導してわかった、トップセールスの共通点をまとめた一冊です。著者自身も世界84か国2500の代理店の中で世界大賞を獲得したトップセールス。見込み客の見極め、アプローチ、プレゼンテーション、クロージング、フォローアップ、セルフマネジメントと、失敗しがちな場面ごとに、トップセールスが何をしているかを事例つきで示していきます。

こんな人におすすめ

質問型営業を実践に移したい人、場面ごとに何をすべきか知りたい若手、そしてチームでトップの動き方を共有したいリーダー。場面別の引き出しを増やしたい場面に向きます。自分の商談記録と照らし合わせながら読むと、発見が増えます。

良い点

  • 場面別に整理されている
  • トップの事例が具体的
  • 実践に落としやすい構成

気になる点

  • 事例は著者のフィルター越し
  • 質問型の前提知識があると良い
  • 属人的な部分も残る

出版社

ダイヤモンド社

発売日

2019年9月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

3万5000人を指導して、世界大賞も獲った人が書いているんですね。すごい人が書くと、読んでも自分には遠い話になりがちで……。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこは安心していい。この本は『トップセールスの共通点』を取り出して、誰でも使える技術としてまとめ直している。

見込み客の見極めからフォローアップ、セルフマネジメントまで、失敗しがちな場面ごとにトップのやり方を紹介しているんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

場面ごと、というのが助かります。全部を一気に真似しなくても、自分の苦手なところから拾っていけますね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。ただ、質問型営業の考え方を先に知っておくと、事例の意味がぐっと深くなる。属人的に見える部分も、技術として取り出そうとしている本だから、読む順番を工夫すると効率がいいよ。

自分の商談記録と照らし合わせながら読むと、効果が実感しやすい。

セールス・イズ 科学的に「成果をコントロールする」営業術
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セールス・イズ 科学的に「成果をコントロールする」営業術

今井晶也 著|扶桑社

¥1,760(税込)

3.5

勘や偶然、根性ではなく理論で売る——1100社・12000商品で実績を上げた営業メソッドをまとめた一冊です。トップセールスが共通して持つ売れるマインド、新規顧客に会いづらい時代のアポ獲得、営業プロセスを7分割して否定材料を逐一なくす方法など、成果をコントロールする術を解き明かします。もともと営業支援の顧客向けに提供されてきたノウハウを、一般読者向けにかみ砕いた点が特徴です。

こんな人におすすめ

勘や根性に頼らず、手順として成果を出したい人、若手からベテランまで、そしてチームで営業プロセスを整えたいマネジャー。再現できる方法を探している場面に向きます。章ごとに自分の商談へ当てはめる読み方が合います。

良い点

  • プロセスを7分割して整理
  • データに基づく裏づけ
  • マインドから技術まで網羅

気になる点

  • 内容が濃く一度では消化しきれない
  • 組織の営業活動が前提の部分
  • 事例は自社メソッド中心

出版社

扶桑社

発売日

2021年8月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

『セールス・イズ』って、続きが気になるタイトルです。それにしても、営業で『科学的に』って、どういうことなんでしょう?

佐藤メバル

佐藤メバル

1100社、12000商品で実績を上げてきた会社の話だよ。長い歴史のなかで積み重ねた膨大な営業データから、トップセールスが共通して持つマインドやアポの獲得法、営業プロセスを7分割して否定材料をなくす方法まで、成果をコントロールする術を解き明かしている。

橘ナナミ

橘ナナミ

7分割、というのは工程を細かく分けて確認するイメージですか。なんだか、研究の手順みたいで親しみがあります。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、まさに手順。もともと営業支援の顧客向けに提供していたノウハウを、一般読者向けにかみ砕いた一冊だから、新人からベテランまで役立つ虎の巻になる。

ただ内容が濃いので、一度で全部を抱えず、章ごとに自分の商談へ当てはめながら読むといい。

営業の科学 セールスにはびこるムダな努力・根拠なき指導を一掃する
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営業の科学 セールスにはびこるムダな努力・根拠なき指導を一掃する

高橋浩一 著|かんき出版

¥2,420(税込)

3.5

営業1万人とお客様1万人、合わせて2万人への調査を踏まえ、営業の急所を科学的に解き明かす一冊です。「がんばっているのに売れない」という悩みを、努力の量ではなく急所の外し方だと捉え、ガンバリズムの罠にハマらないことと、購買者の仮面の裏にある本音を捉えることを軸に据えます。はぐらかし、忙しさ、いきなり、とにかく安く、検討します——仮面ごとに外し方を章立てで示す構成です。

こんな人におすすめ

努力しているのに結果につながらず悩んでいる人、表面の返事に振り回されがちな人、そしてデータで営業を見直したいマネジャー。急所から考える習慣を作りたい場面に向きます。詰まっている場面の章から開く、辞書的な使い方もできます。

良い点

  • 2万人調査のデータが土台
  • 仮面ごとに章が分かれる
  • 努力の方向を見直せる

気になる点

  • 432ページで読みごたえ十分
  • 価格は高め
  • 一気読みには向かない

出版社

かんき出版

発売日

2024年4月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

432ページって、営業の本ではかなり厚いですよね。しかも2420円。ここまでする価値って、どこにあるんでしょう。

佐藤メバル

佐藤メバル

厚さの理由は調査の量だね。営業1万人とお客様1万人、合わせて2万人に尋ねたデータをもとに、営業の急所を解き明かしている。

急所を外すと、どんなに努力しても報われない——その前提で、仮面ごとに武器の使い方を示している。

橘ナナミ

橘ナナミ

『購買者の仮面』という言葉が引っかかります。お客様は、こちらの前で本音を隠しているということなんでしょうか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、表面的なセリフの裏に素顔があるという捉え方だよ。はぐらかし、忙しさ、いきなり、とにかく安く、検討します——仮面ごとに章を立てて、外し方を具体的に書いている。

一気に読むより、いま詰まっている場面の章から開く使い方が向いているよ。

営業の一流、二流、三流 (アスカビジネス)
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営業の一流、二流、三流 (アスカビジネス)

伊庭正康 著|明日香出版社

¥1,540(税込)

3.5

『あなたのしているネクタイに戦略がありますか?』——この問いから始まる一冊です。一流といわれる営業マンは、営業という仕事に対して独特の視座を持っている。気がつくかどうかの差や、ちょっとしたこだわりが、時には持っているスキル以上に差を生む。一流・二流・三流を並べて比較することで、行動の違いを具体的に眺められる構成が、ノウハウを積み上げるタイプの本との違いです。

こんな人におすすめ

基本はできてきたが、もう一段上の仕事をしたい中堅、後輩と自分の差を言語化したい人、そして営業の細部にこだわりたい人。視座を上げたい場面に向きます。読み終えたら、自分のこだわりを一つ書き出してみてください。

良い点

  • 比較で違いが立体的に見える
  • こだわりの具体例が中心
  • 211ページで読み切りやすい

気になる点

  • 型や手順の解説は少なめ
  • 著者の経験が土台
  • 入門期には早いかもしれない

出版社

明日香出版社

発売日

2015年11月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

『あなたのしているネクタイに戦略がありますか?』……この一文、よくわからないようで、妙に刺さります。ネクタイに戦略って、あるんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そこが一流の入口なんだよ。一流といわれる営業マンは、営業という仕事に対して独特の視座を持っている。

気づくかどうか、ちょっとしたこだわりかどうか——そんなささいなものが、時にはスキル以上に差を生む。それを一流・二流・三流と並べて見せてくれる。

橘ナナミ

橘ナナミ

並べて比べてもらえると、自分の位置が見えてしまいそうで怖いです。リクルートでトップだった人が書いているんですよね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、研修で優秀な営業を輩出してきた著者だね。ただ、これはノウハウを積み上げる本ではなく、営業の機微を教える本だ。

配属されたばかりだと早いかもしれないから、基本を一通りやったあとに開くと、効き方が変わってくるよ。

営業の鬼100則 (アスカビジネス)
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営業の鬼100則 (アスカビジネス)

早川勝 著|明日香出版社

¥1,000(税込)

3.5

甘えを捨て、自分を律し、技を極めろ——30年間、業界トップクラスのプレイヤーとマネジャーとして現場主義を貫いてきた著者が、数千人のデータをもとに編み出した鉄則を100則で並べた一冊です。お客様の前でひたすらペコペコしたり、買ってくださいとお願いするスタイルからの卒業を促し、営業は媚びを売る仕事ではなく、誇り高きあなたを売る仕事だと説きます。スキル、戦術、習慣、そして鬼スピリッツまでを網羅する構成です。

こんな人におすすめ

お願いする営業から抜け出したい人、長く第一線で戦い続けたい中堅、そして自分の営業を総点検したい人。姿勢から立て直したい場面に向きます。100則なので、一項目ずつ実行しながら読み進められます。

良い点

  • 100則で引きやすい
  • 価格が手頃
  • スキルと心構えの両方を扱う

気になる点

  • ストイックな語りが合う人向け
  • 体系的な理論ではない
  • 事例の分量は多くない

出版社

明日香出版社

発売日

2018年9月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

『営業の鬼』って、ちょっと怖いタイトルです。媚びを売る仕事じゃない、というのは、どういう意味なんでしょう?

佐藤メバル

佐藤メバル

お客様の前でペコペコしたり、買ってくださいとお願いするスタイルから卒業しよう、というのがこの本の立場なんだ。

30年間、業界トップクラスのプレイヤーとマネジャーを務めた著者が、誇り高きあなたを売る仕事だと定義している。

橘ナナミ

橘ナナミ

でも、頭を下げずにお願いもしないで、本当に売れるものなんでしょうか。そこがまだイメージしづらいんです。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこを埋めるのが100則だね。スキル、戦術、習慣、そして鬼スピリッツまで、永続的に稼げるプレイヤーになるための秘訣が並んでいる。

ストイックな語り口だから好みは分かれるけれど、手頃な価格で自分の営業を総点検できる。能力にマインドが伴えば鬼に金棒、というわけだ。

1ヶ月目・2ヶ月目・3ヶ月目——3ヶ月ロードマップ

橘ナナミ

橘ナナミ

何冊か読むとして、順番の目安はありますか?

佐藤メバル

佐藤メバル

あるよ。1ヶ月目は「全体像と所作」に絞る。『知識ゼロからの営業入門』か『最高の営業デビュー』で流れをつかみ、『本当に超基本・超常識の営業マナー』で身だしなみと電話・名刺の基本を固める。2ヶ月目は工程の弱点をつぶす月で、アポが弱ければ『アポの5原則』、話し方が弱ければ『営業の4つの基礎技術』、商談の組み立てなら『営業の「超」基本! 50』。3ヶ月目は自分の型を作る月で、『営業の科学』や『セールス・イズ』で「なぜ効くのか」を理論から腹に落とす。ここまで来ると、本が教本から辞書に変わるんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

辞書に変わる、いいですね。同時に何冊も読んでもいいんでしょうか?

佐藤メバル

佐藤メバル

開くのは1冊にしたほうがいい。1冊につき1週間、「今日の商談で1つ試す」くらいの粒度がちょうどいいよ。

読んでも変わらない人と、行動に変わる人の分かれ目

橘ナナミ

橘ナナミ

読んだのに成果が出ない、という声も聞きます。何が違うんでしょう?

佐藤メバル

佐藤メバル

読書ノートの作り方だと思う。僕が書店員時代に使っていたのは、左ページに「本に書いてあったこと」、右ページに「自分の商談で言い換えた一言」を書く型。アポの原則を読んだら、明日かける電話の冒頭一文をそのまま書き出しておく。読了後にやるのは、明日使う一言を1つ決める、今週試す場面を決める、週末に結果を3行で振り返る、の3つだけ。これで「読んだつもり」が消える。

橘ナナミ

橘ナナミ

逆に、読まなくていい本の見極め方も知りたいです。

佐藤メバル

佐藤メバル

帯に大きな実績が並んでいても、中身が「私はこうして売れるようになった」で終わっている本は、いまの君の課題に効かないことが多い。目次を見て、自分の工程——アポ・ヒアリング・提案・クロージング・フォロー——のどれに対応する章があるか。それが1つもなければ、いったん棚に戻していい。積読を防ぐなら、買う前に目次を写真で撮っておくのも手だよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

電子書籍と紙、聴き放題、図書館はどう使い分けますか?

佐藤メバル

佐藤メバル

出先で読み返す前提なら電子、線を引いて手元に置く前提なら紙。移動時間が多い人は聴き放題、まず試したい人は図書館。同じ本でも「読む場所」で選ぶと積読が減るよ。

チームで読む・新しい本と付き合う

橘ナナミ

橘ナナミ

個人だけでなく、チームに広げることもできますか?

佐藤メバル

佐藤メバル

できるよ。読書会より「同じ1冊の同じ章を読んで、自分の商談を1つ持ち寄る勉強会」のほうが実りが多い。研修と本の役割分担も意識したい。研修は全員そろえて、本は個人の弱点を埋める。だから全員同じ本より、工程ごとの推薦図書リストのほうが機能するんだ。本が共通言語になると、上司の指導も「あの本のあの章の話」で通じるようになる。

橘ナナミ

橘ナナミ

新しい本の情報も追いたいです。近年の流れってありますか?

佐藤メバル

佐藤メバル

オンライン商談やデータ活用を前提にした本が増えている一方、質問や傾聴のような普遍の技術を扱う本の価値は落ちていない。だから新刊で市場感覚を更新し、古典で原理を固める二本立てが現実的だよ。著者の実績や帯のコピーは、その本のどの部分が根拠になっているかを目次と中身で確かめる。これができると、書店での迷いがぐっと減る。

よくある質問

営業初心者におすすめの営業本はどれですか?

橘ナナミ

橘ナナミ

営業初心者におすすめの営業本はどれですかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

まずは全体像と所作を押さえる本から。『知識ゼロからの営業入門』や『最高の営業デビュー』は「現場に出る前にこれだけは」を知りたい人向けで、『本当に超基本・超常識の営業マナー』は身だしなみや電話・名刺の基本を補ってくれます。活字が苦手なら『マンガで学ぶ! 営業の超基本』から入るのも手です。

営業経験が浅い場合、最初に読むべき1冊は何ですか?

橘ナナミ

橘ナナミ

営業経験が浅い場合、最初に読むべき1冊は何ですかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

「何がわからないかわからない」状態なら、営業の流れと全体像を示してくれる本が優先です。『絵でわかる配属1年目でも目標達成できる営業の教科書』は文字を最小限にして絵で流れを示した本で、『営業1年目の教科書』は73の基本を105点のイラスト付きで並べています。短時間で読み通せる設計のものを1冊だけ選ぶのがコツです。

営業の基本を1冊で学べる本はありますか?

橘ナナミ

橘ナナミ

営業の基本を1冊で学べる本はありますかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

『この1冊ですべてわかる 営業の基本』は、営業コンサルタントの横山信弘が考え方とスキルを一冊に整理した本で、新人の最初の1冊にも、マネジャーが自身のスタイルを振り返るのにも使えるとされています。『知識ゼロからの営業入門』も基本を一冊にまとめた入門書です。

商談・クロージングの精度を上げたいときにおすすめの本は何ですか?

橘ナナミ

橘ナナミ

商談・クロージングの精度を上げたいときにおすすめの本は何ですかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

準備の側から整えるなら『営業の「超」基本! 50』がアポ取りからクロージングまでの準備の秘訣を体系化しています。場面別に学ぶなら『3万5000人を指導してわかった 質問型営業でトップセールスになる絶対法則』が、見込み客の見極めからフォローアップまで場面ごとに解説しています。

営業マネージャー・管理職におすすめの本はどれですか?

橘ナナミ

橘ナナミ

営業マネージャー・管理職におすすめの本はどれですかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

『営業の一流、二流、三流』は結果を出す人がどこにこだわるかを扱い、自分の基準を見直すきっかけになります。『営業の鬼100則』はスキル・戦術・習慣を幅広く網羅した一冊。加えて、組織の分業やプロセス設計に関心があるなら、組織論やインサイドセールスの領域にも足を伸ばすと視野が広がります。

営業本は電子書籍と紙のどちらで読むのがおすすめですか?

橘ナナミ

橘ナナミ

営業本は電子書籍と紙のどちらで読むのがおすすめですかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

出先で読み返す前提なら電子、線を引いて手元に置く前提なら紙が向いています。移動時間が多い人は聴き放題、まず内容を試したい人は図書館。同じ本でも「どこで読むか」で選ぶと積読が減ります。

営業の本を読んでも成果につながらないのはなぜですか?

橘ナナミ

橘ナナミ

営業の本を読んでも成果につながらないのはなぜですかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

読了後に行動へ移す手順が抜けているからです。読んだら、明日使う一言を1つ決める、今週試す場面を決める、週末に結果を3行で振り返る、の3つだけをやる。読む量より、商談で試した回数が成果に効きます。

営業本は何冊くらい、どの順番で読めばよいですか?

橘ナナミ

橘ナナミ

営業本は何冊くらい、どの順番で読めばよいですかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

1ヶ月目は全体像と所作、2ヶ月目は自分の弱い工程、3ヶ月目は理論で型を作る、という3ヶ月プランが現実的です。同時に何冊も開かず、1冊につき1週間、「今日の商談で1つ試す」粒度で進めると定着します。

まとめ

橘ナナミ

橘ナナミ

今日のお話を聞いて、最初の1冊をどれにするか、だいぶ絞れてきました。

佐藤メバル

佐藤メバル

よかった。まずは自分の工程のどこが弱いかを1つだけ選んで、その章がある本から始めるといい。

橘ナナミ

橘ナナミ

最初から完璧に読もうとしなくていい、ということですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。読み終えることより、商談で1つ言えるようになることのほうが価値がある。『営業1年目の教科書』のように2時間ほどで読み通せる設計の本もあるから、短い時間で区切って試すのが合っている。

橘ナナミ

橘ナナミ

基礎って、どこか地味なイメージでした。でも今日の話だと、いちばんコスパのいい投資に思えてきました。

佐藤メバル

佐藤メバル

まさにそれ。基礎の本は、走り出す前に結ぶ靴ひもみたいなものだよ。緩いまま走れば途中で脱げてしまうけれど、結び直すのはいつでもできる。そして一度きちんと結べたら、あとは自分の足で好きなだけ遠くまで走っていける。まずは一冊、靴ひもを結ぶところから始めよう。

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Editorial Team

編集に関わる専門家