営業のコツが学べる本のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年10月
橘ナナミ
「営業 の コツ 本」で検索すると、根性論の本から心理学の本まで出てきて、どれから読めばいいのか分からなくなります……。
佐藤メバル
いい質問だね。営業本は「何を伸ばしたいか」で選ぶものだよ。書店員時代も、棚は目的別に分けていた。たとえば商談の型をゼロから作りたいなら、加賀田裕之さんの『図解でよくわかる! 営業は台本が9割』。営業歴も業種も性格も関係なく再現できる形に落とし込んでいるから、初めての商談でも土台になる。
橘ナナミ
台本って、読むだけで売れるようになるんですか?
佐藤メバル
台本は「次に何を言うか」を決めてくれる道具だと考えればいい。逆に、なぜ売れないのかという原因から入りたいなら、高橋浩一さんの『営業の科学』だね。営業1万人とお客様1万人、合わせて2万人の調査をもとに、ガンバリズムの罠と購買者の仮面というキーワードで商談の急所を解き明かしている。努力の量ではなく、努力の向きを変える本だよ。
橘ナナミ
なるほど……「がんばっているのに売れない」は、読者にとっても他人事じゃない気がします。
佐藤メバル
そう思えるなら、もう選書の第一歩は踏めている。今日は5つの軸で、自分の現場に合う一冊の絞り方を見ていこう。
営業のコツが学べる本の選び方
目的別:新規開拓・提案とヒアリング・クロージング・マネジメント
橘ナナミ
目的別だと、どう分けて考えればいいんでしょう?
佐藤メバル
新規開拓なら今井晶也さんの『セールス・イズ 科学的に「成果をコントロールする」営業術』。アポを獲得する方法と、営業プロセスを7分割して否定材料を一つずつ消していく考え方が入っている。ヒアリングなら大堀滋さんの『新版 営業の「聴く技術」』、クロージングなら加賀田晃さんの『営業マンは「お願い」するな!』だね。
橘ナナミ
『営業マンは「お願い」するな!』、タイトルが強いですね……。
佐藤メバル
中身は「買ってもらう」ではなく「売ってあげる」という姿勢の話。チームを持つ立場なら、菊原智明さんの『決定版 営業心理術大全』が部下に効く心理術まで扱っていて、プレイヤーと管理職の両方で使えるよ。
レベル別:未経験・1年目/中堅/管理職
橘ナナミ
1年目と中堅では、選ぶ本は変わりますか?
佐藤メバル
変わる。1年目なら菊原智明さんの『トップセールスが使いこなす! "基本にして最高の営業術"総まとめ 営業1年目の教科書』や、高城幸司さんの『できる営業の基本とコツ』。名刺交換や身だしなみ、話し方という土台から積める。中堅は『無敗営業』のように接戦を制する技術へ進む。高橋浩一さんが接戦を制する3つの質問と4つの力として、お客様との情報ギャップの埋め方を体系化しているよ。
橘ナナミ
管理職になると、何が変わるんでしょう?
佐藤メバル
自分の数字ではなく、チームの数字を作る視点になる。伊庭正康さんの『トップ営業の気くばり』のように、信頼を積み上げる考え方が効いてくる。
商材・業界別:有形・無形、BtoB・BtoC、IT・不動産・保険
橘ナナミ
業界で合う本が違うなんて、現場を知らない私にはピンとこないです。
佐藤メバル
いい視点だね。目安は商談の回数と金額。1回で決まる小型商談が多いなら台本型や心理術型、何度も重ねる大型商談ならニール・ラッカムの『大型商談を成約に導く「SPIN」営業術』。状況・問題・示唆・解決という4種類の質問を使い分ける話法で、35,000件のセールスを長い年月かけて実地調査した裏付けがある。
橘ナナミ
不動産や保険のように、比較検討される商材は?
佐藤メバル
佐藤義典さんの『ドリルを売るには穴を売れ』が効く。商品ではなくベネフィットから考え、誰に売るかのターゲティング、差別化、4Pへと進む流れが、比較される場面でそのまま武器になる。ITのように形のない商材なら、藤原毅芳さんの『営業は説明するな!』——説明ではなく共感から入る視点が助けになるよ。
形式別:活字・漫画・図解・オーディオ・要約
橘ナナミ
活字が苦手な人でも、漫画の営業本なら続きますか?
佐藤メバル
入り口としては優秀だよ。小松麻美さんの『マンガで学ぶ! 営業の超基本』や植田六男さんの『営業のコツがマンガで3時間でマスターできる本』は流れを掴むのに向いている。図解なら古川英夫さんの『図解営業の技術!』、少しずつ刻むなら大岩俊之さんの『1日1テーマ読むだけで身につく営業トーク大全100』。移動が多い人は、オーディオや要約で全体像を先に掴んでから紙に戻るのも手だね。
著者カテゴリと発行年:現役トップ営業・コンサル・研究データ型
橘ナナミ
著者のタイプでも、選び方は変わるんですか?
佐藤メバル
変わる。現役時代の実績を語る本は臨場感があり、たとえば『営業の魔法』は、売れない新人の小笠原が営業マンの紙谷から十一の魔法を授かる物語で、読みながら追体験できる。コンサル型は再現性、研究データ型は根拠の厚みが武器だね。
橘ナナミ
古い本は避けたほうがいいんでしょうか。
佐藤メバル
普遍的な原理は古びない。SPINのように長く読み継がれてきたものは土台として残し、オンライン商談やAIが前提の現場感は新しい本で補う。両方を持つのが現実的だよ。
営業のコツが学べる本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
営業のコツが学べる本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい

営業の科学 セールスにはびこるムダな努力・根拠なき指導を一掃する
高橋浩一 著|かんき出版
¥2,420(税込)
営業1万人と顧客1万人、合計2万人への調査から「ガンバリズムの罠」と「購買者の仮面」というキーワードで営業の急所を解き明かす一冊。お客様の表面的なセリフの裏にある本音を捉えるプロセスを、結論だけでなくデータ付きで丁寧に解説する。根性論の営業本とは一線を画すデータとロジックの営業論で、「はぐらかし」「忙しさ」「いきなり」「とにかく安く」「検討します」という仮面ごとに外し方を整理している。
こんな人におすすめ
がんばっているのに結果が出ないと悩む営業パーソン、部下の指導に根拠を持ちたいマネージャー、感覚ではなく再現できる型を欲しい若手。商談が「検討します」で止まりがちな人や、努力量を増やすほど空回りしていると感じる人にも向く。
良い点
- 2万人調査のデータが土台
- 仮面ごとの章立てが実践的
- 指導者にも使える体系性
気になる点
- 432ページで読み応え十分
- 理論中心で事例は少なめ
- 即効の裏ワザは載らない
出版社
かんき出版
発売日
2024年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
営業のコツ本って根性論が多い印象なんですけど、この本は「科学」って言い切っていますね。それ気になります!
佐藤メバル
いいところに気づいたね。この本は営業1万人と顧客1万人、合わせて2万人に調査したデータが土台になっている。
著者は「ガンバリズムの罠」という言葉で、努力量を増やすほど空回りする構造を指摘するんだ。お客様は「購買者の仮面」をかぶっていて、その裏の素顔を捉えないと受注につながらない。
章ごとに仮面の外し方を分けて説明しているのが親切だよ。
橘ナナミ
仮面って、たとえば「検討します」みたいな言葉のことですか?」
佐藤メバル
そう、まさにそれ。「とにかく安く」「忙しさ」「はぐらかし」といった仮面ごとに、質問の引き出しを増やす、価値の根拠を示す、といった武器が整理されている。
表面的なセリフに振り回されずに裏の本音を捉える、という視点が全編を貫いているんだよ。

営業の魔法
中村信仁 著|ビーコミュニケーションズ
¥1,650(税込)
売上ゼロの新入社員・小笠原が、喫茶店で出会ったスーパー営業マン紙谷から早朝6時のレクチャーで11の魔法を教わる物語。実務ノウハウをストーリーとして追体験できるのが最大の特徴で、最後の12個目の魔法を伝えないまま紙谷が姿を消す謎も残る。バインダーを操る所作まで描かれるから、読み終える頃には商談の流れが自然に体へ入り、ノウハウ本が苦手な人でも一気に読める。
こんな人におすすめ
活字の実用書が苦手な人、営業に自信をなくした新人、物語から営業の心構えをつかみたい人。通勤や休日の読書としても取り入れやすく、数字や手順を並べた本で挫折した経験がある人ほど入りやすい。
良い点
- 物語形式で読み進めやすい
- 200ページで短時間
- 新人の心情に寄り添う
気になる点
- 具体的手順は少なめ
- 小説なので好みが分かれる
- 再現性は読者次第
出版社
ビーコミュニケーションズ
発売日
2007年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
売上ゼロの新人が主人公の物語形式なんですね。営業の本なのに小説みたいで、ちょっと意外でした。それ気になります!
佐藤メバル
そう、新入社員の小笠原が半年間売上ゼロで、朝礼のあと喫茶店に逃げ込むところから始まる。そこで出会ったスーパー営業マン紙谷が、早朝6時から一ヶ月半、11の魔法を伝授していくんだ。
ただ最後の12個目を伝えないまま紙谷は姿を消してしまう。ノウハウを物語として追体験できるから、活字の実用書が苦手な人にも入りやすいよ。
橘ナナミ
12個目だけ教えないまま消えるなんて、続きが気になりますね。ダメ営業マンが成長していく過程も読みたくなりました。
佐藤メバル
そこがこの本のうまいところで、ノウハウを消化するには時間がいるというメッセージにも読める。紙谷がどうやってお客様をイエに導いていたか、二冊のバインダーをどう使っていたか、細かい所作まで描かれるから、読み終わる頃には営業の流れが体に入っているはずだよ。

図解でよくわかる! 営業は台本が9割
加賀田裕之 著|きずな出版
¥1,650(税込)
「営業歴も業種も性格も関係ナシ」と掲げ、誰でも再現できる台本営業を図解で整理した一冊。成約率を上げるための5ステップ、良い台本と悪い台本の違い、ニーズの深堀り、人間関係構築からウォンツアップまでを、具体的な手順として示す。根性論に疲れた人が、自分のトークを設計し直すための設計図になり、160ページとコンパクトで通勤中にも読み切れる。
こんな人におすすめ
根性論ではなくロジックで営業したい人、トークが毎回場当たり的な人、台本を作って再現性を上げたい新人から中堅。契約が取れずに会社へ帰りづらいと感じている人や、テストクロージングの押さえ方を知りたい人にも向く。
良い点
- 図解でとっつきやすい
- 台本という発想が実用的
- 5ステップが明快
気になる点
- 160ページで物足りない人も
- 暗記が必要になる場面
- 業種によって調整が要る
出版社
きずな出版
発売日
2022年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
今度はロジックの本ですね。営業に「台本」って、トークをあらかじめ決めておくということなんでしょうか?
佐藤メバル
そう、成約率を上げるための5ステップを台本として組み立てるんだ。良い台本と悪い台本の違い、ニーズの深堀り、人間関係構築からウォンツアップまで、誰でも再現できる形に落とし込んでいる。
図解で整理されているから、自分のトークを設計し直したい人には設計図代わりになるよ。
橘ナナミ
毎回その場で考えるより、台本があった方が安定しそうですね。性格や業種に関係ないというのも安心できます。
佐藤メバル
そこがこの本の売りでね、冒頭で営業歴も業種も性格も関係ナシと言い切っている。医者と患者のような関係性を目指す人間関係構築や、ニーズ商品とウォンツ商品で営業方法が違う点など、手を動かしながら自分の台本を作れる構成になっているんだ。

無敗営業 「3つの質問」と「4つの力」
高橋浩一 著|日経BP
¥1,760(税込)
「営業力は技術」という信念のもと、コンペで8年無敗という著者が情報ギャップを埋める「3つの質問」と「4つの力」を体系化した一冊。商談を楽勝・接戦・惨敗に分け、接戦での強さに焦点を当てるのがユニークで、「価格で決まる」という思い込みの裏側を解いていく。質問力から提案ロジック構築力まで段階を追って学べる。
こんな人におすすめ
比較検討で競合に負けがちな人、コンペや稟議型の商談を担当する中堅、接戦を落としたくない営業パーソン。価格の壁にぶつかることが多い人や、自分の提案が上流で決まっていると感じる人にも向く。
良い点
- 3つの質問が具体的
- コンペ対策が手厚い
- 全8章の体系性
気になる点
- 312ページで情報量多め
- 小規模商談には過剰
- 実践には訓練が必要
出版社
日経BP
発売日
2019年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「無敗営業」ってすごい言葉ですよね。コンペで8年無敗って、いったいどんな人が書いているんですか? それ気になります。
佐藤メバル
著者は東大を出て外資系コンサルを経て25歳で起業し、3万人以上の営業を指導してきた人。自分自身もコンペで8年無敗の実績を持つ。
この本の柱は、営業とお客様の情報ギャップを埋める「3つの質問」と、ズレを解消する「4つの力」なんだ。
商談を楽勝・接戦・惨敗に分けて、接戦での強さに焦点を当てているのが面白い。
橘ナナミ
接戦に焦点を当てるって、いいですね。勝てそうな案件より、競合とぶつかる場面のほうが知りたいです。
佐藤メバル
まさにそこ。「価格、高いですね」の裏側で何が起きているかを丁寧に解いていく。質問力、価値訴求力、提案ロジック構築力、提案行動力という4つの力を、ルート型とアカウント型で回し方が変わるところまで踏み込んでいるから、自分の営業モデルに当てはめて読むといいよ。

新版 営業の「聴く技術」
大堀滋 著|ダイヤモンド・ビジネス企画
SPINの「聞く・聴く・訊く」という三つの聞き方を軸に、質問を通じて顧客の経営課題を明らかにするプロセスを扱った一冊。相手自身がその質問を通じてニーズを顕在化させ確信していく場を、商談の中で何度も作り出せるのが醍醐味だと説く。ソリューション営業の土台となる傾聴の技術を、場面に即して解説する。
こんな人におすすめ
ヒアリングが浅いと言われる人、ソリューション提案を担う営業、質問でニーズを引き出したい中堅層。お客様が自ら話し出す場面を増やしたい人や、SPINの考え方を補助線として理解したい人にも向く。
良い点
- 聞き方の3区分が明快
- 課題顕在化の流れ
- SPIN理解の補助に
気になる点
- タブレット向けの形式
- 価格情報が非表示
- 同内容の再配信
出版社
ダイヤモンド・ビジネス企画
発売日
2025年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「聴く技術」って、聞くことだけを一冊にしているんですね。そこまで深いものなんですか? それ気になります。
佐藤メバル
SPINには「聞く・聴く・訊く」という三つの聞き方があるとされる。質問を通じてお客様の経営課題を明らかにし、相手自身がニーズを顕在化させて確信していく。
その場を商談の中で何度も作り出せるのがSPINの醍醐味で、ソリューション提案の最も基本的で重要な部分なんだ。
この本はその聴く側の技術に焦点を当てている。
橘ナナミ
聞き方に3種類もあるんですね。意識したことがなかったです。ただタブレット向けの形式って書いてあるのが気になります。
佐藤メバル
よく気づいたね。大きい画面の端末で読む想定で、文字の拡大や引用の機能が使えない。同じ内容の作品が以前にも配信されていたから、二重に買わないよう注意してほしい。
中身としては、課題を引き出す質問の流れを学ぶのに向いているよ。

なぜ、「質問」だけで売れるのか?: 気づけば成約に至っている「質問型営業」入門
青木毅 著|日本実業出版社
¥1,760(税込)
専門アドバイザーとして絶大な信頼を得てきた著者が、質問型営業の最新ノウハウを講義形式で教える入門書。売り込むのではなく問いかけることで、気づけば成約に至っている状態を作る流れを、つまずきやすい順に噛み砕いていく。理論を積み上げるというより、明日の商談で使える会話の設計に重心を置いた一冊。
こんな人におすすめ
売り込みに疲れた営業パーソン、質問を武器にしたい新人、押しの弱さを強みに変えたい人。接客や窓口対応など、押すより引き出す会話が求められる場面で働く人にも読みやすい内容になっている。
良い点
- 講義形式で読みやすい
- 入門として過不足ない
- 会話設計に直結
気になる点
- 上級者には物足りない
- 数値データは薄め
- 実践前提の内容
出版社
日本実業出版社
発売日
2026年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
質問するだけで売れる、って言い切られると半信半疑になっちゃいます。でも、そこがすごく気になります。
佐藤メバル
気持ちはわかる。でもこの本は、専門アドバイザーとして信頼を得てきた著者が、質問型営業のノウハウを講義形式で教える入門書なんだ。
売り込むのではなく問いかけることで、気づけば成約に至っている状態を作る。読み終えた翌日の商談で使えるように、会話の設計に重心を置いて説明しているよ。
橘ナナミ
講義形式なら、つまずきやすいところも拾ってくれそうですね。売り込むのが苦手な人に向いていそうです。
佐藤メバル
そこが狙いでね、押しの弱さを質問という武器に変える発想が中心にある。理論を積み上げるというより、実際の会話をどう組み立てるかに踏み込んでいるから、入門として素直に読める一冊だよ。

大型商談を成約に導く「SPIN」営業術
ニール・ラッカム 著|海と月社
¥1,980(税込)
12年をかけ3万5千件のセールスを実地調査し、「小型商談と大型商談では効果的な手法が違う」ことを初めて示した古典。状況質問・問題質問・示唆質問・解決質問の4つを使いこなすSPIN式の考案者自身によるオリジナル・テキストで、実例が豊富に盛り込まれている。20年以上読み継がれてきた理由が実感できる骨太な一冊。
こんな人におすすめ
金額や規模の大きい商談を担当する人、複数回の商談を経て成約に導く立場、質問設計を基礎から学びたい人。自分の商談の規模を見極めたうえで、売り方そのものを見直したい中堅・ベテランにも向く。
良い点
- 実地検証に基づく理論
- 考案者本人の解説
- 実例が豊富
気になる点
- 小型商談には不向き
- 316ページで骨太
- 古典ゆえ表現は古め
出版社
海と月社
発売日
2009年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
SPINって名前は聞いたことがあります。古典なんですよね? 今読んでも古くならないんでしょうか。
佐藤メバル
いい疑問だね。12年かけて3万5千件のセールスを実地調査して、小型商談と大型商談では効果的な手法が違うと初めて示した本なんだ。
状況質問、問題質問、示唆質問、解決質問の4つを使いこなすのがSPIN式で、考案者本人が実例を多数挙げて解説している。
20年以上読み継がれているのには理由があるよ。
橘ナナミ
4つの質問を使い分けるんですね。金額が大きくて、何回も商談を重ねる案件で効くイメージを持ちました。
佐藤メバル
その通り。1回の商談で決まる小型案件より、複数回かけて成約に至る大型商談に向いている。だからこそ、いきなりこの本から入るより、自分が扱う商談の規模を確かめてから読むと腹に落ちやすいよ。

ドリルを売るには穴を売れ
佐藤義典 著|青春出版社
¥1,815(税込)
「ドリルを売るには穴を売れ」という言葉通り、商品ではなく顧客にとっての価値から考える。ベネフィット、誰に売るかのターゲティング、競合より高い価値を出す差別化、価値を届ける4Pという流れでマーケティングの骨格を整理し、新人が閉店寸前のレストランを立て直す物語が並走する。営業の前段を楽しく学べる入門書。
こんな人におすすめ
営業と商品価値のつながりに悩む人、マーケティングを初歩から知りたい人、価値の言語化が苦手な営業パーソン。提案の前に「そもそも何を売っているのか」を整理したい人にも、最初の一冊として向く。
良い点
- 物語と理論の二本立て
- 差別化の考え方が明快
- 入門として最適
気になる点
- 営業実務の手順は少なめ
- 理論中心の構成
- 事例は限られる
出版社
青春出版社
発売日
2006年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「ドリルを売るには穴を売れ」って有名な言葉ですよね。営業の本というより、マーケティングの本なんですか?
佐藤メバル
そう、マーケティングの入門書だね。商品ではなく、顧客にとっての価値から考える。ベネフィット、誰に売るかのターゲティング、競合より高い価値を出す差別化、価値を届ける4Pという流れで骨格を整理している。
並行して新人が閉店寸前のレストランを立て直す物語が進むから、理論と実戦を行き来しながら読めるよ。
橘ナナミ
営業の前に、そもそも何を売っているのかを考えるんですね。そこが抜けていたかも、と思いました。
佐藤メバル
そこに気づけたなら、この本は効くね。目次もベネフィット、ターゲティング、差別化、4P、まとめと一直線で、価値の言語化が苦手な人の整理にちょうどいい。
営業トーク以前の土台を作りたい人に向いているよ。

セールス・イズ 科学的に「成果をコントロールする」営業術
今井晶也 著|扶桑社
¥1,760(税込)
1100社、12000商品で実績を上げてきた会社のメソッドを一冊にまとめたもの。勘や偶然、根性ではなく理論で売るという立場がはっきりしており、トップセールスが共通して持つマインド、アポの獲得方法、営業プロセスを7分割して否定材料をなくす方法など、成果をコントロールする発想が柱になっている。
こんな人におすすめ
再現性のある営業プロセスを組みたい人、勘や根性に頼りたくない新人からベテラン、アポが取れないと悩む人。漠然とした売れなさを分解して、どこを直せばいいか知りたい人にも向く。
良い点
- プロセス7分割が実践的
- マインドと技術の両輪
- 幅広い層に対応
気になる点
- 情報密度がやや高い
- 業種差は自分で調整
- 数値の詳細は限られる
出版社
扶桑社
発売日
2021年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「成果をコントロールする」って、営業でそこまでできるものなんですか? ちょっと気になります。
佐藤メバル
1100社、12000商品で実績を上げてきた会社のメソッドをまとめた本でね、勘や偶然、根性ではなく理論で売るという立場がはっきりしている。
トップセールスが共通して持つマインド、アポを獲得する方法、営業プロセスを7分割して否定材料を逐一なくす方法など、成果を設計する発想が柱なんだ。
橘ナナミ
プロセスを7分割して、否定材料を消していくんですね。漠然とした売れなさが分解できそうで面白いです。
佐藤メバル
そう、しかも本来は営業支援の顧客向けに高額で提供していたノウハウを、一般読者向けにわかりやすく噛み砕いている。
マインドセットから商談で差を生むテクニックまで、新人からベテランまで使える虎の巻になっているよ。

営業マンは「お願い」するな!
加賀田晃 著|サンマーク出版
¥1,280(税込)
「契約率99%」という記録を持つ著者が、多くの営業マンの「買ってもらう」という姿勢をひっくり返す一冊。営業とは、自分がよいと信じた物を相手のために断りきれない状態にして売ってあげる誘導の芸術だ、という定義が全編を貫き、お客のために売ってあげるという視点で考え方とテクニックを説く。
こんな人におすすめ
お願い営業から抜け出したい人、押しの弱さを自覚する営業、姿勢そのものを見直したい中堅・ベテラン。お客様から感謝される側に回りたい人や、売ることへの後ろめたさを感じている人にも届く内容になっている。
良い点
- 唯一無二の営業観
- 言葉が強く記憶に残る
- マインドの転換に効く
気になる点
- 時代を感じる表現もある
- 具体的な数値は少なめ
- 解釈に幅がある
出版社
サンマーク出版
発売日
2011年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「お願いするな」って強いタイトルですね。営業なのにお願いしないって、どういうことなんでしょう?
佐藤メバル
著者は契約率99%という記録を持つ人でね、多くの営業マンの「買ってもらう」という姿勢をひっくり返すんだ。
営業とは、自分がよいと信じた物を相手のために断りきれない状態にして売ってあげる誘導の芸術だ、という定義が全編を貫いている。
お客から感謝される営業になるための考え方が詰まっているよ。
橘ナナミ
売ってあげる、という言い方が新鮮です。お願いする側ではなく、価値を渡す側なんですね。視点が逆です。
佐藤メバル
その逆転がこの本の核だね。ただ表現は少し時代を感じさせるので、今の商習慣に合わせて読み替える前提で読むといい。
押しの弱さを自覚している人が、姿勢そのものを見直すきっかけになるよ。

営業は説明するな!
藤原毅芳 著|ソフトバンククリエイティブ
売れない理由をお客様のせいにしていないかと問いかけ、説明だけでは不十分で共感があって初めて商品は売れると説く一冊。世代と職種から分析するという異色の切り口で、相手によって刺さる伝え方がどう変わるかを示していく。説明を増やす前に、伝え方そのものを疑いたい人に向く。
こんな人におすすめ
説明すればするほど伝わらない人、顧客層が広い商材を扱う営業、共感の作り方を学びたい人。売り込む言葉は持っているのに響かないと感じている人や、商談が一方的になりがちな人にも向く。
良い点
- 世代・職種の切り口が珍しい
- 共感という軸が明快
- 読み切りやすい分量
気になる点
- 価格情報が非表示
- 抽象的な箇所もある
- 実践例は限られる
出版社
ソフトバンククリエイティブ
発売日
2007年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「営業は説明するな」って、じゃあ説明したらダメなんですか? そこがすごく気になります。え、と思いました。
佐藤メバル
説明が悪いわけじゃなくて、説明だけでは足りないという意味なんだ。共感があって初めて商品は売れる。この本は世代と職種から分析するという珍しい切り口で、相手によって刺さる伝え方がどう変わるかを示している。
売れない理由をお客様のせいにしていないか、問い直す一冊だね。
橘ナナミ
相手の世代や職種で伝え方が変わるんですね。同じトークを使い回していたかも、と思いました。
佐藤メバル
224ページと読み切りやすいから、まず自分の顧客層を思い浮かべて読み進めるといい。説明を増やす前に、伝え方を見直したい人に向いているよ。

「売れる営業」がやっていること 「売れない営業」がやらかしていること
松橋良紀 著|大和書房
営業ランキングで3年も最下位グループだった著者が、たった1か月で全国トップになった経験を軸に、「売れる営業」と「売れない営業」の見えない差を心理スキルとして可視化する。気合や根性ではなく心理学のスキルで売るという立場がはっきりしており、同じものを同じように売っているのに差が出る理由を掘り下げる。
こんな人におすすめ
成績が伸びずに焦っている営業、根性論が合わないと感じる人、行動の差を具体的に知りたい新人・中堅。ランキングの下位で苦しんだ経験のある人ほど、著者の言葉が自分事として届きやすい。
良い点
- 実体験ベースで説得力
- 差の可視化が具体的
- 心理学の入口になる
気になる点
- 価格情報が非表示
- 著者一人の経験が中心
- 網羅性は高くない
出版社
大和書房
発売日
2017年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
3年も最下位だった人が1か月で全国トップって、ずいぶん振り幅が大きいですね。気になります。
佐藤メバル
そこが読みどころでね、著者は気合や根性ではなく心理学のスキルで売るという立場をはっきりさせている。「売れる営業」と「売れない営業」の見えない差を見える化するのが狙いなんだ。
ランキングで苦しんだ経験があるから、下位で悩む人の気持ちに寄り添う書き方になっているよ。
橘ナナミ
同じものを同じように売っているのに差が出る、というのがずっと引っかかっていたので、そこを知りたいです。
佐藤メバル
まさにその疑問に答える本だね。ただし著者一人の経験が軸なので、他の行動科学の本と組み合わせて読むと、再現性がぐっと上がるよ。

トップ営業の気くばり 「あなたから買いたい」と言われる47の秘訣 (ASUKA BUSINESS 2331-8)
伊庭正康 著|明日香出版社
¥1,760(税込)
元リクルートで全国1位を取った著者が、単なる作法やマナーではない「気くばり」を47の秘訣として紹介する一冊。お客様の期待を超えるプラスαの提案で、業者としてではなくパートナーとしての関係を築く手法を示す。提案そのものはAIでもできる時代に、人が選ばれる理由を具体的に描く。
こんな人におすすめ
関係構築が苦手な営業、リピートや紹介を増やしたい人、長く売り続ける土台を作りたい中堅・マネージャー。目先の数字を追うのに疲れた人や、お客様との距離が縮まらないと感じる人にも向く。
良い点
- 47の秘訣で拾いやすい
- 関係構築に焦点
- 長期的な視点
気になる点
- 即効のテクニックは少なめ
- 実践には時間がかかる
- 288ページと長め
出版社
明日香出版社
発売日
2024年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「気くばり」って、普段から気をつけているつもりなんですけど、それが営業の武器になるんですか? それ気になります。
佐藤メバル
ただの作法やマナーとは違うんだ。元リクルートで全国1位を取った著者が、お客様の期待を超える営業手法として47の秘訣にまとめている。
業者としての関係ではなく、パートナーとしての関係を築く。提案そのものはAIでもできる時代に、人が選ばれる理由を具体的に示しているのが面白いよ。
橘ナナミ
AIでも提案はできる、というのは確かにそうですね。じゃあ人が選ばれる理由は何なんだろうと気になります。
佐藤メバル
そこを気くばりという言葉で捉えている。長期的に売り上げを出し続けるための土台づくりの話だから、即効のテクニックを求める人より、関係を積み上げたい人に向いているね。

決定版 営業心理術大全
菊原智明 著|明日香出版社
¥1,980(税込)
ダメ営業から一転、4年連続でトップ営業になった著者が、73項目の心理術を1項目4ページで整理した一冊。アプローチやトーク、クロージングだけでなく、部下に効く心理術まで含むのが特徴で、解説イラスト付きでどこからでも読める。商談の引き出しを体系的に増やしたい理論派に向く。
こんな人におすすめ
商談の引き出しを増やしたい人、チームを率いる立場で部下指導に悩む人、心理の視点を体系で押さえたい営業。すきま時間に拾い読みしたい人や、結果を出すチームを作りたいマネージャーにも向く。
良い点
- 73項目で網羅性が高い
- 4ページ読み切り
- イラストで把握しやすい
気になる点
- 328ページと厚い
- 取捨選択が必要
- 基本の反復も多い
出版社
明日香出版社
発売日
2022年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「営業心理術大全」って、大全と名乗るだけあって項目が多そうですね。全部網羅されているんでしょうか。
佐藤メバル
73項目だね。ダメ営業から4年連続トップ営業になった著者が、1項目4ページで読み切れる形に整理している。
アプローチやトーク、クロージングだけでなく、部下に効く心理術まで入っているのが珍しい。解説イラスト付きで、どこからでも読めるから、辞書のように手元に置ける一冊だよ。
橘ナナミ
1項目4ページなら、すきま時間に拾い読みできそうですね。部下を指導する立場の人にも良さそうです。
佐藤メバル
その使い方が合っている。ただ328ページと厚いから、全部を一度に実践しようとすると息切れする。周りと差をつけたい理論派の人が、必要な項目から試すのが現実的だよ。

営業心理学の実践術ー信頼関係と成果をつかむ心理トリガー: 営業現場ですぐ使える会話術と心理テクニックのコツ (命奏出版)
ユキヤナギ 著
営業を人と人との関わりとして捉え、好印象を与える会話の工夫、断られても折れない心の整え方、商談を前に進める心理的アプローチを、現場で即使える形にまとめた一冊。相手に誠実さを伝える方法や自分のモチベーション維持まで扱い、長く安定して成果を出すための考え方を示す。
こんな人におすすめ
顧客との信頼関係を深めたい人、断られて心が折れやすい営業、日々の実践に心理学を取り入れたい人。テクニックだけでなく心の整え方も欲しい人や、長く続けられる営業の型を探している人にも向く。
良い点
- 心の整え方まで扱う
- 会話術が具体的
- 実践的で読みやすい
気になる点
- 価格情報が非表示
- 著者情報が限られる
- 独学向けの内容
出版社
詳細情報なし
発売日
2025年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これも心理学の本ですね。さっきの大全と何が違うのか、比べてみたくなりました。
佐藤メバル
切り口が少し違うんだ。こちらは営業を人と人との関わりとして捉えて、好印象を与える会話の工夫、断られても折れない心の整え方、商談を前に進める心理的アプローチを、現場で即使える形にまとめている。
相手に誠実さを伝える方法や、自分のモチベーション維持まで扱っているのが特徴だね。
橘ナナミ
断られても折れない心の整え方、というのがいいですね。メンタルの話まで入っているのは助かりそうです。
佐藤メバル
そこは大きいよね。長く安定して成果を出すための考え方がまとまっているから、テクニックだけを足したい人より、心理の土台を整えたい人に届く内容だよ。

営業マンは心理学者: 商談がみるみるまとまるビジネスのコツ
高城幸司 著|PHP研究所
¥1,300(税込)
リクルートで5期トップセールスを務めた著者が、営業力の核心は心理学的な側面だと断言し、商談を心理戦として捉え直す一冊。電話での話し方や訪問した際の説得の仕方など、現場で即使えるノウハウが具体的に示される。人に行動を求めるすべての場面に通じる視点が詰まっている。
こんな人におすすめ
商談の駆け引きが苦手な人、電話や訪問の話し方を磨きたい営業、説得の仕組みを理解したい人。営業以外でも人に行動を求める立場にある人や、自分の説明が通らないと感じる人にも向く。
良い点
- 心理戦という切り口
- 現場の具体例が豊富
- 220ページで読みやすい
気になる点
- やや古典的な内容
- データの裏付けは薄め
- 網羅性は限られる
出版社
PHP研究所
発売日
2001年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「営業マンは心理学者」って、言い切りますね。リクルートでトップを何期も取った人が書いているんですか?
佐藤メバル
そう、5期トップセールスを務めた著者でね、営業力の核心は心理学的な側面だと言い切る。商談を心理戦として捉え直して、電話での話し方や訪問した際の説得の仕方を具体的に示している。
人に何かの行動を求める営みは営業だけでなく、仕事を理解してもらう場面にも通じるという視点が面白いよ。
橘ナナミ
人に行動を求める場面って、営業以外にもたくさんありますもんね。説得の仕組みとして読めそうです。
佐藤メバル
そういう読み方ができる本だね。ただ少し古典的な内容なので、今の商習慣に合わせて読み替えながら、現場ですぐ使えるコツを拾っていくのがいいよ。

サイコロジーセールス最強の営業心理学
大谷侑暉 著|フォレスト出版
¥1,760(税込)
営業がうまくいかない人の多くはフォーカスが自分ばかりに向いていると指摘し、自分の行動を変える前に人間の心理を理解しようと勧める一冊。ラポール獲得からクロージングまで、営業プロセスに合わせて36の心理法則と技術を紹介する。認知バイアスやインサイトセールスなど世界の潮流を踏まえているのが特徴。
こんな人におすすめ
顧客心理から営業を組み立てたい人、ヒアリングやプレゼンが苦手な人、若手の育成に関わるマネージャー。雑談やコミュニケーションに苦手意識がある人や、心理学を営業に落とし込みたい人にも向く。
良い点
- 36の法則で整理
- プロセス順に学べる
- 最新の潮流を反映
気になる点
- 前提知識があると尚可
- 実践は自分で工夫
- やや分量が多い
出版社
フォレスト出版
発売日
2023年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
セールスYouTuberの人が書いた本なんですね。認知バイアスって、営業にどう関係するんでしょう?
佐藤メバル
営業がうまくいかない人の多くは、フォーカスが自分ばかりに向いていると著者は指摘する。だから自分の行動を変える前に、人間の心理を理解しようという立場なんだ。
ラポール獲得、ヒアリング、プレゼンテーション、クロージングという流れに合わせて、36の心理法則と技術を紹介しているのが特徴だね。
橘ナナミ
自分にフォーカスが向いていた、というのは耳が痛いです。36個もあるなら、必要なものを選べそうですね。
佐藤メバル
そう、一つずつ自分の営業プロセスに取り入れていけばいい。顧客心理から営業を組み立て直したい人や、若手の育成に関わる人にも使いやすい構成になっているよ。

できる営業の基本とコツ 「ビジネスの基本とコツ」シリーズ
高城幸司 著|学研プラス
元リクルートで6年間トップセールス賞を受賞した著者が、新人営業マンに向けてノウハウを集約した一冊。すべきことだけでなく、絶対にしてはいけないことまで書き、法人営業から訪問営業まで共通する基本を扱う。同じ著者の心理戦の本より、実務の入口に寄せた内容になっている。
こんな人におすすめ
営業1年目の新人、別職種から営業に異動した人、基本を抜けなく押さえたい指導者の手元にも。失敗を避けながら立ち上がりたい人や、研修の前に全体像を知りたい人にも向く。
良い点
- 新人に必要な範囲を網羅
- 禁止事項まで明示
- 法人・訪問に対応
気になる点
- 中級者には物足りない
- 価格情報が非表示
- やや教科書的
出版社
学研プラス
発売日
2009年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「できる営業の基本とコツ」、新人向けに特化しているんですね。同じ著者の本がさっきも出てきましたよね。気になります。
佐藤メバル
同じ著者だね。こちらは新人営業マンに向けてノウハウを集約したもので、すべきことだけでなく、絶対にしてはいけないことまで書いてあるのが良い。
法人営業から訪問営業まで共通する基本を扱っていて、心理戦の本より実務の入口に寄せた内容になっているよ。
橘ナナミ
してはいけないことまで書いてあると、失敗を避けやすいですね。異動で急に営業になった人にも良さそうです。
佐藤メバル
そこは大事なところでね、新人がつまずく前に手を打てる構成になっている。ただ中級者には少し物足りないから、基本を抜けなく押さえたい人の一冊目として薦めたいね。

トップセールスが使いこなす! 〝基本にして最高の営業術″総まとめ 営業1年目の教科書
菊原智明 著|大和書房
¥1,650(税込)
15,000人以上を指導し、大学で営業の授業も持つ著者が、営業の基本を73項目に整理した一冊。105点のイラスト付きで2時間ほどで読み通せる構成ながら、名刺交換で名前と特徴を覚える、小物へのこだわり、顔全体を見て話すなど現場の細部まで踏み込む。
こんな人におすすめ
これから営業になる人、営業歴1〜3年目の若手、基本を見直したいベテランや部下指導に悩む人。プレゼンで「ポイントは3つ」を使いこなしたい人や、短時間で全体を押さえたい人にも向く。
良い点
- イラスト105点で読みやすい
- 73項目で基本を網羅
- 短時間で通読できる
気になる点
- 深掘りは控えめ
- 特典は環境により差
- 上級者には易しい
出版社
大和書房
発売日
2018年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
105点もイラストが入っているんですか。2時間ほどで読めるというのは、本当なんでしょうか。
佐藤メバル
そこが狙いでね、15,000人以上を指導し大学で営業の授業も持つ著者が、基本を73項目に整理している。
名刺交換で名前と特徴を覚える、小物へのこだわりが強い人が売れる、顔全体を見て話す、といった現場の細部まで踏み込んでいるのが面白いよ。
橘ナナミ
小物へのこだわり、というのは意外でした。そういう細かい基本が知りたかったです。
佐藤メバル
さらに「しないこと」の章まであって、先輩たちの大失敗から学べるようになっている。基本を見直したいベテランにも、部下の指導に悩む人にも効く一冊だよ。

配属されたらはじめに読む本営業部: 基本がわかる商談のコツをつかむ
社員教育研究会「営業の技術」分科会 著|KADOKAWA(中経出版)
営業部に配属されたばかりの人が、基本を押さえて商談のコツをつかむための入門書。社員教育研究会の分科会が編んでいるだけに、つまずきやすい順に基礎が並ぶ。専門用語の説明から商談の流れまで、配属された初日に手に取りやすい構成で、190ページと短いのも助かる。
こんな人におすすめ
営業部に配属されたばかりの人、研修前後に基本を確認したい人、何から学ぶか迷う新人。配属直後に渡す一冊を探している育成担当者や、異動したてで不安な人にも向く。
良い点
- 配属直後に最適
- 基礎から順に学べる
- 190ページで短い
気になる点
- 価格情報が非表示
- 内容紹介が少なめ
- 応用には別途一冊必要
出版社
KADOKAWA(中経出版)
発売日
2005年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
配属されたばかりの人向け、というのは分かりやすいですね。実際どんな内容なんでしょう。
佐藤メバル
営業部に配属された人が、基本を押さえて商談のコツをつかむための入門書でね、社員教育研究会の分科会が編んでいる。
つまずきやすい順に基礎が並ぶから、専門用語の説明から商談の流れまで、配属された初日に手に取りやすい構成になっている。190ページと短いのも助かるよ。
橘ナナミ
配属された初日に読む本、という位置づけがはっきりしているのはいいですね。研修前後に確認したくなります。
佐藤メバル
その使い方が合っている。ただ応用までは踏み込んでいないから、基本を確認したあとは別の一冊で深めるといい。
何から学ぶか迷う新人の道しるべになるよ。

図解営業の技術!: 売れる秘訣とコツをつかむ
古川英夫 著|日本実業出版社
売れる秘訣とコツを図解でつかむことを狙った一冊。営業の技術を視覚的に整理しているから、全体像を先に掴んでから細部に入る学び方に向く。文章だけの営業書で挫折した人が、まず地図を持ちたいときに手に取りやすい構成で、229ページという程よい分量にまとまっている。
こんな人におすすめ
文章量の多い本が苦手な人、営業の全体像を先に知りたい新人、図で整理して覚えたい学習タイプの人。他の営業書を読む前の地図が欲しい人や、要点だけを短時間で押さえたい人にも向く。
良い点
- 図解で俯瞰しやすい
- 全体像をつかむのに向く
- 229ページで程よい
気になる点
- 価格情報が非表示
- 内容紹介が少なめ
- 詳細は薄くなる傾向
出版社
日本実業出版社
発売日
2002年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
図解で営業の技術を俯瞰する、というのは分かりやすいですね。文章が苦手でも読めそうな気がします。
佐藤メバル
売れる秘訣とコツを図でつかむことを狙った本でね、全体像を先に掴んでから細部に入る学び方に向いている。
文章だけの営業書で挫折した人が、まず地図を持ちたいときに手に取りやすい。229ページで程よい分量だよ。
橘ナナミ
全体像を先に知っておくと、他の営業本を読むときも迷わなさそうですね。
佐藤メバル
そういう役割の本だね。図解だから細かい技術の記述は薄くなるけれど、土台として置いておいて、気になった項目を詳しい本で補う使い方がいいよ。

この1冊ですべてわかる 営業の基本
横山信弘 著|日本実業出版社
¥1,760(税込)
2万人を変えてきたコンサルタントが、営業パーソンが身につけるべき考え方とスキルを一冊にまとめたもの。営業は考え方とスキル次第で成果が大きく変わると説き、新人の最初の一冊にも、マネージャーが自分のスタイルを振り返るのにも使える。急に営業へ異動した人のケースまでカバーする。
こんな人におすすめ
営業の最初の一冊を探す新人、急に営業へ異動した人、自分の型を見直したい中堅・マネージャー。各論に進む前の土台が欲しい人や、立場を問わず全体を一冊で押さえたい人にも向く。
良い点
- 考え方とスキルの両方
- 異動組にも配慮
- 二万人指導の知見
気になる点
- 各論は他書に譲る
- 概要中心の構成
- 事例の詳細は限られる
出版社
日本実業出版社
発売日
2019年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「この1冊ですべてわかる」って、ずいぶん強気なタイトルです。2万人を変えた人なんですね。
佐藤メバル
営業は考え方とスキル次第で成果が大きく変わると著者は言う。新人の最初の一冊としても、急に営業へ異動になった人のケースもカバーしているのが懐の深いところだね。
マネージャーが自分のスタイルを振り返るのにも使えるから、立場を問わず読めるよ。
橘ナナミ
急に営業に異動した人のケースまで入っているんですか。新人にも中堅にも届きそうですね。
佐藤メバル
そう、考え方とスキルの両方を初めて一冊にまとめた本だから、各論は他の専門書に譲る場面もある。まず全体を一冊でつかんでから、足りない部分を足していく読み方が合っているよ。

マンガで学ぶ! 営業の超基本
小松麻美 著|フローラル出版
¥1,760(税込)
営業の基礎をマンガで学べる入門書。ダメチームがプロ集団に育っていく過程を追う構成で、物語の流れに乗って基本が頭に入る。活字のビジネス書に抵抗がある人でも224ページを無理なく読み進められ、細かい技術を詰め込む前に全体の流れをつかみたい人に向く。
こんな人におすすめ
ビジネス書に苦手意識がある人、営業の超基本を短時間で掴みたい人、新人研修の導入に使いたい担当者。後輩に薦める一冊を探している人や、活字で挫折した経験がある人にも向く。
良い点
- マンガで抵抗が少ない
- チームの成長を追える
- 超基本に絞った構成
気になる点
- 細かい技術は載らない
- 価格情報が非表示
- 物語の好みが分かれる
出版社
フローラル出版
発売日
2022年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
マンガで営業の超基本、ですか。ダメチームがプロ集団に育つ過程って、物語としても面白そうですね。
佐藤メバル
そこが読みどころだね。営業の基礎をマンガで学べる入門書で、ダメチームがプロ集団に育っていく過程を追う構成になっている。
物語の流れに乗って基本が頭に入るから、活字のビジネス書に抵抗がある人でも224ページを無理なく読み進められるよ。
橘ナナミ
活字が苦手な後輩にも薦めやすそうです。新人研修の導入に使うのも良さそうですね。
佐藤メバル
その使い方は現実的だね。細かい技術は載っていないから、マンガで流れをつかんでから、別の実務書で深める。そんな入り口として置いておくといいよ。

営業のコツがマンガで3時間でマスターできる本: あなたもできる!
植田六男 著|明日香出版社
営業のコツをマンガで3時間でマスターすることを掲げた一冊。196ページと短く、短時間で要点だけを押さえたい人の設計に寄せている。マンガで学ぶタイプの中でも、とにかく手早く全体に目を通して自分の弱点を見つけたいときに選びやすい構成になっている。
こんな人におすすめ
まとまった時間が取れない人、営業のコツを短時間で把握したい人、マンガで手早く学びたい新人。移動時間や休憩中に読み進めたい人や、最初の一冊を軽く済ませたい人にも向く。
良い点
- 196ページと短い
- 3時間が目安
- 要点に絞った構成
気になる点
- 価格情報が非表示
- 内容紹介が少なめ
- 深掘りは限られる
出版社
明日香出版社
発売日
2002年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
3時間でマスターできる、って書いてあるんですね。さっきのマンガの本と何が違うんでしょう。
佐藤メバル
こちらはとにかく短時間でコツを押さえることに寄せた本だね。196ページと短く、要点に絞った構成になっている。
まとまった時間が取れない人が、まず全体に目を通して自分の弱点を見つける、そういう使い方に向いているよ。
橘ナナミ
移動時間や休憩中に読めそうですね。手早く全体を掴んでから、詳しい本に進む感じでしょうか。
佐藤メバル
その順番がいいね。深掘りは他の本に譲るタイプだから、最初の一冊として使って、気になった項目を別の本で補うと無理なく続くよ。

1日1テーマ読むだけで身につく営業トーク大全100
大岩俊之 著|自由国民社
¥1,760(税込)
営業活動の中でもトークに焦点を当て、100項目に厳選して紹介する大全。著者自身が長年営業に携わり、1万人以上の営業パーソンに指導してきた経験が土台にある。信頼関係構築、ヒアリング、商品説明、交渉、テストクロージングまで、毎日少しずつ積み上げられる形式が特徴。
こんな人におすすめ
トークに苦手意識がある営業、毎日の学習習慣を作りたい人、会話の引き出しを増やしたい中堅。売れる営業と売れない営業の差はトークにあると感じている人や、一気に読むより続けたい人にも向く。
良い点
- 100項目で網羅性が高い
- 1日1テーマで続く
- トークに絞った構成
気になる点
- 一気読みには不向き
- 実践には場数が必要
- 項目間の重複もある
出版社
自由国民社
発売日
2024年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
1日1テーマで100項目って、習慣にしやすそうですね。トークだけに絞っているのも珍しいです。
佐藤メバル
営業活動の中でもトークに焦点を当てて、100項目に厳選している。著者自身が長年営業に携わり、1万人以上の営業パーソンに指導してきた経験が土台だ。
信頼関係構築、ヒアリング、商品説明、交渉、テストクロージングと、やることを少しずつ積み上げられるのがいいね。
橘ナナミ
毎日1項目なら続けられそうです。売れる営業と売れない営業の差はトーク、というのは納得感があります。
佐藤メバル
そこで、トークのつぼを押さえれば共感される営業になれるというのがこの本の主張だね。一気に読み切るより、毎日の習慣として使う人に向いているよ。
営業本が「効く人」と「効かない人」——選書を学習設計に変える
橘ナナミ
正直、本を読んでも成果が出ない人もいそうです。何が違うんでしょう?
佐藤メバル
よくある失敗は、読んだ内容を自分の商材に翻訳しないまま次へ進むことだね。『営業の科学』は、お客様の表面的なセリフと本音のズレを扱っている。つまり本の正しさより、自分の現場で観察できる形に置き換えられているかが分かれ目になる。
橘ナナミ
相性の悪い本というのも、あるんでしょうか。
佐藤メバル
あるよ。1回で決まる商談が中心なのに複数回前提の大型商談向けの理論だけを読むと、現場で使う場面が来ない。逆に大型商談を追いかけている人が台本の暗記から入ると、沈黙や深掘りができずに壁に当たる。エビデンスの出どころも見てほしい。著者が自分の体験だけを語っているのか、調査や指導の件数まで示しているのかで、再現性の見当がつく。
橘ナナミ
実績の見極めは、どうすればいいんですか?
佐藤メバル
「どの規模で、どのくらいの期間、何を売ってきたか」が書かれているかを確認する。数字が大きいかどうかより、自分の商材と条件が近いかで判断するのが誠実だね。
読了後30日で現場に落とす実践設計と、チームでの使い方
橘ナナミ
読んで終わりにしないコツはありますか?
佐藤メバル
ぼくは書店員時代、読んだ本の付箋を商談メモに貼って帰っていたよ。やり方としては、1週目に本から使えそうな行動を3つだけ抜き出す。2〜3週目は1日1つを商談で試し、うまくいった場面を一言で記録する。4週目は記録を見返して残す行動を決める。欲張らず3つに絞るのがコツだね。
橘ナナミ
チームで読む場合は?
佐藤メバル
同じ章を読んで、各自が自分の商談を1件持ち寄る形がいい。たとえば『無敗営業』なら3つの質問を、実際の案件でどう聞くかに落とし込む。読書会を感想の交換で終わらせず、翌週の行動だけを共有する。それだけで研修の代わりになるよ。
2026年の現場に合わせて、古典と新刊をどう組み合わせるか
橘ナナミ
オンライン商談やAIが当たり前になった今、古い本は意味が薄れませんか?
佐藤メバル
原理は残るが、確認の仕方は変わる。オンラインでは表情や沈黙の情報が減るから、質問の設計がより重要になる。SPINや『無敗営業』の質問設計は、画面越しのほうがむしろ効く場面が多い。
橘ナナミ
では新刊は何で選べば?
佐藤メバル
アポ獲得、ヒアリング、提案、クロージングといった工程のどこを扱っているかで選ぶ。AIに任せられる部分と、人が向き合う部分を分けて書いている本は、現場の判断に使いやすい。古典で土台を固め、新刊で今の商談に合わせ直す。この往復が、いちばん無駄がない読み方だよ。
よくある質問
営業本を読む意味や効果は本当にあるのか?
橘ナナミ
営業本を読む意味や効果は本当にあるのかについて教えてください。
佐藤メバル
現場で試す前提なら効果はあります。たとえば『営業の科学』は、営業1万人とお客様1万人への調査をもとに商談の急所を整理しています。読むだけで売れるのではなく、自分の商談を振り返る物差しが手に入る点に意味があります。
営業未経験・1年目におすすめの1冊は?
橘ナナミ
営業未経験・1年目におすすめの1冊はについて教えてください。
佐藤メバル
土台づくりなら『トップセールスが使いこなす! "基本にして最高の営業術"総まとめ 営業1年目の教科書』や『できる営業の基本とコツ』が読みやすいです。名刺交換や身だしなみ、話し方まで含めて基本が並んでいるので、最初の1冊として迷いにくい構成です。
忙しくて読む時間がないときはどうすればいい?
橘ナナミ
忙しくて読む時間がないときはどうすればいいについて教えてください。
佐藤メバル
1テーマ完結型を選ぶのが現実的です。『1日1テーマ読むだけで身につく営業トーク大全100』のように短い単位で区切られた本や、オーディオ・要約サービスで流れを掴んでから必要な章だけ紙で読む方法が続きます。
ランキング上位や高評価の本を選べば間違いない?
橘ナナミ
ランキング上位や高評価の本を選べば間違いないについて教えてください。
佐藤メバル
いいえ。評価の高さは「多くの人に役立った」という意味で、あなたの商材や商談の型に合う保証ではありません。大型商談が中心なら『大型商談を成約に導く「SPIN」営業術』、1回で決まる商談が多いなら台本型や心理術型と、自分の現場から逆算して選んでください。
電子書籍と紙の本、どちらが営業本に向いている?
橘ナナミ
電子書籍と紙の本、どちらが営業本に向いているについて教えてください。
佐藤メバル
書き込みや付箋の使いやすさなら紙、移動中の読み進めやすさと検索性なら電子が向いています。実際の商談前に確認したいタイプの本は、開いた瞬間に目当てのページへ行ける電子が便利です。
何冊くらい読めば営業力は上がるのか?
橘ナナミ
何冊くらい読めば営業力は上がるのかについて教えてください。
佐藤メバル
冊数は指標になりません。目的別に1冊、レベル別に1冊と絞り、30日ほどかけて現場で試すほうが力になります。読むより先に「試す回数」を増やす意識を持ってみてください。
本を読んでも成果が出ないのはなぜか?
橘ナナミ
本を読んでも成果が出ないのはなぜかについて教えてください。
佐藤メバル
読んだ内容を自分の商材に翻訳しないまま、次の本へ進んでしまうからです。『新版 営業の「聴く技術」』などの質問術も、実際の商談で使う回数が足りなければ定着しません。読後は行動を3つだけ抜き出し、商談後に一言記録する習慣が効きます。
営業部長・マネージャーにおすすめの本は?
橘ナナミ
営業部長・マネージャーにおすすめの本はについて教えてください。
佐藤メバル
プレイヤーと管理職の両方を扱う『決定版 営業心理術大全』は、部下に効く心理術も収録しています。加えて『トップ営業の気くばり』のように、信頼関係の積み方を説く本は、メンバーの行動を変える言葉としてそのまま使えます。
まとめ
橘ナナミ
今日の話を聞いて、営業本は「売れる魔法」を探すものじゃないんだなと思いました。
佐藤メバル
そうだね。自分がどの工程でつまずいているかを知るための道具だよ。新規開拓で止まっているのか、提案で止まっているのか、決めきれずにいるのか。そこが分かれば、読むべき本は自然に絞られる。
橘ナナミ
私なら、まず1冊を決めて、その中の行動をひとつ試してみるところから始めます。
佐藤メバル
いいね。読んだ冊数は成果じゃない。商談のあとに「この本のあの質問を使った」と言えたら、それはもう身についている証拠だよ。
橘ナナミ
焦らず、自分の現場の言葉に翻訳しながら読みます。
佐藤メバル
それでいい。営業本は決して、明日の商談の結果を約束してはくれない。でも、天気図のように、傘を持つかどうかの判断は変えてくれる。傘を持って出た回数だけ、雨の日に強い営業になっていくんだよ。
