初めての営業が学べる本のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年10月
橘ナナミ
佐藤さん、来月「初めての営業本」の記事を出すんですけど、検索すると候補が多すぎて、私だったら最初の1冊で迷って固まりそうです。
佐藤メバル
いいところに気づいたね。営業本は、期待して開いたときの難易度が想像とずれると、そこで閉じられてしまう。だから最初の1冊は中身の濃さより、最後まで読めるかを先に決めるといい。
橘ナナミ
でも、薄い本だと物足りない気がしちゃいます。
佐藤メバル
書店員時代、分厚い名著を勧めて3日で戻ってきたお客さんを何人も見たよ。1冊を読み切って「明日試すこと」が1つ決まれば、それはもう十分な成果なんだ。
橘ナナミ
なるほど……。じゃあ「何を基準に選ぶか」を先に整理したいです。
佐藤メバル
そうしよう。正解は読者の状況で変わるから、軸ごとに分けて話すね。
初めての営業が学べる本の選び方
経験値別で選ぶ
橘ナナミ
未経験と1年目、管理職だと違いますよね。
佐藤メバル
全然違う。配属直後なら『知識ゼロからの営業入門』や『新入社員のための営業マン入門』のように、仕事の流れそのものから説明してくれる本。中堅なら『一生使える「営業の基本」が身につく本』でプロセスを点検する。管理職なら『営業職入門 良い営業社員50の作法と35のルール』のように、指導や組織の視点が入った本が効く。
目的別で選ぶ
橘ナナミ
マインド、トーク、提案、戦略……どこから手をつければいいんでしょう。
佐藤メバル
迷ったらマインドから。『営業に才能はいらない』は、元キーエンスのトップセールスが入社当初はドベだったところから、仕組み化の思考を説いている。話し方なら『イラストと図解で速攻理解! 営業の超基本』、お客様に話させるなら『なぜ、「質問」だけで売れるのか?』、上流の考え方なら『ドリルを売るには穴を売れ』だね。
形式別で選ぶ
橘ナナミ
活字が苦手な人に漫画や図解から入るのは、ありですか。
佐藤メバル
あり、どころか入口として優秀だよ。『マンガで学ぶ! 営業の超基本』はダメチームが育つ過程を追える。図解なら『絵でわかる配属1年目でも目標達成できる営業の教科書』は、著者自身が「もっとも文字の少ないセールスの本」を作ったと書いている。『図解でわかる! 伸びる営業力』は見開き2ページで区切られているから、隙間時間に向く。
読了難易度・ボリューム別で選ぶ
橘ナナミ
読了時間って、選ぶ基準になりますか。
佐藤メバル
なる。通勤の往復で読み切れるかどうかは、続くかどうかの分かれ目だよ。『10分で読める!営業1年目の教科書』は短く区切られている。『トップセールスが使いこなす! 〝基本にして最高の営業術″総まとめ 営業1年目の教科書』は105点のイラスト付きで、2時間ほどで学べると案内されている。逆に『営業の科学』は432ページで2万人調査を踏まえた体系書だから、1冊目ではなく2冊目以降だね。
扱う商材・業界で選ぶ
橘ナナミ
売るものが有形か無形かでも変わりそうです。
佐藤メバル
変わるよ。『即決!初回クロージング入門』のように初回で決めにいく前提の本もあれば、提案を何回か積み上げる前提の本もある。『よくわかる営業のしくみ』は「実務入門」として営業のしくみを整理する一冊、『この1冊ですべてわかる 営業の基本』は、新人の最初の1冊にも、営業に急に異動させられた人にも対応すると紹介されている。商材がまだ固まっていない人に向くね。
入手方法・予算別で選ぶ
橘ナナミ
紙か電子か、あとは図書館で借りるのもありですよね。
佐藤メバル
まず図書館で試して、何度も戻りたくなった本を手元に置く。これが一番失敗しない。手元に置くなら、電車で読む人は電子、書き込みたい人は紙。『営業の「超」基本! 50』のように、電子版は固定レイアウトでタブレット向きだと明記されている本もあるから、買う前に確認しておくといい。
初めての営業が学べる本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
初めての営業が学べる本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい

知識ゼロからの営業入門
川田修 著|幻冬舎
¥1,430(税込)
著者の川田修さんが最初に置くのは「営業は“ものを売る仕事”ではない」という一言です。新人が絶対にしてはいけない失敗、アポ取りの電話が憂鬱なときの向き合い方、お客様から罵倒されたりガチャ切りされたときの心の持ち方まで、142ページにぎゅっと詰まっています。結果を出したければ1人でも多くのお客様に1回でも多く会うという原点に立ち返らせてくれる構成で、チェックリストを使えば今の自分の営業力も確認できます。厚い実践書の前の、最初の一冊に向いています。
こんな人におすすめ
これから営業職に就く人、配属されたばかりで何から手をつければいいかわからない新人、営業の電話に苦手意識がある人、そして自分の営業力をチェックリストで棚卸ししたい人に向きます。
良い点
- 142ページで読み切れる
- 不安や失敗への向き合い方に厚い
- チェックリストで現在地がわかる
気になる点
- 商談の具体的な型は少なめ
- 中級者には物足りない
- 数字や実例は多くない
出版社
幻冬舎
発売日
2012年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「初めての営業本」って、いきなり何から読めばいいんでしょう。そもそも営業の経験がない私でも、ついていけるものなのか不安です。
佐藤メバル
いい質問だね。この本は142ページで、川田さんが「営業は“ものを売る仕事”ではない」と最初に置いているんです。
新人が絶対にしてはいけない失敗、アポ取りの電話が憂鬱なときや、罵倒されたりガチャ切りされたときの向き合い方まで書かれている。
結果を出したければ1人でも多くのお客様に1回でも多く会うという原点が、チェックリスト付きで確認できます。
橘ナナミ
ガチャ切りされたときの話まで載っているんですか。そういう“しんどい部分”に触れてくれるだけで、少し安心します。
佐藤メバル
そう、そこが誠実でね。売り方のテクニックより前に、お客様と自分の間に何が起きているかを見る。書店員時代、架電が辛そうな新人さんを見ていたので、この第一歩の置き方には共感しました。
ただ商談の型は薄めなので、次の一冊と組み合わせるといいですよ。

一生使える「営業の基本」が身につく本
山本幸美 著|大和出版
¥1,078(税込)
売れる営業は“基本”がきちんとできている——この当たり前を、山本幸美さんは営業のプロセスごとに分解し、事例とともに「これだけは押さえておきたい」スキルとして並べていきます。流れを工程に分けて積み上げる構成なので、自分がどの段階でつまずいているのかを特定しやすい。マンガや図解で全体像をつかむ本とは対照的に、文章で腰を据えて学ぶタイプで、209ページを通して読むと営業の一連の流れが頭の中でつながります。
こんな人におすすめ
基本を一夜漬けではなく体系として身につけたい新人、独学で営業を学ぶ個人事業主、後輩の指導を任される前に自分の土台を確認したい中堅に向きます。手元に置いて商談前後に該当の章を開く使い方もできます。
良い点
- プロセス単位で整理されている
- 事例付きで具体的
- 1000円台で手に取りやすい
気になる点
- 図やマンガは少なめ
- 物語性はない
- 上級の応用には浅い
出版社
大和出版
発売日
2014年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「一生使える」って言葉、ちょっと気になります。営業って、そのときのコツみたいな話が多いのかと思っていました。
佐藤メバル
いいところに目をつけたね。山本さんは、売れる営業は“基本”ができているという当たり前から始めて、プロセスごとに「これだけは押さえたい」スキルを事例とともに並べていく。
工程を分けて積み上げる作りなので、流行りのテクニックではなく土台が残ります。
橘ナナミ
なるほど。じゃあ、どこから読めばいいんでしょう。最初から順番に読むものですか?
佐藤メバル
通読すると流れがつながるけど、商談前なら該当の章だけ開く使い方でもいい。マンガや図解の本と違い、文章で腰を据えるタイプだから、手元に置いて何度も戻る前提の人に向いています。

この1冊ですべてわかる 営業の基本
横山信弘 著|日本実業出版社
¥1,760(税込)
営業は考え方とスキル次第で成果が大きく変わり、これほどクリエイティブな仕事は他にない——横山信弘さんはそう前置きして、知っておきたい基本と原則を解説します。2万人を変えてきたコンサルタントによる一冊で、新人の最初の一冊としてだけでなく、マネジャーが自分のスタイルを振り返る用途、急に営業へ異動になった人の土台まで想定されているのが他にない強み。240ページで幅広くカバーします。
こんな人におすすめ
営業に配属された新人、急に営業部門へ異動になった人、自分の営業スタイルを見直したいマネジャー層に向きます。考え方から入りたい人の最初の一冊としても、スキル偏重の本の前に置く一冊としても使えます。
良い点
- 考え方とスキルを一冊で
- 異動者や管理職まで想定
- 240ページで網羅的
気になる点
- 広く浅くになりがち
- 図解中心の好みは分かれる
- 実践の型は別途必要
出版社
日本実業出版社
発売日
2019年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
2万人を変えてきた、ってすごい数ですね。そのぶん、抽象的な話になってしまいませんか?
佐藤メバル
そこはうまくできていて、横山さんは「営業は考え方とスキル次第で成果が大きく変わる、これほどクリエイティブな仕事は他にない」と最初に置く。
そのうえで基本と原則を解説する。新人の最初の一冊としても、急に営業へ異動した人の土台としても使えるように書かれています。
橘ナナミ
異動になった人まで想定してあるんですか。それはありがたいですね。
佐藤メバル
そう。マネジャーが自分のスタイルを振り返る用途までカバーしている。営業の本は新人向けと管理職向けで分かれがちだけど、これは一冊で両方に届く設計。だから最初の一冊に選びやすいんです。

マンガで学ぶ! 営業の超基本
小松麻美 著|フローラル出版
¥1,760(税込)
マンガで基礎を学べる決定版として、ダメチームがプロ集団へ育っていく過程を追う構成です。登場人物の成長に沿って営業の基本が並ぶので、用語の説明を読む前に「なぜそうするのか」が情景として入ってくる。解説書を読んでもピンとこなかった人が、まず体感として基本をつかむのに向いています。224ページ、ストーリーを追ううちにチームで成果を出す感覚まで触れられます。
こんな人におすすめ
活字の研修書が苦手な新人、営業チームに配属されたばかりで全体像が見えない人、後輩に基礎を教える立場で“伝え方”のヒントが欲しい先輩に向きます。
良い点
- マンガで読み進めやすい
- チームの成長を追える
- 情景として基本が入る
気になる点
- 自分で調べる派には遠回り
- 用語の網羅は弱め
- 電子版の扱いは要確認
出版社
フローラル出版
発売日
2022年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
マンガで学ぶ、って聞くと身構えずに済みそう。でも、マンガだと内容が薄くなったりしませんか?
佐藤メバル
この本はダメチームがプロ集団に育っていく過程を追う形で、登場人物の成長に沿って基本が並ぶ。用語の説明より先に「なぜそうするのか」が情景として入ってくるから、解説書でピンとこなかった人が体感として基本をつかむのに向いています。
橘ナナミ
チームの話なんですね。個人の成績の話かと思っていました。
佐藤メバル
そこが違いでね。営業は一人で完結しない場面も多い。後輩に基礎を教える立場の人が“伝え方”のヒントを得るのにも使える、224ページの一冊です。

イラストと図解で速攻理解! 営業の超基本
齋藤裕信 著|イースト・プレス
¥1,650(税込)
営業職は全労働者の10%以上いるとされながら、具体的に何をするのかは見えにくい。この本はイラストと図解で、現役のベテラン営業マンが何を考え、何をしているのかを徹底解説します。営業の種類から思考法、実践、テクニック、そして未来までという並びが、そのまま営業職の地図になっている。不安の正体を一つずつ分解していく構成で、就活生が業界研究として読むのにも向きます。
こんな人におすすめ
営業職に就くか迷っている就活生、配属前に心の準備をしたい人、後輩や部下に営業の全体像を短時間で伝えたい教育担当者に向きます。
良い点
- 図解で全体像がつかめる
- 営業職の種類から解説
- 就活生の業界研究にも
気になる点
- 深い商談論は少なめ
- 実践の型は別途必要
- 分量は中程度
出版社
イースト・プレス
発売日
2023年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
図解で速攻理解、って書いてありますけど、営業職って全労働者の1割以上なんですか。
佐藤メバル
そう、その数はこの本が冒頭に置いている前提でね。イラストと図解で、現役のベテラン営業マンが何を考え、何をしているのかを徹底解説します。
営業の種類から思考法、実践、テクニック、そして未来までという並びが、そのまま営業職の地図になっています。
橘ナナミ
未来、まで入っているんですか。不安を消すだけの本ではないんですね。
佐藤メバル
就活生が業界研究として読むのにも向いているよ。営業って具体的に何をするのかわからない、という段階の人が最初に開くのにちょうどいい。208ページで一気に読めます。

営業の「超」基本! 50
松田友一 著|すばる舎
アポ取りからクロージングまで、確実に決まる「準備の秘訣」と9つの「最強トーク」を50項目で紹介します。わずかな準備で驚くほど確実に売れるようになったという著者のノウハウを体系化した一冊で、項目が細かく切られているぶん、今日の商談前に一つ拾って試せます。固定レイアウトの電子版は検索やハイライト、引用が使えない点だけ注意が必要です。
こんな人におすすめ
アポ取りやトークに苦手意識がある新人、商談前の準備を型として持っておきたい人、営業の要点を短い単位で拾ってすぐ実践に移したい人に向きます。
良い点
- 50項目で細かく拾える
- 準備とトークに特化
- 商談前に一つ試せる
気になる点
- 固定レイアウトで検索不可
- 体系立てて読むには不向き
- 電子版は端末を選ぶ
出版社
すばる舎
発売日
2014年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
50項目って、多いのかちょうどいいのか、ちょっと迷います。
佐藤メバル
細かく切ってあるぶん、今日の商談前に一つ拾って試せるのが強みです。松田さんは、アポ取りからクロージングまで確実に決まる「準備の秘訣」と9つの「最強トーク」を紹介していて、わずかな準備で驚くほど確実に売れるようになったという体験が土台にある。
橘ナナミ
準備の話が中心なんですね。話し方の本かと思っていました。
佐藤メバル
話し方も入っているけど、軸は準備。ただ、電子版は固定レイアウトで文字の検索やハイライトが使えないので、そこだけ注意してください。

1年めから必ず売れる営業のキホン
新星出版社
タイトル通り、1年目から売れるための「キホン」に絞った入門書です。206ページと厚すぎず、入社1年目に必要な範囲へ思い切って寄せているのが特徴。同じ出版社の『いちばん役立つ!結果が出る!営業の基本』が現場取材ベースでスキルを拾う作りなのに対し、こちらは1年目の流れに沿って基本を並べる入り口の一冊という位置づけです。まず最初に通読するのに向いています。
こんな人におすすめ
入社1年目で営業に配属された人、研修と現場のギャップに戸惑っている人、最初の一冊を短時間で通読して全体の流れをつかみたい人に向きます。
良い点
- 1年目向けに絞っている
- 206ページで通読しやすい
- 最初の一冊で迷いにくい
気になる点
- 応用的な内容は少なめ
- 上級者には物足りない
- 詳細は店頭で確認を
出版社
新星出版社
発売日
2011年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
新星出版社さんって、同じ棚に似たタイトルの本が並んでいそうですね。
佐藤メバル
よく気づいたね。この本は1年目から売れる「キホン」に絞った入門書で、206ページと厚すぎない。入社1年目に必要な範囲へ思い切って寄せている。
同じ出版社の『いちばん役立つ!結果が出る!営業の基本』が現場取材ベースでスキルを拾う作りなのに対して、こちらは流れに沿って基本を並べる入り口の一冊です。
橘ナナミ
じゃあ、まず通読して、そのあと取材ベースのほうに進むといいんですね。
佐藤メバル
その順番は理にかなっているよ。応用や上級の話題は少ないので、2年目以降になったら別の一冊を足すといい。

トップセールスが使いこなす! 〝基本にして最高の営業術″総まとめ 営業1年目の教科書
菊原智明 著|大和書房
¥1,650(税込)
前トヨタホームで7年間どん底の営業時代を過ごした著者が、4年連続でトップ営業になれた理由を「基本の見直し」に置いています。105点のイラスト付きで73の基本が並び、名刺交換で名前と特徴を覚える、目だけでなく顔全体を見て話す、「ポイントは3つです」の使い方など、明日の商談で試せる粒度。15,000人以上を指導し大学で営業の授業も教えた人による教科書です。
こんな人におすすめ
営業歴1〜3年目の若手、これから営業になる人、営業を志望している学生、部下の指導に困っている人や基本を見直したいベテランに向きます。
良い点
- イラスト105点で読みやすい
- 73の基本を網羅
- 2時間ほどで通読できる
気になる点
- 基本中心で応用は少なめ
- ベテランには復習向け
- 特典は購入時期で異なる
出版社
大和書房
発売日
2018年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
イラスト105点で2時間ほどで読める、って、本当に身につくんですか?
佐藤メバル
菊原さんは前トヨタホームで7年間どん底の営業時代を過ごして、そこから4年連続でトップ営業になった人。
その理由を「基本の見直し」に置いている。105点のイラスト付きで73の基本が並び、明日試せる粒度で書かれています。
橘ナナミ
15,000人以上を指導して、大学でも営業の授業を教えているんですか。先生なんですね。
佐藤メバル
そう、だから説明がていねい。読みやすさ重視で最初の一冊を選びたい人にも、部下の指導に困っている人にも向く。
発売後すぐ重版がかかったというのも納得です。

営業の基礎と入門: 新人でもわかる営業戦略
大空靖彦 著
ダメダメ営業マンからトップ営業に輝いた著者が、自分の体験として書いた一冊です。売れなかった時期の感覚から始まり、著者が編み出した営業戦略を「体技心」という切り口で紹介していきます。数字の羅列ではなく、「大丈夫。私も初めは売れなかったのですから」と語りかける調子が全編を貫いていて、成績が振るわず心が折れかけている人には効きます。理論書に疲れたときの一本に向きます。
こんな人におすすめ
営業の成績が伸びずに悩んでいる人、売れない時期をどう捉えるかに迷っている人、理論より体験談から力をもらいたい人に向きます。
良い点
- 体験談で心が動く
- 体技心の切り口が独自
- 売れない時期から語る
気になる点
- 体系的な理論は少なめ
- 著者の体験に依存
- 具体的な型は別途必要
出版社
詳細情報なし
発売日
2021年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「体技心」って聞き慣れないんですけど、どういう意味なんですか?
佐藤メバル
この本では、著者の大空靖彦さんが編み出した営業戦略を、体と技と心という切り口で紹介しているんです。ダメダメ営業マンからトップ営業に輝いた体験が土台にあって、売れなかった時期の感覚から書き起こしている。
橘ナナミ
成績が振るわないときに読むと、ちょっと救われそうです。
佐藤メバル
まさにそういう人に効く本だね。理論書に疲れたときの一本として、心が折れかけている人に手渡したい。ただ体系的な理論は少ないので、技術を固めたいなら別の一冊と組み合わせてください。

新入社員のための営業マン入門 (日経文庫 415)
山口裕 著|日本経済新聞出版
日経文庫の一冊で、タイトルどおり新入社員のための営業入門です。194ページの新書サイズなので、通勤の行き帰りに持ち歩いて少しずつ読むのに向いています。書店で目次を開き、自分に必要な章があるかを確かめてから選ぶのがおすすめ。用語や前提を簡潔に押さえるレーベルの性格を活かして、新人研修の前後に手元に置く使い方が似合う一冊です。
こんな人におすすめ
新入社員として営業に配属された人、研修の副読本を探している教育担当者、新書サイズで基礎を整理して持ち歩きたい人に向きます。
良い点
- 新書サイズで持ち歩ける
- 194ページで読み切れる
- 研修の副読本にも
気になる点
- 詳細は店頭で確認したい
- 網羅性は高くない
- 実践編は別途必要
出版社
日本経済新聞出版
発売日
1989年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
日経文庫って、新書ですよね。営業の本を新書で読むって、ありなんですか?
佐藤メバル
ありだよ。194ページの新書サイズだから、通勤の行き帰りに持ち歩いて少しずつ読むのに向いている。
タイトルどおり新入社員のための営業入門で、用語や前提を簡潔に押さえるレーベルの性格を活かして、研修の前後に手元に置く使い方が似合う。
橘ナナミ
でも、中身の細かいところまではわからないですよね。選ぶときはどうすれば?
佐藤メバル
書店で目次を開いて、自分に必要な章があるかを確かめてからでいい。網羅性を求める本ではないので、実践編は別に一冊足す前提で考えると失敗しにくいですよ。

営業職入門 良い営業社員50の作法と35のルール
大和修 著|梓書院
¥1,572(税込)
中小企業の経営支援を数多く手がけてきた著者が、自らの経験と現場で得た実体験をまとめた営業職の入門書です。営業の作法50と心得35という二本立てで、現場で直面する悩みをケーススタディとして解消していきます。営業職は希望職種としては敬遠されがちで、配属された新人には不安がつきまとう——だからこそ「働くということ」から説き起こす構成が、他の入門書との違いになっています。
こんな人におすすめ
営業職に就いたばかりの新人、営業を毛嫌いしていたのに配属された人、管理職として部下の悩みに答える立場の人に向きます。
良い点
- 作法50と心得35の二本立て
- ケーススタディが豊富
- 管理職の悩みにも触れる
気になる点
- 事例中心で理論は薄め
- 224ページはやや厚め
- 業種を選ぶ内容もある
出版社
梓書院
発売日
2012年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
作法50と心得35、合わせて85項目って、けっこうな量ですね。
佐藤メバル
でも二本立てで役割が分かれているんです。現場で営業社員が直面する悩みをケーススタディで解消するのが作法のほうで、上級の営業社員になるための秘訣が心得。
営業職とは何か、何を売るのか、やりがいは何かという根本から説き起こします。
橘ナナミ
営業職って希望されにくい、みたいな話、私も聞いたことがあります。
佐藤メバル
著者の大和修さんは中小企業の経営支援を数多く手がけてきた人でね、現場の実体験が土台にある。配属されたばかりで不安が大きい人ほど効くし、管理職が部下の悩みに答えるときの教科書としても使えます。

よくわかる営業のしくみ (実務入門)
北龍賢 著|日本能率協会マネジメントセンター
日本能率協会マネジメントセンターの「実務入門」シリーズの一冊で、タイトルどおり営業の“しくみ”を理解するための本です。194ページ。個別のテクニックより、営業という活動がどう成り立っているかを知りたい人に向いています。著者や内容の細部までは手元の情報で断定できないので、書店で目次を確かめてから選んでください。シリーズものなので、同じ棚の他の巻と並べて自分の課題に合う一本を選びやすいのが利点です。
こんな人におすすめ
営業の全体像を“しくみ”として理解したい新人、研修設計のために体系立てて学びたい教育担当者、実務の前に前提を固めたい人に向きます。
良い点
- しくみから理解できる
- 実務入門シリーズの一冊
- 194ページで簡潔
気になる点
- 細部は店頭で確認したい
- テクニック集ではない
- 実践の型は別途必要
出版社
日本能率協会マネジメントセンター
発売日
1996年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「よくわかる営業のしくみ」って、テクニック集とは違うんですか?
佐藤メバル
違うね。これは実務入門シリーズの一冊で、個別のテクニックより、営業という活動がどう成り立っているかを知るための本です。
194ページ。手順を覚える前に、営業の構造を頭に入れておきたい人に向いています。
橘ナナミ
シリーズものって、選ぶときに迷いませんか?
佐藤メバル
そこは同じ棚の他の巻と並べて、自分の課題に合う一本を選べばいい。細部までは手元の情報で断定できないので、書店で目次を確かめてからにしましょう。
研修を設計する立場の人にも使いやすいですよ。

いちばん役立つ!結果が出る!営業の基本
新星出版社編集部 著|新星出版社
第一線で活躍する営業マンへの取材に基づき、必要なスキルを“現場目線”でまとめた一冊です。マナーやコミュニケーションの基本、知っておきたい知識とスキル、セールストークの原則という並びで、誰でもできるちょっとしたことの積み重ねが差になる、という立場を貫いています。先輩にも聞きづらいセールストークの実例が充実しているのが嬉しいところ。固定レイアウトの電子版は検索が使えない点に注意。
こんな人におすすめ
先輩に聞きにくいことを本で埋めたい新人、トークの実例をたくさん見て言葉を借りたい人、基本の抜け漏れを確認したい若手に向きます。
良い点
- 現場取材ベースで生々しい
- トーク実例が充実
- 基本の抜け漏れを確認できる
気になる点
- 固定レイアウトで検索不可
- 体系立てては読みにくい
- 電子版は端末を選ぶ
出版社
新星出版社
発売日
2016年5月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
現場取材、っていうのが気になります。いったい誰に聞いたんでしょう。
佐藤メバル
第一線で活躍する営業マンへの取材に基づいているんです。だからマナーやコミュニケーションの基本、知っておきたい知識とスキル、セールストークの原則が、現場目線で並ぶ。
誰でもできるちょっとしたことの積み重ねが差になる、という立場が一貫しています。
橘ナナミ
先輩にも聞きづらいセールストークの実例が載っているのは嬉しいですね。
佐藤メバル
そこがいいところ。新人が困るのは、基本の言葉づかいより“実際に何と言うか”だからね。ただ、電子版は固定レイアウトで検索が使えないので注意してください。

絵でわかる配属1年目でも目標達成できる営業の教科書
岡哲也 著|プレジデント社
¥1,650(税込)
「もっとも文字の少ないセールスの本をつくりました」と著者自身が言い切る通り、絵で理解することを徹底した一冊です。なにをやればいいか、やってはいけないかを絵で示し、わかるから行動でき、行動できれば成果が上がる、という順番で組まれています。人がモノを買う理由から、オンライン営業の極め方、クロージングまで11章。精神論や根性論を排し、トップセールスになる道まで視野に入れています。
こんな人におすすめ
配属1年目で目標達成に悩む人、文字の多い研修書で挫折した経験がある人、オンライン商談の進め方を具体策で知りたい人に向きます。
良い点
- 絵が多く挫折しにくい
- 11章で幅広くカバー
- オンライン営業も扱う
気になる点
- 細かい言い回しは学びにくい
- 文字で読みたい人には物足りない
- 根性論を排した割り切り
出版社
プレジデント社
発売日
2022年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「絵でわかる」の本って、文字が少なすぎて内容も薄い、なんてことはないですか?
佐藤メバル
この本は著者の岡哲也さんが「もっとも文字の少ないセールスの本をつくりました」と言い切っている。でも薄いわけじゃなくて、なにをやればいいか、やってはいけないかを絵で示して、わかるから行動できる、という順番を徹底しているんです。
橘ナナミ
11章もあって、オンライン営業まで入っているんですね。
佐藤メバル
人がモノを買う理由から始まって、トップセラーの共通点、準備、見つける、不満発見、提案、クロージングまで。
精神論を排しているぶん、配属1年目で目標達成に悩む人にちょうどいい、200ページです。

10分で読める!営業1年目の教科書
営業研究シリーズ 著|スマートブック
10分で読める、というタイトルどおり、営業初心者が最初に押さえるべき点を短くまとめた研究書です。TOP営業のやり方を研究して要点だけを抽出した構成で、まとまった時間が取れない人が通勤中や昼休みに一周するのに向いています。じっくり体系を組み立てる本ではないので、まず営業という仕事の勘所だけ知っておきたい、という入り口として使うのがいい。読んでから詳しい一冊に進む順番が合います。
こんな人におすすめ
まとまった読書時間が取れない新人、まず営業の要点だけを短時間で押さえたい人、研修前に予習として一周したい人に向きます。
良い点
- 10分単位で読める
- 要点が絞られている
- 通勤中に一周できる
気になる点
- 深い内容は期待しにくい
- 体系立った学習には不向き
- ページ数などの情報は少なめ
出版社
スマートブック
発売日
2022年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
10分で読める、って、さすがに盛りすぎじゃないですか?
佐藤メバル
タイトルどおり、営業初心者がまず押さえるべき点を短くまとめた研究書です。TOP営業のやり方を研究して要点だけを抽出しているので、通勤中や昼休みに一周できる。
まず勘所だけ知っておきたい入り口としては優秀です。
橘ナナミ
じゃあ、これ一冊で完結、というよりは、最初の扉みたいな位置づけなんですね。
佐藤メバル
その理解で合っているよ。読んでから詳しい一冊に進む順番が合う。まとまった時間が取れない人が、研修の前に予習として一周しておくのもいい使い方です。

営業の基本・心理が身につく教科書: 誰でも使える営業術 人間関係シリーズ
ごろう 著
営業を始めたばかりで基本を学びたい人、成約率を上げる方法を探している人、営業のストレスを減らしたい人に向けて書かれています。読み終えたときに「営業は楽しそう」「意外とできそう」と感じてもらうことを狙い、アポイントの取得、商談の挨拶と雑談、ヒアリング、プレゼン、クロージング、商談後までを順序立てて説明します。心理面に軸を置いているぶん、技術書の前に心の準備を整えたい人に効きます。
こんな人におすすめ
営業に苦手意識やストレスを感じている人、メンタルの面から営業を立て直したい人、成約率を上げる考え方を知りたい人に向きます。
良い点
- 心理面から営業を扱う
- アポから商談後まで一通り
- コンパクトにまとまっている
気になる点
- 実践の細部は薄め
- 図表は少なめ
- 上級の商談術は別途必要
出版社
詳細情報なし
発売日
2023年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
心理、っていうのが気になります。営業のストレスって、やっぱり大きいんですか?
佐藤メバル
この本は、営業を始めたばかりで基本を学びたい人、成約率を上げる方法を探している人、そして営業のストレスを減らしたい人に向けて書かれています。
読み終えたときに「営業は楽しそう」「意外とできそう」と感じてもらうことを狙って、アポ取りから商談後まで順序立てて説明しています。
橘ナナミ
「意外とできそう」って、すごく素朴でいい言葉ですね。
佐藤メバル
技術書を読む前に心の準備を整えたい人に効く。ただ、実践の細部はコンパクトなので、具体的な組み立ては別の一冊で補うといいですよ。

初心者でも楽しく学べる実践的営業術
糀谷重三 著|碧天舎
123ページと薄く、タイトルどおり初心者が楽しく学べることを狙った実践的な一冊です。短い篇幅で営業の実践に触れるので、分厚い本を前に固まってしまう人が、まず最後まで読み切る体験を得るのに向いています。内容の細部までは手元の情報で断定できないため、書店で目次を確かめてから選んでください。読了感を大事にしたい人、最初の一本を軽くしたい人に向く入り口です。
こんな人におすすめ
厚い本が苦手な初心者、営業に配属されたばかりで不安が大きい人、短時間で実践の勘所に触れたい人に向きます。
良い点
- 123ページで読み切れる
- 初心者向けに絞っている
- 最初の一本として軽い
気になる点
- 情報量は限られる
- 詳細は店頭で確認したい
- 応用には向かない
出版社
碧天舎
発売日
2005年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
123ページって、けっこう短いですよね。それで足りるんでしょうか。
佐藤メバル
そこは長さより読み切れることを優先した一冊だと考えていい。短い篇幅で営業の実践に触れるので、分厚い本を前に固まってしまう人が、まず最後まで読む体験を得るのに向いています。
著者の糀谷重三さんが、初心者でも楽しく学べることを狙って書いています。
橘ナナミ
最初の一本を軽くしたい人にはよさそうですね。
佐藤メバル
そう。ただ情報量は限られるから、書店で目次を確かめて、物足りなければ次の一冊を足す前提で。まずは読了感を大事にしたい人から始めるといいですよ。

なぜ、「質問」だけで売れるのか?: 気づけば成約に至っている「質問型営業」入門
青木毅 著|日本実業出版社
¥1,760(税込)
売り込むのではなく、質問によってお客様自身に気づいてもらう「質問型営業」を講義形式で教える一冊です。専門アドバイザーとして絶大な信頼を得て売れるという立場から、最新のノウハウが講義のように並びます。押しの強いトークに抵抗がある人、話し下手だと自覚している人にとっては、武器の持ち方が根本から変わる。256ページと読み応えがあり、トーク術の本とは方向性がはっきり違います。
こんな人におすすめ
押しの強い営業が苦手な人、話すより聞く方が得意な人、成約の主導権をお客様に渡す考え方を知りたい人に向きます。
良い点
- 質問型営業を講義形式で
- 話し下手でも使える
- 256ページで読み応えあり
気になる点
- 押しの強い商材には不向き
- 即効性は求めにくい
- 実践には場数が必要
出版社
日本実業出版社
発売日
2026年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
質問だけで売れる、って、ちょっと魔法みたいに聞こえます。
佐藤メバル
魔法ではなくて、売り込む代わりにお客様自身に気づいてもらう「質問型営業」の話です。青木毅さんが専門アドバイザーとして絶大な信頼を得て売れる立場から、そのノウハウを講義形式で教えていく。
256ページ、講義を受けているような調子で読み進められます。
橘ナナミ
押しの強い営業が苦手な人には、けっこう大きな転換になりそうですね。
佐藤メバル
まさにそこ。話すより聞くほうが得意な人にとっては、武器の持ち方が根本から変わる。即効性を求めるより、場数と一緒に育てていく類の技術だと思って読むといいですよ。

即決!初回クロージング入門: 9割の新人営業マンが成約する
丸山景右 著|ぱる出版
¥1,540(税込)
「今期も契約件数は散々…口ベタな僕は営業に向いていないかもしれない」という悩みから始まる、クロージングに特化した一冊です。ビジネス書累計100万部の著者が、初回で決めるためのノウハウを漫画とイラストをまじえて解説します。何度も通う前提の商談術とは違い、初回でどれだけ踏み込むかに焦点が絞られているので、訪問回数が限られる商材を扱う人には刺さります。
こんな人におすすめ
口ベタで成約に自信がない人、訪問回数が限られる商材を担当している人、クロージングの型を漫画と図でつかみたい人に向きます。
良い点
- クロージングに特化
- 漫画とイラストで入りやすい
- 初回訪問の型がつかめる
気になる点
- 長期商談には不向き
- やや強引に見える場面も
- 全編図解ではない
出版社
ぱる出版
発売日
2022年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
初回で決める、って聞くと、ちょっと強引な印象があるんですが……。
佐藤メバル
そこは誤解されやすいところでね。この本は「今期も契約件数は散々…口ベタな僕は営業に向いていないかもしれない」という悩みから始まります。
ビジネス書累計100万部の著者が、初回でどこまで踏み込むかのノウハウを、漫画とイラストをまじえて解説するんです。
橘ナナミ
何度も通う前提じゃない商材だと、考え方が変わりそうですね。
佐藤メバル
そう、訪問回数が限られる人ほど刺さる。ただ、長期の商談が前提の商材にはそのままは合わないので、そこは自分の現場に置き換えて読んでください。240ページです。

図解でわかる! 伸びる営業力
藤原毅芳 著|秀和システム新社
稼げる営業に必要なのはコミュニケーション、クロージング、顧客管理の3つの力——それを8つのプロセスで無理なく習得する構成です。すべての項目を見開き2ページにまとめているので、開いた瞬間に一つのテーマが完結する。一人前にこなしている営業マンはごくわずか、という前提に立つため、自分の穴を探す使い方にも向きます。固定レイアウトの電子版は検索が使えない点に注意。
こんな人におすすめ
3つの力のどこが弱いかを確かめたい人、隙間時間に見開き単位で学びたい人、顧客管理まで含めて営業力を底上げしたい中堅に向きます。
良い点
- 見開き2ページで完結
- 3つの力を8プロセスで
- 隙間時間に読める
気になる点
- 固定レイアウトで検索不可
- 深掘りは控えめ
- 電子版は端末を選ぶ
出版社
秀和システム新社
発売日
2017年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
3つの力に8つのプロセス、って、覚えることが多くないですか?
佐藤メバル
それが見開き2ページで一項目ずつ完結する作りなんです。すべての項目を見開き2ページにまとめているから、開いた瞬間に一つのテーマが終わる。
稼げる営業に必要なのはコミュニケーション、クロージング、顧客管理の3つで、それを8つのプロセスで無理なく習得する流れです。
橘ナナミ
開いたところだけ読めるなら、通勤中でも続けられそうです。
佐藤メバル
そこが狙いだね。一人前にこなしている営業マンはごくわずか、という前提に立つので、自分の穴を探す使い方にも向く。
電子版は固定レイアウトで検索が使えない点だけ覚えておいて。

図解でよくわかる! 営業は台本が9割
加賀田裕之 著|きずな出版
¥1,650(税込)
営業歴も業種も性格も関係なく、誰でも再現できる営業メソッドとして“台本”を据えた一冊です。成約率を80%にするための5ステップから、自分だけの台本のつくり方、人間関係構築、ニーズの深掘りとウォンツアップ、テストクロージングまで、図解で順に追えます。ニーズ商品とウォンツ商品では営業方法が違う、という指摘は見落としがちな視点。ロングセラーが読みやすくなった改訂版です。
こんな人におすすめ
根性論に疲れている人、再現性のある手順が欲しい人、商談のたびに話が変わってしまうと感じている人に向きます。
良い点
- 台本として再現できる
- 図解で手順が追いやすい
- 5ステップが明快
気になる点
- 台本づくりに手間がかかる
- 商材によっては合わない
- 160ページで要点中心
出版社
きずな出版
発売日
2022年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
営業は台本が9割、って言い切るの、面白いですね。台本って芝居みたいです。
佐藤メバル
加賀田裕之さんは、営業歴も業種も性格も関係なく、誰でも再現できるメソッドとして台本を据えているんです。
成約率を80%にするための5ステップから、自分だけの台本のつくり方、人間関係構築、ニーズの深掘り、テストクロージングまで図解で追えます。
橘ナナミ
ニーズ商品とウォンツ商品で営業方法が違う、っていうのも気になります。
佐藤メバル
そこは見落としがちな視点だね。ロングセラーが読みやすくなって登場した改訂版で、160ページ。根性論に疲れた人、再現できる手順が欲しい人に向いています。

営業に才能はいらない ~元キーエンスのトップセールス直伝【仕組み化営業術】~
コアラ先生 著
キーエンスでトップセールスだった著者が、入社当初はドベの成績だったという実体験から書いた一冊です。「絶対に売れるようになって辞めてやる」と試行錯誤して作り上げた誰でも再現できる“営業の仕組み”を、1時間目から5時間目までの授業形式で並べています。事前準備、TELアポ、商談、アフターフォローと流れに沿い、失敗談や質問コーナーも収録。人と話すのが苦手な人に向けた設計です。
こんな人におすすめ
営業に向いていないと思い込んでいる人、内向的な性格で悩む人、強引な営業をしたくない人、手順として営業を組み立てたい人に向きます。
良い点
- 授業形式で読みやすい
- 失敗談が豊富
- 仕組み化で再現できる
気になる点
- 著者流に寄っている
- 業種により調整が必要
- 上級者には基礎的
出版社
詳細情報なし
発売日
2025年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
キーエンスって、聞いたことがあります。すごい会社だと。そのトップセールスの人が書いたんですか。
佐藤メバル
そう、コアラ先生という著者でね。でも入社当初はドベの成績だったと本人が書いている。誰でも再現できる“営業の仕組み”を作り上げて、それを1時間目から5時間目までの授業形式で並べている。
事前準備、TELアポ、商談、アフターフォローと流れに沿っています。
橘ナナミ
人と話すのが苦手、っていう人に向けて書かれているのが意外でした。
佐藤メバル
そこが肝でね。強引な営業をしたくない人、自分は向いていないと思い込んでいる人のための本です。失敗談や質問コーナーも入っていて、読みながら心が軽くなる。
まず仕組みから始めたい人に手渡したい一冊です。

ドリルを売るには穴を売れ
佐藤義典 著|青春出版社
¥1,815(税込)
「ドリルを売るには穴を売れ」とは、商品ではなく顧客にとっての価値から考えよ、という意味。ベネフィット、ターゲティング、差別化、4Pという流れでマーケティングの最重要理論がスッキリ理解できます。並行して、新人社員が閉店寸前のレストランを復活させるサブストーリーが進むので、理論が実戦でどう使われるかまで見える。営業の手前にある“売れる理由”を考えたい人に効く、12万部突破のロングセラーです。
こんな人におすすめ
売り方の前に“何を売っているのか”を考えたい人、新商品や企画を任された人、営業とマーケティングの橋渡しを学びたい人に向きます。
良い点
- 理論と物語を同時に学べる
- 4Pまで一気に理解できる
- 新装版で手に取りやすい
気になる点
- 営業術そのものではない
- マーケティング寄りの内容
- 256ページはやや厚め
出版社
青春出版社
発売日
2006年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
タイトルが妙に頭に残ります。ドリルを売るには穴を売れ、って。
佐藤メバル
マーケティングの世界でよく言われる言葉で、商品ではなく顧客にとっての価値から考えよ、という意味です。
ベネフィット、ターゲティング、差別化、4Pという流れで最重要理論がスッキリ理解できる。12万部突破のロングセラーの新装版です。
橘ナナミ
理論だけだと硬そうですが、レストランが出てくるんですね。
佐藤メバル
新人社員が閉店寸前のレストランを復活させる物語が並行して進むから、実戦でどう使うかまで見える。営業の手前にある“売れる理由”を考えたい人に効く一冊です。

営業の魔法
中村信仁 著|ビーコミュニケーションズ
¥1,650(税込)
売上げゼロの新人・小笠原が、喫茶店で出会ったスーパー営業マン紙谷から一ヶ月半、早朝六時からのレクチャーを受ける物語です。二冊のバインダーを操り、お客様をイエスへ導く紙谷の姿と、十二個の魔法。最後の十二個目を伝えないまま紙谷は姿を消す——という引きの強さで、ノウハウが物語に織り込まれています。技術書の前に、営業の心の動きを追いたい人に向くサクセスストーリーです。
こんな人におすすめ
小説の形で営業を学びたい人、技術書で心が動かなかった人、新人時代の苦しさに寄り添われたい人、後輩に読ませる一冊を探す先輩に向きます。
良い点
- 物語として読み進めやすい
- 12の魔法が印象に残る
- 心の動きを追える
気になる点
- 体系的な理論は少なめ
- ノウハウは物語越し
- 小説が苦手な人には不向き
出版社
ビーコミュニケーションズ
発売日
2007年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
小説みたいな営業本があるんですね。物語で本当に学べるんでしょうか。
佐藤メバル
売上げゼロの新人・小笠原が、喫茶店で出会ったスーパー営業マン紙谷から一ヶ月半、早朝六時からのレクチャーを受ける話です。
二冊のバインダーを操り、お客様をイエスへ導く紙谷の姿と、十二個の魔法。最後の十二個目を伝えないまま紙谷は姿を消すんです。
橘ナナミ
え、そこで消えるんですか。続きが気になります。
佐藤メバル
だから読後感が強い。ノウハウが物語に織り込まれているので、技術書で心が動かなかった人や、後輩に読ませる一冊を探している先輩にもいい。
200ページ、営業の心の動きを追いたい人に向きます。

営業の科学 セールスにはびこるムダな努力・根拠なき指導を一掃する
高橋浩一 著|かんき出版
¥2,420(税込)
営業1万人とお客様1万人、合計2万人への調査を踏まえ、12年間で4万人を指導してきた著者が“成果を出す営業のメカニズム”をデータとロジックで裏づけた一冊です。ガンバリズムの罠と購買者の仮面というキーワードで、はぐらかし、忙しさ、いきなり、安く、検討します、という仮面の外し方を章ごとに示します。432ページと分量はありますが、努力の方向を間違えたくない人には投資に見合う一冊です。
こんな人におすすめ
頑張っているのに売れないと感じている人、根拠のない指導に疑問を持っている人、チームの努力が報われる仕組みをつくりたい管理職に向きます。
良い点
- 2万人調査のデータが土台
- 仮面ごとに章立てされている
- 再現性を重視している
気になる点
- 432ページで重い
- 2420円とやや高価
- 読み切るのに時間がかかる
出版社
かんき出版
発売日
2024年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
432ページ!? 厚いですね。しかも2420円。ちょっと勇気がいります。
佐藤メバル
でも中身は投資に見合うよ。営業1万人とお客様1万人、合計2万人への調査を踏まえて、12年間で4万人を指導してきた高橋浩一さんが、成果を出す営業のメカニズムをデータとロジックで裏づけている。
根拠のない指導に疑問を持っている人ほど読む価値があります。
橘ナナミ
「購買者の仮面」って、なんだか小説のタイトルみたいです。
佐藤メバル
はぐらかし、忙しさ、いきなり、安く、検討します、というお客様の仮面を章ごとに外していく構成でね。頑張っているのに売れないと感じている人、チームの努力が報われる仕組みを作りたい管理職に向く一冊です。
1冊目→2冊目→3冊目の読書ロードマップ
橘ナナミ
結局、何冊くらい読めばいいんですか。
佐藤メバル
冊数より順番だね。1冊目は「型」を入れる本。『この1冊ですべてわかる 営業の基本』は新人の最初の1冊としても、マネジャーが自分のスタイルを振り返るのにも対応していると紹介されている。『営業1年目の教科書』も同じ位置づけで使える。
橘ナナミ
2冊目は、自分の弱点に合わせる感じですか。
佐藤メバル
そう。トークなら『営業の「超」基本! 50』、クロージングなら『即決!初回クロージング入門』、質問で進めるなら『なぜ、「質問」だけで売れるのか?』、電話が怖いなら『営業に才能はいらない』のTELアポの章から読む。3冊目は一段引いて、『ドリルを売るには穴を売れ』や『営業の科学』のような考え方の本に進む。
橘ナナミ
物語形式の本は、どこに置けばいいんでしょう。
佐藤メバル
『営業の魔法』は、売上げゼロの新人がスーパー営業マンから学んでいく物語だ。ノウハウより先に、営業の時間の使い方を体で覚えられる。『初心者でも楽しく学べる実践的営業術』や『営業の基礎と入門』も、売れなかった時期から語るタイプ。数字の本がしんどい日に挟むと、折れにくくなるよ。
読了後にやること — 挫折を防ぐ読書運用
橘ナナミ
読んで終わりにしないコツを教えてください。
佐藤メバル
「読む・試す・振り返る」を1週間で1回転させる。読んだ日に明日やることを1つ決める、翌週に結果を1行だけメモする、月末に効いたかどうかで印をつける。これをやると、本に書いてあることは正解ではなく自分の仮説に変わる。営業本は、読んだだけではまだ武器じゃないんだ。
橘ナナミ
積読も、けっこう悩みなんですよね。
佐藤メバル
だから同時に開くのは1冊だけ。積むなら「次に読む1冊」だけに絞る。あとは本棚を1軍と2軍に分けて、読み終えたら1軍に移す。見える場所を変えるだけで、次に手が伸びる確率が変わるよ。
著者と出版元を見る、という選定基準
橘ナナミ
著者の経歴って、選ぶときに見たほうがいいんでしょうか。
佐藤メバル
見たほうがいい。『営業の科学』は営業1万人・お客様1万人の2万人調査と、12年間で4万人の指導という裏づけがある。『営業1年目の教科書』は大学で営業の授業を教えている人だと紹介されている。『新入社員のための営業マン入門』は日経文庫という叢書で粒度が揃っている。
橘ナナミ
なるほど、信頼性というより「距離」を見るんですね。
佐藤メバル
その言い方、すごくいいね。自分がこれから売る商材と、著者が見てきた現場の距離が近い本は、すぐ効く。遠い本は3冊目に回せばいい。予算が限られているなら、まず図書館で1冊目を試して、手元に置きたい本だけ買うのが一番コスパがいいよ。
よくある質問
初めて読む営業本はどれがおすすめ?
橘ナナミ
初めて読む営業本はどれがおすすめについて教えてください。
佐藤メバル
配属直後・未経験なら『知識ゼロからの営業入門』や『新入社員のための営業マン入門』、全体像を1冊で押さえたいなら『この1冊ですべてわかる 営業の基本』が候補になります。理屈より先に「明日やること」が欲しい人は、イラストの多い『営業1年目の教科書』から入ると挫折しにくいですよ。読了時間より読み切れるかを優先してください。
営業本は漫画や図解から入ってもいい?
橘ナナミ
営業本は漫画や図解から入ってもいいについて教えてください。
佐藤メバル
問題ありません。むしろ入口としては理想的です。『マンガで学ぶ! 営業の超基本』はチームが育つ過程を追えるので流れが頭に入り、『絵でわかる配属1年目でも目標達成できる営業の教科書』は文字を少なく作られているので用語でつまずきません。漫画で流れ→活字で深掘りの順に進むと、同じ内容が定着しやすくなります。
営業本は何冊くらい読めばいい?
橘ナナミ
営業本は何冊くらい読めばいいについて教えてください。
佐藤メバル
最初は1冊で十分です。1冊目で型を入れて、実務で1週間試し、詰まったところに合わせて2冊目を選ぶ。この順番なら、読んだ冊数ではなく「使えた数」が増えていきます。同時に開くのは1冊に絞ってください。
忙しくて読む時間がない場合はどうする?
橘ナナミ
忙しくて読む時間がない場合はどうするについて教えてください。
佐藤メバル
短く区切られている本を選ぶのが現実的です。『10分で読める!営業1年目の教科書』はその名の通り短い単位で読めますし、『図解でわかる! 伸びる営業力』は見開き2ページ単位で完結します。移動時間や昼休みの10分に1項目、と決めてしまうのが続けるコツです。
営業本は電子書籍と紙のどちらがいい?
橘ナナミ
営業本は電子書籍と紙のどちらがいいについて教えてください。
佐藤メバル
電車で読むなら電子、線を引いて何度も戻るなら紙が向いています。電子版は固定レイアウトでタブレット向きと明記されている本もあるので、購入前に確認を。まず図書館で試し、手元に置きたいと感じた1冊だけ買うのが失敗の少ない順番です。
営業未経験・異業種からでも読める本はある?
橘ナナミ
営業未経験・異業種からでも読める本はあるについて教えてください。
佐藤メバル
あります。『知識ゼロからの営業入門』はタイトルの通り前提知識なしで読める作りですし、『営業職入門 良い営業社員50の作法と35のルール』は「営業職とは何か」から始まり、現場のケーススタディで悩みを解消する構成です。営業という仕事の輪郭から掴みたい人はこちらから。
読んだ内容を実務で活かすコツは?
橘ナナミ
読んだ内容を実務で活かすコツはについて教えてください。
佐藤メバル
読んだ日に「明日試すこと」を1つだけ決めて、翌週に結果を1行メモする。これだけで本の内容が自分の仮説に変わります。読む→試す→振り返るの1週間サイクルを回すと、2冊目を選ぶ基準も自然に見えてきます。
営業本は経費計上できる?
橘ナナミ
営業本は経費計上できるについて教えてください。
佐藤メバル
業務に必要な書籍は一般的に経費として扱われることが多いですが、判断は会社の経費規程によります。購入前に経理や上長に確認しておくと安心です。図書館や社内の書籍購入制度を併用するのも手ですね。
まとめ
橘ナナミ
最後に聞きたいんですけど、初めての営業本で一番大事なことって何ですか。
佐藤メバル
「正しい1冊」を当てにいかないこと、かな。営業は相手が毎回違うから、本は答えではなく、自分の動きを言葉にするための語彙をくれる。最初の1冊は、名刺交換の帰り道に「次はこう話そう」と思えるかどうか。それだけを基準にしていい。
橘ナナミ
読み終わったとき、何が変わっていたら成功ですか。
佐藤メバル
アポ取りの電話をかける前の呼吸が、1回分だけ浅くなくなっている。それで十分だよ。
橘ナナミ
小さすぎます(笑)。でも、たしかに続きそうです。
佐藤メバル
商談は一夜漬けでは勝てない。営業本は暗記ドリルというより、自分のサイズに直して使う型紙なんだ。1冊目はその1枚目。ぴったり合うかどうかより、まず手に取って線を引いてみたかどうかが、この先の全部を決める。最初の型紙を1枚、営業鞄に入れておいで。
