不動産営業の本音がわかる本のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】

監修

佐藤メバル

佐藤メバル

@shelfy_mebaru

編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ

橘ナナミ

@medias_nanami

編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。

最終更新: 2026年10月

橘ナナミ

橘ナナミ

佐藤さん、「不動産 営業 本音」で調べたら、ホンネを暴露する本が山ほど出てきて……どれから読めばいいのか分からなくなってしまいました。

佐藤メバル

佐藤メバル

いい出発点だね。ただ、このジャンルは暴露本と実務書とノンフィクションがごちゃ混ぜの棚になっている。だから最初に、自分がどっち側の読者なのかを決めるのが大事なんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

どっち側、ですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

たとえば『現役営業マンが明かす 不動産屋のぶっちゃけ話』は、現役の売買仲介営業マンが業界のウラを書いた本。一方で『新人不動産営業が最初に読む本 4訂版』は、媒介契約や重要事項説明の実務を時系列で教える教科書なんだよ。同じ「不動産営業の本」でも、読み手がまったく違う。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど! 買う側の一般読者と、売る側の新人営業マンで、入口が分かれているんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。書店員時代、この棚を目的別に分けずに置いたら、お客さんが迷って戻ってきちゃってね。それ以来、まず目的で分けるようにしているんだ。

不動産営業の本音がわかる本の選び方

目的別:家を買う前に読むか、営業として学ぶか、業界研究か

橘ナナミ

橘ナナミ

買う側の人間が読むなら、どれがいいですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

『不動産営業の裏側と情報格差の正体』かな。片手仲介と両手仲介の利益相反、囲い込みの仕組み、レントロールや修繕履歴に潜む情報の非対称性を、構造として解説している。業者を疑うためじゃなく、一次情報を自分で取りに行くための本だね。『不動産屋が嫌がることをすれば不動産売買はすべてうまくいく』は、元トップ営業が不動産屋の心理を解説して、その裏をかく方法を書いた本。こちらはもう少し踏み込んだ読み物だよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

営業として学びたい人は?

佐藤メバル

佐藤メバル

『不動産営業の教科書』は売り仲介と買い仲介の流れを体系化していて、月10件の成約を取った著者の経験がベースになっている。『マンション営業の極意』は14年の現場ノウハウを、個人営業とチーム営業の両面から整理したテクニック本だね。

著者の立場別:現役・元営業・ジャーナリスト・学者

橘ナナミ

橘ナナミ

著者の立場で、本音の質って変わるんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

変わるよ。現役の人が書くと現場の生々しさが出る。『不動産営業マンはつらいよ』は、不動産営業の悲哀をつぶやく全宅ツイの本で、上司に詰められ部下にナメられる日常がエンタメとして描かれる。逆に『9割の不動産営業マンは“お勧め物件”を自分では買わない』は、3000棟を調査してきたプロが投資の目利きを教える立場。同じ営業でも視点がまるで違うんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

暴露か、実務か、投資か……著者の立ち位置で本音の向きが変わるんですね。

内容のレベル別:入門書・中級実務書・専門書

橘ナナミ

橘ナナミ

新人が最初に手に取るなら?

佐藤メバル

佐藤メバル

『不動産売買営業1年目の教科書』は、商談の流れや顧客フォローを「型」として示してくれる。2年目以降で数字が伸びない人は、同じ著者の『不動産売買営業2年目の教科書』へ進むと、スランプやクレーム、後輩との比較といった壁の越え方が読めるよ。賃貸なら『不動産営業マニュアル 賃貸編〔改訂版〕』が、集客・追客・接客をマニュアル形式で整理していて研修の教科書にも使える。

形式別:紙・電子書籍・オーディオブック・漫画

橘ナナミ

橘ナナミ

通勤中に読みたいんですけど、電子でも大丈夫ですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

実務書は紙が向いている。付箋を貼って現場で開くからね。ただ『ナンバー1の営業術(上巻)』のように「10分で読めるシリーズ」として短くまとめた本は、電子やスキマ時間と相性がいい。まず短い本で全体像をつかんで、必要なら紙の実務書へ、という順番がおすすめだよ。

発行年別・リアリティ度別:最新の法改正か古典か

橘ナナミ

橘ナナミ

法改正って、やっぱり気にした方がいいですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

売買仲介を学ぶなら必須だね。『新人不動産営業が最初に読む本 4訂版』は、公正競争規約や電子書面による提供、人の死の告知に関するガイドライン、IT重説といった改正を反映して、その対応法まで解説している。逆に『住宅営業という修羅場で26年 7000軒売った男が教える勝ち残る営業の36の掟』のような営業論は、時代を経ても残る原則を学ぶ読み方になる。リアリティ度でいえば、『不動産営業あるある30選!』や『何も分からなかった新人が、不動産営業4年間で学んだこと』は共感や失敗談が中心で、教科書に疲れたときに効く一冊だよ。

不動産営業の本音がわかる本をひと目で比較

橘ナナミ

橘ナナミ

えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず

#画像名称おすすめ対象価格一言
1
現役営業マンが明かす 不動産屋のぶっちゃけ話
現役営業マンが明かす 不動産屋のぶっちゃけ話不動産取引の内側を覗いてみたい一般読者、業界に入る前に現場のリアルを知りたい就活生、営業職のあるあるを笑いながら知りたい人にぴったり。実務の前にまず業界の温度をつかむ気軽な入り口として最適です。¥649現役が明かす業界のウラ側
2
9割の不動産営業マンは“お勧め物件"を自分では買わない
9割の不動産営業マンは“お勧め物件"を自分では買わないまとまった自己資金がまだないサラリーマン、給与以外の収入源を一つ持ちたい人、投資本を何冊も読まずに要点だけ押さえたい人に。最初の一棟を選ぶ前の予習として、短時間で全体像をつかみたい場面に向きます。¥1,430サラリーマンの投資入門
3
不動産営業マンはつらいよ
不動産営業マンはつらいよ不動産営業として働いていて、職場では言えない愚痴を抱えている人。業界人の生態をネタとして楽しみたい読者や、営業職の友人を持つ人にも。笑いながら自分の状況を相対化したい場面に向きます。¥1,650悲哀を笑いに変える
4
不動産営業あるある30選!: 不動産営業のリアルな仕事の実態 (ライフハックBiz編集部)
不動産営業あるある30選!: 不動産営業のリアルな仕事の実態 (ライフハックBiz編集部)不動産営業に興味がある学生や転職検討者、働き始めて間もない営業職、周囲に本音を言えない立場で働く人。肩の力を抜いて、明日のことを少し考えたい夜に開くのに向いています。-共感で明日の背中を押す
5
不動産営業の裏側と情報格差の正体: 業界構造 現場で使える不動産実務シリーズ
不動産営業の裏側と情報格差の正体: 業界構造 現場で使える不動産実務シリーズ不動産購入を検討し始めた買主、仲介の仕組みを理解したうえで業者と向き合いたい人、情報格差を自分の側で埋めたい人。Q&Aの章を含むため、疑問が湧いたときに辞書的に引く使い方もできます。-構造から学ぶ売買の視点

不動産営業の本音がわかる本のおすすめ人気ランキング

橘ナナミ

橘ナナミ

一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!

佐藤メバル

佐藤メバル

よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい

現役営業マンが明かす 不動産屋のぶっちゃけ話
1

現役営業マンが明かす 不動産屋のぶっちゃけ話

関田タカシ 著|彩図社

¥649(税込)

4.8

現役の不動産売買仲介営業マンが、普段は表に出ない業界のウラ話を書き綴った一冊。著者いわく「業界のみなさま、申し訳ありません」という前書きからして容赦がありません。制度や手順を解説する実務書ではなく、現場の空気をそのまま差し出しているのが持ち味で、教科書系の営業本とは読後感がまるで違います。短い分量で一気に読めるのも魅力です。

こんな人におすすめ

不動産取引の内側を覗いてみたい一般読者、業界に入る前に現場のリアルを知りたい就活生、営業職のあるあるを笑いながら知りたい人にぴったり。実務の前にまず業界の温度をつかむ気軽な入り口として最適です。

良い点

  • 現役目線の生々しさがある
  • 短くて一気に読める
  • 業界の空気感がつかめる

気になる点

  • 実務手順の解説はほぼない
  • 体系立った構成ではない
  • 改善策の提示は少ない

出版社

彩図社

発売日

2012年5月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「不動産屋のぶっちゃけ話」……タイトルからしてもう攻めてますね。現役の営業マンが書いた本なんですよね?

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、著者は現役の売買仲介営業マンです。前書きに「業界のみなさま、申し訳ありません。ここまで書いてしまいました…」とある通り、内側の人がここまで書くのかという内容。

制度を説明する本ではなく、現場の体温をそのまま渡してくれる読み物ですね。

橘ナナミ

橘ナナミ

じゃあ入門というより、覗き見に近い感じですか? 読み終わったら物件の見え方も変わりそうですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

変わると思いますよ。ただ営業の型を覚える本ではないので、実務書とは役割が違います。まず業界の空気を知って、それから手順書に進む。

この順番だと、実務書の一つひとつの意味が腹に落ちやすいんです。

9割の不動産営業マンは“お勧め物件"を自分では買わない
2

9割の不動産営業マンは“お勧め物件"を自分では買わない

浅野恵太 著|幻冬舎

¥1,430(税込)

4.7

浅野恵太が、3000棟の物件を調査してきた経験をもとに不動産投資の入り口を説く一冊。タイトルの「お勧め物件を自分では買わない」という逆説から、市場で何が起きているかを考えさせられます。なかでも力点は最初の1軒。アパートとマンションの選び方、建物を豪華にしても賃料が上がるわけではないという指摘まで、目次そのものが判断の順番になっています。

こんな人におすすめ

まとまった自己資金がまだないサラリーマン、給与以外の収入源を一つ持ちたい人、投資本を何冊も読まずに要点だけ押さえたい人に。最初の一棟を選ぶ前の予習として、短時間で全体像をつかみたい場面に向きます。

良い点

  • 投資の全体像がつかめる
  • 目次が判断の順番になっている
  • 短く要点がまとまっている

気になる点

  • 実践の細部は薄め
  • 経験者には物足りない
  • 物件探しの実務は別途必要

出版社

幻冬舎

発売日

2017年7月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

サラリーマン向けの不動産投資入門なんですね。でも私、投資はやったことがなくて……「9割の営業マンは自分では買わない」って、なんだか怖いタイトルです。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこが著者の引っかけなんです。浅野さんは3000棟の物件を見てきた人で、売る側が見ている景色と買う側が見ている景色は違うと伝えたい。

だから第一章から順に、なぜ今なのか、最初の1軒がなぜ大事なのかを積み上げていきます。

橘ナナミ

橘ナナミ

最初の1軒が一番大切、というのはどういう意味なんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

最初の選び方で、その後の運用の苦しさが決まるという意味です。アパートかマンションか、豪華な建物が高い賃料につながるのか。

目次を見るだけでも判断の順番が整理されています。投資家ではなく、これから始める人の目線で読むのがいいですね。

不動産営業マンはつらいよ
3

不動産営業マンはつらいよ

全宅ツイ 著|ベストセラーズ

¥1,650(税込)

4.6

全宅ツイによる不動産エンタメ本。上司に詰められ、部下にナメられ、取引先では土下座もいとわない——そんな営業マンの悲哀を、ツイートをベースに笑いに変えています。ファッションや部屋事情、あるある座談会まで、同じつらさをいろんな角度から眺める構成が独特です。実務書でも暴露本でもなく、つらさを共有するタイプの一冊です。

こんな人におすすめ

不動産営業として働いていて、職場では言えない愚痴を抱えている人。業界人の生態をネタとして楽しみたい読者や、営業職の友人を持つ人にも。笑いながら自分の状況を相対化したい場面に向きます。

良い点

  • エンタメとして読みやすい
  • 章立てが多彩で飽きない
  • 共感で心が軽くなる

気になる点

  • 実務ノウハウはない
  • 内容がネタ寄り
  • 業界外にはやや内輪

出版社

ベストセラーズ

発売日

2019年10月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

これは……タイトルがもう疲れてますね。ツイートがもとになってる本なんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、全宅ツイというメンバーが、#不動産営業マンはつらいよ のようなつぶやきをベースに組み立てたエンタメ本です。

上司に詰められ、部下にナメられ、取引先では土下座もいとわない。面白いのは、つらい営業マンのファッションや、どんな部屋に住んでいるかまで掘っているところですね。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど、笑いながら読む本なんですね。でも当事者だったら、けっこう刺さりませんか?

佐藤メバル

佐藤メバル

刺さるから笑えるんでしょうね。同じ状況の人が読めば、自分だけじゃないと分かる。新人が読めば「こうはなりたくない」という教材にもなります。

実務の役には立ちませんが、心の栄養としては効きますよ。

不動産営業あるある30選!: 不動産営業のリアルな仕事の実態 (ライフハックBiz編集部)
4

不動産営業あるある30選!: 不動産営業のリアルな仕事の実態 (ライフハックBiz編集部)

ライフハックBiz編集部 著

4.4

不動産営業のあるあるを30本集めた、職業あるあるシリーズの一冊。作り方が特徴で、経験のあるライターの実体験に加え、ネット上で他の営業マンに紙上インタビューした声が重ねられています。職場では打ち明けにくい不安を共感とクスッで受け止め、読み終えたときに少しだけ前を向かせてくれる構成です。

こんな人におすすめ

不動産営業に興味がある学生や転職検討者、働き始めて間もない営業職、周囲に本音を言えない立場で働く人。肩の力を抜いて、明日のことを少し考えたい夜に開くのに向いています。

良い点

  • 共感できるあるあるが豊富
  • 読みやすく短時間で読める
  • 他業種の営業にも通じる

気になる点

  • 体系的な教材ではない
  • 個別の深掘りは少ない
  • ハウツーを求める人には不足

出版社

詳細情報なし

発売日

2025年1月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

あるあるの本って、読んでる間は楽しいんですけど、終わったあとに何か残るのかなって思ってしまうんです。これはどうですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

いい質問だね。これは一人の実体験だけで書かれた本ではなくて、他の営業マンに紙上インタビューして、その声も重ねて作られているのが特徴です。

だから共感の幅が広い。読み終えたときに「明日からも少しだけ頑張ってみようかな」と思える本になるよう心を込めた、と記されています。

橘ナナミ

橘ナナミ

ああ、励ましの本なんですね。じゃあ、これから不動産営業を目指している人にも効きますか?

佐藤メバル

佐藤メバル

向きますよ。内定者や就活生が読めば、リアルな仕事の実態を事前に知っておける。逆にすごいテクニックが欲しい人には物足りないかもしれません。目的を分けて読むのが正解ですね。

不動産営業の裏側と情報格差の正体: 業界構造 現場で使える不動産実務シリーズ
5

不動産営業の裏側と情報格差の正体: 業界構造 現場で使える不動産実務シリーズ

じん 著

4.3

「良い物件は市場に出回らない」という言葉を、精神論ではなく構造から解き明かす一冊。片手仲介と両手仲介の利益相反、囲い込みの仕組み、レントロールや修繕履歴・告知事項に潜む情報の非対称性を扱います。疑うのではなく仕組みを知ることで、一次情報を自分で取りに行く力を養う構成です。

こんな人におすすめ

不動産購入を検討し始めた買主、仲介の仕組みを理解したうえで業者と向き合いたい人、情報格差を自分の側で埋めたい人。Q&Aの章を含むため、疑問が湧いたときに辞書的に引く使い方もできます。

良い点

  • 構造から理解できる
  • 仲介手数料の仕組みに触れる
  • 買主側の交渉視点がある

気になる点

  • 営業の売り方指南はない
  • 読み物として硬め
  • 図表は少なめ

出版社

詳細情報なし

発売日

2026年8月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「良い物件は市場に出回らない」ってよく聞きますけど、この本はそれを構造から説明してくれるんですね。不動産の営業の本というより、買う人向けですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

読み方としては買主側の視点が強いですね。片手仲介と両手仲介では利益の向きが違う、囲い込みという仕組みがある。

そうした構造を先に理解してから、一次情報を自分で取りに行く。業者を疑うのではなく、仕組みを知るというスタンスなんです。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど。じゃあ、これから家を買う人が読むと、業者さんとの話し方が変わりそうですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

変わります。不動産営業の人が読んでも、自分の立ち位置を客観視できるので無駄にはならない。ただ実務の手順書ではなく、判断基準を集めた実務シリーズの一冊なので、売り方のノウハウを求めるなら別の本がいいでしょう。

不動産屋が嫌がることをすれば不動産売買はすべてうまくいく
6

不動産屋が嫌がることをすれば不動産売買はすべてうまくいく

元悪徳不動産屋 著|元悪徳不動産屋

4.1

元トップ営業が引退後に書いた、買主・売主側のための交渉術。「信頼関係をつくる」ではなく「嫌われる賢い客になる」という逆張りが軸で、不動産屋の心理を解説し、その裏をかく方法を並べていきます。ちょっぴりグレーと自ら認める内容なので、読み方には慎重さが要りますが、業者の本音を知る材料にはなります。

こんな人におすすめ

近々マイホームの購入や売却を予定していて、少しでも条件を良くしたい人。業者の言い値で決めたくない人や、交渉の場面で何を言えばいいか知りたい人に。覚悟を持って読む本です。

良い点

  • 業者の心理が分かる
  • 買主・売主側の視点で書かれている
  • 交渉の示唆が具体的

気になる点

  • 内容にグレーな部分がある
  • 編集はやや粗め
  • 全員に勧めにくい

出版社

元悪徳不動産屋

発売日

2014年2月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「不動産屋が嫌がることをすればうまくいく」……これ、読んでてちょっと身構えちゃいます。信頼関係を築いたほうがいい、という本ではないんですよね?

佐藤メバル

佐藤メバル

真逆ですね。著者は元々トップセールスだった人で、引退したからこそ書けたと言っています。不動産屋の心理を解説して、その裏をかく。

嫌われる客になることが得だという主張です。

橘ナナミ

橘ナナミ

うーん、でもそれって業者さんに嫌われたら、損をしませんか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そこは読む人の姿勢次第です。本書は自ら「ちょっぴりグレーな裏ワザ」と認めています。交渉の場で相手が何を考えているかを知る資料としては価値がありますが、そのまま真似するかどうかは別。

私は相手の心理を知るために読むことを勧めています。

不動産営業の教科書
7

不動産営業の教科書

井口忠ニ 著|Independently published

¥2,200(税込)

4.1

新人から伸び悩む中堅までを対象に、売買仲介の業務を体系化した一冊。著者自身が苦労した経験から、月10件の成約に至るまでの考え方をまとめています。売り仲介と買い仲介を分け、クロージングやタスク管理まで踏み込む構成が実務直結。読者向けに相談や交流会も用意されています。

こんな人におすすめ

不動産営業1年目、営業自体が初めての人、研修制度が薄い職場で独学したい人、基礎を学び直したい中堅社員。売買仲介を制すれば他の業務にも効くという前提で組まれた本です。

良い点

  • 売り買い両方を体系的に学べる
  • クロージングまで踏み込む
  • タスク管理のコラムがある

気になる点

  • 流通が限られている
  • 演習問題などはない
  • 業種特化で汎用性は限定的

出版社

Independently published

発売日

2024年3月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「不動産営業の教科書」って、タイトルそのままですね。いわゆる新人向けの研修テキストみたいな位置づけですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

近いですが、著者の井口忠ニさんは法人向けのセミナーもやってきた人で、新人時代にうまくいかなかった自分の経験を踏まえて書いています。

売り仲介と買い仲介を分けて、契約締結まで時系列で追う。月10件の成約を取れるまでになった実感が土台にあるんです。

橘ナナミ

橘ナナミ

ソーシャルスタイル理論って、コラムであるんですね。そういうコミュニケーションの話も入っているんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

ええ、相手のタイプに合わせて伝え方を変える話ですね。読み終えたあとに無料相談や交流会の案内があるのも、独学の人には心強い。

まず自分の業務の流れと照らし合わせながら読むのがおすすめです。

新人不動産営業が最初に読む本 4訂版(不動産営業のバイブル!)
8

新人不動産営業が最初に読む本 4訂版(不動産営業のバイブル!)

本鳥有良 著|住宅新報出版

¥1,418(税込)

3.9

住宅物件の売買仲介を、実際の現場の流れに沿って時系列で解説する定番の一冊。4訂版では公正競争規約、媒介契約書面や重要事項説明書面の電子提供、人の死の告知に関するガイドライン、IT重説といった改正を反映しています。法令と実務を同時に押さえられるのが強みです。

こんな人におすすめ

不動産会社の営業職を目指す人、初めて売買仲介に配属された新人、入社2〜3年目で基本を点検したい営業マン。現場でこんなときどうする?の答えをすぐ確認したい場面に向きます。

良い点

  • 法改正が反映されている
  • 業務が時系列で分かる
  • 用語の確認にも使える

気になる点

  • 読み通すには分量がある
  • 賃貸中心の人には過剰
  • 物語性は薄い

出版社

住宅新報出版

発売日

2022年11月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「最初に読む本」って銘打ってますけど、けっこう厚いですよね。新人には重くないですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

厚いけれど、順番に読む本というより、業務の流れに沿って引ける本です。受付対応、集金計画と住宅ローン、広告での集客——実際の現場が時系列で並んでいます。

4訂版では公正競争規約や電子書面、IT重説、人の死の告知に関するガイドラインの改正が反映されていて、そこが旧版との違いです。

橘ナナミ

橘ナナミ

法令の話が出てくると身構えちゃいます。私みたいな素人でも読めますか?

佐藤メバル

佐藤メバル

守らなければならないルールを、業務の場面とセットで説明しているので頭に入りやすいですよ。聞き慣れない業界用語もこの一冊で解決できる。まさにバイブルと呼ばれる所以ですね。

不動産売買営業1年目の教科書: 売れる・稼げる・信頼される営業マンになろう
9

不動産売買営業1年目の教科書: 売れる・稼げる・信頼される営業マンになろう

まどり 著|Independently published

¥1,980(税込)

3.9

「売れる営業はセンスではなく型でつくられる」という立場から、商談の流れ、信頼を得る接客、顧客フォローの具体例までを並べた一冊。著者は10年にわたり売買仲介の最前線に立ってきた現役営業マンです。経験ゼロの人に地図を渡すことを狙っていて、新人教育の教材としても使いやすい構成です。

こんな人におすすめ

これから売買仲介の営業として働く人、配属されたばかりで何から手を付けるか迷っている人、後輩を指導する立場で教材を探している人。独学の出発点として手に取るのにちょうどいい。

良い点

  • 商談の流れが具体的
  • フォロー例が豊富
  • 短めで読み切りやすい

気になる点

  • 流通が限られている
  • 応用編は別途必要
  • 数字の裏付けは示されない

出版社

Independently published

発売日

2025年7月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

1年目の教科書、2年目の教科書……同じ著者で続いているんですね。まず1年目は何を扱っているんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

土台づくりの巻です。商談の流れ、信頼される接客のコツ、顧客フォローの具体例。著者のまどりさんは10年現場に立ってきた現役の営業マンで、「何をどうすれば売れるのか誰も教えてくれない」というモヤモヤを解消するために書いたと冒頭で言っています。

橘ナナミ

橘ナナミ

型でつくられる、というのは、才能がなくても大丈夫ということですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そう受け取っていいと思います。新人教育にも使えるように順番が整理されている。まずこの地図で全体像を持って、それから自分の現場で調整していく流れが現実的ですね。

不動産売買営業2年目の教科書: 挫折・苦悩・困難を糧に自分の武器を見つけよう 売れる営業シリーズ (間取図文庫)
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不動産売買営業2年目の教科書: 挫折・苦悩・困難を糧に自分の武器を見つけよう 売れる営業シリーズ (間取図文庫)

まどり 著|間取図出版

3.9

「基本を覚えたあとに訪れる壁は、1年目の悩みとは種類が違う」。著者は同期100人のなかで最も遅い初契約だったと明かし、伸び悩み、慢心、クレーム、劣等感、そして再起までを包み隠さず書いています。才能ではなく越え方を伝えることに賭けた一冊で、華々しい成功談ではない正直な記録です。

こんな人におすすめ

契約が取れなくなってきた2年目以降の営業マン、数字は保てているのに伸びない人、後輩に追い抜かれて焦っている人。心が折れかけているタイミングで開きたい一冊です。

良い点

  • 挫折と再起が正直に描かれる
  • スランプの言語化が巧み
  • 1年目の巻と連続して読める

気になる点

  • 技術論は少なめ
  • 著者の体験に依存する
  • 具体的な数字は限られる

出版社

間取図出版

発売日

2024年12月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

2年目の教科書って珍しいですね。普通は1年目か、いきなりトップ営業の話になりがちじゃないですか。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこがこの本の価値です。著者は1年目、同期100人の中で一番遅い初契約だった。そこから結果が出る時期が来るけれど、決して長くは続かない。

2年目から5年目は上がって落ちての繰り返しで、契約が怖くなった時期もあると書いています。

橘ナナミ

橘ナナミ

自分の失敗をそこまで書くんですね。読んでる人は救われそうです。

佐藤メバル

佐藤メバル

ええ、だから「2年目以降の壁は才能で越えるものではない」という言葉に重みがある。越え方さえ知っていれば誰にでも越えられる。この一点に絞って書かれた本なんです。

不動産営業マン売上げアップの処方せん: 目からウロコの成功営業心理学 (住宅・不動産実務ブック)
11

不動産営業マン売上げアップの処方せん: 目からウロコの成功営業心理学 (住宅・不動産実務ブック)

加藤澄子 著|住宅新報出版

3.7

住宅新報出版の実務ブックの一冊で、タイトルどおり成功営業心理学の視点から売上アップを処方する内容です。加藤澄子による、目からウロコという言葉が添えられた構成で、物件知識や話術ではなく人の心の動きに目を向けさせます。テクニック集とはひと味違う読み口になっているのが特徴です。

こんな人におすすめ

話術や根性に頼らず成績を上げたい営業マン、心理学の視点を営業に取り込みたい人、住宅・不動産の実務ブックを手元に置きたい人。視点の転換を求める場面に向いています。

良い点

  • 心理学の視点が入る
  • 実務ブックとして堅実
  • 書名どおり課題解決型

気になる点

  • 演習形式ではない
  • 入門者にはやや専門的
  • 類書との違いは読み込み次第

出版社

住宅新報出版

発売日

2009年3月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「売上げアップの処方せん」に「成功営業心理学」って副題が付いていますね。心理学で営業を語る本って増えていますけど、これはどんな立場なんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

住宅・不動産の実務ブックのシリーズから出ている一冊で、著者の加藤澄子が心理学の視点から営業を組み立てています。

テクニックを並べるのではなく、お客様の心の動きに目を向ける。目からウロコという言葉が添えられているのが象徴的ですね。

橘ナナミ

橘ナナミ

心理学って聞くと、テクニックで相手を操るイメージもあって、少し抵抗があるんです。

佐藤メバル

佐藤メバル

その抵抗は持ったままでいいと思います。同じ心理の話でも、相手を動かすための道具にするのか、理解するための視点にするのかで意味が変わります。

この本は後者として読むと、自分の営業の癖に気づけるはずです。

ナンバー1の営業術(上巻)不動産賃貸仲介業で26歳、年収800万以上を稼いだ方法。ヒアリング編、物件提案編。10分で読めるシリーズ
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ナンバー1の営業術(上巻)不動産賃貸仲介業で26歳、年収800万以上を稼いだ方法。ヒアリング編、物件提案編。10分で読めるシリーズ

ノノヤマケンタ 著|まんがびと

3.7

賃貸仲介で1年半ずっと最下位、月末には厳しい詰めに遭っていた著者が、26歳で全国の年間契約件数ナンバーワンになるまでの話。鍵は最小時間で申し込みにたどり着く営業スタイルで、応対の無駄を削り、ヒアリングと物件提案をプロセスごとに分解して紹介します。短時間で読める構成も特徴です。

こんな人におすすめ

賃貸仲介の新人、反響を多くさばきたい営業マン、短時間で要点だけ学びたい人。10分で読める分量のシリーズなので、通勤の合間や研修の前に向いています。

良い点

  • 最下位からの実体験が核
  • プロセス別で実践しやすい
  • 短時間で読める

気になる点

  • 上巻のみでは完結しない
  • 賃貸仲介に特化している
  • 数値の裏付けは限られる

出版社

まんがびと

発売日

2015年3月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

23歳で営業に入って1年半ずっと最下位……しかも月末に人格否定までされるって、読んでいて苦しくなります。それが26歳で全国1位になるんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

ええ、著者が確立したのは「最小時間で申し込みにたどり着く営業スタイル」です。応対の無駄をとことん省き、1件でも多くのお客様をこなす。

それをヒアリング編、物件提案編とプロセスごとに分解しているのがこの上巻ですね。

橘ナナミ

橘ナナミ

10分で読めるシリーズ、というのは本当に短いんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

その前提で作られたシリーズですよ。読書の時間が取れない人でも役立つように、とコンセプトが明示されています。

上巻で応対の型をつかんで、自分の現場で試す。まずそこからで十分です。

不動産営業は「全身採寸」からはじまる: 「あなたから買いたい」と言われる、先を照らす技術
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不動産営業は「全身採寸」からはじまる: 「あなたから買いたい」と言われる、先を照らす技術

ハナタツ 著

3.7

「話し上手はむしろ不信感になる」という逆説から始まる一冊。著者は強引な営業に疑問を感じた経験から、お客様の人生を細かく把握する「全身採寸」という考え方にたどり着きます。7〜8件で決断に導く物差し、120点の物件が人を不幸にする理由など、説得しない営業の具体が並びます。

こんな人におすすめ

セールストークに自信がなく悩んでいる営業マン、押しの強い営業に違和感を持っている人、夫婦のお客様との商談に苦戦している人。人生に寄り添う営業を志す場面に向きます。

良い点

  • 独自の哲学が一貫している
  • 夫婦商談の具体がある
  • 倫理と実践が両立している

気になる点

  • 口語で熱量が高め
  • 数値的な根拠は少ない
  • 短期の成約術ではない

出版社

詳細情報なし

発売日

2026年3月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「全身採寸」って、物件の話かと思ったら、お客様の人生を測るという意味なんですね。なんだか営業の本っぽくないタイトルです。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこが著者の主張です。口が上手いことは、不動産営業ではむしろ不信感を生む。お客様が求めているのは流暢なトークではなく、人生を預けられる安心感だと言っています。

7〜8件で決断に導く物差しという表現も、押し込みではなく理解の精度の話です。

橘ナナミ

橘ナナミ

「120点の物件がお客様を不幸にする」というのも気になります。良い物件ほど危ないんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

条件を盛りすぎた物件は、あとで生活に無理が出る。だから本当の望みを採寸して、足元を照らす。夫婦の意見の矛盾を溶かす問いまで書かれています。

「その物件、あなたは身内に売れますか」という問いが全体を貫いているんですよ。

売らないから売れる ― 不動産トップ営業が明かす、契約の構造 ―
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売らないから売れる ― 不動産トップ営業が明かす、契約の構造 ―

不動産ラボ 著

3.7

一生懸命売ろうとするほど客は逃げる。その当たり前の正体を、精神論ではなく契約の構造設計として言語化した一冊。初回面談で見極める基準、顧客のランク分類、沈黙の使い方、二択のフレーミングなど、売らない技術が具体的に並びます。行動経済学の知見も援用した構成です。

こんな人におすすめ

最後の一押しで逃げられてしまう営業マン、売り込むことに疲れを感じ始めた人、紹介を増やして成績を安定させたいベテラン。保険や車など高単価商材の営業にも通じる、対面販売の設計図です。

良い点

  • 契約の構造として言語化している
  • 心理の使い方が具体的
  • 他業種にも応用できる

気になる点

  • 書きぶりが断定的
  • 著者の輪郭は見えにくい
  • 事例の出所は明示されない

出版社

詳細情報なし

発売日

2026年4月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「売らないから売れる」……禅問答みたいですね。売らないのに売れるって、どういうことなんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

トップ営業は押しが強いのではなく、引くのがうまい、という観察から始まる本です。たとえば「他社も見てきてください」と先に言ってしまう。

希少性と自律性を刺激して、お客様のほうから動きたくなる環境を作る。それを契約の構造設計と呼んでいます。

橘ナナミ

橘ナナミ

でも、それって小手先のテクニックに見えてしまう危険もありますよね。

佐藤メバル

佐藤メバル

だから本書は精神論や小手先のトーク術を排除すると最初に宣言しています。第一声をどう変えるか、値引きを要求されたらどう切り返すか。

明日の商談でそのまま試せる粒度まで落としているのが特徴です。

何も分からなかった新人が、不動産営業4年間で学んだこと: 失敗した。悩んだ。それでも少しずつ前に進めた。
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何も分からなかった新人が、不動産営業4年間で学んだこと: 失敗した。悩んだ。それでも少しずつ前に進めた。

MOエンタープライズ 著

3.7

お客様が来ない理由をお店のせいにしたり、仲良くなりすぎて14回も案内したり。何も分からなかった新人だった著者が、4年以上の失敗と気づきをまとめた一冊です。返信の速さ、最後まで話を聞くこと、商談前の準備、入念な確認。特別ではない積み重ねが軸になっています。

こんな人におすすめ

不動産営業を始めたばかりで何をすればいいか分からない人、頑張っているのに結果が出ずに空回りしている人、自分の仕事を見直すきっかけが欲しい人。背伸びせず読める本です。

良い点

  • 失敗談が具体的で親しみやすい
  • 行動レベルまで落ちている
  • 新人が自分を重ねやすい

気になる点

  • 成功事例は多くない
  • 体系的な教材ではない
  • 上級者には物足りない

出版社

詳細情報なし

発売日

2026年9月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

14回も案内しちゃった、って書いてあるんですね。その時点でもう、お客様は決める気がなさそうですけど……。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、仲良くなりすぎてしまう典型です。この本の良いところは、お客様が来ない理由をお店のせいにしていた自分をそのまま書いていること。

そして返信の速さ、最後まで話を聞く、商談前の準備、入念な確認。地味な改善が積み上がっていった過程を丁寧に追っています。

橘ナナミ

橘ナナミ

特別なテクニックじゃないんですね。それなら私でも、明日から一つは真似できそうです。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこが狙いでしょうね。派手な成功談ではなく、自分の仕事を見直すきっかけを渡す本です。上司に正しいと思ったことをそのまま伝えて案件が回ってこなくなった、という失敗も、社会人なら一度は通る道ですよ。

住宅営業という修羅場で26年 7000軒売った男が教える勝ち残る営業の36の掟
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住宅営業という修羅場で26年 7000軒売った男が教える勝ち残る営業の36の掟

斉藤孝安 著|サンクチュアリ出版

3.5

東京・城東地区でハウスプラザを率い、7000軒以上の住宅を売ってきた著者が、月例研修で語ってきた内容をまとめた一冊。特徴は成功法ではなくやってはならないことという切り口で、なぜ契約できないのか、なぜもう一度会えないのかを36の掟として並べています。サンクチュアリ出版の読みやすい構成です。

こんな人におすすめ

住宅営業の中堅やベテラン、後輩の指導に悩むリーダー、基本がおろそかになっていると感じる営業マン。自分の癖を点検したい場面や、チームの研修教材を探しているときに。

良い点

  • 禁止事項から学ぶ切り口
  • 現場の研修が土台にある
  • 住宅営業の実例が豊富

気になる点

  • やや体育会系の語り口
  • 賃貸中心の人には隔たり
  • 理論より経験則が中心

出版社

サンクチュアリ出版

発売日

2012年6月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「修羅場で26年」「7000軒」……すごい経歴ですね。でも掟って、なんだか厳しそうな響きです。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこが面白いところで、この本は売り方ではなく「営業としてやってはならないこと」をまとめた本なんです。

著者の斉藤孝安はハウスプラザという会社で、月例研修で語ってきた内容を36の掟として整理しています。なぜ契約できないのか、なぜもう一度会ってもらえないのか、という問いから入るんです。

橘ナナミ

橘ナナミ

じゃあ、禁止事項を守るだけで成績が上がるんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

守るだけで上がるほど甘くはないですが、自分の癖を点検するには最適です。研修の教材として作られているので、リーダーがチームで使うにも向いていますよ。

不動産営業マニュアル 賃貸編〔改訂版〕
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不動産営業マニュアル 賃貸編〔改訂版〕

有山あかね 著|とりい書房

3.5

賃貸仲介の集客・追客・接客をセクションごとに分け、申込や審査、契約締結の手続きまで実践的に解説するマニュアル形式の一冊。反響営業の極意をパターン別の実例で示し、実務で困ったときにすぐ引ける構成です。著者は予備校で宅建士講座を担当し、行政書士としても登録する講義の名手です。

こんな人におすすめ

賃貸仲介の未経験者、中堅社員の再教育を担当する人事、社内研修のテキストを探しているリーダー。パターン別の実例から自分の現場に近い場面を拾いたいときに向きます。

良い点

  • マニュアル形式で引きやすい
  • 申込から契約まで網羅
  • 研修テキストに使える

気になる点

  • 通読には向かない
  • 売買の内容はない
  • 文体は事務的

出版社

とりい書房

発売日

2025年3月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

この本、著者さんが予備校で宅建士講座を担当しているんですよね。ということは、試験対策の本なんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

いいえ、これは実務のマニュアルです。集客、追客、接客をセクションに分けて、申込、審査、契約締結という煩雑な手続きまで、実務で困ったときにすぐ使える形でまとめています。

反響営業の極意をパターン別の実例で示しているのが核ですね。

橘ナナミ

橘ナナミ

教えるプロが書いているなら、わかりやすさは期待できそうですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこは強みです。新卒や未経験者向けの研修でも定評がある人ですから、社内研修の教科書としても使いやすい。

中堅社員の意識改革や再教育にも使える、と位置づけられていますよ。

不動産賃貸客付け営業マニュアル: 営業成績を向上させる15の仕事術
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不動産賃貸客付け営業マニュアル: 営業成績を向上させる15の仕事術

青山慶祐 著

3.5

賃貸の客付け営業を、土地勘、属性の見抜き、真の希望条件の引き出しから、物件情報の整理、案内の効率、SNS活用まで15の仕事術に分解した一冊。著者は不動産業界歴20年超の現役営業マンです。不良物件を事前に排除して優良物件を発掘するなど、現場の手順が具体的に並びます。

こんな人におすすめ

賃貸客付け営業を始めたばかりの人、成果が出ずに毎日が苦しいと感じている人、不動産会社への就職を控えた学生。15の型を一つずつ自分の現場で試したい場面に向きます。

良い点

  • 仕事術が番号で整理されている
  • 現役20年超の視点がある
  • 改訂で加筆されている

気になる点

  • 賃貸仲介に限定される
  • 図解は多くない
  • 改訂前提の構成である

出版社

詳細情報なし

発売日

2018年10月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

15の仕事術、ということは項目がはっきりしているんですね。管理会社との関係強化とか、SNSの活用とか、幅が広そうです。

佐藤メバル

佐藤メバル

ええ、土地勘を磨くところから始まって、お客様の属性を見抜いて真の希望条件を引き出す、管理会社や大家の目線で物件を選ぶ、そして不良物件を事前に排除して優良物件を発掘する。

営業マンの手順として整理されているのが特徴です。

橘ナナミ

橘ナナミ

「しゃべるだけが営業ではない」という項目が気になります。どういう意味でしょう?

佐藤メバル

佐藤メバル

物件案内の時間と効率、そして話しすぎないことですね。20年超の現役が、自分の実戦から磨いた順番で並べています。

就職を控えた人が読んでも、仕事の全体像がつかめると思いますよ。

賃貸営業マン成功するコツ: 入社半年で月収50万円になる為の不動産賃貸ノウハウ本
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賃貸営業マン成功するコツ: 入社半年で月収50万円になる為の不動産賃貸ノウハウ本

池田優輔 著

3.5

入社半年で月収50万円を目指す、と掲げた賃貸営業のノウハウ本。特徴は、いきなり技術論に入らず、どんな人が営業に向いているのか、社交性が高いことが向いているわけではない、という前提から始まる点です。悩みの解決こそ営業の仕事という本質論が土台にあります。

こんな人におすすめ

賃貸営業を始めたばかりで自信がない人、トーク力に不安がある人、売れているのにキャンセルが多くて悩む人。向き不向きの思い込みを外したいタイミングに向いています。

良い点

  • 本質論から入る構成
  • 向き不向きを丁寧に扱う
  • 特典が複数用意されている

気になる点

  • 特典前提の設計が目立つ
  • 賃貸営業に特化している
  • 短期で楽に稼ぐ本ではない

出版社

詳細情報なし

発売日

2020年4月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「入社半年で月収50万円」って、すごく強い言葉です。こういう本は、読む前から少し身構えてしまいます。

佐藤メバル

佐藤メバル

でも著者の池田優輔さんは、楽に稼げるという内容ではない、手軽に楽をして稼ぎたい人には向いていないと釘を刺しています。

コツコツ努力できる人に向けた本だと明言しているんです。社交性が高い人が向いているわけではないという章から始まるところが誠実ですね。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど、第一章が「どんな人が営業マンに向いているのか」なんですね。売り方の前に、そこから考えるのか。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、まず向き不向きの思い込みを外して、それから本質の五つ、そして具体的なノウハウへ。順番に意味がある構成です。

購入者向けの特典も複数用意されていますよ。

不動産営業の影響力: お客様から信頼され、選ばれる6つの心理法則
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不動産営業の影響力: お客様から信頼され、選ばれる6つの心理法則

桐生恒一 著

3.5

返報性、一貫性、社会的証明、好意、権威、希少性。営業や人間関係で使われる6つの心理法則を、不動産営業の現場に合わせて解説した一冊です。心理学で操作するのではなく、お客様の不安を整理し、納得できる意思決定を支援するための本だと明言しています。売り込む前に理解する姿勢が全体を貫きます。

こんな人におすすめ

契約率が上がらず悩む営業マン、押し売りをしない営業スタイルを身につけたい人、紹介を増やして長く選ばれたい人。信頼の作り方を体系的に知りたい場面に向きます。

良い点

  • 6つの法則で整理されている
  • 倫理的な使い方が明示される
  • 紹介営業の視点がある

気になる点

  • 同じ著者の姉妹本と重なる
  • 事例の分量は控えめ
  • 上級者には基本寄り

出版社

詳細情報なし

発売日

2026年9月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

心理法則を使った営業って、正直ちょっと怖いイメージがあるんです。お客様を誘導するための技術、なんですよね?

佐藤メバル

佐藤メバル

この本はその順番を逆に置いています。心理学を使ってお客様を操作する本ではない、むしろ逆だと明言しているんです。

不安を理解して納得できる決定を支える。売り込む前に理解する、話す前に聞く、契約を急ぐ前に不安を整理する。それが選ばれ続ける営業の姿だと。

橘ナナミ

橘ナナミ

初回面談で好印象を作る方法や、希少性を悪用せずに伝える方法も書かれているんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

ええ、6つの法則それぞれを現場の場面に落としています。内覧、資金計画、比較検討、クロージングと、どの局面でどの心理が働くのか。

営業を始めたばかりの人ほど、順番に読むと軸ができますよ。

不動産営業のための購買心理学: 売れる営業が使う30の心理効果
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不動産営業のための購買心理学: 売れる営業が使う30の心理効果

桐生恒一 著

3.5

損失回避、現状維持バイアス、選択麻痺、ネガティビティバイアス。お客様が決断できないのは物件が悪いからではなく、脳がそういう状態にあるからだという立場で書かれた一冊です。30の心理効果を初回接客から追客まで落とし込み、テンプレートも多数収録。再現性のある科学へ変える試みです。

こんな人におすすめ

成約までの流れを設計したい中堅やベテラン、追客が怖いと感じている人、値引き要求への対応に悩む人。テンプレートから自分の言い方を組み立てたい場面に向いています。

良い点

  • 30の効果が体系化されている
  • テンプレートが豊富
  • 追客の設計まで踏み込む

気になる点

  • 全体のボリュームは多め
  • 姉妹本との重複がある
  • 暗記前提だと疲れる

出版社

詳細情報なし

発売日

2026年5月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

同じ桐生恒一さんの本がもう一冊あるんですね。6つの法則と30の効果、どう使い分けるんでしょう?

佐藤メバル

佐藤メバル

前者は信頼関係の土台づくり、こちらは決断の場面の設計です。顧客が決められない理由を、損をしたくない、決断が怖い、選択肢が多すぎる、不安が一つ残っている、という心理状態として捉える。

30の心理効果として整理して、初回接客から追客まで落とし込んでいます。

橘ナナミ

橘ナナミ

LINEの追客テンプレートが3日、7日、14日って分かれているのが実践的ですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこが売りでしょうね。内見の案内トーク、住宅ローンの不安を消す説明、値引き要求を減らす設計まで、現場でそのまま使える粒度です。

読むだけで終わらせず、自分の言葉に置き換えると効果的ですよ。

不動産営業が面白いほどうまくいく本
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不動産営業が面白いほどうまくいく本

木原誠太郎 著|ごま書房新社

¥934(税込)

3.5

ディグラム診断でお客様の性格を9つのタイプに分類し、個性に寄り添って攻略するという切り口の一冊。20の質問に答えてもらうだけで相手へのアプローチが分かる「住まいんど診断」を、最強の営業ツールとして提案します。性格タイプ別という視点が、他の営業本と大きく違う点です。

こんな人におすすめ

お客様との距離の取り方に迷う営業マン、同じ話し方で全員に接して手応えがない人、研修でツールを配りたいリーダー。相手に合わせるとはどういうことかを具体的に知りたい場面に向きます。

良い点

  • 診断という切り口が珍しい
  • 9タイプで整理されている
  • 質問項目がそのまま使える

気になる点

  • 診断の精度は環境次第
  • 心理一般の説明は薄い
  • ツール依存になりやすい

出版社

ごま書房新社

発売日

2023年3月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

診断でお客様を9タイプに分ける、って聞くと、占いみたいにも思えるんですが……営業ツールとして機能するんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そこは木原誠太郎さんの設計次第で、20の質問に答えてもらうだけでアプローチの方向が分かる「住まいんど診断」として仕立てています。

性格タイプ別に接し方を変えるという発想は、同じトークで全員に当たっていた人には大きな気づきになりますよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

ディグラム診断、という名前も初めて聞きました。そういう診断が実際にあるんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

ええ、それを営業の現場に持ち込んだのがこの本です。ただし診断はあくまで入口で、そのあとの会話が本体です。

タイプ分けに頼りきらず、相手を一人の人間として見る感覚は手放さないほうがいいでしょうね。

農業大卒の僕が29歳で年間170戸のマンションを売って日本一の営業マンになった秘密の方法 (ノンフィクション単行本)
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農業大卒の僕が29歳で年間170戸のマンションを売って日本一の営業マンになった秘密の方法 (ノンフィクション単行本)

天田浩平 著|KADOKAWA/角川書店

¥328(税込)

3.5

学生時代にエリートではなかった著者が、入社1、2年目には1戸も売れない月もありながら、29歳で年間170戸のマンションを販売したと語るノンフィクションです。営業の世界は数字がすべて、という実感から、試行錯誤の過程が描かれます。大逆転を支えたのは才能ではなく、続けた工夫です。

こんな人におすすめ

営業職に配属されて結果が出ずに焦っている若手、学歴や経歴に自信がない人、数字に追われる仕事で心が折れかけた人。挽回したいと思ったときに手に取りたい一冊です。

良い点

  • 実話ならではの説得力がある
  • 不調から回復までの過程が描かれる
  • 読み切りやすい分量

気になる点

  • マンション販売に偏る
  • 手法の体系化は薄い
  • 成功要因の分析は簡潔

出版社

KADOKAWA/角川書店

発売日

2015年8月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

29歳で年間170戸って、数字だけ見ると圧倒的です。でも1、2年目は1戸も売れない月があったんですよね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこを隠していないのがこの本の良いところです。農業大学出身で、学生時代にエリートだったわけではない。

営業の世界は数字がすべてで、それでも大逆転のチャンスがあると著者は言います。試行錯誤の中でつかんだものが書かれています。

橘ナナミ

橘ナナミ

「秘密の方法」と銘打たれていると、再現できるのかなと気になってしまいます。

佐藤メバル

佐藤メバル

ええ、だからこそ著者の歩みをそのままなぞるのではなく、自分に置き換えて読むのがいい。数字に追われる若手が、結果が出ない時期をどう過ごすかを考える材料になりますよ。

トップ営業マンの特徴と共通点: なぜ私はたった3年で大手不動産売買仲介会社のトップセールスマンになれたのか
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トップ営業マンの特徴と共通点: なぜ私はたった3年で大手不動産売買仲介会社のトップセールスマンになれたのか

不動産投資家MASA 著

3.5

証券会社、キャバクラ、居酒屋、そして不動産。複数の業種で結果を出してきた著者が、できる人とできない人の共通項を整理した一冊です。大手不動産売買仲介では3年目で九州ブロックトップとなり、連続でトップを取ったと語ります。社会人としての基本からトップの思考法まで段階が明確です。

こんな人におすすめ

営業の成果が伸びずに悩んでいる人、トップセールスの考え方を知りたい人、業種を問わず営業力を土台にしたい人。基本の立て直しから始めたい場面に向いています。

良い点

  • 異業種の経験が根拠になっている
  • 基礎から段階的に学べる
  • 目次が具体的で使いやすい

気になる点

  • 自己啓発色が強め
  • 不動産固有の話は限られる
  • 数値の裏付けは示されない

出版社

詳細情報なし

発売日

2023年7月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

証券会社、キャバクラ、居酒屋、それから不動産……ずいぶんいろいろな現場を渡ってきたんですね。共通点って、本当に見つかるものなんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

本人は、仕事ができる人もできない人も共通の特性を持っていると書いています。たとえば報連相をこまめにする、整理整頓を心がける、上司の会話をよく聞く。

社会人としての基本を前半に置いて、後半でトップセールスの思考へ進む構成です。

橘ナナミ

橘ナナミ

へえ、テクニック集ではなく、基礎から始まるんですね。それなら営業以外の仕事にも通じそうです。

佐藤メバル

佐藤メバル

そうで、著者自身が「営業という資格は最強の資格」と言っています。不動産に限らず、仕事の土台を作り直したい人に向いていますよ。

マンション営業の極意
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マンション営業の極意

岡崎健治 著|フォレスト出版

¥1,650(税込)

3.5

マンション営業14年で培ったノウハウを惜しみなく披露するテクニック本です。特徴は個人の営業力だけでなく、チームの総合営業力を最大化する視点を打ち出している点。カンタンに実行でき、効果があって継続できることを狙い、指導の材料としても使えるように整理されています。

こんな人におすすめ

マンション営業の効率や効果をもう一段上げたい人、部下を持つリーダー、チーム営業の手法を組み立てたい管理職。チームビルディングの参考例を探している場面に向きます。

良い点

  • 個人とチームの両面を扱う
  • リーダー向けの内容が厚い
  • 既存手法の整理に役立つ

気になる点

  • マンション営業に特化している
  • 図解は多くない
  • ノウハウの独自性は限定的

出版社

フォレスト出版

発売日

2015年6月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

マンション営業って、個人の営業力の話になりがちだと思っていました。この本はチームの話も入っているんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこが著者の岡崎健治さんの力点です。これからのマンション営業には個々の営業力とチームの総合営業力の両方が必要で、大半の現場は個人営業が染み付いているため、チームをまとめる手法に不慣れなリーダーが多いと指摘しています。

個人とチームの両輪という視点が軸です。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど。14年で培ったノウハウを、個人にもリーダーにも使える形にしているんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

ええ、自分の営業を磨く材料にもなるし、部下を指導するときの材料にもなる。チームビルディングの一例としても参考になると思います。

既存の営業手法を整理したい人にちょうどいい一冊ですよ。

営業マンの本音と、信頼できる人・注意すべき人の見分け方

橘ナナミ

橘ナナミ

競合の記事を読んでいると「契約優先」「ノルマ」「他社比較には警戒」みたいな本音が並んでいたんですけど、それって本に書いてあることなんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

書かれているよ。ただし大事なのは、それを「怖い話」で終わらせないことだね。たとえば『不動産営業の裏側と情報格差の正体』は、囲い込みや利益相反を“悪意”ではなく“構造”として説明している。構造が分かれば、見極め方は自ずと変わってくる。

橘ナナミ

橘ナナミ

具体的には、どんなふうに?

佐藤メバル

佐藤メバル

たとえば「この物件は他社でも出ていますか」「なぜ今この価格なんですか」「修繕履歴と管理費の推移を見せてもらえますか」——この3つは、営業マンの本音がにじむ質問なんだ。即答できる人は情報を持っている。言葉を濁す人は、持っていないか、出したくないか。『不動産屋が嫌がることをすれば不動産売買はすべてうまくいく』も、まさにこの「嫌がられる質問をする側」に回る発想の本だよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

予算やローンの考え方は、どの本で補えますか?

佐藤メバル

佐藤メバル

『9割の不動産営業マンは“お勧め物件”を自分では買わない』は、自己資金の少ないサラリーマンほど不動産投資に向いているという立場から、アパートとマンションの選び方、目利きの法則を章立てで整理している。ここで学べるのは「返済は収入ではなく、続けられるかどうかで見る」という感覚だね。購入側の資金計画を読むときの土台になる。

内見・媒介契約・売却査定で、本音が露出する場面

橘ナナミ

橘ナナミ

内見のときって、どこを見ればいいんでしょう。

佐藤メバル

佐藤メバル

本では“判断基準”として書かれていることが多いね。日当たりや騒音のような五感で分かることより、「なぜ前の入居者が退去したのか」「告知事項はあるか」といった、聞かないと出てこない情報のほうが価値が高い。『不動産営業の裏側と情報格差の正体』がレントロールや告知事項、修繕履歴に触れているのは、まさにそこなんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

媒介契約の種類って、営業マンによって説明が違う気がします。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこは実務書の出番だね。『新人不動産営業が最初に読む本 4訂版』は媒介契約書面や重要事項説明書面の電子提供の改正まで押さえている。売る側が何をどこまで説明すべきかを知っていれば、買う側としても「説明が薄い」ことに気づける。

橘ナナミ

橘ナナミ

売却の査定はどう見れば?

佐藤メバル

佐藤メバル

複数の会社の査定額がなぜ違うのかを考えること。これは営業マン向けの『マンション営業の極意』のような本が、現場の数字の作り方を語っているからこそ、逆側から読めるんだよ。

業界の古い体質と変化、そして心理と倫理

橘ナナミ

橘ナナミ

根性論みたいな古い体質って、まだ残っているんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

『賃貸営業マン成功するコツ』には、向き不向きやヒアリングの磨き方、クロージングを最後にしない考え方など、根性ではなく手順として整理している章がある。『不動産営業の影響力』や『不動産営業のための購買心理学』も、押しの強さではなく心理法則で説明する立場だね。ここが業界の変化がよく分かるポイントだよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

でも、倫理と業績のジレンマって残りますよね。

佐藤メバル

佐藤メバル

残る。だからこそ『売らないから売れる』のように「引く」ことを構造として言語化した本や、『不動産営業は「全身採寸」からはじまる』のように「その物件を自分の身内に売れるか」を問う本が支持されるんだと思う。読後は、自分の現場で1つだけ質問の言い方を変えてみる。それだけで十分、読んだ価値は出るよ。

よくある質問

不動産営業の本音がわかるおすすめの本は?

橘ナナミ

橘ナナミ

不動産営業の本音がわかるおすすめの本はについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

現役の売買仲介営業マンが業界のウラを書いた『現役営業マンが明かす 不動産屋のぶっちゃけ話』と、囲い込みや利益相反を構造として解説する『不動産営業の裏側と情報格差の正体』がまず入口になります。前者は空気をつかむ読み物、後者は判断基準を作る実務寄りの一冊です。

不動産営業マン向けの営業術の本でおすすめは?

橘ナナミ

橘ナナミ

不動産営業マン向けの営業術の本でおすすめはについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

売り仲介と買い仲介の流れを体系化した『不動産営業の教科書』、商談の型を示す『不動産売買営業1年目の教科書』、14年の現場ノウハウをまとめた『マンション営業の極意』が実務の柱になります。数字が伸びない時期には『不動産売買営業2年目の教科書』が効きます。

不動産購入前に読むべき本は?

橘ナナミ

橘ナナミ

不動産購入前に読むべき本はについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

『不動産営業の裏側と情報格差の正体』で構造を知り、『9割の不動産営業マンは“お勧め物件”を自分では買わない』で資金と目利きの考え方を補う流れがおすすめです。内見や媒介契約の前に読んでおくと、説明の薄さに気づきやすくなります。

不動産業界の裏話が読める本を教えてほしい

橘ナナミ

橘ナナミ

不動産業界の裏話が読める本を教えてほしいについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

『不動産営業マンはつらいよ』は上司に詰められ部下にナメられる日常をエンタメとして描き、『不動産営業あるある30選!』は実体験と紙上インタビューをもとに共感できるあるあるを集めています。『何も分からなかった新人が、不動産営業4年間で学んだこと』も失敗談が中心です。

不動産営業の書籍は電子書籍と紙どっちがいい?

橘ナナミ

橘ナナミ

不動産営業の書籍は電子書籍と紙どっちがいいについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

付箋を貼って現場で開く実務書は紙が向いています。一方、短時間で読める形式の本や通勤中のインプットには電子が便利なので、短い本で全体像をつかんでから紙の実務書に進むのが無理のない順番です。

初心者でも読みやすい不動産営業の本は?

橘ナナミ

橘ナナミ

初心者でも読みやすい不動産営業の本はについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

1年目の教科書シリーズや『不動産売買営業1年目の教科書』、『何も分からなかった新人が、不動産営業4年間で学んだこと』は前提知識なしでも読み進められます。賃貸なら『不動産営業マニュアル 賃貸編〔改訂版〕』がマニュアル形式で整理されています。

不動産営業の本で最新の法改正に対応したものは?

橘ナナミ

橘ナナミ

不動産営業の本で最新の法改正に対応したものはについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

『新人不動産営業が最初に読む本 4訂版』が、公正競争規約や電子書面による提供、人の死の告知に関するガイドライン、IT重説といった改正を反映し、対応法まで解説しています。売買仲介を学ぶなら必ず確認したい一冊です。

不動産営業の心理が学べる小説やノンフィクションは?

橘ナナミ

橘ナナミ

不動産営業の心理が学べる小説やノンフィクションはについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

ノンフィクション寄りでは『不動産営業マンはつらいよ』や『住宅営業という修羅場で26年 7000軒売った男が教える勝ち残る営業の36の掟』が現場の心理を伝えます。心理学そのものを学ぶなら『不動産営業の影響力』や『不動産営業のための購買心理学』が適しています。

まとめ

橘ナナミ

橘ナナミ

佐藤さん、だいぶ棚が整理されてきました。結局、初心者はどこから読めばいいんでしょう。

佐藤メバル

佐藤メバル

まず『現役営業マンが明かす 不動産屋のぶっちゃけ話』のような短い本で空気に触れて、次に自分の立場に合う実務書へ進む。買う側なら情報格差の本、売る側なら1年目・2年目の教科書、法改正が気になるなら4訂版、という順番だね。

橘ナナミ

橘ナナミ

全部読まなきゃ、と思っていました。

佐藤メバル

佐藤メバル

全部読む必要はないよ。『不動産営業マン売上げアップの処方せん』のような心理学系も、『農業大卒の僕が29歳で年間170戸のマンションを売って日本一の営業マンになった秘密の方法』のような体験記も、いまの自分の問いに答える1冊でいい。

橘ナナミ

橘ナナミ

読んだあとに、何をすればいいんでしょう。

佐藤メバル

佐藤メバル

質問を1つ決めて、実際に使ってみること。本は、営業マンの本音を暴くためではなく、こちらの物差しを先に作るために読むんだ。物差しを持って物件の前に立てば、相手の言葉が「情報」か「営業」かに、自然と線が引ける。家を選ぶという長い夜道を歩くとき、手元の懐中電灯を自分の手で持てるかどうか——それが、この本棚のいちばんの効き目なんだよ。

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Editorial Team

編集に関わる専門家