プルデンシャル営業マン向けの本のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年10月
橘ナナミ
「プルデンシャル生命の営業マンの本」で検索すると、すごい数の本が出てきて、どれから読めばいいのか分からなくなります……。
佐藤メバル
いい質問だね。プルデンシャル生命は「営業の名門」と呼ばれるだけあって、現役のトップセールスが書いた本、OBが書いた本、会社としてまとめた本が何層にも積み上がっている。書店員時代、この棚は評伝とハウツーが同じ場所に混在している珍しい棚だったよ。
橘ナナミ
確かに、会社の歴史をたどるような本から、明日使えるトークの本まで混ざってますね。
佐藤メバル
だから最初に「自分は何を知りたいのか」を決めるのが大切なんだ。たとえば『プルデンシャル流 心を磨く営業』は師範三十名の指南をまとめたマインドの本、『世界最高位のトップセールスマンが教える 営業でいちばん大切なこと』は小林一光さんの実践ノウハウ、『魔法を信じた経営者』は創業者・坂口陽史の評伝。同じ「プルデンシャル本」でも役割がまったく違う。
橘ナナミ
なるほど! ジャンルが違うんですね。
佐藤メバル
そう。だから今日は、選ぶときの軸を先に整理しておこう。
プルデンシャル営業マン向けの本の選び方
目的別:マインド/商談スキル/組織マネジメント/キャリア観
橘ナナミ
目的で選ぶなら、どう分ければいいですか?
佐藤メバル
心の持ちようを整えたいなら『ただ、顧客のために考えなさい』や『プルデンシャル流 心を磨く営業』。商談の型を入れたいなら、藤原弘視さんの『ご紹介くださいと自信をもって言いなさい』。組織を預かる立場なら『プルデンシャル生命の顧客至上経営』、キャリア観を広げたいなら『人生でチャンスをつかむ女性の10の法則』だね。
レベル別:1年目/中堅/管理職・経営者
橘ナナミ
新人が最初に読むなら、やっぱり基本の本ですか?
佐藤メバル
1年目には西一俊さんの『断られないテレアポとアプローチトーク』や坂本正勝さんの『生命保険営業大全』。中堅なら本多良美さんの『生命保険業界トップの営業哲学』、管理職なら組織を扱った一冊、経営者なら『プルデンシャルの経営戦略』のように、視点の高さで選ぶといい。
形式別:物語・評伝/ノウハウ/図解
橘ナナミ
読み物として面白いのはどれですか?
佐藤メバル
物語なら『大逆転の生命保険セールス』は9人のドキュメント、『プルデンシャル: 成功への挑戦』は会社の歩みをたどる評伝だ。ノウハウなら小林一光さんや黒木勉さんの本、図表中心で読みやすいのは『ドリルを売るには穴を売れ』だね。
入手性別:新品/電子書籍/絶版
橘ナナミ
絶版で高くなっている本があるって聞きました。
佐藤メバル
古い評伝や会社史は中古で価格が上がりやすい。無理に買わず、図書館や電子書籍で読めるものを探す、あるいは近いテーマの現行本で代替するのが現実的だよ。『生保=営業会社』のように電子書籍として出ているものもある。
業種別:保険・金融/無形商材/法人営業全般
佐藤メバル
保険以外でも、紹介の設計や無形商材の伝え方は応用が利く。神尾えいじさんの紹介連鎖の本や五島聡さんの思考術は、業種を問わず読める。
分量別:通勤で読める/精読向け
橘ナナミ
通勤中に読める軽さも大事です。
佐藤メバル
それなら百数十ページ級の本から始めるといい。『魔法を信じた経営者』のような評伝は、腰を据えて読むほうが味が出るよ。
プルデンシャル営業マン向けの本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
プルデンシャル営業マン向けの本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい

プルデンシャル流 心を磨く営業
プルデンシャル生命保険株式会社フェイスブック(日出ずる国の営業)運営事務局 著|プレジデント社
プルデンシャル生命が運営するフェイスブックページ「日出ずる国の営業」に登場した師範30名の指南を1冊にまとめたもの。小手先のテクニックではなく、お客さまの課題を解決する仕事としての営業を軸に、アプローチ、自己鍛錬、原動力、自分らしさ、自己変革、戦略という6つの章で構成されている。売る技術より先に自分を磨くという視点が、スキル本との決定的な違いだ。
こんな人におすすめ
営業の数字に行き詰まり、テクニック本を何冊読んでも腹落ちしなかった人。マインドと実践の両方を一冊で押さえたい中堅の営業職。朝礼や読書会の題材として、チームで読み合わせたいマネージャーにも向く。
良い点
- 師範30名の指南を一冊で読める
- 6章構成でテーマが整理されている
- マインド中心で長く効く内容
気になる点
- 具体的なトーク例は少なめ
- 網羅的でやや分量がある
- 実践の場が前提の内容
出版社
プレジデント社
発売日
2018年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
佐藤さん、この本のタイトルがもう気になってしまって。「心を磨く営業」って、営業なのに心? テクニックの本じゃないんですか?
佐藤メバル
いいところに気づいたね。これはプルデンシャル生命が運営するフェイスブックページ「日出ずる国の営業」に登場した師範30名の指南をまとめたもので、第1章がアプローチ、第2章が自己鍛錬と続いていく。
まず商品を売る小手先を磨くのではなく、お客さまの期待を超えるために自分を変えていく、という順番になっているんだ。読むとトーク集を後回しにしたくなるよ。
橘ナナミ
「自分を磨く」って、具体的には何をすることなんですか? まだ働いたことのない私には漠然としすぎていて……。
佐藤メバル
章立てがヒントだよ。自己鍛錬、原動力、自分らしさ、そして自己変革。つまり日々の積み重ねと、なぜ売るのかという動機、自分にしかない持ち味、それを更新し続ける姿勢のことだね。
書店員時代、私は商品知識だけを増やして失敗したことがあってね。お客さまの課題を解決するという視点が抜けていたんだ。この本はそこを最初に置いている。

ただ、顧客のために考えなさい プルデンシャル―営業力の秘密
原年廣 著|ダイヤモンド社
¥1,950(税込)
プルデンシャル生命の最強の営業部隊が、創業以来の大躍進をどのように支えられてきたのかを、生き生きとしたエピソードとともに描いた一冊。伝説を生み出す強さの秘密が初めて明かされる構成で、数字や理論より現場の空気が伝わってくるのが持ち味だ。著者は創業期に営業本部長として参画した人物だけに、組織づくりの視点でも読める。個人技のハウツー本とは位相が違うのが面白い。
こんな人におすすめ
営業チームを預かる管理職や、組織として成果を出す仕組みに関心のある人。プルデンシャル生命という会社がなぜ伸びたのかを、内側のエピソードで知りたい読者。営業史や企業研究の読み物としても楽しめる。
良い点
- 現場のエピソードが豊富
- 創業期の内側がわかる
- 組織論としても読める
気になる点
- 理論やフレームは少ない
- 個人向けノウハウは薄い
- 発行年がやや古い
出版社
ダイヤモンド社
発売日
2003年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「プルデンシャルの営業部隊の強さの秘密」って言葉にぐっときました。でもこれ、ただの会社の自慢話になっていないんですか?
佐藤メバル
そこは上手くできていてね。著者の原年廣さんは、米国プルデンシャルが日本の生命保険市場に参入するときに営業本部長として創業にあたった人なんだ。
だから会社の宣伝ではなく、伝説がどう生まれたかを現場のエピソードでたどる読み物になっている。数字を並べる代わりに、人の動きで語る本だと言っていい。
橘ナナミ
「組織として成果を出す」って、個人の営業力とは何が違うんでしょう? 私、つい「できる人が頑張る」イメージを持っちゃうんですが。
佐藤メバル
いい質問だね。この本が面白いのは、強い個人が集まっただけでは大躍進しないという前提で書かれている点だよ。
誰をどう育て、どの順番で顧客と向き合うのか。教育や仕組みの話が、生き生きしたエピソードと一緒に出てくる。
個人のハウツー本を何冊読んでも埋まらない部分が、ここにあるんだよね。

元プルデンシャル生命保険営業統括本部長が明かす生命保険営業の教科書 ご紹介くださいと自信をもって言いなさい (NextPublishing)
藤原弘視 著|good.book
¥1,760(税込)
プルデンシャル生命でMDRT会員となり、最年少で京都支社長、その後執行役員専務・営業統括本部長まで務めた著者が、正しいセールスプロセスを解説する一冊。意識の変え方から実践の秘訣までを、最も難易度が高いとされる生命保険営業をベースに体系化している。紹介入手の方程式やクロージングの注意点など、すぐに行動したくなる具体策が詰まっているのが強みだ。
こんな人におすすめ
営業のやり方に迷いがある現役の営業職。後輩を論理的に育てたいマネージャーや教育担当。生命保険以外の商材を扱う人も、セールスプロセスの型として応用できる。入社数年で伸び悩んでいる人ほど効く。
良い点
- 営業プロセスが体系化されている
- 紹介入手の具体策が豊富
- 教育や育成にも使える
気になる点
- 生保前提の例が多い
- 演習には向き不向きがある
- やや教科書的な語り口
出版社
good.book
発売日
2020年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「元営業統括本部長」という肩書きに圧倒されます。これはもう、営業の教科書だと思って読めばいいんでしょうか。
佐藤メバル
近いけれど、ただの座学ではないよ。著者の藤原弘視さんはプルデンシャル生命でMDRT会員を取得し、最年少で京都支社長、そして執行役員専務・営業統括本部長まで務めた人で、その経験から正しいセールスプロセスを順番に説明している。
たとえば「じゃあ紹介してください」と1秒以内に言う、といった具体的なセリフまで書かれているんだ。
橘ナナミ
「科学的な営業能力の育成」という言葉が気になりました。営業って根性とか度胸の世界だと思っていたので、科学、というのが意外で。
佐藤メバル
そこがこの本の核だね。意識を変えるポイント、コミュニケーションスキルの鍛え方、あるべき思考から実践までを段階で示している。
傾聴では共感力が命、質問はネタ振りだと考えろ、といった具合に、感覚を手順に翻訳しているんだ。生保以外の商材でも応用できると書かれているから、営業全般の型を一本通したい人に向くよ。

生保=営業会社 ~プルデンシャル生命 解体新書~
ウルフ 著
プルデンシャル生命の営業方法、勧誘方法、教育方法をカジュアルに書き出した電子書籍。読む側の立場で損をしないためのマニュアル書として作られていて、これから生命保険を契約したい人、すでに契約して疑問を抱いている人、保険会社への転職を考えている人の三方向に効く。同社や生命保険そのものを貶める本ではなく、業界の仕組みを理解するために書かれている。著者いわく、書いてある通りに実践すると営業マンには嫌われるらしい。
こんな人におすすめ
生命保険の契約を控えて営業トークの裏側を知りたい人。すでに契約済みで内容に疑問を持っている人。保険会社への転職を検討していて、現場の仕組みを先に知っておきたい人。社員教育の実際に関心のある経営者や管理職にも読みどころがある。
良い点
- 仕組みをカジュアルに理解できる
- 契約者側の視点で書かれている
- 転職検討者にも役立つ
気になる点
- 電子書籍中心の流通
- 語り口はやや砕けている
- 学術的な厳密さは薄い
出版社
詳細情報なし
発売日
2017年9月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これ、営業の本というより、契約する側の本ですよね。「実践すると確実に営業マンから嫌われる」って書いてあるのが気になります。
佐藤メバル
そう、そこがこの本の立ち位置なんだ。プルデンシャル生命の営業方法や勧誘方法、教育方法をカジュアルに書いているけれど、目的は同社を貶すことではなく、日本人が保険契約で損をしないためのマニュアルとして役立てること。
だから読み終わると、営業の巧みさと、買う側の判断軸の両方が見えてくる。
橘ナナミ
ということは、保険の営業職を目指している人が読んでもいいんでしょうか。内側の話すぎて、逆にやる気が削がれたりしませんか。
佐藤メバル
むしろ転職を考えている人にこそ読んでほしいと書かれているよ。生命保険会社の仕組みはプルデンシャルに限らず全般的に理解できるし、社員を育てたい立場の社長にも参考になるとされている。
ただ、これはあくまで一冊の見方だから、鵜呑みにせず他の本と突き合わせて読むのがいい。書店員としても、こういう反対側から書かれた本は棚に並べておきたいんだよね。

アメリカ本国を驚愕させたプルデンシャル生命の「売る力」―プロフェッショナルセールスマン2
プルデンシャル生命保険フェイスブック(日出ずる国の営業)運営事務局 著|プレジデント社
米国で産声を上げてから約140年、全世界40か国以上に金融サービスを広げるプルデンシャル・ファイナンシャル。その一員であるプルデンシャル生命が、寡占状態にあった日本の保険市場で本国を驚愕させる急成長を遂げた背景を、セールスパーソンたちの「売る力」から解き明かす一冊。粘り強さ、情熱、オンリーワンの個性、小さな気配り、ロジカルシンキングという5つの切り口で、フェイスブックに発信された指南を凝縮している。
こんな人におすすめ
新規開拓やアポ取りに具体的なヒントがほしい現役営業。成績上位者の考え方を複数まとめて吸収したい人。営業チームの朝礼や勉強会の題材を探しているマネージャーにも扱いやすい。SNS発信をまとめた読みやすい構成なので、通読の負担も軽い。
良い点
- 5つの切り口で整理されている
- 現場の指南が豊富
- 読み切れる分量に凝縮
気になる点
- 体系的な理論書ではない
- 事例が断片的に感じる面も
- 同社の色彩は強い
出版社
プレジデント社
発売日
2015年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「アメリカ本国を驚愕させた」って、すごい言い切りですね。でも中身はフェイスブックの発信をまとめたものなんですよね。それで大丈夫なんですか。
佐藤メバル
そこが面白いところでね。SNSの特性を活かして、営業の壁に悩む人から営業を極めたい人までが相互研鑽する場として育ったページの発信を、一冊に凝縮している。
第1章は粘り強さ、第2章は情熱、第3章は個性、第4章は気配り、第5章はロジカルシンキング。たとえば新規開拓を八割成功させるアプローチや、訪問先でトイレを借りると話が進むという不思議なコツまで入っている。
橘ナナミ
「怠けても成果を出す戦略的怠け者の教え」……これ、私が一番好きかもしれないです。営業って全力疾走のイメージでした。
佐藤メバル
いいところを拾ったね。努力の量ではなく、どこに力を配るかという話だよ。3000人の頂点に立つ人のノミジャンプの話もそうだし、出されたコーヒーにまず手をつける理由のような小さな話も、全部「相手を見ている」ことの現れなんだ。
前の『心を磨く営業』が内面寄りなら、こちらは現場の所作が濃い。順番に読むと立体的になるよ。

プルデンシャル生命の顧客至上経営
玉城良隆 著|ビジネス社
タイトルどおり、顧客を最優先に据えた経営をテーマにした一冊。現場の営業ノウハウではなく、会社として何を判断の基準にするかという経営の視点からプルデンシャル生命を扱っている。個人の成績を上げるための本とは狙いが異なり、組織の理念や意思決定に関心がある読者に向く。営業の実践書を何冊か読んだあとに置くと、視座が一段上がるはずだ。
こんな人におすすめ
経営者や管理職として顧客起点の組織をつくりたい人。営業現場の視点だけでなく、会社の理念や判断基準から考えたい人。社内の読書会で経営テーマを扱いたい場合の候補にもなる。営業の実践書を読み終えた人が次に開く一冊としても置きやすい。
良い点
- 経営視点で顧客志向を考える
- 営業ハウツー本との役割分担が明確
- 読書会の題材にしやすい
気になる点
- 具体的な営業手順は少ない
- 即効性のある実践策は薄め
- 経営論なので読み手を選ぶ
出版社
ビジネス社
発売日
1998年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この本、ネットで探しても中身の紹介がほとんど出てこなくて。「顧客至上経営」というタイトルだけが手がかりなんです。
佐藤メバル
そういう本は、タイトルと著者を手がかりに棚に置くしかないんだよね。これはプルデンシャル生命を、顧客を最優先に据えた経営という角度から扱った一冊で、営業の手順を教える本ではない。
誰が読むかで意味が変わる本だと思っている。個人のスキルではなく、組織が何を基準に判断するかの話だよ。
橘ナナミ
じゃあ、私みたいに営業の現場をまだ知らない人間が読んでも、得るものはあるんでしょうか。経営の話は遠い気がします。
佐藤メバル
あると思うよ。現場のノウハウは、立場が変わると使えなくなることが多い。でも「顧客を基準に決める」という考え方は、編集の仕事でも同じだし、君が研究しているメディアの議論にも通じる。
まず営業の実践書を一冊読んで、そのあとにこれを読むと、なぜその会社がそう動くのかが見えてくる。順番が大事だね。

魔法を信じた経営者―プルデンシャル生命・坂口陽史の献身と挑戦
原年廣 著|ダイヤモンド社
¥2,200(税込)
プルデンシャル生命の創業者・坂口陽史の献身と挑戦をたどる経営者の物語。生命保険が持つ力を信じ、顧客が経済的な保障と心の平和を得られるよう支えることを使命とし、ライフプランナーという専門職を日本で確立しようとした人物の軌跡を描く。日本人初の米国アクチュアリーとしての出会いから、合弁会社の立ち上げ、第二の創業、そして突然の旅立ちまで、章を追って読める。
こんな人におすすめ
創業者や経営者の生涯の物語を読みたい人。保険業界に身を置く人で、自分の仕事の意味を根っこから考え直したい人。組織づくりや理念に悩む管理職の読み物としても厚みがある。プルデンシャルの成り立ちを、人の物語として知りたい読者にも。
良い点
- 創業者の軌跡を章立てで追える
- 理念と事業の関係が描かれる
- 業界史としても読める
気になる点
- 実務ノウハウは含まれない
- 分量が多めで時間が要る
- 伝記なので好みが分かれる
出版社
ダイヤモンド社
発売日
2008年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「生命保険の魔法の力」……目次のこの言葉が妙に引っかかりました。保険って、魔法なんて言葉から一番遠いところにある気がしていたので。
佐藤メバル
そこがこの本の中心なんだ。創業者の坂口陽史は、誰もが家族に対して持っている深い愛情をかたちにして、顧客が経済的な保障と心の平和を得られるようにサポートする。
それがライフプランナーの使命だと説いた人でね。生命保険がもたらす力を「魔法」と表現した。伝記だけれど、決して感傷的なだけの本ではないよ。
橘ナナミ
目次を見ると、米国アクチュアリーになった話、合弁会社の立ち上げ、発展的解消、第二の創業……と、会社の歴史がそのまま人生に重なっているみたいです。
佐藤メバル
まさにそう。日本人初の米国アクチュアリーになり、日本で合弁会社の立ち上げに奔走し、ソニー・プルデンシャル生命の誕生と発展的解消を経て、理想のために第二の創業を選ぶ。
その一歩ずつが、今のライフプランナーという働き方の土台になっている。同じ著者の『ただ、顧客のために考えなさい』を読んでから本書に進むと、つながりがよく見えるよ。

プルデンシャル: 成功への挑戦
アールチャパンメイ 著|毎日新聞出版
プルデンシャルが成功に至るまでの挑戦を描いた、370ページを超える大著。会社の歩みを正面から追うタイプの一冊で、営業のノウハウではなく、なぜその会社がそこまで行けたのかを知りたい読者に向く。プルデンシャル関連の本を何冊か読んだ人の「原点」として置いておきたい。厚いぶん、読み応えはしっかりある。
こんな人におすすめ
プルデンシャルの歴史を体系的に知りたい読者。海外企業の成長過程を事例として学びたいビジネスパーソン。分量のある企業史をじっくり読みたい人。他のプルデンシャル本を読んで、背景をもっと知りたくなった人にも。
良い点
- 会社の歩みを厚く描いている
- 企業史として資料的価値がある
- 背景理解に役立つ
気になる点
- 実務のノウハウはない
- ページ数が多く時間がかかる
- 翻訳調で読みにくい場合も
出版社
毎日新聞出版
発売日
2003年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
373ページ……この厚さはちょっと身構えます。でも「成功への挑戦」というタイトルは、読んでみたい気持ちにさせますね。
佐藤メバル
これは覚悟がいる一冊だね。営業のコツを知りたいなら別の本でいい。でも、プルデンシャルがどんな積み重ねで今の形になったのかを知りたいなら、こういう厚い本を一冊通しておくと、他の本の記述が急に立体的になる。
実は他のプルデンシャル本の著者紹介でも、この本の完訳を手がけたという記述があってね。それだけ位置づけの重い一冊なんだ。
橘ナナミ
なるほど。じゃあ、いきなり最初に読むより、現場の営業の本を読んでから戻ってくるほうがよさそうですね。
佐藤メバル
その順番がいいと思う。先に現場の空気を読んでから、この大きな流れに戻ってくると、さっきまでのエピソードがどこに位置するのかがわかる。
本は一冊で完結するものだけれど、棚として並べると別の読み方が生まれるんだよ。書店員はそれを狙って棚を作っていたんだ。

プルデンシャルの経営戦略: 米国生保の覇者100年の物語
ウィリアム・H.A.カ- 著|千倉書房
米国の生命保険業界で覇者となったプルデンシャルの100年を、経営戦略の観点から描いた一冊。100年という時間軸で何を選び、何を捨ててきたかを追う構成で、単なる社史ではなく戦略の記録として読める。379ページの厚さと、学術系出版社からの刊行という性格もあって、出典や背景を重視する読者の要求に応えられる。成功譚ではなく分析として読む本だ。
こんな人におすすめ
経営戦略や企業の長期の意思決定を学びたい人。企業史や金融史に関心のある読者。プルデンシャルの全体像を、100年の規模で把握しておきたい人。研究やレポートの参考文献を探している大学院生にも。
良い点
- 100年の戦略を俯瞰できる
- 分析的な視点が強い
- 企業史として資料的価値が高い
気になる点
- 読み物としての軽さはない
- 実務ノウハウは皆無
- 分量が多く覚悟が要る
出版社
千倉書房
発売日
詳細情報なし
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「米国生保の覇者100年の物語」という副題に惹かれました。100年って、会社の歴史というより歴史の教科書みたいです。
佐藤メバル
まさにそういう本だよ。379ページをかけて、経営戦略の視点から100年を追っている。千倉書房という学術系の出版社から出ているのも納得で、分析の色が強い。
読んでいて気づくのは、成功が一直線ではないこと。何をやめて、どこに資源を寄せたかという記録なんだ。実務書とは役割がはっきり違う。
橘ナナミ
逆に言うと、今すぐ営業に役立てたい人には向かない、ということですよね。どういう人が読むべきなんでしょう。
佐藤メバル
そう、即効薬は期待しないほうがいい。向いているのは、長期の意思決定の作り方を考えたい経営者や企画の立場の人、金融史を調べている人、そして研究で先行事例を押さえたい大学院生だね。
君のメディア研究でも、100年単位の企業の語り方は参考になるはずだよ。

人生でチャンスをつかむ女性の10の法則―プロフェッショナルビジネスウーマン
プルデンシャル生命チーム「MakeaChance」 著|プレジデント社
キャリア支援やブランディングのプロとプルデンシャル生命が組み、成功した女性に共通する10の法則を見出した一冊。第一印象の前に第0印象、質問上手は1聞いて10引き出す人など、法則ごとに意味と大切さを解説していく。営業本ではなくキャリアの本だが、人の心が動く瞬間を扱っている点で営業の現場とも地続きだ。全国で開かれたセミナーでは満足度96%という記録も残っている。
こんな人におすすめ
頑張っているのに評価されにくいと感じている働く女性。子育てと仕事を両立しながら次の一歩を考えている人。キャリア支援や女性活躍推進に関わる立場で、語る材料を探している人。セミナーや勉強会の題材にも。
良い点
- 10の法則で整理されている
- 女性のキャリアに焦点
- セミナーの題材にもなる
気になる点
- 営業の具体策は少ない
- 生保の色がところどころ出る
- 世代によって響き方が違う
出版社
プレジデント社
発売日
2016年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
私、これは他人事じゃないかもと思って。就活のとき、第一印象より前の段階で何かが決まっている気がしていたんです。「第0印象」ってまさに。
佐藤メバル
そこに名前をつけたのがこの本の面白さだね。2015年に発足したプロジェクトで、キャリア支援やブランディングのプロと一緒に、成功した女性に共通する10の法則を見出して解説している。
「質問上手は1聞いて10引き出す人」「昨日の自分より1ミリ前に出る」といった法則が並ぶ。会社の枠を越えて、輝きたい女性を応援する目的で作られているんだ。
橘ナナミ
でも、私には子どももいないし、まだ社会人でもないんです。そういう人間が読んでも、上滑りしませんか。
佐藤メバル
大丈夫、そこは素直に読めばいいよ。この本には全国でセミナーを開いて、参加後のアンケートで満足度96%と評価されたという記録も残っている。
立ち止まり方や壁の見え方は人によって違うから、今の君には第二章や第三章が刺さるかもしれない。ただ、当事者のリアルな悩みは、実際にその立場になった人に聞くのが一番だね。

ドリルを売るには穴を売れ
佐藤義典 著|青春出版社
¥1,815(税込)
「商品を売るには顧客にとっての価値から考えよ」というマーケティングの基本を、新人社員が閉店寸前のレストランを立て直すサブストーリーと並行して解説する入門書。ベネフィット、ターゲティング、差別化、4Pという流れで理論が頭に入る。12万部を超えたロングセラーの新装版で、営業の前にマーケティングの地図がほしい人に効く。
こんな人におすすめ
営業の前に全体の地図がほしい初学者。商品の説明ばかりで刺さらないと悩む営業職。マーケティング理論を物語で楽しく理解したい人。新人研修の副読本として配りたい教育担当にも。
良い点
- 物語で理論が頭に入る
- 理論の流れが整理されている
- 入門書として読みやすい
気になる点
- 生保に特化した内容ではない
- 実践には別の一冊が必要
- カバーは新装版でも旧版が届く場合
出版社
青春出版社
発売日
2006年12月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
これプルデンシャルの本じゃないんですね。でもタイトルが気になって。「ドリルを売るには穴を売れ」って、どういう意味ですか。
佐藤メバル
ドリルが欲しい人は、ドリルそのものが欲しいわけじゃない。壁に穴を開けたいんだよね。つまり商品を売るには、顧客にとっての価値から考え始めなさいという意味。
この本はその考え方を出発点に、誰に売るかのターゲティング、競合より高い価値を出す差別化、価値を届ける4Pという順番で解説している。営業の手前に置く一冊だよ。
橘ナナミ
理論だけだと眠くなりそうですが、閉店寸前のレストランを復活させる物語が並行して進むんですね。それなら読み切れそうです。
佐藤メバル
そこが12万部を超えた理由だと思う。理論と物語を行き来しながら読むうちに、実戦でどう使うかが見えてくる。
名づけられた通り「マーケティング・エンターテインメント」だね。注意点としては、カバー画像が新装版でも、在庫状況によっては従来の版が届くことがあると明記されている。内容は同じだから心配いらないよ。

世界最高位のトップセールスマンが教える 営業でいちばん大切なこと
小林一光 著|SBクリエイティブ
プルデンシャル生命で個人・チームともに全国ナンバーワンを達成した唯一の人物による営業術。入社5年目でエグゼクティブ・ライフプランナーに認定され、MDRTの基準を11年連続でクリアした終身会員であり、その6倍の基準を満たすTOTにも輝いた著者が、口コミと紹介が生まれる仕組みを公開する。マインドセット、習慣術、紹介の13のコツ、富裕層マーケティングと、章立ては実践的だ。
こんな人におすすめ
紹介が思うように出ず、見込み客の見つけ方に悩む営業職。富裕層向けの提案をこれから広げたい人。すでに一定の成績を出していて、次の一段を目指す中堅にも刺さる。営業所の育成担当がトップの思考を共有したい場面でも。
良い点
- 個人とチーム両方の日本一の記録
- 紹介の具体策が13項目
- 富裕層向けの章がある
気になる点
- 再現には時間がかかる
- 前提となる経験が必要
- 生保以外には置き換えが要る
出版社
SBクリエイティブ
発売日
2011年2月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「伝説の男」って呼ばれている人なんですね。個人もチームも全国ナンバーワンで、それも同社でただ一人って。どんな人が書いているんですか。
佐藤メバル
小林一光さんだね。入社5年目でプルデンシャルの営業マンの最高位、エグゼクティブ・ライフプランナーに認定され、MDRTの基準を11年連続でクリアした終身会員。
さらにその6倍の基準を達成した人だけが得られるTOTにも輝いている。世界の保険営業の頂点の一人と言っていい。
橘ナナミ
そんな人の話って、参考にならない気がしてしまうんですが。私みたいな凡人には遠すぎて。
佐藤メバル
その気持ちはわかる。でも中身は第1章がマインドセット、第2章が毎日の習慣術、第3章が口コミと紹介の13のコツ、第4章が富裕層マーケティングと、順番に積み上げる構成になっている。
どうやってお客さんを見つけたのか、という一番知りたい部分が具体的に書かれているのがありがたい。ただ前提となる経験が要るから、まず基本の一冊を読んでから挑むほうが腹落ちするよ。

生命保険営業大全: 売り込まずに自然と売れるトップセールスのメソッド
坂本正勝 著|合同フォレスト
¥1,760(税込)
MDRTのなかでも最上位にあたるTOTの実績を持つ著者による、3か月で結果を出すためのメソッド。マインド、コミュニケーション、営業スキル、トークスクリプトの4本柱で、売り込まないから断られないという逆転の発想を通す。身近な人へ手当たり次第に営業する、いきなり商品説明を始める、質問攻めにする、必死にクロージングする、といった例を「これでは売れません」と切っていく構成も親切だ。トークスクリプトの動画QRコード付き。
こんな人におすすめ
これから生命保険の営業を始める人。成績が伸び悩んでいる現役の生保営業。新人が3か月で一人前になるという育成の型を知りたいマネージャー。話し下手で営業に向かないと感じている人にも向けて書かれている。
良い点
- 売り込まない方針が一貫
- 動画でトークを確認できる
- 育成の型としても使える
気になる点
- 生保営業が前提の内容
- 動画視聴の環境が要る
- 派手な即効性は約束しない
出版社
合同フォレスト
発売日
2024年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「話し下手でもOK」って書いてあるのが救いです。でも営業の本でそこを言い切るのって、本当なんでしょうか。
佐藤メバル
この本の主張は一貫していてね。手当たり次第に身近な人へ営業する、いきなり売りたい商品を説明する、質問攻めにする、必死にクロージングする。
こういう一般的なセオリーを並べて「これでは売れません」と切っていく。逆をいく売り込まない営業術なら、断られないから楽しくて続くという理屈なんだ。
橘ナナミ
トークスクリプトの動画がQRコードで見られるんですね。文字だけだと抑揚がわからないので、そこは助かります。
佐藤メバル
そう、そこが実践的だよ。第1章で4つのポイントを示し、第2章で新人が3か月で一人前になるアルム式メソッドの全体像、そこから成長マインド、信頼関係のコミュニケーション、クロージングせずに契約が決まる営業スキル、そしてトークスクリプトへと進む。
順番どおりに手を動かせば、迷いが減る作りになっている。

生命保険業界トップの営業哲学
本多良美 著|幻冬舎
¥1,760(税込)
TOTを10年以上継続し、日本に7人しかいないTOT終身会員の一人である著者が、契約への執着を手放す思考法を説く。「契約してください」とお願いする立場から「教えてください」と頼られる側へという転換が軸で、アポイントを契約を決める場ではなく、最適な選択肢を一緒に考える場ととらえ直す。法人・富裕層市場へ活動を広げる道筋まで示す、営業哲学の集大成だ。
こんな人におすすめ
契約に追われる働き方から抜け出したい営業職。数字ではなく信頼を積み上げたいと考えている人。法人や富裕層、相続・事業承継の領域に活動を広げたい中堅やベテラン。長く続けられる営業の形を探している人。
良い点
- 執着を手放す思考法が軸
- 富裕層や法人の視点がある
- 著者自身の挫折談がある
気になる点
- 即効のテクニックは少ない
- 経験者向けの内容
- 抽象度が高い章もある
出版社
幻冬舎
発売日
2026年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
著者も最初は親しかった知人5人全員に契約を断られて、人付き合いを一から見直す挫折を味わったんですね。
トップの人でもそうなのか、となんだか安心しました。
佐藤メバル
そこがこの本の誠実さだね。本多良美さんはTOTを10年以上継続して、日本に7人しかいないTOT終身会員の一人。
今は法人や富裕層向けの資産防衛、相続・事業承継のコンサルティングを提供する会社の代表をしながら、なお保険営業の現場に立っている。
その人が、目の前の契約を取りに行くほど顧客は離れていくという逆説から書き始めている。
橘ナナミ
「営業マン」ではなく「先生」と呼ばれる存在になる、という表現が印象的です。そこまで行くと、もう売っている感じがしないですね。
佐藤メバル
そう、その境地がゴールとして描かれている。契約件数が積み上がるほど一人ひとりに寄り添えなくなるという個人向け営業の構造的なジレンマにも触れていて、そこから法人や富裕層の市場へ活動を広げる道筋を示す。
応酬話法で丸め込んでも紹介につながらない、という閉塞感を抱えている人が読むと、視界が開ける一冊だよ。

大逆転の生命保険セールス =MDRT9人の成功への方程式
福地恵士 著|近代セールス社
¥1,870(税込)
どん底から自力で這い上がって成功をつかんだ9人のMDRT会員のドキュメント集。ソニー生命、メットライフ生命、アクサ生命など、会社も立場も違う9人の過程が並ぶので、成功の型は一つではないことが伝わってくる。販売手法だけでなく、実現したい夢やゴールの持ち方に触れた言葉も収録されている。事例集でありながら、通して読める読み物になっているのが特徴だ。
こんな人におすすめ
先輩の実体験から学びたい駆け出しの営業職。成功者の共通点と違いの両方を見たい人。行き詰まったときに、別の会社で頑張る人の話を読みたい人。研修の副読本を探している教育担当にも。
良い点
- 9人分の事例を比較できる
- キャリアの幅が広い
- 読み物として通読できる
気になる点
- 理論の体系化は薄い
- 所属会社が複数で前提が違う
- 成功譚に偏る面はある
出版社
近代セールス社
発売日
2017年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
9人とも別の会社の人なんですね。同じ会社の成功例を並べた本より、よほど参考になりそうです。
佐藤メバル
そこがいいところでね。ソニー生命の岡田直人さん、篠原隆徳さん、鎌田聖一郎さん、メットライフ生命の山地健吾さん、日野原健二さん、アクサ生命の塩野美香さん、F.I.A.の古田真一さん、あんしんFPパートナーの藤原良さん、そして著者の福地恵士さん。
9人それぞれの登り方が並ぶから、自分に近い道が見つけやすい。
橘ナナミ
「生命保険で成功できる人とは、実現したい夢がある人です」という一節が刺さりました。頑張ること自体を目的にしない、という話ですよね。
佐藤メバル
よく拾ったね。そこがこの本の芯だよ。達成したいゴールがあるから猛烈に頑張れる、という考え方が9人の物語の底に流れている。
逆に言えば、夢がまだ曖昧な人が読むと、まずそこを考えるきっかけになる。理論書を読む前に、人の話を読んでおくのは悪くない順番だよ。

おかげさまで、ご紹介で営業しています。
鎌田聖一郎 著|すばる舎
¥1,386(税込)
顧客からの紹介で社長賞を13年連続受賞し、約4000人の顧客を抱えるソニー生命のトップ営業マンによる初の著書。紹介が途切れない仕組みを、顧客との具体的なやりとりやエピソードを交えて解説している。短期的に数が出るだけでは終わらない関係づくりが軸で、アプローチ、顧客とのトーク、アフターフォローの順に書かれている。「行き先探し」に悩む営業パーソンに向けた一冊だ。
こんな人におすすめ
紹介が続かず行き先探しに悩んでいる営業職。長く顧客と付き合う関係づくりを学びたい人。アフターフォローの具体例がほしい人。数字を追うより信頼を積みたいと考え始めた中堅にも。営業の現場に出て数年、次の型を探している人に向く。
良い点
- 紹介営業の実例が豊富
- アフターフォローの記述がある
- 顧客との会話が具体的
気になる点
- 派手なテクニックは出てこない
- 生保の文脈が前提
- 10年単位の積み上げが要る
出版社
すばる舎
発売日
2013年7月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
13年連続で社長賞、しかも顧客が約4000人。ひとつの会社でここまで続く人って、何が違うんでしょう。
佐藤メバル
この本を読むと、その答えが「紹介が同じ人から何度も生まれる状態をつくること」にあるとわかる。鎌田聖一郎さんはソニー生命の現役トップ営業マンで、本書が初の著書なんだ。
顧客との関係づくり、縁を広げる上で大切にしていること、アプローチやトーク、アフターフォローの仕方まで、具体的なやりとりで示している。
橘ナナミ
紹介って、お願いすれば出るものだと思っていました。でも実際は失敗続きだという話をよく聞きます。
佐藤メバル
だからこの本の価値があるんだよ。紹介が続く人と途切れる人の差は、契約のあとに何をするかに出る。そこを曖昧にせず書いている。
即効の裏ワザは載っていないけれど、10年以上続いている人の型だから、真似する価値はある。まずは一組の顧客とのやりとりを、そのまま自分の商談に置き換えて読んでみるといいよ。

保険の神様が教える最強営業メソッド
トニー・ゴードン 著|アチーブメントシュッパン
30年連続でTOTを達成し、北米以外の会員として初めてTOT会長に就任したトニー・ゴードンの営業メソッド。うだつの上がらない日々から頂点へ駆け上がった過程を軸に、シーン別のセールストークとスクリプトを惜しみなく披露する。転職後3か月は紹介なし、成約率5%以下だったという出発点から語られるので、読み終えると売れる気になってくる。
こんな人におすすめ
世界的なトップセールスのトークの中身を直接知りたい人。行き詰まりを感じている中堅の営業職。セールストークの引き出しを増やしたい人。講演や研修の題材を探しているマネージャーにも。
良い点
- 30年連続TOTの実績
- シーン別トークが豊富
- 挫折からの過程が描かれる
気になる点
- 海外の商習慣が前提
- ボリュームは中程度
- 翻訳の言い回しに癖がある
出版社
アチーブメントシュッパン
発売日
2009年3月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「保険の神様」って呼ばれる人がいるんですね。30年連続でTOTというのも桁が違いすぎて、実感がわきません。
佐藤メバル
桁違いで正しいんだけど、この本の面白さはそこから始まらないところにある。トニー・ゴードンは保険外務員に転職してから3か月は紹介ゼロ、成約率も5%以下で、毎日のパンとバターをまかなうのがやっとだった。
ある日、トップセールスマンが集うフォーラムに誘われて人生が変わる。その瞬間から描かれているんだ。
橘ナナミ
シーン別のトークスクリプトが惜しみなく載っていると聞くと、そこだけ拾い読みしたくなります。
佐藤メバル
拾い読みもいいけど、順番に読むと効くよ。トップへの道はシンプルで、自分を信じて自分との約束を果たしていくだけ、という言葉が全体を貫いている。
だからスクリプトも、テクニックとしてではなく、約束を守った先にある言葉として読める。北米以外で初めてTOT会長に就任した人の言葉だから、世界の現場で検証済みなんだよね。

超一流の保険営業術 1年目の生保マンが年収1200万円プレーヤー(MDRT)になる方法
黒木勉 著|幻冬舎
¥2,005(税込)
1年目の保険営業マンが年収1200万円を稼ぐ方法を、ステップごとに解説した一冊。業界上位0.01%のTOT終身会員で、「保険営業のゴッドファーザー」と呼ばれる著者が、営業リストづくりからアポ取り、初回訪問、クロージング、リピート受注までを順に開示する。目の前の一歩がどこにつながるのかを見ながら読める構成だ。
こんな人におすすめ
入社1〜3年目の生保営業で、手順の全体像をつかみたい人。年収の壁を越えたいと考えている現役営業。新人の指導を任され、教える順番に困っている先輩や所長にも役立つ。リストづくりからやり直したい人にも向く。
良い点
- 1年目からの手順が順番に並ぶ
- リストづくりから解説
- クロージング後の話もある
気になる点
- 年収の数字が先行しがち
- 生保に特化した内容
- 再現には実行量が要る
出版社
幻冬舎
発売日
2016年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「1年目で年収1200万円」って、見出しだけで心臓が跳ねました。でも、そんなにうまくいくものなんでしょうか。
佐藤メバル
数字だけを追うと身構えるけれど、中身は順番の教科書なんだ。営業リストづくり、アポ取り、初回訪問、クロージング、リピート受注。
この流れを飛ばさずに説明している。著者の黒木勉さんは業界上位0.01%のTOT終身会員で、「保険営業のゴッドファーザー」と呼ばれる人。
その人が新人向けに手順を並べているから、順番どおりに読むと道筋が見えるよ。
橘ナナミ
クロージングの後、リピート受注まで一章が割かれているのが意外です。契約したら終わりだと思っていました。
佐藤メバル
そこがこの本の分かれ目だね。1年目に何をするかで、2年目以降の景色が変わる。契約のあとに何が起きるかまで書いてある本は多くない。
ただ、年収の数字だけを目標にすると焦りが出るから、まずは手順をなぞって、自分の商談を一つずつ当てはめていく読み方がおすすめだよ。

保険屋さんになりませんか?と誘われたら読む本~保険営業で成功するための必読書~
新榮進悟(アラエシンゴ) 著|1万年堂出版
¥1,650(税込)
保険営業への転職を迷う人に向けて、著者の実体験と現役営業100人のインタビューをもとに、リクルーターが教えてくれないリアルを公開する一冊。2年以内に9割の新人が辞めてしまうという業界の現実から始まり、適性の見極め、会社の選び方、売れない理由の潰し方、個人事業主としての思考までを段階的に扱う。きれいごと抜きの語り口が持ち味だ。
こんな人におすすめ
「保険屋さんになりませんか」と誘われて決める前の段階で迷っている人。保険営業に転職したばかりで違和感を覚えている人。日本社・外資系・代理店の違いを先に知っておきたい人。キャリアの選択肢を比較している就活生にも。
良い点
- 100人分の生の声が載る
- 転職前の判断材料になる
- 会社選びの章が具体的
気になる点
- 著者の体験談が中心
- 業界批判に見える箇所も
- 人によっては身構える内容
出版社
1万年堂出版
発売日
2022年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「2年以内に9割の新人が辞めてしまう」という一文で、一気に現実に引き戻されました。こんな本、ふつう会社は出さないですよね。
佐藤メバル
そこが貴重なところだね。リクルーターから誘われた人が、こんなはずじゃなかったと思わないために書かれている。
著者の新榮進悟さん自身が、役者やニートを経て保険営業に転職し、1年でトップに上りつめた人。現役営業100人のインタビューも入っていて、労働時間が会社員時代の5分の1になったという声もあれば、研修どおりでは売れなかったという声もある。
橘ナナミ
100人の声って、いいことだけが載っているわけではないですよね。大変だった話も同じくらい読みたいです。
佐藤メバル
大変だった話もちゃんと載っているよ。保険屋に対するイメージが想像以上に悪かった、紹介の無限連鎖はそんなに簡単にはいかなかった、といった声が並ぶ。
そのうえで会社の選び方、いい上司と悪い上司の見分け方、思考停止させる教育への注意まで書かれている。転職を迷っている段階で読むのが一番効く一冊だよ。

日本生命トップ営業マンの秘密: この道50年に挑むスーパーセールスマンのメンタル・メソッド (NKビジネス)
久村勇 著|日本経済通信社
副題に「この道50年に挑むスーパーセールスマン」とあるとおり、半世紀を営業の現場で歩いてきた人のメンタルとメソッドを扱った一冊。長く続けること自体が強さという視点で貫かれていて、短期のテクニック集とは狙いが違う。生保のトップ営業が何を支えに走り続けたのかを、時間の長さから考えたい読者に向く。
こんな人におすすめ
営業を長く続けることに不安を感じている中堅やベテラン。数字より心の持ち方を整えたい人。50年という時間を生きた先輩の言葉に触れたい人。営業職のキャリアを長期で考え始めた若手にも。
良い点
- 50年の現場の重みがある
- メンタル面に焦点
- 長期的な視点が得られる
気になる点
- 具体的な手順は多くない
- メンタル中心で好みが分かれる
- 若い読者には時代差を感じる面も
出版社
日本経済通信社
発売日
1993年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「この道50年」って、私の人生の2倍以上です。そんなに長く営業を続けるって、どんな感覚なんでしょう。
佐藤メバル
それを知りたくて手に取る本だね。日本生命のトップ営業として走ってきた久村勇さんの、メンタルとメソッドを扱っている。
若い人向けの速習本とは違い、支えをどう保つかという話が中心になる。長く続けている人ほど、技術より心の置き場所を語るものなんだよ。
橘ナナミ
そういう本は、成績が伸びていない人が読んでも意味があるんでしょうか。まだ実績もないのに、長期の話を聞いても、と思ってしまって。
佐藤メバル
むしろ早いほうがいいと思うよ。短距離の走り方だけ覚えると、息切れしたときに何も残らない。50年という時間を生きた人の言葉は、今の自分の位置を測る物差しになる。
ただ、時代背景の差は感じるから、そこは割り引いて読む。手順を求めるなら、生保営業のプロセスを扱った本を隣に置くといい。

転職間もない保険セールスマンに贈る 断られないテレアポとアプローチトーク
西一俊 著|近代セールス社
¥1,540(税込)
「生命保険営業は半年できたら1年できる、1年できた人は3年できる」という言葉から始まり、大多数が最初の半年を乗り越えられないという現実に向き合う一冊。ターゲットに直接アプローチせずに契約に結び付ける手法を、著者自身のセールスキャリアから伝授する。面談相手にプレッシャーをかけないため、相手は断ろうという気持ちから解放されて前向きに聞けるという理屈だ。
こんな人におすすめ
転職して間もない保険セールスマン。テレアポが苦手で最初の半年の壁を越えたい人。物を売るというマイナスイメージから解放されたい人。新人研修でアプローチの型を教えたい教育担当にも。
良い点
- 最初の半年に焦点を絞る
- アプローチの理屈が明確
- 160ページで読みやすい
気になる点
- 生保営業が前提の内容
- テレアポをしない人には不要
- 刊行からの時間が経っている
出版社
近代セールス社
発売日
2019年1月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「半年できたら1年できる」という言い方、なんだか呪文みたいですね。でも、最初の半年で大半の人が辞めるというのは重いです。
佐藤メバル
この本はそこに集中している。ターゲットにいきなり直接アプローチしないで契約に結び付ける手法を、著者の西一俊さんが自分のキャリアから書いている。
相手にプレッシャーがかからないから、断ろうという気持ちから解放されて前向きに話を聞ける。営業する側も、物を売りつけるという感覚から離れられる。両方に効くのがいいところだね。
橘ナナミ
160ページなのもありがたいです。分厚い本を読んでいる余裕が、たぶん一番ない時期の話ですから。
佐藤メバル
まさにその時期に読める厚さだよ。競争が激しくなって厳しい試練の時期に入ったと書かれているけれど、この業界に入った人が続けていくヒントになるようにと作られている。
ただ、刊行から時間が経っているから、テレアポの手段は今の環境に置き換えて読む必要がある。そこだけ注意してほしい。

これでアポイントがどんどん取れる大成功!生命保険のアプローチ: 保険セールス成績アップ読本・初級編
福地恵士 著|近代セールス社
¥1,771(税込)
生命保険セールスの成績アップ読本の初級編として、アポイントを取るためのアプローチに的を絞った147ページの一冊。同じ著者によるMDRT9人のドキュメントが物語を重んじるのに対し、こちらはアプローチという入口の技術に寄っている。まず数を取れる状態をつくりたい、初期段階の読者に向く構成だ。短くまとまっているぶん、手順の確認にも使いやすい。
こんな人におすすめ
アポイントがなかなか取れず商談の入口で止まっている営業職。新人研修でアプローチの基本を押さえたい人。147ページの短さで、まず一冊読み切りたい人。同じ著者の事例集と並べて読みたい読者にも。
良い点
- アプローチに特化している
- 147ページで読み切りやすい
- 初級者向けに整理されている
気になる点
- 中級者には物足りない場合
- 生保営業が前提の内容
- 実践には現場の反復が要る
出版社
近代セールス社
発売日
2005年4月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
この本、同じ福地恵士さんの本ですよね。さっきの9人のドキュメントと、どう使い分ければいいんでしょう。
佐藤メバル
役割がはっきり違うんだ。あちらは9人の物語を通して営業のプロセス全体を掴む本。こちらは「初級編」と銘打って、アポイントを取るためのアプローチに絞っている。
147ページと短く、入口の技術を確認するために作られている。まずこちらで型を入れて、そこから事例集に進むという順番もいいよ。
橘ナナミ
アプローチがうまくいかないと、そもそも商談が始まらないですもんね。私だったら、この一冊から読む気がします。
佐藤メバル
それでいいと思う。アポイントが取れない時期は、商品知識を増やしても解決しないことが多いからね。ただ、これはあくまで入口の技術だから、契約までの流れは別の本で補う必要がある。
短い本を一冊読み切って、現場で試して、また戻ってくる。そういう使い方が一番向いている本だよ。

保険料50億円を獲得する思考術 (~保険セールスに成功するお客様貢献23の箴言)
五島聡 著|近代セールス社
¥1,760(税込)
保険セールスで相手と親密になることが重要だという前提から、貢献活動を通してお客さまと親密になるすべを、23の箴言としてまとめた一冊。各項目の冒頭に置かれた箴言だけでも著者の考えが伝わり、その後に解説が続く構成なので、拾い読みもしやすい。営業に携わる人なら、どのような立場でも参考になるとされている。
こんな人におすすめ
紹介がなかなか出ず、顧客との距離の縮め方に悩んでいる営業職。信頼関係づくりを理念ではなく行動で捉えたい人。短い単位で読み進めたい人。朝礼や勉強会で一つずつ取り上げたいマネージャーにも。
良い点
- 箴言23項目で構成されている
- 拾い読みしやすい
- 商材を問わず応用がきく
気になる点
- 具体的な手順は簡潔め
- 生保営業の文脈が前提
- 抽象度の高い項目もある
出版社
近代セールス社
発売日
2011年8月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「保険料50億円を獲得する思考術」……数字が大きすぎて、もはや別の世界の話に思えます。でも箴言という言葉は好きです。
佐藤メバル
この本の入口は数字ではなく、親密さなんだ。保険セールスでは相手と親密になることが重要で、親密になればその人だけでなく他の人も紹介してもらえる。
ところが実際には親密になるのがとても難しい。そこで貢献活動を通してお客さまと親密になるすべを、23の箴言として並べている。
箴言だけ読んでも考えは伝わるし、その後に解説がつく。
橘ナナミ
貢献活動、という言い方がいいですね。何かを売る前の段階の話だから、読んでいて気持ちが楽です。
佐藤メバル
そう、そこがこの本の姿勢だよ。保険営業を主にした成功のセールス術の考え方を表しているけれど、営業に携わる人ならどの立場でも参考になると書かれている。
短い単位で読み進められるから、通読より、一日一つ拾って現場で試す使い方が合っている。数字は後からついてくるものだと思って読むといいよ。

生命保険営業における紹介連鎖の起こし方
神尾えいじ 著|セールス手帖社保険FPS研究所
¥2,805(税込)
見込み客の紹介に悩む人に向けた紹介営業の専門書。著者は元銀行マンで生保営業は未経験ながら、12年間「紹介営業」を専門に指導し、2016年には指導した人の50%がMDRTの入会基準を達成したという。見込み客の紹介が出るためのお客さま心理を徹底解説し、たった1つの質問から紹介の糸口をつかむトークも紹介。マンガでわかる紹介営業のポイント付きだ。
こんな人におすすめ
紹介が止まってしまった経験のある営業職。「知り合いに声をかけるね」で終わってしまう人。紹介営業を教える立場で、伝える順番に困っている所長やトレーナー。マンガから入りたい読者にも。
良い点
- 紹介営業に完全特化している
- マンガで要点がつかめる
- お客さま心理の解説がある
気になる点
- 価格はやや高め
- 288ページで時間が要る
- 営業未経験から指導した立場の本
出版社
セールス手帖社保険FPS研究所
発売日
2018年10月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
えっ、元銀行マンで生保営業は未経験の人が、生保の紹介営業を教えているんですか。そこが一番びっくりしました。
佐藤メバル
そこがこの本の核心なんだよ。神尾えいじさんは12年間「紹介営業」だけを専門に指導してきて、2016年には指導した人の50%がMDRTの入会基準を達成している。
自分が売るのではなく、紹介が起こる条件を外側から見ているからこそ整理できた部分がある。見込み客の紹介が出るためのお客さま心理の解説が中心だ。
橘ナナミ
「たった1つの質問から紹介の糸口がつかめる」というのも気になります。特別なトークを覚える必要はないんでしょうか。
佐藤メバル
覚える必要はない、というのがこの本の主張だね。質問の作り方と、その質問が相手の頭の中で何を動かすかが丁寧に説明されている。
マンガでわかるポイント付きなのも、会話の流れを掴むためだよ。ただ288ページで価格も高めだから、紹介営業に本気で取り組む時期に読むほうが身になる。

月収8万円どん底セールスからMDRTに。生命保険営業のトークスクリプト事例集。: 生命保険セールス・生保レディへの営業トーク事例12
ぽにこ 著
月収8万円のどん底からMDRT、COTへと至った著者が、実話から生まれたセールストークをまとめた一冊。誰もが直面する壁をテーマに、断り文句への対応や、保険不要論へのカウンタートーク、教育費と学資保険の誤解、投資と保険の比較、シングルマザー・ファーザーの保障設計までを12章で扱う。巻末には商談シーン別のスクリプト集も付いている。
こんな人におすすめ
保険営業を始めたばかりで成果に自信が持てない人。「今はまだいいかな」「もう他で入っている」といった断り文句への具体策がほしい人。MDRTを目指したいが、まずトークの材料がほしい人。SNSの保険不要論に不安を感じている人にも。
良い点
- 断り文句への具体策が豊富
- 巻末にスクリプト集がある
- 12章で論点が整理されている
気になる点
- 著者個人の実践知が中心
- トークの丸暗記では効かない
- 商談例は生保が中心
出版社
詳細情報なし
発売日
2025年6月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「月収8万円」から「MDRT」って、同じ人の話とは思えません。どうやって這い上がったんでしょう。
佐藤メバル
この本はその過程で実際に使って変わったトークを詰め込んだ一冊なんだ。売れない、断られる、紹介も出ない、自分には営業の才能がないのではと何度も挫けかけた著者が、そこからMDRTに到達するまでの実践知が12章に分けて並んでいる。
単なるトーク例ではなく、現場で契約につながった言葉だというのが強みだね。
橘ナナミ
目次に「自営業者やシングルマザーへの響く提案」や「投資 vs 保険の出口戦略」があって、切り口が細かいですね。
佐藤メバル
そこが実践的だよ。「今はまだいいかな」と言われたらどうするか、「もう他で入っている」から話が進まないときはどうするか。
そういう具体的な場面ごとに、スクリプト例、問いかけのフレーズ、心理の構造が添えられている。巻末のスクリプト集も含めて、まず自分の言葉に置き換えて練習する使い方が向いている。丸暗記は逆効果だからね。
著者別・実績別にプルデンシャル本を整理する
橘ナナミ
著者で選ぶとしたら、何を見ればいいんでしょう。
佐藤メバル
実績の“書かれ方”を見るんだ。たとえば小林一光さんは個人でもチームでも全国ナンバーワン、入社5年目でエグゼクティブ・ライフプランナー、MDRTは11年連続で終身会員、さらにTOTにも輝いたと明記されている。本多良美さんはTOTを10年以上継続し、日本に7人しかいないTOT終身会員の一人。トニー・ゴードンさんは30年連続TOT、北米以外の会員として初めてTOT会長に就任している。
橘ナナミ
数字が並ぶと、本の重みが変わって見えます。
佐藤メバル
ただし数字は“その人の条件での結果”だ。藤原弘視さんはMDRT会員で、最年少の京都支社長から執行役員専務 営業統括本部長まで務めた人。坂本正勝さんもTOTのプレイヤー、黒木勉さんはTOT終身会員。神尾えいじさんは元銀行マンで生保営業は未経験、それでも紹介営業を12年間指導し、2016年には指導した人の50%がMDRTの入会基準を達成したという。立場が違えば再現の仕方も変わる。
橘ナナミ
自分と同じ立場の人の本を選ぶほうがよさそうですね。
佐藤メバル
そう。ここが読む前に自分の現在地を確認するという意味なんだ。
読む順番ロードマップと、読んでも売れない人の共通点
橘ナナミ
順番を決めるとしたら、どう並べますか?
佐藤メバル
まず体験談で「この仕事は何なのか」を掴む。『保険屋さんになりませんか?と誘われたら読む本』は現役営業100人の声とリアルな落とし穴が入っているから、入り口に向く。次に型を入れる。藤原弘視さんの本や西一俊さんのアプローチ本。そのうえでマインドを固める。『ただ、顧客のために考えなさい』や『プルデンシャル流 心を磨く営業』。最後に紹介と組織へ広げる。神尾えいじさんの紹介連鎖、五島聡さんの思考術、管理職なら組織の一冊という流れだ。
橘ナナミ
逆に、読んでも売れない人っているんでしょうか。
佐藤メバル
いる。共通点ははっきりしていて、読んだ内容を自分の商談の言葉に翻訳しないまま次へ行くことだ。小林一光さんの本でも本多良美さんの本でも、書かれているのは著者の現場の言葉だよ。自分の扱うお客さまの名前や状況に置き換えないと、腹に落ちない。あと、出版年に振り回されすぎる人も多い。少し前の本でも、紹介の作り方や信頼の積み上げ方は古びない。逆に制度や商品の細かい話は、必ず最新の情報で確認してほしい。
入手困難本の代替策と、読後のアクション設計
橘ナナミ
絶版の本は、もう読めないんでしょうか。
佐藤メバル
図書館、電子書籍、そしてテーマの近い現行本での代替。この三つを順に試すといい。会社史や創業者を扱う本は、同じ時代を扱った一冊で補えることが多い。
橘ナナミ
読んだあとに何をすればいいですか?
佐藤メバル
一冊につき「今日やること」を一つだけ決める。紹介の本なら、次に会う人へ聞く質問を一つ用意する。アプローチの本なら、電話の初めの一文を書き換える。これだけで読書が実務になる。無形商材や法人営業の人も、置き換え方は同じだよ。
よくある質問
プルデンシャル生命の営業本で、初心者におすすめなのはどれですか?
橘ナナミ
プルデンシャル生命の営業本で、初心者におすすめなのはどれですかについて教えてください。
佐藤メバル
まずは現場のリアルが分かる一冊から。『保険屋さんになりませんか?と誘われたら読む本』は現役営業100人のインタビューをもとに、新人がハマりやすい落とし穴まで書かれています。読む前に自分の現在地を知るという意味で、最初の一冊に向いています。
金沢景敏さんの本はどれから読めばいいですか?
橘ナナミ
金沢景敏さんの本はどれから読めばいいですかについて教えてください。
佐藤メバル
この記事で扱っているラインナップには含まれていないため、内容には踏み込みません。著者名で選ぶより、「マインドを整えたいのか、商談の型がほしいのか、組織の話が読みたいのか」で選ぶほうが、結果的に満足度は高くなります。
プルデンシャル生命の営業本は、保険営業以外でも役立ちますか?
橘ナナミ
プルデンシャル生命の営業本は、保険営業以外でも役立ちますかについて教えてください。
佐藤メバル
役立つ部分は多いです。とくに紹介の設計や、売り込まずに関係を築く考え方は、無形商材や法人営業にも置き換えられます。神尾えいじさんの紹介連鎖の本や五島聡さんの思考術は、業種を問わず読める作りです。
絶版で高騰している本の代わりになる本はありますか?
橘ナナミ
絶版で高騰している本の代わりになる本はありますかについて教えてください。
佐藤メバル
まず図書館と電子書籍を確認し、それでも難しければテーマの近い現行本で代替するのが現実的です。古い評伝や会社史は、同じ時代や同じテーマを扱った別の一冊で補えることが多くあります。
Kindle Unlimitedで読めるプルデンシャル関連本はありますか?
橘ナナミ
Kindle Unlimitedで読めるプルデンシャル関連本はありますかについて教えてください。
佐藤メバル
対象作品は時期によって入れ替わるため、断定はできません。掲載書籍のなかでは『生保=営業会社』が電子書籍として出ていることが明記されています。購入前に各ストアで配信状況を確認してください。
トップセールスの本を読んでも売れないのはなぜですか?
橘ナナミ
トップセールスの本を読んでも売れないのはなぜですかについて教えてください。
佐藤メバル
本に書かれているのは著者の条件での成功談で、そのまま自分の商談に当てはまるわけではないからです。自分のお客さまの名前と状況に置き換える作業を省くと、知識だけが増えて行動が変わりません。一冊につき行動を一つに絞るのがコツです。
営業マネジャー・管理職向けのおすすめはどれですか?
橘ナナミ
営業マネジャー・管理職向けのおすすめはどれですかについて教えてください。
佐藤メバル
組織を扱った『プルデンシャル生命の顧客至上経営』や、創業期の判断を追う評伝が向いています。メンバーの育成に悩むなら、営業統括本部長まで務めた藤原弘視さんの本も、教え方の設計図として参考になります。
まず1冊だけ読むなら、どれを選べばいいですか?
橘ナナミ
まず1冊だけ読むなら、どれを選べばいいですかについて教えてください。
佐藤メバル
迷ったら『プルデンシャル流 心を磨く営業』か『ただ、顧客のために考えなさい』です。前者は師範三十名の指南をまとめたマインドの本、後者は創業期の営業部隊を描いた一冊で、どちらも「なぜ売るのか」から考えさせてくれます。
まとめ
橘ナナミ
今日の話を聞いて、棚の見え方が変わりました。同じ「プルデンシャル本」でも、入り口も出口も全然違うんですね。
佐藤メバル
そう。だから最初の一冊は、いちばん背伸びしないものを選ぶといい。1年目なら現場の言葉で書かれたもの、中堅なら自分の商談を採点できるもの、管理職なら組織の一冊だ。
橘ナナミ
読んだだけで満足しちゃうのが怖いです。
佐藤メバル
それなら、読み終えた夜に一つだけ行動を決めておいで。本は読了で終わりじゃなく、次の商談の準備道具だからね。
橘ナナミ
はい。まず一冊、自分の今の立場に合わせて選んでみます。
佐藤メバル
紹介営業は一人では連鎖しない。でも本は、先に歩いた人の紹介状みたいなものだ。一冊を開くたびに、その人から「うちのやり方はこうだよ」と手渡される。読んで、真似して、自分の言葉に直して、また次の一冊へ。その連鎖が、あなた自身の営業の系譜になっていくんだよ。
