外国のインテリアがわかる本のおすすめ人気ランキング25選【2026年版】

監修

佐藤メバル

佐藤メバル

@shelfy_mebaru

編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ

橘ナナミ

@medias_nanami

編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。

最終更新: 2026年10月

橘ナナミ

橘ナナミ

佐藤さん、外国のインテリアの本を棚に並べたいんですけど、調べると洋書のカタログばかり出てきて、どれから手をつけていいかわかりません。

佐藤メバル

佐藤メバル

いい質問だね。まず最初の一冊は、日本語で書かれた本のほうが入りやすい。たとえば『パリのインテリア』は平凡社の一冊で、「フランス人は誰でもアーティストだ。絵を描くように部屋をつくる」という前提で、異なるテイストの31軒を並べている。写真はパリの部屋なのに、解説は日本語。だから「この部屋のどこを見ればいいのか」がわかるんだ。

橘ナナミ

橘ナナミ

たしかに、海外の部屋の写真って、きれいだけど何がすごいのか言葉にできないままめくっちゃいます。

佐藤メバル

佐藤メバル

それでいいんだよ、最初は。書店員だったころ、洋書コーナーで表紙だけ見て写真集を買っていくお客さんを何人も見た。入口としては正しい。ただ二冊目からは、「読む本」と「飾る本」を分けて選ぶと失敗が減る。読み込むなら『図説 英国インテリアの歴史』のように、貴族の邸宅から庶民の住宅まで、様式や住宅事情まで踏み込んだ本がある。これは飾るより読むための一冊だね。

橘ナナミ

橘ナナミ

飾る用と読む用、両方あっていいんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。だからここからは、目的・予算・造本・トーン・入手難易度・ジャンルの6つの軸で整理していこう。

外国のインテリアがわかる本の選び方

目的別——飾る・読む・撮影プロップ

橘ナナミ

橘ナナミ

撮影に使うなら、やっぱり表紙が強い本がいいんでしょうか。

佐藤メバル

佐藤メバル

撮るなら「開いたときの見開き」を見たほうがいい。『マーガレット・ハウエルの暮らしと仕事 Margaret Howell Life and Work』は日本語・英語併記のバイリンガル仕様で、ロンドンの住まい、サフォークの家、長年使い続けてきた家具や日用品まで写っている。小物と一緒に置いても喧嘩しない。逆に、読んで暮らしに取り入れたい人なら、フィンランドでの暮らしを描いたコミックエッセイ『フィンランド くらしのレッスン』が向いている。部屋づくりの章もあるから、飾る前に中身が入ってくるよ。

予算帯別——1,000円台から大型本まで

橘ナナミ

橘ナナミ

安いものから揃えたほうがいいですか。

佐藤メバル

佐藤メバル

予算より先に「どこに置くか」を決めるのがコツ。1,000円台なら『花と暮らすパリのアパルトマン』のように花のある暮らしのシーンを集めた写真集、あるいは文庫判の『北欧テイストのシンプルすっきり暮らし』。文庫は厚みがなく、棚の隙間に差し込める。2,000円前後はジュウ・ドゥ・ポゥムの写真集が厚い層で、『パリの小さなアパルトマン』『北欧ストックホルムのアパルトマン』などが並ぶ。そして大型本は別枠で、『芸術の都 ロンドン大図鑑』はロンドンの建築181例と約1,700点の図版を収めた大判だから、置き場所と予算を最初に覚悟する。価格は動くので買う前に必ず最新の表示を見てね。

判型・造本別——重さと仕様の見きわめ方

橘ナナミ

橘ナナミ

造本って、どう見ればいいんでしょう。

佐藤メバル

佐藤メバル

まず判型。文庫は片手で持てるが写真の迫力は落ちる。写真集はA4前後が主流で、大型の画集になると重さが効いてくる。仕様の言葉も覚えておくと選びやすい。布装は背表紙に織りの質感が出て、箔押しは光を受けてタイトルが浮かぶ。天アンカットは小口をあえて断ち落とさない作りで、手にしたときの印象がまるで変わる。『&Premium特別編集 パリに暮らす人の、部屋づくり。』のように雑誌の特別編集として作られた本は判型が扱いやすく、34組の住まいが載っているから開くたびに部屋が変わる。

デザイントーン別——モノトーン/リネン/カラフル

橘ナナミ

橘ナナミ

部屋の色に合わせて選んだほうがいいですか。

佐藤メバル

佐藤メバル

合わせるというより、背表紙で色を設計するイメージだね。白と淡色の木をベースにしたいなら『北欧流インテリアがあか抜ける飾り方のルール30』が参考になる。30のルールの冒頭に「ベースを白でまとめる」「淡色の木材をメインに取り入れる」とあるように、北欧の部屋は色数を絞ってから差し色を足す。逆に柄と色でにぎやかにしたいなら『マリメッコのデザイナーの暮らし』。デザイナーの住まいとアトリエだから、色の使い方が実例で見られる。

入手難易度別——新品・中古・絶版

橘ナナミ

橘ナナミ

古い本って、もう買えないんですか。

佐藤メバル

佐藤メバル

2000年代に刊行された写真集は、新刊で並んでいないことが多い。中古で探すことになる。ここで大事なのは急がないこと。相場は動くから「この一冊」と決めず、候補を複数持っておく。逆に『&Premium特別編集 パリに暮らす人の、部屋づくり。』や『フィンランド くらしのレッスン』のような新刊は、書店や通販で確実に取れる。発売が予定として告知されている本は、予約で押さえるという選択肢もある。

ジャンル別——都市と暮らしのテーマで選ぶ

橘ナナミ

橘ナナミ

パリ、北欧、ロンドン…地域で選ぶのもありですか。

佐藤メバル

佐藤メバル

ありだよ。むしろ地域でまとめると棚が締まる。パリなら部屋づくりの実例、北欧なら暮らしの細部——子ども部屋やキッチンまで切り出した本が多い。ロンドンは歴史と建築に強い。植物を足したいなら『Deco Room with Plants in NEW YORK』。グリーンのスタイリングを住まい、友人の空間、ショップと段階的に見せていく構成で、インテリアと植物の関係が具体的にわかる。

外国のインテリアがわかる本をひと目で比較

橘ナナミ

橘ナナミ

えっ、25冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず

#画像名称おすすめ対象価格一言
1
パリのインテリア
パリのインテリアパリの住まいの写真集を何冊か見て、そろそろ作り手の個性まで読みたい人。リビングの模様替えで、流行のテイストに寄せすぎず自分の色を出したいとき。ひとつの部屋をじっくり眺めて、家具や小物の配置を真似する時間が欲しい読者に。31軒というボリュームは、眺めるたびに違う部屋に出会えるお得さがあります。¥1,76031軒で見るパリの部屋
2
パリの小さなアパルトマン
パリの小さなアパルトマンワンルームや1Kなど、広くはない部屋で暮らす人。手持ちの服や雑貨を活かして部屋を作りたい人。学生や社会人1年目で、これからを感じる部屋の写真を見たいとき。真似しやすい小ワザを探す読み方にも向きます。パリの可愛い部屋が好きで、まず一冊手元に置きたい人にも。¥1,980小さな部屋と夢のスタート
3
花と暮らすパリのアパルトマン
花と暮らすパリのアパルトマン部屋に花を飾りたいが、何をどこに置けばいいか迷う人。インテリアの写真集は好きだが、物が増えるのは避けたい人。週末に花を買う習慣を作りたい人。花を習慣にするきっかけが欲しいとき。花器を買う前に、実際の暮らし方を見て決めたい読者にも向きます。¥1,100花のある暮らしの87場面
4
&Premium特別編集 パリに暮らす人の、部屋づくり。
&Premium特別編集 パリに暮らす人の、部屋づくり。これから家具を揃える人、中古やヴィンテージを選びたい人。リノベーションを考えている人。今のパリの実例を見て、流行を追わない部屋の作り方を知りたい読者に。インテリア雑誌の特集が好きで、保存版として手元に置きたい人にも向きます。¥1,879今のパリ、34組の実例
5
パリジェンヌのアパルトマン
パリジェンヌのアパルトマンDIYやハンドメイドが好きな人。雑貨を自分で作って部屋に取り入れたい人。服と部屋をトータルで考えたい人。手を動かすヒントを探す読み方に向きます。ひとり暮らしの部屋に愛着を持ちたいときにも、眺めていると手が動きます。¥1,980手作りと工夫のパリ部屋

外国のインテリアがわかる本のおすすめ人気ランキング

橘ナナミ

橘ナナミ

一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!

佐藤メバル

佐藤メバル

よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい

パリのインテリア
1

パリのインテリア

Press31 著|平凡社

¥1,760(税込)

4.8

「フランス人は誰でもアーティストだ。絵を描くように部屋をつくる」。その一文から始まる一冊で、テイストの異なる31軒をひとつずつ紹介します。ジル、エルヴェ、アクセル、アルバン…と住人の名前が目次に並び、部屋そのものより「その人がどう暮らしているか」が立ち上がる構成。同じパリでも、いわゆる可愛い系の部屋とは方向が違う幅広さが見どころです。平凡社らしい落ち着いた造本で、写真集として長く手元に置けます。

こんな人におすすめ

パリの住まいの写真集を何冊か見て、そろそろ作り手の個性まで読みたい人。リビングの模様替えで、流行のテイストに寄せすぎず自分の色を出したいとき。ひとつの部屋をじっくり眺めて、家具や小物の配置を真似する時間が欲しい読者に。31軒というボリュームは、眺めるたびに違う部屋に出会えるお得さがあります。

良い点

  • 31軒と数が多くテイストの幅が広い
  • 住人の名前で章が並び人物像が見える
  • 絵を描くように暮らす視点が新鮮

気になる点

  • 写真中心で実用の手順は少なめ
  • 紹介される部屋の情報は簡潔
  • 2012年刊で最新事例ではない

出版社

平凡社

発売日

2012年11月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

パリのインテリアって聞くと、可愛い系のイメージがあったんですけど、この本は31軒も出てくるんですね。しかも全部違うテイストなんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、そこが面白くてね。「フランス人は誰でもアーティストだ。絵を描くように部屋をつくる」というのが冒頭の言葉なんです。

だから同じパリでも、ジルさん、エルヴェさん、アクセルさん…と名前が並ぶ31軒がそれぞれ違う。似た部屋を並べたカタログではないんですよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

名前で並んでるのがいいですね。住んでる人が見えてくる感じがします。

佐藤メバル

佐藤メバル

まさにそこ。書店員時代、この手の写真集は部屋だけを写したものが多かったんです。でもこれは住人の仕事や趣味がにじむ。

だから真似するなら、まず気になる一軒を決めて、その人の物の選び方を眺めるのがいいですよ。

パリの小さなアパルトマン
2

パリの小さなアパルトマン

ジュウ・ドゥ・ポゥム 著|ジュウ・ドゥ・ポゥム

¥1,980(税込)

4.7

パリで暮らすクリエーターの女の子たちの「小さな」アパルトマン30軒を集めた一冊。ここは近い将来パリで、そして世界の舞台で活躍する人たちのスタートラインだと紹介されています。限られた広さを工夫で楽しみに変える部屋づくりのヒントが詰まり、ファッションとインテリアが地続きなのも特徴。服の置き方や色の合わせ方が、空間の可愛さに直結しています。大人の部屋ものを集めた同シリーズより、若々しく実験的な空気が濃いのが違いです。

こんな人におすすめ

ワンルームや1Kなど、広くはない部屋で暮らす人。手持ちの服や雑貨を活かして部屋を作りたい人。学生や社会人1年目で、これからを感じる部屋の写真を見たいとき。真似しやすい小ワザを探す読み方にも向きます。パリの可愛い部屋が好きで、まず一冊手元に置きたい人にも。

良い点

  • 小さな部屋の工夫が具体的
  • 服と部屋の合わせ方が見られる
  • 30軒で若い感性に触れられる

気になる点

  • 2006年刊で情報はやや古い
  • 実用手順より写真が中心
  • 収納の詳細解説は少なめ

出版社

ジュウ・ドゥ・ポゥム

発売日

2006年02月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

小さなアパルトマンってところが気になります。私、ワンルームなんで。30軒も載ってるんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、30軒。しかも住んでいるのはパリのクリエーターの女の子たちでね。紹介文に「近い未来にパリで、そして世界の大きな舞台で活躍するクリエーターたちのスタートライン」とある通り、まだこれからの人たちの部屋なんです。

背伸びしていない分、真似しやすい。

橘ナナミ

橘ナナミ

背伸びしてない部屋、いいですね。狭さってマイナスじゃないんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

むしろこの本は狭さを前提にした知恵の宝庫です。服の掛け方、小物の置き方——ファッションとインテリアが同じ延長線上にあるのが面白い。

同じ出版社の他のシリーズより、実験的で若い空気がありますよ。

花と暮らすパリのアパルトマン
3

花と暮らすパリのアパルトマン

ジュウ・ドゥ・ポゥム 著|ジュウ・ドゥ・ポゥム

¥1,100(税込)

4.6

パリのアーティストたちの自宅で出会った「花のある暮らし」のワンシーン87点を集めたフォトブック。花束を飾る特別な日ではなく、日々の暮らしの中に花が当たり前にいる様子が写されていきます。花の飾り方のヒントが随所にあり、花器と花の量、置く場所の選び方まで参考になる。ジュウ・ドゥ・ポゥムのアパルトマン写真集のなかでもテーマが花に絞られているぶん、切り花や枝ものをどう取り入れるかに特化しているのが違いです。手頃な価格も魅力です。

こんな人におすすめ

部屋に花を飾りたいが、何をどこに置けばいいか迷う人。インテリアの写真集は好きだが、物が増えるのは避けたい人。週末に花を買う習慣を作りたい人。花を習慣にするきっかけが欲しいとき。花器を買う前に、実際の暮らし方を見て決めたい読者にも向きます。

良い点

  • 花の飾り方の実例が87点
  • テーマが絞られて読みやすい
  • 手頃な価格で贈り物にも

気になる点

  • 花以外のインテリア情報は少ない
  • 文章より写真主体の構成
  • 花の種類の解説は限られる

出版社

ジュウ・ドゥ・ポゥム

発売日

2015年04月01日頃

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

花って、特別な日だけのものだと思ってました。87シーンも載ってるんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、87。しかもパリのアーティストの自宅の、何でもない日の花なんですよ。花瓶を一つ買う前に、暮らしの中の花の量を見てほしい。

大げさに飾らなくていいんだと分かります。

橘ナナミ

橘ナナミ

飾り方のヒントも載ってるんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

ええ、花器の選び方、置く場所、枝ものの使い方まで。アパルトマンの写真集はたくさんありますが、花に絞った一冊は珍しいんです。

まず玄関や窓辺など一箇所から試すのがおすすめですよ。

&Premium特別編集 パリに暮らす人の、部屋づくり。
4

&Premium特別編集 パリに暮らす人の、部屋づくり。

マガジンハウス

¥1,879(税込)

4.4

雑誌『&Premium』の特別編集で、パリで部屋づくりを楽しむ34組の住まいを集めた実例集。ヴィンテージ家具やアンティーク、リノベーションといった手を入れる前提の部屋が並び、暮らしを自分で作るという編集の姿勢が通底します。エレナ・パラレスさん、石坂紀子さん、川村明子さんなど、フランス人以外の住人も登場するのが今のパリらしさ。2012年刊の写真集より新しく、家具の選び方まで踏み込んでいるのが違いです。

こんな人におすすめ

これから家具を揃える人、中古やヴィンテージを選びたい人。リノベーションを考えている人。今のパリの実例を見て、流行を追わない部屋の作り方を知りたい読者に。インテリア雑誌の特集が好きで、保存版として手元に置きたい人にも向きます。

良い点

  • 2024年刊で情報が新しい
  • 34組と実例数が多い
  • ヴィンテージとリノベの視点

気になる点

  • 住人の紹介は写真と短文が中心
  • 掲載家具の入手方法は限られる
  • 通読する読み物ではない

出版社

マガジンハウス

発売日

2024年02月08日

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

&Premiumの特別編集なんですね。34組ってけっこう多い。ずらっとお名前が載ってます。

佐藤メバル

佐藤メバル

エレナ・パラレスさん、石坂紀子さん、川村明子さん…と、フランス出身以外の名前も混ざっているのが今のパリらしいところです。

ヴィンテージやアンティーク、リノベーションが前提の部屋づくりなので、買って並べるだけの話ではないんですよね。

橘ナナミ

橘ナナミ

リノベーションって、賃貸でもできるものなんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そこは住まいの条件によります。ただ、この本から学べるのは工事の技術より、古いものを活かす判断の仕方なんです。

家具を一つ買う前に、どんな暮らしがしたいかを先に決める。その順番が参考になりますよ。

パリジェンヌのアパルトマン
5

パリジェンヌのアパルトマン

ジュウ・ドゥ・ポゥム 著|ジュウ・ドゥ・ポゥム

¥1,980(税込)

4.3

「パリジェンヌは自分で工夫して、物づくりするのが大好き」。その一言から始まる一冊です。さまざまな分野で活躍するフレッシュなアーティストたちのアパルトマンには、手作り雑貨、居心地のよいインテリア、洋服のコーディネートまで、真似したくなるアイデアが詰まっています。作る前提の部屋だからこそ、既製品を並べるだけでは出ない温かさがある。同じシリーズでも、小さな部屋の本が若さと夢、こちらは手を動かす生活感覚が主役です。

こんな人におすすめ

DIYやハンドメイドが好きな人。雑貨を自分で作って部屋に取り入れたい人。服と部屋をトータルで考えたい人。手を動かすヒントを探す読み方に向きます。ひとり暮らしの部屋に愛着を持ちたいときにも、眺めていると手が動きます。

良い点

  • 手作り雑貨のアイデアが豊富
  • 服と部屋を一体的に紹介
  • 分野の違うアーティストが登場

気になる点

  • 作り方の手順の詳細は少ない
  • 写真中心で文章は控えめ
  • 2009年刊で道具情報は古め

出版社

ジュウ・ドゥ・ポゥム

発売日

2009年05月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「パリジェンヌは自分で工夫して、物づくりするのが大好き」って、なんかかっこいいですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そうでしょう。登場するのは、いろんな分野で活躍するアーティストたち。買うより作る、選ぶより工夫するという前提で部屋ができているんです。

手作り雑貨や洋服のコーディネートまで載っています。

橘ナナミ

橘ナナミ

部屋と服が一緒に出てくるのが面白いですね。別々に考えるものかと思ってました。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこがこのシリーズの持ち味でね。暮らしは一つながりだという見方なんです。ただ、ハンドメイドの作り方を細かく解説する本ではないので、手順そのものを求めるなら別の実用書と組み合わせるといいですよ。

パリデコ・アイデアブック
6

パリデコ・アイデアブック

ジュウ・ドゥ・ポゥム 著|ジュウ・ドゥ・ポゥム

¥1,980(税込)

4.1

アーティストのアトリエとアパルトマンを訪ねてきたジュウ・ドゥ・ポゥムによる、アイデアに振り切ったインテリア・フォトブック。特定の一軒をじっくり見せるのではなく、知りたい・試してみたい断片をコラージュのように集める構成が特徴です。パリで出会ったディスプレイや暮らしまわりの工夫が次々と出てきて、毎日を少し楽しくする引き出しが増えます。同シリーズのアパルトマン本と違い、住人紹介より手法のカタログになっているのが使い分けの鍵です。

こんな人におすすめ

部屋の模様替えのネタを一気に集めたい人。ディスプレイの引き出しを増やしたい人。写真を見ながら真似するのが好きな読者。インテリア本を何冊も持っていて、次はアイデア集が欲しいときにも向いています。

良い点

  • アイデアの数が多く実践向き
  • 断片を集める構成で飽きない
  • ディスプレイの参考例が豊富

気になる点

  • 一軒を深く見る構成ではない
  • 実装手順の解説は最小限
  • 写真主体で文章量は少ない

出版社

ジュウ・ドゥ・ポゥム

発売日

2012年05月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

アイデアブックってありますけど、他のアパルトマン本と何が違うんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

いい質問だね。こちらは一軒をじっくり見せるのではなくて、パリで出会ったインテリアやディスプレイの工夫をコラージュのように集めた一冊なんです。

知りたい、試してみたい断片がどんどん出てくる。

橘ナナミ

橘ナナミ

あ、じゃあ辞書みたいに使えるんですね。模様替えのときに開くというか。

佐藤メバル

佐藤メバル

そうそう。住人の暮らしを味わう本と、アイデアを拾う本は役割が違います。両方あると、眺める日と探す日で開く本が変わる。

書店でもこの二種類は近くに並べていましたよ。

北欧ストックホルムのアパルトマン
7

北欧ストックホルムのアパルトマン

ジュウ・ドゥ・ポゥム 著|ジュウ・ドゥ・ポゥム

¥1,980(税込)

4.1

スウェーデンのアーティスト27人の、おだやかでぬくもりのある暮らしを訪ねる一冊。リビング、キッチン、アトリエ、ベッドルームと部屋ごとに見ていくなかで、真似してみたい色合わせやデコレーションの工夫が次々に見つかります。派手さではなく色の調和で見せるのが北欧らしさ。同シリーズのパリ本と並べると、物の量と色の置き方の違いがはっきり分かり、読み比べるのも楽しいですよ。

こんな人におすすめ

北欧の色合わせを部屋に取り入れたい人。派手な模様より穏やかな配色が好みの人。部屋ごとの実例を見ながら、自分の間取りに置き換えたい読者。パリ系の写真集に少し疲れてきたときにも、静かな空気が新鮮に映ります。

良い点

  • 27人と実例が多く見応えがある
  • 部屋ごとに構成され探しやすい
  • 北欧の色合わせの参考になる

気になる点

  • 2006年刊で写真はやや古い
  • 実用手順の解説は少ない
  • 掲載アイテムの入手は困難

出版社

ジュウ・ドゥ・ポゥム

発売日

2006年10月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

北欧の本って、白くてシンプルな部屋ばかりというイメージだったんですけど、27人も載ってるんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、スウェーデンのアーティスト27人。リビング、キッチン、アトリエ、ベッドルームと、部屋ごとに見ていく構成なんです。

色の合わせ方が主役でね。派手なものを足すのではなく、色を揃えて静かに見せる。

橘ナナミ

橘ナナミ

パリの本と読み比べると、違いが分かりそうですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこが面白いところです。物の量も色の置き方も違う。書店員時代、この二つは並べて置いていました。まず自分の部屋で真似できそうな一軒を決めるのがおすすめですよ。

北欧ストックホルム恋人たちのアパルトマン
8

北欧ストックホルム恋人たちのアパルトマン

ジュウ・ドゥ・ポゥム 著|ジュウ・ドゥ・ポゥム

¥1,980(税込)

3.9

ストックホルムで活躍するアーティストたちが、恋人と暮らす21軒を訪ねた一冊。ふたりそれぞれの好きなものがミックスされた部屋には、ひとり暮らしとは違う難しさと面白さがあります。趣味の違う二人がどう折り合うか——家具の数、色の譲り合い、物の置き場所。マリー・ルイーズ・グスタフソン&ペール・ベックストランドさんら、カップル単位で名前が並ぶ目次も楽しい。同シリーズのひとり暮らし編と対で読むと違いが際立ちます。

こんな人におすすめ

同棲や結婚を機に部屋を作る人。ふたりの趣味が違って家具選びで迷う人。二人分の物をどう混ぜるかの実例を見たいときに。恋人との暮らしの写真をゆっくり眺めたい読者にも、ふたり暮らしの部屋をこれから探す人にも向きます。

良い点

  • カップル21軒と実例が豊富
  • 二人暮らしの折り合いが見える
  • 名前から人物像が浮かぶ目次

気になる点

  • 2007年刊で情報は古い
  • 収納の具体策は限られる
  • 写真主体で文章は控えめ

出版社

ジュウ・ドゥ・ポゥム

発売日

2007年12月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「恋人たちのアパルトマン」って、なんか物語みたいですね。21軒あるんですか。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、21軒。ストックホルムで活躍するアーティストたちが、恋人と暮らしている部屋です。ふたりの好きなものがミックスされているのがテーマでね。

ひとりで決められないぶん、置き方に工夫が生まれるんですよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

たしかに、二人だと意見が割れますもんね。家具ひとつでも。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこなんです。この本は模様替えの実用書ではないけれど、譲り合いの形を見せてくれる。目次にカップルの名前が並ぶのも、物語を読むようで楽しいですよ。

フィンランドのアパルトマン
9

フィンランドのアパルトマン

ジュウ・ドゥ・ポゥム 著|ジュウ・ドゥ・ポゥム

¥1,980(税込)

3.9

ヘルシンキのアーティスト16人の心地よい住まいを集めた一冊。ひとり暮らし、カップル、子どもやペットと一緒と、暮らしの形が違う住人が並ぶのが特徴です。「くつろぎの時間は、お気に入りに囲まれた空間から」という視点で、北欧デザインの魅力が暮らしのサイズで見えてくる。家族構成の幅が広いぶん、自分の状況に近い実例を探しやすい。同シリーズのストックホルム本との違いもそこにあります。

こんな人におすすめ

フィンランドデザインが好きな人。ひとり暮らしから家族暮らしまで、自分に近い実例を探したい人。ペットや子どもがいる部屋の参考を探すときにも。北欧の日用品の選び方や使い方を、暮らしの実感と一緒に知りたい読者に向きます。

良い点

  • 16軒で暮らし方の幅が広い
  • フィンランドデザインに触れられる
  • 家族構成別に眺めやすい

気になる点

  • 写真中心で解説は少なめ
  • 2011年刊で情報はやや古い
  • 家具の入手先は限られる

出版社

ジュウ・ドゥ・ポゥム

発売日

2011年09月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

フィンランドって、デザインの国というイメージがあります。16人ってことは、けっこう絞ってるんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、ヘルシンキのアーティスト16人。面白いのは、ひとり暮らしもいれば、カップル、子どもやペットと暮らす人もいること。

暮らしの形がそれぞれ違うんですよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

じゃあ、自分の状況に近い人を探して見られるんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

まさにそれがこの本の使い方。北欧デザインの名品を見るというより、日用品の選び方や置き方を見るんです。

マリメッコの本と合わせて読むと、フィンランドの解像度が上がりますよ。

北欧の子ども部屋デコ・アイデアブック
10

北欧の子ども部屋デコ・アイデアブック

ジュウ・ドゥ・ポゥム 著|ジュウ・ドゥ・ポゥム

¥1,980(税込)

3.9

スウェーデン、デンマーク、フィンランドを訪ね、パパとママの愛情と子どもたちの夢が詰まった子ども部屋を集めたフォトブック。壁、色、ファッション、小さな工夫、絵本、テキスタイル、おもちゃ、庭と、切り口ごとに章が分かれているので、壁面をどうするかといった悩みから引けます。子ども向けは装飾過多になりがちですが、ここは北欧の落ち着いた色と素材が軸。絵本まで含む網羅性が強みです。

こんな人におすすめ

子どもの部屋づくりをこれから始める人。壁面や収納のアイデアを探している人。絵本やおもちゃの見せ方まで考えたい人。出産や進学を機に部屋を変えたいときに。北欧の子ども向けテキスタイルが好きな読者にも向きます。

良い点

  • 8つの切り口で探しやすい
  • 絵本やテキスタイルまで網羅
  • 北欧3か国の実例が見られる

気になる点

  • 大人の部屋づくりには不向き
  • 手順の解説は最小限
  • 掲載アイテムの入手は限定的

出版社

ジュウ・ドゥ・ポゥム

発売日

2012年12月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

子ども部屋って、まだ自分ごとじゃないんですけど……でも目次に「絵本」とか「テキスタイル」があって気になりました。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこに気づくのはいいね。この本は壁、色、服、小さな工夫、絵本、テキスタイル、おもちゃ、庭と、悩みどころで章が分かれている。

だから壁面をどうしよう、から引けるんです。

橘ナナミ

橘ナナミ

なるほど、読み物というより引き出しみたいな使い方ですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。北欧3か国を訪ねているので、国ごとの雰囲気の違いも見えるんですよ。私は書店で絵本の棚の近くに置いていましたが、絵本の選び方の章がある子ども部屋本は貴重なんです。

北欧のキッチン・アルバム
11

北欧のキッチン・アルバム

ジュウ・ドゥ・ポゥム 著|ジュウ・ドゥ・ポゥム

¥1,980(税込)

3.7

「キッチンは、みんなが集まる暮らしの中心」。その言葉から始まる、北欧3か国のキッチンと食卓を集めたインテリアブックです。素敵なコレクションの並ぶキッチン、黒&白のグラフィカルなキッチン、木のぬくもりに包まれたキッチンと、スタイル別に見出しが立つので自分の好みの方向を探しやすい。ほっこりナチュラルからシンプル・モダンまで幅があり、食卓の様子まで写っているのが部屋全体の本との違いです。

こんな人におすすめ

キッチンを中心に暮らしを整えたい人。食器や雑貨の見せ方を工夫したい人。色や素材の方向性を決めかねているとき。引っ越しやリノベーションでキッチンを変える前の参考に。ダイニングで過ごす時間を大切にしたい読者にも。

良い点

  • スタイル別で方向性を選びやすい
  • 食卓まで含めた実例が見られる
  • 北欧3か国の違いが楽しい

気になる点

  • 設備面の実用情報は少ない
  • 写真中心で文章は控えめ
  • 2013年刊で最新事例は限られる

出版社

ジュウ・ドゥ・ポゥム

発売日

2013年03月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「キッチンは、みんなが集まる暮らしの中心」って、いい言葉ですね。うちのキッチン、全然中心じゃないんですけど……。

佐藤メバル

佐藤メバル

はは、そこからですよね。この本は北欧3か国のキッチンを、素敵なコレクションの並ぶ部屋、黒&白のグラフィカルな部屋、木のぬくもりの部屋…と、スタイル別に見出しを立てている。

だから自分の好みの方向が探しやすいんです。

橘ナナミ

橘ナナミ

食卓の様子も載ってるんですね。キッチンだけじゃないんだ。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、そこがいいところ。設備の話ではなく、集まる場所としてのキッチンなんです。まず食器の置き場を一つ変えてみる、くらいから始めるのがおすすめですよ。

北欧流インテリアがあか抜ける飾り方のルール30
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北欧流インテリアがあか抜ける飾り方のルール30

トーソー出版

¥3,520(税込)

3.7

北欧の家がなぜこんなにおしゃれで心地よく感じられるのかを、30のルールと150点の実例写真で解き明かす一冊。「ベースを白でまとめる」「淡色の木材をメインに取り入れる」「高低差をつけて飾る」「ペンダントライトを低めに吊るす」など、ひとつずつ試せる粒度のルールになっているのが特徴です。第一章で北欧インテリア好きのマイルールを3組に聞き、第二章でルールを体系化。明日そのまま真似できる点が写真集的な北欧本と違います。

こんな人におすすめ

北欧風の部屋にしたいが、何から手をつけるか決められない人。模様替えの手順を順番に試したい人。照明や飾り棚の作り方を具体的に知りたい読者。長く手元に置いて、少しずつ実践していきたい人にも向きます。

良い点

  • 30のルールで実践しやすい
  • 実例写真150点と豊富
  • 照明や飾り方まで網羅的

気になる点

  • 価格はやや高めの造本
  • 写真集的な眺め方はしにくい
  • 北欧家具の購入情報は限られる

出版社

トーソー出版

発売日

2025年10月14日頃

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「飾り方のルール30」、これいいですね。ルールって聞くと縛られる気もするんですけど……。

佐藤メバル

佐藤メバル

それがね、「ベースを白でまとめる」「高低差をつけて飾る」「ペンダントライトを低めに吊るす」と、ひとつずつ試せる粒度なんですよ。

読んですぐ真似できる。写真も150点ついています。

橘ナナミ

橘ナナミ

第一章に「マイルール」ってあるのが気になります。ルールを破る話ですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

いいところに目をつけたね。まず北欧インテリア好きの3組に話を聞いて、それから第二章でルールを整理する流れなんです。

つまり自分のルールを作るための材料。順番に試したい人に向いていますよ。

照明と家具からはじめる 北欧インテリア
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照明と家具からはじめる 北欧インテリア

行正り香 著|講談社

¥1,980(税込)

3.7

元デンマーク親善大使で北欧インテリアの第一人者、行正り香さんによる一冊。「仕事の前に暮らしが大事」という立場から、北欧の国の幸福度が高い理由とインテリアが素敵な理由を同じ根っこで解き明かします。天井照明はいらない?という問いから始まる照明術、名作家具や名作照明の見方、日本の家になじむJapandi、家具を消耗品にしないショップの回り方まで。選び方の基準を扱うのが他の北欧本と違うところです。

こんな人におすすめ

これから北欧家具を買う人。照明の選び方から見直したい人。名作家具の背景を知ったうえで選びたい人。家具を長く使う前提で考えたいときに。デンマークの暮らしぶりや、ヒュッゲという時間の使い方に関心がある読者にも向きます。

良い点

  • 照明と家具に絞った構成
  • 名作の背景まで学べる
  • 日本の住まいに置き換えやすい

気になる点

  • 価格帯の高い家具が前提になりがち
  • 手順より考え方の解説が中心
  • DIY向けの内容ではない

出版社

講談社

発売日

2026年04月15日頃

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「天井照明はいらない?」って、え、それってどういうことですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

面白い問いかけだよね。著者は元デンマーク親善大使で、北欧インテリアの第一人者なんです。照明をどう重ねるかで部屋の印象が変わるという話から入っていく。

橘ナナミ

橘ナナミ

北欧の幸福度の話とインテリアが同じだっていうのも気になります。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこがこの本の核でね。「仕事の前に暮らしが大事」という立場なんです。名作家具や名作照明の背景、日本の家になじむJapandi、家具ショップの回り方まで。買う前に読む本としてすすめていますよ。

日本の住まいで楽しむ 北欧インテリアのベーシック
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日本の住まいで楽しむ 北欧インテリアのベーシック

森百合子 著|パイ インターナショナル

¥1,870(税込)

3.7

「探していた理想の『普通』が、北欧にあった」。長年北欧の家を訪ねてきた著者が、リノベーションを重ねた自邸での実践方法を紹介する一冊です。住まいのベースは白、灯りはいくつも重ねる、素材とモチーフは自然から、色と積極的に付き合う、自分らしさを大切にする。5つのベーシックを軸に、日本の住まいでどう叶えるかを段階的に見せてくれます。北欧の食器やテキスタイル、映画のコラム付きなのも嬉しいところです。

こんな人におすすめ

日本の間取りで北欧インテリアを実現したい人。リノベーションを考えている人。白いベースや灯りの作り方を手順として知りたい人。北欧の食器やテキスタイル、映画が好きな読者にも、読み物として楽しめる一冊です。

良い点

  • 日本の住まいに置き換えた実践例
  • 5つのベーシックで整理されている
  • 食器やテキスタイルのコラム付き

気になる点

  • リノベの章は住まいの条件を選ぶ
  • 写真より解説が多めの箇所もある
  • 北欧家具の購入情報は限定的

出版社

パイ インターナショナル

発売日

2021年03月11日頃

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「探していた理想の普通が、北欧にあった」って、すごく刺さる一文ですね。普通、ってところが。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこなんですよ。北欧インテリアはナチュラルでシンプル、で終わりがちだけど、この本は5つのベーシックに分けて、日本の家でどう作るかを順番に見せてくれる。

しかも著者は自邸をリノベーションして実践している人です。

橘ナナミ

橘ナナミ

自分の家で試した話なら、説得力がありますね。食器のコラムも気になります。

佐藤メバル

佐藤メバル

ええ、北欧の食器やテキスタイル、映画の話まで入っていて、読み物としても楽しい。まず白いベースを作るところから、とすすめていますよ。

【マイナビ文庫】北欧テイストのシンプルすっきり暮らし
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【マイナビ文庫】北欧テイストのシンプルすっきり暮らし

Misa 著|マイナビ出版

¥1,045(税込)

3.7

家族4人で3LDKのマンションに暮らすMisaさんが、決して広くない間取りと少ししかない収納で、限られた空間をラクして快適にするアイデアをまとめた一冊。散らかっても10分で片づけられる整理収納、手間をかけない掃除、できた!を増やす家づくりまで、暮らしを回す順番から書かれています。写真集型の北欧本と違い、収納と家事の実務に踏み込み、文庫書き下ろしのコラムも加わっています。

こんな人におすすめ

小さめの間取りで家族と暮らす人。片づけが続かない人。収納と掃除の手順を仕組みとして作りたい人。文庫サイズで手に取りやすく、家事の合間や寝る前に少しずつ読むのにも向いています。

良い点

  • 収納と掃除の実務まで踏み込む
  • 10分で片づく仕組みが具体的
  • 文庫で手頃な価格

気になる点

  • 写真集的な見応えは少なめ
  • 2016年刊の再編集版
  • 北欧デザインの解説は中心でない

出版社

マイナビ出版

発売日

2021年06月22日頃

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

あ、これ文庫なんですね。家族4人で3LDKって、けっこうリアルな条件です。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、そこがいいんですよ。広い家の参考例ではなく、限られた収納でどう回すかの話。散らかっても10分で片づけられる仕組み、掃除の手間の減らし方まで書いてあります。

橘ナナミ

橘ナナミ

インテリア本って眺めるだけになりがちなんですけど、これは実務っぽい。

佐藤メバル

佐藤メバル

ええ。もとは2016年に出た本を再編集して文庫にしたもので、小学生のお片づけやリビングのワークスペースの書き下ろしも入っています。

暮らしを仕組みで整えたい人に向いていますね。

北欧コペンハーゲンの子ども部屋
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北欧コペンハーゲンの子ども部屋

ジュウ・ドゥ・ポゥム 著|ジュウ・ドゥ・ポゥム

¥1,980(税込)

3.5

童話作家アンデルセンが愛したコペンハーゲン。この「おとぎ話の町」に暮らす22人の子どもたちの部屋を訪ねるフォトブックです。ベティ&ギルバート、セルマ&アンナ・ヌール、トーア…と名前が並ぶ目次からは、きょうだいの部屋まで覗ける構成が見えます。おとぎ話とデザインの町のガイド付きというのも嬉しいところで、部屋の写真集でありながら街の案内にもなる。同じシリーズの他の子ども部屋本より、街と物語の色が濃いのが違いです。

こんな人におすすめ

コペンハーゲンに興味がある人。デンマークの子ども部屋を見てみたい人。街のガイドとしても楽しみたい読者。絵本やおとぎ話が好きで、部屋の写真もゆっくり眺めたいときに。旅の予習としても使えます。

良い点

  • 22人と実例が豊富
  • 街のガイド付きで旅気分も
  • きょうだいの部屋も見られる

気になる点

  • 2008年刊で情報は古い
  • 収納の実用解説は少ない
  • 写真主体の構成

出版社

ジュウ・ドゥ・ポゥム

発売日

2008年10月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

コペンハーゲンって、アンデルセンの町なんですね。子ども部屋の本にガイドが付いてるのが不思議です。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこが楽しいところでね。「おとぎ話の町」に暮らす22人の子ども部屋を訪ねているんですが、街のガイドも付いている。

部屋の写真集であり、旅の案内にもなるんですよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

目次に「ベティ&ギルバート」とか、きょうだいっぽい名前が並んでますね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、きょうだいの部屋も覗ける。デザインの国デンマークの子ども部屋は、おもちゃの選び方も落ち着いているんです。

絵本好きの人にこそ見てほしい一冊ですよ。

北欧ストックホルムのファミリースタイル
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北欧ストックホルムのファミリースタイル

ジュウ・ドゥ・ポゥム 著|ジュウ・ドゥ・ポゥム

¥1,980(税込)

3.5

のびのびとした緑の庭、居心地のいいリビング。子どもたちと過ごすおうちが、やっぱりいちばん——そんな言葉が似合う一冊です。アーティストとして活躍するパパとママによる、楽しいアイデアいっぱいの家族の住まい17軒を訪ねます。目次にはファッションデザイナー、グラフィックデザイナー、ブロガー…と職業が併記され、仕事と暮らしが地続きなのが見えてくる。同シリーズの恋人たち編より、時間の流れを感じる構成です。

こんな人におすすめ

子どもと暮らす家の参考を探す人。庭やリビングの使い方を見直したい人。仕事場と住まいが近い暮らしに関心がある人。デザイナー家族の日常を眺めたい読者にも、家族の時間を大切にしたい人にも向きます。

良い点

  • 17軒と実例が豊富
  • 職業併記で人物像が立つ
  • 庭やリビングの実例が見られる

気になる点

  • 2011年刊で写真はやや古い
  • 収納の詳細な解説はない
  • 日本の間取りとは条件が違う

出版社

ジュウ・ドゥ・ポゥム

発売日

2011年03月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

目次に職業が書いてあるの、いいですね。ファッションデザイナーとかブロガーとか。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、アーティストとして活躍するパパとママの家なんです。仕事と暮らしが地続きなのが見えてくる。

緑の庭に、居心地のいいリビング。子どもたちと過ごすおうちが、やっぱりいちばん、という本です。

橘ナナミ

橘ナナミ

庭がある暮らし、いいなあ。でも日本の家だと参考にしにくいですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

庭の広さは違っても、考え方は持ち帰れます。たとえばリビングのどこを家族が集まる場所にするか。まず一軒、自分の家に近い形の人を選んで真似するのがいいですよ。

フィンランド くらしのレッスン
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フィンランド くらしのレッスン

週末北欧部chika 著|集英社

¥1,650(税込)

3.5

「移住の夢をかなえたら、『くらし』が私を待っていた」。北欧好きをこじらせた著者が、フィンランド式のスタイルと考え方を学びながら自分らしい生き方を見つけていくコミックエッセイです。コミュニケーション、働き方とキャリア、自然と文化、心地よく暮らすコツ、そしてフィンランド風の部屋づくりまで、暮らし全体をレッスン形式で追えます。写真集ではないぶん、なぜそう暮らすのかが腹に落ちる構成です。

こんな人におすすめ

北欧の暮らしに憧れて、生活そのものを見直したい人。移住や留学を考えている人。インテリアの前に暮らし方を知りたい読者。コミックエッセイなので読み疲れせず、通勤時間や寝る前の少しずつの読書にも向きます。

良い点

  • 暮らし全体をレッスン形式で学べる
  • コミックで読みやすい
  • 2024年刊で情報が新しい

気になる点

  • 部屋づくりの分量は多くない
  • 写真による実例集ではない
  • フィンランド限定の内容

出版社

集英社

発売日

2024年08月05日頃

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

これ、コミックエッセイなんですね。移住した人の話かあ。夢をかなえたら「くらし」が待っていた、というところが気になります。

佐藤メバル

佐藤メバル

いいところに目をつけたね。著者は北欧好きをこじらせて移住した人で、コミュニケーション、働き方、自然、幸福のコツ、そして部屋づくりと、暮らし全体をレッスン形式で追っていくんです。

橘ナナミ

橘ナナミ

インテリアの本というより、暮らしの本なんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、そこが大事。部屋だけ真似しても馴染まないんですよ。なぜそういう暮らしなのかが分かってから、最後の部屋づくりのレッスンに入る流れがよくできています。

マリメッコのデザイナーの暮らし
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マリメッコのデザイナーの暮らし

ジュウ・ドゥ・ポゥム 著|ジュウ・ドゥ・ポゥム

¥1,870(税込)

3.5

北欧フィンランドを代表するブランド、マリメッコで活躍するデザイナーたちの住まいやアトリエを訪ねた一冊。ファッションにインテリア、暮らしの中で愛される柄が、作る側の日常ではどう使われているかが見えてきます。住まいと創作の空間で見つけたデザインのかけらと、楽しいコーディネートが並ぶ構成。ブランドの歴史や製品カタログではなく、作り手の生活から柄を眺める本なので、好きでも知らない一面に出会えます。

こんな人におすすめ

マリメッコや北欧テキスタイルが好きな人。柄ものを部屋に取り入れるコツを知りたい人。作り手の生活からデザインを見たい人。アトリエの写真を眺めたい読者にも、フィンランドの暮らしに関心がある人にも向きます。

良い点

  • 作り手の日常からデザインが見える
  • 住まいとアトリエの両方を見られる
  • テキスタイル好きに刺さる内容

気になる点

  • ブランド史の解説は中心でない
  • 2013年刊で情報はやや古い
  • 写真主体で文章は控えめ

出版社

ジュウ・ドゥ・ポゥム

発売日

2013年10月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

マリメッコって、柄が強いから部屋に取り入れるのが難しそうって思ってたんですけど……。

佐藤メバル

佐藤メバル

その感覚は正しいですよ。この本は、マリメッコで活躍するデザイナーの住まいとアトリエを訪ねている。作る側の日常では、あの柄がどう使われているかが見えてくるんです。

橘ナナミ

橘ナナミ

作る人が使うと、また違う見え方になりそうですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。製品カタログではなく暮らしの本なんですよ。柄を一点だけ主役にする、布を大きく使いすぎない、といった工夫が写真から読めます。

テキスタイル好きにはたまらない一冊です。

図説 英国インテリアの歴史
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図説 英国インテリアの歴史

小野まり 著|河出書房新社

¥2,090(税込)

3.5

貴族の邸宅から庶民の住宅まで、英国インテリアの様式と住宅事情、住まいへのこだわりをたどる「図説」。美しい写真と図版が満載で、映画や小説でおなじみのヴィクトリアン・ハウスの謎に迫るのが読みどころです。今日の部屋づくりの実例集ではなく、なぜ英国の家がそうなっているのかを歴史から解く本。北欧やパリの写真集を何冊か見た人が、次に背景を知りたくなったときに向いています。

こんな人におすすめ

英国の邸宅やヴィクトリアン様式に興味がある人。映画や小説に出てくる部屋の背景を知りたい人。様式の名前と時代を整理したい読者。インテリア写真集に慣れて、そろそろ来歴を学びたいときに手に取ってほしい一冊です。

良い点

  • 様式と住宅事情を一冊で把握
  • 写真と図版が豊富
  • ヴィクトリアン・ハウスを掘り下げる

気になる点

  • 現代の部屋づくりの実用本ではない
  • 英国以外の様式は扱わない
  • 読み通すには時間がかかる

出版社

河出書房新社

発売日

2019年02月14日頃

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

「図説」ってついてると、ちょっと難しそうなイメージがあるんですけど、ヴィクトリアン・ハウスの話なんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。貴族の邸宅から庶民の住宅まで、様式と住宅事情、住まいへのこだわりをまとめた本です。映画や小説でおなじみのあの部屋の謎が解けていく。写真も図版も豊富ですよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

実例集ではなく、歴史の本なんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこが使い分けです。北欧やパリの写真集で今を見た人が、次に理由を知りたくなったらこれ。私も書店で、様式の名前を確認しに来るお客さんによくすすめていましたよ。

芸術の都 ロンドン大図鑑 英国文化遺産と建築・インテリア・デザイン
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芸術の都 ロンドン大図鑑 英国文化遺産と建築・インテリア・デザイン

フィリップ・デイヴィース 著|西村書店

¥7,150(税込)

3.5

ロンドンの謎めいたファサードの背後に隠された芸術を堪能する大図鑑。邸宅や商業施設から教会堂、謎めいた地下空間まで、一般公開されていないがためにほとんど知られていない建築遺産を181選び、インテリア写真はおよそ1700点に及びます。ヒストリック・イングランド協力のもと、リンカーンズ・イン、スペンサー・ハウス、セント・ポール大聖堂の階段と図書室などが並ぶ。価格は張りますが、資料としての密度は別格です。

こんな人におすすめ

ロンドンの建築とインテリアを深く知りたい人。資料として手元に置きたい人。旅行前に見どころを予習したい人。建築やインテリアの仕事で参照する人、図書館や学校で活用したい人にも向いています。

良い点

  • 181の建築と約1700点の図版
  • 公開されにくい遺産を収録
  • ヒストリック・イングランド協力

気になる点

  • 価格が高めで気軽には買いにくい
  • 大図鑑のため通読には時間がかかる
  • 読み物というより資料的性格

出版社

西村書店

発売日

2017年06月15日頃

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

7150円……!けっこうな価格ですね。でも「謎めいた地下空間」って気になります。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこが魅力でね。一般公開されていないから、ほとんど知られていない建築遺産が181。インテリアの写真だけでおよそ1700点ですよ。

ヒストリック・イングランドという組織が協力しています。

橘ナナミ

橘ナナミ

リンカーンズ・インにシャーロック・ホームズ・パブ、セント・ポール大聖堂まで。幅がすごい。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、店舗から教会、図書館、劇場まで。ロンドンに行く前に眺めると、街の見え方が変わります。写真集としても資料としても価値のある一冊ですよ。

ロンドンの子ども部屋
22

ロンドンの子ども部屋

ジュウ・ドゥ・ポゥム 著|ジュウ・ドゥ・ポゥム

¥1,980(税込)

3.5

おやすみ前に読む絵本、どこへ行くにも一緒のテディベア、友だちからの誕生日プレゼント、学校で作った工作、家族で笑った思い出の写真。ロンドンの子ども部屋で子どもたちが見せてくれた宝物を集めた一冊です。物の量ではなく、物の意味から部屋を見ているのが特徴で、インテリアとしての整え方より、家族の愛や思いがにじむ部屋が写ります。北欧や北欧圏の子ども部屋本と並べると、国ごとの温度差が楽しい。

こんな人におすすめ

子ども部屋づくりに取りかかる前の人。おもちゃや作品をどう見せるか悩む人。思い出の物を捨てずに飾る工夫を知りたい人。絵本やぬいぐるみが好きな読者にも、家族写真のように眺めたい人にも向きます。

良い点

  • 宝物という視点で部屋を見られる
  • 家族の思いが伝わる内容
  • 北欧の子ども部屋本と比較して楽しい

気になる点

  • 2006年刊で写真は古い
  • 収納の実用情報は少ない
  • 片づけのノウハウ本ではない

出版社

ジュウ・ドゥ・ポゥム

発売日

2006年12月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

テディベア、学校で作った工作、家族で笑った写真……。これ、インテリアの本というより思い出の本ですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、まさに物の量ではなく物の意味から部屋を見ている本なんですよ。ロンドンの子どもたちが見せてくれた宝物たちが並んでいる。

橘ナナミ

橘ナナミ

じゃあ、片づけの参考にはならないですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

収納術を求めるなら別の本ですが、子ども部屋をどう作るかの前に、何を残したいかを考えさせてくれます。北欧の子ども部屋本と読み比べると、国ごとの温度差が見えて面白いですよ。

ロンドンのファミリースタイル
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ロンドンのファミリースタイル

ジュウ・ドゥ・ポゥム 著|ジュウ・ドゥ・ポゥム

¥1,980(税込)

3.5

れんが造りの家に緑の庭、テムズ河に浮かぶボートハウスまで。ロンドンのアーティスト・ファミリー18軒の住まいと暮らしを訪ねる一冊です。ケーキを焼く、楽器を演奏する、お絵描きする。部屋そのものより、そこで過ごす時間が主役になっているのが特徴で、家族が笑顔になるインテリアと時間という視点が、間取りや家具の前に何をする家かを考えさせます。同シリーズのロンドンの子ども部屋本より、大人の暮らしの比率が高い一冊です。

こんな人におすすめ

家族で過ごす時間を大切にしたい人。住まいを行為から考えたい人。ボートハウスなど変わった住まいを見てみたい読者。パリや北欧のファミリー本と読み比べたいときにも向いています。

良い点

  • 18軒と実例が豊富
  • 暮らしの時間が中心の構成
  • ボートハウスなど変化がある

気になる点

  • 2010年刊で写真はやや古い
  • 家具の解説は中心でない
  • 日本の住宅事情とは差がある

出版社

ジュウ・ドゥ・ポゥム

発売日

2010年10月

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

テムズ河に浮かぶボートハウスって、家なんですか?住まいの本に出てくるのが意外です。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、そこが楽しいところ。れんが造りの家に緑の庭、そしてボートハウスまで、ロンドンのアーティスト・ファミリー18軒を訪ねているんです。

部屋そのものより、そこで過ごす時間が主役なんですよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

ケーキを焼く、楽器を演奏する、お絵描きする……行為が先に書かれてますね。

佐藤メバル

佐藤メバル

そこなんです。間取りや家具の前に、何をする家かを考える。家族の時間からインテリアを決める、という順番が参考になりますよ。

Deco Room with Plants in NEW YORK
24

Deco Room with Plants in NEW YORK

川本諭 著|ビー・エヌ・エヌ新社

¥2,037(税込)

3.5

「人に植物を・街に植物を・あなたの空間にも植物を」。GREEN FINGERS NEW YORKを出店した川本諭さんが、ニューヨークでの出会いから生まれたスタイリングをまとめた一冊です。自宅、友人の空間、ショップ、エキシビション、ブランドとのコラボ、そしてNY出店までの歩みまで、植物の入れ方が場面ごとに並びます。育て方の本ではなく、空間に植物をどう配置するかの本。実用の参考にも写真集としても使えます。

こんな人におすすめ

部屋に植物を取り入れたいが、置き方が分からない人。ショップや展示の空間づくりに関わる人。ニューヨークの室内スタイリングを見てみたい読者。植物の世話より見せ方を知りたいときに手に取ってほしい一冊です。

良い点

  • 場面別に植物のスタイリングが見られる
  • 住まいからショップまで幅広い
  • 植物の配置の参考になる

気になる点

  • 育て方の解説は中心でない
  • 2014年刊で情報はやや古い
  • 空間の規模が大きい例も多い

出版社

ビー・エヌ・エヌ新社

発売日

2014年11月12日頃

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

観葉植物、欲しいなと思いつつ、センスがなくて置けずにいるんです。これ、置き方の本なんですか?

佐藤メバル

佐藤メバル

そう、育て方の本ではないんですよ。GREEN FINGERS NEW YORKを出店した川本諭さんが、自宅、友人の家、ショップ、展示、ブランドとの仕事まで、場面ごとのスタイリングをまとめている。

橘ナナミ

橘ナナミ

住まいだけじゃなくて、お店や展示もあるんですね。規模が大きい例も参考になりますか?

佐藤メバル

佐藤メバル

大きな空間の例も、考え方は同じです。植物を足すのではなく、空間のどこに視線を置くか。まず自宅の章から、一鉢の置き場所を真似してみるといいですよ。

マーガレット・ハウエルの暮らしと仕事 Margaret Howell Life and Work
25

マーガレット・ハウエルの暮らしと仕事 Margaret Howell Life and Work

マーガレット・ハウエル 著|集英社

¥3,960(税込)

3.5

「よいデザインとは、よく考え抜かれていて、暮らしの中で機能すること」。その考え方が50年以上のものづくりの根底にあるデザイナー、マーガレット・ハウエルの暮らしと仕事をたどる20年ぶりの新刊です。2024年に移り住んだロンドンの住まいを撮りおろし、サフォークのセカンドハウスや長年使い続けている家具や日用品も紹介。シャツやリネン、ものづくりの現場から思考までを、最新の写真とインタビュー、本人提供の資料で紐解くバイリンガル仕様です。

こんな人におすすめ

マーガレット・ハウエルの服や思想が好きな人。暮らしと仕事を切り離さず考えたい人。長く使えるものを選ぶ基準を知りたい人。日本語と英語の併記なので資料としても使え、大切な人へのギフトにも向く造本です。

良い点

  • 20年ぶりの新刊で撮りおろし多数
  • 暮らしと仕事の両方を収録
  • 日英併記で資料性も高い

気になる点

  • 価格は高めの造本
  • 実用のハウツー本ではない
  • ブランドファン向けの内容

出版社

集英社

発売日

2026年09月05日頃

ページ数

詳細情報なし

橘ナナミ

橘ナナミ

マーガレット・ハウエルって、服のブランドですよね。暮らしと仕事、20年ぶりの新刊というのが気になります。

佐藤メバル

佐藤メバル

そう。「よいデザインとは、よく考え抜かれていて、暮らしの中で機能すること」。この言葉が50年以上のものづくりの根底にある人なんです。

2024年に移り住んだロンドンの住まいを撮りおろし、サフォークの家も収めています。

橘ナナミ

橘ナナミ

シャツやリネンの話から、家具や日用品まで出てくるんですね。

佐藤メバル

佐藤メバル

ええ、ものづくりの現場とその思考まで。日本語と英語の併記なので、資料としても手元に置けます。服が好きな人だけでなく、長く使うものを選びたい人にすすめたい一冊ですよ。

出版社・レーベルと入手ルートで外さない

橘ナナミ

橘ナナミ

出版社で選ぶのって、アリなんですか。

佐藤メバル

佐藤メバル

アリというより、外さない方法だね。たとえばジュウ・ドゥ・ポゥムはパリや北欧のアパルトマンを写真集として作り続けてきた版元で、判型も価格帯も揃っている。揃えると棚が落ち着く。平凡社や河出書房新社は読み物としての比率が高く、西村書店の大判は資料性が高い。集英社、講談社、パイ インターナショナル、マガジンハウス、ビー・エヌ・エヌ新社、マイナビ出版、トーソー出版——性格が違うから、まず一冊買って、その作りが好みかどうかで判断するといい。

橘ナナミ

橘ナナミ

入手先はどう使い分けますか。

佐藤メバル

佐藤メバル

新品は書店と通販。海外の出版社の本は海外通販という手もあるけれど、送料や関税が乗る。中古は状態の記載を読み、カバーの傷みが許容範囲かを確認する。絶版は古書店やネットの古書を根気よく。関税の扱いは金額や時期で変わるから断定は避けるけど、「送料・関税込みの総額で比べる」のが確実だよ。急がなければ中古を待つ。出版点数の多いジャンルだから、案外見つかる。

大型本の重さと、日焼け・湿気との付き合い方

橘ナナミ

橘ナナミ

大きな本って、棚の板が歪んだりしませんか。

佐藤メバル

佐藤メバル

する。だから大型本は「置く前に測る」。手持ちの棚の耐荷重と奥行きを確認して、大判は下段寄りに置く。倒れ対策は、本を奥まで突っ込まず手前で揃える、突っ張り棒で押さえる、重い本を同じ段に固めない。これだけで寿命が変わる。

橘ナナミ

橘ナナミ

日焼けやカビは防げますか。

佐藤メバル

佐藤メバル

完全には防げない。日焼けは表紙と背表紙から進むので、直射日光を避け、カーテン越しの光が長時間当たる場所も避ける。湿気とカビは風通し。棚の背面に隙間を作り、梅雨時は除湿を。そして傷みは経年変化として味にするという考え方もある。焼けた背表紙の色は、その本が部屋で過ごしてきた時間の記録だからね。

飾り方3パターンと、ダミーブックとの比較

橘ナナミ

橘ナナミ

飾り方って、何パターンくらいあるんですか。

佐藤メバル

佐藤メバル

大きく3つ。表紙を見せて立てる「表紙見せ」、平らに積む「積み重ね」、背表紙だけを揃えて並べる「並べる」。表紙見せは一冊が主役になり、積み重ねは台になり、並べるは背表紙の色で壁をつくる。色設計は、白やベージュの本を土台にして、黒や差し色を一色だけ混ぜる。外国の部屋の写真集は色数が多いから、これだけでうるさくならなくなる。

橘ナナミ

橘ナナミ

ダミーブックと本物は、どっちがいいんでしょう。

佐藤メバル

佐藤メバル

用途で分けると腑に落ちるよ。ダミーは軽くて安く、倒れにくく、匂いもない。ただし開けない。本物は重く、日焼けし、匂いもある。その代わり開けるし、読める。撮影プロップなら開いた状態の見映えが決め手になるから、ダミーは「埋める」用途、本物は「見せる」用途だね。

よくある質問

インテリア向けの洋書はどこで買うのが安いですか?

橘ナナミ

橘ナナミ

インテリア向けの洋書はどこで買うのが安いですかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

新品は書店と各通販、中古は古書店やネットの古書店が基本です。安さだけで決めると送料や関税で逆転することがあるので、送料込みの総額で比較するのが確実です。急がないなら中古の入荷を待つという手もあります。

洋書のインテリア利用の相場はいくらくらいですか?

橘ナナミ

橘ナナミ

洋書のインテリア利用の相場はいくらくらいですかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

1,000円台の写真集から、大型の図鑑で7,000円を超えるものまで幅があります。相場より先に「どの棚に、どのサイズが入るか」を決めておくと、無駄な出費が減ります。価格は変動するため購入前に最新の表示を確認してください。

ダミーブックと本物の洋書はどちらがおすすめですか?

橘ナナミ

橘ナナミ

ダミーブックと本物の洋書はどちらがおすすめですかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

目的で分けるのがおすすめです。ダミーは軽くて倒れにくく匂いもありませんが開けません。本物は重く傷みますが開いて読めます。埋めるならダミー、撮影や見せる用途なら本物、と考えると選びやすいです。

大きすぎる洋書はどうやって飾ればいいですか?

橘ナナミ

橘ナナミ

大きすぎる洋書はどうやって飾ればいいですかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

棚の耐荷重と奥行きを測り、大判は下段寄りに置きます。立てるのが不安なら、開いた状態で台の上に置いたり、表紙を見せて立てる飾り方にすると安定します。重い本を同じ段に固めないのも倒れ対策になります。

洋書の日焼けや傷みを防ぐ方法はありますか?

橘ナナミ

橘ナナミ

洋書の日焼けや傷みを防ぐ方法はありますかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

直射日光と長時間の窓越しの光を避け、風通しを確保して湿気をためないことが基本です。完全に防ぐことはできませんが、傷みを経年変化として味にする考え方もあります。梅雨時は除湿を心がけてください。

絶版・廃盤になった洋書はどう探せばいいですか?

橘ナナミ

橘ナナミ

絶版・廃盤になった洋書はどう探せばいいですかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

古書店やネットの古書店を根気よく当たります。相場は動くので、一冊に決め打ちせず候補を複数持つのがコツです。同じテーマの新刊が出ていれば、そちらで代用するのも現実的な選択です。

英語が読めなくてもインテリア洋書は楽しめますか?

橘ナナミ

橘ナナミ

英語が読めなくてもインテリア洋書は楽しめますかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

楽しめます。写真を見るだけでも十分ですし、日本語で解説された本や日本語・英語併記の本を選べば、文章も一緒に味わえます。まずは写真のトーンが好みかどうかで選ぶと失敗しません。

何冊くらいから飾って見えるようになりますか?

橘ナナミ

橘ナナミ

何冊くらいから飾って見えるようになりますかについて教えてください。

佐藤メバル

佐藤メバル

冊数よりも「まとまり」です。同じ色トーンを3冊そろえ、そこに主役を1冊足すと棚として形になります。逆に色もサイズもばらばらだと、冊数が増えても落ち着きません。

まとめ

橘ナナミ

橘ナナミ

佐藤さん、今日の話を聞いて、まず何から始めればいいか見えてきました。

佐藤メバル

佐藤メバル

よかった。最初の一冊は、いちばん好きな街で選ぶといい。パリなら『パリのインテリア』、北欧なら『北欧ストックホルムのアパルトマン』。地域が決まると、二冊目以降の居場所も自然に決まっていくよ。

橘ナナミ

橘ナナミ

それ気になります! あと、花の本もさっきから気になってて。

佐藤メバル

佐藤メバル

『花と暮らすパリのアパルトマン』だね。花のある暮らしのシーンが87点。価格も抑えめで、最初の一冊にちょうどいい。まずそれが棚に入ると、隣に何を置きたくなるかが見えてくる。

橘ナナミ

橘ナナミ

本を買う前に、隣のことを考えちゃいそうです。

佐藤メバル

佐藤メバル

それでいい。外国のインテリア本を棚に並べるのは、自分の部屋に小さな窓を増やしていく作業なんだ。窓は一度に全部つけなくていい。ひとつ開けて、光の入り方を見てから、次の窓を決める。やがて背表紙が並んだ棚は、そうやって増やしてきた窓の一覧になる。今日はその最初の窓を、好きな街で選んでみて。

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