パリのインテリアが学べる本のおすすめ人気ランキング12選【2026年版】
監修

佐藤メバル
@shelfy_mebaru
編集長。あらゆるジャンルの本を年間数百冊読み込む本のプロ。投資・経営から小説・実用書・絵本まで、良書と読者の相性を見抜く。

橘ナナミ
@medias_nanami
編集部の新人インターン。22歳の大学院生で、メディア論を研究中。「それ気になります!」が口癖の天然キャラ。読者の素朴な疑問を代弁する役割で、各メディアの専門家にいろんなジャンルの素朴な質問をぶつけていく。
最終更新: 2026年10月
橘ナナミ
佐藤さん、いま「パリ インテリア 本 おすすめ」の記事を準備しているんですけど、どの記事も同じ写真集が並んでいて、正直どれを読めばいいのか分からなくなっちゃいました。きれいなのは分かるんですけど……。
佐藤メバル
いいところに気づいたね。パリのインテリア本は、性格のまったく違う3タイプが一つの棚に混ざっているんだ。書店員時代、棚を「眺める本」「真似する本」「学ぶ本」に分けたら、お客さんの迷いが驚くほど減ったよ。
橘ナナミ
3タイプ! 全部おしゃれな写真集に見えていました。
佐藤メバル
たとえば『パリのインテリア』は31軒を訪ねて住人一人ひとりを章にした本で、主役は写真より“人”。これは眺める本だね。いっぽう『パリの小さなアパルトマン』や『パリのキッチン』は、狭さや収納の知恵を自分の部屋に持ち帰るための本。同じ「パリ」でも役割が違う。
橘ナナミ
じゃあ「どれが一番いいか」ではなくて、「自分は何をしたいのか」から選ぶんですね。
佐藤メバル
そう。まずはその軸を整理しよう。順番に見ていこうか。
パリのインテリアが学べる本の選び方
目的から選ぶ:眺める・真似する・学ぶ
橘ナナミ
眺める・真似する・学ぶって、具体的にどう見分けるんですか?
佐藤メバル
章立てを見るといい。『パリのインテリア』は住人の名前がそのまま章になっているから眺める本。『メゾン パリのおしゃれな暮らし』は15軒それぞれに注目アイテムの解説が付くから真似する本。『雑貨屋さんちで見つけたパリ流雑貨インテリア』はインテリア雑貨・生活雑貨・ブロカント…と用途で章が分かれていて、コーディネート術を学ぶ本だね。
レベルから選ぶ:初心者か、手を動かすのが好きか
橘ナナミ
初心者と、DIY経験者で選び方は変わりますか?
佐藤メバル
変わる。まだ模様替えをほとんどしたことがないなら、まずは『花と暮らすパリのアパルトマン』のようにテーマがひとつに絞られた本から。花を飾る、それだけで写真の真似ができる。逆に手を動かすのが好きなら『パリのプチパンのカラフルな暮らし』。自分たちでリノベーションした家だから、色と柄の使い方が実践的だよ。
形式から選ぶ:和書・洋書・ムック・電子版
橘ナナミ
洋書の原書と、日本語で読める本はどう使い分けるんですか?
佐藤メバル
ここは誤解が多いところ。パリのインテリア本は日本語で読めるものが中心で、写真のキャプションや解説もそのまま理解できる。だから最初の一冊は和書でいい。ムックは『&Premium特別編集 パリに暮らす人の、部屋づくり。』のように、雑誌の編集力で34組を一気に見渡せるのが強みだね。
価格帯から選ぶ:3つの帯で考える
橘ナナミ
予算はどのくらい見ておけばいいんでしょう?
佐藤メバル
大きく3つの帯で考えるといい。1,500円前後の帯は「まず一冊試す」のに向く。2,000円前後の帯がいちばん層が厚く、選びがいがある。3,000円を超える帯は写真の判型と紙が別格で、長く手元に置く前提の一冊になる。値段の差は文字量より紙と判型の差だと思っておくといいよ。
スタイルから選ぶ:惹かれる色から入る
橘ナナミ
フレンチシャビーとかアールデコとか、好みで選んでもいいんですか?
佐藤メバル
むしろ好みから入るのが正解。ハッピーな色とプリントが好きなら『パリのプチパンのカラフルな暮らし』、ヴィンテージと現代を合わせるシックな方向なら『メゾン パリのおしゃれな暮らし』。手持ちの家具と喧嘩しないテイストの本を選ぶと、真似が一気に楽になる。
実用性から選ぶ:収納・配色・DIYの見分け方
橘ナナミ
収納や配色のノウハウが載っているかは、どこを見れば分かります?
佐藤メバル
目次を見るのがいちばん早い。『パリのキッチン』は「小さなキッチンのいいところ」「冷蔵庫が小さくても十分な理由」「フライパンと鍋は3つずつで十分」と、暮らしの手順がそのまま項目になっている。壁紙やペイントの手順そのものを扱う本は今回のラインナップには少ないから、DIY目的なら自分でリノベーションした家を扱う本を選んで、色と柄の合わせ方を盗むのが現実的だよ。
パリのインテリアが学べる本をひと目で比較
橘ナナミ
えっ、12冊もあるんですか!?まずどう見ればいいんですか?
佐藤メバル
焦らず焦らず(笑)。まずはこの一覧で全体像を眺めてみよう。価格・著者・対象読者をまとめて見られるから、自分に近そうなのが分かるはず
パリのインテリアが学べる本のおすすめ人気ランキング
橘ナナミ
一覧だけだとピンと来ないので...1冊ずつ詳しく教えてください!
佐藤メバル
よし、それじゃあ1位から順に1冊ずつ解説していこう。各冊どんな人に向いてるかも合わせて話すから、自分に合いそうなのを見つけてほしい
パリのインテリア
Press31 著|平凡社
¥1,760(税込)
2012年に平凡社から出たPress31編集の写真集で、「フランス人は誰でもアーティストだ。絵を描くように部屋をつくる」という一文がすべてを語っている。ジル、エルヴェ、アクセル、アルバン…と名前の並ぶ31軒は、テイストがまるで異なるのに、どれも暮らしの手ざわりが残る。同じ部屋がひとつもない構成だから、特定スタイルの模倣ではなく「自分ならどう描くか」を考えさせる。近年のきれいに整った実例集とは違い、雑然とした味わいごとインテリアとして見せるのが、この本の古びない強みだ。
こんな人におすすめ
パリの部屋の「原型」をまず一枚ずつ眺めたい人、リノベーション前の参考写真を探している人、整いすぎた実例集に少し飽きた人。最初の一冊として手に取るならこれ。異なるテイストを並べて比べたい人にも向く。
良い点
- 31軒が別テイストで飽きずに眺められる
- コンセプトが明快で迷わない
- 名前だけの目次でめくりやすい
気になる点
- 写真中心で文字情報は少なめ
- 実用的な住所情報はない
- 系統立った索引はない
出版社
平凡社
発売日
2012年11月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
「パリのインテリア」って、ずいぶん直球なタイトルですよね。パリの部屋の本はたくさんあるのに、最初にこれを選ぶ理由ってあるんですか?
佐藤メバル
いい質問だね。これは2012年に平凡社から出たPress31の写真集で、「フランス人は誰でもアーティストだ。絵を描くように部屋をつくる」という言葉がそのままコンセプトになっている。
ジル、エルヴェ、アクセル、アルバン……と名前が並ぶ31軒はどれもテイストが違って、同じ部屋がひとつもない。
整った実例集というより、暮らしの手ざわりが残る記録なんだ。
橘ナナミ
なるほど、31人分の「部屋の顔」が違うんですね。でも写真中心だと、眺めて終わりにならないかなって少し心配で……。
佐藤メバル
そこは大丈夫。絵を描くように部屋をつくる、という視点があるから、写真を見ながら「この人はどう考えてこう置いたのか」と飾り方の思考を追える。
目次も名前だけが並ぶ潔さで、誰の部屋かを確かめながらめくる楽しみがあるよ。整いすぎた実例集に物足りなさを感じている人ほど、この雑然とした味わいが効くと思う。
&Premium特別編集 パリに暮らす人の、部屋づくり。
マガジンハウス
¥1,879(税込)
2024年にマガジンハウスから出た『&Premium』特別編集の実例集で、ヴィンテージ家具やアンティーク、リノベーションを切り口に、パリで部屋づくりを楽しむ34組の住まいを紹介している。エレナ・パラレス、石坂紀子、マリー・エネシャール…と住まい手の名前が並び、誰がどう暮らしているかから部屋を読めるのが最大の特徴だ。写真だけの実例集と違い、暮らしの文脈ごと真似できる。2012年刊の古典的な一冊と並べると、今のパリの空気がつかめる。
こんな人におすすめ
今のパリの暮らしを写真と文章の両方で追いたい人、ヴィンテージ家具やアンティークの取り入れ方を知りたい人、リノベーションの実例を探している人。住まい手の名前から読むタイプの実例集が好きな人にぴったり。
良い点
- 34組の暮らしぶりまで見える
- ヴィンテージやリノベの実例が豊富
- 2024年刊で情報が新しい
気になる点
- 雑誌ムックで文章は短め
- 間取り図などの実用情報はない
- 写真集としての厚みは控えめ
出版社
マガジンハウス
発売日
2024年02月08日
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
さっきのが2012年でしたよね。こちらは2024年の『&Premium特別編集 パリに暮らす人の、部屋づくり。』。新しいぶん、何が違うんでしょうか。
佐藤メバル
いちばんの違いは「暮らしぶり」まで見えることだね。パリで部屋づくりを楽しむ34組の住まいを、ヴィンテージ家具やアンティーク、リノベーションといった切り口で紹介している。
エレナ・パラレスさん、石坂紀子さん、マリー・エネシャールさん……と住まい手の名前が並ぶ構成で、誰がどう暮らしているかから部屋を読めるのがポイントだよ。
橘ナナミ
住まい手の名前が並ぶのって、けっこう珍しくないですか? インテリア本って部屋の写真だけのことも多い気がしていて。
佐藤メバル
そこが編集の上手さだね。34組それぞれに名前と暮らしの文脈があるから、「この人の真似をしたい」が見つけやすい。
ヴィンテージ家具をどう取り入れているか、リノベで何を残したか、といった具体的な手つきが写真と一緒に追える。
雑誌『&Premium』の編集ならではの、暮らしの温度が残った一冊だと思うよ。
メゾン パリのおしゃれな暮らし クリエイター15人のユニークな部屋
ホビージャパン
¥3,740(税込)
モデルからファッションデザイナーになったイネス・ド・ラ・フレサンジュと、旅をしながら描くイラストレーター兼デザイナーのマラン・モンタギュ。その二人が選んだパリの15軒を、美麗な写真で見せるビジュアルブックだ。ヴィンテージと現代的なスタイルを融合させた家々を、装飾品や骨董品にスポットを当てて紹介し、さらに二人が注目アイテムやポイントを解説する。選び手の目そのものが読みどころで、天然素材や医薬品瓶の再利用など、真似するヒントが言葉で説明される。
こんな人におすすめ
パリの部屋を大きな写真でじっくり味わいたい人、ヴィンテージと現代スタイルの合わせ方を学びたい人、プロの目によるアイテム解説を読みたい人。自分で選ぶ目を育てたい人に向く一冊。
良い点
- 15軒を大きな写真で堪能できる
- 選び手によるアイテム解説付き
- 天然素材の実例が学べる
気になる点
- 価格がやや高め
- 15軒と数は絞られている
- 大型本で持ち歩きには不向き
出版社
ホビージャパン
発売日
2024年04月02日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『メゾン パリのおしゃれな暮らし』、3740円……インテリア本のなかではお高めですよね。それだけの理由ってあるんでしょうか。
佐藤メバル
値段のぶん中身が濃いよ。これはイネス・ド・ラ・フレサンジュとマラン・モンタギュの二人が選んだ15軒を、美麗な写真で見せるビジュアルブックなんだ。
イネスはモデルからファッションデザイナーになった人、マランは旅をしながら描くイラストレーター兼デザイナー。
選び手の目そのものが読みどころになっている。
橘ナナミ
選び手がいるって、ただ写真が載っているだけの本とは違うんですね。
佐藤メバル
そう。しかも各邸の紹介で、二人が「この部屋を個性的にしている要素はここ」と注目アイテムやポイントを解説している。
木や籐、竹、綿、麻といった天然素材が生む暖かさ、ヴィンテージのスーツケースや宝石色の医薬品瓶がインテリアに変わる例など、真似するヒントが言葉で説明される。
だから「きれい」で終わらず、自分の部屋に持ち帰れるんだ。
パリデコ・アイデアブック
ジュウ・ドゥ・ポゥム 著|ジュウ・ドゥ・ポゥム
¥1,980(税込)
アーティストのアトリエとアパルトマンをたずねて本を作ってきたジュウ・ドゥ・ポゥムによるインテリア・フォトブックだ。暮らしまわりの「知りたい」「試してみたい」を、コラージュするように集めているのが特徴で、パリで出会ったインテリアやディスプレイ、毎日がちょっと楽しくなる工夫が詰まっている。一軒を深く追う作りの本ではなく、開いた場所から小ネタを拾う使い方。同社の実例集より、まず真似できる手ざわりを求める人に向く。
こんな人におすすめ
まず真似できる小ネタが欲しい人、パラパラめくってインスピレーションを得たい人、インテリア本を初めて買う人。今日から試せる工夫を探している人に。一軒を深く読む構成ではない点は覚えておくとよい。
良い点
- 開いた場所から読める
- 真似しやすい小ネタが多い
- 初心者でも取り入れやすい
気になる点
- 一軒を深く追う構成ではない
- 情報は断片的になりがち
- 写真集としての統一感は薄い
出版社
ジュウ・ドゥ・ポゥム
発売日
2012年05月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『パリデコ・アイデアブック』。タイトルに「アイデア」と入っているのが気になります。ふつうの写真集とは違うんでしょうか。
佐藤メバル
そこが肝でね、これはジュウ・ドゥ・ポゥムがアーティストのアトリエとアパルトマンをたずねて作ったインテリア・フォトブック。
暮らしまわりの「知りたい」「試してみたい」を、コラージュするように集めているのが特徴なんだ。パリで出会ったインテリアやディスプレイ、毎日がちょっと楽しくなる工夫がたくさん入っているよ。
橘ナナミ
コラージュみたいに、って聞くと、一冊を通して物語を読む感じではないんですか?
佐藤メバル
そう、開いた場所から読めるのがいいところだね。一軒をじっくり追う本というより、アイデアの切れ端を拾って自分の部屋に持ち帰る使い方。
同じジュウ・ドゥ・ポゥムには部屋を一軒ずつ見せる本もあるから、「まずは真似できる小ネタが欲しい」という人にはこちらが向いているよ。
パリジェンヌのアパルトマン
ジュウ・ドゥ・ポゥム 著|ジュウ・ドゥ・ポゥム
¥1,980(税込)
さまざまな分野で活躍するフレッシュなアーティストたちのアパルトマンを訪ねた一冊で、「パリジェンヌは自分で工夫して、物づくりするのが大好き」という視点でまとまっている。手作り雑貨、居心地のよいインテリア、洋服のコーディネートまで、真似したくなるアイデアが並ぶ。作り手であるジュウ・ドゥ・ポゥムは完成された部屋より途中の手ざわりを見せるのがうまく、これから部屋づくりを始める人が背伸びせず読めるのが強みだ。
こんな人におすすめ
手作り雑貨や洋服のコーディネートが好きな人、買うより作る暮らしに憧れる人、部屋づくりをこれから始める人。背伸びせず真似できるアイデアを探している人に向く。
良い点
- 手作り雑貨の実例が豊富
- 服のコーディネートも見られる
- 初心者でも真似しやすい
気になる点
- 2009年刊で情報は古め
- 部屋全体の構成は追いにくい
- 手順などの実用情報は少なめ
出版社
ジュウ・ドゥ・ポゥム
発売日
2009年05月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『パリジェンヌのアパルトマン』。パリジェンヌって言葉はよく聞きますけど、この本だとどんな人が出てくるんですか?
佐藤メバル
よく気づいたね。これはさまざまな分野で活躍するフレッシュなアーティストたちのアパルトマンを訪ねた一冊で、パリジェンヌは自分で工夫して物づくりするのが大好き、という視点でまとまっている。
手作り雑貨や居心地のよいインテリア、洋服のコーディネートまで、真似したくなるアイデアが並んでいるよ。
橘ナナミ
物づくりが軸なんですね。買うより作る、というのがパリの人の感覚なんでしょうか。
佐藤メバル
この本を作ったジュウ・ドゥ・ポゥムは、そういう手仕事の気配を丁寧に拾う編集をしていてね。完成された部屋より、途中の手ざわりを見せるのがうまい。
だから「素敵な部屋に住みたいけれど、何から手をつければいいかわからない」という人が読むと、背伸びせずに始められるんだ。
パリの小さなアパルトマン
ジュウ・ドゥ・ポゥム 著|ジュウ・ドゥ・ポゥム
¥1,980(税込)
パリで暮らすクリエーターの女の子たちの小さなアパルトマン30軒を集めた、ジュウ・ドゥ・ポゥムのシリーズでも初期の一冊。ファッションやインテリアのかわいいヒントが詰まり、紹介文には「近い未来にパリで、そして世界の大きな舞台で活躍するクリエーターたちのスタートライン」と記されている。狭さを言い訳にしない部屋づくりが見られ、完成された邸宅ではなく、これから羽ばたく人の部屋を覗く楽しさがある。
こんな人におすすめ
ひとり暮らしや狭い部屋で工夫したい人、クリエーターの部屋に憧れる人、このシリーズを初期から揃えたい人。限られた広さで自分らしさを出すヒントを探している人に。
良い点
- 狭い部屋の実例が30軒
- クリエーターの部屋が見られる
- シリーズ最初期の一冊
気になる点
- 2006年刊で古さは否めない
- 広い部屋の参考にはなりにくい
- 文字情報は少なめ
出版社
ジュウ・ドゥ・ポゥム
発売日
2006年02月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
同じ出版社で『パリの小さなアパルトマン』。タイトルに「小さな」と入っているのが、ひとり暮らしのわたしには妙に刺さります。
佐藤メバル
そこに目をつけるとは。これはパリで暮らすクリエーターの女の子たちの小さなアパルトマン30軒を集めた、シリーズでも初期の一冊なんだ。
ファッションやインテリアのかわいいヒントが詰まっていて、紹介文には「近い未来にパリで、そして世界の大きな舞台で活躍するクリエーターたちのスタートライン」と書かれている。
狭さを言い訳にしない部屋づくりが見られるよ。
橘ナナミ
スタートライン、という言い方がいいですね。完成された家じゃなくて、これからの人の部屋なんですね。
佐藤メバル
そう、そこが今読んでも新鮮なところ。大きな部屋をどう飾るかではなく、限られた面積でどう自分らしさを出すかが主題なんだ。
広さに悩んでいる人ほど、この写真は参考になるはずだよ。
花と暮らすパリのアパルトマン
ジュウ・ドゥ・ポゥム 著|ジュウ・ドゥ・ポゥム
¥1,100(税込)
パリのアーティストたちの自宅で見つけた、花のある素敵なシーンを集めたフォトブック。アパルトマン全体ではなく、花をどう飾っているかという一点に絞っているのが特徴で、紹介文には「美しい花のある暮らしのワンシーン87」とある。パリ・スタイルで楽しむ日々の花、その花の飾り方のヒントが豊富だ。ジュウ・ドゥ・ポゥムの部屋の本のなかでも価格が抑えめで、二冊目として足しやすい。
こんな人におすすめ
花を買っても飾り方に迷う人、部屋の雰囲気を手軽に変えたい人、まず手に取りやすい一冊から試したい人。今日一輪から始めたい人に。切り花の手入れ法より、飾り方の本だと知っておくとよい。
良い点
- 価格が抑えめで手に取りやすい
- 花の飾り方87シーン
- 今日から真似できる
気になる点
- 花に特化し部屋全体は見えない
- ページ数は多くない
- 植物の手入れ法は載らない
出版社
ジュウ・ドゥ・ポゥム
発売日
2015年04月01日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『花と暮らすパリのアパルトマン』、1100円。シリーズのなかでは手に取りやすい価格なのがうれしいです。
佐藤メバル
そう、コンパクトにまとまった一冊でね。パリのアーティストたちの自宅で見つけた、花のある素敵なシーンを集めたフォトブックなんだ。
アパルトマン全体ではなく、花をどう飾っているかという一点に絞っている。紹介文には「美しい花のある暮らしのワンシーン87」とあって、花の飾り方のヒントがたくさん詰まっているよ。
橘ナナミ
87シーンもあれば、切り花を買ったはいいけど飾り方がわからない、という悩みも解決しそうですね。
佐藤メバル
まさにそこなんだ。部屋全体を変えるのは大変だけど、花を一輪足すのは今日できる。窓辺なのか、テーブルなのか、花を置く場所の選び方が写真で学べる。
インテリア本を一冊持っているなら、二冊目にこれを足すと部屋の空気が変わると思うよ。
パリのプチパンのカラフルな暮らし
ジュウ・ドゥ・ポゥム 著|ジュウ・ドゥ・ポゥム
¥1,650(税込)
フランス生まれの人気ブランド「プチパン」のデザイナー、ミリアムとパンが暮らすアパルトマンを訪ねた本だ。自分たちでリノベーションした、ハンドメイド感あふれる部屋で、マルチカラーな魅力が詰まっている。ハッピーな色とプリントに囲まれた世界がそのまま写り、服の柄と部屋の色がつながって見えるのも面白い。白やベージュでまとめた部屋に飽きた人に、色を足す勇気をくれる。
こんな人におすすめ
部屋に色を取り入れたい人、海外ブランドの世界観が好きな人、DIYリノベの実例を見たい人。眺めて元気になりたい日に開く一冊。落ち着いた配色が好みの人には少し刺激が強いかもしれない。
良い点
- 色彩豊かで眺めて楽しい
- 自分でリノベした実例が見られる
- ブランドの世界観が味わえる
気になる点
- 色が苦手な人には刺激が強い
- 部屋全体の実用情報は少ない
- 好みがはっきり分かれる
出版社
ジュウ・ドゥ・ポゥム
発売日
2014年05月28日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『パリのプチパンのカラフルな暮らし』。プチパンって、あの子どもの服のブランドですよね? 暮らしの本が出ているとは知りませんでした。
佐藤メバル
よく知っていたね。これはフランス生まれの人気ブランド「プチパン」のデザイナー、ミリアムとパンが暮らすアパルトマンを訪ねた本なんだ。
自分たちでリノベーションした、ハンドメイド感あふれる部屋で、マルチカラーな魅力が詰まっている。
ハッピーな色とプリントに囲まれた世界がそのまま写っているよ。
橘ナナミ
リノベを自分たちで、というのがすごいですね。色も多いなら、眺めているだけで元気が出そうです。
佐藤メバル
色が主役の本だから、見ているだけで気分が上がる。しかもブランドが作る世界観そのものだから、服の柄と部屋の色がつながって見えるのが面白いところなんだ。
白やベージュでまとめた部屋に少し飽きた人に、思いきり色を足す勇気をくれる一冊だよ。
パリのキッチン 食と暮らしのアイデア50
永末亜子 著|主婦と生活社
¥1,760(税込)
パリを拠点に「灯りのアーティスト」「ダンスパフォーマー」「ジャーナリスト」の三つをこなし、フランス人の夫と二人のお子さんを成人まで育てた永末亜子さんによる、キッチンから始まる食と暮らしの写真エッセイだ。小さく使いやすいキッチン、簡単で美味しいレシピ、お金のかからないインテリア、収納に頼らないこと、やさしい家事、週末の過ごし方まで50点以上の写真と文章で綴る。がんばり過ぎない暮らしが軸だ。
こんな人におすすめ
キッチンから暮らしを見直したい人、収納や片づけに疲れた人、シンプルな暮らし方とレシピを一緒に知りたい人。肩の力を抜きたい人に。写真エッセイなので実用のレシピ本を求める人には物足りないかも。
良い点
- キッチンから暮らし全体へ広がる
- レシピと暮らしの知恵が両方
- 2025年刊で新しい
気になる点
- 写真エッセイで実用書ではない
- 著者の経験が中心になる
- レシピ数は多くない
出版社
主婦と生活社
発売日
2025年03月21日頃
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『パリのキッチン』は2025年の新刊ですね。著者の永末亜子さんは、パリで灯りのアーティストとダンスパフォーマー、ジャーナリストの三つをしながら、お子さんを二人成人まで育てた方なんだそうです。
わたし、自炊はするんですけどキッチンが狭くて……。
佐藤メバル
そう感じる人にこそ届く本だね。これは「キッチンから始まる食と暮らし」の写真エッセイで、小さくて使いやすいキッチンのこと、簡単でも美味しいレシピ、お金のかからないインテリア、収納に頼らないこと、やさしい家事、週末の過ごし方まで、50点以上の写真と文章で綴られている。
著者は在仏29年、がんばり過ぎない暮らしを大切にしてきた人なんだ。
橘ナナミ
「フライパンと鍋は3つずつで十分」「冷蔵庫が小さくても十分な理由」という項目が、もうわたしのためのような気がします。
佐藤メバル
そこは読むと気持ちが軽くなる部分だね。キッチン、食、住まい、週末、そして「生きる」という章まで続いて、部屋の話が暮らし方の話に広がっていく。
レシピも果物入りのカトルカールや砂糖いらずのタルト・オ・ポムなど、手をかけすぎないものが並ぶ。片づけや収納に疲れた人ほど響くと思うよ。
雑貨屋さんちで見つけたパリ流雑貨インテリア
酒巻洋子 著|新紀元社
¥1,760(税込)
酒巻洋子さんが、インテリア雑貨、生活雑貨、ブロカント、子ども用雑貨という4つのカテゴリーで、パリの雑貨屋さんの家のコーディネート術を紹介する本だ。ソフィアの家、アンヌの家、メラニーの家…とオーナーの名前が並び、お店の人が自分の家をどう飾るかが見られる。扱うのは大物家具ではなく小物なので真似しやすく、紹介したオーナーが営むショップやサイトも掲載されているのが実用的だ。
こんな人におすすめ
雑貨の組み合わせ方を知りたい人、ブロカントやアンティーク小物が好きな人、パリの雑貨店を巡る予定がある人。お店の人の家を覗く感覚で読みたい人に。家具の配置より小物の工夫が中心だ。
良い点
- 雑貨屋オーナーの家を覗ける
- ショップやサイトの情報付き
- ブロカントの実例が豊富
気になる点
- 2013年刊で情報は古め
- 大型家具の参考にはならない
- 掲載店の情報は刊行当時のもの
出版社
新紀元社
発売日
2013年01月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『雑貨屋さんちで見つけたパリ流雑貨インテリア』。雑貨屋さんの家、という切り口がちょっと珍しい気がします。
佐藤メバル
そこが上手いところでね。これは酒巻洋子さんが、インテリア雑貨、生活雑貨、ブロカント、子ども用雑貨という4つのカテゴリーで、パリの雑貨屋さんの家のコーディネート術を紹介する本なんだ。
ソフィアの家、アンヌの家、メラニーの家……とオーナーの名前が並んで、お店の人が自分の家をどう飾るかが見られる。
橘ナナミ
お店の人の家って、さすがにセンスがすごいんでしょうね。わたしに真似できるのかな……。
佐藤メバル
そこが面白くて、扱っているのはあくまで雑貨なんだよ。アンティークの大物ではなく、ブロカントで見つけた小物をどう組み合わせるかが中心。
しかも紹介したオーナーが営むショップやサイトも載っているから、気に入ったら買いに行ける。パリへ行く予定がある人にも、そうでない人にも使える一冊だね。
キッズインテリアParis
ト-ソ-
¥2,090(税込)
29人の子どもたちが暮らす21のすてきな部屋を紹介する、シリーズの第4弾だ。個性的で工夫のあるパリの子ども部屋と、パパやママの愛情が詰まったインテリア、子どもたちの愛らしい笑顔が並ぶ。親子で遊べる間違い探しや塗り絵のページが付いているのが、他の部屋の本と大きく違うところ。眺めるだけでなく、一緒に開いて遊べる構成になっている。
こんな人におすすめ
子ども部屋づくりの参考を探している人、親子で開ける本が欲しい人、絵本や児童書のような写真集が好きな人。遊びながら眺めたい人に。実用の収納術を求める人には向かない。
良い点
- 塗り絵や間違い探し付き
- 21部屋でボリュームがある
- 親子で開ける構成
気になる点
- 2007年刊で情報は古め
- 子どもがいないと用途は限られる
- 大人向けの実用情報は少ない
出版社
ト-ソ-
発売日
2007年09月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
『キッズインテリアParis』。わたし、結婚もしていないし子どものいる暮らしは想像でしかないんですけど、それでも面白いんでしょうか。
佐藤メバル
そこは素直に構えていいと思うよ。これは29人の子どもたちが暮らす21の部屋を紹介する、シリーズの第4弾なんだ。
パパやママの愛情が詰まったインテリアと、子どもたちの愛らしい笑顔を見ているだけでも幸せな気分になれる。
しかも親子で遊べる間違い探しや塗り絵のページが付いているのが、他の部屋の本と大きく違うところだね。
橘ナナミ
塗り絵! 読み物というより、一緒に開く本なんですね。子どもがいないわたしでも、めくる楽しみはありそうです。
佐藤メバル
そう、誰かの部屋を審査する本じゃなくて、眺めて遊べる本なんだ。ロメオ、リリー、ニナ……と名前が並ぶ目次からしてかわいらしい。
子ども部屋の準備をしている人だけでなく、絵本や児童書が好きな人が手に取っても楽しいよ。
パリの子どもインテリア
ジュウ・ドゥ・ポゥム 著|ジュウ・ドゥ・ポゥム
¥1,870(税込)
0歳から4歳までの小さなお子さんを持つ、パリのアーティストたちのアパルトマン16軒を紹介する一冊だ。赤ちゃんと一緒の暮らしは、危ないものを置けなかったり、ものが増えたりするもの。だからこの本が見せるのは「整った部屋」ではなく「一緒に暮らす部屋」で、小さな子と一緒の毎日を楽しもうというまなざしが通底する。アルベルティヌちゃん、ロミーちゃん…と名前が並ぶ目次も微笑ましい。
こんな人におすすめ
0〜4歳の子どもとの暮らしを考えている人、出産準備中の人、小さな子がいて部屋づくりに悩む人。肩の力を抜きたい親に向く。対象年齢が低めなので、上の子の部屋の参考にはなりにくい。
良い点
- 0〜4歳の部屋に特化している
- 16軒をゆっくり見られる
- 赤ちゃんとのパリ散歩案内付き
気になる点
- 対象年齢が限られている
- 2013年刊で古さはある
- 実用の収納術は少なめ
出版社
ジュウ・ドゥ・ポゥム
発売日
2013年08月
ページ数
詳細情報なし
橘ナナミ
最後は『パリの子どもインテリア』。こちらも子どもの本ですけど、さっきのとは何が違うんですか?
佐藤メバル
対象年齢がはっきりしているのが違いだね。こちらは0歳から4歳までの小さなお子さんを持つ、パリのアーティストたちのアパルトマン16軒を紹介している。
赤ちゃんと一緒の暮らしって、危ないものは置けなかったり、ものが増えたりするよね。小さな子と一緒の毎日を楽しもう、というのがこの本のまなざしなんだ。
橘ナナミ
0歳から4歳って、いちばん手がかかる時期ですよね。部屋をきれいに保つなんて無理では、と思ってしまうんですけど。
佐藤メバル
だからこの本は「整った部屋」ではなく「一緒に暮らす部屋」を見せてくれる。アルベルティヌちゃん、ロミーちゃん……と名前が並ぶ目次も微笑ましいし、途中には赤ちゃんと一緒のパリ散歩を案内するページもあって、部屋を飛び出して街へ出る視点も入っている。
妊婦さんや小さな子のいる家族には、肩の力が抜ける一冊だと思うよ。
定番・最新刊・絶版——「いつ買うか」まで含めた入手ガイド
橘ナナミ
欲しい本が決まっても、お店に無かったら終わりですよね。古い本はどう探せばいいんですか?
佐藤メバル
まず知っておいてほしいのは、いまが新刊の多い時期だということ。『&Premium特別編集 パリに暮らす人の、部屋づくり。』『メゾン パリのおしゃれな暮らし』『パリのキッチン』のように、ここ数年で新しい実例集やエッセイが続けて出ている。最新のパリを見たいなら新刊から入るのがいい。
橘ナナミ
逆に、昔から読まれている本もあるんですよね。
佐藤メバル
ジュウ・ドゥ・ポゥムのシリーズは長く読み継がれている定番で、『パリの小さなアパルトマン』『パリジェンヌのアパルトマン』は今読んでも古びない。ただ刊行から時間が経った本は在庫が薄くなりやすく、店頭で見かけないこともある。そのときは中古を探す、図書館で借りる、復刊や新版を待つ、の三択になる。大型の判型は図書館だと気軽に試せるから、買う前に一度借りて自分の部屋に合うか確かめるのも手だよ。
橘ナナミ
電子版はどうなんですか?
佐藤メバル
写真集は紙の判型と印刷で見え方が変わるから、まず紙で見てほしい。電子版の有無は書誌ごとに違うので、購入前に各書誌の情報で確認するのが確実だね。
スタイル別・作り手別で棚を組む——信頼できる一冊の見分け方
橘ナナミ
たくさんあると、結局どれが「いい本」なのか分からなくなります。
佐藤メバル
評価の軸を分解すると見えてくる。まず作り手の得意分野。ジュウ・ドゥ・ポゥムは、アーティストの自宅を丁寧に訪ねる暮らしの記録が持ち味で、花・子ども・小さな部屋とテーマを絞った本を出している。平凡社の『パリのインテリア』は住人を章立てにして人間を主役に置く編集。マガジンハウスのムックは34組という実例数で押し、ホビージャパンの『メゾン パリのおしゃれな暮らし』は大型のビジュアルにアイテム解説を添える。主婦と生活社の『パリのキッチン』は暮らしのエッセイ寄り。同じ「パリ」でも編集の狙いが違うんだ。
橘ナナミ
スタイルから探すなら、どう並べればいいですか?
佐藤メバル
カラフルでハッピーな配色なら『パリのプチパンのカラフルな暮らし』、花を日常に取り入れるなら『花と暮らすパリのアパルトマン』、ヴィンテージを現代の暮らしに混ぜるなら『メゾン パリのおしゃれな暮らし』、物を増やさずすっきり暮らすなら『パリのキッチン』。子ども部屋なら『キッズインテリアParis』と『パリの子どもインテリア』で、前者は間違い探しや塗り絵も入った親子向け、後者は0歳から4歳までの子を持つアーティストの家を訪ねる構成だよ。
橘ナナミ
同じジャンルでも、まったく別の本なんですね。
佐藤メバル
だから一冊で全部を狙わないほうがいい。眺める本を一冊、真似する本を一冊、と役割を分けて選ぶと、本棚がそのまま自分の参考資料になる。
読んだあとに、部屋で何をするか
橘ナナミ
読んで「いいな」で終わってしまいそうで怖いです。
佐藤メバル
その心配はもっともだね。だから読む順番を決めておく。まず写真を眺める本で自分の好きなトーンを見つける。次に収納や配色の項目がある本で、真似できる一点を選ぶ。『パリのキッチン』なら「出しておいたほうが便利な物は目を楽しませる飾り方」、『雑貨屋さんちで見つけたパリ流雑貨インテリア』ならブロカントや生活雑貨のコーディネート術が、そのまま今日の作業になる。
橘ナナミ
いきなり全部やらなくていいんですね。
佐藤メバル
そう。パリの小さなアパルトマンの実例は、狭い空間で物を厳選する知恵の宝庫で、広い部屋向けの真似をするより効果が出やすい。テーブルクロスを一枚替える、花を一輪足す、置き場所をひとつ変える——そのくらいの単位で試して、本の写真と見比べる。DIYまで進みたくなったら、自分でリノベーションした家を扱った本を開いて、色と柄の合わせ方を自分の部屋の面積に置き換えて考えればいい。
よくある質問
パリのインテリア本はどれから読めばいい?
橘ナナミ
パリのインテリア本はどれから読めばいいについて教えてください。
佐藤メバル
まずは「眺める本」から始めるのがおすすめです。『パリのインテリア』のように住人を章にした本や、花だけを追った『花と暮らすパリのアパルトマン』のようにテーマが絞られた本なら、自分の好きなトーンを見つけやすい。方向が決まったら、収納や配色の項目がある本に進むと迷いません。
パリ インテリア 本 おすすめの定番・ロングセラーは?
橘ナナミ
パリ インテリア 本 おすすめの定番・ロングセラーはについて教えてください。
佐藤メバル
ジュウ・ドゥ・ポゥムのシリーズが長く読み継がれている定番で、『パリの小さなアパルトマン』『パリジェンヌのアパルトマン』は今読んでも古びません。住人一人ひとりを主役にした平凡社の『パリのインテリア』も、定番として名前が挙がる一冊です。
洋書(原書)と日本語訳はどちらを買うべき?
橘ナナミ
洋書(原書)と日本語訳はどちらを買うべきについて教えてください。
佐藤メバル
パリのインテリア本は日本語で読めるものが中心なので、最初の一冊は日本語で読める本がおすすめです。写真のキャプションやアイテム解説まで理解できるぶん、真似するときの精度が上がります。原書は写真の選び方が違う刺激がありますが、テキストは読み飛ばす前提で割り切るくらいがちょうどいいですよ。
Kindleなど電子版で読めるパリのインテリア本はある?
橘ナナミ
Kindleなど電子版で読めるパリのインテリア本はあるについて教えてください。
佐藤メバル
電子版の有無は書誌ごとに異なるため、購入前に各書誌の情報で確認してください。写真集は紙の判型と印刷で見え方が変わるので、模様替えの参考にするなら紙を選ぶと失敗が少ないです。大型の判型は電子だと迫力が落ちやすい、という点も覚えておくといいですよ。
絶版・中古しか出回っていない本はどこで探す?
橘ナナミ
絶版・中古しか出回っていない本はどこで探すについて教えてください。
佐藤メバル
刊行から年数が経った本は在庫が薄くなりがちなので、中古を探す、図書館で借りる、復刊や新版を待つ、の順で考えると現実的です。図書館なら大型判型を買う前に試せるのが利点で、気に入ってから手元に置くかどうかを判断できます。
初心者でも真似できる実用寄りの本はどれ?
橘ナナミ
初心者でも真似できる実用寄りの本はどれについて教えてください。
佐藤メバル
『花と暮らすパリのアパルトマン』は花を飾るという一点に絞られているので、初心者が真似するハードルが低いです。収納や配色まで踏み込みたくなったら『パリのキッチン』の目次を開いて、自分の暮らしに近い項目があるかを確認してみてください。
壁紙やDIYの作り方が載っている本はある?
橘ナナミ
壁紙やDIYの作り方が載っている本はあるについて教えてください。
佐藤メバル
壁紙やペイントの手順そのものを解説した本は、今回のラインナップには多くありません。DIY気分を味わいたいなら、自分たちでリノベーションした家を紹介する『パリのプチパンのカラフルな暮らし』が参考になります。色と柄の合わせ方を、自分の部屋に置き換えて読むのがおすすめです。
予算2,000円以内で買えるおすすめは?
橘ナナミ
予算2,000円以内で買えるおすすめはについて教えてください。
佐藤メバル
2,000円以内に収まる本は意外と多く、『パリのインテリア』『パリのキッチン』『花と暮らすパリのアパルトマン』『パリのプチパンのカラフルな暮らし』『雑貨屋さんちで見つけたパリ流雑貨インテリア』あたりが候補になります。まず一冊だけと決めて選ぶなら、この帯がいちばん失敗が少ないです。
まとめ
橘ナナミ
今日の話を聞いて、最初に読む一冊が決められそうな気がしてきました。眺める本で好きなトーンを見つけてから、真似する本に進む、でいいんですよね。
佐藤メバル
その順番で大丈夫。ただ、いま全部を揃える必要はないよ。パリの部屋だって、家具を一式そろえて完成させるんじゃなくて、ブロカントで見つけたものを少しずつ足していく。本棚も同じで、季節ごとに一冊ずつ増やしていくくらいがちょうどいい。
橘ナナミ
一冊ずつ……なんだか、それだけで部屋が育っていく感じがします。
佐藤メバル
そうだね。パリのアパルトマンの窓辺みたいに、置いたものが時間とともに部屋に馴染んでいく。最初の一冊は、いちばん心が動いた写真の本でいい。読み終えたあと、あなたの部屋の窓辺に花が一輪増えていたら、その本はちゃんと仕事をしたということだよ。
