Shelfy
書影
初心者経営

【要約・書評】『情熱・熱意・執念の経営 すぐやる! 必ずやる! 出来るまでやる!』の評判・おすすめポイント

永守 重信|||0ページ

4.0
(4件)

この本を一言で言うと

28歳で3人と起業した永守重信が、日本電産を世界No.1モーターメーカーへと育てた経営哲学を語録集として凝縮。「情熱・熱意・執念」と「すぐやる・必ずやる・出来るまでやる」の精神が全編を貫く。

この本の概要

本書は、日本電産(現ニデック)を世界的企業に育て上げた永守重信の経営語録を集大成した一冊である。2005年に刊行された時点で、日本電産はグループ110社・社員9万名・連結売上高4,800億円規模の企業に成長していた。「早飯試験」「大声試験」など独自の採用方法で話題になった永守氏の強烈な個性と経営哲学が、簡潔な語録形式でまとめられている。 本書のキーメッセージは「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」という三つの動詞である。「あきらめない」ことを経営の鉄則とし、「一番以外はビリと同じ」という勝利への執念、「一人の百歩より百人の一歩」という組織論、数字オンチへの警告、部下への仕事の任せ方など、経営の実践論が惜しみなく語られる。 項目ごとに独立した構成になっており、読みやすい。一方で高度成長期的な「モーレツ経営」の色彩も強く、現代の働き方改革の文脈では批判もある。ただし「行動せよ、諦めるな、数字を見よ」という根本メッセージは時代を超えた普遍性を持つ。M&A成功後の企業改革手法(早期に成果を出すV字回復術)についての記述も参考になる。

怖い本だけど、読むと病気が治る

正直に言うと、最初は読む気がしなかった。永守さんのスタイルは「体育会系すぎる」「昭和の経営だ」というイメージがあって。 でも部下がどうしても読まないし、チームの成果が出ない時期が続いて、「自分が先に読んでみるか」と開いた。 読みながら「あ、これは俺の話だ」と何度も思った。 「悩んでいる時間が馬鹿らしくなります。まずは、行動する。そして課題を認識して改善、また行動」という言葉。うちの営業チーム、考えてばかりで動かないんだよな。永守さんの言葉は、その状態への処方箋だった。 「数字オンチが会社をつぶす」という章も痛かった。お客さんとの関係構築を重視するあまり、採算が合わない仕事を断れないメンバーが多い。数字を見ながら営業する習慣を、改めて徹底しようと思った。 「一番以外はビリと同じ」は流石に言いすぎとは思う。でも「中途半端な目標設定で満足する組織は弱くなる」という本質は正しいと感じる。 現代の働き方改革と真逆に見える内容もある。でも創業期のベンチャーや、立て直しが必要な組織には今でも刺さる内容だと思う。読んで行動が変わる本。

中小製造業の営業部長・山下(44歳)

この本で学べること

本の目次

  1. 1第1章 情熱・熱意・執念の経営
  2. 2第2章 人を活かす経営
  3. 3第3章 採用と教育の原則
  4. 4第4章 数字と財務の鉄則
  5. 5第5章 M&Aと企業再生
  6. 6第6章 グローバル経営の心得

良い点・気になる点

良い点

  • 語録形式で読みやすく、気になる項目からランダムに読める
  • 実際のM&A・企業再生の経験に基づく実践的内容
  • 「行動せよ」というシンプルなメッセージが活力を与える

気になる点

  • 高度成長期的なモーレツ経営の価値観が強く、現代の労働環境とのギャップがある
  • 永守氏個人のカリスマへの依存が強く、再現性に疑問が残る部分もある

みんなの評判・口コミ

5.0

読むと病気が治る。行動することの大切さをここまでシンプルに語れる経営者は他にいない。悩んでいる時間が馬鹿らしくなって、とにかく動こうという気持ちになる。座右に置きたい教科書。

4.0

項目ごとにわかれているので非常に読みやすい。時代錯誤の部分もなきにしもあらずだが、間違っていることはひとつもない。永守さんの経営を知る入門本として最高。

4.0

行動あるのみ、という言葉に尽きる。課題を認識して改善、また行動、というサイクルをやらないと成功がないと実感した。原理原則を徹底してやり切る姿勢を学べた。

2.5

高度成長期にはこんな気概があったのだと感じる内容。今の時代の感覚とはかなりギャップがある。エッセンスとして活かせる部分を抽出して、現代のビジネスに応用することが必要。

著者について

こんな人におすすめ

よくある質問

Q. 現代の働き方改革の時代に合う内容ですか?
A. 一部は現代の労働環境とのギャップがあります。しかし「あきらめない」「数字を見る」「行動する」という根本的な経営原則は時代を超えて有効です。時代に合わせてアップデートすべき部分とそうでない部分を見分けながら読むことをお勧めします。
Q. 「永守流 経営とお金の原則」と内容は重複しますか?
A. 本書は語録集として経営哲学全般を扱うのに対し、「経営とお金の原則」は財務・資金繰り・M&Aに特化しています。本書は永守氏の思想の入門として、「経営とお金の原則」は財務の実践書として、それぞれ異なる価値があります。

経営フレームワーク集

実践で使える経営フレームワーク20選を無料でダウンロード

※ 登録いただいたメールアドレスは資料送付にのみ使用します