この本を一言で言うと
一橋大学の経営学者・榊原清則が、経営学の理論体系を体系的・平易に解説した定番の大学教科書——経営学を学問として学ぶ人の入門書。
この本の概要
本書は慶應義塾大学・一橋大学で長年経営学を教えてきた榊原清則による大学テキストで、経営学の理論体系を体系的に解説した定番の教科書だ。上・下巻構成の上巻にあたり、経営学の基礎概念と組織論・戦略論の基礎を扱っている。
教科書としての特徴は、実務書と異なり理論の体系性・正確性を重視している点だ。「企業とは何か」「組織はなぜ存在するか」「戦略とはいかに策定されるか」という問いに対し、バーナードやサイモン、チャンドラー、ポーターなどの古典的・現代的理論を参照しながら解説する。
経営学を学問として捉えたいビジネスパーソンや、大学・大学院で経営学を学ぶ学生にとって、理論の体系的な理解の助けになる。実務書に多い「すぐに使えるツール」よりも「なぜそれが機能するのか」という理論的基盤を重視する読者に向いた一冊。
「なんとなくわかってた」を「ちゃんとわかる」に変えてくれる本
MBAを受けようと思って、まず基礎固めをしようと手に取った。正直、ビジネス書は山ほど読んでいて、戦略とか組織とかの言葉は知ってた。でも「なぜそれが機能するのか」という理屈が弱いと感じていた。
この本はその「理屈の部分」を補強してくれる。バーナードの組織論がどういう問題意識から生まれたか、サイモンの限定合理性がなぜ重要かなど、古典理論の背景を丁寧に説明してくれる。
ビジネス書と違って読みやすいわけじゃない。でも「経営をちゃんと学んだ感」は確かにある。コンサルとして普段使っているフレームワークの根拠がわかった感じ。
下巻も合わせて読むとより理解が深まるが、まず上巻だけでも組織と戦略の基礎は掴める。MBA受験や大学院進学前の準備として最適。経営の本場理論を押さえたいなら読む価値がある。
— MBA受験を考えているコンサル会社勤務・菅原(31歳、東京)
この本で学べること
✓
✓
✓
✓
✓
本の目次
- 1第1章: 経営学の歴史と発展
- 2第2章: 企業の本質——なぜ企業は存在するか
- 3第3章: 組織論の基礎
- 4第4章: 意思決定と限定合理性
- 5第5章: 経営戦略の理論基盤
- 6第6章: 競争優位と戦略論
良い点・気になる点
良い点
- ○理論の体系性・正確性が高く、経営学の基礎を正しく学べる
- ○各理論の歴史的背景と問題意識が丁寧に説明されている
- ○大学・大学院の授業のテキストとして長年使われてきた信頼性
気になる点
- △教科書的な文体で、ビジネス書に慣れた人には読みにくく感じる
- △実践的なツールや事例より理論説明が中心で、実務への直接応用には工夫が必要
みんなの評判・口コミ
★★★★★4.0
授業のテキストとして使用。理論の体系的な解説が丁寧で、他の文献への橋渡しになる。ビジネス書と学術論文の間の「中間読み物」として良い位置を占めている。
★★★★★4.0
MBAで学ぶ内容の予習として読んだ。日本語で経営学の基礎理論を体系的に学べる本が意外と少なく、本書はその点で貴重。授業についていくための土台ができた。
★★★★★3.5
普段使っているフレームワークの理論的根拠がわかった。実務書では「何をするか」しかわからないが、この本で「なぜそれが機能するか」の理解が深まった。少し読みにくいが価値がある。
★★★★★3.5
授業で必読となっていて読んだ。確かに丁寧に書かれているが、読みやすい本ではない。試験対策としては網羅性が高くて助かるが、楽しく読める本ではない。
著者について
こんな人におすすめ
✓
✓
✓
よくある質問
Q. 下巻も必要ですか?▼
A. 上巻は組織論・戦略論の基礎、下巻はより発展的なトピックを扱っています。入門として上巻だけでも経営学の基礎を理解できますが、体系的な学習には下巻との合わせ読みを推奨します。
Q. 実務経験がない人でも理解できますか?▼
A. 理論中心の教科書なので実務経験なしでも読めますが、実務経験がある人の方が理論と現実を結びつけながら読めるため理解が深まります。
経営フレームワーク集
実践で使える経営フレームワーク20選を無料でダウンロード
※ 登録いただいたメールアドレスは資料送付にのみ使用します