この本を一言で言うと
業界を問わず通用する「経営の原理原則」30項目を、豊富な実例とともに平易に解説した中小企業経営者のための実践的入門書。
この本の概要
「会社をつぶす社長と伸ばす社長の差はどこにあるか」という問いから本書は始まる。著者の新将命氏はジョンソン・エンド・ジョンソン、コカ・コーラなど外資系一流企業で長年経営に携わり、多くの経営者を育ててきたプロの経営者だ。
本書の核心は「経営の80%は業種業界に関係なく共通する」という主張にある。マーケティング、財務、人材育成、リーダーシップ、戦略策定——こうした経営の基礎科目を30項目に整理し、それぞれについて具体的な事例を交えながら解説している。
「経営理念の作り方」「社員のやる気を引き出す方法」「利益を生み出す仕組み」など、現場で即使えるテーマが並ぶ。難解な経営理論ではなく、「明日から何を変えるか」がわかる実践的な内容が特徴だ。
社長として会社に乗り込んだが体系的に経営を学んだことがない、あるいは事業承継して改めて経営の基礎を固めたい、そんな人に最適の一冊。
「感覚でやってきた経営」に初めて名前がついた
うちの父は「経営は現場でしか学べない」という人で、本とかセミナーとか嫌いだった。俺も最初はその空気を引き継いで、現場経験だけで社長になった感じ。
でも40過ぎてから「このままじゃいかんな」と思い始めて、この本を手に取った。読んでびっくりしたのが、自分がなんとなくやってきたことに全部ちゃんと名前と理屈があったこと。「ああ、これはマーケティングの話だったんだ」「これが経営理念の機能か」みたいな。
30の基礎科目って聞くとちょっと多い気がするけど、1科目が短くてサクサク読める。知ってる話も半分くらいあるんだけど、「なぜそれが重要か」という理由を言語化してもらえるのがよかった。部下に説明するときの言葉が増えた感じ。
特に「社長の仕事とは何か」の章は刺さった。俺は現場仕事ばかりしていて、本来やるべき仕事ができていなかった。この本を読んで初めて「社長の仕事をしよう」と決めた。
— 父から食品卸会社を引き継いだ2代目社長・中村(41歳、名古屋)
この本で学べること
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本の目次
- 1第1章: 経営の基本——社長の仕事とは何か
- 2第2章: 経営理念の作り方と浸透
- 3第3章: 戦略と計画
- 4第4章: マーケティングの基本
- 5第5章: 財務と数字
- 6第6章: 人材と組織
- 7第7章: リーダーシップ
良い点・気になる点
良い点
- ○30項目という整理が明快で、どこから読んでも理解しやすい
- ○実際の経営者・企業の事例が豊富で抽象論に終わらない
- ○業種業界を問わず使える普遍的な内容
気になる点
- △各テーマを広く浅く扱っているため、深い専門知識を求める人には物足りない
- △著者の外資系企業での経験がベースになっているため、ファミリー企業特有の課題には触れていない
みんなの評判・口コミ
★★★★★4.5
父から会社を引き継いで3年、ずっと感覚で経営してきた。この本を読んで初めて自分のやっていることが体系的に整理された。特に「経営理念」と「財務の読み方」の章は実務に直結する内容で、読んだ翌日から使えた。
★★★★★4.0
MBAや経営学の本は難しくて続かなかったが、この本はスルスル読めた。30項目というのが丁度よくて、弱い部分だけつまみ読みもできる。入門書としての完成度が高い。
★★★★★3.5
経営者向けの入門書として質が高い。ただ人材育成や組織開発の部分は若干表面的で、この分野を深掘りしたい場合は別の本を読む必要がある。入口として推薦できる一冊。
★★★★★4.0
部門経営を任されるにあたって読んだ。社長向けに書かれているが、事業部単位の経営にも十分応用できる内容。財務・マーケ・人材の基礎が一冊にまとまっているのは便利。
著者について
こんな人におすすめ
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よくある質問
Q. 経営の勉強をしたことがない人でも読めますか?▼
A. はい、まさにそういう人のために書かれた本です。経営学の専門知識は不要で、「経営とはこういうものだ」という全体像をつかむ入門書として最適です。
Q. 大企業の管理職にも参考になりますか?▼
A. なります。著者自身が大企業の経営に携わってきた人物であり、事業部運営や組織マネジメントの観点でも示唆に富む内容です。ただし書籍の主な対象読者は中小企業の社長です。
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