この本を一言で言うと
RBV(資源ベース戦略論)の第一人者バーニーが、VRIOフレームワークを軸に競争優位の源泉を体系的に解説したビジネススクールの決定版テキスト。
この本の概要
「強みって何?」に答えてくれる本。重いけど読む価値ある
— 国内大学院(経営学)修士1年・木村(25歳)
この本で学べること
RBV(資源ベース戦略論)は「なぜ同じ産業内でも企業間の業績差が生じるか」を経営
RBV(資源ベース戦略論)は「なぜ同じ産業内でも企業間の業績差が生じるか」を経営資源の異質性で説明する理論
VRIOフレームワーク
価値(V)・希少性(R)・模倣困難性(I)・組織(O)の4要件を満たす資源のみが持続的競争優位を生む
ポーターの産業構造分析とRBVは競合するのではなく、外部環境と内部資源の両側面を
ポーターの産業構造分析とRBVは競合するのではなく、外部環境と内部資源の両側面を分析する補完的フレームワーク
模倣困難性の源泉には、因果関係の曖昧さ・歴史的経緯・社会的複雑性などが含まれる
模倣困難性の源泉には、因果関係の曖昧さ・歴史的経緯・社会的複雑性などが含まれる
組織ケイパビリティ(組織が資源を活用する能力)が競争優位の実現には不可欠
組織ケイパビリティ(組織が資源を活用する能力)が競争優位の実現には不可欠
本の目次
- 1第1章: 戦略とは何か
- 2第2章: 外部環境分析
- 3第3章: 内部資源・ケイパビリティ分析
- 4第4章: VRIOフレームワーク
- 5第5章: 競争優位の持続可能性
- 6第6章: 戦略策定のプロセス
良い点・気になる点
良い点
- ○RBVとVRIOフレームワークを体系的に学べる唯一のテキスト
- ○ポーターの産業構造分析との関係も整理されており、戦略論の全体像が把握できる
- ○アカデミックな厳密さを保ちつつ、実務事例で理論を検証する構成
気になる点
- △教科書的文体でボリュームが大きく、通読には相当な時間と気力が必要
- △米国企業中心の事例が多く、日本のビジネス環境への直接適用には読み替えが必要
みんなの評判・口コミ
授業のテキストとして使用。VRIOフレームワークは実際のケーススタディで何度も使った。理論的な厳密さがあるので、なぜその戦略が機能するかを言語化できるようになる。
クライアントの強みを分析する際の思考の土台になっている。ただ実際のプロジェクトでは「模倣困難性の源泉はどこか」を特定することが一番難しい。本書の理論はそのヒントを与えてくれる。
翻訳の質が高く、日本語として読みやすい。原著の論旨が損なわれていない点も評価できる。学部上級生から大学院生まで幅広く使えるテキスト。
理論として非常に参考になるが、米国の事例が中心で日本の製造業に直接当てはめにくい部分がある。VRIOの概念自体は実務でも使えるので読む価値はある。
著者について
こんな人におすすめ
MBA・経営学大学院で経営戦略を本格的に学んでいる学生
MBA・経営学大学院で経営戦略を本格的に学んでいる学生
コンサルタントや経営企画として理論的なバックグラウンドを強化
コンサルタントや経営企画として理論的なバックグラウンドを強化したい実務家
「自社の強みとは何か」を論理的に分析するフレームワークを身に
「自社の強みとは何か」を論理的に分析するフレームワークを身につけたい経営者
よくある質問
Q. 上・中・下巻のうち、どこから読むべきですか?▼
Q. ポーターの競争戦略と内容は重複しますか?▼
経営フレームワーク集
実践で使える経営フレームワーク20選を無料でダウンロード
※ 登録いただいたメールアドレスは資料送付にのみ使用します