この本を一言で言うと
PEST・SWOT・ポーターからDX・リーンスタートアップまで、経営戦略のPDCAサイクルを一冊で流れとして学べる実践的入門書の新版。
この本の概要
2008年刊行以来10万部のロングセラー入門書が、2024年に大幅加筆して新版化。日本総合研究所の現役コンサルタントたちが、環境分析から戦略策定・実行・軌道修正まで経営戦略のPDCAを流れで解説。PEST、VRIO、3C、SWOT分析の基礎から、ポーターの事業戦略、PPMやコア・コンピタンスを用いた全社戦略まで体系的にカバー。新版ではブルー・オーシャン戦略・ビジネスモデルキャンバス・リーンスタートアップ・デザイン思考・DXといった2000年代以降の手法も追加。各章に具体的な活用ポイントを盛り込み、実務でそのまま使えるノウハウを重視。全7章・288ページで読みやすくまとめられた。
「とりあえずSWOT」からの卒業
営業から経営企画に異動した直後、上司から「まずこれ読め」と渡されたのがこの本の旧版だった。それから3年後、新版が出たと聞いて自分で買い直した。
当時は「経営戦略って何?」というレベルだった。SWOTとかPESTとか言葉は聞いたことあるけど、それが何のためのツールで、どの順番で使うのかがわかっていなかった。この本は、それを「流れ」で教えてくれる点がよかった。分析して→領域を設定して→事業戦略を考えて→全社最適を考えて→実行して→修正する、という一連のプロセスが整理されている。
新版になってDXやリーンスタートアップの章が増えた。正直、旧版の時点で困っていたことはなかったが、不確実性の高い環境への対応という観点では加筆部分も読んでよかった。
深さを求めるなら物足りないかもしれない。ただ「全体の流れを把握した上で各理論を深掘りする」という順番が正しいと思っていて、その意味では最初の一冊として最適。辞書みたいに使えるのも便利。
— 大手メーカーから経営企画に異動した安田(29歳)
この本で学べること
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本の目次
- 1第1章: 経営戦略とは何か——総論
- 2第2章: 環境分析(PEST・VRIO・3C・SWOT)
- 3第3章: 事業領域の設定
- 4第4章: 事業戦略(ポーターの競争戦略)
- 5第5章: 全社戦略(PPM・コア・コンピタンス)
- 6第6章: 戦略の実行と仕組みづくり
- 7第7章: 不確実性への対応(DX・リーン・デザイン思考)
良い点・気になる点
良い点
- ○経営戦略のPDCAを「流れ」で学べる構成——ツールの使い所がわかる
- ○旧版から15年のロングセラーで内容の信頼性が高い
- ○新版でDX・リーンスタートアップ等の最新手法を追加し鮮度が高い
気になる点
- △各フレームワークの解説は入門レベルで、深い理解には別書が必要
- △具体的な企業事例が少なめで、理論の使い所のイメージが湧きにくい場合がある
みんなの評判・口コミ
★★★★★5.0
異動直後に渡されて読んだ。SWOTが「何のための分析か」という文脈で初めて理解できた。フレームワークを流れの中で使う感覚を掴むのに最適な一冊。
★★★★★4.5
ケース面接の準備として読んだ。環境分析から戦略実行まで一通り理解できた。ポーターやBCGのフレームワークが実務でどう使われるかのイメージが持てた。
★★★★★3.5
入門書として良書。ただしコンサルとして働いている人間には物足りない。新人に推薦する本として毎年使っている。
★★★★★4.0
新版になって最新トピックが追加されたのは評価。DXと既存の戦略フレームワークをつなぐ視点は今のビジネス環境に対応していると感じた。
著者について
こんな人におすすめ
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よくある質問
Q. 旧版を持っています。新版を買い直す必要はありますか?▼
A. 旧版で基礎が理解できている方は急ぎではありませんが、DX・リーンスタートアップ・デザイン思考等、不確実性への対応策が充実した新版は現代の実務環境に対応した内容です。
Q. MBAレベルの知識を持つ人にも有益ですか?▼
A. 深さの面では物足りなさがあります。ただ、全体の流れを素早く確認する「復習・整理」の用途では有用です。
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