この本を一言で言うと
テイラーから最新のアダプティブ戦略まで、100年分の経営戦略論を90余りの概念とともにストーリーとして一気読みできる決定版入門書。
この本の概要
K.I.T.虎ノ門大学院教授・三谷宏治が、20世紀初頭から現代まで約100年にわたって登場した90余りの戦略コンセプトを、時代背景とともにストーリーで語る経営戦略史。テイラーの科学的管理法から始まり、BCGの成長・シェアマトリクス、ポーターの5力分析、バーニーのVRIOフレームワーク、ブルー・オーシャン戦略、デザイン思考まで、各理論がなぜ生まれ、何を解決しようとしたかが時代の文脈で理解できる。理論の「系譜」がわかることで、バラバラだった知識が一本の線としてつながる。ビジネス書大賞2014経営書部門大賞、ハーバード・ビジネス・レビュー誌ベスト経営書2013第1位を受賞した名著。
「なんか聞いたことある」が全部つながった感覚
MBAのスクールに行ってもいないし、経営学を体系的に学んだこともない。でも仕事柄、SWOT分析とかVRIOとかブルー・オーシャンとかいう言葉は知っている。ただ、それがどう関係しているのか、どれが「古い」でどれが「最新」なのかは、正直よくわかっていなかった。
この本を読んで初めて、各理論がどんな時代の課題を解くために生まれたかがわかった。ポーターの5フォースは「産業が高度化した70〜80年代」の問いに答えるものだし、コア・コンピタンスはその反省から生まれたものだし、という流れが見える。それだけで、各フレームワークの使い所がはっきりする。
ビジュアルが豊富で読みやすい。著名な経営学者の写真や、理論の図解もあって、「人物と理論」が頭に入りやすい。こういう本が10年前に欲しかった。
ただ、各理論の深掘りはない。「こういう理論がある、こういう文脈で生まれた」という地図的な理解ができる本。深く学ぶには別書が要る。でもそれでいい、まず地図を持つことが大事だと思う。
— IT企業の事業企画マネージャー・橋本(35歳)
この本で学べること
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本の目次
- 1第1部: 戦略の夜明け(テイラー〜メイヨー時代)
- 2第2部: 計画と分析の時代(アンゾフ〜BCG)
- 3第3部: ポジショニング革命(ポーター)
- 4第4部: 強みと学習の時代(ハメル〜野中)
- 5第5部: 破壊と創造の時代(イノベーション論〜ブルー・オーシャン)
- 6第6部: 適応と共進化の時代(デザイン思考〜アダプティブ戦略)
良い点・気になる点
良い点
- ○経営戦略論の「全体地図」が一冊でつかめる——他に類書がない
- ○ストーリー仕立てで読み物としても面白く、飽きずに読み進められる
- ○豊富なビジュアルと索引で辞書的にも使いやすい
気になる点
- △各理論の詳細な解説は浅め——深く学ぶには各理論の原著が別途必要
- △戦略の実践方法については言及が少ない
みんなの評判・口コミ
★★★★★4.5
「理論の関係性」を説明できるようになった。クライアントに提案するとき、どの理論がどの問題に対応するかを系譜で語れるようになり、説得力が増した。
★★★★★5.0
授業で習った理論が歴史の流れの中でつながった。ポーターの後にRBVが来た理由、RBVの後にダイナミックケイパビリティが来た理由、という「なぜ」が全部わかった。
★★★★★4.0
難しそうなタイトルだが実際は読みやすい。経営戦略論が「時代の問題を解くために生まれた」という視点は新鮮で、自社の課題に当てはまる理論を探すヒントになった。
★★★★★4.0
断片的に覚えていたフレームワークが全部つながる感覚があった。ただ各理論の使い方の詳細は別書で補う必要がある。入口としては最高の一冊。
著者について
こんな人におすすめ
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よくある質問
Q. 経営学を全く知らない初心者でも読めますか?▼
A. はい。著者は学術書でもコンサルの実務書でもなく「ストーリー」として書いたと明言しています。経営学の入門書として最適で、初学者が最初に読む一冊としておすすめです。
Q. MBAで経営学を学んだ人には物足りないですか?▼
A. 各理論の深掘りはないですが、「理論間の関係性・歴史的文脈」という視点は既存知識を整理する上で有益です。復習・全体整理の用途では有用でしょう。
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