書影
この本を一言で言うと
古代バビロンを舞台にした寓話で、収入の1割を貯蓄し続けることから始まる「富を築く7つの知恵」と「5つの黄金法則」を説いた、100年読み継がれる個人財政の古典。
この本の概要
1926年にアメリカのジョージ・S・クレイソンが書いたパンフレットが元となった本書は、古代バビロンを舞台に9つの寓話を通じてお金に関する普遍的な原理原則を伝える。主人公の青年バンシルが、バビロン一の大富豪アルカドから「富を築く7つの知恵」を学ぶ構成で、収入の10分の1を必ず貯蓄する「財布を太らせよ」から始まり、貯めたお金を増やすための投資術、損失から財産を守る方法、老後の準備まで網羅する。銀行や保険会社がこぞって配布したことから広まった本書は、複雑な金融理論ではなく「当たり前だが誰も実行しない原則」を丁寧に説く。現代のFIREムーブメントや積立投資の考え方と本質的に一致しており、約100年を経ても色あせない。文庫版として読みやすい翻訳で提供され、投資初心者が最初に手に取るべき一冊として長く支持されている。
この本で学べること
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本の目次
- 1プロローグ こんなに働いているのに、どうしてお金が貯まらないのだろう
- 2第一話 財産を築くには不滅の「原則」が有った
- 3第二話 富をもたらす黄金の「7つの知恵」とは
- 4第三話 「幸運の女神」が微笑む人間とは
- 5第四話 金貨の袋か、「知恵の言葉」が刻まれた粘土板か
- 6第五話 借金まみれの男がバビロン一の融資家になるまで
- 7第六話 バビロンの城壁——財産を守る「防壁」とは
- 8第七話 「黄金の原則」に従って生きた男
- 9第八話 バビロンの「キャメルトレーダー」が語る知恵
- 10第九話 粘土板に刻まれた物語
良い点・気になる点
良い点
- ○寓話形式で読みやすく、難しい金融知識なしに資産形成の本質を理解できる
- ○7つの知恵と5つの黄金法則が体系的にまとまっており、行動指針として使いやすい
- ○1926年著作ながら積立投資・分散投資・老後資金準備と現代の文脈でも完全に通用する
気になる点
- △すでに資産形成を実践している人には知っている内容ばかりで新鮮味が少ない
- △具体的な投資商品・手法の説明はなく、実際に何をすべきかは別途学習が必要
みんなの評判・口コミ
★★★★★5.0
給与日に自動積立を設定するというたったそれだけのことをこの本を読んで実行した。半年で50万円貯まったのは生まれて初めての体験。理論じゃなくて「やれ」と背中を押してくれる本。
★★★★★4.0
寓話形式なのに教訓が頭に入ってくる。特に損失から守れという第四の知恵は耳が痛かった。仮想通貨で痛い目を見た後に読んだので余計に刺さった。具体的な投資方法は別で学ぶ必要があるが、土台の考え方はこれで十分。
★★★★★5.0
20代の部下全員に配った。難しい言葉がなく、読んですぐ実践に移せる内容。金融教育として会社でやるべきことをこの薄い文庫一冊がやってくれる。何十年も版を重ねているのがよくわかる。
著者について
こんな人におすすめ
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よくある質問
Q. 漫画版との違いは何ですか?▼
A. 漫画版(坂野旭著)はストーリーを現代に再解釈したエンタメ色が強い作品です。文庫版はクレイソンの原著に忠実な翻訳で、古代バビロンの寓話をそのまま読める点が違います。原著の雰囲気を味わいたい方は文庫版、入門として手軽に読みたい方は漫画版が向いています。
Q. 7つの知恵を一言で表すとどういう内容ですか?▼
A. 「稼いだら1割を先に貯める→欲望と必要経費を区別する→貯めたお金を安全な場所で増やす→元本を損失から守る→持ち家は資産になる→老後資金を今から用意する→自分のスキルと知識に投資し続ける」の7段階です。現代の資産形成ステップとほぼ一致しています。
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